JP5245565B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像形成の生産性を低下させることなく適正な転写電圧を決定する技術に関する。
複写機等の画像形成装置では、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体に形成されたトナー像を、転写ローラなどの転写部材に印加された転写電圧による静電力を利用してシートなどの被転写媒体に転写することにより画像を形成するようになっている。
転写ローラは、通常金属製の軸芯の周囲に導電性を有する弾性材料の層を形成して、当該軸芯に必要な転写電圧を印加するようになっているが、導電性の弾性材料、特にイオン伝導体を含有させて導電性を確保した弾性材料は、温度による抵抗値の変動が大きく、良好な転写画像を得るために、軸芯に印加する転写電圧を頻繁に調整する必要がある。
そこで、例えば、特許文献1においては、画像形成ジョブの実行中において、先のシートの後端が、転写位置を通過した後、次のシートの先端が到達するまでの区間(以下、「非転写区間」という。)に、転写ローラの抵抗値を測定して最適な転写電圧を決定し(最適転写電圧決定処理)、次の非転写区間で転写電圧を切り換えるという処理を交互に実行する技術が開示されている。
特開2003−287966号広報 特開平11−258923号広報
しかしながら、転写ローラの抵抗値の測定は、測定誤差を避けるため少なくとも1回転させて周方向の複数の箇所で測定された抵抗値の平均値を得ることが望ましく、そのため転写位置への次のシート搬送のタイミングを遅延させて非転写区間を大きくとる必要があり、上記特許文献1のように一つおきの非転写区間ごとにこのようなことをしていれば、画像形成の生産性が著しく低下してしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、できるだけ画像形成における生産性を低下させることなく適切な転写電圧を決定して良好な転写画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る画像形成装置は、転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と、連続して複数枚の記録シートに画像形成する場合に、搬送されるシート間隔を判定するシート間隔判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記シート間隔が前記最適転写電圧決定処理の実行に必要な時間以上である場合には、前記環境情報の温度変化が前記閾値未満であっても前記最適転写電圧決定処理を実行させることを特徴とする。
上記のように転写部材の抵抗値に基づく最適転写電圧の決定処理は、温度変化が所定の閾値以上変化するまでは実行せずに、その間は、機内温度を含む環境情報に基づき、転写電圧補正手段により最適転写電圧を補正する処理を実行している。上記補正転写電圧を暫定的な転写電圧とする場合の補正処理は転写部材の抵抗値などの実測が不要なので、演算のみで迅速に行うことができ、これにより画像形成の生産性に影響を与えることなく、温度変化に応じた適正な転写電圧の決定が可能となる。
加えて、シート間隔が最適転写電圧決定処理の実行に必要な時間以上である場合には、環境情報の温度変化が閾値未満であっても最適電圧決定処理を実行するため、生産性を低下させることなく前記最適転写電圧決定処理を実行し、良好な転写画像を確保できる。
また、本発明の別の態様に係る画像形成装置は、転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と、画像形成すべき画像の種類を判定する画像判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像の種類によって異なる前記閾値を用いて、前記最適転写電圧決定手段による前記最適転写電圧決定処理の要否を判定することを特徴とする。
これにより、転写電圧の影響が顕在化し難いテキスト等の画像の場合には、最適転写電
圧決定処理を行う頻度を少なくするような閾値を選択し、顕在化し易い写真等の画像の場
合には、最適転写電圧決定処理を行う頻度をより高くするような閾値を選択することで、
良好な転写画像を損なうことなく、生産性も向上させることが出来る。
本発明のさらに別の態様に係る画像形成装置は、転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と、複数の画像形成モードから一の前記画像形成モードの選択を受け付ける受付手段と、を備え、前記制御手段は、選択された前記画像形成モードによって異なる前記閾値を用いて、前記最適転写電圧決定手段による前記最適転写電圧決定処理の要否を判定することを特徴とする。
これにより、例えば、高い画質を要求されない画像については、前記最適転写電圧決定
処理を行う頻度を低くするような閾値を選択することで、生産性を向上させることが可能
となる。
