JP5243385B2 - トルクセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、トーションバーを介して同軸に連結される第1軸および第2軸間の捩れを検出するトルクセンサに関する。
トーションバーで第2軸に連結される第1軸側にリング状である多極の永久磁石が固定され、永久磁石に対向する爪部をそれぞれ有する一対の回転ヨークが第2軸側に固定されるようにしたトルクセンサが特許文献1で知られている。
特開2008−180517号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、多極の永久磁石を用いるので、着磁コストの増大を招くだけでなく、磁極間の磁力ばらつきの影響が大きくなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、着磁コストを小さくし、磁極間の磁力ばらつきの影響も小さく抑え得るようにしたトルクセンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、トーションバーを介して同軸に連結される第1軸および第2軸間の捩れを検出するトルクセンサであって、第1リング部ならびに第1リング部の周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されて軸方向に延びる複数個の第1爪部を有して前記第1軸に固定される第1回転ヨークと、前記第1リング部よりも大径に形成されて第1リング部を同軸に囲繞する第2リング部ならびに第2リング部の周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されて軸方向に延びるとともに前記複数個の第1爪部間に配置される複数個の第2爪部を有して前記第1軸に固定される第2回転ヨークと、内周側および外周側が相互に異なる極となるように径方向に着磁されて前記第1および第2リング部間に置されるリング状の永久磁石と、第3リング部ならびに第3リング部の周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されるとともに前記第1および第2爪部に対向する複数個の第3爪部を有して前記第2軸に固定される第3回転ヨークと、前記第3リング部と同径に形成されるとともに前記第2軸の軸方向で第3リング部からずれた位置に配置される第4リング部ならびに第4リング部の周方向等間隔をあけた複数箇所に連設されるとともに第1および第2爪部に対向するようにして第3爪部間に配置される複数個の第4爪部を有して前記第2軸に固定される第4回転ヨークと、前記第3および第4リング部にそれぞれ対向置される第1および第2集磁ヨークと、それら第1および第2集磁ヨーク間に設けられる磁気検出素子と、前記第1軸に連結されて前記第1〜第4回転ヨーク、前記永久磁石、並びに前記第1および第2集磁ヨークを覆うセンサハウジングとを備えており、前記永久磁石、前記磁気検出素子、並びに前記第1および第2集磁ヨークが前記センサハウジングに固定されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記センサハウジングが合成樹脂製であって、該センサハウジングに、前記永久磁石および前記両集磁ヨークがインサート結合されることを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記第1および第2回転ヨークと、それら第1および第2回転ヨークの一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第1ホルダとを備える第1軸側回転ヨーク体が前記第1軸に固定され、前記第3および第4回転ヨークと、それら第3および第4回転ヨークの一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第2ホルダとを備える第2軸側回転ヨーク体が前記第2軸に固定されることを第3の特徴とする。
なお実施の形態のホールIC22が本発明の磁気検出素子に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、第1軸に固定される第1回転ヨークの第1リング部および第2回転ヨークの第2リング部間に、内周側および外周側が相互に異なる極であるリング状の永久磁石が固定配置されるので、第1および第2回転ヨークがそれぞれ有する第1および第2爪部は相互に異なる磁極となる。一方、第2軸に固定される第3回転ヨークの第3爪部および第4回転ヨークの第4爪部は、第1および第2爪部に対向しており、第3および第4回転ヨークの第3および第4リング部に個別に対応して固定配置される一対の集磁ヨーク間に磁気検出素子が設けられるので、第1軸および第2軸間で捩れが生じると、第1および第2爪部と、第3および第4爪部との間での周方向相対位置が変化して第1および第2集磁ヨーク間での磁束に変化が生じることによって第1軸および第2軸間の捩れが検出されることになる。しかもリング状の永久磁石が径方向に着磁されるものであるので、着磁コストを小さくすることができ、磁極間の磁力ばらつきの影響も小さく抑えることができる。
