JP2007248024A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷水出口温度(即ち、利用側温度)の低下を可能とするとともに、発生器での排熱温度を低下させ得るようにする。
【解決手段】 吸収式冷凍装置において、蒸発器Eと吸収器Aとを水平に並べて一体化してなるユニットU,U・・を上下方向に複数段積層し且つ該ユニットU,U・・における最下段の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの大部分を空冷熱交換器Hにより過冷却した状態で吸収器Aの上部に還流させる還流回路6を付設するとともに、該還流回路6に、前記発生器Gからの濃溶液Lcを合流させる合流部7を設けて、上段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を低くすることができるとともに、下段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を高くすることができるようにし、冷凍能力を確保できるとともに、発生器Gでの加熱媒体(例えば、排温水)の温度が低くなって、発生器Gでの加熱量が増加するようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、吸収式冷凍装置に関するものである。
LiBr水溶液の濃度変化を利用したLiBr式の吸収式冷凍装置は、従来からよく知られているが、この種の吸収式冷凍装置において、吸収器に入る溶液(濃溶液)を空冷熱交換器にて過冷却し、吸収器では、冷媒蒸気(水蒸気)を溶液に吸収させるだけとする間接空冷方式を採用しているものが既に提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−98163号公報。
ところで、上記特許文献1に開示されている間接空冷方式を採用した場合、冷媒蒸気の吸収という物質移動と冷却という熱移動とが分離されているため、吸収器を小型化することが可能であるが、冷媒蒸気の吸収熱を、過冷却された溶液の保有する顕熱だけで処理することとなっているため、吸収器出口における溶液温度が、従来の直接空冷方式の場合よりも高温となるおそれがあり、蒸発器における蒸発温度が上昇し、蒸発器における冷水出口温度(即ち、利用側温度)が低下しにくくなるという不具合が起きる。また、間接空冷方式を採用した場合、発生器における排熱温度も高くなり、発生器での交換熱量が減少するという不具合が起きる。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、冷水出口温度(即ち、利用側温度)の低下を可能とするとともに、発生器での排熱温度を低下させ得るようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、発生器G、該発生器Gから得られた冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器C、該凝縮器Cで凝縮液化された冷媒Rwを蒸発気化させる蒸発器Eおよび該蒸発器Eで蒸発気化された冷媒蒸気Rsを前記発生器Gで得られた濃溶液Lcに吸収して前記発生器Gへ供給される希溶液Ldを生成する吸収器Aを備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eと前記吸収器Aとを水平に並べて一体化してなるユニットU,U・・を上下方向に複数段積層し且つ該ユニットU,U・・における最下段の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの大部分を空冷熱交換器Haにより過冷却した状態で吸収器Aの上部に還流させる還流回路6を付設するとともに、該還流回路6に、前記発生器Gからの濃溶液Lcを合流させる合流部7を設けている。
上記のように構成したことにより、最下段の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの大部分は、空冷熱交換器Haで過冷却された後、吸収器Aに還流されるが、最下段の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの一部は、発生器Gにおいて濃縮されて濃溶液となり、該濃溶液Lcは、還流回路6において前記希溶液Ldと合流した後、吸収器Aの上部に還流せしめられる。従って、ユニットU,U・・においては、上段側の吸収器Aでは上段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsが濃溶液Ldに吸収され、冷媒蒸気Rsの吸収により希釈された溶液は下段側の吸収器Aに流入し、下段側の吸収器Aでは下段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsを吸収してさらに希釈され、それぞれの吸収熱は過冷却された溶液が保有する顕熱で取り去られることとなる。