JP5247783B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
しかし、実際は投入可能な電力には限界がある。例えば家庭用100Vの商用電源では、総電力で1500W程度が限界である。
また、仮に投入電力に限界がなかったとしても、無理に投入電力を増加させることは加熱室や筐体が高温になってしまい、電気部品への温度低減対策が必要になることや、筐体高温化によって使用者へ不快感を与える可能性が高まるなどの弊害がある。
しかしながら、上記特許文献1のような回動型のヒータでは、ヒータが移動する軌跡が円周状となるため、被加熱物とヒータとの距離を任意に設定することができない、という問題点があった。例えば、広い面積の被加熱物を加熱する場合にはこの問題点は顕著である。
また、ヒータの回動により、可動中にヒータが被加熱物に当たってしまう可能性があり、事実上厚みの薄い被加熱物にしか適用できない、という問題点があった。
また、使用者が高温のヒータに触れる可能性を低減することができる加熱調理器を得るものである。
また、使用者が加熱室内の清掃をする際の利便性を向上することができる加熱調理器を得るものである。
また、ヒータの移動位置を調理内容に応じて自動で設定することができる加熱調理器を得るものである。
図1は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の本体斜視図である。
なお、図1以後の図では見易さを勘案し、必要に応じてケース(外装)などをとりはずした説明図となっている。
また、ドア4には、ガラスなどで構成される視認窓19が設けられ、加熱室3内の被加熱物2の調理状態を確認することが可能である。
使用者は、被加熱物2を加熱室3内に収納してドア4を閉め、この被加熱物2を加熱すべく、操作パネル6を操作して加熱を実施する。
図3は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部正断面図である。
図4は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の概略上面図である。
以下、図1〜図4を参照して説明する。
高周波発振器10から発振されたマイクロ波は、導波管8を介し、アンテナ11へ伝播する構造となっている。
誘電体板7は、例えばセラミックなどで構成され、加熱室3の底面板32と略平坦を保つようにして設置されている。
誘電体板7の下には加熱室3内への高周波を効果的に伝播するアンテナ11が設置される。
アンテナ11は、電界放射を目的としており、アルミなどの良導体で製造され、中空であるアンテナシャフト部の先端に平板部を接続、あるいは一体で構成したものである。
アンテナ11は、アンテナ室13内で回転することで、アンテナ11表面から伝播するマイクロ波の強弱や加熱室3内に起こる定在波によるマイクロ波の強弱による影響を極力排除する。これにより、アンテナ11上部に位置する被加熱物2の加熱を平準化し、ひいては加熱ムラを抑制する効果を持つ。
温度検知手段9は、例えば赤外線センサやサーミスタなど任意の検知手段を用いることができる。
下ヒータ14は、加熱室3の底面外側に設置されたガラス管ヒータ30と、このガラス管ヒータ30を加熱室底面とともに略封止する反射板31により構成された構成となっている。
下ヒータ14は、ガラス管ヒータ30からの輻射熱と、反射板31から反射される赤外線とによって加熱室3の底面が加熱され、底面の温度を上昇させることによって、被加熱物2を加熱することが可能となる。
ガラス管ヒータ30は、一般に温度上昇が早く、反射板31からの熱線反射もあいまって、加熱室3底面を効率よく加熱することが可能である。
また、誘電体板7とは区画されて設置されているため、比熱が大きいセラミックなどで構成されることが多い誘電体板7に吸熱される熱が少なくなるため、結果として被加熱物2に届く熱が大きくなる効果がある。
なお、下ヒータ14の配置位置はこれに限るものではない。加熱室3の中央より下側の領域であって、可動ヒータ15の移動領域と干渉しない位置に固定設置することができる。
なお、「下ヒータ14」は、本発明における「固定ヒータ」に相当する。
また、底面板32には、底面板32が熱収縮や膨張した際の強度を増すために、底面凸部38を設けてある。
底面凸部38は、角皿5を加熱室3底面に直接おく場合のガイドレールとしても利用可能である。
また、加熱室3の内壁側面の略中央には、角皿5をスライド可能に支持する角皿レール47が形成されている。
この可動ヒータ15は、被加熱物2を上面から加熱するための熱源である。可動ヒータ15が上下移動することにより、被加熱物2への距離を変えることが可能となる。このため、被加熱物2の焼き上がり状態を任意に変えることが可能である。
図6は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部上断面図である。
ここからは図1〜図6を参照して説明する。
可動ヒータの口出し部(2箇所)をヒータ駆動板金40に固定するとともに、固定したヒータ駆動板金40自体が上下動するような構造である。