また特に第1軸に連結されて第1〜第4回転ヨーク、永久磁石、並びに第1および第2集磁ヨークを覆うセンサハウジングに、永久磁石、磁気検出素子、第1および第2集磁ヨークが固定されており、磁力のばらつきをセンサ設定(中立位置の出力など)の変更で調整する場合、永久磁石、両集磁ヨークおよび磁気検出素子がセンサハウジングに内蔵固定されたトルクセンサだけでセンサ出力調整ができるので、電動パワーステアリング装置におけるステアリングシャフトの中間部等へのトルクセンサの組付け工数を少なくすることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、合成樹脂製のセンサハウジングに、永久磁石および両集磁ヨークをインサート結合することができる。
さらに本発明の第3の特徴によれば、第1および第2回転ヨークと、第1および第2回転ヨークの一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第1ホルダとを備える第1軸側回転ヨーク体と、第3および第4回転ヨークと、第3および第4回転ヨークの一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第2ホルダとを備える第2軸側回転ヨーク体とを予め組み立てておくことで、第1および第2回転ヨークの第1軸への組付け工数ならびに第3および第4回転ヨークの第2軸への組付け工数を低減して組付け作業効率を高めることができる。
トルクセンサの縦断面図である。 トルクセンサの分解縦断面図である。 第1回転ヨーク、第2回転ヨーク、永久磁石、第3回転ヨーク、第4回転ヨーク、第1集磁ヨークおよび第2集磁ヨークの分解斜視図である。 第1軸に固定された第1軸側回転ヨーク体ならびに第2軸に固定された第2軸側回転ヨーク体の斜視図である。 第1軸側回転ヨーク体の斜視図である。 図5の6矢視図である。 トーションバーを省略した状態での図2の7−7線拡大断面図である。 第1集磁ヨーク、第2集磁ヨーク、ホールIC、第3ホルダおよび端子の分解斜視図である。 トルクセンサの全体斜視図である。 第1〜第4爪部の相対位置変化を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図1〜図10を参照しながら説明すると、先ず図1および図2において、電動パワーステアリング装置においてステアリングシャフトの中間部には、トーションバー13で連結される第1軸11および第2軸12間の捩れを検出するようにして本発明に従って構成されるトルクセンサが介設される。
このトルクセンサは、第1リング部15aおよび第2リング部16aをそれぞれ有して第1軸11に固定される第1および第2回転ヨーク15,16と、第1および第2リング部15a,16a間に固定配置されるリング状の永久磁石17と、第3リング部18aおよび第4リング部19aをそれぞれ有して第2軸12に固定される第3および第4回転ヨーク18,19と、第3および第4リング部18a,19aにそれぞれ対向して固定位置に配置される一対の集磁ヨーク20,21と、両集磁ヨーク20,21間に設けられる磁気検出素子であるホールIC22…とを備える。
図3および図4において、第1回転ヨーク15は、第1リング部15aと、第1リング部15aの周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば6箇所に連設されて軸方向に延びる複数個たとえば6個の第1爪部15b,15b…とを一体に有し、第2回転ヨーク16は、第1リング部15aよりも大径に形成されて第1リング部15aを同軸に囲繞する第2リング部16aと、第2リング部16aの周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば6箇所に連設されて軸方向に延びる複数個たとえば6個の第2爪部16b,16b…とを一体に有するものであり、第1爪部15b,15b…および第2爪部16b,16b…は、それらの爪部15b,15b…;16b,16b…が第1軸11の軸線を中心とする同一仮想円に外面を沿わせつつ周方向交互に配置されるように形成される。
