JP5241658B2 - 加入者線終端装置及び通信システム - Google Patents

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Description

この発明は、低消費電力化を図ることが可能なFTTH(Fiber To The Home)の加入者線終端装置(ONU:Optical Network Unit)に関するものである。
また、この発明は、ONUの低消費電力化を図るとともに、IPパケットのルーティング処理等を行うネットワーク接続機器の低消費電力化を図ることが可能な通信システムとに関するものである。
ただし、この発明に係る通信システムにおけるネットワーク接続機器は、ルータ、あるいは、ルータ機能を有するHGW(Home Gate Way)を示すものであり、以下、ネットワーク接続機器を「ルータ/HGW」のように表記することがある。
FTTHの分野では、Ethernet(登録商標(以下省略))技術を用いたPON(Passive Optical Network)システムであるGE−PON(Gigabit Ehternet−Passive Optical Network)が台頭し、各家庭にONUが取り付けられるようになってきている。
ONUは、通常、加入者宅に設置され、加入者宅では、ONUの他に、複数の家電製品が設置されている。
近年、家電製品の低消費電力化のニーズが高まっており、ONUについても低消費電力化のニーズがある。
しかし、加入者が不在などで、データ通信が行われていない状態でも、ONUやルータ/HGWが定常的に動作しているため、無駄な電力を消費している状態で放置されることになる。
このため、加入者宅に設置されるONUについては、待機時の低消費電力化のニーズが高まっており、消費電力を低減することが重要な課題となっている。
これらの対策として、以下の特許文献1には、局側装置から光信号が送信されていない場合、局側装置と論理リンクが確立されていない場合、あるいは、LANケーブルがONUに接続されていない場合のいずれかを検出すると、ONUを低消費電力モードに移行させることで、低消費電力化を実現する技術が開示されている。
特開2008−113193号公報(段落番号[0012]、図1)
従来の加入者線終端装置は以上のように構成されているので、低消費電力モードに移行させる条件が、局側装置から光信号が送信されていない場合、局側装置と論理リンクが確立されていない場合、あるいは、LANケーブルが接続されていない場合のいずれかを検出することである。しかし、加入者宅に設置される場合、通常、局側装置と接続された状態で設置されており、また、LANケーブルでPC(Personal Computer)やルータ/HGWと接続された状態で設置される。そのため、定常的に動作しているときに、低消費電力モードに移行させる条件が成立することがなく、低消費電力モードに移行させることができない課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、無駄な電力消費を抑制して、低消費電力化を図ることができる加入者線終端装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、加入者線終端装置及びネットワーク接続機器の無駄な電力消費を抑制して、低消費電力化を図ることができる通信システムを得ることを目的とする。
この発明に係る加入者線終端装置は、データ送受信手段により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、そのデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視するトラヒック監視手段を設け、消費電力状態変更手段が、データ送受信手段が低消費電力状態に設定されていない状況下では、トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、データ送受信手段を低消費電力状態に設定し、データ送受信手段が低消費電力状態に設定されている状況下では、トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、データ送受信手段の低消費電力状態を解除するようにしたものである。
この発明によれば、データ送受信手段により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、そのデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視するトラヒック監視手段を設け、消費電力状態変更手段が、データ送受信手段が低消費電力状態に設定されていない状況下では、トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、データ送受信手段を低消費電力状態に設定し、データ送受信手段が低消費電力状態に設定されている状況下では、トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、データ送受信手段の低消費電力状態を解除するように構成したので、無駄な電力消費を抑制して、低消費電力化を図ることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による通信システムを示す構成図である。 低消費電力モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートである。 通常動作モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートである。 低消費電力モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。 通常動作モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。 ルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する際のONU4の処理内容を示すフローチャートである。 ルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する際のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による通信システムを示す構成図である。 低消費電力モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートである。 通常動作モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートである。 低消費電力モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。 通常動作モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による通信システムを示す構成図である。
図1において、上位ネットワーク1は例えばインターネットなどの広域のネットワークである。
局側装置(OLT:Optical Line Terminal)2は上位ネットワーク1と接続され、かつ、加入者線終端装置(ONU:Optical Network Unit)4と光ファイバ3を介して接続されており、ONU4から送信された上り方向のデータを受信して、そのデータを上位ネットワーク1に送信する一方、上位ネットワーク1から送信された下り方向のデータを受信して、そのデータをONU4に送信する処理を実施する。
ONU4はOLT2と光ファイバ3を介して接続され、かつ、ルータ/HGW6とLANケーブル5を介して接続されており、ルータ/HGW6から送信された上り方向のデータを受信して、そのデータをOLT2に送信する一方、OLT2から送信された下り方向のデータを受信して、そのデータをルータ/HGW6に送信する処理を実施する。
ルータ/HGW6は複数のTA(Terminal Adapter)7を収容しているネットワーク接続機器(ルータ、あるいは、ルータ機能を有するHGW(Home Gate Way))であり、TA7から送信された上り方向のデータを受信して、そのデータをONU4に送信する一方、ONU4から送信された下り方向のデータを受信して、そのデータをTA7に送信する処理を実施する。
TA7は例えばVoIP−TA(Voice over Internet Protocol−TA)やPC(Personal Computer)などの下位ネットワーク側装置である。
ONU4の光送受信器11はOLT2から送信された下り方向のデータである光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換して、その電気信号をPON制御部12に出力する一方、PON制御部12から出力された上り方向のデータである電気信号を光信号に変換して、その光信号をOLT2に送信する処理を実施する。
PON制御部12はOLT2との間で論理リンクを確立し、光送受信器11から出力された下り方向のデータである電気信号を下りフレーム処理部13に出力する一方、上りフレームバッファ17から上り方向のデータである電気信号を読み出して、その電気信号を光送受信器11に出力する処理を実施する。
下りフレーム処理部13はPON制御部12から出力された下り方向のデータを優先度分けして、下り方向のデータを下りフレームバッファ14に書き込む処理を実施する。
下りフレームバッファ14は下りフレーム処理部13から出力された下り方向のデータである電気信号を優先度別に格納するメモリである。
