JP5233716B2 - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、吸収式冷凍装置に関し、さらに詳しくは間接空冷(溶液分離冷却)方式の吸収式冷凍装置であって加熱源の温度を低くできるようにした吸収式冷凍装置に関するものである。
間接空冷(溶液分離冷却)方式の吸収式冷凍装置においては、図8に示すように、希溶液Ldを発生器Gで加熱濃縮させることにより得られる冷媒蒸気Rsを凝縮器Cで冷却液化し、液化した液冷媒Rwを蒸発器Eの伝熱面に散布させることで内部の被冷却流体Wを冷却し、蒸発した冷媒蒸気Rsを吸収器Aにて空冷過冷却器1で過冷却された溶液L(吸収器Aから出た希溶液と発生器Gより送られる濃溶液Lcとの混合した溶液)で吸収させた後、濃度の低下した溶液(即ち、希溶液Ld)を発生器Gに送ることで、吸収サイクルを形成することとなっている。符号Plは吸収器Aからの希溶液Ldを発生器Gへ圧送する溶液ポンプ、Haは発生器Gから送られる濃溶液Lcと発生器Gへ送られる希溶液Ldとを熱交換させる溶液熱交換器、2は凝縮器Cを冷却する冷却ファン、3は空冷過冷却器1を冷却する冷却ファンである。従って、発生器Gで希溶液Ldを加熱するための熱源の温度は、発生器Gにおける溶液Lcの濃度とその飽和溶液温度とにより決定されることとなる。つまり、飽和溶液温度は、凝縮器Cでの凝縮圧力における飽和溶液温度となるので、発生器Gでの加熱源温度を低くするには、凝縮温度(凝縮圧)を下げるか、もしくは溶液濃度を低くし、溶液の飽和溶液温度を低下させることでもある。
しかしながら、ガスエンジン等の冷却水を利用した排温水吸収式の単効用冷凍機においては、図7に示すように、排温水の温度を90℃とし定格時の空冷吸収式の冷媒の凝縮温度を40℃とすれば、加熱される発生器Gの飽和溶液温度としては85℃程度となり、発生器Gの溶液濃度は高い濃度で60%程度となる(図7のサイクル(A)参照)。発生器Gの溶液を加熱するための熱源温度をより低くできれば、加熱用の温水として太陽熱等が利用可能となり、排熱吸収式の利用範囲を大きく拡大することができるが、凝縮温度を低下させるか、もしくは溶液濃度を低くして飽和溶液温度を低くするかである。凝縮温度(圧力)を低下させるには、冷却用の空気温度を低下させる必要があり、吸収式冷凍機の定格運転時の凝縮温度は空冷式の場合は、外気温度により40℃以下とすることは、凝縮器を大きくしても非常にむずかしく、実用的でない。
また、発生器Gの溶液濃度を薄くして飽和溶液温度を低下させるにしても、発生器Gの溶液濃度は、蒸発器Eにおける蒸発温度とも関係する濃度であるために、低い冷水温度を得るためには、吸収器Aの入口の濃溶液Lcの濃度が必然的に決まる。例えば、図7のサイクル(A)で示すように、溶液濃度が60%時における吸収器Aの入口の溶液温度を40℃とすれば蒸発温度は5℃となるが、低い加熱源温度における発生器Gの低い溶液濃度では、図7のサイクル(B)で示すように、同じ吸収器Aの入口溶液温度でも蒸発温度が上昇し、定格運転時の蒸発器Eでの冷水温度を所定通り低くできないことになり、単に発生器Gでの溶液濃度を低くし、加熱源温度を低下させることでは所定の低い冷水温度を得ることが困難である。
なお、発生器の加熱源の温度を低くする手段としては、この場合、吸収式冷凍装置において、蒸発器と吸収器とを組み合わせたユニットを二つ用意し、一方のユニットを構成する吸収器の出口からの希溶液を一方のユニットを構成する蒸発器の熱交換部、他方のユニットを構成する吸収器の熱交換部を経て一方のユニットを構成する吸収器の上部に還流させる還流回路を付設して、発生器の加熱源の温度を低くできるようにしている(特許文献1参照)。しかしながら、この場合、蒸発器と吸収器とを組み合わせたユニットを二つ用意する必要があり、装置全体の大型化が避けられないというデメリットがある。
特開2007−271165
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、発生器における低い加熱源温度での低い溶液濃度では、蒸発温度が上昇し、冷水温度を所定通り低くできないことより、吸収器入口溶液温度をより低くすることで、吸収器の圧力が低下し蒸発温度をより低くすることが可能となる。従って間接空冷(溶液分離冷却)方式では、蒸発器に溶液温度を低下させるための熱交換器を別途設け、凝縮器からの液冷媒を前記熱交換器の伝熱面に流下させることで、熱交換器の内部を流れる空冷過冷却器出口の溶液と熱交換し、過冷却器出口の溶液温度を更に低下させて吸収器に流入させるようにしている。このことにより、吸収器入口溶液温度が低下し、吸収器の圧力が下がり、低い蒸発温度が可能となる。その結果、発生器における溶液濃度を低くし、飽和溶液温度を低下させことが可能となり、装置を大型化させるとなく、発生器の加熱源の温度を低くできるようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、発生器G、凝縮器C、蒸発器Eおよび吸収器Aを備え、前記吸収器Aに入る吸収溶液Lを過冷却する過冷却用空冷熱交換器1を付設し、前記蒸発器Eと一体の駆体X内に収められた吸収器A内では、前記蒸発器Eで蒸発させた冷媒蒸気Rsを単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された溶液Lの顕熱で取り去る間接空冷(溶液分離冷却)方式の吸収式冷凍装置において、前記蒸発器E内に、別途前記溶液Lを冷却するための熱交換器4を設けるとともに、前記過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lを更に冷却するために前記熱交換器4内に流入させて前記凝縮器Cからの液冷媒Rwと熱交換させることにより前記溶液Lの温度を下げるように構成している。
