JP2009137096A - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、記録媒体のサイズ不一致に起因する搬送エラーの発生を未然に防止し、記録媒体を装置内に残したまま印字動作が停止することがなく、装置内に残った記録媒体を取り除くという面倒な作業をユーザにさせることがない、使い易い印字装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の印字装置1は、ホストコンピュータ101から指示された画像情報及び記録媒体の媒体長を記憶するメモリ104と、記録媒体に画像を印刷する印字手段と、指示に基づいて給紙された記録媒体の媒体長を検知するサイズ検知手段103aと、記憶した記録媒体の媒体長とサイズ検知手段103aが検知した記録媒体の媒体長とを比較する後処理制御手段103bと、を具備し、後処理制御手段103bは、記憶した記録媒体の媒体長を検知した記録媒体の媒体長へと書換えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体のサイズ不一致に起因する搬送エラーの発生を防止し、装置内に残った記録媒体を取り除くという作業をユーザに課すことがない、使い易い印字装置に関する。
従来、電子写真方式を利用してカラー画像を形成する画像形成装置では、感光ドラムや感光ベルト等の像担持体の表面にLSU(Laser Scanning Unit)によって制御されたレーザ光を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像して可視像化する。そして、この像担持体上で現像されたトナー画像を転写装置によって搬送されてきた記録用紙等の記録媒体に転写し、このトナー画像のトナーを熱や圧力を利用して定着装置で溶融し、記録媒体上に定着させる。このプロセスを順次行うことによって記録媒体に所定の画像を形成している。
ところで、この種の画像形成装置は、印字条件として用紙サイズを指定して印字動作を行う。そして、給紙後に、搬送路上に設けられたレジ前センサによって用紙サイズを検出して、サイズ不一致を検出し、ジャムにならないように印字動作を停止したりしている(特許文献1参照)。
(特許文献1)の画像形成装置は、印字制御手段から印字開始指示が出たらビデオコントローラからの垂直同期信号を待つ構成とし、ビデオコントローラはレーザビームプリンタの主制御装置に対して垂直同期信号を出力し、同信号から所定タイミング後に画像信号を出力する。レジストローラ制御手段はレジストローラの回転を開始すると同時にタイマーのカウントを開始する。その後紙サイズ不一致検知手段から紙サイズ不一致の情報を受けた場合、レジ前センサの用紙後端検知タイミングをもとに計算した用紙後端がレジストローラを通過するタイミングまで待機し、レジストローラを停止するものである。
同様なものとして、印刷装置の用紙サイズと指定した用紙サイズが不一致の場合に、ホストコンピュータの表示画面上で処理を選択できるようにした印刷システムが提案されている(特許文献2参照)。この(特許文献2)の印刷システムは、印刷装置とホストコンピュータが接続されていて、印刷装置にセットされている用紙サイズとホストコンピュータ側で指定した用紙サイズとが異なっている場合、ホストコンピュータ側で、(1)キャンセル、(2)続行、(3)変更の操作ボタンを含む警告画面を表示し、(3)変更ボタンが操作された時には、指定用紙サイズをセットされている用紙サイズに自動的に変更して、印刷データを送信するものである。
しかし、現在ますます画像形成装置の高速化が進んできている。このようにジャムにならないように印字動作を停止したり、警告表示を行ったり、紙長不一致ミスプリントを出力させたりしていたのでは、給紙速度を高速化できない。そこで、無駄な印字動作によるジャムやミスプリントエラーを抑制するための画像形成装置が提案された(特許文献3参照)。
(特許文献3)の印字装置は、予約時点の紙サイズと印字開始しようとする時点の紙サイズが一致しているかどうかを判別し、紙サイズ不一致と判断した場合には、紙サイズ不一致警告を出力すると共に、自動的に印字予約テーブルの紙サイズを新しい紙サイズに登録し直して印字再開するようにしている。これにより、そのまま予約時に登録された紙サイズのまま印字開始して、ジャムになったり、搬送路上のセンサにて用紙長を測定することによる紙長不一致ミスプリントエラーになったりすることを防止できる。
特開平10−194529号公報 特開2000−177218号公報 特開2001−088370号公報
以上説明したように、(特許文献1)の画像形成装置は、紙サイズ不一致の場合にレジ前センサの用紙後端検知タイミングをもとに計算した用紙後端がレジストローラを通過するタイミングまで待機してレジストローラを停止する。しかし、このように印字動作を停止していたのでは高速で印字することはできない。
また、(特許文献2)の印刷システムのように、印刷コマンドが出力された時にホストコンピュータ側で、(1)キャンセル、(2)続行、(3)変更の操作ボタンを含む警告画面を表示し、(3)変更ボタンが操作された時には、指定用紙サイズをセットされている用紙サイズに自動的に変更して印刷データを送信する場合も同様に高速で印字することは難しい。
さらに、(特許文献3)の印字装置のように、紙サイズ不一致と判断した場合に、紙サイズ不一致警告を出力し、自動的に印字予約テーブルの紙サイズを新しい紙サイズに登録し直して印字再開すると、そのまま予約時に登録された紙サイズで印字を開始して、ジャムになったり、搬送路上のセンサにて用紙長を測定することによる紙長不一致ミスプリントエラーになったりすることを防止できる。
