JP5244831B2 - 計算機システム及びストレージ統合管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、計算機システム及びストレージ統合管理方法に関し、特にファイルストレージ装置及びブロックストレージ装置が併存する計算機システムに適用して好適なものである。
近年の情報化社会の進展によって企業が管理するデータ量は増加の一途を辿っている。また、近年ではデータ量の増加のみならず、データの種類も増加しており、このようなデータ種別の増加が企業内におけるデータ管理をますます難しくしている。
現在、企業が管理するデータの種類としては、DB(データベース)データや文書データなどがある。この場合、DBデータを利用するホスト計算機上のアプリケーション(DB)は、どのデータ保存領域のどの場所にどのようなデータが書かれているかなどを管理するデータ管理機能をもつ。このためDBデータについては、ストレージ装置に求められるデータ管理機能は比較的シンプルで良いが、応答時間といったデータアクセス性能については高い性能がストレージ装置に要求される。一方、文書データを利用するホスト計算機上の文書作成アプリケーションは、そのアプリケーションの性格上、限られたデータ管理機能しかもたない。このため文書データについては、ストレージ装置側でデータ管理機能を提供する必要がある。
このように、データの種類によってストレージ装置に求められる要件が異なるため、大規模なデータセンタを持つ企業等では、ストレージ装置としてブロックストレージ装置及びファイルストレージ装置の双方を適材適所で利用しているのが現状である。
ここで、ブロックストレージ装置は、ファイバーチャネル(Fibre Channel)やiSCSI(Internet Small Computer System Interface)などのブロックアクセスインタフェースによるデータアクセス手段を提供するストレージ装置であり、典型的にはホスト計算機がSCSI規格に準拠した形でデータアクセスを行う。すなわち、ブロックストレージ装置は記憶領域をボリュームとして提供し、ホスト計算機はデータの読書き先の記憶領域をボリュームのID(ボリュームID)と、そのボリューム内の位置を示すLBA(Logical Block Address)とによって指定する。
ブロックストレージ装置では、多くの場合、耐障害性や性能向上を目的として、各ボリュームが複数の物理ディスクにより構成される。現在、このような物理ディスクとして、SSD(Solid State Disk)やSATA(Serial Advanced Technology Attachment)ディスクドライブ、SAS(Serial Attached SCSI)ディスクドライブなどの様々な種類の記憶デバイスが用いられている。SSDは、SATAディスクドライブやSASディスクドライブを用いた場合に比べ高性能であるため、これを用いて構成したボリュームはSATAディスクやSASディスクドライブにより構成されたボリュームと比べて高性能とすることができる。しかしながら、SSDはSATAディスクドライブやSASディスクドライブに比べてより高価であるため、ボリュームのコストも高くなる。
さらに、近年のブロックストレージ装置は、従来のRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)技術に基づく論理ボリュームの他、シンプロビジョニング(Thin Provisioning)技術に基づく仮想ボリュームを提供することも可能となっている。仮想ボリュームは、ボリュームを作成してホスト計算機に割り当てた時点では記憶領域の実体をもたず、ホスト計算機から仮想ボリュームに対するデータの書き込みがあって初めて物理ディスクが提供する記憶領域(以下、これを実記憶領域と呼ぶ)が割り当てられるボリュームである。仮想ボリュームを利用することによって、ボリューム内の実際にデータが書き込まれた場所に対してのみ物理ディスク上の実記憶領域が割り当てられるため、物理ディスクの容量を有効活用することが可能である。
一方、ファイルストレージ装置は、例えばNFS(Network File System)やCIFS(Common Internet File System)などのファイルアクセスインタフェースによるデータアクセス手段を提供するストレージ装置である。ファイルストレージ装置は典型的には実記憶領域をファイルシステムとして提供する。ホスト計算機やその上で動作するアプリケーションは、権限があればファイルシステム内にデータの固まりであるファイルを自由に作成でき、一定のルールに従って自由に名前(ファイル名)を付けることができる。ホスト計算機がデータにアクセスする際には、ファイル名(ファイルパス)を指定してアクセスすればよく、ファイルシステム内のどのアドレスにデータが保存されているかをホスト計算機側で管理する必要はない。また、ホスト計算機はファイルシステム内にディレクトリを作成し、その中に関連のあるファイルをまとめて保存することができ、さらにファイルの作成日時や更新日時などの属性情報(メタデータ)を参照できるなど、データ管理を容易にする機能を利用することができる。
また、近年、XAM(eXtensible Access Method)に基づいたファイルアクセスインタフェースを提供するファイルストレージ装置も提供されている。XAMに基づくファイルアクセスインタフェースを用いることによって、ホスト計算機は各ファイルのメタデータを自由に定義してデータ管理に利用でき、さらにデータ管理を容易にすることができる。そのため、XAMは特にデータの長期保管用に用いられることが多い。
さらに、ファイルストレージ装置は、大きく分けてスタンドアロン型とゲートウェイ型に分類できる。スタンドアロン型は自身で物理ディスクを保持するのに対し、ゲートウェイ型は物理ディスクを保持しないか、保持していてもマイクロプログラムや管理情報を保存するための限られた容量の物理ディスクしかもたず、他のブロックストレージ装置が提供するボリュームをデータ保存領域として利用する形態を取る。このためゲートウェイ型は、ブロックアクセスインタフェース用に利用されていた物理ディスクやボリュームをファイルストレージ装置へ割り当ててファイルアクセスインタフェース用に転用したり、その逆の転用も可能である。一方、スタンドアロン型は、ファイルストレージ装置専用の物理ディスクを保持するため、他用途への転用は難しい。よって、特に大規模なデータセンタを持つ企業ではゲートウェイ型が多く用いられている。
なお、計算機システムに関連する発明として、特許文献1にはファイル・プロトコルとブロック・プロトコルをサポートするマルチプロトコル・ストレージ・アプライアンスに関する発明が開示されている。また、特許文献2には、種類の異なる記憶装置が混在する計算機システムにおいて、ホスト計算機が個々の記憶装置の特性に応じて記憶装置を使用するための発明が開示され、特許文献3には、用途に応じてデータの格納先の場所を選択して記憶領域の割り当てを行うための発明が開示されている。
特表2005−535961号公報 特開2003−345631号公報 特開2005−275526号公報
以上のようなブロックストレージ装置及びファイルストレージ装置の特徴から、従来、ブロックストレージ装置はDBデータの保存に用いられることが多く、ファイルストレージ装置は文書データの保存やアーカイブ用途に用いられることが多い。
しかし、このような使い分けを行うためには、ホスト計算機に実装されるアプリケーションの特徴や、それぞれのストレージ装置の特徴及び機能などの知識及び経験をシステム管理者が有していることが必要となる。また、現在、システム管理者は、存在するストレージ装置やホスト計算機などのリソース及びそれらの接続関係の把握と、利用可能なリソースの探索とを手動で行う必要があり、このような作業は特に大規模データセンタにおいてシステム管理者にとって大きな負担となっている。
このような課題を解決するための従来技術として、特許文献1に開示されているようなユニファイドストレージ装置がある。ユニファイドストレージ装置はブロックストレージ装置及びファイルストレージ装置の機能を一つの装置で提供することで、接続関係の管理などを不要として複雑さを隠蔽することで管理の容易化を実現している。しかしながら、この技術を導入するに際しては、既存のブロックストレージ装置及びファイルストレージ装置をユニファイドストレージ装置に置き換える必要があるため、既に多数のストレージ装置を所有する大規模データセンタでは普及していない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、多数のブロックストレージ装置及びファイルストレージ装置が併存する大規模データセンタにおいて、ストレージ装置を置き換えることなく、両ストレージ装置の使い分けや利用可能なリソースの探索などの管理を容易にし得る計算機システム及びストレージ統合管理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、計算機システムにおいて、複数のホスト計算機と、それぞれ各前記ホスト計算機と接続され、それぞれ異なる特徴を有する記憶領域を前記ホスト計算機に提供する複数の記憶装置と、それぞれ各前記ホスト計算機及び各前記記憶装置と接続され、前記記憶装置が提供する前記記憶領域を、当該記憶装置と異なるインタフェースにより前記ホスト計算機に提供する複数の中間記憶装置と、前記ホスト計算機に実装されるアプリケーションの種別ごとに、好ましいインタフェースの種別及び記憶領域の種別が予め規定されたポリシを管理する管理装置とを設け、前記管理装置が、各記憶装置、各中間記憶装置及び各ホスト計算機から構成情報をそれぞれ収集し、収集した各記憶装置、各中間記憶装置及び各ホスト計算機の構成情報と、前記ポリシと、ユーザにより指定されたアプリケーションの種別とに基づいて、前記ユーザにより指定されたアプリケーションの種別に適した記憶装置、中間記憶装置及びホスト計算機の組合せを検出し、検出した前記組合せを前記ユーザに提示するようにした。
また本発明においては、複数のホスト計算機と、それぞれ各前記ホスト計算機と接続され、それぞれ異なる特徴を有する記憶領域を前記ホスト計算機に提供する複数の記憶装置と、それぞれ各前記ホスト計算機及び各前記記憶装置と接続され、前記記憶装置が提供する前記記憶領域を、当該記憶装置と異なるインタフェースにより前記ホスト計算機に提供する複数の中間記憶装置とを有する計算機システムにおけるリソース統合管理方法において、前記ホスト計算機に実装されるアプリケーションの種別ごとに、好ましいインタフェースの種別及び記憶領域の種別を規定したポリシが予め定められ、各記憶装置、各中間記憶装置及び各ホスト計算機から構成情報をそれぞれ収集する第1のステップと、収集した各記憶装置、各中間記憶装置及び各ホスト計算機の構成情報と、前記ポリシと、ユーザにより指定されたアプリケーションの種別とに基づいて、前記ユーザにより指定されたアプリケーションの種別に適した記憶装置、中間記憶装置及びホスト計算機の組合せを検出する第2のステップと、検出した前記組合せを前記ユーザに提示する第3のステップとを設けるようにした。
