JP5243462B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、ジョブの実行の強制的な継続(強制継続)を行うことができる画像形成装置に関する。
従来、ジョブにおいて利用者によって指定された用紙サイズと、このジョブに応じて印刷を実行する予定の用紙に対して装置自身が検知した用紙サイズとが異なるときに、強制継続の指示を利用者から受け付け、強制継続の指示を利用者から受け付けると強制継続を実行する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−76920号公報
しかしながら、従来の画像形成装置においては、画像形成装置が強制継続の動作対象としている用紙サイズと、強制継続が行われる用紙の実際の用紙サイズとが異なることがあり、これらの用紙サイズが異なるときに強制継続時にジャムやミスプリントなどの不具合が発生する。
特に、画像形成装置は、印刷後の用紙の束を一時的に載置する中間トレイを備えている後処理装置が接続されている場合には、画像形成装置が強制継続の動作対象としている用紙サイズと、強制継続が行われる用紙の実際の用紙サイズとが異なるときに、強制継続時に後処理装置においてジャムなどの不具合が発生し易いという問題がある。つまり、このような後処理装置においては、印刷後の用紙の束をステープル(綴じ針)で綴じ止めする処理(ステープル処理)など、印刷後の用紙の後処理が行われるが、後処理のために中間トレイ上で用紙の束の長手方向の端や、長手方向に直交する幅方向の端の位置がそろえられるので、正しい用紙サイズで強制継続が実行されなければ、中間トレイ上で用紙の束の長手方向や幅方向の端の位置がそろえられるときに用紙が折れてジャムが発生し易い。
そこで、本発明は、中間トレイを使用する後処理が実行可能であるときに強制継続時の不具合の発生を従来より抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、用紙の用紙サイズを検知するサイズ検知手段と、前記用紙に印刷するジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジョブ実行手段による前記ジョブの実行の強制的な継続である強制継続の指示である強制継続指示を利用者から受け付ける指示受付手段と備えており、前記指示受付手段は、前記ジョブにおいて前記利用者によって指定された用紙サイズである指定サイズと、前記ジョブ実行手段が前記ジョブに応じて印刷を実行する予定の前記用紙に対して前記サイズ検知手段が検知した用紙サイズである検知サイズとが異なるときに前記強制継続指示を受け付ける画像形成装置であって、印刷後の前記用紙の束を一時的に載置する中間トレイを使用する後処理である中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止する強制継続禁止手段を備えていることを特徴とする。
この構成により、本発明の画像形成装置は、中間トレイを使用する後処理を行う強制継続を禁止するので、中間トレイを使用する後処理が実行可能であるときに強制継続時の不具合の発生を従来より抑えることができる。
また、本発明の画像形成装置の前記強制継続禁止手段は、前記中間トレイ使用処理を含む前記ジョブに対して前記指示受付手段による前記強制継続指示の受け付けを禁止することによって、前記中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止することが好ましい。
この構成により、本発明の画像形成装置は、中間トレイを使用する後処理を行う強制継続の指示の受け付けを禁止するので、中間トレイを使用する後処理を行う強制継続を確実に禁止することができる。
また、本発明の画像形成装置の前記強制継続禁止手段は、前記中間トレイ使用処理を含む前記ジョブに対して前記ジョブ実行手段に前記中間トレイ使用処理を省略した前記強制継続を実行させることによって、前記中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止することが好ましい。
この構成により、本発明の画像形成装置は、中間トレイを使用する後処理を省略した強制継続を実行させるので、中間トレイを使用する後処理を含むジョブに対しても強制継続を実行することができる。
また、本発明の画像形成装置の前記指定サイズおよび前記検知サイズは、前記指定サイズの前記用紙に対して前記サイズ検知手段が検知する用紙サイズが前記検知サイズと同一であるように前記検知サイズ毎にグループに分類されており、前記強制継続禁止手段は、前記指定サイズおよび前記検知サイズが同一の前記グループに分類されているときのみ、前記中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止し、前記ジョブ実行手段は、前記指定サイズおよび前記検知サイズが異なる前記グループに分類されているとき、前記検知サイズに応じた動作で前記強制継続を実行することが好ましい。
指定サイズおよび検知サイズが同一のグループに分類されているとき、指定サイズと検知サイズとでは、何れが実際の用紙サイズである可能性が高いか不明である。一方、指定サイズおよび検知サイズが異なるグループに分類されているとき、指定サイズと検知サイズとでは、検知サイズの方が実際の用紙サイズである可能性が高い。本発明の画像形成装置は、指定サイズおよび検知サイズが同一のグループに分類されているときのみ、中間トレイを使用する後処理を行う強制継続を禁止するので、中間トレイを使用する後処理を行う強制継続を常に禁止する構成と比較して、中間トレイを使用する後処理を行う強制継続を必要以上に禁止することを防止することができる。
