JP2021064078A - 複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置 - Google Patents

複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021064078A
JP2021064078A JP2019187377A JP2019187377A JP2021064078A JP 2021064078 A JP2021064078 A JP 2021064078A JP 2019187377 A JP2019187377 A JP 2019187377A JP 2019187377 A JP2019187377 A JP 2019187377A JP 2021064078 A JP2021064078 A JP 2021064078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
host
configuration
performance
proposal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019187377A
Other languages
English (en)
Inventor
祐樹 永田
Yuki Nagata
祐樹 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2019187377A priority Critical patent/JP2021064078A/ja
Priority to US16/814,300 priority patent/US11294591B2/en
Publication of JP2021064078A publication Critical patent/JP2021064078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/0604Improving or facilitating administration, e.g. storage management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/0614Improving the reliability of storage systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0653Monitoring storage devices or systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0655Vertical data movement, i.e. input-output transfer; data movement between one or more hosts and one or more storage devices
    • G06F3/0659Command handling arrangements, e.g. command buffers, queues, command scheduling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/067Distributed or networked storage systems, e.g. storage area networks [SAN], network attached storage [NAS]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/0671In-line storage system
    • G06F3/0683Plurality of storage devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】要求性能に対するストレージシステムの必要構成を適切に提案する。【解決手段】装置は、複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する。装置は、プロセッサと、プロセッサが実行するプログラムを格納する記憶装置と、を含む。プロセッサは、ストレージシステムにアクセスするホストそれぞれの要求性能の情報を取得し、ストレージシステムの複数の既存ノードそれぞれの性能の情報を取得し、ホストそれぞれの要求性能を満たすように、1以上の追加ノードの数及び性能、並びに、ホストとストレージシステムとの接続形態を決定し、上記1以上の追加ノードの数及び性能、並びに、上接続形態を、拡張構成案に含める。【選択図】図25

Description

本開示は、複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置に関する。
ストレージシステムでは、長期保存が必要なデータの増加、データ保護や災害対策などの目的で複製されるデータの増加、並びに仮想サーバの導入及び拡大に伴って、データ容量が増大している。また、ストレージシステムは、段階的に容量が増設されることが多く、新規と増設の二つの導入パターンがある。
本技術分野の背景技術として、以下の先行技術がある。特許文献1(特開2011−39803号公報)には、複数のストレージシステムを管理する管理装置は、第1の機能を備えるストレージシステムに属することを前記ホスト装置への前記複数の論理ボリュームの割り当て条件とする場合、複数のストレージシステムのうち第1の機能を備えるストレージシステムを検索し、検索されたストレージシステムに含まれる1以上の未割り当ての論理ボリュームを選択し、選択された論理ボリュームに含まれる論理ボリュームの容量を取得し、取得した容量を前記ホスト装置に割り当て可能な容量として出力装置に通知する容量管理方法が記載されている。
また、特許文献2(特開2004−334561号公報)には、アプリケーションごとの要求特性、性能及び信頼性に関する属性値、及びそれらのレベルの分類を定義したボリュームの特性を数値化してボリューム管理表に登録しておく。利用者はポリシーの要素としてアプリケーションの種類、性能レベル及び信頼性レベルを指定することにより、ボリューム選択処理を行なう。ストレージ運用管理システムは、ボリューム管理表の特性値から選択対象となるボリュームのレベル閾値の上限と下限を算出し、その範囲内のボリュームを割当の候補として利用者に提示する。システムを構成するストレージ装置に変化が生じた場合には、自動的にボリューム管理表の更新を行なうことにより、システム構成の変化に応じた閾値の設定、及び新たに設定された閾値に基づくボリュームの選択、割当てを可能とするストレージ運用管理システムが記載されている。
特開2011−39803号公報 特開2004−334561号公報
複数のノードでクラスタを構成し、ノードをクラスタに追加することで容量や性能を向上していくスケールアウトストレージシステムが知られている。ユーザが要求する性能を満たすようにスケールアウトを行うためには、ストレージシステム設計者は、要求性能からストレージシステムの必要構成を適切に見積もることが必要である。
しかし、クラスタ構成のストレージシステムは複数のノードで構成されるため、ノードのハードウェア仕様による性能の相違や、ホストからボリュームへのアクセス経路による性能の相違によって、ホストに提供することができる性能が変化する。そのため、ノード性能の単純な合計値によって、要求性能を満たすためにストレージシステムが必要とする性能を、正確に見積もることはできない。その結果、要求性能からストレージシステムの必要構成を正確に見積もるために、多くの工数と期間を要している。
本開の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置が開示される。装置は、プロセッサと、前記プロセッサが実行するプログラムを格納する記憶装置と、を含む。前記プロセッサは、前記ストレージシステムにアクセスするホストそれぞれの要求性能の情報を取得し、前記ストレージシステムの複数の既存ノードそれぞれの性能の情報を取得し、前記ホストそれぞれの要求性能を満たすように、1以上の追加ノードの数及び性能、並びに、前記ホストと前記ストレージシステムとの接続形態を決定し、前記1以上の追加ノードの数及び性能、並びに、前記接続形態を、前記拡張構成案に含める。
本開示の一態様によれば、要求性能に対するストレージシステムの必要構成を適切に提案できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
計算機システムの構成例を模式的に示すブロック図である。 管理端末の構成例を示す。 要求管理テーブルの構成例を示す。 ホスト要求性能テーブルの構成例を示す。 構成監視情報に含まれる、構成監視情報管理テーブルの構成例を示す。 稼動監視情報に含まれる、稼動監視情報管理テーブルの構成例を示す。 構成情報に含まれる構成管理テーブルの構成例を示す。 構成情報に含まれる接続ノード管理テーブルの構成例を示す。 装置特性情報に含まれる、ノードタイプ管理テーブルの構成例を示す。 監視結果情報に含まれるノード性能管理テーブルの構成例を示す。 監視結果情報に含まれるホスト性能管理テーブルの構成例を示す。 提案処理プログラムのメイン処理のフローチャートを示す。 要求情報取得ステップのフローチャートを示す。 要求入力画面の一例を示している。 構成監視情報取得ステップのフローチャートを示す。 構成監視情報入力画面の一例を示している。 稼動監視情報取得ステップのフローチャートを示す。 稼動監視情報入力画面の一例を示している。 構成情報監視ステップのフローチャートを示す。 稼動情報監視ステップのフローチャートを示す。 提案構成生成指示取得ステップのフローチャートを示す。 提案構成生成指示画面の例を示す。 ホスト毎要求性能入力画面の例を示す。 提案構成生成ステップのフローチャートを示す。 提案構成生成ステップの詳細のフローチャートを示す。 ノードタイプAを選択した場合の、第1提案構成の提案構成テーブルを示す。 ノードタイプAを選択した場合の、第2提案構成の提案構成テーブルを示す。 ノードタイプAを選択した場合の、第3提案構成の提案構成テーブルを示す。 第1提案構成のホスト管理テーブルを示す。 第1提案構成のノード管理テーブルを示す。 第2提案構成のホスト管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード管理テーブルを示す。 第3提案構成のホスト管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード管理テーブルを示す。 第1提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第1提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 ユーザ要求を満たす提案構成の情報を格納する提案構成リストの構成例を示す。 第2提案構成の詳細の画像を示す。 第3提案構成の詳細の画像を示す。 ノードタイプBを選択した場合の、第1提案構成の提案構成テーブルを示す。 ノードタイプBを選択した場合の、第2提案構成の提案構成テーブルを示す。 ノードタイプBを選択した場合の、第3提案構成の提案構成テーブルを示す。 第1提案構成のホスト管理テーブルを示す。 第1提案構成のノード管理テーブルを示す。 第2提案構成のホスト管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード管理テーブルを示す。 第3提案構成のホスト管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード管理テーブルを示す。 第1提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第1提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第2提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード障害ホスト管理テーブルを示す。 第3提案構成のノード障害ノード管理テーブルを示す。 ユーザ要求を満たす提案構成の情報を格納する提案構成リストの構成例を示す。 第2提案構成の詳細の画像を示す。 第3提案構成の詳細の画像を示す。
