JP4920898B2 - 計算機システム、データ管理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ファイルシステムや論理ボリュームを提供する計算機システムに関し、特に、ファイルシステムの構成変更を行うためのファイルシステムの管理方法およびプログラムに適用して有効な技術に関する。
例えば、多くの計算機システムにおいては、ユーザプログラム等からの二次記憶装置へのアクセスは、ソフトウェアおよびハードウェアによる複数の抽象化および仮想化レイヤを経て行われる。この抽象化および仮想化により、二次記憶装置のボリュームに対するアクセスの利便性を高めている。抽象化および仮想化レイヤの代表的なものが、OSが提供するファイルシステムおよび論理ボリュームである。これらの技術は、非特許文献1等で示される。
ファイルシステムは、ファイルに対する入出力という抽象化された手段を提供することにより、二次記憶装置のボリュームにおけるデータ格納位置の情報を、ユーザプログラム等が直接的に管理(例えば、ディスクブロック番号とブロック数等の指定)する必要がないようにしている。
また、論理ボリュームは、一つ以上の物理ボリュームの集合(ボリューム・グループ)から、新たに定義される仮想的なボリュームである。論理ボリュームにより、ファイルシステムとして使用するボリュームを抽象化し、物理的なボリュームとは切り離された仮想的なストレージを管理することができる。
論理ボリュームを使用することによって、計算機システムでの柔軟なボリューム管理が可能となる。例えば、論理ボリュームでは、複数のディスク装置を統合して単一のボリュームとして使用できる。その逆に、一つの大きなボリュームを複数の小さなボリュームとして使用できる。また、ファイルシステムに空きが無くなった場合、ボリューム・グループに物理ボリュームを追加して、論理ボリュームの容量を増やすようなこともできる。ファイルシステムは、上記のように作成された一つ以上の論理ボリューム上に構築される。
なお、前記の物理ボリュームは、ホストから見て物理的なボリュームを意味するものである。ディスクアレイ装置に代表されるような記憶装置では、内部の真に物理的な記憶装置を統合して管理することにより、ホスト側に対して内部の物理的な構成を見せず、論理的な記憶装置として見せている。従って、以降では、ホスト側で見える物理ボリュームのことを論理記憶ユニット(以下、LUと称する)と表す。
一方、非特許文献2および非特許文献3等に示されるように、異機種、異ベンダの記憶装置を束ね、一つの記憶装置プールとして任意のサイズのボリュームまたはNAS(Network Attached Storage)として提供する製品もある。これら製品では、複数の処理速度や記憶容量の異なる二次記憶装置を上位ホストが仮想的な記憶装置の記憶空間として階層に分けて定義し、ホストからのアクセスする頻度の大小により、データを処理速度の比較的高い記憶装置および低い記憶装置に再配置(マイグレーション)する制御方式の技術も有している。
また、特許文献1では、ディスクアレイ装置に代表されるような、計算機に接続して使用される記憶装置の内部に、処理速度や記憶容量の異なる複数のLUを構成したシステムが開示されている。記憶装置は、記憶装置に格納されているデータに対する計算機からのアクセス頻度を、統計情報として管理し、この統計情報を基に、アクセス頻度の高いLUをより高性能な物理記憶装置へ移動(マイグレーション)させるための技術を開示している。
非特許文献4では、ディスクアレイ装置内部の構成情報や統計情報を、ディスクアレイ装置に接続されたサービスプロセッサ経由で引き出す方法を開示している。さらに、統計情報に基づき、アクセス頻度の高いLUをより高性能な物理記憶装置へマイグレーションする技術を利用するインタフェースを開示している。
非特許文献5では、ディスクアレイ装置内またはディスクアレイ装置間において、LUのコピーを作成する技術を利用するインタフェースを開示している。
特開平9−274544号公報 古寺雅弘編著、「AIXオペレーティングシステムの概念と上級システム管理」、2001年 ファルコンストア・ジャパン(株)発行、「IPSTOR製品カタログ」、2004年 EMCコーポレーション、「Data Sheet EMC DiskXtender Unix(登録商標)/Linux」 (株)日立製作所発行、「SANRISE 9900Vシリーズ プログラムプロダクツマニュアル Performance Managementユーザーズガイド 第10版」、2003年 (株)日立製作所発行、「SANRISE 9900Vシリーズ プログラムプロダクツマニュアル ShadowImageユーザーズガイド 第7版」、2003年
ところで、前記のような従来技術において、この従来技術における第1の課題は、ファイルシステム機能や論理ボリューム機能を提供するホスト計算機では、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションが難しい点である。これは、使用するLUを構成する物理記憶装置の特性が正確にわからないことに起因する。
前記非特許文献1および非特許文献2では、LUが高速であるか低速であるかは、装置単位で、かつ、機種が異なれば、機種毎に固有のIDにより、高速ディスク装置、中速ディスク装置、低速テープ装置というように分類することは可能である。しかし、特許文献1のようなディスクアレイ装置では、同一装置内で、処理速度や記憶容量の異なる複数のLUを構成することが可能であるため、これらLUを高速・低速で分類することは難しい。そのため、例えば、ある論理ボリュームを高速にしたい場合、システム管理者が、論理ボリュームを構成するLUを把握し、LUの物理記憶装置の構成を調べ、より高速な物理記憶装置にLUをマイグレーションする、という手順を踏む必要がある。
前記特許文献1では、記憶装置側においては記憶装置内部のLUと物理記憶装置の構成のみしかわからないため、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションは不可能である。
第2の課題は、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションを行いたい場合、マイグレーション実行前に、マイグレーション後のシステムへの影響を予測することが難しい点である。
前記非特許文献1および非特許文献2では、ある記憶装置内のLUのマイグレーションは、ホスト側でLUの物理記憶装置構成がわからないため、例えば、マイグレーションした先の物理記憶装置が他のLUの物理記憶装置と干渉し、マイグレーションにより却って性能を低下させることが起こる。
前記特許文献1では、前記第1の課題と同様に、記憶装置側では、記憶装置内部のLUと物理記憶装置の構成のみしかわからないため、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションは不可能である。
そこで、本発明の第1の目的は、ファイルシステム機能や論理ボリューム機能を提供するホスト計算機において、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションを可能にする技術を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、精度の高いマイグレーション影響予測に基づいて、マイグレーション方法を決定することにより、効果的なマイグレーションを可能にする技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
(1)本発明は、一つまたは複数の計算機(ホスト計算機)と、一つまたは複数の二次記憶装置(ディスクアレイ装置)とからなる計算機システム、この計算機システムにおけるデータ管理方法、さらにこのデータ管理方法を実行するプログラムに適用され、以下のような特徴を有するものである。
二次記憶装置を統合して仮想的な記憶装置として管理する第1の手段(ファイルシステムプログラム、論理ボリュームマネージャ)と、二次記憶装置を構成する物理記憶装置の構成情報を取得する第2の手段(I/Oアクセス統合管理手段)と、二次記憶装置の内部で採取される性能統計情報を取得する第3の手段(I/Oアクセス統合管理手段)と、仮想的な記憶装置と二次記憶装置の内部で採取される性能統計情報とを関連付けるテーブル(I/Oアクセス統合管理表)とを有する。
