JP5231057B2 - 物品収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、宅配荷物の集受などに用いられる物品収納装置に関するものである。
多くの人が居住し、あるいは、参集する場所、たとえばマンションなどの集合住宅や駅などに設置される特定物品として、例えば自動体外式除細動器(以下、AEDという)や消火器などの緊急時必需品がある。
このようなAEDや消火器などの特定物品は、いつでも正常に使えることが期待される。このような特定物品は、特定の目印を付した収容ボックスなどに収容されて集合住宅や駅などに設置されるが、緊急時に誰でも使用できなければならない、という事情から、その収容ボックスは施錠なしか、あるいは簡単な操作により解錠ないし破壊が可能な施錠機構を介して施錠される。このため、設置されて使用されるまでの期間に設置された特定物品が紛失したり、悪戯されて利用不可能になることがある。また、AEDのように、電池により作動するような装置では、経年変化によりバッテリー切れなどの不具合を起し、実際に使用しようとした時に不作動となっている可能性がある。
特開平11−9428号公報
一方、AEDや消火器などの特定物品が設置されるマンションなどの集合住宅などには、上記特許文献1に示すような宅配物集合保管装置、いわゆる宅配ボックスが設置されることがある。宅配ボックスは、居住者に割り当てられ、施錠可能であり物理的な鍵やIDカードを用いた鍵により開錠可能な物品収納ボックスを複数有するロッカーの様な物品収納装置である。近年では、物品収納ボックスに対する宅配荷物などの出し入れを、タッチパネルなどによる操作表示部の操作を介して制御する、複数の物品収納ボックスに関して共通の制御回路により管理する宅配ボックスが知られている。
このような宅配ボックスの物品収納ボックスを上述のAEDや消火器などの特定物品を収納するのに利用できれば、この種の特定物品に専用の格納箱を設置したり、そのためのスペースを確保する必要がなくなり、好都合であるものと考えられる。また、宅配ボックスは、機構上、上述のように施錠可能であるとともに、その施錠/開錠を制御する制御回路を有するものがあり、このような制御回路を利用すれば、公知の単純な格納箱に比べ、AEDや消火器などの特定物品の保護、動作状態の維持などに係わる管理をより確実に行なえるものと期待される。
本発明の課題は、上記の問題に鑑み、特定物品の存在と、特定物品の現在の状態とを自動的に監視し、また、特定物品の状態を表示でき、特定物品の保管条件である環境条件を整え、特定物品の性能を維持するとともに、特定物品を安全に保管できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、電気錠により電気的に開錠可能な扉を有する複数の物品収納ボックスと、前記扉の開閉を制御する操作手段および制御回路を有する物品収納装置において、前記扉より内部の空間に特定物品を設置するための台座と、前記台座上の所定位置における特定物品の有無を検出する台座センサーと、前記特定物品の現在状態を検出する特定物品インターフェースと、前記センサーないし特定物品インターフェースから検出された前記特定物品の有無ないし現在状態に関する情報を表示する特定物品状態表示部と、を有する状態監視ボックスを、前記物品収納ボックスの少なくとも1つとして含む構成を採用した。
上記構成を採用することにより、本発明では、物品収納ボックスの1つを利用してAEDなどの特定物品を施錠状態で収納し、その有無と現在状態を検出し、検出結果に基づき特定物品の有無と現在状態を表示する動作を通して、確実に特定物品を紛失やいたずらから保護し、その性能を維持し、また管理できる、という優れた効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例として、特定物品収容機能を有する宅配ボックスに関する実施例を示す。宅配ボックスに収容する特定物品としては自動体外式除細動器(以下、AEDという)を例示する。
<宅配ボックスの構成>
図1は本発明を採用した特定物品収容機能を有する宅配ボックス100を正面から示している。
本実施例の宅配ボックス100宅配荷物などの集受に用いられる物品収容ボックスを複数設けて成るものである。図1の宅配ボックス100には、通常の宅配荷物などの集受に用いる物品収容ボックス113、112、111の他に特定物品(本実施例ではAED)を収容するための特別な物品収容ボックスとして、最上部に状態監視ボックス120を設けてある。さらに図1の宅配ボックス100では、状態監視ボックス120の下には、宅配ボックス100の機能および、状態監視ボックス120の機能を制御するためのコンソール130、および宅配荷物の集受に用いられる隔室としての複数(ここでは3つ)の物品収容ボックス113、112、111が配置されている。
宅配ボックス100の隔室である、状態監視ボックス120や物品収容ボックス111〜113は施錠可能であり、全体としてロッカーに類する箱体で、たとえば金属板などの材料から構成されている。以下これらの各部につき順に説明する。このような宅配ボックス100は、物品収容ボックス111〜113を宅配荷物の集受に利用できるよう、たとえばマンションのような集合住宅(以下、同等の住宅を「マンション」の用語により言及する)などの共用部分に配置される。
状態監視ボックス120の上部にはパトランプ123が配置されている。このパトランプ123は、後述のように状態監視ボックス120の開放などに応じて駆動される。状態監視ボックス120は後述のような機構により施錠可能な扉124を有し、扉124の表面には、内部に収容した特定物品(本実施例ではAED)の有無や現在の状態を表示するための特定物品状態表示部121が設けられている。
状態監視ボックス120は、図示のように宅配ボックス100の最上部に配置され、扉124の取手122の高さがほぼ140cm前後の高さとなるよう構成されている。これは状態監視ボックス120を大人が操作できる高さに配置し、扉124や内部の特定物品(AED)が子供などが不用意に触ったり、いたずらしたりしないようにする、との配慮によるものである。状態監視ボックス120の内部構造については後でより詳細に説明する。
状態監視ボックス120の下部には、コンソール130を配置する。コンソール130の中央には、主要部をタッチパネルなどを用いた入力表示素子から構成した操作表示部131を配置してある。この操作表示部131により、たとえばメニューを表示し、そのメニューを操作するといった操作方式によって、宅配ボックス100の機能および、状態監視ボックス120の機能を制御することができる。
コンソール130の操作表示部131の周囲には、音声ガイダンスや警報音の発生のために用いられるスピーカー132、宅配ボックス100を操作する人物や近傍の様子を撮影するための防犯カメラ133、宅配荷物の集受に関する書類(レシートなど)を印刷するための感熱プリンタなどからなるプリンタ134、ICカードリーダーなどからなる鍵センサー135を配設してある。
このうち、鍵センサー135は、宅配ボックス100が設置されるマンションの居住者などが各々割り当てられた物品収容ボックス111〜113に対応するIDカード、たとえば物品収容ボックス111〜113に関連づけられたID情報、あるいは後述の各種の鍵情報を用途に応じて記録したICカードを読み取るために用いられる。また、状態監視ボックス120に対する特定物品の収容操作に関して介在させるIDカードの読み取りにも用いることができる。
物品収容ボックス111〜113は、宅配ボックス100が設置されるマンションの居住者などに対して各々割り当てられる。物品収容ボックス111〜113の収容容積は一定でなくてもよく、図示のように異なるサイズとなっていてもかまわない。物品収容ボックス111〜113は施錠可能な扉とその扉を開閉するための取手111a〜113aをそれぞれ有している。
宅配ボックス100の設置位置や方向と、物品収容ボックス111〜113や状態監視ボックス120の扉の配置位置や方向に関しては、次のような構成が考えられる。
たとえば、宅配ボックス100は、マンションなどの集合住宅の構内に設置する場合、集合住宅内部側の住居側のみに状態監視ボックス120に収納された特定物品を取り出すための扉を設けるよう構成する。あるいは、集合住宅の構内に設置される場合、集合住宅内部側の住居側、および集合住宅外部側の業者等が物品投入を行なう側の両面に前記状態監視ボックス内に収納された特定物品を取り出すための扉を設ける構成も考えられる。
図2は、図1の状態監視ボックス120の扉124を開いた状態で、その内部構造(140)を示している。なお、図2に例示する部材、特に特定物品として収納されるAED141とのインターフェース(特定物品インターフェース)や状態監視を行なうための部材に関してはその全てを実装する必要はなく、当業者が採用するAED141管理方式に適合したものを適宜実装すればよい。