上記のように構成したことにより、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、熱交換器4に流入して凝縮器Cからの液冷媒Rwと熱交換することにより、更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなる。このことにより、吸収器Aの入口溶液温度が低下し、吸収器Aの圧力が下がり、低い蒸発温度が可能となる。その結果、発生器Gにおける溶液濃度を低くし、飽和溶液温度を低下させことが可能となり、装置を大型化させるとなく、発生器Gの加熱源の温度を低くできる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記熱交換器4を、前記蒸発器Eとは別個に設けるとともに、前記凝縮器Cからの液冷媒Rwが前記蒸発器Eとは別個に前記熱交換器4の伝熱面を流下するように構成することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、蒸発器Eとは別個に設けられた熱交換器4において凝縮器Cからの液冷媒Rwによって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記熱交換器4を、前記蒸発器Eと直列に設置するとともに、前記凝縮器Cからの液冷媒Rwが前記蒸発器Eの伝熱面を流下後に前記熱交換器4の伝熱面を流下するように構成することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、蒸発器Eと直列に設置された熱交換器4において該熱交換器4の伝熱面を流下する液冷媒Rwによって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eの下部に、未蒸発液冷媒を溜める冷媒溜まり7を設けるとともに、該冷媒溜まり7内に、前記熱交換器4を設置することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、未蒸発冷媒を溜める冷媒溜まり7内に設置された熱交換器4において未蒸発冷媒によって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記過冷却用空冷熱交換器1と前記吸収器Aの入口とを直接接続する溶液配管5を付設するととも、該溶液配管5に、前記過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時に開作動される開閉弁6を介設することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時には、開閉弁6の開作動により、溶液Lが熱交換器4側ではなく、溶液配管5を介して吸収器Aに直接流入せしめられることとなり、被冷却流体Wへの熱負荷を抑えることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eを、液冷媒Rwがその伝熱面を一過性で流下し、未蒸発冷媒が、前記吸収器Aへ移動した後、吸収溶液Lに吸収されるように構成することもでき、そのように構成した場合、凝縮器Cからの液冷媒は、蒸発器Eの伝熱面を流下するが、未蒸発冷媒は、吸収器Aへ移動した後、吸収溶液Lに吸収されることとなり、蒸発器Eと吸収器Aとの構造が簡略化できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記発生器Gの熱源として排熱を用いることもでき、そのように構成した場合、やや低温の排熱温水を有効に利用できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第8の手段として、上記第7の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記排熱として太陽熱を用いることもでき、そのように構成した場合、吸収式冷凍装置の利用範囲を大幅に拡大することができる。
本願発明の第1の手段によれば、発生器G、凝縮器C、蒸発器Eおよび吸収器Aを備え、前記吸収器Aに入る吸収溶液Lを過冷却する過冷却用空冷熱交換器1を付設し、前記蒸発器Eと一体の駆体X内に収められた吸収器A内では、前記蒸発器Eで蒸発させた冷媒蒸気Rsを単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された溶液Lの顕熱で取り去る間接空冷(溶液分離冷却)方式の吸収式冷凍装置において、前記蒸発器E内に、別途前記溶液Lを冷却するための熱交換器4を設けるとともに、前記過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lを更に冷却するために前記熱交換器4内に流入させて前記凝縮器Cからの液冷媒Rwと熱交換させることにより前記溶液Lの温度を下げるように構成して、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lが、熱交換器4に流入して凝縮器Cからの液冷媒Rwと熱交換することにより、更に冷却され、その状態で吸収器Aに入るようにしたので、吸収器Aの入口溶液温度が低下し、吸収器Aの圧力が下がり、低い蒸発温度が可能となって、発生器Gにおける溶液濃度を低くし、飽和溶液温度を低下させことが可能となり、装置を大型化させるとなく、発生器Gの加熱源の温度を低くできるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記熱交換器4を、前記蒸発器Eとは別個に設けるとともに、前記凝縮器Cからの液冷媒Rwが前記蒸発器Eとは別個に前記熱交換器4の伝熱面を流下するように構成することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、蒸発器Eとは別個に設けられた熱交換器4において凝縮器Cからの液冷媒Rwによって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記熱交換器4を、前記蒸発器Eと直列に設置するとともに、前記凝縮器Cからの液冷媒Rwが前記蒸発器Eの伝熱面を流下後に前記熱交換器4の伝熱面を流下するように構成することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、蒸発器Eと直列に設置された熱交換器4において該熱交換器4の伝熱面を流下する液冷媒Rwによって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eの下部に、未蒸発液冷媒を溜める冷媒溜まり7を設けるとともに、該冷媒溜まり7内に、前記熱交換器4を設置することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、未蒸発冷媒を溜める冷媒溜まり7内に設置された熱交換器4において未蒸発冷媒によって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記過冷却用空冷熱交換器1と前記吸収器Aの入口とを直接接続する溶液配管5を付設するととも、該溶液配管5に、前記過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時に開作動される開閉弁6を介設することもでき、そのように構成した場合、過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時には、開閉弁6の開作動により、溶液Lが熱交換器4側ではなく、溶液配管5を介して吸収器Aに直接流入せしめられることとなり、被冷却流体Wへの熱負荷を抑えることができる。
本願発明の第6の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eを、液冷媒Rwがその伝熱面を一過性で流下し、未蒸発冷媒が、前記吸収器Aへ移動した後、吸収溶液Lに吸収されるように構成することもでき、そのように構成した場合、凝縮器Cからの液冷媒は、蒸発器Eの伝熱面を流下するが、未蒸発冷媒は、吸収器Aへ移動した後、吸収溶液Lに吸収されることとなり、蒸発器Eと吸収器Aとの構造が簡略化できる。
本願発明の第7の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記発生器Gの熱源として排熱を用いることもでき、そのように構成した場合、やや低温の排熱温水を有効に利用できる。
本願発明の第8の手段におけるように、上記第7の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記排熱として太陽熱を用いることもでき、そのように構成した場合、吸収式冷凍装置の利用範囲を大幅に拡大することができる。
本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第4の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第5の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第6の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 従来の吸収式冷凍装置および本願発明の各実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における溶液サイクル線図である。 冷媒一過性方式の蒸発器を備えた従来の間接空冷(溶液分離冷却)方式の吸収式冷凍装置の吸収冷凍サイクルである。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この吸収冷凍サイクルは、冷媒(例えば、水)を吸収する能力に優れた吸収剤(例えば、LiBr)の水溶液(以下、単に吸収溶液という)の冷媒吸収能力を回復させるために該溶液を加熱媒体(例えば、排温水)で加熱して濃縮するための発生器Gと、該発生器Gにおいて溶液から分離した蒸気(冷媒)Rsを導入してこれを冷却することによって液化させる空冷式の凝縮器Cと、該凝縮器Cによって液化された冷媒Rwを導入して低圧下で蒸発(気化)させる蒸発器Eと、該蒸発器Eで発生した蒸気(冷媒)Rsを吸収するために前記発生器Gで濃縮された濃溶液Lcを散布する吸収器Aと、該吸収器Aで蒸気(冷媒)Rsを吸収したことによって希釈された溶液(希溶液)Ldを濃縮するために再び発生器Gへ送り込むための溶液ポンプPlと、前記吸収器Aに入る吸収溶液Lを過冷却する過冷却用空冷熱交換器1とを備えて構成されている。符号2は凝縮器Cに付設された冷却ファン、3は過冷却用空冷熱交換器1に付設された冷却ファン、Haは吸収器Aから出た希溶液Ldの一部(発生器Gへ供給される希溶液Ld)と発生器Gから出た濃溶液Lcとを熱交換する溶液熱交換器である。この吸収冷凍サイクルにおいては、凝縮器Cからの液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布される冷媒一過性方式の蒸発器Eが用いられている。そして、前記蒸発器Eと一体の駆体X内に収められた吸収器A内では、前記蒸発器Eで蒸発させた冷媒蒸気Rsを単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された溶液Lの顕熱で取り去る間接空冷(溶液分離冷却)方式の吸収式冷凍装置とされている。