このことにより、上段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を低くすることができるとともに、下段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を高くすることができることとなり、冷凍能力を確保できるとともに、発生器Gでの加熱媒体(例えば、排温水)Whの温度が低くなって、発生器Gでの加熱量が増加する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記合流部7を、前記空冷熱交換器Haの入口側とすることもでき、そのように構成した場合、最下段の吸収器Aからの溶液の大部分は、発生器Gにおいて冷媒蒸気Rsを発生して濃縮された濃溶液Lcと合流した後に空冷熱交換器Haで過冷却された状態で吸収器Aへ還流されることとなり、吸収器Aに還流される溶液温度を低く抑えることができ、吸収熱の除去が容易となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記合流部7を、前記空冷熱交換器Haの出口側とすることもでき、そのように構成した場合、最下段の吸収器Aからの溶液の大部分は、空冷熱交換器Haで過冷却された後に発生器Gにおいて冷媒蒸気Rsを発生して濃縮された濃溶液Lcと合流して吸収器Aへ還流されることとなり、吸収器Aへ還流される溶液の温度が少し高くなるが、発生器Gからの濃溶液Lcの量が少ないので問題とはならない。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記空冷熱交換器Haおよび前記還流回路7を、前記ユニットU,U・・における吸収器A,A・・に対応させることもでき、そのように構成した場合、最下段の吸収器Aからの溶液の大部分は、各吸収器Aに対応した各空冷熱交換器Haおよび各還流回路7を介して過冷却状態で各吸収器Aに還流されることとなり、吸収熱の除去がより確実となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記空冷熱交換器Haの出口側の溶液を前記ユニットU,U・・における吸収器A,A・・にそれぞれ還流させるように構成することもでき、そのように構成した場合、各ユニットUにおける吸収器Aに、過冷却状態の溶液を還流させることが可能となり、各吸収器Aにおける吸収熱の除去がより一層確実に行える。
本願発明の第1の手段によれば、発生器G、該発生器Gから得られた冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器C、該凝縮器Cで凝縮液化された冷媒Rwを蒸発気化させる蒸発器Eおよび該蒸発器Eで蒸発気化された冷媒蒸気Rsを前記発生器Gで得られた濃溶液Lcに吸収して前記発生器Gへ供給される希溶液Ldを生成する吸収器Aを備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eと前記吸収器Aとを水平に並べて一体化してなるユニットU,U・・を上下方向に複数段積層し且つ該ユニットU,U・・における最下段の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの大部分を空冷熱交換器Hにより過冷却した状態で吸収器Aの上部に還流させる還流回路6を付設するとともに、該還流回路6に、前記発生器Gからの濃溶液Lcを合流させる合流部7を設けて、ユニットU,U・・においては、上段側の吸収器Aでは上段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsが濃溶液Ldに吸収され、冷媒蒸気Rsの吸収により希釈された溶液は下段側の吸収器Aに流入し、下段側の吸収器Aでは下段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsを吸収してさらに希釈され、それぞれの吸収熱は過冷却された溶液が保有する顕熱で取り去られるようにしたので、上段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を低くすることができるとともに、下段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を高くすることができることとなり、冷凍能力を確保できるとともに、発生器Gでの加熱媒体(例えば、排温水)の温度が低くなって、発生器Gでの加熱量が増加するという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記合流部7を、前記空冷熱交換器Haの入口側とすることもでき、そのように構成した場合、最下段の吸収器Aからの溶液の大部分は、発生器Gにおいて冷媒蒸気Rsを発生して濃縮された濃溶液Lcと合流した後に空冷熱交換器Haで過冷却された状態で吸収器Aへ還流されることとなり、吸収器Aに還流される溶液温度を低く抑えることができ、吸収熱の除去が容易となる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記合流部7を、前記空冷熱交換器Haの出口側とすることもでき、そのように構成した場合、最下段の吸収器Aからの溶液の大部分は、空冷熱交換器Haで過冷却された後に発生器Gにおいて冷媒蒸気Rsを発生して濃縮された濃溶液Lcと合流して吸収器Aへ還流されることとなり、吸収器Aへ還流される溶液の温度が少し高くなるが、発生器Gからの濃溶液Lcの量が少ないので問題とはならない。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記空冷熱交換器Haおよび前記還流回路7を、前記ユニットU,U・・における吸収器A,A・・に対応させることもでき、そのように構成した場合、最下段の吸収器Aからの溶液の大部分は、各吸収器Aに対応した各空冷熱交換器Haおよび各還流回路7を介して過冷却状態で各吸収器Aに還流されることとなり、吸収熱の除去がより確実となる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記空冷熱交換器Haの出口側の溶液を前記ユニットU,U・・における吸収器A,A・・にそれぞれ還流させるように構成することもでき、そのように構成した場合、各ユニットUにおける吸収器Aに、過冷却状態の溶液を還流させることが可能となり、各吸収器Aにおける吸収熱の除去がより一層確実に行える。