JP5237198B2 - サッシ - Google Patents

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本発明は、網戸を備えるサッシに関する。
網戸の框を無くしたサッシとして特許文献1には、サッシ枠に室外側又は室内側に向けて開口する取付溝を形成し、網の端部を係止したアタッチメントを室外側又は室内側から取付溝に嵌め込んだものが記載されている。このサッシは、室外側又は室内側の正面視でアタッチメントが見えるため、意匠上問題がある。
特許文献2には、サッシ枠に内周側に開口して取付溝を形成し、網の端部を係止したアタッチメントを内周側から取付溝に嵌め込んだものが記載されている。アタッチメントの表面は、サッシ枠の内周面と面一になっている。このサッシでは、網のメンテナンスのためにアタッチメントを外すには、マイナスドライバー等の先の細い工具を網の室内側に沿って取付溝内に無理やりこじ入れ、アタッチメントをほじくり返す必要があり、このときに網やサッシ枠を傷付けたり、網が破れたりすることがあった。また、工具で取付溝を無理に広げようとして、取付溝が変形してしまうこともある。また、アタッチメントを外すためには面内方向に力を加える必要があるが、工具により加わる力は溝を広げる方向(面外方向)でこれとは直行するものであり、実際には溝を変形させなければアタッチメントに面内方向に力を伝達することができないため、アタッチメントは非常に取れ難く、アタッチメントを取外す作業は作業者にとってストレスの溜まる煩わしい作業となっていた。
特開2007−177566号公報 特開2008−50805号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑み、網戸の框を無くしたサッシにおいて、網の端部を保持するアタッチメントを目立たなくしながら、アタッチメントが簡単に取外せて網のメンテナンスが容易に行えるサッシの提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるサッシは、サッシ枠と網戸を備え、サッシ枠は、内周側に開口する網戸係合溝を有し、網戸は、網の少なくとも上下又は左右の端部に網戸係合溝に係合するアタッチメントを有し、アタッチメントは、網戸係合溝から内周側に突出していると共に、室内側に延出する延出片と延出片から外周側に突出する外周向き突片を有し、長手方向端部において外周向き突片に切欠部を設けてあることを特徴とする。
請求項1記載の発明によるサッシは、アタッチメントがサッシ枠の網戸係合溝から内周側に突出していると共に、室内側に延出する延出片と延出片から外周側に突出する外周向き突片を有し、長手方向端部において外周向き突片に切欠部を設けてあるので、切欠部に工具を挿入して面内方向に力を加えることで、アタッチメントを簡単に外すことができ、網のメンテナンスが容易に行える。アタッチメントを取外す際に、網や枠を傷付けるおそれもない。しかもアタッチメントは、サッシ枠に内周側に開口する網戸係合溝から僅かに突出していればよく、アタッチメントによりサッシの意匠性が阻害されたり眺望が損なわれたりするのを防止できる。さらに、切欠部はサッシの内周側から見えず、室内側からの正面視でもほとんど目立たないので意匠を損なわず、また切欠部を設けたことでアタッチメントが網のテンションにより外れやすくなるということもない。
本発明に係るサッシの一実施形態を示す縦断面図である。 同サッシの横断面図である。 同サッシの室内側正面図である。 カバー材を取外した状態を示すサッシ下枠部の縦断面図である。 (a)は網戸のアタッチメントの拡大断面図であり、(b)はアタッチメントの溝先端側の係止部に網を係止した状態、(c)はアタッチメントの溝奥側の係止部に網を係止した状態を示す。 下枠部の縦断面図であって、(a)はアタッチメントの溝先端側の係止部に網を係止し、アタッチメントを下枠から取外した状態、(b)はそのアタッチメントを下枠に取付けた状態を示す。 下枠部の縦断面図であって、(a)はアタッチメントの溝奥側の係止部に網を係止し、アタッチメントを下枠から取外した状態、(b)はそのアタッチメントを下枠に取付けた状態を示す。 竪枠部の横断面図であって、(a)はアタッチメントを竪枠から取外した状態、(b)はアタッチメントを竪枠に取付けた状態を示す。 (a)は竪枠用のアタッチメントの側面図であり、(b)は同アタッチメントの室内側正面図である。 竪枠用のアタッチメントと下枠用のアタッチメントを示す斜視図である。 本発明に係るサッシの他の実施形態を示す縦断面図である。 