本発明のさらにまた別の態様に係る画像形成装置は、転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と、連続して画像形成が実行される場合において、残りの画像形成回数が所定の回数以内であるか否かを判定する残り回数判定手段と、を備え、前記残りの画像形成回数が前記所定の回数以内であると判定された場合には、前記制御手段は、前回の前記最適転写電圧決定処理時から温度の変化量が前記閾値以上になっていたとしても、前記最適転写電圧決定手段に前記最適転写電圧決定処理を実行させないことを特徴とする。
これにより、残りの画像形成回数が少ないにもかかわらず、最適転写電圧決定処理を実
行してジョブ発行者を待たせるという事態を回避することが出来る。
ここで、前記トナー像を転写すべき前記記録シートの種類を取得する取得手段を備え、前記転写電圧補正手段は、前記記録シートの種類に応じて異なる転写電圧補正処理を実行するようにしてもよい。
これにより、シートの種類によらず常に良好な転写画像が得られる。
また、入力された画像データに所定の処理を施し、前記所定の処理後の前記画像データに基づき前記像担持体に前記トナー像を作像する作像手段を備え、前記シート間隔判定手段は、連続して画像形成すべき未処理の前記画像データを処理するのに要する時間を参照して、前記シート間隔の大きさを判定するようにしてもよい。
これにより、生産性を低下させることなく前記最適転写電圧決定処理を実行し、良好な
転写画像を確保できる。
また、ここで、前記画像判定手段は、画像形成すべき1頁分の前記画像データにおける、トナーを付着すべきドット数と、当該トナーを付着すべきドットの立ち上がりもしくは立ち下がりの数をエッジ数として計数する計数手段を備え、前記画像の種類の判断は、前記ドット数および前記エッジ数に基づき行われるとしてもよい。
これにより、画像形成すべき画像の種類を容易に判定することが出来る。
以下、本発明に係る実施の形態を、タンデム型デジタルカラープリンタに適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。(以下、単に「プリンタ」という。)
<1>プリンタの全体構成
図1は、本発明の実施の形態に係るプリンタ100の全体構成を示す概略断面図であり、画像形成部10、給紙部20、転写部30、定着装置40、制御部50、および環境センサ71、72等を備える構成となっている。
このプリンタ100は、ネットワーク(例えばLAN:Local Area Network)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行する。
以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する。
画像形成部10は、作像部1C,1M,1Y,1K、光学部15、中間転写ベルト31などを備えている。
作像部1Cは、感光体ドラム11Cと、その周囲に配設された帯電器12C、現像器13C、一次転写ローラ34C、および感光体ドラム11Cを清掃するためのクリーナ14Cなどを備えており、感光体ドラム11C上にC色のトナー像を作像する。なお、他の作像部3M〜3Kについても、トナーの色が異なる以外は作像部3Cと同様、帯電器12M〜12Kなどの構成を有するが、図面が煩雑になるのを防ぐため、それらの符号は表記していない。
中間転写ベルト31は、無端状のベルトであり、駆動ローラ32と従動ローラ33に張架されて矢印A方向に周回駆動される。
光学部15は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部50からの駆動信号によりC〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム11C〜11Kを露光走査する。
この露光走査により、帯電器12C〜12Kにより帯電された感光体ドラム11C〜11K上に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器13C〜13Kにより現像されて感光体ドラム11C〜11K上にC〜K色のトナー像が、中間転写ベルト31上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。
一次転写ローラ34C〜34Kにより作用する静電力により中間転写ベルト31上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに2次転写位置36方向に移動する。
一方、給紙部20は、シートSを収容する給紙カセット21と、給紙カセット21内のシートSを搬送路23上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ22と、繰り出されたシートSを2次転写位置36に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対24などを備えており、中間転写ベルト31上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部20からシートSを2次転写位置に給送し、2次転写ローラ35による静電力の作用により中間転写ベルト31上のトナー像が一括してシートS上に2次転写される。