ユーザネットワークI/F部15はルータ/HGW6に対するインタフェースであり、ルータ/HGW6から送信された上り方向のデータである電気信号を受信して、その電気信号を上りフレーム処理部16に出力する一方、下りフレームバッファ14から下り方向のデータである電気信号を読み出して、その電気信号をルータ/HGW6に送信する処理を実施する。なお、ユーザネットワークI/F部15はデータ送受信手段を構成している。
上りフレーム処理部16はユーザネットワークI/F部15から出力された上り方向のデータを優先度分けして、上り方向のデータを上りフレームバッファ17に書き込む処理を実施する。
上りフレームバッファ17は上りフレーム処理部16から出力された上り方向のデータである電気信号を優先度別に格納するメモリである。
トラヒック監視部18は下りフレームバッファ14及び上りフレームバッファ17におけるデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数から、ユーザネットワークI/F部15により送受信されているデータのトラヒック量を把握して、そのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、そのデータの種類が高優先度のトラヒック(例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求されるトラヒック)であるか否かを監視する処理を実施する。
また、トラヒック監視部18はユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態(消費電力が抑えられる状態)に設定されていない状況下では、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されていなければ、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定し、ユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態に設定されている状況下では、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されていなければ、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除する処理を実施する。
ただし、トラヒック監視部18はユーザネットワークI/F部15におけるデータの送受信速度を高速から低速に変更することで、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定し、ユーザネットワークI/F部15におけるデータの送受信速度を低速から高速に変更することで、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除する。
なお、トラヒック監視部18はトラヒック監視手段及び消費電力状態変更手段を構成している。
この実施の形態1では、トラヒック監視部18がトラヒック監視手段及び消費電力状態変更手段を構成している例を示しているが、トラヒック監視部18がトラヒック監視手段のみを構成し、消費電力状態変更手段を構成している処理部をトラヒック監視部18と別個に設けるようにしてもよい。
ルータ/HGW6のWAN・I/F部21はONU4に対するインタフェースであり、ONU4から送信された下り方向のデータである電気信号を受信して、その電気信号をルーティング処理部22に出力する一方、ルーティング処理部22から出力された上り方向のデータである電気信号をONU4に送信する処理を実施する。
ただし、WAN・I/F部21はONU4のユーザネットワークI/F部15におけるデータの送受信速度を検出し、その受信速度が高速から低速に変更されると、リンクスピード(ONU4に対するデータの送受信速度)を低速に変更し、ユーザネットワークI/F部15におけるデータの送受信速度が低速から高速に変更されると、リンクスピードを高速に変更する機能を有している。
ここで、ルータ/HGW6のWAN・I/F部21及びONU4のユーザネットワークI/F部15がIEEE802.3に準拠しているLAN・I/Fである場合、Autonegotiation機能を有している。Autonegotiation機能は、対向装置のリンクスピードの変更を検出して、自装置のリンクスピードを対向装置のリンクスピードに合わせる機能である。
この実施の形態1では、ルータ/HGW6のWAN・I/F部21及びONU4のユーザネットワークI/F部15は、IEEE802.3に準拠しているLAN・I/Fであり、Autonegotiation機能を有しているものとする。
なお、WAN・I/F部21はWAN側インタフェース手段を構成している。
ルーティング処理部22はL2SW部23から出力された上り方向のデータである電気信号をWAN・I/F部21に出力する一方、WAN・I/F部21により受信された下り方向のデータの宛先を特定して、そのデータの宛先をL2SW部23に指示するとともに、そのデータをL2SW部23に出力するルーティング処理を実施する。
ただし、ルーティング処理部22はWAN・I/F部21におけるリンクスピードが高速から低速になると、ルーティング処理の処理能力を下げる一方、WAN・I/F部21におけるリンクスピードが低速から高速になると、ルーティング処理の処理能力を上げるようにする。
なお、ルーティング処理部22はルーティング処理手段を構成している。
L2SW部23はルーティング処理部22から出力された下り方向のデータをルーティング処理部22により指定された宛先のTA7と接続されているユーザネットワークI/F部24に出力する一方、いずれかのユーザネットワークI/F部24から出力された上り方向のデータをルーティング処理部22に出力する処理を実施する。
ユーザネットワークI/F部24はTA7に対するインタフェースであり、TA7から送信された上り方向のデータである電気信号を受信して、その電気信号をL2SW部23に出力する一方、L2SW部23から出力された下り方向のデータである電気信号をTA7に送信する処理を実施する。
なお、L2SW部23及びユーザネットワークI/F部24から下位ネットワーク側インタフェース手段が構成されている。
図2は低消費電力モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートであり、図3は通常動作モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートである。
図4は低消費電力モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートであり、図5は通常動作モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
最初に、図2及び図4を参照しながら、通常動作モード(低消費電力状態が設定されていない状態)から低消費電力モード(低消費電力状態が設定されている状態)に移行する際の処理内容を説明する。
ONU4及びルータ/HGW6の電源が投入されており、OLT2から送信された下り方向のデータがONU4からルータ/HGW6の方向に流れ、TA7から送信された上り方向のデータがルータ/HGW6からONU4の方向に流れているものとする。
このとき、ONU4の下りフレームバッファ14には、OLT2から送信された下り方向のデータが蓄積され、上りフレームバッファ17には、TA7から送信された上り方向のデータが蓄積される。
ただし、通常動作モードでは、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピード(ルータ/HGW6に対するユーザネットワークI/F部15のデータの送受信速度)は高速であり、ルータ/HGW6におけるWAN・I/F部21のリンクスピード(ONU4に対するWAN・I/F部21のデータの送受信速度)は高速である。
また、ルーティング処理部22におけるルーティング処理の処理能力は上げられている状態である。
ONU4のトラヒック監視部18は、下りフレームバッファ14における下り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により送信される下り方向のデータのトラヒック量を把握する(図2のステップST1)。
また、トラヒック監視部18は、上りフレームバッファ17における上り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により受信される上り方向のデータのトラヒック量を把握する(ステップST1)。
トラヒック監視部18は、下り方向及び上り方向のデータのトラヒック量を把握すると、そのトラヒック量と予め設定されている閾値を比較して、そのトラヒック量が閾値以下であるか否かを判定する(ステップST2)。
トラヒック監視部18は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値より多い場合、あるいは、上り方向のデータのトラヒック量が閾値より多い場合、通常動作モードから低消費電力モードへの移行を行わず、ステップST1の処理に戻る。
トラヒック監視部18は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値以下であり、かつ、上り方向のデータのトラヒック量が閾値以下である場合、下りフレームバッファ14及び上りフレームバッファ17に蓄積されているデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを判定する(ステップST3)。
