JP4235220B2 - 計算機システムおよびデータ移行方法 - Google Patents

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Description

本発明は、大容量のデータを記憶する計算機システムに関し、特に、データの再配置(移行)技術に関連する。
近年、企業、地方自治体、官公庁、金融機関などが管理する計算機システムが取り扱うデータの量は、年々増加する一方である。そして、そのデータ量の増加に対して、新規のストレージシステム(記憶装置)を追加したり、あるいは既存のストレージシステム間でデータを再配置したりすることで、対応している。
そして、管理すべきデータ量の増加に伴い、複数のストレージシステムが計算機システムに追加されると、計算機システムの構成が複雑化する。このような問題を解決する技術として、計算機システムの仮想化がある。計算機システムの仮想化とは、相互にネットワーク接続された複数のストレージシステムを、論理的にあたかも一つの計算機システムであるかのように仮想化する技術である。計算機システムを仮想化することで、運用管理も一つに統一できるので、管理コストの低減に資する。
また、計算機システムの仮想化技術を適用することで、計算機システムのボリューム(データ記憶の単位となる論理的あるいは物理的な記憶領域)は、性能、種類などの特性を条件として、複数のストレージ階層に分類できる。例えば、特許文献1では、各ボリュームに格納されたデータの種類や作成日時などを元に、そのデータを最適なストレージシステムに配置する技術が開示されている。このとき、各ボリュームは、そのデータ種類、作成日時によってグループ化され、一括してデータを再配置することが可能である。
特開2006−99748号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、データを再配置する際に、グループ内の実行順序などを考慮していない。そのため、再配置する複数のボリュームが、物理ディスク、ポートといった同一の物理リソースを共有している場合、アクセスが一箇所に競合し、再配置処理が長時間化するという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数のボリューム(ごとのデータ:以下同様)を一括して再配置する場合、物理リソースの競合を回避して並列実行することで、ボリュームの再配置を高速化することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の計算機システムは、一つ以上のホスト計算機と、ホスト計算機が使用したデータを格納するストレージシステムと、ストレージシステムによるデータの格納を管理するストレージ管理サーバと、を備え、それらがネットワークにより接続されている。
ストレージシステムは、ホスト計算機が使用したデータを格納する一つ以上の記憶装置と、その記憶装置を制御する一つ以上の制御装置とを有し、その制御装置は、記憶装置に、データを格納する物理的または論理的な単位であるボリュームごとにデータを格納する。
ストレージ管理サーバは、ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的構成の情報を少なくとも含む物理構成情報、および、ボリュームの再配置を並列に処理することが可能な前記制御装置の数である並列実行数を記憶する記憶部と、ストレージシステムの記憶装置をボリュームごとに管理する処理部と、を有している。
そして、ストレージ管理サーバの処理部は、ストレージシステムの2つ以上のボリュームのデータを同数の他のボリュームに並列して移行する場合、記憶部に記憶された物理構成情報および並列実行数の情報を参照し、当該並列移行時のストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的な競合がより少ないボリュームを選択して、その並列移行を実行する。
本発明によれば、ストレージシステム内の物理リソースの競合を回避してボリュームを再配置(移行)することが可能となり、ボリュームの再配置を高速化することができる。
以下、各図を参照しながら本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)について説明する。なお、各実施形態は、特許請求の範囲を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1から図3を参照しながら、第1実施形態に係わる計算機システム100の具体的な構成について説明する。
図1は計算機システム100のハードウェア構成を示す図である。計算機システム100は、ストレージシステム101、ストレージ管理サーバ102、管理クライアント103、一つ以上のホスト計算機104、ストレージネットワーク105、および管理ネットワーク106を備える。
ホスト計算機104は、例えば、ワークステーションシステム、メインフレームコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。ホスト計算機104は、ストレージシステム101が提供する記憶資源を利用して各種の業務処理(例えば、データベース処理、Webアプリケーション処理、ストリーミング処理など)を実行する。
ストレージネットワーク105は、一つ以上のホスト計算機104と、ストレージシステム101とを接続する。ストレージネットワーク105は、例えば、SAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、専用回線、公衆回線などである。
ストレージシステム101は、一つ以上のコントローラ111(制御装置)と複数のストレージデバイス112(記憶装置)とを備える。
コントローラ111は、複数のストレージデバイス112をRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)方式に規定されるRAIDレベル(例えば、0、1、5)で制御することができる。RAID方式においては、複数のストレージデバイス112が一つのRAIDグループとして管理される。RAIDグループは、例えば、4つのストレージデバイス112を一組としてグループ化することにより(3D+1P、つまり、3つのストレージデバイスを通常のデータの格納に使用し、残り一つのストレージデバイスをパリティデータの格納に使用)、あるいは、8つのストレージデバイス112を一組としてグループ化することにより(7D+1P)、構成される。すなわち、複数のストレージデバイス112のそれぞれが提供する記憶領域が集合して一つのRAIDグループが構成される。RAIDグループ上には、ホスト計算機104からのアクセス単位である一つ以上の論理ボリュームが定義される(詳細は図15の説明とともに後述)。
なお、本実施形態では、一つのRAIDグループは、一つのコントローラ111によって制御されてもよい。すなわち、あるRAIDグループに対するI/O制御は、そのRAIDグループを制御するコントローラによって制御されている。また、一つのRAIDグループを複数のコントローラ111が制御するという構成をとってもよい。
ストレージデバイス112は、例えば、FC(Fibre Channel)ディスクドライブ、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)ディスクドライブ、PATA(Parallel Advanced Technology Attachment)ディスクドライブ、FATA(Fibre Attached Technology Adapted)ディスクドライブ、SAS(Serial Attached SCSI)ディスクドライブ、SCSI(Small Computer System Interface)ディスクドライブなどの物理デバイスである。物理デバイスとは、実記憶領域を有する実デバイスである。なお、ストレージデバイス112として、フラッシュメモリなどの半導体メモリを併用してもよい。