本発明によれば、多数のブロックストレージ装置とファイルストレージ装置が併存する大規模データセンタにおいて、従来管理者の知識や経験、労力に頼って行われていた両ストレージ装置の使い分けやリソース探索が容易となる。
第1の実施の形態による計算機システムの全体構成を示すブロック図である。 ホスト計算機の概略構成を示すブロック図である。 ファイルストレージ装置の概略構成を示すブロック図である。 ブロックストレージ装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 論理ボリュームと物理ディスクとの関係の説明に供する概念図である。 ボリューム管理テーブルの構成例を示す概念図である。 仮想ボリュームと論理ボリュームとの関係の説明に供する概念図である。 仮想ボリューム管理テーブルの構成例を示す概念図である。 未使用領域管理テーブルの構成例を示す概念図である。 リソース情報テーブルの構成例を示す概念図である。 接続先情報テーブルの構成例を示す概念図である。 第1の実施の形態による統合管理ポリシテーブルの構成例を示す概念図である。 リソース管理テーブルの構成例を示す概念図である。 第1の実施の形態による探索条件指定画面の構成例を示す略線図である。 第1の実施の形態による探索結果表示画面の構成例を示す略線図である。 第1のリソース構成探索処理の処理手順を示すフローチャートである。 探索結果表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による計算機システムの全体構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態による管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態による統合管理ポリシテーブルの構成例を示す概念図である。 第2の実施の形態による探索条件指定画面の構成例を示す略線図である。 第2の実施の形態による探索結果表示画面の構成例を示す略線図である。 第2のリソース構成探索処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)本実施の形態による計算機システムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態による計算機システムを示す。本計算機システム1は、1つ以上のホスト計算機2(2A,2B)、1つ以上のファイルストレージ装置3、1つ以上のブロックストレージ装置4及び管理サーバ5を備え、これらが管理用のネットワークである管理LAN(Local Area Network)6を介して相互に接続されて構成されている。
また、一部のホスト計算機2(2A)、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4はSAN(Storage Area Network)7を介して接続され、一部のホスト計算機2(2A,2B)及びファイルストレージ装置3はデータ転送用のネットワークであるデータLAN8を介して接続されている。
なお、図1では、一部のホスト計算機2(2A)のみがSAN7に接続されている場合を例示しているが、すべてのホスト計算機2をSAN7及びデータLAN8の両方に接続するようにしても良い。また、図1では、すべてのホスト計算機2をデータLAN8に接続する場合について例示しているが、一部のホスト計算機2についてはデータLAN8に接続しないようにしても良い。さらに、図1では、管理LAN6及びデータLAN8を分離した形態とする場合について例示しているが、これらを分離することなく、1つのネットワーク(例えばLAN)により構成するようにしても良い。
ホスト計算機2は、ユーザが使用するコンピュータ装置であり、図2に示すように、内部バス10を介して相互に接続されたCPU11、メモリ12、SANアダプタ13、LANアダプタ14及びストレージデバイス15を備えて構成される。そしてホスト計算機2は、LANアダプタ14を介してファイルストレージ装置3及び管理サーバ5と接続され、SANアダプタ13を介してブロックストレージ装置4と接続されている。なお、SAN7に接続されないホスト計算機2(2B)については、SANアダプタ13を省略した構成としても良い。
ホスト計算機2のメモリ12には、アプリケーションソフトウェア(図示せず)が格納されており、CPU11がこのアプリケーションソフトウェアを実行することにより、ホスト計算機2全体としてユーザの業務内容に応じた所定の処理が実行される。そして、CPU11がこのような所定の処理を実行する際に使用するデータがファイルストレージ装置3を介して又はファイルストレージ装置3を介さずにブロックストレージ装置4に読み書きされる。
またホスト計算機2上では、管理エージェント16が動作する。管理エージェント16は、ストレージデバイス15からメモリ12にロードされ、CPU11により実行される。管理エージェント16は、自ホスト計算機2の構成情報や性能情報を収集し、収集した構成情報や性能情報をメモリ12において管理情報17の一部として保持する。また管理エージェント16は、保持した構成情報や性能情報を、管理サーバ5からの要求に応じて当該管理サーバ5に送信する。ただし、これらの構成情報や性能情報を管理エージェント16が定期的に管理サーバ5に通知するようにしても良い。なお、ホスト計算機2を動作させるためにインストールされるOSが管理エージェント16相当の機能を備える場合もある。その場合、管理エージェント16をホスト計算機2上に別途配置する必要はない。
ファイルストレージ装置3は、NFSやCIFSなどのファイルアクセスインタフェースによるデータアクセス手段を提供するストレージ装置であり、例えばNAS(Network Area Storage)から構成される。本実施の形態の場合、ファイルストレージ装置3は、ゲートウェイ型のものが用いられ、ブロックストレージ装置4が提供する記憶領域を仮想化してホスト計算機2に提供する。
ファイルストレージ装置3は、図3に示すように、内部バス20を介して相互に接続されたCPU21、メモリ22、SANアダプタ23、LANアダプタ24及びストレージデバイス25を備えて構成される。そしてファイルストレージ装置3は、LANアダプタ24を介してホスト計算機2及び管理サーバ5と接続され、SANアダプタ23を介してブロックストレージ装置4と接続されている。
このファイルストレージ装置3上では、当該ファイルストレージ装置3内の各要素を制御し、データ保存領域(ファイルシステム)の管理や、ホスト計算機2に対するデータ保存領域の割り当て、アクセス要求に対する応答などを行うマイクロプログラム26が動作する。マイクロプログラム26は、ストレージデバイス25からメモリ22にロードされ、CPU21により実行される。本実施の形態の場合、マイクロプログラム26は、ファイルストレージ装置3の構成情報や性能情報を収集し、収集した構成情報や性能情報をメモリ22において管理情報27の一部として保持する。またマイクロプログラム26は、保持した構成情報や性能情報を、管理サーバ5からの要求に応じて当該管理サーバ5に送信する機能をも有する。ただし、これらの構成情報や性能情報をマイクロプログラム26が定期的に管理サーバ5に通知するようにしても良い。
なお、ファイルストレージ装置3において、ストレージデバイス25は、マイクロプログラム26や管理情報27を保存するために用いられるが、必ずしも設ける必要はない。ストレージデバイス25を設けない場合、ファイルストレージ装置3は、ブロックストレージ装置4が提供するボリューム内にマイクロプログラム26や管理情報27を保存するようにすれば良い。ただし、メモリ22の一部として不揮発メモリ(NVRAM:Non-volatile Random Access Memory)を備え、その中にマイクロプログラム26や管理情報27を保存するようにしても良い。
ブロックストレージ装置4は、ファイバーチャネルやiSCSIなどのブロックアクセスインタフェースによるデータアクセス手段を提供するストレージ装置であり、図4に示すように、内部バス30を介して相互に接続されたCPU31、メモリ32、キャッシュメモリ33、SANアダプタ34、LANアダプタ35及び1つ以上の物理ディスク36を備えて構成される。そしてブロックストレージ装置4は、SANアダプタ34を介してホスト計算機2及びファイルストレージ装置3と接続され、LANアダプタ35を介して管理サーバ5と接続されている。
このブロックストレージ装置4上では、当該ブロックストレージ装置4内の各要素を制御し、データ保存領域(ボリューム)の管理や、ホスト計算機2及びファイルストレージ装置3に対するデータ保存領域の割り当て、アクセス要求に対する応答などを行うマイクロプログラム37が動作する。マイクロプログラム37は、特定の物理ディスク36からメモリ32にロードされ、CPU31により実行される。なお、メモリ32の一部として不揮発性メモリを備え、その不揮発性メモリにマイクロプログラム37を保存するようにしても良い。本実施の形態の場合、マイクロプログラム37は、ブロックストレージ装置4の構成情報や性能情報を収集し、収集した構成情報や性能情報をメモリ22において管理情報38の一部として保持する。またマイクロプログラム37は、保持した構成情報や性能情報を、管理サーバ5からの要求に応じて当該管理サーバ5に送信する機能をも有する。ただし、これらの構成情報や性能情報をマイクロプログラム37が定期的に管理サーバ5に通知するようにしても良い。
管理サーバ5は、本計算機システム1内に存在するホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4を一括管理するためのサーバであり、図5に示すように、内部バス40を介して相互に接続されたCPU41、メモリ42、LANアダプタ43及びストレージデバイス44と、図示しないディスプレイ等の表示手段とを備えて構成される。そして管理サーバ5は、LANアダプタ43を介してホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4と接続されている。