これは印字する画像ごとにIDを割り当て、IDによって印字予約を行うものである。そして、印字予約テーブルに登録した予約時点の紙サイズと、印字開始しようとする現在の紙幅による紙サイズが一致しているかどうかをチェックし、一致していなかった場合には、印字予約テーブルの紙サイズ不一致となったIDに「紙サイズ不一致エラー」を登録し、印字前に紙サイズ不一致警告を通知すると共に、印字予約テーブルの、紙サイズ不一致になっているIDの紙サイズ情報を新しい紙サイズ、例えばB5をB4に書き替えるものである。
しかしながら、ここで言う紙サイズ不一致エラーは印字開始前のエラーであり、印字開始後の紙長不一致ミスプリントエラーではない。印字後に実際に紙長不一致ミスプリントエラー発生した時は、画像形成を停止して自動排出するか、ユーザが紙を取り除くかして、エラー状態から復帰させる必要があるものであった。
しかし、これではやはりユーザに印字装置のカバーを開けさせ、機体内に残留した用紙を取り除く作業を行わせることになる。サイズ不一致エラーとしてユーザにこうした面倒な作業をさせることなく、印字開始後のサイズ不一致エラーを防止できるものが望まれる。
本発明は、このような課題を解決するものであり、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体のサイズ不一致に起因する搬送エラーの発生を未然に防止し、記録媒体を装置内に残したまま印字動作が停止することがなく、装置内に残った記録媒体を取り除くという面倒な作業をユーザにさせることがない、使い易い印字装置を提供することを目的とする。
本発明の印字装置は、外部端末から指示された画像情報及び記録媒体の媒体長を記憶する記憶手段と、記録媒体に画像を印刷する印字手段と、指示に基づいて給紙された記録媒体の媒体長を検知する検知手段と、記憶した記録媒体の媒体長と検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較する制御手段と、を具備し、制御手段は、記憶した記録媒体の媒体長を検知した記録媒体の媒体長へと書換えることを特徴とする。
本発明の印字装置によれば、記憶した記録媒体の媒体長と検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較し、記憶した記録媒体の媒体長を検知した記録媒体の媒体長へと書換えることにより、指示された記録媒体のサイズと実際に給紙された記録媒体のサイズとを常に一致させるので、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体のサイズ不一致に起因する搬送エラーの発生を未然に防止することができる。
また、指示されたサイズの記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体を装置内に残したまま印字動作が停止することがないので、装置内に残った記録媒体を取り除くという面倒で無駄な作業をユーザに課すことを防止することができる。
本発明の請求項1の発明は、外部端末から指示された画像情報及び記録媒体の媒体長を記憶する記憶手段と、記録媒体に画像を印刷する印字手段と、指示に基づいて給紙された記録媒体の媒体長を検知する検知手段と、記憶した記録媒体の媒体長と検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較する制御手段と、を具備し、制御手段は、記憶した記録媒体の媒体長を検知した記録媒体の媒体長へと書換えることを特徴とする印字装置である。
この構成によって、記憶した記録媒体の媒体長と検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較し、記憶した記録媒体の媒体長を検知した記録媒体の媒体長へと書換えることにより、指示された記録媒体のサイズと実際に給紙された記録媒体のサイズとを常に一致させるので、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体のサイズ不一致に起因する搬送エラーの発生を未然に防止することができるという効果を有する。
また、指示されたサイズの記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体を装置内に残したまま印字動作が停止することがないので、装置内に残った記録媒体を取り除くという無駄な作業をユーザに課すことを防止することができるという効果を有する。
本発明の請求項2の発明は、外部端末から指示された画像情報及び記録媒体の媒体長を記憶する記憶手段と、記録媒体に画像を印刷する印字手段と、指示に基づいて給紙された印刷前の記録媒体の媒体長を検知する第1検知手段と、指示に基づいて給紙された印刷後の記録媒体の媒体長を検知する第2検知手段と、記憶した記録媒体の媒体長と第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較する制御手段と、を具備し、制御手段は、記憶した記録媒体の媒体長を第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長へと書換え、書換えた記録媒体の媒体長と第2検知手段が検知する記録媒体の媒体長とを比較して、記録媒体の搬送エラーの有無を判断する制御手段と、を備えることを特徴とする印字装置である。
この構成によって、書換えた記録媒体の媒体長と第2検知手段が検知する記録媒体の媒体長とを比較して、記録媒体の搬送エラーの有無を判断することにより、搬送エラーを判断する際の比較の基準を指示された記録媒体ではなく実際に給紙された記録媒体へと置換えるので、指示された記録媒体のサイズとは異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、あたかも実際に指示されたサイズどおりの記録媒体が給紙された状態を作り出すことができ、記録媒体のサイズ不一致に起因する給紙エラーを判断させないという効果を有する。
本発明の請求項3の発明は、請求項2の発明において、制御手段は、記録媒体の搬送エラーの発生がないと判断すると、記録媒体を装置外部に排出することを特徴とする印字装置である。
