JP5235596B2 - Siエッチング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、Si(シリコン)をエッチングする方法に係り、特にプラズマを用いるドライエッチング方法に関する。
これまでの代表的なSiエッチングは、素子分離用の溝状トレンチあるいはキャパシタ用の穴状トレンチを形成するSiトレンチのエッチング、およびMOSFETのゲート電極を形成する多結晶シリコンのエッチングである。
Siトレンチのエッチングでは、トレンチの縦横比(アスペクト比)やトレンチ縦断面形状の制御が重視され、特にトレンチの内壁が樽状にえぐれるボウイングエッチングや、底にいくほど溝が狭まるテーパエッチング、あるいはマスク下のエッチング(サイドエッチング)等の抑制が重要課題になっている。さらに、深いエッチングパターンの寸法精度を上げるうえで、エッチングマスクに対するシリコン基板のエッチング速度の比つまりマスク選択比を十分高くすることも重要である。
多結晶シリコンのエッチングでは、MOSFETの特性を左右するゲート電極の高い寸法精度が重視され、またゲート酸化膜(SiO2)に対して高い選択比も求められている。
このような加工要件に応えるために、エッチングガスにはHBrのような水素を含んだハロゲン化合物ガス、あるいはCl2などのハロゲンガスにCHF3などを添加した混合ガスが用いられ、エッチング装置にはプラズマ中のイオンに方向性を持たせて被エッチング材(シリコン基板)と反応させる反応性イオンエッチング(RIE)装置が多用されている。
特開2003−218093
ところで、シリコン基板上に作製される半導体デバイスの高集積化や高性能化に伴って、デバイスを構成する半導体素子は略0.7倍のスケーリング則で微細化している。そして、現在の半導体製品に適用されている65nm、45nmのデザインルール(設計基準)は次世代の開発製品で32nm程度となり、次々世代においては22nm程度になると予想されている。
デバイス設計基準が次々世代の22nm程度になると、LSIを構成する基本的な半導体素子であるMOSFET(またはMISFET)は、そのチャネル領域およびソース・ドレイン領域がこれまでのシリコン基板主面に平面的に作製される二次元構造(平面構造)から立体的に作製される三次元構造(立体構造)に変わる可能性が高い。この立体構造では、チャネル領域が基板主面上に突出して延びるフィンあるいはピラーの側壁に形成され、ソース・ドレイン領域はチャネル領域を挟んでチャネル長手方向の両側に形成される。ここで、フィンやピラーのような立体型の素子本体は、シリコン基板の主面を100nm以上の深さにエッチング加工して得られる。
このような立体型素子本体のエッチング加工においては、被エッチング材の側壁が受けるダメージを極力少なくする必要がある。すなわち、従来のSiトレンチエッチングとは異なり、この場合の被エッチング側壁はMOSFETのチャネル領域として使われる部位になるため、側壁にイオンが入射して表層部の結晶格子が破壊されると、電子あるいは正孔(電荷キャリア)の易動度が下がり、MOSFETの性能が著しく低下する。もちろん、MOSFET性能の安定性・再現性の面から被エッチング材側壁の垂直形状にも一層の精度が要求される。さらに、深いエッチングパターンの寸法精度を上げるうえで、エッチングマスクに対するシリコン基板のエッチング速度の比つまりマスク選択比を十分高くすることも重要である。
本発明は、上述した実状に鑑みてなされたもので、シリコン基板上に立体型素子本体を形成するエッチング加工において、側壁ダメージの防止、高選択比および垂直形状加工を両立させることができるSiエッチング方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点におけるSiエッチング方法は、真空可能な処理容器内に第1の電極と第2の電極とを平行に設け、前記第1の電極にシリコン基板を載置して、前記処理容器内にエッチングガスを供給し、前記エッチングガスを放電させてプラズマを生成するためのプラズマ生成用高周波と前記プラズマからイオンを前記シリコン基板に引き込むためのイオン引き込み用高周波とを前記第1の電極に重畳して印加し、SiNからなるエッチングマスクを用いて前記プラズマの下で前記シリコン基板をエッチングして、前記シリコン基板の主面に円柱状または直方体状の立体型素子本体を形成するSiエッチング方法であって、前記エッチングガスBr2ガスとCl2ガスとを含み水素成分を含まない混合ガスを用い、前記立体型素子本体の側壁が垂直形状になるように、前記Br 2 ガスと前記Cl 2 ガスの混合比を選定する。