この管理サーバ5上では、ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4を管理するための管理ソフトウェア45が動作する。管理ソフトウェア45は、ストレージデバイス44からメモリ42にロードされ、CPU41により実行される。本実施の形態の場合、管理ソフトウェア45は、ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4から構成情報や性能情報を収集し、収集したこれらの構成情報及び性能情報を管理情報46の一部として保持する機能をも有する。なお、ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4が自己の構成情報や性能情報を定期的に管理サーバ5に通知する形態の場合、管理ソフトウェア45は、受信したこれらの構成情報及び性能情報を管理情報46の一部として保持する。
また本実施の形態の場合、管理ソフトウェア45は、リソース探索モジュール47及び統合管理ポリシテーブル48をも備える。これらリソース探索モジュール47及び統合管理ポリシテーブル48の詳細については、後述する。
(1−2)ブロックストレージ装置におけるデータ保存領域の管理方法
次に、ブロックストレージ装置4におけるデータ保存領域(実記憶領域)の管理方法について説明する。
ブロックストレージ装置4のマイクロプログラム37(図4)は、RAID技術に基づいて、1又は複数の物理ディスク36によりボリュームを構成する。なお、以下においては、RAID技術に基づいて構成されたボリュームを、後述の仮想ボリュームと区別するために、論理ボリュームと呼ぶものとする。
図6は、物理ディスク36及び論理ボリュームLVOLの関係を示す。図6の例では論理ボリュームLVOLは、4つの物理ディスク36から構成される。「1−1」、「1−2」、「1−3」、……とラベル付けした物理ディスク36内の部分領域は、予め決められたサイズに区切られた領域であり、ストライプと呼ばれる。また、「P1」、「P2」、……とラベル付けした部分領域は、対応するストライプのパリティ情報を格納する領域であり、パリティストライプと呼ばれる。
ブロックストレージ装置4は、論理ボリュームLVOLと物理ディスク36との間の関係や、後述する仮想ボリュームを含めたボリュームの使用状況などを管理するため、管理情報38の一部としてボリューム管理テーブル50(図7)を保持している。
このボリューム管理テーブル50は、図7に示すように、ボリュームID欄50A、状態欄50B、ボリューム種別欄50C、容量欄50D、RAIDレベル欄50E及びディスクID欄50Fから構成される。
そしてボリュームID欄50Aには、ブロックストレージ装置4のマイクロプログラム37(図4)が当該ブロックストレージ装置4内に作成した各ボリュームにそれぞれ付与した識別子(ボリュームID)が格納される。また状態欄50Bには、対応するボリュームの使用状況などの状態を表す情報(「使用中」又は「未使用」)が格納される。なお、「使用中」は、ホスト計算2に既に割り当てられているか、又は後述の仮想ボリュームに使用されている状態を示し、「未使用」は、ボリュームが未だホスト計算機2に割り当てられておらず、又はいずれの仮想ボリュームに使用されていない状態を示す。
ボリューム種別欄50Cには、対応するボリュームの特性を表す情報(ボリューム種別)が格納される。例えば、対応するボリュームがSASディスクで構成された論理ボリュームである場合には「SAS」、SATAディスクで構成された論理ボリュームである場合には「SATA」、SSDで構成された論理ボリュームである場合には「SSD」という文字列情報がそれぞれ格納される。また対応するボリュームが後述の仮想ボリュームである場合には「VIRTUAL」という文字列情報が格納される。
さらに容量欄50Dには、対応するボリュームの容量が格納され、RAIDレベル欄50Eには、そのボリュームの構成に使用されているRAIDレベルが格納される。なお、このRAIDレベル欄50Eは、対応するボリュームが仮想ボリュームの場合には使用されない。
さらにディスクID欄50Fには、対応するボリュームの構成に使用されている物理ディスク36の識別子(ディスクID)が格納される。なお、このディスクID欄50Fも、対応するボリュームが仮想ボリュームの場合には使用されない。
ここで、仮想ボリュームについて説明する。仮想ボリュームは、作成した時点ではデータを保存する実記憶領域をもたず、当該仮想ボリュームに対するホスト計算機2からのライトアクセス要求に応じて物理ディスク36の実記憶領域が動的に割り当てられるボリュームである。
図8は、仮想ボリュームVVOL及び論理ボリュームLVOLの関係を示す。この図8に示すように、仮想ボリュームVVOLに対する実記憶領域の割り当ては、多くの場合、物理ディスク36が提供する実記憶領域を直接割り当てるのではなく、物理ディスク36が提供する実記憶領域上に論理ボリュームLVOLを構成した後、その論理ボリュームLVOLの一部領域を割り当てることにより行われる。
ブロックストレージ装置4のマイクロプログラム37は、ホスト計算機2から仮想ボリュームVVOLに対するデータの書込み要求が与えられた場合、かかる論理ボリュームLVOLから、予め決められたサイズに区切られた実記憶領域のうちの未使用の実記憶領域RA1,RA2を、かかるライトアクセス要求においてデータのライト先として指定された仮想ボリュームVVOL内の記憶領域VA1,VA2に割り当てる。
このためブロックストレージ装置4のマイクロプログラム37は、仮想ボリュームVVOL及び論理ボリュームLVOLの関係や、仮想ボリュームVVOLに対する実記憶領域の割り当て状況、論理ボリュームLVOL内の使用状況を管理するために、管理情報38(図4)の一部として図9に示すような仮想ボリューム管理テーブル51と、図10に示すような未使用領域管理テーブル52とを保持している。
仮想ボリューム管理テーブル51は、仮想ボリュームVVOL内の各記憶領域と、論理ボリュームLVOLの実記憶領域との対応関係を管理するためのテーブルであり、図9に示すように、仮想ボリューム欄51A及び論理ボリューム欄51Bから構成される。
仮想ボリューム欄51Aは、ボリュームID欄51AA、開始LBA欄51AB及び終了LBA欄51ACから構成されており、ボリュームID欄51AAには、仮想ボリュームVVOLに付与されたボリュームの識別子(ボリュームID)が格納される。また開始LBA欄51AB及び終了LBA欄51ACには、その仮想ボリュームVVOL内の記憶領域のうち、論理ボリュームLVOLから実記憶領域が割り当てられている記憶領域の開始LBA及び終了LBAがそれぞれ格納される。
論理ボリューム欄51Bも同様に、ボリュームID欄51BA、開始LBA欄51BB及び終了LBA欄51BCから構成されており、ボリュームID欄51BAには、対応する仮想ボリュームVVOLの記憶領域に割り当てられた実記憶領域を提供する論理ボリュームLVOLの識別子(ボリュームID)が格納される。また開始LBA欄51BB及び終了LBA欄51BCには、かかる仮想ボリュームVVOLに割り当てられたその論理ボリュームLVOL内の実記憶領域の開始LBA及び終了LBAがそれぞれ格納される。
従って、図9では、「3」というボリュームIDが付与された仮想ボリュームVVOLにおける「0x00000000」から「0x0001af0f」までの記憶領域に対して、「0」というボリュームIDが付与された論理ボリュームLVOL内の「0x00000000」から「0x0001af0f」までの実記憶領域が割り当てられていることが示されている。
一方、未使用領域管理テーブル52は、仮想ボリュームVVOLに実記憶領域を割り当てる各論理ボリュームLVOL内の実記憶領域のうち、いずれの仮想ボリュームVVOLにも割り当てられていない実記憶領域(以下、これを未使用実記憶領域と呼ぶ)を管理するためのテーブルであり、図10に示すように、ボリュームID欄52A、開始LBA欄52B及び終了LBA欄52Cから構成されている。
そしてボリュームID欄52Aには、未使用実記憶領域を有する論理ボリュームLVOLのボリュームIDが格納され、開始LBA欄52B及び終了LBA欄52Cには、それぞれ対応する論理ボリュームLVOL内の未使用実記憶領域の開始LBA及び終了LBAがそれぞれ格納される。
従って、図10では、「0」というボリュームIDが付与された論理ボリュームLVOL内のアドレスが「0x0001af10」〜「0x0002ffff」の範囲の実記憶領域と、「0x000350f0」〜「0x0004ffff」の範囲の実記憶領域とが、未だいずれの仮想ボリュームVVOLにも割り当てられていないことが示されている。
(1−3)本実施の形態によるリソース統合管理機能
次に、管理サーバ5に搭載されたリソース統合管理機能について説明する。
本実施の形態の場合、管理サーバ5には、ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4のそれぞれから構成情報を収集して管理し、これらの構成情報と、予め規定されたポリシとに基づいて、システム管理者により指定された、新たに配置しようとするアプリケーションに対して最適なホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4及びこれらの接続形態(以下、これを適宜、リソース構成又はリソースの組合せと呼ぶ)を探索し、探索結果をシステム管理者に提示するリソース統合管理機能が搭載されている。
かかるリソース統合管理機能に基づく処理を実行するための手段として、ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4の各メモリ12,22,32(図2〜図4)には、管理情報17,27,38(図2〜図4)の一部として図11に示すリソース情報テーブル53と、図12に示す接続先情報テーブル54とがそれぞれ格納されている。また、管理サーバ5のメモリ42(図5)には、管理ソフトウェア45(図5)の一部としてリソース探索モジュール47及び図13に示す統合管理ポリシテーブル55が格納されると共に、管理情報46の一部として図14に示すリソース管理テーブル56が格納されている。
リソース情報テーブル53は、管理エージェント16(図2)やマイクロプログラム26,37(図3、図4)が収集した自リソース(ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3又はブロックストレージ装置4)の構成情報を保持するためのテーブルであり、図11に示すように、リソースID欄53A、リソース種別欄53B及びリソース詳細欄53Cから構成される。
そしてリソースID欄53Aには、予めシステム管理者や管理サーバ5から与えられたそのリソースに固有の識別子が格納される。例えば、ホスト計算機2又はファイルストレージ装置3が保持するリソース情報テーブル53であれば、そのホスト計算機2又はファイルストレージ装置3のホスト名がリソースID欄53Aに格納され、ブロックストレージ装置4が保持するリソース情報テーブル53であれば、そのブロックストレージ装置4のシリアル番号がリソースID欄53Aに格納される。
