JP2007278572A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排熱をより有効に利用できるようにした高性能且つ小型、低コストの吸収式冷凍装置を提供する。
【解決手段】 吸収式冷凍装置において、吸収器Aに供給される吸収溶液を予め空冷熱交換器Haで過冷却状態とする間接冷却方式とする一方、複数の発生器G,G・・、蒸発器E,E・・および吸収器A,A・・を設けて吸収冷凍サイクルを構成するとともに、前記発生器G,G・・を加熱経路7で、前記蒸発器E,E・・を被冷却流体経路8でそれぞれ直列に接続して、加熱経路7の出口側に位置する発生器Gではより低い温度まで冷媒蒸気の発生が可能となるとともに、より低い蒸発温度が必要な被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eに接続される発生器Gでは、加熱媒体として排温水を用いる排熱利用システムを採用した場合、高い温度の入口排熱によって加熱されるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、吸収式冷凍装置に関するものである。
LiBr水溶液の濃度変化を利用したLiBr式の吸収式冷凍装置は、従来からよく知られているが、この種の吸収式冷凍装置において、吸収器で吸収溶液(LiBr濃溶液)に冷媒蒸気(水蒸気)を吸収する際に生ずる吸収熱を空冷ファンで取り除く直接空冷方式を採用する場合があるが、この場合、吸収器においては、冷媒蒸気の吸収と吸収溶液の冷却とを同時に行わなければならないため、気液界面の拡大が重要となり、小型化への制約が大きくなるという不具合がある。
例えば、空冷フィンを有する多数の垂直伝熱管を連結するための上下の吸収ヘッダーが必要となるところから該吸収ヘッダーの占有スペースが必要となるし、該伝熱管としても冷媒蒸気の圧損を考慮する必要があるため大口径管の使用が必要となるし、冷媒蒸気の流速制限に起因して蒸発器との連絡管が太くなる等が小型化への制約となっていた。また、溶接による接続箇所があるため、コスト的にも割高となる。
上記のような不具合に対処するため、吸収器に流入する吸収溶液を空冷熱交換器で予め過冷却し、吸収器内では単に冷媒蒸気を吸収させ、吸収熱は、過冷却された吸収溶液の顕熱で取り去るだけの間接空冷(溶液分離冷却)方式が提案されている。この方式では、冷媒蒸気の吸収という物質移動と冷却という熱移動とが分離されているため、吸収器を小型化することが可能である(特許文献1参照)。
特開平7−98163号公報。
ところで、上記特許文献1に開示されている間接空冷(溶液分離冷却)方式を採用した場合、吸収溶液の顕熱で吸収熱を取り去る方式であるため、直接空冷方式に比べて、吸収溶液の吸収器出口温度が高くなり、吸収器圧力が上昇し、蒸発温度が高くなって、冷凍能力が劣る傾向となる。
また、発生器における加熱媒体として排温水を用いる排熱利用システムを採用した場合、蒸発温度を低下させるに従ってサイクル上の特性から発生器での加熱に要する必要温度が高くなり、発生器での交換熱量が減少するという不具合が起きる。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、排熱をより有効に利用できるようにした高性能且つ小型、低コストの吸収式冷凍装置を提供することを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、発生器G、該発生器Gから得られた冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器C、該凝縮器Cで凝縮液化された冷媒Rwを蒸発気化させる蒸発器Eおよび該蒸発器Eで蒸発気化された冷媒蒸気Rsを前記発生器Gで得られた濃溶液Lcに吸収して前記発生器Gへ供給される希溶液Ldを生成する吸収器Aを備えた吸収式冷凍装置において、前記吸収器Aに供給される吸収溶液を予め空冷熱交換器Haで過冷却状態とする間接冷却方式とする一方、複数の発生器G,G・・、蒸発器E,E・・および吸収器A,A・・を設けて吸収冷凍サイクルを構成するとともに、前記発生器G,G・・を加熱経路7で、前記蒸発器E,E・・を被冷却流体経路8でそれぞれ直列に接続している。