管理ネットワーク106は、一つ以上のホスト計算機104、ストレージシステム101、ストレージ管理サーバ102、および管理クライアント103を接続し、管理情報の送受信などに使用される。
管理クライアント103は、計算機システム100を保守管理するためのコンピュータである。ユーザは、管理クライアント103に搭載されているWebブラウザ131を介して、ストレージ管理用のコマンドを入力することにより、計算機システム100を保守管理できる。ストレージ管理用のコマンドとして、例えば、ストレージデバイス112の増設あるいは減設、またはRAID構成の変更を指示するためのコマンド、ホスト計算機104とストレージシステム101との間の通信パスを設定するためのコマンドなどがある。
ストレージ管理サーバ102は、管理クライアント103からストレージ管理用の各種コマンドを受信して、計算機システム100を保守管理する。ストレージ管理サーバ102は、データ再配置管理プログラム121を有している。データ再配置管理プログラム121は、ストレージ階層間でボリュームを再配置するための処理を実行する。データ再配置管理プログラム121は、データ再配置を行うための各プログラムの総称であり、詳細は後述する(図3)。
ストレージ管理サーバ102は、計算機システム100の構成情報などを格納するための記憶装置122を有している。
図2はストレージシステム101の構成を示す図である(適宜図1参照)。コントローラ111は、ホストインターフェース(I/F)211、管理インターフェース(I/F)212、プロセッサ213、キャッシュ214、メモリ215を備える。
ホストインターフェース211は、ストレージネットワーク105を介してホスト計算機104に接続するためのネットワークインターフェースである。
管理インターフェース212は、管理ネットワーク106を介してストレージ管理サーバ102、および管理クライアント103に接続するためのネットワークインターフェースである。
プロセッサ213は、ホスト計算機104からのデータ入出力要求に応答して、ストレージデバイス112へのデータ入出力を制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)によって実現される。
キャッシュ214は、ストレージデバイス112へ入出力されるデータを一時的に格納する。
メモリ215は、各種制御用のマイクロプログラムなどを格納する。メモリ215には、ボリューム再配置プログラム311、テーブル管理プログラム312、I/O制御プログラム313、およびボリューム表321が格納されている。
ボリューム再配置プログラム311は、ボリュームとストレージデバイス112との対応関係を変更するためのプログラムである。ホスト計算機104は、ボリュームをID(IDentification)によって識別し、データを読み書きするボリューム上の論理的な記憶領域の位置(論理アドレス)を認識しているが、ストレージデバイス112上の物理的な記憶領域の位置(物理アドレス)については認識していない。ボリューム再配置とは、ホスト計算機104が認識しているボリューム上の論理的な記憶領域の位置を変更する機能である。ボリューム再配置プログラム311は、あるストレージ階層(図5で後述)に属するボリュームをほかのストレージ階層に再配置することができる。
テーブル管理プログラム312は、ボリューム表321に保持されている情報を読み書きするためのプログラムである。
I/O制御プログラム313は、ホスト計算機104からのI/O要求に応答して、ストレージデバイス112へのデータ入出力を制御するプログラムである。
ボリューム表321は、ボリュームとストレージデバイス112との対応関係を示す情報、およびボリュームの特性に関する情報を保持する。ボリューム表の詳細については後述する(図10)
図3はストレージ管理サーバ102の構成を示す図である(適宜図1参照)。ストレージ管理サーバ102は、インターフェース(I/F)221、モニタ222、プロセッサ223、入力デバイス224、メモリ225、および記憶装置122を備える。
インターフェース221は、管理ネットワーク106に接続するためのLANアダプタなどである。インターフェース221は、ストレージシステム101からストレージデバイス112によるボリュームの構成情報を取得したり、あるいはボリューム再配置の指示をストレージシステム101に送信したりする。
モニタ222は、GUI(Graphical User Interface)環境下でストレージ管理用の画面をユーザに提供するためのディスプレイである。入力デバイス224は、ストレージ管理用のコマンドを入力するためのものであり、例えば、キーボードやマウスなどである。なお、モニタ222、および入力デバイス224は、必ずしも必須ではない。
プロセッサ223は、メモリ225に格納されたプログラムに基づいて計算機システム100の保守管理を行うほか、データ再配置管理プログラム121に基づいて、ストレージ階層間でボリュームを再配置する処理を実行する。図11〜14のフローチャートにおいて、コンピュータプログラムが主語になる場合は、実際にはそのコンピュータプログラムを実行するプロセッサ223によって処理が行われるものとする。
メモリ225には、データ再配置管理プログラム121の具体的なものとして、構成情報取得プログラム411、順番管理プログラム412、テーブル管理プログラム413、GUIプログラム414、およびストレージ操作プログラム415が格納されている。
また、記憶装置122には、ストレージ表421(物理構成情報)、ボリューム表422(物理構成情報)、マイグレーショングループ表423(移行グループ情報)、ストレージ階層表424、マイグレーション順序表425、およびマイグレーション対応表426(物理構成情報)が格納されている(これらの詳細は図4〜図9で後述)。
図4は、ボリューム表422のテーブル構造を示す図である(適宜他図参照)。ボリューム表422は、ストレージシステム101が提供するボリュームに関する情報を保持する。ボリューム表422は、ストレージシステム101が提供するボリュームに関する情報を保持する。ボリューム表422は、それぞれのボリュームについて、ボリュームID511、MGID512、ストレージID513、VOL#514、RAIDレベル515、ディスク種別516、RG#517、DKA#518、および容量519を対応付けている。
ボリュームID511は、ホスト計算機104がストレージシステム101におけるそのボリュームを識別するためのIDである。
MGID512は、ボリュームの再配置を一括で操作する単位であるマイグレーショングループを識別するためのIDである。
ストレージID513は、ストレージシステム101を識別するためのIDである。
VOL#514は、ストレージシステム101内部でそのボリュームを識別するための番号である。
RAIDレベル515は、ボリュームのRAIDレベルを示す。
ディスク種別516は、ボリュームの記憶領域を提供するストレージデバイス112のディスク種別(例えば、FCディスクとSATAディスクとを区別するための情報)を示す。例えば、ディスク種別が「FC」であった場合、FCディスクを示す。また、ディスク種別が「SATA」であった場合、SATAディスクを示す。
RG#517は、ボリュームが属するRAIDグループを識別するための番号を示す。
DKA#518は、ボリュームが属するRAIDグループを制御するコントローラを識別するための番号を示す。最大実行数がRAIDグループのみに依存する場合(コントローラが一つしかないときや、スイッチングなどによりすべてのコントローラがすべてのボリュームを制御しうるときなど)、コントローラを考慮する必要がないため、その場合、DKA#518は必須ではない。
