JP5286192B2 - ストレージシステムの容量を管理する管理計算機及びストレージシステムの容量管理方法 - Google Patents

ストレージシステムの容量を管理する管理計算機及びストレージシステムの容量管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージシステムとホスト装置と管理計算機から構成されるコンピュータシステムであって、特に、管理計算機による、ストレージシステムの記憶容量管理に関する。
データを格納するディスクボリュームを含み、ボリューム作成機能を備えるストレージ装置が開示されている。ボリューム作成機能は、管理者より論理ボリューム作成画面を介して入力された、ボリュームID、容量、論理ボリュームが満たすべき特性を参照し、入力された容量と特性を満たす論理ボリュームをホストコンピュータに割り当てることが開示されている。(特許文献1)
大規模・複雑化が進むSAN環境を効率的に管理する手法の一つとして、ユーザがボリューム属性(高性能・高コスト、低性能・低コスト)に応じてボリュームの階層を定義し、データのライフサイクルに応じてマイグレーションを実施することで、ホスト装置に求められる要件を満たすような適切なボリュームを割り当てることを可能とする階層管理方法が開示されている。(特許文献2)
本技術により、ユーザはボリュームのプロビジョニングやマイグレーション時に個々のボリュームの属性を直接管理する必要が無くなり、あらかじめ決められたポリシーに基づいてストレージシステムを運用することが可能となる。
特開2003−037602号公報 特開2004−250327号公報
ユーザ(管理者)がストレージシステムの記憶領域をホスト装置へ割り当てる際には、ボリュームの特性(例えばHard Disk Drive(以下、HDD)の種別やRedundant Arrays of Inexpensive Disks(以下、RAID)レベル)のみではなく、コピーペアの構成(ローカルコピー1世代など)や暗号化の適用有無、なども考慮してボリュームを割り当てる必要がある。
ホスト装置に要求されるボリュームの特性を満たす未使用のボリュームが存在しても、該ボリュームは、ホスト装置に要求されるコピーペアの構成要件や暗号化要件を満たすように記憶容量を提供できるとは限らない。したがって、特許文献1のように、ユーザが、FCインタフェースを有するHDDやSATAインタフェースを有するHDDなど、どの種類のHDDによって形成されるボリュームであるかなどの、ボリュームの特性や性能に関して管理しても、コピーペア構成要件などの他の要件も満たす適切な記憶容量のボリュームをホスト装置に割り当てることはできないという課題がある。
例えば、ホスト装置に求められるボリュームの特性や性能以外の要件として「ローカルコピーによるバックアップを3世代作成する」というコピー構成要件があると、割り当てるボリュームの記憶容量として、ホスト装置から送られたデータを格納するための容量の、3倍の容量が必要となる。しかし、ホスト装置に要求されるボリュームの特性を満たすかどうかのみ判断した場合、特性や性能要件を満たすようなボリュームが、ホスト装置から送られたデータを格納する容量分存在しても、他の要件も満たすだけの記憶容量が存在するとは限らない。また、ホスト装置に求められるボリュームの特性や性能以外の要件として「ある暗号化機能により暗号化する」という暗号化要件があると、ホストに求められる特性や性能要件を満たすようなボリュームがストレージシステムに存在しても、該ボリュームの所属するストレージシステムが要求される暗号化機能を提供しているとは限らない。
さらに、コンピュータシステムの大規模化が進み、管理装置が管理対象とするストレージシステム及びそのストレージシステムが提供するボリューム数が増えるにつれ複雑化し、ユーザ(システム管理者)の管理コスト増大を招くという問題がある。
上記課題を解決するための管理装置は、複数の論理ボリュームを形成する複数の記憶装置を含み、ホスト装置に接続する複数のストレージシステムを管理する管理装置であって、割り当てポリシー管理情報と、前記複数のストレージシステムの各々が備える機能を示す機能管理情報と、前記複数の論理ボリュームの各々の容量を示す論理ボリューム管理情報と、を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報をもとに処理を実行するプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、割り当てポリシーを受信し、前記プロセッサは、前記受信した割り当てポリシーと前記メモリに格納された前記割り当てポリシー管理情報とに基づき、第1の機能を備えるストレージシステムに属する論理ボリュームであることが前記ホスト装置への論理ボリュームの割り当て条件であることを示す情報を取得し、前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記機能管理情報に基づき、前記複数のストレージシステムのうち前記第1の機能を備えるストレージシステムを検索し、前記検索されたストレージシステムに含まれる未割り当ての論理ボリュームを選択し、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報に基づき、前記選択された論理ボリュームに含まれる論理ボリュームの容量を取得し、前記取得した容量を前記ホスト装置に割り当て可能な容量として出力装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
ストレージシステムが提供する機能に基づいた記憶領域の利用状況を管理することができ、ホスト装置を使用するユーザ視点の容量管理が容易となる。
本実施形態における、コンピュータシステム1の構成を示す概略図の一例を示す図である。 本実施形態における、ストレージシステム10の一例を示す図である。 本実施形態における、管理装置20の一例を示す図である。 本実施形態における、ホスト装置30の一例を示す図である。 本実施形態における、管理クライアント装置40の一例を示す図である。 本実施形態における、ホスト装置への、ストレージシステムの記憶領域の提供形態の一例を示す図である。 本実施形態における、ボリューム管理情報21の一例を示す図である。 本実施形態における、ホスト管理情報22の一例を示す図である。 本実施形態の実施例1における、ストレージ機能管理情報23の一例を示す図である。 本実施形態における、割り当てポリシー管理情報24の一例を示す図である。 本実施形態における、ボリューム割り当てポリシーの登録処理のフローチャートを示す図である。 本実施形態におけるボリューム割り当てポリシー登録画面の一例を示す図である。 本実施形態における、割り当て可能容量計算処理(1)のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態における、割り当て可能容量計算処理(2)のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態において、ポリシーに従いストレージシステムのボリュームをホスト装置に割り当てる処理(プロビジョニング処理)のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態におけるプロビジョニング画面13011の一例を示す図である。 本実施形態における、ボリュームの使用量と割り当て可能容量をレポートする処理のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態における、レポート画面の一例を示す図である。 本実施形態において、ポリシーに対し、割り当て可能な容量が閾値以下となった場合にユーザにアラートを通知する処理のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態において、管理者に構成変更を提案する処理のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態において、未使用のボリュームの割り当てを解除することでボリューム割り当て容量を増やす処理のフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態における、割り当て可能容量計算処理のフローチャートの一例を示す。 本実施形態における、管理クライアント装置への表示画面の一例を示す図である。 本実施例における、HDD増設提案処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ実施例1の実施形態について説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態における、コンピュータシステム1の構成を示す概略図の一例を示す図である。コンピュータシステム1は、ストレージシステム10、管理装置20、ホスト装置30、及び管理クライアント装置40を含む。これらの装置はいずれもLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク50を介して通信可能に接続される。またホスト装置30とストレージシステム10は、例えばSAN(Storage Area Network)等のストレージネットワーク51を介してストレージシステム10と通信可能に接続される。ストレージネットワーク51における通信は、例えばファイバチャネル(Fibre Channel)、iSCSI(Internet Small Computer System Interface)等の通信プロトコルに従って行われる。
なお、図1のコンピュータシステムは、2台のストレージシステム10、1台の管理装置20、2台のホスト装置30、1台の管理クライアント装置40により構成されるが、各装置の数は該構成に限るものではない。
図2は、本実施形態における、ストレージシステム10の一例を示す図である。ストレージシステム10は、ディスクコントローラ11、キャッシュメモリ12、ストレージネットワーク51に接続する第1の通信インタフェース13、ストレージ装置14、通信ネットワーク50に接続する第2の通信インタフェース15、を含む。
ディスクコントローラ11は、CPU111、メモリ112を含む。そして、ストレージシステム10の機能を実現するための処理を実行する。例えば、後述するホスト装置30から送られたリードリクエストやライトリクエストに従って、リード処理やライト処理を実行する。
キャッシュメモリ12には、例えば、ホスト装置30から送られ、ストレージ装置14に書き込まれるライトデータが一時的に記憶される。また、ホスト装置30からのリードリクエストに従って、ストレージ装置14から読み出されたリードデータが一時的に格納される。
ストレージ装置14は、一台以上のHDD(Hard Disk Drive)141を含む。なお、ストレージ装置14に含まれる記憶装置は、HDDに限られず、半導体ストレージ装置(SSD(Solid State Drive)等)など他の記憶装置であってもよい。また、ストレージ装置14は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive (or Independent) Disks)の方式(RAID0〜RAID6等)で制御されていてもよい。各HDD141は、記憶容量や、SATA(Serial AT Attachment)、FC(Fibre Channel)、SAS(Serial Attached SCSI)などのインタフェース種別などの属性や、回転数、転送レート、平均シーク時間、平均回転待ち時間等の性能をHDDごとに保持する。