以下、本開示の実施例を、添付図面を参照しながら説明する。以下の説明では、計算機システムは、1以上の物理的な計算機を含んだシステムである。物理的な計算機は、汎用計算機でも専用計算機でもよい。物理的な計算機は、I/O(Input/Output)要求を発行する計算機として機能してもよいし、I/O要求に応答してデータのI/Oを行う計算機として機能してもよい。
すなわち、計算機システムは、I/O要求を発行する1以上の計算機で構成されるシステム、及び、I/O要求に応答してデータのI/Oを行う1以上の計算機で構成されるシステムのうちの少なくとも1つでよい。少なくとも1つの物理的な計算機において、1以上の仮想的な計算機が実行されてもよい。仮想的な計算機は、I/O要求を発行する計算機でもよいし、I/O要求に応答してデータのI/Oを行う計算機でもよい。
以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサによって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶部及び/又はインタフェース部等を用いながら行うため、処理の主語が、プロセッサ(或いは、そのプロセッサを有するコントローラのようなデバイス)とされてもよい。
プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な(例えば非一時的な)記録媒体であってもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
以下の説明では、「xxxテーブル」といった表現にて、情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータでもよい。また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、1つのテーブルは、2以上のテーブルに分割されてもよいし、2以上のテーブルの全部又は一部が1つのファイルであってもよい。
図1は、計算機システムの構成例を模式的に示すブロック図である。計算機システムは、1以上のホスト10、管理端末13及びクラスタ20を含む。図1は、三つのホスト10を例として図示し、その内の一つが例として符号10で指示されている。ホスト10、管理端末13及びクラスタ20は、計算ネットワーク(NW)15を介して互いに通信を行うことができる。
クラスタ20は、複数のストレージノード(以下単にノードとも呼ぶ)を含む分散ストレージシステムであり、ホスト10からのI/Oを受け付ける。クラスタ20は、ホスト10からのライト要求に従ってホスト10から受信したライトデータを格納し、ホスト10からのリード要求に従って、格納されているデータから指定されたデータを読み出し、ホスト10に返す。管理端末13は、管理者(ユーザ)により、計算機システムを管理するために使用される。
クラスタ20は、複数のノードで構成される。図1に示す構成例において、クラスタ20は、三つの既存ノード21−1、21−2、及び21−3で構成されている。図1が示す例において、クラスタ20のスケールアウトのため、ノード21−4がクラスタ20に追加される。図1の構成例において、ノード21−1〜21−4は、物理ノードである。ノード21−1〜21−4は、クラスタネットワーク29により互いに通信可能である。なお、計算ネットワーク15とクラスタネットワーク29とは一つのネットワークで構成されていてもよい。
ノード21−1〜21−4は、ストレージノード(ストレージ装置)であって、ホスト10からのユーザデータを格納する記憶デバイスを含む。各ノードは、ホスト10又は他のノードからの要求に応じて、指定されたユーザデータを受信及び格納し、又は、指定されたユーザデータを返す。ノードは、ホスト10から受信した要求が指定するユーザデータをその記憶デバイスに格納している場合、その格納しているデータをホスト10に返す。
ホスト10から受信した要求が指定するユーザデータが他のノードに格納されている場合、ホスト10から要求を受信したノードは、指定されたユーザデータを格納しているノードからクラスタネットワーク29を介してそのユーザデータを受信し、計算ネットワーク15を介してホスト10に送信する。
各ノードは、稼動監視部201及び構成管理部202を含む。稼動監視部201及び構成管理部202は、例えば、プログラムを実行するプロセッサにより実現され得る。稼動監視部201は、それが含まれるノードの稼動状態を監視し、監視結果を管理端末13に送信する。以下に説明する例において、稼動監視部201は、ノードの現在性能の情報を監視する。構成管理部202は、それが含まれるノードの構成を管理及び監視し、ノード構成の管理情報を管理端末13に送信する。以下に説明する例において、構成管理部202は、ノードの容量の使用量を監視する。
図2は、管理端末13の構成例を示す。管理端末13は、計算機構成を有することができる。管理端末13は、プロセッサ131、主記憶装置132、補助記憶装置133、入力装置134、出力装置135及び通信インタフェース(I/F)136を含む。上記構成要素は、バスによって互いに接続されている。
主記憶装置132、補助記憶装置133又はこれらの組み合わせは非一過性の記憶媒体を含む記憶装置であり、プロセッサ131が使用するプログラム及びデータを格納する。主記憶装置132は、例えば半導体メモリから構成され、主に実行中のプログラムやデータを保持するために利用される。プロセッサ131は、主記憶装置132に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。プロセッサ131がプログラムに従って動作することで、様々な機能部が実現される。
補助記憶装置133は、例えば1又は複数のハードディスクドライブやソリッドステートドライブなどの大容量の記憶装置から構成され、プログラムやデータを長期間保持するために利用される。
プロセッサ131は、単一の処理ユニットまたは複数の処理ユニットで構成することができ、単一もしくは複数の演算ユニット、又は複数の処理コアを含むことができる。プロセッサ131は、1又は複数の中央処理装置、マイクロプロセッサ、マイクロ計算機、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、ステートマシン、ロジック回路、グラフィック処理装置、チップオンシステム、及び/又は制御指示に基づき信号を操作する任意の装置として実装することができる。
補助記憶装置133に格納されたプログラム及びデータが起動時又は必要時に主記憶装置132にロードされ、プログラムをプロセッサ131が実行することにより、管理端末13の各種処理が実行される。したがって、以下においてプログラムにより実行される処理は、プロセッサ131又は管理端末13による処理である。
管理端末13は、さらに、入力装置134及び出力装置135を含む。入力装置134は、ユーザが管理端末13に指示や情報などを入力するためのハードウェアデバイスであり、例えば、キーボードやマウスである。出力装置135は、入出力用の各種画像を提示するハードウェアデバイスであり、例えば、表示デバイスやプリンタである。通信I/F136は、計算ネットワーク15との接続のためのインタフェースである。なお、管理端末13の機能は互いに通信可能な複数の計算機に実装されてもよい。ホスト10及びノード21−1〜21−4は、図2に示すような計算機構成を有することができ、不要な構成要素は省略される。
図2に示すように、主記憶装置132は、提案処理プログラム301を格納している。提案処理プログラム301はプロセッサ131により実行される。プロセッサ131は、提案処理プログラム301を実行することで、提案処理部として動作する。補助記憶装置133は、要求情報311、構成情報312、装置特性情報313、構成監視情報314、稼動監視情報315、監視結果情報316、及び提案構成情報317を格納している。図2は、便宜上、各種情報を補助記憶装置133内に図示し、プログラム301を主記憶装置132内に図示するが、プログラム及びデータ(情報)は、主記憶装置132及び補助記憶装置133のいずれに格納されていてもよく、双方に格納されていてもよい。
要求情報311は、ストレージシステム(クラスタ)に対するユーザ要求の情報を格納している。具体的には、要求情報311は、要求管理テーブル及びホスト要求性能テーブルを含む。
図3は、要求管理テーブル410の構成例を示す。要求管理テーブル410は、要求ID欄411及び要求要素欄412を含む。各レコード(行)は、これら欄の関連付けられた値を格納している。この点は、他のテーブルについて同様である。要求ID欄411は、ユーザからの要求のIDを示す。要求要素欄412は、ストレージシステムが満たすべきユーザからの要求要素の値を示す。図3の例において、要求要素は、ストレージシステム全体の、コスト、容量、性能及び冗長性を含む。なお、これらの要素は、提案構成の必須要素でなくてもよく、例えば、提案構成の優先度の決定のために参照されてもよい。
性能は、IOPS(Input/Output Per Second)で表わされている。冗長性は、ストレージシステムがホストそれぞれの要求性能を維持することができる範囲における、障害発生ノードの許容数を示す。例えば、冗長性が2である場合、二つのノードにおいて障害が発生しても、ストレージシステムが要求されている性能を発揮することができ、3以上のノードにおいて障害が発生すると、ストレージシステムが要求されている性能を発揮できない、ことを意味する。なお、要求要素欄412の一部の情報は省略されてもよい。
図4は、ホスト要求性能テーブル420の構成例を示す。ホスト要求性能テーブル420は、稼動中のホストの性能、及び、ユーザにより要求されている追加ホストの性能についての情報を格納している。ホスト要求性能テーブル420は、一つの要求ID(例えば要求1)に対応付けられる。ホスト要求性能テーブル420は、ホストID欄421、稼動性能欄422、及び要求性能欄423を含む。ホストID欄421は、ストレージシステムにアクセスするホストのIDを示す。
稼動性能欄422は、稼動している既存ホストのストレージシステムへの実際のアクセス性能(測定されたアクセス性能)を示す。要求性能欄423は、新たに追加されるホストに対してユーザから要求されているアクセス性能を示す。図4の例において、ホスト1〜ホスト4は稼動中のホストであり、ホスト5〜ホスト8は、新たに追加されるホストである。既存ホストの稼動性能の合計と追加ホストの要求性能の合計は、要求管理テーブル410における対応する要求の性能以下である。
図5は、構成監視情報314に含まれる、構成監視情報管理テーブル430の構成例を示す。構成監視情報管理テーブル430は、ユーザ要求に含まれる、ストレージシステムの構成の監視方法を示す。構成監視情報管理テーブル430は、構成監視ID欄431、監視対象欄432、監視周期欄433、及び要求ID欄434を含む。構成監視ID欄431は、構成監視方法のIDを示す。