上記のように構成したことにより、被冷却流体経路8の入口側に位置する蒸発器Eは、被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eに比べて蒸発温度が高くてよいことから、加熱経路7の出口側に位置する発生器Gではより低い温度まで冷媒蒸気の発生が可能となるとともに、より低い蒸発温度が必要な被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eに接続される発生器Gでは、加熱媒体として排温水を用いる排熱利用システムを採用した場合、高い温度の入口排熱によって加熱されることとなり、排熱をより有効に利用することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器E,E・・および前記吸収器A,A・・を、上下方向に複数分割して複数段の吸収冷凍サイクルを構成することもでき、そのように構成した場合、コンパクトな構成で排熱をより一層有効に利用することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記凝縮器Cおよび前記空冷熱交換器Haを、前記蒸発器E,E・・および前記吸収器A,A・・に対応させて複数分割することもでき、そのように構成した場合、凝縮器Cと蒸発器Eおよび空冷熱交換器Haと吸収器Aとが対応した吸収冷凍サイクルを構成できるところから、蒸発器Eおよび吸収器Aの能力を最大に発揮することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記加熱経路7の入口側に位置する発生器Gと前記被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eとで吸収冷凍サイクルを構成するように前記凝縮器C、吸収器Aおよび空冷熱交換器Haを接続する一方、前記加熱経路7の出口側に位置する発生器Gと前記被冷却流体経路8の入口側に位置する蒸発器Eとで吸収冷凍サイクルを構成するように前記凝縮器C、吸収器Aおよび空冷熱交換器Haを接続することもでき、そのように構成した場合、各吸収冷凍サイクルを効率よく作動させることができる。
本願発明の第1の手段によれば、発生器G、該発生器Gから得られた冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器C、該凝縮器Cで凝縮液化された冷媒Rwを蒸発気化させる蒸発器Eおよび該蒸発器Eで蒸発気化された冷媒蒸気Rsを前記発生器Gで得られた濃溶液Lcに吸収して前記発生器Gへ供給される希溶液Ldを生成する吸収器Aを備えた吸収式冷凍装置において、前記吸収器Aに供給される吸収溶液を予め空冷熱交換器Haで過冷却状態とする間接冷却方式とする一方、複数の発生器G,G・・、蒸発器E,E・・および吸収器A,A・・を設けて吸収冷凍サイクルを構成するとともに、前記発生器G,G・・を加熱経路7で、前記蒸発器E,E・・を被冷却流体経路8でそれぞれ直列に接続しているので、被冷却流体経路8の入口側に位置する蒸発器Eは、被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eに比べて蒸発温度が高くてよいことから、加熱経路7の出口側に位置する発生器Gではより低い温度まで冷媒蒸気Rsの発生が可能となるとともに、より低い蒸発温度が必要な被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eに接続される発生器Gでは、加熱媒体として排温水を用いる排熱利用システムを採用した場合、高い温度の入口排熱によって加熱されることとなり、排熱をより有効に利用することができるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記蒸発器E,E・・および前記吸収器A,A・・を、上下方向に複数分割して複数段の吸収冷凍サイクルを構成することもでき、そのように構成した場合、コンパクトな構成で排熱をより一層有効に利用することができる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第2の