JP5236186B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、かごが昇降路内を昇降されるエレベータ装置に関するものである。
従来、かごを移動させるための電動機の温度が設定閾値を超えたときに、エレベータの電気的負荷を軽減させる運転に切り替えるエレベータが提案されている。電動機の温度は、温度検出器により計測される。これにより、過負荷運転により電動機の温度が上昇した場合であっても、電動機の許容限界温度を超えることが防止され、エレベータの運転の停止を防止することができる。従って、エレベータの運行サービスの向上を図ることができる(特許文献1参照)。
特開2002−3091号公報
しかし、従来のエレベータでは、温度検出器によって電動機の温度が計測されるようになっているので、温度検出器が故障した場合には、エレベータの過負荷運転を検出することができず、運転モードの切り替えを行うことができなくなってしまうおそれがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、エレベータの運転の異常の有無を容易にかつより確実に検出することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、エレベータの運転時に動作されるエレベータ機器、エレベータ機器について、温度と異なる物理量の変化を計測する検出器、及び検出器からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する制御装置を備え、温度と異なる物理量は、エレベータ機器の歪みであり、制御装置は、温度と異なる物理量の変化に応じた最高速度、加速度及び加加速度を求め、求めた最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、速度パターンを生成し、生成した速度パターンに従ってかごの速度を制御するようになっている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1のモータのフレームの歪みとモータの温度との関係を示すグラフである。 図1の制御装置に設定された定格速度パターン及び高速度パターンを示すグラフである。 図1の制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置におけるモータのコイル抵抗値を算出するための構成を示す機能ブロック図である。 図7の抵抗算出手段によって算出された電気抵抗値とモータの温度との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1内には、かご2及び釣合おもり3が昇降可能に設けられている。昇降路1の上部には、かご2及び釣合おもり3を昇降させるための巻上機(駆動装置)4と、巻上機4の近傍に設けられたそらせ車(従動シーブ)5とが設けられている。巻上機4は、モータ6と、モータ6により回転される駆動シーブ7とを有している。駆動シーブ7及びそらせ車5には、複数本の主索8が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、駆動シーブ7の回転により昇降路1内を昇降される。そらせ車5は、かご2及び釣合おもり3の昇降により回転される。
昇降路1内には、かご2の移動を案内するためのかごガイドレール9と、釣合おもり3の移動を案内するための釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。かご2には、かごガイドレール9に係合しながら案内される複数のかごガイドシュー10が設けられている。なお、釣合おもり3には、釣合おもりガイドレールに係合しながら案内される釣合おもりガイドシュー(図示せず)が設けられている。
巻上機4には、駆動シーブ7の回転を制動するためのブレーキ装置11が搭載されている。ブレーキ装置11は、駆動シーブ7と一体に回転されるブレーキディスク(回転体)12と、ブレーキディスク12に接離可能なブレーキシュー(制動体)13と、ブレーキシュー13がブレーキディスク12に接離する方向へブレーキシュー13を変位させる制動体変位装置14とを有している。なお、ブレーキディスク12は、駆動シーブ7の回転軸7aに設けられている。また、制動体変位装置14は、ブレーキディスク12に接する方向へブレーキシュー13を付勢するばね(付勢体)と、通電により、ばねの付勢力に逆らって、ブレーキディスク12から離れる方向へブレーキシュー13を変位させる電磁マグネットとを有している。
駆動シーブ7には、ブレーキシュー13がブレーキディスク12に接触することにより、駆動シーブ7の回転を制動する制動力が与えられる。また、駆動シーブ7に与えられた制動力は、ブレーキシュー13がブレーキディスク12から開離されることにより解除される。かご2が移動されるときには、駆動シーブ7への制動力は解除され、かご2が目的階に停止されているときには、駆動シーブ7に制動力が与えられる。