上記構成のSiエッチング方法は、容量結合型のプラズマエッチング装置において、被処理基板(シリコン基板)を載置する第1の電極にプラズマ生成用の高周波とイオン引き込み用の高周波とを重畳して印加し、エッチングガスにBr 2 ガスとCl 2 ガスとを含み水素成分を含まない混合ガスを用い、SiNからなるエッチングマスクを通してシリコン基板をエッチングする。このSiエッチング方法によれば、水素イオンを生成せずに、Br 2 ガス/Cl 2 ガスの混合比を通じて、揮発性の比較的低い反応生成物をつくる臭素の作用と、揮発性の比較的高い反応生成物をつくる塩素の作用とをバランスよく組み合わせることにより、シリコン基板上に立体型素子本体を形成するエッチング加工において側壁ダメージの防止、高選択比および垂直形状加工を両立させることができる。
本発明の第2の観点におけるSiエッチング方法は、真空可能な処理容器内に第1の電極と第2の電極とを平行に設け、前記第1の電極にシリコン基板を載置して、前記処理容器内にエッチングガスを供給し、前記エッチングガスを放電させてプラズマを生成するためのプラズマ生成用高周波と前記プラズマからイオンを前記シリコン基板に引き込むためのイオン引き込み用高周波とを前記第1の電極に重畳して印加し、SiNからなるエッチングマスクを用いて前記プラズマの下で前記シリコン基板をエッチングして、前記シリコン基板の主面に円柱状または直方体状の立体型素子本体を形成するSiエッチング方法であって、前記エッチングガスBr2ガスとCl2ガスよりも質量の大きい塩化物ガスとを含み水素成分を含まない混合ガスを用い、前記立体型素子本体の側壁が垂直形状になるように、前記Br 2 ガスと前記塩化物ガスの混合比を選定する。
上記構成のSiエッチング方法は、容量結合型のプラズマエッチング装置において、被処理基板(シリコン基板)を載置する第1の電極にプラズマ生成用の高周波とイオン引き込み用の高周波とを重畳して印加し、エッチングガスにBr 2 ガスとCl 2 ガスよりも質量の大きい塩化物ガスとを含み水素成分を含まない混合ガスを用い、SiNからなるエッチングマスクを通してシリコン基板をエッチングする。このSiエッチング方法によれば、水素イオンを生成せずに、Br 2 ガス/(Cl 2 ガスよりも質量の大きい)塩化物ガスの混合比を通じて、揮発性の比較的低い反応生成物をつくる臭素の作用と、揮発性の比較的高い反応生成物をつくる塩素の作用とをバランスよく組み合わせることにより、シリコン基板上に立体型素子本体を形成するエッチング加工において側壁ダメージの防止、高選択比および垂直形状加工を両立させることができる。
本発明のエッチングガスに用いられる塩化物ガスは、好適には、BCl3ガス、PCl3ガス、AsCl3ガスのいずれかである。
また、本発明のエッチングガスは、希ガスを含んでもよく、あるいはO2ガスまたはN2ガスを含んでもよく、さらにはCF4ガス、SF6ガスまたはNF6ガスなどのフッ素化合物ガスを含んでもよい。
本発明のSiエッチング方法によれば、上記のような構成および作用により、シリコン基板上に立体型素子本体を形成するエッチング加工において、側壁ダメージの防止、高選択比および垂直形状加工を両立させることができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態のいくつかを説明する。
図1に、本発明のSiエッチング方法を実施するための好適なプラズマエッチング装置の構成を示す。このプラズマエッチング装置は、RF下部2周波印加方式の容量結合型(平行平板型)であり、たとえばアルミニウムまたはステンレス鋼等の金属製の円筒型チャンバ(処理容器)10を有している。チャンバ10は保安接地されている。