2次転写位置36を通過したシートSは、さらに定着装置40に搬送され、シートS上のトナー像(未定着画像)が、定着装置40における加熱・加圧によりシートSに定着された後、排出ローラ対61を介して排出トレイ62上に排出される。
また、制御部50は、外部の端末との通信や画像処理、上記各部の駆動制御などを実行する。
図2は、上記制御部50の構成を示すブロック図である。同図に示すように制御部50は主な構成要素として、CPU(Central Processing Unit)51、通信インターフェース(I/F)部52、ROM(Read Only Memory)53、RAM(Random Access Memory)54、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )55等を備える。
通信I/F部52は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信する。
CPU51は、ROM53から必要なプログラムを読み出し、上記画像形成部10、給紙部20、転写部30、定着装置40の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部52が受信したプリントジョブのデータに基づくプリント動作を円滑に実行させる。また、環境センサ71の検出値を参照して、2次転写ローラ35に印加すべき転写電圧を決定する。詳しくは後述する。
EEPROM55は、不揮発メモリからなる記憶手段であり、取得した環境情報や転写電圧に関する情報を記憶する。
<2>2次転写電圧制御の概要
1次転写ローラ34C〜34Kや2次転写ローラ35などの転写部材は、一般に導電性を有する弾性材料で形成されており、その抵抗値が温度や湿度などの周囲の環境条件、特に温度により変動することが知られている。
図3は、2次転写ローラ35の軸芯に一定の電流(10μA)を供給した状態で連続印刷を実行し、その印刷経過時間と、2次転写ローラ35近辺の温度(2次転写部温度)および2次転写ローラ35周面の電圧測定値(2次転写測定電圧)の変化を示すグラフであり、L1が2次転写部温度の変化を示しており、L2が2次転写測定電圧の変化を示す。
同グラフに示すように、印刷時間の経過に伴って駆動系のモータの発熱や、定着部の温度の影響により2次転写部の温度が徐々に上昇していき、この温度変化に伴って2次転写ローラ35の抵抗値が変動し、これにより2次転写測定電圧は、始めに大きく低下し、その後、緩やかに漸減している。
トナー像の転写に際しては、シート面に当接する2次転写ローラ35の周面における電位が大きく影響するので、上記のように温度変化に応じて2次転写ローラ35周面の電位が変化しないように、2次転写ローラ35の軸芯に印加する転写電圧を適正に制御することにより、良好な転写画像を得ることができる。
そこで、本実施の形態では、主に次のようにして適正な2次転写電圧を得るようにしている。
(a)最適転写電圧決定処理
2次転写ローラ35の抵抗値を指標する値を実測して、最適転写電圧を決定する処理である。
ここで、「抵抗値を指標する値」とは、2次転写ローラ35の径方向における抵抗値そのものに限られず、当該抵抗値と一定の相関性を有する値、例えば定電圧を2次転写ローラ35の軸芯と中間転写ベルト31の駆動ローラ32の軸芯間に印加したときの電流値や、同じく2次転写ローラ35と中間転写ベルト31の駆動ローラ32の軸芯間に定電流を供給したときに測定される電圧などを含む概念である。
このような2次転写ローラ35の抵抗値を指標する値を実測して、予め求められた当該指標値と最適な転写電圧値と相関関係を示すテーブルを参照して最適な転写電圧を決定することができる(以下、この処理を「ATVC(Auto Transfer Voltage Control)」という。)。
本実施の形態では、一例として、2次転写ローラ35の軸芯に定電流を印加し、当該ローラが1回転する間(本例では、800ms)間に所定のサンプリング間隔で2次転写ローラ35と中間転写ベルト31の駆動ローラ32の軸芯間の電圧を測定し、これを平均して得た電圧値を、2次転写ローラの抵抗値を指標する値とみなして、これと相関関係にある所定のテーブルを用いてATVC処理を行うようにしている。
(b)転写電圧補正処理
上記「抵抗値を指標する値」の実測にはある程度の時間を要するため、機内温度が変化する度に、上記ATVC処理を実行するとすれば、画像形成の生産性の低下を招く。
そこで、本実施の形態では、所定の条件の下で当該ATVC処理の実行に代えて、温度変化量に応じた2次転写電圧補正を実行するようにしている。
しかしながら、2次転写基準電圧を温度で補正しても、その温度変化が一定の閾値を超えると、2次転写ローラの抵抗値変化が大きくなって許容範囲を超えるおそれがあるため、その場合には、ATVC処理を再実行するようにしている。