図2において符号141は特定物品で、この特定物品は本実施例の場合AEDであるものとし、以下、AEDとしても言及する。AED141は、公知のAED製品と同等の構成を有し、所定部位にその動作可能状態に関する情報(たとえばバッテリー残量など)を表示するための表示部142を有する。
AED141は、台座143を介して状態監視ボックス120内の所定位置に装着される。これは、後述のカメラなどのインターフェースにより、AED141の特定の部位を撮影できるようにするためである。台座143は、AED141の下部などと適合する形状の凹部を有し、特定形状(あるいは特定モデル)のAED141を状態監視ボックス120内部の所定位置)に位置決めすることができる。
台座143と、状態監視ボックス120内部床面の間には、宅配ボックス100を介して伝達される振動などからAED141を保護するため衝撃吸収材145を配置してある。
本実施例では、AED141と台座143の間には、後述の制御回路とAED141を連携させるためのセンサーないしインターフェースが設けられている。
その1つは台座センサー144で、この台座センサー144はたとえば電極式やリミットスイッチなどから構成されたセンサーであり、特定形状(あるいは特定モデル)のAEDが台座143上の所定位置(したがって状態監視ボックス120内部の所定位置)に装着(載置)されていることを検出するためのものである。
特定物品インターフェース146は、特定物品との接触インターフェースを構成するもので、たとえば、AED141の内部回路の状態、たとえばAED141のバッテリーが充電式である場合にはその充電量やバッテリー残量や、AED141制御回路が判定した動作可能状態に関する情報や自己診断情報、などの信号をやりとりする電極などから構成される。もちろん、このような特定物品インターフェース146を設ける場合には、採用するAED141にこれに対応する電極などのインターフェースが実装されている必要がある。ただし、そのような電極がAED141に実装されていない場合でも、後述の非接触インターフェースを設けておけば、AED141に対してほぼ同等の状態監視を行なうことができる。
AED141の表示部142の表示情報は特定物品との非接触インターフェースを構成する表示読み取りカメラ148により撮影できるようになっている。表示読み取りカメラ148は台座143上の所定位置(したがって状態監視ボックス120内部の所定位置)に装着(載置)されているAED141の表示部142を向くように装着されている。
なお、AED141のモデルの違いなどに対応するため、表示読み取りカメラ148がAED141の表示部142を撮影できるように簡易3脚のようなマウント(不図示)を介して表示読み取りカメラ148を状態監視ボックス120内部に実装し、撮影方向を調節できるようにしておいてもよい。
また、特定物品との非接触インターフェースとしては、さらに赤外線センサー149を設けるようにしてもよい。赤外線センサー149は、たとえば不図示の(赤外線)光源などの光を受光するように配置され、それを特定位置に装着されたAED141が遮蔽することにより、AED141の装着の有無を検出するように構成される。これにより、たとえば台座センサー144などと形状などが適合しないAED141が装着された場合でも、AED141の装着の有無を検出することができる。
さらに、本実施例では、状態監視ボックス120の内部(140)の環境をAED141の動作可能(推奨)範囲に保つための構成を設けている。
すなわち、状態監視ボックス120内部には、庫内温度調節用の熱交換器150、および庫内湿度調節用の除湿素子151が配置される。熱交換器150、および除湿素子151には公知の動作方式のものを用いることができるが、いずれも状態監視ボックス120内部の環境をAED141の動作可能(推奨)範囲に保つために用いられる。
熱交換器150、および除湿素子151には、実際温度/湿度を検出するための温度/湿度センサーが内蔵されるものとし、後述の制御回路による制御(あるいは熱交換器150、および除湿素子151の自己(自動)制御)により状態監視ボックス120内部の環境がAED141の動作可能(推奨)範囲の温度ないし湿度となるように制御する。なお、このような環境条件を制御するための手段としては、たとえば通風口を設けたり、あるいは換気ファン(その回転数などの駆動条件を庫内温度などに応じて制御してもよい。)などを配置するだけでもかなりの効果を期待できる。
図2において、符号140aは、状態監視ボックス120の内部構造(140)防滴(防水)構造であり、たとえば、状態監視ボックス120の内部への外部からの水や湿気の進入を防止すべく、状態監視ボックス120の扉124との間に介在するように配置される。防滴(防水)構造140aはたとえばシリコンゴムなどを用いたシーリング材などから構成される。
図3は、図1に示した宅配ボックスの制御回路の構成を示したものであるが、この制御回路の構成を説明する前に、図4〜図6を用いて状態監視ボックス120の扉124の開閉/施錠機構につき説明しておく。
図4は、状態監視ボックス120の扉124を示している。扉124は、図の右側の縦縁部において不図示のヒンジなどを介して状態監視ボックス120と揺動自在に支持される。扉124の表面には前述の特定物品状態表示部121が配置されるとともに、表面の左方部分には取手122が設けられ、さらにその近傍には後述の非常開錠ボタン154(図4では不図示)を覆う非常開錠ボタンカバー152を設けてある。
この非常開錠ボタンカバー152は、切れ目などを適宜入れたアクリル板などから構成されており、非常開錠ボタンカバー152を押し破ることにより後述の非常開錠ボタン154を押下できるようになっている。
本実施例では、状態監視ボックス120の扉124は、AED141を取り出す必要が生じた場合に、3つの方法で開放できるようにする。この3つの方法は、
(1)後述の制御回路を介して電気錠を介して開放する(第1の方法)
(2)非常開錠ボタンを押下して電気錠を非常開錠する(第2の方法)
(3)取手122を引いて電気錠の構成部材の一部を破壊ないし脱落させることにより、電気錠を非常開錠する(第3の方法)
である。これらの手法については、後で図7および図8のフローチャートを用いて詳述する。
図5および図6は、本実施例における状態監視ボックス120の扉124を施錠ないし開錠する電気錠の構成例および動作を示したものである。
図5(図6も同様)は、図4の扉124の非常開錠ボタンカバー152近傍の断面構造を示している。扉124の施錠は、扉124の背面に設けられたたとえばほぼU字型のフック153と状態監視ボックス120側に取り付けられた電気錠のラッチ158の係止により行なわれる。
ラッチ158は電気錠内部の軸159に回動自在に支持され、不図示のリターンスプリングにより図の時計廻り方向に付勢されている。ラッチ158は図5の左下部分に示されている凹部によってフック153と係止する。また、ラッチ158は図5の右上部分に示されている凸部によって、L字型のストッパー160と係止し、これにより施錠が行なわれる(図6中段)。
また、扉124の非常開錠ボタンカバー152の背面に対応する状態監視ボックス120内部の位置、丁度電気錠の側方位置には、スライダー156を介して図の左右方向に摺動自在に支持されるとともに不図示のリターンスプリングにより図の左方に付勢された2重L字型の金具155が配置されている。この金具155の一端155aには非常開錠ボタン154が固定されている。非常開錠ボタン154が右方に押されると、金具155の他端155bは、開錠ボタン157を右方に押圧するようになっている。
(電気錠の)施錠は、扉124を矢印(図4)に示すように閉成し、フック153をラッチ158の凹部に押し込むことにより行なわれる。これにより、ラッチ158の凸部とストッパー160が係止して施錠状態が形成される。
ストッパー160は、不図示のリターンスプリングにより図の左方に常時付勢されるとともに、開錠ボタン157と一体の棒157a、およびソレノイド161のアーマチュア162、と結合されている。したがって、ストッパー160を開錠ボタン157またはソレノイド161により後方に移動させ、ラッチ158とストッパー160の係止を解除することにより、ラッチ158をリターンスプリングにより初期位置(図4)に復帰させて、電気錠を開錠することができる。
図6は、上から電気錠が開錠状態、施錠状態、開錠状態に順次移行する様子を示している。開錠状態から施錠状態に移行する場合には図6の上段〜中段に示すように、扉124を閉成し、フック153をラッチ158の凹部に押し込むと、これにより、ラッチ158の凸部とストッパー160が係止して施錠状態が形成される。
施錠状態から開錠状態に移行する場合には図6の中段〜下段に示すように、ストッパー160を非常開錠ボタンカバー152、および非常開錠ボタン154を介して開錠ボタン157を右方に押下するか、またはソレノイド161を駆動することにより後方に移動させ、ラッチ158とストッパー160の係止を解除すると、ラッチ158がリターンスプリングにより初期位置に復帰し、これにより電気錠を開錠することができる。