チャンバ10内には、被処理体(被処理基板)としてシリコンウエハWを載置する円板状の下部電極またはサセプタ12が設けられている。このサセプタ12は、たとえばアルミニウムからなり、絶縁性の筒状保持部14を介してチャンバ10の底から垂直上方に延びる筒状支持部16に支持されている。筒状保持部14の上面には、サセプタ12の上面を環状に囲むたとえば石英やシリコンからなるフォーカスリング18が配置されている。
チャンバ10の側壁と筒状支持部16との間には排気路20が形成され、この排気路20の入口または途中に環状のバッフル板22が取り付けられるとともに底部に排気口24が設けられている。この排気口24に排気管26を介して排気装置28が接続されている。排気装置28は、真空ポンプを有しており、チャンバ10内の処理空間を所定の真空度まで減圧することができる。チャンバ10の側壁には、シリコンウエハWの搬入出口を開閉するゲートバルブ30が取り付けられている。
サセプタ12には、イオン引き込み用の第1高周波電源32が第1整合器34および給電棒36を介して電気的に接続されている。この高周波電源32は、プラズマ中のイオンをシリコンウエハWに引き込むのに適した13.56MHz以下の周波数を有する第1高周波RFLを下部電極つまりサセプタ12に印加する。
また、サセプタ12には、プラズマ生成用の第2高周波電源70が第2整合器72および給電棒36を介して電気的に接続されている。この第2高周波電源70は、エッチングガスを高周波で放電させるのに適した40MHz以上の周波数を有する第2高周波RFHをサセプタ12に印加する。
なお、チャンバ10の天井部には、後述するシャワーヘッド38が接地電位の上部電極として設けられている。高周波電源32,70からの高周波RFL,RFHはサセプタ12とシャワーヘッド38との間に容量的に印加される。
サセプタ12の上面にはシリコンウエハWを静電吸着力で保持するための静電チャック40が設けられている。この静電チャック40は導電膜からなる電極40aを一対の絶縁膜40b,40cの間に挟み込んだものであり、電極40aには直流電源42がスイッチ43を介して電気的に接続されている。直流電源42からの直流電圧により、クーロン力でシリコンウエハWをチャック上に吸着保持することができる。
サセプタ12の内部には、たとえば円周方向に延在する冷媒室44が設けられている。この冷媒室44には、チラーユニット46より配管48、50を介して所定温度の冷媒たとえば冷却水が循環供給される。冷媒の温度によって静電チャック40上のシリコンウエハWの処理温度を制御できる。さらに、伝熱ガス供給部52からの伝熱ガスたとえばHeガスが、ガス供給ライン54を介して静電チャック40の上面とシリコンウエハWの裏面との間に供給される。
天井部のシャワーヘッド38は、多数のガス通気孔56aを有する下面の電極板56と、この電極板56を着脱可能に支持する電極支持体58とを有する。電極支持体58の内部にバッファ室60が設けられ、このバッファ室60のガス導入口60aには処理ガス供給部62からのガス供給配管64が接続されている。
チャンバ10の周囲には、環状または同心状に延在する磁石66が配置されている。チャンバ10内において、シャワーヘッド38とサセプタ12との間に形成される第2高周波RFHによるRF電界と磁石66による磁界との重畳作用により、サセプタ12の表面近傍に高密度のプラズマが生成される。この実施形態では、本発明のドライエッチング方法を実施するために、チャンバ10の室内、特にシャワーヘッド38とサセプタ12との間のプラズマ生成空間が1mTorr(約0.133Pa)程度の低圧であっても、電子密度が1×1010/cm3以上の高密度プラズマが得られるようになっている。
制御部68は、このプラズマエッチング装置内の各部たとえば排気装置28、第1高周波電源32、第1整合器34、静電チャック用のスイッチ43、チラーユニット46、伝熱ガス供給部52、処理ガス供給部62、第2高周波電源70および第2整合器72等の動作を制御するもので、ホストコンピュータ(図示せず)等とも接続されている。
処理ガス供給部62は、図2に示すように、Br2(臭素)ガスを供給するためのBr2ガス源74、Cl2(塩素)ガスあるいは塩化物ガスを供給するための塩素系ガス源76、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)等の希ガスを供給するための希ガス源78、所望の添加ガスを供給するための添加ガス源80を有し、混合ガスの組み合わせを開閉弁74a,76a,78a,80aによって制御し、それぞれのガス流量をMFC(マスフローコントローラ)74b,76b,78b,80bによって個別に制御するようにしている。
