JP4105885B2 - 自動貸金庫システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動貸金庫システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動貸金庫システムの1つとして、1つの格納庫に1つの操作ブースとをセットにしたユニットタイプ(コンパクトタイプ)のものがある。このユニットタイプの貸金庫システムでは、操作ブースには電気錠付きの扉を設けており、扉の外に設けた室外リーダにカードを通すと本人確認が行われて、操作ブースに入室できるようになっている。
【0003】
また、操作ブースの内部には、室内リーダやディスプレイ兼用の操作パネル(タッチパネル)などが配置されており、室内リーダに再度カードを通してから、操作パネルに暗唱番号を入力するなど所定の操作を行うと、その顧客が借りている金庫ボックスが操作ブースのテーブルに現れるようになっている。
【0004】
金庫ボックスへの物品の出し入れを終えたら、当該金庫ボックスの蓋を閉じて施錠し、次いで返却ボタンを押すと、金庫ボックスはテーブルの内部に自動的に隠れて、搬送機構によって格納庫の所定の場所に返却される。
【0005】
従来は、室外リーダでのカードの読み取りに始まって、操作ブース内での金庫ボックスの使用、金庫ボックスの元の格納場所への返却、操作ブースからの顧客の退室による電気錠の施錠という一連の流れが1つのサイクルになっており、顧客ごとにこのサイクルを繰り返していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したサイクルにおいて、顧客の操作と搬送手段の動きとが複合しているが、両者にはもともと依存性は存在せず、顧客は自らの意思によって行動する一方、搬送装置は与えられたプログラムに従って作動される。
【0007】
このため、例えば、使用された金庫ボックスが搬送手段によって元の格納場所に返却途中であるが、顧客は素早く操作ブースから退室していることがある。
【0008】
この場合、自動貸金庫システムは退室した顧客のためのプログラムによってまだ支配されているため、操作ブースに人がいないにもかかわらず、室外リーダはリセット前の状態となっていて次の顧客のカードを読み取ることはできない。このため、操作ブースの前で待っている次の顧客は、操作ブース内は無人であるのにどうして使用できないのかと、不愉快な思いをすることになる。つまり、融通が効かないのである。
【0009】
また、顧客にできるだけ迅速に金庫ボックスを届けるためには、室外リーダによるカードの読み取りと同時に搬送手段を作動させることが得策であると言えるが、顧客は室外リーダにカードを通しても何らかの理由で操作ブースに入室せずに帰ってしまうことがあり、この場合、使用中止と判断してプログラムがリセットされるにはある程度の待機時間が必要となるため、操作ブースの外で待っている顧客がいるとまたまた不愉快な思いをすることになる。
【0010】
本発明は、このような現状を解決することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記したような問題は、自動貸金庫システムの運用プログラムが顧客の行動に的確に対応できていないことに起因している。そこで本願発明者は、何らかの手段によって顧客の行動を把握して信号として検知し、この信号に基づいてプログラムの修正を行えば良いと考えた。そして、本願発明者は、扉の開閉という顧客の行動に着目して、本願発明を完成させるに至った。
【0012】
本願発明が対象とする自動貸金庫システムは、多数の金庫ボックスを格納できる格納庫と、顧客が金庫ボックスへの物品の出し入れを行う付きの操作ブースと、格納庫と操作ブースとの間に金庫ボックスを搬送する搬送手段と、前記扉の開閉を検知する扉センサーと、顧客ごとに発行されているカードの記録内容を操作ブースの外側において読み取る室外リーダと、使用プログラムがインプットされているコンピュータを有する制御手段とが備えられており、前記格納庫と操作ブースとはセットになっていて両者は1つのユニットになっており、前記操作ブースのには電気錠を設けており、更に、前記室外リーダでカードを読み取ると使用プログラムの実行が開始されるようになっている(基本構成)。
【0013】
【0014】
