JP2009156923A - 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品 - Google Patents

光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2009156923A
JP2009156923A JP2007332010A JP2007332010A JP2009156923A JP 2009156923 A JP2009156923 A JP 2009156923A JP 2007332010 A JP2007332010 A JP 2007332010A JP 2007332010 A JP2007332010 A JP 2007332010A JP 2009156923 A JP2009156923 A JP 2009156923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
terminator
light emitting
output means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007332010A
Other languages
English (en)
Inventor
Isato Osako
勇人 大迫
Masahiko Nemoto
雅彦 根本
Kazuhiro Saotome
和広 五月女
Toshiichi Tomizawa
敏一 富沢
Akira Mazaki
明 真崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2007332010A priority Critical patent/JP2009156923A/ja
Publication of JP2009156923A publication Critical patent/JP2009156923A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】光終端部を透過する残余光を有効利用できて、光が到達していることを外部から視認できる光ファイバの終端構造等を提供する。
【解決手段】光ファイバFの終端構造であって、光ファイバFの端面より照射される光に応じた可視光を発光する発光手段を備える。例えば、光ファイバFの端面より照射される光を光電変換する光電変換素子を備え、発光手段として、光電変換素子の出力にて発光可能なLED32を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバの如き光出力手段の開放端面に適用される終端構造、光終端器、及び光終端部品に関する。
光ファイバ通信方式において、光ファイバ接続点には光終端器(光コネクタ)が接続される。この光終端器の使用目的は、主として、1)高パワーの光信号が外部に照射されて人体の眼に入ると危険であるため、光信号の外部への照射を防止すること、及び、2)光信号が入力側に反射するとノイズになるため、反射戻り光が生じないように、光強度を減衰させること、にある。
例えば、高い反射減衰量を実現できる光終端器が特許文献1に開示されている。この光終端器は、光ファイバの導波構造部の端面に接続される光終端部を有し、この光終端部が、光ファイバの導波構造部の屈折率とほぼ同一の屈折率を有し、かつ光吸収部を有する金属ドープファイバで構成されている。この金属ドープファイバはフェルールの中心の細小孔に通され、フェルールの後端部に接続されたプラグの中心孔に通され接着剤で固定され、さらに、これらが複数部品を組立ててなるプラグハウジング(光終端部に被せる補強用の構造体)で保護されている。また、このプラグハウジングの後端部には、キャップが着脱自在に設けられており、光ファイバにて導光された光が当該光終端部の外部へ照射されることが防止されている。
特開平8−334649号公報
しかしながら、特許文献1の如き従来の光終端器は、その後端部をキャップで閉じているので、光終端器まで光が到達しているか否かを確認することができず不便であった。また、この光の到達の有無を知りたくてキャップを外して光終端器の内部を覗いてしまう危険性があった。さらに、このようにキャップを外した場合であっても、その光の強度までを目視で把握することは不可能であり、光強度を把握することが困難であった。
本発明は、光が到達していることを外部から視認できるものであって、特に、光ファイバの如き光出力手段の端面から照射される残余光を有効利用可能な、光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品を提供することを課題としている。
