JP5230819B2 - 電磁石装置および電磁石装置を用いた開閉装置 - Google Patents

電磁石装置および電磁石装置を用いた開閉装置 Download PDF

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Description

この発明は、電磁コイルへの通電により可動鉄心を固定鉄心に対して変位させる電磁石装置、及び電磁石装置の駆動力によって接点を開閉する電力の送配電および受電設備に用いられる開閉装置に関するものである。
電磁石装置の駆動力によって接点を開閉する開閉装置の一部には、電磁石装置と開閉装置の主回路接点部を同一軸上に配置しており、連結機構による伝達損失を削減できるメリットを持つ。本構成の開閉装置は、開閉装置の主回路接点部、絶縁ロッド、駆動ロッド、主回路接点に接圧を加える接圧バネ、主回路接点のうち可動接点に開放方向の荷重を発生する開放バネ、および電磁石装置の可動軸を全て同一軸上に配置している。(例えば、特許文献1参照)。
特許第4277198号
電磁石装置と開閉装置の主回路接点部を同一軸上に配置した開閉装置では、開閉装置の主回路接点部、絶縁ロッド、駆動ロッド、接圧バネ、開放バネ、および電磁石を全て同一軸上に配置しているため、開閉装置の軸方向の寸法が大きくなるといった課題があった。
本発明は、前記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、開閉装置の軸方向の寸法を短縮することができる電磁石装置、および電磁石装置を用いた開閉装置を得ることを目的とする。
開閉装置の主回路接点部、絶縁ロッド、駆動ロッド、接圧バネ、開放バネ、および電磁石の一部を軸方向の同一範囲内に配置する。特に開放バネと電磁石を軸方向に同じ領域に配置する。
電磁石と開放バネの合計の全長が短縮でき、開閉装置の小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1による開閉装置を示す正断面図 図1の開閉装置の接点が閉じている状態(閉極状態)を示す正断面図 図2の電磁石装置5において電磁石10周辺の要部を示す正断面図 図3の側断面図 図3において電磁石10の斜視図 電磁石の磁気回路を説明する一部破断斜視図 電磁石の吸引力が低下する場合の構成図 この発明の実施の形態6による電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態6による別の構成の電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態6による別の構成の電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態6による別の構成の電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態7における電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態7における電磁石装置5の要部を示す上面図 この発明の実施の形態8における電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態8における電磁石装置5の要部を示す上面図 この発明の実施の形態9における電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態10における電磁石装置5の要部を示す正断面図 この発明の実施の形態11における電磁石装置5の要部を示す正断面図
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による開閉装置を示す正断面図である。また、図2は、図1の開閉装置の接点が閉じている状態(閉極状態)を示す縦断面図である。なお、図1は、開閉装置の接点が開いている状態(開放状態)を示す図である。図において、開閉装置1は、固定接点2と、固定接点2に接離可能な可動接点3と、固定接点2及び可動接点3を収容する真空バルブ4と、固定接点2に接離する方向へ可動接点3を変位させる電磁石装置5と、電磁石装置5と可動接点3とを連結する連結装置6とを有している。