容量519は、ボリュームの記憶容量を示す。
図5は、ストレージ階層表424のテーブル構造を示す図である(適宜他図参照)。ストレージ階層表424は、ストレージ階層に関する情報を保持する。ストレージ階層表424は、それぞれのストレージ階層について、ストレージ階層ID611、階層名612、および階層条件613を対応付けている。
ストレージ階層ID611は、ストレージ階層を識別するためのIDである。
階層名612は、ストレージ階層の名称を示す。
階層条件613は、ストレージ階層を定義付ける条件である。階層条件613には、例えば、「容量」、「(ストレージ)装置ID」、「(ストレージ)装置種別」、「RAIDレベル」、および「ディスク種別」を含めることができ、これらの中から一つ以上の組み合わせを選択できる。階層条件が指定されていない項目は「−」となる。
「容量」は、ストレージ階層の記憶容量を示す。「装置ID」は、ストレージシステム101を識別するためのIDである。「装置種別」は、ストレージシステム101の種別(例えば、装置の型番など)を示す。「RAIDレベル」は、そのストレージ階層のRAIDレベルを示す。「ディスク種別」は、ストレージ階層の記憶領域を提供するストレージデバイス112のディスク種別を示す。ディスク種別が「FC」であった場合、FCディスクを示す。また、ディスク種別が「SATA」であった場合、SATAディスクを示す。
図6は、ストレージ表421のテーブル構造を示す図である(適宜他図参照)。ストレージ表421は、ストレージシステム101に関する情報を保持する。ストレージ表421は、それぞれのストレージシステム101について、ストレージシステムID711、ストレージ名712、装置種別713、コントローラ数714、コントローラ当り並列実行数715を対応付けている。
ストレージシステムID711は、ストレージシステム101を識別するためのIDである。
ストレージ名712は、ストレージシステムの名称を示す。
装置種別713は、ストレージシステム101の種別(例えば、装置の型番など)を示す。
コントローラ数714は、ストレージシステム101が有するコントローラ111の総数を示す。
コントローラ当り並列実行数715は、ストレージシステム101のコントローラ111がボリューム再配置を並列に処理することが可能なボリューム数を示す。本実施形態ではコントローラ111は、複数(例えば2つ)のボリュームの再配置を並列に処理することで、再配置を高速化することが可能である。つまり、一つのコントローラ111に属する各ボリュームが異なったRAIDグループに属しているとき、そのコントローラ111は各ボリュームの再配置を並列(コントローラ当り並列実行数715まで可能)に処理することができる。コントローラ当り並列実行数715は、コントローラ111の性能に依存する。各項目で指定されていないものは「−」で表示される。
図7は、マイグレーショングループ表423のテーブル構造を示す図である(適宜他図参照)。マイグレーショングループ表423は、マイグレーショングループに関する情報を保持する。マイグレーショングループとは、ボリューム再配置を一括で操作するためのグループである。管理者は、ボリューム再配置を一括で操作する際、マイグレーショングループを作成し、マイグレーショングループ表423に登録する。その後、ボリューム再配置を行うボリューム(以後、移行元ボリュームと呼ぶ。)をマイグレーショングループに追加する。次に、マイグレーショングループに対し、ボリューム再配置先となるストレージ階層を選択する。次に、各移行元ボリュームについて、そのストレージ階層に属するボリュームを再配置先のボリュームとして選択(以後、移行先ボリュームと呼ぶ。)する。上記の操作でボリューム再配置を指示する。
マイグレーショングループ表は、それぞれのマイグレーショングループについて、MGID811、移行先ストレージ階層812、最大並列実行数813、および実行状況814を対応付けている。
MGID811は、マイグレーショングループを識別するためのIDである。
移行先ストレージ階層812は、マイグレーショングループに属するボリュームが、ボリュームの再配置で移行するストレージ階層のIDを示す情報である。移行先ストレージ階層812の「−」は、移行先ストレージ階層が指定されていない場合を示す。
最大並列実行数813は、マイグレーショングループ内のボリュームを再配置する際に、並列実行することができる最大値を示す。最大並列実行数813の「−」は、移行先ストレージ階層が指定されていないなど、最大並列実行数を計算できない場合を示す。
実行状況814は、マイグレーショングループの再配置が実行中かどうかなどを識別するための情報である。実行状況814には、例えば、「実行中」、「未実行」、「完了」、および「失敗」がある。「実行中」は、そのマイグレーショングループ内のボリュームの再配置が実行されている状態を示す。「未実行」は、そのマイグレーショングループの再配置が一度も行われていないことを示す。「完了」は、移行先ストレージ階層812への再配置が完了したことを示す。「失敗」は、そのマイグレーショングループの再配置が失敗したことを示す。
図8は、マイグレーション対応表426のテーブル構造を示す図である(適宜他図参照)。マイグレーション対応表426は、移行元ボリュームと、移行先ボリュームの対応を示している。
マイグレーション対応表は、それぞれのボリュームの対応について移行元ボリュームの移行元VOL#911、移行元RG#912、DKA#913、移行先ボリュームの移行先VOL#914、移行先RG#915、移行先DKA#916、および容量917を対応付けている。
移行元ボリュームの移行元VOL#911、移行元RG#912、および移行元DKA#913は、それぞれボリューム表422にあるVOL#514、RG#517、およびDKA#518に対応している。
移行先ボリュームの移行先VOL#914、移行先RG#915、および移行先DKA#916は、それぞれボリューム表422にあるVOL#514、RG#517、およびDKA#518に対応している。
移行元DKA#913、移行先DKA#916は、図4にDKA#518がない場合には、マイグレーション対応表から削除する。
容量917は、移行元ボリュームの容量を示す。
図9は、マイグレーション順序表425のテーブル構造を示す図である(適宜他図参照)。マイグレーション順序表425は、ボリューム再配置を並列実行するボリュームの順序に関する情報を保持する。マイグレーション順序表425は、マイグレーショングループ内の各ボリュームについて、MGID1011、移行元VOL#1012、容量1013、進捗1014、および順序1015を対応付ける。
MGID1011はマイグレーショングループを識別するためのIDである。
移行元VOL#1012は移行元ボリュームを識別するための番号である。移行元VOL#1012は、マイグレーション対応表426の移行元VOL#911と対応している。
容量1013はボリュームの容量を示す。
進捗1014は、ボリュームの再配置の実行状況を示す。進捗には、例えば、「未実行」、「実行中」、および「完了」がある。「未実行」は、そのボリュームの再配置がまだ行われていないことを示す。「実行中」は、そのボリュームの再配置が実行中であることを示す。「完了」は、そのボリュームの再配置が完了したことを示す。
順序1015は、ボリューム再配置を並列実行するボリュームの順序を示す。順序1015は、例えば、「0」、「1」、および「2」がある。「0」は、実行中もしくは、実行が完了した状態を示す。「1」は、次にボリューム再配置を開始する予定のボリュームであることを示す。「2」は、ボリューム再配置をまだ開始しないボリュームであることを示す。順序1015において「2」が付与されたボリュームは、「実行中」のボリュームが完了した時点で、並列実行が可能であれば「1」に変更され、再配置が開始される。この処理のフローは後述する(図14)。