前記蒸発器Eにおいては、凝縮器Cから供給された凝縮水(液冷媒)Rwが内部を流れる水(被冷却流体W)と熱交換して蒸発気化するとともに、利用側の熱源として冷水が得られる一方、前記吸収器Aにおいては、過冷却用空冷熱交換器1で過冷却された吸収溶液Lに蒸発器Eから得られた蒸気(冷媒)Rsが吸収されることにより、溶液濃度が希釈され、吸収器Aを出た希釈溶液と発生器Gからの濃縮溶液とを混合し、過冷却用空冷熱交換器1と発生器Gとに送られることとなっている。
そして、本実施の形態においては、前記蒸発器E内には、別途前記溶液Lを冷却するための熱交換器4が設けられており、前記過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lを更に冷却するために前記熱交換器4内に流入させて前記凝縮器Cからの液冷媒Rwと熱交換させることにより前記溶液Lの温度を下げるように構成されている。前記熱交換器4は、前記蒸発器Eとは別個に設けられており、前記凝縮器Cからの液冷媒Rwが前記蒸発器Eとは別個に前記熱交換器4の伝熱面を流下するように構成されている。
上記のように構成したことにより、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、熱交換器4に流入して凝縮器Cからの液冷媒Rwと熱交換することにより、更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなる。このことにより、吸収器Aの入口溶液温度が低下し、吸収器Aの圧力が下がり、低い蒸発温度が可能となる。その結果、発生器Gにおける溶液濃度を低くし、飽和溶液温度を低下させことが可能となり、装置を大型化させるとなく、発生器Gの加熱源の温度を低くできる。しかも、凝縮器Cからの液冷媒Rwが蒸発器Eとは別個に熱交換器4の伝熱面を流下するように構成しているので、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、蒸発器Eとは別個に設けられた熱交換器4において凝縮器Cからの液冷媒Rwによって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。つまり、従来の吸収式冷凍装置(図8図示)における発生器Gの加熱源温度は、図7のサイクル(A)に示すように、冷水を得るために蒸発器Eの蒸発温度を5℃とすれば、90℃程度が必要であったが、本実施の形態の場合、図7のサイクル(B)、(C)に示すように、溶液濃度を低く(薄く)することで、加熱源温度を80℃程度とすることが可能となり、発生器Gの加熱源として、排熱温水(例えば、太陽熱による温水)を利用することができるのである。
しかしながら、図7のサイクル(A)における蒸発温度は、吸収器入口の飽和蒸気温度より、5℃であるが、図7のサイクル(B)では、溶液濃度が56%時、吸収器Aの入口温度が同じ場合には、蒸発温度は10℃まで高くなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、図7のサイクル(C)に示すように、サイクル(B)の吸収器入口温度を低くすることで、蒸発温度をサイクル(A)と同等にすることができるようにしているのである。
第2の実施の形態
図2には、本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、熱交換器4は、蒸発器Eと直列に設置されており、凝縮器Cからの液冷媒Rwが蒸発器Eの伝熱面を流下後に熱交換器4の伝熱面を流下するように構成されている。このようにすると、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、蒸発器Eと直列に設置された熱交換器4において該熱交換器4の伝熱面を流下する液冷媒Rwによって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図3には、本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、第1の実施の形態において、過冷却用空冷熱交換器1と吸収器Aの入口とを直接接続する溶液配管14を付設するととも、該溶液配管14には、前記過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時に開作動される開閉弁13が介設されている。このようにすると、過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時には、開閉弁13の開作動により、溶液Lが熱交換器4側ではなく、溶液配管14を介して吸収器Aに直接流入せしめられることとなり、被冷却流体Wへの熱負荷を抑えることができる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図4には、本願発明の第4の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、第2の実施の形態において、過冷却用空冷熱交換器1と吸収器Aの入口とを直接接続する溶液配管14を付設するととも、該溶液配管14には、前記過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時に開作動される開閉弁13が介設されている。このようにすると、過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時には、開閉弁13の開作動により、溶液Lが熱交換器4側ではなく、溶液配管14を介して吸収器Aに直接流入せしめられることとなり、被冷却流体Wへの熱負荷を抑えることができる。その他の構成および作用効果は、第2の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第5の実施の形態