監視対象欄432は、監視すべき対象を示す。図5の例において、「容量使用量」は、ストレージシステムの容量においてデータ格納のために使用されている領域のサイズを意味する。監視周期欄433は、管理端末13がストレージシステムから監視対象の情報を取得する周期を示す。要求ID欄434は、構成監視ID欄431のIDそれぞれに対応するユーザ要求のIDを示し、要求管理テーブル410の要求ID欄411と一致する。
図6は、稼動監視情報315に含まれる、稼動監視情報管理テーブル440の構成例を示す。稼動監視情報管理テーブル440は、ユーザ要求に含まれる、ストレージシステムの稼動状態の監視方法を示す。具体的には、稼動中(既存の)ホスト及びノードそれぞれの性能が監視される。
稼動監視情報管理テーブル440は、稼動監視ID欄441、監視時間帯欄442、及び要求ID欄443を含む。稼動監視ID欄441は、稼動状態の監視方法のIDを示す。監視時間帯欄442は、ホスト及びノードの性能を監視する時間帯を示す。監視時間帯欄442が示す時間帯の性能が、監視結果として取得される。要求ID欄443は、稼動監視ID欄441のIDそれぞれに対応するユーザ要求のIDを示し、要求管理テーブル410の要求ID欄411と一致する。
構成情報312はストレージシステムの構成に関する情報であり、例えば、ユーザによって設定される又は提案処理プログラム301は、ストレージシステムの構成管理部202から、構成についての情報を取得する。
図7は、構成情報312に含まれるノード構成管理テーブル450の構成例を示す。ノード構成管理テーブル450は、クラスタの既存ノードの構成についての情報を管理する。ノード構成管理テーブル450は、ノードID欄451及びノードタイプ欄452を含む。ノードID欄451は、クラスタの既存ノードのIDを示す。ノードタイプ欄452は、各既存ノードのノードタイプを示す。
図8は、構成情報312に含まれる接続ノード管理テーブル455の構成例を示す。接続ノード管理テーブル455は、既存ホストのストレージシステムへのアクセス方法及びがアクセス先ノード(接続形態)を示す。具体的には、接続ノード管理テーブル455は、ホストID欄456及び接続ノード欄457を含む。接続ノード欄457は、各ホストのアクセス方法及びアクセス先 ノードを示す。各ホストには、ダイレクトアクセス又はインダイレクトアクセスの一方が割り当てられる。
ダイレクトアクセスは、ホストのユーザデータが、そのホストからのアクセス先のノードに格納されている、アクセス方法である。例えば、ホストは、1又は複数のノードそれぞれが提供する論理ボリュームにアクセスし、各論理ボリュームには、それを提供するノードの物理記憶領域が割り当てられている。
インダイレクトアクセスは、ホストがストレージシステムのいずれのノードにもアクセス可能であり、そのホストのユーザデータがいずれのノードにも格納され得るアクセス方法である。例えば、ストレージシステムは、全てのノードの物理記憶領域からなるプールを定義する。ストレージシステムは、仮想ボリュームをホストに提供し、ホストから仮想ボリュームへのデータの格納応じて、プールから物理記憶領域を仮想ボリュームに割り当てる。
仮想ボリュームからユーザデータを読み出すためにホストがアクセスした(要求を送信した)ノードがそのユーザデータを格納している場合、アクセスされたノードが、自ノードに格納しているユーザデータをホストに返す。一方、アクセスされたノードがユーザデータを格納していない場合、ノード間のユーザデータの転送が発生する。ホストから要求を受信したノードは、指定されたユーザデータを格納している他ノードにそのユーザデータに転送を要求し、他ノードから受信したユーザデータをホストに転送する。従って、インダイレクトアクセスの性能は、ダイレクトアクセスの性能よりも低くなる。
図8の例において、例えば、ホスト1は、ノード1に対してダイレクトアクセスを行う。つまり、ホスト1は、ノード1のみにアクセスし、かつ、ホスト1のユーザデータは、ノード1の記憶デバイスに格納されている。ホスト1の稼動性能は、ノード1に対するアクセス性能となる。ホスト3は、クラスタにインダイレクトアクセスを行う。つまり、ホスト3は、パス選択アルゴリズムに従って、要求毎にアクセスするノードを選択する。ホスト3の稼動性能は、クラスタの全体に対するアクセス性能となる。
図9は、装置特性情報313に含まれる、ノードタイプ管理テーブル460の構成例を示す。ノードタイプ管理テーブル460は、ノードタイプの情報を管理する。ノードタイプ管理テーブル460は、ノードタイプ欄461、ダイレクト限界性能欄462、インダイレクト限界性能欄463、コスト欄464、及び容量欄465を含む。ノードタイプ管理テーブル460は、予め設定されている。
ノードタイプ欄461は、ノードのタイプを示す。ダイレクト限界性能欄462は、各ノードタイプの、ダイレクト限界性能を示す。ダイレクト限界性能は、ダイレクトアクセスに対するノードの限界性能である。インダイレクト限界性能欄463、各ノードタイプのインダイレクト性能を示す。インダイレクト限界性能は、インダイレクトアクセスに対するノードの限界性能である。ノードへの全てのアクセスの総計に対する限界性能は、ダイレクト限界性能と一致する。コスト欄464は、各ノードタイプのコスト(価格)を示す。容量欄465は、各ノードタイプの容量を示す。
図10は、監視結果情報316に含まれるノード性能管理テーブル470の構成例を示す。ノード性能管理テーブル470は、対応する要求IDに関連付けられている。ノード性能管理テーブル470は、既存ノードそれぞれの性能についての情報を管理する。具体的には、ノード性能管理テーブル470は、ノードID欄471、限界性能欄472、及び稼動性能欄473を含む。
ノードID欄471は、既存の(稼動中の)ノードそれぞれのIDを示す。限界性能欄472は、既存ノードそれぞれの限界性能を示す。ノード限界性能の値は、ノードタイプ管理テーブル460のダイレクト限界性能欄462における、当該ノードのノードタイプの値と一致する。稼動性能欄473は、稼動している既存ノードそれぞれの、実際の性能(測定性能)を示す。稼動性能欄473は、例えば、監視時間帯欄442が示す時間帯の性能の平均値を示す。
図11は、監視結果情報316に含まれるホスト性能管理テーブル480の構成例を示す。ホスト性能管理テーブル480は、対応する要求IDに関連付けられている。ホスト性能管理テーブル480は、既存ホストの稼動中に測定された(監視された)アクセス性能を管理する。ホスト性能管理テーブル480は、ホストID欄481、稼動性能欄482、接続ノード欄483を含む。
ホストID欄481は、稼動している既存ホストのIDを示す。稼動性能欄482は、既存ホストのクラスタ(ストレージシステム)へのアクセス性能の測定値(監視結果)を示す。稼動性能欄482は、例えば、監視時間帯欄442が示す時間帯の性能の平均値を示す。接続ノード欄484は、接続ノード欄466と同様の情報を格納している。
図示していないが、監視結果情報316は、上記稼動監視に関する情報に加え、構成監視情報管理テーブル430に従った監視結果の情報(不図示)さらに含む。
提案構成情報317は、提案処理プログラム301により生成される、提案構成についての情報である。以下において説明する提案構成情報317の処理により生成される情報(テーブル)は、提案構成情報317に含まれる。
以下において、提案処理プログラム301の処理を説明する。提案処理プログラム301は、ストレージシステムの拡張構成さんを作成する。拡張構成案は、既存ノードの情報に加えて、追加ノードの数及び追加ノードそれぞれの性能、並びに、ストレージシステムとホストとの間の接続形態を示す。以下に説明する例において、拡張構成案として三つの提案が示される。
図12は、提案処理プログラム301のメイン処理のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、ユーザにより入力された、ストレージシステムに対する要求情報311を取得する(S101)。提案処理プログラム301は、ユーザにより入力された構成監視情報314を取得する(S102)。提案処理プログラム301は、ユーザにより入力された稼動監視情報315を取得する(S103)。
提案処理プログラム301は、構成監視情報314に従ってストレージシステムの構成情報を監視し(S104)、さらに、稼動監視情報315に従ってストレージシステムの構成情報を監視する(S105)。提案処理プログラム301は、ユーザから、拡張されたストレージシステムの提案構成生成指示を取得すると(S106)、1又は複数の提案構成を生成し(S107)、生成した提案構成をユーザに提示する(S108)。なお、上記いくつかのステップは省略されてもよく、例えば、構成監視情報及び稼動監視情報の入力を省略して、予め設定された方法により構成及び稼動状態が監視されてもよい。
以下において、図12のフローチャートのステップの詳細を説明する。図13は、要求情報取得ステップS101のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、出力装置135において表示されている操作メニュー画面(不図示)における、ユーザによる要求登録の選択を受信する(S111)。提案処理プログラム301は、要求登録の選択の受信に応答して、要求入力画面を表示する(S112)。提案処理プログラム301は、要求入力画面においてユーザが入力した情報を取得して、要求管理テーブル410に登録する(S113)。提案処理プログラム301は、ユーザ入力された要求情報を登録したことを、例えば要求入力画面において表示することで、ユーザに通知する(S114)。
図14は、要求入力画面510の一例を示している。要求入力画面510は、要求IDを入力するフィールド511、ストレージシステムの要求コストを入力するフィールド512、ストレージシステムの要求容量を入力するフィールド513、ストレージシステムの性能を入力するフィールド514、及びストレージシステムの冗長性を入力するフィールド515を含む。提案処理プログラム301は、フィールド511〜515に入力された値を、要求管理テーブル410の対応するセルそれぞれに格納する。
図15は、構成監視情報取得ステップS102のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、出力装置135において表示されている操作メニュー画面(不図示)における、ユーザによる構成監視情報登録の選択を受信する(S121)。提案処理プログラム301は、構成監視情報登録の選択の受信に応答して、構成監視情報入力画面を表示する(S122)。提案処理プログラム301は、構成監視情報入力画面においてユーザが入力した情報を取得して、構成監視情報管理テーブル430に登録する(S123)。提案処理プログラム301は、ユーザ入力された構成監視情報を登録したことを、例えば構成監視情報入力画面において表示することで、ユーザに通知する(S124)。
図16は、構成監視情報入力画面520の一例を示している。構成監視情報入力画面520は、監視IDを入力するフィールド521、監視対象を入力するフィールド522、監視周期を入力するフィールド523、構成監視情報が関連付けられる要求IDを入力するフィールド524を含む。提案処理プログラム301は、フィールド521〜524に入力された値を、構成監視情報管理テーブル430の対応するセルそれぞれに格納する。
図17は、稼動監視情報取得ステップS103のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、出力装置135において表示されている操作メニュー画面(不図示)における、ユーザによる稼動監視情報登録の選択を受信する(S131)。提案処理プログラム301は、稼動監視情報登録の選択の受信に応答して、稼動監視情報入力画面を表示する(S132)。提案処理プログラム301は、稼動監視情報入力画面においてユーザが入力した情報を取得して、稼動監視情報管理テーブル440に登録する(S133)。提案処理プログラム301は、ユーザ入力された稼動監視情報を登録したことを、例えば稼動監視情報入力画面において表示することで、ユーザに通知する(S134)。