本発明の画像形成装置は、中間トレイを使用する後処理が実行可能であるときに強制継続時の不具合の発生を従来より抑えることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムの概略図である。 図1に示す画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 図2に示すメインコントローラの印刷実行時の動作のフローチャートである。 図2に示すエンジンコントローラの印刷実行時の動作のフローチャートである。 図1に示すモニタに表示されるエラー画面であって、強制継続の禁止を示すエラー画面を示す図である。 図1に示すモニタに表示されるエラー画面であって、通常のエラー画面を示す図である。 図2に示すエンジンコントローラのROMに記憶されているテーブルであって、指定サイズ、検知サイズおよびグループの関係を表すテーブルを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システムにおけるエンジンコントローラの印刷実行時の動作のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムにおけるメインコントローラの印刷実行時の動作のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムにおけるエンジンコントローラの印刷実行時の動作のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムにおけるモニタに表示されるエラー画面であって、排出先の変更を示すエラー画面を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成システムにおけるエンジンコントローラの印刷実行時の動作のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態に係る画像形成システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成システム10の概略図である。
図1に示すように、画像形成システム10は、用紙91に印刷を行う本発明の画像形成装置としての複合機20と、複合機20に接続された後処理装置40とを備えている。後処理装置40は、複合機20による印刷後の用紙91にファイリング用の孔開けをする処理(パンチング処理)や、複合機20による印刷後の用紙91の束をステープル(綴じ針)で綴じ止めする処理(ステープル処理)など、複合機20による印刷後の用紙91の後処理を行う装置である。
複合機20は、用紙91を載置する複数の給紙トレイ21と、用紙91が排出される排紙トレイである本体トレイ22と、用紙91に印刷を実行するプリンタ部23と、原稿を読み込んで画像データを生成する読取デバイスであるスキャナ部24と、利用者によって種々の操作が入力される操作パネル25上の操作部25aと、種々の情報を表示する操作パネル25上のモニタ25bとを備えている。プリンタ部23は、給紙トレイ21から搬送された用紙91にトナー画像を転写する転写ユニット23aと、転写ユニット23aによって用紙に転写されたトナー画像を用紙91に熱によって定着させる定着ユニット23bと、用紙91を搬送する図示していない搬送部となどを備えている。
給紙トレイ21は、用紙91の載置位置を規制するスライド可能な図示していない規制部材を、用紙91の長手方向と、長手方向に直交する幅方向とにそれぞれ備えている。
プリンタ部23は、図示していない外部の装置から後述するネットワークI/F(interface)部33を介して受信された印刷データのジョブや、図示していない外部のファクシミリ装置から後述するファクシミリ通信部34を介して受信されたFAXのジョブや、スキャナ部24によって生成された画像データのジョブなどの各種のジョブを印刷する印刷デバイスである。
操作部25aは、モニタ25bとともにタッチパネルを形成するボタンや、操作パネル上のボタンなどの入力デバイスから構成されている。
モニタ25bは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスから構成されている。
後処理装置40は、用紙91が排出される排紙トレイであるメイントレイ41およびサブトレイ42と、印刷後の用紙91の後処理を行う後処理部43とを備えている。後処理部43は、複合機20から搬送されてきた用紙91にパンチング処理を行うパンチングユニット43aと、複合機20から搬送されてきた用紙91の束を一時的に載置する中間トレイ43bと、中間トレイ43bに載置された用紙91の束にステープル処理を行うステープラ43cと、用紙91を搬送する図示していない搬送部となどを備えている。
図2は、画像形成システム10の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、複合機20は、複合機20全体を制御するためのメインコントローラ31と、プリンタ部23、スキャナ部24および後処理装置40を制御するためのエンジンコントローラ32と、ホストコンピュータなどの図示していない外部の装置とLAN(Local Area Network)を介して通信を行うためのネットワークI/F部33と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線等の通信回線を介してファクシミリ通信を行うためのファクシミリ通信部34と、給紙トレイ21に載置されている用紙91の長手方向および幅方向の長さを検知する用紙サイズセンサ35とを備えている。
メインコントローラ31は、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)となどによって構成されている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行することによってメインコントローラ31を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
エンジンコントローラ32は、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとなどによって構成されている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行することによってエンジンコントローラ32を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
ネットワークI/F部33は、例えば、スキャナ部24によって生成された画像データをLANを介して外部の装置に送信したり、プリンタ部23で印刷されるための印刷データをLANを介して外部の装置から受信したりする。
ファクシミリ通信部34は、例えば、スキャナ部24によって生成された画像データを通信回線を介して外部のファクシミリ装置にFAX送信したり、プリンタ部23で印刷されるための画像データを通信回線を介して外部のファクシミリ装置からFAX受信したりする。