さらに、テーブルは、性能統計情報に含まれる第1の情報についての閾値を有し、第1の情報が閾値を越えた場合に、仮想的な記憶装置として使用する二次記憶装置を、仮想的な記憶装置に統合される第1の二次記憶装置から、仮想的な記憶装置に統合されていない第2の二次記憶装置に変更するか否かを判定する第4の手段(マイグレーションボリューム判定手段、マイグレーション影響予測手段、RAID連携マイグレーション実行手段)を有する。
(2)本発明は、一つまたは複数の計算機(ホスト計算機)と、一つまたは複数の二次記憶装置(ディスクアレイ装置)と、二次記憶装置と通信可能な二次記憶装置管理用計算機(SVP)とからなる計算機システム、この計算機システムにおけるデータ管理方法、さらにこのデータ管理方法を実行するプログラムに適用され、以下のような特徴を有するものである。
二次記憶装置を統合して仮想的な記憶装置として管理する第1の手段(ファイルシステムプログラム、論理ボリュームマネージャ)と、二次記憶装置を構成する物理記憶装置の構成情報を取得する第2の手段(I/Oアクセス統合管理手段)とを有する。二次記憶装置管理用計算機は、二次記憶装置の性能統計情報を採取する第3の手段(I/Oアクセス統合管理手段)と、仮想的な記憶装置と前記二次記憶装置の性能統計情報とを関連付けるテーブル(I/Oアクセス統合管理表)とを有する。
さらに、テーブルは、性能統計情報に含まれる第1の情報についての閾値を有し、第1の情報が閾値を越えた場合に、仮想的な記憶装置として使用する二次記憶装置を、仮想的な記憶装置に統合される第1の二次記憶装置から、仮想的な記憶装置に統合されていない第2の二次記憶装置に変更するか否かを判定する第4の手段(マイグレーションボリューム判定手段、マイグレーション影響予測手段、RAID連携マイグレーション実行手段)を有する。
(3)本発明は、一つまたは複数の計算機(ホスト計算機)と、一つまたは複数の二次記憶装置(ディスクアレイ装置)と、二次記憶装置と通信可能な二次記憶装置管理用計算機(SVP)とからなる計算機システム、この計算機システムにおけるデータ管理方法、さらにこのデータ管理方法を実行するプログラムに適用され、以下のような特徴を有するものである。
二次記憶装置を統合して仮想的な記憶装置として管理する第1の手段(ファイルシステムプログラム、論理ボリュームマネージャ)を有する。仮想的な記憶装置として、第1の二次記憶装置および第2の二次記憶装置が同じ内容を保持するミラーを構成することが可能で、二次記憶装置および二次記憶装置管理用計算機は、二次記憶装置間のデータ複製機能を有するものである場合、第1の二次記憶装置および第2の二次記憶装置でミラーを構成するために、第1および第2の二次記憶装置間で内容の同期を実行する際に、二次記憶装置間のデータ複製機能を利用することが可能かどうかの判定を、仮想的な記憶装置と前記二次記憶装置とを関連付けるテーブル(I/Oアクセス統合管理表)を用いて行う第2の手段(I/Oアクセス統合管理手段)を有する。
さらに、第1および第2の二次記憶装置間の内容の同期に対して、二次記憶装置間のデータ複製機能を利用することが可能と判定した場合、二次記憶装置および二次記憶装置管理用計算機に対して、二次記憶装置間のデータ複製機能を実行することを指示する第3の手段(RAID連携LVミラー同期手段)を有する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、ファイルシステム機能や論理ボリューム機能を提供するホスト計算機では、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションが可能になる。
また、本発明によれば、精度の高いマイグレーションの影響予測に基づいた、マイグレーション方法を決定することにより、効果的なマイグレーションが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(本発明の概念)
本発明は、ディスクアレイ(RAID:Redundant Arrays of Inexpensive Disks)装置のRAID構成情報およびRAID統計情報を取得し、OSが管理するファイルシステム構成情報および論理ボリューム構成情報と統合した、I/Oアクセス統合管理表を管理するI/Oアクセス統合管理手段を有することを特徴とする。また、I/Oアクセス統合管理表に基づき、マイグレーション方法を決定するマイグレーションボリューム判定手段と、ディスクアレイ装置のマイグレーション影響予測情報を取得するマイグレーション影響予測手段と、RAID連携マイグレーション実行手段を有することを特徴とする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における計算機システムの概略構成図を示す。本実施の形態における計算機システムは、ホスト計算機101と、ディスクアレイ装置103と、SVP(Service Processor)105と、ディスク装置106等から構成される。
ホスト計算機101とディスクアレイ装置103は、ストレージ用ネットワークであるSAN(Storage Area Network)102で接続されている。ディスクアレイ装置103には、管理用LAN(Local Area Network)107を介して、ディスク管理を行うためのSVP105が接続されている。SVP105にはディスク装置106が接続されていて、SVP105上で動作するRAID管理プログラム141が出力する各種情報を格納するのに用いられる。
RAID管理プログラム141が出力する情報としては、RAID構成情報142、RAID統計情報143、マイグレーション影響予測情報144等がある。RAID構成情報142は後述するLUの構成情報である。RAID統計情報143およびマイグレーション影響予測情報144は、前記非特許文献4に示される例に代表される性能統計情報およびLUのマイグレーションを行った場合の影響についての情報である。
ディスクアレイ装置103では、内部的に物理記憶装置の構成を変えることにより、処理速度や記憶容量の異なる複数のLUを構成している。物理記憶装置の構成のバリエーションは、RAIDレベル、物理記憶装置の構成台数等により決まる。
RAIDレベルは、ディスクアレイ装置におけるデータの配置方法のことであり、詳しくは、1988年に開催されたACM SIGMOD会議のプロシーディングp.109−116に掲載されている、Patterson外2名著、「A Case for Redundant Arrays of Inexpensive Disks (RAID)」に記載されている。
例えば、RAID1では、最低二台のディスク装置から成り、それぞれ同じ内容を保持するミラーを構成する。また、RAID5では、ホスト計算機からアクセスされるファイルのデータが格納されるデータストライプを記憶する一つ以上の物理記憶装置と、データストライプに格納されるデータを回復するために用いられるパリティストライプを記憶する一つ以上のディスクから構成される。なお、RAID5では、その物理記憶装置の構成を表すために「3D+1P」というような表記を用いる。「3D+1P」は、三つのデータストライプと一つのパリティストライプから構成されるRAID5であることを示している。
以下、同様の表示にて、RAID5構成のLUにおける、データストライプ数とパリティストライプ数を表示する。同様に、RAID1では、その物理記憶装置の構成を表すために「2D+2D」というような表記を用いる。「2D+2D」は、合計四台のディスク装置が、それぞれ二台ずつでミラーを構成することを示している。さらに、「3D+1P」や「2D+2D」を構成する物理記憶装置の各グループのことをパリティグループ(PG)と称することにする。
LUは、ディスクアレイ装置103の内部で、PGが提供する物理的な記憶空間を分割、または、組み合わせることにより、論理的な記憶空間として再構成される形で提供されるものである。
