JP2012027531A - 計算機システムを管理する管理システム及び管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管理者がストレージ装置の種類を意識することなく、管理者の要求を満たす機能が発揮される設定が行われるようにする。
【解決手段】1種類以上のストレージ装置を含む計算機システムに接続された管理システムが、管理情報を記憶する。管理情報が、(a)管理者の要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能(ストレージ装置が有する機能)を表す情報を管理者要求毎に有する情報、(b)ストレージ機能を表す情報を各ストレージ装置について有した情報、を含む。管理システムが、(A)管理者の要求を受け、(B)上記(a)及び(b)の情報を基に、受けた管理者要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を有するストレージ装置を含んだ実現パターンを特定し、(C)その特定された1以上の実現パターンのうちのいずれかに対して、上記受けた管理者要求を満たす機能を実現するための設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、計算機システムの管理に関する。
ストレージ装置(以下、ストレージサブシステム)が有する機能として、例えば、以下の機能がある。
第1の機能として、容量自動拡張機能がある(例えば特許文献1)。容量自動拡張機能によれば、ストレージサブシステムは、ホスト計算機からのアクセス要求に応答して、物理リソースの一部領域(以下、セグメント)を論理的な記憶領域(以下、論理ボリューム)に割当てる。これにより、論理ボリュームの容量が自動的に拡張される。
第2の機能として、アクセス制御機能がある(例えば特許文献2)。アクセス制御機能によれば、ストレージサブシステムは、論理ボリューム毎にアクセス属性(例えば、リードオンリー、ライト及びリード許可)を管理し、論理ボリュームに対するアクセスの許否を、その論理ボリュームに対応したアクセス属性を基に制御する。
第3の機能として、マイグレーション機能がある(例えば、特許文献3〜5)。マイグレーション機能によれば、ストレージサブシステムは、論理ボリューム内のデータを別の論理ボリュームにマイグレーションする。
なお、容量自動拡張機能により容量が動的に拡張される仮想的な論理ボリュームを、本明細書では、「自動容量拡張ボリューム」と呼ぶ。また、複数の物理記憶デバイス(例えば、ハードディスクドライブ或いはフラッシュメモリデバイス)から構成されるRAID(Redundant Array of Independent Disks)上の論理的な記憶デバイスを、本明細書では、「物理リソース」と呼ぶ。また、アクセス属性が関連付けられた論理ボリュームを、本明細書では、「セキュリティボリューム」と呼ぶ。
特開2003−15915号公報 特開2000−112822号公報 特開2000−293317号公報 米国特許第6108748号明細書 特開2003−345522号公報
ストレージサブシステムの管理者(以下、ユーザ)は、計算機システム内のストレージサブシステムを管理する。
計算機システムの大規模化に伴い、計算機システムに含まれるストレージサブシステムの数が増えてきている。このため、ユーザが管理しなければならないストレージサブシステムの数が増えてきている。
また、ヘテロ環境を有する計算機システムが知られている。この種の計算機システムには、複数の異種のストレージサブシステム(例えば、ベンダーが異なるストレージサブシステム、及び/又は、新型と旧型のストレージサブシステム)が混在する。ここで、ストレージサブシステムの種類は、ストレージサブシステムのベンダー、機能、構成及び性能のうちの少なくとも1つによって定まって良い。
ユーザの望む機能が発揮される対象(例えば、論理ボリューム、或いは、論理ボリュームへのパス)を設定するために、ユーザは、ストレージサブシステムの種類を意識しなければならない。例えば、ユーザの望む機能が発揮される自動容量拡張ボリュームを作成したい場合、通常、ユーザは、各ストレージサブシステムの種類を基に、どのストレージサブシステムに自動容量拡張ボリュームを作成するかを決定する。
本発明の目的は、管理者(ユーザ)がストレージ装置(ストレージサブシステム)の種類を意識することなく、管理者の要求を満たす機能が発揮される設定が行われるようにすることにある。
1種類以上のストレージサブシステムを含む計算機システムに接続された管理システムが、管理情報を記憶する記憶資源と、その記憶資源に接続されたプロセッサとを有する。管理情報が、(a)ユーザの要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能(ストレージサブシステムが有する機能)を表す情報をユーザ要求毎に有した情報である要求/機能対応情報、(b)前記計算機システムに含まれているストレージサブシステムが有するストレージ機能を表す情報を各ストレージサブシステムについて有した情報である所持機能情報、を含む。プロセッサが、(A)ユーザ要求を受け、(B)前記要求/機能対応情報と前記所持機能情報とを基に、前記(A)で受けたユーザ要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を有するストレージサブシステムを含んだシステム構成である実現パターンを特定し、(C)前記(B)で特定された1以上の実現パターンのうちのいずれかの実現パターンである決定実現パターンに対して、前記(A)で受けたユーザ要求を満たす機能を実現するための設定を行う。
ユーザの要求は、ユーザインタフェース画面(GUI(Graphical User Interface))を通じて受けても良いし、他のインタフェースを通じて受けても良い。
ユーザ要求としては、例えば、自動容量拡張ボリュームの作成や、セキュリティボリュームの作成、アーカイブ、マイグレーションなどが挙げられる。ここでの「アーカイブ」とは、例えば、ストレージサブシステム内の論理ボリュームの有する複数のデータ(例えばファイル)を1つのデータにまとめることを表す。尚、その際、データの実質的な性質を保ちつつデータ量を減らす技術が使用されても良い。
本発明の実施例1に係る計算機システムの構成を示す。 ストレージサブシステム1000の内部構成を示す。 ホスト計算機2000の内部構成を示す。 管理計算機4000の内部構成を示す。 必要構成テーブル4190の詳細の一例を示す。 制限情報テーブル4200の詳細の一例を示す。 システム所持機能テーブル4210の詳細の一例を示す。 システム構成情報テーブル4220の詳細の一例を示す。 実現パターンテーブル4230の詳細の一例を示す。 性能テーブル4240の詳細の一例を示す。 構成管理プログラム4110が行う処理のフローを示す。 機能管理プログラム4120が行う処理のフローを示す。 実現パターン取得プログラム4130が行う処理のフローを示す。 性能監視プログラム4140が行う処理のフローを示す。 ユーザ要求UI画面(UI1100)の詳細の一例を示す。 構成決定UI画面(UI2100)の詳細の一例を示す。 実現パターン決定プログラム4150が行う処理のフローを示す。 マッチ構成検出プログラム4160が行う処理のフローを示す。 制限情報追加プログラム4170が行う処理のフローを示す。 システム設定プログラム4180が行う処理のフローを示す。 本発明の実施例2に係る計算機システムの構成を示す。 本発明の実施例3に係る計算機システムの構成を示す。
本発明の1つの実施形態では、1以上のホスト計算機(例えば複数の異種のホスト計算機)とそれら1以上のホスト計算機に接続された1以上のストレージサブシステム(例えば複数の異種のストレージサブシステム)とを含んだ計算機システム(例えば、1以上のホスト計算機及び/又は1以上のストレージサブシステム)に、管理システムが接続されている。ユーザが、或る論理的な対象(例えば、論理ボリューム)を設定する際に、構成変更後の条件(以下、変更条件)を指定した構成変更要求を管理システムに指定することができる。管理システムが、その構成変更要求に従い、指定された変更条件を満たすために、ストレージサブシステムの機能を表す情報(以下、ストレージ機能情報)とホスト計算機の機能を表す情報(以下、ホスト機能情報)と、どのストレージサブシステムにどのホスト計算機が接続されているかであるシステム構成を表す情報(以下、システム構成情報)とを取得する。管理システムは、ユーザの変更条件を満たすシステム構成を表すシステム構成情報と、そのシステム構成に従う制限を表す情報(以下、制限情報)とを表示する。ユーザは、表示されたシステム構成情報及び制限情報との組合せを基に、所望のシステム構成を管理システムに指定する。管理システムは、指定されたシステム構成に従う装置(例えば、指定されたシステム構成におけるストレージサブシステム)に、上記或る論理的な対象を設定する。
以下の説明では、何らかの要素を識別するための情報として、ID(識別子)或いは番号が用いられるが、それに限らず、他種の識別情報が用いられても良い。例えば、識別情報は、ストレージサブシステムのモデル名や製造番号など、管理対象を一意に識別できる情報であれば良い。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)及び/又は通信インタフェースプロセッサ(例えば通信ポート)を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサとされてもよい。プログラムを主語として説明された処理は、管理システムが行う処理としても良い。また、プロセッサは、プロセッサが行う処理の一部又は全部を行うハードウェア回路を含んでも良い。
管理システムは、一以上の計算機で構成されて良い。具体的には、例えば、管理計算機が情報を表示する場合、或いは、管理計算機が表示用情報を遠隔の計算機に送信する場合、管理計算機が管理システムである。また、例えば、複数の計算機で管理計算機と同等の機能が実現されている場合は、当該複数の計算機(表示を表示用計算機が行う場合は表示用計算機を含んで良い)で構成されたシステムが、管理システムである。以下の各実施例では、管理計算機が、管理システムであるとする。