図18は、稼動監視情報入力画面530の一例を示している。稼動監視情報入力画面530は、監視IDを入力するフィールド51、監視時間帯を入力するフィールド532、稼動監視情報が関連付けられる要求IDを入力するフィールド533を含む。提案処理プログラム301は、フィールド531〜533に入力された値を、稼動監視情報管理テーブル440の対応するセルそれぞれに格納する。
図19は、構成情報監視ステップS104のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、構成監視情報管理テーブル430をから要求ID毎の監視方法を取得する(S141)。提案処理プログラム301は、要求ID毎の監視方法に従ってストレージシステムの構成情報を監視する(S142)。具体的には、提案処理プログラム301は、ストレージシステムの構成管理部202から、監視対象についての情報を取得する。提案処理プログラム301は、監視結果を、対応する要求IDと関連付けて、監視結果情報316に格納する(S143)。
図20は、稼動情報監視ステップS105のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、稼動監視情報管理テーブル440をから要求ID毎の監視方法を取得する(S151)。提案処理プログラム301は、要求ID毎の監視方法に従ってストレージシステムの稼動情報を監視する(S152)。具体的には、提案処理プログラム301は、稼動監視情報管理テーブル440が示す監視時間帯における性能の情報を、ノードそれぞれの稼動監視部201から取得する。ノードから取得される性能情報は、そのノードへアクセスするホスト毎のアクセス性能を示す。
提案処理プログラム301は、監視結果を、対応する要求IDと関連付けて、監視結果情報316に格納する(S153)。具体的には、提案処理プログラム301は、取得した性能情報を、要求IDに関連付けられているノード性能管理テーブル470の稼動性能欄473及びホスト性能管理テーブル480の稼動性能欄482に格納する。
図21は、提案構成生成指示取得ステップS106のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、操作メニュー画面(不図示)において提案構成生成の選択を受信する(S161)。提案処理プログラム301は、要求管理テーブル410の要求IDの一覧を提案構成生成指示画面へ挿入し(S162)、提案構成生成指示画面を表示する(S163)。
図22は、提案構成生成指示画面540の例を示す。提案構成生成指示画面540は、要求IDを選択するためのプルダウンメニュー541と、提案実行ボタン542を含む。ユーザは、入力装置134を使用して、プルダウンメニュー541において、提案構成を要求する要求IDを選択する。図21に戻って、提案処理プログラム301は、ユーザに選択された要求IDを受信する(S164)。
提案処理プログラム301は、ユーザ指定された要求IDを受信すると、ホスト毎要求性能入力画面を表示する(S165)。図23は、ホスト毎要求性能入力画面550の例を示す。ホスト毎要求性能入力画面550は、選択された要求ID及びその要求IDに関連付けられている要求性能を表示する。図23の例において、要求1が選択され、要求1のストレージシステム全体への要求性能は2000IOPSである。提案処理プログラム301は、要求管理テーブル410の要求要素欄412から、要求IDに対応する性能の値を取得する。
ホスト毎要求性能入力画面550は、追加するホストの性能を入力するためのホスト毎性能テーブル551を含む。ホスト毎性能テーブル551は、既存ホストの稼動性能を表示すると共に、ユーザによる追加ホストの要求性能を入力するフィールドを含む。追加ホストの要求性能を入力するフィールドは、ホスト追加ボタン552が選択されることで、追加される。提案処理プログラム301は、既存ホストの稼動性能の情報を、ホスト性能管理テーブル480から取得する。
図23の例において、ホスト毎性能テーブル551は、既存ホスト1〜ホスト4の稼動性能を表示する。ユーザは、ホスト5〜ホスト8の追加を要求し、さらに、それぞれの要求性能を入力する。本例において、ユーザは、ホスト毎性能テーブル551内のホスト性能の合計が、要求IDに関連付けられている要求全体性能以下である範囲で、追加ホストの要求性能を指定することができる。なお、要求全体性能が指定されていない場合、ホスト性能の合計値の制限はないものとしてよい。
ホスト毎要求性能入力画面550の完了ボタン553がユーザにより選択されると、提案処理プログラム301は、ホスト毎要求性能入力画面へのユーザ入力を受信して、選択された要求IDに関連付けられているホスト要求性能テーブル420に登録する(S166)。さらに、提案構成生成指示画面540において提案実行ボタン542がユーザにより選択されると、提案処理プログラム301は、提案構成生成の指示を受信する(S167)。
追加ホストの要求性能についてのユーザ要求の上記入力方法は一例であって、どのような方法によって追加ホストの要求性能についての情報を入力してもよい。例えば、要求IDに関連付けられている要求全体性能が設定されていなくてよい。要求全体性能は、既存ホストの稼動性能と入力される追加ホストの要求性能の合計となる。また、本例においては、既存ホストの稼動性能が、既存ホストの要求性能と一致する。これにより、ストレージシステムの現状の稼動状態に即した提案を行うことができる。なお、既存ホストの要求性能をユーザが新たに指定してもよい。この場合、既存ホスト性能の監視は省略してよい。
図24は、提案構成生成ステップS107のフローチャートを示す。提案処理プログラム301は、提案構成生成の指示を受信すると、既存ホスト及び既存ノードの性能と、ユーザに指定された追加ホストの要求性能に基づいて、ストレージシステムを拡張する提案構成を生成する。
提案処理プログラム301は、選択された要求IDに対応する要求情報311及び監視結果情報316を取得する(S171)。提案処理プログラム301は、取得した情報に基づいて、提案構成を生成する(S172)。これにより、ユーザからの性能要求に応じた適切な構成を提案することができる。
以下に説明する例において、提案処理プログラム301は、複数の提案構成を生成する。これにより、ユーザの選択肢を広げることができる。また、複数の提案構成は、ユーザ要求を満たすことができる、最小数のノードからなる構成(最小構成)を含む。これにより、ユーザにとって不要なノードを追加することを避けることができる。複数の提案構成は、さらに、最小構成に余剰ノードを追加した構成を含む。なお、生成される提案構成の数は一つでもよく、最小ノード数の構成が含まれていなくてもよい。
図25は、提案構成生成ステップS172の詳細のフローチャートを示す。以下に説明する例において、提案処理プログラム301は、ユーザ要求を満たす最小数のノードからなる提案構成と、最小ノード数の提案構成に一つの余剰ノードを追加した提案構成、及び、最小ノード数の提案構成に二つの余剰ノードを追加した提案構成を生成する。
まず、提案処理プログラム301は、追加ノードで実現すべき性能値Aを算出する(S201)。具体的には、提案処理プログラム301は、ユーザに要求されている全体性能から、既存ノードそれぞれの限界性能を合計した値を引いた値を、性能値Aと決定する。提案処理プログラム301は、要求管理テーブル410から要求全体性能の値を取得し、ノード性能管理テーブル470から既存ノードそれぞれの限界性能の値を取得する。なお、ホスト要求性能と別に要求全体性能が指定されていない場合、既存ホスト及び追加ホストの要求性能の合計を、要求全体性能とする。
次に、提案処理プログラム301は、追加するノードのノードタイプを選択し、性能値Aを実現するノードの台数を算出する(S202)。本例では、提案処理プログラム301は、ノードタイプ管理テーブル460を参照して一つのノードタイプを選択し、さらに、そのノードタイプの限界性能の値を取得する。提案処理プログラム301は、性能値Aを選択したノードタイプの限界性能値で割った値以上の整数を、追加ノードの最低必要数と決定する。なお、複数のノードタイプが選択されてもよい。ノードタイプそれぞれのノード台数は、例えば、できるだけ一致するように決定されてもよい。
次に、提案処理プログラム301は、三つの提案構成(提案構成群)を生成する(S203)。上述のように、提案処理プログラム301は、ユーザ要求を満たす最小数のノードからなる提案構成(第1提案構成)、最小ノード数の提案構成に一つの余剰ノードを追加した提案構成(第2提案構成)、及び、最小ノード数の提案構成に二つの余剰ノードを追加した提案構成(第3提案構成)を生成する。
第1提案構成は、既存ノードに、ステップS202で算出した必要最低数のノードを追加した構成である。提案処理プログラム301は、三つの提案構成それぞれの情報を示す提案構成テーブル600を作成する。提案構成テーブルの詳細は後述する。
次に、提案処理プログラム301は、三つの提案構成において容量が最も小さい提案構成と、要求IDに関連付けられている要求容量とを比較する(S204)。提案処理プログラム301は、ノード性能管理テーブル470、ノード構成管理テーブル450、及びノードタイプ管理テーブル460を参照して、提案構成の容量を計算できる。提案構成の容量が要求容量より小さい場合、提案処理プログラム301は、ステップS202に戻る。
ステップS202に戻ると、提案処理プログラム301は、最小ノード数の第1提案構成が要求容量を満たすように、三つの提案構成に同一数の前回と同一タイプのノードを追加する。他の例において、提案処理プログラム301は、未選択のノードタイプを選択して、選択したノードタイプで三つの提案構成を最生成してもよい。
次に、提案処理プログラム301は、三つの提案構成において最もコストが高い提案構成(第3提案構成)のコストと、要求IDに関連付けられている要求コストとを比較する(S205)。提案処理プログラム301は、ノードタイプ管理テーブル460及びノード性能管理テーブル470を参照して、提案構成のコストを計算できる。提案構成のコストが要求コストより大きい場合、提案処理プログラム301は、ステップS202に戻る。提案処理プログラム301は、ステップS202において異なるノードタイプを選択する。
なお、全てのノードタイプの提案構成群が要求コストを満たすことができない場合、例えば、提案処理プログラム301は、第1提案構成のコストが最も低い提案構成群を選択して、次のステップに進んでもよい。要求コストと比較される提案構成は、最もコストが高い構成提案と異なる構成提案であってもよい。その場合、要求コストを越えるコストの提案構成は破棄されても、維持されてもよい。
次に、提案処理プログラム301は、各提案構成において、ノードとホストとの間の接続形態を決定する(S206)。提案処理プログラム301は、三つの提案構成それぞれにおける接続形態を示す、ホスト管理テーブル及びノード管理テーブル620を生成する。ホスト管理テーブル及びノード管理テーブルのペアが、一つの提案構成におけるホストとノードとの間の接続形態を示す。ホスト管理テーブル及びノード管理テーブルの詳細は後述する。
提案処理プログラム301は、各ホストの要求性能が満たされるように、各ホストのアクセス方法及びアクセス先(接続形態)を決定する。アクセス方法は、ダイレクトアクセス又はインダイレクトアクセスのいずれかである。本明細書に開示の方法により、ダイレクトアクセス又はインダイレクトアクセスがホストに割り当てられストレージシステムで適切な提案構成を行うことできる。
