JP4693590B2 - キーホルダ、セキュリティ・キーボックスおよびキー管理システム - Google Patents
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また、特許文献2の鍵管理装置では、例えば、キーカバーの開閉を監視するものであるが、鍵自体を監視するものではなかった。このため、例えば、キーカバーに孔を開けて鍵を盗み出したような場合は、キーカバーが閉まったままなので正常に管理されてしまい、鍵の盗難の発見が遅れるおそれがあった。また、キーカバーが開けられれば、キーホルダを残したまま、キーのみ取り外して持ち出すことも可能であった。特に別の身代わりキーとすり替えられた場合には、次回その鍵を使用するまで気がつきにくく、これを防ぐには、キーボックスからの取り出し時に別途、立ち会い者が必要となる。このようなことから、アルバイトや委託者などによる内部犯罪に対する抑止力が不足しているという問題もあった。
また、このキーホルダが差し込まれると、キーやキーホルダが抜き取られた場合に異常と検出するようなセキュリティ・キーボックスを提供することにある。
また、異常を遠隔地にいる管理人に通知するようなキー管理システムを提供することにある。
総じて、キーをキーホルダから取り出せないようにする分離禁止機能、キーホルダの持ち出しに関する異常検出機能、キーホルダの移動を管理する監視機能、を設けることでセキュリティの向上を図り、キーが不正利用されるおそれを低減させるためのキーホルダ、セキュリティ・キーボックスおよびキー管理システムを提供することにある。
先端付近に係止溝が形成される略J字状鉤を含み、この先端を通じてキーの孔に挿通されるような貫通体と、
貫通体を移動自在に支持し、貫通体の先端を移動により内部に収容してキーを抜け止めするホルダケースと、
ホルダケースに対して支軸を中心としてばねまたはゴムにより付勢力が付与されて回転するようになされるとともに先端に係止鉤部が形成された回転体を有し、貫通体の略J字状鉤の先端が内部に収容されたときに付勢力に抗しつつ先端の係止溝に係止鉤部が嵌め込まれて略J字状鉤の先端を係止し、また、付勢力による回転方向とは反対方向への回転体の回転移動により貫通体の先端の係止溝から係止鉤部が外れて略J字状鉤の先端の係止を解除するロック片と、
ホルダケースに設けられる固定係止部と、
固定係止部とロック片との間で電気的に接続される信号生成回路と、
を備え、
貫通体の先端をホルダケース内部に収容して貫通体をロック片で抜け止めしたときに、貫通体、ロック片、信号生成回路および固定係止部で信号経路が形成されることを特徴とする。
先端を通じてキーの孔に挿通されるような貫通体と、
貫通体を移動自在に支持し、貫通体の先端を移動により内部に収容してキーを抜け止めするホルダケースと、
ホルダケースに設けられ、貫通体の先端が内部に収容されたときに係止して固定され、貫通体の先端が外部へ引き出されたときに係止不能となるロック片と、
ロック片に電気的に接続される信号生成回路と、
を備え、
貫通体の先端をホルダケース内部に収容して貫通体をロック片で抜け止めしたときに、貫通体、ロック片および信号生成回路で信号経路が形成され、かつ、貫通体の先端が外部へ引き出されたときに信号経路形成を不能とすることを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載のキーホルダを収容するセキュリティ・キーボックスであって、
キーホルダが差し込まれるホルダスロットを一または複数備えるキーボックス本体と、
ホルダスロット内に配置され、差し込まれたキーホルダをロックするロック部と、
ロック部を駆動する駆動回路と、
キーホルダ内の信号生成回路と通信してキーホルダの差し込みの有無を検出する検出回路と、
キー利用者についての認証データを入力する入力部と、
ロックを解除するキーを表示により通知する表示部と、
アラームを音声または表示により報知するアラーム報知部と、
駆動回路、検出回路、入力部、表示部およびアラーム報知部と接続され、入力部から入力された認証データに対応して使用許可されているキーに該当する駆動回路に制御データを送信してロック部を解除するように制御するとともに表示部を表示させる制御部と、
を備え、
制御部は、
信号生成回路から出力されるキーデータを読み出す手段と、
キーデータを読み出せたときはキーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれていると判断する正常判断手段と、
キーデータを読み出せないときはキーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれていないと判断する異常判断手段と、
異常判断されたときにアラーム報知部に報知させる異常時処理手段として機能することを特徴とする。
請求項3記載のセキュリティ・キーボックスを含むキー管理システムであって、
