JP5244755B2 - 短絡検出方法 - Google Patents

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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

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この発明は、短絡検出方法に関する。
従来、例えば車両のシートに設けられた複数の荷重センサの信号線において、信号がH(ハイ)レベルに固定されたときには信号線と電源系(つまり、信号線によって各荷重センサと接続された処理装置に接続された電源など)との短絡異常であると判定し、信号がL(ロー)レベルに固定されたときには信号線と車体などの接地点との短絡異常であると判定する検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この検出装置によれば、複数の荷重センサは、共通の接地点(車体など)に接地されていることから、複数の荷重センサのうち、電源がオンとされている何れかの荷重センサにおいて短絡異常が発生すると、電源がオフとされている他の荷重センサの信号線においても、電源がオンとされている短絡異常の荷重センサの信号線と同様に、短絡異常を示す信号が検出されることになる。
特開2006−42079号公報
ところで、上記従来技術に係る検出装置においては、複数の荷重センサの信号線に短絡異常が発生していない状態であっても、複数の荷重センサのうち、電源がオンとされている何れかの荷重センサの信号線に雑音が発生すると、電源がオフとされている他の荷重センサの信号線においても、雑音による誘導電圧が発生することになる。この場合、電源がオンとされている荷重センサの信号線での雑音と、電源がオフとされている荷重センサの信号線での雑音による誘導電圧とにより、両荷重センサの信号線に同等のタイミングで信号が検出されると、複数の荷重センサが正常であっても、短絡異常が発生していると誤検出されてしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複数のセンサユニットに対して短絡異常の有無を精度よく検出することが可能な短絡検出方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係る短絡検出方法は、車両用シート(例えば、実施の形態での車両用シート1)に設けられた複数のセンサユニット(例えば、実施の形態でのSWSユニット11)のうち第1センサユニット(例えば、実施の形態での第1SWSユニット11)と車体に搭載された制御ユニット(例えば、実施の形態での制御ユニット12)とを接続する第1ハーネス(例えば、実施の形態での第1ハーネス31)と、前記複数のセンサユニットのうち前記第1センサユニットとは異なる第2センサユニット(例えば、実施の形態での第2SWSユニット11)と前記制御ユニットとを接続する第2ハーネス(例えば、実施の形態での第2ハーネス31)との間の短絡の有無を検出する短絡検出方法であって、前記複数のセンサユニットから出力される信号の値に対してロー側閾値と、該ロー側閾値よりも大きい第1閾値(例えば、実施の形態での第1閾値VTH1)と、該第1閾値よりも大きい第2閾値(例えば、実施の形態での第2閾値VTH2)と、該第2閾値よりも大きいハイ側閾値と、前記第1閾値よりも大きくかつ前記第2閾値よりも小さくかつ各ハーネスに発生する雑音の電圧よりも大きな第3閾値(例えば、実施の形態での第3閾値VTH3)と、を設定し、前記第1センサユニットの電源をオンとすることで、前記第1センサユニットが自己診断により異常を検出した場合には、前記ロー側閾値未満または前記ハイ側閾値以上の値の電気信号を出力するとともに、前記第1センサユニットが自己診断により正常を検出した場合には、前記ロー側閾値以上かつ前記第1閾値未満の値と、前記第2閾値以上かつ前記ハイ側閾値未満の値と、を交互に繰り返す電気信号を出力する構成とし、前記第1センサユニットの電源をオンとするとともに、前記第2センサユニットの電源をオフとして前記第2ハーネスが出力する信号の値を検出し、該信号の値が前記第3閾値よりも大きい場合に、前記第1ハーネスと前記第2ハーネスとの間が短絡していると判定する。
さらに、本発明の第2態様に係る短絡検出方法は、前記判定の処理を車両のイグニッションスイッチがオンとなったときに行なう。