なお、上記の電気錠の構造のうち、非常開錠ボタンを除く構造については、物品収容ボックス111〜113の施錠機構として用いることもできる。
なお、本実施例では、状態監視ボックス120の扉124を開放するには、上述の
(1)ソレノイド161を用いて電気的に電気錠を開錠する方法、
(2)非常開錠ボタンカバー152を介して非常開錠ボタン154を押下して電気錠を非常開錠する方法、
の他、
(3)取手122を引いて電気錠の構成部材の一部を破壊ないし脱落させることにより、非常開錠する方法
を実装しておく。たとえば、取手122を思いきり引いた場合に、フック153が扉124から脱落するようフック153と扉124の結合を比較的ルーズにしておく構成を用いることができる。これにより、非常開錠ボタン152に気付かないユーザや、また、IDカードを持たないユーザであっても必要な時にAEDを取り出すことができる。
<制御回路>
さて、ここで図3を用いて、宅配ボックス100の制御回路の構成につき説明する。図3においては、以上で説明した各構成部材については同一の参照符号を用いており、各部材の機能については以下では必要な場合を除き、重ねて説明しない。
宅配ボックス100は、物品収容ボックス111〜113を用いた宅配荷物の集受に関する施錠/開錠などに関する制御および管理を行なう通常運転モードと、上述の状態監視ボックス120の施錠/開錠、および特定物品として収容されるAEDの状態監視、および管理維持などに関する制御および管理を行なう特定物品管理モードを有する。
上記の特定物品管理モードは、通常運転モードと通常、並行して実行されるものであるが、これと他に特定物品(AED)や状態監視ボックス120の状態に応じてこれと同時ないし排他的に実行される特定専用管理モードを設けることもできる(後述)。
通常運転モード、特定物品管理モード、あるいは特定専用管理モードなどとして実行される宅配ボックス100全体の制御は、CPU301により行なわれる。CPU301が実行する制御手順は、CPU301のプログラムなどとしてROM302に格納され、CPU301はRAM303をワークエリアとしてROM302に格納された制御プログラムを実行することにより宅配ボックス100全体の制御を行う。
CPU301にはコンソール(130)の操作表示部131と鍵センサー135に接続されており、これらから構成されるユーザーインターフェースを介して物品収容ボックス111〜113を用いた宅配荷物の集受に関する施錠/開錠などに関する制御および管理を行なう。
図示の利用者400が宅配業者である場合は、開放状態となっている宛先の物品収容ボックス111〜113のいずれかに荷物を収容し、扉を押し込むことにより施錠することができる。
図示の利用者400がマンションの居住者である場合は、コンソール(130)の操作表示部131および鍵センサー135を介してIDカードなどを用いた所定操作を行なうことにより、自分に割り当てられた物品収容ボックス111〜113の施錠を開放して宅配荷物を受け取ることができる。
その際、鍵センサー135とIDカードを用いた認証/開錠などの動作は、外部記憶装置305に設けた不図示の鍵情報記憶領域(あるいは、通常運転パスワード記憶部310など)にIDカードごとに記憶した鍵情報の照合を介して制御する。また、上記の通常運転モード、特定物品管理モード、あるいは特定専用管理モードなどの動作モードは運転モード記憶部309に記憶してその切り換えを管理する。
このパスワードを用いた認証制御や、運転モード制御は、運転モード制御処理部308を介して行なわれる。この運転モード制御処理部308は、独立したハードウェア回路として存在してもよいが、CPU301のソフトウェアにより構成することもできる。
運転モード制御処理部308はシステムバスを介してCPU301と接続されCPU301の管理下において上記のパスワードを用いた認証制御や、運転モード制御を行なう。なお、運転モード制御処理部308には、たとえば現在の日付や時刻に基づきワンタイムパスワード、たとえばユーザ(利用者400)がIDカードを紛失したり、宅配業者が収納ボックスを間違えたなどの理由で、荷物を緊急に取り出したりしなければならない時に電話連絡などを介して伝達して用いるようなワンタイムパスワードを生成するなどの機能を実装してもよい。
図3では、状態監視ボックス120の制御回路部分は、先の内部構造140を構成する部材に対応するものとして同じ参照符号140で示してある。上述の状態監視ボックス120の各構成部材(161a、161b、121、144、146、148、149、132、123、133、147、150、151)は、このブロック140に含まれ、状態監視ボックス制御処理部306と接続される。
なお、ブロック140内に符号161aは状態監視ボックス120の扉124の電気錠の電気回路(主にソレノイド161とその駆動回路)、符号161bは開扉センサーを示している。開扉センサー161bは、状態監視ボックス120の扉124の開閉状態を検出するセンサーで、リミットスイッチまたは光学センサ(不図示)などから構成される。また、充電インターフェース147に対しては、公知の充電回路などから構成された充電電力供給部307を介して充電電力が供給される。充電電力供給部307の充電電力供給に関しては状態監視ボックス制御処理部306が制御を行なう。
状態監視ボックス制御処理部306は、上記ブロック140内の状態監視ボックス120の構成回路をCPU301のシステムバスに接続するI/O回路のようなインターフェース手段、または、同等のインターフェース手段およびサブCPUなどを用いて構成された制御回路である。状態監視ボックス制御処理部306はシステムバスを介して行なわれるCPU301の指令に基づき、接続された状態監視ボックス120制御回路部分(ブロック140)の各部の動作を制御し、また各部からの検出信号を取り出して、CPU301に送信する。
また、CPU301のシステムバスには、外部記憶装置305が接続してある。外部記憶装置305は、バッテリーなどにより不揮発バックアップされたメモリ、フラッシュメモリ、HDDその他の外部記憶装置から構成され、以下のような記憶部を有する。
まず、特定物品収納キー情報記憶部3051は、特定物品を収納する際に用いる特定物品収納鍵情報、特定物品収納ID番号、特定物品収納パスワードなどを格納する。これらは特定物品を収納する際に用いるIDカードの登録情報、パスワード、ID番号などの認証情報に相当する。これらの認証情報としては、特定物品の収納を行なえる特別な管理者用のものを用意することができる。
また、特定物品利用キー情報記憶部3052は、特定物品を取り出して利用する場合に用いる特定物品利用鍵情報を格納する。この特定物品利用鍵情報は、例えば特定物品を取り出して利用する場合に用いるIDカードの登録情報のような認証情報に相当する。
特定物品環境条件記憶部3053は、特定物品の動作可能状態を維持するのに適切な環境条件の制御に必要な、温度条件情報、および湿度条件情報などを格納する。
特定物品処置案内情報記憶部3054は、特定物品の動作可能状態や有無に異常が生じた場合に用いる異常時案内情報、特定物品を取り出した時に使用方法などをユーザに伝達するための取外時案内情報などを格納する。これらは文字コードのような形式で記憶して音声合成してスピーカー132から発生するか、あるいはあらかじめ増幅してスピーカー132から出力できるような音声信号として記録しておいてもよい。
状態監視情報記憶部3055は、特定物品の動作状態や有無に異常が起きた場合にはその都度、また、特定物品の初期収納時や、定期的なタイミングなどにおいて検出した特定物品の動作状態や有無の状態を累積的に記録するために用いられる。格納情報のデータフォーマットは任意である。
映像記憶部3056には、表示読み取りカメラ148、防犯カメラ133などで撮影した画像情報を(不図示のタイマ手段により計時した)時刻情報などとともに記録する。この画像は、静止画や動画として記録することができる。映像記憶部3056の容量が一杯になったら、映像記憶部3056の古い画像が記録されている部分から巡回的に使用するようなメモリ管理方式を採用してよい。
さらに、本実施例の宅配ボックス100には、ネットワーク700を介して管理センター600と通信するための通信処理部304が設けられている。ネットワーク700の形式は公衆電話回線やインターネットなど任意であるが、当然ながら通信処理部304はネットワーク700の通信方式に適合したネットワークインターフェース回路により構成される。
宅配ボックス100のCPU301は、特定物品の動作状態や有無に異常が起きた場合にはその都度、また、特定物品の収容などの特別な機会、あるいは定期的に検出した特定物品の動作状態や有無に関する情報を所定の通信データフォーマットを用い、通信処理部304〜ネットワーク700〜管理センター600の通信部602を介して管理センター600の管理センターサーバ603に送信する。また、このような構成によれば、管理センターサーバ603からのコマンド送信に応じて、たとえば状態監視ボックス120や物品収容ボックス111〜113の強制開錠を行なうなどの遠隔制御も可能となる。