さらに、ストレージシステム10は、筐体の異なる複数のハードウェアで構成されていてもよい。この場合、機種の異なるハードウェアやベンダーの異なるハードウェアが混在していてもよい。例えば、該ストレージシステム10として、ホスト装置30と通信する第1のインタフェース制御(チャネル制御部)、ハードディスクドライブに対してアクセスを行うディスクコントローラ、チャネル制御部とディスクコントローラとの間のデータの受け渡し等に利用されるキャッシュメモリ、装置の各部を通信可能に接続するスイッチ等通信機構、を備えて構成される。
また、ストレージシステム10のディスクコントローラ11に含まれるCPU111は、ストレージ制御プログラム101を、例えばストレージ装置などからメモリ112へ読み出す。そして、ストレージ制御プログラム101をCPUによって実行する。以下、プログラムを主語にして実行処理を説明する場合もあるが、実際にはそのプログラムを実行する処理部であるCPUが該プログラムを実行し、処理を行うことを示す。CPU111によるストレージ管理プログラム101の実行に際して、ストレージシステム10において動作するオペレーティングシステムやデバイスドライバ等の他のソフトウエアが提供する機能が関与する場合もある。
ストレージ制御プログラム101は、管理装置20からの要求に従い、論理ボリュームの作成、削除、ホスト装置30への論理ボリュームの割り当て、ストレージシステム10内での論理ボリュームのレプリケーション(ローカルコピー)、複数のストレージシステム10間での論理ボリュームのレプリケーション(リモートコピー)などを実行する。またストレージ制御プログラム101は、管理装置20、ホスト装置30、管理クライアント装置40、又はユーザによって設定された、後述する各種の閾値を管理する。
図3は、本実施形態における、管理装置20の一例を示す図である。本実施形態においては、管理装置20は、ストレージシステム10と別のハードウェアである。しかし、これに限定されるものではなく、管理装置20とストレージシステム10とが一体であるハードウェア構成であってもよい。
管理計算機20は、メモリなどの記憶装置201、CPU202、キャッシュメモリ203、入力装置204、出力装置205、及び通信インタフェース206を含む。入力装置204は、ユーザ(管理者)がデータを入力するための装置であり、例えば、キーボードやマウス等である。出力装置205は、ユーザに対して例えば管理情報をなど表示する画面であり、例えば、CRT等の画面表示装置である。CPU202は、記憶装置201に格納されたプログラムを実行するプロセッサである。記憶装置201には、ボリューム管理プログラム2011、ポリシー管理プログラム2012、容量計算プログラム2013、レポート生成プログラム2014、容量拡張提案プログラム2015、を含むストレージ管理プログラム2010が格納される。また、記憶装置201には、ボリューム管理情報21、ホスト管理情報22、ストレージ機能管理情報23、割り当てポリシー管理情報24、が格納される。
図3に示した各プログラムは、管理装置20のCPU202が記憶装置201から読み出し実行される。以下、プログラムを主語にして実行処理を説明する場合もあるが、実際にはそのプログラムを実行する処理部であるCPU202が該プログラムを実行し、処理を行うことを示す。また、プログラムを実現するためには、管理装置20において動作するオペレーティングシステムやデバイスドライバ等の他のソフトウエアによって実現される機能が関与することもある。
図3において、管理装置20のストレージ管理プログラム2010は、管理クライアント装置40からの要求に従い、ストレージシステム10のストレージ制御プログラム101を介してストレージシステム10を管理する。
ストレージ管理プログラム2010に含まれる各プログラムが提供する機能の概要を以下に示す。なお、詳細については、フローチャートを用いて後述する。
ボリューム管理プログラム2011は、ストレージシステム10への論理ボリュームの作成、削除指示、ストレージシステム10へのホスト装置30へのボリュームの割り当て指示、ストレージシステムへのコピーペア構成の構築指示、ストレージシステム10へのボリュームに格納されたデータのマイグレーション指示など、ストレージシステム10のボリュームの管理処理を実行する。また、ボリューム管理プログラム2011は、後述するボリューム管理情報21を管理する。
ポリシー管理プログラム2012は、ボリューム割り当てポリシーを登録する機能を提供し、後述する割り当てポリシー管理情報24を管理する。
容量計算プログラム2013は、管理装置20が管理対象とするストレージシステム10において、管理者から指定されたボリューム割り当てポリシーを満たすように、割り当てることが可能なボリュームの残り容量を計算する機能を提供する。該残りの容量を本実施例においては、「ボリューム割り当て可能容量」または単に「割り当て可能容量」と表現する。また、容量計算プログラム2013は、割り当て可能容量の計算処理が終了すると、算出した割り当て可能容量を返すと同時に、最終的にその割り当てポリシーを満たすように割り当てることが可能なボリュームのリストも返す。
レポート生成プログラム2014は、登録されているボリューム割り当てポリシー毎に利用可能なボリューム割り当て可能容量をレポートする機能を提供する。
容量拡張提案プログラム2015は、指定されたボリューム割り当てポリシーに対し、容量拡張の方法を提案する機能を提供する。
なお、各情報に関しては、図面を用いて後述する。
図4は、本実施形態における、ホスト装置30の一例を示す図である。
ホスト装置30は、例えば、ストレージシステム110の論理的な記憶領域であるボリューム認識することができ、ストレージシステム10によって提供される論理ボリュームをデータ格納のための記憶領域として利用する。また、ホスト装置30は、データベース管理システム(DBMS(Database Management System))やバックアッププログラムなどのアプリケーションプログラムを実行し、サービスを提供する。そして、ホスト装置30は、ストレージシステム10に対して、これらの機能が使用するデータのボリュームに対するライトリクエストや、ボリュームからのデータのリードリクエストを発行する。
ホスト計算機30は、CPU301、キャッシュメモリ302、記憶装置303、入力装置304、出力装置305、通信インタフェース306を含む。
CPU301は、記憶装置303に格納されたプログラムを実行するプロセッサである。記憶装置303には、例えば、アプリケーションプログラム、やオペレーティングシステムプログラムなどが格納される。通信インタフェース306は、NIC(Network Interface Card)又はHBA(Host Bus Adapter)などであり、ストレージネットワーク51を介してストレージシステム10と接続する。キャッシュメモリ302は、揮発性又は不揮発性の記憶デバイス(例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))であり、例えば、アプリケーションプログラムにより使用されるデータを一時的に保存しておく記憶領域である。ユーザの操作入力を受け付ける入力装置304は、例えばキーボードやマウスなどである。ユーザに管理情報などの情報を表示する出力装置305は、例えば液晶モニタなどである。
図5は、本実施形態における、管理クライアント装置40の一例を示す図である。
管理クライアント装置40は、管理装置20のストレージ管理プログラム200の実行結果を管理者に提示するためのGUI(Graphical User Interface)やCLI(Command Line Interface)を備えている。管理クライアント装置40は、管理者から入力された指示に基づいて管理装置20に処理を要求する。なお、本実施例では、管理クライアント装置40は、管理装置20と別のハードウェアであるが、これに限定されるものではなく、管理クライアント装置40と管理装置20とが一体のハードウェア構成であってもよい。
管理クライアント装置40は、CPU401、キャッシュメモリ402、記憶装置403、入力装置404、出力装置405、通信インタフェース406を含む。
CPU401は、記憶装置403に格納されたプログラムを実行するプロセッサである。通信インタフェース406は、通信ネットワークを介して管理装置20と接続する。キャッシュメモリ402は、揮発性又は不揮発性の記憶デバイス(例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))であり、CPUが使用するデータを一時的に保存しておく記憶領域である。ユーザの操作入力を受け付ける入力装置404は、例えばキーボードやマウスなどである。ユーザに管理情報などの情報を表示する出力装置405は、例えば液晶モニタなどである。
図6は、本実施形態における、ホスト装置への、ストレージシステムの記憶領域の提供形態の一例を示す図である。
ストレージシステム10のストレージ装置14に含まれるHDDなどの記憶装置141によってRAIDグループ142が構成される。そして、RAIDグループを形成する記憶装置の記憶領域を用いて構成される論理的な記憶領域(記憶資源)であるLDEV(Logical DEVice)143が提供される。各LDEV143は、RAIDレベル、LDEV143を構成しているHDD141のインタフェースの種別や型番等、各LDEV143の構成、性能、信頼性などの仕様に関する情報である属性を有している。
ストレージシステム10は、一つ以上のLDEV143の記憶領域を用いて構成される論理的な記憶領域である論理ボリューム145を構成し、該論理ボリュームをホスト装置30に提供する。本実施例で論理ボリュームを単にボリュームと呼ぶ場合もある。ホスト装置は、該論理ボリュームを認識することができる。
ホスト装置20から、論理ボリューム145へのデータのライトリクエストやリードリクエストがあると、ストレージシステムは、該論理ボリューム145を構成するLDEV、該LDEVを構成するHDDを割り出し、該HDDに対してデータの書き込みやHDDからの読み出しを実行する。またストレージシステム10が機種やベンダーの異なる複数のハードウェアで構成されている場合には、異機種間、マルチベンダー間でのデータ移行やレプリケーションが可能となる。
図7は、本実施形態における、ボリューム管理情報21の一例を示す図である。なお、図7に記載のボリューム管理情報のフォーマットは一例であって、図に示したフォーマットに限定されるものではない。
ボリューム管理情報21には、管理装置20が管理対象とするストレージシステム10が提供するボリューム145の情報が登録される。ボリューム管理情報21は、ストレージID211、ボリュームID212、ボリューム種別213、RAIDグループ214、容量215、割り当て先216、P/S(Primary/Secondary)種別217の各項目からなる複数のレコードを有する。
ストレージID211には、論理ボリューム145を提供するストレージシステム10を識別するための情報、例えば識別子が格納される。ストレージIDとしては、例えば、管理者が登録した識別名、ストレージシステム10の型番と型名、及びストレージシステム10に付与されているIPアドレスを組み合わせたものなどが用いられる。
ボリュームID212には、論理ボリューム145を識別するための情報、例えば識別子が格納される。
ボリューム種別213には、論理ボリューム145を形成する記憶装置141のディスク種別やRAIDレベル等の属性や性能に関する情報が格納される。ここでは、物理ディスクのディスク種別とRAIDレベルをコロン(:)で連結した値が格納される。例えば、FCのディスクでRAIDレベル5のRAIDグループから構成される論理ボリュームの場合、「FC:RAID5」がボリューム種別として格納される。図7は、ストレージ装置の記憶装置がHDD141である場合を示している。もし、記憶装置141が半導体ストレージ装置(SSD)である場合には、ボリューム種別は「SSD:RAID5」のような値が設定される。また、図7は、ボリューム種別213がディスク種別とRAIDレベルから構成されるが、例えば、ハードディスクドライブ141の回転数やハードディスクドライブ141の信頼性など記憶装置の属性や性能に関する項目をボリューム種別213に格納してもよい。
