JP2010121900A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

吸収式冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010121900A
JP2010121900A JP2008297896A JP2008297896A JP2010121900A JP 2010121900 A JP2010121900 A JP 2010121900A JP 2008297896 A JP2008297896 A JP 2008297896A JP 2008297896 A JP2008297896 A JP 2008297896A JP 2010121900 A JP2010121900 A JP 2010121900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
cooling
absorption refrigeration
condenser
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008297896A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsushi Kawai
満嗣 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008297896A priority Critical patent/JP2010121900A/ja
Publication of JP2010121900A publication Critical patent/JP2010121900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

【課題】 凝縮温度を低下させることにより、発生器における飽和溶液温度を低下させ、装置を大型化させるとなく、発生器の加熱源の温度を低くできるようにする。
【解決手段】 吸収式冷凍装置において、蒸発器Eの下部に、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1を設けるとともに、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを付設して、凝縮温度の低下が可能となり、発生器Gらおける飽和溶液温度を低下させ、発生器Gの加熱源の温度を低くすることができるようにする。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、吸収式冷凍装置に関し、さらに詳しくは発生器の加熱源温度を低下できるようにした吸収式冷凍装置に関するものである。
吸収式冷凍装置(例えば、LiBr式吸収式冷凍装置)においては、図12ないし図15に示すように、希溶液(例えば、LiBr希溶液)を発生器Gで加熱濃縮させることにより得られる冷媒蒸気Rsを凝縮器Cで冷却液化し、液化した液冷媒Rwを蒸発器Eの伝熱面に散布させることで内部の被冷却流体を冷却し、蒸発した冷媒蒸気Rsを吸収器Aにて前記発生器Gより送られる濃溶液Lcで吸収させた後、濃度の低下した溶液(即ち、希溶液Ld)を前記発生器Gに送ることで、吸収サイクルを形成することとなっている。ここで、図12および図14には、凝縮器Cからの液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布される冷媒一過性方式の蒸発器Eを用いた吸収サイクルが示されており、図13および図15には、凝縮器Cからの液冷媒Rwが蒸発器Eの下部に設けられた冷媒溜まり1に供給され、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrにより蒸発器Eの上部から伝熱面に循環散布される冷媒循環方式の蒸発器Eを用いた吸収サイクルが示されている。図12ないし図15において、符号Tcは冷却塔、Plは吸収器Aからの溶液を圧送する溶液ポンプ、Pwは冷却塔Tcからの冷却水Wcを圧送する冷却水ポンプ、Haは発生器Gからの濃溶液Lcと発生器Gへ送られる希溶液Ldとを熱交換させる溶液熱交換器、4は吸収器Aに入る吸収溶液を過冷却する空冷式の過冷却用熱交換器、5は凝縮器Cに付設された冷却ファン、6は空冷式の過冷却用熱交換器4に付設された冷却ファン、7は冷却塔Tcからの冷却水Wcを循環させる冷却水回路である。
従って、発生器Gで希溶液Ldを加熱するための加熱源の温度は、発生器Gにおける濃溶液Lcの濃度におけるその飽和蒸気温度に等しい溶液温度と熱交換するのに必要な温度から決定されることとなる。つまり、その飽和蒸気温度は、凝縮器Cでの凝縮温度で決まる凝縮圧力と等しい圧力における溶液温度となるので、発生器Gでの加熱源温度を低下するためには、凝縮器Cにおける凝縮(圧力)温度を低下させることでもある(図11参照)。
例えば、ガスエンジン等の冷却水を利用した排温水吸収式の単効用冷凍装置において、発生器Gでの溶液濃度が60%程度の場合、凝縮温度を40℃とすると凝縮圧力下の溶液の飽和蒸気温度に等しい溶液温度は85℃より、熱源温度としては90℃程度、すなわちガスエンジンの排温水温度としてこの温度以上が必要となる(図11のサイクルA参照)。発生器Gの溶液を加熱するための加熱源温度をより低くできれば、加熱用の温水として太陽熱等が利用可能となり、排熱吸収式冷凍装置の利用範囲を大きく拡大することができる。この凝縮温度を低下させるには、冷却用の空気温度を低下させるか、もしくは発生器Gの出口溶液濃度(LiBr溶液濃度)を薄くして飽和蒸気温度を低下させる必要がある。