同サッシの横断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜3は、本発明のサッシの一実施形態であって、建物(木造住宅)の躯体開口部に設置したサッシを示している。本サッシは、図1,2に示すように、躯体開口部に取付けたサッシ枠1と、サッシ枠1に開閉自在に設けた障子2と、サッシ枠1内の障子2の室内側に設けた網戸3を備えている。本サッシは、左右寸法が上下寸法より少し大きい長方形になっており、窓の種類としては、障子2が上端部を支点として室外側に回動して開く、いわゆる突き出し窓となっている。下枠4にはオペレータ装置5と、オペレータ装置5のハンドル操作に連動して動く開閉連動装置6が設けてあり、障子2の開閉操作を網戸3を閉めたままで室内側から手元で行えるようにしている。
サッシ枠1は、アルミニウム合金の押出形材よりなる上枠7と下枠4と左右の竪枠8a,8bとを方形に枠組みして構成され、各枠材7,4,8a,8bの室内外方向中間部に外周側に突出して形成した躯体固定片46を躯体9にネジ止めして、躯体開口部に固定されている。サッシ枠1は、図1,2に示すように、室内側の正面視では額縁10等の内装材に隠れて見えないようになっている。
障子2は、アルミニウム合金の押出形材よりなる上框11と下框12と左右の竪框13a,13bとを方形に框組みし、その枠内にガラスパネル14(複層ガラス)を納めて構成してあり、上框11を蝶番15で上枠7に連結してある。障子2は、室内側から見ると各框11,12,13a,13bがサッシ枠1に隠れて見えないようになっている。
網戸3は、網16と、網16の四周縁部に配置した樹脂製のアタッチメント17a,17b,17c,17dとからなり、各アタッチメント17a,17b,17c,17dはサッシ枠1の内周側に四周連続して設けた網戸係合溝18a,18b,18c,18dに内周側から係合取付けされており、通常の網戸のような框を有しないものとなっている。
以上に述べたように本サッシは、室内側の正面視ではサッシ枠1と障子2及び網戸3の框が見えず、すっきりとした開放的な意匠となっている。
次に、各部の構造についてより詳細に説明する。下枠4は、図1と図4に示すように、室内外方向の中間部と室内側端部とに内周側に突出した起立片19a,19bを有し、両起立片19a,19bと見込み片20とで内周側に開口した凹溝21が形成してあり、樹脂製のカバー材22aにより凹溝21を塞いである。カバー材22aの室内側端部は、額縁10の内周に係止している。室内外方向中間部の起立片19aの上部には、室外側に向けてタイト材取付溝23が形成してあり、タイト材取付溝23に取付けたタイト材24により下框12との隙間を塞いでいる。同起立片19aの上部室内側には、内周側に開口した網戸係合溝18aが形成してあり、この網戸係合溝18aに網戸のアタッチメント17aを内周側から係合取付けしている。網戸係合溝18aの室内側と、室内側端部の起立片19bの上端部にはカバー材係止溝25が形成してある。カバー材22aは、図4,6,7に示すように、硬質樹脂で板状部26と、板状部26の裏面(外周側面)に突出する係止爪27,27が形成され、係止爪27,27を下枠4のカバー材係止溝25,25に係止して取付けてあり、板状部26により下枠4の網戸係合溝18aより室内側の露出部をカバーしている。板状部26の室外側端部には軟質部28が設けられ、図6,7に示すように、軟質部28によりカバー材22aと下枠4及びアタッチメント17aとの隙間を塞いでいる。
上枠7と竪枠8a,8bも、図1,2に示すように、下枠4と同様に内周側に開口した凹溝21が室内側に形成してあると共に、その室外側に網戸係合溝18b,18c,18dが形成してあり、網戸のアタッチメント17b,17c,17dとカバー材22b,22c,22dとを室内外方向に隣接して上枠7及び竪枠8a,8bにそれぞれ係合して取付けている。アタッチメント17b,17c,17dとカバー材22b,22c,22dは、下枠4に取付けているもの(17a,22a)と断面形状が同一のものである。
オペレータ装置5は、図1,2に示すように、ベース部材29とレバーハンドル30とを備えている。ベース部材29は、カバー材22aを貫通して配置され、内周側からのビス31により下枠4に固定されている。レバーハンドル30は、ベース部材29の上面に形成した溝32に収容して配置してあり、開閉操作時には図1中に仮想線で示すようにレバーハンドル30を斜めに起こし、垂直軸回りに180°回動させるものであり、レバーハンドル30を回動するとベース部材29内で駆動ピン(図示省略)が移動し、開閉連動装置6にレバーハンドル30の動きを伝達する。
