JP5231743B2 - コージェネレーション装置 - Google Patents

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Description

この発明はコージェネレーション装置に関し、より具体的には商用電力系統が停電したとき、負荷に可能な限り多くの電力を供給するようにしたコージェネレーション装置に関する。
近年、商用電力系統から電気負荷に至る交流電力の給電路に内燃機関で駆動される発電機を接続し、商用電力系統と連系させて電気負荷に電力を供給すると共に、内燃機関の排熱を利用して生成した温水などを熱負荷に供給するようにした、いわゆるコージェネレーション装置が提案されており、その例として例えば、特許文献1記載の技術を挙げることができる。
特開平5−328615号公報
特許文献1記載の技術においては、自家用エンジン発電設備が自家発側負荷に接続されると共に、他の3個の負荷が商用電源設備(商用電力系統)と自家用エンジン発電設備に切り替え自在に接続される。自家発側負荷の運転負荷量が所定値以上の場合、他の3個の負荷は商用側電源設備に接続される一方、運転負荷量が所定値から低下するにつれて他の3個の負荷は順次自家用エンジン発電設備に接続されるように構成される。
ところで、この種のコージェネレーション装置において、商用電力系統が停電したときは、通例、コージェネレーション装置を停止させ、コージェネレーション装置の出力する電力が商用電力系統に流れ込む逆潮流を防止している。他方、停電時にも停止させることなく、コージェネレーション装置を動作させて電気負荷に電力を供給することも考えられるが、その場合、供給できる電力量の上限は当然ながらコージェネレーション装置の本来の最大出力に制限される。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、商用電力系統が停電したとき、コージェネレーション装置の出力する電力が商用電力系統に流れ込む逆潮流を防止すると共に、電気負荷に可能な限り多くの電力を供給するようにしたコージェネレーション装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、商用電力系統から電気負荷に至る交流電力の給電路に接続される第1の発電装置と前記第1の発電装置を駆動する内燃機関とを備えると共に、前記内燃機関の排熱を熱負荷に供給するコージェネレーション装置において、前記給電路に、前記第1の発電装置と並列して接続される第2の発電装置、前記給電路に、前記第1、第2の発電装置の接続点よりも上流側の位置に配置される第1のスイッチ、前記接続点よりも下流側の位置に配置され、オンされるとき、前記第1の発電装置からの交流電力を前記電気負荷に供給する一方、オフされるとき、前記第1の発電装置からの交流電力を遮断する第2のスイッチ、前記商用電力系統の停電を検出する停電検出手段、前記停電が検出されたとき、前記第1のスイッチをオフさせて前記第1の発電装置から前記商用電力系統への電力供給を遮断する第1の電力供給遮断手段、前記停電が復旧したとき、前記第1のスイッチをオンさせて前記商用電力系統から前記電気負荷への電力供給を可能とする商用電力供給手段、前記停電が検出されたとき、または前記停電が復旧したとき、前記第2のスイッチをオフさせて前記第1の発電装置から前記電気負荷への電力供給を遮断する第2の電力供給遮断手段、前記停電が検出されて前記第2のスイッチがオフされた後、前記第2の発電装置を駆動させ、交流電力を出力させて前記電気負荷に供給する一方、前記停電が復旧したとき、前記第2の発電装置を停止させる第2発電装置駆動手段、前記第2の発電装置が出力する交流電力の少なくとも位相を検出する第2発電装置位相検出手段、前記商用電力系統が出力する交流電力の少なくとも位相を検出する商用電力位相検出手段、および前記停電が検出されて前記第2の発電装置が駆動された後、前記検出された第2の発電装置が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように前記第1の発電装置を駆動させる一方、前記停電が復旧し、前記第2の発電装置が停止され、前記第2のスイッチがオフされると共に、前記第1のスイッチがオンされた後、前記検出された商用電力系統が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように前記第1の発電装置を駆動させる第1発電装置駆動手段を備えると共に、前記第2の電力供給遮断手段は、前記第1の発電装置が駆動された後、前記第2のスイッチをオンさせる如く構成した。