前記のセキュリティ・キーボックスは外部と通信する通信部を備え、
一または複数のセキュリティ・ボックスの通信部と接続される通信回線と、
通信回線を介して通信される管理者端末と、
を備え、
セキュリティ・キーボックスの制御部は、
キーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれていないと異常判断したときに通信回線を介して管理者端末へ異常を通知する手段として機能することを特徴とする。
請求項3記載のセキュリティ・キーボックスを含むキー管理システムであって、
前記のセキュリティ・キーボックスは外部と通信する通信部を備え、
一または複数のセキュリティ・ボックスの通信部と接続される通信回線と、
通信回線を介して通信される管理者端末と、
を備え、
セキュリティ・キーボックスの制御部は、
管理者端末からの通信回線または無線を介しての遠隔からの許可情報、または、キーボックス内蔵あるいは外付けの認証装置により、キーボックス本体からの個々のキーの抜き取り許可・不許可を制御できる手段と、
キーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれているか否かを予め設定した条件をもとに異常と判断したときに通信回線を介して管理者端末へ異常を通知する手段として機能することを特徴とする。
キーホルダ100は、略J字状鉤110、ロック片120、信号生成回路130、固定係止部140、ホルダケース150を備える。
先端111は、略J字状鉤110の短軸側に設けられた尖り先であり、キーの孔や先端収容穴151に挿入し易くなっている。
係止溝112は、略J字状鉤110の先端111に並んで配置され、図面の垂直方向に形成される溝である。
係止突部114は、略J字状鉤110の長軸側の先端に設けられており、ホルダケース150の中側へ突出するように形成されている。
回転体121は、ロック片120の本体であり、棒状に形成されている。
係止鉤部122は、回転体121の一方の先端に形成されており、後述するが、先端収容穴151内に位置しており、略J字状鉤110が収容されたときにその係止溝112に入り込んで係止する。
押し込み部124は、回転体121の他方の先端に形成されており、ホルダケース150の外側に露出されている。この押し込み部124を先端の尖った道具であるピン126で押すと、図3で示すように、ロック片120は回転する。
接続線125は、ロック片120と信号生成回路130とを通信可能に接続する。また、信号生成回路130と固定係止部140とを通信可能に接続する。
このようなロック片120は、図3の矢印b方向とは反対方向に回転するように図示しないばね・ゴムなどの付勢部で付勢することとなる。
本体141は、固定係止部140の本体であり、棒状に形成されている。
係止突部142は、本体141の先端に設けられており、ホルダケース150の中側へ突出するように形成されている。
ホルダケース150は、細長い角筒状であり、内部に空間152が形成され、この空間152内に上記の各構成が収容されている。
ホルダケース150の一方の側(図1では左側)では先端収容穴151が形成されている。先端収容穴151は略J字状鉤110の先端111が収容されるようになされ、その内部ではロック片120の係止鉤部122が突出している。
ホルダケース150の他方の側(図1では右側)では切り欠き部153が形成されている。切り欠き部153は、後述するセキュリティキーボックスのホルダスロットでロック部330と接続する際に位置決めを行う。
このキーホルダ100は、非破損型であり、キーホルダを破損しなくともキーロックを開放することでキーを取り外せる構成としている。
係止部材332は折れ曲がり部333を有する弾性および導電性の金属部材(例えば銅合金など)である。一対の係止部材332,332の先端には先端部331が被せられて、係止突部114,142間を通過しやすくしている。また、係止部材332の他端では溝部338によりホルダスロット301内で上下方向に移動可能に支持されている。
一対のソレノイド334,334は、このような一対の係止部材332,332に対して上下方向に移動させるようになされている。なお、一対の係止部材332,332は、付勢部337により通常は外側へ付勢されている。
一対の接続線336,336は、検出回路341と一対の係止部材332,332とを通信可能に接続する。
一対の溝部338,338は、一対の係止部材332,332が上下方向へ移動するように移動を拘束する機能を有している。
また、キーホルダ100からキーを力づくで引き抜いた場合には、ロック片120の係止鉤部122と、略J字状鉤110の係止溝112が外れて、信号生成回路130からのキーデータが取得できなくなり、異常をただちに検知する。