この構成によって、記録媒体の搬送エラーの発生がないと判断すると、記録媒体を装置外部に排出することにより、記録媒体のサイズ一致/不一致の何れの場合であっても、搬送エラーがないとの判断を行いつつ装置外への排紙も同時に行うので、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても装置内に記録媒体が残ってしまうという事態を避けることができるという効果を有する。また、指示されたサイズの記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体を装置内に残したまま印字動作が停止することがないので、装置内に残った記録媒体を取り除くという無駄な作業をユーザに課すことを防止することができるという効果を有する。
本発明の請求項4の発明は、請求項2の発明において、制御手段は、記憶した記録媒体の媒体長と第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長との比較結果が不一致である場合、記憶した記録媒体の媒体長と検知した記録媒体の媒体長とが一致していないことをユーザへ通知することを特徴とする印字装置である。
この構成によって、記憶した記録媒体の媒体長と第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長との比較結果が不一致である場合、記憶した記録媒体の媒体長と検知した記録媒体の媒体長とが一致していないことをユーザへ通知することにより、記録媒体が装置内に残らない状態で記録媒体の不一致をユーザへ知らせるので、ユーザは、搬送エラー発生時の紙詰まりを取り除くことなくサイズ不一致に起因する搬送エラーを知ることができる。また、ユーザは正しいサイズの記録媒体を装置内へセットするだけで、改めて所望の記録媒体へ画像の印刷をやり直すことができるという効果を有する。
本発明の請求項5の発明は、請求項4の発明において、制御手段は、記憶した記録媒体の媒体長と第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較して一致したと判断した場合、一致したことを示す第1情報を記憶手段に格納し、一方、不一致と判断した場合、不一致であることを示す第2情報を記憶手段に格納して、記憶手段に第2情報が格納されている場合に、ユーザへの通知を行うことを特徴とする印字装置である。
この構成によって、記憶した記録媒体の媒体長と検知した記録媒体の媒体長とを比較して一致した場合、一致を示す第1情報を記憶手段に格納し、一方、不一致の場合、不一致を示す第2情報を記憶手段に格納することにより、記憶手段に格納されている情報の種別に基づいて、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても装置内に記録媒体を残さず印字動作が継続されたのか否かを判断するので、判断処理を容易にできる。また、不一致を示す第2情報が記憶手段に格納された場合にユーザへ通知をすることにより、一致を示す第1情報が記憶手段に格納された場合にはユーザへ通知を行わないので、処理量を削減できる。
本発明の請求項6の発明は、請求項2の発明において、制御手段は、記憶した記録媒体の媒体長と第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長との比較結果が不一致である場合、次ページに対応する印刷情報の印刷を中断することを特徴とする印字装置である。
この構成によって、記憶した記録媒体の媒体長と第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長との比較結果が不一致である場合、次ページに対応する印刷情報の印刷を中断することにより、記録媒体が給紙された直後の検知結果に基づき次ページが印刷される前に印字情報の印刷を中断するので、ユーザが記録媒体の不一致を即座に知ることができるという効果を有する。また、次ページの印刷が行われる前に印刷動作を中断するので、サイズ不一致に起因する無駄な印刷動作が行われることを回避することができるという効果を有する。
本発明の請求項7の発明は、請求項2の発明において、記録手段は、電子写真方式で記録を行う記録手段であり、第1検知手段は、印刷される画像と給紙された記録媒体とを同期させるレジストセンサのON/OFFの区間を検知する検知手段であることを特徴とする印字装置である。
この構成によって、印刷される画像と給紙された記録媒体とを同期させるレジストセンサのON/OFFの区間を検知する検知手段とすることにより、給紙された直後の記録媒体の長さを検知するので、記録媒体のサイズが不一致の場合に備えて、記録媒体が印字される前に実際に給紙された記録媒体のサイズ、即ち書換えるべき用紙サイズの判別を行うことができるという効果を有する。
本発明の請求項8の発明は、請求項2の発明において、記録手段は、電子写真方式で記録を行う記録手段であり、第2検知手段は、定着器から記録媒体が抜け出したか否かを検知する排出センサのON/OFFの区間を検知する検知手段であることを特徴とする印字装置である。
この構成によって、定着器から記録媒体が抜け出したか否かを検知する排出センサのON/OFFの区間を検知する検知手段とすることにより、給紙された後排出される最後の段階、即ち、定着器を通過したあとの記録媒体の媒体長を検知するので、サイズ不一致の場合には書換えられた情報との比較を行うことで記録媒体が装置内に残留しないよう排紙することができに、一方、サイズ不一致以外のエラーが発生した場合には、書換えられた情報との比較に基づいてサイズ不一致以外のエラーの判別を可能にすることができるという効果を有する。
(実施の形態1)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態1における複写機、プリンタ、複合機等の電子写真方式で印刷する印字装置について説明する。