用紙サイズセンサ35は、給紙トレイ21における上述した規制部材のスライド位置に応じて抵抗が変化する可変抵抗を利用して用紙91の長手方向および幅方向の長さを検知するものである。エンジンコントローラ32は、エンジンコントローラ32のROMに記憶されている複数の用紙サイズの中から、用紙サイズセンサ35によって検知された用紙91の長手方向および幅方向の長さに基づいて、用紙91の用紙サイズを判断するようになっている。つまり、エンジンコントローラ32および用紙サイズセンサ35は、用紙91の用紙サイズを検知するようになっており、本発明のサイズ検知手段を構成している。
後処理装置40は、後処理装置40全体を制御するための後処理コントローラ51を備えている。後処理コントローラ51は、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとなどによって構成されている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行することによって後処理コントローラ51を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
次に、画像形成システム10の動作について説明する。
利用者は、スキャナ部24によって生成された画像データを印刷する用紙91の用紙サイズや、印刷後の用紙91の後処理の種類などを指定して、操作部25aによって複合機20にコピーの指示を与えることができる。利用者がコピーの指示を複合機20に与えると、複合機20のメインコントローラ31は、利用者からの指示に応じてエンジンコントローラ32に原稿の読み取りを指示する。エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31によって原稿の読み取りが指示されると、スキャナ部24に原稿を読み取らせて画像データを生成させる。スキャナ部24によって生成された画像データは、ジョブとしてメインコントローラ31のRAMに記憶される。このジョブには、画像データの他に、画像データを印刷する用紙91の用紙サイズとして利用者によって指定された用紙サイズである指定サイズや、印刷後の用紙91の後処理の種類などの情報も含まれる。そして、メインコントローラ31は、ジョブがRAMに記憶されると、図3に示す処理を実行する。
図3は、メインコントローラ31の印刷実行時の動作のフローチャートである。
図3に示すように、メインコントローラ31は、ジョブの実行をエンジンコントローラ32に要求する(S101)。エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31からジョブの実行がS101において要求されると、図4に示す処理を実行する。
図4は、エンジンコントローラ32の印刷実行時の動作のフローチャートである。
図4に示すように、エンジンコントローラ32は、ジョブに含まれる指定サイズと、ジョブに応じて印刷を実行する予定の用紙91に対して用紙サイズセンサ35で検知した用紙サイズである検知サイズとが異なるか否かを判断する(S151)。
エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一であるとS151において判断すると、指定サイズに応じた動作でジョブを実行する(S152)。つまり、エンジンコントローラ32は、ジョブに含まれる画像データを印刷する用紙91の実際の用紙サイズが指定サイズであるとしてプリンタ部23や後処理部43を動作させる。
まず、エンジンコントローラ32は、プリンタ部23に印刷を実行させる。そして、エンジンコントローラ32は、ジョブに含まれる後処理の種類が何もなかった場合、印刷後の用紙91をプリンタ部23によって本体トレイ22に排出させ、ジョブに何らかの後処理の種類が含まれている場合、印刷後の用紙91をプリンタ部23によって後処理装置40に搬送させる。このように、プリンタ部23およびエンジンコントローラ32は、用紙91に印刷するジョブを実行するようになっており、本発明のジョブ実行手段を構成している。
ジョブに含まれる後処理の種類にパンチング処理が含まれている場合、エンジンコントローラ32から後処理コントローラ51にパンチング処理の指示が行われるので、後処理コントローラ51は、複合機20から搬送されてきた用紙91に対してパンチングユニット43aにパンチング処理を実行させる。また、ジョブに含まれる後処理の種類にステープル処理が含まれている場合、エンジンコントローラ32から後処理コントローラ51にステープル処理の指示が行われるので、後処理コントローラ51は、複合機20から搬送されてきた用紙91を中間トレイ43bに載置させて、中間トレイ43bに載置させた用紙91の束に対してステープラ43cにステープル処理を実行させる。そして、後処理コントローラ51は、ステープル処理を実行した用紙91の束を後処理部43によってメイントレイ41に排出させ、ステープル処理を実行しなかった用紙91を後処理部43によってサブトレイ42に排出させる。後処理コントローラ51は、用紙91をメイントレイ41またはサブトレイ42に排出させると、後処理の完了をエンジンコントローラ32に通知する。
そして、エンジンコントローラ32は、印刷後の用紙91をプリンタ部23によって本体トレイ22に排出させるか、後処理コントローラ51から後処理の完了が通知されると、ジョブの実行の完了をメインコントローラ31に通知して(S153)、図4に示す処理を終了する。
また、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるとS151において判断すると、中間トレイ43bを使用する後処理がジョブに含まれているか否かを判断する(S154)。
エンジンコントローラ32は、中間トレイ43bを使用する後処理がジョブに含まれているとS154において判断すると、指定サイズと検知サイズとが異なることを示すサイズエラーと、強制継続を禁止していることとをメインコントローラ31に通知する(S155)。
次いで、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一であるか否かを判断する(S156)。ここで、利用者が指定サイズと同じ用紙サイズの用紙91を給紙トレイ21にセットすると、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一であるとS156において判断し、ジョブの続行をメインコントローラ31に通知して(S157)、再びS151の処理に戻る。