処理ガス供給部62に含まれるHBrガス源82、開閉弁82a、MFC82bは後述する実験のために用いられる。塩素系ガス源76より供給されるCl2(塩素)ガスも実験用であり、本発明のSiエッチングでは使用されない。
このプラズマエッチング装置において、ドライエッチングを行うには、先ずゲートバルブ30を開状態にして加工対象のシリコンウエハWをチャンバ10内に搬入して、静電チャック40の上に載置する。そして、処理ガス供給部62よりエッチングガスを所定の流量および混合比(流量比)でチャンバ10内に導入し、排気装置28によりチャンバ10内の圧力を設定値にする。さらに、第1高周波電源32より所定のパワーで第1の高周波RFLをサセプタ12に供給すると同時に、第2高周波電源70からも所定のパワーで第2の高周波RFHをサセプタ12に供給する。また、直流電源42より直流電圧を静電チャック40の電極40aに印加して、シリコンウエハWを静電チャック40上に固定する。シャワーヘッド38より吐出されたエッチングガスは両電極12,38間で放電してプラズマ化し、このプラズマで生成されるラジカルやイオンがシリコンウエハW表面のエッチングマスクを通して被エッチング材と反応し、被エッチング材が所望のパターンにエッチングされる。
このドライエッチングのプロセスにおいて、エッチングガスの放電またはプラズマ生成には第2高周波電源70よりサセプタ(下部電極)12に印加される比較的高い周波数(40MHz以上、好ましくは80MHz〜300MHz)の高周波RFHが主に寄与し、プラズマからシリコンウエハWへのイオンの引き込みには第1高周波電源32よりサセプタ(下部電極)12に印加される比較的低い周波数(2MHz〜13.56MHz)の高周波RFLが主に寄与する。
ドライエッチングの最中は、つまり処理空間にプラズマが生成されている間は、そのバルクプラズマとサセプタ(下部電極)12との間に下部イオンシースが形成され、サセプタ12ないしシリコンウエハWには下部イオンシースの電圧降下に略等しい負極性の自己バイアス電圧Vdcが発生する。この自己バイアス電圧Vdcの絶対値|Vdc|は、サセプタ12に印加される第1高周波RFLの電圧の尖頭値Vppに比例する。
この実施形態では、上記のプラズマエッチング装置(図1)において、シリコンウエハWの基板(シリコン基板)またはウエハW上のシリコン層を被エッチング材とし、処理ガス供給部62より、Br2ガスとCl2ガスとを含む混合ガス、Br2ガスとBCl3ガスを含む混合ガス、Br2ガスとPCl3ガスとを含む混合ガス、Br2ガスとAsCl3ガスとを含む混合ガスのいずれかをエッチングガスとしてチャンバ10内に導入して、上記のようなドライエッチングつまりSiエッチングを行う。
これらの混合ガスはいずれも、チャンバ10内で高周波放電によって解離・電離して、臭素系のイオン、ラジカルおよび塩素系のイオン、ラジカルを生成し、ラジカルは等方的にシリコンと反応し、イオンは自己バイアス電圧Vdcに応じたイオンエネルギーでシリコンウエハWに引き込まれ、主として垂直方向でシリコンと反応する。ここで、臭素系の反応生成物は比較的揮発性が低く、塩素系の反応生成物は比較的揮発性が高いという相対的な関係があり、両者のバランスを制御することで、テーパ形状とボウイング形状との中間をとって垂直形状を得ることができる。また、混合ガス中に水素は含まれないので、プラズマ中に水素イオンは存在せず、したがって被エッチング物の側壁が水素イオンの入射・侵入によってダメージを受けるようなことはない。さらに、臭素系と塩素系の組み合わせは選択性もよく、特にシリコンを含む無機物マスクに対して十分高い選択比が得られる。
本発明において、塩素系ガスとしてBCl3ガス、PCl3ガス、AsCl3ガス等の高分子塩化物ガスを用いる場合は、ガス分子の解離・電離によって高質量の塩素系イオンが支配的に多く生成される。それら高質量の塩素系イオンは、イオンシース層で加速されたときに他のイオンやラジカルと衝突しても散乱せず、あるいは散乱しても散乱角度が小さいため、基板に略垂直に入射し、安定な異方性エッチングを可能とする。
