JP5246661B2 - ネック把持装置 - Google Patents

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本発明は、外径の異なるネック部を介して複数種の容器を把持するネック把持装置に関する。
特許文献1の「容器の搬送経路二分配装置」のネックグリッパーは、1本の支点軸に開閉自在に支持された一対の可動レバーを具備し、可動レバーの先端部に設けられた爪に円弧状の挟持面が形成され、さらにスプリングにより閉動側に付勢されて、挟持面間に容器のネック部を把持するものである。また可動レバーの基端側対向面に、半円溝がそれぞれ形成され、これら半円溝に係合される位置決めピンが設けられ、支点軸を中心とする可動レバーの首振り動作が規制されている。
特開2001−341833号公報(図3)
しかしながら、ネック部外径の大きい容器を把持する場合、半円溝と位置決めピンとの間に隙間が生じ、この隙間の範囲で可動レバーが首振りすることになり、容器の保持位置が変動して容器の受渡しに支障を来たす恐れがあった。
本発明は上記問題点を解決して、ネック部外径の異なる容器を安定して保持できるネック把持装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、両基端部が1本の支軸を介してそれぞれ回動自在に支持され先端側の対向面に容器のネック部を把持可能な把持部を有する一対のグリップアームと、これらグリップアームを閉動方向に付勢するアーム付勢部材と、両グリップアーム間で支軸に平行な軸心周りに回動自在に配置されてグリップアームを開閉可能な開閉カムとを具備したネック把持装置において、両グリップアーム間に配置された位置決め部材と、両グリップアームに支軸に平行な支持ピンを介して回動自在に取り付けられて前記位置決め部材に当接可能な一対の挟圧レバーと、当該挟圧レバーを閉動方向に付勢して前記位置決め部材を挟圧可能な位置決め付勢部材とを有するセンタリング機構を設けたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、位置決め部材を開閉カムとし、前記開閉カムに、挟圧レバーが当接される当接面が開閉カムの回転軸心に点対称に形成され、一方の挟圧レバーを支持ピンから先端側に伸びる方向に配置するとともに、他方の挟圧レバーを支持ピンから基端側に伸びる方向に配置し、位置決め付勢部材を、両挟圧レバーの先端部間に連結されたコイルばねとしたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の構成において、位置決め部材は、両グリップアーム間で支軸を通る軸線上に配置され、挟圧レバーが位置決め部材に当接される当接面が、前記軸線の線対称に形成され、位置決め付勢部材を、両挟圧レバーの先端部間に連結されたコイルばねとしたものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の構成において、位置決め部材を、軸線の両側に配置された左右一対の位置決めピンとしたものである。
請求項1記載の発明によれば、異なる外径のネック部を保持した時に、開閉カムとグリップアームとの間に隙間が生じることがあっても、左右のグリップアームにそれぞれ設けられた挟圧レバーが、位置決め付勢部材により位置決め部材を均等圧で挟圧することにより、左右のグリップアームの支軸を中心とする振れが無くなって支軸を通る軸線の対称位置に配置されるので、容器を前記軸線上のセンター位置に保持することができる。これにより、ネック部外径の異なる容器を安定して保持できて、他の機器との間でスムーズに受け渡しすることができる。
本発明に係るネック把持装置を有する容器受渡し装置の実施例を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 容器受渡し装置を具備した充填設備を示す概略平面図である。 容器受渡し装置の説明図で、(a)はカム部材の配置を示す平面図、(b)はタイミングチャートを示す。 ネック把持装置を示す平面図である。 開閉カムとセンタリング機構の動作を説明する平面図で、(a)は小径のネック部の把持状態を示し、(b)はグリップアームの開放状態を示し、(c)は大径のネック部の把持状態を示す。 ネック把持装置の一部を切り欠いた縦断面図である。 図5に示すA−A断面図である。 開放状態のネック把持装置を示す平面図である。 小径のネック部の把持状態を示すネック把持装置の平面図である。 センタリング機構の第2実施例を有するネック把持装置の平面図である。 ネック把持装置の一部を切り欠いた縦断面図である。 図11に示すB−B断面図である。 開放状態のネック把持装置を示す平面図である。 大径のネック部の把持状態を示すネック把持装置の平面図である。 センタリング機構の第3実施例を有するネック把持装置の平面図である。 大径のネック部の把持状態を示すネック把持装置の平面図である。