本実施の形態1では、図2、図5に示すように、可動ヒータ15は、側面視クランク状で平面視蛇行状に屈曲して形成されている。
また、可動ヒータ15の平面視蛇行状部分は、側面視において加熱室3の底面と略平行となるように支持されている。
なお、可動ヒータ15の形状はこれに限るものではなく、任意の形状とすることができる。例えば側面視直線状に形成しても良い。
本実施の形態1では、可動ヒータ15を加熱室3の天面近傍の位置(以下「ホームポジション」ともいう。)から、加熱室3の略中央の位置の範囲(移動領域)で移動可能に形成されている。
なお、可動ヒータ15の移動領域はこれに限るものではない。例えば加熱室3の天面近傍の位置から、加熱室3の底面近傍の位置までを移動領域としてもよい。
なお、「ラック41」、「ピニオン42」、および「ヒータ駆動モータ43」は、本発明における「駆動手段」に相当する。
このガイシ44は、万が一、可動ヒータ15が変形するなどした場合にも、可動ヒータ15が加熱室3の天面に接触しないようにする絶縁スペーサとして働き、可動ヒータ15の絶縁状態を保持することが可能である。
なお、ガイシ44の設置位置はこれに限るものではない。加熱室3の天面のうち、加熱室3の天面近傍に移動された可動ヒータ15と近接する位置の少なくとも一部に、ガイシ44を設けるようすればよい。
このヒータ収納段差39を設けることで、可動ヒータ15が天面近傍の位置であるホームポジションに移動した際、加熱室3の天面の奥まった位置に収納され、可動ヒータ15が使用者の手に触れる可能性を低減させることができる。
なお、ヒータ収納段差39の位置はこれに限るものではない。加熱室3の天面のうち、加熱室3の天面近傍に移動された可動ヒータ15と、加熱室3の開口との間の少なくとも一部に、加熱室3内側に突き出したヒータ収納段差39を設けるようにすればよい。
なお、「ヒータ収納段差39」は、本発明における「段差」に相当する。
これにより被加熱物2を回転しながら加熱することが可能となり、均一加熱を実施しやすくなる。
51はターンテーブル支持台である。ターンテーブル支持台51は、シリコンやPTFEなどの耐熱性の高い材料にて構成され、ターンテーブル50を支持するためのローラー54が設置されており、ターンテーブル回転軸52とともにターンテーブルを支持する。
ターンテーブル回転軸52の先端は、例えば傘歯車形状などの駆動力を伝達しやすい形状になっており、回転駆動力はターンテーブル50に伝えられ、回転することが可能となる。
一方、ターンテーブルモータ53側への接続は、加熱室3背面側に設けられたターンテーブル回転軸52のシャフト部分を挿して利用する。すなわち、加熱室3背面が、ターンテーブルモータ53と接続されたメス側、ターンテーブル回転軸52がオス側の関係となる。
本構成により、加熱室3底面にターンテーブル50を回転させるための駆動源を有する必要がなくなるため、底面給電部分、すなわち誘電体板7の部分を凹凸なく構成することが可能になる。
図7に示すように、ドア4にはその開閉状態を検知する開閉検知スイッチ60が設置されている。
後述する制御手段100は、開閉検知スイッチ60によりドア4の開状態を検知し、開時には、高周波発振器10や、可動ヒータ15、下ヒータ14などの加熱源への電源供給をOFFにして加熱動作を停止させる。これにより、ドア4の開状態と加熱とが両立しない安全構造となっている。
なお、ドアロック27の構成はこれに限るものではない。ドア4を閉じた状態に維持するロック状態とドア4を開閉可能とする解除状態とを切り換えるものであれば良い。
後述する制御手段100は、可動ヒータ15が移動している間は、誤ってドア4が開かれないようにドアロック27をロック状態として、ドア4の開ができないようにする。動作の詳細は後述する。
図8に示すように、操作パネル6は、設定入力手段16と、報知手段17とを有する。
報知手段17は、加熱時間や設定温度等の表示や、各種の注意喚起の報知を行う。
この報知手段17は、例えば、液晶(LCD)や各種発光素子(LEDなど)などにより構成することができる。
なお、本実施の形態1では表示により使用者に報知する場合を説明するが、本発明はこれに限るものではない。例えば音により報知するようにしても良い。
この設定入力手段16は、例えば、メンブレンシートを用いた接点ボタンにより構成され、使用者により接点ボタンが押下されることにより、入力操作を検知する。
なお、「設定入力手段16」は、本発明における「操作手段」に相当する。
ヒータ上下キー21は、可動ヒータ15の移動量に関する操作の入力を行う。
メニュー選択キー22は、予め設定された1または複数の調理メニューを選択する操作の入力を行う。
清掃キー23は、使用者が清掃を行う際、可動ヒータ15をホームポジションから移動させることを許可する旨の操作の入力を行う。
コンビ加熱キー24は、高周波誘電加熱とヒータ加熱の両方を用いる調理(コンビ加熱)の開始操作の入力を行う。
図9に示すように、制御手段100には、設定入力手段16からの操作入力、温度検知手段9の検知結果、および開閉検知スイッチ60の検知結果が入力される。
