JP5238742B2 - 加工方法および加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パターン形成方法、加工方法および加工装置に関するものである。
半導体の製造工程において微細な構造を形成する方法として、ナノインプリントリソグラフィ(Nanoimprint Lithography:NIL)が用いられている。NILは、電子ビーム(Electron Beam:EB)露光等によって加工寸法と等倍の微細なパターンが形成された等倍テンプレート(以下、テンプレートと呼ぶ)をレジストが塗布された被処理基板に接触させることによって、レジストにパターンを転写する技術である。
このようなNILによるパターン形成では、被処理基板上のレジストパターンの凹部(テンプレートの凸部に対応)にレジストが残存する。このレジストの残存部の膜厚は、一般的に、Residual Layer Thickness(RLT)と呼ばれ、NILにおけるプロセス安定性の評価指標となる。
NIL後、該NILにより形成されたレジストパターンをマスクにして被処理基板をエッチングすることにより、被処理基板上にパターンを形成する。前述のように、レジストパターンの凹部にもレジストが残存しているので、これも考慮してエッチング条件を決める必要がある。すなわち、レジストパターンの寸法が均一に仕上がっていても、RLTのばらつきにより、加工された被処理基板のパターン寸法が変動することが有り得る。
また、NILでは、テンプレートに形成されたパターンがレジストに等倍転写される。このため、テンプレートにおけるパターンの精度が最終的な被処理基板の加工寸法のばらつきに大きく影響する。通常の光リソグラフィにおけるショット内の寸法ばらつきには、フォトマスク寸法の誤差の他に照度むらや収差の効果も影響する。しかし、NILでは、ショット内の寸法ばらつきのほとんど全てがテンプレートの寸法ばらつきに因ると言える。
一方、通常の光リソグラフィで用いる4倍体のフォトマスクよりもNIL用のテンプレートの方が遥かに製造の精度が厳しい。一般的にフォトマスクやテンプレートは、電子ビームリソグラフィを用いて作製される。例えばウェハ上に50nmピッチのラインアンドスペース(L/S)が必要な場合に、4倍体フォトマスクでは200nmピッチのL/Sのパターンが作製される。しかしながら、NIL用のテンプレートでは、実際の加工寸法と同じ50nmピッチのL/Sのパターンが作製される。したがって、NIL用の等倍テンプレートでは4倍体フォトマスクと比べると製造の精度が厳しく、パターン寸法のばらつきが生じやすい。
テンプレートの寸法ばらつきに起因した問題に対処する技術として、例えばモールド(テンプレート)および被処理基板の形状や厚さ分布に応じて、押圧工程におけるモールドと基板との間の距離が均一となるようにレジストを塗布する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、モールドおよび被処理基板の厚みやうねりなど、平坦性に起因した押圧時間の増加を防止して押圧工程に要する時間を短縮することができ、スループットを向上させることができる。
特開2007−296783号公報
本発明は、均一なパターンを形成可能なパターン形成方法、加工方法および加工装置を提供する。
願発明の一態様によれば、第1の被処理基板に対して、テンプレートの表面に形成された第1凹凸パターンの凹部形状を計測する第1工程と、前記凹部形状の計測結果に基づいて前記凹部形状の分布を演算する第2工程と、前記第1の被処理基板の第1の被加工層上に対する硬化剤の塗布量の分布を前記凹部形状の分布に基づいて演算する第3工程と、前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記第1の被加工層上に前記硬化剤を塗布する第4工程と、前記第1凹凸パターンが前記硬化剤に接触した状態で前記硬化剤を硬化させることにより前記第1凹凸パターンを前記硬化剤に転写して第2凹凸パターンを形成する第5工程と、前記第1凹凸パターンを前記硬化した硬化剤から離間させる第6工程と、前記第2凹凸パターンをマスクとして前記第1の被加工層を加工して第3凹凸パターンを形成する第7工程と、前記第3凹凸パターンの加工パターンの寸法を測定する第8工程と、を実施した後に第2の被処理基板に対して、前記第3凹凸パターンの加工パターンの寸法の測定結果と前記第2工程で演算した前記凹部形状の分布とに基づいて、前記第3凹凸パターンの加工パターンの設計寸法と前記第7工程で形成された前記第3凹凸パターンの加工パターンとの寸法変動を無くすように前記硬化剤の塗布量の分布を再演算する第9工程と、前記再演算した前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記第2の被処理基板の第2の被加工層上に前記硬化剤を塗布する第10工程と、前記第1凹凸パターンが前記第2の被加工層上の前記硬化剤に接触した状態で該硬化剤を硬化させることにより前記第1凹凸パターンを該硬化剤に転写して第4凹凸パターンを形成する第11工程と、前記第1凹凸パターンを前記第2の被