このような課題を解決するため、請求項1に記載の光出力手段の終端構造は、光出力手段の終端構造であって、前記光出力手段の端面より照射される光に応じた可視光を発光する発光手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の光出力手段の終端構造は、請求項1に記載の光出力手段の終端構造において、前記光出力手段の端面より照射される光を光電変換する光電変換素子を備え、前記発光手段を、前記光電変換素子の出力にて発光可能としたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の光出力手段の終端構造は、請求項2に記載の光出力手段の終端構造において、前記発光手段を複数個備え、前記光電変換素子の出力に応じて、前記可視光を発光する発光手段を切替え可能としたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の光出力手段の終端構造は、請求項1に記載の光出力手段の終端構造において、前記発光手段は、透光性部材に蛍光材を塗布して形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の光出力手段の終端構造は、請求項1に記載の光出力手段の終端構造において、前記発光手段は、蛍光材を含有する透光性部材を用いて形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の光終端器は、光出力手段の開放端面に接続される光終端器であって、前記請求項1から5のいずれか一項に記載の発光手段を備え、当該発光手段にて発光された光を当該光終端器の外部から視認可能としたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の光終端部品は、光出力手段の開放端面に接続される光終端器に対して着脱自在に設けられる光終端部品であって、前記請求項1から5のいずれか一項に記載の発光手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の光終端部品は、請求項7に記載の光終端部品において、前記光終端器から外部に照射されることを防止するキャップ、又は、前記光終端器を他の光終端器に接続するためのアダプタであることを特徴とする。
また、請求項9に記載の光終端部品は、請求項7に記載の光終端部品において、光出力手段の開放端面に接続され、当該光出力手段からの光出力の有無を点検するための点検器であることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、光出力手段の端面から光が照射されている場合には、この光に基づいて発光が生じ、この光を光終端構造や光終端器の外部から視認できる。従って、光出力手段の端面に光が来ているか否かを判断することができ、光終端構造や光終端器まで光が到達しているか否かを知るために、キャップを外して覗いてしまうことを回避できるので、ユーザの安全性を向上させることができる。特に、残余光を利用して発光手段を点灯させているので、特別な電源を要することなく、残余光を有効利用することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、光出力手段の端面から光が照射されている場合には、この光を光電変換することで発光手段を点灯させることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、光電変換素子の出力に応じて、可視光を発光する発光手段を切替えることで、発光手段の発光状態を見ることで、光出力手段の開放端面に来ている光の強度を容易に確認することができる。
請求項4、5に記載の本発明によれば、光出力手段の開放端面に光が来ていると、蛍光材が発光し、この光が透光性部材を透過するので、この光を光終端構造や光終端器の外部から視認できる。従って、光出力手段の端面に光が来ているか否かを判断することができ、光終端構造や光終端器まで光が到達しているか否かを知るために、キャップを外して覗いてしまうことを回避できるので、ユーザの安全性を向上させることができる。特に、残余光を利用して発光手段を点灯させているので、特別な電源を要することなく、残余光を有効利用することができる。また、電子素子が不要になるので、簡易かつ安価に光終端構造や光終端器を構築できる。
請求項6に記載の本発明によれば、光終端器に発光手段を設けたので、この光終端器を光出力手段の開放端面に取り付けることで、請求項1から5に記載の本発明の各効果を得ることができる。
請求項7に記載の本発明によれば、光終端器に対して着脱自在に設けられる光終端部品に設けたので、既存の光終端器に当該光終端部品を取り付けるだけで、請求項1から5に記載の本発明の各効果を得ることができ、既存の光終端器をそのまま活用することができる。
請求項8に記載の本発明によれば、既存の光終端器にキャップやアダプタを取り付けるだけで、請求項1から5に記載の本発明の各効果を得ることができ、既存の光終端器をそのまま活用することができる。
請求項9に記載の本発明によれば、光出力手段に点検器を取り付けることで、請求項1から5に記載の本発明の各効果を得ることができ、光出力手段からの光の出力状態を容易に把握することができる。
以下に、添付図面を参照して、この発明に係る光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品の各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について順次説明し、最後に、〔III〕各実施の形態の変形例について説明する。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
各実施の形態は、概略的に、光出力手段の端面より照射される残余光を受光して可視光を発光する発光手段を備えた終端構造、この終端構造を適用した光終端器、あるいは、この光終端器に取り付けられる光終端部品に関する。ここで、光出力手段とは、光を出力するための全ての手段を含み、光信号を伝送する光ファイバの他、光送信機や中継器の光出力コネクタを含む。以下の各実施の形態では、光ファイバの端面に適用する場合を中心に説明する。この光ファイバの終端構造、光終端器、及び、光終端部品の基本的構成は、特記する場合を除いて従来と同様のものを採用することができ、例えば光終端器としては、光ファイバの開放端面より照射する光を光終端器で吸収及び減衰し、該光ファイバの開放端面への反射戻り光を悪影響を及ぼさない程度に低減させる光終端器を採用することができる。