以下、図3〜図11を参照して、本発明を好適に適用できるエッチング加工例として、シリコンウエハWの主面に縦型トランジスタ(Vertical Transistor)用のピラー型素子本体を形成するための好適な実施形態によるSiエッチング方法を説明する。
この種のピラー型素子本体を作製するには、シリコンウエハW上に形成されたマスク材料(好ましくはシリコンを含む無機物層)を図3Aに示すように所望の口径(直径)2Rを有する円板84にパターニングして、これをエッチングマスクとし、所望の深さaまでシリコンウエハWをエッチング加工する。そうすると、図3Bに示すようにシリコンウエハWの主面に所望サイズ、たとえば直径2R=200nm前後、高さa=200nm前後の円柱状ピラー型素子本体86が形成される。
{実施例}
本発明者は、上記のような容量結合型プラズマエッチング装置(図1)を使用し、エッチングガスにCl2ガスとHBrガスとの混合ガスを使用し、Cl2とHBrの混合比を主たるパラメータとして、シリコンウエハW上に上記のようなピラー型素子本体86を作製するエッチング加工の実験を行った。主なエッチング条件は下記のとおりである。
シリコンウエハ口径:300mm
エッチングマスク:SiN(150nm)
エッチングガス:Cl2ガス/HBrガス=##sccm/##sccm
圧力:20mTorr
第1高周波:13MHz、バイアスRFパワー=400W
第2高周波:100MHz、RFパワー=600W
上部及び下部電極間距離=30mm
温度:上部電極/チャンバ側壁/下部電極=80/60/60℃
図4に、実験例A1,A2,A3で使われたパラメータ値および得られたエッチング特性をSEM写真付きの一覧表に示す。なお、実験例A1,A2,A3のいずれもパターン疎部で得られたデータである。
実験例1
Cl2ガス/HBrガス=100sccm/0sccmに選んだ場合、つまりCl2ガスの単ガスをエッチングガスに用いた場合であり、マスク選択比=4.0、ボウイングΔCD=14nmのエッチング結果が得られた。
図3のSEM写真において、たとえば実験例1の場合、ピラー上端の直径L1=187nm、ピラー中間部の直径L2=173nmnm、ピラー下端の直径=203nm、ピラー高さa=225nmである。
実験例2
Cl2ガス/HBrガス=50sccm/50sccmの混合ガスをエッチングガスに用いた場合であり、マスク選択比=3.6、ボウイングΔCD=4nmのエッチング結果が得られた。
実験例3
Cl2ガス/HBrガス=0sccm/100sccmに選んだ場合、つまりHBrガスの単ガスをエッチングガスに用いた場合であり、マスク選択比=3.1、顕著なテーパ形状のエッチング結果が得られた。
なお、図3Bに示すように、ボウイングΔCDは、ピラー86の上端の直径L1と中間部の直径L2との差(L1−L2)で与えられる垂直加工形状評価のファクタであり、正の値であればボウイング傾向、負の値であればテーパ傾向であり、絶対値が小さいほどピラーの垂直度が高い。実験例1のようにボウイングΔCDが10nmを超えると、明らかにボウイング形状である。実験例2のようにボウイングΔCDが4nm程度であれば、略垂直形状といえる。
上記のように、エッチングガスにCl2ガスの単ガスを用いた場合(実験例1)にはピラー側壁86aがボウイング形状になるのに対して、HBrガスの単ガスを用いた場合(実験例3)にはピラー側壁86aが逆にテーパ形状になり、Cl2ガスとHBrガスとを1:1の割合で含む混合ガスを用いた場合(実験例2)にはピラー側壁86aが略垂直形状になる。
すなわち、塩素および臭素のいずれもハロゲンであり、これらのラジカルやイオンはシリコンとよく反応するが、塩素の方は揮発性の比較的高い反応生成物をつくり、臭素の方は揮発性の比較的低い反応生成物をつくることから、エッチング側壁をボウイング形状にするかテーパ形状にするかの違いが生じる。そして、両者を適度なバランスで組み合わせると、ボウイング形状とテーパ形状との中間をとってエッチング側壁を垂直形状にできるということが上記の実験例1〜3で確認できた。また、マスク選択性についても、Cl2ガスの単ガスを用いる場合(選択比4.0)よりは幾らか減少するが、Cl2ガスとHBrガスとの混合ガスでも十分高い選択比(3.6)が得られた。したがって、Cl2ガスとHBrガスとを含む混合ガスは、Siエッチングにおいて垂直性および高選択性の2つの要件を一応適えられるエッチングガスといえる。