図1は本発明の実施の形態1における印字装置の全体構成図、図2は本発明の実施の形態1における記録装置のブロック構成図、図3は本発明の実施の形態1における印字装置で行われる用紙サイズ測定処理の第1のフローチャート、図4は本発明の実施の形態1における印字装置で行われる用紙サイズ測定処理の第2のフローチャート、図5は本発明の実施の形態1における印字装置の用紙判定情報格納領域のテーブル説明図である。
先ず、図1に示す1はタンデム型の印字装置であり、搬送路Aを送られる用紙やOHP(Over Head Projector)用シート等の記録媒体にカラー画像を形成する。以下、記憶媒体として用紙を用いた場合を説明する。
図1において、2はイエロー(以下、Y)、マゼンタ(以下、M)、シアン(以下、C)、さらに黒(以下、K)の各色ごとに感光体(図示しない)にそれぞれの静電潜像を形成させて、各色現像ローラ(図示しない)から供給されたトナーを使ってそれぞれトナー画像を形成し順に中間転写ベルト41に一次転写するためのプロセスカートリッジである。
このYMCKの中で頻繁に使用されるKのプロセスカートリッジ2は、他の色のカートリッジとは別に別個独立したカートリッジとされており、残りのYMCのプロセスカートリッジ2は3色で一体とされている。このYMCKのプロセスカートリッジ2内には、現像のための感光体、現像ローラ、帯電器(図示しない)、クリーニング装置(図示しない)等が設けられている。
次に、3はこのプロセスカートリッジ2と連結されて使用されるYMCKの各色で個別に設けられたトナーカートリッジである。また、4は一次転写されてYMCKの順で積み重なったトナー画像を二次転写ローラによって記録媒体に二次転写させるための中間転写ユニットである。中間転写ユニット4の中間転写ベルト41に感光体から各色トナーが転写される。
また、5は中間転写ベルトに形成されたトナー画像を二次転写ローラ51によって記録媒体に転写する二次転写部、6は搬送路Aを送られる記録媒体に転写されたトナー画像を定着させる定着部である。定着部6には、ハロゲンランプ等が設けられてトナーを溶融するための定着ローラ61と、この定着ローラ61との間に搬送される記録媒体を挟んで圧力を加える加圧ローラ62が設けられている。そして、7は記録媒体を収容する記録媒体カセット、8はカラー画像形成後の記録媒体を排出する排出部である。なお、中間転写ユニット4と二次転写部5とで、転写部を構成する。
実施の形態1の中間転写ユニット4は、無端の中間転写ベルト41と、この中間転写ベルト41を張架する駆動ローラ(図示しない)と従動ローラ(図示しない)、さらに中間転写ベルト41を感光体との間で挟持するYMCKの4個の一次転写ローラ、張力付与ローラとから構成される。
さらに図1の説明を続ける。9はカセット7から1枚ずつ記録媒体を取り出して搬送路Aに送出することができるピックアップローラ、10は印刷される画像と給紙された記録媒体とを同期させるレジストセンサ、11はレジストセンサ10によって検出された位置に基づいて搬送される記録媒体に抵抗を与えて先端位置を補正するレジストローラである。そして12は定着部6から用紙が送りだされたか否かを検知する排紙センサである。
レジストセンサ10は略「く」字状曲がった2片を備えた形状もしくは円弧状の形状をしており、中央部分が回動自在に軸支されている。そして、その上端が搬送路A内に配置され、記録媒体が搬送された時にはこの記録媒体が上端部分を押し、レジストセンサ10に回転モーメントが加えられることにより、振り子状に回転(揺動)する。レジストセンサ10には、その回動面を両側から挟む形で発光部と受光部を設けられており、発光部から出た光が受光部に受光されたり、一時的に遮られたりすると、レジストセンサ10はON信号を出力する。また、記録媒体が通過し終わると、逆方向に振り子状に回転し、逆の動きでOFF信号を出力する。
排紙センサ12も基本的に同様の構成を有しており、中央部分が回動自在に軸支されている。そして、排紙センサ12の上端が搬送路A内に配置され、記録媒体が搬送された時にはこの記録媒体が上端部分を押し、排紙センサ12に回転モーメントが加えられることにより、振り子状に回転(揺動)する。排紙センサ12には、発光部と受光部を設けられており、光が受光されたり、一時的に横切られたりするとON信号を出力し、逆方向に振り子状に回転すると、OFF信号を出力する。レジストセンサ10と排紙センサ12がON信号を出力すると、後述するようにタイマー107(図2参照)がカウントを開始し、OFF信号を出力するとタイマー107がカウントを停止する。
再び図1に戻って、13はカラー画像を形成された後の記録媒体を排出部8に排出するための排出ローラ、14はプロセスカートリッジ2に対して各感光体に静電潜像を形成させるためのLSU(Laser Scanning Unit)である。LSU14はスキャナ等で読取った画像信号、あるいはプリンタとして外部のホストコンピュータから出力された画像信号等によって変調されたレーザ光で各色感光体のドラム上を走査し、YMCK各色の静電潜像をYMCKの各感光体にそれぞれ形成する。トナーカートリッジ3から供給されたトナーは現像ローラによって感光体上で現像され、トナーの可視画像を形成する。
ここで以上説明した電子写真方式の印字装置による画像形成の流れを処理に沿って説明すると、トナーはトナーカートリッジ3からプロセスカートリッジ2内に送られ、プロセスカートリッジ2内では、トナーカートリッジ3から落下したトナーが撹拌部材によって撹拌され、摩擦帯電させられ、現像ローラ上で一様なトナーの層を形成し、これが感光体表面の静電潜像に従って現像される。
一次転写ローラにはそれぞれトナーと逆極性のバイアス電圧が印加されており、この電界の作用によって感光体上に現像されたトナー画像は中間転写ベルト41に一次転写される。このトナー画像が一次転写された無端の中間転写ベルト41が回動され、一次転写されたトナー画像が二次転写ローラ51において記録媒体に二次転写される。