また、制御手段100は、高周波発振器10、アンテナモータ12、ターンテーブルモータ53、可動ヒータ15、ガラス管ヒータ30、ドアロック27、ヒータ駆動モータ43、および、報知手段17をそれぞれ制御する。
記憶手段110は、1または複数の調理メニューと、この調理メニューに応じた可動ヒータ15の位置に関する情報が記憶されている。
位置に関する情報としては、例えば、可動ヒータ15の加熱室3底面からの高さの情報が記憶される。
なお、位置に関する情報はこれに限るものではなく、加熱室3天面からの距離や、ラック41の移動量、ヒータ駆動モータ43の回転量など、可動ヒータ15の位置を特定できるものであればよい。
制御手段100は、後述する動作により記憶手段110の情報を参照し、可動ヒータ15を特定の位置に移動させるようにヒータ駆動モータ43を制御する。
以下、図10の各ステップに基づき説明する。
使用者は、ドア4を開け、調理対象となる被加熱物2を加熱室3内に設置したあと、ドア4を閉じる。
被加熱物2は、誘電体板7の上、ターンテーブル50の上、または別途用意されている角皿5の上に載置される。
角皿5を設置する場合には、加熱室3内に構成されている角皿レール47に角皿5のフランジをかける形で設置される。
なお、調理メニューとして予熱モード(後述)を選択する場合には、本ステップS101を省略する。
次に、使用者は、設定入力手段16を操作して、加熱種別や調理メニューを選択する。
加熱種別とは、例えば、高周波発振器10によるマイクロ波加熱、可動ヒータ15および下ヒータ14によるヒータ加熱、またはその両方のコンビ加熱の何れかである。
調理メニューとは、予め設定された1または複数の調理内容(調理種)である。
使用者は、メニュー選択キー22を操作して、1または複数の調理メニューから所望の調理内容を選択する。なお、調理メニューを選択せずに、加熱種別と、加熱時間や設定温度とを選択・設定するようにしても良い。
制御手段100は、設定入力手段16のメニュー選択キー22から調理メニューを選択する操作が入力されたか否かを判断する。
メニュー選択キー22の操作がない場合には、ステップS105に進む。
制御手段100は、上記ステップS102で、設定入力手段16から調理メニューを選択する操作が入力されたと判断した場合、記憶手段110を参照し、選択された調理メニューに応じた位置に関する情報を取得する。
そして、制御手段100は、取得した位置に関する情報に応じて、ヒータ駆動モータ43を駆動する。ヒータ駆動モータ43の駆動力は、ピニオン42からラック41へと伝達され、可動ヒータ15が上下方向に可動される。
これにより、可動ヒータ15は、選択された調理メニューに応じた位置に移動する。
制御手段100は、調理メニューとして「トースト4枚切り」が選択された場合、記憶手段110の情報に応じて、4枚切りのトーストが載置された場合に近接する位置に、可動ヒータ15を移動させる。
このように、被加熱物2の厚みが薄く、短時間に高火力で焼成する調理の場合には、被加熱物2の近傍まで可動ヒータ15を移動させる。
制御手段100は、調理メニューとして「ローストビーフ」が選択された場合、記憶手段110の情報に応じて、加熱室3内の天面に近い所定の位置に、可動ヒータ15を移動させる。
このように、被加熱物2がローストビーフのような厚みがあり、時間をかけて均一に加熱して、できるだけ表面をまんべんなく焼成する調理の場合には、加熱室3内の高い位置に可動ヒータ15を移動させる。
制御手段100は、調理メニューとして「予熱モード」が選択された場合、記憶手段110の情報に応じて、加熱室3の可動領域の最も下の位置に、可動ヒータ15を移動させる。
このように、可動ヒータ15が加熱室3の底面に近づくことにより、熱容量の大きい誘電体板7が加熱されやすくなり、また熱い空気は上部に移動する対流による加熱も利用できることとなり、効率よく加熱室3内全体を加熱することができ、予熱時間を短縮することが可能となる。
次に、使用者は、必要により、設定入力手段16のヒータ上下キー21を操作して、可動ヒータ15の移動量に関する操作の入力を行う。
制御手段100は、設定入力手段16のヒータ上下キー21から可動ヒータ15の移動量に関する操作が入力されたか否かを判断する。
ヒータ上下キー21の操作がない場合には、ステップS107に進む。
なお、移動量に関する操作はこれに限るものではなく、可動ヒータ15の位置を指定するものであればよい。例えば、数値キーを設けて底面(または天面)からの距離を数値により指定しても良いし、可動ヒータ15の位置をそれぞれ指定する複数のキーを設けるようにしても良い。
制御手段100は、上記ステップS105で、設定入力手段16のヒータ上下キー21から可動ヒータ15の移動量に関する操作が入力されたと判断した場合、設定入力手段16からの入力操作に基づきヒータ駆動モータ43を駆動する。ヒータ駆動モータ43の駆動力は、ピニオン42からラック41へと伝達され、可動ヒータ15が上下方向に可動する。
これにより、制御手段100は、可動ヒータ15を移動量に応じた位置に移動させる。