また、ストレージサブシステム及び/又は管理システムが管理する情報(以下、管理情報)のデータ構造は、実施例で採用されているテーブルのようなデータ構造でも良いし、XMLのような階層的なデータ構造でも良い。管理情報のデータ構造は特に限定されない。また、管理情報は、物理記憶デバイス(例えばハードディスクドライブ)に記憶されても良いし、メモリに記憶されても良い。
次に、本発明の幾つかの実施例を説明する。なお、本発明は、以下の実施例1〜3(又は、それらのうちの2以上の実施例の組合せ)に限定されない。
<A1. システム構成>。
図1は、本発明の実施例1に係る計算機システムの構成を示す。なお、以下の説明では、通信インタフェース装置を「I/F」と略記する。
この計算機システムは、ストレージサブシステム1000と、ホスト計算機2000と、スイッチ装置3000と、管理計算機4000と、スイッチ装置5000と、を有している。
図中では、ストレージサブシステム1000と、ホスト計算機2000と、管理計算機4000と、がそれぞれ1台ずつ存在しているが、これらは、それぞれ、1台以上存在すれば良い。また、スイッチ装置3000と、スイッチ装置5000と、がそれぞれ1台ずつ存在しているが、ストレージサブシステム1000と、ホスト計算機2000と、管理計算機4000と、の接続ができれば、スイッチ装置は、何台でも良い(0台でも構わない)。
ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000は、スイッチ装置3000を介してネットワーク接続されている。また、ストレージサブシステム1000と管理計算機4000は、スイッチ装置5000を介してネットワーク接続されている。なお、スイッチ装置3000とスイッチ装置5000は同一の装置であっても良い。
スイッチ装置3000は、ストレージサブシステム1000との接続のためのI/F3100と、ホスト計算機2000との接続のためのI/F3200と、を有している。これらは、ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000との間(スイッチ装置3000を介した通信)で利用される通信プロトコルは、例えば、FC(Fibre Channel)又はiSCSIであるが、何でも良い。また、図中では、I/F3100が1つ、I/F3200が1つ存在しているが、これらは1つ以上存在すれば良い。
スイッチ装置5000は、ストレージサブシステム1000との接続のためのI/F5100と、管理計算機4000との接続のためのI/F5200と、を有している。ストレージサブシステム1000と管理計算機4000との間(スイッチ装置5000を介した通信)で利用される通信プロトコルは、例えば、TCP/IPであるが、何でも良い。また、図中では、I/F5100が1つ、I/F5200が1つ存在しているが、これらは1つ以上存在すれば良い。
なお、本実施例において、スイッチ装置3000とスイッチ装置5000はI/Fを通じて接続されているが、接続はこれに限定されない。
図2は、ストレージサブシステム1000の内部構成を示す。
ストレージサブシステム1000は、ディスク装置1100と、ディスクコントローラ1200と、を有している。
ディスク装置1100は、複数のディスク型記憶デバイスを有する。具体的には、例えば、ディスク装置1100は、例えば、1以上のRAIDグループを有し、各RAIDグループが、RAIDに従う、複数のディスク型物理記憶デバイスの集合である。ディスク型記憶デバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。なお、ディスク型記憶デバイスに代えて、他種の物理記憶デバイスが採用されて良い。従って、ディスクコントローラ1200に代えて、ディスク型記憶デバイス以外の種類の物理記憶デバイスにアクセス可能なコントローラ(ストレージコントローラ)が採用されて良い。
1以上のRAIDグループを基に、1以上の物理リソース1121が設けられる。ここで、「物理リソース」とは、RAIDグループが有する記憶領域の一部であり、RAIDグループを構成する複数の物理記憶デバイスに跨る記憶領域である。物理リソース1121を提供する物理記憶デバイスの種類については特に限定しない。図中では、物理リソース1121が二つ存在しているが、この限りではなく、1つ以上の物理リソースがあればよい。
ディスクコントローラ1200は、メモリ1210と、制御装置1220と、スイッチ装置3000との接続のためのI/F1230と、スイッチ装置5000との接続のためのI/F1240と、ディスク装置1100内の物理記憶デバイスとの接続のためのI/F1250と、を有している。これらの構成要素は、例えば、バス又はスイッチを通じて接続されている。
ディスクコントローラ1200は、論理ボリューム1110を管理する。論理ボリューム1110は、1つ以上の物理リソース1121で構成された論理的な記憶デバイス(ディスクコントローラ1200によって、ホスト計算機2000に提供される、論理的な記憶領域)である。図示の論理ボリューム1110は、あらかじめ割当てられた、1又は複数の物理リソース1121から構成されており、論理ボリューム1110の容量と、それを構成する物理リソース1121の合計の容量とは等しい。
ここで、論理ボリューム1100の種類は、1以上あって良い。例えば、論理ボリューム1100として、自動容量拡張ボリュームが存在しても良い。
また、図中では、論理ボリューム1100の数が1であるが、ディスクコントローラ1200は、複数の論理ボリューム1100を管理して良い。本実施例では説明の都合上、ディスクコントローラ1200が自動容量拡張ボリュームを管理していないとするが、論理ボリューム1110として、自動容量拡張ボリュームがあっても良い。
メモリ1210は、制御装置1220が用いるプログラムとデータを記憶する。例えば、メモリ1210は、構成取得プログラム(以下、構成取得プログラム)1211と、ストレージ所持機能取得プログラム(以下、機能取得プログラム)と、ストレージ設定プログラム1213と、を有している。ストレージサブシステム1000が有するソフトウェア(コンピュータプログラム)及び/又はハードウェア、及び/又は、ホスト計算機2000が有するソフトウェア(コンピュータプログラム)及び/又はハードウェアにより実現される機能の例としては、ボリューム作成管理機能、コピー機能、自動容量拡張ボリュームの作成機能、セキュリティボリュームの作成機能などがある。
構成取得プログラム1211は、ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000の接続関係を表す情報を含んだ構成情報を収集する。このプログラム1211は、その構成情報を他のプログラムに送信する。
機能取得プログラム1212は、ストレージサブシステム1000が有する機能を表すストレージ機能情報を収集する。このプログラム1212は、そのストレージ機能情報を他のプログラムに送信する。
ストレージ設定プログラム1213は、ストレージサブシステム1000に対し、構成の設定を指示する。このプログラム1213は、管理計算機4000からストレージサブシステム1000の構成変更要求を受け付ける機能を有している。
制御装置1220は、メモリ1210内のプログラムの実行、メモリ1210に対するデータの入出力、及び、ディスクコントローラ1200が有する各I/Fを通じたデータや制御命令の入出力、を制御する。制御装置1220は、例えば、CPUである。
なお、本実施例では、ストレージサブシステム1000が、複数の論理ボリューム1110を結合する機能(以降、LUSE(Logical Unit Size Expansion))と、1つの論理ボリューム1110をホスト計算機2000に割当てる機能とを有するとする。また、本実施例では、ストレージサブシステム1000が、一般的なストレージサブシステムが有する一般的な機能(例えば、論理ボリュームをI/F(A)1230を通じてホスト計算機2000に割り当てる機能)を有しているとするが、簡略化のため、そのような機能が図示されない。このような一般的な機能と区別するため、本実施例では、ユーザ所望の対象の設定に影響する機能が、「特有機能」と呼ばれても良い。例えば、特有機能は、図5に示すテーブルに記述される情報が表す機能である。
ストレージサブシステム1000は、他に、ストレージサブシステム1000のユーザがデータを入力するための入力装置や、ストレージサブシステム1000のユーザに情報を提示するための出力装置を有していても良いが、これらは図示されない。
図3は、ホスト計算機2000の内部構成を示す。
ホスト計算機2000は、メモリ2100と、制御装置2200と、スイッチ装置3000との接続のためのI/F2300と、を有している。これらの構成要素は、例えば、バス又はスイッチを通じて接続されている。
メモリ2100は、制御装置2200が用いるプログラムとデータを記憶する。例えば、メモリ2100は、業務アプリケーション2110と、オペレーティングシステム2120と、ホスト設定プログラム2130と、を記憶する。
業務アプリケーション2110は、ホスト計算機2000が有するプログラムであり、どのようなアプリケーションプログラムであっても構わない。
オペレーティングシステム2120は、例えば、下記、
(*)ホスト計算機2000が有するデバイス(例えば、制御装置(例えばCPU)2200、メモリ2100、I/F2300)(以下、デバイスH)に関する情報、
(*)デバイスHを制御する機能、
(*)デバイスHの性能を表す情報(性能情報)を取得する機能、
(*)デバイスHの機能を表すデバイスH機能情報を取得する機能、
(*)ストレージサブシステムに記録されているデータを管理する機能(以下、ファイルシステム機能)、
(*)業務アプリケーション2110の機能を表すアプリケーション機能情報を取得する機能、
を有する。本実施例では、説明を簡略化するために、これらの機能を全てオペレーティングシステムが有するとしているが、これらのうちの少なくとも1つの機能を、オペレーティングシステムとは別のプログラムとして、ホスト計算機2000が有しても良い。また、オペレーティングシステム2120は、デバイスHを仮想的に管理する機能や、オペレーティングシステム2120上で動作する仮想サーバの管理機能や、ユーザの管理機能などを有しても良い。仮想サーバの管理機能は、例えば、オペレーティングシステム上で動作するハイパバイザが有しても良い。