加工層上の前記硬化した硬化剤から離間させる第12工程と、前記第4凹凸パターンをマスクとして前記第2の被加工層を加工して第5凹凸パターンを形成する第13工程と、実施することを特徴とする加工方法が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、テンプレートの表面に形成された凹凸パターンの凹部形状および被加工層が加工された加工パターンの寸法を計測する計測部と、前記凹部形状の計測結果に基づいて前記凹部形状の分布を演算する分布演算部と、被加工層に対する前記硬化剤の塗布量の分布を前記凹部形状の分布に基づいて演算し、また前記凹部形状と前記加工パターンの計測結果とに基づいて再演算する塗布量演算部と、前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記被加工層上に前記硬化剤を塗布する塗布部と、前記テンプレートを前記凹凸パターンを前記硬化剤に接触または離間させる搬送部と、前記凹凸パターンが前記硬化剤に接触した状態で前記硬化剤を硬化させる硬化部と、を備えることを特徴とする加工装置が提供される。
本発明によれば、均一なパターンを形成可能なパターン形成方法、加工方法および加工装置を提供できる。
図1は、テンプレートの作製方法の一例を示す断面図である。 図2は、第1の実施の形態にかかるナノインプリント装置の構成の一例を模式的に示す図である。 図3は、第1の実施の形態におけるパターン領域面内の凹部寸法の分布情報の一例を示す図である。 図4は、第1の実施の形態における被加工層上への1ショット内における光硬化剤の滴下量(塗布量)の分布の一例を示す図である。 図5は、第1の実施の形態にかかるナノインプリント装置を用いたインプリント方法および加工方法を模式的に示す断面図である。 図6は、第2の実施の形態におけるパターン領域面内の側壁角の分布情報の一例を示す図である。 図7は、第2の実施の形態における被加工層上への1ショット内における光硬化剤の滴下量(塗布量)の分布の一例を示す図である。 図8は、第2の実施の形態にかかるテンプレートにおける凹凸パターンの形状を説明する模式図である。 図9は、第2の実施の形態においてレジストパターンが被加工層上へ形成された状態を示す断面図である。 図10は、第2の実施の形態における被加工層に対する異方性エッチングの初期段階を示す断面図である。 図11は、第3の実施の形態にかかるマスターテンプレートおよびレプリカテンプレートを用いたNILによる被処理基板のパターン形成を行うフローを模式的に示す図である。 図12は、第4の実施の形態にかかるテンプレートの形状分布情報(形状パラメータの分布情報)を用いたフィードバック制御のフローを示すフローチャートである。
本発明者の検討によって、上記特許文献1の技術は、テンプレートにおいてパターンが均一な寸法で形成されている前提に基づいており、テンプレート上のパターン寸法にばらつきが有る場合については対応できず、したがって、テンプレート上のパターン寸法にばらつきに起因した最終的な加工寸法のばらつきを防止できないことを見出した。
以下に、本発明にかかるパターン形成方法、加工方法および加工装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態にかかるナノインプリントリソグラフィ(NIL)の工程を説明する。まず、NILに用いるテンプレート基板(以下、テンプレートと呼ぶ)を作製する。図1は、テンプレートの作製方法の一例を示す断面図である。最初に、例えば略長方形状の石英基板11の一面上にクロム(Cr)膜12を形成し、該クロム膜12上にレジスト13を塗布する(図1(a))。
次に、例えば50nmピッチのL/Sのパターンでレジスト13に対して電子ビーム(EB)描画を行い、その後、現像処理を実施する。これにより、クロム膜12上に50nmピッチのL/Sのレジストパターン13pが形成される(図1(b))。
次に、レジストパターン13pをエッチングマスクとしてクロム膜12に対して異方性エッチングを行い(図1(c))、その後、レジストパターン13pを剥離する(図1(d))。これにより、レジストパターン13pのパターンが転写されたCr膜パターン12pが石英基板11上に形成される。
次に、Cr膜パターン12pをエッチングマスクとして石英基板11に対して異方性エッチングを行う。これにより、石英基板11の表面に、Cr膜パターン12pのパターンが転写された50nmピッチのL/Sの凹凸パターン11pが形成される(図1(e))。
次に、Cr膜パターン12pを剥離した後、石英基板11の一面側において、凹凸パターン11pのパターンが形成されたパターン領域PAの外部領域を掘り込み、ナノインプリント用のテンプレート10が完成する(図1(f))。なお、図1(a)〜図1(e)においては、図1(f)におけるパターン領域PAの一部を拡大して示している。