エンジンコントローラ32は、中間トレイ43bを使用する後処理がジョブに含まれていないとS154において判断すると、指定サイズと検知サイズとが異なることを示すサイズエラーをメインコントローラ31に通知する(S158)。
次いで、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一であるか否かを判断する(S159)。ここで、利用者が指定サイズと同じ用紙サイズの用紙91を給紙トレイ21にセットすると、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一であるとS159において判断し、ジョブの続行をメインコントローラ31に通知して(S157)、再びS151の処理に戻る。
図3に示すように、メインコントローラ31は、S101の処理の後、S101において要求したジョブの実行が完了したか否かを判断する(S102)。ここで、上述したように、ジョブの実行が完了していれば、S153においてジョブの実行の完了がエンジンコントローラ32からメインコントローラ31に通知される。したがって、メインコントローラ31は、エンジンコントローラ32からジョブの実行の完了が通知されることによって、ジョブの実行が完了したと判断することができる。
メインコントローラ31は、S101において要求したジョブの実行が完了したとS102において判断すると、図3に示す処理を終了する。
一方、メインコントローラ31は、S101において要求したジョブの実行が完了していないとS102において判断すると、サイズエラーが発生しているか否かを判断する(S103)。ここで、上述したように、ジョブに含まれる指定サイズと、検知サイズとが異なる場合には、S155またはS158においてサイズエラーがエンジンコントローラ32からメインコントローラ31に通知される。したがって、メインコントローラ31は、サイズエラーがエンジンコントローラ32から通知されることによって、サイズエラーが発生していることを判断することができる。
メインコントローラ31は、サイズエラーが発生しているとS103において判断しないとき、再びS102の処理に戻る。
一方、メインコントローラ31は、サイズエラーが発生しているとS103において判断すると、エンジンコントローラ32が強制継続を禁止しているか否かを判断する(S104)。ここで、上述したように、エンジンコントローラ32が強制継続を禁止している場合には、S155において強制継続を禁止していることがエンジンコントローラ32からメインコントローラ31に通知される。したがって、メインコントローラ31は、強制継続を禁止していることがエンジンコントローラ32から通知されることによって、エンジンコントローラ32が強制継続を禁止していることを判断することができる。
メインコントローラ31は、エンジンコントローラ32が強制継続を禁止しているとS104において判断すると、強制継続の禁止を示すエラー画面をモニタ25bに表示する(S105)。
図5は、強制継続の禁止を示すエラー画面を示す図である。図5に示すエラー画面には、利用者がジョブの実行を断念するときに押すための「キャンセル」ボタン61が含まれている。更に、図5に示すエラー画面には、「強制継続はできません。」という強制継続の禁止を示すメッセージが含まれている。なお、図5に示すエラー画面には、後述する通常のエラー画面とは異なり、「強制継続」ボタンが含まれておらず、強制継続の指示が禁止されていることが分かる。
利用者は、「キャンセル」ボタン61を押すことによって、複合機20にキャンセルを指示することができる。
図3に示すように、メインコントローラ31は、エンジンコントローラ32が強制継続を禁止していないとS104において判断すると、通常のエラー画面をモニタ25bに表示する(S106)。
図6は、通常のエラー画面を示す図である。図6に示すエラー画面には、図5に示すエラー画面とは異なり、「キャンセル」ボタン61だけでなく、利用者が強制継続を複合機20に指示するときに押すための「強制継続」ボタン62も含まれている。
利用者は、「キャンセル」ボタン61を押すことによって、複合機20にキャンセルを指示することができる。また、利用者は、「強制継続」ボタン62を押すことによって、複合機20に強制継続を指示することができる。このように、メインコントローラ31は、指定サイズと検知サイズとが異なるときに(S103でYES)強制継続指示を利用者から受け付ける(S106)ようになっており、本発明の指示受付手段を構成している。また、メインコントローラ31は、中間トレイ43bを使用する後処理(中間トレイ使用処理)がジョブに含まれているときに(S154でYES)、中間トレイ使用処理を含むジョブに対して強制継続指示の受け付けを禁止する(S105)ことによって、そのジョブの強制継続を禁止するようになっており、本発明の強制継続禁止手段を構成している。
図3に示すように、メインコントローラ31は、S105またはS106においてエラー画面をモニタ25bに表示した後、利用者から操作部25aを介してエラー画面から何らかの指示があったか否かを判断する(S107)。
メインコントローラ31は、利用者から操作部25aを介して何らかの指示がなかったとS107において判断すると、S101において要求したジョブが続行したか否かを判断する(S108)。ここで、上述したように、ジョブが続行すると、S157においてジョブの続行がエンジンコントローラ32からメインコントローラ31に通知される。したがって、メインコントローラ31は、エンジンコントローラ32からジョブの続行が通知されることによって、ジョブが続行したと判断することができる。
メインコントローラ31は、S101において要求したジョブが続行していないとS108において判断すると、再びS107の処理に戻る。
一方、メインコントローラ31は、S101において要求したジョブが続行したとS108において判断すると、モニタ25bに表示中のエラー画面を閉じて(S109)、再びS102の処理に戻る。なお、メインコントローラ31は、S109の処理から戻ってからのS102の処理およびS103の処理における判断を、新たに行われるエンジンコントローラ32の通知に応じて実行する。
メインコントローラ31は、利用者から操作部25aを介して何らかの指示があったとS107において判断すると、モニタ25bに表示中のエラー画面を閉じて(S110)、利用者によって操作部25aを介してエラー画面から受けた指示をエンジンコントローラ32に通知する(S111)。
そして、メインコントローラ31は、エラー画面から受けた指示がキャンセルの指示であるか否かを判断する(S112)。