RAIDグループ214には、論理ボリューム145の生成元であるLDEV143が属するRAIDグループ142(論理ボリューム145を形成する記憶装置141によって構成されるRAIDグループ142)を示す情報が格納される。
容量215には、論理ボリューム145の容量を示す情報が格納される。
割り当て先216には、論理ボリューム145の割り当て先を示す情報が格納される。ホスト装置30に割り当てられている場合には、後述のホストIDが設定される。尚、割り当て先は、NASヘッドのようなホスト装置以外の物理的な対象でもよいし、スナップショットの差分データを格納するために用いられるボリュームプールのような論理的な対象であってもよい。どのホスト装置にも割り当てられていない場合には、n/a(non allocated)が格納される。
P/S種別217には、論理ボリューム145が、PVOL(Primary Volume)であるか、SVOL(Secondary Volume)であるかを示す情報が格納される。P/S種別217のStorage1:00:06の行に格納されている情報である、「Pimary(Storage1:00:09)」は、Storage1:00:09を対応するSVOLとする、PVOLであることを示す情報である。また、P/S種別217のStorage1:00:069行に格納されている情報である、「Secondary(Storage1:00:06)」は、Storage1:00:06を対応するPVOLとする、SVOLであることを示す情報である。他の行に格納される「−」は、PVOLでもSVOLでもないことを示す情報である。
ボリューム管理プログラム2011は、ストレージ装置14の記憶装置141によってRAIDグループ142が構成されLDEV143が作成されると、そのLDEV143に対応するレコードをボリューム管理情報21に登録する。また、LDEV143が削除されると、削除されたLDEVに対応するレコードをボリューム管理情報21から削除する。
なお、本実施形態ではLDEVは同一ストレージ装置上のHDD及びRAIDグループから構成されるが、他のストレージ装置が提供する記憶領域から成る仮想的なLDEVでもよい。その場合、ボリューム種別、RAIDグループには記憶領域を提供しているストレージ装置の識別子を付加した値が設定される。例えば、Storage2のFC:RAIDレベル5のRAIDグループRG1上の記憶領域で構成される仮想的なLDEVの場合、Storage2:FC:RAID5、Storage2:RG1という値が格納される。
また、複数のRAIDグループから一つのLDEVが構成されるような場合には、ボリューム種別とRAIDグループにはそれぞれの値をハイフンで連結した値が属性として設定される。FC:RAID5のRG1とSATA:RAID1のRG2で構成されるLDEVの場合には、ボリューム種別にFC:RAID5−SATA:RAID1、RAIDグループにRG1−RG2という値が格納される。
これらの仮想的なLDEVのボリューム種別やRAIDグループも、通常のLDEVのボリューム種別やRAIDグループと同様に処理されることになる。
図8は、本実施形態における、ホスト管理情報22の一例を示す図である。なお、図8に記載のホスト管理情報のフォーマットは一例であって、図に示したフォーマットに限定されるものではない。
ホスト管理情報22には、ホスト装置30が利用する論理ボリューム145の情報が登録される。ホスト管理情報22は、ホストID221、IPアドレス222、ボリュームID223、マウントポイント224、割り当てポリシー225の各項目からなる複数のレコードを含む。
ホストID221には、ホスト装置30を識別するための情報が格納される。例えば、ホスト装置30の識別子が格納される。
IPアドレス222には、ホスト計算機に割り当てられるIPアドレスが格納される。IPアドレスは、例えば、管理装置20がホスト装置30にアクセスする際などに使用される。ボリューム管理プログラム2011は、このIPアドレスを使用してホスト装置30に割り当てられている論理ボリュームの情報をホスト装置30から取得する。
ボリュームID223には、ホスト装置30に割り当てられているボリュームを示す情報が格納される。本実施形態においては、ボリュームID223には、ボリューム管理情報21に登録されているボリュームのストレージID211の値とボリュームID212の値をコロンで連結した値が格納される。このように、ストレージIDとボリュームIDとを共に格納するのは、複数のストレージシステムでボリュームIDが重複する可能性があり、管理装置内でボリュームを一意に特定するためである。
例えば、ボリューム管理情報21に登録されている、Storage1の00:01のボリュームがHost1に割り当てられている場合には、ホストIDが「Host1」のレコードのボリュームIDのカラムの欄に「Storage1:00:01」が格納される。また、複数のボリュームが割り当てられている場合には、複数のボリュームIDがカンマで連結されて格納される。ボリュームが割り当てられていない場合は、n/aが格納される。
マウントポイント224には、ホスト装置30に割り当てられたボリュームがホスト上でマウントされている場合に、そのマウントポイントを示す情報が格納される。マウントとは、ホスト装置30が割り当てられた論理ボリュームを使用可能な状態とするために、例えば、Cドライブ(C:)やDドライブ(D:)などに割り当てる処理である。
例えば、ボリュームID「Storage1:00:01」の論理ボリュームがC:ドライブにマウントされている場合には、C:を示す情報が格納される。論理ボリュームがホスト装置に割り当てられているが、Cドライブ等にマウントされていない場合は、n/aが格納される。複数のボリュームがホスト30に割り当てられている場合には、ボリュームID223の順に対応させて、各論理ボリュームのマウントポイントをカンマ区切りで連結した値を格納する。
割り当てポリシー225には、ホスト装置30にボリュームを割り当てる際に使用されるボリューム割り当てポリシーを示す情報が格納される。複数のボリュームがホストに割り当てられている場合には、マウントポイント224と同様に、ボリュームID223の順に対応させて、ボリューム割り当てポリシーをカンマ区切りで連結した値が格納される。
ボリューム管理プログラム2011は、ホスト装置30に対してストレージシステム10の論理ボリューム145を割り当てると、ボリュームID223の項目と割り当てポリシー225の項目に対応するレコードを更新する。また、ボリューム管理プログラム2011が、ホスト装置30でボリュームのマウント・アンマウントを検知した場合には、マウントポイント224の値を更新する。
図9は、本実施形態における、ストレージ機能管理情報23の一例を示す図である。なお、図9に記載のストレージ機能管理情報のフォーマットは一例であって、図に示したフォーマットに限定されるものではない。
ストレージ機能管理情報23には、ストレージID231、ストレージ種別232、IPアドレス233、ボリューム種別234、ストレージ機能235の各項目からなる複数のレコードを有する。
ストレージID231には、管理装置20が、ストレージシステム10を識別するための情報が格納される。例えば、ストレージIDは、管理者が指定したニックネームでよいし、ストレージの製番などでもよい。
ストレージ種別232には、ストレージシステム10を分類するための種別を示す情報が格納される。例えば、ストレージ種別は、ストレージの型番や、シリーズ名などでもよい。
IPアドレス233には、管理装置20がストレージシステム10を管理するために用いられるストレージシステムに割り当てられるIPアドレスが格納される。
ボリューム種別234には、当該ストレージが提供するボリューム種別を示す情報が格納される。本実施形態では、ボリューム種別234に格納される情報は、論理ボリュームの生成元であるHDDの種別、RAIDグループをコロン区切りで連結した値である。また、複数のボリューム種別がある場合にはカンマ区切りで連結して表記し、格納する。図9の例では、Storage1、2、3がそれぞれ同じストレージ種別「S1」であることを示す。Storage1と2は、FC、SATAそれぞれのHDDからRAIDレベルがRAID5とRAID1のRAIDグループが作成されていることを示す。一方、同じストレージ型番の「S1」であるStorage3は、FC、SATAのHDDがRAID1のみで構成されていることを示す。
ストレージ機能235は、当該ストレージが提供する論理ボリュームに適用可能なストレージ機能の一覧である。図9の例では、「ローカルコピー」は、PVOLに格納されるデータを、同一ストレージシステム内であって、PVOLを構成するRAIDグループとは、異なるRAIDグループに構成されるボリューム(SVOL)にコピーすることを示す。「リモートコピー」は、PVOLに格納されるデータを、PVOLを提供するストレージシステムとは異なる他のストレージシステムの提供するボリューム(SVOL)にコピーすることを示す。「AES(Advanced Encryption Standard)で暗号化」は、ライトデータを、ボリュームを構成するHDDに格納する際にAESで暗号化して格納する機能を示す。
なお、図9では、ストレージ装置が備えるストレージ機能を示している。しかし、これに限定されるものではなく、ストレージ装置に接続されるスイッチやホスト装置などにより提供可能な機能を含めてもよい。
ストレージシステムにおいて、これらの機能が実行可能な場合に、ストレージ機能の欄にその情報が格納される。複数の機能が実行可能な場合はカンマ区切りで連結した情報が格納される。図9の例では、ストレージ1、2はボリュームのローカルコピー、リモートコピー、AES暗号化が可能であるが、同じストレージ種別であるストレージ3では、ローカルコピーのみが実行可能である。例えば、同じストレージ種別であるが、ストレージシステムにおいて、一部のストレージ機能のライセンスが有効化されていない場合などに起こりうる。
なお、本実施形態では、ストレージ機能235に表記される機能は当該ストレージの全ボリュームに対して適用可能であることを前提としている。ストレージ機能235がストレージ内の一部のボリュームにのみ有効な場合には、一つのストレージを、機能が適用できる仮想的なストレージと機能が適用できない仮想的なストレージの二つの仮想的なストレージに分割して登録することにより管理装置20で扱うことが可能となる。
また、ストレージ管理プログラム2010は、ストレージシステムの状態変更を検知すると、ストレージ機能管理情報23を更新する。例えば、管理装置20が管理対象とする各ストレージシステムの状態を、IPアドレス233を利用して定期的に監視している。そして、HDDの増設・減設時、RAIDグループの作成・削除時、ライセンスの状態変更などの状態変化を検知すると、当該ストレージシステムからストレージの情報を再取得し、ストレージシステムの構成と各機能の実行可否に応じてストレージ機能管理情報23を更新する。
図10は、本実施形態に係る割り当てポリシー管理情報24の一例を示す図である。なお、図10に記載の割り当てポリシー管理情報のフォーマットは一例であって、図に示したフォーマットに限定されるものではない。
割り当てポリシー管理情報24には、ストレージシステム10が提供する論理ボリューム145をホスト装置30に割り当てる際に、満たさなければならないストレージ条件、ボリューム条件、ストレージ機能条件等に関するポリシーが登録される。ポリシー管理情報24は、ポリシーID241、ストレージ条件242、ボリューム条件243、ストレージ機能条件244、適用先245、閾値246の各項目からなる複数のレコードを含む。