請求項2に係るコージェネレーション装置にあっては、前記第2の発電装置は、第2の内燃機関で駆動される発電機からなる如く構成した。
請求項1に係るコージェネレーション装置にあっては、商用電力系統から電気負荷に至る交流電力の給電路に接続される第1、第2の発電装置を備えると共に、その給電路において第1、第2の発電装置の接続点よりも上流側の位置に配置される第1のスイッチを備え、商用電力系統の停電が検出されたとき、第1のスイッチをオフさせて第1の発電装置から商用電力系統への電力供給を遮断するように構成したので、商用電力系統が停電したとき、発電装置の出力する電力が商用電力系統に流れ込む逆潮流を確実に防止することができる。
また、第1、第2の発電装置の接続点よりも下流側の位置に配置され、オンされるとき、第1の発電装置からの交流電力を電気負荷に供給する一方、オフされるとき、第1の発電装置からの交流電力を遮断する第2のスイッチを備え、停電が検出されて第2のスイッチがオフされた後、第2の発電装置を駆動させ、交流電力を出力させて電気負荷に供給する一方、停電が復旧したとき、第2の発電装置を停止させ、第2の発電装置が出力する交流電力の少なくとも位相と商用電力系統が出力する交流電力の少なくとも位相を検出し、停電が検出されて第2の発電装置が駆動された後、検出された第2の発電装置が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力させる、即ち、同期運転を行うように第1の発電装置を駆動させる一方、停電が復旧し、第2の発電装置が停止され、第2のスイッチがオフされると共に、第1のスイッチがオンされた後、検出された商用電力系統が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように第1の発電装置を駆動させ第1の発電装置が駆動された後、第2のスイッチをオンさせる如く構成したので、停電検出時における第1の発電装置と第2の発電装置、および停電復旧時における第1の発電装置と商用電力系統との間で確実に同期運転をさせることができると共に、電気負荷に供給されるべき電力を、第2の発電装置から出力される交流電力の分だけ増加させることができる。
請求項2に係るコージェネレーション装置にあっては、第2の発電装置は第2の内燃機関で駆動される発電機からなる如く構成したので、簡易な構成でありながら、電気負荷に供給する電力を増加させることができると共に、必要に応じて第2の内燃機関の排熱を熱負荷に供給することも可能となる。
以下、添付図面に即してこの発明に係るコージェネレーション装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の実施例に係るコージェネレーション装置を全体的に示すブロック図である。
図示の如く、コージェネレーション装置(符号10で示す)は、商用電力系統(系統電源)12から電気負荷14に至る交流電力の給電路(電力線。第1の給電路)16に、接続点18を介して接続される第1の発電装置20を備える。商用電力系統12は、単相3線からAC100/200Vで50Hz(または60Hz)の交流電力を出力する。
第1の発電装置20は後述する如く比較的小出力であり、個人住宅などを使用対象とする。電気負荷14は複数個、具体的には4個の交流電気機器14a,14b,14c,14dからなり、例えば14aが照明器具、14bが洗濯機、14cが冷蔵庫、14dがエアコンディショナである。
第1の給電路16には、商用電力系統12の側(上流側)から順に、メインブレーカボックス22と、第1のスイッチ(スイッチ)24と、配電盤26とが配置され、その下流に電気負荷14が接続される。メインブレーカボックス22の内部には、過電流の通電を防止するメインブレーカ22aが設けられる。
第1のスイッチ24は、図示の如く、第1の給電路16に、第1の発電装置20の接続点18よりも上流側(商用電力系統12の側)の位置に配置され、オンされるとき、商用電力系統12は電気負荷14および第1の発電装置20に接続される一方、オフされるとき、電気負荷14などとの接続は遮断され、第1の発電装置20から商用電力系統12への電力供給(逆潮流)は阻止される。尚、通常時(商用電力系統12が停電でないとき)には、第1のスイッチ24はオンされる。
第1の給電路16は、配電盤26内において4本の支路16a,16b,16c,16dに分岐され、対応するブレーカ26a,26b,26c,26dを介して電気負荷14a,14b,14c,14dに接続される。ブレーカ26aから26dは、前記したメインブレーカ22aと同様、過電流が流れるときオフし、接続される電気負荷14に過電流が流れるのを防止する。尚、図1に示す如く、メインブレーカボックス22、第1のスイッチ24あるいは配電盤26などは端子を介して接続されるが、端子についての説明は省略する。