ここで、発光手段は、残余光を受光して可視光を発光するものであれば任意の構造とすることができ、例えば、1)光電変換素子を用いたものと、2)蛍光材を用いたものとがある。この発光手段にて発光された可視光は、終端構造や光終端器の外部に照射させることで、当該外部から視認可能とされることが好ましいが、当該可視光を当該外部に直接照射させる構造の他、当該可視光を何らかの導光部材(例えば透光性樹脂やガラス材料)を介して外部から認識できるようにしてもよい。この発光手段を設けることで、光ファイバの端面より照射される残余光を可視光に変換でき、ユーザはこの可視光を見ることで、光ファイバの端面より照射される残余光の有無等を把握できるので、キャップを外して覗いてしまうことを回避でき、ユーザの安全性を向上させることができる。特に、残余光を利用して発光手段を点灯させているので、特別な電源を要することなく、残余光を有効利用することができる。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
以下に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について添付図面を参照して説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は、光電変換素子を用いた発光手段を備えた形態である。図1は実施の形態1に係る光終端器の断面図である。
(光終端器の構成)
この実施の形態の光終端器1Aは、光終端器本体10Aと、この光終端器本体10Aの終端に着脱自在に付設された発光キャップ30Aとを備えて構成されている。なお、本明細書では、特記する場合を除いて、光終端器1Aを中心として、光ファイバFの端面に近づく方向を前方、光ファイバFの端面から遠ざかる方向を後方とする。
(光終端器の構成−光終端器本体)
このうち、光終端器本体10Aは、光終端部11、フェルール12、プラグ13、及びプラグハウジング15を備えて構成されている。フェルール12の中心には細孔が形成されており、この細孔に光終端部11が挿通されている。この光終端部11の前段側には光ファイバFが接続されている。また、光終端部11の後段側は、フェルール12の後端部に接続されたプラグ13の中心孔に挿通され、接着剤14でプラグ13に固定されている。
これら光終端部11やプラグ13はプラグハウジング15によって囲繞されることで保護されている。このプラグハウジング15は、例えば、SC形光コネクタ(JISC5973、F04形単心光ファイバコネクタ)として構成することができる。具体的には、プラグハウジング15は、フレーム15aと、ストップリング15bと、コイルばね15cと、ハウジング15dとを備える。フレーム15aは、フェルール12の先端近傍位置からプラグ13の後端部に至るようにこれらフェルール12及びプラグ13をカバーするもので、プラグ13の前部に設けたフランジ13aに被嵌係合する。ストップリング15bは、前端部をフレーム15aの内部に解離不能に係合させると共に、その内部にプラグ13を収容する。コイルばね15cは、プラグ13と同心に配置され、フレーム15aとストップリング15bとを相互に遠ざかる方向に付勢する。ハウジング15dは、フレーム15aの後端側に嵌合されている。
このような構成において、光終端部11は吸光係数の高い材料から形成されているために光吸収機能を有するので、光ファイバから出射する光信号はフレネル反射を起こすことなく光終端部に伝搬して徐々に吸収され、その残余光のみが光終端部11の終端より透過する。ここで、プラグハウジング15の後端部は開放状とされており、光終端部11の終端より透過した光は、発光キャップ30Aがない場合には、プラグハウジング15の後端部から当該プラグハウジング15の外部に照射される。
(光終端器の構成−発光キャップ)
次に、発光キャップ30Aについて説明する。発光キャップ30Aは、特許請求の範囲における光終端部品に対応するもので、キャップ本体(樹脂成形体)31Aと、このキャップ本体31Aに設けられたLED32と、キャップ本体31Aの内部に配置された光電変換素子33及びコンデンサ34とを備えて構成されている。
キャップ本体31Aは、ストップリング15bの内部に着脱自在に挿通されるもので、当該ストップリング15bの内部空間に略対応する形状に形成されると共に、その後端面にはフランジ部31aが設けられている。このキャップ本体31Aをストップリング15bの内部に挿通させた状態においては、フランジ部31aがハウジング15dの後端面に当接され、プラグハウジング15の後端部からの光の漏れが防止される。
LED32は、光ファイバFの端面より照射される光に応じた可視光を発光するもので、特許請求の範囲における発光手段に対応する。このLED32は、キャップ本体31Aのフランジ部31aの後面に設けられており、当該LED32の点灯状態を、当該光終端器1Aの外部から目視にて容易に把握することができる。
