JP5274503B2 - 電気錠管理システム及び管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気錠管理システム及び管理装置に関し、電気錠に含まれる部品の寿命予測に関する。
近年、戸建てや集合住宅における防犯性の高い施錠システムとして、鍵ではなくIC(Integrated Circuit)の内蔵されたタグやカード等により施錠や解錠を行う電気錠システムが用いられている。このような電気錠システムにおいて故障が発生すると、鍵を用いる場合よりも応急的な対応が困難であり、住民に多大な不都合が生じる。従って、電気錠システムにおいては、故障を未然に回避するための施策が重要である。
電気錠システムにおいて故障を未然に回避するための施策としては、定期的なメンテナンスの他、上記タグやカード等による電気錠の駆動回数をカウントし、そのカウント値と電気錠の部品寿命に応じて定められた閾値との比較によって部品の交換時期を判断する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−24425号公報
特許文献1に記載の方法においては、カウント値と閾値とを比較するため、閾値の設定が重要である。例えば、設定された閾値が低すぎると、まだ寿命が残っており交換する必要のない部品が交換時期であると判断されてしまう。他方、設定された閾値が高すぎると、部品が寿命に達するまで交換時期の通知が成されず、電気錠システムの故障が突然発生することになる。
また、電気錠システムにおける部品の寿命はシステムの動作傾向によって異なる。電気錠の一般的な動作は、上記タグやカード等により解錠されてドアが開いた後、ドアが閉まって施錠されることによる解錠及び施錠動作である。即ち、解錠及び施錠動作両方で1回の動作と考えるのが一般的である。
これに対して、電気錠システムの動作には、ドアを開放する、即ち解錠のみを行う動作や、解放状態のドアの施錠のみを行う動作があり、このような動作と上述した一般的な動作とを同一のカウントにすると、カウント値が電気錠の実際の駆動態様に則したものではなくなってしまい、寿命判断を正確に行うことが出来ない。
また、上記タグやカード等により解錠されてドアが開いた後、ドアが閉まる前に再度タグやカード等による解錠コマンドが入力された場合、タグやカードによってコマンドが入力された回数と、電気錠の駆動回数とが不一致となり、電気錠の駆動回数のカウント値が不正確になる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電気錠における部品の寿命予測をより高精度に行うことが可能な電気錠システム及び管理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、居室のドアを施錠する電気錠を管理する電気錠管理システムであって、前記居室への入退室を許可されたユーザが所持している記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取る情報読取装置を制御して前記識別情報を取得する情報読取装置制御部と、前記取得された識別情報と、前記居室への入退室を許可する情報として予め記憶されている識別情報との比較結果に基づき、前記居室のドアを施錠する電気錠の施錠状態を制御する電気錠制御部と、前記情報読取装置制御部及び前記電気錠制御部の動作履歴の情報として、前記識別情報の取得時間、前記ドアの開閉の有無、前記電気錠の施錠及び解錠動作の有無を示す情報を記憶する動作履歴情報記憶部と、前記記憶された動作履歴の情報に基づき、前記電気錠の動作回数を算出する動作回数算出部と、前記算出された動作回数に基づいて前記電気錠の保証動作回数として予め定められた回数に達するタイミングを交換時期として判断する交換時期判断部と、前記判断された交換時期をユーザに通知するための通知情報を生成する通知情報生成部とを含み、前記動作回数算出部は、時系列に連続する2つの動作履歴における前記識別情報の取得時間の間隔が、予め定められた所定の時間以上の場合に、夫々の動作履歴における前記電気錠の動作を計上することを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、居室への入退室を許可されたユーザが所持している記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取る情報読取装置を制御して前記識別情報を取得する情報読取装置制御部と、前