しかしながら、吸収式冷凍装置の定格運転時の凝縮温度は、水冷凝縮器の場合には、冷却塔(クーリングタワー)Tcにおける冷却水と熱交換される温度であり、冷却水の温度は外気温度における蒸発温度により決定され、定格時では32℃程度であることより、一般的には冷却水は吸収器Aを出た後に凝縮器Cに流入されるため、凝縮温度を40℃以下にすることは、冷却塔Tcや凝縮器Cを大きくする必要があり、実用的でない。仮に、冷却水を吸収器Eと凝縮器Cに並列で流入したとしても、凝縮温度は多少なり低くなるが、大きく熱源温度を低下させることは出来ない。加熱源温度を10℃低下低くするには、凝縮温度で7〜10℃程度低くし、30〜33℃とする必要がある(図11のサイクルC参照)。
また、発生器Gの出口溶液(例えば、LiBr溶液)濃度Lcを大きく低下(薄く)することで、熱源温度を低下させることは、吸収器Aの入口溶液の温度を同じ温度とすれば、低い(薄い)溶液濃度Lcにおいては、蒸発温度が高くなり、同じ冷水温度を得ることが出来ない(図11のサイクルB参照)。すなわち、蒸発器Eにおける蒸発温度は、吸収器Aの入口溶液温度と発生器Gの出口溶液濃度Lcにより決定されるので、同じ低い冷水温度(即ち、被冷却流体温度)を得るためには、吸収器Aの入口の濃溶液(例えば、LiBr濃溶液)Lcの温度と濃度が必然的に決まる。低い加熱源温度における発生器Gの低い(薄い)溶液濃度では、同じ吸収器Aの入口溶液温度でも蒸発温度が上昇し、定格運転時の蒸発器Eでの冷水温度(即ち、被冷却流体温度)を所定通り低くできないことになり、単に発生器Gでの溶液濃度を低くし、加熱源温度を低下させることは困難である。
なお、発生器の加熱源の温度を低くする手段としては、この場合、吸収式冷凍装置において、蒸発器と吸収器とを組み合わせたユニットを二つ用意し、一方のユニットを構成する吸収器の出口からの希溶液を一方のユニットを構成する蒸発器の熱交換部、他方のユニットを構成する吸収器の熱交換部を経て一方のユニットを構成する吸収器の上部に還流させる還流回路を付設して、発生器の加熱源の温度を低くできるようにしている(特許文献1参照)。しかしながら、この場合、蒸発器と吸収器とを組み合わせたユニットを二つ用意する必要があり、装置全体の大型化が避けられないというデメリットがある。
特開2007−271165
本願発明では、蒸発器の伝熱面に散布した液冷媒の未蒸発分を下部の冷媒溜まりに溜め、この未蒸発液冷媒を冷媒ポンプにより凝縮器に送液し、凝縮器の伝熱面内部の冷却流体として使用することにより、凝縮温度を低下できるようにしている。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、凝縮温度を低下させることにより、発生器における飽和溶液温度を低下させ、装置を大型化させるとなく、発生器の加熱源の温度を低くできるようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、発生器G、該発生器Gから得られた冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器C、該凝縮器Cで凝縮液化された液冷媒Rwを蒸発気化させる蒸発器Eおよび該蒸発器Eで蒸発気化された冷媒蒸気Rsを前記発生器Gで得られた濃溶液Lcに吸収して前記発生器Gへ供給される希溶液Ldを生成する吸収器Aを備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eの下部に、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1を設けるとともに、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを付設している。
上記のように構成したことにより、蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分が凝縮器Cの冷却熱源として使用され、凝縮温度の低下が可能となる。従って、発生器Gにおける飽和溶液温度が低下することとなり、発生器Gの加熱源の温度を低くすることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記冷却手段Xを、前記冷媒溜まり1の液冷媒Rwを冷媒ポンプPrを介して前記凝縮器Cの伝熱面内部に送給する冷媒循環回路2により構成することもでき、そのように構成した場合、冷媒溜まり1と冷媒循環回路2とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記凝縮器Cおよび前記吸収器Aが冷却塔(クーリングタワー)Tcによる水冷式の場合には、前記冷却手段Xを、前記冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrを介して送給され且つ前記凝縮器Cを冷却する冷却水Wcと熱交換する熱交換器3により構成することによって従来の吸収式冷凍装置にも適用でき、そのように構成した場合、冷媒溜まり1と熱交換器3とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。尚、冷媒ポンプPrが取り付けられている蒸発器Eが冷媒循環方式の場合は、冷媒溜まり1が付設されているため、構成がより簡素化できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、冷却塔Tcにより冷却された冷却水Wcを用いた水冷式の過冷却用熱交換器4により前記吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する溶液分離冷却タイプとすることもでき、そのように構成した場合、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接水冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、空冷式の過冷却用熱交換器5により前記吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する溶液分離冷却タイプとすることができ、そのように構成した場合、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接空冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記発生器Gの加熱源として排熱を用いることもでき、そのように構成した場合、やや低温の排熱温水を有効に利用できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第6の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記排熱として太陽熱を用いることもでき、そのように構成した場合、吸収式冷凍装置の利用範囲を大幅に拡大することができる。