以下、本発明に係るネック把持装置を有する容器受渡し装置の実施例を図面に基づいて説明する。
(概要)
たとえば図3に示す充填設備において、搬入コンベヤ10により順次搬入されたボトルは、本発明に係るネック把持装置を有する搬入ホイール装置(容器受渡し装置)11から充填装置12に搬入され、ボトル内に内容液が充填される。充填されたボトルは、充填装置12から中間搬送装置13を介してキャッパー14に送られてボトルにキャップが装着される。さらにキャッピングされたボトルは、キャッパー14から本発明に係るネック把持装置を有する搬出ホイール装置(容器受渡し装置)15を介して排出コンベヤ16に排出される。
この充填設備は、ネック部の外径と高さが異なる複数種のボトルに充填可能なものである。充填装置12およびキャッパー14において、ボトルはネック部を介してネック部基準の基準レベルSL(図1)で受渡しおよび保持されて充填またはキャッピングされる。また搬入コンベヤ10および搬出コンベヤ16において、ボトルは底部を介して底面基準の搬送レベルCL(図1)で搬送される。
(容器受渡し装置)
容器受渡し装置である搬入ホイール装置11と搬出ホイール装置15とは、同一構造であるため、搬入ホイール装置11のみを説明する。
図1,図2に示すように、搬入ホイール装置11は、旋回テーブル24の外周部にを一定間隔ごとにネック把持装置25を昇降自在に配置したものである。すなわち、搬入ホイール装置11は、基板21を貫通して立設された軸受筒22内に、軸受を介して主軸23が旋回軸心O周りに回転自在に支持され、主軸23の上端部に旋回テーブル24が取り付けられている。主軸23の下端部には、受動部材(ギヤまたはタイミングプーリ)23aが装着されており、この受動部材23aがギヤやタイミングベルトなどの連動部材を介して主動用電動モータ(図示せず)の出力軸に連結され、主軸23および旋回テーブル24が所定方向に所定速度で回転駆動される。
ネック把持装置25は、図2,図5、図7に示すように、受け台26に立設された1本の支軸27を介して開閉自在に設けられた左右一対のグリップアーム28と、左右のグリップアーム28に連結されて閉動側に付勢する閉動用コイルばね(アーム閉動付勢部材)29と、左右のグリップアーム28間に回動自在に配置されてグリップアーム28を開閉する開閉カム30と、上端部が開閉カム30に連結された開閉カム軸31と、開閉カム30を回動させるために開閉カム軸31の下端部に開閉レバー32を介して設けられた開閉カムローラ33とを具備している。
また開閉カム軸31は、上端部に開閉カム30が取り付けられるとともに、旋回テーブル24にスライドシューを介して昇降のみ自在に貫通されたスライド筒34内に回転のみ自在に嵌合されている。さらにスライド筒34の下端部には、スライド筒34を昇降させるために、半径方向の受動アーム36を介して昇降カムローラ35が半径方向の軸心周りに回転自在に支持されている。
旋回テーブル24の下方には、図2,図4(a)に示すように、容器受取り部Biに対応して昇降カムローラ35の下面が当接される下限規制カム41が高さ調整可能に設けられ、容器送出し部Boを含む旋回経路に沿って昇降カムローラ35の上面が当接される上限規制カム42が固定して設けられている。これら下限規制カム41と上限規制カム42は、上下方向に始終端部が所定距離だけ互いに重複するオーバーラップ部OLが設けられている。
また容器受取り部Biに対応して、軸受筒22に開閉カムローラ30が係合離脱自在なカム溝43aが形成された受取り開閉カム(受取り開閉カム部材)43が設けられている。また容器送出し部Boに対応して、開閉カムローラ30が係合離脱自在なカム溝44aが形成された送出し開閉カム(送出し開閉カム部材)44が軸受筒22に固定されている。