開閉連動装置6は、下枠4の室内外方向中間部の起立片19aの下部に形成した切り欠き部48(図3,4参照)に挿通して配置され、室外側からのビス33で起立片19aに固定してある。開閉連動装置6自体の構造については、今回の発明の特徴部分ではないため詳細な説明を省略するが、オペレータ装置5のレバーハンドル30が操作されて駆動ピンが動作すると、その動きに連動して障子2の下框12に連結したアーム34が動作して、障子2を開閉できるものである。オペレータ装置5と開閉連動装置6とは、上下に分離できる構造になっている。
開閉連動装置6のメンテナンスを行うときは、図4に示すように、ビス31を外してオペレータ装置5を上方に引き抜き、下枠4のカバー材22aを取外して行うことができる。網戸3のアタッチメント17aは、カバー材22aと分離して下枠4の網戸係合溝18aに係合して取付けてあるため、カバー材22aを外すために網16やアタッチメント17aを外す必要がなく、カバー材22aのみを外すだけで開閉連動装置6のメンテナンスが簡易に行える。
網16は、長さが長い方の上下の端部に厚肉部35が全長にわたって設けてある。厚肉部35は、衣類や寝具等に用いられるファスナーの片方を利用したもので、ファスナーのテープ部分を網16の端部に縫い付けるか溶着して固定している。
アタッチメント17a,17b,17c,17dは、図5に示すように、水平板部36と、室内外方向に間隔をあけて水平板部36より外周側に突出して形成した垂直板部37a,37bとで、外周側に開口する断面略コ字状の溝38が形成され、水平板部36を室内側に延出して延出片39が形成してあり、延出片39の先端部より外周側に突出する外周向き突片40を有している。室外側の垂直板部37aの室外側面には、網戸係合溝18a,18b,18c,18d内の室外側の突起41aに係止する係止片42が、内周側に傾斜して突出するヒレ状に設けてあり、室内側の垂直板部37bの室内側面には、網戸係合溝18a,18b,18c,18d内の室内側の突起41bに係止する係止突起43が設けてある。溝38内には、網16の上下端部に設けた厚肉部35が係止する係止部44a,44bが、溝38の先端側と奥側の2箇所に設けてある。各係止部44a,44bは、室外側及び室内側の垂直板部37a,37bより溝38内にそれぞれ突出する突起45a,45bにより構成してある。溝38内には、網16の厚肉部35よりも幅広の空間が形成されている。アタッチメント17a,17b,17c,17dは、室外側の係止片42のみが軟質樹脂で形成され(図5中、ハッチングした部分は軟質樹脂で形成された部分を示す。)、他の部分は硬質樹脂で形成されている。アタッチメント17a,17b,17c,17dは、サッシ枠1の網戸係合溝18a,18b,18c,18dに取付けると、図6(b)と図7(b)に示すように、外周向き突片40の先端が網戸係合溝18a,18b,18c,18dの室内側の壁の先端部に当接し、外周向き突片40の高さ分だけ網戸係合溝18a,18b,18c,18dから内周側に突出した状態で網戸係合溝18a,18b,18c,18dをカバーする。
室内側から見て右側の竪枠8bに取付けられるアタッチメント17dは、図3,9,10に示すように、下側の端部において外周向き突片40に切欠部47が設けてある。
網16を張るときの手順を説明すると、網16の上下端部に形成した厚肉部35をアタッチメント17a,17bの小口から溝38内に通すようにして、図5(b)に示すように、溝38内の先端側の係止部44aに厚肉部35を係止させる。そうして上下のアタッチメント17a,17bを網16に取付けたら、図6(a)に示すように、網16の端部を180°折り返してアタッチメント17a,17bの開口をサッシ枠1の網戸係合溝18a,18bの開口と対向させ、アタッチメント17a,17bを内周側から網戸係合溝18a,18bに押し込んで取付ける。網16の側縁部は、図8(a)に示すように、竪枠8a,8bの網戸係合溝18c,18d内に差し入れてから、アタッチメント17c,17dを内周側から竪枠8a,8bの網戸係合溝18c,18dに押し込んで係合取付けし、網戸係合溝18c,18dとアタッチメント17c,17dとで網16の側縁部を挟んで保持する。