ホストの要求性能が、全てのノードのインダイレクト限界性能の合計よりも大きい場合、提案処理プログラム301は、そのホストにダイレクトアクセスを割り当てる。ダイレクトアクセスのアクセス先は、限界性能がホストの要求性能以上であるノードから選択される。
ホストの要求性能が、全てのノードのインダイレクト限界性能の合計以下である場合、提案処理プログラム301は、基本的に、そのホストにインダイレクトアクセスを割り当てる。いずれかのノード限界性能が、そのノードへアクセスするホストの要求性能の合計未満である場合、インダイレクトアクセスが割り当てられているノードのいずれかにダイレクトアクセスが割り当てられる。上述のように、インダイレクトアクセスが割り当てられたホストは、全てのノードにアクセスし得る。
提案処理プログラム301は、ホストに対して、ダイレクトアクセスとインダイレクトアクセスの双方を割り当てることができる場合、インダイレクトアクセスを割り当てる。インダイレクトアクセスを優先的に割り当てることで、データの偏在を抑制できる。なお、本明細書のストレージシステムの拡張構成案の作成手法は、ダイレクトアクセスとインダイレクトアクセスとは異なるアクセス方法がホストに割り当てられるストレージシステムにも適用することができる。
次に、提案処理プログラム301は、各提案構成の冗長性についてのシミュレーションを実施する(S207)。具体的には、提案処理プログラム301は、1又は複数ノードで障害発生した場合に、それらが担っていた性能値を他のノードが肩代わりできるかシミュレーションを行う。提案処理プログラム301は、提案構成それぞれのシミュレーション結果を示すノード障害シミュレーションテーブル640を生成する。ノード障害シミュレーションテーブルの詳細は後述する。
次に、提案処理プログラム301は、提案構成それぞれの冗長性が、要求IDに関連付けられている要求冗長性を満たすか判定する(S208)。提案構成の冗長性が、要求冗長性よりも小さい場合、提案処理プログラム301は、その提案構成を破棄する。提案処理プログラム301は、冗長性が要求冗長性以上の提案構成を選択して、提案構成リストに登録する(S208)。
図25に示すフローチャートは、選択した一つのノードタイプの複数の提案構成の作成を記述する。提案処理プログラム301は、図25に示す手順に従って、複数のノードタイプの提案構成を作成してもよい。これにより、ユーザの選択肢を広げ、ユーザにとってより適切なストレージシステムの拡張構成を決定することができる。
以下において、提案処理プログラム301が、ストレージシステム(クラスタ)とホストを含む計算機システムの提案構成を作成する方法の例を説明する。提案処理プログラム301は、上述のように、ホストの要求性能それぞれを満たすように、ストレージシステムに追加ノード構成及びホストとストレージシステムとの間の接続形態を決定する。追加ノード構成は、追加ノードの数及び追加ノードそれぞれのタイプを示す。接続形態は、各ホストのアクセス方法及びアクセス先ノードを示す。提案処理プログラム301は、例えば、追加ノードを含むストレージシステムの新たな構成及びホストとストレージシステムの間の接続形態を、ユーザに提示する。
以下においては説明する例において、ストレージシステム(クラスタ)は三つの既存ノード(ノード1、ノード2及びノード3)で構成され、四つの既存ホスト(ホスト1〜ホスト4)がストレージシステムにアクセスしているとする。また、新たに四つのホスト(ホスト5〜ホスト8)を追加することをユーザが要求しているものとする。
ユーザからの要求、既存ノード、既存ホスト及び追加ホストに関する情報は、図4から図11を参照して説明した通りである。提案処理プログラム301は、図3の要求管理テーブル410の要求1及び図4に示すホスト要求性能テーブル420が示すユーザ要求に対して、ストレージシステムの新たな拡張構成を提案する。また、以下に説明する例においては、説明の容易のため、ダイレクトアクセスが割り当てられるホストは、一つのノードのみにアクセスするものとする。
提案処理プログラム301は、既存ホスト及び追加ホストそれぞれの要求性能が満たされるように、ストレージシステム構成及び接続形態を決定する。以下に説明する例において、既存ホストの要求性能はそれらの稼動性能である。また、説明の容易化のため、ホストの要求性能の合計は、ストレージシステムに対する要求全体性能と一致している。
具体的には、提案処理プログラム301は、ストレージシステムに追加するノードの数及びノードそれぞれの特性を決定し、さらに、既存ホスト及び追加ホストそれぞれのストレージシステムへのアクセス方法(ダイレクトアクセス及びインダイレクトアクセス)及びアクセス先を決定する。上述のように、インダイレクトアクセスのアクセス先は、全ノードである。
以下に説明する例において、提案処理プログラム301は、三つの提案構成(拡張構成案)を作成する。また、提案処理プログラム301は、ユーザ要求を満たすために追加するノードの数が最小である構成を提案構成に含める。なお、提案処理プログラム301による提案数は一つ又は4以上でもよく、最小追加ノード数の構成が提案されなくてもよい。提案処理プログラム301は、さらに、最小数の1台及び2台のノードを追加した提案構成を生成する。
まず、提案構成テーブルの作成S203の例を説明する。図26、27及び28は、それぞれ、提案処理プログラム301が、追加するノードのノードタイプとしてノードタイプAを選択した場合の、第1提案構成、第2提案構成及び第3提案構成の提案構成テーブル601、602及び603を示す。図26に示すように、提案構成テーブル601は、ノードID欄701、ノードタイプ欄702、ダイレクト限界性能欄703、及びインダイレクト限界性能704を含む。
ノードID欄701は、第1提案構成のノードそれぞれのIDを示す。ノードタイプ欄702、ダイレクト限界性能欄703、及びインダイレクト限界性能704は、ノードそれぞれの特性を示し、ノード構成管理テーブル450、ノードタイプ管理テーブル460からそれらの情報を取得できる。第1提案構成は、三つの既存ノードに足して、ノードタイプAの一つのノード(ノード4)を追加する。ノードの限界性能はダイレクト限界性能と一致する。ノード1〜ノード4の限界性能の合計は2000であり、要求ID1の要求性能2000と一致する。
第2提案構成及び第3提案構成の提案構成テーブル602及び603も、提案構成テーブル601と同様のテーブル構成を有しており、欄の説明を省略する。第2提案構成は、ノードタイプAの二つのノード(ノード4及びノード5)を追加し、第3提案構成は、ノードタイプAの三つのノード(ノード4、ノード5及びノード6)を追加する。
次に、各提案構成におけるホストとストレージシステムとの間の接続形態の決定S206の例を説明する。図29及び30は、それぞれ、第1提案構成のホスト管理テーブル621及びノード管理テーブル622を示す。ホスト管理テーブル621は、既存ホスト及び追加ホストそれぞれの要求性能及び接続ノード(アクセス先)を示す。具体的には、ホスト管理テーブル621は、ホストID欄721、稼動性能欄722、要求性能欄723及び接続ノード欄724を含む。
ホストID欄721は、ストレージシステムにアクセスするホストそれぞれのIDを示す。図29の例において、四つの既存ホスト(ホスト1〜ホスト4)及び四つの追加ホスト(ホスト5〜ホスト8)を示す。稼動性能欄722は、既存ホストの稼動性能を示す。要求性能欄723は既存ホスト及び追加ホストの要求性能を示す。既存ホストの要求性能は稼動性能と一致する。ホストID欄721、稼動性能欄722、要求性能欄723の情報は、ホスト要求性能テーブル420から取得できる。
接続ノード欄724は、ホストそれぞれのアクセス方法及びアクセス先を示す。提案処理プログラム301は、各ホストの要求性能が満たされるように、各ホストのアクセス方法及びアクセス先を決定する。具体的には、全ノードのインダイレクト限界性能合計がホストの要求性能より小さい場合、提案処理プログラム301は、そのホストにダイレクトアクセスを割り当てる。全ノードのインダイレクト限界性能合計がホストの要求性能以下である場合、提案処理プログラム301は、そのホストにインダイレクトアクセスを割り当てる。
提案処理プログラム301は、ノードにアクセスするホストの要求性能の合計ノードの限界性能が、当該ノードの限界性能を越えないように、ホストのサクセス先を決定する。この条件を満たすように、提案処理プログラム301は、必要により、インダイレクトアクセスが割り当てられたホストのアクセス方法をダイレクトアクセスに変更する。さらに、提案処理プログラム301は、ダイレクトアクセスが割り当てられたホストのアクセス先を決定する。
図30が示すノード管理テーブル622は、ノードID欄731、ノードタイプ欄732、限界性能欄733、要求性能合計値欄734、ダイレクト接続欄735、及びインダイレクト接続欄736を含む。ノードID欄731は、ストレージシステムを構成するノードそれぞれのIDを示す。ノードタイプ欄732及び限界性能欄733は、それぞれ、各ノードのノードタイプ及び限界性能を示す。
要求性能合計値欄734は、ノードそれぞれの要求性能合計値を示す。要求性能合計値は、上述のように、ノードにアクセスするホストの要求性能の合計値である。ダイレクトアクセスの要求性能は、そのアクセス先ノードに割り当てられ、インダイレクトアクセスの要求性能は、全てのノードに等分で振り分けられるとする。
ダイレクト接続欄735は、ノードに対してダイレクトアクセスによりアクセスするホストのホストID及び要求性能を示す。本例において、ホスト1、ホスト2、ホスト5及びホスト6にダイレクトアクセスが割り当てられ、それらの要求性能は350IOPSである。また、ホスト1、ホスト2、ホスト5及びホスト6のアクセス先は、それぞれ、ノード1、ノード2、ノード3及びノード4である。四つノードのインダイレクト限界性能の合計値は200である。そのため、これら四つのホストにダイレクトアクセスが割り当てられている。
インダイレクト接続欄736は、ノードに対してインダイレクトアクセスによりアクセスするホストのホストID及び要求性能を示す。図30の例において、ホスト3、ホスト4、ホスト7及びホスト8に対して、インダイレクトアクセスが割り当てられている。これらホストの要求性能は150であり、四つノードのインダイレクト限界性能の合計値は200より小さい。そのため、そのため、これら四つのホストにインダイレクトアクセスが割り当てられている。これらノードの各要求性能は4等分されて、ノード1〜ノード4に割り当てられている。
要求性能合計値欄734が示すように、各ノードの限界性能及び要求性能合計値(200+37.5*4)は共に500である。各ノードの限界性能が要求性能合計値以上であるので、各ホストの要求性能を適切に満たすことができると推定できる。
図31及び32は、それぞれ、第2提案構成のホスト管理テーブル623及びノード管理テーブル624を示す。ホスト管理テーブル623及びノード管理テーブル624それぞれのテーブル構成は、第1提案構成のホスト管理テーブル621及びノード管理テーブル622と同様である。第2提案構成は、ノードタイプAの二つのノード(ノード4及びノード5)を追加する。
図31に示すホスト管理テーブル623の内容は、図29に示す第1提案構成のホスト管理テーブル621と同様である。つまり、ホストとストレージシステムとの間の接続形態は同一である。図32に示す第2構成提案のノード管理テーブル624は、図30に示す第1提案構成のノード管理テーブル622と比較して、さらに追加されたノード5のレコードを含む。
ノード5にダイレクトアクセスするホストは存在せず、インダイレクトアクセスが割り当てられたホストのみがノード5にアクセスする。インダイレクトアクセスが割り当てられているホストのアクセス先ノードが第1提案構成より増加しているため、インダイレクトアクセスホストの各ノードに対する要求性能が小さくなっている。ノード5の追加により、各ノードの要求性能に対する限界性能の余裕が大きくなっている。