また、各ネック把持装置25には、スライド筒34を介してグリップアーム28を昇降駆動する昇降用シリンダ54が旋回テーブル24に垂設されており、ピストンロッドが受動アーム36に連結されている。したがって、昇降用シリンダ54を進展することにより、スライド筒34を下降させて昇降カムローラ35の下面を下限規制カム41に当接させ、グリップアーム28を精度良く搬送レベルCLに配置することができる。また昇降用シリンダ54を収縮することにより、スライド筒34を上昇させて昇降カムローラ35の上面を上限規制カム42に当接させ、グリップアーム28を精度良く基準レベルSLに配置することができる。55は、旋回テーブル24の上部で主軸23に連結された昇降用カム板で、昇降用シリンダ54に駆動源(たとえば高圧エア)を給排出する昇降用バルブ56を操作レバーを介して操作する昇降用カムローラ57が当接されており、昇降用カム板55と昇降用カムローラ57とにより旋回経路の所定位置で昇降用シリンダ54に高圧エアを給排出することができる。
前記下限規制カム41と受取り開閉カム43は昇降部材45に一体に設けられるとともに、この昇降部材45は把持位置調整装置46により高さ調整自在に支持されており、この把持位置調整装置46により下限規制カム41と受取り開閉カム43の高さを調整して、グリップアーム28の高さを容器受取り部BiにおけるボトルB1,B2のネック部N1,N2に対応させることができる。この把持位置調整装置46は、図1に示すように、上端部が昇降部材45に連結されて垂下されたねじ軸49と、基板21の貫通穴に軸受47を介して回転自在に支持されてねじ軸49が螺合された雌ねじ筒48と、この雌ねじ筒48に取り付けられた受動タイミングプーリ50と、調整用サーボモータ51の出力軸に取り付けられた駆動タイミングプーリ52と、受動タイミングプーリ50と駆動タイミングプーリ52とに巻回されたタイミングベルト53とを具備している。したがって、数値制御された調整用サーボモータ51により、雌ねじ筒48を介してねじ軸49を回転させて昇降部材45を昇降させ、下限規制カム41と受取り開閉カム43の高さを調整することができる。
(ネック把持装置の詳細)
ネック把持装置25の詳細を、図5〜図17を参照して説明する。
左右のグリップアーム28は、平面視で互いに突設された基端部28aが1本の支軸27により受け台26上に回動自在に支持されており、先端側の対向面にボトルB1,B2のネック部N1,N2を把持可能な複数の凸部を有する把持部28bが設けられている。また左右のグリップアーム28の先端寄りに、上下一対の閉動付勢用ピン62がそれぞれ突設され、左右の閉動付勢用ピン62間に閉動用コイルばね29が連結されている。さらにグリップアーム28の中間部に、その上面側で支軸27を中心とする円弧の接線方向に伸びるガイド板64が、受け台26に立設された支柱部材63を介して設置されている。さらにまたグリップアーム28の基端寄りの対向面に、開閉カム30に圧接される受圧面65が形成されている。
このネック把持装置25には、型替えによりネック部N1の外径が変化しても、ネック部N1の保持位置を、旋回テーブル24の支軸27を通る半径方向の軸線Ls上に保持するセンタリング機構が設けられており、センタリング機構61,71,81の第1〜第3実施例を順次説明する。
(センタリング機構の第1実施例)
図5〜図10に示すように、このセンタリング機構61は、位置決め部材として、グリップアーム28の上面より上方に突出された開閉カム30が兼用されている。この開閉カム30は、図6(a)〜(c)に示すように、円柱体の左右側面を半径方向の軸線Lsに平行に削除して形成された一対の削除平面30aと、残り一対の円弧面30bとで形成され、平面視が回転カム30の回転軸心を中心とした点対称(線対称でもある)の断面に形成されている。したがって、図9に示すように、開閉カム30を所定角度回動することにより、回転カム30の回転軸心に点対称の当接面である対角位置のコーナー部30cで受圧面65を押圧してグリップアーム28を押し開き開動させることができる。