図2には、LED32を発光させる回路構成を示す。この回路は、光終端部11の終端より照射する光を受光して発電する光電変換素子33を備え、該光電変換素子33の発電電流をコンデンサ34で平均化して、LED32を発光するように構成されている。すなわち、光ファイバFの端面から光が照射されている場合にはLED32が点灯し、光ファイバFの端面から光が照射されていない場合にはLED32が点灯しないので、光ファイバFの端面における光の照射状態を、光終端器1Aの外部から目視で把握できる。
(実施の形態1の効果)
この実施の形態1によれば、光ファイバFの端面に光終端器1Aを接続しておくことにより、光ファイバFの端面から光が照射されている場合には、光終端部11を透過する残余光に基づいて発光キャップ30AのLED32が点灯し、これを光終端器1Aの外部から視認できる。従って、光ファイバFの端面に光が来ているか否かを判断することができ、光終端器まで光が到達しているか否かを知るために発光キャップ30Aを外して覗いてしまうことを回避できるので、ユーザの安全性を向上させることができる。特に、光終端部11を透過する残余光を利用してLED32を点灯させているので、特別な電源を要することなく、残余光を有効利用することができる。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は、複数の発光手段を設けた形態である。図3は実施の形態2に係る光終端器の断面図である。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
(光終端器の構成)
この実施の形態2に係る光終端器1Bは、実施の形態1と同様に構成された光終端器本体10Aに、発光キャップ30Bを付設して構成されている。
(光終端器の構成−発光キャップ)
発光キャップ30Bは、特許請求の範囲における光終端部品に対応するもので、キャップ本体31Bと、このキャップ本体31Bに設けられた複数のLED32a,32b,32cと、キャップ本体31Bの内部に配置された、光電変換素子33、コンデンサ34、電流−電圧変換器35、及びマイクロコンピュータ36とを備えて構成されている。
キャップ本体31Bは、実施の形態1とほぼ同様に構成されているが、ハウジング15dの後段部を外側から覆う外覆部31bを備えており、この外覆部31bをユーザが指で摘むことで、発光キャップ30Bの着脱操作を容易に行なうことができる。
LED32a,32b,32cは、光ファイバFの端面より照射される光に応じた可視光を発光するもので、特許請求の範囲における発光手段に対応する。これらLED32a,32b,32cは、キャップ本体31Bのフランジ部31aの後面に並設されており、当該LED32a,32b,32cの点灯状態を、当該光終端器1Bの外部から目視にて容易に把握することができる。これらLED32a,32b,32cは、その点灯状態が相互に目視にて識別できるように、例えば、赤色、橙色、白色の如く色違いに構成されている。これら3個のLED32a,32b,32cは、光終端部11の終端より照射される残余光の強さに応じて異なる色で発光するように構成されている。
図4は、3個のLED32a,32b,32cを発光させる回路構成を示す。この回路は、光終端部11の終端より照射する残余光を光電変換する光電変換素子33を備え、該光電変換素子33の発電電流がコンデンサ34で平均化され、電流−電圧変換器35で電圧に変換されて、マイクロコンピュータ36のANポートに入力されてA/D変換される。そして、マイクロコンピュータ36は、この変換値が、所定の第1の閾値と比べて低い値であるときは赤色のLED32aを発光させ、第1の閾値と所定の第2の閾値(第1の閾値よりも高い値)との間の値であるときは橙色のLED32bを発光させ、第2の閾値よりも高い値であるときは白色のLED32cを発光させる。すなわち、光電変換素子33の出力に応じて、発光するLED32a,32b,32cを切替えている。なお、光の強さに応じて、LEDの点灯する数を変えるように構成しても良く、例えば、光の強度が強くなるにつれて、1個のLED32aのみの点灯、2個のLED32a,32bの点灯、3個のLED32a,32b,32cの点灯を順次切り替えてもよい。
(実施の形態2の効果)
この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、3個のLED32a,32b,32cのどれが点灯しているかを確認することで、光ファイバFの開放端面に来ている光の強度を容易に確認することができる。
〔実施の形態3〕
実施の形態3は、透光物質中に蛍光材を塗布して形成された発光手段を備えた形態である。図5は実施の形態3に係る光終端器の断面図である。
(光終端器の構成)
この実施の形態3の光終端器1Cは、実施の形態1と同様に構成された光終端器本体10Aに、発光キャップ30Cを付設して構成されている。
(光終端器の構成−発光キャップ)
発光キャップ30Cは、特許請求の範囲における光終端部品に対応するもので、キャップ本体31Cのみを備え、実施の形態1のLED32の如き電子要素は省略されている。このキャップ本体31Cは、浅い皿状に成形されており、その一部をハウジング15dの後端部に挿入されることにより、プラグハウジング15に対して着脱自在に取り付けられている。この構造においてキャップ本体31Cは、図1のキャップ本体31Aのようにストップリング15bに挿入されていないため、比較的容易に取り外し可能である。
