JP5705097B2 - 受動光網システム、局側光伝送路終端装置 - Google Patents

受動光網システム、局側光伝送路終端装置 Download PDF

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Description

本発明は、省電力機能を備えた受動光網システムに関する。
通信網の高速・広帯域化が進む中、それらに対応するために光ネットワークの導入が図られている。光ネットワークは、1つの局側光伝送路終端装置(Optical Line Terminal:以下OLTと称する)と1つの宅内光伝送路終端装置(Optical Network Unit:以下ONUと称する)とが、光ファイバを介してポイントツーポイント通信を行なうネットワークである。また、受動光網システム(Passive Optical Network:以下PONと称する)は、1つのOLTが光ファイバおよび光ファイバを分岐する光スプリッタを介して、複数のONUとスター型のポイントツーマルチポイントのネットワークを形成するものである。
PONの代表的な規格として、IEEE802.3で標準化されたEPON(Ethernet(登録商標)PON)、ITU−T勧告G.984で標準化されたGPON(Gigabit Capable PON)がある。PONにおいてONUからOLTに向かって送信される上りフレームと、OLTからONUに向かって送信される下りフレームとは、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:以下WDMと称する)によって多重化される。下りフレームは、OLTから光ファイバで接続された全てのONUに対して同じデータを送信する。データを受信したONUがプリアンブル部に含まれる宛先情報を参照して自分宛てのフレーム以外を破棄し、自分宛てのフレームのデータのみをユーザ側へ転送する。一方で、上りフレームは各ONUがOLTから個別に指定された時間区間にデータを送出する時分割多重(Time Division Multiplexing:以下TDMと称する)により多重化される。
また、PONの通信速度は64kbit/秒のような低速信号を扱うシステムから始まり、固定長のATM(Asynchronous Tranfser Mode)セルを最大約600Mbit/秒で送受信するBPON(Broadband PON)、あるいはEthernetの可変長パケットを最大約1Gbit/秒で送受信するEPONや、より高速な2.4Gbit/秒程度の信号を扱うGPONの導入が進められており、更に今後は10Gbit/秒から40Gbit/秒の信号を扱うことが可能な高速PONの実現が求められている。このようなPONの通信速度の向上に伴い、伝送路上の中継装置の消費電力も増大傾向にある。ONUは加入者宅に設置されることから、ネットワーク上に多数設置される。一方、ONUはOLTや上位スイッチ群と比較して利用できる帯域を必要とする時間が短い。従って、ONUは非通信時においても無駄な電力を使用しながら放置されていることになる。
これに関連する先行技術として、特許文献1には、ONUにTE(Terminal Equipment:以下TEと称する)がLAN(Local Area Network)ケーブルを介して接続されていない場合に、ONU内部の機能ブロックを低消費電力モードに設定することで消費電力を削減する方法が開示されている。また、特許文献2には、ONUからOLTにスリープ要求を出し、それに対してOLTが許可を出す手続きによりONUをスリープ状態に設定する方法が開示されている。
特開2008−113193号公報 特開2009−260970号公報
ところで、広域災害あるいは電力供給機能の故障等により停電や節電が迫られる場合に、光アクセス伝送設備を稼働させるための電力供給が不足して設備の稼働維持ができず、真に必要不可欠な最小限の通信機能さえも提供できない状況が発生している。通信ネットワークは円滑な市民生活を支えるライフラインであり、前記のような異常時において一部の機能が低下することはやむを得ないとしても、制限された電力を有効利用して緊急の通信要求を満たすことは非常に重要である。特に通信ネットワーク全体の中で光アクセス設備が消費する電力の割合は大きく、より小さい電力消費で光アクセス設備を稼働させる意義は大きい。
前記したように、通信の高速・大容量化が進む中、伝送路上の中継装置の消費電力も増大傾向にあるが、逆に伝送速度を低下させれば消費電力を低減させることが可能ではないかと想像される。しかし、既存のPONは予め設定された固定のクロック周波数で動作するように設計されており、電力供給状況に応じて伝送速度を低下させることは前記の特許文献1や特許文献2でも考慮されていない。特に、伝送速度の切り替えの際にユーザ信号が欠落して再送信に時間を要する状況は避ける必要がある。加えて、電力の供給事情や、各ONUと対になって設置されるバッテリーの容量や、ONUがサポートするサービスの内容あるいはエンドユーザの数は、ONU毎に違うことを考慮すると、伝送クロックはONU毎に変更できることが望まれる。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、ONU毎に伝送速度を低下させることで消費電力を低減させつつ必要最小限の通信機能を維持することができる受動光網システムの具体的な実装手段を提供することを目的とする。更には、伝送速度の切り替えの際にもユーザデータが欠落しない受動光網システムを提供することを目的とする。