可動接点3は、開閉装置1の軸線方向(以下、単に「軸線方向」という)への変位により固定接点2に接離する。開閉装置1の接点は、可動接点3が固定接点2に接することにより閉じ、可動接点3が固定接点2から離れることにより開く。
真空バルブ4内は、固定接点2及び可動接点3間の消弧能力の向上のために真空に保たれている。可動接点3の固定接点2に対する接離は、真空バルブ4内で行われる。可動接点3が固定接点2から離れているときは、真空バルブ4内が真空であることから負圧となり、可動接点3が固定接点2に対して閉じようとする力が働く。
電磁石装置5は、板状の支持部材7に支持されている。また、電磁石装置5は、連結装置6を介して可動接点3に連結された駆動軸8と、可動接点3が固定接点2より離れる方向へ駆動軸8を付勢する開放バネ(付勢体)9と、開放バネ9の荷重に逆らって、可動接点3が固定接点2に接する方向へ駆動軸8を変位させる電磁石10とを有している。
駆動軸8は、支持部材7を軸線方向へ変位可能に貫通している。また、駆動軸8は、透磁率の低い材料(低磁性材料)(例えばステンレス等)により構成されている。
電磁石10は、固定鉄心19と、駆動軸8が固定され、固定鉄心19に対して軸線方向へ変位可能な可動鉄心20とが設けられている。
開放バネ9は、可動鉄心20と支持板7の間で圧縮されており、軸線方向に弾性反発力を発生している。したがって、駆動軸8は、可動鉄心20に作用する開放バネ9の弾性反発力により、可動接点3が固定接点2から離れる方向へ付勢される。
電磁石10は、支持部材7に取り付けられている。駆動軸8は、可動接点3が固定接点2に接する方向(閉極方向)、及び可動接点3が固定接点2から離れる方向(開放方向)のいずれかへ、電磁石10が制御されることにより選択的に変位される。
連結装置6は、軸線方向に配置され可動接点3に固定された可動棒13と、可動棒13の中間部に設けられた絶縁ロッド14と、可動棒13及び駆動軸8間に取り付けられた接圧装置15とを有している。可動棒13は中間部に設けられた絶縁ロッド14の両端部に分離固定されることで電気的に絶縁されている。したがって、電磁石装置5は、可動接点3に対して絶縁ロッド14により絶縁されている。
接圧装置15は、可動棒13に固定されたバネ枠16と、駆動軸8の先端部に固定され、バネ枠16内に配置された外れ止め板17と、バネ枠16と外れ止め板17との間に縮めて接続された接圧バネ18とを有している。
駆動軸8は、外れ止め板17とともに、バネ枠16に対して軸線方向へ変位可能になっている。接圧バネ18は、可動棒13から離れる方向へ駆動軸8を付勢している。可動棒13から離れる方向への駆動軸8の変位は、外れ止め板17のバネ枠16に対する係合により規制される。
可動鉄心20は、固定鉄心19から離れた後退位置(図1)と、後退位置よりも固定鉄心19に近い前進位置(図2)との間を変位可能になっている。可動接点3は、可動鉄心20が後退位置にあるときに固定接点2から離れ、可動鉄心20が前進位置にあるときに固定接点2に押し付けられる。
可動接点3が固定接点2から離れているとき(図1)には、駆動軸8が軸線方向へ変位されると、連結装置6及び可動接点3が駆動軸8とともに変位される。このときには、外れ止め板17が接圧バネ18の荷重によりバネ枠16に係合している。また、可動接点3が固定接点2に接しているとき(図2)には、駆動軸8は、接圧バネ18の荷重に逆らって、バネ枠16に対して閉極方向へさらに変位可能になっている。これにより、接圧バネ18がさらに縮められ、接圧バネ18の弾性反発力によって可動接点3が固定接点2に押し付けられる。
可動接点3が固定接点2から離れている状態から閉極動作を行うときには、開放バネ9が縮められながら、駆動軸8が連結装置6及び可動接点3とともに閉極方向へ変位される。この後、可動接点3が固定接点2に接すると、連結装置6及び可動接点3の変位が停止される。この後も、駆動軸8が閉極方向へさらに変位され、接圧バネ18が縮められる。これにより、可動接点3が固定接点2に押し付けられる。
可動接点3が固定接点2に接している状態から開放動作を行うときには、開放バネ9及び接圧バネ18が弾性的に復元されながら、駆動軸8が開放方向へ変位される。これにより、外れ止め板17がバネ枠16に対して変位されバネ枠16に係合される。この後も、駆動軸8は開放バネ9の荷重により開放方向へさらに変位される。これにより、可動接点3は固定接点2から離れる。