第1の発電装置20は、第1の内燃機関(以下「第1のエンジン」という)30と、第1のエンジン30で駆動される第1の発電機32と、第1の発電機32に接続される第1のインバータ34とを備える。
以下、第1の発電装置20を構成する各要素について説明すると、第1のエンジン30はガソリンを燃料とする水冷4サイクルの単気筒OHV型の火花点火式のエンジンであり、例えば163ccの排気量を備える。第1のエンジン30の冷却水通路(図示せず)は配管36に接続され、配管36は第1のエンジン30のマフラ40の内部に案内された後、貯湯槽(熱負荷)42の内部に案内される。配管36の内部には第1のエンジン30の冷却水が流通させられる。
第1のエンジン30の駆動によって加熱された冷却水はマフラ40の内部を通過するとき、排気によってさらに加熱されて貯湯槽42に送られ、熱交換によってそこに貯留された貯留水の温度を上昇させて温水を生成する。熱交換で冷却された冷却水は、冷却水通路に戻されて第1のエンジン30を冷却する。
このように、第1のエンジン30の排熱を利用して温水などが生成される。尚、貯湯槽42に貯留された温水は、例えば台所や風呂の給湯設備(図示せず)などの熱負荷に供給される。
第1の発電機32は3相の交流発電機からなり、所定の回転数で回転するように制御される第1のエンジン30で駆動され、交流電力を出力する。第1の発電機32の最大発電出力は、例えば1.0kWに設定される。
第1のインバータ34は、図示の如く、第1の発電機32から出力された交流を直流に整流する3相ブリッジ回路(ドライブ回路)34aと、3相ブリッジ回路34aで整流された直流を所定の電圧値まで昇圧する昇圧回路34bと、昇圧された直流を交流、より具体的には商用電力系統12と同一の周波数の単相3線100/200Vからなる交流に変換するインバータ回路34cとを備える。インバータ回路34cは、IGBT(Insulated-Gate Bipolar Transistor)からなるスイッチング素子を複数個備え、それらのスイッチング作用を通じて直流を交流に変換する。
第1のインバータ34はさらに、インバータ回路出力のノイズを除去するチョークコイル34dと、第2のスイッチ34eと、第2のスイッチ34eによるノイズを除去するコモンコイル34fと、コモンコイル出力の電流値を検出する電流センサ(CT(Current Transformer))34gを備える。
第2のスイッチ34eは、オンされるとき、インバータ回路出力を電気負荷14に供給する一方、オフされるとき、その出力を遮断(カット)する。また、チョークコイル34dと第2のスイッチ34eの間には第2の電流センサ34hが接続され、そこを流れる交流電力の電流を示す出力を生じる。
第1のインバータ34は、第2の給電路44と接続点18を介して第1の給電路16に接続される。これにより、第1のインバータ34から出力される交流電力は、第2の給電路44、接続点18、第1の給電路16、配電盤26(ブレーカ26a〜26d)を介して各電気負荷14a〜14dに供給される。尚、第1のインバータ34と第2の給電路44の間にはノイズフィルタ46が介挿され、第1のインバータ34の出力からノイズを除去する。
コージェネレーション装置10はさらに、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(ECU(Electronic Control Unit))50と、第1の給電路16に接続された第1の電流・電圧センサ52と、第2の給電路44に接続された第2の電流・電圧センサ54を備える。第1、第2の電流・電圧センサ52,54は、第1、第2の給電路16,44を流れる交流電力の電圧、電流および位相(正弦波)に応じた信号を出力し、ECU50に送出する。
ECU50は第1の電流・電圧センサ52の出力に基づき、商用電力系統12が第1の給電路16を通じて交流電力を供給しているか(正常か)あるいは交流電力を供給していないか(停電しているか)を検出すると共に、交流電力を供給しているときはその位相などを検出する。ECU50はまた、第2の電流・電圧センサ54の出力に基づき、第1の発電装置20が交流電力を供給しているか否かを検出すると共に、供給しているときはその位相などを検出する。ECU50は、検出値に基づき、第1のスイッチ24、第1のエンジン30、インバータ回路34c、および第2のスイッチ34eなどの動作を制御するが、それについては後述する。