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記凝縮器Cおよび前記空冷熱交換器Haを、前記蒸発器E,E・・および前記吸収器A,A・・に対応させて複数分割することもでき、そのように構成した場合、凝縮器Cと蒸発器Eおよび空冷熱交換器Haと吸収器Aとが対応した吸収冷凍サイクルを構成できるところから、蒸発器Eおよび吸収器Aの能力を最大に発揮することができる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第3の手段を備えた吸収式冷凍装置において、前記加熱経路7の入口側に位置する発生器Gと前記被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eとで吸収冷凍サイクルを構成するように前記凝縮器C、吸収器Aおよび空冷熱交換器Haを接続する一方、前記加熱経路7の出口側に位置する発生器Gと前記被冷却流体経路8の入口側に位置する蒸発器Eとで吸収冷凍サイクルを構成するように前記凝縮器C、吸収器Aおよび空冷熱交換器Haを接続することもでき、そのように構成した場合、各吸収冷凍サイクルを効率よく作動させることができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この吸収冷凍サイクルは、冷媒(例えば、水)を吸収する能力に優れた吸収剤(例えば、LiBr)の水溶液(以下、単に希溶液という)の冷媒吸収能力が増強するように該溶液を加熱媒体(例えば、排温水)Whで加熱して濃縮するための発生器Gと、該発生器Gにおいて溶液から分離した蒸気(冷媒)Rsを導入してこれを冷却することによって液化させる凝縮器Cと、該凝縮器Cによって液化された冷媒Rwを導入して低圧下で蒸発(気化)させる蒸発器Eと、該蒸発器Eで発生した蒸気(冷媒)Rsを吸収するために前記発生器Gで濃縮された濃溶液Lcを収容する吸収器Aと、該吸収器Aで蒸気(冷媒)Rsを吸収したことによって希釈された溶液(希溶液)Ldを濃縮するために再び発生器Gへ送り込むための溶液ポンプPと、該溶液ポンプPから吐出される希溶液Ldの一部(大部分)を導入してこれを冷却する空冷熱交換器Haとを備えて構成されている。符号Hbは吸収器Aから出た希溶液Ldの一部(発生器Gへ供給される希溶液Ld)と発生器Gから出た濃溶液Lcとを熱交換する溶液熱交換器、F1は凝縮器Cを空冷する冷却ファン、F2は空冷熱交換器Haを空冷する冷却ファンである。
また、この吸収冷凍サイクルにおいては、前記蒸発器Eおよび吸収器Aは一体化されてユニットUを構成している。
上記ユニットUは、図2に示すように、蒸発器Eと吸収器Aとを水平に並べて一体化して構成されており、本実施の形態においては、前記ユニットU,Uは上下方向に2段積層されている。このようにすると、上段側のユニットUから下段側のユニットUへの冷媒および吸収溶液の流下をヘッド差を利用して行うことができるところから、ユニットU,Uの組立構造が簡略となる。ここで、ユニットU,Uにおける蒸発器E,Eおよび吸収器A,Aはそれぞれ連通可能な構造とされている。
前記各ユニットUにおいては、左側に蒸発器Eを、右側に吸収器Eをそれぞれ形成してなるプレート1,1・・を複数枚積層し、前記蒸発器Eにおいては、凝縮器Cから供給された凝縮水(液冷媒)が内部を流れる水と熱交換して蒸発気化するとともに、利用側の熱源として冷水Wcが得られる一方、前記吸収器Aにおいては、発生器Gから供給された濃溶液Lcに蒸発器Eから得られた蒸気(冷媒)Rsが吸収されることにより、溶液濃度が希釈されることとなっている。符号2はユニットUの外郭を構成するケーシング、3は吸収器Aに供給された溶液を均等に散布するための散布トレー、4は冷水通路、5は吸収器Aを構成する多孔部材である。なお、前記各プレート1は、熱良導体(例えば、鋼板、ステンレス鋼等)により製作される。