メインコントローラ31は、エラー画面から受けた指示がキャンセルの指示であるとS112において判断すると、図3に示す処理を終了する。
一方、メインコントローラ31は、エラー画面から受けた指示がキャンセルの指示ではないとS112において判断すると、再びS102の処理に戻る。なお、メインコントローラ31は、S112の処理から戻ってからのS102の処理およびS103の処理における判断を、新たに行われるエンジンコントローラ32の通知に応じて実行する。
図4に示すように、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるとS156において判断すると、メインコントローラ31から指示が通知されたか否かを判断する(S160)。ここで、上述したように、利用者から操作部25aを介して何らかの指示があると、利用者によって操作部25aを介してエラー画面から受けた指示がS111においてメインコントローラ31からエンジンコントローラ32に通知される。したがって、エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されることによって、メインコントローラ31から指示が通知されたと判断することができる。
エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されなかったとS160において判断すると、再びS156の処理に戻る。
一方、エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されたとS160において判断すると、メインコントローラ31から通知された指示がキャンセルの指示であるので、図4に示す処理を終了する。
エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるとS159において判断すると、メインコントローラ31から指示が通知されたか否かを判断する(S161)。ここで、上述したように、利用者から操作部25aを介して何らかの指示があると、利用者によって操作部25aを介してエラー画面から受けた指示がS111においてメインコントローラ31からエンジンコントローラ32に通知される。したがって、エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されることによって、メインコントローラ31から指示が通知されたと判断することができる。
エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されなかったとS161において判断すると、再びS159の処理に戻る。
一方、エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されたとS161において判断すると、S111においてメインコントローラ31から通知された指示の種類を判断する(S162)。
エンジンコントローラ32は、キャンセルの指示がメインコントローラ31から通知されたとS162において判断すると、図4に示す処理を終了する。
エンジンコントローラ32は、強制継続の指示がメインコントローラ31から通知されたとS162において判断すると、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているか否かを判断する(S163)。ここで、指定サイズおよび検知サイズは、指定サイズの用紙91に対してエンジンコントローラ32および用紙サイズセンサ35が検知する知サイズ毎にグループに分類されている。図7は、エンジンコントローラ32のROMに記憶されているテーブルであって、指定サイズ、検知サイズおよびグループの関係を表すテーブルを示す図である。図7に示すテーブルは、指定サイズの何れのサイズが検知サイズの何れのサイズと同一のグループに分類されているかを表している。左右に隣り合う欄内の用紙サイズは、同一のグループに分類されていることを示している。例えば、図7に示すテーブルによれば、指定サイズのA4サイズおよびLetterサイズは、検知サイズのA4サイズと同一のグループに分類されている。一方、指定サイズのA3サイズは、検知サイズのA4サイズとは異なるグループに分類されている。
図4に示すように、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているとS163において判断すると、指定サイズに応じた動作でジョブを実行する(S152)。つまり、エンジンコントローラ32は、ジョブに含まれる画像データを印刷する用紙91の実際の用紙サイズが指定サイズであるとしてプリンタ部23や後処理部43を動作させる。そして、エンジンコントローラ32は、上述したように、ジョブの実行が完了すると、ジョブの実行の完了をメインコントローラ31に通知する(S153)。
一方、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとS163において判断すると、検知サイズに応じた動作でジョブを実行する(S164)。つまり、エンジンコントローラ32は、ジョブに含まれる画像データを印刷する用紙91の実際の用紙サイズが検知サイズであるとしてプリンタ部23や後処理部43を動作させる。そして、エンジンコントローラ32は、上述したように、ジョブの実行が完了すると、ジョブの実行の完了をメインコントローラ31に通知する(S153)。
以上に説明したように、複合機20は、中間トレイ使用処理を行う強制継続を禁止する(S105)ので、中間トレイ使用処理が実行可能であるときに強制継続時の不具合の発生を従来より抑えることができる。
また、複合機20は、中間トレイ使用処理を含むジョブに対して強制継続指示の受け付けを禁止する(S105)ので、中間トレイ使用処理を行う強制継続を確実に禁止することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成システムの構成は、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の構成と同様であるので、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る画像形成システムの動作は、エンジンコントローラ32が以下に説明するS251の処理を実行する点を除いて、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の動作と同様であるので、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の処理と同一の処理については、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の処理と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図8は、本実施の形態に係るエンジンコントローラ32の印刷実行時の動作のフローチャートである。