また右のグリップアーム28の上面で開閉カム軸30の側方から基端側に少しずれた位置に支持ピン66Rが立設され、この支持ピン66Rに基端側に伸びて開閉カム30に当接可能な挟圧レバー67Rが回動自在に支持されている。さらに左のグリップアーム28の上面で開閉カム30の側方から先端側に少しずれた位置に支持ピン66Lが立設され、この支持ピン66Lに先端側に伸びて開閉カム30に当接可能な挟圧レバー67Lが回動自在に支持されている。そしてこれら挟圧レバー67R,67Lの先端部間に、挟圧レバー67R,67Lを閉動方向に付勢する位置決め用コイルばね(位置決め付勢部材)68が連結ピン69を介して連結されている。もちろん、位置決め用コイルばね68に替えて、支持ピン66R,66Lに介装され挟圧レバー67R,67Lを閉動付勢するつるまきばねなどの他の付勢部材であってもよい。なお、ここで開閉カム30における削除平面30a間の開閉カム30の幅は、把持部28bで小径のネック部N1を把持した時に受圧面65が削除平面30aの全面に密に接するように設定されている。
したがって、図5、図6(a)に示すように、グリップアーム28により小径D1のネック部N1を把持する場合は、開閉カム30の削除平面30aと、グリップアーム28の受圧面65とが密に接することで、一対のグリップアーム28が軸線Lsの対称位置に保持されてボトルB1が軸線Ls上にセンタリングされる。また図6(b)、図9に示すように、開閉カム30が所定角度回動されてグリップアーム28が開放されると、支持ピン66R,66Lも互いに離間する方向に回動されるが、位置決め用コイルばね68により閉動付勢されている挟圧レバー67R,67Lは、それぞれの先端円弧部が開閉カム30の削除平面30aにそれぞれ当接されて挟圧する。さらに、図6(c)、図10に示すように、グリップアーム28により大径D2のネック部N2を把持する場合、開閉カム30が把持位置まで閉動されると、開閉カム30とグリップアーム28の受圧面65との間にそれぞれ隙間が生じるが、位置決め用コイルばね68により均等な力で閉動付勢された挟圧レバー67R,67Lが、開閉カム30の対角位置のコーナー部30cをそれぞれ当接され均等圧で挟圧することにより、左右のグリップアーム28がを軸線Lsの対称位置に保持されて、ボトルB2を軸線Ls上にセンタリングすることができる。
(センタリング機構の第2実施例)
図11〜図15に示すように、このセンタリング機構71は、位置決め部材として、ガイド板64上に前記軸線Lsから等距離離れた対称位置に立設された円柱状の左右一対の位置決めピン72により構成され、両位置決めピン72の外周面が、軸線Lsの線対称に形成された当接面に構成されている。またグリップアーム28の上面には、開閉カム30の両側方で軸線Lsの対称位置に、一対の支持ピン73が立設され、両支持ピン73に挟圧レバー(挟圧レバー)74がそれぞれ回動自在に支持され、これら挟圧レバー74は、それぞれ先端側に伸びて左右の位置決めピン72にそれぞれ当接し挟圧可能に構成されている。これら挟圧レバー74の先端部間に、挟圧レバー74を閉動方向に付勢する位置決め用コイルばね(位置決め付勢部材)75が連結ピン76を介して連結されている。なお、位置決め用コイルばね75に替えて、支持ピン73に介装され挟圧レバー74を閉動付勢するつるまきばねなどの他の付勢部材であってもよい。
したがって、図11に示すように、グリップアーム28により小径D1のネック部N1を把持する場合は、開閉カム30の削除平面30aと、グリップアーム28の受圧面65とが密に接することで、一対のグリップアーム28が軸線Lsの対称位置に保持されてボトルB1が軸線Ls上にセンタリングされる。また図14に示すように、開閉カム30が所定角度回動されてグリップアーム28が開放されると、支持ピン73も追従して離間する方向に移動されるが、挟圧レバー74が位置決め用コイルばね75により閉動付勢されていることから、左右の挟圧レバー74が左右の位置決めピン72を挟圧する。さらに図15に示すように、ネック部N2が大径D2のボトルB2を把持する場合、開閉カム30が把持位置まで閉動されると、開閉カム30とグリップアーム28の受圧面65との間にそれぞれ隙間が生じるが、位置決め用コイルばね75により閉動付勢された一対の挟圧レバー74が位置決めピン72にそれぞれ均等圧で当接されて挟圧することにより、グリップアーム28が軸線Lsの対称位置に保持されてボトルB2が軸線Ls上にセンタリングされる。
(センタリング機構の第3実施例)