管理センター600には利用者400と電話連絡などを介して別途通信できる管理者500が駐在する。管理者500は、管理センターサーバ603の操作/表示部604を介して宅配ボックス100の各部の状態や、各種カメラの撮影画像情報をモニタし、また、必要であれば状態監視ボックス120や物品収容ボックス111〜113の強制開錠を行なうなどの遠隔制御も行なうことができる。
<制御手順>
次に以上の構成における動作につき、図7〜図10のフローチャート図を参照して説明する。図7〜図10のフローチャートは、CPU301が宅配ボックス100および状態監視ボックス120の動作を制御する手順を示したもので、図示の手順はCPU301の制御プログラムとしてたとえばROM302に格納しておく。
図7、および図8は、特定物品としてのAED141が必要となった時に状態監視ボックス120の扉124を開放するために行なう制御の流れを示しており、図7は特定の操作を条件として上述の
(1)ソレノイド161を用いて電気的に電気錠を開錠する
時にCPU301が行なう制御を、図8は、
(2)非常開錠ボタンカバー152を介して非常開錠ボタン154を押下して電気錠を非常開錠する
時、または、
(3)取手122を引いて電気錠の構成部材の一部を破壊ないし脱落させることにより、非常開錠する
時にCPU301が行なう制御を示したものである。
図7の制御では、特定物品(AED)が必要になったユーザが状態監視ボックス120を開錠して特定物品(AED)を取り出すには、コンソール130の操作表示部131を用いて、特定物品(AED)取出ボタンを押下し、かつ、特定物品(AED)利用鍵としての適正なIDカードを鍵センサー135に読み取らせる操作を行なう。
特定物品(AED)取出ボタンは、たとえば操作表示部131の表示領域の所定位置(上部や下部)に常時表示させておき、タッチパネル操作により押下できるようにしておく。特定物品(AED)利用鍵としてのIDカードは、たとえばマンション居住者や管理人などに配布しておく。このようなIDカードの登録情報は、外部記憶装置305の特定物品利用キー情報記憶部3052に格納しておけばよい。マンション居住者や管理人などを個々に識別可能なユニークな情報を特定物品利用キー情報記憶部3052に格納しておけば、IDカードの登録情報との照合により、誰が特定物品(AED)を利用したかをたとえば状態監視情報記憶部3055に記録する制御が可能となる。
図7のステップS11では、CPU301は操作表示部131の所定位置に表示させた特定物品(AED)取出ボタンが押下されたか否かを判定する。
ステップS11が肯定された場合にはさらにステップS12において、特定物品(AED)利用鍵としての適正なIDカードを鍵センサー135が読み取ったか否かを判定する。
そして、ステップS11およびステップS12がいずれも肯定された場合に、ステップS13以降を実行し、ステップS11およびステップS12のいずれかが否定された場合にはステップS11に復帰する。
なお、宅配ボックス100の設置されたマンション居住者だけでなく、来訪者のような立場の人でも容易に特定物品、たとえばAEDを取り出して利用できるようにするには、たとえば、後述ステップS12の判定を省略し、操作表示部131で特定物品(AED)取出ボタンを押下するのみの操作で状態監視ボックス120を開錠して特定物品(AED)を取り出せるようにしてもよい。
ステップS11およびステップS12がいずれも肯定された場合には、特定物品(AED)取出ボタン操作と、特定物品(AED)利用鍵としての適正なIDカードを鍵センサー135が読み取れたことになるので、ステップS13において電気錠161aのソレノイド161を駆動して状態監視ボックス120の扉124を開錠する。これで、利用者400は、特定物品(AED)を取り出し利用できるようになる。
ステップS14では、状態監視ボックス120の扉状態の情報として「開」状態を示す情報を外部記憶装置305の状態監視情報記憶部3055に記録する。このとき、同時に現在時刻の情報、開錠に用いられたIDカードの鍵情報なども関連づけて記録すれば後の管理に役立つ。
ステップS14では、台座センサー144が特定物品(AED)を取り外したか否かを検出する。特定物品(AED)の取り外しを検出した場合には、ステップS16において、特定物品収納記録情報として「取出」を示す情報を外部記憶装置305の状態監視情報記憶部3055に記録する。この場合も同時に現在時刻の情報、開錠に用いられたIDカードの鍵情報なども関連づけて記録することができる。
ステップS17では、スピーカー132から警報音を発生させ、パトランプを点滅(あるいはさらに回転)させ、特定物品としてのAEDを必要とするような緊急事態が発生していることを周囲に報知する。
ステップS18では、ステップS11で特定物品(AED)取出ボタンが押した時点の30秒前から現在までに防犯カメラ133(あるいはさらに表示読み取りカメラ148など)で撮影した映像情報(所定時間おきの静止画や動画)を映像記憶部3056に記録する。この場合も同時に現在時刻の情報、開錠に用いられたIDカードの鍵情報なども関連づけて記録することができる。
以上のようにして、コンソール130の操作表示部131の特定物品(AED)取出ボタンを押下し、かつ、特定物品(AED)利用鍵としての適正なIDカードを鍵センサー135に読み取らせることにより、状態監視ボックス120を開錠して特定物品(AED)を取り出し、利用することができる。状態監視ボックス120の開錠、特定物品(AED)の台座からの取り外し、また、特定物品(AED)の取り出しを行なった映像、などの情報を、現在時刻の情報や、開錠に用いられたIDカードの鍵情報などと関連づけて外部記憶装置305に記録することができる。
なお、上記のようにして宅配ボックス100の外部記憶装置305に記憶された情報は、直ちにネットワークを介して管理センター600の管理センターサーバー603に送信することができる。また、管理センターサーバー603は必要なタイミングで、あるいは定期的に外部記憶装置305に記憶された情報を参照することができる。
図8は、操作表示部131の特定物品(AED)取出ボタンや特定物品(AED)利用鍵としての適正なIDカードを用いずに、上述のごとく
(2)非常開錠ボタンカバー152を介して非常開錠ボタン154を押下して電気錠を非常開錠する
時、または、
(3)取手122を引いて電気錠の構成部材の一部を破壊ないし脱落させることにより、非常開錠する
時にCPU301が行なう制御を示したものである。このような手法で状態監視ボックス120を開錠し、特定物品(AED)を取り出せるようにしておくことは重要である。これは、AEDのような特定物品の場合、この特定物品を使用できるか否かでそれを必要とする人の生存率が左右されることがあり、開錠操作が適切でないから、あるいは適正なIDカードを所有していないからといって、特定物品(AED)の利用を拒むのは合理的ではないからである。
図8の制御では、ステップS21で開扉センサー161bを介して状態監視ボックス120の扉124の開放状態を検出する。この場合、状態監視ボックス120の扉124の開放は、上記の(2)、(3)のように非常開錠ボタン154を用いるか、取手122を引いて電気錠の構成部材の一部を破壊ないし脱落させることにより、非常開錠することにより行われる。
ステップS21で状態監視ボックス120の扉124の開放状態を検出した場合には、図7で示したものと全く同じステップS14〜S18の処理を実行する。ステップS14〜S18の処理内容は上述と全く同様であるので、ここでは重複して説明しない。
以上のようにして、(2)、(3)のように非常開錠ボタン154を用いるか、取手122を引いて電気錠の構成部材の一部を破壊ないし脱落させることにより、非常開錠する操作にも対応でき、利用者400に特定物品(AED)を利用させることができる。その場合、図7の制御におけるのと同様に状態監視ボックス120の開錠(扉の開放)、特定物品(AED)の台座からの取り外し、また、特定物品(AED)の取り出しを行なった映像、などの情報を、現在時刻の情報や、開錠に用いられたIDカードの鍵情報などと関連づけて外部記憶装置305に記録することができ、図7の場合とほぼ同等の管理が可能となる。
なお、図8の制御と、図7の制御をどのように実装するかは当業者が任意に定めればよい。たとえば、図8の制御のみを行なうようにしてもよいが、図7の制御と図8の制御を時分割実行するか、図8のステップS21をステップS13、S12、S11のいずれかの前に挿入し、ステップS21が肯定されて初めて次のステップに進むようにCPU301の制御手順を構成してもよい。
図9は、状態監視ボックス120に収容した特定物品(AED)の状態監視を行なう制御手順を示したものである。図示の手順はCPU301の制御プログラムとしてたとえばROM302に格納しておく。