記取得された識別情報と、前記居室への入退室を許可する情報として予め記憶されている識別情報との比較結果に基づき、前記居室のドアを施錠する電気錠の施錠状態を制御する電気錠制御部と、前記情報読取装置制御部及び前記電気錠制御部の動作履歴の情報として、前記識別情報の取得時間、前記ドアの開閉の有無、前記電気錠の施錠及び解錠動作の有無を示す情報を生成する動作履歴情報生成部とを含み、前記電気錠を管理する電気錠管理システムの管理装置であって、前記生成された動作履歴の情報を取得する動作履歴情報取得部と、前記取得された動作履歴の情報に基づき、前記電気錠の動作回数を算出する動作回数算出部と、前記算出された動作回数に基づいて前記電気錠の保証動作回数として予め定められた回数に達するタイミングを交換時期として判断する交換時期判断部と、前記判断された交換時期をユーザに通知するための通知情報を生成する通知情報生成部とを含み、前記動作回数算出部は、時系列に連続する2つの動作履歴における前記識別情報の取得時間の間隔が、予め定められた所定の時間以上の場合に、夫々の動作履歴における前記電気錠の動作を計上することを特徴とする。
本発明によれば、電気錠における部品の寿命予測をより高精度に行うことが可能な電気錠システム及び管理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電気錠管理システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電気錠管理システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る動作回数の演算動を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る交換時期の予測動作の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る制御装置、通信インタフェース、記憶装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る電気錠管理システムにおける電気錠交換時期判定ツールについて図に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る電気錠制御装置及び監視センターの機能構成を示すブロック図、図2は電気錠交換時期判定ツールによる電気錠交換時期予測動作を示すフローチャート図、図3は電気錠交換時期判定ツールの動作回数演算処理動作を示すフローチャート図である。
図1において、電気錠制御装置1は、電気錠ドライブ回路4、カードリーダドライブ回路5、制御装置6、通信インタフェース7、記憶装置8及び入出力回路9を含む。電気錠ドライブ回路4は、扉側の電気錠2a、2b・・・と接続されており、制御装置6の制御に従って電気錠2a、2b・・・の施錠及び解錠を制御する。即ち、本実施形態においては、電気錠ドライブ回路4が、電気錠制御部として機能する。
カードリーダドライブ回路5は、扉近くに設置されたカードリーダ3a、3b・・・と接続されており、カードリーダ3a、3b・・・によるカードの読み取り結果を制御装置6に入力する。尚、本実施形態においては、電気錠の施錠、解錠を行うためのツールとして磁気カードを用いる場合を例として説明するが、磁気以外の他のICカードや、RFID(Radio Frequency IDentification)チップ等の埋め込まれたICタグ等を用いることも可能である。即ち、本実施形態においては、カードリーダ3a、3b・・・が情報読取装置として機能し、カードリーダドライブ回路5が情報読取装置制御部として機能する。
制御装置6は、電気錠制御装置1全体の動作を制御する。例えば、制御装置6は、カードリーダ3a、3b・・・によるカードの読み取り結果をカードリーダドライブ回路5を介して取得し、取得した読み取り結果に応じて電気錠2a、2b・・・を施錠若しくは解錠するように電気錠ドライブ回路4を制御する。これにより、扉電気錠の施解錠が、鍵を使用することなく可能となる。
制御装置6は、上述したように、カードの読み取り結果に応じて電気錠2a、2b・・・の施錠若しくは解錠を判断する際、読み取り結果を検索キーとして、記憶装置8に予め記憶されている複数のカードIDを検索する。読み取り結果に応じたカードIDが記憶装置8に記憶されていた場合、制御装置6は、カードの所持者が入室許可されている者であると判断し、施錠若しくは解錠のための制御を行う。即ち、記憶装置8には、入室を許可された者が所持しているカードをカードリーダ3a、3b・・・において読み取った場合に、読み取り結果として制御装置6が取得するカードIDの情報が記憶されている。