また、調理メニューに応じた位置に可動ヒータ15を移動させた後、使用者の操作により可動ヒータ15を可動させることで、可動ヒータ15の位置を微調整することも可能となる。
なお、本実施の形態1では、加熱調理を開始する前に可動ヒータ15を移動させる場合を説明するが、本発明はこれに限るものではない。例えば、可動ヒータ15での加熱調理中に、可動ヒータ15を移動させるようにしても良い。
特に、可動ヒータ15が一旦加熱された直後に、連続調理を実施する際などは、可動ヒータ15が高温となっている。このような場合に、加熱室3内に使用者の手が入ると、誤って高温の可動ヒータ15に触れてしまう可能性がある。
上記の報知により、使用者に対して注意喚起を行うことが可能となり、使用者の火傷の確率を下げることが可能となる。
なお、報知の方法はこれに限るものではない。例えば、ランプの点灯・点滅などの光による報知や、音や振動による報知も可能である。
制御手段100は、可動ヒータ15が、加熱室3の天面近傍の位置であるホームポジションにないとき、報知手段17により、可動ヒータ15がホームポジションにない旨を報知させるようにしても良い。
このような報知により、可動ヒータ15が使用者に触れられやすい位置にある場合に、使用者に対して注意喚起を行うことが可能となり、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
これにより、可動ヒータ15が移動している際にドア4が開けられ、使用者の手が加熱室3内に入ることを防止し、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
なお、制御手段100は、可動ヒータ15が加熱室3の天面近傍の位置であるホームポジションにないとき、ドアロック27を動作させてロック状態にするようにしても良い。
このような動作により、可動ヒータ15が使用者に触れられやすい位置にある場合に、ドア4が開けられることを防止し、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
次に、使用者は、設定入力手段16を操作して、調理終了の目標となる被加熱物2の温度(終了温度)や、調理時間(終了時間)等を設定し、スタートキーなどで加熱調理を開始させる操作を行う。
なお、終了温度や終了時間等の設定は上記ステップS102で行うようにしても良い。
制御手段100は、設定入力手段16からの入力操作に基づき、可動ヒータ15、下ヒータ14のガラス管ヒータ30、および高周波発振器10の何れかまたは全てを駆動する。
また、制御手段100は、加熱動作中にドア4が開かれることがないよう、ドアロック27を駆動して、ドア4をロック状態にする。
なお、ドア4のロックは、設定入力手段16の操作により行うようにしても良い。
制御手段100は、温度検知手段9の温度検知結果を取得し、当該検知温度が、ステップS107で入力された調理終了の目標温度(終了温度)を超えたか否かを判断する。
終了温度を超えたと判断した場合は、ステップS111に進む。
ステップS109で終了温度を超えていないと判断した場合、制御手段100は、加熱時間が終了時間以上となったか否かを判断する。
加熱時間が終了時間未満である場合には、ステップS109に戻り加熱を継続する。
一方、加熱時間が終了時間以上である場合には、ステップS111に進む。
すなわち、被加熱物2の温度が終了温度に到達した場合、または、加熱時間が終了時間となった場合に、ステップS111に移行する。
制御手段100は、可動ヒータ15、下ヒータ14のガラス管ヒータ30、および高周波発振器10のうち駆動中の加熱手段への通電を停止させる。
次に、制御手段100は、ヒータ駆動モータ43を駆動し、可動ヒータ15を加熱室3の天面近傍の位置であるホームポジションに移動させる。
これにより、使用者が加熱室3を開いて被加熱物2を取り出す際には、可動ヒータ15が加熱室3内天面のホームポジションに位置するため、可動ヒータ15が使用者の手に触れる可能性を低減することができる。
さらに、図2に示すように、加熱室3の天面にはヒータ収納段差39を形成しているので、可動ヒータ15は加熱室3天面の開口から奥まった位置に収納され、使用者の手に触れる可能性をさらに低減することができる。
制御手段100は、ドアロック27を動作させてドア4を解除状態にする。
使用者は、ドア4を開け、被加熱物2を加熱室3から取り出し、調理手順を終了する。
なお、調理メニューとして予熱モードを選択した場合には、使用者は、ドア4を開け、調理対象となる被加熱物2を加熱室3内に設置したあとドア4を閉じ、所望の加熱を行わせる。
これにより、例えば加熱開始前にドア4が開いた場合や、加熱中に何らかの理由によりドア4が開いた場合、即時に可動ヒータ15をホームポジションに移動させることができ、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
このため、被加熱物2と可動ヒータ15との距離を任意に設定することができ、使用者の好みに応じたきめ細かい仕上がりを提供できる。
また、可動ヒータ15は上下方向に移動するので、広い面積の被加熱物2にも対応可能となる。