図3は図2の電磁石装置5において電磁石10周辺の要部を示す正断面図、図4は図3の側断面図である。図5は図3において電磁石10の斜視図である。図において、電磁石10は、固定鉄心19と、駆動軸8が固定され、固定鉄心19に対して軸線方向へ変位可能な可動鉄心20と、固定鉄心19に設けられ、通電により磁界を発生する電磁コイル21と、固定鉄心19に設けられた永久磁石22とを有している。開放バネ9は駆動軸8と同軸上に配置され、可動鉄心20と支持板9の間で圧縮されている。
可動鉄心20は、軸線方向に沿って配置された基幹部23と、基幹部23の側面から互いに反対方向へ突出する一対の分岐部24と、駆動軸8に連結され開放バネ9の一方の座面と接するバルク材部101を有している。各基幹23は軸線方向と平行に駆動軸8を中心として開放バネ9より外側の位置に配置されている。各分岐部24は、軸線方向に垂直な方向に沿って基幹部23から突出している。駆動軸8は、バルク材部101に固定されることで、可動鉄心20に固定されている。
固定鉄心19は、第1固定鉄心部26と、第1固定鉄心部26に設けられ、可動鉄心20が変位する領域を避けて配置された一対の第2固定鉄心部27とを有している(図5)。
第1固定鉄心部26は、各分岐部24と平行に配置された横鉄心部28と、横鉄心部28の両端部から各分岐部24に向かって延びる一対の縦鉄心部29とを有している。横鉄心部28には、駆動軸8が軸線方向へ変位可能に貫通している。この例では、軸受けが支持板7に設けられ、駆動軸8が軸受けを貫通している。各縦鉄心部29は、軸線方向に沿って配置されている。第1固定鉄心部26の少なくとも一部は、軸線方向への投影面内において、可動鉄心20の領域に重なっている。
各第2固定鉄心部27は、一方の縦鉄心部29及び他方の縦鉄心部29にそれぞれ接合されている。また、各第2固定鉄心部27は、軸線方向に垂直な方向について、各縦鉄心部29を挟んでいる。さらに、各第2固定鉄心部27は、軸線方向への投影面内において、可動鉄心20の領域外に配置されている。さらにまた、各第2固定鉄心部27は、横鉄心部28と平行な渡し鉄心部30と、渡し鉄心部30と各縦鉄心部29との間にそれぞれ介在する一対のスペーサ31とを有している。
各渡し鉄心部30は、軸線方向に垂直な方向へ基幹部23から離れて配置されている。従って、渡し鉄心部30と基幹部23との間の間隔は、可動鉄心20が軸線方向へ変位されたときであっても、変化しない。各渡し鉄心部30及びスペーサ31の材料は、磁性材料(例えば鋼材、電磁軟鉄、珪素鋼、フェライト及びパーマロイ等)である。
横鉄心部28の中間部には第1固定面32が設けられ、各縦鉄心部29の先端部には第2固定面33が設けられている(図3)。即ち、第1固定鉄心部26には、軸線方向へ投影したときに互いに離れた位置になるように第1固定面32及び第2固定面33が設けられている。第1固定面32及び各第2固定面33は、軸線方向に垂直な面である。
基幹部23には、軸線方向について第1固定面32に対向する第1可動面34が設けられ、各分岐部24の先端部には、軸線方向について第2固定面33に対向する第2可動面35が設けられている。第1可動面34及び各第2可動面35は、軸線方向に垂直な面である。
永久磁石22は、各渡し鉄心部30のそれぞれに設けられている。また、永久磁石22は、各渡し鉄心部30と基幹部23との間にそれぞれ配置されている。さらに、各永久磁石22は、軸線方向への投影面内で第1可動面34及び第2可動面35の各領域外に配置されている。この例では、各永久磁石22は、軸線方向への投影面内において、可動鉄心20の領域外に配置されている。
各永久磁石22は、N極及びS極(一対の磁極)を有している。これにより、永久磁石22は、可動鉄心20を前進位置に保持する保持用磁束を発生している。また、各永久磁石22は、軸線方向に垂直な方向について、N極及びS極のいずれかのみを基幹部23に対向させて配置されている。即ち、各永久磁石22が発生する保持用磁束の方向は、永久磁石22と基幹部23との間において、軸線方向に対してほぼ垂直になっている。この例では、各永久磁石22のN極が基幹部23に対向し、各永久磁石22のS極が渡し鉄心部30に固定されている。