コージェネレーション装置10は、第1の発電装置20に加え、第2の発電装置60を備える。
第2の発電装置60は、第2の内燃機関(以下「第2のエンジン」という)62と、第2のエンジン62で駆動される第2の発電機(発電機)64と、第2の発電機64に接続される第2のインバータ66とを備える。
第2のエンジン62も、第1のエンジン30と同様、ガソリンを燃料とする水冷4サイクルの単気筒OHV型の火花点火式のエンジンであり、例えば排気量163ccである。第2のエンジン62は、図1に示すように、ECU50に信号線を介して接続され、その動作が制御される。尚、図示は省略するが、第1、第2のエンジン30,62を始動するために、バッテリとスタータモータが設けられる。第1、第2のエンジン30,62は、バッテリで駆動されるスタータモータによってクランキングされて始動する。
第2の発電機64も、第1の発電機32と同様、3相交流発電機からなり、第2のエンジン62で駆動され、例えば最大発電出力1.0kWの交流電力を出力する。
第2のインバータ66は、第2の発電機64から出力された交流を直流に整流する3相ブリッジ回路(ドライブ回路)66aと、3相ブリッジ回路で整流された直流を、インバータ回路34cと同様、商用電力系統12と同じ周波数の単相3線100/200Vからなる交流に変換して出力するインバータ回路66bを備える。
第2のインバータ66も第2の給電路44に接続される。即ち、第2の発電装置60は、第1の給電路16に第1の発電装置20と並列して接続され、出力する交流電力を第2の給電路44を通じて電気負荷14に供給する。尚、第2の給電路44は接続点18で第1の給電路16に接続されるため、第1のスイッチ24は、第1、第2の発電装置20,60の接続点18よりも上流側(商用電力系統側12の側)の位置に配置されることとなる。
次いで、上記のように構成されたコージェネレーション装置10の動作を、図2以降を参照して説明する。
図2は、コージェネレーション装置、より具体的にはECU50の動作を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、先ずS10において、商用電力系統12が停電か否か判断する。これは前記した第1の電流・電圧センサ52の出力に基づいて判断する。具体的には、第1の電流・電圧センサ52から所期の交流電力を示す信号が出力されているときは商用電力系統12が正常と判断する一方、出力されていないときは商用電力系統12が停電と判断する。
S10で否定されて商用電力系統12が正常と判断されるときはS12に進み、商用電力系統12の出力(交流電力)の位相を第1の電流・電圧センサ52によって検出し、S14に進み、検出された商用電力系統12の出力(交流電力)の位相と同じ位相の交流電力を出力する、即ち、同期運転を行うように、第1のエンジン30を始動して第1の発電装置20を駆動する。
図3は、第1の発電装置20の同期運転を説明するタイム・チャートである。
図示の如く、商用電力系統12が正常であるときは、第1の発電装置20を駆動し、商用電力系統12の出力の位相と同じ位相の交流電力を出力させる。具体的には、ECU50は、検出した商用電力系統12の交流電力の出力を信号線を介してインバータ回路34cに入力する。インバータ回路34cは入力値と位相が一致する交流電力を出力する。
インバータ回路34cで商用電力系統12の交流電力と少なくとも位相で一致させられた交流電力は、第2の給電路44、接続点18および第1の給電路16を介して電気負荷14に供給される。尚、正常時(停電ではないとき)、第2のスイッチ34eはオンされているものとする。
このように、商用電力系統12が正常のときは、検出された商用電力系統12の交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力する同期運転を行うように第1の発電装置20を駆動し、商用電力系統12と連系させる。これにより、電気負荷14には、商用電力系統12の電力と第1の発電装置20の電力の両方が供給される。電気負荷14は第1の発電装置20の出力で十分なときは第1の発電装置20の出力で動作すると共に、不足するときは商用電力系統12の出力を入力して動作する。
図2フロー・チャートの説明に戻ると、S10で肯定されて商用電力系統12の停電と判断されるときはS16に進み、第1のスイッチ24をオフすると共に、第2のスイッチ34eをオフする。即ち、第1のスイッチ24をオフして第1の発電装置20から商用電力系統12への電力供給を遮断することで、逆潮流を防止する。また、第2のスイッチ34eをオフすることで、第1の発電装置20から電気負荷14に供給される電力を一旦遮断する。