図16、図17に示すように、センタリング機構81は、位置決め部材が、開閉カム30の上面で同一軸心上に設けられた円柱状の位置決めブロック82により構成されている。この位置決めブロック82の外周面が軸線Lsに対して線対称に形成された当接面となる。またグリップアーム28の上面で開閉カム30から先端側にずれた位置にそれぞれ支持ピン83が立設され、両支持ピン83に、基端側に伸びて位置決めブロック82に当接可能な挟圧レバー(挟圧レバー)84がそれぞれ回動自在に支持されている。そしてこれら挟圧レバー84の先端部間に、挟圧レバー84を閉動方向に付勢して位置決めブロック82を挟圧可能な位置決め用コイルばね(位置決め付勢部材)85が連結ピン86を介して連結されている。なお、位置決め用コイルばね85に替えて、支持ピン83に介装され挟圧レバー84を閉動付勢するつるまきばねなどの他の付勢部材であってもよい。
したがって、図16に示すように、グリップアーム28により小径D1のネック部N1を把持する場合には、開閉カム30の削除平面30aと、グリップアーム28の受圧面65とが密に接することで、一対のグリップアーム28が軸線Lsの対称位置に保持されてボトルB1が軸線Ls上にセンタリングされる。また開閉カム30が所定角度回動されてグリップアーム28が開放されると、支持ピン83も追従して互いに離間する方向に移動されるが、挟圧レバー84が位置決め用コイルばね85により閉動付勢されていることから、挟圧レバー84が位置決めブロック82に当接されて挟圧する。さらに図17に示すように、グリップアーム28により大径D2のネック部N2を把持する場合、開閉カム30が把持位置まで閉動されると、開閉カム30とグリップアーム28の受圧面65との間にそれぞれ隙間が生じるが、位置決め用コイルばね85により閉動付勢された一対の挟圧レバー84が、位置決めブロック82の当接面にそれぞれ当接されて均等圧で挟圧することにより、グリップアーム28が軸線Lsの対称位置に保持されてボトルB2が軸線Ls上にセンタリングされる。
(搬送動作)
図4を参照してボトルの受渡し動作を説明する。
主動用電動モータにより主軸23を介して旋回テーブル24が所定速度で矢印方向に回転駆動され、ネック把持装置25が旋回経路に沿って移動される。戻り工程から受取り工程に接近すると、昇降用シリンダ54が進展され、昇降カムローラ35が上限規制カム42から離間して下降され下限規制カム41に当接されるとともに、スライド筒34を介してグリップアーム28が基準レベルSLから搬送レベルCLに下降される。さらに受取り工程になると、開閉カムローラ33が受取り開閉カム43のカム溝43aに係合され、カム溝43aの作用により開閉カム軸31を介して開閉カム30が回動されグリップアーム28が開動される。次いで容器受取り部Biで、搬入コンベヤ10から送り出されたボトルB1のネック部N1がグリップアーム28の把持部28b間に受け取られ、さらに受取り開閉カム43のカム溝43aの作用により開閉カムローラ33、開閉カム軸31および開閉カム30を介してグリップアーム28が閉動されてボトルB1のネック部N1が把持される。
送り工程に入ると、昇降用シリンダ54が収縮されると、昇降カムローラ35が下限規制カム41から離間されて上昇され上限規制カム42に当接されるとともに、グリップアーム28が上昇されてボトルB1を持ち上げ、ネック部N1を基準レベルSLまで上昇させる。
送り工程でボトルB1が旋回経路に沿って搬送され、送出し工程に入ると、開閉カムローラ33が送出し開閉カム44のカム溝44aに係合され、カム溝44aの作用により、開閉カムローラ33、開閉カム軸31および開閉カム30を介してグリップアーム28を開動させる。これにより、把持部28bに把持されたネック部N1が解放されて、容器送出し部BoでボトルB1が充填装置12の容器保持部に送り出され、ネックホルダー12aに保持される。そして送出し開閉カム44のカム溝44aの作用により、開閉カムローラ33、開閉カム軸31および開閉カム30を介してグリップアーム28が閉動される。さらに戻り工程に入り、ネック把持装置25が旋回経路に沿って移動されて容器受取り部Biに戻される。
(実施例の効果)
上記搬入ホイール装置10によれば、昇降用シリンダ54によりスライド筒34を介してグリップアーム28を昇降させ、スライド筒34に設けられた上限規制カム42と下限規制カム41とに昇降カムローラ35を当接させてグリップアーム28の高さを制御するように構成したので、ボトルB1,B2のネック部N1,N2に対応するグリップアーム28の高さを高精度で制御することができ、誤差の発生を少なくして、ボトルB1,B2のネック部N1,N2の高さ位置の異なる搬入コンベヤ10と充填装置12との間で、ボトルB1,B2を確実に受渡しすることができる。またグリップアーム28の高さの制御を下限規制カム41および上限規制カム42と昇降カムローラ35とにより機械的に行うので信頼性が高い。