図33及び34は、それぞれ、第3提案構成のホスト管理テーブル625及びノード管理テーブル626を示す。ホスト管理テーブル625及びノード管理テーブル626それぞれのテーブル構成は、第1提案構成のホスト管理テーブル621及びノード管理テーブル622と同様である。第3提案構成は、ノードタイプAの三つのノード(ノード4、ノード5及びノード6)を追加する。
図33に示す第3構成提案のホスト管理テーブル625の内容は、図29に示す第1提案構成のホスト管理テーブル621と同様である。つまり、ホストとストレージシステムとの間の接続形態は同一である。図34に示す第3構成提案のノード管理テーブル626は、図30に示す第1提案構成のノード管理テーブル622と比較して、さらに追加されたノード5及びノード6のレコードを含む。
ノード5及びノード6にダイレクトアクセスするホストは存在せず、インダイレクトアクセスが割り当てられたホストのみがノード5及びノード6にアクセスする。インダイレクトアクセスが割り当てられているホストのアクセス先ノードが第1提案構成及び第2提案構成案より増加しているため、インダイレクトアクセスホストの各ノードに対する要求性能が小さくなっている。ノード5及びノード6の追加により、各ノードの要求性能に対する限界性能の余裕が第1及び第2提案構成より大きくなっている。
次に、冗長性シミュレーションS207の例を説明する。図35及び36は、第1提案構成のノード障害シミュレーションテーブルを示す。具体的には、図35はノード障害ホスト管理テーブル641を示す。ノード障害ホスト管理テーブル641は、図29に示す第1提案構成のホスト管理テーブル621にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図36はノード障害ノード管理テーブル642を示す。ノード障害ノード管理テーブル642は、図30に示す第1提案構成のノード管理テーブル622にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
図35及び36は、ノード1で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。ノード1において障害が発生すると、他のノードによって、ノード1が負担していた性能値500IOPSをカバーすることができない。従って、第1提案構成の冗長性は0であり、要求1が要求する冗長性を満たしていない。そのため、第1提案構成は破棄される(S208)。
図37及び38は、第2提案構成のノード障害シミュレーションテーブルを示す。具体的には、図37はノード障害ホスト管理テーブル643を示す。ノード障害ホスト管理テーブル643は、図31に示す第2提案構成のホスト管理テーブル623にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図38はノード障害ノード管理テーブル644を示す。ノード障害ノード管理テーブル644は、図32に示す第2提案構成のノード管理テーブル624にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
図37及び38は、ノード1で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。ノード1において障害が発生すると、他のノードによって、ノード1が負担していた性能値470IOPSをカバーすることができる。図37及び38の例は、ノード1にダイレクトアクセスを行うホスト1に対して、ノード5を割当てる。また、ノード1に割り当てられているインダイレクトアクセス性能(120IOPS)は、残りのノードに均等(30IOPS)に割当てられる。また、インダイレクトアクセスが割り当てられているホストの各ノードへの要求性能は、30から37.5に増加する。
提案処理プログラム301は、他のノード2からノード5における障害シミュレーションを同様に実行する。本例においては、いずれのノードにおいて障害が発生しても、他のノードは、障害ノードが負担していた性能値をカバーできる。さらに、提案処理プログラム301は、障害ノードの数を1から2に増やして、二つのノードの全ての組み合わせについてシミュレーションを実行する。
提案処理プログラム301は、障害ノード数を増加させながらシミュレーションを実行し、ストレージシステムの冗長性を決定する。本例の第2提案構成は、2台のノードにおいて障害が発生すると、それらの性能を他のノードでカバーすることができない。従って、冗長性は1である。提案処理プログラム301は、シミュレーション結果が要求冗長性を満たしている場合、その後のシミュレーションを省略してもよい。
図39及び40は、第3提案構成のノード障害シミュレーションテーブルを示す。具体的には、図39はノード障害ホスト管理テーブル645を示す。ノード障害ホスト管理テーブル645は、図33に示す第3提案構成のホスト管理テーブル625にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図40はノード障害ノード管理テーブル646を示す。ノード障害ノード管理テーブル646は、図34に示す第3提案構成のノード管理テーブル626にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
図39及び40は、ノード1で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。ノード1において障害が発生すると、他のノードによって、ノード1が負担していた性能値450IOPSをカバーすることができる。図39及び40の例は、ノード1にダイレクトアクセスを行うホスト1に対して、ノード5を割当てる。また、ノード1に割り当てられているインダイレクトアクセス性能(100IOPS)は、残りのノードに均等(20IOPS)に割当てられる。また、インダイレクトアクセスが割り当てられているホストの各ノードへの要求性能は、25から30に増加する。
提案処理プログラム301は、他のノード2からノード6における障害シミュレーションを同様に実行する。本例においては、いずれのノードにおいて障害が発生しても、他のノードは、障害ノードが負担していた性能値をカバーできる。
さらに、提案処理プログラム301は、障害ノードの数を1から2に増やして、二つのノードの全ての組み合わせについてシミュレーションを実行する。提案処理プログラム301は、障害ノード数を増加させながらシミュレーションを実行し、ストレージシステムの冗長性を決定する。本例の第3提案合構成の冗長性は2である。提案処理プログラム301は、シミュレーション結果が要求冗長性を満たしている場合、その後のシミュレーションを省略してもよい。
図41は、ユーザ要求を満たす提案構成の情報を格納する提案構成リスト800の構成例を示す。提案処理プログラム301は、シミュレーション結果がユーザ要求を満たす提案構成を、提案構成リスト800に含めて記憶装置に格納する。提案処理プログラム301は、さらに、提案構成リスト800を出力装置135において表示する。
提案構成リスト800において第2提案構成がユーザによって選択されると、提案処理プログラム301は、図42に示すように、第2提案構成の詳細の画像810を表示する。第2提案構成の詳細810の内容は、第2提案構成のノード管理テーブル624の内容と同様である。
提案構成リスト800において第3提案構成がユーザによって選択されると、提案処理プログラム301は、図43に示すように、第3提案構成の詳細の画像815を表示する。第3提案構成の詳細815の内容は、第3提案構成のノード管理テーブル626の内容と同様である。これにより、ユーザは、要求を満たすストレージシステムのノード構成及びホストとストレージシステムとの間の接続形態を知ることができる。
以下において、提案処理プログラム301が、追加するノードのノードタイプとしてノードタイプBを選択した場合の、提案構成テーブルの作成S203、各提案構成におけるホストとストレージシステムとの間の接続形態の決定S206、及び冗長性シミュレーションS207の例を説明する。
まず、提案構成テーブルの作成S203の例を説明する。図44、45及び46は、それぞれ、提案処理プログラム301が、追加するノードのノードタイプとしてノードタイプBを選択した場合の、第1提案構成、第2提案構成及び第3提案構成の提案構成テーブル611、612及び613を示す。テーブル構成は、ノードタイプAを選択した場合と同様であり、詳細な説明を省略する。
第1提案構成は、三つの既存ノードに足して、ノードタイプBの一つのノード(ノード4)を追加する。ノードタイプBのダイレクト限界性能は1000IOPS、インダイレクト限界性能は100IOPSである。これら値は、ノードタイプAの500IOPS及び50IOPSより大きい。
ノード1〜ノード4の限界性能の合計は2500であり、要求ID1の要求性能2000より大きい。第2提案構成は、ノードタイプBの二つのノード(ノード4及びノード5)を追加し、第3提案構成は、ノードタイプBの三つのノード(ノード4、ノード5及びノード6)を追加する。
次に、各提案構成におけるホストとストレージシステムとの間の接続形態の決定S206の例を説明する。図47及び48は、それぞれ、第1提案構成のホスト管理テーブル631及びノード管理テーブル632を示す。ホスト管理テーブル631の内容は、図29に示すタイプAの第1提案構成のホスト管理テーブル621と同様である。ノード管理テーブル632の内容は、図30に示すタイプAの第1提案構成のノード管理テーブル622と、ノード4のノードタイプ及び限界性能が異なり、他は同様である。
ホストのアクセス方法及びアクセス先の決定は、ノードタイプAを選択する例において説明した通りである。また、ダイレクトアクセス及びインダイレクトアクセスの要求性能がノードに割り当てられる方法も、ノードタイプAを選択する例において説明した通りである。ノード管理テーブル632が示すように、ノードそれぞれの限界性能は、各ノードの限界性能以上であり、各ホストの要求性能を適切に満たすことができると推定できる。
図49及び50は、それぞれ、第2提案構成のホスト管理テーブル633及びノード管理テーブル634を示す。ホスト管理テーブル633及びノード管理テーブル634それぞれのテーブル構成は、第1提案構成のホスト管理テーブル631及びノード管理テーブル632と同様である。第2提案構成は、ノードタイプBの二つのノード(ノード4及びノード5)を追加する。
図49に示すホスト管理テーブル633の内容は、図47に示す第1提案構成のホスト管理テーブル631と同様である。つまり、ホストとストレージシステムとの間の接続形態は同一である。図50に示す第2構成提案のノード管理テーブル634は、図48に示す第1提案構成のノード管理テーブル632と比較して、さらに追加されたノード5のレコードを含む。
ノード5にダイレクトアクセスするホストは存在せず、インダイレクトアクセスが割り当てられたホストのみがノード5にアクセスする。インダイレクトアクセスが割り当てられているホストのアクセス先ノードが第1提案構成より増加しているため、インダイレクトアクセスホストの各ノードに対する要求性能が小さくなっている。ノード5の追加により、各ノードの要求性能に対する限界性能の余裕が大きくなっている。
図51及び52は、それぞれ、第3提案構成のホスト管理テーブル635及びノード管理テーブル636を示す。ホスト管理テーブル635及びノード管理テーブル636それぞれのテーブル構成は、第1提案構成のホスト管理テーブル631及びノード管理テーブル632と同様である。第3提案構成は、ノードタイプBの三つのノード(ノード4、ノード5及びノード6)を追加する。