図10は、ボリューム表321のデータ構造を示す図である(適宜他図参照)。ボリューム表321は、コントローラ111がボリュームにデータを読み書きするために必要な情報を保持する。ボリューム表は、それぞれのボリュームについて、VOL#1111、VDEV#1112、Port#1113、RAIDレベル1114、ディスク種別1115、RG#1116、DKA#1117、および容量1118を対応付ける。
VOL#1111は、ストレージシステム101内でボリュームを識別するための番号を示す。
VDEV#1112は、ボリューム上の記憶領域が割り当てられている仮想デバイスを識別するための番号を示す。
Port#1113は、ボリュームに割り当てられているポートを識別するための番号を示す。
RAIDレベル1114は、ボリューム上の記憶領域のRAIDレベルを示す。RAIDレベル1114には、ストレージデバイス112のドライブ構成を含めてもよい。
ディスク種別1115は、ボリューム上の記憶領域を提供するストレージデバイス112のディスク種別を示す。
RG#1116は、ボリュームが属するRAIDグループを識別するための番号を示す。
DKA#1117は、ボリュームが属するRAIDグループを制御するコントローラを識別するための番号を示す。
容量1118は、ボリュームの記憶容量を示す。
図11は、ストレージ管理サーバ102において、管理者が設定したマイグレーショングループから、データ再配置時の最大並列実行数を策定(算出)する処理を示すフローチャートである。
まず、テーブル管理プログラム413は、ボリューム表422からボリュームの構成情報を取得する。GUIプログラム414は、管理クライアント103のWebブラウザ131を通じて、ボリューム表422から取得したボリュームの構成情報を、管理者に表示する(ステップ1201)。
次に、管理者は、GUIプログラム414が表示したその画面上(不図示)で、ステップ1201で表示された情報を元に、マイグレーショングループを作成する。つまり、マイグレーショングループの作成は、以下の2つの操作で行われる。まず、マイグレーショングループIDを設定する。次に、そのマイグレーショングループにボリューム再配置の移行元となるボリュームを追加する。
そうすると、テーブル管理プログラム413は、マイグレーショングループ表423に新しいマイグレーショングループの情報を追加し、また、マイグレーショングループに追加したボリュームについて、ボリューム表422のMGIDをそのマイグレーショングループIDに変更することで、マイグレーショングループの作成を行う(ステップ1202)。
さらに、管理者は、その画面上(不図示)で、マイグレーショングループに追加された各ボリュームに対し、移行先となるボリュームを選択する。なお、このとき、管理者がボリュームを選択する代わりに、管理者があらかじめ定めたポリシー(条件)を元に、順番管理プログラム412が、移行先ストレージ階層から、移行先ボリュームを選択してもよい。
テーブル管理プログラム413は、ボリューム表422の情報と前記選択されたボリュームの情報から、マイグレーション対応表426を作成する(ステップ1204)。
順番管理プログラム412は、マイグレーション対応表426、ストレージ表421の情報に基づいて、ボリューム再配置の最大並列実行数を策定し、マイグレーショングループ表423に書き込む(ステップ1205)。最大並列実行数を策定する方法については、図15を参照しながら説明する。
図15は、ボリューム再配置の並列実行の概念を説明するための図である(適宜他図参照)。
本実施形態で最大並列実行数を策定する場合、最大並列実行数は、マイグレーショングループに追加されたボリューム(本実施形態では、ボリューム「1」〜「6」)が属するRAIDグループ(本実施形態では、RG「1」〜「3」)、コントローラ(コントローラ111に対応:ここではコントローラ「1」、「2」)によって決定される。ここでは、一つのコントローラが、RAIDグループの異なるボリュームを最大2つ同時実行可能であることを前提とする。図15のマイグレーショングループでは、コントローラ「1」に属するボリューム「1」〜「4」は、ボリューム「1」、ボリューム「2」がRG「1」に属し、ボリューム「3」、ボリューム「4」がRG「2」に属する。そのため、コントローラ「1」が並列実行可能な数は2となる。また、コントローラ「2」に属するボリューム「5」、ボリューム「6」は、どちらもRG「3」に属する。そのため、コントローラ「2」が並列実行可能な数は1となる。これにより、図15のマイグレーショングループの並列実行可能数は3となる。
一方、最大並列実行数がRAIDグループにのみ依存する場合は、RAIDグループごとに最大並列実行数を求める。最大並列実行数は、マイグレーショングループに追加されたボリュームが属するRAIDグループ数(ここでは3)に、RAIDグループごとの最大並列実行数(たとえば1)の積(3×1=3)となる。
図12は、ストレージ管理サーバ102において、ボリューム再配置処理開始時に、並列実行するボリュームを選択するフローチャートである(適宜他図参照)。ボリューム再配置処理の開始は管理者または、ストレージ管理サーバ102が行う。
まず、テーブル管理プログラム413は、マイグレーション対応表426から、ボリューム再配置を実行するマイグレーショングループに属する移行元ボリュームの情報を取得する(ステップ1301)。
次に、テーブル管理プログラム413は、ステップ1301で取得したボリューム情報から、各ボリュームをDKA#913で分類する(ステップ1302)。
次に、テーブル管理プログラム413は、マイグレーショングループ表423と、ストレージ表421から、最大並列実行数813と、コントローラ当り並列実行数715の値を取得する(ステップ1303)。最大並列実行数がRAIDグループにのみ依存する場合(つまり、コントローラ111に依存しない場合)は、ステップ1304を省略し、ステップ1305を実行し、ステップ1305終了後、ステップ1306を実行する。
次に、順番管理プログラム412は、ステップ1302で分類したコントローラについて、並列実行ボリューム決定プロセス(物理的な競合を評価して並列実行するボリュームを決定するプロセス)を実行していないコントローラが存在するかどうかを判別する(ステップ1304)。並列実行ボリューム決定プロセスは各コントローラに属するボリュームで、どのボリュームを並列実行するかを決定するプロセスであり、図13にて説明する。
もし、並列実行ボリューム決定プロセスを実行していないコントローラが存在するならば(ステップ1304でYes)、並列実行ボリューム決定プロセスを実行する(ステップ1305)。
もし、並列実行ボリューム決定プロセスを実行していないコントローラが存在しないなら(ステップ1304でNo)、テーブル管理プログラム413は、並列実行ボリューム決定プロセスでマイグレーション順序を1に変更したボリューム以外のボリュームのマイグレーション順序を2に変更し、マイグレーション順序表425を書き換える。(ステップ1306)
ストレージ操作プログラム415は、ストレージシステム101に、マイグレーション順序表425の順序が1となっているボリュームのボリューム再配置を指示する(ステップ1307)。
図13は、並列実行決定プロセス(図12におけるステップ1305の内容)のフローチャートである。なお、この処理はコントローラごとに行われる。
まず、テーブル管理プログラム413は、ボリューム表422から、当該コントローラに属するマイグレーショングループ内のボリュームを、RAIDグループごとに分類する(ステップ1311)。
次に、順番管理プログラム412は、ステップ1311で分類したRAIDグループについて、ボリューム再配置の順序変更を行っていないRAIDグループが存在するかどうかを判別する(ステップ1312)。順序変更を行っていないRAIDグループが存在しない場合(ステップ1312でNo)、すべてのRAIDグループに関して順序変更を行ったことになるので、処理を終了する。