図5〜図7を併せて参照して、第1および第2回転ヨーク15,16と、第1軸11に圧入等で固定される円筒状の第1カラー23と、第1回転ヨーク15、第2回転ヨーク16および第1カラー23の一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第1ホルダ24とは、第1軸側回転ヨーク体25を構成する。
第1ホルダ24は、第1カラー23の下部外周を覆うとともに第1カラー23の下方に間隔をあけて配置される第1回転ヨーク15の第1リング部15aおよび第1カラー23を連結する第1環状部24aと、第1リング部15aの外面の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば3箇所に設けられて軸方向に延びる溝36…を埋めるようにして第1環状部24aから下方に延びる複数個たとえば3個の連結部24b…と、第2回転ヨーク16における第2リング部16aおよび第1リング部15aの下部間にわたって平板状に形成されるとともに前記連結部24b…の下部に連なる平板部24cと、第1および第2爪部15b,15b…;16b,16b…間を埋めるとともに第1および第2爪部15b,15b…;16b,16b…の内方側で円筒状に延びて前記平板部24cの外周に連なる第1円筒部24dとを一体に有する。而して第1ホルダ24で保持された状態で、第1回転ヨーク15における第1リング部15aの外周のうち前記連結部24b…を除く部分は第2回転ヨーク16の第2リング部16a側に露出して臨み、第2回転ヨーク16における第2リング部16aの内周全周は、第1リング部15a側に露出して臨み、第1および第2爪部15b,15b…;16b,16b…の外面は、第1軸11の軸線を中心とする同一仮想円に沿うようにして外方に臨むことになる。
前記永久磁石17は、内周側および外周側が相互に異なる極となるように径方向に着磁されてリング状に形成され、第1および第2リング部15a,16a間に固定配置されるものであり、第1回転ヨーク15における第1リング部15aの外周に対向する永久磁石17の内周がたとえばN極に着磁されるのに対し、第2回転ヨーク16における第2リング部16aの内周に対向する永久磁石17の外周がたとえばS極に着磁される。
第3回転ヨーク18は、第3リング部18aと、第3リング部18aの周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば6箇所に連設される複数個たとえば6個の第3爪部18b,18b…とを一体に有し、第4回転ヨーク19は、第4リング部19aと、第4リング部19aの周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば6箇所に連設される複数個たとえば6個の第4爪部19b,19b…を一体に有するものである。而して第3リング部18aおよび第4リング部19aは、同径に形成されるとともに第2軸の軸方向で相互にずれた位置に配置され、第3爪部18b,18b…および第4爪部19b,19b…は、それらの爪部18b,18b…;19b,19b…が周方向交互に配置されるようにして軸方向に延びるように形成され、第3および第4回転ヨーク18,19は、第3および第4爪部18b,18b…;19b,19b…を、それらの内面が第2軸12の軸線を中心とする同一仮想円に沿うようにしつつ第1および第2回転ヨーク15,16の第1および第2爪部15b,15b…;16b,16b…に半径方向外方から対向するように配置される。
また第3および第4回転ヨーク18,19と、第2軸12に圧入等で固定される円筒状の第2カラー26と、第3回転ヨーク18、第4回転ヨーク19および第2カラー26の一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第2ホルダ27とは、第2軸側回転ヨーク体28を構成する。
第2ホルダ27は、第2カラー26の上部外周を覆うとともに第2カラー26の上方に間隔をあけて配置される第4回転ヨーク19の第4リング部19aおよび第2カラー26を連結する第2環状部27aと、第2カラー26の上部軸方向に相互に離れた位置にある第3および第4リング部18a,19aを相互に連結するとともに第3および第4爪部18b,18b…;19b,19b…間を埋めるようにして第2環状部27aの上部に連なる第2円筒部27bとを一体に有するものであり、第2ホルダ27に保持された状態で第3および第4回転ヨーク18,19における第3および第4爪部18b,18b…;19b,19b…の内面は、第2ホルダ27における第2円筒部27bの内周面に面一に臨むことになる。