即ち、ユーザネットワークI/F部15によって、例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されているか否かを判定する。
トラヒック監視部18は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されている場合、通常動作モードから低消費電力モードへの移行を行わず、ステップST1の処理に戻る。
トラヒック監視部18は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されていない場合、通常動作モードから低消費電力モードに移行するため、ユーザネットワークI/F部15を介して、IEEE802.3xに規定されているPauseフレーム(フレームの送信停止要求)をルータ/HGW6に送信する(ステップST4)。
ここで、Pauseフレームをルータ/HGW6に送信する理由は、通常動作モードから低消費電力モードに移行するに際して、後述するように、Ethernetでリンクスピードを変更すると、一旦リンクが切れてしまうので、その間、ルータ/HGW6から上り方向のデータが送信されると、ユーザネットワークI/F部15が、そのデータを受信することができず、損失を招いてしまうからである。
トラヒック監視部18は、Pauseフレームをルータ/HGW6に送信すると、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを高速から低速に変更することで(ステップST5)、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定して、通常動作モードから低消費電力モードに移行する。
例えば、ユーザネットワークI/F部15の変更前のリンクスピードが1000Mbpsである場合、100Mbps又は10Mbpsに変更する。
また、ユーザネットワークI/F部15の変更前のリンクスピードが100Mbpsである場合、10Mbpsに変更する。
ここでは、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードは、Ethernetで使用されるリンクスピードを想定しているが、これは、あくまでも一例である。
ルータ/HGW6のWAN・I/F部21は、Autonegotiation機能を有しており、Autonegotiation機能を使用することで、対向装置であるONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを監視する(図4のステップST21)。
WAN・I/F部21は、ONU4から送信されたPauseフレームを受信すると、ルーティング処理部22から出力された上り方向のデータをONU4に送信する処理を一時的に中断し、その後、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードが高速から低速に変更されたことを検出すると(ステップST22)、自身のリンクスピード(ONU4に対するデータの送受信速度)を高速から低速に変更する。
ルーティング処理部22は、WAN・I/F部21のリンクスピードが高速から低速に変更されると、ルーティング処理の処理能力を下げることで(ステップST23)、通常動作モードから低消費電力モードに移行する。
WAN・I/F部21は、通常動作モードから低消費電力モードへの移行が完了すると、一時的に中断していた上り方向のデータの送信処理を再開する。
なお、ONU4のユーザネットワークI/F部15及びルータ/HGW6のWAN・I/F部21のリンクスピードが、例えば、1000Mbpsから100Mbpsに変更されると、使用しているデバイス等の条件にもよるが、ONU4及びルータ/HGW6の消費電力が0.6ワット程度削減される。
次に、図3及び図5を参照しながら、低消費電力モードから通常動作モードに移行する際の処理内容を説明する。
ONU4及びルータ/HGW6の電源が投入されており、OLT2から送信された下り方向のデータがONU4からルータ/HGW6の方向に流れ、TA7から送信された上り方向のデータがルータ/HGW6からONU4の方向に流れているものとする。
このとき、ONU4の下りフレームバッファ14には、OLT2から送信された下り方向のデータが蓄積され、上りフレームバッファ17には、TA7から送信された上り方向のデータが蓄積される。
ただし、低消費電力モードでは、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードは低速であり、ルータ/HGW6におけるWAN・I/F部21のリンクスピードは低速である。
また、ルーティング処理部22におけるルーティング処理の処理能力は下げられている状態である。
ONU4のトラヒック監視部18は、下りフレームバッファ14における下り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により送信される下り方向のデータのトラヒック量を把握する(図3のステップST11)。
また、トラヒック監視部18は、上りフレームバッファ17における上り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により受信される上り方向のデータのトラヒック量を把握する(ステップST11)。
トラヒック監視部18は、下り方向及び上り方向のデータのトラヒック量を把握すると、そのトラヒック量と予め設定されている閾値を比較して、そのトラヒック量が閾値以上であるか否かを判定する(ステップST12)。
トラヒック監視部18は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値より少ない場合、あるいは、上り方向のデータのトラヒック量が閾値より少ない場合、低消費電力モードから通常動作モードへの移行を行わず、ステップST11の処理に戻る。
トラヒック監視部18は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値以上であり、かつ、上り方向のデータのトラヒック量が閾値以上である場合、下りフレームバッファ14及び上りフレームバッファ17に蓄積されているデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを判定する(ステップST13)。
即ち、ユーザネットワークI/F部15によって、例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されているか否かを判定する。
トラヒック監視部18は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されている場合、低消費電力モードから通常動作モードへの移行を行わず、ステップST11の処理に戻る。
トラヒック監視部18は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されていない場合、低消費電力モードから通常動作モードに移行するため、ユーザネットワークI/F部15を介して、IEEE802.3xに規定されているPauseフレーム(フレームの送信停止要求)をルータ/HGW6に送信する(ステップST14)。
ここで、Pauseフレームをルータ/HGW6に送信する理由は、低消費電力モードから通常動作モードに移行するに際して、後述するように、Ethernetでリンクスピードを変更すると、一旦リンクが切れてしまうので、その間、ルータ/HGW6から上り方向のデータが送信されると、ユーザネットワークI/F部15が、そのデータを受信することができず、損失を招いてしまうからである。
トラヒック監視部18は、Pauseフレームをルータ/HGW6に送信すると、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを低速から高速に変更することで(ステップST15)、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除して、低消費電力モードから通常動作モードに移行する。
例えば、ユーザネットワークI/F部15の変更前のリンクスピードが10Mbpsである場合、1000Mbps又は100Mbpsに変更する。
また、ユーザネットワークI/F部15の変更前のリンクスピードが100Mbpsである場合、1000Mbpsに変更する。
ルータ/HGW6のWAN・I/F部21は、Autonegotiation機能を有しており、Autonegotiation機能を使用することで、対向装置であるONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを監視する(図5のステップST31)。
WAN・I/F部21は、ONU4から送信されたPauseフレームを受信すると、ルーティング処理部22から出力された上り方向のデータをONU4に送信する処理を一時的に中断し、その後、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードが低速から高速に変更されたことを検出すると(ステップST32)、自身のリンクスピード(ONU4に対するデータの送受信速度)を低速から高速に変更する。
ルーティング処理部22は、WAN・I/F部21のリンクスピードが低速から高速に変更されると、ルーティング処理の処理能力を上げることで(ステップST33)、低消費電力モードから通常動作モードに移行する。