電磁コイル21は、基幹部23と縦鉄心部29との間を通るように配置されている。この例では、電磁コイル21は、軸線方向への投影面内において、基幹部23を囲んでいる。これにより、電磁コイル21は、通電されると、固定鉄心19及び可動鉄心20を通る磁束を発生する。また、電磁コイル21が発生する磁束の方向は、電磁コイル21への通電方向の切り替えにより、反転可能になっている。なお、電磁コイル21の中心軸線は、開閉装置1の軸線とほぼ一致している。
可動鉄心20の基幹部23と分岐部24は、磁性材料により構成された複数の薄板が軸線方向に垂直な方向へ積層された積層体である。
なお、可動鉄心20の基幹部23と分岐部24の材料としては、透磁率の高い磁性材料であればよく、例えば鋼材、電磁軟鉄、珪素鋼、フェライト及びパーマロイ等が挙げられる。また、可動鉄心20は、例えば鉄粉を圧縮して固めた圧粉鉄心としてもよい。 第1固定鉄心部26は、磁性材料の薄板が軸線方向に垂直な方向へ積層された積層体である。
各渡し鉄心部30は、直方体に成形された鋼材である。スペーサ31は、板状に成形された所定の厚さの鋼材である。渡し鉄心部30及びスペーサ31は、第1固定鉄心部26の薄板39の積層方向について、スペーサ31及び渡し鉄心部30の順に第1固定鉄心部26に重ねられている。
なお、固定鉄心19の材料としては、透磁率の高い磁性材料であればよく、例えば鋼材、電磁軟鉄、珪素鋼、フェライト及びパーマロイ等が挙げられる。また、固定鉄心19は、例えば鉄粉を圧縮して固めた圧粉鉄心としてもよい。さらに、この例では、薄板を積層することにより第1固定鉄心部26が作製されているが、磁性材料の一体成形により第1固定鉄心部26を作製してもよいし、複数の分割体を組み合わせることにより第1固定鉄心部26を作製してもよい。また、この例では、渡し鉄心部30が磁性材料の一体成形により作製されているが、薄板を積層することにより渡し鉄心部30を作製してもよいし、複数の分割体を組み合わせることにより渡し鉄心部30を作製してもよい。
開放バネ9は一方の座面が可動鉄心20のバルク材料101と接しており、他方の座面が支持板7に接している。開放バネ9は駆動軸8と同軸上に配置され、電磁コイル21内を貫通するように配置されている。また、開放バネ9は固定鉄心19の軸方向の範囲内に配置されている。可動鉄心20の基幹部23の一部は、電磁コイル21を貫通している。図3において電磁コイル21の軸方向の存在範囲において、駆動軸8から、開放バネ9、可動鉄心20、電磁コイル21、固定鉄心19の順で配置されている。
図6は、図5の可動鉄心20が永久磁石22の保持用磁束により前進位置に保持されているときの電磁石10の磁気回路を説明する一部破断斜視図であり、駆動軸8、開放バネ9、可動鉄心20のバルク材料101を省略している。図において、永久磁石22が発生する保持用磁束は、第1磁束経路44あるいは第2磁束経路45を通っている。第1磁束経路44は、永久磁石22から、基幹部23、第1可動面34、第1固定面32、横鉄心部28、縦鉄心部29、スペーサ31及び渡し鉄心部30の順に通って、永久磁石22に戻る経路である。第2磁束経路45は、永久磁石22から、基幹部23、分岐部24、第2可動面35、第2固定面33、縦鉄心部29、スペーサ31及び渡し鉄心部30の順に通って、永久磁石22に戻る経路である。
可動鉄心20が前進位置にあるときには、第1固定面32と第1可動面34との隙間、及び第2固定面33と第2可動面35との隙間は、可動鉄心20が後退位置にあるときよりも狭くなっている。これにより、第1磁束経路44及び第2磁束経路45の磁気抵抗が小さくなる。従って、第1固定面32と第2可動面34との間の吸引力F1、及び第2固定面33と第2可動面35との間の吸引力F2が大きくなり、可動鉄心20は、開放バネ9および接圧バネ18の荷重に逆らって前進位置に保持される。また、吸引力F1と吸引力F2と可動部の摩擦力の総和が、開放バネ9および接圧バネ19の荷重以上となって前進位置に保持される。
次に、動作について説明する。可動接点3が固定接点2から離れた開放状態であるときには、可動鉄心20は開放バネ9の荷重により後退位置に変位されている。電磁コイル21への通電により、可動鉄心20が第1固定鉄心部26に吸引され、開放バネ9の荷重に逆らって、後退位置から前進位置に向かって変位される。これにより、可動接点3は、固定接点2に向かって変位される。