ホスト計算機101における、アプリケーションプログラムからのLUに対するデータの読み書き(I/O)は、直接LUを指定する形ではなく、論理ボリュームやファイルシステムを経由して行われる。論理ボリュームは一つまたは複数のLUから構成され、ファイルシステムは一つまたは複数の論理ボリュームから構成される。論理ボリュームマネージャ113において、LUと論理ボリュームの対応を記述するものが論理ボリューム構成情報114であり、ファイルシステムプログラム111において、ファイルシステムと論理ボリュームの対応を記述するものがファイルシステム構成情報112である。
ホスト計算機101では、業務用LAN104を介してSVP105と通信可能で、RAID管理プログラム141が管理する情報を取得することが可能となっている。
本発明では、ホスト計算機101で動作するプログラムに、I/Oアクセス統合管理手段121と、マイグレーションボリューム判定手段122と、マイグレーション影響予測手段123と、RAID連携マイグレーション実行手段124を追加することにより、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションを可能にする機能を有している。
また、I/Oアクセス統合管理手段121では、ディスクアレイ装置103の機種およびモデル毎の特徴を記述するための機種別情報管理表131と、接続されるディスクアレイ装置103の個体毎の特徴を記述するための個体別情報管理表132と、後で詳述するI/Oアクセス統合管理表133を保持している。
図2は、機種別情報管理表131の説明図を示す。本発明では、SVP105で動作するRAID管理プログラム141が出力する各種情報を、ホスト計算機101側で取得して、LUのマイグレーション方法を決定することを特徴としている。また、その決定の際に考慮すべき特記項目があれば、それを利用することも特徴としている。従って、機種別情報管理表131は、ディスクアレイ装置103の機種毎に固有の情報を管理するために用いる。
カラム201とカラム202は、機種名およびモデル名を示している。機種およびモデル毎に異なる情報を保持すべき場合は、番号で表される行が追加される。カラム203は、情報取得の可否を示すフラグを保持する。前述のように、SVP105で動作するRAID管理プログラム141が出力する各種情報を取得することが、本発明における大きな特徴であるため、この取得の可否を示すために用いられる。カラム204は、機種別詳細情報数を示す。本発明では、LUのマイグレーション方法を決定する際に、考慮すべき特記項目があれば利用することも特徴である。そのため、特記項目があれば、機種別詳細情報としてその数を保持する。カラム205は、機種別詳細情報として保持する表へアクセスするためのポインタ配列206へのポインタを保持している。これにより、番号1の項目を例にとると、機種名/モデル名がRAID_A/xxxの場合は、SVPからの情報取得が可能で、機種別の詳細情報が三つあることを表している。
ポインタ配列206は、機種別詳細情報表へのポインタを保持している。機種別詳細情報表の例を図12に示す。図12(a),(b)は、ディスクアレイ装置の内部構成の例と、この内部構成に基づく機種別詳細情報表の例である。この例で挙げたディスクアレイ装置は、ホスト計算機からの要求に基づきデータ転送を行うチャネルアダプタ(CHA)1201〜1204と、内蔵する物理ディスク装置に対してデータ転送を行うディスクアダプタ(DKA)1206〜1209、転送データを一時的に格納する内部メモリ1210、CHAとDKAと内部メモリ間を接続する内部スイッチ1205からなる。ホスト計算機と内部メモリ間のデータ転送はCHAが制御し、内蔵物理ディスク装置と内部メモリ間のデータ転送はDKAが制御する。
内蔵物理ディスク装置に着目すると、DKA1にPG IDがPID1およびPID5のPGが接続されて、PID3およびPID7のPGが接続されている。このとき、ディスクアレイ装置内部での信頼性向上のためのDKAの二重化が行われており、DKA1およびDKA3の間ではPGの共有が行われている。また、図示しないが、同様にDKA2およびDKA4の間ではPGの共有が行われている。このようなケースでは、機種別詳細情報表として、DKA ID(カラム1211)に対して担当するPGのPG IDを記述するカラム1212を有するものを用意する。このような機種別詳細情報表は、例えばPGID1のPGに存在するLUを他のPGにマイグレーションするとき、DKA1とDKA3で共有しているPGよりも、別のDKA2およびDKA4で共有しているPGを選ぶ方がDKAの利用が分散される、というような判断を行うときに活用する。
図3は、個体別情報管理表132の説明図を示す。個体別情報管理表132は、ホスト計算機101に接続されているディスクアレイ装置103の個体毎に番号で表される行が追加され、個体毎の特徴を保持するために用いる。例えば、機種・モデルが同じでも導入の際のオプションに差があり、SVP105から取得できる情報が異なるようなケースに対応する。
カラム301は、個体IDを示している。個体IDとしては、個体毎に一意に識別できるIDであれば特に制限はないが、ベンダID+製品ID+製造番号のような記憶装置から取得できる情報を用いる。カラム302は、個体毎の機種およびモデルを保持する。これにより、個体毎の機種/モデルを特定し、機種別情報管理表131で機種別の詳細情報の有無を調べる。カラム303は、SVPへのアクセス方法を示している。これにより、個体毎にSVPが異なる場合やアクセスするためのインタフェースが異なるケースに対応する。アクセス方法の例としては、業務用LAN104におけるIPアドレスや、WWW(World Wide Web)サーバインタフェースを用いる場合のURL(Uniform Resource Locater)が挙げられる。カラム304は、取得可能情報の一覧である。本発明では、RAID構成情報142、RAID統計情報143、マイグレーション影響予測情報144を取得することを想定しているが、それらのうち個体毎の状況により取得不可能な情報があれば、このカラムで明記しておく。最後のカラム305は、ディスクアレイ装置におけるLUマイグレーションの可否を表している。
図4は、I/Oアクセス統合管理表133の説明図を示す。I/Oアクセス統合管理表133は、ファイルシステムプログラム111が管理するファイルシステム構成情報112と、論理ボリュームマネージャ113が管理する論理ボリューム構成情報114と、SVP105から取得するRAID構成情報142およびRAID統計情報143について、それぞれを対応付け、その対応付けに基づいてLUのマイグレーション方法を決定するために使用する。
カラム401は、ファイルシステムを示している。カラム402は、論理ボリュームを示し、あるファイルシステムがいずれの論理ボリューム(LV)上に作成されているかを示す。カラム402にLVの記載があり、カラム401にファイルシステムの記載がない(−)場合は、LVは存在するが、そのLVにはファイルシステムが作成されていないことを示している。カラム403は、LUを示し、カラム402のLVがいずれのLUから構成されているかを示す。カラム403にLUの記載があり、カラム402にLVの記載がない(−)場合は、LUは存在するが、そのLUはLVを構成していないことを示す。なお、カラム401と402の対応付けは、詳述しないがファイルシステム構成情報112を使って行う。また、カラム402と403の対応付けは、詳述しないが論理ボリューム構成情報114を使って行う。
カラム404は個体IDであり、カラム405はLU IDである。LU IDは、ディスクアレイ装置内でLUの識別のために用いるIDである。カラム404およびカラム405により、ホスト計算機が複数あり、ディスクアレイ装置を共有するようなケースでも、各LUを識別可能にしている。カラム404および405に記載があり、カラム403にLUの記載がない場合は、該ホスト計算機に対して、そのLUが公開されていないことを示す。つまり、ディスクアレイ装置内でリザーブされているLUのようなケースである。
カラム406は、SVP105から取得するRAID統計情報143の例である。本実施の形態ではLUの利用率を用い、平均値と最大値を保持している。ただし、本発明において利用するRAID統計情報は、LUの利用率に限るものではない。前記非特許文献4に示されるような、統計情報として他に使用可能な値、例えばI/Oの転送レートや、読み出しや書き込み実行の回数等、SVPで採取できる統計情報ならば、特に制限はない。