ONU毎の伝送速度を低下させるために、PONを構成するOLTおよびONUが同期して伝送クロック速度を変更する。具体的には、OLTは伝送速度管理情報を記憶する記憶部を備え、その中に、ONU毎の通常時の最大割当帯域に加えて、非常時に必要な最小限の帯域を記憶しておく。OLTもしくはONUが供給電力の低下を検出すると、OLTは前記伝送速度管理情報を参照して各ONUが必要とする最小限の帯域を確保可能な伝送クロック速度を算出して、下りおよび上りの伝送クロック速度の変更のタイミングと、時分割多重のための上りデータの送信タイミングとを決定して各ONUに指示し、OLTとONUとが同期して伝送クロック速度を変更する。
また、IEEE802.3ah−2004標準(以下、IEEE802.3標準と略記する)の64章に規定されたEPONでは、OLTとONUとは、タイムスタンプと呼ばれるカウンタ値を相互に通信することで同期した動作を行っている。ONUは、OLTから自ONUに向けて送られるタイムスタンプ値と一致するように自ONU内のタイムスタンプカウンタを設定する。したがって、ONU内のタイムスタンプカウンタ値は、OLT内のタイムスタンプカウンタ値よりも、OLTからONUまでの信号伝搬遅延時間だけ遅れている。OLTの送信部が下り伝送クロックを変更すると、そのクロックが変更された信号はOLTからONUまでの信号伝搬遅延時間だけ遅れてONU受信部に到達する。反対に、ONUの送信部が上り伝送クロックを変更すると、そのクロックが変更された信号はONUからOLTまでの信号伝搬遅延時間だけ遅れてOLT受信部に到達する。ONU内回路の制御容易化のためONUが下り伝送クロックと上り伝送クロックとを同時に同じ速度に変更するものとすると、OLT受信部では、下り伝送クロックを変更してから往復の信号伝搬遅延時間だけ遅れた時刻に上り伝送クロックが変更された信号が受信されることになる。
OLTは、複数の速度の媒体アクセス制御を行うために複数の媒体アクセス部を並列動作させつつ、入力信号を処理させる媒体アクセス部を切り替えているが、その切替制御部は、上記ONU毎の信号伝搬遅延時間を考慮したタイミングで制御を実施する。IEEE802.3標準の64章に規定されたEPONでは、前記のタイムスタンプを用いてOLTからONUへの信号伝搬遅延時間と、ONUからOLTへの信号伝搬遅延時間とを加えた往復伝搬遅延時間を測定することが規定されているため、OLTはこの手段で測定したONU毎の往復伝搬遅延時間を用いて前記切替制御部の制御タイミングを生成することができる。
また、クロック速度変更中のユーザデータの欠落を防止するためには、伝送クロック速度の変更は対応するONUとの通信が行われていない時間帯に実施する必要がある。ONUにおける信号受信回路は連続した信号を受信することを前提としているため、クロック速度の異なる信号を受信するには、信号受信回路を構成するAGC(Automatic Gain Control)回路やCDR(Clock Data Recovery)回路等を切り替えたり制御時定数を変更したりして、クロック速度の変更に対応する必要がある。さらに、信号を処理する論理LSI(Large Scale Integrated Circuit)内のクロックを供給するPLL(Phase Locked Loop)の定数も変更が必要となる場合がある。ただし、これらの回路は初期状態から信号受信状態(引き込み状態)まで安定化するために、短くとも数クロック、長ければ数万クロック程の引き込み時間を必要とする。そこで、OLTは、同じクロック速度の信号が揃うように各ONU行きの伝送信号の順番を入れ替える。こうすることで、ONU受信部にてクロック速度が変更された信号が入力される頻度を小さくし、前記引き込み時間が全伝送時間に占める無効時間の割合を抑えることが可能となる。さらに、伝送クロック速度が切り替わる境界に無信号区間やアイドル信号、または「0」と「1」との交番信号などの非ユーザ信号を送信し、その区間にクロックを切り替えることでユーザデータの欠落を防止する。
本発明によれば、広域災害あるいは電力供給機能の故障等により停電や節電が迫られる場合などに、制限された電力を有効利用して必要最小限の通信機能を維持することができる受動光網システムを提供することが可能となる。