図51に示す第3提案構成のホスト管理テーブル635の内容は、図47に示す第1提案構成のホスト管理テーブル631と同様である。つまり、ホストとストレージシステムとの間の接続形態は同一である。図52に示す第3構成提案のノード管理テーブル636は、図48に示す第1提案構成のノード管理テーブル632と比較して、さらに追加されたノード5及びノード6のレコードを含む。
ノード5及びノード6にダイレクトアクセスするホストは存在せず、インダイレクトアクセスが割り当てられたホストのみがノード5及びノード6にアクセスする。インダイレクトアクセスが割り当てられているホストのアクセス先ノードが第1提案構成及び第2提案構成案より増加しているため、インダイレクトアクセスホストの各ノードに対する要求性能が小さくなっている。ノード5及びノード6の追加により、各ノードの要求性能に対する限界性能の余裕が第1及び第2提案構成より大きくなっている。
次に、冗長性シミュレーションS207の例を説明する。図53及び54は、第1提案構成のノード障害シミュレーションテーブルを示す。具体的には、図53はノード障害ホスト管理テーブル651を示す。ノード障害ホスト管理テーブル641は、図47に示す第1提案構成のホスト管理テーブル631にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図54はノード障害ノード管理テーブル652を示す。ノード障害ノード管理テーブル642は、図48に示す第1提案構成のノード管理テーブル632にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
図53及び54は、ノード1で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。ノード1において障害が発生すると、ノード4が、ノード1が負担していた性能値500IOPSをカバーすることができる。ノード2又はノード3における障害においても同様である。しかし、ノード4において障害が発生すると、他のノードは、ノード4が負担していた性能値500IOPSをカバーすることができない。従って、第1提案構成の冗長性は0であり、要求1が要求する冗長性を満たしていない。そのため、第1提案構成は破棄される(S208)。
図55及び56は、第2提案構成のノード障害シミュレーションテーブルを示す。具体的には、図55はノード障害ホスト管理テーブル653を示す。ノード障害ホスト管理テーブル653は、図49に示す第2提案構成のホスト管理テーブル633にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図56はノード障害ノード管理テーブル654を示す。ノード障害ノード管理テーブル654は、図50に示す第2提案構成のノード管理テーブル634にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
図55及び56は、ノード1で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。ノード1において障害が発生すると、他のノードによって、ノード1が負担していた性能値470IOPSをカバーすることができる。図55及び56の例は、ノード1にダイレクトアクセスを行うホスト1に対して、ノード5を割当てる。また、ノード1に割り当てられているインダイレクトアクセス性能(120IOPS)は、残りのノードに均等(30IOPS)に割当てられる。また、インダイレクトアクセスが割り当てられているホストの各ノードへの要求性能は、30から37.5に増加する。
提案処理プログラム301は、他のノード2からノード5における障害シミュレーションを同様に実行する。本例においては、いずれのノードにおいて障害が発生しても、他のノードは、障害ノードが負担していた性能値をカバーできる。
図57及び58は、第2提案構成において、ノード1の障害の後にさらにノード4で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。図57はノード障害ホスト管理テーブル655を示す。ノード障害ホスト管理テーブル653は、図55に示すノード障害ホスト管理テーブル653にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図58はノード障害ノード管理テーブル656を示す。ノード障害ノード管理テーブル656は、図56に示すノード障害ノード管理テーブル654にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
ノード1の後にノード4において障害が発生すると、他のノードによって、ノード4が負担していた性能値500IOPSをカバーすることができる。図57及び58の例は、ノード4にダイレクトアクセスを行うホスト6に対して、ホスト1と同様に、ノード5を割当てる。ノード4に割り当てられているインダイレクトアクセス性能(150IOPS)は、ノード5に割り当てられる。
このように、提案処理プログラム301は、障害ノードの数を1から2に増やして、二つのノードの全ての組み合わせについてシミュレーションを実行する。提案処理プログラム301は、障害ノード数を増加させながらシミュレーションを実行し、ストレージシステムの冗長性を決定する。本例の第2提案構成は、ノード4とノード5において障害が発生した場合、残りのノードでそれらの性能をカバーすることができない。従って、冗長性は1である。提案処理プログラム301は、シミュレーション結果が要求冗長性を満たしている場合、その後のシミュレーションを省略してもよい。
図59及び60は、第3提案構成のノード障害シミュレーションテーブルを示す。図59はノード障害ホスト管理テーブル657を示す。ノード障害ホスト管理テーブル657は、図51に示す第3提案構成のホスト管理テーブル635にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図60はノード障害ノード管理テーブル658を示す。ノード障害ノード管理テーブル658は、図52に示す第3提案構成のノード管理テーブル636にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
図59及び60は、ノード1で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。ノード1において障害が発生すると、他のノードによって、ノード1が負担していた性能値450IOPSをカバーすることができる。図59及び60の例は、ノード1にダイレクトアクセスを行うホスト1に対して、ノード5を割当てる。また、ノード1に割り当てられているインダイレクトアクセス性能(100IOPS)は、残りのノードに均等(20IOPS)に割当てられる。また、インダイレクトアクセスが割り当てられているホストの各ノードへの要求性能は、25から30に増加する。
提案処理プログラム301は、他のノード2からノード6における障害シミュレーションを同様に実行する。本例においては、いずれのノードにおいて障害が発生しても、他のノードは、障害ノードが負担していた性能値をカバーできる。
図61及び62は、第3提案構成において、ノード1の障害の後にさらにノード2で障害が発生した場合のシミュレーション結果を示す。図61はノード障害ホスト管理テーブル659を示す。ノード障害ホスト管理テーブル659は、図59に示すノード障害ホスト管理テーブル657にシミュレーション結果を反映した内容を有する。図62はノード障害ノード管理テーブル660を示す。ノード障害ノード管理テーブル660は、図60に示すノード障害ノード管理テーブル658にシミュレーション結果を反映した内容を有する。
ノード1の後にノード2において障害が発生すると、他のノードによって、ノード2が負担していた性能値の470IOPSをカバーすることができる。図61及び62の例は、ノード2にダイレクトアクセスを行うホスト2に対して、ノード6を割当てる。ノード2に割り当てられているインダイレクトアクセス性能(120IOPS)は、残りのノードに均等(30IOPS)に割当てられる。
このように、提案処理プログラム301は、障害ノードの数を1から2に増やして、二つのノードの全ての組み合わせについてシミュレーションを実行する。提案処理プログラム301は、障害ノード数を増加させながらシミュレーションを実行し、ストレージシステムの冗長性を決定する。本例の第3提案構成の冗長性は2である。提案処理プログラム301は、シミュレーション結果が要求冗長性を満たしている場合、その後のシミュレーションを省略してもよい。
図63は、ノードタイプBを選択した場合の、ユーザ要求を満たす提案構成の情報を格納する提案構成リスト820の構成例を示す。提案処理プログラム301は、シミュレーション結果がユーザ要求を満たす提案構成を、提案構成リスト820に含めて記憶装置に格納する。提案処理プログラム301は、さらに、提案構成リスト820を出力装置135において表示する。
提案構成リスト820において第2提案構成がユーザによって選択されると、提案処理プログラム301は、図64に示すように、第2提案構成の詳細の画像830を表示する。第2提案構成の詳細830の内容は、第2提案構成のノード管理テーブル634の内容と同様である。
提案構成リスト820において第3提案構成がユーザによって選択されると、提案処理プログラム301は、図65に示すように、第3提案構成の詳細の画像835を表示する。第3提案構成の詳細835の内容は、第3提案構成のノード管理テーブル636の内容と同様である。これにより、ユーザは、要求を満たすストレージシステムのノード構成及びホストとストレージシステムとの間の接続形態を知ることができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶部、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
10 ホスト、13 管理端末、15 計算ネットワーク、20 クラスタ、21−1〜21−4 ノード、29 クラスタネットワーク、131 プロセッサ、132 主記憶装置、133 補助記憶装置、134 入力装置、135 出力装置、136 インタフェース、201 稼動監視部、202 構成管理部、301 提案処理プログラム、311 要求情報、312 構成情報、313 装置特性情報、314 構成監視情報、315 稼動監視情報、316 監視結果情報、317 提案構成情報、410 要求管理テーブル、420 ホスト要求性能テーブル、430 構成監視情報管理テーブル、440 稼動監視情報管理テーブル、450 ノード構成管理テーブル、455 接続ノード管理テーブル、460 ノードタイプ管理テーブル、470 ノード性能管理テーブル、480 ホスト性能管理テーブル、510 要求入力画面、520 構成監視情報入力画面、530 稼動監視情報入力画面、540 提案構成生成指示画面、550 ホスト毎要求性能入力画面、601−603、611−613 提案構成テーブル、620、622、624、626、632、634、636 ノード管理テーブル、621、623、625、631、633、635 ホスト管理テーブル、641、643、645、651、653、655、657、659 ノード障害ホスト管理テーブル、642、644、646、652、654、656、658、660 ノード障害ノード管理テーブル、800、830 提案構成リスト、810、815、820、825 提案構成詳細画像

Claims (9)

  1. 複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサが実行するプログラムを格納する記憶装置と、を含み、