本発明の第1態様に係る短絡検出方法によれば、複数のセンサユニットと制御ユニットとが車体などに接地されることに起因して、電源がオンとされた第1センサユニットの第1ハーネスに雑音が入力されたときに、電源がオフとされた第2センサユニットの第2ハーネスに雑音による信号が発生する場合であっても、第1ハーネスと第2ハーネスとの間が短絡しているか否かを精度よく検出することができる。
つまり、第1ハーネスと第2ハーネスとの間が短絡している場合には、第2センサユニットからも第1センサユニットと同等の出力(例えば、同等のタイミングおよび値を有する出力)が検出される。また、第1ハーネスと第2ハーネスとの間が短絡していない場合であっても、第1ハーネスに雑音が入力されたときには、この雑音に起因する出力が第2センサユニットから検出されることになる。これに対して、電源がオンとされた第1センサユニットの出力が正常であることを判定するための第1および第2閾値に加えて、電源がオフとされた第2センサユニットの出力に対して短絡の発生を判定するための下限閾値である第3閾値(第1閾値<第3閾値<第2閾値)を設定する。これにより、電源がオンとされた第1センサユニットと電源がオフとされた第2センサユニットとにおいて同等のタイミングで出力が検出される場合として、短絡は発生していないが第1ハーネスに雑音が入力された状態は検出せずに、第1ハーネスと第2ハーネスとの間が短絡している状態のみを的確に検出することができる。そして、第1センサユニットの出力に基づく第1センサユニットの正常または異常の検出と、第2センサユニットの出力に基づく第1ハーネスと第2ハーネスとの間の短絡の検出とを、同時に行なうことができる。
さらに、本発明の第2態様に係る短絡検出方法によれば、車両のイグニッションスイッチがオンとなったときの初期診断として、第1センサユニットの出力に基づく第1センサユニットの正常または異常の検出と、第2センサユニットの出力に基づく第1ハーネスと第2ハーネスとの間の短絡の検出とを、同時に行なうことができる。これにより、異常が発生した状態で車両の運転が開始されてしまうことを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る乗員検知装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置の構成図である 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置の第1SWSユニットから出力される電気信号の電圧の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置の第1SWSユニットおよび第2SWSユニットから出力される電気信号の電圧の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置の第1SWSユニットおよび第2SWSユニットから出力される電気信号の電圧の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る乗員検知装置の動作、特に短絡検出方法の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る短絡検出方法について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による乗員検知装置10は、例えば図1,図2に示すように、車両用シート1に設けられた複数のシート荷重センサ(SWS:Seat Weight Sensor)ユニット11(例えば、4つのSWSユニット11a〜11d)と、制御ユニット12と、電源(例えば、バッテリ)13とを備えて構成されている。
車両用シート1は、シートクッション2の下部に配置されて車両用シート1の前後位置を調整するためのスライドアジャスタ(図示略)として、互いに車体前後方向に平行に設けられた2つのロアレール(図示略)と、各ロアレール上を前後方向に摺動可能に各ロアレールに係合したアッパーレール(図示略)とを備えている。そして、2つのアッパーレールの各前端部および後端部にSWSユニット11が配置されている。
SWSユニット11は、例えば、荷重を検知する柱状のセンシング部21の内部に歪みゲージ22を備え、歪みゲージ22はシートクッション2を介して加わる荷重(つまり、車両用シート1の自重と車両用シート1上に座った乗員の体重となど)を電気信号に変換する。