ホスト設定プログラム2130は、他のプログラムから入力値を受付け、入力値に従ってオペレーティングシステム2120にデバイスの設定を指示する。
制御装置2200は、メモリ2100内のプログラムの実行や、メモリ2100に対するデータの入出力、及び、I/F2300を通じたデータや制御命令の入出力、を制御する。
なお、本実施例では、ホスト計算機2000のオペレーティングシステムが有する機能として、自動容量拡張ボリュームを作成できる機能があって良い。オペレーティングシステム上で当該ボリュームを作成及び管理する方法については、既に知られている方法であるため、説明を省く。また、ホスト計算機2000は、ユーザがデータを入力するための入力装置や、ホスト計算機2000のユーザに情報を提示するための出力装置を有していても良いが、これらは図示されない。
図4は、管理計算機4000の内部構成を示す。
管理計算機4000は、メモリ4100と、制御装置4500と、スイッチ装置5000との接続のためのI/F4300と、を有している。メモリ4100は、制御装置4500が用いるプログラムとデータを記憶する。メモリ4100は、例えば、構成管理プログラム4110と、機能管理プログラム4120と、実現パターン取得プログラム4130と、性能監視プログラム4140と、実現パターン決定プログラム4150と、マッチ構成検出プログラム4160と、制限情報追加プログラム4170と、システム設定プログラム4180と、必要構成テーブル4190と、制限情報テーブル4200と、システム所持機能テーブル4210と、システム構成情報テーブル4220と、実現パターンテーブル4230と、性能テーブル4240と、を有する。
構成管理プログラム4110は、ストレージサブシステム1000の構成を表すストレージ構成情報とホスト計算機2000の構成を表すホスト構成情報とを取得する。このプログラム4110は、取得したストレージ構成情報及びホスト構成情報をシステム構成情報テーブル4220に格納する。構成管理プログラム4110は、ストレージ構成情報を取得する機能(ストレージサブシステム1000が有する構成情報取得プログラム1211と通信することによって、ストレージ構成情報を取得する機能)と、ホスト構成情報を取得する機能(ホスト計算機2000のオペレーティングシステム2120と通信をすることによって、ホスト構成情報を取得する機能)とを有して良い。なお、本実施例では、説明を簡略化するために、ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000間の接続関係がわかる情報(システム構成情報)のみが取得され、システム構成情報がシステム構成情報テーブル4220に格納される。しかし、これ以外の情報が取得されても良い。例えば、ストレージサブシステム1000が有する論理ボリューム1110の空き容量を表す情報が取得されても良いし、論理ボリューム1110がホスト計算機2000に割り当てられているかどうかを示す情報が取得されてもよい。構成管理プログラム4110は、他に、物理リソース1121から論理ボリューム1110を生成する機能と、論理ボリュームをI/F(A)1230を通じてホスト計算機2000に割り当てる機能と、特定の時刻に特定の処理を行うスケジューラ機能とを有しても良い。
機能管理プログラム4120は、ストレージ機能情報とホスト機能情報を取得し、当該情報をシステム所持機能テーブル4210に格納する。機能管理プログラム4120は、特に、ストレージサブシステム1000が有する機能取得プログラム1212と通信することによって、ストレージ機能情報を取得する。さらに、機能管理プログラム4120は、ホスト計算機2000の業務アプリケーション2110やオペレーティングシステム2120と通信することによって、ホスト機能情報を取得する。この他に、機能管理プログラム4120は、特定の時刻に特定の処理を行うスケジューラ機能を有していても良いし、ユーザにストレージサブシステム1000やホスト2000の機能情報を追加する入力インタフェースを提供しても良い。
実現パターン取得プログラム4130は、システム構成情報テーブル4220から、システム構成情報(ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000との接続関係を表す情報)を取得する。また、このプログラム4130は、システム所持機能テーブル4210から、ストレージ機能情報とホスト機能情報を取得し、実現できる機能を導出する。
性能監視プログラム4140は、ストレージサブシステム1000の性能情報とホスト計算機2000が有するデバイスHの性能情報とを、構成取得プログラム及びオペレーティングシステム2120から取得し、当該情報を性能テーブルに格納する。本実施例では、説明を簡略化するために、性能監視対象であるデバイスHは、ポート(I/F2300が有するポート)であるとするが、他種のデバイスHが性能監視対象であっても良い。性能監視プログラム4140は、例えば、ストレージサブシステム1000の性能情報、及び/又は、デバイスHの性能情報として、下記のうちの少なくとも1つ、
(*)ストレージサブシステム1000が有する論理ボリューム1110の容量を表す情報、
(*)論理ボリューム1110に対するI/O頻度を示す情報(I/O頻度の単位は、例えば、IOPS(Input Output Per Second)、
(*)ストレージサブシステム1000及び/又はホスト計算機2000が有するCPU(制御装置)の稼働率を表す情報、
(*)ストレージサブシステム1000及び/又はホスト計算機2000が有するメモリの空き容量を表す情報、
が取得されても良い。取得されたいずれの種類の情報も、性能テーブル4240に格納されて良い。
実現パターン決定プログラム4150は、ユーザから指定された変更条件(構成変更後の条件)を満たすシステム構成を決定し、システム設定プログラム4180に、決定したシステム構成を表す情報を送信する。
本実施例において、ユーザの構成変更要求(以下、ユーザ要求)とは、ユーザが指定する構成変更(例えば、論理ボリュームの容量拡張、バックアップ、アーカイブ、或いは暗号化)の要求である。ユーザ要求に従う1以上のシステム構成のうち、変更条件に適合する制限情報に対応したシステム構成は、ユーザ要求を実現できるシステム構成とはみなされない(例えば、ユーザが選択可能な選択肢(システム構成)から除外される)。例えば、ユーザ要求が、自動容量拡張ボリュームの作成の場合、変更条件としては、サイズ縮小が可能であること(すなわち、自動容量拡張ボリュームに対する記憶領域の割り当てを動的に解放することが可能であること)が挙げられる。この場合、サイズ縮小不可を表す情報が、制限情報として対応付けられているシステム構成は、ユーザ要求を実現できるシステム構成とはみなされない。
本実施例において、ユーザは、実現パターン決定プログラムが提供するユーザ要求UI(User Interface)画面(UI1100)(図15参照)を通じて、ユーザ要求と変更条件の入力を行う。実現パターン決定プログラム4150は、その入力を受けると、当該情報(ユーザ要求及び変更条件を表す情報)をマッチ構成検出プログラム4160に送信する。実現パターン決定プログラム4150は、マッチ構成検出プログラム4160から、入力されたユーザ要求及び変更条件を満たすシステム構成の候補を受信し、その候補を、構成決定UI画面(UI2100)(図16参照)を通じて表示する。その後、ユーザは、システム構成を構成決定UI画面(UI2100)から選択する。実現パターン決定プログラム4150は、システム構成が選択された場合、システム設定プログラム4180に、選択されたシステム構成を表す情報を送信する。ただし、システム構成の選択方法は、これに限らず他の方法でも良い。例えば、実現パターン決定プログラムが、システム構成を自動で選択し、選択したシステム構成を表す情報をシステム設定プログラム4180に送信しても良い。
マッチ構成検出プログラム4160は、実現パターン決定プログラム4150から、ユーザ要求及び変更条件を表す情報を受信する。また、このプログラム4160は、ユーザ要求及び変更条件を満たすシステム構成を表す情報を、制限情報追加プログラム4170に送信する。また、このプログラム4160は、実現パターンテーブル4230を基に、実現可能なシステム構成を特定し、特定したシステム構成を表す情報を、実現パターン決定プログラム4150に送信する。
制限情報追加プログラム4170は、マッチ構成検出プログラム4160から受信した情報が表すシステム構成に対して、制限情報を関連付ける。本実施例において、説明を簡略化するために、ホスト計算機2000が所定の特有機能を有しない場合に、「On中容量拡張不可能」(ホスト計算機2000が再起動すること無しに、ホスト計算機2000に、容量拡張後の自動容量拡張ボリュームの容量を認識することができないこと)という制限を表す制限情報が、そのホスト計算機2000を含むシステム構成に関連付けられる。特有機能の種類によって、制限情報の内容は異なる。例えば、ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000との間に介在するスイッチ装置3000の数、及び/又は、ストレージサブシステム1000の物理リソースの空き容量、を基に、「システムの信頼性が低下」、及び/又は、「容量拡張時の空き容量が少ない」といった制限情報が関連付けられても良い。つまり、制限情報は、下記(A)乃至(C)のうちの少なくとも1つを基に決定されて良い。
(A)ストレージシステムが有する機能、構成及び状況(例えば、物理リソースの空き容量)のうちの少なくとも1つ、
(B)そのストレージシステムに接続されているホスト計算機が有する機能、構成及び状況、
(C)ストレージシステムとそのストレージシステムに接続されているホスト計算機との間に介在するスイッチ装置の数。
システム設定プログラム4180は、実現パターン決定プログラム4150で決定されたシステム構成を表す情報(設定すべき論理的な対象を表す情報を含む)を受信し、その情報に従う論理的な対象を設定する。システム設定プログラム4160は、ストレージ設定プログラム1213及び/又はホスト設定プログラム2130を起動することで、論理的な対象を設定して良い。