    前記プロセッサは、
    前記ストレージシステムにアクセスするホストそれぞれの要求性能の情報を取得し、
    前記ストレージシステムの複数の既存ノードそれぞれの性能の情報を取得し、
    前記ホストそれぞれの要求性能を満たすように、1以上の追加ノードの数及び性能、並びに、前記ホストと前記ストレージシステムとの接続形態を決定し、
    前記1以上の追加ノードの数及び性能、並びに、前記接続形態を、前記拡張構成案に含める、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    前記ホストは1以上の既存ホストを含み、
    前記1以上の既存ホストの前記要求性能は、前記1以上の既存ホストの監視された稼動性能である、装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、
    前記プロセッサは、前記ストレージシステムに対する冗長性の要求を満たすように、前記1以上の追加ノードの数及び性能並びの前記接続形態を決定し、
    前記冗長性は、前記ホストそれぞれの前記要求性能を満たすことができる、障害発生ノードの許容数を示す、装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、
    前記プロセッサは、前記拡張構成案よりも追加ノードの数が多い他の拡張構成案を作成する、装置。
  5. 請求項1に記載の装置であって、
    前記拡張構成案の追加ノードのタイプは共通であり、
    前記拡張構成案は、予め設定された前記ストレージシステムに対する要求を満たす最小数の追加ノードを示す、装置。
  6. 請求項1に記載の装置であって、
    前記拡張構成案における前記1以上の追加ノードは、同一のノードタイプであり、
    前記プロセッサは、追加ノードが前記ノードタイプと異なるノードタイプの他の拡張構成案をさらに作成する、装置。
  7. 請求項1に記載の装置であって、
    前記ホストのそれぞれに、ダイレクトアクセスとインダイレクトアクセスの一方が割り当てられ、
    前記ダイレクトアクセスが割り当てられているホストは、指定されたノードにのみアクセス可能であり、前記指定されたノードが、前記ダイレクトアクセスが割り当てられているホストのデータを格納し、
    前記インダイレクトアクセスが割り当てられているホストは、前記ストレージシステムの全ノードにアクセス可能であり、
    前記プロセッサは、前記ホストそれぞれの要求性能を満たすように、各ホストに前記ダイレクトアクセスと前記インダイレクトアクセスの一方を割り当て、前記ダイレクトアクセスが割り当てられたホストのアクセス先を決定する、装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、
    前記プロセッサは、前記ホストから選択したホストの要求性能がインダイレクトアクセスにより満たすことができる場合、前記選択したホストに前記ダイレクトアクセスよりも前記インダイレクトアクセスを優先して割り当てる、装置。
  9. 装置が、複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する方法であって、
    前記装置が、前記ストレージシステムにアクセスするホストそれぞれの要求性能の情報を取得し、
    前記装置が、前記ストレージシステムを構成する複数の既存ノードそれぞれの性能の情報を取得し、
    前記装置が、前記ホストそれぞれの要求性能を満たすように、1以上の追加ノードの数及び性能、並びに、前記ホストと前記ストレージシステムとの接続形態を決定し、
    前記装置が、前記1以上の追加ノードの数及び性能並びの前記接続形態を、前記拡張構成案に含める、方法。
JP2019187377A 2019-10-11 2019-10-11 複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置 Pending JP2021064078A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019187377A JP2021064078A (ja) 2019-10-11 2019-10-11 複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置
US16/814,300 US11294591B2 (en) 2019-10-11 2020-03-10 Apparatus configured to create extended configuration proposal of storage system including multiple notes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019187377A JP2021064078A (ja) 2019-10-11 2019-10-11 複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021064078A true JP2021064078A (ja) 2021-04-22

Family

ID=75383706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019187377A Pending JP2021064078A (ja) 2019-10-11 2019-10-11 複数のノードを含むストレージシステムの拡張構成案を作成する装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11294591B2 (ja)
JP (1) JP2021064078A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2545503B (en) 2015-12-18 2020-04-08 Imagination Tech Ltd Lossy data compression
US11586362B2 (en) * 2021-01-29 2023-02-21 EMC IP Holding Company LLC System configuration drift and compliance management

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4343578B2 (ja) 2003-05-08 2009-10-14 株式会社日立製作所 ストレージ運用管理システム
JP5286192B2 (ja) 2009-08-12 2013-09-11 株式会社日立製作所 ストレージシステムの容量を管理する管理計算機及びストレージシステムの容量管理方法
US10158555B2 (en) * 2016-09-29 2018-12-18 At&T Intellectual Property I, L.P. Facilitation of route optimization for a 5G network or other next generation network

Also Published As

Publication number Publication date
US11294591B2 (en) 2022-04-05
US20210109672A1 (en) 2021-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8850152B2 (en) Method of data migration and information storage system
US10282136B1 (en) Storage system and control method thereof
US20180203736A1 (en) Affinity based hierarchical container scheduling
US10467176B2 (en) Information processing apparatus
US20230275964A1 (en) Traffic Priority Based Creation of a Storage Volume within a Cluster of Storage Nodes
US10437642B2 (en) Management system for computer system
JP2008217216A (ja) 負荷分散方法及び計算機システム
US20150236974A1 (en) Computer system and load balancing method
US20150363422A1 (en) Resource management system and resource management method
US20190121660A1 (en) Virtual machine management device and virtual machine management method
US20130185531A1 (en) Method and apparatus to improve efficiency in the use of high performance storage resources in data center
US20140282584A1 (en) Allocating Accelerators to Threads in a High Performance Computing System
US10990433B2 (en) Efficient distributed arrangement of virtual machines on plural host machines
CN104516769A (zh) 动态逻辑分区的验证
CN111124250A (zh) 用于管理存储空间的方法、设备和计算机程序产品
US10223016B2 (en) Power management for distributed storage systems
US11635996B2 (en) Management system and management method for migrating a business system operating on a target infrastructure
CN112948279A (zh) 管理存储系统中的访问请求的方法、设备和程序产品
US11294591B2 (en) Apparatus configured to create extended configuration proposal of storage system including multiple notes
CN113970998B (zh) 一种信息处理方法、装置、终端及存储介质
US11237745B2 (en) Computer system and volume arrangement method in computer system to reduce resource imbalance
US11334390B2 (en) Hyper-converged infrastructure (HCI) resource reservation system
JP2019517063A (ja) ストレージ・クラスタ
JP5519583B2 (ja) 仮想マシン制御システム、仮想マシン制御装置、仮想マシン制御方法及びプログラム
US11201788B2 (en) Distributed computing system and resource allocation method