またリソース種別欄53Bには、そのリソースの種別が格納される。例えば、ホスト計算機2が保持するリソース情報テーブル53であれば、「Host」という文字列情報がリソース種別欄53Bに格納され、ブロックストレージ装置3が保持するリソース情報テーブル53であれば、「Block」という文字列情報がリソース種別欄53Bに格納される。またファイルストレージ装置3が保持するリソース情報テーブル53であれば、そのファイルストレージ装置3が通常使用される場合には「NAS」、アーカイブとして使用される場合には「Archive」という文字列情報がリソース種別欄53Bに格納される。
さらにリソース詳細欄53Cには、そのリソースに関する詳細情報が格納される。例えば、ホスト計算機2が保持するリソース情報テーブル53であれば、そのホスト計算機2に搭載されたOS(Operating System)の種類がリソース詳細欄53Cに格納される。ただし、そのホスト計算機2上で通常のOSでなく、仮想化ソフトウェア(Hypervisor)が動作している場合には、「Hypervisor」という文字列情報がリソース詳細欄53Cに格納される。またファイルストレージ装置3が保持するリソース情報テーブル53であれば、そのファイルストレージ装置3が提供可能なファイルアクセスインタフェースの種類(例えばNFS、CIFS又はXAM)がリソース詳細欄53Cに格納される。
さらにブロックストレージ装置4が保持するリソース情報テーブル53であれば、そのブロックストレージ装置4が提供可能なボリュームのボリューム種別及び最大容量がリソース詳細欄53Cに格納される。なお、リソース詳細欄53Cに種別等が格納されるのは、ボリューム管理テーブル50(図7)の状態欄50B(図7)に「未使用」という情報が格納されているボリュームのみである。また最大容量としては、かかるボリューム(ボリューム管理テーブル50の状態欄50Bに「未使用」という情報が格納されているボリューム)のうち、同一のボリューム種別の最大容量が登録される。ただし、ボリューム種別が「VIRTUAL」のボリュームについては、最大容量は登録されない。
接続先情報テーブル54は、自リソースの接続先を管理するためのテーブルであり、図12に示すように、ポートID欄54A、ポート種別欄54B及び接続先欄54Cから構成される。
そしてポートID欄54Aには、そのリソースが備える各ポートの識別子(ポートID)が格納される。またポート種別欄54Bには、対応するポートの種別が格納される。例えば、SANアダプタ13,23,34(図2〜図4)のポートの場合には「FC」、LANアダプタ14,24,35(図2〜図4)のポートの場合には「IP」といった文字列情報が格納される。さらに接続先欄54Cには、対応するポートから到達可能な他のリソースの識別子が格納される。
一方、リソース探索モジュール47は、後述する統合管理ポリシテーブル55及びリソース管理テーブルを参照して、システム管理者が指定したアプリケーション種別に対して最適なリソース構成を探索し、探索により検出したリソース構成をシステム管理者に提示するためのプログラムである。なお、以下においては、各種処理の処理主体を「管理ソフトウェア」や「リソース探索モジュール」として説明する場合があるが、実際上は、「管理ソフトウェア」又は「リソース探索モジュール」に基づいて管理サーバ5のCPU41がその処理を実行することは言うまでもない。
統合管理ポリシテーブル55は、アプリケーションの種別ごとに最適なインタフェース種別及びボリューム種別を予め規定したテーブルであり、図13に示すように、アプリケーション種別欄55A、仮想ホスト使用時インタフェース欄55B、ファイルストレージ種別55C及びボリューム種別欄55Dから構成される。
そしてアプリケーション種別欄55Aには、ホスト計算機2に実装される各アプリケーションの種別が格納される。このような種別としては、「データベース」や、「メールサーバ」及び「ポータルサーバ」などがある。また仮想ホスト使用時インタフェース欄55Bには、対応するアプリケーションを仮想ホスト上に配置する場合に、仮想化ソフトウェア(Hypervisor)層にデータ保存領域を割り当てる際に用いるべきインタフェース(例えばFC、NFS又はCIFS)が格納される。
さらにファイルストレージ種別欄55Cには、対応するアプリケーションを配置する場合に使用すべきファイルストレージ装置3の種別が格納される。例えば、通常のファイルストレージ装置3を用いるべき場合は「NAS」という文字列情報、データの長期保存に特化したファイルストレージ装置3を用いるべき場合は「Archive」という文字列情報がそれぞれ格納される。
さらにボリューム種別欄55Dには、対応するアプリケーションを配置する場合に、使用すべきブロックストレージ装置4上のボリュームの種別(ボリューム種別)が登録される。このようなボリューム種別としては、SSD(Solid State Drive)、SAS及びSATAなどが挙げられる。
なお、統合管理ポリシテーブル55は、予め作成されているものを管理サーバ5の管理ソフトウェア45(図5)が保持していても良く、また内容を作成、変更又は削除できるインタフェースを設けて、システム管理者が自在に作成又は変更等できるようにしても良い。
リソース管理テーブル56は、管理サーバ5が各ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4の構成を管理するために用いるテーブルであり、管理ソフトウェア45がホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4からそれぞれ取得した構成情報及び性能情報に基づいてリソース探索モジュール47により作成される。このリソース管理テーブル56は、図13に示すように、リソースID欄56A、リソース種別欄56B、リソース詳細欄56C、ポートID欄56D、ポート種別欄56E及び接続先欄56Fから構成される。
そしてリソースID欄56A、リソース種別欄56B及びリソース詳細欄56Cには、それぞれ図11について上述したリソース情報テーブル53のリソースID欄53A、リソース種別欄53B又はリソース詳細欄53Cにそれぞれ格納された情報と同じ情報が格納される。またポートID欄56D、ポート種別欄56E及び接続先欄56Fには図12について上述した接続先情報テーブル54のポートID欄54A、ポート種別欄54B及び接続先欄54Cにそれぞれ格納された情報と同じ情報が格納される。
(1−4)探索条件指定画面
図15は、所定操作により管理サーバ5に表示される探索条件指定画面60の構成例を示す。システム管理者は、いずれかのホスト計算機2に新たなアプリケーションを配置しようとする際に、この探索条件指定画面60を用いて、そのアプリケーションの種別(アプリケーション種別)に対して最適なホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4の組合せを検索することができる。
実際上、探索条件指定画面60は、アプリケーション種別選択フィールド61、ホスト/OS種別選択フィールド62及び割当容量フィールド63と、OKボタン64及びキャンセルボタン65とから構成される。
そしてアプリケーション種別選択フィールド61には、選択アプリケーション表示部61A及びプルダウンボタン61Bが設けられており、プルダウンボタン61Bをクリックすることによって、統合管理ポリシテーブル55(図13)に登録されているすべてのアプリケーション種別が掲載されたプルダウンメニュー(図示せず)を表示させることができる。かくして、システム管理者は、このプルダウンメニューに掲載されたアプリケーション種別の中から、新たに配置しようとするアプリケーションのアプリケーション種別を選択することによって、そのアプリケーション種別を選択アプリケーション表示部61A内に表示させることができる。
ホスト/OS種別選択フィールド62には、リソース管理テーブル56(図14)に登録されている各ホスト計算機2の種別(「物理ホスト」又は「仮想ホスト」)と、そのホスト計算機2に実装されたOSの種別(「Windows(登録商標)」又は「Unix(登録商標)」など)とを表す選択肢62AA〜62ACが表示され、これら選択肢62AA〜62ACとそれぞれ対応させてラジオボタン62BA〜62BCが表示される。かくしてシステム管理者は、アプリケーションを実装するホスト計算機2として所望するホスト計算機種別及びそのホスト計算機2に実装されたOSとして所望するOS種別を表す選択肢62AA〜62ACと対応付けられたラジオボタン62BA〜62BCをオンさせることにより、そのとき新たに配置しようとするアプリケーションの配置先となるホスト計算機2の種別及びそのホスト計算機2に実装されているOS種別を選択することができる。
例えば図15の例の場合、アプリケーションを仮想化ソフトウェア(Hypervisor)によって作成された仮想ホスト上で動作させる場合には「仮想ホスト」を選択し、仮想化ソフトウェアを使用せずにホスト計算機2上で直接動作させる場合には「物理ホスト」を選択する。また「物理ホスト」を選択する場合であって、OSとして「Windows(登録商標)」が実装されたホスト計算機2を選択する場合には「物理ホスト(Windows(登録商標))」を選択し、OSとして「Unix(登録商標)」が実装されたホスト計算機2を選択する場合には「物理ホスト(Unix(登録商標))」を選択する。なお、図15に示したホスト計算機2及びOSの種別の組合せは一例であり、計算機システム1内に他のOSが実装されたホスト計算機2が存在する場合には、そのホスト計算機2に対応する選択肢も表示されることになる。
さらに割当容量フィールド63には、割当て容量表示部63Aが設けられており、システム管理者は、管理サーバ5を操作してそのとき配置しようとしている新しいアプリケーションに対して割り当てるべきデータ保存領域の容量を割当て容量表示部63Aに入力することができる。
そして探索条件指定画面60では、そのとき配置しようとしている新しいアプリケーションのアプリケーション種別をアプリケーション種別選択フィールド61の選択アプリケーション表示部61Aに表示させ、そのアプリケーションを実装すべきホスト計算機2とそのホスト計算機2に実装されているOSの種別とをホスト/OS種別選択フィールド62において選択し、さらにそのアプリケーションに割り当てるべきデータ保存領域の容量を割当て容量表示部63Aに表示させた後、OKボタン64をクリックすることによって、そのとき入力した条件に応じて、そのアプリケーションを実装すべきホスト計算機2と、そのホスト計算機2と組み合わせるべきファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4とを管理サーバ5に検索(以下、この検索処理を第1のリソース構成探索処理と呼ぶ)させることができる。なお、キャンセルボタン65をクリックすることによって、この探索条件指定画面60を閉じることができる。この場合、上述の第1のリソース構成探索処理は実行されない。