また、可動ヒータ15は上下方向に移動するので、被加熱物2と可動ヒータ15との相対位置を容易に設定することができる。
このため、加熱室3内に使用者の手が入った場合に、誤って高温の可動ヒータ15に触れてしまう可能性を低減することができる。
このため、例えば可動ヒータ15が変形した場合にも、可動ヒータ15が加熱室3の天面に接触しないようにする絶縁スペーサとして働き、可動ヒータ15の絶縁状態を保持することが可能である。
このため、可動ヒータ15が天面近傍の位置であるホームポジションに移動した際、可動ヒータ15が使用者の手に触れる可能性を低減させることができる。
よって、加熱室3内に使用者の手が入った場合に、誤って高温の可動ヒータ15に触れてしまう可能性を低減することができる。
このため、被加熱物2が載置される位置により近い位置で被加熱物2を加熱することができ、且つ、可動ヒータ15の移動に支障が生じることがない。
よって、下ヒータ14と可動ヒータ15とにより、被加熱物2を加熱する加熱効率を向上させることができる。
このため、可動ヒータ15がホームポジション以外の使用者に触れられやすい位置にある場合に、使用者に対して注意喚起を行うことが可能となり、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
このため、可動ヒータ15が使用者に触れられやすい位置にある場合に、使用者に対して注意喚起を行うことが可能となり、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
このため、可動ヒータ15がホームポジション以外の使用者に触れられやすい位置にある場合に、ドア4が開けられることを防止し、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
このため、可動ヒータ15が移動している際にドア4が開けられ、使用者の手が加熱室3内に入ることを防止し、使用者が誤って可動ヒータ15に触れる可能性を低減させることができる。
これにより、可動ヒータ15の移動位置を調理内容に応じて自動で設定することができ、使用者の利便性を向上させることができる。
このため、予熱モードにおいては、可動ヒータ15が加熱室3の底面に近づくことにより、熱容量の大きい誘電体板7が加熱されやすくなり、また熱い空気は上部に移動する対流による加熱も利用できることとなり、効率よく加熱室3内全体を加熱することができ、予熱時間を短縮することが可能となる。
本実施の形態2では、使用者が加熱室3内を清掃する場合には、加熱室3内に使用者の手が入った際に可動ヒータ15に触れる可能性を許容し、利便性の向上を図る形態について説明する。
なお、本実施の形態2の構成は上記実施の形態1と同一であり、同一部分には同一の符号を付する。
図12は本発明の実施の形態2を示す加熱調理器の可動ヒータの上下動を説明する模式図である。
以下、図11の各ステップに基づき、図12を参照しつつ説明する。
使用者は、ドア4を開けて加熱室3の内部を清掃する場合、設定入力手段16の清掃キー23を操作する。
なお、この清掃キー23の操作は、本発明の「可動ヒータ15を加熱室3の天面近傍の位置から移動させることを許可する旨の操作」に相当する。
制御手段100は、設定入力手段16の清掃キー23が入力されたか否かを判断する。
清掃キー23の操作がない場合には、ステップS205に進む。
設定入力手段16から清掃キー23の操作が入力された場合、制御手段100は、報知手段17により、清掃動作状態である旨を報知し、使用者に注意喚起する。
そして、制御手段100は、可動ヒータ15、下ヒータ14のガラス管ヒータ30、および高周波発振器10の全ての加熱動作が停止状態であるか否かを判断する。
全ての加熱動作が停止状態でない場合、制御手段100は、報知手段17により、清掃を禁止する旨の報知をし、ステップS205へ進む。
全ての加熱動作が停止状態の場合、制御手段100は、温度検知手段9の温度検知結果を取得し、当該検知温度が、所定温度以下であるか否かを判断する。
この所定温度は、例えば、可動ヒータ15に使用者が触れた場合であっても、火傷等が生じない温度以下に設定する。
所定温度を超えている場合、制御手段100は、報知手段17により、清掃を禁止する旨の報知をし、ステップS205へ進む。
所定温度以下である場合、制御手段100は、可動ヒータ15の加熱動作を停止からの経過時間が所定時間以上であるか否かを判断する。
この所定時間は、例えば、可動ヒータ15の加熱動作を停止してから、可動ヒータ15に使用者が触れた場合に火傷等が生じない程度の温度まで低下するのに要する時間以上に設定する。
所定時間以上経過していない場合、制御手段100は、報知手段17により、清掃を禁止する旨の報知をし、ステップS205へ進む。
ステップS203およびS204の何れか一方の判断であっても、可動ヒータ15に使用者が触れた場合に火傷等が生じる危険性がある場合には、清掃を禁止する旨の報知をすることができる。
また、ステップS203およびS204の両方を省略しても、使用者の操作に応じて、清掃を実施することができ、利便性を向上させることができる。