本願発明の第1の手段によれば、発生器G、該発生器Gから得られた冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器C、該凝縮器Cで凝縮液化された液冷媒Rwを蒸発気化させる蒸発器Eおよび該蒸発器Eで蒸発気化された冷媒蒸気Rsを前記発生器Gで得られた濃溶液Lcに吸収して前記発生器Gへ供給される希溶液Ldを生成する吸収器Aを備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eの下部に、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1を設けるとともに、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを付設して、蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分が凝縮器Cの冷却熱源として使用され、凝縮温度の低下が可能となるので、発生器Gにおける飽和溶液温度が低下することとなり、発生器Gの加熱源の温度を低くすることができるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記冷却手段Xを、前記冷媒溜まり1の液冷媒Rwを冷媒ポンプPrを介して前記凝縮器Cの伝熱面内部に送給する冷媒循環回路2により構成することもでき、そのように構成した場合、冷媒溜まり1と冷媒循環回路2とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記凝縮器Cおよび前記吸収器Aが冷却塔(クーリングタワー)Tcによる水冷式の場合には、前記冷却手段Xを、前記冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrを介して送給され且つ前記凝縮器Cを冷却する冷却水Wcと熱交換する熱交換器3により構成することによって従来の吸収式冷凍装置にも適用でき、そのように構成した場合、冷媒溜まり1と熱交換器3とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。尚、冷媒ポンプPrが取り付けられている蒸発器Eが冷媒循環方式の場合は、冷媒溜まり1が付設されているため、構成がより簡素化できる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記凝縮器Cおよび前記吸収器Aを水冷式とするとともに、前記冷却手段Xを、前記冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrを介して送給され且つ前記凝縮器Cを冷却する冷却水Wcと熱交換する熱交換器3により構成することもでき、そのように構成した場合、冷媒溜まり1と熱交換器3とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、冷却塔Tcにより冷却された冷却水Wcを用いた水冷式の過冷却用熱交換器4により前記吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する溶液分離冷却タイプとすることもでき、そのように構成した場合、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接水冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、空冷式の過冷却用熱交換器5により前記吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する溶液分離冷却タイプとすることができ、そのように構成した場合、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接空冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。
本願発明の第6の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記発生器Gの加熱源として排熱を用いることもでき、そのように構成した場合、やや低温の排熱温水を有効に利用できる。
本願発明の第7の手段におけるように、上記第6の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記排熱として太陽熱を用いることもでき、そのように構成した場合、吸収式冷凍装置の利用範囲を大幅に拡大することができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この吸収冷凍サイクルは、冷媒(例えば、水)を吸収する能力に優れた吸収剤(例えば、LiBr)の水溶液(以下、単に吸収溶液という)の冷媒吸収能力を回復させるために該溶液を加熱媒体(例えば、排温水)で加熱して濃縮するための発生器Gと、該発生器Gにおいて溶液から分離した蒸気(冷媒)Rsを導入してこれを冷却することによって液化させる凝縮器Cと、該凝縮器Cによって液化された冷媒Rwを導入して低圧下で蒸発(気化)させる蒸発器Eと、該蒸発器Eで発生した蒸気(冷媒)Rsを吸収するために前記発生器Gで濃縮された濃溶液Lcを散布する吸収器Aと、該吸収器Aで蒸気(冷媒)Rsを吸収したことによって希釈された溶液(希溶液)Ldを濃縮するために再び発生器Gへ送り込むための溶液ポンプPlと、前記吸収器Aを冷却する冷却水Wcを冷却生成する冷却塔Tcと、冷却塔Tcで冷却された冷却水Wcを吸収器Aの伝熱面内部へ送給する冷却水ポンプPwとを備えて構成されている。符号Haは吸収器Aから出た希溶液Ldの一部(発生器Gへ供給される希溶液Ld)と発生器Gから出た濃溶液Lcとを熱交換する溶液熱交換器である。この吸収冷凍サイクルにおいては、凝縮器Cからの液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布される冷媒一過性方式の蒸発器Eが用いられている。