また、記憶装置8には、カードIDをキーとして、例えば、入退出時、カード利用者名称、入出及び退出などの事象を示す情報を含む電気錠2a、2b・・・の動作履歴の情報が登録されている。同時に、その情報は通信インタフェース7より一般回線10を介して設備の異常を24時間監視している監視センター11へ送信される。これらの処理は制御装置6の制御に従って実行される。即ち、制御装置6が、動作履歴情報生成部として機能する。
入出力回路9は、電気錠2a、2b・・・及び扉開閉検知装置15a、15b・・・と接続されており、電気錠2a、2b・・・における施解錠状態及び扉開閉検知装置15a、15b・・・における扉の開閉状態の信号を取得して制御装置6に入力している。通常、電気錠2a、2b・・・における施解錠状態の信号は施錠状態であり電気錠ドライブ4によって電気錠2a、2b・・・が解錠された場合に、信号が変化する。これにより制御装置6が、電気錠2a、2b・・・の解錠を検知する。
通常、扉開閉検知装置15a、15b・・・における扉の開閉状態の信号は閉状態であり、電気錠ドライブ4によって電気錠2a、2bが解錠され、扉が開かれた場合に信号が変化する。これにより制御装置6が、扉が開状態となったことを検知する。尚、扉の開閉については、カードリーダ3a、3b・・・にカードを読み取らせて電気錠2a、2b・・・を解錠したユーザが手動で開閉する方式であっても良いし、電気錠2a、2b・・・が解錠されることにより自動的に開閉する方式であっても良い。
開かれた状態の扉は、扉クローザの自閉力やユーザによる手動、若しくは自動ドアとしての駆動機構により、閉じられる。これにより、扉開閉検知装置15a、15b・・・における扉の開閉状態の信号が閉状態に変化する。これにより、制御装置6が、扉が閉状態となったことを検知する。扉が閉状態となったことを検知すると、制御装置6は、電気状態2a、2b・・・を施錠するために電気錠ドライブ回路4を制御する。これにより、電気錠2a、2bのデッドボルトが突出して施錠が完了する。
ここで、上記デッドボルトとは、一般的な施錠機構において、扉若しくは扉の枠の一方から突出して他方の窪みに挿入されることにより、扉の開閉を妨げる部品である。一般的な施錠機構においては、鍵穴に鍵を挿入して鍵を回転することによりこのデッドボルトが突出して施錠が成される。電気錠システムにおいては、このデッドボルトの突出が電気的に制御されることにより、施解錠が成される。施錠が完了すると、電気錠2a、2b・・・における施解錠状態を示す信号が施錠状態に変化する。これにより、制御装置6が電気錠2a、2b・・・が施錠状態となったことを検知し、一連の施解錠動作が完了する。
次に、監視センター11の電気錠交換時期判定ツールによる電気錠交換時期予測動作について、図2及び図3を用いて説明する。図2に示すように、まず監視センター11の制御装置13が、通信インタフェース12を介して電気錠制御装置1から送信される履歴データを取得し、記憶装置14に記憶させる(S201)。即ち、記憶装置14が動作履歴情報記憶部として機能する。
制御装置13は、電気錠制御装置1からの履歴データの取得が完了するまで、S201の処理を繰り返し(S202/NO)、履歴データの取得が完了すると(S202/YES)、記憶装置14に記憶された履歴データに基づいて、電気錠2a、2b・・・の動作回数演算を行う(S203)。即ち、制御装置13が、動作回数算出部として機能する。S203においては、電気錠2a、2b・・・のように複数ある電気錠のいずれか1つについて動作回数の演算が実行される。S203の処理については、後に詳述する。
動作回数の演算が完了すると、制御装置13は、動作回数の演算結果に基づき、交換時期の予測処理を行う(S204)。即ち、制御装置13が、交換時期判断部として機能する。S204においては、S203において動作回数が演算された電気錠について、部品の交換時期の予測処理が実行される。S204の処理についても後に詳述する。S204において予測した交換時期、即ち寿命が1年以内である場合(S205/YES)、制御装置13は、通信インタフェース12を制御して顧客に交換時期が近いことを通知する(S206)。即ち、制御装置13が、通知情報生成部として機能する。