図2は、第1の実施の形態にかかるナノインプリント装置の構成の一例を模式的に示す図である。図2に示すように、第1の実施の形態にかかるナノインプリント装置101は、ナノインプリント機構102と、制御部103と、入力部104と、出力部105と、計測部106と、分布演算部107と、塗布量演算部108とを有する。ナノインプリント装置101は、半導体製造工程での微細加工における一連の作業の精度向上のため、テンプレート搬送、基板搬送、アライメント、転写等が自動化されたナノインプリント装置とされている。
ナノインプリント機構102は、テンプレート10を用いてナノインプリント技術により試料である基板21にパターン転写を行う。ナノインプリント機構102は、光源110と、テンプレート10と、テンプレート保持部112と、昇降機構113と、基板保持部115と、基板移動機構116と、基板移動駆動部117と、容器118と、塗布機構119とを備える。
光源110は、光硬化剤を硬化させる紫外光Lを発する。テンプレート保持部112は、テンプレート10を保持する。昇降機構113は、テンプレート保持部112にそれぞれ対応して設けられテンプレート保持部112を昇降させることによってテンプレート10を上下方向(図2における矢印Y1の方向)に昇降させる。基板保持部115は、基板21を保持する。基板移動機構116は、基板保持部115を移動させることによって基板21を水平方向(図2における矢印Y2の方向)に移動させる。基板移動駆動部117は、基板移動機構116を駆動させる。容器118は、基板21面に塗布される光硬化剤を保持する。塗布機構119は、容器118内の光硬化剤を基板21におけるパターン転写対象のショットに塗布する。テンプレート保持部112は、テンプレート10の凹凸パターン11pの形成面が基板21のパターン形成対象面と平行に対向するようにテンプレート10を保持する。
制御部103は、ナノインプリント装置101の各構成部位の動作処理を制御する。入力部104は、ナノインプリント装置101の処理動作に関する指示情報を入力する。出力部105は、ナノインプリント装置101の処理情報を出力する。
計測部106は、テンプレート10の凹凸パターン11pの形状の均一性を評価する形状パラメータを計測する。計測部106は、形状パラメータとして、凹凸パターン11pにおける凹部寸法、側壁角、掘り込み量を計測する。ここで、凹部寸法とは、凹凸パターン11pの凹部の上部における幅である。また、側壁角とは、凹凸パターン11pの凹部の側壁面とテンプレート10の主面とのなす角である。掘り込み量とは、凹凸パターン11pの凹部の深さである。分布演算部107は、計測部106でのパラメータの計測結果に基づいて凹凸パターン11pの形状の分布を表す分布情報を演算する。塗布量演算部108は、分布演算部での演算結果108に基づいて、被加工層上の各位置への光硬化剤の滴下量を演算する。
次に、ナノインプリント装置101を用いたナノインプリント方法および加工方法について説明する。まず、計測部106が、形状パラメータとして凹凸パターン11pの凹部における凹部寸法を計測する。そして、分布演算部107が、計測部106での計測結果に基づいて凹凸パターン11pの凹部寸法の分布情報を演算する。
図3は、計測部106における凹凸パターン11pの凹部寸法の計測結果に基づいて分布演算部107が演算したパターン領域PA面内の凹部寸法の分布情報の一例を示す図である。図3においては、楕円または楕円リング状の領域の幅が凹部寸法を示している。図3に示す例では、パターン領域PA面内の凹部寸法は同心円状の分布を有する。すなわち、L/Sの凹凸パターン11pにおける凹部(スペース)の幅が、パターン領域PA面内の中心領域では広く、外側に向かって段々と狭くなっている。なお、該凹部は、このテンプレート10を用いたNILによりパターンが形成される基板21上では凸部になる。
一方、石英基板11に形成された凹凸パターン11pの側壁角、掘り込み量を計測した計測結果に基づいて図3と同様にしてパターン領域PA面内の側壁角の分布情報および掘り込みの量分布情報を得た(図示せず)。側壁角および掘り込み量については、パターン領域PA面内の分布は比較的均一であった。このことから、パターン領域PA面内の寸法分布は、EB描画後の現像処理に因るものと推測される。すなわち、側壁角および掘り込み量の寸法ばらつきは、Cr膜パターン12pをエッチングマスクとした石英基板11の異方性エッチング工程(図1(e)参照)に依存する。そして、側壁角および掘り込み量の分布が比較的一定であれば、凹凸パターン11pの凹部寸法のばらつき(分布)は、EB描画後の現像に因るものと推測される。
次に、塗布量演算部108が、NILによりパターンを形成する被加工層上への1ショット(1回のインプリント領域)内の各位置における光硬化剤の滴下量をこれらの形状分布情報(形状パラメータの分布情報)に基づいて演算し、光硬化剤の滴下量の情報である塗布量情報(分布情報)を決定する。塗布量演算部108は、光硬化剤23の種類、凹凸パターン11pの形状、被加工層の材料、被加工層のエッチング条件等の諸条件と、光硬化剤の滴下量との対応情報を予め保持しておくことにより、凹凸パターン11pの形状分布情報(形状パラメータの分布情報)に基づいて塗布量情報(分布情報)を決定することが可能である。