この後、可動接点3が固定接点2に接すると、可動接点3の変位は停止される。しかし、可動鉄心20はさらに変位されて前進位置に達する。これにより、接圧バネ18が縮められ、可動接点3が固定接点2に押し付けられて閉極動作が完了する(図2)。
可動鉄心20が前進位置に達すると、第1磁束経路44及び第2磁束経路45を通る永久磁石22の保持用磁束によって可動鉄心20が第1固定鉄心部26に吸引保持され(図6)、可動鉄心20が前進位置に保持される。
可動鉄心20の前進位置での保持を解除するときには、閉極動作時と逆方向へ電磁コイル21への通電が行われる。電磁コイル21への通電が行われると、可動鉄心20と第1固定鉄心部26との間の吸引力が全体として低下し、開放バネ9及び接圧バネ18の各荷重によって、可動鉄心20の前進位置から後退位置への変位が開始される。このとき、可動接点3は、固定接点2に押し付けられたままとなっている。
この後、可動鉄心20が後退位置に向かってさらに変位されると、外れ止め板17がバネ枠16に係合される。この後も、可動鉄心20が後退位置に向かって変位されることにより、可動接点3は固定接点2から離れる。開放バネ9の荷重は、真空バルブ4の可動接点3が固定接点2に対して閉じようとする力よりも大きく。この後、可動鉄心20がさらに変位されて後退位置に達する。これにより、開放動作が完了する(図1)。
このような電磁石装置5においては、開極状態(図1)においては、真空バルブ4の真空容器となっていることから負圧により可動接点3が固定接点2に対して閉じようとする閉極方向に作用する荷重より、開放バネの荷重9の荷重が大きく、安定して開極状態を維持できる。また、可動部の摩擦力と開放バネの荷重9の総和が真空バルブ4の真空容器の負圧により可動接点3が固定接点2に対して閉じようとする閉極方向に作用する荷重より大きくなっていても、安定して開極状態を維持できる。
一方、閉極状態(図2)においては、永久磁石22が可動鉄心20を前進位置に保持する保持用磁束を発生している。永久磁石22の磁束により発生する閉極方向への荷重である吸引力F1と吸引力F2が可動鉄心20に作用しており、開放バネ9および接圧バネ18の荷重の総和より大きいため安定して閉極状態を維持できる。また、吸引力F1と吸引力F2と可動部の摩擦力の総和が、開放バネ9および接圧バネ19の荷重の総和以上となっても、安定して閉極状態を維持できる。
開放バネ9の荷重は可動鉄心20の可動範囲の全範囲で作用しており、一方、接圧バネ18の荷重は可動鉄心20の可動範囲の一部で作用していることから、開放バネ9のほうが接圧バネ18よりも全長が長い。また、開放バネ9は駆動軸8と同軸上に配置され、電磁コイル21内を貫通するように配置されている。開放バネ9は固定鉄心19の軸方向の範囲内に配置されている。可動鉄心20の基幹部23の一部は、電磁コイル21を貫通している。図3において電磁コイル21の軸方向の存在範囲において、駆動軸8から、開放バネ9、可動鉄心20、電磁コイル21、固定鉄心19の順で配置されている。前記の配置としたことで、電磁石装置5の軸方向の長さを、軸方向に電磁石10と開放バネ9を配置したときよりも短縮できる。したがって、本電磁石装置5を用いた開閉装置1の全長を短縮できる。
可動鉄心20の基幹部23と分岐部24、および固定鉄心19の第1固定鉄心部26は電磁コイル21が発生する磁束が通過する要部であって、電磁コイル21が発生する磁束の方向に対して概ね垂直な方向に磁性材料の薄板を積層して構成されているため、電磁コイル21に通電して電磁石10を動作させるときに、磁性材料内部に発生する渦電流を抑制でき、渦電流発生による動作遅れを防止でき、時間的に高精度に開閉装置1を駆動できるようになる。
また、電磁コイル21が発生する磁束は物理の最小作用の法則により、電磁コイル21の直近を周回する磁束が最も強い。電磁コイル21に直接対面しているのは可動鉄心22の基幹部23および分岐部24であり、バルク材料101は発生磁束が低い領域に配置されたため、電磁石10の動作へ与える影響は小さく、時間的に高精度に開閉装置1を駆動できる。