ポリシーID241には、ポリシーを一意に識別するための情報が格納される。例えば、ポリシーIDは、管理者が指定したニックネームなどである。
ストレージ条件242には、当該ポリシーを使用したときにボリュームの割り当て元となるストレージシステム10の条件が設定される。ストレージ条件242に、ストレージIDが直接指定されている場合はそのストレージシステム10のみが割り当て元として利用可能であることを示す。ストレージ種別が指定される場合は、そのストレージ種別を満たすストレージシステムが割り当て元として利用可能であることを示す。また、「S1、S2」のように複数のストレージ種別をカンマ区切りで連結して格納してもよい。この場合は、S1またはS2に該当するストレージシステム10がボリューム割り当て元として利用される。また、ストレージ条件を設定せず、割り当てるボリュームが所属するストレージシステムを問わない場合には「−」を格納する。
例えば、「RAID5:FC」というボリューム条件だけでは、コンピュータシステム1内にある性能の低い旧機種のストレージシステムからボリュームが割り当てられる可能性がある。そこで、もし、性能の高いストレージシステム10より該ボリュームをホスト装置30に割り当てたい場合などにストレージ条件において性能の高いストレージシステム10の種別を指定する。
ボリューム条件243には、当該ポリシーを使用したときにボリュームの割り当て元となるボリュームの条件が格納される。ボリューム条件243の値は、ストレージ機能管理情報23のボリューム種別234から選択されたボリューム種別のいずれかである。複数選択された場合には、カンマで連結した値が格納される。この場合、いずれか一つの条件を満たせばよいことを示す。例えば、「FC:RAID5、FC:RAID1」がボリューム条件243に設定されている場合は、FC:RAID5のボリュームまたはFC:RAID1のボリュームがホスト装置30に割り当てられるボリュームの候補となる。また、ボリューム条件を設定せず、どのボリューム種別のボリュームでも割り当ててよい場合には「−」が格納される。
ストレージ機能条件244には、当該ポリシーを使用したときにボリュームに適用する必要があるストレージ機能の種別が格納される。格納されるストレージ機能の種別は、ストレージ機能管理情報23のストレージ機能235の値からいずれかの機能が設定される。複数のストレージ機能を利用する場合には、各ストレージ機能をカンマ区切りで連結した値が設定される。ストレージ機能を利用しない場合には「−」が設定される。
適用先245は、当該ポリシーが提供されるホスト装置30を示す。当該ポリシーが複数のホスト装置30に適用されている場合には、ホスト装置30のIDをカンマ区切りで連結した値が格納される。また、適用先245は複数のポリシー間で重複されてもよい。図10を例にとると、Host3とHost4には、Policy2に基づいて割り当てられたローカルコピー構成のボリュームとPolicy3に基づいて割り当てられたリモートコピー構成のボリュームのボリュームが割り当てられていることになる。尚、図10では、適用先245としてホスト装置30が設定されているが、ボリュームを割り当てることができる対象ならば他の対象でもよい。なお、本実施形態においては、Policyをホスト装置20ごとに適用しているが、これに限られるものではない。例えば、ホスト装置20にて実行されるアプリケーションごとに適用してもよい。また、1つのホスト装置を複数人のユーザで利用する場合には、ユーザごとにPolicyを設定してもよい。
管理者は、ホスト装置30上で動作するアプリケーションプログラムに求められる要件に従ってボリューム割り当てポリシーを登録することにより、ボリュームプロビジョニング時にホストの要件を満たすようなボリュームを常にプロビジョニングすることが可能になり、また、その要件を満たすようなボリュームが情報処理システム1内にどれだけ残されているか把握することが可能になる。
また、図10の割り当てポリシー管理情報24では、「ストレージ機能条件」がローカルコピーの場合には、PVOL、SVOLともに「ストレージ条件」「ボリューム条件」を満たすボリュームが選択され、割り当てられる。また、「ストレージ機能条件」がリモートコピーの場合には、PVOL、SVOLともに「ストレージ条件」「ボリューム条件」を満たすボリュームが選択され、割り当てられる。
なお、ストレージ機能条件にローカルコピーやリモートコピーなどの複数のボリュームを利用する機能が含まれている場合には、例えば、PVOLとSVOLとを別々に「ストレージ条件」「ボリューム条件」を設定してもよい。
<本実施形態の処理の流れ>
図11から図24を用い、コンピュータシステム1において、ボリューム割り当てポリシーを利用したストレージ運用の各フェーズにおける処理について説明する。
<ボリューム割り当てポリシーの登録>
図11は、本実施形態における、ボリューム割り当てポリシーの登録処理のフローチャートを示す図である。
管理者が管理クライアント装置より、ポリシー登録画面の表示を要求すると、管理装置20にポリシー登録画面表示要求が通知される(S1101)。
要求を受け付けた管理装置20のポリシー管理プログラム2012は、ストレージ機能管理情報23を参照し、コンピュータシステム1内で選択可能なストレージシステムのストレージID231とストレージ種別232双方の値を含むリスト(ストレージ条件リスト)と、ボリューム種別234の値を含むボリューム種別のリスト(ボリューム条件リスト)と、ストレージ機能235の値を含むストレージ機能のリスト(ストレージ機能条件リスト)をそれぞれ作成する(S1102)。各リストには、ストレージ機能管理情報の各項目で重複する値は一つのみ含まれる。例えば、図9の場合、ボリューム種別234を参照するとFC:RAID5という値が複数回出現するが、ボリューム条件リストには、FC:RAID5という値は一つしか追加されない。
ポリシー管理プログラム2012は、ホスト管理情報22を参照して、ホスト装置のリスト(ホストリスト)を作成する(S1103)。
各リストの作成が完了すると、ポリシー管理プログラム2012は、ポリシー登録画面を管理クライアント装置に表示する(S1104)。ここで、図12に、本実施形態におけるボリューム割り当てポリシー登録画面1101の一例を示す図である。ポリシー登録画面において、ストレージ条件リスト、ボリューム条件リスト、ストレージ機能条件リスト、ホストリストの各値が選択可能である。
管理者は表示された情報から割り当てポリシーを登録する(S1105)。具体的には、管理クライアント装置40において、ボリューム割り当てポリシー登録画面から、ボリューム割り当てポリシーの名称を入力する(ボリューム割り当てポリシー登録画面の1)。該割り当てポリシーを適用するホストをホストリストから選択する(ボリューム割り当てポリシー登録画面の2)。ボリュームの割り当て元の制約としてストレージ条件とボリューム条件を各リストから選択し、ボリュームに適用するストレージ機能をストレージ機能条件リストから選択する(ボリューム割り当てポリシー登録画面の3)。管理者が、ボリューム登録画面における入力を完了すると、その入力内容が管理装置20のポリシー管理プログラム2012に送られる。
次に、入力内容を受け付けたポリシー管理プログラム2012は、同一設定項目のポリシーが既に登録されているかポリシー管理情報24を参照して確認(S1106)する。登録済みの場合(S1106a)はその旨を管理クライアント装置40に通知する。未登録の場合(S1106b)には、容量計算プログラム2013を起動し、入力されたポリシーで割り当て可能なボリュームの容量を計算する(S1107)。容量計算部の処理の詳細については後述する。
割り当て可能容量を計算した結果、割り当て可能な容量が確保できる場合は、当該ポリシーをそのままポリシー管理情報24に登録し、登録成功を管理クライアント装置40に通知する。割り当て可能容量が確保でき無い場合は、現状そのポリシーに応じて確保できる容量が無いことを管理クライアント装置40に通知する。
以上でボリューム割り当てポリシーの登録処理の説明を終了する。
<割り当て可能容量の計算処理(1)>
図13は、本実施形態における、割り当て可能容量計算処理のフローチャートの一例を示す図である。割り当て可能容量計算処理は、容量計算プログラム2013によって実行される。
管理装置20は、ボリューム割り当てポリシーの定義を受け取るか、または、ボリュームポリシーのIDを受け取る(S1201)。ボリューム割り当てポリシーの定義とは、ストレージ条件、ボリューム条件、ストレージ機能条件を含む。ボリュームポリシーのIDを受け取った場合には、容量計算プログラム2013は、ポリシー管理情報24を参照し、そのポリシーIDにおけるストレージ条件242、ボリューム条件243、ストレージ機能条件244の各項目からストレージ条件、ボリューム条件、ストレージ機能条件を取得する。本実施例では、ストレージ条件a、ボリューム条件b、ストレージ機能条件cを取得したとして、以下説明する。
容量計算プログラム2013は、ストレージ機能管理情報23のストレージID231、ストレージ種別232、ストレージ機能235を参照し、ストレージ条件aに該当し、ストレージ機能条件cを備えるストレージシステム10を選択し、選択結果のリスト(ストレージリストa)を作成する(S1202)。例えば、ストレージ機能管理情報23が図9の状態でストレージ条件aにS1、ストレージ機能条件にローカルコピーとAES暗号化が指定された場合、Strorage1、2、3のうちローカルコピーとAES暗号化が利用可能なStorage1、2のみを含むストレージリストaが作成される。
次に、容量計算プログラム2013は、ストレージリストaの各ストレージの未割り当てボリュームのうち、ボリューム条件bを満たすボリュームのリスト(ボリュームリストa)を作成する(S1203)。具体的には、ストレージリストaからストレージシステムを選択し、ボリューム管理情報21から選択されたストレージシステムのボリューム種別213と割り当て先216の情報を取得する。そして、ボリューム種別213とボリューム条件bが一致し、割り当て先が「n/a(未割り当て)」のボリュームをリストアップする。該処理を、ストレージリストaに含まれる全てのストレージシステムに対して実行する。ストレージリストaにStorage1、2が含まれる場合、ボリューム管理情報21を参照し、割り当て先が「n/a(未割り当て)」のボリュームを選択し、ボリュームリストを作成する。
以上で、指定されたストレージ条件、ボリューム条件、ストレージ機能条件を満たし、かつ、未割り当てのボリュームがボリュームリストaとしてリストアップされる。
次に、容量計算プログラム2013は、入力パラメータとして指定されたストレージ機能条件aに、該ストレージ機能を実現するために複数のボリュームが必要である機能が含まれているかどうかを確認する(S1204)。一例として、2以上の論理ボリュームによりコピーペアを形成する機能があげられる。つまり、同一のストレージ内にPVOLとSVOLを必要とするローカルコピー、またはPVOLと、該PVOLとは異なるストレージシステムのSVOLを必要とするリモートコピーが含まれているかどうか確認する。
例えば、ストレージ機能条件にローカルコピー又はリモートコピーが含まれている場合(S1204a:S1204がYESの場合)、容量計算プログラム2013は、図14のフローチャートに従って容量計算処理を行う。
一方、例えば、ストレージ機能条件にローカルコピー又はリモートコピーが含まれていない場合(S1204b:S1204がNOの場合)、容量計算プログラム2013は、ボリュームリストに含まれる各ボリュームの容量を、ボリューム管理情報21を参照して、算出する。