また、ホルダスロット301からキーホルダ100を力づくで引き抜いた場合には、一対の係止部材332,332の一対の折れ曲がり部333,333と、係止突部114,142とが外れて、信号生成回路130からのキーデータが取得できなくなり、異常をただちに検知する。
このような構成としたため、一旦ホルダスロット301にキーホルダ100を差し込むと、キーやキーホルダ100を不正に取り外せなくなり、無理矢理キーやキーホルダ100を抜き取った場合にはただちに検知できるようにしたため、セキュリティ能力を向上させることができる。
先端161は、略J字状鉤160の短軸側に設けられた尖り先であり、キーの孔に挿通し易くなっている。
第一係止溝162は、略J字状鉤160の先端161に並んで上側に配置され、図面の垂直方向に形成される溝である。
付勢ばね164は、略J字状鉤160の長軸側に設けられており、略J字状鉤160が開放するように外側(図6では左側)の方向に略J字状鉤160を付勢する。
係止突部165は、略J字状鉤160の長軸側の先端に設けられており、ホルダケース190の中側へ突出するように形成されている。
本体171は、ロック片170の本体であり、棒状に形成されている。
略U字体172は、本体171の一方の先端に形成されている。
第二係止鉤部174は、略U字体172の他方の先端に形成されており、略J字状鉤160の第二係止溝163に入り込んで係止する。
係止突部175は、本体171の他方の先端に設けられており、ホルダケース190の中側へ突出するように形成されている。
信号生成回路180は、後述するが、電源供給を受けて、ユニークなキーデータを生成して外部に送出する。
ホルダケース190は、細長い角筒状であり、内部に空間192が形成され、この空間192内に上記の各構成が収容されている。
ホルダケース190の一方の側(図6では左側)では先端収容穴191が形成されている。先端収容穴191は略J字状鉤160の先端161が収容されるようになされ、その内部ではロック片170の第一係止鉤部173、第二係止鉤部174が突出している。
ホルダケース190の他方の側(図6では右側)では切り欠き部193が形成されている。切り欠き部193は、後述するセキュリティ・キーボックスのホルダスロットでロック部330と接続する際に位置決めを行う。
このキーホルダは、破損型であり、一度キーをキーホルダーに挿入してロックしたら、二度と引き出すことができないような構成としている。
また、キーホルダ100’からキーを力づくで無理に引き抜いた場合には、ロック片170の第一係止鉤部173,第二係止鉤部174と、略J字状鉤160の第一係止溝162,第二係止溝163が外れて、キーホルダ100’が破損して使用不能となり、また、信号生成回路180からのキーデータが取得できなくなって異常をただちに検知する。
また、ホルダスロット301からキーホルダ100’を力づくで引き抜いた場合には、一対の係止部材332,332の一対の折れ曲がり部333,333と、係止突部165,175とが外れて、信号生成回路180からのキーデータが取得できなくなり、異常をただちに検知する。
ホルダスロット301には、図4や図9で示すように検出回路341に接続された電極でもある係止部材332が突出しており、信号生成回路130(180)に電源を供給する。信号生成回路130(180)は、電源供給を受けて、ユニークな信号を検出回路に送出する。
また、図12で示すように開閉扉400がないタイプもあるが、他の構成は同じであり、同じ符号を付すとともに重複する説明を省略し、以下図11で示すタイプについて説明する。
表示部320は、各ホルダスロットのロック状態やロック解除、異常状態などのステータスを表示するものであり、ロックを解除するキーを表示により通知する。
ホルダスロット回路340は、キーホルダーへの電源供給と、キーホルダーの信号を抽出する。また、制御部390からの制御信号により、キーホルダーのロック解除を行う。ホルダスロット回路340は、詳しくは、図14でも示すように、検出回路341,駆動回路342を備える。検出回路341は信号生成回路130(180)と接続され、また、駆動回路342はロック部330の一対のソレノイド334,334と接続される。
検出回路341は、信号生成回路130(180)からのユニークな信号を受けることによって、当該ホルダスロット301に登録したキーホルダか否かを識別し、異常検出用に用いる。認識後の抜き差し検出は、電源回路の負荷電流の有無(通電検査)のみの抜き差し検出も可能であるが、常時信号検出する(データ読出し検査)も可能である。
無線通信部360は、遠隔無線通信制御を行う場合に用いる。例えば無線LANなどである。図では有線通信部370を経由しているが、制御部390と直接接続してもよい。
有線通信部370は、有線通信制御を行う場合に用いられる。例えば、シリアル通信I/Fであり、専用管理ソフトがインストールされたPCとRS232CあるいはUSBなどでローカル接続用に用いる。