また、この吸収冷凍サイクルにおいては、前記蒸発器Eおよび吸収器Aは一体化されてユニットUを構成している。前記蒸発器Eにおいては、凝縮器Cから供給された凝縮水(液冷媒)Rwが内部を流れる水(被冷却流体)と熱交換して蒸発気化するとともに、利用側の熱源として冷水が得られる一方、前記吸収器Aにおいては、発生器Gから供給された濃溶液Lcに蒸発器Eから得られた蒸気(冷媒)Rsが吸収されることにより、低い圧力を維持し、また溶液濃度が希釈されることとなっている。この場合、吸収器Aの伝熱面内部には、前記冷却塔Tcで生成された冷却水Wcが冷却水回路7を介して送給され、該冷却水Wcによって吸収熱が取り去られ、吸収能力が保持されることとなっている。
そして、本実施の形態においては、前記蒸発器Eの下部には、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1が設けられており、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを冷媒ポンプPrを介して前記凝縮器Cの伝熱面内部に送給する冷媒循環回路2が付設されている。該冷媒循環回路2は、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを構成することとなっている。
上記のように構成したことにより、蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分が凝縮器Cの冷却熱源として使用され、冷媒溜まり1と冷却手段Xである冷媒循環回路2とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。従って、発生器Gにおける飽和溶液温度が低下することとなり、発生器Gの加熱源の温度を低くすることができる。つまり、従来の吸収式冷凍装置(図12ないし図15図示)における発生器Gの加熱源温度は、図11のサイクルAに示すように、低い冷水を得るために蒸発器Eの蒸発温度を5℃とすれば、90℃程度が必要であったが、本実施の形態の場合、図11のサイクルCに示すように、凝縮温度の低下により80℃程度とすることが可能となり、発生器Gの加熱源として、排熱温水(例えば、太陽熱による温水)を利用することができるのである。ちなみに、図11のサイクルBは、加熱源温度を低下させるために、同じ凝縮温度で、発生器Gの溶液出口濃度を低く(薄く)した場合を示すが、吸収器Aの入口溶液温度が同じであれば、蒸発器Eの蒸発温度が高くなり、得られる冷水温度が高くなってしまうことを示している。
第2の実施の形態
図2には、本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、蒸発器Eは冷媒循環方式とされている。つまり、凝縮器Cからの液冷媒Rwは、冷媒溜まり1の未蒸発冷媒が凝縮器Cの伝熱面内を循環する冷媒循環回路2における凝縮器Cの出口側において合流し、前記冷媒循環回路2における凝縮器の入口側から分岐した液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布されることとなっているのである。このようにすると、冷媒循環方式の蒸発器Eの場合、冷媒溜まり1が既に付設されているため、構成がより簡素化できる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図3には、本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、凝縮器Cおよび吸収器Aは、冷却塔Tcにより生成される冷却水Wcによって冷却される水冷式を示しており、冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrを介して送給され且つ前記凝縮器Cを冷却する冷却水Wcと熱交換する熱交換器3が付設されている。つまり、本実施の形態においては、熱交換器3が冷却手段Xを構成することとなっているのである。このようにすると、冷媒溜まり1と熱交換器3とを付設するという簡単な構成により、従来の吸収式冷凍装置にも簡単に適用することが出来、凝縮温度の低下が可能となる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図4には、本願発明の第4の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、凝縮器Cおよび吸収器Aは、冷却塔Tcにより生成される冷却水Wcによって冷却される水冷式を示しており、冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrを介して送給され且つ前記凝縮器Cを冷却する冷却水Wcと熱交換する熱交換器3が付設されている。つまり、本実施の形態においては、熱交換器3が冷却手段Xを構成することとなっているのである。このようにすると、冷媒溜まり1と熱交換器3とを付設するという簡単な構成により、従来の吸収式冷凍装置にも簡単に適用することが出来、凝縮温度の低下が可能となる。