図5は、必要構成テーブル4190の詳細の一例を示す。
必要構成テーブル4190は、ユーザ要求を表す情報と、ユーザ要求を満たすために必要なストレージサブシステム1000とホスト計算機2000の機能の情報とが格納されるテーブルである。必要機能テーブル4190は、例えば、ユーザ要求毎に、下記の情報、
(*)ユーザ要求を表すユーザ要求41901、
(*)ユーザ要求を満たす機能の識別子である機能ID41902、
(*)ユーザ要求を満たす機能の実現に必要なストレージ機能(ストレージサブシステムの機能)及び/又はホスト機能(ホスト計算機の機能)の名称である機能名41903、
(*)ユーザ要求を満たす機能の実現に必要なストレージ機能を有するストレージサブシステムの種類の名称又はID、或いは、その機能の実現に必要なホスト機能を有するホスト計算機の種類の名称又はIDである、ターゲットシステム41904、
を有する。
機能ID41902としての文字列は、ユーザ要求41901と、機能名41903と、ターゲットシステム41904を一意に表現できるものであれば、何でも良い。また、機能名41903としての文字列も、図中の文字列に限らず、該当機能が識別できれば、何でも良い。これは、少なくとも1つのテーブルの少なくとも1種類の情報についても同様である。ホスト計算機の種類は、例えば、ホスト計算機のベンダー、機能、構成及び性能のうちの少なくとも1つによって定まって良い。
図6は、制限情報テーブル4200の詳細の一例を示す。
制限情報テーブル4200は、実現する機能に付随する制限を表す情報(制限情報)が格納されるテーブルである。制限情報テーブル4200は、例えば、機能毎に、下記の情報、
(*)機能の識別子である機能ID42001、
(*)機能に対応した制限を表す情報である制限事項42002、
(*)制限及び機能に対応したシステム構成の識別子である実現パターンID42003、を有する。図5に示すテーブル4190及び図6に示すテーブル4200は、例えば、予め用意される情報である。
なお、「制限事項」とは、ユーザ要求に従う機能を実現するにあたり発揮することのできない機能及び/又は性能である。
図5に示すテーブル4190及び図6に示すテーブル4200によれば、以下のことがかわる。
すなわち、例えば、ユーザ要求「自動容量拡張」に従う機能として、4種類の機能があることがわかる。
機能ID「TP1」が表す機能は、ダイナミックプロビジョニングとも呼ばれる一般的なThin Provisioningである。機能ID「TP1」に対応した機能名「HDP」が表す機能を有するストレージサブシステムは、次の処理を行うことができる。すなわち、その種のストレージサブシステムは、複数の実ページ(実体的な記憶領域)で構成されたプール(実ページの集合)と、複数の仮想ページ(仮想的な記憶領域)で構成された自動容量拡張ボリュームとを有することができる。ストレージサブシステムは、自動容量拡張ボリューム内の或る仮想ページに属するアドレスを指定したライトコマンドをホスト計算機から受信した場合に、その仮想ページに実ページを割り当て、実ページに、ライトコマンドに従うデータを書き込むことができる。また、ストレージサブシステムは、自動容量拡張ボリュームから動的に実ページを解放することもできる(つまり、自動容量拡張ボリュームのサイズ(容量)を縮小することができる)。実ページは、物理リソースよりも小さい記憶領域である。機能ID「TP1」については、特に制限が無い(図6参照)。
機能ID「TP2」が表す機能は、機能名「LUSE」が表す機能を有するストレージサブシステムと、機能名「Windows」(「Windows」は登録商標)が表す機能を有するホスト計算機とが協働することにより実現される。なお、ストレージサブシステムとホスト計算機が協働して一般的なThin Provisioningと似た機能を実現することそれ自体の詳細な説明は、省略する。機能ID「TP2」によれば、制限事項として、下記の制限事項、
(*)「サイズ縮小不可」:自動容量拡張ボリュームのサイズを動的に縮小することができないという制限事項、
(*)「リードオンリー禁止」:自動容量拡張ボリュームについてデータの読出しのみを行うことが禁止されるという制限事項(自動容量拡張ボリュームについて「リードオンリー」というアクセス属性を設定することができないという制限事項)、
がある。
機能ID「TP3」が表す機能は、機能名「LUSE」が表す機能を有するストレージサブシステムにより実現される。
機能ID「TP4」が表す機能は、機能名「ZFS」が表す機能を有するホスト計算機により実現される。機能ID「TP4」によれば、ストレージサブシステムが自動容量拡張の機能を有していなくても、自動容量拡張機能が提供される。
このように、1つのユーザ要求を満たすことができる機能として、複数の機能が存在することがある。しかし、複数の機能のうちの或る機能では、それら複数の機能のうちの別の機能には無い制限があることがある。制限としては、ストレージサブシステムの機能、ホスト計算機の機能、又はそれらの組合せから一義的に定まる制限(静的な制限)がある。制限として、更に、ストレージサブシステムが有するデバイス(例えば、ポート、CPU、メモリ、論理ボリューム又は物理リソース)の状況(例えば、性能(負荷))、ホスト計算機が有するデバイス(例えば、I/F、CPU又はメモリ)の状況(例えば、性能(負荷))、又はそれらの組合せから定まる制限(動的な制限)があっても良い。
図7は、システム所持機能テーブル4210の詳細の一例を示す。
システム所持機能テーブル4210は、ストレージサブシステム1000またはホスト計算機2000などの各装置が有する機能を表す情報が格納されるテーブルである。システム所持機能テーブル4210は、例えば、装置毎に、下記の情報、
(*)装置(例えば、ストレージサブシステム1000又はホスト計算機2000)の識別子であるシステムID42101、
(*)装置が有する機能の名称である機能名42102、
を有する。
図8は、システム構成情報テーブル4220の詳細の一例を示す。
システム構成情報テーブル4220は、ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000の接続関係(システム構成)を表す情報が格納されるテーブルである。システム構成情報テーブル4220は、例えば、システム構成毎に、
(*)システム構成におけるストレージサブシステム1000の識別子であるストレージサブシステムID42201、
(*)論理ボリューム1110の識別子の一種であるLUN(Logical Unit Number)42202、
(*)システム構成におけるホスト計算機2000(ストレージサブシステムに接続され、且つ、論理ボリュームを認識しているホスト計算機)の識別子であるホストID42203、
を有する。
図9は、実現パターンテーブル4230の詳細の一例を示す。
実現パターンテーブル4230は、ユーザ要求に従うシステム構成を示す情報が格納されるテーブルである。実現パターンテーブル4230は、例えば、システム構成毎に、下記の情報、
(*)システム構成に対応した実現パターンの識別子である実現パターンID42301、
(*)システム構成に対応したユーザ要求を示すユーザ要求42302、
(*)システム構成におけるストレージサブシステム1000の識別子であるストレージID42303、
(*)システム構成におけるホスト計算機2000の識別子であるホストID42304、
(*)システム構成により実現できる機能の識別子である機能ID42305、
(*)システム構成の実現可否を示す実現可否42306、
を有する。
実現可否42306には、実現可能な構成の場合、「可」という情報が格納され、不可能な場合、「否」という情報が格納されるが、実現可否は、数字など他の文字で表現されても良い。
図10は、性能テーブル4240の詳細の一例を示す。
性能テーブル4240は、ストレージサブシステム1000内のデバイス(以下、デバイスS)の性能を表す情報、及び/又は、デバイスH(ホスト計算機内のデバイス)の性能が表す情報が格納されるテーブルである。性能情報テーブル4240は、例えば、検出された性能毎に、下記の情報、
(*)性能を有するデバイスを有する装置(ストレージサブシステム1000又はホスト計算機2000)の識別子であるシステムID42401、
(*)性能を有するデバイスの名称を表すデバイス42402、
(*)性能の取得時刻又は取得時間帯を示す時間42403、
(*)性能としてのI/O頻度を表すIOPS42404、
を有する。性能監視対象としてのデバイスは、ネットワークI/F(例えば、ホストバスアダプタ(HBA)、ポート)に限らず、他種のデバイス(ハードウェア)、例えば、CPU或いはメモリであっても良い。
<A−2. データ処理手順の説明>。
本実施例におけるデータ処理手順を説明する。
図11は、構成管理プログラム4110が行う処理のフローを示す。
ステップS1000にて、構成管理プログラム4110は、構成取得プログラム1211に、ストレージサブシステム1000の構成情報の提供を要求する。その要求に応答して、構成取得プログラム1211が、ストレージサブシステム1000の構成情報を、ストレージサブシステム1000が有する管理情報(例えば、論理ボリュームに関する情報(例えば、LUN、容量))を基に、収集する。管理情報は、例えば、ストレージサブシステム1000のメモリ1210に格納されている。
ステップS1010にて、構成管理プログラム4110は、構成取得プログラム1211から、ストレージサブシステム1000の構成情報(上記収集された情報)を受信する。その構成情報は、システム構成情報テーブル4220に格納される情報であるが、これに加えて、他種の情報が受信されても良い。
ステップS1020にて、構成管理プログラム4110は、ホスト計算機2000のオペレーティングシステムと通信することで、ホスト計算機2000の構成情報を、オペレーティングシステム2120から受信する。本実施例では、オペレーティングシステム2120から受信する構成情報は、システム構成情報テーブル4220に格納される情報であるが、これに加えて、他種の情報が受信されても良い。また、構成情報を取得する際には、オペレーティングシステムに限らず、例えば、ホスト計算機2000に構成情報を取得するプログラムを持たせて、当該プログラムから構成情報が受信されても良い。