図4は、分布演算部107が演算した凹部寸法の分布情報に基づいて塗布量演算部108が演算した塗布量情報(分布情報)の一例を示す図である。図4では、図3に示した凹部寸法の分布に対応した光硬化剤の滴下量の分布を示す塗布量分布情報を示しており、円の大きさが光硬化剤の滴下量を示している。図4に示す例では、光硬化剤の滴下量が、1ショット内における中央部分では少なくなり、外側に向かって多くなるように定める。すなわち、光硬化剤の滴下量は、図3に示した寸法の分布に対応して同心円状の分布を有する。本実施の形態では、凹凸パターン11pにおける凹部寸法が大きい部分では、光硬化剤の滴下量を少なくし、凹凸パターン11pにおける凹部寸法が小さい部分では、光硬化剤の滴下量を多くする。これにより、後工程でのRLTを意図的に制御することができる。
次に、テンプレート10をテンプレート保持部112に保持し、昇降機構113を用いてテンプレート保持部112を昇降させることによってテンプレート10を所定の待機位置に配置する。また、基板21を基板保持部115に保持し、基板移動機構116を用いて基板保持部115を移動させることによって基板21を所定の位置に配置する。そして、塗布機構119が制御部103の制御により、基板保持部115に保持された基板21上の被加工層22上への1ショット内に塗布量情報(分布情報)に基づいて光硬化剤23を塗布する。ここで、光硬化剤23の滴下量は、上述した塗布量情報(分布情報)に基づいて、パターン領域PA内における中央部分では少なく、外側に向かって多くなるように塗布する。
次に、基板移動機構116が基板保持部115を移動させることによって、凹凸パターン11pの形成面が基板21のパターン形成対象面と平行に対向するように基板21を所定の位置に配置する(図5(a))。図5は、ナノインプリント装置101を用いたインプリント方法および加工方法を模式的に示す断面図である。
次に、昇降機構113がテンプレート保持部112を降下させることによってテンプレート10を矢印Y1のように降下させて、テンプレート10の凹凸パターン11pの形成面を基板21の被加工層22上への光硬化剤23に接触させる(図5(b))。テンプレート10が光硬化剤23に接触した後は、昇降機構113の駆動は解除され、テンプレート10は、自重で降下する。テンプレート10を光硬化剤23に近づけると、毛細管現象によりテンプレート10の凹凸パターン11p内に光硬化剤23が浸入する。この過程では、図5(b)に示すようにそれぞれの位置で重力によるテンプレート10の降下と毛細管現象による光硬化剤23の押し上げ力との平衡状態を保つように、光硬化剤23の滴下量に応じてテンプレート10が撓んでいる。
この状態で、光源110がテンプレート10を介して紫外光Lを光硬化剤23に照射して、光硬化剤23を硬化させる。光硬化剤23を充分硬化させてレジストとした後、昇降機構113がテンプレート保持部112を上昇させることによってテンプレート10を上昇させる(図5(c))。これにより、テンプレート10の凹凸パターン11pの形状が転写されたL/Sのレジストパターン23pが基板21の被加工層22上へ形成される。ここで、レジストパターン23pの凹部(スペース)にもレジストが残存する。このレジストパターン23pの凹部(スペース)の残存部の膜厚(RLT)には、基板21の面内方向でRLTの分布が生じる。RLTは、光硬化剤23滴下量の多い1ショット内の外側の領域では厚くなる。一方、RLTは、光硬化剤23滴下量の少ない1ショット内の内側(中央)の領域では薄くなる。このため、レジストパターン23pの凸部の被加工層22表面からの高さは、1ショット内の内側(中央)の領域よりも1ショット内の外側の領域の方がRLTの差分だけ高くなっている。
次に、基板11をナノインプリント装置101から搬出し、レジストパターン23pをエッチングマスクとして被加工層22に対して例えばドライエッチングによる異方性エッチングを行う。異方性エッチングの初期の段階において、RLTの薄い1ショット内の内側(中央)の領域では、レジストパターン23pがエッチングされて高さが低くなる。レジストパターン23pの凹部の残存部はエッチングされて無くなる。また、RLTの厚い1ショット内の外側の領域では、レジストパターン23pがエッチングされて高さが低くなる。一方、レジストパターン23pの凹部の残存部はエッチングされてRLTが薄くなるが残存している(図5(d))。
さらにエッチングが進むと、RLTの薄い1ショット内の内側(中央)の領域では、レジストパターン23pをエッチンマスクとした被加工層22の異方性エッチンが行われ、被加工層22はレジストパターン23pのパターンが転写された形状に加工される。この時点で、RLTの薄い1ショット内の内側(中央)の領域では、被加工層22のパターンの凹部はエッチングされて無くなる。また、RLTの厚い1ショット内の外側の領域では、レジストパターン23pをエッチンマスクとした被加工層22の異方性エッチンが行われ、被加工層22はレジストパターン23pのパターンが転写された形状に加工される。この時点で、RLTの厚い1ショット内の外側の領域では、レジストパターン23pは残存しており、被加工層22のパターンの凹部もまだ残存する(図5(e))。