カラム407は、SVP105から取得するRAID統計情報142の例である。ここでは、LUの容量、パリティグループ(PG)のID、PGのRAIDレベル、PGの物理記憶装置の構成を保持している。
図5および図6は、本実施の形態におけるI/Oアクセス統合管理手段121による処理のフローチャートを示す。I/Oアクセス統合管理手段121は、RAID構成情報取得手段とRAID統計情報取得手段からなり、それぞれ図5および図6でそのフローチャートを示している。
RAID構成情報取得手段は、I/Oアクセス統合管理表133におけるカラム401とカラム402の対応付けと、カラム402とカラム403の対応付けと、LU毎の構成情報を取得するためのフローチャートであり、これを図5に示す。ステップ501で、ファイルシステムプログラム111の管理するファイルシステム構成情報112を取得する。この情報は、具体的にはマウント情報を取得すればよい。ステップ502で、論理ボリュームマネージャ113の管理する論理ボリューム構成情報114を取得する。この情報は、論理ボリュームマネージャ113の提供する、論理ボリュームのステータス領域およびディスクリプタ領域を読み出すインタフェースにより取得すればよい。ステップ503で、SVP105からRAID構成情報142を取得する。このとき、個体別情報管理表132における取得可能情報(304)でRAID構成情報が取得可能かどうかを判断し、可能ならばSVPへのアクセス方法(303)に示される手段を用いてSVPに対してRAID構成情報を要求する。最後にステップ504において、ステップ501〜503で取得した情報を、I/Oアクセス統合管理表133に格納する。
RAID統計情報取得手段は、I/Oアクセス統合管理表133におけるカラム406の情報を取得するためのフローチャートであり、これを図6で示す。ステップ601で、SVP105からRAID統計情報143を取得する。RAID管理プログラム141は、このRAID統計情報143を、定期的に取得し、一定期間分の情報をディスク装置106上に格納している。このステップは、定期的に最新情報を取得するようにしてもよいし、ホスト計算機101の管理者により指定された期間分の過去の情報を取得するようにしてもよい。最後にステップ602において、ステップ601で取得した情報を、I/Oアクセス統合管理表133に格納する。
図7、図8および図9は、本実施の形態におけるマイグレーションボリューム判定手段122による処理のフローチャートを示す。以下、順に説明する。
図7のステップ701で、I/Oアクセス統合管理表133で保持する、表内の全LUの統計情報を取得する。本実施の形態で使用する統計情報はLUの利用率である。以下、利用率を例に説明を進める。
ステップ702では、LUの利用率があらかじめ決められた所定の基準を超えているか否かを判定する。この所定の基準としては、平均利用率や最大利用率の閾値を使用するのが最も簡単な方法である。本実施の形態では、利用率の値が所定の閾値を超えた場合にその差を判定スコアとして用いることにする。ただし、この閾値および判定スコアの算出方法は、RAID統計情報として利用可能な他の値に対する妥当な基準であれば、特に制限はない。
ステップ702で、基準を超えるLUがなければマイグレーションボリュームを判定する必要はないので、処理を終了する。基準を超えるLUがあればステップ703に進む。ステップ703では、最初にマイグレーションを行うべきLUをピックアップする。本実施の形態では、単純にステップ702の判定スコアが最大のものをピックアップしている。ただし、この選択の方法はシステム管理者の判断にゆだねる方法でもよい。その場合は、基準を超えたLUを候補としてシステム管理者に対して提示し、システム管理者が指定したLUをピックアップすることになる。
ステップ704では、ステップ703でピックアップされたLUに対して、同一筐体内でマイグレーション先としての条件を満たすLUを用意する。マイグレーション先としての条件を満たすLUとは、本実施の形態では容量が同じLUである。また、ここで用意するLUは一つである必要はなく、条件さえ満たせば複数用意する。
ステップ705で、マイグレーション先としての条件を満たすLUが一つ以上用意できていれば、以降のステップでピックアップされたLUをマイグレーション元候補として扱い、条件を満たしたLUをマイグレーション先候補としてリストアップする(ステップ706)。
次に、図8のステップ801に進む。ステップ801では、マイグレーション元候補のLUがあるかどうかを判定する。前述のステップ706でマイグレーション先としての条件を満たすLUが用意できていれば、マイグレーション元候補として扱われているはずなのでステップ802に進む。用意できていなければ、筐体内にはマイグレーション可能なLUがないことを意味するため、筐体外でマイグレーション可能なLUを探すため、図9のステップ901に進む。
ステップ802以降の処理は、マイグレーション先候補の各々にマイグレーションした場合の影響を評価し、マイグレーション先を決定する処理となる。ステップ802では、マイグレーション先候補LUの中から一つを選択する。ステップ803では、ステップ802で選択したマイグレーション先候補LUの一つに対して、マイグレーション元候補LUからマイグレーションを行った場合の影響を調査する。影響調査の方法は、図10で説明する。
次に、ステップ804では、ステップ803で行った調査結果をまとめてマイグレーションをすべきか否かを判定する。LUのマイグレーションを行う場合、物理記憶装置の構成として、元のLUが属するPGと異なるPGにマイグレーションを行うべきである。従って、元のPGと異なるPGに属するLUへのマイグレーションを行うが、このときマイグレーション先のPGにはマイグレーション元のLUと関係のないLUが存在し、そのLUが別の業務に使用されている可能性がある。従って、マイグレーション元のLUが属するPGの他のLUの評価とともに、マイグレーション先のLUが属するPGの他のLUについても評価を行う必要がある。この評価では、ステップ702で用いた判定スコアの算出方法と同様の方法を使用する。この評価の結果、マイグレーション先LUの属するPGの他のLUへの影響が所定の基準以下であれば、マイグレーションを行うことに問題がないと判定できる。マイグレーション実行に問題なしと判断した場合、ステップ805に進む。ステップ805では、より好ましいマイグレーション先LUを選択するため、ステップ804で使用した判定スコアに基づいて、評価したLUをマイグレーション先最終候補としてソートして記憶しておく。
ステップ806では、他にマイグレーション先候補があればステップ802〜804と同様の評価を行う。この後、ステップ807および808では、他のマイグレーション先候補がなくなった状態でマイグレーション先最終候補が存在すれば、ステップ805でソーティングしたマイグレーション先最終候補の先頭要素をマイグレーション先として選択する。マイグレーション先最終候補が、この時点で存在しなければ次のステップに進む。
図9は、同一筐体内で適切なマイグレーション先が見つけられなかった場合に来る処理である。ステップ901では、図7のステップ703でピックアップされたLUに対して、筐体外でマイグレーション先としての条件を満たすLUを用意する。
ステップ902で、マイグレーション先としての条件を満たすLUが一つ以上用意できていれば、以降のステップでピックアップされたLUをマイグレーション元候補として扱い、条件を満たしたLUをマイグレーション先候補としてリストアップする(ステップ903)。リストアップした後は、図8の各ステップを実行する。ステップ902で、条件を満たすLUが用意できなかった場合は、適切なマイグレーション先がないため、処理を終了する。
以上説明した図7〜図9の各ステップにより、マイグレーション先のLUを判定する。
次に、ステップ803で行うマイグレーション影響予測手段123について説明する。図10は、マイグレーション影響予測手段123による処理のフローチャートを示す。
ステップ1001では、SVP105でマイグレーション後の影響予測が可能かどうかの判定を行う。判定には、マイグレーション先候補のLUが同一筐体内にあるか、図3の個体別情報管理表132で影響予測情報が取得可能かどうかを観点として用いる。可能と判定した場合は、ステップ1002に進み、SVPに対してマイグレーション後の影響予測を行うように指示し、結果を取得する。この影響の予測は、本実施の形態においてはLUの利用率について行うことになる。