電磁石10の永久磁石の磁束により発生する吸引力は軸方向に力が作用するときが最も強い。軸方向に対して垂直な方向成分の荷重が加わったときは、吸引力が低下する。したがって、開放バネ9の座面が傾くと、軸方向に対して垂直な方向成分の荷重が発生するため、座面の傾きを抑制する必要がある。開放バネ9の一方の座面が、可動鉄心20のバルク材料101と接しており、他方の座面が支持板7と接しているため、積層した薄板の積層面で受けたときよりも開放バネ9の座面の傾きを抑制でき、開放バネ9の荷重の傾きによる電磁石10の吸引力の低下を抑制できる。
実施の形態2
実施の形態1の電磁石装置5において、支持板7を非磁性材料とすることで、電磁石10の吸引力の低下を抑制できる。図7に電磁石10の吸引力が低下する場合の構成を示して、原理を説明する。図7は実施の形態1における図3の電磁石10が閉極状態に相当する。図7には永久磁石22の磁束102と磁束103を示した。永久磁石22で発生する磁束は永久磁石22のN極から出て、主に非磁性領域が最も小さくなる磁性材料で構成された閉回路を通過する。磁束102および磁束103は図7における磁性材料部分を通過している。具体的には、磁束102は可動鉄心20と固定鉄心19を通過している。磁束103は可動鉄心20と開放バネ9と固定鉄心19を通過している。磁束102は軸線方向に垂直な固定鉄心19の第1固定面32と可動鉄心20の第1可動面34を通過している。永久磁石22で発生する磁束102が固定鉄心19の第1固定面32と可動鉄心20の第1可動面34を通過することで、可動鉄心20を固定鉄心19に吸引する力が発生している。一方、磁束103は可動鉄心20と固定鉄心19が接した軸方向に垂直な面を通過しないため、可動鉄心20と固定鉄心19を吸引する力が発生しない。すなわち、永久磁石22で発生する磁束の一部は可動鉄心20を固定鉄心19に吸引する力に寄与しない。また、近似的には永久磁石22により発生する磁束の総量は一定であり、可動鉄心20を固定鉄心19に吸引する面を通過しない磁束103が存在する場合、永久磁石22で発生する磁束の全てが可動鉄心20を固定鉄心19に吸引する力に寄与している状態でなく、吸引力の点から効率の低い構成となっている。
図3において、支持板7を非磁性材料とすると、永久磁石22の発生する磁束の開放バネ9を通過する磁性材料の閉回路の一部が非磁性化することになり、磁束103の経路を削減できるため、電磁石10の吸引力の低下を抑制できる。永久磁石22で発生する磁束による吸引力の発生を高効率化でき、より強度の高い安定な吸引力を発生できる。
実施の形態3
実施の形態1の電磁石装置5において、電磁石10の可動鉄心20のバルク材料101を非磁性材料とすることで、永久磁石22の発生する磁束の開放バネ9を通過する磁性材料の閉回路の一部が非磁性化することになり、実施の形態2と同様に電磁石10の吸引力の低下を抑制できる。
実施の形態4
実施の形態1においては、駆動軸8は非磁性材料で構成したが、実施の形態2または実施の形態3の構成においては、駆動軸8は磁性材料である鋼材を用いることができる。永久磁石22と駆動軸8の経路の間に非磁性材料の支持板7またはバルク材101が存在するため、永久磁石22で発生する磁束の経路とならず、駆動軸8を磁性材料としたことにより可動鉄心20と固定鉄心19は吸引力が低下しないためである。駆動軸8で磁性材料の採用を可能とすることで、駆動軸8について低コストで高強度の鋼材を使用できることになり、電磁石装置5の低コスト化と安定動作化を実現できる。
実施の形態5
実施の形態1の電磁石装置5において、開放バネ9を非磁性材料とすることで、永久磁石22の発生する磁束の開放バネ9を通過する磁性材料の閉回路の開放バネ9が非磁性化することになり、実施の形態2と同様に電磁石10の吸引力の低下を抑制できる。
実施の形態6
図8は、この発明の実施の形態6による電磁石装置5の要部を示す正断面図である。図8において可動鉄心20は実施の形態1の図3の構成と異なり、バルク材101の部分を含めて全て薄板を積層して構成している。開放バネ9において可動鉄心20に対向する座面と可動鉄心20の間には、非磁性材料の板105を配置した。したがって、永久磁石22の発生する磁束の開放バネ9を通過する磁性材料の閉回路の一部が非磁性化することになり、実施の形態2と同様に電磁石10の吸引力の低下を抑制できる。また、同様の効果を得るために、図9に示すように、非磁性材料の板を開放バネ9と支持板7の間に配置しても良い。図10に示すように、開放バネ9の両側の座面に非磁性材料の板105を配置しても良い。図11に示すように、支持板7を非磁性材料で構成しても良い。