ステップS1030にて、構成管理プログラム4110は、S1010で受信した構成情報とS1020で受信した構成情報を、システム構成情報テーブル4220に格納する。
構成管理プログラム4110は、例えば、一定時間毎に、図11に示すフローを開始しても良いし、ストレージサブシステム又はホスト計算機(又はその組合せであるシステム構成)が変更されたことが検出された場合に、図11に示すフローを開始しても良い。一定時間毎に図11に示すフローを開始するケースでは、図11に示すフローを開始する時間間隔を表す情報が、管理計算機4000のメモリにユーザによって設定されても良い。その時間間隔は、固定であっても良いし変更可能であっても良い。
図11に示すフローに従う処理が行われることによって、システム構成情報テーブル4220が作成又は更新される。
図12は、機能管理プログラム4120が行う処理のフローを示す。
ステップS2000にて、機能管理プログラム4120は、機能取得プログラム1212に、ストレージサブシステム1000の機能を表す情報(ストレージ機能情報)の提供を要求する。その要求に応答して、機能取得プログラム1211が、ストレージ機能情報を、ストレージサブシステム1000が有する管理情報を基に、収集する。
ステップS2010にて、機能管理プログラム4120が、機能取得プログラム1212から、ストレージ機能情報(上記収集された情報)を受信する。
ステップS2020にて、機能管理プログラム4120は、業務アプリケーション2110及び/又はオペレーティングシステム2120と通信することにより、ホスト計算機2000の機能を表す情報(ホスト機能情報)を、業務アプリケーション2110及び/又はオペレーティングシステム2120から受信する。本実施例では、説明の簡略化のため、業務アプリケーション2110とオペレーティングシステム2120に分けて機能情報を収集するとしているが、ホスト計算機2000の特定のインタフェース(ホスト機能情報を提供するインタフェース)を通じて収集されても良い。
ステップS2030にて、機能管理プログラム4120は、S2010で受信したストレージ機能情報と、S2020で受信したホスト機能情報を、システム所持機能テーブル4210に格納する。
機能管理プログラム4120は、例えば、一定時間毎に、図12に示すフローを開始しても良いし、ストレージサブシステム又はホスト計算機(又はその組合せであるシステム構成)が変更されたことが検出された場合に、図12に示すフローを開始しても良い。一定時間毎に図12に示すフローを開始するケースでは、図12に示すフローを開始する時間間隔を表す情報が、管理計算機4000のメモリにユーザによって設定されても良い。その時間間隔は、固定であっても良いし変更可能であっても良い。
図12に示すフローに従う処理が行われることによって、システム所持機能テーブル4210が作成又は更新される。
図13は、実現パターン取得プログラム4130が行う処理のフローを示す。
ステップS3000にて、実現パターン取得プログラム4130は、必要構成テーブル4190が表す情報を取得する。その情報に含まれる各機能ID41902について、S3010〜S3040が行われる。以下、1つの機能ID(図13の説明において「対象機能ID」)41902を例に採り、S3010〜S3040を説明する。
ステップS3010にて、実現パターン取得プログラム4130は、システム所持機能テーブル4210及びシステム構成情報テーブル4220を参照し、対象機能ID41902に対応するシステム構成を検索する。例えば、下記の処理が行われる。
(a1)実現パターン取得プログラム4130は、ステップS3000で取得した情報から、対象機能ID41902に対応する1以上の機能名41903及び1以上のターゲットシステム41904を抽出する。
(a2)次に、実現パターン取得プログラム4130は、システム所持機能情報テーブル4210から、上記(a1)で抽出した1以上のターゲットシステム41904及び1以上の機能名41903に適合する1以上のシステムID42101及び1以上の機能名42102を検索する。
(a3)上記(a2)で、該当する1以上のシステムID42101及び1以上の機能名42102が見つかった場合、実現パターン取得プログラム4130は、見つかった1以上のシステムID42101に適合するシステム構成(ストレージサブシステムID42201及び/又はホストID42203)を、システム構成情報テーブル4120から検索する。
ただし、ステップS3010の処理は、上記(a1)〜(a3)に限らず、管理計算機4000の管理下にあるストレージサブシステム1000とホスト計算機2000の組合せの中で、必要構成テーブル4190が表す情報に適合するシステム構成を特定できる処理であれば、何でも良い。
ステップS3020にて、実現パターン取得プログラム4130は、ステップS3010にてシステム構成が見つかったか否かを判定する。この判定の結果が否定的の場合、ステップS3040が行われ、この判定の結果が肯定的の場合、S3030が行われる。
ステップS3030にて、実現パターン取得プログラム4130は、実現パターンテーブル4230に、見つかったシステム構成に対応したストレージID42303及びホストID42304と、対象機能ID41902に一致する機能ID42305と、実現パターンID42301とを格納する。対象機能ID41902に一致する機能ID42305が既に実現パターンテーブル4230に格納済みの場合、その機能ID42305に対応したレコードとして、上記見つかったシステム構成に対応したストレージID42303及びホストID42304が追加される。
ステップS3040にて、実現パターン取得プログラム4130は、必要構成テーブル4190の全ての機能ID41902について、S3010以降の処理が終了したか否かを判定する。この判定の結果が肯定的の場合、図13に示すフローが終了し、この判定の結果が否定的の場合、別の機能ID41902について、S3010以降の処理が行われる。
実現パターン取得プログラム4130は、例えば、一定時間毎に、図13に示すフローを開始しても良いし、ストレージサブシステム又はホスト計算機(又はその組合せであるシステム構成)が変更されたことが検出された場合に、図13に示すフローを開始しても良い。一定時間毎に図13に示すフローを開始するケースでは、図13に示すフローを開始する時間間隔を表す情報が、管理計算機4000のメモリにユーザによって設定されても良い。その時間間隔は、固定であっても良いし変更可能であっても良い。
図13に示すフローに従う処理が行われることによって、実現パターンテーブル4230に、必要構成テーブル4190に格納されている全ての機能ID41903について、該当するシステム構成がある場合に、実現パターンID42301、ストレージID42303、ホストID42304及び機能ID42305が格納される。
図14は、性能監視プログラム4140が行う処理のフローを示す。
ステップS4000にて、性能監視プログラム4140が、ストレージサブシステム1000の各デバイス(性能監視対象のデバイスS)の性能情報を任意の間隔で収集する。なお、デバイスSの性能情報を受信する時間間隔は、性能監視プログラム4140が決定してもよいし、ユーザが決定してもよい。また、デバイスSの性能情報を受信する方法は、性能監視プログラム4140が任意の時間間隔でストレージサブシステム1000に対して性能情報取得リクエストを送信する方法であってもよいし、それ以外の方法であってもよい。
ステップS4010にて、性能監視プログラム4140が、ホスト計算機2000の各デバイス(デバイスH)の性能情報を任意の間隔で収集する。なお、デバイスHの性能情報を受信する間隔は、性能監視プログラム4140が決定してもよいし、ユーザが決定してもよい。また、デバイスHの性能情報を受信する方法は、性能監視プログラム4140が任意の時間間隔でホスト計算機2000のオペレーティングシステム2120に性能情報取得リクエストを送信する方法であってもよいし、それ以外の方法であってもよい。
ステップS4020にて、性能監視プログラム4140は、S4000とS4010で収集した性能情報を、性能テーブル4240に格納する。
なお、性能監視プログラム4140は、図14に示すフローが終了してから一定時間待機して再びそのフローを開始しても良いし、ユーザからの手動での要求の都度に図14に示すフローを開始しても良い。一定時間待機後にフローを開始するケースでは、待機時間長を表す情報は、管理計算機4000のメモリにユーザによって設定されて良い。待機時間長は、固定であっても良いし変更可能であっても良い。
本実施例においては、説明を簡略化するため、性能監視プログラム4140は、性能テーブル4240に格納する情報を、ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000から収集しているが、性能テーブル4240に他の情報が必要な場合は、他の情報についても収集がされても良い。また、ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000に性能情報を収集するインタフェースが用意されている場合、性能監視プログラム4140が、そのインタフェースを通じて性能情報を取得しても良いし、それ以外の方法で性能情報を取得しても良い。
図15は、ユーザ要求UI画面(UI1100)の詳細の一例を示す。
この画面(UI1100)は、実現パターン決定プログラム4150によって提供されるUI画面(ユーザ要求及び変更条件を設定するUI画面)である。画面(UI1100)は、例えば、下記のツール、
(*)ホスト計算機2000を選択するためのツール(例えばドロップダウンボックス)(UI1200)、
(*)変更条件を設定するためのツール(例えば条件設定テーブル)(UI1400)、
(*)システム構成の候補を表示することのツール(例えばボタン)(UI1500)、
(*)画面(UI1100)に対する設定を取り消すためのツール(例えばボタン)(UI1600)、