さらにエッチングが進むと、RLTの薄い1ショット内の内側(中央)の領域では、被加工層22に対して横方向にエッチングが進み、被加工層22のパターンの幅が所定の幅まで細く加工される。また、RLTの厚い1ショット内の外側の領域では、被加工層22はレジストパターン23pのパターンが転写された形状に加工され、被加工層22のパターンの凹部も無くなる(図5(f))。これにより、1ショット内の内側(中央)の領域と1ショット内の外側の領域とで、レジストパターン23pの寸法と同じ均一な寸法を有する被加工層パターン22pが得られる。このように、1ショット内の内側(中央)の領域では、加工変換差(レジストパターン23pの寸法と加工後の被加工層パターン22pの寸法との差)が大きく付く。すなわち、RLTに応じて1ショット内の内側(中央)の領域によって加工変換差が異なるが、最終的には図5(f)に示すように加工後の被加工層パターン22pの寸法はレジストパターン23pの寸法と同じ均一な寸法になる。
RLTは、光硬化剤の滴下量およびパターン被覆率に大きく依存すると考えられる。パターンの被覆率が同一である場合、滴下量が多いほど、RLTが厚く、また滴下量が同一である場合、被覆率(滴下すべき領域)が高いほどRLTは薄くなる。通常、インクジェット方式で滴下する場合、個別に制御可能な滴下部を複数有するヘッドを用いる。そして、テンプレート面内で被覆率が変化している場合、RLTを均一にすべく場所毎に滴下量を調整する。
しかしながら、上述した第1の実施の形態では、被加工層22の1ショット内において、凹凸パターン11pにおける凹部(スペース)の幅が広い部分(レジストパターン23pの凸部が幅広になる部分)に対応する領域では、光硬化剤23の滴下量を少なくして、RLTを薄くする。また、被加工層22の1ショット内において、凹凸パターン11pにおける凹部(スペース)の幅が狭い部分(レジストパターン23pの凸部が幅狭になる部分)に対応する領域では、光硬化剤23の滴下量を多くして、RLTを厚くする。
そして、RLTが薄い領域(レジストパターン23pの凸部が幅広になる部分)では、被加工層22のエッチングが進んでRLTが無くなった後は被加工層22の凸パターンに対して横方向にエッチングが進み、被加工層22の凸パターンの幅が所定の幅まで細く加工される。したがって、幅広に形成されたレジストパターン23pを細く加工して、幅狭に形成されたレジストパターン23pと同じ幅に仕上げることができる。なお、光硬化剤23の種類、凹凸パターン11pの形状、被加工層22の材料、被加工層22のエッチング条件等の諸条件と、光硬化剤の滴下量との対応情報を予め保持し、これに基づいて適正なRLTを設定することにより、幅狭に形成されたレジストパターン23pの加工が終了する時点で、幅広に形成されたレジストパターン23pの幅と幅狭に形成されたレジストパターン23pとの幅が同じくなるように設定することができる。
上述した第1の実施の形態によれば、テンプレート10に形成された凹凸パターン11pの形状分布に基づいて1ショット内における領域毎に光硬化剤23の塗布量を調整することにより、被加工層22の1ショット内における領域毎にLRTを意図的に異ならせて形成する。これにより、被加工層22の1ショット内における領域毎に加工変換差、すなわちレジストパターン23pの寸法と加工後の被加工層パターン22pの寸法との差を制御することができ、1ショット内の全領域において均一な寸法の被加工層パターン22pを形成することができる。
なお、上記においては1枚のテンプレート10を用いた場合について説明したが、実際には被加工層22の全面に対応するように複数のテンプレート10がテンプレート保持部112に敷き詰められる。また、通常の光リソグラフィと同様に、ステップアンドリピートでナノインプリントを繰り返す。
また、第1の実施の形態により形成した被加工層パターン22pを用いて下層の基板21を加工しても良い。これにより、1ショット内の全領域において均一な寸法のパターンを基板21に形成することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、形状パラメータのうち凹部寸法および掘り込み量についてはパターン領域PA面内における分布が略均一であり、側壁角ついてはパターン領域PA面内において分布を有する場合について説明する。なお、テンプレート10の作製から被加工層22の加工までの一連の処理は基本的に第1の実施の形態と同じである。したがって、以下では、第2の実施の形態の特徴部分のみを説明する。
図6は、計測部106における凹凸パターン11pの側壁角の計測結果に基づいて分布演算部107が演算したパターン領域PA面内の側壁角の分布情報の一例を示す図である。図6においては、斜線間の幅の太さが側壁角αの大きさを示している。また、図6においては、テンプレート10がナノインプリント装置101にセットされた状態と同じ状態、すなわち凹凸パターン11pが形成された面と反対側から見た状態の分布を示している。なお、図6においては、理解の容易のため、斜線間の幅の太さの差を強調して示している。図6に示す例では、側壁角αがパターン領域PA面内の左下の領域では90度であり、パターン領域PA面内の右上の領域では80度であり、パターン領域PA面内の左下の領域から右上の領域に向かって側壁角αが小さくなる分布を有する。なお、該凹部は、このテンプレート10を用いたNILによりパターンが形成される基板21上では凸部になる。