WAN・I/F部21は、低消費電力モードから通常動作モードへの移行が完了すると、一時的に中断していた上り方向のデータの送信処理を再開する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、ユーザネットワークI/F部15により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、そのデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視するトラヒック監視部18を設け、ユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態に設定されていない状況下では、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでなければ、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定し、ユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態に設定されている状況下では、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでなければ、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除するように構成したので、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックに影響を及ぼすことなく、無駄な電力消費を抑制して、低消費電力化を図ることができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、トラヒック監視部18が、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを高速から低速に変更することで、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定する一方、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを低速から高速に変更することで、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除するように構成したので、ONU4の消費電力状態を速やかに切り換えることができる効果を奏する。
この実施の形態1によれば、トラヒック監視部18が、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを変更する際、先にPauseフレームをルータ/HGW6に送信してから、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを変更するように構成したので、上り方向のデータの損失を防止することができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードが高速から低速に変更されたことを検出すると、WAN・I/F部21のリンクスピードを高速から低速に変更し、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードが低速から高速に変更されたことを検出すると、WAN・I/F部21のリンクスピードを低速から高速に変更するAutonegotiation機能をWAN・I/F部21に実装するように構成したので、簡単にWAN・I/F部21のリンクスピードをユーザネットワークI/F部15のリンクスピードに合わせることができる効果を奏する。
さらに、この実施の形態1によれば、WAN・I/F部21のリンクスピードが高速から低速になると、ルーティング処理の処理能力を下げる一方、WAN・I/F部21のリンクスピードが低速から高速になると、ルーティング処理の処理能力を上げるように構成したので、データ通信に影響を与えることなく、ルータ/HGW6におけるルーティング処理部22の消費電力状態を切り換えることができる効果を奏する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、低消費電力モードから通常動作モードに移行する際、ONU4が主導的にモードの移行処理を行うものについて示したが、この実施の形態2では、ルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する処理を追加している。
即ち、この実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、ONU4が主導的に通常動作モードから低消費電力モードに移行する処理と、ONU4が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する処理と、ルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する処理とを実装している。
図6はルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する際のONU4の処理内容を示すフローチャートである。
図7はルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する際のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
ただし、低消費電力モードから通常動作モードに移行する際の処理内容は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する(図2及び図4を参照)。
また、ONU4が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する際の処理内容も、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する(図3及び図5を参照)。
したがって、ここでは、図6及び図7を参照しながら、ルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する際の処理内容を説明する。
ONU4及びルータ/HGW6の電源が投入されており、OLT2から送信された下り方向のデータがONU4からルータ/HGW6の方向に流れ、TA7から送信された上り方向のデータがルータ/HGW6からONU4の方向に流れているものとする。
このとき、ONU4の下りフレームバッファ14には、OLT2から送信された下り方向のデータが蓄積され、上りフレームバッファ17には、TA7から送信された上り方向のデータが蓄積される。
ただし、低消費電力モードでは、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードは低速であり、ルータ/HGW6におけるWAN・I/F部21のリンクスピードは低速である。
また、ルーティング処理部22におけるルーティング処理の処理能力は下げられている状態である。
ルータ/HGW6のルーティング処理部22は、下り方向のデータの単位時間当りのフレーム処理数からWAN・I/F部21により受信される下り方向のデータのトラヒック量を把握する(図7のステップST51)。
また、ルーティング処理部22は、上り方向のデータの単位時間当りのフレーム処理数からWAN・I/F部21により送信される上り方向のデータのトラヒック量を把握する(ステップST51)。
ルーティング処理部22は、下り方向及び上り方向のデータのトラヒック量を把握すると、そのトラヒック量と予め設定されている閾値を比較して、そのトラヒック量が閾値以上であるか否かを判定する(ステップST52)。
ルーティング処理部22は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値より少ない場合、あるいは、上り方向のデータのトラヒック量が閾値より少ない場合、低消費電力モードから通常動作モードへの移行を行わず、ステップST51の処理に戻る。
ルーティング処理部22は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値以上であり、かつ、上り方向のデータのトラヒック量が閾値以上である場合、下り方向及び上り方向のデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを判定する(ステップST53)。
即ち、WAN・I/F部21によって、例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されているか否かを判定する。
ルーティング処理部22は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがWAN・I/F部21により送受信されている場合、低消費電力モードから通常動作モードへの移行を行わず、ステップST51の処理に戻る。
ルーティング処理部22は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがWAN・I/F部21により送受信されていない場合、低消費電力モードから通常動作モードに移行するため、WAN・I/F部21を介して、IEEE802.3xに規定されているPauseフレーム(フレームの送信停止要求)をONU4に送信する(ステップST54)。
ここで、PauseフレームをONU4に送信する理由は、低消費電力モードから通常動作モードに移行するに際して、後述するように、Ethernetでリンクスピードを変更すると、一旦リンクが切れてしまうので、その間、ONU4から下り方向のデータが送信されると、WAN・I/F部21が、そのデータを受信することができず、損失を招いてしまうからである。