この二次転写されたトナー画像は記録媒体が定着部6に搬送され、定着ローラ61、加圧ローラ62の作用によって定着され、記録媒体に画像形成される。本発明の記録媒体に画像を印刷する印字手段は、このような画像形成を行う電子写真方式のハードウェアを前提に、このハードウェアを制御する構成としてのプリントエンジン制御手段を備えたものである。
次に、本発明の実施の形態1における印字装置の制御構成を説明する。図2は実施の形態1における印字装置のブロック構成を示す。図1において、印字装置1はホストコンピュータ等からの指示で印字するプリンタシステムとなっている。そして、101はそのホストコンピュータ(本発明の外部端末)、102はホストコンピュータ101にケーブル等で接続されて印刷時にホストコンピュータ101のプリンタドライバとの間でデータや命令を伝送するためのインターフェースである。
図2に示す103は印字装置1の制御を行うCPUであり、104はROM、書換え可能な不揮発性ROM、RAMなどから構成されるメモリ、105は内部バスである。CPU103はメモリ104からプログラムを読み込み、制御手段としてプログラムの目的である各種機能を実行する。104aはメモリ104に設けられた用紙サイズ格納領域、同様に、104bは印刷データ格納領域、104cは用紙サイズ判定情報格納領域、104dはサイズ比較結果格納領域である。
ホストコンピュータ101から送信された印刷データ(本発明の画像情報)と印刷データ用紙サイズは、それぞれメモリ104のうちRAMに設けられた印刷データ格納領域104b、用紙サイズ格納領域104aに格納される。また、レジストセンサ10で検出した信号を基にCPU103によって判定された用紙サイズ(詳細は後述する)は、算出された用紙サイズ情報として用紙サイズ判定情報格納領域104cに格納される。なお、この印字装置1の固有の用紙サイズ判定情報(図5参照)は不揮発性ROM内に予め格納されており、これが必要に応じて読み出されて用紙サイズ判定情報格納領域104cに格納される。
また、算出された用紙サイズ情報とホストコンピュータ101から送信された印刷データ用紙サイズ情報を比較して、両者が一致している場合にフラグF=1をセットし、不一致の場合にはF=0をセットする。このために設けられたRAMの領域がサイズ比較結果格納領域104dである。なお、本発明でいう媒体長は、実施の形態1においては例えばA4等で示す用紙サイズのことを意味し、用紙の長さ(長さの単位)であっても、センサを通過する時間(時間の単位)でもサイズを表すことができる。実施の形態1においては時間を用いている。
そして、106は液晶等のディスプレイに表示するための制御を行う表示装置であり、107はレジストセンサ10で検出したON信号で時間のカウントを計測しOFF信号でカウントを停止するタイマーである。タイマー107でカウントした時間によって用紙サイズが判定される。なお、このタイマー107には2種類のタイマーが設けられている。1つ目は、レジストセンサ10からのON信号、OFF信号でカウントを開始し停止するタイマーTrであり、2つ目は、排紙センサ12からのON信号、OFF信号でカウントを行うタイマーTeである。
上述したように、既定の各用紙の用紙サイズ判定情報は不揮発性ROMに予め格納されている。図5に示すように、用紙サイズ格納情報には用紙サイズごとにレジストセンサ10を通過するのにかかる時間に相当するON/OFF区間(レジストセンサ通過時間)の情報が格納され、この時間情報を基にして所定時間で通過したと考えられる場合、この時間に対応した用紙サイズが通過したものとして特定できるようになっている。排紙センサ12を通過する時の時間情報も同様である。
ところで、本発明の実施の形態1においては、CPU103はメモリ104からソフトウェアとしてのプログラムを読み込んで、各種機能を実行する機能実現手段としての制御手段を構成する。図2のCPU103はこのような制御手段を表している。この制御手段の中には、上述したプリントエンジン制御手段(図示しない)と、実施の形態1の特徴である用紙サイズを検知するサイズ検知手段103aと、サイズ判定後の後処理を行う後処理制御手段103b(本発明の制御手段)を含む。図2においては、CPU103が構成する制御手段の中でこのサイズ検知手段103aと後処理制御手段103bを別に図示している。
サイズ検知手段103aはレジストセンサ10が検出したON、OFF信号に基づいてタイマーTrをカウントさせ(カウント開始、カウント停止)、レジストセンサ10を通過する通過時間を算出する。本発明の第1の検知手段は、実施の形態1においては、レジストセンサ10からの信号に基づいてタイマーTrとサイズ検知手段103aによって構成される。なお、このほかの検知手段であってもよいことは当然である。また、サイズ検知手段103aは排紙センサ12が検出したON、OFF信号に基づいてタイマーTeをカウントさせ、排紙センサ12を通過する通過時間を算出する。本発明の第2の検知手段は実施の形態1においては、排紙センサ12からの信号に基づいてタイマーTeとサイズ検知手段103aによって構成される。なお、このほかの検知手段でもよい。後処理制御手段103bはこれらの検知された通過時間を基に用紙サイズを判定する。
さて、本発明の実施の形態1の印字装置で行われる処理をフローチャートによって説明する。図3は印字装置で行われる用紙サイズ測定処理の第1のフローチャート、図4は印字装置で行われる用紙サイズ測定処理の第2のフローチャートを示す。
図3において、ホストコンピュータ101から印刷データと印刷データ用紙サイズと共に印刷命令があるまで待機し(step1)、印刷命令と共に印刷データと印刷データ用紙サイズを受信したら、印刷データ用紙サイズは用紙サイズ格納領域104aに格納し(step2)、印刷データは印刷データ格納領域104bに格納する。