S206における交換時期の通知は、一般回線を介して情報を送信することにより、電気錠制御装置1に設けられた図示しない表示装置に表示されるような通知態様や、一般回線10に接続された他の情報処理装置の表示装置に表示されるような通知態様が考えられる。また、表示装置に表示されるような通知態様の他、予め定められた管理人等のメールアドレス宛てに制御装置13が電子メールを送信することによる通知態様が考えられる。
顧客への通知が完了し、若しくはS205の判断の結果寿命が一年以上あった場合(S205/NO)、制御装置13は、複数ある電気錠の全てについて寿命予測が完了したか否か判断し(S207)、完了していなければ(S207/NO)、S203からの処理を繰り返し、完了していれば(S207/YES)、そのまま処理を終了する。このような処理により、本実施形態に係る電気錠システムにおける電気錠の部品の寿命予測処理が完了する。
次に、図2のS203の処理の詳細について、図3を参照して説明する。電気錠システムの動作判定を行う履歴のうち、デッドボルトによる施錠及び解錠が各1回、即ち1セット行われる履歴としては、カードリーダにカードをかざして居室への入退室を行った場合に発生する「入室」「退室」、カードリーダにカードをかざしたが、居室への入退室を行わなかった場合に発生する「未入室」「未退室」、扉付近に設置された一時解錠釦の操作により居室への入退室を行った場合に発生する「一時解錠釦」がある。記憶装置14は、これらを「履歴B」として記憶する。
デッドボルトによる施錠及び解錠のいずれか1回、即ち0.5セット行われる履歴としては、監視センターからの指示により扉を常に施錠または解錠状態とする「連続施錠」「連続解錠」がある。記憶装置14は、これらを「履歴C」として記憶する。
図3に示すように、制御装置13は、動作回数の演算処理を開始すると、まず電気錠動作判定を行う履歴を順に選択するためのカウント値をカウントアップする(S301)。次に、制御装置13は、記憶装置14に記憶されている履歴データを選択し、選択した履歴がBの履歴(「入室」「退室」「未入室」「未退室」「一時解錠釦」のいずれか)であるか否か判定する(S302)。
電気錠動作判定を行う履歴がBであった場合(S302/YES)、制御装置13は、1件前の履歴、即ちA−1件目がBであったか否か判定する(S303)。電気錠動作判定を行う履歴と1件前の履歴が共にBである場合(S303/YES)、制御装置13は、A件目とA−1件目との履歴の発生間隔が6秒未満であるか否か判定する(S304)。
S304の判定の趣旨は、カードリーダにカードを読み取らせて扉を開き、扉が閉まる前にカードリーダに再度カードを読み取らせる操作により、履歴は2回発生したが電気錠の図示しないデッドボルトは1回しか動作していない場合(以降、連続読み取りの場合とする)の、重複したカウントを排除することにある。本実施形態においては、上記連続読み取りの場合の閾値を6秒とし、6秒以内に2以上の履歴が発生した場合は、動作回数をカウントしないことにより、動作回数の演算を高精度に行う。
電気錠動作判定を行う履歴と1件前の履歴がBであり、且つ履歴の発生間隔が6秒以上である場合(S304/NO)、上記連続読み取りの場合ではないため、制御装置13は、電気錠の動作回数を+1回とカウントする(S306)。そして、制御装置13は、カウントした動作回数を記憶し(S307)、一の電気錠について全ての履歴を判定したか否か確認する(S305)。
また、上記連続読み取りの場合(S304/YES)、制御装置13は、S305の処理に進む。全ての履歴について判定が完了していれば(S305/YES)、制御装置13はそのまま処理を終了する。他方、全ての履歴について判定が完了していなければ、制御装置13は、S301からの処理を繰り返す。
また、電気錠動作判定を行う履歴がBであり、1件前の履歴がBではない場合(S303/NO)、制御装置13は、電気錠の動作回数を+1回とカウントし(S306)、カウントした動作回数を記憶し(S307)、一の電気錠について全ての履歴を判定したか否か確認する(S305)。
他方。S302の処理において、動作判定を行う履歴がBではなかった場合(S302/NO)、制御装置13は、次に、動作判定を行う履歴がCであるか否か判定する(S308)。電気錠動作判定を行う履歴がCであった場合(S308/YES)、制御装置13は、電気錠の動作回数を+0.5開とカウントし(S309)、上述したようにS307、S305の処理を行う。また、動作判定を行う履歴がCでもない場合、制御装置13は、S305の処理に進む。