また、本実施の形態においては、加熱経路7を介して加熱媒体Whがシリーズに流れる二つの発生器G,Gと、それぞれの発生器G,Gにおいて発生する冷媒蒸気Rsをそれぞれ凝縮する二つの凝縮器C,Cとが設けられており、該凝縮器C,Cで凝縮された冷媒Rwは、上段側の蒸発器Eに供給されるように構成されている。このようにすると、加熱媒体Whの温度レベルにより被加熱側の濃縮される溶液の濃度が変化するため、加熱媒体Whの保有する熱を有効に利用することができることとなり、加熱媒体Whとして排熱流体を用いた場合の排熱回収効率が向上することとなる。また、前記ユニットU,Uを構成する蒸発器E,Eは、冷水が流れる被冷却流体経路8で直列に接続されている。なお、本実施の形態においては、前記溶液熱交換器Hwは、下段側の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの一部と発生器G,Gから出た後に合流した濃溶液Lcとが熱交換することとなっており、溶液熱交換器Hwを出た希溶液Ldは、分岐して発生器G,Gに供給されることとなっている。
さらに、本実施の形態においては、下段側の吸収器Aから出た希溶液Ldの大部分を空冷熱交換器Haで過冷却し、上段側の吸収器Aの上部に還流させる還流回路6が付設されており、該還流回路6における前記空冷熱交換器Haの入口側には、前記発生器G,Gで得られ、前記溶液熱交換器Haを出た濃溶液Lcが合流する合流点9が設けられている。なお、この合流点9は、還流回路6における溶液熱交換器Haの出口側に設ける場合もある。
上記のように構成したことにより、下段側の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの大部分は、空冷熱交換器Haを経て過冷却状態で上段側の吸収器Aの上部に還流されるが、下段側の吸収器Aの出口からの希溶液Ldの一部は、発生器Gにおいて濃縮されて濃溶液となり、該濃溶液Lcは、還流回路6における空冷熱交換器Haの入口側の合流点9において合流し、空冷熱交換器Haで過冷却状態となって上段側の吸収器Aの上部に供給される。また、発生器G,Gにおいて蒸発気化された冷媒蒸気Rsは、凝縮器C,Cにおいて凝縮液化され、液冷媒Rwとして上段側の蒸発器Eの上部に供給される。従って、ユニットU,Uにおいては、上段側の吸収器Aでは上段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsが濃溶液Ldに吸収され、冷媒蒸気Rsの吸収により希釈された溶液は下段側の吸収器Aに流入し、下段側の吸収器Aでは下段側の蒸発器Eで蒸発した冷媒蒸気Rsを吸収してさらに希釈される。そのとき発生する吸収熱は、過冷却された溶液が保有する顕熱で取り去られることとなる。
従って、被冷却流体経路8の入口側に位置する蒸発器Eは、被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eに比べて蒸発温度が高くてよいことから、加熱経路7の出口側に位置する発生器Gではより低い温度まで冷媒蒸気Rsの発生が可能となるとともに、より低い蒸発温度が必要な被冷却流体経路8の出口側に位置する蒸発器Eに接続される発生器Gでは、加熱媒体として排温水を用いる排熱利用システムを採用した場合、高い温度の入口排熱によって加熱されることとなり、排熱をより有効に利用することができる。
第2の実施の形態
図3には、本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、上下2段配置とされた二つのユニットU,Uに対応して、二つの溶液ポンプP,P、二つの空冷熱交換器Ha,Haおよび二つの溶液熱交換器Hw,Hwを付設している。そして、加熱経路7の入口側に位置する発生器G1において発生した冷媒蒸気Rsは、一方の凝縮器C1で凝縮液化され、液冷媒Rwとして上段側の蒸発器E1に供給され、該上段側の蒸発器E1で蒸発気化され、該蒸発気化により得られた冷媒蒸気Rsは、上段側の吸収器A1において発生器G1から溶液熱交換器Hw1を経て還流回路6Aの合流点9Aにおいて合流した後、空冷熱交換器Ha1で過冷却状態とされた濃溶液Lcに吸収される吸収冷凍サイクルS1と、加熱経路7の出口側に位置する発生器G2において発生した冷媒蒸気Rsは、他方の凝縮器C2で凝縮液化され、液冷媒Rwとして下段側の蒸発器E2に供給され、該下段側の蒸発器E2で蒸発気化され、該蒸発気化により得られた冷媒蒸気Rsは、下段側の吸収器A2において発生器G2から溶液熱交換器Hw2を経て還流回路6Bの合流点9Bにおいて合流した後、空冷熱交換器Ha2で過冷却状態とされた濃溶液Lcに吸収される吸収冷凍サイクルS2と構成することとなっている。