(1−5)探索結果表示画面
一方、図16は、上述の第1のリソース構成探索処理が実行された結果、管理サーバ5に表示される探索結果表示画面70の構成例を示す。
この探索結果表示画面70では、かかる第1のリソース構成探索処理により検出された、そのとき配置しようとしている新しいアプリケーションに最適なリソース構成が、これらリソースのリソースIDと、これらリソースにおける他のリソースとの接続に使用すべきポートのポートIDとを含む模式図71A,71Bとして表示される。
また探索結果表示画面70では、かかる第1のリソース構成探索処理において複数のリソース構成が検出された場合に、これらリソース構成における各リソースの接続形態を表す模式図71A,71Bが、優先順位の高いリソース構成ほど優先的に表示(本実施の形態においては、探索結果表示画面70のより上側に位置するように表示)される。
かくしてシステム管理者は、この探索結果表示画面70を参照して、人手により、所望するリソース構成の模式図71A,71Bを参照して、対応する各リソースに対して他のリソースとの接続の設定を行うことによって、そのアプリケーションに最適なリソース構成を構築することができる。
ただし、探索結果表示画面70の左下側に設けられたチェックボックス73にチェックを入れ、さらにリソース構成の模式図71A,71Bが複数表示されている場合には、対応するラジオボタン72A,72Bをオン表示させるようにして所望するリソース構成を1つ選択した上で、当該探索結果表示画面70の右下側に表示されたOKボタン74をクリックすることによって、かかる設定を自動的に設定させることができる。
この場合、管理サーバ5(正確には管理サーバ5のリソース探索モジュール47)は、管理LAN6(図1)を介して対応する各リソースをそれぞれ制御することにより、そのとき探索結果表示画面70に表示されている模式図71A,71Bに示された接続形態で接続するように、これらのリソースに対する他のリソースとの接続の設定を行う。
なお、探索結果表示画面70は、画面右下に表示されたキャンセルボタン75をクリックすることにより閉じることができる。
(1−6)第1のリソース構成探索処理
図17は、システム管理者が上述の探索条件指定画面60において必要な入力操作を行った後にOKボタン64をクリックしたときに、管理サーバ5のリソース探索モジュール47(図5)により実行される第1のリソース構成探索処理の処理手順を示す。
リソース探索モジュール47は、探索条件指定画面60において必要な入力操作が行われた後にOKボタン64がクリックされると、この図16に示す第1のリソース構成探索処理を開始し、まず、探索条件指定画面60においてシステム管理者により指定された種別のホスト計算機2をリソース管理テーブル56(図14)上で探索する(SP1)。
具体的に、リソース探索モジュール47は、探索条件指定画面60のホスト/OS種別選択フィールド62においてホスト計算機2の種別として「仮想ホスト」が選択されている場合には、リソース管理テーブル56のリソース種別欄56Bに「Host」という文字列情報が格納され、かつリソース詳細欄56Cに「Hypervisor」という文字列情報が格納されているエントリを探索する。またリソース探索モジュール47は、探索条件指定画面60のホスト/OS種別選択フィールド62においてホスト計算機2の種別として「物理ホスト」が選択されている場合には、リソース管理テーブル56のリソース種別欄56Bに「Host」という文字列情報が格納され、かつ探索条件指定画面60のホスト/OS種別選択フィールド62において指定されたOS種別と同じOS種別がリソース詳細欄56Cに格納されているエントリを探索する。
次いで、リソース探索モジュール47は、かかる検索により探索条件指定画面60においてシステム管理者により指定された種別のホスト計算機2を検出できたか否かを判断する(SP2)。そしてリソース探索モジュール47は、この判断において否定結果を得ると、指定された種別のホスト計算機2がシステム内に存在しない旨の警告を管理サーバ5に表示させ(SP3)、この後、この第1のリソース構成探索処理をエラー終了する。
これに対してリソース探索モジュール47は、ステップSP2の判断において肯定結果を得ると、統合管理ポリシテーブル55(図13)を参照して、探索条件指定画面60において指定された新たに配置しようとしているアプリケーションの種別に対して予め規定されたファイルストレージ装置3の種別と、ボリュームの種別とを取得する(SP4)。
そしてリソース探索モジュール47は、ステップSP4での取得結果に基づいて、新たに配置しようとしているアプリケーションの種別に対して組み合わせるべきファイルストレージ装置3の種別を取得できたか否か(そのファイルストレージ装置3の種別が統合管理ポリシテーブル55において規定されているか否か)を判断する(SP5)。
リソース探索モジュール47は、この判断において否定結果を得ると、ホスト計算機2とSAN7を介して接続されており、かつ、統合管理ポリシテーブル55において指定されている種別のボリュームを、探索条件指定画面60において指定された容量分だけ提供可能なブロックストレージ装置4を探索する(SP6)。
具体的に、リソース探索モジュール47は、リソース管理テーブル56を参照して、ステップSP1の探索により検出したホスト計算機2のエントリのうち、ポート種別欄56Eに「FC」の文字列情報が格納されているエントリの接続先欄56FにそのリソースIDが格納されており、リソース管理テーブル56上の対応するエントリのリソース種別欄56Bに「Block」の文字列情報が格納され、かつ、当該対応するエントリのリソース詳細欄56CにステップSP4において取得したボリューム種別と同じボリューム種別を表す文字列情報が格納され、さらに、当該リソース詳細欄56Cに格納されている割当て可能容量が、探索条件指定画面60において指定されたデータ保存領域の容量以上のブロックストレージ装置4を探索する。なお、リソース探索モジュール47は、この探索により該当するブロックストレージ装置4を検出した場合には、そのリソースIDが接続先に含まれるファイルストレージ装置3上のポートのポートIDを記憶する。そしてリソース探索モジュール47は、この探索を終了すると、ステップSP11に進む。
これに対してリソース探索モジュール47は、ステップSP5の判断において肯定結果を得ると、ステップSP1の探索により検出した1又は複数のホスト計算機2のいずれかとデータLAN8(図1)を介して接続されており、かつ、ステップSP4において取得した種別のファイルストレージ装置3を探索する(SP7)。
具体的に、リソース探索モジュール47は、リソース管理テーブル56を参照して、ステップSP1の探索により検出したホスト計算機2のエントリのうち、ポート種別欄56Eに「IP」の文字列情報が格納されているエントリの接続先欄56FにそのリソースIDが格納されており、かつリソース管理テーブル56上の対応するエントリのリソース種別欄56BにステップSP4において取得したファイルストレージ種別と同じファイルストレージ種別を表す文字列情報が格納され、さらに、当該対応するエントリのリソース詳細欄56CにOSが利用可能なファイルアクセスインタフェースが格納されているファイルストレージ装置3を探索する。なお、「OSが利用可能なファイルアクセスインタフェース」としては、OSが「Windows(登録商標)」であればCIFS、OSが「Unix(登録商標)」であればNFSが該当する。またリソース探索モジュール47は、この探索により該当するファイルストレージ装置3を検出した場合には、そのリソースIDが接続先に含まれるホスト計算機2上のポートのポートIDを記憶する。
続いてリソース探索モジュール47は、この探索により該当するファイルストレージ装置3を検出できたか否かを判断する(SP8)。そしてリソース探索モジュール47は、この判断において否定結果を得ると、指定された種別のファイルストレージ装置3がシステム内に存在しない旨の警告を管理サーバ5に表示させ(SP9)、この後、この第1のリソース構成探索処理をエラー終了する。
これに対してリソース探索モジュール47は、ステップSP8の判断において肯定結果を得ると、ステップSP7の探索により検出した1又は複数のファイルストレージ装置3のいずれかとSAN7(図1)を介して接続されており、かつ、ステップSP4において取得したボリューム種別のボリュームを指定された容量分だけ提供可能なブロックストレージ装置4を探索する(SP10)。
具体的に、リソース探索モジュール47は、リソース管理テーブル56(図14)を参照して、ステップSP7の探索により検出したファイルストレージ装置3のエントリのうち、ポート種別欄56Eに「FC」という文字列情報が格納されているエントリの接続先欄56FにそのリソースIDが格納されており、リソース管理テーブル56上の対応するエントリのリソース種別欄56Bに「Block」という文字列情報が格納され、かつ、当該対応するエントリのリソース詳細欄56CにステップSP4において取得したボリューム種別と同じボリューム種別を表す文字列情報が格納され、さらに、当該リソース詳細欄56Cに格納されている割当て可能容量が、探索条件指定画面60において指定されたデータ保存領域の容量以上のブロックストレージ装置4を探索する。なお、リソース探索モジュール47は、この探索により該当するブロックストレージ装置4を検出した場合には、そのリソースIDが接続先に含まれるファイルストレージ装置3上のポートのポートIDを記憶する。
次いでリソース探索モジュール47は、ステップSP6又はステップSP10の探索により該当するブロックストレージ装置4を検出できたか否かを判断し(SP11)、否定結果を得ると、指定された種別のボリュームを提供するブロックストレージ装置4が存在しない旨の警告を管理サーバ5に表示させ(SP12)、この後、この第1のリソース構成探索処理をエラー終了する。
これに対してリソース探索モジュール47は、ステップSP11の判断において肯定結果を得ると、ステップSP1〜ステップSP10の処理により検出したリソース構成の模式図71A,71Bが掲載された探索結果表示画面70を管理サーバ5に表示させ(SP13)、この後、この第1のリソース構成探索処理を終了する。
なお、かかる第1のリソース構成探索処理のステップSP13においてリソース探索モジュール47により実行される処理(以下、これを探索結果表示処理と呼ぶ)の具体的な処理内容を図18に示す。
リソース探索モジュール47は、第1のリソース構成探索処理のステップSP13に進むと、この図18に示す探索結果表示処理を開始し、まず、第1のリソース構成探索処理のステップSP1〜ステップSP10の処理により複数のリソース構成を検出したか否かを判断する(SP20)。