順序変更を行っていないRAIDグループが存在する場合(ステップ1312でYes)、順番管理プログラム412は、当該RAIDグループに属するボリュームを一つ選択し、移行先ボリュームの情報をマイグレーション対応表425から取得する(ステップ1313)。なお、本実施形態では、ボリュームを選択する場合に、VOL#順に選択する。ただし、ボリューム選択の順序は、他の方法を用いても構わない。
ステップ1313で取得した移行先ボリュームと同じRAIDグループに属する移行先ボリュームで、マイグレーション順序が1となっているボリュームが存在するかどうか判別する(ステップ1314)。
移行先ボリュームと同じRAIDグループに属する移行先ボリュームで、マイグレーション順序が1となっているボリュームが存在する場合(ステップ1314でYes)、順番管理プログラム412は、当該RAIDグループに当該ボリューム、および、ステップ1313ですでに選択したボリューム以外のボリュームが存在するかどうかを判別する(ステップ1315)。
当該RAIDグループに当該ボリューム、および、ステップ1313ですでに選択したボリューム以外のボリュームが存在する場合(ステップ1315でYes)、別のボリュームを選択し、ステップ1313を実行する。
移行先ボリュームと同じRAIDグループに属する移行先ボリュームで、マイグレーション順序が1となっているボリュームが存在しない場合(ステップ1314でNo)、または、当該RAIDグループに当該ボリュームが存在し(ステップ1314でYes)、かつ、ステップ1313ですでに選択したボリューム以外のボリュームが存在しない場合(ステップ1315でNo)、当該ボリュームのマイグレーション順序を1に変更する(ステップ1316)。
このボリューム再配置における、並列処理の順序決定について、図15の場合を例にとって説明する。順番管理プログラム412は、各コントローラについて、そのコントローラに属するRAIDグループごとにボリューム再配置を実行するボリュームを選択する。ここでは、RG「1」からはボリューム「1」、ボリューム「1’」のマイグレーション順序を1に変更する。次に、順番管理プログラム412は、RG「2」からボリューム「3」を図13のステップ1313で選択するが、ボリューム「3」の移行先ボリューム「3’」は、RG「4」に属しており、同じくRG「4」に属しているボリューム「1’」が、すでにマイグレーション順序が1になっているため、選択できない。次に、ボリューム「4」をステップ1313で選択する。ボリューム「4」の移行先ボリューム「4’」は、RG「5」に属しており、RG「5」にはマイグレーション順序が1になっているボリュームが存在しないため、ボリューム「4」が選択される。
図14は、マイグレーショングループ内のボリュームで、ボリューム再配置が完了したボリュームが発生した場合に、ボリューム再配置が未実行のボリュームを選択し、ボリューム再配置を指示するためのフローチャートである。
ボリューム再配置の完了をストレージ管理サーバが知る方法として、ストレージ操作プログラム415が定期的にストレージシステムにボリューム再配置が完了したかどうかを確認する方法と、ストレージシステム101が、ボリューム再配置が完了した時点で、ストレージ管理サーバ102に通知する方法がある。また、別の方法にてストレージ管理サーバ102がボリューム再配置の完了を認識してもよい。
ボリューム再配置が完了すると、テーブル管理プログラム413は、マイグレーション順序表425の進捗1014、順序1015を変更する(ステップ1401)。
次に、テーブル管理プログラム413は、マイグレーション対応表426、マイグレーション順序表425から、各ボリュームの情報を取得し(ステップ1402)、それらを各ボリュームに属するコントローラごとに分類する(ステップ1403)。
順番管理プログラム412は、ボリューム再配置が完了したボリュームが属するコントローラに対し、図13で説明した、コントローラ内の並列実行ボリューム決定プロセスを実行する(ステップ1404)。
ステップ1404で、順番管理プログラム412がマイグレーション順序を1に変更したボリュームが存在する場合、ストレージ操作プログラム415は、当該ボリュームのボリューム再配置の実行を指示する(ステップ1405)。
このように、本実施形態の計算機システム100によれば、ストレージシステム101において物理リソースが競合しない(または競合がより少ない)ボリュームを選択することで、複数のボリュームを並列に再配置(移行)することができる。
また、ストレージシステム101において物理リソースが競合しない(または競合が所定より少ない)最大並列実行数を求めることで、ボリュームの再配置を最大限まで効率化することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、複数のストレージシステム101が存在し、計算機システムの仮想化技術を用いて、統合管理する計算機システムに対し、本発明を適用させる場合の実施形態である。なお、第1実施形態の場合と同じ構成には同じ符号を付し、重複説明を適宜省略する。
図16は、第2実施形態における計算機システム100aのハードウェア構成を示す。図1との相違点は、計算機システム100a内のストレージシステム101が複数である点と、仮想化装置107が追加された点である。第2実施形態において、ホスト計算機104は、仮想化装置107を介して複数のストレージシステム101と接続することにより、複数のストレージシステム101のそれぞれが有する記憶資源(ストレージデバイス112)を論理的に一つの記憶資源として認識する。仮想化装置107は、例えば、仮想化スイッチ、インテリジェントスイッチ、または仮想化専用装置などである。
なお、ホスト計算機104またはストレージシステム101のうちいずれか一方が仮想化機能を有している場合には、仮想化装置107は必ずしも必須ではない。
図17は、仮想化装置107のハードウェア構成を示す図である(適宜図16など参照)。仮想化装置107は、ホストインターフェース(I/F)1811、ストレージインターフェース(I/F)1812、プロセッサ1813、メモリ1814、キャッシュ1815、記憶装置1816、および管理インターフェース(I/F)1817を備える。
ホストインターフェース1811は、ストレージネットワーク105を介してホスト計算機104に接続するためのネットワークインターフェースである。
ストレージインターフェース1812は、ストレージネットワーク105を介してストレージシステム101に接続するためのネットワークインターフェースである。なお、このストレージインターフェース1812は、図では一つとしているが、ストレージシステム101ごとに別々に設けておくのが望ましい。
プロセッサ1813は、複数のストレージシステム101のそれぞれが提供する記憶資源(ストレージデバイス112)を論理的に一つの記憶資源に仮想化するための処理などを行う。
メモリ1814は、各種制御用のマイクロプログラムなどを格納する。メモリ1814には、ボリューム表321、外部ボリューム表1911(ボリューム情報)、ボリューム再配置プログラム311、テーブル管理プログラム312、I/O制御プログラム313、外部接続制御プログラム1912が格納されている。