本発明による受動光網システム(PON)のネットワーク構成例を示す図である。 局側光伝送路終端装置(OLT)の構成例を示すブロック図である。 宅内光伝送路終端装置(ONU)の構成例を示すブロック図である。 OLTの処理アルゴリズムを示すフローチャートである。 ONUの処理アルゴリズムを示すフローチャートである。 伝送速度管理テーブルの構成およびデータ例である。 タイムスタンプ管理テーブルの構成およびデータ例である。 OLTとONU間の信号伝搬遅延についての説明図である。 OLTがONUに伝送クロック速度の変更を指示するメッセージの構成例である。 OLTとONUとが協調して伝送クロック速度を変更するシーケンス図である。 OLTからONUに送信される下り伝送信号の構成例である。 ONUからOLTに送信される上り伝送信号の構成例である。 下り伝送クロック速度の変更動作例を示すシーケンス図である。 上り伝送クロック速度の変更動作例を示すシーケンス図である。 ONUの光・電気変換部内の下り信号受信回路の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、IEEE802.3標準に規定されたEPONに基づいて開示するが、他の速度のPONやITU−T勧告G.984シリーズに規定されるGPONやITU−T勧告G.987シリーズに規定されるXGPON(Xはローマ数字の10の意、つまり10GPON)にも容易に適用できる。
図1は、本発明による受動光網システム(PON)のネットワーク構成例を示す図である。図1に示す受動光網システム(PON)100において、符号1は上位網、符号2はOLT、符号3は光スプリッタ、符号4(4A,4B)はONU、符号5(5A,5B)はONU4(4A,4B)に接続される端末装置である。ONU4および端末装置5はそれぞれ2台のみ図示しているが、光スプリッタ3を経由して同様に複数台のONU4がOLT2と接続されているものとする。符号6はEMS(Element Management System)で、符号8の送電網管理システムに接続されている。符号7は送電網である。符号9はOLT2に接続されるバッテリー、符号10(10A,10B)はONU4(4A,4B)に接続されるバッテリーである。
図1において、OLT2とONU4(4A,4B)とは、上り方向と下り方向との信号がWDMにより多重化された光信号を用いて通信する。そのため上り方向の通信と下り方向の通信とが衝突することはない。一方で、複数のONU4は同じ信号波長で送信を行うため、各ONUから送出される光信号が同じ時間に重ならないように、OLT2がTDMによって各ONU4が光信号を送出する時間区間をコントロールしているものとする。
バッテリー9およびバッテリー10(10A,10B)は、送電網7からの供給電力が途絶えた時のバックアップ電源であり、かつ送電網7からの供給電力の状況を監視して電力供給の減少の有無とバッテリー残量とをそれぞれOLT2およびONU4(4A,4B)に通知する機能を有している。また、EMS6は、OLT2およびONU4(4A,4B)を遠隔管理するとともに、送電網管理システム8から停電や節電要求の有無や計画停電の予定時刻などの情報を収集し、OLT2に通知する機能を有している。
図2は、OLT2の構成例を示すブロック図である。符号21は上位網1の中継装置と電気信号により通信を行う信号送受信部、符号25はONU4と光信号により通信を行う光・電気変換部、符号24はONU4が運用中およびスリープ期間中にデータ通信を制御するための媒体アクセス制御部、符号20はOLT2の伝送クロック変更制御を管理する制御部、符号201は伝送速度通知部、符号202は伝送速度制御部、符号203は制御部20の記憶部に備えられ伝送速度管理情報を記憶する伝送速度管理テーブル、符号204は帯域制御部、符号205はタイムスタンプ管理テーブル、符号206は電力監視部、符号26は電源回路である。符号23(23−1〜23−n)はONUバッファ、符号22は振分部、符号246は切替部、符号245は振分部である。
光スプリッタ3を介して上りフレームが光・電気変換部25で受信されると、媒体アクセス制御部24は、上りフレームのMAC(Media Access Control)アドレスと、プリアンブル部に付与されている送信元ONU情報とを経路情報として関連付けて蓄積し、上りフレームを信号送受信部21から上位網1へ送信する。媒体アクセス制御部24は、10Gbit/秒の処理を行う10Gアクセス部241、1Gbit/秒の処理を行う1Gアクセス部242、100Mbit/秒の処理を行う100Mアクセス部243、10Mbit/秒の処理を行う10Mアクセス部244の4つから構成される。どの速度のアクセス部を用いるかは伝送速度制御部202の指示の下で切替部246により切り替えられ、同処理の後、振分部245、ONUバッファ23、振分部22を経由して、上りフレームを信号送受信部21から上位網1へ送信する。
上位網1からの下りフレームが信号送受信部21で受信されると、振分部22は当該下りフレームのMACアドレスに対応するONUバッファ23へデータを送る。振分部245は、伝送速度制御部202から指示される伝送速度のアクセス部を選択し、媒体アクセス制御部24は、当該下りフレームのMACアドレスを参照して、予め保持された経路情報から宛先ONU識別情報を下りフレームのプリアンブル部に付与して光・電気変換部25から送信する。
後に詳述するように、伝送速度通知部201は、各ONU4(4A,4B)と同期して伝送クロック変更制御をするためのメッセージを生成および受信する機能を有し、伝送速度制御部202は、伝送速度管理テーブル203の内容に基づいて媒体アクセス制御部24の伝送クロック速度を変更する機能を有し、帯域制御部204はタイムスタンプ管理テーブル205の内容に基づいて伝送クロック速度を変更するタイミングの制御を司る。電力監視部206は、電源回路26を介してバッテリー9からの電源供給情報を収集し、伝送速度制御部202での伝送クロック速度変更処理のトリガを発生させる。