塗布量演算部108は、被加工層22上への1ショット内の各位置における光硬化剤23の滴下量をこれらの形状分布情報(形状パラメータの分布情報)に基づいて演算し、光硬化剤23の滴下量の情報である塗布量情報(分布情報)を決定する。
図7は、分布演算部107が演算した側壁角の分布情報に基づいて塗布量演算部108が演算した塗布量情報(分布情報)の一例を示す図である。図7では、図6に示した側壁角の分布に対応した光硬化剤23の滴下量の分布を表す塗布量分布情報を示しており、円の大きさが光硬化剤23の滴下量を示している。図7に示す例では、光硬化剤23の滴下量が、1ショット内における左下部分では少なくなり、右上側に向かって多くなるように定めた。すなわち、光硬化剤23の滴下量は、図6に示した側壁角の分布に対応した分布を有する。
図8は、テンプレート10における凹凸パターン11pの形状を説明する模式図である。図8(a)に示すように、パターン領域PA面内の左下の領域では側壁角αが90度である。図8(b)に示すように、パターン領域PA面内の右上の領域では側壁角αが80度である。また、図8(a)に示したパターン領域PA面内の左下の領域における凹凸パターン11pの凹部寸法Aと、図8(b)に示したパターン領域PA面内の右上の領域における凹凸パターン11pの凹部寸法Bとは同じである。
図9は、レジストパターン23pが基板21の被加工層22上へ形成された状態を示す断面図であり、図5(c)の工程に対応する図である。図9(a)は、1ショット内の左下の領域のレジストパターン23pの断面を示しており、図8(a)に示す凹凸パターン11pにより形成されている。図9(b)は、1ショット内の右上の領域のレジストパターン23pの断面を示しており、図8(b)に示す凹凸パターン11pにより形成されている。また、光硬化剤23の滴下量が少ない1ショット内における左下部分ではRLTが薄い。一方、光硬化剤23の滴下量が多い1ショット内における右上部分ではRLTが厚い。
また、図10は、被加工層22に対する異方性エッチングの初期段階を示す断面図であり、図5(d)の工程に対応する図である。図10(a)は、1ショット内の左下の領域のレジストパターン23pの断面を示しており、図9(a)に対応している。図10(b)は、1ショット内の右上の領域のレジストパターン23pの断面を示しており、図9(b)に対応している。
異方性エッチングを行うと、パターン領域PA内における右上部分のレジストパターン23pの側壁の傾斜した部分では、横方向のエッチングが進む。したがって、図10(a)に示したレジストパターン23pの凸部寸法aと、図10(b)に示したレジストパターン23pの凸部寸法bとは同じ寸法とはならない。すなわち、図10(b)に示した凸部寸法bの方が、図10(a)に示した凸部寸法aより小さくなり、大きな加工変換差がつく。
一方、RLTの薄いパターン領域PA内における左下部分でも、第1の実施の形態と同様に異方性エッチングが進むにつれて横方向にエッチングが進み、被加工層22のパターンの幅が所定の幅まで細く加工され、大きめの加工変換差が付く。したがって、最終的には、第1の実施の形態と同様に1ショット内における左下の領域と右上の領域とで加工後の被加工層パターン22pの寸法は均一になる。
上述した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様にテンプレート10に形成された凹凸パターン11pの形状分布に基づいて1ショット内における領域毎に光硬化剤23の塗布量を調整することにより、被加工層22の1ショット内における領域毎にLRTを意図的に異ならせて形成する。これにより、被加工層22の1ショット内における領域毎に加工変換差、すなわちレジストパターン23pの寸法と加工後の被加工層パターン22pの寸法との差を制御することができ、1ショット内の全領域において均一な寸法の被加工層パターン22pを形成することができる。
また、第2の実施の形態により形成した被加工層パターン22pを用いて下層の基板21を加工しても良い。これにより、1ショット内の全領域において均一な寸法のパターンを基板21に形成することができる。
(第3の実施の形態)
図11は、第3の実施の形態にかかるマスターテンプレートおよびレプリカテンプレートを用いたNILによる被処理基板のパターン形成を行うフローを模式的に示す図である。上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態では、テンプレート10から被加工層22へのパターン転写時にRLTを調整することにより、1ショット内の全領域において均一な寸法の被加工層パターン22pを得る方法を示した。