また、この場合、蒸発器Eは冷媒循環方式とされている。つまり、凝縮器Cからの液冷媒Rwは、冷媒溜まり1の未蒸発冷媒が凝縮器Cの伝熱面内を循環する冷媒循環回路2における凝縮器Cの出口側において合流し、前記冷媒循環回路2における凝縮器の入口側から分岐した液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布されることとなっているのである。このようにすると、冷媒循環方式の蒸発器Eの場合、冷媒溜まり1が既に付設されているため、構成がより簡素化できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第5の実施の形態
図5には、本願発明の第5の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、冷却塔Tcにより冷却された冷却水Wcを用いた水冷式の過冷却用熱交換器4により吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する間接水冷タイプ(換言すれば、溶液分離冷却タイプ)とされている。そして、蒸発器Eの下部には、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1が設けられており、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを冷媒ポンプPrを介して前記凝縮器Cの伝熱面内部に送給する冷媒循環回路2が付設されている。該冷媒循環回路2は、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを構成することとなっている。その結果、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接水冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第6の実施の形態
図6には、本願発明の第6の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、冷却塔Tcにより冷却された冷却水Wcを用いた水冷式の過冷却用熱交換器4により吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する間接水冷タイプ(換言すれば、溶液分離冷却タイプ)とされている。そして、蒸発器Eの下部には、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1が設けられており、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを冷媒ポンプPrを介して前記凝縮器Cの伝熱面内部に送給する冷媒循環回路2が付設されている。該冷媒循環回路2は、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを構成することとなっている。その結果、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接水冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。
また、この場合、蒸発器Eは冷媒循環方式とされている。つまり、凝縮器Cからの液冷媒Rwは、冷媒溜まり1の未蒸発冷媒が凝縮器Cの伝熱面内を循環する冷媒循環回路2における凝縮器Cの出口側において合流し、前記冷媒循環回路2における凝縮器の入口側から分岐した液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布されることとなっているのである。このようにすると、冷媒循環方式の蒸発器Eの場合、冷媒溜まり1が既に付設されているため、構成がより簡素化できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第7の実施の形態
図7には、本願発明の第7の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、冷却塔Tcにより冷却された冷却水Wcを用いた水冷式の過冷却用熱交換器4により吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する間接水冷タイプ(換言すれば、溶液分離冷却タイプ)とされている。また、凝縮器Cは、冷却塔Tcにより生成される冷却水Wcによって冷却される水冷式とされており、冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrを介して送給され且つ前記凝縮器Cを冷却する冷却水Wcと熱交換する熱交換器3が付設されている。つまり、本実施の形態においては、熱交換器3が冷却手段Xを構成することとなっているのである。このようにすると、冷媒溜まり1と熱交換器3とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。しかも、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接水冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第8の実施の形態
図8には、本願発明の第8の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、冷却塔Tcにより冷却された冷却水Wcを用いた水冷式の過冷却用熱交換器4により吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する間接水冷タイプ(換言すれば、溶液分離冷却タイプ)とされている。また、凝縮器Cは、冷却塔Tcにより生成される冷却水Wcによって冷却される水冷式とされており、冷媒溜まり1の液冷媒Rwが冷媒ポンプPrを介して送給され且つ前記凝縮器Cを冷却する冷却水Wcと熱交換する熱交換器3が付設されている。つまり、本実施の形態においては、熱交換器3が冷却手段Xを構成することとなっているのである。このようにすると、冷媒溜まり1と熱交換器3とを付設するという簡単な構成により、凝縮温度の低下が可能となる。しかも、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接水冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。