そして、請求項1の発明では、上記した基本構成において、前記室外リーダによるカードの読み取りがあってから所定時間内に扉センサーが扉の開き動を検知したら、前記搬送装置の作動が開始される、という制御が成される。
【0015】
請求項2の発明では、上記した基本構成において、顧客が金庫ボックスを使用してから返却ボタンを押した後に扉センサーが扉の開き動を検知したら、搬送装置が作動中であっても室外リーダで次の顧客のカードの読み取りが許容される状態になる、という制御が成される。
【0016】
【発明の作用・効果】
本願発明によると、顧客の行動である操作ブースへの入退室の事実又は入退室していないという事実を扉センサーで検知(認識)し、その検知信号又は不検知信号に基づいてプログラムを適切に修正することができる。すなわち、自動貸金庫システムについて、融通の効いた制御を実現することができる。
【0017】
すなわち、請求項1のように制御すると、先の顧客が操作ブースから退室したら室外リーダで次の顧客のカードを読み取ることにより、次の顧客は操作ブースに入室できるため、操作ブースの外で待たされることによる不快感を覚えることはなく、満足度を向上させることができる。
【0018】
また、請求項の発明によると、顧客が操作ブースに入室した場合だけ搬送手段が作動するため、顧客が操作ブースに入室せずに帰ってしまうことによって次の顧客が無駄に待たされるという事態をなくして、これまた顧客満足度を向上させることができるのである。請求項1と請求項2とを組み合わせても良い。
【0019】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
(1).ハードの概要
まず、図1〜図3に基づいて自動貸金庫システムのハードの概要を説明する。図1は全体の外観斜視図、図2は一部破断斜視図、図3は(A)(B)とも操作ブースの内部の概略斜視図である。
【0021】
自動貸金庫システムは、防盗壁で囲われた格納庫1とこれに一体に接続した操作ブース2とを備えている。格納庫1には、多数の金庫ボックス3を縦横に整列して格納できる2つの棚装置4が相対向して配置されており、両棚装置4の間は、搬送機構の一部を構成するスタッカクレーン(図示せず)が配置されている。
【0022】
操作ブース2は扉5を備えており、扉5の表面には室外リーダ6を設けている(室外リーダ6は操作ブース2の外壁に設けても良い)。また、扉5は電気錠(図示せず)で解施錠される。また、操作ブース2には、扉5の開閉を検知するため(より正確には、扉5の開閉検知を通じて顧客の入退室の有無を判断するため)、リミットスイッチ方式等の扉センサー(図示せず)を設けている。
【0023】
扉センサーとしては、実際に扉5の開閉動を検知することには限らず、ハンドル5aの動きを検知することで代替しても良い。また、扉5の開き動はハンドル(或いはノブ)5aの動きで代替検知し、扉5の閉じ動は電気錠における電磁ソレノイドの通電によって代替することも可能である。顧客の入退室検知センサーとして、扉センサーに代えて、操作ブース2の内部に熱線関知方式等の人関知センサーを設けることも可能である。
【0024】
操作ブース2の内部には、上面と前面を囲われた操作テーブルが配置されており、操作テーブル7の上面部には、水平移動式のシャッター8で開閉される操作口9を設けている。金庫ボックス3は、前記したスタッカクレーンとコンベヤ手段とリフト手段とよりなる搬送手段により、棚装置とシャッター8の下方の部位との間に搬送される。
【0025】
金庫ボックス2がシャッター8の真下まで搬送されている状態でシャッター8が自動的に開くと、金庫ボックス3を使用できる。金庫ボックス3は錠付きの蓋10を設けており、蓋10を空けて物品の出し入れを行う。
【0026】
操作ブース2の内部には、室内リーダ11と、テンキー等のタッチキー類を備えたディスプレイ12と設けられている。図示していないが、自動貸金庫システムは制御のためのコンピュータを備えている。このコンピュータは自動貸金庫システムに組み込まれていても良いし、自動貸金庫システムとは別の場所(例えば銀行の集中管理室)に設置されていて、自動貸金庫システムと通信回線等によって結ばれていても良い。
【0027】
(2).第1実施形態
次に、図4のフローチャートに基づいて第1実施形態を説明する。
【0028】