仮想化装置107は、一つ以上の仮想ボリューム1913を有する。仮想ボリューム1913は、ストレージシステム101が提供するボリュームが仮想的に割り当てられたボリュームである。説明の便宜上、ストレージシステム101が提供するボリュームを外部ボリュームと称する。仮想ボリューム1913のアドレス空間(アドレスをマッピングする領域)は、外部ボリュームのアドレス空間にマッピングされている。ホスト計算機104は、仮想ボリューム1913をストレージシステム101の記憶領域として認識し、仮想ボリューム1913にI/O要求を発行する。仮想化装置107は、ホスト計算機104からI/O要求を受信すると、仮想ボリューム1913と外部ボリュームとの間のアドレス変換を行い、ストレージシステム101にコマンド(ホスト計算機104からのI/O要求)を転送し、外部ボリュームにアクセスする。仮想ボリューム1913には、複数のストレージシステム101が有するそれぞれの外部ボリュームを割り当てることができる。これにより、仮想化装置107は、複数のストレージシステム101が有する記憶資源を論理的に一つの記憶資源として仮想化できる。
外部接続制御プログラム1912は、仮想化装置107とストレージシステム101との間の外部接続(例えば、仮想ボリューム1913と外部ボリュームとの間のアドレス変換や、ストレージシステム101へのコマンド転送など)を制御するプログラムである。
外部ボリューム表1911は、仮想ボリューム1913と外部ボリュームとの対応関係を示す情報を保持する。外部ボリューム表1911の詳細については、後述する(図18)。
キャッシュ1815は記憶装置1816へ入出力されるデータを一時的に格納する。
管理インターフェース1817は、管理ネットワーク106を介してストレージ管理サーバ102、および管理クライアント103に接続するためのネットワークインターフェースである。
図18は、外部ボリューム表1911のテーブル構造を示す図である(適宜図16、図17など参照)。外部ボリューム表1911は、複数のストレージシステム101のそれぞれが有する記憶資源(ストレージデバイス112)を論理的に一つの記憶し現に仮想化するために必要な情報を保持する。外部ボリューム表1911は、それぞれの仮想ボリューム1913について、VOL#2011、外部Port#2012、IPアドレス2013、および外部VOL#2014を対応付ける。
VOL#2011は、仮想化装置107内で仮想ボリューム1913を識別するためのIDを示す。
外部Port#2012は、ホスト計算機104から仮想ボリューム1913へのI/O要求を外部ボリュームに転送するためのポート(仮想化装置107が有する外部接続用のポート)を識別するための番号を示す。
IPアドレス2013は、外部ボリュームを有するストレージシステム101を識別するためのIPアドレスを示す。なお、外部ボリュームを有するストレージシステム101を識別するための情報として、WWN(World Wide Name)を用いてもよい。
外部VOL#2014は、ストレージシステム101内で外部ボリュームを識別するための番号(ボリューム表321に保持されているVOL#1111)を示す。
第2実施形態で、ボリューム再配置を並列実行するための各フローチャートは、図11、14A、14B,および15と等しい。ただし、図11のフローチャートのステップ1205を実行する際、第1実施形態では、マイグレーション対応表426とストレージ表421の情報に基づいて最大並列実行数を策定していたが、第2実施形態では、マイグレーション対応表426、ストレージ表421に加え、外部ボリューム表1911の情報を用いて、最大並列実行数を策定する。
例えば、移行元ボリュームが外部ボリュームで構成される場合、最大並列実行数は、外部ボリュームが属するストレージシステム101のコントローラ構成から計算する。順番管理プログラム412は、外部ボリュームが属するストレージシステム101の情報を取得し、図11のフローチャートに従い、最大並列実行数を計算する。
また、例えば、移行元ボリュームがストレージシステム101に属する外部ボリュームであり、移行先ボリュームが仮想化装置に接続される、移行元ボリュームが属するストレージシステム101以外のストレージシステム101に属する外部ボリュームもしくは、仮想化装置107に属するボリュームの場合、移行元ボリュームのデータは、ボリューム再配置時には、仮想化装置のキャッシュに格納されるため、最大並列実行数は仮想化装置107のコントローラ構成から計算する。順番管理プログラム412は、仮想化装置107の情報をストレージ表421から取得し、図11のフローチャートに従い、最大並列実行数を計算する。
図19および図20は、管理者が設定したマイグレーショングループから、データ再配置の最大並列実行数を策定する処理を示すフローチャートである。なお、ステップ2101〜2104は、図11のステップ1201〜1204と同様なので、詳細な記述を省略する。
まず、データ再配置管理プログラム121の一つであるテーブル管理プログラム413は、ボリューム表422からボリュームの構成情報を取得し、管理クライアント103のWebブラウザ131(GUI)を通じて、管理者に表示する(ステップ2101)。
次に、管理者は、ステップ2101で表示された情報を元に、マイグレーショングループを作成する。つまり、マイグレーショングループの作成は、以下の2つの操作で行われる。まず、マイグレーショングループIDを設定する。次に、そのマイグレーショングループにボリューム再配置の移行元となるボリュームを追加する。
そうすると、テーブル管理プログラム413は、マイグレーショングループ表423に新しいマイグレーショングループの情報を追加し、また、マイグレーショングループに追加したボリュームについて、ボリューム表422のMGID512をそのマイグレーショングループIDに変更することで、マイグレーショングループの作成を行う(ステップ2102)。
次に、管理者は、マイグレーショングループに追加された各ボリュームに対し、移行先となるボリュームを選択する。
テーブル管理プログラム413は、ボリューム表422の情報と、前記選択されたボリュームの情報から、マイグレーション対応表426を作成する(ステップ2104)。
順番管理プログラム412は、マイグレーション対応表426から、移行元および移行先ボリュームが属するストレージシステムを判断し、その情報を取得する(ステップ2105)。
ステップ2105の結果から、順番管理プログラム412は、移行元ボリュームが仮想化装置の外部ボリュームか内部ボリュームかを判断する(ステップ2106)。
もし、移行元ボリュームが内部ボリュームであった場合(ステップ2106でNo)、ステップ2109を実行する。
もし、移行元ボリュームが外部ボリュームであった場合(ステップ2106でYes)、順番管理プログラム412は、移行先ボリュームが移行元ボリュームと同一のストレージシステムに属するかどうかを判断する(ステップ2107)。
もし、移行先ボリュームが移行元ボリュームと同一のストレージシステム101に属する場合(ステップ2107でYes)、順番管理プログラム412は、外部ボリュームが属するストレージシステム101の情報、および、マイグレーション対応表426の情報から、ステップ1205と同様に最大並列実行数を計算する(ステップ2108)。
もし、移行先ボリュームが移行元ボリュームと同一のストレージシステム101に属さない場合(ステップ2107でNo)、順番管理プログラム412は、仮想化装置107の情報および、マイグレーション対応表426の情報から、ステップ1205と同様に最大並列実行数を計算する(ステップ2109)。
このように、第2実施形態の計算機システム100aによれば、仮想化装置107が複数のストレージシステム101の記憶資源を論理的に一つの記憶資源として仮想化した場合でも、物理リソースが競合しない(または競合がより少ない)ボリュームを選択することで、効率よく、複数のボリュームを並列に再配置(移行)することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではなく、ハードウェアやフローチャートなどの具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