また、昇降路1の上部には、上部プーリ16が設けられ、昇降路1の下部には、張り車(下部プーリ)17が設けられている。上部プーリ16及び張り車17間には、速度検出用ロープ18が巻き掛けられている。速度検出用ロープ18の一端部及び他端部は、かご2に取り付けられたかご取付部材19に接続されている。これにより、速度検出用ロープ18は、かご2とともに移動される。また、上部プーリ16は、速度検出用ロープ18の移動に応じた速度で回転される。即ち、上部プーリ16は、かご2の移動に応じて回転される。
上部プーリ16には、上部プーリ16の回転に応じた信号を発生するエンコーダ20が設けられている。また、モータ6のフレームには、フレームの歪み(温度と異なる物理量)の変化を計測するための歪み検出器21が設けられている。
ここで、図2は、図1のモータ6のフレームの歪みとモータ6の温度との関係を示すグラフである。図に示すように、モータ6のフレームの歪みは、モータ6の温度に応じて変化する。即ち、モータ6の温度は、モータ6のフレームの歪みが大きくなるに従って高くなる。従って、エレベータの運転の異常の有無の判定は、フレームの歪みの変化に基づいて行うことができる。
エンコーダ20及び歪み検出器21のそれぞれからの情報は、エレベータの運転を制御する制御装置22へ伝送される。制御装置22は、エンコーダ20及び歪み検出器21のそれぞれからの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する。
即ち、制御装置22は、歪み検出器21からの情報に基づいて、エレベータの運転が異常であるか否かを判定するようになっている。即ち、制御装置22は、歪み検出器21により計測された歪みと、あらかじめ設定された判定基準値とを比較することにより、エレベータの運転の異常の有無を判定するようになっている。制御装置22に設定された判定基準値は、エレベータの運転が正常から異常に移行するときのモータ6の温度(判定基準温度レベル)33(図2)に対応するフレームの歪みとされている。
また、制御装置22は、エレベータの運転の異常の有無の判定に基づいて、定格速度パターンに従ってかご2の速度を制御する定格運転モードと、かご2の移動が開始されてから、かご2が通常停止されるまでの時間が定格運転モード時よりも短くなる高速度パターンに従ってかご2の速度を制御する高速運転モードとの間で切替可能になっている。即ち、制御装置22は、エレベータの運転の異常の有無の判定に基づいて、モータ6の電気的負荷が互いに異なる定格運転モード及び高速運転モード間で切替可能になっている。制御装置22の運転モードは、歪み検出器21により計測された歪みの値が判定基準値以下であるとき(通常負荷であるとき)に高速運転モードとされ、歪みの値が判定基準値よりも大きいとき(過負荷になっているとき)に、モータ6の電気的負荷が高速運転モード時よりも小さい定格運転モードとされる。
ここで、図3は、図1の制御装置22に設定された定格速度パターン(定格運転モードでのかご2の速度の時間的変化)及び高速度パターン(高速運転モードでのかご2の速度の時間的変化)を示すグラフである。図において、定格速度パターン30での最高速度は、あらかじめ設定された定格速度とされている。また、高速度パターン31での最高速度、加速度及び加加速度は、定格速度パターン30での最高速度、加速度及び加加速度よりも高く設定されている。なお、図3では、かご2の移動が開始されてから、かご2が通常停止されるまでの距離が互いに等しくなる定格速度パターン30及び高速度パターン31を示している。従って、定格速度パターン30と時間軸とにより囲まれる面積と、高速度パターン31と時間軸とにより囲まれる面積とは、同一になる。
なお、制御装置22は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM及びRAM等)及び信号入出力部を持ったコンピュータにより構成されている。記憶部には、定格速度パターン、高速度パターン、判定基準値等のデータやモード切替、エレベータの運転の異常の有無の判定を実現するための制御プログラム等が格納されている。演算処理部は、制御プログラムに基づいて、エレベータの運転の制御に関する演算処理を実行する。
次に、動作について説明する。図4は、図1の制御装置22の処理動作を示すフローチャートである。図に示すように、制御装置22の運転モードは、通常、高速運転モードとされている(S11)。このとき、かご2の速度は、高速度パターン31(図3)に従って制御される。