プログラムの開始要件として、顧客はまず室外リーダ6にカードを通す。するとプログラムが開始され、カードの記録内容と制御手段を構成するコンピュータに記録されている記録とが照合されて正規の契約者であるか否かが判断され、正規の契約者である場合は電気錠が解錠される。
【0029】
扉5を開けると扉センサーによってこれを検知し、すると、スタッカクレーンに駆動開始信号が送られて、スタッカクレーンは金庫ボックス3の取り出しを開始する。このように顧客が必ず使用する状態でスタッカクレーンが作動するため、顧客が操作ブース2に入室せずに帰ることによって後続の顧客の待ち時間が長くなる不具合を防止できる。
【0030】
猶予時間が経過しても扉センサーが開扉信号を発信しない場合は、プログラムはリセットされる。室外リーダ6にカードを通してから入室するまでの時間は僅かで済むため、扉センサーによる開扉検知信号を確認するための猶予時間は数秒で足りる。
【0031】
操作ブース2に入室した顧客は、カードを室内リーダ11に通す。すると、室外リーダ6にカードを通した顧客と同一人物であるか否かが照合され、同一人物(正規ユーザー)であることが確認されると、ディスプレイ12に「暗唱番号を入力して下さい」のメッセージが表示され、顧客が正しい暗唱番号を入力すると、搬送手段とシャッター駆動機構とに作業続行信号が発信される。
【0032】
室内リーダ11はカードの照合のみでなく、各カードごとの使用履歴の記録機能も備えている。記録方式としてしては、カードに記録されている磁気データを読み取って記憶装置に記録しても良いし、カードの一部又は全部を例えばCCDカメラ等のカメラで撮影してデジタル映像として記録することも可能である。
【0033】
後者のように映像として記録する場合は、カードとしては、磁気記録部分に加えて凹凸による表示箇所があるピンパッドカードを使用して、目視で確認できる部分を記録するのが好ましいと言える。
【0034】
暗唱番号が正規のものであることが確認された時点で既に金庫ボックス3がシャッター8の真下まで搬送されていることもあり、この場合は、暗唱番号の確認信号によってシャッター8がすぐに開く。
【0035】
暗唱番号が正規のものであることが確認された状態で金庫ボックス3が搬送途中である場合は、金庫ボックス3の搬送が続行されてから、シャッター8が開くことになる。
【0036】
金庫ボックス3への物品の出し入れが終了したら、蓋10を閉じて施錠したのち、ディスプレイ12に表示されている「返却」のボタンを押す(タッチする)。すると、シャッター8が閉じてから、搬送手段が駆動されて、金庫ボックス3は元の格納場所に戻される。
【0037】
顧客は、返却ボタンを押したらそのまま操作ブース2を退室することになる。扉5は内側からは自由に開けることができ、その開閉を扉センサーが検知する。顧客が返却ボタンを押してから操作ブース2を退室し終えるまでの時間と、金庫ボックス3が元の格納場所に戻されるまでの時間とは必ずしも一致せず、金庫ボックス3が戻されるよりも前に顧客が退室することも多い。
【0038】
その場合は、搬送手段が作動中であっても次の顧客のためのプログラムは開かれており、次の顧客は扉5を開けて操作ブース2に入室することができる。従って、この状態では、後続の顧客のプログラムはいわば待機状態(或いは予約状態)になっており、先の顧客の金庫ボックス3が元の格納場所に返却され次第、搬送手段は新たな顧客の金庫ボックスの取り出しモードに切り換わる。
【0039】
次の顧客は、先程と同じ手順により、自分が契約している金庫ボックス3を呼び出して使用することになるが、この操作自体は、先の顧客の金庫ボックス3の返却作業と並行して行うことも可能である。
【0040】
(3).第2実施形態
金庫ボックス3が元の場所に戻されているが、顧客が何らかの理由で操作ブース2から退室していない場合がある。
【0041】
この場合の処理としては、金庫ボックスの返却を優先させて、次の顧客のためのプログラムを開けて予約状態にしておく場合と、扉5の開閉信号を優先させて、次の顧客のためのプログラムを閉じたままの場合とがある(何れの場合も、扉センサーからの扉開閉信号がない限り電気錠は解錠されず、次の顧客は操作ブース2に入室することはできない)。
【0042】
顧客が操作ブースに入室している時間は、扉センサーの開閉信号があってからの計時(又は現在時刻と扉開閉時刻との差の演算)によってカウントすることができる。そして、顧客がある程度以上に長い時間(例えば5〜10分)を経過しても操作ブース2から退室しない場合は、盗難や破壊等の不正行為又はその予備的行為の虞が高いので、異常事態として管理者や警備会社に自動的に通報するように設定しても良い。