を有する。なお、条件設定テーブル(UI1400)は、変更条件毎に、チェックボックスと変更条件を表す文字列とを有する。ユーザは、複数の変更条件のうちの所望の1以上の変更条件に対応した1以上のチェックボックスにチェックマークを入力することで、1以上の変更条件を選択する。
なお、図15に示す画面(UI1100)は、ユーザ要求として「自動容量拡張」を指定するための画面である。ユーザ要求毎に、異種の画面(UI1100)があっても良い。また、画面(UI1100)が、複数種類のユーザ要求からユーザ所望のユーザ要求を入力するためのツールを有していても良い。図15及び図16の説明では、ユーザ要求「自動容量拡張」が指定されるとする。
また、本実施例では、説明を簡略化するために、ドロップダウンボックスUI1200にホスト計算機2000の名称(又はID)が表示されるが、ストレージサブシステム1000の名称(又はID)が表示されても良い。また、ユーザ要求によっては、ドロップダウンボックスUI1200と、設定条件テーブルUI1400のチェック項目とが、増減されてもよい。
ユーザは、ユーザ要求と変更条件を、画面(UI1100)に入力する。ユーザは、例えば、まず、ホスト計算機2000を、ドロップダウンボックス(UI1200)から選択する。次に、ユーザは、ユーザ要求を満たすストレージサブシステム1000とホスト計算機2000の組合せが存在した場合に、設定したい変更条件を条件設定テーブル(UI1400)から選択する。ユーザは、変更条件の設定が終わった段階で、ボタン(以下、候補表示ボタン)(UI1500)を押し、取り消す場合は、ボタン(UI1600)を押す。候補表示ボタン(UI1500)が押されると、ユーザ要求「自動容量拡張」を表す情報と、指定されたホスト計算機及び変更条件を表す情報とが、実現パターン決定プログラム4150に送信される。
具体例として、ユーザは、「Host.1000」をドロップダウンボックス(UI1200)から選択し、変更条件「割当て頻度高」を指定する。「割当て頻度高」という変更条件は、自動容量拡張ボリュームに記憶領域が割り当てられる頻度が高いことを意味する。この場合、指定されたホスト計算機を表す情報「Host.1000」と、指定された変更条件を表す情報「割当て頻度高」が、実現パターン決定プログラム4150に送信される。
図16は、構成決定UI画面(UI2100)の詳細の一例を示す。図16に示すUI画面は、UI画面(UI1100)に対して図15に示したユーザ設定がされた場合に表示されるUI画面である。
UI画面(UI2100)は、実現パターン決定プログラム4150によって提供された1以上のシステム構成(以下、「実現パターン」と呼ぶことがある)の候補を一覧で表示する画面である。一覧表示された実現パターン候補からユーザ所望の実現パターンが選択される。UI画面(UI2100)は、例えば、下記のツール、
(*)実現パターン(システム構成)の詳細を表示する構成表示エリア(UI2200及びUI2200b)、
(*)ユーザが構成を選択する際に使用するツール(例えばラジオボタン)(UI2210及びUI2210b)、
(*)どの装置にどんな論理的な対象を設定するかを表示するエリア(設定内容テキストフィールド)(UI2200及びUI2200b)、
(*)当該設定を実行した際に発生する制限を表す制限情報を表示するエリア(制限情報テキストフィールド)(UI2230及びUI2230b)、
(*)ユーザが選択した実現パターン(システム構成)に従う論理的な対象の設定を許可する場合に使用するツール(ボタン)UI2300、
(*)システム構成の設定をキャンセルする場合に使用するツール(ボタン)UI2400、
を有する。
なお、構成表示エリア、ラジオボタン、設定内容テキストフィールド及び制限情報テキストフィールドの数は、ユーザ要求と変更条件を満たすシステム構成の数と同数で良い。また、表示されるユーザインタフェースの数及び表現は、図16に示す数及び表現に限らず、ユーザに実現パターンと制限情報を適切に表示できる他種のユーザインタフェースが採用されても良い。
ユーザは、UI画面(UI2100)を通じて、所望の実現パターンに対応したラジオボタンUI2210又はUI2210bを選択し、当該実現パターンに従う論理的な対象(自動容量拡張ボリューム)を設定する場合、ボタン(UI2300)を押す。
図17は、実現パターン決定プログラム4150が行う処理のフローを示す。
ステップS5000にて、実現パターン決定プログラム4150は、ユーザ要求UI画面(UI1100)を表示する。
ステップS5010にて、実現パターン決定プログラム4150は、ユーザから、当該画面(UI1100)を通じて、変更条件の指定を受ける。
ステップS5020にて、実現パターン決定プログラム4150は、ユーザ要求及び変更条件を表す情報をマッチ構成検出プログラム4160に送信する。これにより、図18に示すフローが開始される。
ステップS5030にて、実現パターン決定プログラム4150は、実現パターンテーブル4230の実現可否42306を参照する。
ステップS5040にて、実現パターン決定プログラム4150は、実現パターンテーブル4230の実現可否42306が「可」となっているシステム構成があるか否かを判定する。その判定の結果が否定的の場合、ステップS5050が行われ、その判定の結果が肯定的の場合、ステップS5060が行われる。
ステップS5050にて、実現パターン決定プログラム4150は、実現可能な実現パターン(システム構成)が無いことを表す情報を表示する。
ステップS5060にて、実現パターン決定プログラム4150は、実現パターンテーブル4230と制限情報テーブル4200を基に、実現可否42306が「可」となっている各実現パターンについて、その実現パターンに対応した制限事項42002を特定する。具体的には、例えば、下記が行われる。
(*)実現パターン決定プログラム4150は、実現可否42306が「可」となっている機能ID42306と一致する機能ID42001を特定する。
(*)実現パターン決定プログラム4150は、特定した機能ID42001に対応する制限事項42002を特定する。
(*)実現パターン決定プログラム4150は、実現可否42306が「可」となっている複数の実現パターンがある場合、特定された制限事項42002の数が少ない順に複数の実現パターンが並ぶように、複数の実現パターンの一覧を、構成決定UI画面(UI2100)に表示する。各実現パターンについて、当該実現パターンを設定した場合の制限を表す情報(制限事項42002が表す情報)が表示される。
ステップS5070にて、実現パターン決定プログラム4150は、構成決定UI画面(UI2100)を通じて、ユーザ所望の実現パターンの指定を受け、指定された実現パターン(ユーザ所望の実現パターン)を表す情報をシステム設定プログラム4180に送信する。
図18は、マッチ構成検出プログラム4160が行う処理のフローを示す。
ステップS6000にて、マッチ構成検出プログラム4160は、実現パターン決定プログラム4150から、ユーザ要求及び変更条件を表す情報を受信する。
ステップS6010にて、マッチ構成検出プログラム4160は、S6000で受信した情報(ユーザ要求及び変更条件を表す情報)と、実現パターンテーブル4230と、制限情報テーブル4200とを基に、実現パターンを検索する。ここでは、下記(1)乃至(2)の全てを満たす実現パターン、
(1)受信した情報(ユーザ要求が表す情報)に適合するユーザ要求42302に対応する、
(2)上記(1)のユーザ要求42302に対応した機能ID42305に適合する機能ID42001に対応した1以上の制限事項42002に、受信した情報が表す変更条件(ユーザが指定した変更条件)に適合する制限事項42002が含まれていない、
が検索される。
ステップS6020にて、マッチ構成検出プログラム4160は、実現パターンが見つかったか否かを判定する。実現パターンが見つかれば、ステップS6030が行われる。以下、見つかった1以上の実現パターンのうちの1つを例に採り、ステップS6030以降を説明する。なお、その1つの実現パターンを、図18及び図19の説明において、「対象実現パターン」と呼ぶ。
ステップS6030にて、マッチ構成検出プログラム4160は、制限情報追加プログラム4170を実行し、対象実現パターンを表す情報を、制限情報追加プログラム4170に送信する。
ステップS6040にて、マッチ構成検出プログラム4160は、制限情報が対象実現パターンに加わっているか否かを表す情報を、制限情報追加プログラム4170から受信する。
ステップS6050にて、マッチ構成検出プログラム4160は、ステップS6040にて受信した情報を基に、制限情報が対象実現パターンに加わっているか否かを判定する。その判定の結果が肯定的の場合、ステップS6060が行われ、その判定の結果が否定的の場合、ステップS6080が行われる。
ステップS6060にて、マッチ構成検出プログラム4160は、S6000で受信した情報が表す変更条件(ユーザ指定の変更条件)と、対象実現パターンに対応する制限情報とを比較する。
ステップS6070にて、マッチ構成検出プログラム4160は、対象実現パターンがユーザ所望の条件を満たすか否かを判定する。対象実現パターンに対応する制限情報として、ユーザ指定の変更条件に適合してしまう制限情報がある場合、ステップS6070の判定の結果が否定的となり、対象実現パターンに対応する制限情報として、ユーザ指定の変更条件に適合してしまう制限情報がない場合、ステップS6070の判定の結果が肯定的となる。ステップS6070の判定の結果が肯定的の場合、ステップS6080が行われ、ステップS6070の判定の結果が否定的の場合、ステップS6090が行われる。
ステップS6080にて、マッチ構成検出プログラム4160は、実現パターンテーブル4230における、対象実現パターンに対応した実現可否42306として、「可」を格納する。
ステップS6090にて、マッチ構成検出プログラム4160は、実現パターンテーブル4230における、対象実現パターンに対応した実現可否42306として、「否」を格納する。
ステップS6100にて、マッチ構成検出プログラム4160は、S6010で見つかった全ての実現パターンについてステップS6030以降が行われたか否かを判定する。この判定の結果が肯定的の場合、図18に示すフローに従う処理が終了となり、この判定の結果が否定的の場合、ステップS6030が行われていない実現パターンについて、ステップS6030が行われる。