そしてリソース探索モジュール47は、この判断において否定結果を得ると、第1のリソース構成探索処理のステップSP1〜ステップSP10の処理により検出した1つのリソース構成の模式図71A,71Bが掲載された探索結果表示画面70(図16)を管理サーバ5に表示させ(SP23)、この後、この探索結果表示処理を終了して第1のリソース構成探索処理に戻る。
これに対してリソース探索モジュール47は、ステップSP20の判断において否定結果を得ると、第1のリソース構成探索処理のステップSP1〜ステップSP10の処理により検出したリソース構成ごとに、そのリソース構成を構成する各リソース(ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4)からそれぞれ性能情報を取得する(SP21)。
具体的にリソース探索モジュール47は、かかるリソース構成ごとに、各リソースからCPU11,21,31(図2〜図4)の使用率(CPU使用率)と、そのリソース構成においてこれらリソースが他のリソースとの接続にそれぞれ使用する各ポートの使用率(ポート使用率)とを取得する。
なお、各リソースがCPU使用率及び各ポート使用率を計算する計算期間(平均をとる期間)については、予め管理ソフトウェア45(図5)がその情報をもち、予めシステム内の各リソースにその計算期間をそれぞれ指示しておくか、またはかかるリソース構成を構成する各リソースに性能情報の転送を要求する際にリソース探索モジュール47がその計算期間を指示するようにすれば良い。
続いてリソース探索モジュール47は、上述のようにして取得したリソース構成ごとの各リソースにおけるCPU使用率及び各ポート使用率に基づいて、リソース構成ごとの優先順位を決定する(SP22)。
ここで、このような優先順位の決定方法としては、CPU使用率及びポート使用率の単純平均に基づいて優先順位を決定する第1の方法と、リソースの種別ごとにそれぞれ重み付けをして行う第2の方法と、性能情報ごとにそれぞれ重み付けをして行う第3の方法と、第2及び第3の方法を合成した第4の方法とが考えられる。
このうち第1の方法は、ホスト計算機2のCPU使用率をHtCu、ファイルストレージ装置3のCPU使用率をFsCu、ブロックストレージ装置4のCPU使用率をBsCuとし、ホスト計算機2のポート使用率をHtPu、ファイルストレージ装置3のポート使用率をFsPu、ブロックストレージ装置4のポート使用率をBsPuとして、次式のように、リソース構成ごとに各要素のCPU使用率及びポート使用率の逆数の平均を指標として計算し、その値が大きいリソース構成ほど優先順位を高くする方法である。
なお(1)式において「逆数」の平均をとっているのは、後述のように第2〜第4の方法において重み付けをするため、値が大きいものほど優先順位が高くなるようにするためである。
また第2の方法は、ホスト計算機2の重付け係数をWtHt、ファイルストレージ装置3の重付け係数をWtFs、ブロックストレージ装置4の重付け係数をWtBsとして、次式によりリソース構成ごとに指標を計算し、その値が大きいリソース構成ほど優先順位を高くする方法である。
なお(2)式において、各重付け係数WtHt、WtFs及びWtBsの値はシステム設計者等により予め管理ソフトウェア45に与えられているものとする。ただし、これらの重付け係数WtHt、WtFs及びWtBsの値をシステム管理者が変更できるようにしても良い。このようにすることによって、システム管理者が優先的に考慮させたいと考えているリソースの重付け係数WtHt、WtFs又はWtBsを大きい値に変更することができる。
さらに第3の方法は、各リソースのCPU利用率及びポート利用率の重付け係数をそれぞれWtCu及びWtPuとして、次式によりリソース構成ごとの指標を計算し、その値が大きいリソース構成ほど優先順位を高くする方法である。
なお(3)式において、各重付け係数WtCu及びWtPuの値はシステム設計者等により予め管理ソフトウェアに与えられているものとする。ただし、これらの重み付け係数WtCu及びWtPuの値をシステム管理者が変更できるようにしても良い。このようにすることによって、システム管理者が優先的に考慮させたいと考えている性能情報の重付け係数WtCu又はWtPuを大きい値に変更することができる。
さらに第4の方法は、ホスト計算機2のCPU使用率及びポート使用率の各重付け係数をそれぞれWtHtCu及びWtHtPu、ファイルストレージ装置3のCPU使用率及びポート使用率の各重付け係数をそれぞれWtFsCu及びWtFsPu、ブロックストレージ装置4のCPU使用率及びポート使用率の各重付け係数をそれぞれWtBsCu及びWtBsPuとして、次式によりリソース構成ごとの指標を計算し、その値が大きいリソース構成ほど優先順位を高くする方法である。
なお(4)式において、各重付け係数WtHtCu、WtHtPu、WtFsCu、WtFsPu、WtBsCu及びWtBsPuの値はシステム設計者等により予め管理ソフトウェアに与えられているものとする。ただし、これらの重み付け係数WtHtCu、WtHtPu、WtFsCu、WtFsPu、WtBsCu及びWtBsPuの値をシステム管理者が変更できるようにしても良い。このようにすることによって、システム管理者が優先的に考慮させたいと考えている性能情報の重付け係数WtHtCu、WtHtPu、WtFsCu、WtFsPu、WtBsCu及びWtBsPuを大きい値に変更することができる。
そしてリソース探索モジュール47は、以上のような方法により各リソース構成の優先順位を決定すると、この後、優先順位が高いリソース構成の模式図71A,71Bほど画面の上側に位置するような探索結果表示画面70(図16)を作成する。この際、リソース探索モジュール47は、ホスト計算機2上で使用可能なポートのポートIDと、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4間の接続に使用可能なファイルストレージ装置3上のポートのポートIDとして、上述の第1のリソース構成探索処理のステップSP7と、ステップSP6又はステップSP10とにおいて記憶したものを利用するが、他のポートのポートIDについては、リソース管理テーブル56から取得したものを利用する。
次いで、リソース探索モジュール47は、作成した探索結果表示画面70を管理サーバ5に表示させ(SP23)、この後、この探索結果表示処理を終了して第1のリソース構成探索処理に戻る。
(1−7)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態による計算機システム1では、管理サーバ5には、ホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4のそれぞれから構成情報を収集して管理し、これらの構成情報と、予め与えられたポリシ(統合管理ポリシテーブル55)とに基づいて、システム管理者により指定された種別のアプリケーションに対して最適なリソース構成を探索し、探索結果をシステム管理者に提示する。
従って、システム管理者は、各種別のアプリケーションの特徴や、各ホスト計算機2、各ファイルストレージ装置3及び各ブロックストレージ装置4の特徴及び機能などの知識及び経験を必要とすることなく、新たに配置しようとするアプリケーションに最適なリソース構成を構築することができる。
かくするにつき、本実施の形態によれば、多数のブロックストレージ装置3及びファイルストレージ装置3が併存する大規模データセンタにおいて、ストレージ装置を置き換えることなく、ブロックストレージ装置3及びファイルストレージ装置3の使い分けや利用可能なリソースの探索などの管理を容易にし得る計算機システムを実現できる。
(2)第2の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図19は、第2の実施の形態による計算機システム80を示す。この計算機システム80は、管理サーバ81の構成を除いて第1の実施の形態による計算機システム1と同様に構成されている。
また管理サーバ81は、図5との対応部分に同一符号を付して示す図20に示すように、管理ソフトウェア82の統合管理ポリシテーブル83及びリソース探索モジュール84の構成を除いて第1の実施の形態による管理サーバ5(図5)と同様に構成されている。
この場合、本実施の形態による統合管理ポリシテーブル83は、図21に示すように、アプリケーション種別欄83A、データ種別欄83B、仮想ホスト使用時インタフェース欄83C、ファイルストレージ種別欄83D及びボリューム種別欄83Eから構成される。そして、アプリケーション種別欄83A、仮想ホスト使用時インタフェース欄83C、ファイルストレージ種別欄83D及びボリューム種別欄83Eには、図13について上述した第1の実施の形態による統合管理ポリシテーブル55におけるアプリケーション種別欄55A、仮想ホスト使用時インタフェース欄55B、ファイルストレージ種別欄55C及びボリューム種別欄55Dにそれぞれ格納される情報と同様の情報が格納される。
またデータ種別欄83Bには、「Active」又は「Archive」のいずれかの文字列情報が格納される。そしてデータ種別欄83Bに「Active」の文字列情報が格納されている列の仮想ホスト使用時インタフェース欄83C、ファイルストレージ種別欄83D及びボリューム種別欄83Eには、それぞれアプリケーションが使用するデータ(以下、これをアクティブデータと呼ぶ)の読み書きに適用すべきポリシ(仮想ホスト使用時のインタフェース、ファイルストレージ装置3の種別及びボリュームの種別)が格納される。すなわち、データ種別欄に「Active」の文字列情報が格納されている列の情報は、第1の実施の形態における統合管理ポリシテーブル55(図13)における対応する情報と同様の意味をもつ。
これに対してデータ種別欄83Bに「Archive」の文字列情報が格納されている列の仮想ホスト使用時インタフェース欄83C、ファイルストレージ種別欄83D及びボリューム種別欄83Eには、ある時点でのアクティブデータをアーカイブしたデータ(長期保存するためにアクティブデータを移動またはコピーしたデータであり、以下、これをアーカイブデータと呼ぶ)を保存する場合に適用すべきポリシ(仮想ホスト使用時のインタフェース、ファイルストレージ装置3の種別及びボリュームの種別)が格納される。なお、本実施の形態においては、データ種別欄83Bに格納されるデータ種別として「Active」及び「Archive」の2つのみを挙げているが、「Active」及び「Archive」以外のデータ種別をも採用するようにしても良い。
図22は、所定操作により管理サーバ81に表示される第2の実施の形態による探索条件指定画面90の構成例を示す。この探索条件指定画面90は、アプリケーション種別選択フィールド91、ホスト/OS種別選択フィールド92、割当容量フィールド93及びアーカイブ利用有無フィールド94と、OKボタン95及びキャンセルボタン96とから構成される。