【0043】
扉5の開閉を検知する扉センサー(或いは人関知扉センサー)を設けることにより、このような防犯機能や警戒機能をプログラムに組み込むことも可能になる。
【0044】
(4).再使用モード
一人の顧客が操作ブース内で続けて金庫ボックス3を使用することも可能である。この場合の使用態様としては、同じ金庫ボックス3を続けて再使用する場合と、別々の金庫ボックスを続けて使用する場合とがある。
【0045】
前者のケースとしては、物品を収納し忘れたり、収納すべきでない物品を収納してしまって取り出したい場合、或いは、収納した物品の内容を確認し直したい場合などがある。後者のケースは、一人で複数の金庫ボックスを契約している場合である。
【0046】
再使用モードは便利ではあるが、操作ブース2の外に次の顧客が待っている状態で再使用されると、後続の顧客に迷惑となる。そこで、先の顧客の使用状況いかんに関係なく、操作ブース2の外で待っている顧客のカードを室外リーダ6で読み取りできるように設定して予約信号を先の顧客のプログラムに発信し、予約信号を受信したら再使用モードは機能中止するように制御することも可能である。
【0047】
再使用不可能モードに切り替わっている場合は、1つの金庫ボックスを使用して返却ボタンをタッチしたら、ディスプレイ12に、「他のお客様がお待ちですので、続けての使用はできません。」というようなメッセージが表示されるように設定しておけば良い。
【0048】
(5).システムダウン時の対処例
ユニットタイプの自動貸金庫システムの制御は個別の自動貸金庫システムに設けたコンピュータで行う場合もあるし、遠隔的に制御する場合もある。図5では、遠隔的に制御する場合の制御階層を大雑把に表示している。
【0049】
すなわち、最上位の統括的制御手段としてセンターPC(センターコンピュータ,センターパソコン)があり、その下位の制御手段として個別PC(個別コンピュータ,個別パソコン)があり、個別PCへの入出力機器として既述の室内リーダ11とディスプレイ12とがあり、個別IF(個別インターフェース)を介して個別PCに接続されている機器として室外リーダ6とスタッカクレーンとがある(他にも機器類はあるが、ここでは省略している)。センターPCを除いた要素は自動貸金庫システムのユニットに組み込まれている。
【0050】
これら自動貸金庫システムの制御機構や作動機構が部分的にダウン(故障したりや使用不能状態に陥ること)があり得る。その場合の対策の一例を図6に示している。
【0051】
例えば回線の途絶などによってセンターPCによる制御が不能になったり、センターPCが機能停止に陥った場合は、センターPCによる制御無効の信号を個別PCに入力することにより、システムの運用をセンターPCから個別PCに代替させる。換言すると、個別PCでセンターPCをバックアップさせる。
【0052】
この制御無効の信号は、ディスプレイ12のテンキー操作等によって手作業で行っても良いし、センターPCのダウン信号が発信されたら個別PCの独自制御プログラムが自動的に立ち上がるように、個別PCに予めプログラミングしておいてもよい。
【0053】
なお、センターPCの役割を個別PCで代替できるための条件として、個別PCにはセンターPCと同様の機能(データの記録、プログラム処理等)を予め保持させておく必要がある。
【0054】
個別PCもダウンした場合は、担当者がディスプレイ12のキーを操作することによって行う。この場合、特定の者だけに予め発行されている緊急用マスターカードを室内リーダ11に通すことにより、手作業での代替を可能な状態にする。
【0055】
個別IFがダウンするとスタッカクレーン(及び他の搬送手段)が使用不能となる。この場合は、担当者が、ディスプレイ12とは別に設置されているスタッカクレーン手動操作用テンキー(操作盤)を操作して、目的とする金庫ボックスの取り出し・返却を行うことになる。
【0056】
スタッカクレーン主動操作用テンキーは、例えば、操作ブース2の内側に設けている点検用扉の内側に設けるなど、一般の顧客が使用できない部位に設けておくのが好ましい。
【0057】