制御ユニット12は、個々のSWSユニット11を識別するために予めSWSユニット11毎に記憶されたシリアル番号などの固有情報に加えて、SWSユニット11が車両用シート1に組み込まれた後に検出された初期重量のデータを記憶しており、車両用シート1上に乗員が座った時にSWSユニット11から出力される電気信号により得られる重量から初期重量を減算することで、車両用シート1上に座った乗員の重量のみを検出する。
制御ユニット12は、例えば、各SWSユニット11毎に設けられて各SWSユニット11に対する通電のオンおよびオフを切り替える切替スイッチ41と、各SWSユニット11から出力される電気信号に対してA/D変換を行なうA/D変換部42とを備えて構成されている。そして、複数のSWSユニット11毎に設けられたハーネス31(例えば、4つの各ハーネス31a〜31d)によって各SWSユニット11(例えば、4つの各SWSユニット11a〜11d)と接続されている。
また、制御ユニット12は、電源(例えば、バッテリ)13に接続され、電源13から電源供給が行なわれている。
なお、ハーネス31は、例えば、切替スイッチ41に接続されてSWSユニット11に電源供給可能な通電用配線51と、A/D変換部42に接続されてSWSユニット11から出力される電気信号をA/D変換部42に入力可能な信号配線52と、車体などの接地点にSWSユニット11および制御ユニット12を接地する接地用配線53とを備えて構成されている。
制御ユニット12は、例えば車両のイグニッションスイッチがオンとなったときの初期診断などとして、各SWSユニット11毎の正常または異常の検出と、複数のハーネス31同士間の短絡の有無の検出との処理を実行する。
例えば図3に示すように、制御ユニット12は、各SWSユニット11毎に、SWSユニット11に対する通電を開始したタイミング(SWSユニット電源ONのタイミング)から所定時間が経過するまでの診断期間(例えば、時刻t1から時刻t3までの期間)において、各SWSユニット11から出力される電気信号の電圧に対して予め設定されたロー側閾値VLと第1閾値VTH1と第2閾値VTH2とハイ側閾値VHと最大電圧Vmax(例えば、Vmax=5Vなど、かつ、0<VL<VTH1<VTH2<VH<Vmax)とに基づき、SWSユニット11の正常または異常を検出する。
この診断期間は、例えば、SWSユニット11に対する通電が開始されてからSWSユニット11での自己診断が実行される期間(例えば、時刻t1から時刻t2の期間)と、この自己診断の診断結果に応じた電気信号の出力および個々のSWSユニット11を識別するために予めSWSユニット11毎に記憶されたシリアル番号などの固有情報の出力が実行される期間(例えば、時刻t2から時刻t3の期間)とから構成されている。
なお、制御ユニット12は、複数のSWSユニット11に対して、通電対象とするSWSユニット11の数を徐々に増加させつつ所定間隔をおいて順次通電を行ない、複数のSWSユニット11のうち何れか1つのSWSユニット11の診断を行なっている状態では、未だ診断対象として選択されたことが無い他のSWSユニット11に対する通電を禁止している。
例えば、4つの各SWSユニット11a〜11dに対しては、先ず、第1のSWSユニット11aの電源をオンとし、3つの各SWSユニット11b〜11dの電源をオフとして、第1のハーネス31aと、3つの各ハーネス31b〜31d毎との間の短絡の有無を診断する。
次に、第1のSWSユニット11aに加えて、第2のSWSユニット11bの電源をオンとし、2つの各SWSユニット11c,11dの電源をオフとして、第2のハーネス31bと、2つの各ハーネス31c,31d毎との間の短絡の有無を診断する。
次に、第1,第2のSWSユニット11a,11bに加えて、第3のSWSユニット11cの電源をオンとし、第4のSWSユニット11dの電源をオフとして、第3のハーネス31cと、第4のハーネス31dとの間の短絡の有無を診断する。
そして、最後に、第1〜第3のSWSユニット11a〜11cに加えて、第4のSWSユニット11dの電源をオンとして、全ての診断を完了する。
また、SWSユニット11は、診断期間において、例えば自己診断により異常を検出した場合には、電圧が0以上かつロー側閾値VL未満、あるいはハイ側閾値VH以上かつ最大電圧Vmax以下の電気信号を出力する。一方、自己診断により正常であることを検出した場合には、例えば図3に示すように、電圧がロー側閾値VL以上かつ第1閾値VTH1未満の値と第2閾値VTH2以上かつハイ側閾値VH未満の値とを交互に繰り返すような固有情報の電気信号を出力する。