ここで、発光キャップ30Cは、光ファイバFの開放端面から照射されて光終端部11を透過する残余光の波長を変換することにより、当該残余光を可視光として放出する蛍光材を用いて構成されている。すなわち、発光キャップ30C自体が、特許請求の範囲における発光手段として機能する。具体的には、発光キャップ30Cは、キャップ本体31Cが例えば、ナイロン樹脂或いはポリエステル樹脂の如き透光性部材にて成形されており、当該キャップ本体31Cの内面中央部に、蛍光塗膜37が塗布されている。この蛍光塗膜37は、例えば、赤外光(1.55μm帯等)を可視光に変換する蛍光材であって、英国Phosphor Technology Ltd.社製の赤外・可視変換蛍光材PTIRシリーズを適用することができる。
(実施の形態3の効果)
この実施の形態3によれば、光ファイバFの開放端面に光終端器1Cを接続しておくことにより、光ファイバFの開放端面から光が照射されている場合には、光終端部11を透過する残余光により、発光キャップ30Cの内面の蛍光塗膜37が発光し、この光が透光性部材を透過するので、この光を光終端器1Cの外部から視認できる。このため、電子素子を用いることなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
〔実施の形態4〕
実施の形態4は、透光物質中に蛍光材を分散して形成された発光手段を備えた形態である。図6は実施の形態4に係る光終端器の断面図である。
(光終端器の構成)
この実施の形態4の光終端器1Dは、実施の形態1と同様に構成された光終端器本体10Aに、発光キャップ30Dを付設して構成されている。
(光終端器の構成−発光キャップ)
発光キャップ30Dは、特許請求の範囲における光終端部品に対応するもので、キャップ本体31Dのみを備え、実施の形態1のLED32の如き電子要素は省略されている。このキャップ本体31Dは、浅い皿状に成形されており、その一部をハウジング15dの後端部に挿入されることにより、プラグハウジング15に対して着脱自在に取り付けられている。このキャップ本体31Dは、図1のキャップ本体31Aのようにストップリング15bに挿入されていないため、比較的容易に取り外し可能である。
ここで、発光キャップ30Dは、光ファイバFの開放端面から照射されて光終端部11を透過する残余光の波長を変換することにより、当該残余光を可視光として放出する蛍光材を用いて構成されている。すなわち、発光キャップ30D自体が、特許請求の範囲における発光手段として機能する。例えば、発光キャップ30Dは、ナイロン樹脂やポリエステル樹脂の如き透光性部材に、蛍光材を分散することによって成形されている。具体的には、フルオロアルミノシリケートガラスを熱処理することによって得られる、フッ化物微結晶を含む透明結晶化ガラス(株式会社住田化学ガラス製のYAGLASS)を適用することができる。
(実施の形態4の効果)
この実施の形態4によれば、光ファイバFの開放端面に光終端器1Dを接続しておくことにより、光ファイバFの開放端面から光が照射されている場合には、光終端部11を透過する残余光により、発光キャップ30Dに分散された蛍光材により該発光キャップ30Dが発光し、この光が透光性部材を透過するので、この光を光終端器1Dの外部から視認できる。このため、電子素子を用いることなく、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
〔III〕各実施の形態の変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(プラグハウジングについて)
各実施の形態では、光終端器本体10Aを構成するプラグハウジング15について、SC形光コネクタのプラグハウジングと同一構造としたが、本発明は、光ファイバの終端より照射する光を吸収し減衰させ反射戻り光が一定のレベル以下にする光終端部と、これを保護する部材を備えている場合を含んでいればよく、保護する部材が単体であってもよい。
(発光手段の形成位置について)
各実施の形態では発光手段を発光キャップに設けているが、光終端器本体に設けてもよく、あるいは、SC形光コネクタの如き一対の光コネクタを相互に接続するためのアダプタに設けてもよい。これら発光キャップやアダプタは、光ファイバに対して固定的に設けてもよく、あるいは、光ファイバに対して着脱自在に取付可能な別部品として構成してもよい。
(発光手段の形成構造について)
各実施の形態では発光キャップについて、光終端部の後端より照射する残余光を受光し電力に変えてLEDを点灯する方式と、残余光を受光して蛍光発光する方式を示したが、本発明は、残余光を受光して発光する全ての構成が含まれる。本発明は、蛍光発光する方式の中に、蓄光材による発光を含むものとする。また、可視光変換蛍光材料を窓部に備えた場合も含むものである。
(光終端部品の包含範囲について)
また、上記の各実施形態においては、光終端器をプラグハウジングに予め取り付けられている構成としているが、これに限らず、作業者が点検対象のプラグハウジングに着脱自在に取り付けて光が到達しているかどうか点検する光終端部品(点検器)として利用するようにしても良い。また、光終端部品を取り付ける対象製品としては、光ファイバの終端に取り付けられる光コネクタに限らず、光送信機や光中継装置の光出力用コネクタ部に着脱自在に取り付けて、光が出力されているか確認できるようにしても良い。
実施の形態1に係る光終端器の断面図である。 図1の発光手段を発光させる回路の回路図である。 実施の形態2に係る光終端器の断面図である。 図3の発光手段を発光させる回路の回路図である。 実施の形態3に係る光終端器の断面図である。 実施の形態4に係る光終端器の断面図である。
符号の説明