実施の形態7
図12は、この発明の実施の形態7における電磁石装置5の要部を示す正断面図である。図13は上面図である。図12おいて開放バネ受け107は、可動鉄心20の分岐部24において、固定鉄心19と対向する面と反対側に止め金具108で固定されている。開放バネ9は駆動軸8と同軸に、電磁石10を周回するように配置されている。配置の順は駆動軸8と可動鉄心20と電磁コイル21と固定鉄心19と開放バネ9が軸方向に重なって存在する領域で、駆動軸8、可動鉄心20、電磁コイル21、固定鉄心19、開放バネ9の順に配置されている。
開放バネ9の荷重は可動鉄心20の可動範囲の全範囲で作用しており、一方、接圧バネ18の荷重は可動鉄心20の可動範囲の一部で作用していることから、開放バネ9のほうが接圧バネ18よりも全長が長い。また、開放バネ9は駆動軸8と同軸上に配置され、電磁石10の外周部に配置されている。開放バネ9は電磁石10の軸方向の範囲内に配置されている。前記の配置としたことで、電磁石装置5の軸方向の長さを、軸方向に電磁石10と開放バネ9を配置したときよりも短縮できる。したがって、本電磁石装置5を用いた開閉装置1の全長を短縮できる。
実施の形態8
図14は、この発明の実施の形態8における電磁石装置5の要部を示す正断面図である。図15は上面図である。図14において、実施の形態7では一本で構成していた開放バネ9を複数本で構成したものである。本構成においても実施の形態7と同様の効果を持つ。また、電磁石10の周囲に駆動軸8に対して同軸となるように配置したことで、個々の開放バネ9における荷重のばらつきを平均化でき、電磁石10の可動鉄心20に対する偏荷重を抑制することで、電磁石10の吸引力の低下を防止できる。
実施の形態9
図16は、この発明の実施の形態9における電磁石装置5の要部を示す正断面図である。図16において、支持板7に固定された軸受け支持部109は、軸方向に電磁石10の固定鉄心19の一部を貫通し、可動鉄心20の一部を貫通し、駆動軸8の軸受け111を軸方向に可動鉄心と領域内に来るように配置している。本配置とすることで、軸受け支持部109の内部に接圧装置15を配置でき、電磁石装置5の軸方向の長さを、軸方向に電磁石10と接圧装置15を配置したときよりも短縮できる。したがって、本電磁石装置5を用いた開閉装置1の全長を実施の形態8よりさらに短縮できる。
実施の形態10
図17は、この発明の実施の形態10における電磁石装置5の要部を示す正断面図である。図17において、駆動軸8に対して対象に配置された対の第1連結リンク113において、一方の端部はピン115で可動鉄心20に連結した駆動軸8に連結されている。第1連結リンク113の他方の端部はピン117で、駆動軸8に対称の位置に対となって配置された駆動レバー119に連結されている。第1連結リンク113に連結された駆動レバー119は他方の端部が支持板7に固定された支点部材121に回動可能なようにピン123で連結されている。
開放バネ9は分割され、駆動軸8に対象の位置に配置されている。開放バネ9の荷重を受ける開放バネ受け125が開放バネ9の座面に接して配置されており、開放バネ受け125には駆動軸127が取り付けられている。駆動軸127の他方の端は第2連結リンク129にピン131で連結されている。第2連結リンクの他方の端はピン133で駆動レバー119に連結されている。
図17のように構成された電磁石装置5では、支点部材121から開放バネ9が作用するピン113、電磁石10の駆動軸8が作用するピン115の順で配置されるため、電磁石10の可動鉄心20の可動範囲に対して、開放バネ9の圧縮範囲が縮小できるため、開放バネ9を小型化できる。また、電磁石10に対して突出した部分は、連結リンクの配置により短縮できる。したがって、本電磁石装置5の全長を短縮でき、本電磁石装置5を用いた開閉装置1の全長を短縮できる。
実施の形態11