図9の処理は、状態監視ボックス120に設けた各種物品センサー、たとえば台座センサー144、特定物品インターフェース146、表示読み取りカメラ148、赤外線センサー149などで特定物品(AED)の状態を監視し、その結果に応じて特定物品状態表示部121で特定物品(AED)の状態に関する情報を表示し、また、特に異常を検出した場合には状態監視情報記憶部3055に異常を示す情報を記録するとともに、ネットワークを介して管理センター600にその旨を報知するものである。
図9のステップS31では、上記各物品センサーのうち、宅配ボックスに設けられているものを用いて、特定物品(AED)の装着状態、動作可能状態などに関する情報を読み出す。たとえば、赤外線センサー149や台座センサー144を用いれば、特定物品(AED)の装着状態が正常であるか否かを検出できるし、特定物品インターフェース146を用いれば、内部回路の各部のステータス情報などとして動作可能状態などに関する情報を読み出すことで、特定物品(AED)の現在の動作可能状態などに関する情報を読み出すことができる。また、表示読み取りカメラ148を用いて、特定物品(AED)それ自体のバッテリー残量表示や、動作可能状態を表示するモニタランプやLEDの点灯/点滅状態などを撮影でき、その撮影画像の画像解析表示色分析や、パターン認識処理などを介して、現在の動作可能状態などに関する情報を読み出すことができる。
ステップS32では、ステップS31で所定の物品センサーで、特定物品(AED)の状態を読み出せたか否かを判定する。
ステップS32が肯定された場合には、さらにステップS33において、ステップS31で読み出した特定物品(AED)の状態に関する情報を解析し、特定物品(AED)の状態が正常か、すなわち、正常な動作可能状態にあるか否かを判定する。ここでは、たとえば、物品センサーから取得したバッテリー残量表示や、動作可能状態を表示するモニタランプやLEDの点灯/点滅状態などの撮影画像の画像解析表示色分析や、パターン認識処理などを介して、特定物品(AED)の状態が正常か否を判定する。
ステップS33で特定物品(AED)の状態が正常な動作可能状態にあると判定された場合には、ステップS34で特定物品状態表示部121で特定物品(AED)の状態が正常であることを示すために「使用可能」である旨の表示を行なう。
一方、ステップS32ないしS33のいずれかが否定された場合には、ステップS35に移行し、状態監視情報記憶部3055に特定物品(AED)の状態が「異常」であることを示す情報を記録する。この時、どのような「異常」を検出しているかが判明している場合には、バッテリー切れであるとか回路故障である、とかを示す識別情報も記録することができる。
さらに、ステップS36では、同様の情報をネットワークを介して管理センター600に送信し、ステップS37では特定物品状態表示部121で特定物品(AED)の状態が異常であることを示すために「使えない」あるいは「使用不能」である旨の表示を行なう。この異常時の表示色や点滅状態は、ステップS34における正常時の表示色や点滅状態と異なるものとし、特定物品(AED)の状態が異常であることをより判りやすく示すことができる。
以上のようにして、状態監視ボックス120に設けた各種物品センサー、たとえば台座センサー144、特定物品インターフェース146、表示読み取りカメラ148、赤外線センサー149などで特定物品(AED)の状態を監視し、その結果に応じて特定物品状態表示部121で特定物品(AED)の状態に関する情報を表示し、また、特に異常を検出した場合には状態監視情報記憶部3055に異常を示す情報を記録するとともに、ネットワークを介して管理センター600にその旨を報知することができる。
これにより、特定物品(AED)の状態に変化があった場合、たとえばバッテリー残量が充分でなかったり、慢性的な充電不足が発見された、回路に軽微な故障が発見されたような場合には直ちに特定物品(AED)を修理したり、交換したりする措置が可能となり、特定物品(AED)が稼働不能となるのを未然に防止できる。また、特定物品(AED)が稼働不能であることが検出された場合には、直ちにこれを検出して、特定物品(AED)を交換する措置が可能であり、特定物品(AED)が稼働不能となる期間をできるだけ短くすることができる。
図10は状態監視ボックス120に収容した特定物品(AED)を(初期)装着する場合に行なう登録処理の制御手順を示したものである。図示の手順はCPU301の制御プログラムとしてたとえばROM302に格納しておく。
特定物品(AED)の(初期)装着は、特定物品収納を行なう権限をオーソライズする鍵情報を保有する特定の管理者、たとえば宅配ボックス100が設置されるマンションの管理人、管理組合役員、当該マンションの管理人、あるいは管理センター600から派遣された保守要員などのみが行なえるようにする。このために、外部記憶装置305の特定物品収納キー情報記憶部3051にはあらかじめ、特定物品収納を行なう権限をオーソライズする鍵情報を所定の照合方法により照合できる特定のデータ形式で格納しておく。
図10のステップS41では、操作表示部131のタッチパネルに表示した「登録」ボタン(あるいは他のハードウェアによるボタンでもよい)が押下されたか否かを判定する。
ステップS41が肯定された場合には、さらにステップS42で特殊鍵、すなわち外部記憶装置305の特定物品収納キー情報記憶部3051に格納してある特定物品収納を行なう権限をオーソライズする特定物品収納鍵(特定物品収納鍵情報、特定物品収納ID番号、特定物品収納パスワードなど)を認識できたか否か(認証が成立したか)を判定する。
特定物品収納鍵情報を格納したICカードなどから成るIDカード、特定物品収納ID番号、特定物品収納パスワード、などは、特定物品(AED)を管理する管理者に保有させるものとする。
ステップS42の判定は、たとえば、鍵センサー135で特定物品収納鍵として配布したIDカードの鍵情報を読み取ることができたかどうか、操作表示部131で、特定物品収納ID番号や、特定物品収納パスワードが入力されたどうか、そしてこれらの鍵情報が特定物品収納キー情報記憶部3051に格納してあるものと一致したか否かを判定することなどにより行なう。
ステップS41またはS42が否定された場合には、ステップS41にループするが、ステップS41およびS42がいずれも肯定された場合にはステップS43に移行する。
ステップS43では、電気錠161aを介して状態監視ボックス120の扉124を開錠する。
これにより、上記特殊鍵を保有する管理者は、特定物品(AED)を収納できるようになる。
ステップS44では台座センサー144が特定物品(AED)の適正位置への装着を検出しているか否かを判定する。ここで、たとえば所定時間以上、特定物品(AED)の装着を検出できなかった場合は、処理を終了する。
ステップS44で特定物品(AED)の装着を検出できた場合には、さらにステップS45において特定物品インターフェース146(あるいは表示読み取りカメラ148など)から特定物品の状態を読み出せるか否かを判定する。ここで、たとえば所定時間以上、特定物品(AED)の状態を読み出せなかった場合は、処理を終了する。
さらに、ステップS46では、特定物品インターフェース146(あるいは表示読み取りカメラ148など)から特定物品の状態を実際に読み出し、特定物品(AED)が正常であるか、特に特定物品(AED)が動作可能状態にあるかどうかを判定する。ここでは、特定物品(AED)が動作可能状態にある、と判定することができなかった場合は、処理を終了する。
ステップS46で特定物品(AED)が動作可能状態にある、と判定できた場合には、ステップS47において外部記憶装置305の状態監視情報記憶部3055に状態監視ボックス120に対する収納記録として「収納」を示す情報を記録する。
さらに、ステップS48では、開扉センサー161bを介して、状態監視ボックス120の扉124の閉状態となったか否かを検出する。ここで、状態監視ボックス120の扉124の閉状態を所定時間以上、検出できなかった場合は、ステップS50において、状態監視ボックス120の扉124が未閉状態であることを示す警報を所定時間の間、スピーカー132から発生し(あるいはさらにパトランプ123を点滅/回転させるなどして)、処理を終了する。スピーカー132から発生させる警報は「状態監視ボックスの扉を閉めて下さい」のような合成音声でもよいし、またブザー音などであってもよい。このような警報を発生するための音声情報は特定物品処置案内情報記憶部3054に格納しておくことができる。
また、特定物品処置案内情報記憶部3054には、特定物品の管理者への連絡先を記憶させておき、特定物品の取り出し時に、また、特定物品の状態が異常である時に、特定物品の管理者への連絡先を表示したり、音声出力することもできる。
ステップS48で状態監視ボックス120の扉124が閉状態であることを検出できた場合には、ステップS49で外部記憶装置305の状態監視情報記憶部3055に状態監視ボックス120の扉124が閉状態となったことを記録する。