また、制御装置22では、歪み検出器21からの情報に基づいて、エレベータの運転に異常が発生しているか否かが常時判定されている(S12)。運転に異常が発生していない場合には、高速運転モードが継続される。
エレベータの運転に異常が発生していると判定された場合には、制御装置22の運転モードが高速運転モードから定格運転モードに切り替えられる(S13)。定格運転モードでは、かご2の速度が定格速度パターン30に従って制御される。
この後も、エレベータの運転の異常の有無が制御装置22により判定され(S14)、エレベータの運転の異常が解消しない場合には、定格運転モードでの運転が継続される。一方、エレベータの運転の異常が解消した場合には、制御装置22の運転モードが定格運転モードから高速運転モードに再度切り替えられる。
このようなエレベータ装置では、巻上機4の歪みが歪み検出器21によって計測され、歪み検出器21からの情報に基づいて、エレベータの運転が制御されるようになっているので、エレベータ機器の温度を計測しなくても、エレベータの運転の異常の有無を簡単な構成で容易にかつより確実に判定することができる。また、巻上機4の歪みはエレベータの運転の負荷に応じて変化するので、エレベータの運転の負荷に応じた制御を行うことができる。これにより、エレベータ機器が故障してエレベータの運転が停止してしまう前の段階で、エレベータの運転の変更を行うことができる。従って、エレベータの運転が過負荷運転となった場合であっても、エレベータの運転を継続することができ、運行サービスの著しい低下を防止することができる。
なお、上記の例では、モータ6のフレームの歪みが歪み検出器21によって計測されているが、歪みを計測する対象は、かご2の移動とともに動作されるエレベータ機器であればよく、例えばモータ6本体、そらせ車5、駆動シーブ7、ガイドシュー10あるいはブレーキ装置11の歪みをエレベータ機器の歪みとして歪み検出器21により計測するようにしてもよい。このようにしても、エレベータの運転時に、モータ6本体、そらせ車5、ガイドシュー10あるいはブレーキ装置11に歪みが生じるので、エレベータの運転の異常の有無を容易に判定することができる。
また、上記の例では、定格速度パターン及び高速度パターンが制御装置22にあらかじめ設定されているが、算出された歪みに応じた最高速度、加速度及び加加速度(ジャーク)を算出し、算出した最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、定格速度パターン及び高速度パターンを設定するようにしてもよい。
また、上記の例では、制御装置22は、定格運転モード及び高速運転モードの2つの運転モードの間で切替可能になっているが、定格運転モード及び高速運転モードだけでなく、高速運転モードでのかご2の移動時間よりも長く定格運転モードでのかご2の移動時間よりも短くなる中間運転モードにも切替可能になっていてもよい。この場合、定格運転モード、中間運転モード及び高速運転モードの順に、モード切替のための判定基準値が大きくなる。このようにすれば、かご2が目的階に到着するまでの時間が急激に変化することなく、歪みに応じて段階的に変化するので、運行サービスが極端に低下することを防止することができる。
また、上記の例では、モータ6のフレームに対して計測される物理量が歪みとされているが、モータ6のフレームに微弱電流を流して、フレーム自体の電気抵抗値(温度と異なる物理量)を計測するようにしてもよい。このようにしても、フレームの電気抵抗値がフレームの温度に応じて変化することから、エレベータの運転の異常の有無を容易に判定することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、巻上機4は、昇降路1の上部に固定された支持台41に支持されている。支持台41には、駆動シーブ7の回転軸7aを回転自在に軸支する巻上機用軸受け42が設けられている。巻上機用軸受け42の内部には、潤滑及び冷却用のオイルが注入されている。巻上機用軸受け42には、巻上機用軸受け42の歪みを計測する歪み検出器43が設けられている。歪み検出器43からの情報は、制御装置22に伝送される。制御装置22は、歪み検出器43からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する。他の構成及び動作は実施の形態1と同様である。
このように、巻上機用軸受け42の歪みに基づいて、エレベータの運転を制御するようにしたので、モータ6の温度を計測しなくても、エレベータの運転の異常の有無を簡単な構成で容易に判定することができる。
なお、上記の例では、駆動シーブ7の回転軸7aを軸支する巻上機用軸受け42の歪みが計測されるようになっているが、そらせ車5を軸支する軸受け、上部プーリ16あるいは張り車17を軸支する軸受けの歪みを計測するようにしてもよい。このようにしても、エレベータの運転の異常の有無を容易に判定することができる。