図8に示すように、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるとS151において判断すると、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているか否かを判断する(S251)。
エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているとS251において判断すると、中間トレイ43bを使用する後処理がジョブに含まれているか否かを判断する(S154)。
一方、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとS251において判断すると、指定サイズと検知サイズとが異なることを示すサイズエラーをメインコントローラ31に通知する(S158)。
以上に説明したように、本実施の形態に係るメインコントローラ31は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているときのみ(S251でYES)、中間トレイ使用処理を行う強制継続を禁止し(S105)、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとき(S163でNO、S251でNO)、検知サイズに応じた動作で強制継続を実行する(S164)ようになっている。
指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているとき、指定サイズと検知サイズとでは、何れが実際の用紙サイズである可能性が高いか不明である。一方、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとき、指定サイズと検知サイズとでは、検知サイズの方が実際の用紙サイズである可能性が高い。本実施の形態に係る複合機20は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているときのみ、中間トレイ使用処理を行う強制継続を禁止するので、中間トレイ使用処理を行う強制継続を常に禁止する構成と比較して、中間トレイ使用処理を行う強制継続を必要以上に禁止することを防止することができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成システムの構成は、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の構成と同様であるので、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る画像形成システムの動作は、メインコントローラ31がS104、S105の処理(図3参照。)に代えて以下に説明するS301、S302の処理を実行し、エンジンコントローラ32がS155の処理(図4参照。)に代えて以下に説明するS351の処理を実行するとともに更にS352〜S355の処理を実行する点を除いて、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の動作と同様であるので、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の処理と同一の処理については、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の処理と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係るメインコントローラ31の印刷実行時の動作のフローチャートである。図10は、本実施の形態に係るエンジンコントローラ32の印刷実行時の動作のフローチャートである。
図10に示すように、エンジンコントローラ32は、中間トレイ43bを使用する後処理がジョブに含まれているとS154において判断すると、指定サイズと検知サイズとが異なることを示すサイズエラーと、排出先を変更することとをメインコントローラ31に通知する(S351)。
次いで、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一であるか否かを判断する(S156)。ここで、利用者が指定サイズと同じ用紙サイズの用紙91を給紙トレイ21にセットすると、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一であるとS156において判断し、ジョブの続行をメインコントローラ31に通知して(S157)、再びS151の処理に戻る。
図9に示すように、メインコントローラ31は、S101において要求したジョブの実行が完了していないとS102において判断すると、サイズエラーが発生しているか否かを判断する(S103)。ここで、上述したように、ジョブに含まれる指定サイズと、検知サイズとが異なる場合には、S351またはS158においてサイズエラーがエンジンコントローラ32からメインコントローラ31に通知される。したがって、メインコントローラ31は、サイズエラーがエンジンコントローラ32から通知されることによって、サイズエラーが発生していることを判断することができる。
メインコントローラ31は、サイズエラーが発生しているとS103において判断しないとき、再びS102の処理に戻る。
一方、メインコントローラ31は、サイズエラーが発生しているとS103において判断すると、エンジンコントローラ32が排出先を変更するか否かを判断する(S301)。ここで、上述したように、エンジンコントローラ32が排出先を変更する場合には、S351において排出先を変更することがエンジンコントローラ32からメインコントローラ31に通知される。したがって、メインコントローラ31は、排出先を変更することがエンジンコントローラ32から通知されることによって、エンジンコントローラ32が排出先を変更することを判断することができる。