次いでS18に進み、第2の発電装置60を始動(駆動)し、S20に進み、第2の発電装置60の出力(交流電力)の位相を第2の電流・電圧センサ54で検出し、S22に進み、第2の発電装置60の出力(交流電力)の位相と同じ位相の交流電力を出力する(同期運転を行う)ように第1の発電装置20を駆動し、S24に進み、第2のスイッチ34eをオンする。
即ち、図3に示す如く、商用電力系統12の停電が検出されたときは、第2の発電装置60を駆動すると共に、その出力(交流電力)の位相と同じ位相の出力を生じるように、第1の発電装置20を駆動する。このようにして、検出された第2の発電装置60の交流電力と少なくとも位相が一致する交流電力を出力する同期運転を行うように第1の発電装置20を駆動し、第2の発電装置60と連系させる。従って、電気負荷14には、第2の発電装置60の電力と第1の発電装置20の電力の両方が供給され、換言すれば、第1の発電装置20の電力に第2の発電装置60の電力分だけ増加した電力量が供給される。
図2の説明を続けると、次いでS26に進み、商用電力系統12が復旧したか(停電が終了したか)否か判断する。この判断も、第1の電流・電圧センサ52の出力に基づいて行われる。
S26で否定されるときは上記判断を繰り返す一方、肯定されるときはS28に進み、第2の発電装置60を停止する。次いでS30に進み、第2のスイッチ34eをオフし、第1の発電装置20から電気負荷14に供給される電力を一旦遮断する。
次いで、S32に進み、第1のスイッチ24をオンして商用電力系統12から出力された交流電力を電気負荷14に供給する。次いでS34に進み、商用電力系統12の出力(交流電力)の位相を検出し、S36に進み、検出された商用用電力系統12の交流電力の位相と同じ位相の交流電力を図3に示す如く出力する、即ち、同期運転を行うように第1の発電装置20を駆動し、S38に進んで第2のスイッチ34eをオンする。これにより、電気負荷14には、商用電力系統12の電力と第1の発電装置20の電力の両方が供給される。
上記した如く、この発明の実施例にあっては、商用電力系統12から電気負荷14に至る交流電力の給電路(第1の給電路)16に接続される第1の発電装置20と前記第1の発電装置20(より具体的にはその第1の発電機32)を駆動する内燃機関(第1の内燃機関(エンジン))30とを備えると共に、前記内燃機関30の排熱を熱負荷(貯湯槽)42に供給するコージェネレーション装置10において、前記給電路16に、前記第1の発電装置20と並列して接続される第2の発電装置60、前記給電路16に、前記第1、第2の発電装置20,60の接続点18よりも上流側の位置に配置される第1のスイッチ24、前記接続点18よりも下流側の位置に配置され、オンされるとき、前記第1の発電装置20からの交流電力を前記電気負荷14に供給する一方、オフされるとき、前記第1の発電装置20からの交流電力を遮断する第2のスイッチ34e、前記商用電力系統12の停電を検出する停電検出手段(第1の電流・電圧センサ52,ECU50,S10)、前記停電が検出されたとき、前記第1のスイッチ24をオフさせて前記第1の発電装置20から前記商用電力系統12への電力供給を遮断する第1の電力供給遮断手段(ECU50,S16)、前記停電が復旧したとき、前記第1のスイッチ24をオンさせて前記商用電力系統12から前記電気負荷14への電力供給を可能とする商用電力供給手段(ECU50,S32)、前記停電が検出されたとき、または前記停電が復旧したとき、前記第2のスイッチ34eをオフさせて前記第1の発電装置20から前記電気負荷14への電力供給を遮断する第2の電力供給遮断手段(ECU50,S16,S30)、前記停電が検出されて前記第2のスイッチ34eがオフされた後、前記第2の発電装置60を駆動させ、交流電力を出力させて前記電気負荷14に供給する一方、前記停電が復旧したとき、前記第2の発電装置60を停止させる第2発電装置駆動手段(ECU50,S18,S28)、前記第2の発電装置60が出力する交流電力の少なくとも位相を検出する第2発電装置位相検出手段(第2の電流・電圧センサ54,ECU50,S20)、前記商用電力系統12が出力する交流電力の少なくとも位相を検出する商用電力位相検出手段(第1の電流・電圧センサ52,ECU50,S34)、および前記停電が検出されて前記第2の発電装置60が駆動された後、前記検出された第2の発電装置60が