図5には、本願発明の第5の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、蒸発器Eの下部には、未蒸発液冷媒を溜める冷媒溜まり7を設けられており、該冷媒溜まり7内には、熱交換器4が設置されている。このようにすると、過冷却用空冷熱交換器1を出た溶液Lは、未蒸発冷媒を溜める冷媒溜まり7内に設置された熱交換器4において未蒸発冷媒によって更に冷却され、その状態で吸収器Aに入ることとなり、溶液Lの更なる冷却が可能となる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第6の実施の形態
図6には、本願発明の第6の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、第5の実施の形態において、過冷却用空冷熱交換器1と吸収器Aの入口とを直接接続する溶液配管14を付設するととも、該溶液配管14には、前記過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時に開作動される開閉弁13が介設されている。このようにすると、過冷却用空冷熱交換器1の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時には、開閉弁13の開作動により、溶液Lが熱交換器4側ではなく、溶液配管14を介して吸収器Aに直接流入せしめられることとなり、被冷却流体Wへの熱負荷を抑えることができる。その他の構成および作用効果は、第5の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
1は過冷却用空冷熱交換器
4は熱交換器
5は溶液配管
6は開閉弁
7は冷媒溜まり
Aは吸収器
Cは凝縮器
Eは蒸発器
Gは発生器
Lは溶液(吸収溶液)
Lcは濃溶液
Ldは希溶液
Plは溶液ポンプ
Rsは冷媒蒸気
Rwは液冷媒

Claims (8)

  1. 発生器(G)、凝縮器(C)、蒸発器(E)および吸収器(A)を備え、前記吸収器(A)に入る吸収溶液(L)を過冷却する過冷却用空冷熱交換器(1)を付設し、前記蒸発器(E)と一体の駆体(X)内に収められた吸収器(A)内では、前記蒸発器(E)で蒸発させた冷媒蒸気(Rs)を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された溶液(L)の顕熱で取り去る間接空冷方式の吸収式冷凍装置であって、前記蒸発器(E)内には、別途前記溶液(L)を冷却するための熱交換器(4)を設けるとともに、前記過冷却用空冷熱交換器(1)を出た溶液(L)を更に冷却するために前記熱交換器(4)内に流入させて前記凝縮器(C)からの液冷媒(Rw)と熱交換させることにより前記溶液(L)の温度を下げるように構成したことを特徴とする吸収式冷凍装置。
  2. 前記熱交換器(4)を、前記蒸発器(E)とは別個に設けるとともに、前記凝縮器(C)からの液冷媒(Rw)が前記蒸発器(E)とは別個に前記熱交換器(4)の伝熱面を流下するように構成したことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  3. 前記熱交換器(4)を、前記蒸発器(E)と直列に設置するとともに、前記凝縮器(C)からの液冷媒(Rw)が前記蒸発器(E)の伝熱面を流下後に前記熱交換器(4)の伝熱面を流下するように構成したことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  4. 前記蒸発器(E)の下部には、未蒸発液冷媒を溜める冷媒溜まり(7)を設けるとともに、該冷媒溜まり(7)内には、前記熱交換器(4)を設置したことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  5. 前記過冷却用空冷熱交換器(1)と前記吸収器(A)の入口とを直接接続する溶液配管(5)を付設するととも、該溶液配管(5)には、前記過冷却用空冷熱交換器(1)の出口における溶液温度が所定値にまで低下している時に開作動される開閉弁(6)を介設したことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
  6. 前記蒸発器(E)は、液冷媒(Rw)がその伝熱面を一過性で流下し、未蒸発冷媒は、前記吸収器(A)へ移動した後、吸収溶液(L)に吸収されるように構成したことを特徴とする請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
  7. 前記発生器(G)の熱源として排熱を用いることを特徴とする請求項1、2、3、4、5および6のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
  8. 前記排熱として太陽熱を用いることを特徴とする請求項7記載の吸収式冷凍装置。
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