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この吸収冷凍サイクルは、冷媒(例えば、水)を吸収する能力に優れた吸収剤(例えば、LiBr)の水溶液(以下、単に希溶液という)の冷媒吸収能力が増強するように該溶液を加熱媒体(例えば、排温水)Whで加熱して濃縮するための発生器Gと、該発生器Gにおいて溶液から分離した蒸気(冷媒)Rsを導入してこれを冷却することによって液化させる凝縮器Cと、該凝縮器Cによって液化された冷媒Rwを導入して低圧下で蒸発(気化)させる蒸発器Eと、該蒸発器Eで発生した蒸気(冷媒)Rsを吸収するために前記発生器Gで濃縮された濃溶液Lcを収容する吸収器Aと、該吸収器Aで蒸気(冷媒)Rsを吸収したことによって希釈された溶液(希溶液)Ldを濃縮するために再び発生器Gへ送り込むための溶液ポンプPと、該溶液ポンプPから吐出される希溶液Ldの一部(大部分)を導入してこれを冷却する空冷熱交換器Haとを備えて構成されている。符号Hbは吸収器Aから出た希溶液Ldの一部(発生器Gへ供給される希溶液Ld)と発生器Gから出た濃溶液Lcとを熱交換する溶液熱交換器、F1は凝縮器Cを空冷する冷却ファン、F2は空冷熱交換器Haを空冷する冷却ファンである。
また、この吸収冷凍サイクルにおいては、前記蒸発器Eおよび吸収器Aは一体化されてユニットUを構成している。
上記ユニットUは、図2に示すように、蒸発器Eと吸収器Aとを水平に並べて一体化して構成されており、本実施の形態においては、前記ユニットU,Uは上下方向に2段積層されている。ここで、ユニットU,Uにおける蒸発器E,Eおよび吸収器A,Aはそれぞれ連通可能な構造とされている。なお、ユニットUの積層段数は3段以上としてもよい。
前記各ユニットUにおいては、左側に蒸発器Eを、右側に吸収器Eをそれぞれ形成してなる多数のプレート1,1・・を積層し、前記蒸発器Eにおいては、凝縮器Cから供給された凝縮水(液冷媒)が内部を流れる水と熱交換して蒸発気化するとともに、利用側の熱源として冷水Wcが得られる一方、前記吸収器Aにおいては、発生器Gから供給された濃溶液Lcに蒸発器Eから得られた蒸気(冷媒)Rsが吸収されることにより、溶液濃度が希釈されることとなっている。符号2はユニットUの外郭を構成するケーシング、3は吸収器Aに供給された溶液を均等に散布するための散布トレー、4は冷水通路、5は吸収器Aを構成する多孔部材である。なお、前記各プレート1は、熱良導体(例えば、鋼板、ステンレス鋼等)により製作される。
そして、本実施の形態においては、下段側の吸収器Aから出た希溶液Ldの大部分を空冷熱交換器Haで過冷却された後、上段側の吸収器Aの上部に還流させる還流回路6が付設されており、該還流回路6には、発生器Gを出て溶液熱交換器Hbにおいて下段側の吸収器Aから出た希溶液Ldの一部(即ち、還流回路4に流れた残りの溶液)と熱交換した濃溶液Ldが合流部7が形成されるが、本実施の形態においては、この合流部7は、前記空冷熱交換器Haの入口側に形成されている。
上記のように構成したことにより、下段側の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの大部分は、空冷熱交換器Hで過冷却された後、上段側の吸収器Aに還流されるが、下段側の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの一部は、発生器Gにおいて濃縮されて濃溶液となり、該濃溶液Lcは、還流回路6において前記希溶液Ldと合流した後、上段側の吸収器Aの上部に還流せしめられる。従って、ユニットU,Uにおいては、上段側の吸収器Aでは上段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsが濃溶液Ldに吸収され、冷媒蒸気Rsの吸収により希釈された溶液は下段側の吸収器Aに流入し、下段側の吸収器Aでは下段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsを吸収してさらに希釈され、それぞれの吸収熱は過冷却された溶液が保有する顕熱で取り去られることとなる。このことにより、上段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を低くすることができるとともに、下段側の蒸発器Eにおける蒸発温度を高くすることができることとなり、冷凍能力を確保できるとともに、発生器Gでの加熱媒体(例えば、排温水)の温度が低くなって、発生器Gでの加熱量が増加する。
しかも、前記還流回路6における合流部7を、前記空冷熱交換器Haの入口側としたことにより、下段側の吸収器Aからの溶液の大部分は、発生器Gにおいて冷媒蒸気Rsを発生して濃縮された濃溶液Lcと合流した後に空冷熱交換器Hで過冷却された状態で上段側の吸収器Aへ還流されることとなり、吸収器Aに還流される溶液温度を低く抑えることができ、吸収熱の除去が容易となる。
第2の実施の形態