ルーティング処理部22は、PauseフレームをONU4に送信すると、WAN・I/F部21のリンクスピードを低速から高速に変更することで(ステップST55)、WAN・I/F部21の低消費電力状態を解除する。
また、ルーティング処理部22は、ルーティング処理の処理能力を上げることで(ステップST56)、低消費電力モードから通常動作モードに移行する。
ONU4のユーザネットワークI/F部15は、ルータ/HGW6のWAN・I/F部21と同様に、Autonegotiation機能を有しており、Autonegotiation機能を使用することで、対向装置であるルータ/HGW6におけるWAN・I/F部21のリンクスピードを監視する(図6のステップST41)。
ユーザネットワークI/F部15は、ルータ/HGW6から送信されたPauseフレームを受信すると、下りフレームバッファ14に蓄積されている下り方向のデータをルータ/HGW6に送信する処理を一時的に中断し、その後、ルータ/HGW6におけるWAN・I/F部21のリンクスピードが低速から高速に変更されたことを検出すると(ステップST42)、自身のリンクスピード(ルータ/HGW6に対するデータの送受信速度)を低速から高速に変更する。
ユーザネットワークI/F部15は、低消費電力モードから通常動作モードへの移行が完了すると、一時的に中断していた下り方向のデータの送信処理を再開する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、ONU4が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する処理の他に、ルータ/HGW6が主導的に低消費電力モードから通常動作モードに移行する処理を追加するように構成したので、上記実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、上記実施の形態1よりも素早く低消費電力モードから通常動作モードに移行させることができる効果を奏する。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3による通信システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
トラヒック監視部31は図1のトラヒック監視部18と同様に、下りフレームバッファ14及び上りフレームバッファ17におけるデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数から、ユーザネットワークI/F部15により送受信されているデータのトラヒック量を把握して、そのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、そのデータの種類が高優先度のトラヒック(例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求されるトラヒック)であるか否かを監視する処理を実施する。
トラヒック監視部31はユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態に設定されていない状況下では、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されていなければ、リンクスピード指示フレーム生成部32及びユーザネットワークI/F部15を介して、低消費電力状態への移行を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームをルータ/HGW6に送信し、ルータ/HGW6から低消費電力状態への移行を了解する旨を示す応答フレーム(応答信号)が送信された場合、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定し、ユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態に設定されている状況下では、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されていなければ、リンクスピード指示フレーム生成部32及びユーザネットワークI/F部15を介して、低消費電力状態の解除を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームをルータ/HGW6に送信し、ルータ/HGW6から低消費電力状態の解除を了解する旨を示す応答フレーム(応答信号)が送信された場合、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除する処理を実施する。
ただし、トラヒック監視部31はユーザネットワークI/F部15におけるデータの送受信速度を高速から低速に変更することで、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定し、ユーザネットワークI/F部15におけるデータの送受信速度を低速から高速に変更することで、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除する。
リンクスピード指示フレーム生成部32はトラヒック監視部31の指示の下、低消費電力状態への移行を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレーム、または、低消費電力状態の解除を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームを生成し、ユーザネットワークI/F部15を介して、そのリンクスピード指示フレームをルータ/HGW6に送信する処理を実施する。
なお、トラヒック監視部31及びリンクスピード指示フレーム生成部32から、トラヒック監視手段及び消費電力状態変更手段が構成されている。
ルーティング処理部41は図1のルーティング処理部22と同様に、L2SW部23から出力された上り方向のデータである電気信号をWAN・I/F部21に出力する一方、WAN・I/F部21により受信された下り方向のデータの宛先を特定して、そのデータの宛先をL2SW部23に指示するとともに、そのデータをL2SW部23に出力するルーティング処理を実施する。
ただし、ルーティング処理部41はWAN・I/F部21がONU4から送信されたリンクスピード指示フレームを受信すると、WAN・I/F部21により送受信されるデータの種類が高優先度のトラヒック(例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求されるトラヒック)であるか否かを監視し、データの種類が高優先度のトラヒックでなければ、WAN・I/F部21を介して、了解する旨を示す応答フレーム(応答信号)をONU4に送信する処理を実施する。
また、ルーティング処理部41はWAN・I/F部21により受信されたリンクスピード指示フレームが低消費電力状態への移行を要求する制御信号である場合、ルーティング処理の処理能力を下げるとともに、WAN・I/F部21のリンクスピードを高速から低速に変更し、WAN・I/F部21により受信されたリンクスピード指示フレームが低消費電力状態の解除を要求する制御信号である場合、ルーティング処理の処理能力を上げるとともに、WAN・I/F部21のリンクスピードを低速から高速に変更する処理を実施する。
なお、ルーティング処理部41はルーティング処理手段を構成している。
図9は低消費電力モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートであり、図10は通常動作モード移行時のONU4の処理内容を示すフローチャートである。
図11は低消費電力モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートであり、図12は通常動作モード移行時のルータ/HGW6の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
最初に、図9及び図11を参照しながら、通常動作モードから低消費電力モードに移行する際の処理内容を説明する。
ONU4及びルータ/HGW6の電源が投入されており、OLT2から送信された下り方向のデータがONU4からルータ/HGW6の方向に流れ、TA7から送信された上り方向のデータがルータ/HGW6からONU4の方向に流れているものとする。
このとき、ONU4の下りフレームバッファ14には、OLT2から送信された下り方向のデータが蓄積され、上りフレームバッファ17には、TA7から送信された上り方向のデータが蓄積される。
ただし、通常動作モードでは、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードは高速であり、ルータ/HGW6におけるWAN・I/F部21のリンクスピードは高速である。
また、ルーティング処理部41におけるルーティング処理の処理能力は上げられている状態である。
ONU4のトラヒック監視部31は、下りフレームバッファ14における下り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により送信される下り方向のデータのトラヒック量を把握する(図9のステップST61)。
また、トラヒック監視部31は、上りフレームバッファ17における上り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により受信される上り方向のデータのトラヒック量を把握する(ステップST61)。