その後、プリントエンジン制御手段が給紙動作の開始を命じる(step3)。これによって駆動原のモータが回転を始め、ピックアップローラ9、レジストローラ11等が一斉にギヤ列で回転を始める。この状態で、レジストセンサ10は搬送路Aを搬送されてくる用紙を検知できるまで待機する(step4)。レジストセンサ10がONすると、サイズ検知手段103aはタイマーTrのカウントを開始させる(step5)。
サイズ検知手段103aと後処理制御手段103bはレジストセンサ10がOFF信号を出力するのを待つ(step6)が、後処理制御手段103bはメモリ104(不揮発性ROM)の用紙サイズ判定情報を参照し、最も大きな用紙サイズが通過するのに必要なリーガル用紙サイズ時間TLG_Rが経過したか否かを判定する(step7)。このリーガル用紙サイズ時間TLG_Rが経過していなければ、step6に戻ってレジストセンサ10がOFF信号を出力するまでこの時間経過の判断を繰り返して行う。
step7において、タイマーTrがカウントを開始してからリーガル用紙サイズ時間TLG_Rが経過した場合、ジャム(搬送エラー)が発生してレジストセンサ10を通り抜けられなかったと考えられる。従って、後処理制御手段103bはレジストセンサ未通過ジャム発生と判断する(step8)。この後処理制御手段103bの判断に基づいて、プリントエンジン制御手段はエンジン制御を停止して(step9)、印刷を終了する。
なお、サイズ検知手段103aが検知したON/OFF区間に相当する用紙サイズは、搬送速度を積算すれば長さの次元となる。従って、各センサで検出した時間そのままで用紙のサイズを特定することができる。そこで実施の形態1では時間の単位で用紙サイズを判断している。そしてリーガル用紙サイズ時間TLG_Rを越えたものは、その後のサイズ比較の対象から除かれることになる。
さて、step6において、レジストセンサ10が正常にOFF信号を出力した場合、サイズ検知手段103aはタイマーTrのカウントをストップさせる(step10)。そして、タイマーTrのON信号、OFF信号のON/OFF区間(レジストセンサ通過時間T)から、この時間に対応する用紙サイズの用紙であると算出する(step11)。この算出されたレジストセンサ通過時間Tを基に、図5で示すように、TがTLTR_Rで示す時間幅(変動幅を含む特定)に入ればこの用紙はレターであり、TA4_Rで示す時間幅に入ればA4、TLGL_Rで示す時間幅に入ればリーガル、TB5_Rで示す時間幅に入ればB5、TB4_Rで示す時間幅に入ればB4等のように判断される。なお、レジストセンサ通過時間となるTLTR_R、TA4_R、TLGL_R、TB5_R、TB4_R等は、それぞれ共通の時間帯を含まないように(各時間幅にかぶりがないように)選択される。これは後述する排紙センサジャム検出時間でも同様である。
後処理制御手段103bは、用紙サイズ格納領域104aに格納された印刷用紙データサイズとを比較し(step12)、両者が一致した場合に比較結果のフラグF=1(本発明の第1情報)をサイズ比較結果格納領域104dにセットする(step13)。また、両者が一致しなかった場合にはフラグF=0(本発明の第2情報)をサイズ比較結果格納領域104dにセットし(step14)、次ページの給紙を停止させる(step15)。
この時併せて、フローチャートには記載していないが、後処理制御手段103bが用紙サイズ格納領域104aに格納した印刷データ用紙サイズと算出した記録媒体の用紙サイズとが一致していないことをユーザへ通知させることもできる。
このようにホストコンピュータ101から受信した用紙サイズとサイズ検知手段103aが検知した用紙サイズとが不一致である場合、次ページに対応する印刷情報の印刷を中断することになり、次ページが印刷される前に印刷を中断するので、ユーザが用紙サイズの不一致を即座に知ることができ、また、無駄な印刷が行われることを回避することができる。なお、リーガル用紙サイズ時間TLG_Rを越えたものはstep7〜9の処理の中で比較の対象から除かれている。
さらに、後処理制御手段103bはこの算出された用紙サイズを使って、ホストコンピュータ101から送信された印刷データ用紙サイズに代えて新しい用紙サイズ情報を用紙サイズ格納領域104aに用紙サイズ情報として格納し(step16)、この書換えた(算出された)用紙サイズを基に、搬送後に排紙センサ12においてジャム(本発明の搬送エラー)か、否かを判定するための排紙センサジャム検出時間を再設定する(step17)。例えば、ホストコンピュータ101からA4サイズの印刷が指示されていても、算出した用紙サイズがリーガルサイズなら、図5のように定着巻付き判定時間としてTLGR_S、排紙センサ未通過判定時間TLGR_Lが排紙センサジャム検出時間として再設定される。
続いて、図4に基づいて、実施の形態1の印字装置で図3の処理と引き続いて行われる処理をフローチャートによって説明する。図4において、排紙センサ12は搬送されてくる用紙を検知(ON信号を出力)するまで待機する(step18)。排紙センサ12がONするとサイズ検知手段103aはタイマーTeにカウントを開始させる(step19)。
サイズ検知手段103aと後処理制御手段103bは排紙センサ12がOFF信号を出力するのを待つが(step20)、後処理制御手段103bは排紙センサ未通過判定時間、例えば上記リーガルサイズの設定の場合TLGR_Lが経過したか否かを判定する(step21)。排紙センサ未通過判定時間が経過していなければ、step20に戻って排紙センサ12がOFF信号を出力するまでこれを繰り返す。