このように、網16の上下端部を180°折り返し、アタッチメント17a,17bの溝38の開口がサッシ枠1の網戸係合溝18a,18bの開口と対向するように外周側に向けて、アタッチメント17a,17bを内周側から網戸係合溝18a,18bに係合取付けしたことで、網16のテンションによりアタッチメント17a,17bの溝38を広げる方向に力が働かないので、網16の厚肉部35がアタッチメント17a,17bの係止部44aから外れることがなく、網16を十分にテンションをかけて張ることができる。しかも網戸係合溝18a,18bが金属製のサッシ枠1に形成されているため、アタッチメント17a,17bを網戸係合溝18a,18bから外れないように確実に係合できる。アタッチメント17a,17b,17c,17dは、大部分が網戸係合溝18a,18b,18c,18d内に収容されるため、アタッチメント17a,17b,17c,17dによりサッシの意匠性が阻害されたり眺望が損なわれたりするのを防止できる。さらに、アタッチメント17a,17b,17c,17dの室外側の係止片42を軟質樹脂でヒレ状に形成したので、アタッチメント17a,17b,17c,17dを網戸係合溝18a,18b,18c,18dに押し込む際に、網16が擦れて損傷するのを防止できる。
経年により網16のテンションが弱くなったときには、4本のアタッチメント17a,17b,17c,17dをいったん取外し、テンションが強くなるように網16を張り直すことができる。このときの手順を以下に説明する。
まず、網16の端部を係止していない右側のアタッチメント17dの外周向き突片40の下部に形成された切欠部47にマイナスドライバー等の先の尖った工具を挿入し、工具の先を内周側に動かすことで、同アタッチメント17dを網戸係合溝18dから簡単に取外すことができる。右側のアタッチメント17dを外すと、上下のアタッチメント17a,17bの右側の端面が露出するので、そこに指や工具を引っ掛けて内周側に力を加えることで、上下のアタッチメント17a,17bを簡単に取外すことができる。また上下のアタッチメント17a,17bは網16の端部を係止しているため、網16を引っ張るようにして取外すこともできる。左側のアタッチメント17cは、上下いずれかの端面に指や工具を引っ掛け、内周側に力を入れることで簡単に取外すことができる。
全てのアタッチメント17a,17b,17c,17dを取外したら、上下のアタッチメント17a,17bのうちの何れか一方を側方にいったん抜き取り、図5(c)に示すように、網16端部の厚肉部35をアタッチメントの小口から溝38内に挿入し、溝38の奥側の係止部44bに網16の厚肉部35を係止させる。その後、最初に網を張ったときと同じように、図7に示すように網16の上下端部を折り返すようにして上下のアタッチメント17a,17bを上下枠の網戸係合溝18a,18bに係合取付けし、その後、図8に示すように、左右のアタッチメント17c,17dを竪枠の網戸係合溝18c,18dに係合取付けして網16の側縁部を保持させる。
さらに年月が経って網16のテンションが弱くなったときには、再度アタッチメント17a,17b,17c,17dをサッシ枠1から取外し、上下のアタッチメント17a,17bのうちの前回そのままにした方のアタッチメントを側方に抜き取り、図5(c)に示すように溝奥側の係止部44bに網16の厚肉部35を係止させて、各アタッチメント17a,17b,17c,17dをサッシ枠1の網戸係合溝18a,18b,18c,18dに係合取付けする。すなわち本サッシは、網16のテンションを3段階に調整することができる。
上述のように本サッシは、網戸3のアタッチメント17a,17b,17c,17dに室内側に延出する延出片39と外周向き突片40を設け、これらの部分をサッシ枠1の網戸係合溝18a,18b,18c,18dから突出させ、さらに最初に取外すアタッチメント17dの長手方向の端部において外周向き突片40に切欠部47を設けたので、切欠部47に工具を挿入して僅かな力でアタッチメント17dを簡単に外すことができ、他のアタッチメント17a,17b,17cは端面に指等を引っ掛けて簡単に取外すことができるため、網16のメンテナンスが容易に行える。このように外周向き突片40に工具挿入用の切欠部47を設けたことで、サッシ枠1や網16を工具で傷付ける心配もない。切欠部47はサッシの内周側からは見えず、室内側からの正面視でもほとんど目立たないので(図3参照)意匠を損なわず、また切欠部47を設けたことによりアタッチメント17dが網16のテンションで外れやすくなるということもない。
また、網16のメンテナンスのためにアタッチメント17a,17b,17c,17dを外したときでも、図6(a)と図7(a)に示すように、サッシ枠1の網戸係合溝18a,18b,18c,18dよりも室内側がカバー材22a,22b,22c,22dでカバーしてあるため、開閉連動装置6を設置するために下枠4に形成した切り欠き部48を通じて室内に風や雨が吹き込むことがないので、網16のメンテナンスを天候に左右されることなくいつでも行うことができる。