第1実施形態の計算機システムのハードウェア構成図である。 ストレージシステムの構成図である。 ストレージ管理サーバの構成図である。 ボリューム表のテーブル構造を示す説明図である。 ストレージ階層表のテーブル構造を示す説明図である。 ストレージ表のテーブル構造を示す説明図である。 マイグレーショングループ表のテーブル構造を示す説明図である。 マイグレーション対応表のテーブル構造を示す説明図である。 マイグレーション順序表のテーブル構造を示す説明図である。 ボリューム表のテーブル構造を示す説明図である。 管理者が設定したマイグレーショングループから、データ再配置の最大並列実行数を策定する処理を示すフローチャートである。 ボリューム再配置処理開始時に、並列実行するボリュームを選択する処理を示すフローチャートである。 並列実行決定プロセスの処理を示すフローチャートである。 ボリューム再配置が未実行のボリュームを選択し、ボリューム再配置を指示するための処理を示すフローチャートである。 ボリューム再配置の並列実行処理の概念図である。 第2実施形態の計算機システムのハードウェア構成図である。 仮想化装置のハードウェア構成図である。 外部ボリューム表のテーブル構造を示す説明図である。 仮想化装置使用時におけるデータ再配置の最大並列実行数を策定する処理を示すフローチャートである。 仮想化装置使用時におけるデータ再配置の最大並列実行数を策定する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100,100a 計算機システム
101,111 ストレージシステム
102 ストレージ管理サーバ
103 管理クライアント
104 ホスト計算機
105 ストレージネットワーク
106 管理ネットワーク

Claims (18)

  1. 一つ以上のホスト計算機と、前記ホスト計算機が使用したデータを格納するストレージシステムと、前記ストレージシステムによるデータの格納を管理するストレージ管理サーバと、を備え、それらがネットワークにより接続される計算機システムであって、
    前記ストレージシステムは、
    前記ホスト計算機が使用したデータを格納する一つ以上の記憶装置と、
    その記憶装置を制御する一つ以上の制御装置と、を有し、
    その制御装置は、前記記憶装置に、データを格納する物理的または論理的な単位であるボリュームごとに前記データを格納し、
    前記ストレージ管理サーバは、
    前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的構成の情報を少なくとも含む物理構成情報、および、前記ボリュームの再配置を並列に処理することが可能な前記制御装置の数である並列実行数を記憶する記憶部と、
    前記ストレージシステムの記憶装置を前記ボリュームごとに管理する処理部と、を有し、
    その処理部は、前記ストレージシステムの2つ以上のボリュームのデータを同数の他のボリュームに並列して移行する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報および前記並列実行数の情報を参照し、当該並列移行時の前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的な競合をボリュームごとに評価し、その評価に基づいて前記競合がより少ないボリュームを選択して、その並列移行を実行する
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的な競合が所定よりも少なく前記ボリュームを並列移行することが可能な最大数である最大並列実行数を算出し、その最大並列実行数のボリュームの並列移行を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記並列移行しているボリュームのいずれかの移行動作が終了した場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的な競合をボリュームごとに評価し、その評価に基づいて前記競合がより少ないボリュームをさらに選択して、その選択したボリュームの並列移行を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  4. 前記物理構成情報は、それぞれの前記ボリュームを複数のRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)グループのいずれかに属するものとして対応付け、
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    並列移行するボリュームを選択する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、移行元のボリュームに関して、すでに選択したボリュームが属するRAIDグループとは別のRAIDグループに属するボリュームを優先して選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  5. 前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    並列移行するボリュームを選択する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、移行先のボリュームに関して、すでに選択したボリュームが属するRAIDグループとは別のRAIDグループに属するボリュームを優先して選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の計算機システム。
  6. 前記物理構成情報は、前記ストレージシステムの制御装置ごとに並列移行可能なボリューム数の値を格納しており、
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    並列移行するボリュームを選択する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、前記ストレージシステムの制御装置ごとに、前記した並列移行可能なボリューム数を超えないようにボリュームを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  7. 前記ストレージ管理サーバの記憶部は、移行元となるボリュームを集めた移行元グループの識別子と、移行先のボリュームの物理的な性能を表す移行先階層とを対応付けて記憶する移行グループ情報を、さらに記憶し、
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記記憶部に記憶された前記物理構成情報と前記移行グループ情報とを参照し、前記移行元グループに対応した移行先階層に該当するボリュームを移行先のボリュームとして選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  8. 前記ネットワークを介して、前記ホスト計算機、複数の前記ストレージシステム、および前記ストレージ管理サーバと接続され、前記複数のストレージシステムを論理的に一つのストレージシステムとして仮想化する仮想化装置、をさらに備え、
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記仮想化装置に対して、前記仮想化装置が保持する前記複数のストレージシステムのボリュームの情報を少なくとも含むボリューム情報を参照させ、前記した仮想化された複数のストレージシステムに対して、前記した2つ以上のボリュームの並列移行を実行するように指示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  9. 一つ以上のホスト計算機と、前記ホスト計算機が使用したデータを格納するストレージシステムと、前記ストレージシステムによるデータの格納を管理するストレージ管理サーバと、を備え、それらがネットワークにより接続される計算機システムにおいて、