step21において、タイマーTeがカウントを開始してから排紙センサ未通過判定時間が経過したと後処理制御手段103bが判断した場合は、排紙センサ未通過ジャム発生と判断する(step22)。言い換えるなら、排紙センサ12がONしてOFFするまでの時間(ON/OFFの区間)は、排紙センサ12が検知した実際の用紙の用紙サイズに相当するから、これがレジストセンサ10で再設定された用紙の用紙サイズ、例えばリーガルサイズと異なって、この時予想されるTLGR_L以上の時間が経過したことになり、排紙センサ未通過ジャムと判断することになる。
ところで、図5に示すように、搬送エラーが発生したと判断する排紙センサジャム検出時間には2種類の判定時間がある。1つ目は、定着ローラに61等に巻付いてジャムを起こす定着巻付き時間であり、2つ目は、排紙センサを通過できないと判断される排紙センサ未通過判定時間である。この場合、2つ目の判定時間を経過しても、排紙センサがOFF信号を出力しなかったことにより、排紙センサ未通過ジャム(搬送エラー)が発生したと判断する(step22)。
step20において、排紙センサ12が排紙センサ未通過判定時間内にOFF信号を出力した場合、サイズ検知手段103aはタイマーTeのカウント動作をストップさせる(step23)。そして、このタイマーTeのON信号、OFF信号の時間から、用紙サイズ判定情報格納領域104cの定着巻付き判定時間情報を参照して、タイマーTeのカウント時間が定着巻付き判定時間以上であるか否かの定着巻付き判定を行う(step24)。
例え、排紙センサ12がOFF信号を出力したとしても、定着ローラ61で過熱などに起因して定着巻付きが起こっていれば、次ページ以降の印刷においても同様にジャムが発生すると予想されるからである。なお、定着巻付き判定時間の大きさであるが、例えばリーガルサイズの場合、排紙センサ未通過判定時間をTLGL_L、定着巻付き判定時間をTLGL_Sした時、TLGL_SはTLGL_Lの80%程度を目安にした値である。排紙センサ12を通過し終えるまでにかなりの時間が経過していることを示す。
後処理制御手段103bは、タイマーTeがカウントした時間と定着巻付き判定時間とを比較し、前者が後者より小さい(早期に排紙センサを通過した)場合に定着ローラ61に引っ張られて定着巻付きジャムが発生したと判断する(step25)。
step25で定着巻付きジャムが発生した場合と、step22で排紙センサ未通過ジャム発生した場合の何れの場合も、プリントエンジン制御手段はエンジン制御を停止して(step26)、終了する。レジストセンサ10、排紙センサ12で用紙サイズを検知するからこそ、これらジャムの判定が可能になる。
step24において、タイマーTeのカウントした時間と定着巻付き判定時間とを比較して、前者が後者以上(正規の時間帯で排紙センサを通過)の場合には、後処理制御手段103bは記録媒体を排紙する(step27)。
そして、後処理制御手段103bは、サイズ比較結果格納領域104dにセットされているフラグFがF=1であるか否かを判定する(step28)。これにより、フラグFがF=1の場合は、ホストコンピュータ101から指示があった印刷データ用紙サイズと同一のサイズで、正常に印刷が終了したことになる。
これに対し、step27においてフラグFがF=1でなかった(言い換えればF=0)場合は、後処理制御手段103bは表示装置106に用紙違い表示を行わせ(step29)、ユーザに別の記録媒体に印刷した旨を伝える。従って、用紙違いはジャムとされず、そのまま排紙されたことになる。
これにより、従来のようにジャムとされ、ユーザに印字装置のカバーを開けさせて、装置内に残留した用紙を取り除く作業をなくすことができる。しかも、step17において、算出された用紙サイズを基に排紙センサジャム検出時間が更新(再設定)されるから、次ページの印刷がある場合はそのまま算出された用紙サイズで継続して印刷を続けることができる。このような場合に用紙違いで印刷が停止することがなく、高速での印刷が可能になる。
以上説明したように実施の形態1の印字装置によれば、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体のサイズ不一致に起因する搬送エラーの発生を未然に防止することができる。そして、指示されたサイズの記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、記録媒体を装置内に残したまま印刷を停止することがないので、装置内に残った記録媒体を取り除くという煩わしい作業をユーザに課すことがない。サイズ不一致で印刷が停止することがなく、高速で印字することができ、使い易い印字装置を提供することができる。
また、搬送エラーを判断する際の比較の基準を指示された記録媒体ではなく実際に給紙された記録媒体へ設定を置換えるので、指示された記録媒体のサイズとは異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、あたかも実際に指示されたサイズどおりの記録媒体が給紙された状態を作り出すことができ、記録媒体のサイズ不一致に起因する給紙エラーを発生させることがない。
用紙違い表示は記録媒体が装置内に残らない状態で行われるので、ユーザは、搬送エラー発生時の紙詰まりを取り除くことなく、こうした作業をしないでサイズ不一致に起因する搬送エラーを知ることができる。また、ユーザはこの表示により正しいサイズの記録媒体を装置内へセットするだけで、改めて所望の記録媒体へ画像の印刷をやり直すことができる。
メモリに格納されている情報の種別に基づいて、指示された記録媒体と異なるサイズの記録媒体が給紙された場合であっても、装置内に記録媒体を残さず印字動作が継続されたのか否かを判断するので、この判断と後の処理が容易に行える。また、サイズ不一致の場合にユーザへ通知が行われ、一致した場合にはユーザへ通知を行わないので、CPUにかかる負荷、処理量を削減できる。
レジストセンサでのON/OFFの区間を検知するため、給紙された直後の記録媒体のサイズを検知するので、記録媒体のサイズが不一致の場合に備えてその後の対策が可能になり、記録媒体が印刷される前に実際に給紙された記録媒体のサイズ、即ち書換えるべき用紙サイズの判別を行うことができる。