<割り当て可能容量計算処理(2)>
図14は、本実施形態において、ローカルコピーやリモートコピーなどの複数ボリュームを必要とするストレージ機能に提供可能な容量計算処理の一例を示す図である。
容量計算プログラム2013は、ボリューム管理情報21を参照して、ボリュームリストa(ストレージ条件a、ボリューム条件b、ストレージ機能条件cを満たし、かつ、未割り当てのボリュームのリスト)に含まれる各ボリュームの容量を確認し、RAIDグループ毎の割当可能容量を算出する。そして、割当可能容量が大きいRAIDグループに属するボリューム順にボリュームリストaをソートする(S12051)。ここで、ボリュームリストaをソートする際に、RAIDグループに含まれるボリュームの順もボリュームの容量が大きい順にソートしてもよい。
このとき、各ボリュームのカウント済みフラグを「false」に設定する。カウント済みフラグとは、容量計算の処理において、すでにそのボリュームの容量を割り当て可能容量として計算したかどうかを示すフラグである。「true」はカウント済みであること、「false」は未カウントであることを示す。また、本実施例ではRAIDグループの空き容量が大きい順にソートしているが別のソートアルゴリズムを使用してもよい。
容量計算プログラム2013は、S12051にてソートしたボリュームリストaのボリュームのうち、カウント済みフラグが「false」であってリストの先頭のボリュームを選択する(S12052)。容量計算プログラム2013は、選択したボリュームのカウント済みフラグは「true」に設定する。このボリュームがコピーペアのプライマリボリューム(PVOL)の候補となる。
容量計算プログラム2013は、コピーペア検索処理を実行する(S12053)。コピーペア検索処理とは、ボリュームリストaからローカルコピーペアとリモートコピーペアの検索を行う処理である。
ストレージ機能条件aにローカルコピーが指定されている場合、ローカルコピーペアの検索処理を実行する。以下に、S12052にて選択されたPVOLに対応するSVOLを検索する処理を説明する。
容量計算プログラム2013は、選択されたPVOLが属するストレージシステム10において、PVOLが属するRAIDグループと異なるRAIDグループ上にあるボリュームをボリュームリストaから検索する。そして、検索されたボリュームのうち、カウント済みフラグがfalseのボリュームを、SVOLとして選択する。ここで、PVOLが属するRAIDグループと異なるRAIDグループ上にあるボリュームをSVOLとして選択することにより、一部の記憶装置に障害が発生しPVOLへリード・ライト処理ができなくなった場合であっても、SVOLにより復旧することができる。また、複数のボリュームが検索された場合には、PVOLの容量に最も近い容量のボリュームを選択し、SVOLとしてもよい。PVOLの容量に最も近い容量のSVOLとすることで、SVOLの必要な容量を割り当てつつ、無駄な容量割り当てを防止することができる。
また、SVOLを選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択するようにしてもよい。SVOLには、PVOLのデータをコピーして書き込むため、PVOLの容量以上の容量が必要となるためである。
また、あるボリュームがSVOLとして選択された場合、選択されたボリュームのカウント済みフラグを「true」に設定する。どのボリュームもSVOLとして選択されなかった場合、S12052にて選択されたボリュームをPVOLとした場合に、ローカルコピーペアを形成するSVOLが選択できないこと意味する。
ストレージ機能条件aにリモートコピーが指定されている場合、リモートコピーペアの検索処理を実行する。以下に、S12052にて選択されたPVOLに対応するSVOLを検索する処理を説明する。
容量計算プログラム2013は、選択されたPVOLが属するストレージシステムと異なるストレージシステムに属するボリュームをボリュームリストaから検索する。そして、検索されたボリュームのうち、カウント済みフラグがfalseのボリュームを、SVOLとして選択する。ここで、複数のボリュームが検索された場合には、PVOLの容量に最も近い容量のボリュームを選択し、SVOLとしてもよい。
また、容量計算プログラム2013は、SVOLを選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択するようにしてもよい。
また、あるボリュームがSVOLとして選択された場合、選択されたボリュームのカウント済みフラグを「true」に設定する。どのボリュームもSVOLとして選択されなかった場合、S12052にて選択されたボリュームをPVOLとした場合に、ローカルコピーペアを形成するSVOLが選択できないこと意味する。
S12053にてコピーペアの検索処理を実行した結果、SVOLが選択されたか否かを確認する(S12055)。
SVOLが選択された場合には(S12055a)、ストレージ機能条件aに指定されている条件である、ローカルコピー又はリモートコピーのコピーペアを形成することが可能であることを意味する。従って、容量計算プログラム2013は、PVOLとSVOLとの組を割り当て可能ボリュームリスト(ボリュームリストb)に追加する。そして、PVOLの容量とSVOLの容量を比較し、いずれか小さい容量をホスト装置への割り当て可能容量に加える。このとき、PVOLの容量とSVOLの容量を比較した結果、いずれか大きい容量は、割り当て可能容量には加えない。コピーペアとしてホストが利用可能な容量は、PVOL又はSVOLの容量を超えることはできないため、本処理によりホストが利用可能である正確なボリューム容量を把握することができる。
なお、SVOLを選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択する場合には、両者を比較せず、PVOLの容量を割り当て可能容量に加えてもよい(S12057)。このとき、SVOLの容量はコピーペアのセカンダリボリュームであるため、ホストが利用可能な容量ではないため、割り当て可能容量には加えない。ペアの形成できるPVOLの容量のみ割り当て可能容量に加えることにより、割り当てポリシーが求めるストレージ機能条件を満たし、ホストが利用可能である正確なボリューム容量を把握することができる。
その後、ボリュームリストaに格納される全てのボリュームのカウント済みフラグが「true」であるかを確認する(S12057)。つまり、ボリュームリストaに含まれるすべてのボリュームについて処理を実行したかどうかを確認する。ボリュームリストa中に、カウント済みフラグが「False」であるボリュームが存在する場合(S12057b)は、S12052に戻り以後の一連の処理を繰り返す。全てのボリュームを処理が終了したら(S12057a)、割り当て可能ボリュームリストbと、割り当て可能容量を呼び出し元に返す(S12058)。
以上の処理を全て終了すると、容量計算プログラム2013は、入力パラメータで指定されたボリューム割り当てポリシーを満たすような未割り当てのボリュームのリストと、割り当て可能なボリュームの総容量を呼び出し元に返す(S1207)。
なお、上記説明ではローカルコピーやペアを1世代として説明した。しかし、ペアの世代をN世代とすることもできる。N世代の場合には、S12053のコピーペア検索処理を以下のように実行する。
容量計算プログラム2013は、選択されたPVOLが属するストレージシステム10において、PVOLが属するRAIDグループと異なるRAIDグループ上にあるボリュームをボリュームリストaから検索する。そして、検索されたボリュームのうち、カウント済みフラグがfalseのボリュームを、SVOL1(SVOLの1世代目)として選択する。ここで、複数のボリュームが検索された場合には、PVOLの容量に最も近い容量のボリュームを選択し、SVOL1とする。また、容量計算プログラム2013は、SVOL1を選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択するようにしてもよい。次に、容量計算プログラム2013は、PVOLが属するRAIDグループと異なり、SVOL1が属するRAIDグループと異なる、RAIDグループ上にあるボリュームをボリュームリストaから検索する。そして、検索されたボリュームのうち、カウント済みフラグがfalseのボリュームを、SVOL2(SVOLの2世代目)として選択する。ここで、複数のボリュームが検索された場合には、PVOLの容量に最も近い容量のボリュームを選択し、SVOL2とする。また、容量計算プログラム2013は、SVOL2を選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択するようにしてもよい。以下、同様にN世代までのSVOLを選択する。
また、ローカルコピーを多世代とる場合は必ずしも世代の数だけRAIDグループが必要とは限らない。例えば、ローカルコピーを2世代分とる場合において、PVOLとSVOLのRAIDグループは物理障害用に異なるRAIDグループに配置するが、SVOL2世代は、バックアップの世代を複数持つことが主目的であり、物理的な冗長性を求めない場合がこれにあたる。この場合は、2世代目以降のSVOLを検索するときに、1世代目のSVOLと同様にPVOLと異なるRAIDグループ上のボリュームを検索することになる。
つまりS12053のコピーペア検索処理を以下のように実行する。
容量計算プログラム2013は、選択されたPVOLが属するストレージシステム10において、PVOLが属するRAIDグループと異なるRAIDグループ上にあるボリュームをボリュームリストaから検索する。そして、検索されたボリュームのうち、カウント済みフラグがfalseのボリュームを、SVOL1(SVOLの1世代目)として選択する。ここで、複数のボリュームが検索された場合には、PVOLの容量に最も近い容量のボリュームを選択し、SVOL1とする。また、容量計算プログラム2013は、SVOL1を選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択するようにしてもよい。次に、容量計算プログラム2013は、PVOLが属するRAIDグループと異なる、RAIDグループ上にあるボリュームをボリュームリストaから検索する。そして、検索されたボリュームのうち、カウント済みフラグがfalseのボリュームを、SVOL2(SVOLの2世代目)として選択する。ここで、複数のボリュームが検索された場合には、PVOLの容量に最も近い容量のボリュームを選択し、SVOL2とする。また、容量計算プログラム2013は、SVOL2を選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択するようにしてもよい。以下、同様にN世代までのSVOLを選択する。
また、ポリシー管理テーブルにおいて、リモートコピーを条件に指定する際にPVOLとSVOLの提供もとのストレージ条件も合わせて指定できるようにした場合、PVOLとSVOLを選択する際にそれぞれのストレージが提供するRAIDグループ上のボリュームのみが処理の対象となる。
つまりS12052においてPVOLの候補を選択する際に、PVOLのストレージ条件に指定されているストレージ上のボリュームのみをボリュームリストaから検索して選択し、カウント済みフラグをtrueにする。次に、S12053のコピーペア検索処理において、容量計算プログラム2013は、SVOLに指定されているストレージ条件を満たすストレージ上にあるボリュームをボリュームリストaから検索する。そして、検索されたボリュームのうち、カウント済みフラグがfalseのボリュームを、SVOLとして選択する。ここで、複数のボリュームが検索された場合には、PVOLの容量に最も近い容量のボリュームを選択し、SVOLとする。また、容量計算プログラム2013は、SVOLを選択する際に、PVOLの容量以上のボリュームを選択するようにしてもよい。本処理を、PVOLのストレージ条件のボリュームまたはSVOLのストレージ条件を満たすボリュームのいずれか全てが処理されるまで繰り返す。