SVP105における予測が不可能とされた場合には、ホスト計算機101側で、I/Oアクセス統合管理表133を用いて予測を行う(ステップ1003)。この予測は、最も単純には、マイグレーション元とマイグレーション先のPGにおける物理記憶装置の構成台数に反比例してLUの利用率が変化すると仮定して行う。より高度な予測方法を用いても構わないが、本発明ではその方法については問わない。
本実施の形態の最後のフローチャートとして、図11は、RAID連携マイグレーション実行手段124による処理のフローチャートを示す。これは簡単に言うと、ディスクアレイ装置103においてLUのマイグレーションが可能ならばそれを利用し、それが不可能ならばホスト計算機101側でマイグレーションを実行するということである。
ステップ1101では、マイグレーションボリューム判定手段122で求まったマイグレーション元LUとマイグレーション先LUについて、ディスクアレイ装置103に対してSVP105でマイグレーションを指示することが可能であるかどうかを判定する。判定には、マイグレーション先候補のLUが同一筐体内にあるか、図3の個体別情報管理表132のLUマイグレーションの可否はどうかを観点として用いる。可能と判定した場合は、ステップ1102に進み、SVP105に対してマイグレーションを行うように指示し、その結果を取得する。不可能と判定した場合には、I/Oアクセス統合管理表133に基づいて、ホスト計算機101側でマイグレーションを行う(ステップ1103)。具体的には、データのコピーを実行する。
以上により、本実施の形態によれば、ホスト計算機101において、ホスト計算機側で管理するファイルシステム構成情報112および論理ボリューム構成情報114と、ディスクアレイ装置103に接続されたSVP105から取得するRAID構成情報142およびRAID統計情報143から作成するI/Oアクセス統合管理表133に基づき、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションが可能になる。また、SVP105から取得する精度の高いマイグレーション影響予測情報144に基づいてマイグレーション方法を決定することにより、効果的なマイグレーションが可能になる。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2における計算機システムの概略構成図を示す。前記実施の形態1では、SVP105が管理するRAID構成情報142等をホスト計算機101側で使用することにより、ホスト計算機側でI/Oアクセス統合管理表133を保持し、LUのマイグレーションに活用した。これに対して、本実施の形態では、前記実施の形態1とは逆に、ホスト計算機101のファイルシステムプログラム111が管理するファイルシステム構成情報112と、論理ボリュームマネージャ113が管理する論理ボリューム構成情報114を、SVP105で利用することにより、前記実施の形態1と同様の効果を実現する例である。
以下、本実施の形態では、前記実施の形態1との差分を示すことで説明する。
本実施の形態では、前記実施の形態1において、ホスト計算機101に備えたI/Oアクセス統合管理手段121およびマイグレーションボリューム判定手段122をSVP105におけるプログラムに備える。さらに、ファイルシステムプログラム111が管理するファイルシステム構成情報112と、論理ボリュームマネージャ113が管理する論理ボリューム構成情報114をSVP105側に通知するために、ファイルシステム構成情報および論理ボリューム構成情報通知手段1301をホスト計算機側のプログラムに追加する。
よって、本実施の形態によれば、SVP105において、ホスト計算機101側で管理するファイルシステム構成情報112および論理ボリューム構成情報114と、ディスクアレイ装置103に接続されたSVP105から取得するRAID構成情報142およびRAID統計情報143から作成するI/Oアクセス統合管理表に基づき、ファイルシステムおよび論理ボリュームに着目したLUのマイグレーションが可能になる。
(実施の形態3)
図14は、本発明の実施の形態3における計算機システムの概略構成図を示す。本実施の形態と、前記実施の形態1および前記実施の形態2の違いは、実施の形態1および2がLUのマイグレーションを行うことに対して、本実施の形態ではLUのコピーを行うことである。本実施の形態では、コピーしたLUはホスト計算機101側の論理ボリュームマネージャ113において、コピー元LUとコピー先LUのペアの対応付けを行うことにより、論理ボリュームをミラーボリュームとして構成することに使用する。
以下、本実施の形態を、前記実施の形態1との差分を中心に説明する。
本実施の形態では、LU単位のコピーを行うことが目的であるため、前記実施の形態1におけるマイグレーションボリューム判定手段122、マイグレーション影響予測手段123は不要である。それに伴い、SVP105の管理するRAID統計情報143、マイグレーション影響予測情報144も使用しない。また、前記実施の形態1におけるマイグレーションボリューム判定手段122のときのようなコピー先のLUの判定を自動で行うことも想定しない。本実施の形態におけるLUのコピーは、システム管理者が、論理ボリュームをミラーボリュームとして構成する際に、コピー先のLUを指定することを前提とする。このため、機種別情報管理表131も不要である。また、前記実施の形態1で説明したI/Oアクセス統合管理表133における利用率のカラム406とLU構成情報のカラム407も不要で、LVとLUの対応付けのみに用いることになる。なお、図示しないが、個体別情報管理表132のカラムとして、LUコピーの可否が示されていることが必要である。
本実施の形態で新たに追加される処理は、RAID連携LVミラー同期手段1401である。従来は、論理ボリュームのミラーを構成するために、LUのコピーをホスト計算機で実行していたが、本実施の形態では、RAID連携LVミラー同期手段1401により、SVP105でLUのコピーが可能な場合は、それをSVPで実行することが特徴である。
図15は、RAID連携LVミラー同期手段1401による処理のフローチャートを示す。ステップ1501では、コピー元LUとコピー先LUについて、ディスクアレイ装置103に対してSVP105でマイグレーションを指示することが可能であるかどうかを判定する。判定には、個体別情報管理表132のLUコピーの可否の項目を観点として用いる。可能と判定した場合は、ステップ1502に進み、SVPに対してコピーを行うように指示し、その結果を取得する。不可能と判定した場合には、従来通りホスト計算機側でコピーを行う(ステップ1503)。
よって、本実施の形態によれば、従来はホスト計算機101で行っていたLUのコピーを、可能な場合はSVP105で行わせることにより、論理ボリュームミラーの構成を効率的に行えるようになる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、ファイルシステムや論理ボリュームを提供する計算機システムに関し、特に、ファイルシステムの構成変更を行うためのファイルシステムの管理方法およびプログラムに適用して有効である。