図19は、制限情報追加プログラム4170が行う処理のフローを示す。
ステップS7000にて、制限情報追加プログラム4170は、マッチ構成検出プログラム4160から、対象実現パターンを表す情報を受信する。
ステップS7010にて、制限情報追加プログラム4170は、対象実現パターンを表す情報を用いて、システム構成情報テーブル4220と、実現パターンテーブル4230と、性能テーブル4240とを参照する。
ステップS7020にて、制限情報追加プログラム4170は、ステップS7010で参照したテーブルを基に、対象実現パターンを構成するホスト計算機2000が有するデバイス(ここではHBA)のI/O時間帯を特定する。具体的には、例えば、下記が行われる。
(*)制限情報追加プログラム4170は、対象実現パターンを構成するホスト計算機を、システム構成情報テーブル4220及び実現パターンテーブル4230から特定する。
(*)制限情報追加プログラム4170は、特定されたホスト計算機の各デバイス(HBA)に対応する1以上の時間42403を特定する。
ステップS7030にて、制限情報追加プログラム4170は、対象実現パターンを構成するホスト計算機2000が有するデバイスについて、I/Oが発生していない時間帯があるか否かを判定する。この判定は、例えば、上記特定された1以上の時間42403を基に、行われる。この判定の結果が肯定的の場合、図19に示すフローに従う処理が終了し、この判定の結果が否定的の場合、ステップS7040が行われる。
ステップS7040にて、制限情報追加プログラム4170は、対象実現パターンに対応した機能についての制限事項42002(例えば「On中容量拡張不可」)と、その制限事項42002に対応した実現パターンID42003(例えば「1」)とを、制限情報テーブル4200に格納する(例えば、図6及び図9に示したテーブルを参照)。
ステップS7050にて、制限情報追加プログラム4170は、マッチ構成検出プログラム4160に、制限情報テーブル4200に制限事項42002を格納したことを表す情報を通知する。
図19に示すフローに従う処理によれば、図6に示した制限情報テーブル4200には、予め格納されている制限事項42002もあれば、ストレージサブシステム及び/又はホスト計算機のデバイスの状況(例えば性能(負荷))を基に動的に追加された制限事項42002もある。
図20は、システム設定プログラム4180が行う処理のフローを示す。
ステップS8000にて、システム設定プログラム4180は、実現パターン決定プログラム4150から、ユーザ所望の実現パターンを表す情報を受信する。
ステップS8010にて、システム設定プログラム4180は、ストレージ設定プログラム1213と、ホスト設定プログラム2130とを実行することで、S8000にて受信した情報に従う論理的な対象(例えば、論理ボリューム或いはパス)を設定する。
以上が、実施例1の説明である。
実施例1によれば、計算機システムの構成(ホスト計算機の種類及びストレージサブシステムの種類)に関わらず、ユーザは、同じような操作で、ユーザ所望のユーザ要求及び変更条件に従う論理的な対象を設定することができる。例えば、実施例1によれば、ストレージサブシステム1000が、自動容量拡張ボリュームを作成する機能を有していなくても、その機能を実現する代替機能を、必要構成テーブル4190及びシステム構成情報テーブル4220を基に特定することができる。また、当該代替機能についての制限を表す情報を制限情報テーブル4200から特定し、ユーザ要求を満たす代替機能(実現パターン)を表す情報と、代替機能についての制限を表す情報とをユーザに適切に示すことができる。
また、実施例1によれば、実現パターンを表す情報と制限情報とをユーザに表示する際に、計算機システムの現在の状況で起こりうる制限を特定し、特定した制限を表す情報を制限情報テーブル4200に追加することができる。
以下、本発明の実施例2を説明する。その際、実施例1との相違点を主に説明し、実施例1との共通点の説明を省略或いは簡略する。
<B−1. システム構成>。
図21は、本発明の実施例2に係る計算機システムの構成を示す。
この計算機システムは、ストレージサブシステム1000と、ホスト計算機2000と、スイッチ装置3000bと、管理計算機4000と、スイッチ装置5000bと、第二のストレージサブシステム6000と、を有している。図中では、ストレージサブシステム1000と、ホスト計算機2000と、管理計算機4000と、第二のストレージサブシステム6000と、がそれぞれ1台ずつ存在しているがこの限りではなく、1台以上存在すれば良い。また、スイッチ装置3000と、スイッチ装置5000と、がそれぞれ1台ずつ存在しているが、ストレージサブシステム1000、6000と、ホスト計算機2000と、管理計算機4000と、の接続ができればスイッチ装置は、0台でも構わない。
スイッチ装置3000bは、ストレージサブシステム1000とストレージサブシステム6000の接続のためのI/F3100と、ホスト計算機2000との接続のためのI/F3200と、を有している。ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000との間の通信(スイッチ装置3000を介した通信)で利用される通信プロトコルとしては、FC又はiSCSIがあるが、特に限定はしない。また、スイッチ装置3000bは、スイッチ装置5000bとの接続のためのI/F3200を有している。図中では、I/F3100が2つ、I/F3200が2つ存在しているが、この限りではなく、1つ以上存在すれば良い。
スイッチ装置5000bは、ストレージサブシステム1000とストレージサブシステム6000との接続のためのI/F5100と、管理計算機4000との接続のためのI/F5200と、を有している。ストレージサブシステム1000と管理計算機4000との間の通信(スイッチ装置5000を介した通信)で利用される通信プロトコルとしては、TCP/IPがあるが、特に限定はしない。また、スイッチ装置5000bは、スイッチ装置3000bとの接続に利用するI/F3200を有している。本実施例では、I/F5100が2つ、I/F5200が2つ存在しているが、この限りではなく、1つ以上存在すれば良い。
第二のストレージサブシステム6000については、構成がストレージサブシステム1000と同様のため、説明及び図示を省略する。
本実施例において、ストレージサブシステム1000と6000は、ストレージサブシステム間で論理ボリューム1110をコピーする機能(リモートコピー機能)を有する。ホスト計算機2000は、ネットワークI/Fの障害を検知し自動的にI/Fを切り替える機能(パス交替ソフトウェア)を有する。
<B−2. データ処理手順の説明>。
本実施例のデータ処理手順の大部分は実施例1と同じである。実施例1のデータ処理手順との差分は、マッチ構成検出プログラム4160が、ユーザ要求がコピーの機能を表す場合、コピー元の論理ボリューム1110からコピー先の論理ボリューム1110に対し、コピーの可否を判定する処理を行う点である。コピー元とコピー先の論理ボリューム1110の可否を判定する処理の例として、マッチ構成検出プログラム4160が、
(*)コピー先の論理ボリューム1110の容量がコピー元の論理ボリューム1110の容量未満か否かを判定する処理、及び/又は、
(*)コピー先の論理ボリューム1110がホスト計算機2000に割り当てられているか否かを判定する処理、
がある。その判定の結果が肯定的の場合、コピーが不可能であり、その判定の結果が否定的の場合、コピーが可能である。
実施例2によれば、図21に示すような構成の計算機システムであっても、実施例1と同様に、計算機システムの構成(ホスト計算機の種類及びストレージサブシステムの種類)に関わらず、ユーザは、同じような操作で、ユーザ所望のユーザ要求及び変更条件に従う論理的な対象を設定することができる。
なお、ストレージサブシステム1000にマイグレーション機能がない場合でも、ストレージサブシステム1000のコピー機能とホスト計算機2000のパス交替ソフトの機能を組み合わせることで、ストレージサブシステム1000と6000の間でマイグレーションを実現することが可能である(例えば図5参照)。
以下、本発明の実施例3を説明する。その際、実施例1又は2との相違点を主に説明し、実施例1又は2との共通点の説明を省略或いは簡略する。
<C−1. システム構成>。
図22は、本発明の実施例3に係る計算機システムの構成を示す。
この計算機システムは、ストレージサブシステム1000と、ホスト計算機2000と、スイッチ装置3000cと、管理計算機4000と、スイッチ装置5000bと、第二のストレージサブシステム6000と、第二のホスト計算機7000と、を有している。図中では、ストレージサブシステム1000と、ホスト計算機2000と、管理計算機4000と、第二のストレージサブシステム6000と、第二のホスト計算機2000と、がそれぞれ1台ずつ存在しているが、この限りではなく、1台以上存在すれば良い。また、スイッチ装置3000cと、スイッチ装置5000bと、がそれぞれ1台ずつ存在しているが、ストレージサブシステム1000、6000と、ホスト計算機2000と、ホスト計算機7000と、管理計算機4000と、の接続ができれば0台でも構わない。
スイッチ装置3000cは、ストレージサブシステム1000とストレージサブシステム6000の接続のためのI/F3100と、ホスト計算機2000と、ホスト計算機7000と、の接続のためのI/F3200と、を有している。ストレージサブシステム1000とホスト計算機2000との間の通信(スイッチ装置3000cを介した通信)で利用される通信プロトコルとしては、FC又はiSCSIがあるが、特に限定はしない。また、スイッチ装置3000cは、スイッチ装置5000bとの接続のためのI/F3200を有している。図中ではI/F3100が2つ、I/F3200が2つ存在しているがこの限りではなく、1つ以上存在すれば良い。
第二のホスト計算機7000に関しては、構成が第一のホスト計算機2000と同様のため、説明を省略する。