また、上記の例では、エレベータの運転の異常の有無を判定するために、巻上機用軸受け42の歪みを計測するようになっているが、巻上機用軸受け42の内部に注入されたオイルの圧力あるいは粘性(温度と異なる物理量)を圧力検出器により計測するようにしてもよい。また、そらせ車5、上部プーリ16や張り車17を軸支する各軸受けに注入されたオイルの圧力あるいは粘性を計測するようにしてもよい。このようにしても、エレベータの運転に応じてオイルの圧力及び粘性が変化するので、エレベータの運転の異常の有無を容易に判定することができる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、モータ6は、駆動シーブ7の回転数を連続的に増減可能なインバータ51を介して制御装置22により制御されるようになっている。インバータ51には、冷却用のフィン(図示せず)が設けられている。また、インバータ51には、フィンの歪みを計測するための歪み検出器52が設けられている。歪み検出器52からの情報は、制御装置22に伝送される。制御装置22は、歪み検出器52からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する。他の構成及び動作は実施の形態1と同様である。
このように、駆動シーブ7の回転数を制御するインバータ51に設けられたフィンの歪みに基づいて、エレベータの運転を制御するようにしたので、モータ6の温度を計測しなくても、エレベータの運転の異常の有無を簡単な構成で容易に判定することができる。
なお、上記の例では、エレベータの運転の異常の有無を判定するために、インバータ51のフィンの歪みを計測するようになっているが、回生運転時にモータ6で発電される電流に基づいて、回生抵抗を算出し、算出した回生抵抗に基づいて、エレベータの運転の異常の有無を判定するようにしてもよい。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4によるエレベータ装置におけるモータ6のコイル抵抗値を算出するための構成を示す機能ブロック図である。図において、制御装置22は、モータ6への電圧指令を発生する電圧指令発生手段61と、モータ6のコイルに流れる電流値を検知するための電流検知器(図示せず)からの情報に基づいて、モータ6のコイルに流れる電流値を算出する電流値算出手段62と、電圧指令発生手段61により発生する電圧及び電流値算出手段62により算出される電流値に基づいて、モータ6のコイルの電気抵抗値を算出する抵抗算出手段63とを有している。
図8は、図7の抵抗算出手段63によって算出された電気抵抗値とモータ6の温度との関係を示すグラフである。図8に示すように、モータ6のコイルの電気抵抗値は、モータ6の温度に応じて変化する。即ち、モータ6のコイルの電気抵抗値は、モータ6の温度が高くなるに従って大きくなる。従って、エレベータの運転の異常の有無の判定は、モータ6のコイルの電気抵抗値に基づいて行うことができる。
このことから、制御装置22は、抵抗算出手段63により算出された電気抵抗値と、あらかじめ設定された判定基準値とを比較することにより、エレベータの運転の異常の有無を判定するようになっている。この場合、判定基準値は、エレベータの運転が正常から異常に移行するときのモータ6の温度(判定基準温度レベル)64(図8)に対応する電気抵抗値とされる。他の構成は実施の形態1と同様である。また、制御装置22の動作は、エレベータの運転の異常の有無の判定を行うときを除き、実施の形態1と同様である。
次に、エレベータの運転の異常の有無の判定を行うときの動作について説明する。抵抗算出手段63には、電圧指令発生手段61からの電圧指令と、電流値算出手段62によって算出された電流値とが常時入力されている。抵抗算出手段63では、入力された電圧指令を電流値で割ることにより電気抵抗値が算出される。この後、抵抗算出手段63によって算出された電気抵抗値と、制御装置22に設定された判定基準値とが比較される。この結果、電気抵抗値が判定基準値を超えている場合には、エレベータの運転に異常が発生したと判定され、電気抵抗値が判定基準値以下である場合には、エレベータの運転が正常であると判定される。この後の動作は実施の形態1と同様である。
このように、モータ6のコイルの電気抵抗値に基づいて、エレベータの運転を制御するようにしたので、モータ6の温度を計測しなくても、エレベータの運転の異常の有無を簡単な構成で容易に判定することができる。
なお、上記の例では、モータ6のコイルの電気抵抗値に基づいて、エレベータの運転の異常の有無が判定されるようになっているが、制動体変位装置14に搭載された電磁マグネットのブレーキコイルの電気抵抗値に基づいて、エレベータの運転の異常の有無が判定されるようにしてもよい。
実施の形態5.