このような処理により、本実施形態に係る動作回数の演算動作が完了する。本実施形態に係る動作回数の演算においては、履歴B、履歴Cといった履歴の種類並びに連続する履歴の間隔に基づいて、カウントの要否を判断してカウント値を変更するため、実際の電気錠の動作態様に沿った高精度な動作回数のカウント値を得ることが可能である。
また、図3の動作に含まれる夫々の処理は、全て監視センター11の制御装置13による処理である。そして、履歴B、履歴Cといった履歴の種類や、各履歴の時間の情報は、既存の電気錠システムにおける履歴情報にも含まれている。従って、本実施形態に係る電気錠システムは、監視センター11側における制御装置13の機能更新のみで実現可能であり、低コストで上記効果を得ることが可能である。
次に、図2のS204の処理の詳細について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る電気錠交換時期判定ツールによる電気錠交換時期予測のグラフを示す図である。図4のグラフにおいては、横軸が時間軸であり、縦軸が電気錠の動作回数を示す。本実施形態に係る交換時期の予測処理において、制御装置13は、記憶装置14に記憶されている履歴データに基づき、図4に示すように、時間経過に対する動作回数の変化に応じたフィッティング曲線を求める。フィッティング曲線を求める際には、最少二乗法やn次関数曲線等既存の方法を用いることができる。
S203において演算した動作回数がn回であった場合、制御装置13が求める曲線は例えば(n−1)次の曲線である。また、各履歴データの動作回数は、図3のS306若しくはS309においてカウントされた回数を用いる。即ち、連続する履歴の間隔が6秒以内である場合、連続する履歴のうち後の履歴はカウントされない。また、履歴の種類が履歴Cであれば、その履歴は0.5回としてカウントされる。
このようにして履歴データに対するフィッティング曲線を求めると、制御装置13は、図4に示すように、求めたフィッティング曲線の値が、予め定められた製品保証動作回数に達するまでの時間を残寿命として求める。このような処理により、様々な建物に設置された電気錠の動作傾向を考慮した残寿命を求めることができ、電気錠の寿命が近いことを前もってユーザに通知することが可能となる。
本実施形態においては、上述したように制御装置13によって要旨となる処理が実行される。制御装置13の機能は、ハードウェアとソフトウェアとが連動して構成される機能により実現される。以下、本実施形態に係る制御装置13、通信インタフェース12及び記憶装置14のハードウェア構成について説明する。
図5は、本実施形態に係る制御装置13、通信インタフェース12及び記憶装置14のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係る制御装置13、通信インタフェース12及び記憶装置14は、一般的なサーバやPC等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る制御装置13、通信インタフェース12及び記憶装置14は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104及びI/F105がバス108を介して接続されている。また、I/F105にはLCD(Liquid Crystal Display)106及び操作部107が接続されている。
CPU101は演算手段であり、制御装置13全体の動作を制御する。RAM102は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM103は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェアや各種の制御プログラム等のプログラムが格納されている。HDD104は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。また、本実施形態に係る記憶装置14は、HDD104によって実現される。