メインコントローラ31は、エンジンコントローラ32が排出先を変更しないとS301において判断すると、通常のエラー画面をモニタ25bに表示する(S106)。
一方、メインコントローラ31は、エンジンコントローラ32が排出先を変更するとS301において判断すると、排出先の変更を示すエラー画面をモニタ25bに表示する(S302)。
図11は、本実施の形態に係るモニタ25bに表示されるエラー画面であって、排出先の変更を示すエラー画面を示す図である。図11に示すエラー画面には、図6に示す通常のエラー画面と同様に、「キャンセル」ボタン61および「強制継続」ボタン62が含まれている。更に、図11に示すエラー画面には、「強制継続時は、排出先が本体トレイになります。」という排出先の変更を示すメッセージが含まれている。
利用者は、「キャンセル」ボタン61を押すことによって、複合機20にキャンセルを指示することができる。また、利用者は、「強制継続」ボタン62を押すことによって、複合機20に強制継続を指示することができる。
図9に示すように、メインコントローラ31は、S302またはS106においてエラー画面をモニタ25bに表示した後、利用者から操作部25aを介してエラー画面から何らかの指示があったか否かを判断する(S107)。
図10に示すように、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるとS156において判断すると、メインコントローラ31から指示が通知されたか否かを判断する(S160)。ここで、上述したように、利用者から操作部25aを介して何らかの指示があると、利用者によって操作部25aを介してエラー画面から受けた指示がS111においてメインコントローラ31からエンジンコントローラ32に通知される。したがって、エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されることによって、メインコントローラ31から指示が通知されたと判断することができる。
エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されなかったとS160において判断すると、再びS156の処理に戻る。
一方、エンジンコントローラ32は、メインコントローラ31から指示が通知されたとS160において判断すると、S111においてメインコントローラ31から通知された指示の種類を判断する(S352)。
エンジンコントローラ32は、キャンセルの指示がメインコントローラ31から通知されたとS352において判断すると、図10に示す処理を終了する。
エンジンコントローラ32は、強制継続の指示がメインコントローラ31から通知されたとS352において判断すると、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているか否かを判断する(S353)。
エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとS353において判断すると、印刷後の用紙91が本体トレイ22に排出されるように、検知サイズに応じた動作でジョブを実行する(S354)。つまり、エンジンコントローラ32は、ジョブに含まれる画像データを印刷する用紙91の実際の用紙サイズが検知サイズであるとしてプリンタ部23を動作させ、印刷後の用紙91を後処理装置40へ搬送させずに本体トレイ22へ排出させる。そして、エンジンコントローラ32は、上述したように、ジョブの実行が完了すると、ジョブの実行の完了をメインコントローラ31に通知する(S153)。
一方、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているとS353において判断すると、印刷後の用紙91が本体トレイ22に排出されるように、指定サイズに応じた動作でジョブを実行する(S355)。つまり、エンジンコントローラ32は、ジョブに含まれる画像データを印刷する用紙91の実際の用紙サイズが指定サイズであるとしてプリンタ部23を動作させ、印刷後の用紙91を後処理装置40へ搬送させずに本体トレイ22へ排出させる。そして、エンジンコントローラ32は、上述したように、ジョブの実行が完了すると、ジョブの実行の完了をメインコントローラ31に通知する(S153)。
このように、エンジンコントローラ32は、中間トレイ43bを使用する後処理(中間トレイ使用処理)がジョブに含まれているときに(S154でYES)、中間トレイ使用処理を含むジョブに対して中間トレイ使用処理を省略した強制継続を実行する(S354、S355)ことによって、中間トレイ使用処理を行う強制継続を禁止するようになっており、本発明の強制継続禁止手段を構成している。
以上に説明したように、複合機20は、中間トレイ使用処理を行う強制継続を禁止する(S354、S355)ので、中間トレイ使用処理が実行可能であるときに強制継続時の不具合の発生を従来より抑えることができる。
また、複合機20は、中間トレイ使用処理を含むジョブに対して中間トレイ使用処理を省略した強制継続を実行する(S354、S355)ので、中間トレイ使用処理を含むジョブに対しても強制継続を実行することができる。
なお、本実施の形態においては、中間トレイ使用処理を省略した強制継続を実行するときに用紙91の排出先が本体トレイ22になっているが、中間トレイ43bを使用しない搬送が可能であれば他の排出トレイに用紙91を排出するようになっていても良い。また、中間トレイ43bを使用しない後処理が可能であれば、印刷後の用紙91に対して後処理装置40による後処理が行われるようになっていても良い。例えば、強制継続が行われるジョブに後処理としてパンチング処理のみが含まれている場合、複合機20は、本体トレイ22に用紙91を排出せずにパンチングユニット43aによるパンチング処理を行わせた後、中間トレイ43bを介さずに、後処理装置40のサブトレイ42に用紙91を排出させるようになっていても良い。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成システムの構成は、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の構成と同様であるので、第1の実施の形態に係る画像形成システム10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る画像形成システムの動作は、エンジンコントローラ32が以下に説明するS451の処理を実行する点を除いて、第3の実施の形態に係る画像形成システム10の動作と同様であるので、第3の実施の形態に係る画像形成システム10の処理と同一の処理については、第3の実施の形態に係る画像形成システム10の処理と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図12は、本実施の形態に係るエンジンコントローラ32の印刷実行時の動作のフローチャートである。