以上のようにATVC処理と、転写電圧補正処理を併用することにより、生産性の低下を可及的に抑制しつつ、適正な2次転写電圧を印加して良好な転写画像を得ることができる。
(c)具体的な2次転写電圧制御の内容
図4は、本実施の形態において制御部50で実行される2次転写電圧制御の内容を示すフローチャートである。
まず、外部端末からLANを介してプリントジョブを受け付けると、給紙口部の環境センサ71で検出した温度・湿度情報に基づいて、その絶対湿度の大きさを示す環境ステップを取得する(ステップS1:YES、ステップS2)。
図5に、この環境ステップを決定するためのテーブルを示す。同テーブルに示すように本実施の形態では、給紙口部の環境センサ71で検出した温度(℃)と相対湿度(%)の大きに応じて求められる絶対湿度の大きさを指標するものとして、1から8の8段階に分類している。
そして、ステップS3において上述のATVC処理を実行し、測定された2次転写ローラ35の電圧値(2次転写モニタ電圧)と、上記環境ステップに基づき、下記式1の演算式を用いて2次転写電圧を取得する。
なお、ここで取得される2次転写電圧は、当該ATVC実行時点で適用されるべき最適な転写電圧であるが、後述する転写電圧補正処理における基準となる電圧なので、説明の便宜上、以下では「2次転写基準電圧」という。
(式1) 2次転写基準電圧(V)=2次転写モニタ電圧(V)x傾きa+オフセット値
上記式1において、傾きaとオフセット値は、予め実験を繰り返し、環境ステップのレベルごとに最適な2次転写基準電圧が得られるように求められている。
図6は、シートが普通紙の場合のテーブル例を示すものであって、ROM53内に格納されている。実際に転写する際には、シートの吸湿状態も大きく影響するため、当該吸湿状態と一定の相関関係にある環境ステップをパラメータとして、傾きa及びオフセット値が設定されている。
このようにATVC処理で決定された2次転写基準電圧は、EEPROM55内に格納される。
次に、2次転写部における温度変化量Δtを取得する(ステップS4)。制御部50は、環境センサ72で検出された温度をモニタしており、上記ATVC実行時からの2次転写部における温度変化量をΔtとして求める。
そして、ステップS3で決定された2次転写基準電圧と、上記Δtの値に基づき、次の式2に示す演算式により、補正2次転写電圧を算出する(転写電圧補正処理:ステップS5)。
(式2) 2次転写電圧(V)=2次転写基準電圧(V)+Δt(℃)x傾きs(V/℃)
ここで、図7は、傾きsの値を示すテーブルであり、そのときの2次転写基準電圧の値と、環境ステップのレベルに応じて、最適な補正量が得られるようにあらかじめ実験により求められ、ROM53内に格納されている。
このようにして補正された2次転写電圧は、EEPROM55に格納される。
制御部50は、上記2次転写基準電圧を2次転写ローラ35に印加するように制御して、上述した一連の動作によりシート上に画像を形成するジョブ実行プロセスを行わせ、ジョブが終了したか否かを確認する(ステップS6、S7)。
外部端末から受信したプリントジョブデータのヘッダには、印刷すべき頁数N1に関する情報が含まれており、制御部50は、画像形成の完了した頁数N2をカウントし、N1―N2の値が「0」であるか否かにより、ジョブ終了の判定をすることができる。
ステップS7が肯定的なら、そのまま2次転写電圧制御を終了するが、まだ、ジョブが残っている場合には、次にシート間隔が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS
7:NO、ステップS8)。
シート間隔は、通常は一定であるが、例えばプリントデータがポストスクリプト形式で大量に送信されてきたような場合、メモリ容量やCPUの処理速度の関係から、次に画像形成すべき画像データをRIP展開するために時間を要する場合があり、この場合に制御部50は、次のシートへの画像形成を遅延させるべくタイミングローラ24による給紙のタイミングを遅らせるように給紙部20を制御する。
このとき、シート間隔が通常よりも長くなる。そこで、ステップS8では、制御部50はシート間隔が所定値、具体的には、上記ATVCの実行に必要な時間(約800ms)を実行するに必要な値(システムスピード(cm/s)×0.8(s))であるか否かを判定し、もし、そうであれば(ステップS8:YES)、ステップS2、S3のATVC処理を実行する。この場合には、ATVC処理を実行しても、画像形成ジョブを遅延させることにはならないからである。
ステップS8で、シート間隔が所定値以上でないと判定された場合には(ステップS8:NO)、次に、ジョブ終了間近であるか否かを判定する(ステップS9)。具体的には、上記画像形成ジョブの残り頁数(N1−N2)が、例えば、3以下である場合には、ジョブ終了間近であると判断する。
ジョブ終了間近であれば、ATVC処理の要否を判断せずにステップS5に戻って、補正により2次転写電圧を求めるようにする。残り3枚ぐらいの処理時間であれば、機内温度に大きな変動はなく、改めてATVC処理をしなくても演算のみによる補正処理で対応できると考えられるからであり、また、ジョブ発行者のもう少しでジョブが終了するとの期待を損なわないようにするためである。