また、この場合、蒸発器Eは冷媒循環方式とされている。つまり、凝縮器Cからの液冷媒Rwは、冷媒溜まり1の未蒸発冷媒が凝縮器Cの伝熱面内を循環する冷媒循環回路2における凝縮器Cの出口側において合流し、前記冷媒循環回路2における凝縮器の入口側から分岐した液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布されることとなっているのである。このようにすると、冷媒循環方式の蒸発器Eの場合、冷媒溜まり1が既に付設されているため、構成がより簡素化できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第9の実施の形態
図9には、本願発明の第9の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、空冷式の過冷却用熱交換器4により吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する間接空冷タイプ(換言すれば、溶液分離冷却タイプ)とされている。符号6は過冷却用熱交換器4に付設された冷却ファンである。そして、蒸発器Eの下部には、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1が設けられており、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを冷媒ポンプPrを介して前記凝縮器Cの伝熱面内部に送給する冷媒循環回路2が付設されている。該冷媒循環回路2は、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを構成することとなっている。その結果、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接空冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第10の実施の形態
図10には、本願発明の第10の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、空冷式の過冷却用熱交換器4により吸収器Aに入る吸収溶液Lcを過冷却する間接空冷タイプ(換言すれば、溶液分離冷却タイプ)とされている。符号6は過冷却用熱交換器4に付設された冷却ファンである。そして、蒸発器Eの下部には、該蒸発器Eの伝熱面に散布した液冷媒Rwの未蒸発分を溜める冷媒溜まり1が設けられており、該冷媒溜まり1の液冷媒Rwを冷媒ポンプPrを介して前記凝縮器Cの伝熱面内部に送給する冷媒循環回路2が付設されている。該冷媒循環回路2は、前記凝縮器Cの冷却熱源として使用する冷却手段Xを構成することとなっている。その結果、吸収器Aにおいては、冷媒蒸気を単に吸収させるだけで、吸収熱は過冷却された吸収溶液Lcの顕熱で取り去る間接空冷方式(換言すれば、溶液分離冷却方式)を採用することができる。
また、この場合、蒸発器Eは冷媒循環方式とされている。つまり、凝縮器Cからの液冷媒Rwは、冷媒溜まり1の未蒸発冷媒が凝縮器Cの伝熱面内を循環する冷媒循環回路2における凝縮器Cの出口側において合流し、前記冷媒循環回路2における凝縮器の入口側から分岐した液冷媒Rwが蒸発器Eの上部から伝熱面に散布されることとなっているのである。このようにすると、冷媒循環方式の蒸発器Eの場合、冷媒溜まり1が既に付設されているため、構成がより簡素化できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第4の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第5の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第6の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第7の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第8の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第9の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 本願発明の第10の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルである。 従来の吸収式冷凍装置および本願発明の各実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における溶液サイクル線図である。 冷媒一過性方式の蒸発器を備えた従来の水冷式の吸収式冷凍装置の吸収冷凍サイクルである。 冷媒循環方式の蒸発器を備えた従来の水冷式の吸収式冷凍装置の吸収冷凍サイクルである。 冷媒一過性方式の蒸発器を備えた従来の間接空冷式の吸収式冷凍装置の吸収冷凍サイクルである。 冷媒循環方式の蒸発器を備えた従来の間接空冷式の吸収式冷凍装置の吸収冷凍サイクルである。
符号の説明
1は冷媒溜まり
2は冷媒循環回路
3は熱交換器
4は過冷却用熱交換器
6は冷却ファン
Aは吸収器
Cは凝縮器
Eは蒸発器
Gは発生器
Lcは吸収溶液(濃溶液)
Ldは希溶液
Plは溶液ポンプ
Prは冷媒ポンプ
Rsは冷媒蒸気
Rwは液冷媒
Tcは冷却塔
Wcは冷却水
Xは冷却手段

Claims (7)