図8を併せて参照して、第1および第2集磁ヨーク20,21は、第2軸12の軸線を中心とした円弧状に形成される円弧部20a,21aと、円弧部20a,21aの周方向中央部から半径方向外方に突出する集磁部20b,20b;21b,21bとをそれぞれ一体に有して同一形状に形成されるものであり、円弧部20aの内周を第3回転ヨーク18における第3リング部18aの外周に対向させるとともに円弧部21aの内周を第4回転ヨーク19における第4リング部19aの外周に対向させるように配置され、両集磁部20b,21b;20b,21b間にホールIC22,22が設けられる。
しかも第1および第2集磁ヨーク20,21における円弧部20a,21aの周方向に間隔をあけた2箇所に前記集磁部20b,20b;21b,21bが突設され、対をなす2組の集磁部20b,21b;20b,21b間に前記ホールIC22,22がそれぞれ設けられており、一方のホールIC22の故障時に他方のホールIC22による検出が可能となる。
図9を併せて参照して、第1〜第4回転ヨーク15,16,18,19、永久磁石17、第1および第2集磁ヨーク20,21は、合成樹脂から成るとともに固定位置に配置されるセンサハウジング30で覆われるものであり、前記永久磁石17に一体に設けられて軸方向に突出する環状の支持突部17aと、第1および第2集磁ヨーク20,21の外周側とがセンサハウジング30にインサート結合される。
しかも第1および第2集磁ヨーク20,21と、それらの集磁ヨーク20,21の集磁部20b,21b;20b,21b間に設けられるホールIC22…と、それらのホールIC22…に連なる複数の端子32…とは、図8で示すように、合成樹脂から成る円弧状の第3ホルダ31に組付けられており、第1および第2集磁ヨーク20,21、ホールIC22…および端子32…が組付けられた状態にある第3ホルダ31がセンサハウジング30の型成形時にセンサハウジング30にモールド結合される。このセンサハウジング30にはコネクタ部30aが一体に形成されており、前記端子32…が前記コネクタ部30a内に配置される。
前記センサハウジング30は、図示しない車体側に固定されるものであり、センサハウジング30に一体に設けられるフランジ部30aの複数箇所たとえば3箇所に円筒状の第3カラー37…がインサート結合され、それらの第3カラー37…に挿通されるボルト(図示せず)によってセンサハウジング30が前記車体側に固定される。
また前記センサハウジング30と、第1軸11との間には、ボールベアリング33と、該ボールベアリング33よりも外方に配置されるダストシール34とが介装されるものであり、第1軸11に第1軸側回転ヨーク体25が固定され、第1軸11にトーションバー13を介して連結された第2軸12に第2軸側回転ヨーク体28が固定された状態で、永久磁石17、第1および第2集磁ヨーク20,21がインサート結合されたセンサハウジング30は、第1軸側回転ヨーク体25における第1および第2回転ヨーク15,16の第1および第2リング部15a,16a間に永久磁石17が配置されるようにしつつ、前記トーションバー13、第1軸側回転ヨーク体25および第2軸側回転ヨーク体28を覆うように第1軸11側から組付けられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、第1リング部15aならびに第1リング部15aの周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されて軸方向に延びる複数個の第1爪部15b,15b…を有する第1回転ヨーク15と、第1リング部15aよりも大径に形成されて第1リング部15aを同軸に囲繞する第2リング部16aならびに第2リング部16aの周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されて軸方向に延びるとともに複数個の第1爪部15b,15b…間に配置される複数個の第2爪部16b,16b…を有する第2回転ヨーク16が第1軸11に固定され、内周側および外周側が相互に異なる極となるように径方向に着磁されるリング状の永久磁石17が第1および第2リング部15a,16a間に固定配置され、第3リング部18aならびに第3リング部18aの周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されるとともに第1および第2爪部15b,15b…;16b,16b…に対向する複数個の第3爪部18b,18b…aを有する第3回転ヨーク18と、第3リング部18aと同径に形成されるとともに軸方向で第3リング部18aからずれた位置に配置される第4リング部19aならびに第4リング部19aの周方向等間隔をあけた複数箇所に連設されるとともに第1および第2爪部15b,15b…;16b,16b…に対向するようにして第3爪部18b,18b…間に配置される複数個の第4爪部19b,19b…を有する第4回転ヨーク19とが第2軸12に固定され、第3および第4リング部18a,19aにそれぞれ対向して固定位置に配置される第1および第2集磁ヨーク20,21間にホールIC22…が設けられる。