ステップS201〜S204の判断によりステップS205に移行した場合、制御手段100は、可動ヒータ15をホームポジションのまま維持し、またはホームポジションに移動させ、ステップS201に戻る。
次に、使用者は、設定入力手段16のヒータ上下キー21を操作して、可動ヒータ15の移動操作の入力を行う。
制御手段100は、設定入力手段16のヒータ上下キー21からの入力操作に基づきヒータ駆動モータ43を駆動し、可動ヒータ15を上下方向に移動させる。
そして、制御手段100は、本ステップS206にて、記憶手段110の情報を参照し、当該清掃を可能とする寸法を確保する位置に、可動ヒータ15を移動させるようにしても良い。
この清掃を可能とする寸法としては、例えば、成人男性の手の厚み寸法+布巾などの清掃具の幅を加味した寸法である70mm以上の高さ寸法である。
次に、制御手段100は、加熱動作を開始させるのに関連する操作を全て無効にし、清掃中の加熱動作を禁止する。
使用者は、加熱室3内の清掃を実施する。
清掃実施時において、可動ヒータ15を上部に移動させた際には、図12(a)の破線で示すように、加熱室3の底面および背面下側の清掃がしやすい状態となり、使用者の利便性が高まる。
また、可動ヒータ15を下部に下げた場合には、図12(b)の破線で示すように、加熱室3の天面および背面上側の清掃がしやすい状態となり、使用者の利便性が高まる。
また、使用者の任意でヒータ上下キー21により可動ヒータ15を上下させる場合には、可動ヒータ15を移動させながら側面、背面、天面などの拭き掃除が可能となり、清掃時に利便性を発揮することが可能となる。
使用者は、清掃が完了したあと、清掃キー23を再度操作して清掃動作をOFFにする。
制御手段100は、清掃キー23がOFF操作されると、可動ヒータ15をホームポジションに移動させる。
制御手段100は、一定時間経過するまでは、ヒータなどの加熱源への通電は行わないようにする。そして、一定時間経過するまで待機したあと、清掃手順を終了させる。
このため、例えば使用者が加熱室3内の清掃をする場合など、可動ヒータ15が停止状態では使用者の操作により、可動ヒータ15を移動させることができ、使用者が可動ヒータ15に触れる可能性を許容し、利便性を向上することができる。
また、可動ヒータ15を移動させながら側面、背面、天面などの拭き掃除が可能となり、清掃時の利便性を向上させることができる。
このため、可動ヒータ15の加熱停止直後など可動ヒータ15が高温時には、可動ヒータ15を移動させずに、使用者が高温のヒータに触れる可能性を低減することができる。
また、可動ヒータ15の温度が低下するのに十分な時間が経過したあとに、可動ヒータ15を移動可能として、使用者は清掃を行うことができ、利便性を向上させることができる。
このため、可動ヒータ15の加熱停止直後など可動ヒータ15が高温時には、可動ヒータ15を移動させずに、使用者が高温のヒータに触れる可能性を低減することができる。
また、可動ヒータ15の温度が低下したあとに、可動ヒータ15を移動可能として、使用者は清掃を行うことができ、利便性を向上させることができる。
本実施の形態3では、加熱室3内に熱風を循環させて加熱を行うコンベクションヒータユニットを備えた形態について説明する。
図13において、70はコンベクションヒータユニットである。コンベクションヒータユニット70は、コンベクションファン71、コンベクションヒータ72、コンベクションケース73、およびコンベクションモータ74を備える。
また、75は熱風の流れをあらわすベクトル矢印である。
なお、「コンベクションファン71」は、本発明における「通風手段」に相当する。
コンベクションケース73は、加熱室3内壁に多数の孔により構成された吸気口57および排気口58と連通する。
コンベクションファン71は、コンベクションモータ74により回転駆動され、加熱室3内の空気を吸気口57から吸気し、排気口58から加熱室3内へ排気させる。
コンベクションヒータ72は、例えばシーズヒータやガラス管ヒータなどにより構成され、コンベクションファン71により吸気された空気を加熱する。
また、吸気口57および排気口58の少なくとも一方の位置が、可動ヒータ15の移動領域に含まれる高さの位置に配置されていればよい。
図14に示すように、本実施の形態3の制御手段100は、上記実施の形態1に加え、コンベクションファン71、コンベクションヒータ72、およびコンベクションモータ74をそれぞれ制御する。
また、本実施の形態3の記憶手段110には、コンベクションヒータユニット70による加熱動作に対応する可動ヒータ15の位置として、吸気口57または排気口58と略同じ高さの位置の情報が記憶される。
また、可動ヒータ15の移動動作は上記実施の形態1と同様である。
コンベクションヒータユニット70は、図13の熱風矢印75に示すように、加熱室3内の空気を吸気口57から吸気し、当該空気を熱したあと排気口58を通じて加熱室3内に排気する。そして、加熱室3内に排気された空気(熱風)は加熱室3内を循環した後にまた、コンベクションファン71により吸気口57を通じて吸気される。この繰り返しにより、熱風の温度を上昇させ、被加熱物2を加熱する。