<ポリシーに従ったプロビジョニング処理>
図15は、本実施形態において、ポリシーに従いストレージシステムのボリュームをホスト装置に割り当てる処理(プロビジョニング処理)のフローチャートの一例を示す図である。
管理者は、管理クライアント装置40の入力装置404を介して、ホスト装置30を選択する。管理クライアント装置40は、選択されたホスト装置30と共に、管理装置20に対して、選択されたホスト装置30へのプロビジョニング処理の開始の指示をする。プロビジョニング処理の開始指示を受けた管理装置20は、管理クライアント装置40の出力装置405にプロビジョニング画面13011を表示する指示をする(S1301)。管理装置20は、ホスト管理情報22を参照し、選択されたホスト装置30の割り当てポリシー225に登録されているポリシーが選択された状態でプロビジョニング画面13011を表示する指示をする。複数のポリシーが登録されている場合には、先頭のポリシーが選択されている状態でプロビジョニング画面13011を表示する指示をする。割り当てポリシーが定義されていない場合には、ポリシーは選択されていない状態で表示する指示をする。図16は、本実施形態におけるプロビジョニング画面13011の一例を示す図である。
管理者は、割り当てポリシーが定義されていない場合、管理クライアント装置40の入力装置404より、プロビジョニング画面の割り当てポリシーの欄に、ボリューム割り当てポリシーを入力する(S1302)。ボリューム割り当てポリシーとして、割り当てポリシー管理情報24に格納されているポリシーを選択してもよい。また、新たにボリューム割り当てポリシーを定義し、入力してもよい。新たにボリューム割り当てポリシーを定義する場合には、図11で説明したポリシー登録処理を実行する。
管理装置20の、容量計算プログラム2013は、ボリューム割り当てポリシーのIDを管理クライアント装置40から取得する。該ホストに複数のポリシーが登録されている場合には、プロビジョニング画面13011で選択されているポリシーのIDを取得する。そして、容量計算プログラム2013は、取得したポリシーIDに対応する未割り当てボリュームのリストと割り当て可能容量を、図13、図14で説明した処理を実行して取得する(S1303)。
割り当て可能容量計算処理の結果、ボリューム割り当て可能な容量がある場合には(S1303a)、管理装置20は、割り当て当て可能容量を、プロビジョニング画面13011に表示するように管理クライアント装置40に指示をする(S1304)。ボリューム割り当て可能容量がない場合には(S1303b)、管理装置20は、選択されたボリューム割り当てポリシーを使用してプロビジョニングすることができないこと、又は、選択されたボリューム割り当てポリシーに基づいた割り当て可能容量は「0」であること、をプロビジョニング画面13011に表示する指示をする(S1305)。なお、本実施例では、全割り当て可能容量のボリュームの合計容量を表示したが、割り当て可能なボリュームのリスト及びその容量をすべて表示してもよい。
管理者は、管理クライアント装置40の入力装置405を介して、プロビジョニング画面13011に、割り当てるボリュームの容量を入力する(S1306)。ただし、管理者が、割り当て可能容量を確認して、選択した割り当てポリシーにおける割り当て可能容量が不足していると判断した場合は、割り当てポリシーを再度入力してもよい。この場合、S1302から再度処理を実行する。
管理装置30のボリューム管理プログラム2011は、入力されたボリューム容量を基に、割り当てるボリュームを決定する(S1307)。ここでは、割り当てるボリュームの容量以上の、ボリュームをS1303で取得したボリュームリストから検索し、割り当てるボリュームとして選択する。また、ボリュームリストに複数のボリュームが格納されている場合には、複数のボリュームを選択し、合計の容量が割り当てるボリューム容量以上になるようにしてもよい。そして、ボリューム管理プログラム2011は、ストレージシステムの10決定したボリュームのホスト装置への割り当て指示をする。なお、ボリューム割り当て時に、一度管理者に割り当てるボリュームの内容を確認させてから割り当て処理を実行するようにしてもよい。そして、ボリューム管理プログラム2011は、ストレージシステム10に、決定したボリュームのホスト装置への割り当て指示をする。
最後に、ストレージシステム10のストレージ制御プログラムにが、ボリュームの割り当て処理を実行し、終了すると、管理装置30は、管理クライアント装置40に割り当て結果を通知する(S1308)。
以上の処理により、ユーザが指定したボリューム割り当てポリシーに従って、当該ポリシーで利用可能な容量を表示し、その容量の範囲内でボリュームの割り当てを行うことが可能となる。
また、本処理では、ユーザが割り当てポリシーを選択した後、単に割り当て可能容量のみを表示しているが、S1303で取得した未割り当てのボリュームのリスト及びそのリュームごとの容量をプロビジョニング画面上に表示し、管理者が、ユーザがそのリストから割り当てるボリュームを選択できるようにしてもよい。
また、プロビジョニング前後で、ポリシー管理情報24に登録されているボリューム割り当てポリシー毎に割り当て可能容量を算出するように処理を追加し、ボリュームを割り当てた結果、割り当て可能容量が減少したボリューム割り当てポリシーの一覧をその減少した容量とあわせ、ボリューム割り当て結果として表示するようにしてもよい。
<ボリューム割り当てポリシーに基づいたレポート表示>
図17は、本実施形態における、ボリュームの使用量と割り当て可能容量をレポートする処理のフローチャートの一例を示す図である。
まず、管理者が管理クライアント装置40の入力装置404でレポート画面表示を選択する。そして、管理クライアント装置40は、レポート画面表示の要求を管理装置20のレポート生成プログラム2014に送信する(S1401)。
レポート生成プログラム2014は、ポリシー定義情報24を参照してボリューム割り当てポリシーのリストを取得する(S1402)。
取得したポリシーのリストに対し、容量計算プログラム2013は、各ポリシーのIDをパラメータとしてポリシー毎に割り当て可能容量を算出する(S1403)。割り当て可能容量の算出処理については、図13、図14のフローによる。
レポート生成プログラム2014は、ホスト管理情報22を参照し、登録されているホスト装置30と、各ホスト装置30に割り当てられているボリュームと、ホスト装置30に適用されている割り当てポリシーの組からなるリストを作成する(S1404)。
次に、レポート生成プログラム2014は、ボリューム管理情報21を参照し、ホスト装置30に割り当てられているボリュームの総容量をホスト装置毎に、ポリシー毎に、計算する(S1405)。
以上の処理を終了すると、レポート生成プログラム2014は、ホスト装置30とそのホスト装置30に現在割り当てられている容量と、そのホスト装置に適用されている割り当てポリシーと、その割り当てポリシーの利用可能容量の組からなるレポートを生成する。そして、レポート生成プログラム2014は、管理クライアント装置40に生成したレポートを表示する指示をする(S1406)。図18は、本実施例におけるレポート画面の一例を示す図である。
各ホスト装置30に対して、適用されているボリューム割り当てポリシー毎にボリュームの割り当て可能容量を表示する。管理者は、ボリューム割り当て可能容量の表示により、現在ストレージシステムが提供可能なボリュームの容量を、ホスト観点、つまり、ホスト装置30上で動作するアプリケーションが提供するサービスの観点で、利用可能な容量がどれだけ残されているかを直接把握することが可能となる。そして、容量拡張計画を支援することが可能になる。
また、図18では、割り当てポリシーのポリシー名をレポートに表示しているが、ポリシー名に加えてポリシーに定義されている内容をあわせて表示してもよい。
また、図18では、ホストを起点としてレポートを表示しているが、ポリシーを起点として、現在の割り当て容量と、割り当て可能容量と、ポリシーを割り当てられているホスト一覧を表示するようにしてもよい。
<容量拡張処理>
ホスト装置に割り当て可能なボリュームの容量が不足した場合に、管理装置20から構成変更方法を提案することで管理者を支援する処理について、いくつかの方式を説明する。
図19は、本実施形態において、ポリシーに対し、割り当て可能な容量が閾値以下となった場合にユーザにアラートを通知する処理のフローチャートの一例を示す図である。
容量拡張提案プログラム2015は、ポリシー定義情報24に登録されている割り当てポリシーのリストを取得し、先頭のポリシーを選択する(S1501)。
選択されたボリューム割り当てポリシーを入力パラメータとして容量計算プログラム2013を実行し、当該ポリシーにおける割り当て可能容量を計算する(S1502)。
容量拡張提案プログラム2015は、割り当て可能容量がポリシー定義情報24の閾値246を下回っているか確認する。(S1503)閾値246を下回っている場合(S1503a:YESの場合)には、あらかじめ定められた方法で管理者にアラートを通知する(S1504)。例えば、E−mailやSNMPトラップなどが挙げられる。
閾値246を下回っていない場合(S1503b:NOの場合)、または、アラートの通知(S1504)が終了すると、S1501で取得した割り当てポリシーのリストに、未処理のポリシーが残っているか確認する(S1505)。
容量拡張提案プログラム2015は、未処理ポリシーがある場合には(S1505a:YESの場合)、ポリシーのリストから次のポリシーを選択し(S1506)、S1502移行の処理を繰り返し実行する。ポリシーのリストに未処理の要件がない場合には(S1505b:NOの場合)、本処理を完了する。本処理は、管理装置20が定期的に実行してもよいし、管理者の指示により実行してもよい。
以上の処理により、管理装置20側から残り容量が少なくっているボリューム割り当てポリシーに関するアラートが通知される。
図20は、本実施形態において、割り当て可能容量が減少した場合に、管理者に構成変更を提案する処理のフローチャートの一例を示す図である。図19のS1504にて、アラームが通知された場合に、本処理を実行してもよい。
管理者が管理クライアント装置40において、割り当て可能容量を増やしたいボリューム割り当てポリシーとアクション種別を選択すると、割り当てポリシーのIDとアクション種別が容量拡張提案プログラム2015に送信される(S1601)。アクション種別とは、「空き容量をストレージシステムのボリューム割り当て構成変更によって確保」するか、「空き容量をHDDを増設して確保」するかを示す値である。尚、ユーザは、容量を増やしたい任意のボリューム割り当てポリシーを選択してもよいし、アラートが発生しているポリシーを選択してもよい。
要求を受け取った容量拡張提案プログラム2015は、アクション種別がストレージシステムのボリューム割り当て構成変更の場合(S1601a)、構成変更提案処理を実行する(S1602)。構成変更提案処理は、システム内の未使用のボリュームの割り当て解除により、ユーザが選択した要件の割り当て可能容量を増やすように構成変更を提案する処理である。構成変更提案処理の詳細は後述する。
一方、アクション種別がHDD増設の場合(S1601b)、HDD増設提案処理を実行する(S1603)。HDD増設提案処理は、ユーザが選択したボリューム割り当てポリシーを満たすようなHDD増設の構成を提案する処理である。HDD増設提案処理の詳細は後述する。