また、排出センサのON/OFFの区間を検知するため、排出される最後の段階、即ち、定着部を通過したあとの記録媒体のサイズを検知するので、再設定された情報との比較を行うことで、サイズ不一致の場合にも記録媒体が装置内に残留しないよう排紙することができ、サイズ不一致以外のエラーが発生した場合には、サイズ不一致以外のエラーが発生したものと判別することができる。
本発明の印刷装置は、トナーを使った電子写真方式などで印刷を行う印字装置に適用することができる。
本発明の実施の形態1における印字装置の全体構成図 本発明の実施の形態1における記録装置のブロック構成図 本発明の実施の形態1における印字装置で行われる用紙サイズ測定処理の第1のフローチャート 本発明の実施の形態1における印字装置で行われる用紙サイズ測定処理の第2のフローチャート 本発明の実施の形態1における印字装置の用紙判定情報格納領域のテーブル説明図
符号の説明
1 印字装置
2 プロセスカートリッジ
3 トナーカートリッジ
4 中間転写ユニット
5 二次転写部
6 定着部
7 記録媒体カセット
8 排出部
9 ピックアップローラ
10 レジストセンサ
11 レジストローラ
12 排紙センサ
13 排出ローラ
14 LSU
41 中間転写ベルト
51 二次転写ローラ
61 定着ローラ
62 加圧ローラ
101 ホストコンピュータ
102 インターフェース
103 CPU
103a サイズ検知手段
103b 後処理制御手段
104 メモリ
104a 用紙サイズ格納領域
104b 印刷データ格納領域
104c 用紙サイズ判定情報格納領域
104d サイズ比較結果格納領域
105 内部バス
106 表示装置
107 タイマー

Claims (8)

  1. 外部端末から指示された画像情報及び記録媒体の媒体長を記憶する記憶手段と、
    前記記録媒体に前記画像を印刷する印字手段と、
    前記指示に基づいて給紙された記録媒体の媒体長を検知する検知手段と、
    前記記憶した記録媒体の媒体長と前記検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較する制御手段と、を具備し、
    前記制御手段は、前記記憶した記録媒体の媒体長を前記検知した記録媒体の媒体長へと書換えることを特徴とする印字装置。
  2. 外部端末から指示された画像情報及び記録媒体の媒体長を記憶する記憶手段と、
    前記記録媒体に前記画像を印刷する印字手段と、
    前記指示に基づいて給紙された印刷前の記録媒体の媒体長を検知する第1検知手段と、
    前記指示に基づいて給紙された印刷後の記録媒体の媒体長を検知する第2検知手段と、
    前記記憶した記録媒体の媒体長と前記第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較する制御手段と、を具備し、
    前記制御手段は、前記記憶した記録媒体の媒体長を前記第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長へと書換え、前記書換えた記録媒体の媒体長と前記第2検知手段が検知する記録媒体の媒体長とを比較して、記録媒体の搬送エラーの有無を判断する制御手段と、を備えることを特徴とする印字装置。
  3. 前記制御手段は、記録媒体の搬送エラーの発生がないと判断すると、前記記録媒体を装置外部に排出することを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 前記制御手段は、前記記憶した記録媒体の媒体長と前記第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長との比較結果が不一致である場合、前記記憶した記録媒体の媒体長と前記検知した記録媒体の媒体長とが一致していないことをユーザへ通知することを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  5. 前記制御手段は、前記記憶した記録媒体の媒体長と前記第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長とを比較して一致したと判断した場合、一致したことを示す第1情報を前記記憶手段に格納し、一方、不一致と判断した場合、不一致であることを示す第2情報を前記記憶手段に格納して、前記記憶手段に前記第2情報が格納されている場合に、前記ユーザへの通知を行うことを特徴とする請求項4記載の印字装置。
  6. 前記制御手段は、前記記憶した記録媒体の媒体長と前記第1検知手段が検知した記録媒体の媒体長との比較結果が不一致である場合、前記次ページに対応する印刷情報の印刷を中断することを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  7. 前記記録手段は、電子写真方式で記録を行う記録手段であり、
    前記第1検知手段は、印刷される画像と給紙された記録媒体とを同期させるレジストセンサのON/OFFの区間を検知する検知手段であることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  8. 前記記録手段は、電子写真方式で記録を行う記録手段であり、
    前記第2検知手段は、定着器から記録媒体が抜け出したか否かを検知する排出センサのON/OFFの区間を検知する検知手段であることを特徴とする請求項第2記載の印字装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143696A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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