さらに、アタッチメント17a,17b,17c,17dには網16端部の係止部44a,44bを溝38の深さ方向に複数設けたので、経年により網16のテンションが弱くなったときに、網16のテンションが強くなるように張り直すことができ、網16を適切な状態で長期間使用できる。網16端部の係止位置を変更する際には、アタッチメント17a,17bをいったん引き抜き、網16端部の厚肉部35をアタッチメント17a,17bの小口から係止部44bに順次係止させることで、工具を使用することなく誰にでも簡単に係止位置を変更できる。アタッチメント17a,17bは、網16のテンションがアタッチメントの溝38を広げる方向に働かず、網16にテンションを掛けても溝38の幅が広がらないため、溝38の先端側の係止部44aに係止したときと奥側の係止部44bに係止したときで、網16端部の係止の強さは変わらない。
網16の係止用の厚肉部35としてファスナーを利用することで、厚肉部35を簡単に且つ低コストで形成することができ、ファスナーの硬質のエレメントによりアタッチメントの係止部44a,44bに確実に係止できる。
さらに本サッシは、サッシ枠1の網戸係合溝18a,18b,18c,18dを樹脂製のアタッチメント17a,17b,17c,17dでカバーしていると共に、サッシ枠1の網戸係合溝18a,18b,18c,18dよりも室内側の露出部を樹脂製のカバー材22a,22b,22c,22dでカバーしているため、結露の発生を防止できる。また、アタッチメント17a,17b,17c,17dを例えば障子のタイト材24と同色のブラックとし、樹脂カバー材22a,22b,22c,22dを変えるだけで室内色を変更することができ、容易に内観デザインを変更できる。アタッチメント17a,17b,17c,17dとカバー材22a,22b,22c,22dの色調を変えることで、内観をツートンカラーのカラフルなデザインとすることもできる。
図11,12は本発明のサッシの他の実施形態を示している。本サッシは、サッシ枠1に取付けるカバー材22a,22b,22c,22dをアルミ製としたものである。他の部分は先に述べた実施形態と同様である。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。障子2の開き方は任意であり、例えば外倒し式に開くもの、縦軸回りに回動して開くもの、辷り出し式に開くもの、平行移動して開くものであってもよい。実施形態のものでは、室内側から見て右側のアタッチメント17dの下端部にのみ工具挿入用の切欠部47を形成したが、上下のアタッチメント17a,17bの長手方向端部に切欠部47を設けたり、全てのアタッチメント17a,17b,17c,17dの長手方向端部に切欠部47を設けることもできる。アタッチメントは、実施形態のものでは4本とも同一断面形状にしているが、網16の端部が係止しないアタッチメント17c,17dを網端部の係止部44a,44bを有しないものとすることもできる。また、網16の端部が係止しないアタッチメント17c,17dと、これを取付けるための網戸係合溝18c,18dを省略することもできる。また、網16の上下左右の端部を4箇所ともアタッチメント17a,17b,17c,17dの係止部44a又は44bに係止することもできる。網16は、左右の縁部に係止用の厚肉部35を設けることもできる。アタッチメントの延出片39は、必ずしも水平に室内側に延出するものに限らず、傾斜していてもよい。切欠部47の形状や大きさは、適宜変更することができる。
1 サッシ枠
2 障子
3 網戸
4 下枠
5 オペレータ装置
6 開閉連動装置
16 網
17a,17b,17c,17d アタッチメント
18a,18b,18c,18d 網戸係合溝
22a,22b,22c,22d カバー材
38 アタッチメントの溝
39 延出片
40 外周向き突片
44a,44b 係止部
47 切欠部

Claims (1)

  1. サッシ枠と網戸を備え、サッシ枠は、内周側に開口する網戸係合溝を有し、網戸は、網の少なくとも上下又は左右の端部に網戸係合溝に係合するアタッチメントを有し、アタッチメントは、網戸係合溝から内周側に突出していると共に、室内側に延出する延出片と延出片から外周側に突出する外周向き突片を有し、長手方向端部において外周向き突片に切欠部を設けてあることを特徴とするサッシ。
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