ナノインプリント方法では、テンプレートの寿命に制限がある。このため、図11に示すように最初にマスターテンプレート200を作製しておき、インプリント方法により該マスターテンプレート200からレプリカテンプレート201を作り、このレプリカテンプレート201を用いて被処理基板202のパターン形成を行う方法が知られている。
しかしながら、マスターテンプレート200においても、テンプレート上のパターン寸法にばらつきが生じる。そこで、マスターテンプレート200からレプリカテンプレート201を作製する際に、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様にRLTの調整を行うことにより、パターン領域面内において均一な寸法の加工パターンが形成された高品質なレプリカテンプレート201を作製することが可能である。そして、このレプリカテンプレート201を用いてナノインプリントを実施することにより、均一な寸法の被加工層パターンを得ることができる。また、この際に、再度RLTの調整を行ってナノインプリントを実施してもよい。
(第4の実施の形態)
上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態は、予め取得したテンプレート10の形状分布情報(形状パラメータの分布情報)を、光硬化剤23の滴下量のレシピ作成に反映させるものであり、フィードフォワード制御と言える。
一方、図12に示すように被処理基板202上に形成された加工パターンの寸法を実測し、この加工パターンの実測寸法に基づいて加工パターンの寸法変動が無くなるように、光硬化剤の滴下量のレシピを変更するフィードバック制御も可能である。図12は、テンプレート10の形状分布情報(形状パラメータの分布情報)を用いたフィードバック制御のフローを示すフローチャートである。
具体的には、まず第1の実施の形態で説明したようなテンプレート作製工程を実施する(ステップS110)。次に、第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明したようにテンプレート10の形状分布情報に基づいて光硬化剤の滴下レシピを作成する(ステップS120)。次に、第1の実施の形態で説明したようなナノインプリントを実施する(ステップS130)。次に、第1の実施の形態で説明したような被加工層のエッチングを行う(ステップS140)。
続いて、形成された被加工層の加工パターンの寸法を測定する(ステップS150)。そして、ステップS120に戻って、加工パターンの設計寸法からの寸法変動が無くなるように、この加工パターンの測定寸法に基づいて光硬化剤の滴下量のレシピを再度作成する。以降にナノインプリントが行われる基板については、ステップS140の後、ステップS150の寸法測定を行わずに次工程に回すことができる(ステップS160)。
このようなフィードバック制御を行うことによっても、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様に、均一な寸法の加工パターンが形成することが可能である。この場合は、ショット内のみならずショット間の寸法変動を抑えることも可能である。すなわち、この場合は、テンプレート内の滴下量分布を、ショット毎に変化させればよい。
10 テンプレート、11p 凹凸パターン、11 石英基板、12 クロム膜、12p Cr膜パターン、13 レジスト、13p レジストパターン、21 基板、22 被加工層、22p 被加工層パターン、23 光硬化剤、23p レジストパターン、101 ナノインプリント装置10102 ナノインプリント機構、103 制御部、104 入力部、105 出力部、106 計測部、107 分布演算部、108 塗布量演算部、110 光源、112 テンプレート保持部、113 昇降機構、115 基板保持部、116 基板移動機構、117 基板移動駆動部、118 容器、119 塗布機構、200 マスターテプレート、201 レプリカテンプレート、202 被処理基板、A 凹部寸法、a 凸部寸法、B 凹部寸法、b 凸部寸法、PA パターン領域、α 側壁角。

Claims (6)

  1. 第1の被処理基板に対して、
    テンプレートの表面に形成された第1凹凸パターンの凹部形状を計測する第1工程と、
    前記凹部形状の計測結果に基づいて前記凹部形状の分布を演算する第2工程と、
    前記第1の被処理基板の第1の被加工層上に対する硬化剤の塗布量の分布を前記凹部形状の分布に基づいて演算する第3工程と、
    前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記第1の被加工層上に前記硬化剤を塗布する第4工程と、
    前記第1凹凸パターンが前記硬化剤に接触した状態で前記硬化剤を硬化させることにより前記第1凹凸パターンを前記硬化剤に転写して第2凹凸パターンを形成する第5工程と、
    前記第1凹凸パターンを前記硬化した硬化剤から離間させる第6工程と、
    前記第2凹凸パターンをマスクとして前記第1の被加工層を加工して第3凹凸パターンを形成する第7工程と、
    前記第3凹凸パターンの加工パターンの寸法を測定する第8工程と、
    を実施した後に
    第2の被処理基板に対して、