本実施例において、ホスト計算機7000は、ファイルシステム上のデータをコピーする機能を有し、ホスト計算機2000は、ディスクへのアクセス制限を行える機能を有するものとする。
<C−2. データ処理手順の説明>。
本実施例のデータ処理手順は、実施例2(又は実施例1)と同じため説明を省略する。
実施例3によれば、図22に示すような構成の計算機システムであっても、実施例1及び2と同様に、計算機システムの構成(ホスト計算機の種類及びストレージサブシステムの種類)に関わらず、ユーザは、同じような操作で、ユーザ所望のユーザ要求及び変更条件に従う論理的な対象を設定することができる。
なお、実施例3では、ホスト計算機2000がマイグレーション機能を持たず、ストレージサブシステム6000がセキュリティボリュームを作成する機能を持たない場合であっても、ホスト計算機7000の機能を使用して、ストレージサブシステム6000にデータをコピーし、ホスト計算機2000の機能を利用して、ホスト計算機2000が、アクセス属性が関連付けられた論理ボリューム1110の冗長化を実現することが可能である。
以上、本発明の幾つかの実施例を説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、実施例1乃至3のうちの2以上の実施例が組み合わされても良い。
1000…ストレージサブシステム

Claims (13)

  1. 1種類以上のストレージ装置を含んだ計算機システムに接続された管理システムであって、
    管理情報を記憶する記憶資源と、
    前記記憶資源に接続されたプロセッサと
    を有し、
    前記管理情報が、
    (a)管理者の要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を表す情報を管理者要求毎に有した情報である要求/機能対応情報、
    (b)前記計算機システムに含まれているストレージ装置が有するストレージ機能を表す情報を各ストレージ装置について有した情報である所持機能情報、
    を含み、
    前記ストレージ機能は、ストレージ装置が有する機能であり、
    前記プロセッサが、
    (A)前記管理者の要求を受け、
    (B)前記要求/機能対応情報と前記所持機能情報とを基に、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を有するストレージ装置を含んだシステム構成である実現パターンを特定し、
    (C)前記(B)で特定された1以上の実現パターンのうちのいずれかの実現パターンである決定実現パターンに対して、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するための設定を行う、
    管理システム。
  2. 請求項1記載の管理システムであって、
    前記管理情報が、更に、
    (c)管理者要求を満たす1以上の機能のうち制限事項がある機能についてその制限事項を表す情報を含んだ制限管理情報、
    を含み、
    前記(B)において、前記プロセッサが、実現パターンに加えて、前記制限管理情報を基に、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能についての制限事項を特定し、
    前記決定実現パターンは、前記(B)で特定された1以上の実現パターンの1以上の制限事項を基に決定された実現パターンである、
    管理システム。
  3. 請求項2記載の管理システムであって、
    前記(B)において、前記プロセッサが、特定された1以上の実現パターンを表す情報を表示したユーザインタフェース画面を表示し、
    前記ユーザインタフェース画面には、前記1以上の実現パターンのうち制限事項がある実現パターンについては、その制限事項を表す情報が表示され、
    前記決定実現パターンは、前記ユーザインタフェース画面を通じて前記管理者から選択された実現パターンである、
    管理システム。
  4. 請求項3記載の管理システムであって、
    前記(A)において、前記プロセッサが、設定に関する条件である設定条件を受け、
    前記(B)において、前記プロセッサが、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するための1以上の実現パターンのうちの、前記設定条件に適合する制限事項を有しない実現パターンを特定する、
    管理システム。
  5. 請求項4記載の管理システムであって、
    前記管理情報が、更に、
    (d)各ストレージ装置及び/又は各ホスト計算機の状況を表す情報とその状況時の時間を表す情報とを含んだ状況情報、
    を含み、
    前記プロセッサが、
    (X)前記計算機システム内の各ストレージ装置及び/又は各ホスト計算機の状況を定期的又は不定期的に検出し、検出した状況を表す情報とその時の時間を表す情報とを前記状況情報に含め、
    (Y)前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するための1以上の実現パターンの各々について、前記状況情報を基に、追加すべき制限事項があるか否かを判定し、その判定の結果が肯定的となった実現パターンに対応する機能について、前記制限管理情報に、追加すべき制限事項を追加する、
    管理システム。
  6. 請求項5記載の管理システムであって、
    前記要求/機能対応情報は、管理者要求を満たす機能によっては、ストレージ機能を表す情報に代えて又は加えて、ホスト計算機が有する機能であるホスト機能を表す情報を含み、
    前記(B)で特定された1以上の実現パターンは、ストレージ装置に加えてそのストレージ装置に接続されているホスト計算機を含んだ実現パターンを含む、
    管理システム。
  7. 請求項6記載の管理システムであって、
    前記(C)における設定は、論理ボリュームの作成である、
    管理システム。
  8. 請求項7記載の管理システムであって、
    前記計算機システムにおいて、前記ストレージ装置の種類及び/又は前記ホスト計算機の種類は、複数である、
    管理システム。
  9. 請求項2記載の管理システムであって、
    前記(A)において、前記プロセッサが、設定に関する条件である設定条件を受け、
    前記(B)において、前記プロセッサが、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するための1以上の実現パターンのうちの、前記設定条件に適合する制限事項を有しない実現パターンを特定する、
    管理システム。
  10. 請求項2記載の管理システムであって、
    前記管理情報が、更に、
    (d)各ストレージ装置及び/又は各ホスト計算機の状況を表す情報とその状況時の時間を表す情報とを含んだ状況情報、
    を含み、
    前記プロセッサが、
    (X)前記計算機システム内の各ストレージ装置及び/又は各ホスト計算機の状況を定期的又は不定期的に検出し、検出した状況を表す情報とその時の時間を表す情報とを前記状況情報に含め、
    (Y)前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するための1以上の実現パターンの各々について、前記状況情報を基に、追加すべき制限事項があるか否かを判定し、その判定の結果が肯定的となった実現パターンに対応する機能について、前記制限管理情報に、追加すべき制限事項を追加する、
    管理システム。
  11. 請求項1記載の管理システムであって、
    前記要求/機能対応情報は、管理者要求を満たす機能によっては、ストレージ機能を表す情報に代えて又は加えて、ホスト計算機が有する機能であるホスト機能を表す情報を含み、
    前記(B)で特定された1以上の実現パターンは、ストレージ装置に加えてそのストレージ装置に接続されているホスト計算機を含んだ実現パターンを含む、
    管理システム。
  12. 1種類以上のストレージ装置を含んだ計算機システムの管理方法であって、
    (A)管理者の要求を受け、
    (B)要求/機能対応情報と所持機能情報とを基に、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を有するストレージ装置を含んだシステム構成である実現パターンを特定し、
    (C)前記(B)で特定された1以上の実現パターンのうちのいずれかの実現パターンである決定実現パターンに対して、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するための設定を行い、
    前記要求/機能対応情報が、管理者の要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を表す情報を管理者要求毎に有する情報であり、
    前記所持機能情報が、前記計算機システムに含まれているストレージ装置が有するストレージ機能を表す情報を各ストレージ装置について有した情報である、
    管理方法。
  13. 1種類以上のストレージ装置を含んだ計算機システムに接続されたコンピュータで実行されるコンピュータプログラムであって、
    (A)管理者の要求を受け、
    (B)要求/機能対応情報と所持機能情報とを基に、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を有するストレージ装置を含んだシステム構成である実現パターンを特定し、
    (C)前記(B)で特定された1以上の実現パターンのうちのいずれかの実現パターンである決定実現パターンに対して、前記(A)で受けた管理者要求を満たす機能を実現するための設定を行う、
    ことを前記コンピュータに実行させ、
    前記要求/機能対応情報が、管理者の要求を満たす機能を実現するために必要なストレージ機能を表す情報を管理者要求毎に有する情報であり、
    前記所持機能情報が、前記計算機システムに含まれているストレージ装置が有するストレージ機能を表す情報を各ストレージ装置について有した情報である、
    コンピュータプログラム。
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