図3には、本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、還流回路6における空冷熱交換器Haの出口側の溶液を、前記ユニットU,Uにおける吸収器A,Aにそれぞれ還流させるように構成している。このようすると、各ユニットUにおける吸収器Aに、過冷却状態の溶液を還流させることが可能となり、各吸収器Aにおける吸収熱の除去がより一層確実に行える。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図4には、本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、還流回路6における合流部7を、空冷熱交換器Haの出口側としている。このようすると、下段側の吸収器Aからの溶液の大部分は、空冷熱交換器Haで過冷却された後に発生器Gにおいて冷媒蒸気Rsを発生して濃縮された濃溶液Lcと合流して上段側の吸収器Aへ還流されることとなり、吸収器Aへ還流される溶液の温度が少し高くなるが、発生器Gからの濃溶液Lcの量が少ないので問題とはならない。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図5には、本願発明の第4の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置において、還流回路6における空冷熱交換器Haの出口側の溶液を、前記ユニットU,Uにおける吸収器A,Aにそれぞれ還流させるように構成している。このようすると、各ユニットUにおける吸収器Aに、過冷却状態の溶液を還流させることが可能となり、各吸収器Aにおける吸収熱の除去がより一層確実に行える。
その他の構成および作用効果は、第1および第3の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第5の実施の形態
図6には、本願発明の第5の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、空冷熱交換器Ha,Haおよび前記還流回路6,6を、前記ユニットU,Uにおける吸収器A,Aに対応させている。この場合、発生器Gからの濃溶液Lcの合流部7は、上段側の吸収器Aに対応する還流回路6における空冷熱交換器Haの入口側に形成されている。このようすると、下段側の吸収器Aからの溶液の大部分は、各吸収器Aに対応した空冷熱交換器Ha,Haおよび還流回路6,6を介して過冷却状態で各吸収器A,Aに還流されることとなり、吸収熱の除去がより確実となる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第6の実施の形態
図7には、本願発明の第6の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、空冷熱交換器Ha,Haおよび前記還流回路6,6を、前記ユニットU,Uにおける吸収器A,Aに対応させている。この場合、発生器Gからの濃溶液Lcの合流部7は、上段側の吸収器Aに対応する還流回路6における空冷熱交換器Haの出口側に形成されている。このようすると、下段側の吸収器Aからの溶液の大部分は、各吸収器Aに対応した空冷熱交換器Ha,Haおよび還流回路6,6を介して過冷却状態で各吸収器A,Aに還流されることとなり、吸収熱の除去がより確実となる。
その他の構成および作用効果は、第1および第3の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である(例えば、単効用以外の複数効用にも適用可能である)。
本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における蒸発器・吸収器ユニットの正面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。 本願発明の第5の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。 本願発明の第6の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。
符号の説明
6は還流回路
7は合流部
Gは発生器
Cは凝縮器
Eは蒸発器
Aは吸収器
Haは空冷熱交換器
Hbは溶液熱交換器
Uはユニット
Lcは濃溶液
Ldは希溶液
Rsは冷媒蒸気(水蒸気)
Rwは液冷媒(凝縮水)
Whは加熱媒体(排温水)

Claims (5)

  1. 発生器(G)、該発生器(G)から得られた冷媒蒸気(Rs)を凝縮液化する凝縮器(C)、該凝縮器(C)で凝縮液化された冷媒(Rw)を蒸発気化させる蒸発器(E)および該蒸発器(E)で蒸発気化された冷媒蒸気(Rs)を前記発生器(G)で得られた濃溶液(Lc)に吸収して前記発生器(G)へ供給される希溶液(Ld)を生成する吸収器(A)を備えた吸収式冷凍装置であって、前記蒸発器(E)と前記吸収器(A)とを水平に並べて一体化してなるユニット(U),(U)・・を上下方向に複数段積層し且つ前記ユニット(U),(U)・・における最下段の吸収器(A)の出口からの希溶液(Ld)の大部分を空冷熱交換器(Ha)により過冷却した状態で吸収器(A)の上部に還流させる還流回路(6)を付設するとともに、該還流回路(6)には、前記発生器(G)からの濃溶液(Lc)を合流させる合流部(7)を設けたことを特徴とする吸収式冷凍装置。
  2. 前記合流部(7)を、前記空冷熱交換器(Ha)の入口側としたことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  3. 前記合流部(7)を、前記空冷熱交換器(Ha)の出口側としたことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  4. 前記空冷熱交換器(Ha)および前記還流回路(6)を、前記ユニット(U),(U)・・における吸収器(A),(A)・・に対応させたことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
  5. 前記空冷熱交換器(Ha)の出口側の溶液を前記ユニット(U),(U)・・における吸収器(A),(A)・・にそれぞれ還流させるように構成したことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
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