I/F105は、バス108と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。本実施形態に係る通信インタフェース12は、I/F105によって実現される。LCD106は、ユーザが制御装置13の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部107は、キーボードやマウス等、ユーザが制御装置13に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM103やHDD104若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM102に読み出され、CPU101の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る制御装置13の機能が実現される。
1 電気錠制御装置、
2a、2b 電気錠、
3a、3b カードリーダ、
4 電気錠ドライブ回路、
5 カードリーダドライブ回路、
6 制御装置、
7 通信インタフェース、
8 記憶装置、
9 入出力回路、
10 一般回線、
11 監視センター
12 通信インタフェース、
13 制御装置、
14 記憶装置、
15a、15b 扉開閉検知装置、
101 CPU、
102 RAM、
103 ROM、
104 HDD、
105 I/F、
106 LCD、
107 操作部、
108 バス

Claims (3)

  1. 居室のドアを施錠する電気錠を管理する電気錠管理システムであって、
    前記居室への入退室を許可されたユーザが所持している記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取る情報読取装置を制御して前記識別情報を取得する情報読取装置制御部と、
    前記取得された識別情報と、前記居室への入退室を許可する情報として予め記憶されている識別情報との比較結果に基づき、前記居室のドアを施錠する電気錠の施錠状態を制御する電気錠制御部と、
    前記情報読取装置制御部及び前記電気錠制御部の動作履歴の情報として、前記識別情報の取得時間、前記ドアの開閉の有無、前記電気錠の施錠及び解錠動作の有無を示す情報を記憶する動作履歴情報記憶部と、
    前記記憶された動作履歴の情報に基づき、前記電気錠の動作回数を算出する動作回数算出部と、
    前記動作履歴の情報における時間軸に対する前記算出された動作回数の変化に基づき、前記電気錠の保証動作回数として予め定められた回数に達するタイミングを交換時期として判断する交換時期判断部と、
    前記判断された交換時期をユーザに通知するための通知情報を生成する通知情報生成部とを含み、
    前記動作回数算出部は、時系列に連続する2つの動作履歴における前記識別情報の取得時間の間隔が、予め定められた所定の時間以上の場合に、夫々の動作履歴における前記電気錠の動作を計上することを特徴とする電気錠管理システム。
  2. 前記動作回数算出部は、前記動作履歴の情報における前記電気錠の施錠及び解錠動作の有無を示す情報において施錠及び解錠の両方の動作が含まれる場合と、施錠及び解錠のうち一方のみの動作が含まれる場合として前記電気錠の動作回数の計上値を変えることを特徴とする請求項1に記載の電気錠管理システム。
  3. 居室への入退室を許可されたユーザが所持している記憶媒体に記憶されている識別情報を読み取る情報読取装置を制御して前記識別情報を取得する情報読取装置制御部と、前記取得された識別情報と、前記居室への入退室を許可する情報として予め記憶されている識別情報との比較結果に基づき、前記居室のドアを施錠する電気錠の施錠状態を制御する電気錠制御部と、前記情報読取装置制御部及び前記電気錠制御部の動作履歴の情報として、前記識別情報の取得時間、前記ドアの開閉の有無、前記電気錠の施錠及び解錠動作の有無を示す情報を生成する動作履歴情報生成部とを含み、前記電気錠を管理する電気錠管理システムの管理装置であって、
    前記生成された動作履歴の情報を取得する動作履歴情報取得部と、
    前記取得された動作履歴の情報に基づき、前記電気錠の動作回数を算出する動作回数算出部と、
    前記動作履歴の情報における時間軸に対する前記算出された動作回数の変化に基づき、前記電気錠の保証動作回数として予め定められた回数に達するタイミングを交換時期として判断する交換時期判断部と、
    前記判断された交換時期をユーザに通知するための通知情報を生成する通知情報生成部とを含み、
    前記動作回数算出部は、時系列に連続する2つの動作履歴における前記識別情報の取得時間の間隔が、予め定められた所定の時間以上の場合に、夫々の動作履歴における前記電気錠の動作を計上することを特徴とする管理装置。
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