図12に示すように、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるとS151において判断すると、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているか否かを判断する(S451)。
エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているとS451において判断すると、中間トレイ43bを使用する後処理がジョブに含まれているか否かを判断する(S154)。
一方、エンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとS451において判断すると、指定サイズと検知サイズとが異なることを示すサイズエラーをメインコントローラ31に通知する(S158)。
以上に説明したように、本実施の形態に係るエンジンコントローラ32は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているときのみ(S451でYES)、中間トレイ使用処理を省略した強制継続を実行する(S354、S355)ことによって中間トレイ使用処理を行う強制継続を禁止し、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとき(S163でNO、S451でNO)、検知サイズに応じた動作で強制継続を実行する(S164)ようになっている。
指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているとき、指定サイズと検知サイズとでは、何れが実際の用紙サイズである可能性が高いか不明である。一方、指定サイズと検知サイズとが異なるグループに分類されているとき、指定サイズと検知サイズとでは、検知サイズの方が実際の用紙サイズである可能性が高い。本実施の形態に係る複合機20は、指定サイズと検知サイズとが同一のグループに分類されているときのみ、中間トレイ使用処理を行う強制継続を禁止するので、中間トレイ使用処理を行う強制継続を常に禁止する構成と比較して、中間トレイ使用処理を行う強制継続を必要以上に禁止することを防止することができる。
なお、上述した各実施の形態においては、コピーのジョブについて説明しているが、印刷を実行するジョブであれば他のジョブであっても良い。例えば、図示していない外部の装置からネットワークI/F部33を介して受信された印刷データのジョブであっても良く、その場合には、メインコントローラ31は、ネットワークI/F部33を介して外部の装置のモニタにエラー画面を表示させ、外部の装置の操作部から入力された強制継続指示などの各種の指示をネットワークI/F部33を介して受け付けるようになっていれば良い。
また、複合機20は、上述した各実施の形態において後処理装置40が外部に接続されている構成であるが、後処理装置40と同様の構成を内部に備えている構成であっても良い。
また、本発明の画像形成装置は、上述した各実施の形態において複合機について説明しているが、コピー機、プリンタなどの複合機以外の画像形成装置であっても良い。
20 複合機(画像形成装置)
23 プリンタ部(ジョブ実行手段)
31 メインコントローラ(指示受付手段、強制継続禁止手段)
32 エンジンコントローラ(サイズ検知手段、ジョブ実行手段、強制継続禁止手段)
35 用紙サイズセンサ(サイズ検知手段)
43b 中間トレイ
91 用紙

Claims (4)

  1. 用紙の用紙サイズを検知するサイズ検知手段と、前記用紙に印刷するジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジョブ実行手段による前記ジョブの実行の強制的な継続である強制継続の指示である強制継続指示を利用者から受け付ける指示受付手段と備えており、
    前記指示受付手段は、前記ジョブにおいて前記利用者によって指定された用紙サイズである指定サイズと、前記ジョブ実行手段が前記ジョブに応じて印刷を実行する予定の前記用紙に対して前記サイズ検知手段が検知した用紙サイズである検知サイズとが異なるときに前記強制継続指示を受け付ける画像形成装置であって、
    印刷後の前記用紙の束を一時的に載置する中間トレイを使用する後処理である中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止する強制継続禁止手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記強制継続禁止手段は、前記中間トレイ使用処理を含む前記ジョブに対して前記指示受付手段による前記強制継続指示の受け付けを禁止することによって、前記中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記強制継続禁止手段は、前記中間トレイ使用処理を含む前記ジョブに対して前記ジョブ実行手段に前記中間トレイ使用処理を省略した前記強制継続を実行させることによって、前記中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記指定サイズおよび前記検知サイズは、前記指定サイズの前記用紙に対して前記サイズ検知手段が検知する記検知サイズ毎にグループに分類されており、
    前記強制継続禁止手段は、前記指定サイズおよび前記検知サイズが同一の前記グループに分類されているときのみ、前記中間トレイ使用処理を行う前記強制継続を禁止し、
    前記ジョブ実行手段は、前記指定サイズおよび前記検知サイズが異なる前記グループに分類されているとき、前記検知サイズに応じた動作で前記強制継続を実行することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の画像形成装置。
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