LAN通信部380は、LANケーブルを介して通信制御を行う場合に用いられる。例えば、Ethernet(登録商標)によるI/Fユニットであり、Ethernet(登録商標)経由で遠隔通信制御を行う場合に用いる。
制御部390は、各種通信I/Fからの遠隔制御コマンドの受付と制御、また、キーホルダの取り出し、挿入のロギング情報の送出やキーボックスの異常判定を行う。なお、詳細については後述する。
制御部390は、常時キーホルダを監視しており、検出回路341を介してキーデータを読み出せたときはキーボックス本体300のホルダスロット301にキーホルダ100(100’)が差し込まれていると判断する手段(正常判断手段)として機能する。
この場合、ロック部330の一対のソレノイド334,334により一対の係止部材332,332を移動させて使用可能なキーが取付けられたキーホルダ100(100’)のホルダロックを解除した状態とする。なお、所定時間経過後には一対のソレノイド334,334を元に戻して再度の差し込みによりキーロック可能な状態とする。
制御部390は、常時キーホルダを監視しているが、認証データの入力がないにも拘らず、検出回路341を介してキーデータを読み出せないときはキーボックス本体310のホルダスロット301にキーホルダが差し込まれていないと判断し未登録者による持ち出しを検出する手段(異常判断手段)として機能する。
さらにこのようなときに制御部390は、異常判断されたときにアラーム報知部350に音声および表示、または何れか一方により報知させる手段(異常時処理手段)として機能する。さらに制御部390は、画像記録装置などと連携することで、異常発生前後の画像記録する手段(アラーム信号出力手段)として機能するようにしても良い。
セキュリティ・キーボックス10,10にカメラとマイクなどの受付認証を別途設けることで、制御部390は、許可したキーホルダーのみ、管理者側の端末としてコンピュータ60、携帯端末70からの遠隔制御で取り出せるようロック解除する手段(キー抜き取り許可の遠隔制御手段)として機能するようにしても良い。
例えば、守衛所のキー管理では、紛失時に誰が持ち出したかが取り出し記録により明らかになり、キーの紛失防止に寄与する。また、委託者のキーの無断持ち出しや合いキー複製を防止する。異常を検知した際には、管理者へEmail通報が可能である。
その他にも、巡回パトロールに際し、キーを守衛所のキーボックスから抜き取り、巡回先の建物を開錠後に同様のキーボックスへキーを一時保管することで、キーの開閉情報の履歴記録が可能である。
電子錠によるアクセス管理システムを導入することなく、従来のシリンダ錠にてアクセス管理が可能となる。また、巡回先建物などを開錠した後、キーボックスに挿入するので、建物内の巡回中にキーを落とすなどの紛失防止になる。管理者は、履歴情報から巡回状況の確認が行える。
不動産業者の家主に対するキーの適性管理と、物件アクセス履歴情報の提供サービスなど付加価値向上に利用できる。
その他、学校や銀行のキー管理などへの利用が得られる。
さらにセキュリティレベルの向上と、キーボックスの遠隔制御機能を有することで、キーボックスの無人管理が可能となる。
また、専用のキーホルダとキーを分離困難として専用のセキュリティ・キーボックスで管理するようにしたため、複数のキーを個別管理しながらも機械システム化することで手間が省け、適切な管理を実現できる。
複数の認証方式から選択可能とすることで、様々なセキュリティレベルに対応できる。
また、工場など広い敷地施設の離れた場所にある守衛所のキーボックスは、無線によりアクセス情報を通知可能とし配線レスで、後付が容易である。
110:略J字状鉤
111:先端
112:係止溝
113:付勢ばね
114:係止突部
120:ロック片
121:回転体
122:係止鉤部
123:支軸
124:押し込み部
125:接続線
126:ピン
130:信号生成回路
140:固定係止部
141:本体
142:係止突部
150:ホルダケース
151:先端収容穴
152:空間
153:切り欠き部
100’:キーホルダ
160:略J字状鉤
161:先端
162:第一係止溝
163:第二係止溝
164:付勢ばね
165:係止突部
170:ロック片
171:本体
172:略U字体
173:第一係止鉤部
174:第二係止鉤部
175:係止突部
180:信号生成回路
190:ホルダケース
191:先端収容穴
192:空間
193:切り欠き部
10,10’:セキュリティ・キーボックス
300:キーボックス本体
301:ホルダスロット
310:キー入力部
320:表示部
330:ロック部
331:先端部
332:係止部材
333:折れ曲がり部
334:ソレノイド
335:突き出し部
336:接続線
337:付勢部
339:溝部
340:ホルダスロット回路
341:検知回路
342:駆動回路
350:アラーム報知部
360:無線通信部
370:有線通信部
380:LAN通信部
390:制御部
400:開閉扉
20:特小中継装置