図18は、この発明の実施の形態11における電磁石装置5の要部を示す正断面図である。実施の形態10と比較して、連結リンク部を電磁石装置5の開極側に設けたものであり、本構成によっても、実施の形態10と電磁石装置5の全長を短縮でき、本電磁石装置5を用いた開閉装置1の全長を短縮できる。
実施の形態12
前記実施の形態1から実施の形態11のいずれかの電磁石装置5を適用することで、電磁石装置5を用いた開閉装置1の全長を短縮でき小型化を実現できる。
1 開閉装置、
2 固定接点、
3 可動接点、
5 電磁石装置、
8 駆動軸、
9 開放バネ
10 電磁石、
19 固定鉄心、
20 可動鉄心、
21 電磁コイル、
22 永久磁石、
23 基幹部、
24 分岐部、
32 第1固定面、
33 第2固定面、
34 第1可動面、
35 第2可動面

Claims (12)

  1. 固定鉄心、可動鉄心、前記固定鉄心に磁極の一方の面が対向し磁極の他方の面が前記可動鉄心に対向して前記固定鉄心に固定された永久磁石、前記可動鉄心に連結された軸、前記軸を巻回するように配置した電磁コイル、前記可動鉄心の可動範囲で前記可動鉄心の前記軸と概ね垂直な面に接する開放バネを備えた電磁石において、前記可動鉄心と前記固定鉄心が接する前記可動鉄心の前記可動範囲の一方の極限位置にあるとき、前記軸から外側に向けて、前記開放バネ、前記可動鉄心、前記電磁コイル、前記固定鉄心の順で同軸状に配置するとともに、前記開放バネ、前記可動鉄心、前記電磁コイル、前記固定鉄心のそれぞれの軸方向寸法の全部あるいは一部が前記軸の半径方向にみて互いに重なるように配置したことを特徴とする電磁石装置。
  2. 前記固定鉄心と前記可動鉄心の一部または全てが磁性体の板を積層して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 前記開放バネの前記可動鉄心と接する面の他方の面は、前記電磁石装置を設置した支持板としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁石装置。
  4. 前記支持板は、非磁性材料としたことを特徴とする請求項3に記載の電磁石装置。
  5. 前記可動鉄心において、前記開放バネの座面と接する面はバルク材料で構成したことを特徴とする請求項2に記載の電磁石装置。
  6. 前記可動鉄心の前記バルク材料は、非磁性材料としたことを特徴とする請求項5に記載の電磁石装置。
  7. 前記開放バネの一方または両方の座面に非磁性材料の板を設置したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  8. 前記開放バネを非磁性材料で構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電磁石装置。
  9. 前記可動鉄心に連結された前記軸は、磁性を持つ鋼材としたことを特徴とする請求項4または請求項6に記載の電磁石装置。
  10. 固定鉄心、可動鉄心、前記固定鉄心に磁極の一方の面が対向し磁極の他方の面が前記可動鉄心に対向して前記固定鉄心に固定された永久磁石、前記可動鉄心に連結された軸、前記軸を巻回するように配置した電磁コイル、前記可動鉄心の可動範囲で前記可動鉄心の前記軸と概ね垂直な面に接する開放バネを備えた電磁石において、前記可動鉄心と前記固定鉄心が接する前記可動鉄心の前記可動範囲の一方の極限位置にあるとき、前記軸から外側に向けて、前記可動鉄心、前記電磁コイル、前記固定鉄心、前記開放バネの順で同軸状で、前記可動鉄心、前記電磁コイル、前記固定鉄心、前記開放バネのそれぞれの軸方向寸法の全部あるいは一部が前記軸の半径方向にみて互いに重なるように配置するとともに、前記軸を中心として前記固定鉄心の外周部に一本ないし複数本の前記開放バネを備えたことを特徴とする電磁石装置。
  11. 前記可動鉄心と前記固定鉄心が接する前記可動鉄心の前記可動範囲の一方の極限位置にあるとき、前記軸の軸受を備えた軸受支持部材が、前記電磁石装置を設置した支持板から前記固定鉄心の全部、前記可動鉄心の一部を貫通して配置されたことを特徴とする請求項10に記載の電磁石装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の電磁石装置を用いた開閉装置。
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