これにより、図13の熱風矢印75に示すように、吸気口57から吸気される熱風は、可動ヒータ15に沿って流れ、当該熱風温度を効率よく上昇させることが可能となる。
このため、コンベクションヒータユニット70のみで加熱する場合と比較して、熱風温度を効率よく上昇させることが可能となる。よって、加熱効率を向上させることができる。
Claims (17)
- 被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室内に配置された可動ヒータと、
前記可動ヒータを支持するヒータ支持手段と、
前記ヒータ支持手段を上下方向に駆動し、前記可動ヒータを上下方向に移動させる駆動手段と、
前記可動ヒータの加熱動作および前記駆動手段を制御する制御手段と、
少なくとも、前記可動ヒータの移動量に関する操作の入力を行う操作手段と、
前記加熱室の開口を開閉するドアと、
前記ドアを閉じた状態に維持するロック状態と、前記ドアを開閉可能とする解除状態とを切り換えるドアロックと
を備え、
前記制御手段は、
前記操作手段からの入力操作に基づき前記駆動手段を制御し、前記可動ヒータを前記移動量に応じた位置に移動させ、
前記可動ヒータが前記加熱室の天面近傍の位置にないとき、前記ドアロックを動作させてロック状態にする
ことを特徴とした加熱調理器。 - 被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室内に配置された可動ヒータと、
前記可動ヒータを支持するヒータ支持手段と、
前記ヒータ支持手段を上下方向に駆動し、前記可動ヒータを上下方向に移動させる駆動手段と、
前記可動ヒータの加熱動作および前記駆動手段を制御する制御手段と、
少なくとも、前記可動ヒータの移動量に関する操作の入力を行う操作手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記可動ヒータの加熱動作を停止したあと所定時間以上経過し、且つ、前記可動ヒータを前記加熱室の天面近傍の位置から移動させることを許可する旨の操作が入力されたとき、
前記操作手段からの入力操作に基づき前記駆動手段を制御し、前記可動ヒータを前記移動量に応じた位置に移動させる
ことを特徴とした加熱調理器。 - 被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室内に配置された可動ヒータと、
前記可動ヒータを支持するヒータ支持手段と、
前記ヒータ支持手段を上下方向に駆動し、前記可動ヒータを上下方向に移動させる駆動手段と、
前記可動ヒータの加熱動作および前記駆動手段を制御する制御手段と、
少なくとも、前記可動ヒータの移動量に関する操作の入力を行う操作手段と、
前記加熱室内の温度を検知する温度検知手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記可動ヒータの加熱動作が停止状態であって、前記可動ヒータを前記加熱室の天面近傍の位置から移動させることを許可する旨の操作が入力され、且つ、前記加熱室内の温度が所定温度以下のとき、
前記操作手段からの入力操作に基づき前記駆動手段を制御し、前記可動ヒータを前記移動量に応じた位置に移動させる
ことを特徴とした加熱調理器。 - 1または複数の調理メニューと、該調理メニューに応じた前記可動ヒータの位置に関する情報が記憶された記憶手段を備え、
前記制御手段は、
前記操作手段から前記調理メニューを選択する操作が入力されたとき、
選択された調理メニューに応じた前記位置に、前記可動ヒータを移動させる
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室内に配置された可動ヒータと、
前記可動ヒータを支持するヒータ支持手段と、
前記ヒータ支持手段を上下方向に駆動し、前記可動ヒータを上下方向に移動させる駆動手段と、
前記可動ヒータの加熱動作および前記駆動手段を制御する制御手段と、
1または複数の調理メニューと、該調理メニューに応じた前記可動ヒータの位置に関する情報が記憶された記憶手段と、
前記調理メニューの選択操作を行う操作手段と、
前記加熱室の開口を開閉するドアと、
前記ドアを閉じた状態に維持するロック状態と、前記ドアを開閉可能とする解除状態とを切り換えるドアロックと
を備え、
前記制御手段は、
前記操作手段から前記調理メニューを選択する操作が入力されたとき、
選択された調理メニューに応じた前記位置に、前記可動ヒータを移動させ、
前記可動ヒータが前記加熱室の天面近傍の位置にないとき、前記ドアロックを動作させてロック状態にする
ことを特徴とした加熱調理器。 - 被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室内に配置された可動ヒータと、
前記可動ヒータを支持するヒータ支持手段と、
前記ヒータ支持手段を上下方向に駆動し、前記可動ヒータを上下方向に移動させる駆動手段と、
前記可動ヒータの加熱動作および前記駆動手段を制御する制御手段と、
1または複数の調理メニューと、該調理メニューに応じた前記可動ヒータの位置に関する情報が記憶された記憶手段と、