このようなトルクセンサ14では、第1軸11および第2軸12間に捩れがない状態では、図10(a)で示すように、第1爪部15b…および第2爪部16b…が、第3および第4爪部18b…,19b…間に対応した中立状態にある。この中立状態から第1軸11が一方向(図10の矢印38で示す方向)に回動したときには、図10(b)で示すように、永久磁石17におけるN極およびS極の一方(この実施の形態ではN極)に第1リング部15aを対向させた第1回転ヨーク15の第1爪部15b…が第4回転ヨーク19の第4爪部19b…に半径方向で重なる部分が多くなり、永久磁石17におけるN極およびS極の他方(この実施の形態ではS極)に第2リング部16aを対向させた第2回転ヨーク16の第2爪部16b…が第3回転ヨーク18の第3爪部18b…に半径方向で重なる部分が多くなる。この状態では、永久磁石17のN極から第1回転ヨーク15、第4回転ヨーク19、第2集磁ヨーク21の集磁部21b…、ホールIC22…、第1集磁ヨーク20の集磁部20b、第3回転ヨーク19、第2回転ヨーク16を経て永久磁石17のS極へと磁束が流れることになる。而して永久磁石17の内周側のN極に第1リング部15aを対向させた第1回転ヨーク15の第1爪部15b…と第4回転ヨーク19の第4爪部19b…との半径方向重なり量ならびに永久磁石17の外周側に第2リング部16aを対向させた第2回転ヨーク16の第2爪部16b…と第3回転ヨーク18の第3爪部18b…の半径方向重なり量、すなわち第2軸12に対する第1軸11の前記一方向へのねじり量が大きくなるにつれて磁束密度が大きくなる。
また上記中立状態から第1軸11が他方向(図10の矢印39で示す方向)に回動したときには、図10(c)で示すように、第1回転ヨーク15の第1爪部15b…が第3回転ヨーク18の第3爪部18b…に半径方向で重なる部分が多くなり、第2回転ヨーク16の第2爪部16b…が第4回転ヨーク19の第4爪部19b…に半径方向で重なる部分が多くなる。この状態では、永久磁石17のN極から第1回転ヨーク15、第3回転ヨーク18、第1集磁ヨーク20の集磁部20b…、ホールIC22…、第2集磁ヨーク21の集磁部21b、第4回転ヨーク19、第2回転ヨーク16を経て永久磁石17のS極へと磁束が流れることになる。而して永久磁石17の内周側のN極に第1リング部15aを対向させた第1回転ヨーク15の第1爪部15b…と第3回転ヨーク18の第3爪部18b…との半径方向重なり量ならびに永久磁石17の外周側に第2リング部16aを対向させた第2回転ヨーク16の第2爪部16b…と第4回転ヨーク19の第4爪部19b…の半径方向重なり量、すなわち第2軸12に対する第1軸11の前記他方向へのねじり量が大きくなるにつれて磁束密度が大きくなる。
このようにして、第1回転ヨーク15の第1爪部15b…および第2回転ヨーク16の第2爪部16b…と、第3回転ヨーク18の第3爪部18b…および第4回転ヨーク19の第4爪部19b…との間での周方向相対位置が変化することで、第1および第2集磁ヨーク20,21間での磁束に変化が生じ、それにより第1軸11および第2軸12間の捩れが検出されることになる。しかもリング状の永久磁石17が径方向に着磁されるものであるので、着磁コストを小さくすることができ、磁極間の磁力ばらつきの影響も小さく抑えることができる。
また第1〜第4回転ヨーク15,16,18,19、永久磁石17、第1および第2集磁ヨーク20,21を覆って固定位置に配置される合成樹脂製のセンサハウジング30に、永久磁石17と、第1および第2集磁ヨーク20,21とがインサート結合されるので、磁力のばらつきをセンサ設定(中立位置の出力など)の変更で調整する場合、永久磁石17およびホールIC22…が内蔵されたトルクセンサだけでセンサ出力調整ができるので、電動パワーステアリング装置におけるステアリングシャフトの中間部等への組付け工数を少なくすることができる。
さらに第1および第2回転ヨーク15,16と、第1および第2回転ヨーク15,16の一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第1ホルダ24と、第1カラー23とを備える第1軸側回転ヨーク体25が第1軸11に固定され、第3および第4回転ヨーク18,19と、第3および第4回転ヨーク18,19の一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第2ホルダ27と、第2カラー27とを備える第2軸側回転ヨーク体28が第2軸12に固定されるので、第1軸側回転ヨーク体25および第2軸側回転ヨーク体28を予め組み立てておくことで、第1および第2回転ヨーク15,16の第1軸11への組付け工数ならびに第3および第4回転ヨーク18,19の第2軸12への組付け工数を低減して組付け作業効率を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