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように前記第1の発電装置20を駆動させる一方、前記停電が復旧し、前記第2の発電装置60が停止され、前記第2のスイッチ34eがオフされると共に、前記第1のスイッチ24がオンされた後、前記検出された商用電力系統12が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように前記第1の発電装置20を駆動させる第1発電装置駆動手段(ECU50,S22,S24,S36,S38)を備えると共に、前記第2の電力供給遮断手段は、前記第1の発電装置20が駆動された後、前記第2のスイッチ34eをオンさせる如く構成した。
このように、商用電力系統12から電気負荷14に至る交流電力の給電路16に接続される第1、第2の発電装置20,60を備えると共に、その給電路16において第1、第2の発電装置20,60の接続点18よりも上流側の位置に配置される第1のスイッチ24を備え、商用電力系統12の停電が検出されたとき、第1のスイッチ24をオフさせて第1の発電装置20から商用電力系統12への電力供給を遮断するように構成したので、商用電力系統12が停電したとき、コージェネレーション装置10(第1の発電装置20)の出力する電力が商用電力系統12に流れ込む逆潮流を確実に防止することができる。
また、停電が検出されて第2のスイッチ34eがオフされた後、第2の発電装置60を駆動させ、交流電力を出力させて電気負荷14に供給する一方、停電が復旧したとき、第2の発電装置60を停止させ、第2の発電装置60が出力する交流電力の少なくとも位相と商用電力系統12が出力する交流電力の少なくとも位相を検出し、停電が検出されて第2の発電装置60が駆動された後、検出された第2の発電装置60が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力させる、即ち、同期運転を行うように第1の発電装置20を駆動させる一方、停電が復旧し、第2の発電装置60が停止され、第2のスイッチ34eがオフされると共に、第1のスイッチ24がオンされた後、検出された商用電力系統12が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように第1の発電装置20を駆動させ第1の発電装置が駆動された後、第2のスイッチ34eをオンさせる如く構成したので、停電検出時における第1の発電装置20と第2の発電装置60、および停電復旧時における第1の発電装置20と商用電力系統12との間で確実に同期運転をさせることができると共に、電気負荷14に供給されるべき電力を、第2の発電装置60から出力される交流電力の分だけ増加させることができる。
また、第1の発電装置20と第2の発電装置60は、通信手段などを介して接続されるのではなく、給電路16に並列して接続されると共に、第2の発電装置60の交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力する同期運転を行うように第1の発電装置20を駆動するように構成したので、第2の発電装置60の交流電力の位相を検出するだけで、第1、第2の発電装置20,60を容易に連系して運転させることできると共に、第2の発電装置60として様々な形式の発電装置、例えば実施例で示したエンジンで駆動される発電機だけでなく、燃料電池などを用いることも可能となる。
また、前記第2の発電装置60は、第2の内燃機関(エンジン)62で駆動される発電機(第2の発電機)64からなる如く構成したので、簡易な構成でありながら、電気負荷14に供給する電力を増加させることができると共に、必要に応じて第2の内燃機関62の排熱を熱負荷に供給することも可能となる。即ち、上記した実施例では記載しなかったが、配管36を第2の内燃機関62のマフラの内部などに案内し、第2の内燃機関62が排出する熱を利用するようにしても良い。
また、上記した実施例において商用電力系統12の停電が検出されないとき、第1のエンジン30を始動させて第1の発電装置20を駆動するように構成したが、電気負荷14や熱負荷(貯湯槽42)の使用状況に応じて第1の発電装置20を駆動するように構成しても良い。同様に、商用電力系統12の停電が検出されたとき、第2のエンジン62を始動させて第2の発電装置60を駆動するように構成したが、電気負荷14などの使用状況に応じて第2の発電装置60を駆動するように構成しても良い。