以上のようにして、特定物品収納鍵情報を格納したICカードなどから成るIDカード、特定物品収納ID番号、特定物品収納パスワードなどを保有する適正な特定物品(AED)(ないし宅配ボックス100)の管理者のみが、特定物品(AED)を収容するため、状態監視ボックス120の扉124を開放できるように制御できる。
しかも、特定物品(AED)が適正位置に装着されているか、さらに、特定物品(AED)の動作状態を検出し、それが正常であること、を条件とし、さらに状態監視ボックス120の扉124が正しく閉成されたことを確認した上で初めて、状態監視ボックス120の扉124が閉状態となったことを記録できる。このようにして、正常動作が可能な状態の特定物品(AED)を状態監視ボックス120の正規位置に確実に収納することができる。
<他の制御手順>
以上では、図7〜図9の制御手順をそれぞれほぼ独立して説明した。図7ないし図8の操作の異なる特定物品取り出し制御手順を並行して実施できることは説明したが、図7ないし図8の特定物品取り出し制御手順と、図9の特定物品の状態検出のための制御手順、さらに図10の特定物品収容制御手順は全て同一の宅配ボックス100に実装し、連携して動作させることができる。
以下では、その場合の全体の動作を、以上では詳しく説明しなかった運転モード(動作モード)の概念を導入することによって説明する。
ここでは、
・物品収容ボックス(111〜113)の物品の出し入れの制御、および特定物品(AED)の監視を行なう通常運転物品監視モード
・特定物品(AED)の取り出しないし異常検出に基づき移行する特定物品専用モード
・物品収容ボックス(111〜113)の物品の出し入れの制御のみ行なう通常運転モード
の3つの運転モードを考える。これらの動作モードは、CPU301のソフトウェアないし独立したハードウェアから構成された運転モード処理部308により制御する。
そして、図7(または図8)、図9および図10に示した制御手順を組合せることにより、これらの運転モードの間の遷移を制御する。図7〜図10に示した制御手順の基本部分は既に説明済みであるから、ここでは各図の制御手順において上記の運転モードの間の遷移を制御に必要となる追加部分、ないし変更部分のみを中心に説明する。
上記の運転モードのうち、通常運転物品監視モードは、物品収容ボックス(111〜113)の物品の出し入れの制御、および特定物品(AED)の監視を行なうものであるが、特定物品インターフェースを介して行なう特定物品監視処理により得られた結果が正常である(特定物品(AED)が状態監視ボックス120に存在し、可動状態である)場合には、宅配ボックス100の通常運転を行ない、かつ特定物品監視を行う通常運転物品監視モードを維持するよう制御する。
具体的には、通常運転物品監視モードは、図9の特定物品監視制御と並行して、物品収容ボックス(111〜113)の物品の出し入れの制御を行なうものである。物品収容ボックス(111〜113)の物品の出し入れの制御は、たとえば、図7のステップS11〜S14と同等の処理により、コンソール130において所定操作を行ない、宅配業者などの物品収容ボックス(111〜113)への物品収容を許容し、また、物品収容ボックス(111〜113)に対応する鍵情報(IDカードなど)の提示により対応する物品収容ボックス(111〜113)を開錠し、物品の取り出しを可能とするものである。
このようにして通常運転物品監視モードを実行している間、特に特定物品(AED)が状態監視ボックス120に存在し、可動状態である間は、図9の制御はステップS31〜S34の間をループする。この間も並行して物品収容ボックス(111〜113)への物品出し入れが許容される。
ところが、特定物品監視処理により得られた結果が、特定物品が異常または、存在しない状態に遷移した場合には、通常運転モードから、物品収納ボックスへの荷物の出し入れを行う通常の宅配ボックス100の運転を禁止しかつ、特定物品の取り扱いとその表示だけを可能とする特定物品専用モードへ移行する。図9の制御はステップS32またはS33からステップS35〜S37に移行する。
このとき、ステップS35〜S37を実行した後、他の並行処理(図7のステップS11〜S14と同等の処理)により実行されている物品収容ボックス(111〜113)への物品出し入れ制御を禁止するフラグを立て、特定物品専用モードに移行する(不図示。図9でいえばステップS31には復帰しない)。
この特定物品専用モードでは、特定物品(AED)が無い(取り出された)、あるいは異常である間はパトランプ123やスピーカー132による警報が行なわれる。特定物品(AED)が必要となり取り出す場合には、いうまでもなく前述の図7ないし図8のいずれかの制御により特定物品(AED)取り出しが制御される。
そして、特定物品(AED)が無い(取り出された)、あるいは異常である場合に発生される警報により、マンションの居住者や管理人などは異常に気付き、特定物品(AED)が必要となり取り出された場合はその使用などを補助する措置を行なうことができる。また、物品収容ボックス(111〜113)への物品出し入れが行なえなくなっていることに気付くので、通常運転パスワードを入力することにより、物品収納ボックス(111〜113)への荷物の出し入れ(のみ)を行う通常運転モードへ移行させることができるようにする。
ここから通常の運転を行う通常運転モードに移行するためには、コンソール130から通常運転パスワードの入力を受け付け、通常運転パスワード記憶部310に記憶されたパスワードと一致した場合に、特定物品専用モードから物品収納ボックスへの荷物の出し入れを行う通常運転モードへ移行すればよい。
これにより特定物品(AED)が無い、あるいは異常である状態においても、物品収納ボックスへの荷物の出し入れのみを行う通常運転モードの実行が可能となる。
さらに、特定物品専用モードにおいては、図10の制御を並行して実行する。すなわち、コンソール30での所定操作(ステップS41)や、通常運転物品監視モードへ移行するための特殊鍵の入力を受け付け、特殊鍵が特定物品収納キー情報記憶部に記憶した鍵情報と一致(ステップS42)することなどを条件とし、さらに、状態監視ボックス120内の台座143に状態が正常である特定物品(AED)が設置された場合に上述の通常運転物品監視モードに復帰する。
以上のように、
・通常運転物品監視モード
・特定物品専用モード
・通常運転モード
を定義し、特定物品(AED)が無い(取り出された)、あるいは異常である場合に特定物品専用モードに移行し、通常運転パスワードによる認証を経て宅配ボックスの通常運転モードを許容し、また、所定操作と特殊鍵による認証を経て通常運転物品監視モードに復帰する3モード構成とすることにより、確実に宅配ボックスの通常運転を実施するとともに、また、特殊鍵による認証を伴なう正規の手続を経て正常動作の可能な正規の特定物品(AED)を状態監視ボックス120に収容して通常運転物品監視モードに戻ることができる。
このようなモード制御によって、特定物品(AED)が無い(取り出された)、あるいは異常である場合にも確実な宅配ボックスの通常運転が可能となるとともに、正常な特定物品(AED)を用意できた段階で、特殊鍵による認証を伴なう正規の手続を経て確実に動作可能な特定物品(AED)を状態監視ボックス120に収容した上で通常運転物品監視モードに戻ることができる。
なお、以上では特定物品としてAEDを例示したが、他の特定物品、消火器や他の医療機器、電子機器その他のあらゆる物品の収納、および状態監視に同等の構成を利用できることはいうまでもない。
また、以上では、物品収納装置としていわゆる宅配ボックスとして用いられる装置を例示したが、同様の構造は、たとえば、駅などの公共施設に設置される(コイン)ロッカーのような物品収納装置にも適用できる。その場合、物品収納ボックスの施錠/開錠方式をコイン式などとする改変は必要になるが、状態監視ボックスの構成やそれに係る制御はほぼ上記と同様に実施することができる。
<作用効果>
以上の実施例に示した構成における作用効果につき要約しておく。
従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱は、開放式か、あるいは扉の錠を壊して開ける方式のものが多いが、本実施例では、(1)電気錠、(2)非常開錠ボタン、(3)電気錠の構成部材の一部を破壊ないし脱落させる、のように3通りの方法があり、利用者は安全確実に特定物品を取り出すことができる。
また、従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱と異なり、本実施例では、開扉センサーによって状態監視ボックスの扉の開閉状態を、台座センサーによって特定物品の状態監視ボックス内への定位置への設置状態を確認でき、宅配ボックスの状態監視ボックス内にAEDなどの特定物品本体が存在しているか存在していないかを監視することができる。