しかしながら、そのようなCl2/HBr含有の混合ガスを縦型トランジスタ用の立体型素子本体(ピラー86)のエッチング加工に使用するには問題がある。すなわち、エッチングガスの放電またはプラズマ化においてHBrのガス分子が解離・電離すると、H+イオンが多量に発生し、イオンシースの電界によって加速されたH+イオンが他のイオンやラジカルとの衝突によって散乱しながら被エッチング物の側壁に斜めに入射し、内奥まで深く侵入することが問題となる。つまり、H+イオンがピラー側壁86aの内部に深く侵入すると、MOSFETのチャネル領域となる部分のシリコン結晶格子がダメージを受け、MOSFETの性能が損なわれる。
図5に、HBrガスの質量スペクトル特性を示す。この種の質量スペクトル特性は、試料ガス(HBrガス)が分解(解離・電離)した際に生成される分子、原子の種類とそれぞれの相対的存在量を示すものであり、プラズマエッチング装置で実際に試料ガス(HBrガス)を放電させる代わりに質量分析器を用いて試料ガス(HBrガス)を電子衝突させて得られる分子、原子のイオンの強度比を質量スペクトルまたはフラグメント組成として計測したものである。
HBrが電子と衝突してBrとHとに解離・電離することと、図5のマススペクトル特性から、H+イオンがBrおよびHBrと略同じ割合(約1:1:1)で存在すること、つまりH+イオンが大量に発生することがわかる。なお、図5において、質量79付近、81付近のフラグメントは異性体であり、Tbは沸点である。
図6に、種種のイオンをシリコン基板に入射角0°で垂直に当てた場合のイオンエネルギーと最大侵入深さとの関係をグラフで示す。図示のように、H+イオンが他のイオン(O+、F+、Cl+、Br+)に比して格段に深くシリコン基板の内部に侵入しやすいことがわかる。たとえば、入射イオンエネルギーが100eVの場合、O+イオン、F+イオンは約4nm、Cl+イオンは約2.5nm、Br+イオンは約2nmの深さまでしかそれぞれ侵入しないのに対して、H+イオンは約20nmの深さまで侵入する。入射イオンエネルギーを300eVに高くすると、他のイオン(O+、F+、Cl+、Br+)の侵入深さは10nmを超えることがないのに対して、H+イオンの侵入深さは50nm以上であり、やはり突出している。
+イオンの侵入によるダメージをキャンセルするための一手法として、被エッチング側壁(ピラー側壁86a)を最大侵入深さまで酸化して酸化膜エッチングにより被ダメージ部分を削り落とすケアも考えられる。しかし、そのために余分な工程を必要とするばかりか、ピラー86の口径が不所望または過分に細くなってしまうという不都合がある。
本発明は、HBrガスに代えてBr2ガスを用いる。ここに、Br2ガスはHを含まないので、電離してもH+イオンを生成することはない。したがって、被エッチング側壁(ピラー側壁86a)に対してイオン入射によるダメージを与えなくて済む。また、Br2ガス分子はそれ自体が反応性分子であるうえ、それが解離・電離して生じるBr+イオンあるいはBrラジカルもシリコンを良好にエッチングする。つまり、Siエッチングにおいて臭素の持つ作用、特に揮発性の低い反応生成物をつくる作用を十分に発揮することができる。
図7に、Br2ガスの質量スペクトル特性を示す。この質量スペクトル特性からわかるように、Br2とBrとの存在比は約1:0.3であり、Br2分子は電子と衝突しても解離しにくく、質量のばらつきが出にくい。もちろん、Br2よりH+イオンは生成されない。
上記の観点から、本発明は、縦型トランジスタ用の立体型素子本体(ピラー86)を作製するためのSiエッチングに使用する好適なエッチングガスとして、Cl2ガスとBr2ガスとを含む混合ガスを提案する。