図9は、この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、モータ6には、温度の変化に応じて色(温度と異なる物理量)が変化する検知シート71が設けられている。巻上機4の近傍には、検知シート71を撮像するためのカメラ(撮像手段)72が設けられている。また、昇降路1内には、例えばモータ6の振動により発生する音等の昇降路1内の音(温度と異なる物理量)に応じた信号を発生するマイクロホン(集音手段)73が設けられている。この例では、マイクロホン73は、巻上機4の近傍に配置されている。
制御装置22には、カメラ72及びマイクロホン73のそれぞれからの情報が入力される。制御装置22は、カメラ72からの情報に基づいて、検知シート71の色の変化に対応するモータ6の温度の上昇度を算出し、算出した温度上昇度と、あらかじめ設定された判定基準値とを比較することにより、エレベータの運転の異常の有無を判定する。また、制御装置22は、マイクロホン73からの情報に基づいて、昇降路1内の騒音レベルを算出し、算出した騒音レベルと、あらかじめ設定された判定基準値とを比較することにより、エレベータの運転の異常の有無を判定する。他の構成は実施の形態1と同様である。また、制御装置22の動作は、エレベータの運転の異常の有無の判定を行うときを除き、実施の形態1と同様である。
次に、エレベータの運転の異常の有無の判定を行うときの動作について説明する。制御装置22には、カメラ72及びマイクロホン73のぞれぞれからの情報が常時入力されている。制御装置22では、カメラ72及びマイクロホン73のそれぞれからの情報に基づいて、エレベータの運転の異常の有無が判定される。この後の動作は実施の形態1と同様である。
このように、モータ6に設けられた検知シート71の色の変化、及び昇降路1内の騒音レベルの少なくともいずれか一方に基づいて、エレベータの運転を制御するようにしたので、モータ6の温度を計測しなくても、エレベータの運転の異常の有無を簡単な構成で容易に判定することができる。
なお、上記の例では、検知シート71の色の変化や昇降路1内の騒音レベルに基づいて、エレベータの異常の有無が判定されているが、モータ6から輻射される赤外線の強度もモータ6の温度に応じて変化するので、モータ6から輻射される赤外線の強度に基づいて、エレベータの異常の有無が判定されるようにしてもよい。
また、上記の例では、一定の演算周期ごとに、エレベータの運転の異常の有無を判定するようになっているが、検知シート71の色の変化、昇降路1内の騒音レベル、モータ6から輻射される赤外線の強度のそれぞれについて、複数の演算周期が含まれる所定の時間内での平均値を算出し、算出した平均値に基づいて、エレベータの運転の異常の有無を判定するようにしてもよい。このようにすれば、一時的に発生するノイズ(例えばかご2内の乗客の声等)を平均化することができ、エレベータの運転の異常の有無について誤った判定をすることの防止を図ることができる。


Claims (4)

  1. エレベータの運転時に動作されるエレベータ機器、
    上記エレベータ機器について、温度と異なる物理量の変化を計測する検出器、及び
    上記検出器からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する制御装置
    を備え、
    上記温度と異なる物理量は、上記エレベータ機器の歪みであり、
    上記制御装置は、上記温度と異なる物理量の変化に応じた最高速度、加速度及び加加速度を求め、求めた上記最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、速度パターンを生成し、生成した速度パターンに従ってかごの速度を制御するようになっていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記エレベータ機器は、かごを移動させるための巻上機、上記かごの移動に従って回転される従動シーブ、上記かごに設けられ、ガイドレールに係合しながら案内されるガイドシュー、及び上記巻上機の駆動シーブの回転を制御するためのインバータのフィンの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. エレベータの運転時に動作されるエレベータ機器、
    上記エレベータ機器について、温度と異なる物理量の変化を計測する検出器、及び
    上記検出器からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する制御装置
    を備え、
    上記エレベータ機器は、かごを移動させるための巻上機であり、
    上記温度と異なる物理量は、上記巻上機からの騒音レベルであり、
    上記制御装置は、上記温度と異なる物理量の変化に応じた最高速度、加速度及び加加速度を求め、求めた上記最高速度、加速度及び加加速度に基づいて、速度パターンを生成し、生成した速度パターンに従ってかごの速度を制御するようになっていることを特徴とするエレベータ装置。
  4. 上記制御装置は、上記騒音レベルについて、所定の時間内での平均値を算出し、算出した上記平均値に基づいて、エレベータの運転を制御するようになっていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ装置。
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