図3は、ONU4の構成例を示すブロック図である。符号43は端末装置5と電気信号により通信を行う電気側送受信部、符号41はOLT2と光信号により通信を行う電気・光変換部、符号42はONU4が運用中およびスリープ期間中にデータ通信を制御するための媒体アクセス制御部、符号40はONU4内で伝送クロック変更制御を管理する制御部であり、符号401は伝送速度通知受信部、符号402は伝送速度制御部、符号403はタイムスタンプ管理テーブル、符号404は電力監視部、符号44は電源回路である。
OLT2と同様に、伝送速度通知受信部401は、OLT2から伝送クロック変更制御を指示するメッセージを受信する機能を有し、伝送速度制御部402は、タイムスタンプ管理テーブル403の内容に基づいて媒体アクセス制御部42の伝送クロック速度をOLT2から指示されたタイミングで変更する機能を有する。電力監視部404は電源回路44を介してバッテリー10からの電源供給情報を収集し、媒体アクセス制御部42を介して状況をOLT2へ通知する。
図4は、OLT2の処理アルゴリズムを示すフローチャートである。図4に示すように、OLT2が起動されると、まず、IEEE802.3標準の64章に規定されるように、各ONU4へディスカバリー指示を送信し(ステップS401)、ONU毎の往復遅延時間を測定して(ステップS402)、測定したONU毎の往復遅延時間をタイムスタンプ管理テーブル205に格納する(ステップS403)。その後、通信データの送受信が開始され双方向のユーザデータ通信が行われる(ステップS404)。
停電が発生して、OLT2がONU4から電源断通知を受信すると(ステップS405)、伝送速度制御部202は、伝送速度管理情報を記憶する伝送速度管理テーブル203からONU毎の停電時および節電時帯域上限を読み出し(ステップS406)、ONU毎の必要帯域の総和<伝送可能総帯域となるクロック速度を算出する(ステップS407)。図6は、伝送速度管理テーブル203の構成およびデータ例である。図6に係わる詳細動作については後記する。
続いて、帯域制御部204は、複数のONU4へ指示する伝送クロック変更タイミングを計算してタイムスタンプ管理テーブル205に格納する(ステップS408)。図7は、タイムスタンプ管理テーブル205の構成およびデータ例である。この例では値を10進数で表示している。
タイムスタンプ管理テーブル205は、ONU−ID(Identification)またはLLID(Logical Link Identification)毎に、測定された往復遅延時間を格納する列と、OLT2での受信点におけるONU−IDまたはLLID毎の帯域割当区間を背景技術の項目で説明したタイムスタンプの値で示す列と、IEEE802.3標準の64章に規定されるGATEメッセージを用いて各ONUに与える上り信号送信許可(グラント指示)を与える区間を前記のタイムスタンプの値で示す列と、下り伝送クロック速度の切替区間を前記のタイムスタンプの値で示す列と、上り伝送クロック速度の切替区間を前記のタイムスタンプの値で示す列とから構成される。
前記の帯域割当区間と各ONU4に指示する上り信号の送信許可区間との関係を図8を用いて説明する。この例では、OLT2とONU4との間の片道伝搬遅延時間はタイムスタンプ値にて「50」、往復遅延時間はタイムスタンプ値にて「100」と仮定する。OLT2は、起動時や新たにONU4が起動されたときにディスカバリー指示801をONU4に向けて同報し、これを受信したONU4は、直ちにレジスタ要求802を返信する。このメッセージの交換において、全てのメッセージはタイムスタンプ値を内蔵している。ディスカバリー指示801は、OLT2のタイムスタンプ値が「0」の時刻に送信され、メッセージ内に格納されたタイムスタンプ値も「0」である。この例では、タイムスタンプ値にて「50」の時間後に、ディスカバリー指示801はONU4に受信されるが、ONU4は受信したディスカバリー指示801に格納されているタイムスタンプ値「0」を自分のタイムスタンプ値として内部のカウンタに格納する。そして直ちに自分のタイムスタンプ値「0」を格納したレジスタ要求802を返信する。レジスタ要求802は、さらにタイムスタンプ値にて「50」の時間後に、OLT2に受信されるが、その時のOLT2のタイムスタンプ値は「100」となっている。
したがって、OLT2は、自分が信号を受信したいタイムスタンプ時刻よりもONU4との往復遅延時間「100」だけ小さいタイムスタンプ時刻に、ONU4が信号送信を始めるように、送信許可信号であるグラント指示をONU4に与えなければならない。例えば、OLT2がタイムスタンプ値「0510(10進)」に信号804を受信するためには、OLT2は、ONU4がタイムスタンプ値「0410(10進)」に信号を送信するように、ONU4宛ての信号803にて指示しなければならない。
前記の説明を踏まえて図7の説明を続ける。図7は、帯域制御部204が、上り伝送クロック速度の変更完了時刻をOLT2におけるタイムスタンプ値「0510(10進)」の時刻と決め、変更許容時間幅を「0020(10進)」としたときのデータ例である。「0020(10進)」の時間幅は320ナノ秒に相当し、現在の技術の受信器でも対応可能な許容幅となる。つまり、この例では、OLT2におけるタイムスタンプ値「0490(10進)」から「0510(10進)」までの間に、ONU4の上り伝送クロック速度の変更を完了させることになる。以後の説明ではタイムスタンプ値の後の(10進)の表記は省略する。