図21及び図22は、本実施形態において、割り当て可能容量が減少した場合に、管理者にストレージシステムのボリューム割り当て構成変更によって空き容量を確保する提案処理の一例を示す。
図21は、本実施形態において、ホスト装置30に既に割り当てられているボリュームのうち、未使用のボリュームの割り当てを解除することでボリューム割り当て容量を増やす処理の一例を示す図である。
容量拡張提案プログラム2015は、ポリシー定義情報24を参照し、容量拡張対象として指定されたボリューム割り当てポリシー(ポリシーa)の定義を取得する(S1701)。
ポリシーaをパラメータとして容量計算プログラム2013を実行し、ポリシーaの現時点の割り当て可能容量(容量a)を求める(S1702)。
容量拡張提案プログラム2015は、ポリシーaを満たすようなボリュームが割り当てられているホスト装置30のリストを作成する(S1703)。
以下、ボリューム割り当てポリシーであるポリシーaがPolicy1の場合を例に説明する。ボリューム管理情報21及び割り当てポリシー管理情報24を参照し、ボリューム割り当てポリシーに定義されているストレージ条件242、ストレージ機能条件244を満たすストレージシステム10を選択する。Policy1の場合には、Storage1を選択する。そして、選択されたストレージシステム10において、ボリューム条件243を満たすようなボリュームを選択する。Policy1の場合には、Storage1のボリューム00:01乃至00:05やStorage2のボリューム00:01等が選択される。そして、同じくボリューム管理情報21の割り当て先217を参照し、選択されたボリュームが割り当てられているホスト装置30を検索し、リスト(ホストリストa)を作成する。Policy1の場合には、Storage1のボリューム00:01、00:02、00:04が割り当てられているHost1が選択され、ホストリストに格納される。
容量拡張提案プログラム2015は、ポリシーaを満たすボリュームのうち未使用ボリュームのリスト(未使用ボリュームリストa)を作成する(S1704)。具体的には、ホスト管理情報22を参照し、ホストリストaに含まれる各ホスト装置30に割り当てられているボリュームのうち、割り当てポリシー225にポリシーaが設定されているボリュームのマウントポイント224を参照し、マウントポイントがn/aに設定されているボリュームを選択し、リストを作成する。Policy1の場合には、Storage1の00:04が選択され、未使用ボリュームリストに格納される。
なお、未使用ボリュームがPVOLである場合には、コピーペアを形成するSVOLと対応させて未使用ボリュームリストに格納する。また、未使用ボリュームがSVOLである場合には、コピーペアを形成するPVOLと対応させて未使用ボリュームリストに格納する。
未使用ボリュームのホストへの割り当てを解除した(ボリューム割り当て先がn/a)と仮定して、ポリシーa及び未使用ボリュームリストaを入力パラメータとした容量計算プログラムを実行する。そして、未使用ボリュームのホストへの割り当てを解除した場合における、ポリシーaの割り当て可能容量(容量b)を求める(S1705)。
図22は、本実施形態における、割り当て可能容量計算処理のフローチャートの一例を示す。該処理は、図13の割り当て可能容量計算処理と共通した部分を含む。具体的には、図13の処理では、割り当て可能ボリュームの候補として未割り当てボリュームのみを対象として容量計算を実行しているのに対し、図23では、入力時に指定された未使用ボリュームリストを取得する(S1801)。そして、未使用ボリュームリストと、未割り当てボリュームとを含むボリュームのリストを容量計算の対象とする(S1803)点のみが異なる。それ以外の処理は共通のため説明を省略する。
未使用ボリュームの割り当てを解除する前の容量aと解除した場合の容量bを比較し、未使用ボリュームの割り当てを解除した場合に増加する容量cを求める(S1706)。つまり、容量c=容量b−容量aとなる。
次に、未使用ボリュームリストbと未使用ボリュームの割り当てを解除した場合に増加する容量cを管理クライアント装置40に表示し、ユーザに実行可否を求める(S1707)。図23は、本実施形態における管理クライアント装置40への表示画面の一例を示す図である。
管理者は、管理クライアント装置画面に表示された未使用ボリュームの割り当て解除を実行する場合には、未使用ボリューム解除「要」(実行)を選択し、実行する。また、未使用ボリュームの一部のホストへの割り当てを解除し、その他のホストへの割り当てを保持する場合には、割り当てを解除するボリュームのみを選択し、割り当ての解除を実行する(S1708)。このとき、割り当ての解除前に、割り当て解除を指定した一部のボリュームとポリシーaを入力として、再度図23の割り当て可能容量計算処理を事項してもよい。
このとき、ポリシーaのストレージ機能条件にローカルコピーやリモートコピーなど複数のボリューム構成をとる条件が定義されている場合、ユーザが割り当てを解除するボリュームを選択する際に、関連するボリューム全体を一つの単位として選択または選択解除するように制御する。具体的には、未使用ボリュームがPVOLである場合には、コピーペアを形成するSVOLも含めて割り当てを解除する。そのために、例えば、コピーペアの場合、PVOLとSVOLの一方だけの割り当てを解除することができないようにする。一部のみの割り当てを解除できるようにすると、割り当てが解除されなかったボリュームが、指定されているポリシーaに違反してしまうからである。
管理者がボリューム解除を実行すると、割り当て解除を実行するボリュームのリストが容量拡張提案プログラム2015に送られ、容量拡張提案プログラム2015は取得した未使用ボリュームのリストに含まれるボリュームの割り当て解除をボリューム管理プログラム2011に指示する(S1709)。
以上の処理により、指定されたポリシーに関し、ホスト装置30に割り当てられているが使用されていないボリュームの割り当てを解除することで、新たに利用可能となる容量を増やすことが可能となる。
図24は、本実施例における、HDD増設提案処理のフローチャートの一例を示す図である。
容量拡張提案プログラム2015は、ボリューム割り当てポリシーのIDをパラメータとして受信する(S1901)。
容量拡張提案プログラム2015は、ポリシー管理情報24を参照し、S1901にて取得したボリューム割り当てポリシーのIDに該当するポリシーに含まれる、ストレージ条件、ボリューム条件、ストレージ機能条件を取得する(S1902)。
容量拡張提案プログラム2015は、取得したポリシーのストレージ種別を参照し、ストレージ種別を満たすストレージシステムのリスト(ストレージリストa)を作成する(S1903)。ストレージリストaに含まれるストレージシステムがHDD増設の候補となるストレージシステムとなる。
容量拡張提案プログラム2015は、取得したポリシーのボリューム種別を参照し、増設するHDDの種類とHDD増設後に設定するRAIDレベルを決定する。ボリューム種別が複数指定されている場合には、各ボリューム種別が指定されているポリシーの数を比較し、最も多くのポリシーに使用されているボリューム種別を候補として決定する(S1904)。最も多くのポリシーで利用されるボリューム種別を満たすようにHDDを増設することにより、他のポリシーにおいても割り当て可能な容量が増加するため、システム全体で未割り当てのボリュームを効率的に利用することが可能になる。ただし、複数のボリューム種別があった場合には、各ボリューム種別全てをHDD増設の提案に使用しても良いし、他のアルゴリズムで決定してもよい。
以上の処理が終了すると、管理装置20は管理クライアント装置40に、ストレージリストaに含まれるストレージシステムに対して、S1904で決定されたボリューム種別を満たすようにHDDを増設するように通知する(S1905)。例えば、図10のPolicy2の場合には、ストレージ種別S1に該当するStorage1、2、3に対し、FCのHDDをRAID5の構成になるように表示する。
本処理によって、割り当て可能な容量が不足してきたボリューム割り当てポリシーに関するHDD増設を効率的に実行することが可能となる。
以上で、管理装置20側から構成変更方法を提案する処理について説明を終了する。管理装置20側から構成変更を提案することにより、システム管理者は情報処理システム1に存在する個々のストレージシステム10やホスト装置30の容量を個々に把握することが不要となり、管理の煩雑さを軽減することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲を実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば以上の説明では、論理的な記憶領域の最小単位をLDEVとしているが、記憶領域の最小単位はこれに限られない。
1 情報処理システム、10 ストレージシステム、101 ストレージ制御部、11 ディスクコントローラ、12 キャッシュメモリ、13 通信インタフェース、14 ストレージ装置、141 ハードディスクドライブ、142 RAIDグループ、143 LDEV、144 プール、145 ボリューム、1451 論理ボリューム、1452 仮想ボリューム、15 通信インタフェース、20 管理装置、200 ストレージ管理部、201 ボリューム管理部、202 ポリシー管理部、203 容量計算部、204 レポート生成部、205 容量拡張提案部、21 ボリューム管理情報、22 ホスト管理情報、23 ストレージ機能管理情報、24 割り当てポリシー管理情報、30 ホスト装置、40 管理クライアント装置、50 通信ネットワーク、51 ストレージネットワーク

Claims (15)

  1. 複数の論理ボリュームを形成する複数の記憶装置を含み、ホスト装置に接続する複数の
    ストレージシステムを管理する管理装置であって、
    前記複数のストレージシステムが論理ボリュームを前記ホスト計算機に割り当てるためのポリシーが登録される割り当てポリシー定義情報と、前記複数のストレージシステムの各々が備える機能を示す機能管理情報と、前記複数の論理ボリュームの各々の容量を示す論理ボリューム管理情報と、を格納するメモリと、
    前記メモリに格納された情報をもとに処理を実行するプロセッサと、
    を含み、
    前記プロセッサの処理結果を表示する端末装置に接続され、
    前記プロセッサは、論理ボリュームの容量の表示要求を前記端末装置より受信すると、前記メモリに格納された前記割り当てポリシー定義情報より、第1の機能を備えるストレージシステムに属する論理ボリュームであることが前記ホスト装置への論理ボリュームの割り当て条件であることを示す割り当てポリシーを取得し、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記機能管理情報に基づき、前記複数のストレージシステムのうち前記第1の機能を備えるストレージシステムを検索し、前記検索されたストレージシステムに含まれる未割り当ての論理ボリュームを選択し、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報より、前記選択された論理ボリュームに含まれる論理ボリュームの容量を取得し、前記取得した容量を前記ホスト装置に割り当て可能な容量として前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置であって、
    前記第1の機能は、2以上の論理ボリュームによりコピーペアを形成する機能であり、
    前記プロセッサは、前記ストレージシステムを検索する際、前記複数のストレージシステムのうち前記コピーペアを形成する機能を備えるストレージシステムを検索し、