さらに把持位置調整装置46により、上限規制カム42および下限規制カム41の少なくとも一方を昇降させてその高さを調整することにより、ネック部N1,N2の高さの異なる容器の型替えを容易かつ短時間で行うことができる。
またネック把持装置25で、スライド筒34内に開閉カム軸31を内挿することにより、搬入ホイール装置11のコンパクト化を図ることができる。
さらにまた、ネック把持装置25において、1本の支軸27により一対のグリップアーム28が開閉自在に支持され、ネック部N2の外径D2が大きくて、開閉カム30とグリップアーム28の受圧面65との間に隙間が生じた状態で、グリップアーム28の把持部28bでネック部N2を把持することがあっても、各グリップアーム28に設けられた挟圧レバー67R,67L,74,84が、開閉カム30、位置決めピン72、位置決めブロック82をそれぞれ挟圧することにより、両グリップアーム28が軸線Lsの対称位置に保持されてボトルB2が軸線Ls上にセンタリングされる。これにより、ネック部N1,N2の外径の異なるボトルB1,B2を安定して保持し、搬入コンベヤ10と充填装置12との間でボトルB1,B2をスムーズに受渡しすることができる。
B1,B2 ボトル(容器)
N1,N2 ネック部
Bi 容器受取り部
Bo 容器送出し部
SL 基準レベル
CL 搬送レベル
Ls 軸線
10 搬入コンベヤ
11 搬入ホイール装置(容器受渡し装置)
12 充填装置
15 排出ホイール装置(容器受渡し装置)
23 主軸
24 旋回テーブル
25 ネック把持装置
26 受け台
27 支軸
28 グリップアーム
29 閉動用コイルばね
30 開閉カム(位置決め部材)
31 開閉カム軸
32 開閉レバー
33 開閉カムローラ
34 スライド筒
35 昇降カムローラ
41 下限規制カム
42 上限規制カム
43 受取り開閉カム
43a カム溝
44 送出し開閉カム
44a カム溝
45 昇降部材
46 把持位置調整装置
49 ねじ軸
51 調整用サーボモータ
61,71,81 センタリング機構
62 閉動付勢用ピン
63 支柱部材
64 ガイド板
65 受圧面
66R,66L,73,83 支持ピン
67R,67L,74,84 挟圧レバー
68,75,85 位置決め用コイルばね(位置決め付勢部材)
72 位置決めピン(位置決め部材)
82 位置決めブロック(位置決め部材)

Claims (4)

  1. 両基端部が1本の支軸を介してそれぞれ回動自在に支持され先端側の対向面に容器のネック部を把持可能な把持部を有する一対のグリップアームと、これらグリップアームを閉動方向に付勢するアーム閉動付勢部材と、両グリップアーム間で支軸に平行な軸心周りに回動自在に配置されてグリップアームを開閉可能な開閉カムとを具備したネック把持装置において、
    両グリップアーム間に配置された位置決め部材と、両グリップアームに支軸に平行な支持ピンを介して回動自在に取り付けられて前記位置決め部材に当接可能な一対の挟圧レバーと、当該挟圧レバーを閉動方向に付勢して前記位置決め部材を挟圧可能な位置決め付勢部材とを有するセンタリング機構を設けた
    ことを特徴とするネック把持装置。
  2. 位置決め部材を開閉カムとし、
    前記開閉カムに、挟圧レバーが当接される当接面が開閉カムの回転軸心に点対称に形成され、
    一方の挟圧レバーを支持ピンから先端側に伸びる方向に配置するとともに、他方の挟圧レバーを支持ピンから基端側に伸びる方向に配置し、
    位置決め付勢部材を、両挟圧レバーの先端部間に連結されたコイルばねとした
    ことを特徴とする請求項1記載のネック把持装置。
  3. 位置決め部材は、両グリップアーム間で支軸を通る軸線上に配置され、
    挟圧レバーが位置決め部材に当接される当接面が、前記軸線の線対称に形成され、
    位置決め付勢部材を、両挟圧レバーの先端部間に連結されたコイルばねとした
    ことを特徴とする請求項1記載のネック把持装置。
  4. 位置決め部材を、軸線の両側に配置された左右一対の位置決めピンとした
    ことを特徴とする請求項3記載のネック把持装置。
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