OLT2とONU4との間には伝搬遅延があるため、OLT2がタイムスタンプ値「0490」の時刻に信号を受信するためには、ONU4は往復遅延時間だけ早いタイムスタンプ値の時刻に信号送信を始めなければならない。ONU#1(ONU−ID=0001)の場合は、ONU#1におけるタイムスタンプ値「0390」の時刻から「0410」の時刻までの間に伝送クロック速度を変更し、続いてデータ送信を開始すれば良いことになる。続いて帯域制御部204は、下り伝送クロックの変更タイミングを各ONU4の上り伝送クロックの変更タイミングと同じ値に設定し、後にこの値を各ONU4へ通知する。OLT2で下り伝送クロックの変更が行われる時刻は、図7の下り切替区間の最も早い開始時刻であるタイムスタンプ値「0390」の時刻である。なお、本例では、各ONU4の伝送クロックは、下り、上りとも同じ速度に設定されるものとする。
続いて、OLT2の伝送速度通知部201は、ONU4へクロック変更通知を送信する(ステップS409)。図9は、クロック変更通知メッセージの構成例である。図9において、符号901はプリアンブル、符号902は送信フラグ、符号903はLLID、符号904は送信先MACアドレス、符号905は送信元MACアドレス、符号906はタイプ、符号907はメッセージID、符号908は対応LLID、符号909は下り送信クロック速度、符号910は下り切替時間START、符号911は下り切替時間LENGTH、符号912は上り送信クロック速度、符号913は上り切替時間START、符号914は上り切替時間LENGTH、符号915はパディング、符号916はFCS(Frame Check Sequence)である。この構成は、IEEE802.3標準の64章に規定された信号送信許可メッセージであるGATEメッセージのフォーマットに準じており、帯域制御周期に合わせて周期的に送信しても良いし、クロック速度変更時のみに送信しても良い。また、符号908から符号912の情報は同じメッセージ内に複数混在させ、異なるLLIDつまり異なるONU宛ての情報を通知しても良いし、同じLLIDつまり同じONU宛ての異なるタイミングを通知しても良い。
図7のデータ例の場合には、下り送信クロック速度909および上り送信クロック速度912の値は、前記のステップS407にて決定された同じクロック速度であり、ONU#1向けの下り切替時間START910の値は「0390」、ONU#1向けの下り切替時間LENGTH911の値は「0020」、ONU#1向けの上り切替時間START913の値は「0390」、ONU#1向けの上り切替時間LENGTH914の値は「0020」にそれぞれ設定されてLLID=0001宛て(ONU#1宛て)に送信される。
続いて、OLT2はONU#1に指示したタイムスタンプ値「0390」の時刻T1に送信クロックを切り替える(ステップS410)。また、タイムスタンプ値「0490」の時刻T3から時間幅「0020」以内に受信クロックを切り替え(ステップS411)、上りデータの受信を再開する。
図5は、ONU4の処理アルゴリズムを示すフローチャートである。ONU4の媒体アクセス制御部42は、IEEE802.3標準の64章に規定されるように、OLT2からディスカバリー指示を受信すると(ステップS501)、ONU毎の往復遅延時間の測定に用いられるレジスタ要求を送信し(ステップS502)、GATEメッセージによりデータ送信許可タイミングを受信し(ステップS503)、受信した送信許可タイミングに基づいて通信データの送信を開始する(ステップS504)。
停電が発生して、ONU4が電源断を検知すると(ステップS505)、OLT2に電源断を通知する(ステップS506)。この通知のためのメッセージには、IEEE802.3標準の57章に規定されるDying Gaspメッセージが適用可能である。続いて、伝送速度通知受信部401は、OLT2から前記のクロック変更通知メッセージを受信し(ステップS507)、クロック変更通知メッセージで指示された下り切替時間STARTの時刻T2(図7のONU#1の例では「0390」)から時間幅「0020」以内に受信クロックを切り替え(ステップS508)、同時にクロック変更通知メッセージで指示された上り切替時間STARTの時刻T2(図7のONU#1の例では「0390」)から時間幅「0020」以内に送信クロックを切り替える(ステップS509)。
図10は、OLT2とONU4とが協調して伝送クロック速度を変更するシーケンス図である。符号1001はディスカバリー指示、符号1002はレジスタ要求、符号1003はレジスタ、符号1004はレジスタACK、符号1005はユーザーデータ通信である。これらはIEEE802.3標準の64章に規定されるONU登録および通信開始のシーケンスであり、この過程でOLT2とONU4間の往復遅延時間も測定される。