ステップS9において、否定的な場合(ステップS9:NO)、すなわちジョブ終了間近でないと判定された場合には、ステップS10に移って、次に画像形成すべき画像の種類を判定する画像パターン判定処理を行う。
画像パターン判定で判定される画像の種類は、例えば、テキスト画像とそれ以外の一般画像をいい、後者の一般画像には写真画像などが含まれる。画像パターン判定は、受信した画像データを分析する公知の様々な方法が用いられるが、本実施の形態では、より簡易な方法として、ドットカウントとエッジカウントの計数値により判定している。
ここで、ドットカウントとは、次の頁の画像形成の準備のためにビットマップ展開された画像データを主走査方向に走査して、トナーを付着すべき画素(以下、「黒ドット」という。)をカウントする処理をいい、エッジカウントとは、まったくトナーを付着しない画素(以下、「白ドット」という)から黒ドットに変化するエッジ、及び黒ドットから白ドットに変化するエッジをカウントする処理をいう。
具体的に、例えばドットカウントは、ビデオ信号1ラインごとにその信号値をコンデンサーに蓄積して積分する処理を1頁分繰り返すことにより実行され、また、エッジカウントとは、ビデオ信号1ラインごとのドットの輝度の変化を検知してカウントする処理を1頁分繰り返すことにより実行される。
テキスト画像の場合は、写真やイラストなどの一般画像と比較して、ドットカウント数が少なくエッジカウント数が多い傾向があるため、1頁分のドットカウント数、エッジカウント数をそれぞれCd、Ceとすると、例えば、Cd<a1、かつ、(Ce/Cd)>a2という条件式においてa1、a2の値を経験値や実験値で適当に定めることにより、画像の種類を判定できる。
ステップS10において、次に画像形成すべき画像の種類が判定されると、温度変化量Δt(直近のATVC処理を実行してからの環境センサ72により検出された温度変化)を取得すると共に、上記画像の種類と、そのときの2次転写基準電圧と環境ステップに応じて予め設定されている閾値Taを取得する(ステップS11)。
そして、当該温度変化量Δtと閾値Taとを比較し、Δt≧Taの場合には(ステップS12:YES)、ステップS2に戻って、再度ATVC処理を実行する。
温度変化量Δtが、必要以上に大きくなると、もはやステップS5における補正式では対応できず、改めて転写ローラ35の抵抗値を指標する2次転写モニタ電圧を得て、正確に2次転写基準電圧を必要があるからである。なお、このときのATVC処理は、ジョブ処理中に実行されることになるので、次のシートへの画像形成(ステップS6のジョブ実行プロセス)を当該ATVC処理が完了するまで、遅延される。
図8、図9はそれぞれ、一般画像用、テキスト画像用の閾値Ta決定用のテーブルの例を示すものであり、これらは予め実験により求められてROM53に格納されている。
両テーブルとも、現在の2次転写電圧と環境ステップにより、2次転写ローラ35の抵抗値の変化量が異なるため、ATVC処理の再実行を決定するための閾値Taは、それらをパラメータとして決定されるように構成されている。
また、図8に示す一般画像用の閾値の方が、図9のテキスト画像用の閾値よりも相対的に小さく設定されているのは、一般画像の方がテキスト画像よりも転写画像の劣化が目立ちやすいため、テキスト画像よりも頻繁にATVC処理を実行する必要があるからである。
以上のような2転写電圧制御処理が、受け付けたプリントジョブが終了するまで、繰り返し行われ、ジョブが終了したと判定されたら(ステップS7:YES)、当該フローチャートを終了して、次にジョブの受付を待つ。
以上説明したように本実施の形態による2次転写電圧制御方法によれば、ジョブを受け付ける当該ジョブの実行開始前にATVC処理を行った後に、当該ATVC処理後の温度変化量Δtによる転写電圧補正を実行し、当該温度変化量Δtが所定の閾値Ta以上となるまでの間は、演算により延在に転写電圧を補正して補填しているので、転写不良を的確に防止しつつ、ATVC処理の実行頻度を従来よりも少なくでき、画像形成の生産性を大きく低下させることはない。
また、上記ATVC処理の要否を判定するための閾値Taは、画像の種類に応じて異なるテーブルを参照して取得され、テキスト画像のように転写画像の劣化が目立ちにくい画像に対しては、ATVC処理の実行頻度がより低くなるように設定されているため、合理的な制御が可能となる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を考えることができる。
(1)上記実施の形態においては、図4のステップS10の画像パターン判定処理において、テキスト画像と、それ以外の一般画像を判定するため、ドットカウント数およびエッジカウント数の手法を用いたが、他の公知の画像処理を利用することも可能である。
例えば、階調補正(γ補正)のため、画像データの濃度ヒストグラムが生成されている場合において、当該濃度ヒストグラムにおける濃度の分布が比較的分散しているような場合には一般画像の可能性が高く、反対に特定の濃度域に集中している場合にはテキスト画像と判断してもよいと考えられる。