本発明の実施の形態1における計算機システムを示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1において、機種別情報管理表を示す説明図である。 本発明の実施の形態1において、個体別情報管理表を示す説明図である。 本発明の実施の形態1において、I/Oアクセス統合管理表を示す説明図である。 本発明の実施の形態1において、I/Oアクセス統合管理手段におけるRAID構成情報取得手段による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、I/Oアクセス統合管理手段におけるRAID統計情報取得手段による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、マイグレーションボリューム判定手段(1)による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、マイグレーションボリューム判定手段(2)による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、マイグレーションボリューム判定手段(3)による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、マイグレーション影響予測手段による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、RAID連携マイグレーション実行手段による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1において、ディスクアレイ装置の内部構成(a)、この内部構成に基づく機種別詳細情報表(b)を示す図である。 本発明の実施の形態2における計算機システムを示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3における計算機システムを示す概略構成図である。 本発明の実施の形態3において、RAID連携LVミラー同期手段による処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101…ホスト計算機、102…SAN、103…ディスクアレイ装置、104…業務用LAN、105…SVP、106…ディスク装置、107…管理用LAN、111…ファイルシステムプログラム、112…ファイルシステム構成情報、113…論理ボリュームマネージャ、114…論理ボリューム構成情報、121…I/Oアクセス統合管理手段、122…マイグレーションボリューム判定手段、123…マイグレーション影響予測手段、124…RAID連携マイグレーション実行手段、131…機種別情報管理表、132…個体別情報管理表、133…I/Oアクセス統合管理表、141…RAID管理プログラム、142…RAID構成情報、143…RAID統計情報、144…マイグレーション影響予測情報、1301…ファイルシステム構成情報および論理ボリューム構成情報通知手段、1401…RAID連携LVミラー同期手段。

Claims (19)

  1. 計算機システムであって、
    外部に提供する一以上の論理記憶ユニットを構成する複数の物理記憶装置を備えるディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に接続し、前記論理記憶ユニットと、前記論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置と間の第1の対応関係と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、を管理するディスクアレイ装置管理端末と、
    前記ディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置管理端末と、に接続し、前記ディスクアレイ装置から提供される少なくとも1以上の前記論理記憶ユニットによって論理的記憶装置である論理ボリュームを構成し、少なくとも1以上の前記論理ボリュームによって構成されるファイルシステムを外部に提供し、前記論理記憶ユニットを、前記論理記憶ユニットが含まれる前記論理ボリュームに対応付けて前記論理ボリューム単位で管理し、前記論理ボリュームを、前記論理ボリュームが含まれる前記ファイルシステムに対応付けて前記ファイルシステム単位で管理するホスト計算機と、を備え、
    前記ホスト計算機は、
    前記論理記憶ユニットと前記物理記憶装置との前記第1の対応関係を示す第1の構成情報と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、を前記ディスクアレイ装置管理端末から取得する情報取得手段と、
    前記ホスト計算機が管理する、前記論理記憶ユニットと前記論理ボリュームとの間の第2の対応関係と、前記論理ボリュームと前記ファイルシステムとの間の第3の対応関係と、前記情報取得手段で取得した、前記第1の構成情報が示す前記第1の対応関係と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、に基づいて、各々の前記ファイルシステムについての、前記ファイルシステムと、前記ファイルシステムを構成する前記論理ボリュームである第1の論理ボリュームと、前記第1の論理ボリュームを構成する前記論理記憶ユニットである第1の論理記憶ユニットと、前記第1の論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置である第1の物理記憶装置と、前記第1の論理記憶ユニットの性能情報と、の間の対応関係を示す情報である第4の対応関係を生成する対応関係生成手段と、
    前記第4の対応関係に基づいて、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットを変更する変更手段と、を有する、
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1記載の計算機システムにおいて、
    前記性能情報には、該性能情報に含まれる第1の情報についての閾値を有し、
    前記変更手段は、前記第1の情報が前記閾値を越えた場合に、前記ファイルシステムとして使用する論理記憶ユニットを、前記ファイルシステムに統合される前記第1の論理記憶ユニットから、前記ファイルシステムに統合されていない第2の論理記憶ユニットに変更するか否かを判定し、
    前記第1の情報は、前記論理記憶ユニットの利用率である、ことを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項2記載の計算機システムにおいて、
    前記変更手段は、前記第1の論理記憶ユニットから前記第2の論理記憶ユニットに変更するか否かの判定の際に、変更した場合の前記利用率の予測値を算出し、この算出された予測値に基づき判定する、ことを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項3記載の計算機システムにおいて、
    前記第2の論理記憶ユニットとして使用可能な候補が複数存在する場合、複数の候補の各々を第2の論理記憶ユニットとして用いたと仮定して、前記利用率の予測値を算出し、この算出された各々の予測値を比較して第2の論理記憶ユニットを選択する、ことを特徴とする計算機システム。
  5. 請求項4記載の計算機システムにおいて、
    前記利用率の予測値を算出する際に、各々の論理記憶ユニットと通信可能なディスクアレイ装置管理端末で算出された予測値を使用する、ことを特徴とする計算機システム。
  6. 計算機システムにおけるデータ管理方法であって、
    前記計算機システムは、
    外部に提供する一以上の論理記憶ユニットを構成する複数の物理記憶装置を備えるディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に接続し、前記論理記憶ユニットと、前記論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置と間の第1の対応関係と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、を管理するディスクアレイ装置管理端末と、
    前記ディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置管理端末と、に接続し、前記ディスクアレイ装置から提供される少なくとも1以上の前記論理記憶ユニットによって論理的記憶装置である論理ボリュームを構成し、少なくとも1以上の前記論理ボリュームによって構成されるファイルシステムを外部に提供し、前記論理記憶ユニットを、前記論理記憶ユニットが含まれる前記論理ボリュームに対応付けて前記論理ボリューム単位で管理し、前記論理ボリュームを、前記論理ボリュームが含まれる前記ファイルシステムに対応付けて前記ファイルシステム単位で管理するホスト計算機と、を備え、
    前記ホスト計算機が実行する、