なお、SWSユニット11は、診断期間の終了後(つまり、全てのSWSユニット11に対する診断期間の終了後)には、例えば図3に示す時刻t3以降のように、シートクッション2を介して加わる荷重(つまり、車両用シート1の自重と車両用シート1上に座った乗員の体重となど)を電気信号に変換して出力する重量出力を実行する。
そして、制御ユニット12は、SWSユニット11から受信した電気信号の電圧が、0以上かつロー側閾値VL未満、あるいは、ハイ側閾値VH以上かつ最大電圧Vmax以下であれば、SWSユニット11での自己診断により異常が検出された状態であると判断する。
また、SWSユニット11から受信した電気信号の電圧が、ロー側閾値VL以上かつ第1閾値VTH1未満、あるいは第2閾値VTH2以上かつハイ側閾値VH未満であれば、SWSユニット11での自己診断により正常が検出された状態であると判断する。
また、SWSユニット11から受信した電気信号の電圧が、第1閾値VTH1以上かつ第2閾値VTH2未満であれば、この電気信号が異常であると判断する。
複数のSWSユニット11に対して通電対象とするSWSユニット11の数を徐々に増加させつつ順次通電が実行される診断期間において、制御ユニット12は、複数のSWSユニット11のうち診断を行なうSWSユニット11に通電を行い、未だ診断対象として選択されたことが無い他のSWSユニット11に対する通電を禁止することから、例えば、2つの第1SWSユニット11の第1ハーネス31と第2SWSユニット11の第2ハーネス31との短絡異常が発生していない通常の状態であれば、図4(A),(B)に示すように、各SWSユニット11の電源がオンとされた期間のみにおいて、各SWSユニット11から出力された電気信号が各ハーネス31のみにおいて検出される。
これに対して、例えば、第1SWSユニット11の第1ハーネス31と第2SWSユニット11の第2ハーネス31との短絡異常が発生している異常状態であれば、図4(C)に示すように、電源がオンとされた第1SWSユニット11の第1ハーネス31により検出される電気信号と同等の電気信号が、電源がオフとされた第2SWSユニット11の第2ハーネス31においても検出される。
つまり、制御ユニット12は、電源がオフとされた第2SWSユニット11の第2ハーネス31において、電源がオンとされた第1SWSユニット11の第1ハーネス31の出力と同等のタイミングでの出力が検出されると、第1ハーネス31と第2ハーネス31との短絡異常が発生していると判断する。
ただし、複数のSWSユニット11および制御ユニット12は、各ハーネス31により車体などの接地点に接地されていることから、第1ハーネス31と第2ハーネス31との短絡異常が発生していない場合であっても、例えば図5(B),(C)に示すように、電源がオンとされた第1SWSユニット11の第1ハーネス31に発生した雑音による誘導電圧が、電源がオフとされた第2SWSユニット11の第2ハーネス31に発生する。
これにより、例えば図4(C)に示す比較例のような場合には、雑音による誘導電圧により、第1ハーネス31の出力と同等のタイミングでの出力が第2ハーネス31で検出されて、第1ハーネス31と第2ハーネス31との短絡異常が発生していると誤判定されてしまう虞がある。
このため、制御ユニット12は、例えば図5(B)に示すように、各ハーネス31に発生する雑音の電圧よりも大きな閾値として、第1閾値VTH1よりも大きくかつ第2閾値VTH2未満である第3閾値VTH3を予め設定する。そして、電源がオンとされた第1SWSユニット11の第1ハーネス31と同等のタイミングでの出力として、電源がオフとされた第2SWSユニット11の第2ハーネス31において第3閾値VTH3よりも大きな出力が検出された場合にのみ、第1ハーネス31と第2ハーネス31との短絡異常が発生していると判断する。
本実施の形態による乗員検知装置10は上記構成を備えており、次に、この乗員検知装置の動作、特に短絡検出方法の処理について説明する。
例えば車両のイグニッションスイッチがオンとなったときに複数のSWSユニット11から診断すべきSWSユニット11を順次選択して通電を実行する初期診断の処理として、先ず、例えば図6に示すステップS01においては、この初期診断の処理において複数のSWSユニット11から未だ診断対象として選択されたことが無い何れか1つのSWSユニット11を、診断対象である第1SWSユニット11として選択し、この第1SWSユニット11に対して通電を開始する。