(2)また、上記画像パターン判定に加え、もしくはこれに代えて、ユーザにより指定された画質モードに応じてテーブルを選択するようにしてもよい。
すなわち、プリンタにおいて、例えば、解像度が高い高画質モードとそれよりも解像度の低い低画質モードでの印字が可能であり、コンピュータや画像形成装置のパネル等から画質モードが選択できる場合において、低画質モードが選択されている時には、Taが大きく設定されたテーブルを用いてATVC処理の実行頻度をより低くし、生産性を優先させる。一方、高画質モードが選択されている時には、Taが小さく設定されているテーブルを用いてATVCの実行頻度を高くし、2次転写不良を防止して画質の高さを確保する。
(3)図4のフローチャートにおいて、ステップS8(シート間隔判定処理)、ステップS9(ジョブ終了間近判定)、ステップS10(画像パターン判定)は、必ずしも行う必要はない。これらの処理がなくても、従来技術に比べ十分ATVC処理の実行頻度を低減し、生産性の低下を防ぐことができるからである。
なお、ステップS10を省略する場合には、Taのテーブルとして、一般画像用のテーブルが用いられるのが望ましい。
(4)上記実施の形態に係るプリンタは、両面印刷の機能を備えていなかったが、シートの第2面(裏面)に画像形成する場合には、第1面の画像形成時に熱定着により含有する水分量が変わっているため、図6や図7などに示すテーブルとは別に、第2面専用のテーブルをあらかじめ実験などにより求めてROM53に格納しておく。そして、次に画像形成すべきシートが第2面印刷か否かを判定し、第2面印刷の場合には、上記専用のテーブルを用いて転写電圧を補正することが望ましい。
(5)上記実施の形態においては、2次転写電圧の制御について説明したが、1次転写ローラによる転写においても具体的な各テーブルの内容が異なるだけで上記事情は同じである。ただ、1次転写の場合には、シートが介在しないので、式1のようにシートの吸湿を考慮する必要はあまりなく、測定された転写モニタ電圧をそのまま転写基準電圧として以後の補正処理を行うようにしてもよい。
(6)上記実施の形態においては、ATVC処理において、2次転写ローラ35を1回転させて転写電圧をモニタしたが、中間転写ベルト1周分の間、2次転写電圧をモニタしてその平均値を得るようにしてもよい。この場合には、中間転写ベルトの抵抗のばらつきも考慮した、2次転写基準電圧を得ることができる。ただし、これには時間を要するので、プリントジョブの実行開始前のみのATVC処理に限定して行ってもよい。
(7)上記実施の形態においては、転写部材に転写ローラを使用した場合を例に説明したが、もちろん転写ローラに限定されるものではなく、他の転写部材、例えば転写ブラシ等を使用してもよい。
(8)上記実施の形態においては、タンデム型カラープリンタについて説明したが、これに限らず、モノクロのプリンタでもよいし、4サイクル方式のカラー画像形成装置や、その他複写機、ファックス装置およびこれらの複合機など、およそ転写装置を備えた画像形成装置一般に適用されるものである。
なお、上記実施の形態および各変形例は、可能な限り組み合わせて用いることも可能である。
本発明は、転写装置を備えた画像形成装置において、生産性と良好な転写画像を両立させる技術として有用である。
発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示した模式的断面図 上記画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図 連続プリント時における2次転写部の温度変化と2次転写測定電圧の変化を示したグラフ 2次転写電圧制御のフローチャート 環境ステップテーブル 普通紙用2次転写基準電圧算出用傾きa、オフセットテーブル 2次転写電圧補正用傾きsテーブル 一般画像用ATVC再実行温度閾値Taテーブル テキスト画像用ATVC再実行温度閾値Taテーブル
符号の説明
10 画像形成部
100 タンデム型デジタルカラープリンタ
20 給紙部
30 転写部
31 中間転写ベルト
35 2次転写ローラ
40 定着装置
50 制御部
71 給紙口部環境センサ
72 2次転写ローラ部環境センサ

Claims (7)

  1. 転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、
    前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、
    装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、
    前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、
    前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と