  1. 発生器(G)、該発生器(G)から得られた冷媒蒸気(Rs)を凝縮液化かる凝縮器(C)、該凝縮器(C)で凝縮液化された液冷媒(Rw)を蒸発気化させる蒸発器(E)および該蒸発器(E)で蒸発気化された冷媒蒸気(Rs)を前記発生器(G)で得られた濃溶液(Lc)に吸収して前記発生器(G)へ供給される希溶液(Ld)を生成する吸収器(A)を備えた吸収式冷凍装置であって、前記蒸発器(E)の下部には、該蒸発器(E)の伝熱面に散布した液冷媒(Rw)の未蒸発分を溜める冷媒溜まり(1)を設けるとともに、該冷媒溜まり(1)の液冷媒(Rw)を、前記凝縮器(C)の冷却熱源として使用する冷却手段(X)を付設したことを特徴とする吸収式冷凍装置。
  2. 前記冷却手段(X)を、前記冷媒溜まり(1)の液冷媒(Rw)を冷媒ポンプ(Pr)を介して前記凝縮器(C)の伝熱面内部に送給する冷媒循環回路(2)により構成したことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  3. 前記凝縮器(C)および前記吸収器(A)を水冷式とするとともに、前記冷却手段(X)を、前記冷媒溜まり(1)の液冷媒(Rw)が冷媒ポンプ(Pr)を介して送給され且つ前記凝縮器(C)を冷却する冷却水(Wc)と熱交換する熱交換器(3)により構成したことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  4. 冷却塔(Tc)により冷却された冷却水(Wc)を用いた水冷式の過冷却用熱交換器(4)により前記吸収器(A)に入る吸収溶液(Lc)を過冷却する溶液分離冷却タイプとしたことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
  5. 空冷式の過冷却用熱交換器(5)により前記吸収器(A)に入る吸収溶液(Lc)を過冷却する溶液分離冷却タイプとしたことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
  6. 前記発生器(G)の加熱源として排熱を用いたことを特徴とする請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載の吸収式冷凍装置。
  7. 前記排熱として太陽熱を用いることを特徴とする請求項6記載の吸収式冷凍装置。
JP2008297896A 2008-11-21 2008-11-21 吸収式冷凍装置 Pending JP2010121900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297896A JP2010121900A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 吸収式冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297896A JP2010121900A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 吸収式冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010121900A true JP2010121900A (ja) 2010-06-03

Family

ID=42323388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008297896A Pending JP2010121900A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 吸収式冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010121900A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5086947B2 (ja) 第二種吸収ヒートポンプシステム
EP2484992B1 (en) Air/water or water/water absorption water cooler using ammonia and lithium nitrate
JP2011089722A (ja) 冷凍・空調方法及び装置
JP2007278572A (ja) 吸収式冷凍装置
JP5338270B2 (ja) 吸収式冷凍装置
JP2007263515A (ja) 吸収冷凍機用蒸発・吸収ユニット
JP5261111B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2007248024A (ja) 吸収式冷凍装置
JP5338272B2 (ja) 吸収式冷凍装置
JP2010249356A (ja) 冷凍装置
KR100981672B1 (ko) 2단 재생 저온수 흡수식 냉동기
JP5168102B2 (ja) 吸収式冷凍装置
JP2010121900A (ja) 吸収式冷凍装置
JP5338271B2 (ja) 吸収式冷凍装置
JP2008020094A (ja) 吸収式ヒートポンプ装置
JP4572860B2 (ja) 吸収式冷凍装置
KR101127521B1 (ko) 2단 재생 저온수 흡수식 냉동기
JP5233716B2 (ja) 吸収式冷凍装置
KR20080094985A (ko) 온수 이용 흡수식 냉동장치
JP2012068019A (ja) 吸収式冷凍機
JP5260895B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP3889655B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP5711680B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP5402187B2 (ja) 冷凍装置
JP5233715B2 (ja) 吸収式冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120104

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20120612