11・・・第1軸
12・・・第2軸
13・・・トーションバー
15・・・第1回転ヨーク
15a・・・第1リング部
15b・・・第1爪部
16・・・第2回転ヨーク
16a・・・第2リング部
16b・・・第2爪部
17・・・永久磁石
18・・・第3回転ヨーク
18a・・・第3リング部
18b・・・第3爪部
19・・・第4回転ヨーク
19a・・・第4リング部
19b・・・第4爪部
20・・・第1集磁ヨーク
21・・・第2集磁ヨーク
22・・・磁気検出素子であるホールIC
24・・・第1ホルダ
25・・・第1軸側回転ヨーク体
27・・・第2ホルダ
28・・・第2軸側回転ヨーク体
30・・・センサハウジング

Claims (3)

  1. トーションバー(13)を介して同軸に連結される第1軸(11)および第2軸(12)間の捩れを検出するトルクセンサであって、
    第1リング部(15a)ならびに第1リング部(15a)の周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されて軸方向に延びる複数個の第1爪部(15b)を有して前記第1軸(11)に固定される第1回転ヨーク(15)と、
    前記第1リング部(15a)よりも大径に形成されて第1リング部(15a)を同軸に囲繞する第2リング部(16a)ならびに第2リング部(16a)の周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されて軸方向に延びるとともに先端部が前記複数個の第1爪部(15b)の先端部間に配置される複数個の第2爪部(16b)を有して前記第1軸(11)に固定される第2回転ヨーク(16)と、
    内周側および外周側が相互に異なる極となるように径方向に着磁されて前記第1および第2リング部(15a,16a)間に置されるリング状の永久磁石(17)と、
    第3リング部(18a)ならびに第3リング部(18a)の周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設されるとともに先端部を前記第1および第2爪部(15b,16b)の先端部に対向させる複数個の第3爪部(18b)を有して前記第2軸(12)に固定される第3回転ヨーク(18)と、
    前記第3リング部(18a)と同径に形成されるとともに前記第2軸(12)の軸方向で第3リング部(18a)からずれた位置に配置される第4リング部(19a)ならびに第4リング部(19a)の周方向等間隔をあけた複数箇所に連設されるとともに前記第1および第2爪部(15b,16b)の先端部に先端部を対向させるようにして前記第3爪部(18b)の先端部間に配置される複数個の第4爪部(19b)を有して前記第2軸(12)に固定される第4回転ヨーク(19)と、
    前記第3および第4リング部(18a,19a)にそれぞれ対向置される第1および第2集磁ヨーク(20,21)と、
    それら第1および第2集磁ヨーク(20,21)間に設けられる磁気検出素子(22)と
    前記第1軸(11)に連結されて前記第1〜第4回転ヨーク(15,16,18,19)、前記永久磁石(17)、並びに前記第1および第2集磁ヨーク(20,21)を覆うセンサハウジング(30)とを備えており、
    前記永久磁石(17)、前記磁気検出素子(22)、並びに前記第1および第2集磁ヨーク(20,21)が前記センサハウジング(30)に固定されることを特徴とするトルクセンサ。
  2. 前記センサハウジング(30)は合成樹脂製であって、該センサハウジング(30)に、前記永久磁石(17)および前記両集磁ヨーク(20,21)がインサート結合されることを特徴とする請求項1記載のトルクセンサ。
  3. 前記第1および第2回転ヨーク(15,16)と、それら第1および第2回転ヨーク(15,16)の一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第1ホルダ(24)とを備える第1軸側回転ヨーク体(25)が前記第1軸(11)に固定され、前記第3および第4回転ヨーク(18,19)と、それら第3および第4回転ヨーク(18,19)の一部をインサート結合せしめた合成樹脂製の第2ホルダ(27)とを備える第2軸側回転ヨーク体(28)が前記第2軸(12)に固定されることを特徴とする請求項1または2記載のトルクセンサ。
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