前記調理メニューの選択操作を行う操作手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記操作手段から前記調理メニューを選択する操作が入力されたとき、
選択された調理メニューに応じた前記位置に、前記可動ヒータを移動させ、
前記可動ヒータの加熱動作を停止したあと所定時間以上経過し、且つ、前記可動ヒータを前記加熱室の天面近傍の位置から移動させることを許可する旨の操作が入力されたとき、
前記操作手段からの入力操作に基づき、前記可動ヒータを移動させる
ことを特徴とした加熱調理器。 - 被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室内に配置された可動ヒータと、
前記可動ヒータを支持するヒータ支持手段と、
前記ヒータ支持手段を上下方向に駆動し、前記可動ヒータを上下方向に移動させる駆動手段と、
前記可動ヒータの加熱動作および前記駆動手段を制御する制御手段と、
1または複数の調理メニューと、該調理メニューに応じた前記可動ヒータの位置に関する情報が記憶された記憶手段と、
前記調理メニューの選択操作を行う操作手段と、
前記加熱室内の温度を検知する温度検知手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記操作手段から前記調理メニューを選択する操作が入力されたとき、
選択された調理メニューに応じた前記位置に、前記可動ヒータを移動させ、
前記可動ヒータの加熱動作が停止状態であって、前記可動ヒータを前記加熱室の天面近傍の位置から移動させることを許可する旨の操作が入力され、且つ、前記加熱室内の温度が所定温度以下のとき、
前記操作手段からの入力操作に基づき、前記可動ヒータを移動させる
ことを特徴とした加熱調理器。 - 前記制御手段は、
前記可動ヒータを移動させているとき、前記ドアロックを動作させてロック状態にする
ことを特徴とする請求項1または5記載の加熱調理器。 - 前記記憶手段は、
前記調理メニューとして、被加熱物を収納せずに加熱室内の温度を上昇させる予熱モードが記憶され、
前記予熱モードに対応した前記可動ヒータの位置が、前記加熱室の略中央より下の位置である
ことを特徴とする請求項4〜7の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制御手段は、
前記可動ヒータによる加熱動作を行ったあと、該加熱動作を停止させたとき、
前記可動ヒータを前記加熱室の天面近傍に移動させる
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記加熱室の天面のうち、前記加熱室の天面近傍に移動された前記可動ヒータと近接する位置の少なくとも一部に、絶縁スペーサを設けた
ことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記加熱室の天面のうち、前記加熱室の天面近傍に移動された前記可動ヒータと、前記加熱室の開口との間の少なくとも一部に、前記加熱室内側に突き出した段差を設けた
ことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記加熱室の中央より下側の領域であって、前記可動ヒータの移動領域と干渉しない位置に固定設置された固定ヒータを備えた
ことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 報知手段を備え、
前記制御手段は、
前記可動ヒータが前記加熱室の天面近傍の位置にないとき、
前記報知手段により、前記可動ヒータが天面近傍の位置にない旨を報知させる
ことを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制御手段は、
前記可動ヒータを移動させているとき、
前記報知手段により、前記可動ヒータが移動している旨を報知させる
ことを特徴とする請求項14記載の加熱調理器。 - 制御手段は、
前記可動ヒータの加熱動作が停止状態であって、且つ、前記可動ヒータを前記加熱室の天面近傍の位置から移動させることを許可する旨の操作が入力されたとき、
前記操作手段からの入力操作に基づき、前記可動ヒータを移動させる
ことを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記加熱室の内壁に設けられた吸気口および排気口と、
前記加熱室内の空気を前記吸気口から吸気し、前記排気口から前記加熱室内へ排気させる通風手段と、
前記通風手段により吸気された空気を加熱するコンベクションヒータと
を備え、
前記制御手段は、
前記可動ヒータを前記吸気口または前記排気口と略同じ高さの位置に移動させ、
前記コンベクションヒータおよび前記可動ヒータを加熱動作させる
ことを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載の加熱調理器。
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