トラヒック監視部31は、下り方向及び上り方向のデータのトラヒック量を把握すると、そのトラヒック量と予め設定されている閾値を比較して、そのトラヒック量が閾値以下であるか否かを判定する(ステップST62)。
トラヒック監視部31は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値より多い場合、あるいは、上り方向のデータのトラヒック量が閾値より多い場合、通常動作モードから低消費電力モードへの移行を行わず、ステップST61の処理に戻る。
トラヒック監視部31は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値以下であり、かつ、上り方向のデータのトラヒック量が閾値以下である場合、下りフレームバッファ14及び上りフレームバッファ17に蓄積されているデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを判定する(ステップST63)。
即ち、ユーザネットワークI/F部15によって、例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されているか否かを判定する。
トラヒック監視部31は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されている場合、通常動作モードから低消費電力モードへの移行を行わず、ステップST61の処理に戻る。
トラヒック監視部31は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されていない場合、通常動作モードから低消費電力モードに移行するため、低消費電力状態への移行を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームの生成をリンクスピード指示フレーム生成部32に指示する。
リンクスピード指示フレーム生成部32は、トラヒック監視部31の指示の下、低消費電力状態への移行を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームを生成し、ユーザネットワークI/F部15を介して、そのリンクスピード指示フレームをルータ/HGW6に送信する(ステップST64)。
トラヒック監視部31は、リンクスピード指示フレーム生成部32からリンクスピード指示フレームが送信された後、ルータ/HGW6からOK応答/NG応答の応答フレームが送信されてくるまで待機する(ステップST65)。
ルータ/HGW6のルーティング処理部41は、WAN・I/F部21がONU4から送信されたリンクスピード指示フレームを受信すると(図11のステップST81)、WAN・I/F部21により送受信されるデータの種類が高優先度のトラヒック(例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求されるトラヒック)であるか否かを判定する(ステップST82)。
ルーティング処理部41は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがWAN・I/F部21により送受信されていなければ、WAN・I/F部21を介して、低消費電力状態への移行を了解する旨を示すOK応答の応答フレームをONU4に送信する(ステップST83)。
一方、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがWAN・I/F部21により送受信されている場合、低消費電力状態への移行を了解しない旨を示すNG応答の応答フレームをONU4に送信する(ステップST86)。
ルーティング処理部41は、OK応答の応答フレームをONU4に送信すると、WAN・I/F部21のリンクスピードを高速から低速に変更するとともに(ステップST84)、自身のルーティング処理の処理能力を下げることで(ステップST85)、通常動作モードから低消費電力モードに移行する。
例えば、WAN・I/F部21の変更前のリンクスピードが1000Mbpsである場合、100Mbps又は10Mbpsに変更する。
また、WAN・I/F部21の変更前のリンクスピードが100Mbpsである場合、10Mbpsに変更する。
ONU4のトラヒック監視部31は、ユーザネットワークI/F部15がルータ/HGW6から送信された応答フレームを受信し、その応答フレームがOK応答であれば(図9のステップST66)、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを高速から低速に変更(WAN・I/F部21の変更後のリンクスピードと同じリンクスピードに変更)することで(ステップST67)、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定する。
なお、ルータ/HGW6から送信された応答フレームがNG応答であれば(ステップST66)、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを変更しない。
次に、図10及び図12を参照しながら、低消費電力モードから通常動作モードに移行する際の処理内容を説明する。
ONU4及びルータ/HGW6の電源が投入されており、OLT2から送信された下り方向のデータがONU4からルータ/HGW6の方向に流れ、TA7から送信された上り方向のデータがルータ/HGW6からONU4の方向に流れているものとする。
このとき、ONU4の下りフレームバッファ14には、OLT2から送信された下り方向のデータが蓄積され、上りフレームバッファ17には、TA7から送信された上り方向のデータが蓄積される。
ただし、低消費電力モードでは、ONU4におけるユーザネットワークI/F部15のリンクスピードは低速であり、ルータ/HGW6におけるWAN・I/F部21のリンクスピードは低速である。
また、ルーティング処理部41におけるルーティング処理の処理能力は下げられている状態である。
ONU4のトラヒック監視部31は、下りフレームバッファ14における下り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により送信される下り方向のデータのトラヒック量を把握する(図10のステップST71)。
また、トラヒック監視部31は、上りフレームバッファ17における上り方向のデータの蓄積量及び単位時間当りのフレーム処理数からユーザネットワークI/F部15により受信される上り方向のデータのトラヒック量を把握する(ステップST71)。
トラヒック監視部31は、下り方向及び上り方向のデータのトラヒック量を把握すると、そのトラヒック量と予め設定されている閾値を比較して、そのトラヒック量が閾値以下であるか否かを判定する(ステップST72)。
トラヒック監視部31は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値より少ない場合、あるいは、上り方向のデータのトラヒック量が閾値より少ない場合、低消費電力モードから通常動作モードへの移行を行わず、ステップST71の処理に戻る。
トラヒック監視部31は、下り方向のデータのトラヒック量が閾値以上であり、かつ、上り方向のデータのトラヒック量が閾値以上である場合、下りフレームバッファ14及び上りフレームバッファ17に蓄積されているデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを判定する(ステップST73)。
即ち、ユーザネットワークI/F部15によって、例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックが送受信されているか否かを判定する。
トラヒック監視部31は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されている場合、低消費電力モードから通常動作モードへの移行を行わず、ステップST71の処理に戻る。
トラヒック監視部31は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがユーザネットワークI/F部15により送受信されていない場合、低消費電力モードから通常動作モードに移行するため、低消費電力状態の解除を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームの生成をリンクスピード指示フレーム生成部32に指示する。
リンクスピード指示フレーム生成部32は、トラヒック監視部31の指示の下、低消費電力状態の解除を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームを生成し、ユーザネットワークI/F部15を介して、そのリンクスピード指示フレームをルータ/HGW6に送信する(ステップST74)。
トラヒック監視部31は、リンクスピード指示フレーム生成部32からリンクスピード指示フレームが送信された後、ルータ/HGW6からOK応答/NG応答の応答フレームが送信されてくるまで待機する(ステップST75)。
ルータ/HGW6のルーティング処理部41は、WAN・I/F部21がONU4から送信されたリンクスピード指示フレームを受信すると(図12のステップST91)、WAN・I/F部21により送受信されるデータの種類が高優先度のトラヒック(例えば、音声信号などのリアルタイム性が要求されるトラヒック)であるか否かを判定する(ステップST92)。