次に、ステップS02においては、複数のSWSユニット11のうち電源がオンとされた第1SWSユニット11以外の他のSWSユニット11である第2SWSユニット11の第2ハーネス31において第3閾値VTH3よりも大きい出力が検出されたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS03に進み、このステップS03においては、第1ハーネス31と第2ハーネス31との短絡異常が発生していると判断し、エンドに進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS04に進む。
そして、ステップS04においては、全てのSWSユニット11が診断対象として選択されたことで初期診断が終了したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS01に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、エンドに進む。
上述したように、本実施の形態による短絡検出方法によれば、車両のイグニッションスイッチがオンとなったときの初期診断などとして、電源がオンとされた第1SWSユニット11の出力に基づく第1SWSユニット11の正常または異常の検出と、電源がオフとされた第2SWSユニット11の出力に基づく第1ハーネス31と第2ハーネス31との間の短絡の検出とを、同時に行なうことができる。これにより、異常が発生した状態で車両の運転が開始されてしまうことを防止することができる。
そして、各ハーネス31に発生する雑音の電圧よりも大きな閾値として、第1閾値VTH1よりも大きくかつ第2閾値VTH2未満である第3閾値VTH3を予め設定したことにより、ハーネス31に雑音による信号が発生する場合であっても、第1ハーネス31と第2ハーネス31との間が短絡しているか否かを精度よく検出することができる。
また、本実施の形態による短絡検出方法によれば、SWSユニット11の診断が完了した後に、次のSWSユニット11の診断を開始するようにしたが、これに限定されず、例えば第1SWSユニット11の診断が途中の状態であっても、第1ハーネス31と他のハーネス31との間の短絡の異常が無いと判断された時点で、次の第2SWSユニット11の診断と第2ハーネス31の短絡異常の検出を開始してもよい。例えば図4(A),図5(A)に示すように、第1SWSユニット11の電源がオンとされた後の最初のハイ信号によって第1ハーネス31と第2ハーネス31との間の短絡の有無を検出することができ、全ての固有情報の読み込みを必要とせずに、診断を完了することができる。このようにすることで、全てのSWSユニット11に対する診断期間を短縮することができる。
1 車両用シート
10 乗員検知装置
11 シート荷重センサ(SWS)ユニット
12 制御ユニット
13 電源
31 ハーネス

Claims (2)

  1. 車両用シートに設けられた複数のセンサユニットのうち第1センサユニットと車体に搭載された制御ユニットとを接続する第1ハーネスと、前記複数のセンサユニットのうち前記第1センサユニットとは異なる第2センサユニットと前記制御ユニットとを接続する第2ハーネスとの間の短絡の有無を検出する短絡検出方法であって、
    前記複数のセンサユニットから出力される信号の値に対してロー側閾値と、該ロー側閾値よりも大きい第1閾値と、該第1閾値よりも大きい第2閾値と、該第2閾値よりも大きいハイ側閾値と、前記第1閾値よりも大きくかつ前記第2閾値よりも小さくかつ各ハーネスに発生する雑音の電圧よりも大きな第3閾値と、を設定し、
    前記第1センサユニットの電源をオンとすることで、前記第1センサユニットが自己診断により異常を検出した場合には、前記ロー側閾値未満または前記ハイ側閾値以上の値の電気信号を出力するとともに、前記第1センサユニットが自己診断により正常を検出した場合には、前記ロー側閾値以上かつ前記第1閾値未満の値と、前記第2閾値以上かつ前記ハイ側閾値未満の値と、を交互に繰り返す電気信号を出力する構成とし、
    前記第1センサユニットの電源をオンとするとともに、前記第2センサユニットの電源をオフとして前記第2ハーネスが出力する信号の値を検出し、
    該信号の値が前記第3閾値よりも大きい場合に、前記第1ハーネスと前記第2ハーネスとの間が短絡していると判定することを特徴とする短絡検出方法。
  2. 前記判定の処理を車両のイグニッションスイッチがオンとなったときに行なうことを特徴とする請求項1に記載の短絡検出方法。
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