    前記論理記憶ユニットと前記物理記憶装置との前記第1の対応関係を示す第1の構成情報と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、を前記ディスクアレイ装置管理端末から取得する情報取得ステップと、
    前記ホスト計算機が管理する、前記論理記憶ユニットと前記論理ボリュームとの間の第2の対応関係と、前記論理ボリュームと前記ファイルシステムとの間の第3の対応関係と、前記情報取得手段で取得した、前記第1の構成情報が示す前記第1の対応関係と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、に基づいて、各々の前記ファイルシステムについての、前記ファイルシステムと、前記ファイルシステムを構成する前記論理ボリュームである第1の論理ボリュームと、前記第1の論理ボリュームを構成する前記論理記憶ユニットである第1の論理記憶ユニットと、前記第1の論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置である第1の物理記憶装置と、前記第1の論理記憶ユニットの性能情報と、の間の対応関係を示す情報である第4の対応関係を生成する対応関係生成ステップと、
    前記第4の対応関係に基づいて、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットを変更する変更ステップと、を有する、
    ことを特徴とするデータ管理方法。
  7. 請求項6記載のデータ管理方法において、
    前記性能情報には、該性能情報に含まれる第1の情報についての閾値を有し、
    前記変更ステップは、前記第1の情報が前記閾値を越えた場合に、前記ファイルシステムとして使用する論理記憶ユニットを、前記ファイルシステムに統合される前記第1の論理記憶ユニットから、前記ファイルシステムに統合されていない第2の論理記憶ユニットに変更するか否かを判定し、
    前記第1の情報は、前記論理記憶ユニットの利用率である、ことを特徴とするデータ管理方法。
  8. 請求項7記載のデータ管理方法において、
    前記変更ステップは、前記第1の論理記憶ユニットから前記第2の論理記憶ユニットに変更するか否かの判定の際に、変更した場合の前記利用率の予測値を算出し、この算出された予測値に基づき判定する、ことを特徴とするデータ管理方法。
  9. 請求項8記載のデータ管理方法において、
    前記第2の論理記憶ユニットとして使用可能な候補が複数存在する場合、複数の候補の各々を第2の論理記憶ユニットとして用いたと仮定して、前記利用率の予測値を算出し、この算出された各々の予測値を比較して第2の論理記憶ユニットを選択する、ことを特徴とするデータ管理方法。
  10. 請求項9記載のデータ管理方法において、
    前記利用率の予測値を算出する際に、各々の論理記憶ユニットと通信可能なディスクアレイ装置管理端末で算出された予測値を使用する、ことを特徴とするデータ管理方法。
  11. 計算機システムにおけるデータ管理方法を実行するプログラムであって、
    前記計算機システムは、
    外部に提供する一以上の論理記憶ユニットを構成する複数の物理記憶装置を備えるディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に接続し、前記論理記憶ユニットと、前記論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置と間の第1の対応関係と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、を管理するディスクアレイ装置管理端末と、
    前記ディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置管理端末と、に接続し、前記ディスクアレイ装置から提供される少なくとも1以上の前記論理記憶ユニットによって論理的記憶装置である論理ボリュームを構成し、少なくとも1以上の前記論理ボリュームによって構成されるファイルシステムを外部に提供し、前記論理記憶ユニットを、前記論理記憶ユニットが含まれる前記論理ボリュームに対応付けて前記論理ボリューム単位で管理し、前記論理ボリュームを、前記論理ボリュームが含まれる前記ファイルシステムに対応付けて前記ファイルシステム単位で管理するホスト計算機と、を備え、
    前記ホスト計算機により、
    前記論理記憶ユニットと前記物理記憶装置との前記第1の対応関係を示す第1の構成情報と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、を前記ディスクアレイ装置管理端末から取得する情報取得ステップと、
    前記ホスト計算機が管理する、前記論理記憶ユニットと前記論理ボリュームとの間の第2の対応関係と、前記論理ボリュームと前記ファイルシステムとの間の第3の対応関係と、前記情報取得手段で取得した、前記第1の構成情報が示す前記第1の対応関係と、前記論理記憶ユニットの性能情報と、に基づいて、各々の前記ファイルシステムについての、前記ファイルシステムと、前記ファイルシステムを構成する前記論理ボリュームである第1の論理ボリュームと、前記第1の論理ボリュームを構成する前記論理記憶ユニットである第1の論理記憶ユニットと、前記第1の論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置である第1の物理記憶装置と、前記第1の論理記憶ユニットの性能情報と、の間の対応関係を示す情報である第4の対応関係を生成する対応関係生成ステップと、
    前記第4の対応関係に基づいて、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットを変更する変更ステップと、を実行する、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 計算機システムであって、
    外部に提供する一以上の論理記憶ユニットを構成する複数の物理記憶装置を備えるディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に接続し、前記論理記憶ユニットと、前記論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置と間の第1の対応関係を管理するディスクアレイ装置管理端末と、
    前記ディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置管理端末と、に接続し、前記ディスクアレイ装置から提供される少なくとも1以上の前記論理記憶ユニットによって論理的記憶装置である論理ボリュームを構成し、少なくとも1以上の前記論理ボリュームによって構成されるファイルシステムを外部に提供し、前記論理記憶ユニットを、前記論理記憶ユニットが含まれる前記論理ボリュームに対応付けて前記論理ボリューム単位で管理し、前記論理ボリュームを、前記論理ボリュームが含まれる前記ファイルシステムに対応付けて前記ファイルシステム単位で管理するホスト計算機と、を備え、
    前記ホスト計算機は、
    前記論理記憶ユニットと前記物理記憶装置との前記第1の対応関係を示す第1の構成情報を前記ディスクアレイ装置管理端末から取得する情報取得手段と、
    前記ホスト計算機が管理する、前記論理記憶ユニットと前記論理ボリュームとの間の第2の対応関係と、前記論理ボリュームと前記ファイルシステムとの間の第3の対応関係と、前記情報取得手段で取得した、前記第1の構成情報が示す前記第1の対応関係に基づいて、各々の前記ファイルシステムについての、前記ファイルシステムと、前記ファイルシステムを構成する前記論理ボリュームである第1の論理ボリュームと、前記第1の論理ボリュームを構成する前記論理記憶ユニットである第1の論理記憶ユニットと、前記第1の論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置である第1の物理記憶装置と、の間の対応関係を示す情報である第4の対応関係を生成する対応関係生成手段と、を有し、
    前記ディスクアレイ装置管理端末は、