なお、上段側および下段側の吸収器A1,A2の出口から出る希溶液Ldは、溶液ポンプP1,P2にそれぞれ圧送され、還流回路6A,6Bおよび溶液熱交換器Ha1,Ha2に供給されることとなっている。このようにすると、吸収冷凍サイクルS1,S2は独立したサイクルを構成することとなり、蒸発器E1,E2および吸収器A1,A2の能力を最大に発揮することができるとともに、各吸収冷凍サイクルを効率よく作動させることができる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図4には、本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルが示されている。
この場合、上段側の凝縮器Eには、加熱経路7における上流側に位置する温度の高い加熱媒体Whにより発生され、一方の凝縮器Cで凝縮された冷媒Rwが供給される一方、前記下段側の蒸発器Eには、加熱経路7における下流側に位置する温度の低い加熱媒体Whにより発生され、他方の凝縮器Cで凝縮された冷媒が供給されるように構成されている。このようにすると、加熱媒体Whの温度レベルにより被加熱側の濃縮される溶液の濃度が変化するため、加熱媒体Whの保有する熱を有効に利用することができることとなり、加熱媒体として排熱流体を用いた場合の排熱回収効率が向上することとなる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における蒸発器・吸収器ユニットの正面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収式冷凍装置における吸収冷凍サイクルを示す系統図である。
符号の説明
6は還流回路
7は加熱経路
8は被冷却流体経路
9は合流点
G,G1,G2は発生器
C,C1,C2は凝縮器
E,E1,E2は蒸発器
A,A1,A2は吸収器
Ha,Ha1,Ha2は空冷熱交換器
Hw,Hw1,Hw2は溶液熱交換器
U,U1,U2はユニット
Lcは濃溶液
Ldは希溶液
Rsは冷媒蒸気(水蒸気)
Rwは液冷媒(凝縮水)
Whは加熱媒体(排温水)

Claims (4)

  1. 発生器(G)、該発生器(G)から得られた冷媒蒸気(Rs)を凝縮液化する凝縮器(C)、該凝縮器(C)で凝縮液化された冷媒(Rw)を蒸発気化させる蒸発器(E)および該蒸発器(E)で蒸発気化された冷媒蒸気(Rs)を前記発生器(G)で得られた濃溶液(Lc)に吸収して前記発生器(G)へ供給される希溶液(Ld)を生成する吸収器(A)を備えた吸収式冷凍装置であって、前記吸収器(A)に供給される吸収溶液を予め空冷熱交換器(Ha)で過冷却状態とする間接冷却方式とする一方、複数の発生器(G),(G)・・、蒸発器(E),(E)・・および吸収器(A),(A)・・を設けて吸収冷凍サイクルを構成するとともに、前記発生器(G),(G)・・を加熱経路(7)で、前記蒸発器(E),(E)・・を被冷却流体経路(8)でそれぞれ直列に接続したことを特徴とする吸収式冷凍装置。
  2. 前記蒸発器(E),(E)・・および前記吸収器(A),(A)・・を、上下方向に複数分割して複数段の吸収冷凍サイクルを構成したことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置。
  3. 前記凝縮器(C)および前記空冷熱交換器(Ha)を、前記蒸発器(E),(E)・・および前記吸収器(A),(A)・・に対応させて複数分割したことを特徴とする請求項2記載の吸収式冷凍装置。
  4. 前記加熱経路(7)の入口側に位置する発生器(G)と前記被冷却流体経路(8)の出口側に位置する蒸発器(E)とで吸収冷凍サイクルを構成するように前記凝縮器(C)、吸収器(A)および空冷熱交換器(Ha)を接続する一方、前記加熱経路(7)の出口側に位置する発生器(G)と前記被冷却流体経路(8)の入口側に位置する蒸発器(E)とで吸収冷凍サイクルを構成するように前記凝縮器(C)、吸収器(A)および空冷熱交換器(Ha)を接続したことを特徴とする請求項3記載の吸収式冷凍装置。
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