    前記プロセッサは、前記未割り当ての論理ボリュームを選択する際、前記検索されたストレージシステムに含まれ前記ホスト装置に割り当てられていない複数の第1の論理ボリュームのうちコピーペアを形成する2以上の論理ボリュームを選択し、
    前記プロセッサは、前記選択された2以上の論理ボリュームに含まれる論理ボリュームの容量を取得し、
    前記プロセッサは、前記2以上の論理ボリュームのうちの1の論理ボリュームの容量を前記ホスト装置に第1の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
  3. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記プロセッサは、前記複数の第1の論理ボリュームのうちコピーペアを形成する2以上の論理ボリュームを選択する際に、プライマリボリューム又はセカンダリボリュームとして前記2以上の論理ボリュームを選択し、
    前記プロセッサは、前記プライマリボリュームの容量と前記セカンダリボリュームの容量とを比較し、いずれか小さい容量を前記ホスト装置に前記第1の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
  4. 請求項3に記載の管理装置であって、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報に基づき、複数のセカンダリボリューム候補の内で、前記プライマリボリュームの容量に最も近い論理ボリュームを前記セカンダリボリュームとして選択する、ことを特徴とする管理装置。
  5. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記プロセッサは、前記複数の第1の論理ボリュームのうちコピーペアを形成する2以上の論理ボリュームを選択する際に、プライマリボリュームと、前記プライマリボリュームより容量が大きいセカンダリボリュームとを選択し、
    前記プロセッサは、前記プライマリボリュームの容量を前記ホスト装置に前記第1の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
  6. 請求項5に記載の管理装置であって、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報に基づき、複数のセカンダリボリューム候補の内で、前記プライマリボリュームの容量に最も近い論理ボリュームを前記セカンダリボリュームとして選択する、ことを特徴とする管理装置。
  7. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記コピーペアがローカルコピーペアである場合、前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記機能管理情報に基づき、前記複数のストレージシステムのうち前記ローカルコピーペアを形成する機能を備えるストレージシステムを検索し、前記検索されたストレージシステムに含まれるいずれか1のストレージシステムに含まれ、プライマリボリューム又はセカンダリボリュームとなる2以上の論理ボリュームを選択する、ことを特徴とする管理装置。
  8. 請求項7に記載の管理装置であって、
    前記複数のストレージ装置に含まれる前記複数の記憶装置は、複数のRAIDグループを形成し、
    前記いずれか1のストレージ装置に含まれる前記プライマリボリュームは第1のRAIDグループに属し、前記セカンダリボリュームは第1のRAIDグループとは異なる第2のRAIDグループに属する、ことを特徴とする管理装置。
  9. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記コピーペアがリモートコピーペアである場合、前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記機能管理情報に基づき、前記複数のストレージシステムのうち前記リモートコピーペアを形成する機能を備える2以上のストレージシステムを検索し、前記2以上のストレージシステムの内、いずれか1のストレージシステムに含まれる論理ボリュームをプライマリボリュームとして選択し、前記2以上のストレージシステムの内前記プライマリボリュームが含まれるストレージシステムと異なるストレージシステムに含まれる論理ボリュームをセカンダリボリュームとして選択する、ことを特徴とする管理装置。
  10. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記メモリは、さらに、前記割り当て条件に従って前記ホスト装置に割り当て可能な容量について、閾値を格納し、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納される前記閾値に基づき、前記ホスト装置に前記第1の割り当て可能な容量が前記閾値より小さい場合、前記端末装置に警告を通知する、ことを特徴とする管理装置。
  11. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記プロセッサは、前記検索されたストレージシステムに含まれ、前記ホスト装置に割り当てられているが、前記ホスト装置によりマウントされていない第2の論理ボリュームを検索し、複数の第1の論理ボリュームと第2の論理ボリュームのうちコピーペアを形成する2以上の論理ボリュームを選択し、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報より、前記選択された2以上の論理ボリュームに含まれる論理ボリュームの容量を取得し、前記2以上の論理ボリュームのうちの1の論理ボリュームの容量を前記ホスト装置に第2の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
  12. 請求項11に記載の管理装置であって、
    前記プロセッサは、前記第1の割り当て可能な容量と前記第2の割り当て可能な容量に加え、前記第2の割り当て可能な容量から前記第1の割り当て可能な容量を引いた第3の割り当て可能な容量を前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
  13. 請求項2に記載の管理装置であって、
    前記メモリには、さらに、前記割り当て条件に従って、前記ホスト装置に割り当て可能な容量の閾値を格納し、
    前記コピーペアがローカルコピーペアである場合、前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記機能管理情報に基づき、前記複数のストレージシステムのうち前記ローカルコピーペアを形成する機能を備えるストレージシステムを検索し、前記検索されたストレージシステムに含まれるいずれか1のストレージシステムに含まれ、プライマリボリューム又は複数のセカンダリボリューム候補となる2以上の論理ボリュームを選択し、
    前記コピーペアがリモートコピーペアである場合、前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記機能管理情報に基づき、前記複数のストレージシステムのうち前記リモートコピーペアを形成する機能を備える2以上のストレージシステムを検索し、前記2以上のストレージシステムの内、いずれか1のストレージシステムに含まれる論理ボリュームを前記プライマリボリュームとして選択し、前記2以上のストレージシステムの内前記プライマリボリュームが含まれるストレージシステムと異なるストレージシステムに含まれる複数の論理ボリュームを前記複数のセカンダリボリューム候補として選択し、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報に基づき、複数のセカンダリボリューム候補の内で、前記プライマリボリュームの容量に最も近い論理ボリュームを前記セカンダリボリュームとして選択し、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報に基づき、前記プライマリボリュームの容量と前記セカンダリボリュームの容量とを比較し、前記プライマリボリュームの容量と前記セカンダリボリュームの容量とのうちいずれか小さい容量を前記ホスト装置に前記第1の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知し、いずれか大きい容量を前記端末装置に通知せず、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納される前記閾値に基づき、前記ホスト装置に前記第1の割り当て可能な容量が前記閾値より小さい場合、前記端末装置に警告を通知し、
    前記プロセッサは、前記警告を通知した後、前記検索されたストレージシステムに含まれ、前記ホスト装置に割り当てられているが、前記ホスト装置によりマウントされていない第2の論理ボリュームを検索し、複数の第1の論理ボリュームと第2の論理ボリュームのうちコピーペアを形成する2以上の論理ボリュームを選択し、前記メモリに格納された前記論理ボリューム管理情報より、前記選択された2以上の論理ボリュームに含まれる論理ボリュームの容量を取得し、前記2以上の論理ボリュームのうちの1の論理ボリュームの容量を前記ホスト装置に第2の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理装置。
  14. ホスト装置に接続し複数の論理ボリュームを形成する複数の記憶装置を含む複数のストレージシステムを管理する管理装置による管理方法であって、
    前記管理装置のプロセッサは、前記管理装置に接続された端末装置より、論理ボリュームの容量の表示要求を受信すると、前記管理装置のメモリに格納された、前記複数のストレージシステムが論理ボリュームを前記ホスト計算機に割り当てるためのポリシーが登録された割り当てポリシー定義情報より、2以上の論理ボリュームによりコピーペアを形成する機能を備えるストレージシステムに属する論理ボリュームであることが前記ホスト装置への論理ボリュームの割り当て条件とする割り当てポリシーを取得し、
    前記プロセッサは、前記複数のストレージシステムのうち前記コピーペアを形成する機能を備えるストレージシステムを検索し、
    前記プロセッサは、前記検索されたストレージシステムに含まれ前記ホスト装置に割り当てられていない複数の第1の論理ボリュームのうちコピーペアを形成する2以上の論理ボリュームを選択し、
    前記プロセッサは、前記メモリに格納された、前記複数の論理ボリュームの各々の容量を示す論理ボリューム管理情報より、前記選択された2以上の論理ボリュームに含まれる論理ボリュームの容量を取得し、
    前記プロセッサは、前記2以上の論理ボリュームのうちの1の論理ボリュームの容量を前記ホスト装置に第1の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知し、
    前記端末装置は、前記通知された前記第1の割り当て可能な容量を表示する、ことを特徴とする管理方法。
  15. 請求項14に記載の管理方法であって、
    前記プロセッサは、前記複数の第1の論理ボリュームのうちコピーペアを形成する2以上の論理ボリュームを選択する際に、プライマリボリューム又はセカンダリボリュームとして前記2以上の論理ボリュームを選択し、
    前記プロセッサは、前記プライマリボリュームの容量と前記セカンダリボリュームの容量とを比較し、いずれか小さい容量を前記ホスト装置に前記第1の割り当て可能な容量として前記端末装置に通知する、ことを特徴とする管理方法。
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