また、従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱と異なり、本実施例では、特定物品がそれ自体の状態を発する赤外線を検知する赤外線センサー、あるいは、特定物品本体の表示部に表示される特定物品自体の状態を読み取る表示読取カメラ、もしくは、特定物品本体から特定物品自体の状態を出力される電気的信号を受け取る接触式の特定物品インターフェースなどを介して、制御回路が特定物品の状態が正常か異常かを自動的に監視することができる。制御回路は、宅配ボックスに既に設けられている制御回路と共用できるから、宅配ボックスの製造コストを大きく増大させる心配がなく、また、宅配ボックス製品に大きな付加価値を与えることができる。
また、本実施例では、特定物品処置案内情報記憶部には、特定物品の管理者への連絡先を記憶させておき、特定物品の取り出し時に、また、特定物品本体の状態が異常である時に、特定物品の管理者への連絡先を表示したり、音声出力することもできる。特に、特定物品の取り出し時/異常時に宅配ボックスの通常運用ができないように制御する構成とすれば、宅配ボックスの通信回線との接続の有無に係らず、このようなガイダンス表示や音声出力によって、利用者に特定物品の管理者への連絡を確実に行なわせることができる。
また、宅配ボックスに通信回線(ネットワーク)が接続されている場合は、管理センターでは、遠隔地から設置した特定物品の存在有無とその状態との両方を監視できるので、警備員などが設置現場を定期的に巡回して点検作業を行なうような人手による管理を省略することもできる。
また、従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱、あるいは宅配ボックスは、本実施例における上記の台座センサーや、接触/非接触の特定物品インターフェースを有していないので、収納した物が何であっても正規の特定物品と区別がつかないが、本実施例では、管理者だけが所有する特殊鍵(特定物品収納鍵)により特定物品の状態を監視する機能を起動できる(たとえば図10)ため、正規の特定物品であることを管理者が確認して、確実に動作可能な特定物品を収納することができる。
また、従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱では、誰が取り出したか記録が残らないが、状態監視ボックスの開扉センサーにより検知され、その前後一定時間の映像を記録処理部により映像記憶部へ記憶された映像情報と、状態監視ボックスの開扉センサー、台座センサー、特定物品インターフェースなどから得られた特定物品の状態に関する情報を状態監視情報記憶部に記憶させることにより、この情報を参照すれば、特定物品が取り出された時の様子を事後でも確認することができる。
また、従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱では、たとえば壁を背にして特定物品のためだけの特別な設置スペースを要するが、本実施例では、宅配ボックスのコンパートメントの1つに一緒に特定物品を設置できるため、省スペース化が可能である。これと同時に、マンションのような集合住宅においては、特定物品の導入費用を負担している内部の居住者共有部分側に状態監視ボックスの扉を設けることにより基本的には居住者のみに特定物品を利用させることが可能である。逆に、居住者共有部分側とは反対側の集合住宅外部側に状態監視ボックスの扉を設けることにより、集合住宅の周辺住民への特定物品の利用も可能とすることができる。
従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱では、たとえば自立型や壁掛型があり特定物品の設置の高さは、まちまちであるが、本発明では、特定物品を収納する状態監視ボックスを、小さい子どもには届かない高さ(たとえば140cm以上)に設置している。これにより、子どもが特定物品に不用意に触れることがなく、また悪戯もされない構造となっており、特定物品を安全に保管することができる。
また、本発明では宅配ボックスでは、状態監視ボックスの開扉センサーと状態監視ボックス内の台座センサーとにより、特定物品の取り出しを検知して、従来のAEDなどの特定物品のケースや格納箱と同様に、警報音とパトライトの点滅を起動することができ、特定物品の設置場所の周囲に、特定物品が取り出されたことを知らせることができる。このような警報は、AEDなどのように救命措置に係わる物品の使用場面で極めて重要であり、人命にかかわる事態が発生していることを確実に周囲に報知することができる。
本発明を採用した宅配ボックスの正面図である。 図1の宅配ボックスの状態監視ボックスの内部構造を示した正面図である。 図1の宅配ボックスの制御回路の構成を示したブロック図である。 図1、図2の状態監視ボックスの扉の部分を示した斜視図である。 図1、図2の状態監視ボックスの扉の電気錠の構成を示した断面図である。 図1、図2の状態監視ボックスの扉の電気錠の動作を示した断面図である。 図1、図2の状態監視ボックスの開錠制御を示したフローチャート図である。 図1、図2の状態監視ボックスの異なる開錠制御を示したフローチャート図である。 図1、図2の状態監視ボックスに収容した特定物品の状態監視制御を示したフローチャート図である。 図1、図2の状態監視ボックスに特定物品を収容する際の登録制御を示したフローチャート図である。
符号の説明
100 宅配ボックス
111〜113 物品収容ボックス
120 状態監視ボックス
121 特定物品状態表示部
122 取手
123 パトランプ
124 扉
130 コンソール
131 操作表示部
132 スピーカ
133 防犯カメラ
134 プリンタ
135 鍵センサー
140a 防滴(防水)構造
141 AED
142 表示部
143 台座
144 台座センサー
145 衝撃吸収材
146 特定物品インターフェース
148 表示読取カメラ
149 赤外線センサー
150 熱交換器
151 除湿素子
152 非常開錠ボタンカバー
153 フック
154 非常開錠ボタン
155 金具
156 スライダー
157 開錠ボタン
158 ラッチ
159 軸
160 ストッパー
161 ソレノイド
162 アーマチュア
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 通信処理部
305 外部記憶装置
306 状態監視ボックス制御処理部
307 充電電力供給部
308 運転モード制御処理部
309 運転モード記憶部
310 通常運転パスワード記憶部
400 利用者
500 管理者
600 管理センター
602 通信部
603 管理センターサーバー
604 操作/表示部
700 ネットワーク
3051 特定物品収納キー情報記憶部
3052 特定物品利用キー情報記憶部
3053 特定物品環境条件記憶部
3054 特定物品処置案内情報記憶部
3055 状態監視情報記憶部
3056 映像記憶部

Claims (24)

  1. 電気錠により電気的に開錠可能な扉を有する複数の物品収納ボックスと、前記扉の開閉を制御する操作手段および制御回路を有する物品収納装置において、
    前記扉より内部の空間に特定物品を設置するための台座と、
    前記台座上の所定位置における特定物品の有無を検出する台座センサーと、
    前記特定物品の現在状態を検出する特定物品インターフェースと、
    前記センサーないし特定物品インターフェースから検出された前記特定物品の有無ないし現在状態に関する情報を表示する特定物品状態表示部と、
    を有する状態監視ボックスを、前記物品収納ボックスの少なくとも1つとして含むことを特徴とする物品収納装置。
  2. 前記操作手段を介して利用者が提示した特定物品利用鍵を照合する認証を介して前記制御回路が前記電気錠を開錠する、または、
    前記電気錠に設けられた非常開錠機構を操作することにより前記電気錠を開錠する、または、
    利用者が前記扉に加えた力により、前記電気錠に係止して前記扉を施錠する機構の一部を破損ないし脱落させることにより該施錠を解除し、前記電気錠を開錠する
    よう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  3. 前記特定物品インターフェースが、前記台座に配置された特定物品が出力する該特定物品の状態情報を検出する接触インターフェースから構成されることを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  4. 前記状態監視ボックス内における前記特定物品の有無を検出する赤外線センサーを前記特定物品インターフェースとして有することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  5. 前記状態監視ボックス内に収容された特定物品本体の表示手段に表示される表示内容を読み取り、該表示内容を介して該特定物品の現在状態を検出するための表示読取カメラを前記特定物品インターフェースとして有することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  6. 前記制御回路は、前記特定物品インターフェースのいずれかを介して、特定物品の有無ないし現在状態を検出し、その検出結果に基づき該特定物品の状態が正常か異常かを判定することを特徴とする請求項3〜のいずれか1項に記載の物品収納装置。