このうちアプリケーション種別選択フィールド91、ホスト/OS種別選択フィールド92及び割当容量フィールド93と、OKボタン95及びキャンセルボタン96とは、図15について上述した第1の実施の形態による探索条件指定画面60の対応部位と同様の構成及び機能を有するものであるため、ここでの説明は省略する。
一方、アーカイブ利用有無フィールド94は、そのとき配置しようとしているアプリケーションがアーカイブを利用するか否か及び利用する場合には、どの程度の容量をアーカイブ用に割り当てるべきかをシステム管理者が指定するためのフィールドである。
実際上、アーカイブ利用有無フィールド94には、「有」及び「無」という文字にそれぞれ対応させてチェックボックス94AA,94ABが設けられており、これらチェックボックス94AA,94ABのいずれか一方にのみチェックマークを表示させることができる。かくしてシステム管理者は、かかるアプリケーションがアーカイブを利用する場合には「有」に対応するチェックボックス94AAにチェックマークを表示させ、当該アプリケーションがアーカイブを利用しない場合には「無」に対応するチェックボックス94ABにチェックマークを表示させることにより、かかるアーカイブの利用の有無を指定することができる。
またアーカイブ利用有無フィールド94には、アーカイブ割当て容量表示部94Bが設けられている。かくしてシステム管理者は、管理サーバ81を操作して、そのとき配置しようとしている新しいアプリケーションに割り当てるべきアーカイブ用の容量をアーカイブ割当て容量表示部)94Bに入力することができる。
そして探索条件指定画面90では、アプリケーション種別選択フィールド91、ホスト/OS種別選択フィールド92、割当容量フィールド93及びアーカイブ利用有無フィールド94において必要な入力操作を行った後にOKボタン95をクリックすることによって、そのとき入力した条件に応じて、そのアプリケーションを実装すべきホスト計算機2と、そのアプリケーションに適したファイルストレージ装置3と、そのアプリケーションのアクティブデータを格納するためのブロックストレージ装置4及びそのアプリケーションのアーカイブデータを格納するためのブロックストレージ装置とを管理サーバ81に探索(以下、この探索処理を第2のリソース構成探索処理と呼ぶ)させることができる。
図23は、上述の第2のリソース構成探索処理が実行された結果、管理サーバ81に表示される第2の実施の形態による探索結果表示画面100の構成例を示す。この探索結果表示画面100では、かかる第2のリソース構成探索処理により検出された、そのとき配置しようとしている新しいアプリケーションに最適なリソース構成(各リソース及びこれらの接続形態)が、これらリソースのリソースIDと、これらリソースにおける他のリソースとの接続に使用すべきポートのポートIDとを含む模式図101A,101Bとして表示される。
なお、図23は、図22について上述した探索条件指定画面90において、アプリケーションのアーカイブデータをアーカイブするという指定を行った(つまり、「有」に対応するチェックボックス94AAにチェックマークを表示させた)場合に表示される探索結果表示画面100の構成例を示す。この場合、アプリケーションがアクティブデータ用に使用すべき構成と、アーカイブデータ用に使用すべき構成とを含むリソース構成の模式図101A,101Bが表示される。これら模式図101A,101B以外の部分は、図16について上述した第1の実施の形態による探索結果表示画面70と同様である。
図24は、システム管理者が図22について上述した探索条件指定画面90において必要な入力操作を行った後にOKボタン95をクリックしたときに、管理サーバ81の管理ソフトウェア82(図20)のリソース探索モジュール84(図20)により実行される第2のリソース構成探索処理の処理手順を示す。
リソース探索モジュール84は、探索条件指定画面90において必要な入力操作が行われた後にOKボタン95がクリックされると、この図24に示す第2のリソース構成探索処理を開始し、まず、図21について上述した統合管理ポリシテーブル83に登録されているポリシのうち、アクティブデータ用のポリシを用いて図17について上述した第1のリソース構成探索処理を実行する(SP30)。
ただし、このステップSP30では、図17のステップSP2、ステップSP8又はステップSP11において否定結果を得た場合であっても、ステップSP3、ステップSP9又はステップSP12の処理を行わずにこの第1のリソース構成探索処理をエラー終了する。またステップSP30においては、ステップSP11において肯定結果を得た場合であっても、ステップSP13の処理を実行せずに、この第1のリソース構成探索処理を終了する。
続いてリソース探索モジュール84は、ステップSP30において第1のリソース構成探索処理が正常終了したか否かを判断する(SP31)。そしてリソース探索モジュール84は、この判断において否定結果を得ると、アクティブデータ用のリソース構成を構築できない旨の警告を管理サーバ81に表示させ(SP32)、この後、この第2のリソース構成探索処理をエラー終了する。
これに対してリソース探索モジュール84は、ステップSP31の判断において肯定結果を得ると、探索条件指定画面90(図22)においてアーカイブを利用すべき指定がなされたか否かを判断する(SP33)。
そしてリソース探索モジュール84は、この判断において否定結果を得ると、図18について上述した探索結果表示処理を実行することにより、ステップSP30の処理により検出したリソース構成の模式図71A,71Bを掲載した探索結果表示画面100(図23)を生成し、これを管理サーバ5に表示させる(SP40)。そしてリソース探索モジュール84は、この後、この第2のリソース構成探索処理を終了する。
これに対してリソース探索モジュール84は、ステップSP33の判断において肯定結果を得ると、統合管理ポリシテーブル83(図21)に登録されているポリシのうち、アーカイブデータ用のポリシを用いて図17について上述した第1のリソース構成探索処理を実行する。この際、探索条件として用いる割当て容量の値は、探索条件指定画面90のアーカイブ割当て容量表示部94Bに入力された値を用いる(SP34)。
ただし、このステップSP34においても、図17のステップSP2、ステップSP8又はステップSP11において否定結果を得た場合であってもステップSP3、ステップSP9又はステップSP12の処理を行わずにこの第1のリソース構成探索処理をエラー終了する。またステップSP34においても、ステップSP11において肯定結果を得た場合であっても、ステップSP13の処理を実行せずに、この第1のリソース構成探索処理を終了する。
続いてリソース探索モジュール84は、ステップSP34において第1のリソース構成探索処理が正常終了したか否かを判断する(SP35)。そしてリソース探索モジュール84は、この判断において否定結果を得ると、アーカイブデータ用のリソース構成を検出できない旨の警告を管理サーバ81に表示させ(SP36)、この後、この第2のリソース構成探索処理をエラー終了する。
これに対してリソース探索モジュール84は、ステップSP35の判断において肯定結果を得ると、リソース管理テーブル56(図14)を参照して、ステップSP30の探索により得られたいずれかのアクティブデータ用のリソース構成と、ステップSP34の探索により得られたいずれかのアーカイブデータ用のリソース構成との両方に共通するホスト計算機2を探索し(SP37)、そのようなホスト計算機2を検出し得たか否かを判断する(SP38)。
リソース探索モジュール84は、この判断において否定結果を得ると、アクティブデータ用のリソース構成と、アーカイブデータ用のリソース構成の両方に共通するホスト計算機2が存在しない旨の警告を管理サーバ81に表示させ、この後、この第2のリソース構成探索処理を終了する。
これに対してリソース探索モジュール84は、ステップSP38の判断において肯定結果を得ると、図18について上述した探索結果表示処理を実行することにより、ステップSP30の探索により検出したホスト計算機2を使用するアクティブデータ用のリソース構成と、当該ホスト計算機2を使用するアーカイブデータ用のリソース構成とを組み合わせたリソース構成の模式図71A,71Bを掲載した探索結果表示画面100(図23)を生成し、これを管理サーバ81に表示させる(SP40)。そしてリソース探索モジュール84は、この後、この第2のリソース構成探索処理を終了する。
以上のように本実施の形態による計算機システム80では、データ種別(アクティブデータ及びアーカイブデータ)ごとに好ましい構成をそれぞれ探索し、データ種別ごとに好ましい構成を組み合わせたリソース構成をシステム管理者に提示するため、データのアーカイブを行うアプリケーションについても、システム管理者が各ホスト計算機2、各ファイルストレージ装置3及び各ブロックストレージ装置4の特徴及び機能などの知識及び経験を必要とすることなく、最適なリソース構成を構築することができる。かくするにつき、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と比してより多くの種類のアプリケーションに対応可能な計算機システムを実現できる。
(3)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、それぞれ異なる特徴を有する記憶領域をホスト計算機2に提供する記憶装置としてのブロックストレージ装置4を図4のように構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ブロックストレージ装置4の構成としては、この他種々の構成を広く適用することができる。
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、ホスト計算機2と、ブロックストレージ装置4が提供する記憶領域を、当該ブロックストレージ装置4と異なるインタフェースによりホスト計算機2に提供する複数の中間記憶装置としてのファイルストレージ装置3を図3のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ファイルストレージ装置3の構成としては、この他種々の構成を広く適用することができる。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、管理サーバ5がホスト計算機2、ファイルストレージ装置3及びブロックストレージ装置4から収集し、リソース構成を探索する際の参考とする構成情報として、図11について上述したリソース種別及びリソース詳細である場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他の構成情報を適用するようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、統合管理ポリシテーブル55(図13),83(図21)において管理するポリシが、アプリケーション種別ごとに好ましい仮想ホスト使用時のインタフェース、ファイルストレージ種別及びボリューム種別である場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他の情報をも含めるようにしても良い。