リーダ5,11だけがダウンした場合は、センターPCによってそれらリーダ5,11の無効設定を行い、暗唱番号による確認等によって対処することになる。リーダ5,11と上位階層の制御系統が全てダウンした場合は、何らかの身元確認と暗唱番号との併用、並びに担当者によるディスプレイ12のテンキー操作によって金庫ボックス3の出し入れを行うことになる。
【0058】
なお、顧客のカードが何らかのトラブルで使用できない場合は、何らかの身元確認を経たのち、ディスプレイ12のテンキーを操作して必要な上方を入力すれば良い。スタッカクレーン及び他の搬送手段がダウンした場合は、人手によって金庫ボックスを格納庫1と操作ブース2とに搬送せざる得ない。
【0059】
ところで、格納庫の内部にはトロリー線が張ってあったり、エッジのある多数の部材が露出していたりするため危険であり、メーカーのメンテ要員以外の人が入るのは極力避けるべきである。特にユニットタイプの自動貸金庫システムではスペースに余裕がないため、危険が多い。
【0060】
しかるに、本実施形態のように、殆どのユニット(装置)のダウンに対するパックアップを操作ブース2で行えるようにしておくと、銀行の担当者のように自動貸金庫システムの管理担当者といえども格納庫の内部に入って作業を行うことを極力避けることができるため、ダウン時の対処を可能な限り安全に行える利点がある。
【0061】
(5).その他
上記の実施形態ではディスプレイをタッチパネルに兼用しているが、ディスプレイとボタン類(或いは操作パネル)とを別々に設けても良いことはいうまでもない。また、正規ユーザー確認の方法としては、カードや暗唱番号の入力には限らず、指紋や網膜の照合などに置き換えるなどしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット式自動貸金庫システムの全体の外観斜視図である。
【図2】一部破断斜視図である。
【図3】操作ブースの内部の概略斜視図である。
【図4】第1実施形態のフローチャートである。
【図5】制御系統を階層を示す図である。
【図6】機能ダウン時の対策を示す表である。
【符号の説明】
1 格納庫
2 操作ブース
3 金庫ボックス
4 棚装置
5 扉
6 室外リーダ
7 テーブル
8 シャッター
9 操作口
11 室内リーダ
12 タッチパネル兼用のディスプレイ

Claims (2)

  1. 多数の金庫ボックスを格納できる格納庫と、顧客が金庫ボックスへの物品の出し入れを行う付きの操作ブースと、格納庫と操作ブースとの間に金庫ボックスを搬送する搬送手段と、前記扉の開閉を検知する扉センサーと、顧客ごとに発行されているカードの記録内容を操作ブースの外側において読み取る室外リーダと、使用プログラムがインプットされているコンピュータを有する制御手段とが備えられており、
    前記格納庫と操作ブースとはセットになっていて両者は1つのユニットになっており、前記操作ブースのには電気錠を設けており、更に、前記室外リーダでカードを読み取ると使用プログラムの実行が開始されるようになっている、
    という自動貸金庫システムであって、
    前記室外リーダによるカードの読み取りがあってから所定時間内に扉センサーが扉の開き動を検知したら、前記搬送装置の作動が開始される、という制御が成される、
    自動貸金庫システム。
  2. 多数の金庫ボックスを格納できる格納庫と、顧客が金庫ボックスへの物品の出し入れを行う付きの操作ブースと、格納庫と操作ブースとの間に金庫ボックスを搬送する搬送手段と、前記扉の開閉を検知する扉センサーと、顧客ごとに発行されているカードの記録内容を操作ブースの外側において読み取る室外リーダと、使用プログラムがインプットされているコンピュータを有する制御手段とが備えられており、
    前記格納庫と操作ブースとはセットになっていて両者は1つのユニットになっており、前記操作ブースのには電気錠を設けており、更に、前記室外リーダでカードを読み取ると使用プログラムの実行が開始されるようになっている、
    という自動貸金庫システムであって、
    顧客が金庫ボックスを使用してから返却ボタンを押した後に扉センサーが扉の開き動を検知したら、搬送装置が作動中であっても室外リーダは次の顧客のカードの読み取りが許容される状態になる、という制御が成される、
    自動貸金庫システム。
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