    前記第4の対応関係に基づいて、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットを複製し、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットのミラーを生成するミラーリング部、を有する、
    ことを特徴とする計算機システム。
  13. 請求項12記載の計算機システムにおいて、
    前記ファイルシステムとして、前記第1の論理記憶ユニットおよび第2の論理記憶ユニットが同じ内容を保持するミラーを構成することが可能である場合、
    前記ホスト計算機は、
    前記第1の論理記憶ユニットおよび前記第2の論理記憶ユニットでミラーを構成するために、前記第1および第2の論理記憶ユニット間で内容の同期を実行する際に、前記第1および第2の論理記憶ユニット間の内容の同期に対して、前記論理記憶ユニット間のデータ複製機能を利用することが可能と判定した場合、前記ディスクアレイ装置管理端末に対して、前記論理記憶ユニット間のデータ複製機能を実行することを指示するミラー同期手段を有する、ことを特徴とする計算機システム。
  14. 計算機システムにおけるデータ管理方法であって、
    前記計算機システムは、
    外部に提供する一以上の論理記憶ユニットを構成する複数の物理記憶装置を備えるディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に接続し、前記論理記憶ユニットと、前記論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置と間の第1の対応関係を管理するディスクアレイ装置管理端末と、
    前記ディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置管理端末と、に接続し、前記ディスクアレイ装置から提供される少なくとも1以上の前記論理記憶ユニットによって論理的記憶装置である論理ボリュームを構成し、少なくとも1以上の前記論理ボリュームによって構成されるファイルシステムを外部に提供し、前記論理記憶ユニットを、前記論理記憶ユニットが含まれる前記論理ボリュームに対応付けて前記論理ボリューム単位で管理し、前記論理ボリュームを、前記論理ボリュームが含まれる前記ファイルシステムに対応付けて前記ファイルシステム単位で管理するホスト計算機と、を備え、
    前記ホスト計算機が実行する、
    前記論理記憶ユニットと前記物理記憶装置との前記第1の対応関係を示す第1の構成情報を前記ディスクアレイ装置管理端末から取得する情報取得ステップと、
    前記ホスト計算機が管理する、前記論理記憶ユニットと前記論理ボリュームとの間の第2の対応関係と、前記論理ボリュームと前記ファイルシステムとの間の第3の対応関係と、前記情報取得手段で取得した、前記第1の構成情報が示す前記第1の対応関係に基づいて、各々の前記ファイルシステムについての、前記ファイルシステムと、前記ファイルシステムを構成する前記論理ボリュームである第1の論理ボリュームと、前記第1の論理ボリュームを構成する前記論理記憶ユニットである第1の論理記憶ユニットと、前記第1の論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置である第1の物理記憶装置と、の間の対応関係を示す情報である第4の対応関係を生成する対応関係生成ステップと、を有し、
    前記ディスクアレイ装置管理端末が実行する、
    前記第4の対応関係に基づいて、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットを複製し、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットのミラーを生成するミラーリングステップ、を有する、
    ことを特徴とするデータ管理方法。
  15. 請求項14記載のデータ管理方法において、
    前記ファイルシステムとして、前記第1の論理記憶ユニットおよび第2の論理記憶ユニットが同じ内容を保持するミラーを構成することが可能である場合、
    前記ホスト計算機が実行する、
    前記第1の論理記憶ユニットおよび前記第2の論理記憶ユニットでミラーを構成するために、前記第1および第2の論理記憶ユニット間で内容の同期を実行する際に、前記第1および第2の論理記憶ユニット間の内容の同期に対して、前記論理記憶ユニット間のデータ複製機能を利用することが可能と判定した場合、前記ディスクアレイ装置管理端末に対して、前記論理記憶ユニット間のデータ複製機能を実行することを指示するミラー同期ステップを有する、ことを特徴とするデータ管理方法。
  16. 計算機システムにおけるデータ管理方法を実行するプログラムであって、
    前記計算機システムは、
    外部に提供する一以上の論理記憶ユニットを構成する複数の物理記憶装置を備えるディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に接続し、前記論理記憶ユニットと、前記論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置と間の第1の対応関係を管理するディスクアレイ装置管理端末と、
    前記ディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置管理端末と、に接続し、前記ディスクアレイ装置から提供される少なくとも1以上の前記論理記憶ユニットによって論理的記憶装置である論理ボリュームを構成し、少なくとも1以上の前記論理ボリュームによって構成されるファイルシステムを外部に提供し、前記論理記憶ユニットを、前記論理記憶ユニットが含まれる前記論理ボリュームに対応付けて前記論理ボリューム単位で管理し、前記論理ボリュームを、前記論理ボリュームが含まれる前記ファイルシステムに対応付けて前記ファイルシステム単位で管理するホスト計算機と、を備え、
    前記ホスト計算機により、
    前記論理記憶ユニットと前記物理記憶装置との前記第1の対応関係を示す第1の構成情報を前記ディスクアレイ装置管理端末から取得する情報取得ステップと、
    前記ホスト計算機が管理する、前記論理記憶ユニットと前記論理ボリュームとの間の第2の対応関係と、前記論理ボリュームと前記ファイルシステムとの間の第3の対応関係と、前記情報取得手段で取得した、前記第1の構成情報が示す前記第1の対応関係に基づいて、各々の前記ファイルシステムについての、前記ファイルシステムと、前記ファイルシステムを構成する前記論理ボリュームである第1の論理ボリュームと、前記第1の論理ボリュームを構成する前記論理記憶ユニットである第1の論理記憶ユニットと、前記第1の論理記憶ユニットを構成する前記物理記憶装置である第1の物理記憶装置と、の間の対応関係を示す情報である第4の対応関係を生成する対応関係生成ステップと、を実行し、
    前記ディスクアレイ装置管理端末により、
    前記第4の対応関係に基づいて、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットを複製し、前記ファイルシステムを提供する際に用いられる前記論理記憶ユニットのミラーを生成するミラーリングステップ、を実行する、
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 請求項1記載の計算機システムにおいて、
    前記ディスクアレイ装置管理端末が前記変更を行うことが可能か否かを判断し、前記ディスクアレイ装置管理端末が前記変更を行うことができない場合に前記変更手段が前記変更を行う、ことを特徴とする計算機システム。
  18. 請求項6記載のデータ管理方法において、
    前記ディスクアレイ装置管理端末が前記変更を行うことが可能か否かを判断し、前記ディスクアレイ装置管理端末が前記変更を行うことができない場合に前記変更ステップで前記変更を行う、ことを特徴とするデータ管理方法。
  19. 請求項11記載のプログラムにおいて、
    前記ディスクアレイ装置管理端末が前記変更を行うことが可能か否かを判断し、前記ディスクアレイ装置管理端末が前記変更を行うことができない場合に前記変更ステップで前記変更を行う、ことを特徴とするプログラム。
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