さらに、本発明は、Cl2ガスの代替ガスも提案する。すなわち、Cl2ガスはシリコンに対して非常に反応活性的であり、エッチングレートを上げるのに好ましい反面、上記実験例1のようにボウイング形状をもたらしやすい。その原因として、等方的なラジカルエッチングも一因ではあるが、それ以上にCl+イオンの散乱に基づく斜め入射が大きな要因になっている。本来、Cl+イオンはイオンシース層での加速によりシリコンウエハWに向って垂直に引き込まれる。しかし、H+イオンほどではなくとも、Cl+イオンも他のイオンやラジカルとの衝突によって散乱しやすく、斜め方向に散乱したCl+イオンが被エッチング側壁(ピラー側壁86a)に斜めに入射して、側壁をえぐるようにエッチングし、これがボウイングの主たる原因となる。
図8に、Cl2ガスの質量スペクトル特性を示す。この質量スペクトル特性からわかるように、Cl2分子は電子と衝突すると解離・電離しやすく、Cl2に対して約1:0.8の比で比較的軽量の(つまり散乱されやすい)Cl+イオンが多量に生成される。
上記の理由から、本発明は、Cl2ガスの代わりに、Cl2ガスよりも高質量の塩化物ガスを用いる。本発明で用いる好適な塩化物ガスは、BCl3(三塩化ホウ素)ガス、PCl3(三塩化リン)ガス、AsCl3(三塩化ヒ素)ガス等の高分子無機塩化物ガスである。
図9、図10および図11に、BCl3ガス、PCl3ガス、AsCl3ガスのそれぞれの質量スペクトラム特性を示す。
BCl3ガスの場合は、図9の質量スペクトラム特性に示すように、BCl2が最も多く存在し、これに対する相対量として、BCl3が約0.2、BClが約0.15、Clが約0.3の割合で存在する。つまり、BCl3ガス分子の解離・電離によって生成されるイオンの中で、質量約82のBCl2イオンと質量約117のBCl3イオンを併せた高分子イオンが支配的に多く存在する。これら高分子イオンのフラグメントは、高質量であるため、他のイオンやラジカルと衝突しても殆ど散乱しないか、散乱しても散乱角度は小さく、垂直性または直進性を良好に保ってシリコンウエハWに引き込まれる。被エッチング側壁(ピラー側壁86a)へのイオン入射は少ない。
PCl3ガスの場合は、図10の質量スペクトラム特性に示すように、質量約102のPCl2が最も多く存在し、質量約137のPCl3が次に多く存在する。つまり、PCl3ガス分子の解離・電離によってPCl3やPCl2などの高分子イオンが相対的に多量に生成される。やはり、これら高分子イオンのフラグメントは、高質量であるため、他のイオンやラジカルと衝突しても散乱しにくく、垂直性または直進性を良好に保ってシリコンウエハWに引き込まれ、側壁へのイオン入射は少なく、異方性エッチングが安定に行われる。
同様に、AsCl3ガスの場合も、図11の質量スペクトラム特性に示すように、AsCl3ガス分子の解離・電離によって質量約146のAsCl2と質量約181のAsCl3とが支配的に多く存在し、これら高質量イオンのフラグメントによって垂直性の高いSiエッチングを安定に行うことができる。
このように、本発明は、好適な態様として、エッチングガスに含有される塩素系のガスとして、Cl2ガスの代わりにCl2ガスよりも高質量のBCl3ガス、PCl3ガス、AsCl3ガスのいずれかを用いることにより、シリコンウエハWに引き込まれる塩素系イオンの散乱角度を小さくして、Siエッチングの垂直形状加工性を向上させる。
本発明は、上記実施形態のような縦型トランジスタ用の立体型素子本体をエッチング加工するSiエッチングに特に好適に適用できるが、従来一般のSiトレンチエッチングにも適用可能であり、さらには平面型MISFETのゲート電極を形成するためのシリコン層のエッチングにも適用可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明を限定するものでない。当業者にあっては、具体的な実施態様において本発明の技術思想および技術範囲から逸脱せずに種々の変形・変更を加えることが可能である。
たとえば、本発明でエッチンクガスに混合する塩化物ガスとして、SiCl4(四塩化ケイ素)ガス、AsCl5(五塩化ヒ素)等も使用可能である。
また、垂直形状加工の制御性をよくするために、O2ガスまたはN2ガスを添加したり、あるいはフッ素化合物ガスたとえばCF4ガス、SF6ガスまたはNF6ガスを添加することも可能である。さらに、アルゴンガスあるいはヘリウムガス等の希ガスを混合することも可能である。