    前記ストレージシステムは、
    前記ホスト計算機が使用したデータを格納する一つ以上の記憶装置と、
    その記憶装置を制御する一つ以上の制御装置と、を有し、
    その制御装置は、前記記憶装置に、データを格納する物理的または論理的な単位であるボリュームごとに前記データを格納し、
    前記ストレージ管理サーバは、
    前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的構成の情報を少なくとも含む物理構成情報、および、前記ボリュームの再配置を並列に処理することが可能な前記制御装置の数である並列実行数を記憶する記憶部と、
    前記ストレージシステムの記憶装置を前記ボリュームごとに管理する処理部と、を有し、
    前記計算機システムにおけるデータ移行方法であって、
    その処理部は、前記ストレージシステムの2つ以上のボリュームのデータを同数の他のボリュームに並列して移行する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報および前記並列実行数の情報を参照し、当該並列移行時の前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的な競合をボリュームごとに評価し、その評価に基づいて前記競合がより少ないボリュームを選択して、その並列移行を実行する
    ことを特徴とするデータ移行方法。
  10. 前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記並列移行を実行する際、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的な競合が所定よりも少なく前記ボリュームを並列移行することが可能な最大数である最大並列実行数を算出し、その最大並列実行数のボリュームの並列移行を行う
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ移行方法。
  11. 前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記並列移行しているボリュームのいずれかの移行動作が終了した場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、前記ストレージシステムの制御装置または記憶装置の物理的な競合をボリュームごとに評価し、その評価に基づいて前記競合がより少ないボリュームをさらに選択して、その選択したボリュームの並列移行を実行する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ移行方法。
  12. 前記物理構成情報は、それぞれの前記ボリュームを複数のRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)グループのいずれかに属するものとして対応付けており
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    並列移行するボリュームを選択する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、移行元のボリュームに関して、すでに選択したボリュームが属するRAIDグループとは別のRAIDグループに属するボリュームを優先して選択する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ移行方法。
  13. 前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    並列移行するボリュームを選択する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、移行先のボリュームに関して、すでに選択したボリュームが属するRAIDグループとは別のRAIDグループに属するボリュームを優先して選択する
    ことを特徴とする請求項12に記載のデータ移行方法。
  14. 前記物理構成情報は、前記ストレージシステムの制御装置ごとに並列移行可能なボリューム数の値を格納しており、
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    並列移行するボリュームを選択する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、前記ストレージシステムの制御装置ごとに、前記した並列移行可能なボリューム数を超えないようにボリュームを選択する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ移行方法。
  15. 前記ストレージ管理サーバの記憶部は、移行元となるボリュームを集めた移行元グループの識別子と、移行先のボリュームの物理的な性能を表す移行先階層を対応付けて記憶する移行グループ情報を、さらに記憶し、
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記記憶部に記憶された前記物理構成情報と前記移行グループ情報を参照し、前記移行元グループに対応した移行先階層に該当するボリュームを移行先のボリュームとして選択する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ移行方法。
  16. 前記計算機システムは、前記ネットワークを介して、前記ホスト計算機、複数の前記ストレージシステム、および前記ストレージ管理サーバと接続され、前記複数のストレージシステムを論理的に一つのストレージシステムとして仮想化する仮想化装置、をさらに備えており
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記仮想化装置に対して、前記仮想化装置が保持する前記複数のストレージシステムのボリュームの情報を少なくとも含むボリューム情報を利用し、前記した仮想化された複数のストレージシステムに対して、前記した2つ以上のボリュームの並列移行を実行するように指示する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ移行方法。
  17. 前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記並列移行を実行する際、どのボリュームを並列実行するかを決定するプロセスである並列実行ボリューム決定プロセスを実行していない前記制御装置が存在するかどうかを判別し、存在する場合、前記最大並列実行数と前記並列実行数に基づき、当該制御装置について前記並列実行ボリューム決定プロセスを実行して並列実行するボリュームを決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の計算機システム。
  18. 前記物理構成情報において、それぞれの前記ボリュームは、複数のRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)グループのいずれかに属するものとして対応付けられており、
    前記ストレージ管理サーバの処理部は、
    前記並列実行ボリューム決定プロセスにおいて、
    並列移行するボリュームを選択する場合、前記記憶部に記憶された前記物理構成情報を参照し、並列移行する際の移行先の複数のボリュームがより多くの異なるRAIDグループに属しているようになることを優先して、移行元のボリュームを決定する
    ことを特徴とする請求項17に記載の計算機システム。
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