また、上記した実施例において第2の発電装置60あるいは商用電力系統12が出力する交流電力の位相を検出し、検出された位相と同じ位相の交流電力を出力するように第1の発電装置20を駆動したが、位相のみならず、電圧まで同一となるように第1の発電装置20を駆動しても良い。その意味で、特許請求の範囲などで「少なくとも位相」と記載した。
また、上記した実施例において第1の発電装置20の駆動源(第1のエンジン30)と第2の発電装置60の駆動源(第2のエンジン62)としてガソリン燃料を使用するエンジンを用いるように構成したが、都市ガス・LPガスを燃料とするガスエンジンなどであっても良い。
また、商用電力系統12が出力する交流電力を100/200Vとしたが、商用電力系統が出力する交流電力が100/200Vを超えるときは、それに相応する電圧を第1、第2の発電装置20,60から出力させることはいうまでもない。
また、第1、第2の発電機32,64の最大発電出力、あるいは第1、第2のエンジン30,62の排気量などを具体的な値で示したが、それらは例示であって限定されるものではないこともいうまでもない。
この発明の実施例に係るコージェネレーション装置を全体的に示すブロック図である。 図1に示すコージェネレーション装置の動作を示すフロー・チャートである。 図1に示す第1の発電装置の同期運転を説明するタイム・チャートである。
符号の説明
10 コージェネレーション装置、12 商用電力系統、14(14a〜14d) 電気負荷、16 第1の給電路(電力線)、18 接続点、20 第1の発電装置、24 第1のスイッチ、30 第1のエンジン(内燃機関)、34 第1のインバータ、36 配管、42 貯湯槽(熱負荷)、44 第2の給電路、50 ECU(電子制御ユニット)、52,54 電流・電圧センサ、60 第2の発電装置、62 第2のエンジン(内燃機関)、64 第2の発電機

Claims (2)

  1. 商用電力系統から電気負荷に至る交流電力の給電路に接続される第1の発電装置と前記第1の発電装置を駆動する内燃機関とを備えると共に、前記内燃機関の排熱を熱負荷に供給するコージェネレーション装置において、
    a.前記給電路に、前記第1の発電装置と並列して接続される第2の発電装置、
    b.前記給電路に、前記第1、第2の発電装置の接続点よりも上流側の位置に配置される第1のスイッチ、
    c.前記接続点よりも下流側の位置に配置され、オンされるとき、前記第1の発電装置からの交流電力を前記電気負荷に供給する一方、オフされるとき、前記第1の発電装置からの交流電力を遮断する第2のスイッチ、
    d.前記商用電力系統の停電を検出する停電検出手段、
    e.前記停電が検出されたとき、前記第1のスイッチをオフさせて前記第1の発電装置から前記商用電力系統への電力供給を遮断する第1の電力供給遮断手段、
    f.前記停電が復旧したとき、前記第1のスイッチをオンさせて前記商用電力系統から前記電気負荷への電力供給を可能とする商用電力供給手段、
    g.前記停電が検出されたとき、または前記停電が復旧したとき、前記第2のスイッチをオフさせて前記第1の発電装置から前記電気負荷への電力供給を遮断する第2の電力供給遮断手段、
    h.前記停電が検出されて前記第2のスイッチがオフされた後、前記第2の発電装置を駆動させ、交流電力を出力させて前記電気負荷に供給する一方、前記停電が復旧したとき、前記第2の発電装置を停止させる第2発電装置駆動手段、
    i.前記第2の発電装置が出力する交流電力の少なくとも位相を検出する第2発電装置位相検出手段、
    j.前記商用電力系統が出力する交流電力の少なくとも位相を検出する商用電力位相検出手段、
    および
    k.前記停電が検出されて前記第2の発電装置が駆動された後、前記検出された第2の発電装置が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように前記第1の発電装置を駆動させる一方、前記停電が復旧し、前記第2の発電装置が停止され、前記第2のスイッチがオフされると共に、前記第1のスイッチがオンされた後、前記検出された商用電力系統が出力する交流電力の位相と同じ位相の交流電力を出力するように前記第1の発電装置を駆動させる第1発電装置駆動手段、
    を備えると共に、前記第2の電力供給遮断手段は、前記第1の発電装置が駆動された後、前記第2のスイッチをオンさせることを特徴とするコージェネレーション装置。
  2. 前記第2の発電装置は、第2の内燃機関で駆動される発電機からなることを特徴とする請求項1記載のコージェネレーション装置。
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