    前記第3凹凸パターンの加工パターンの寸法の測定結果と前記第2工程で演算した前記凹部形状の分布とに基づいて、前記第3凹凸パターンの加工パターンの設計寸法と前記第7工程で形成された前記第3凹凸パターンの加工パターンとの寸法変動を無くすように前記硬化剤の塗布量の分布を再演算する第9工程と、
    前記再演算した前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記第2の被処理基板の第2の被加工層上に前記硬化剤を塗布する第10工程と、
    前記第1凹凸パターンが前記第2の被加工層上の前記硬化剤に接触した状態で該硬化剤を硬化させることにより前記第1凹凸パターンを該硬化剤に転写して第4凹凸パターンを形成する第11工程と、
    前記第1凹凸パターンを前記第2の被加工層上の前記硬化した硬化剤から離間させる第12工程と、
    前記第4凹凸パターンをマスクとして前記第2の被加工層を加工して第5凹凸パターンを形成する第13工程と、
    実施することを特徴とする加工方法。
  2. 前記凹部形状が、前記凹凸パターンの凹部の幅寸法、前記凹凸パターンの凹部の側壁角および前記凹凸パターンの凹部の深さのうち少なくとも1つを含むこと、
    を特徴とする請求項に記載の加工方法。
  3. 第1の被処理基板に対して、
    テンプレートの表面に形成された第1凹凸パターンの凹部形状を計測する第1工程と、
    前記凹部形状の計測結果に基づいて前記凹部形状の分布を演算する第2工程と、
    前記第1の被処理基板の第1の被加工層上に対する硬化剤の塗布量の分布を前記凹部形状の分布に基づいて演算する第3工程と、
    前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記第1の被加工層上に前記硬化剤を塗布する第4工程と、
    前記第1凹凸パターンが前記硬化剤に接触した状態で前記硬化剤を硬化させることにより前記第1凹凸パターンを前記硬化剤に転写して第2凹凸パターンを形成する第5工程と、
    前記第1凹凸パターンを前記硬化した硬化剤から離間させる第6工程と、
    前記第2凹凸パターンをマスクとして前記第1の被加工層を加工して第3凹凸パターンを形成する第7工程と、
    前記第3凹凸パターンの加工パターンの寸法を測定する第8工程と、
    を実施した後に
    第2の被処理基板に対して、
    前記第3凹凸パターンの加工パターンの寸法の測定結果と前記第2工程で演算した前記凹部形状の分布とに基づいて、前記第3凹凸パターンの加工パターンの設計寸法と前記第7工程で形成された前記第3凹凸パターンの加工パターンとの寸法変動を無くすように前記硬化剤の塗布量の分布を再演算する第9工程と、
    前記再演算した前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記第2の被処理基板の第2の被加工層上に前記硬化剤を塗布する第10工程と、
    前記第1凹凸パターンが前記第2の被加工層上の前記硬化剤に接触した状態で該硬化剤を硬化させることにより前記第1凹凸パターンを該硬化剤に転写して第4凹凸パターンを形成する第11工程と、
    前記第1凹凸パターンを前記第2の被加工層上の前記硬化した硬化剤から離間させる第12工程と、
    前記第4凹凸パターンをマスクとして前記第2の被加工層を加工して第5凹凸パターンを形成する第13工程と、
    実施し、
    さらに前記第1凹凸パターンの代わりに前記第凹凸パターンを用いて第3の被処理基板のの被加工層に対して前記第1工程乃至第7工程を実施すること、
    を特徴とする加工方法。
  4. 前記凹部形状が、前記凹凸パターンの凹部の幅寸法、前記凹凸パターンの凹部の側壁角および前記凹凸パターンの凹部の深さのうち少なくとも1つを含むこと、
    を特徴とする請求項に記載の加工方法。
  5. テンプレートの表面に形成された凹凸パターンの凹部形状および被加工層が加工された加工パターンの寸法を計測する計測部と、
    前記凹部形状の計測結果に基づいて前記凹部形状の分布を演算する分布演算部と、
    被加工層に対する前記硬化剤の塗布量の分布を前記凹部形状の分布に基づいて演算し、また前記凹部形状と前記加工パターンの計測結果とに基づいて前記加工パターンの設計寸法との寸法変動を無くすように再演算する塗布量演算部と、
    前記硬化剤の塗布量の分布に基づいて前記被加工層上に前記硬化剤を塗布する塗布部と、
    前記テンプレートを前記凹凸パターンを前記硬化剤に接触または離間させる搬送部と、
    前記凹凸パターンが前記硬化剤に接触した状態で前記硬化剤を硬化させる硬化部と、
    を備えることを特徴とする加工装置。
  6. 前記凹部形状が、前記凹凸パターンの凹部の幅寸法、前記凹凸パターンの凹部の側壁角および前記凹凸パターンの凹部の深さのうち少なくとも1つを含むこと、
    を特徴とする請求項に記載の加工装置。
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