30:社内メールシステム
40:LAN
50:インターネット50
60:コンピュータ
70:携帯端末
Claims (5)
- 先端付近に係止溝が形成される略J字状鉤を含み、この先端を通じてキーの孔に挿通されるような貫通体と、
貫通体を移動自在に支持し、貫通体の先端を移動により内部に収容してキーを抜け止めするホルダケースと、
ホルダケースに対して支軸を中心としてばねまたはゴムにより付勢力が付与されて回転するようになされるとともに先端に係止鉤部が形成された回転体を有し、貫通体の略J字状鉤の先端が内部に収容されたときに付勢力に抗しつつ先端の係止溝に係止鉤部が嵌め込まれて略J字状鉤の先端を係止し、また、付勢力による回転方向とは反対方向への回転体の回転移動により貫通体の先端の係止溝から係止鉤部が外れて略J字状鉤の先端の係止を解除するロック片と、
ホルダケースに設けられる固定係止部と、
固定係止部とロック片との間で電気的に接続される信号生成回路と、
を備え、
貫通体の先端をホルダケース内部に収容して貫通体をロック片で抜け止めしたときに、貫通体、ロック片、信号生成回路および固定係止部で信号経路が形成されることを特徴とするキーホルダ。 - 先端を通じてキーの孔に挿通されるような貫通体と、
貫通体を移動自在に支持し、貫通体の先端を移動により内部に収容してキーを抜け止めするホルダケースと、
ホルダケースに設けられ、貫通体の先端が内部に収容されたときに係止して固定され、貫通体の先端が外部へ引き出されたときに係止不能となるロック片と、
ロック片に電気的に接続される信号生成回路と、
を備え、
貫通体の先端をホルダケース内部に収容して貫通体をロック片で抜け止めしたときに、貫通体、ロック片および信号生成回路で信号経路が形成され、かつ、貫通体の先端が外部へ引き出されたときに信号経路形成を不能とすることを特徴とするキーホルダ。 - 請求項1または請求項2に記載のキーホルダを収容するセキュリティ・キーボックスであって、
キーホルダが差し込まれるホルダスロットを一または複数備えるキーボックス本体と、
ホルダスロット内に配置され、差し込まれたキーホルダをロックするロック部と、
ロック部を駆動する駆動回路と、
キーホルダ内の信号生成回路と通信してキーホルダの差し込みの有無を検出する検出回路と、
キー利用者についての認証データを入力する入力部と、
ロックを解除するキーを表示により通知する表示部と、
アラームを音声または表示により報知するアラーム報知部と、
駆動回路、検出回路、入力部、表示部およびアラーム報知部と接続され、入力部から入力された認証データに対応して使用許可されているキーに該当する駆動回路に制御データを送信してロック部を解除するように制御するとともに表示部を表示させる制御部と、
を備え、
制御部は、
信号生成回路から出力されるキーデータを読み出す手段と、
キーデータを読み出せたときはキーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれていると判断する正常判断手段と、
キーデータを読み出せないときはキーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれていないと判断する異常判断手段と、
異常判断されたときにアラーム報知部に報知させる異常時処理手段として機能することを特徴とするセキュリティ・キーボックス。 - 請求項3記載のセキュリティ・キーボックスを含むキー管理システムであって、
前記のセキュリティ・キーボックスは外部と通信する通信部を備え、
一または複数のセキュリティ・ボックスの通信部と接続される通信回線と、
通信回線を介して通信される管理者端末と、
を備え、
セキュリティ・キーボックスの制御部は、
キーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれていないと異常判断したときに通信回線を介して管理者端末へ異常を通知する手段として機能することを特徴とするキー管理システム。 - 請求項3記載のセキュリティ・キーボックスを含むキー管理システムであって、
前記のセキュリティ・キーボックスは外部と通信する通信部を備え、
一または複数のセキュリティ・ボックスの通信部と接続される通信回線と、
通信回線を介して通信される管理者端末と、
を備え、
セキュリティ・キーボックスの制御部は、
管理者端末からの通信回線または無線を介しての遠隔からの許可情報、または、キーボックス内蔵あるいは外付けの認証装置により、キーボックス本体からの個々のキーの抜き取り許可・不許可を制御できる手段と、
キーボックス本体のホルダスロットにキーホルダが差し込まれているか否かを予め設定した条件をもとに異常と判断したときに通信回線を介して管理者端末へ異常を通知する手段として機能することを特徴とするキー管理システム。
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