符号1006および符号1007は電源断通知であり、停電が発生したときに実行される処理のトリガとなる。符号1008はクロック変更通知であり、前記図9で説明したメッセージを使用する。符号1009はクロック変更された下りデータ、符号1010はクロック変更された上りデータである。これらの処理が行われる時刻は前記にて説明した通りである。
図11は、OLT2から図6および図7のデータ例に対応した5台構成のONU4(ONU#1〜#5)に送信される下り伝送信号の構成例である。また、図13は、そのときの下り伝送クロック速度の変更動作例を示すシーケンス図である。図11および図13において、区間(a)は通常の電力供給に制約のない状況であり、ONU#1行きの信号1111からONU#5行きの信号1115およびアイドル信号1101や共通信号1102は、全て10Gbit/秒で伝送されている。ここでアイドル信号1101は、10Gbit/秒の伝送能力よりも送信情報量が下回るために余った部分に挿入されるアイドル部分の信号である。また、共通信号1102は全ONU4に同報される制御情報やマルチキャスト信号を含んでいる。
区間(b)は、一部のONU4が電力供給の制約を検出した状況である。具体的には、ONU#1(LLID=0001)およびONU#3(LLID=0003)の電力監視部404がバッテリー10からの電力供給断情報を検出し、かつ、バッテリー10の残容量も限られているために、OLT2の伝送速度制御部202が、下り伝送クロック速度を10Mbit/秒とし、図6に示した停電時の帯域を確保するように動作を指示している。また、ONU#5(LLID=0005)も電力供給断情報を検出しているが、バッテリー10の残容量がまだ大きいため、OLT2の伝送速度制御部202は、下り伝送クロック速度を100Mbit/秒とし、図6に示す節電時の帯域を確保するように動作を指示している。ONU#2(LLID=0002)およびONU#4(LLID=0004)は電力供給断情報を検出していないが、OLT2の伝送速度制御部202は、下り伝送クロック速度を1Gbit/秒とし、その範囲で帯域を確保するように動作を指示している。
下り伝送クロック速度を決定するにあたっては、原則として、停電時の動作には10Mbit/秒、節電時の動作には100Mbit/秒、通常動作には1Gbit/秒の伝送クロック速度を割り当てるものとする。ただし、伝送クロック速度を落とすと送信できる情報量が減少するため、停電時や節電時の帯域上限を保証できる伝送クロック速度が選ばれているかの検証が必要である。本例においては、停電時および節電時の動作を行うONU#1,ONU#3,ONU#5の3台による10Gbit/秒換算の総使用帯域は、
0.5Mbit/秒×1000+0.5Mbit/秒×1000
+5Mbit/秒×100=1.5Gbit/秒
であり、
1.5Gbit/秒<10Gbit/秒
が成り立つので、これらONU3台の停電時および節電時の帯域上限は保証できる。また、これらONU3台が帯域上限を使い切った場合における通常動作を行うONU#2とONU#4との2台が使用できる残帯域は、
10Gbit/秒―1.5Gbit/秒=8.5Gbit/秒
であり、1Gbit/秒クロック動作では、850Mbit/秒を2台のONUで分け合うことになる。通常時の帯域上限である1Gbit/秒はあくまでベストエフォートサービスの最大値であり、上限の半分近くの帯域が保証できるので、伝送クロック速度の設定は妥当であると判断できる。前記不等号の式が成り立たない場合や、通常動作を行うONUへの残帯域が少なすぎる場合には、各ONUの帯域上限をさらに制限するか、逆に伝送クロック速度の低減率を緩くして伝送可能総帯域を確保するようにすれば良い。
図11の区間(b)では、ONU#1行きの信号1121およびONU#3行きの信号1123が一連にまとめられ、ダミー信号1104の間に10Mbit/秒の受信クロック同期が行われる。また、ONU#2行きの信号1122およびONU#4行きの信号1124が一連にまとめられ、ダミー信号1108の間に1Gbit/秒の受信クロック同期が行われる。これらダミー信号の送信タイミングは、図9の下り切替時間START910および下り切替時間LENGTH911で指定されるタイミングと一致する。こうして同じ速度の信号をまとめることによってダミー信号の重複を防ぎ、下り伝送効率の向上を図っている。また、共通信号1105,1107および1109は、対応する伝送クロック速度別に付与される。全ONUへ同報される信号は、伝送クロック速度別にコピーされ、共通信号1105,1107および1109の各タイムスロットを用いて転送される。
区間(c)は、区間(b)の状況においてONU#2がさらに電力供給の制約を検出し、OLT2がONU#2に停電時の動作を指示した状況である。ONU#2も伝送クロック速度10Mbit/秒が指定され、ONU#1行きの信号1131、ONU#2行きの信号1132、ONU#3行きの信号1133が一連にまとめられ、ダミー信号1104間に10Mbit/秒の受信クロック同期が行われる。この場合、停電時および節電時の動作を行う4台のONU(ONU#1,ONU#2,ONU#3,ONU#5)の10Gbit/秒換算の総使用帯域は、
0.5Mbit/秒×1000+2Mbit/秒×1000
+0.5Mbit/秒×1000+5Mbit/秒×100=3.5Gbit/秒
であり、
3.5Gbit/秒<10Gbit/秒