ルーティング処理部41は、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがWAN・I/F部21により送受信されていなければ、WAN・I/F部21を介して、低消費電力状態の解除を了解する旨を示すOK応答の応答フレームをONU4に送信する(ステップST93)。
一方、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックがWAN・I/F部21により送受信されている場合、低消費電力状態の解除を了解しない旨を示すNG応答の応答フレームをONU4に送信する(ステップST96)。
ルーティング処理部41は、OK応答の応答フレームをONU4に送信すると、WAN・I/F部21のリンクスピードを低速から高速に変更するとともに(ステップST94)、自身のルーティング処理の処理能力を上げることで(ステップST95)、通常動作モードから低消費電力モードに移行する。
例えば、WAN・I/F部21の変更前のリンクスピードが10Mbpsである場合、1000Mbps又は100Mbpsに変更する。
また、WAN・I/F部21の変更前のリンクスピードが100Mbpsである場合、1000Mbpsに変更する。
ONU4のトラヒック監視部31は、ユーザネットワークI/F部15がルータ/HGW6から送信された応答フレームを受信し、その応答フレームがOK応答であれば(図10のステップST76)、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを低速から高速に変更(WAN・I/F部21の変更後のリンクスピードと同じリンクスピードに変更)することで(ステップST77)、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解消する。
なお、ルータ/HGW6から送信された応答フレームがNG応答であれば(図10のステップST76)、ユーザネットワークI/F部15のリンクスピードを変更しない。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、ユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態に設定されていない状況下では、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、音声信号などのリアルタイム性が要求されるトラヒックが送受信されていなければ、リンクスピード指示フレーム生成部32及びユーザネットワークI/F部15を介して、低消費電力状態への移行を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームをルータ/HGW6に送信し、ルータ/HGW6から低消費電力状態への移行を了解する旨を示す応答フレームが送信された場合、ユーザネットワークI/F部15を低消費電力状態に設定し、ユーザネットワークI/F部15が低消費電力状態に設定されている状況下では、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、音声信号などのリアルタイム性が要求されるトラヒックが送受信されていなければ、リンクスピード指示フレーム生成部32及びユーザネットワークI/F部15を介して、低消費電力状態の解除を要求する制御信号であるリンクスピード指示フレームをルータ/HGW6に送信し、ルータ/HGW6から低消費電力状態の解除を了解する旨を示す応答フレームが送信された場合、ユーザネットワークI/F部15の低消費電力状態を解除するように構成したので、上記実施の形態1,2と同様に、音声信号などのリアルタイム性が要求される高優先度のトラヒックに影響を及ぼすことなく、無駄な電力消費を抑制して、低消費電力化を図ることができる効果を奏する。
また、この実施の形態3によれば、Autonegotiation機能を使用することなく、ユーザネットワークI/F部15及びWAN・I/F部21のリンクスピードを変更するようにしているので、上記実施の形態1,2よりも素早く消費電力の状態を切り換えることができる効果を奏する。
1 上位ネットワーク、2 OLT(局側装置)、3 光ファイバ、4 ONU(加入者線終端装置)、5 LANケーブル、6 ルータ/HGW(ネットワーク接続機器)、7 TA(下位ネットワーク側装置)、11 光送受信器、12 PON制御部、13 下りフレーム処理部、14 下りフレームバッファ、15 ユーザネットワークI/F部(データ送受信手段)、16 上りフレーム処理部、17 上りフレームバッファ、18 トラヒック監視部(トラヒック監視手段、消費電力状態変更手段)、21 WAN・I/F部(WAN側インタフェース手段)、22 ルーティング処理部(ルーティング処理手段)、23 L2SW部(下位ネットワーク側インタフェース手段)、24 ユーザネットワークI/F部(下位ネットワーク側インタフェース手段)、31 トラヒック監視部(トラヒック監視手段、消費電力状態変更手段)、32 リンクスピード指示フレーム生成部(トラヒック監視手段、消費電力状態変更手段)、41 ルーティング処理部(ルーティング処理手段)。

Claims (15)

  1. 複数の下位ネットワーク側装置を収容しているネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信して、上記データを局側装置に送信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを受信して、上記データを上記ネットワーク接続機器に送信する加入者線終端装置において、上記ネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを上記ネットワーク接続機器に送信するデータ送受信手段と、上記データ送受信手段により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、上記データの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視するトラヒック監視手段と、上記データ送受信手段が消費電力が抑えられる低消費電力状態に設定されていない状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、上記データ送受信手段を低消費電力状態に設定し、上記データ送受信手段が低消費電力状態に設定されている状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、上記データ送受信手段の低消費電力状態を解除する消費電力状態変更手段とを備えていることを特徴とする加入者線終端装置。
  2. 消費電力状態変更手段は、データ送受信手段におけるデータの送受信速度を高速から低速に変更することで、上記データ送受信手段を低消費電力状態に設定する一方、上記データ送受信手段におけるデータの送受信速度を低速から高速に変更することで、上記データ送受信手段の低消費電力状態を解除することを特徴とする請求項1記載の加入者線終端装置。
  3. 消費電力状態変更手段は、データ送受信手段におけるデータの送受信速度を変更する際、先にデータの送信停止要求をネットワーク接続機器に送信してから、データの送受信速度を変更することを特徴とする請求項2記載の加入者線終端装置。
  4. 複数の下位ネットワーク側装置を収容しているネットワーク接続機器と、上位ネットワークと接続されている局側装置と、上記ネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信して、上記データを上記局側装置に送信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを受信して、上記データを上記ネットワーク接続機器に送信する加入者線終端装置とを備えた通信システムにおいて、
    上記加入者線終端装置は、上記ネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを上記ネットワーク接続機器に送信するデータ送受信手段と、上記データ送受信手段により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、上記データの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視するトラヒック監視手段と、上記データ送受信手段が消費電力が抑えられる低消費電力状態に設定されていない状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、上記データ送受信手段を低消費電力状態に設定し、上記データ送受信手段が低消費電力状態に設定されている状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、上記データ送受信手段の低消費電力状態を解除する消費電力状態変更手段とを備えていることを特徴とする通信システム。