  7. 前記制御回路は、所定のタイミングにおいて前記台座センサーないし前記特定物品インターフェースの出力を介して前記特定物品の有無ないし現在状態を検出し、該特定物品の有無ないし現在状態に関する情報を状態監視情報記憶部に格納することにより、前記特定物品が正常、異常あるいは、存在しない、の3つの状態のいずれかであるかを監視することを特徴とする請求項3〜のいずれか1項に記載の物品収納装置。
  8. 前記制御回路は、
    前記特定物品インターフェースを介して行なう特定物品監視処理により得られた結果が正常である場合に、宅配ボックスの通常運転を行ない、かつ特定物品監視を行う通常運転物品監視モードを維持し、
    前記特定物品監視処理により得られた結果が、特定物品が異常または、存在しない、の場合に、前記通常運転モードから、前記物品収納ボックスへの荷物の出し入れを行う通常の宅配ボックスの運転を禁止しかつ、特定物品の取り扱いとその表示だけを可能とする特定物品専用モードへ移行し、
    該特定物品専用モードにおいては、
    前記特定物品監視処理を除く通常の運転を行う通常運転モードに移行するために前記操作手段からの通常運転パスワードの入力を受け付け、通常運転パスワード記憶部に記憶されたパスワードと一致した場合に、特定物品専用モードから前記物品収納ボックスへの荷物の出し入れを行う通常運転モードへ移行し、
    あるいは、前記操作手段からの通常運転物品監視モードへ移行するための特殊鍵の入力を受け付け、特定物品収納キー情報記憶部に記憶した鍵情報と一致し、かつ、前記状態監視ボックス内の台座に、状態が正常である特定物品が設置された場合に通常運転物品監視モードへ移行することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  9. 前記特定物品の前記状態監視ボックス内の有無、ないし前記特定物品の現在状態の異常に関する情報を利用者に報知するための異常時案内情報、前記状態監視ボックスから特定物品を取り出した時に利用者に報知する該特定物品の使用方法を示す取外時案内情報を記憶する特定物品処置案内情報記憶部を有することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  10. 前記制御回路は、前記特定物品の前記状態監視ボックス内の有無、ないし前記特定物品の現在状態の異常に関する情報を利用者に報知するため、表示手段を用いて図形ないし文字の情報表示を行なうとともに、その図形ないし文字の情報表示の点灯、点滅ないし表示色の態様を前記特定物品の前記状態監視ボックス内の有無、ないし前記特定物品の現在状態の異常に関する情報に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  11. 周囲の映像を撮影する防犯カメラと、その撮影画像を記録する映像記憶部と、前記状態監視ボックスの開放、または特定物品の前記状態監視ボックスからの取り出しを報知する警報を発生する警報手段を有し、
    前記制御回路は、前記状態監視ボックスの扉が開放された場合、前記特定物品インターフェースを介して行なう特定物品監視処理により判定された結果に基づき、前記特定物品の有無ないし現在状態に関する情報を前記特定物品状態表示部で表示させ、
    前記特定物品インターフェースを介して特定物品が取り出されたことが検出された場合は、状態監視ボックスの扉が開放された時刻の一定時間前から、前記台座センサーが検知した時刻の一定時間後までに前記防犯カメラで撮影された画像を前記映像記憶部に記録させ、かつ、前記警報手段により、特定物品が前記状態監視ボックスから取り出された旨の警報を発生させることを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  12. 前記状態監視ボックスに対する特定物品収納を行なう宅配ボックスの管理者だけが保有する特殊鍵に関する鍵情報を記憶する特定物品収納キー情報記憶部を有し、前記操作手段を介して提示された前記特殊鍵を前記特定物品収納キー情報記憶部に記憶された鍵情報と照合して一致した場合にのみ前記状態監視ボックスに対する特定物品収納を許可することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  13. 前記制御回路は、前記状態監視ボックスに対する前記特定物品の出し入れに関する情報、および前記特定物品の現在状態に関する情報を日時情報とともに状態監視情報記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  14. 前記制御回路は、前記特定物品インターフェースを介して行なう特定物品監視処理の結果に関する情報をネットワークを介して管理センターに送信することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  15. 前記状態監視ボックスの近傍に装着した防犯カメラを有し、前記操作手段は、前記操作手段を介して行なわれる操作に連動して該操作の前後の一定時間において前記防犯カメラにより撮影された映像を映像記憶部に記録させることを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  16. 集合住宅の構内に設置される場合、集合住宅内部側の住居側のみに前記状態監視ボックス内に収納された特定物品を取り出すための扉を設けたことを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  17. 集合住宅の構内に設置される場合、集合住宅内部側の住居側、および集合住宅外部側の業者等が物品投入を行なう側の両面に前記状態監視ボックス内に収納された特定物品を取り出すための扉を設けたことを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  18. 前記状態監視ボックスに収納され、収納後、その有無と現在状態の監視を受ける前記特定物品が、自動体外式除細動器であり、
    前記物品収納ボックスの少なくとも1つとして設けられた前記状態監視ボックスを用いて自動体外式除細動器の維持管理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  19. 前記状態監視ボックスの配置位置を、大人が操作できる高さとし、小児による不要な取扱を回避することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  20. 前記状態監視ボックスの開放、または特定物品の前記状態監視ボックスからの取り出しを報知する警報を発生する警報手段として、警報音発生手段と、警報用の光を点滅するパトランプとを有することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  21. 前記特定物品の保管環境条件に適合した温度または湿度に関する条件を記憶する特定物品環境条件記憶部と、前記状態監視ボックス内の温度を制御する熱交換器または前記状態監視ボックス内の湿度を制御する除湿素子とを有し、前記制御回路は、前記特定物品環境条件記憶部に記憶された温度または湿度に関する条件に応じて、前記熱交換器または除湿素子を駆動し、前記状態監視ボックス内の環境条件が前記特定物品の保管環境条件に適合するように制御することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  22. 前記特定物品を設置する前記状態監視ボックス内の前記台座の下に衝撃吸収材を設けて、特定物品を振動、衝撃から保護することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  23. 前記状態監視ボックス内に収納される前記特定物品が水に濡れないよう保護する防滴構造を有することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
  24. 前記状態監視ボックス内に収納される前記特定物品を動作させる該特定物品内部の充電式バッテリーを充電するための充電インターフェースを前記台座に有し、前記制御回路は、前記充電インターフェースを介して充電電力供給部から供給する充電電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の物品収納装置。
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