が成り立つので、やはりこれらONU4台の停電時および節電時の帯域上限は保証できる。これらONU4台が帯域上限を使い切った場合に通常動作のONU#4が使用できる残帯域は、
10Gbit/秒―3.5Gbit/秒=6.5Gbit/秒
であり、1Gbit/秒クロック動作では、650Mbit/秒を使用できることになる。よって前記と同様に伝送クロック速度の設定は妥当であると判断できる。
図12は、これら5台のONU4(ONU#1〜#5)からOLT2に送信される上り伝送信号の構成例である。また、図14は、そのときの上り伝送クロック速度の変更動作例を示すシーケンス図である。前記した下り信号との差異は、各ONU4から送信される信号毎に送信クロック同期用のオーバーヘッド(OH)信号が付与される点と、上り伝送信号には共通信号が存在しない点であり、他の動作は下り伝送信号の場合と同じである。図14においてONU4への上り送信許可信号であるIEEE802.3標準の64章に規定されているGATEメッセージは、共通信号1102,1105,1107および1109に含まれており、区間(a)で送信された共通信号1102に含まれるGATEメッセージに基づいて区間(b)の上り伝送信号の送信が行われ、区間(b)で送信された共通信号1105,1107および1109に含まれるGATEメッセージに基づいて区間(c)の上り伝送信号の送信が行われる。
図15は、ONU4の電気・光変換部41の下り信号受信部の構成例を示すブロック図である。電気・光変換部41は、下り信号受信部と上り信号送信部とを含んで構成されるが、図15には下り信号受信部の詳細を示している。符号411はAPD(Avalanche Photo Diode)、符号412はプリアンプ、符号413はAGC(Automatic Gain Controller)、符号414はCDR(Clock and Data Recovery)、符号415はバイアス制御部、符号416はインピーダンス制御部、符号417はゲイン制御部、符号418はクロック制御部である。
バイアス制御部415は、APD411に与えるバイアス電圧を調整することで、APD411が光入力を電気出力に変換する増倍率を制御する。増倍率は伝送クロック速度の値に対応した適切な値を選択する必要があり、その制御をバイアス制御部415が行う。インピーダンス制御部416は、プリアンプ412内のトランスインピーダンス値を制御し、プリアンプ412の入力電流が出力電圧に変換される比率を調整する。トランスインピーダンス値も伝送クロック速度の値に対応した適切な値を選択する必要があり、その制御をインピーダンス制御部416が行う。ゲイン制御部417はAGC413のゲインを調整する部分であり、AGC413の入力電圧と出力電圧の比率を調整する。AGC413のゲインも伝送クロック速度の値に対応した適切な値を選択する必要があり、その制御をゲイン制御部417が行う。クロック制御部418は、CDR414が入力信号からサンプリングクロックを抽出しデータを識別する際のクロック周波数を、伝送クロック速度に一致させるように制御する。
前記バイアス制御部415、インピーダンス制御部416、ゲイン制御部417、クロック制御部418は、図9の下り切替時間START910および下り切替時間LENGTH911で指定される時間幅で調整されるように、媒体アクセス制御部42から制御されている。自ONUが受信すべき伝送クロック速度とは異なる速度の信号を受信している区間に誤動作しないように、下り切替時間START910および下り切替時間LENGTH911で指定される時間帯以外においては調整動作を停止させることが望ましい。
以上にて本発明を実施するための形態の説明を終えるが、本発明の実施の態様はこれに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種変更が可能である。
1 上位網
2 OLT(局側光伝送路終端装置)
3 光スプリッタ
4,4A,4B ONU(宅内光伝送路終端装置)
5,5A,5B 端末装置
6 EMS
7 送電網
8 送電網管理システム
9 バッテリー
10,10A,10B バッテリー
20 制御部(時分割制御部)
21 信号送受信部
22 振分部
23−1〜23−n ONUバッファ
24 媒体アクセス制御部
25 光・電気変換部
26 電源回路
40 制御部(伝送制御部)
41 電気・光変換部
42 媒体アクセス制御部
43 電気側送受信部
44 電源回路
100 受動光網システム(PON)
201 伝送速度通知部
202 伝送速度制御部
203 伝送速度管理テーブル(伝送速度管理情報を記憶する記憶部)
204 帯域制御部
205 タイムスタンプ管理テーブル
206 電力監視部
401 伝送速度通知受信部
402 伝送速度制御部
403 タイムスタンプ管理テーブル
404 電力監視部(検出部)
411 APD
412 プリアンプ
413 AGC
414 CDR
415 バイアス制御部
416 インピーダンス制御部
417 ゲイン制御部
418 クロック制御部

Claims (9)

  1. 1つの局側光伝送路終端装置(OLT)が複数の宅内光伝送路終端装置(ONU)に接続される受動光網システムであって、
    前記ONUは、