本発明は、ファイルストレージ装置及びブロックストレージ装置が併存する計算機システムに広く適用することができる。
1,80……計算機システム、2,2A,2B……ホスト計算機、3……ファイルストレージ装置、4……ブロックストレージ装置、5,81……管理サーバ、41……CPU、42……メモリ、45……管理ソフトウェア、46……管理情報、47,84……リソース探索モジュール、53……リソース情報テーブル、54……接続先情報テーブル、55,83……統合管理ポリシテーブル、56……リソース管理テーブル、60,90……探索条件指定画面、70,100……探索結果表示画面。

Claims (12)

  1. 複数のホスト計算機と、
    それぞれ各前記ホスト計算機と接続され、それぞれ異なる特徴を有する記憶領域を前記ホスト計算機に提供する複数の記憶装置と、
    それぞれ各前記ホスト計算機及び各前記記憶装置と接続され、前記記憶装置が提供する前記記憶領域を、当該記憶装置と異なるインタフェースにより前記ホスト計算機に提供する複数の中間記憶装置と、
    前記ホスト計算機に実装されるアプリケーションの種別ごとに、好ましいインタフェースの種別、前記中間記憶装置の種別及び前記記憶装置が提供する記憶領域の種別が予め規定されたポリシと、前記ホスト計算機、前記中間記憶装置及び前記記憶装置の構成情報並びに接続先情報を管理するためのリソース管理情報とを有する管理装置と
    を備え、
    前記管理装置は、
    新たに配置しようとするアプリケーションの種別、前記アプリケーションを配置しようとする前記ホスト計算機の種別及び前記アプリケーションに対して割り当てるべき割当て容量を探索条件とする指示を受け付けると、前記リソース管理情報を参照して、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機を管理しているか否かを判断し、管理している場合、前記ポリシを参照して、前記探索条件として指示された前記アプリケーションの種別に対応する前記中間記憶装置の種別及び前記記憶容量の種別のそれぞれが規定されているか否かを判断し、
    前記中間記憶装置の種別が前記ポリシにおいて規定されていない場合、前記リソース管理情報を参照して、前記ポリシにおいて規定されている種別の前記記憶容量を提供可能な前記記憶装置であって、かつ、前記探索条件として指示された前記割当て容量以上の容量を有する前記記憶装置を検出し、検出した前記記憶装置と、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機とから構成される新たなリソース構成をユーザに選択可能に提示し、
    前記中間記憶装置の種別及び前記記憶装置の種別の何れもが前記ポリシにおいて規定されている場合、前記リソース管理情報を参照して、前記ポリシにおいて規定されている種別の前記中間記憶装置であって、かつ、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機に接続可能なインタフェースを有する前記中間記憶装置を検出し、さらに前記ポリシにおいて規定されている種別の前記記憶容量を提供可能な前記記憶装置であって、かつ、前記探索条件として指示された前記割当て容量以上の容量を有する前記記憶装置を検出し、検出した前記中間記憶装置と、前記記憶装置と、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機とから構成される新たなリソース構成をユーザに選択可能に提示する
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 前記ポリシにおいて、
    前記アプリケーションの種別ごとに、仮想ホストを使用する際に好ましいインタフェースの種別が予め規定された
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記管理装置は、
    検出した記憶装置、中間記憶装置及びホスト計算機の組合せを、当該記憶装置、当該中間記憶装置及び当該ホスト計算機の接続形態を表す模式図として表示する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の計算機システム。
  4. 前記模式図は、
    前記記憶装置、前記中間記憶装置及び前記ホスト計算機の識別情報と、当該記憶装置、当該中間記憶装置及び当該ホスト計算機における接続に使用されるポートの識別情報とを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の計算機システム。
  5. 前記管理装置は、
    前記ユーザにより指定されたアプリケーションの種別に適した記憶装置、中間記憶装置及びホスト計算機の組合せを複数検出した場合に、各前記組合せごとに、当該組合せを構成する記憶装置、中間記憶装置及びホスト計算機から性能情報を収集し、
    収集した前記性能情報に基づいて各前記組合せの優先順位を計算し、
    計算結果に基づいて、優先順位の高い前記組合せの模式図を優先的に表示する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の計算機システム。
  6. 前記性能情報は、
    前記記憶装置全体、前記中間記憶装置全体又は前記ホスト計算機全体の動作制御を司るプロセッサの利用率と、対応する前記組合せにおいて接続に使用するポートの利用率である
    ことを特徴とする請求項5に記載の計算機システム。
  7. 複数のホスト計算機と、それぞれ各前記ホスト計算機と接続され、それぞれ異なる特徴を有する記憶領域を前記ホスト計算機に提供する複数の記憶装置と、それぞれ各前記ホスト計算機及び各前記記憶装置と接続され、前記記憶装置が提供する前記記憶領域を、当該記憶装置と異なるインタフェースにより前記ホスト計算機に提供する複数の中間記憶装置とを有する計算機システムにおけるリソース統合管理方法において、
    前記計算機システムは、前記ホスト計算機に実装されるアプリケーションの種別ごとに、好ましいインタフェースの種別、前記中間記憶装置の種別及び前記記憶装置が提供する記憶領域の種別が予め規定されたポリシと、前記ホスト計算機、前記中間記憶装置及び前記記憶装置の構成情報並びに接続先情報を管理するためのリソース管理情報とを有し、
    新たに配置しようとするアプリケーションの種別、前記アプリケーションを配置しようとする前記ホスト計算機の種別及び前記アプリケーションに対して割り当てるべき割当て容量を探索条件とする指示を受け付けると、前記リソース管理情報を参照して、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機を管理しているか否かを判断し、管理している場合、前記ポリシを参照して、前記探索条件として指示された前記アプリケーションの種別に対応する前記中間記憶装置の種別及び前記記憶容量の種別のそれぞれが規定されているか否かを判断する第1のステップと、
    前記中間記憶装置の種別が前記ポリシにおいて規定されていない場合、前記リソース管理情報を参照して、前記ポリシにおいて規定されている種別の前記記憶容量を提供可能な前記記憶装置であって、かつ、前記探索条件として指示された前記割当て容量以上の容量を有する前記記憶装置を検出し、検出した前記記憶装置と、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機とから構成される新たなリソース構成をユーザに選択可能に提示する第2のステップと、
    前記中間記憶装置の種別及び前記記憶装置の種別の何れもが前記ポリシにおいて規定されている場合、前記リソース管理情報を参照して、前記ポリシにおいて規定されている種別の前記中間記憶装置であって、かつ、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機に接続可能なインタフェースを有する前記中間記憶装置を検出し、さらに前記ポリシにおいて規定されている種別の前記記憶容量を提供可能な前記記憶装置であって、かつ、前記探索条件として指示された前記割当て容量以上の容量を有する前記記憶装置を検出し、検出した前記中間記憶装置と、前記記憶装置と、前記探索条件として指示された種別の前記ホスト計算機とから構成される新たなリソース構成をユーザに選択可能に提示する第3のステップと
    を備えることを特徴とするリソース統合管理方法。
  8. 前記ポリシにおいて、
    前記アプリケーションの種別ごとに、仮想ホストを使用する際に好ましいインタフェースの種別が予め規定された
    ことを特徴とする請求項に記載のリソース統合管理方法。
  9. 前記第2及び第3のステップでは、
    検出した記憶装置及び又は中間記憶装置と、ホスト計算機の組合せから構成されるリソース構成を、当該記憶装置及び又は当該中間記憶装置と、当該ホスト計算機の接続形態を表す模式図として表示する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のリソース統合管理方法。
  10. 前記模式図は、
    前記記憶装置及び又は前記中間記憶装置並びに前記ホスト計算機の識別情報と、当該記憶装置及び又は当該中間記憶装置並びに当該ホスト計算機における接続に使用されるポートの識別情報とを含む
    ことを特徴とする請求項に記載のリソース統合管理方法。
  11. 前記第2及び第3のステップでは、
    前記ユーザにより指定されたアプリケーションの種別に適した記憶装置及び又は中間記憶装置並びにホスト計算機の組合せを複数検出した場合に、各前記組合せごとに、当該組合せを構成する記憶装置及び又は中間記憶装置並びにホスト計算機から性能情報を収集し、
    収集した前記性能情報に基づいて各前記組合せの優先順位を計算し、
    計算結果に基づいて、優先順位の高い前記組合せの模式図を優先的に表示する
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のリソース統合管理方法。
  12. 前記性能情報は、
    前記記憶装置全体、前記中間記憶装置全体又は前記ホスト計算機全体の動作制御を司るプロセッサの利用率と、対応する前記組合せにおいて接続に使用するポートの利用率である
    ことを特徴とする請求項11に記載のリソース統合管理方法。
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