  5. 加入者線終端装置の消費電力状態変更手段は、データ送受信手段におけるデータの送受信速度を高速から低速に変更することで、上記データ送受信手段を低消費電力状態に設定する一方、上記データ送受信手段におけるデータの送受信速度を低速から高速に変更することで、上記データ送受信手段の低消費電力状態を解除することを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 加入者線終端装置の消費電力状態変更手段は、データ送受信手段におけるデータの送受信速度を変更する際、先にデータの送信停止要求をネットワーク接続機器に送信してから、データの送受信速度を変更することを特徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. ネットワーク接続機器は、下位ネットワーク側装置から送信された上り方向のデータを受信する一方、下り方向のデータを上記下位ネットワーク側装置に送信する下位ネットワーク側インタフェース手段と、上記加入者線終端装置から送信された下り方向のデータを受信する一方、上り方向のデータを上記加入者線終端装置に送信するWAN側インタフェース手段と、上記下位ネットワーク側インタフェース手段により受信された上り方向のデータを上記WAN側インタフェース手段に出力する一方、上記WAN側インタフェース手段により受信された下り方向のデータの宛先の下位ネットワーク側装置を特定してから、上記データを上記下位ネットワーク側インタフェース手段に出力するルーティング処理手段とを備えており、
    上記WAN側インタフェース手段は、上記加入者線終端装置のデータ送受信手段におけるデータの送受信速度を検出し、上記送受信速度が高速から低速に変更されると、上記加入者線終端装置に対するデータの送受信速度を高速から低速に変更し、上記データ送受信手段におけるデータの送受信速度が低速から高速に変更されると、上記加入者線終端装置に対するデータの送受信速度を低速から高速に変更する機能を有し、
    上記ルーティング処理手段は、上記WAN側インタフェース手段におけるデータの送受信速度が高速から低速になると、ルーティング処理の処理能力を下げる一方、上記WAN側インタフェース手段におけるデータの送受信速度が低速から高速になると、ルーティング処理の処理能力を上げることを特徴とする請求項5または請求項6記載の通信システム。
  8. ネットワーク接続機器のルーティング処理手段は、WAN側インタフェース手段により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、上記データの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視し、上記WAN側インタフェース手段が低消費電力状態に設定されている状況下では、上記トラヒック量が閾値以上であり、かつ、上記データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、上記WAN側インタフェース手段の低消費電力状態を解除することを特徴とする請求項7記載の通信システム。
  9. ネットワーク接続機器のルーティング処理手段は、WAN側インタフェース手段におけるデータの送受信速度を低速から高速に変更することで、上記WAN側インタフェース手段の低消費電力状態を解除することを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. ネットワーク接続機器のルーティング処理手段は、WAN側インタフェース手段におけるデータの送受信速度を変更する際、先にデータの送信停止要求を加入者線終端装置に送信してから、データの送受信速度を変更することを特徴とする請求項9記載の通信システム。
  11. 加入者線終端装置のデータ送受信手段は、ネットワーク接続機器のWAN側インタフェース手段におけるデータの送受信速度が低速から高速に変更されると、上記ネットワーク接続機器に対するデータの送受信速度を低速から高速に変更する機能を有していることを特徴とする請求項9または請求項10記載の通信システム。
  12. 複数の下位ネットワーク側装置を収容しているネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信して、上記データを局側装置に送信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを受信して、上記データを上記ネットワーク接続機器に送信する加入者線終端装置において、上記ネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを上記ネットワーク接続機器に送信するデータ送受信手段と、上記データ送受信手段により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、上記データの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視するトラヒック監視手段と、上記データ送受信手段が消費電力が抑えられる低消費電力状態に設定されていない状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、低消費電力状態への移行を要求する制御信号を上記ネットワーク接続機器に送信して、上記ネットワーク接続機器から低消費電力状態への移行を了解する旨を示す応答信号が送信された場合、上記データ送受信手段を低消費電力状態に設定し、上記データ送受信手段が低消費電力状態に設定されている状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、低消費電力状態の解除を要求する制御信号を上記ネットワーク接続機器に送信して、上記ネットワーク接続機器から低消費電力状態の解除を了解する旨を示す応答信号が送信された場合、上記データ送受信手段の低消費電力状態を解除する消費電力状態変更手段とを備えていることを特徴とする加入者線終端装置。
  13. 複数の下位ネットワーク側装置を収容しているネットワーク接続機器と、上位ネットワークと接続されている局側装置と、上記ネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信して、上記データを上記局側装置に送信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを受信して、上記データを上記ネットワーク接続機器に送信する加入者線終端装置とを備えた通信システムにおいて、
    上記加入者線終端装置は、上記ネットワーク接続機器から送信された上り方向のデータを受信する一方、上記局側装置から送信された下り方向のデータを上記ネットワーク接続機器に送信するデータ送受信手段と、上記データ送受信手段により送受信されるデータのトラヒック量が予め設定された閾値以上であるか否かを監視するとともに、上記データの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視するトラヒック監視手段と、上記データ送受信手段が消費電力が抑えられる低消費電力状態に設定されていない状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以下であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、低消費電力状態への移行を要求する制御信号を上記ネットワーク接続機器に送信して、上記ネットワーク接続機器から低消費電力状態への移行を了解する旨を示す応答信号が送信された場合、上記データ送受信手段を低消費電力状態に設定し、上記データ送受信手段が低消費電力状態に設定されている状況下では、上記トラヒック監視手段の監視結果が、トラヒック量が閾値以上であり、かつ、データの種類が高優先度のトラヒックでない旨を示していれば、低消費電力状態の解除を要求する制御信号を上記ネットワーク接続機器に送信して、上記ネットワーク接続機器から低消費電力状態の解除を了解する旨を示す応答信号が送信された場合、上記データ送受信手段の低消費電力状態を解除する消費電力状態変更手段とを備えていることを特徴とする通信システム。
  14. ネットワーク接続機器は、下位ネットワーク側装置から送信された上り方向のデータを受信する一方、下り方向のデータを上記下位ネットワーク側装置に送信する下位ネットワーク側インタフェース手段と、上記加入者線終端装置から送信された下り方向のデータを受信する一方、上り方向のデータを上記加入者線終端装置に送信するWAN側インタフェース手段と、上記下位ネットワーク側インタフェース手段により受信された上り方向のデータを上記WAN側インタフェース手段に出力する一方、上記WAN側インタフェース手段により受信された下り方向のデータの宛先の下位ネットワーク側装置を特定してから、上記データを上記下位ネットワーク側インタフェース手段に出力するルーティング処理手段とを備えており、
    上記ルーティング処理手段は、上記WAN側インタフェース手段により制御信号が受信されると、上記WAN側インタフェース手段により送受信されるデータの種類が高優先度のトラヒックであるか否かを監視し、上記データの種類が高優先度のトラヒックでなければ、上記WAN側インタフェース手段を介して、了解する旨を示す応答信号を上記加入者線終端装置に送信することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  15. ネットワーク接続機器のルーティング処理手段は、WAN側インタフェース手段により受信された制御信号が低消費電力状態への移行を要求する制御信号である場合、ルーティング処理の処理能力を下げるとともに、上記WAN側インタフェース手段を低消費電力状態に設定し、上記WAN側インタフェース手段により受信された制御信号が低消費電力状態の解除を要求する制御信号である場合、ルーティング処理の処理能力を上げるとともに、上記WAN側インタフェース手段の低消費電力状態を解除することを特徴とする請求項14記載の通信システム。
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