本発明のSiエッチング方法は、マスク材料として、SiNを好適に使用できるが、SiO2やSiOC等の他のシリコン系無機物も好適に使用可能であり、レジストも勿論使用可能である。
本発明のSiエッチング方法を実施するために使用可能な容量結合型プラズマエッチング装置の構成を示す縦断面図である。 処理ガス供給部の一形態を示すプロック図である。 一実施形態のSiエッチング方法により円柱状ピラー型素子本体を作製するエッチング加工の一段階を示す縦断面図である 一実施形態のSiエッチング方法により作製される円柱状ピラー型素子本体の基本形状を示す縦断面図である 第1の実施例で使われたパラメータ値および得られたエッチング特性を一覧表で示す図である。 HBrガスの質量スペクトル特性を示す図である。 種種のイオンをシリコン基板に垂直に当てた場合のイオンエネルギーと最大侵入深さとの関係を示すグラフである。 Br2ガスの質量スペクトル特性を示す図である。 Cl2ガスの質量スペクトル特性を示す図である。 BCl3ガスの質量スペクトル特性を示す図である。 PCl3ガスの質量スペクトル特性を示す図である。 AsCl3ガスの質量スペクトル特性を示す図である。
符号の説明
10 チャンバ(処理容器)
12 サセプタ(下部電極)
28 排気装置
32 第1高周波電源
34 第1整合器
36 給電棒
38 シャワーヘッド(上部電極)
62 処理ガス供給部
68 制御部
70 第2高周波電源
72 第2整合器

Claims (8)

  1. 真空可能な処理容器内に第1の電極と第2の電極とを平行に設け、前記第1の電極にシリコン基板を載置して、前記処理容器内にエッチングガスを供給し、前記エッチングガスを放電させてプラズマを生成するためのプラズマ生成用高周波と前記プラズマからイオンを前記シリコン基板に引き込むためのイオン引き込み用高周波とを前記第1の電極に重畳して印加し、SiNからなるエッチングマスクを用いて前記プラズマの下で前記シリコン基板をエッチングして、前記シリコン基板の主面に円柱状または直方体状の立体型素子本体を形成するSiエッチング方法であって、
    前記エッチングガスBr2ガスとCl2ガスとを含み水素成分を含まない混合ガスを用い、前記立体型素子本体の側壁が垂直形状になるように、前記Br 2 ガスと前記Cl 2 ガスの混合比を選定するSiエッチング方法。
  2. 前記Br 2 ガスと前記Cl 2 ガスの混合比は約1:1である、請求項1に記載のSiエッチング方法。
  3. 真空可能な処理容器内に第1の電極と第2の電極とを平行に設け、前記第1の電極にシリコン基板を載置して、前記処理容器内にエッチングガスを供給し、前記エッチングガスを放電させてプラズマを生成するためのプラズマ生成用高周波と前記プラズマからイオンを前記シリコン基板に引き込むためのイオン引き込み用高周波とを前記第1の電極に重畳して印加し、SiNからなるエッチングマスクを用いて前記プラズマの下で前記シリコン基板をエッチングして、前記シリコン基板の主面に円柱状または直方体状の立体型素子本体を形成するSiエッチング方法であって、
    前記エッチングガスBr2ガスとCl2ガスよりも質量の大きい塩化物ガスとを含み水素成分を含まない混合ガスを用い、前記立体型素子本体の側壁が垂直形状になるように、前記Br 2 ガスと前記塩化物ガスの混合比を選定するSiエッチング方法。
  4. 前記Br 2 ガスと前記塩化物ガスの混合比は約1:1である、請求項3に記載のSiエッチング方法
  5. 前記塩化物ガスは、BCl3ガス、PCl3ガス、AsCl3ガスのいずれかである、請求項3または請求項4に記載のSiエッチング方法。
  6. 前記エッチングガスが希ガスを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のSiエッチング方法。
  7. 前記エッチングガスがフッ素化合物ガスを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のSiエッチング方法。
  8. 前記フッ素化合物ガスがCF4ガス、SF6ガスまたはNF6ガスのいずれかである、請求項に記載のSiエッチング方法。
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