    自装置への供給電力の減少を検知して前記OLTに通知する検出部と、
    前記OLTからの指示に従って前記OLTとの間の伝送速度の変更を行う伝送制御部と、
    を備え、
    前記OLTは、
    通常時、停電時および節電時の前記各ONUの通信帯域上限を規定する伝送速度管理情報を記憶する記憶部と、
    前記各ONUが時分割多重にて自装置宛てのデータを送信する上り送信タイミングおよび上り伝送速度を指示する時分割制御部と、を備え、
    前記時分割制御部は、
    前記ONUから前記供給電力の減少の検知を通知されたときに、前記伝送速度管理情報を参照して、前記各ONUが通常時、停電時および節電時に必要とする通信帯域を確保可能な伝送クロック速度と、前記各ONUからの前記データの送信順序とを決定して、変更後の前記上り送信タイミングおよび上り送信クロック速度を指示する通知メッセージを前記各ONUに送信する
    ことを特徴とする受動光網システム。
  2. 請求項1に記載の受動光網システムにおいて、
    前記OLTは、
    前記各ONUと自装置間の往復伝搬遅延時間の測定値と、前記各ONUに指示する前記上り送信タイミングを規定するタイムスタンプ値とを記憶するタイムスタンプ管理テーブルを備え、
    前記時分割制御部は、
    前記各ONUに割り当てた前記送信タイミングを規定する前記タイムスタンプ値から当該ONUの前記往復伝搬遅延時間を減じたタイムスタンプ値を、当該ONUに前記送信タイミングとして指示する
    ことを特徴とする受動光網システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の受動光網システムにおいて、
    前記通知メッセージは、
    通知先の前記ONUの指定と、
    前記OLTから当該ONU行きのデータの変更後の伝送クロック速度である下り送信クロック速度、および
    当該下り送信クロック速度への変更時刻の許容範囲の指定と、
    前記変更後の上り送信クロック速度、および
    当該上り送信クロック速度への変更時刻の許容範囲の指定と、を含む
    ことを特徴とする受動光網システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受動光網システムにおいて、
    前記時分割制御部は、
    同じ伝送クロック速度で送信される複数の前記ONU宛てのデータが連続して送信されるように、前記各ONU宛ての前記データの送信順序を決定する
    ことを特徴とする受動光網システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の受動光網システムにおいて、
    前記時分割制御部は、
    異なる伝送クロック速度で送信される2つの送信データの間に、クロック同期用のダミー信号を送信する
    ことを特徴とする受動光網システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の受動光網システムにおいて、
    前記伝送制御部は、
    前記OLT宛ての送信データの直前にクロック同期用のオーバーヘッド信号を送信することを特徴とする受動光網システム。
  7. 受動光網システムにおいて、複数の宅内光伝送路終端装置(ONU)に接続される局側光伝送路終端装置であって、
    通常時、停電時および節電時の前記各ONUの通信帯域上限を規定する伝送速度管理情報を記憶する記憶部と、
    前記各ONUが時分割多重にて自装置宛てのデータを送信する上り送信タイミングおよび上り伝送速度を指示する時分割制御部と、を備え、
    前記時分割制御部は、
    前記ONUから供給電力の減少の検知を通知されたときに、前記伝送速度管理情報を参照して、前記各ONUが通常時、停電時および節電時に必要とする通信帯域を確保可能な伝送クロック速度と、前記各ONUからの前記データの送信順序とを決定して、変更後の前記上り送信タイミングおよび上り送信クロック速度を指示する通知メッセージを前記各ONUに送信する
    ことを特徴とする局側光伝送路終端装置。
  8. 請求項7に記載の局側光伝送路終端装置において、
    前記各ONUと自装置間の往復伝搬遅延時間の測定値と、前記各ONUに指示する前記上り送信タイミングを規定するタイムスタンプ値とを記憶するタイムスタンプ管理テーブルを備え、
    前記時分割制御部は、
    前記各ONUに割り当てた前記送信タイミングを規定する前記タイムスタンプ値から当該ONUの前記往復伝搬遅延時間を減じたタイムスタンプ値を、当該ONUに前記送信タイミングとして指示する
    ことを特徴とする局側光伝送路終端装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の局側光伝送路終端装置において、
    前記時分割制御部は、
    同じ伝送クロック速度で送信される複数の前記ONU宛てのデータが連続して送信されるように、前記各ONU宛ての前記データの送信順序を決定する
    ことを特徴とする局側光伝送路終端装置。
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