F 光ファイバ
1A,1B,1C,1D 光終端器
10A 光終端器本体
11 光終端部
30A,30B,30C,30D 発光キャップ
31A,31B,31C,31D キャップ本体
32,32a,32b,32c LED
33 光電変換素子
37 蛍光塗膜

Claims (9)

  1. 光出力手段の終端構造であって、
    前記光出力手段の端面より照射される光に応じた可視光を発光する発光手段、
    を備えたことを特徴とする光出力手段の終端構造。
  2. 前記光出力手段の端面より照射される光を光電変換する光電変換素子を備え、
    前記発光手段を、前記光電変換素子の出力にて発光可能としたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の光出力手段の終端構造。
  3. 前記発光手段を複数個備え、
    前記光電変換素子の出力に応じて、前記可視光を発光する発光手段を切替え可能としたこと、
    を特徴とする請求項2に記載の光出力手段の終端構造。
  4. 前記発光手段は、透光性部材に蛍光材を塗布して形成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の光出力手段の終端構造。
  5. 前記発光手段は、蛍光材を含有する透光性部材を用いて形成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の光出力手段の終端構造。
  6. 光出力手段の開放端面に接続される光終端器であって、
    前記請求項1から5のいずれか一項に記載の発光手段を備え、当該発光手段にて発光された光を当該光終端器の外部から視認可能としたこと、
    を特徴とする光終端器。
  7. 光出力手段の開放端面に接続される光終端器に対して着脱自在に設けられる光終端部品であって、前記請求項1から5のいずれか一項に記載の発光手段を備えたこと、
    を特徴とする光終端部品。
  8. 前記光終端器から外部に照射されることを防止するキャップ、又は、前記光終端器を他の光終端器に接続するためのアダプタであること、
    を特徴とする請求項7に記載の光終端部品。
  9. 光出力手段の開放端面に接続され、当該光出力手段からの光出力の有無を点検するための点検器であること、
    を特徴とする請求項7に記載の光終端部品。
JP2007332010A 2007-12-25 2007-12-25 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品 Pending JP2009156923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007332010A JP2009156923A (ja) 2007-12-25 2007-12-25 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007332010A JP2009156923A (ja) 2007-12-25 2007-12-25 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009156923A true JP2009156923A (ja) 2009-07-16

Family

ID=40961058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007332010A Pending JP2009156923A (ja) 2007-12-25 2007-12-25 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009156923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189376A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社島津製作所 ファイバ結合型レーザ装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585006A (ja) * 1981-07-02 1983-01-12 Nec Corp 白色雑音を発生させる方法
JPH05100128A (ja) * 1991-10-07 1993-04-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無反射光終端プラグ
JPH06214120A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ型無反射終端器
JP2003121071A (ja) * 2001-10-09 2003-04-23 Sekisui Chem Co Ltd 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法
JP2004226512A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Tokyo Tsushinki Kogyo Kk 光ファイバのコネクタ接続部品

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585006A (ja) * 1981-07-02 1983-01-12 Nec Corp 白色雑音を発生させる方法