    連続して複数枚の記録シートに画像形成する場合に、搬送されるシート間隔を判定するシート間隔判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記シート間隔が前記最適転写電圧決定処理の実行に必要な時間以上である場合には、前記環境情報の温度変化が前記閾値未満であっても前記最適転写電圧決定処理を実行させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、
    前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、
    装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、
    前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、
    前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と、
    画像形成すべき画像の種類を判定する画像判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記画像の種類によって異なる前記閾値を用いて、前記最適転写電圧決定手段による前記最適転写電圧決定処理の要否を判定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、
    前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、
    装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、
    前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、
    前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と、
    複数の画像形成モードから一の前記画像形成モードの選択を受け付ける受付手段と、を備え、
    前記制御手段は、選択された前記画像形成モードによって異なる前記閾値を用いて、前記最適転写電圧決定手段による前記最適転写電圧決定処理の要否を判定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 転写部材に転写電圧を印加し、これにより生成される静電力により、像担持体上のトナー像を別の像担持体もしくは記録シートに転写する転写手段を備えた画像形成装置であって、
    前記転写部材の抵抗値を指標する値を取得して最適転写電圧を決定する最適転写電圧決定処理を実行する最適転写電圧決定手段と、
    装置内の温度と湿度のうち少なくとも温度を環境情報として取得する環境情報取得手段と、
    前記環境情報に基づき、前記最適転写電圧を補正する転写電圧補正手段と、
    前記環境情報のうちの温度が、前回の最適転写電圧決定処理時から所定の閾値以上変化した場合に、前記最適転写電圧決定手段に改めて前記最適転写電圧を決定させ、そうでない場合には、前記転写電圧補正手段により得られた補正転写電圧を暫定的な転写電圧とするように、前記転写手段を制御する制御手段と、
    連続して画像形成が実行される場合において、残りの画像形成回数が所定の回数以内であるか否かを判定する残り回数判定手段と、を備え、
    前記残りの画像形成回数が前記所定の回数以内であると判定された場合には、前記制御手段は、前回の前記最適転写電圧決定処理時から温度の変化量が前記閾値以上になっていたとしても、前記最適転写電圧決定手段に前記最適転写電圧決定処理を実行させない
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記トナー像を転写すべき前記記録シートの種類を取得する取得手段を備え、
    前記転写電圧補正手段は、前記記録シートの種類に応じて異なる転写電圧補正処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 入力された画像データに所定の処理を施し、前記所定の処理後の前記画像データに基づき前記像担持体に前記トナー像を作像する作像手段を備え、
    前記シート間隔判定手段は、連続して画像形成すべき未処理の前記画像データを処理するのに要する時間を参照して、前記シート間隔の大きさを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像判定手段は、画像形成すべき1頁分の前記画像データにおける、トナーを付着すべきドット数と、当該トナーを付着すべきドットの立ち上がりもしくは立ち下がりの数をエッジ数として計数する計数手段を備え、
    前記画像の種類の判断は、前記ドット数および前記エッジ数に基づき行われることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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