JPH05100128A (ja) * 1991-10-07 1993-04-23 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無反射光終端プラグ
JPH06214120A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ型無反射終端器
JP2003121071A (ja) * 2001-10-09 2003-04-23 Sekisui Chem Co Ltd 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法
JP2004226512A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Tokyo Tsushinki Kogyo Kk 光ファイバのコネクタ接続部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189376A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社島津製作所 ファイバ結合型レーザ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3258301B1 (en) Optical module with status indicator
CN101551281B (zh) 荧光温度传感器
KR101573490B1 (ko) 광 도파로를 이용한 광신호 송수신 장치
US9405080B2 (en) Indicating communications components via illumination
EP1447695A3 (en) Optical module having optical socket for optical communication and manufacturing method of the same
US7708586B1 (en) Illuminated panel-mount connector receptacle
EP2811272B1 (en) Integrating sphere
US10094469B2 (en) Apparatus for optoelectronically detecting a selector lever position, selector lever apparatus, method for producing an apparatus and method for optoelectronically detecting a selector lever position wherein predetermined light intensities or filtered wavelengths are assigned to predetermined positions
JP6959985B2 (ja) 光ケーブル及びそれを含む光ケーブルアセンブリ
US20110221609A1 (en) Cable connection component configured to provide visible indications
JP5092299B2 (ja) 発光装置
CA2891250A1 (en) Methods and apparatus for high speed short distance optical communications using micro light emitting diodes
JP2009276628A (ja) 通信光検知器
JP2009156923A (ja) 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品
US7223028B2 (en) Optical barrels with electromagnetic shielding
US8287302B2 (en) Cable end connectors
JP2004170488A (ja) 光ファイバコネクタ
US10739537B2 (en) Optical receptacle and optical module
US20150341111A1 (en) Communication light detector
US8014681B1 (en) Device with optically transparent housing for conducting light signals and methods of manufacture and use
CN111656238B (zh) 模块化激光器连接器封装系统和方法
KR100707264B1 (ko) 광 모듈
KR200380982Y1 (ko) 광 모듈
US20050169644A1 (en) Optical signal transmitting device
JP2004226512A (ja) 光ファイバのコネクタ接続部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111005

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111014

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120229