JP2002140966A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JP2002140966A
JP2002140966A JP2001280824A JP2001280824A JP2002140966A JP 2002140966 A JP2002140966 A JP 2002140966A JP 2001280824 A JP2001280824 A JP 2001280824A JP 2001280824 A JP2001280824 A JP 2001280824A JP 2002140966 A JP2002140966 A JP 2002140966A
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Inventor
Yoshinobu Ishikawa
佳延 石川
Hiroshi Ohashi
宏 大橋
Yasuharu Kanai
康晴 金井
Makoto Taniguchi
谷口  誠
Kenji Watanabe
憲治 渡辺
Hidetake Shiire
英武 仕入
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構で、小さな操作力にて大きな接触荷
重を得ることにある。 【解決手段】真空バルブ2の可動接触子を操作する操作
ロッド3に筒状部5aを挿通させて可動部材5を軸方向
に移動可能に設け、この可動部材5の円板部5bの外周
側と支持フレーム1との間に複数個の可動部材駆動ばね
7を介挿し、且つ可動部材5の筒状部5a外周側の円板
部5bに永久磁石11を取付けると共に、この永久磁石
11の他端部側に対応する支持フレーム1に操作電磁石
12を磁極面を対向させて設ける構成とし、可動部材5
に加わるしゃ断方向の全ストロークに対応するばねの荷
重特性をFk1、Fk2 とし、操作電磁石12が無励磁の
ときの永久磁石11の磁気特性をFMとしたとき、これら
荷重特性の和Fk1+Fk2 と磁気特性FMとがほぼバランス
するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば小容量の真
空バルブ(真空しゃ断器)を操作ロッドにより開閉操作
するしゃ断器の操作装置を備えた開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば小容量の真空開閉器の操作
装置としては、図24に示すような構成のものがある。
図24に示すように台車上に取付けられた配電盤91の
上部支持体92に真空バルブ93が支持され、その可動
接触子を操作する操作ロッド94は絶縁ロッド95を介
して配電盤91内の下部に設けられた操作機構に連結さ
れている。
【0003】この操作機構は投入電磁石96と、この投
入電磁石96に近接する上方に回動軸97を中心に回動
可能に取付けられ、その一端部が絶縁ロッド95に連結
部98及び接続ばね99を介して連結されると共に、他
端部が台車上に固定されたしゃ断ばね100に連結部1
01を介して連結されたレバー102と、このレバー1
02に取付けられ、投入電磁石96の励磁により吸引さ
れる可動鉄片103とから構成されている。
【0004】このような構成の真空開閉器の操作機構に
おいて、投入電磁石96を励磁すると可動鉄片103を
吸引し、レバー102を回動軸97を中心に図示反時計
方向に回動させ、絶縁ロッド95を介して操作ロッド9
4が上方に駆動されることで真空バルブ93が投入され
る。
【0005】また、投入電磁石96を無励磁にすると、
しゃ断ばね100の弾性力によりレバー102を回動軸
97を中心に図示時計方向に回動させ、絶縁ロッド95
を介して操作ロッド94が下方に駆動されることで真空
バルブ93がしゃ断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の真空開閉器の操作装置において、真空バルブ93の
投入時の駆動力を投入電磁石96によりしゃ断ばね10
0の弾性力に抗して得るには大きな電磁力を発生させな
ければならないため、それだけ大形のものが必要とな
る。また、真空バルブ93が投入状態にあるときは常に
投入電磁石96を励磁しておかなければならず、しかも
可動及び固定接触子の接触圧も十分なものではない。
【0007】また、しゃ断ばね100、投入電磁石9
6、レバー102等で大きな操作力を得るようにするに
は機構的にも大掛かりで複雑化する。
【0008】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、小さな操作力で、しかも簡単な機構で大きな
接触荷重を得ることができるしゃ断器の操作装置を備え
た開閉装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するためになされたものであり、以下の特徴を有
する。
【0010】(1) まず、この発明は、接離可能に設
けられた可動接触子と固定接触子とを有するしゃ断器を
操作するしゃ断器の操作装置を備えた開閉装置であっ
て、前記可動接触子に固定され、この可動接触子を固定
接触子に対して接離させる方向に移動可能に保持された
操作ロッドと、この操作ロッドに相対的に移動可能に接
続され、かつこの操作ロッドに対する相対移動量は所定
の可動範囲に規制された可動部材と、この可動部材を移
動可能に保持する固定部材と、前記可動部材を、この固
定部材に対して前記可動接触子を固定端子から離す方向
に付勢する第1の弾性部材と、(必要に応じて、前記操
作ロッドを、可動部材に対して前記可動接触子を固定接
触子に押し付ける方向に付勢する第2の弾性部材と、)
前記可動部材を、固定部材に対して前記可動接触子を固
定接触子に押し付ける方向に駆動するための永久磁石
と、前記永久磁石に対し、前記可動部材を駆動するため
の磁力を作用させるための操作電磁石と、前記操作電磁
石を励磁するための電源回路とを有することを特徴とす
るものである。
【0011】ここで、前記第1、第2の弾性部材は、非
線形ばね部材から構成されることが好ましく、前記永久
磁石及び操作電磁石以外の構成部品として非磁性材料を
用いることが好ましい。
【0012】そして、前記操作ロッドの前記可動部材に
対する可動範囲は、前記可動部材の固定部材に対する可
動範囲よりも小さく構成され、前記第1の弾性部材の作
用により前記固定部材から前記可動部材に作用する反力
をFk1、前記第2の弾性部材の作用により前記操作ロ
ッドから可動部材に作用する反力をFk2、前記操作電
磁石が無励磁のとき、前記永久磁石による固定部材への
可動部材の吸引力をFMとしたとき、前記可動部材の可
動範囲内において、FK1+FK2の変化特性とFMの
変化特性が略等しくなるように設定されていることが好
ましい。
【0013】この場合、前記Fk1,Fk2,FMは、
前記可動接触子が固定接触子に押し付けられ、しゃ断器
が投入がされる際には、FM>Fk1 +Fk2 、前記
可動接触子が固定接触子から離れ、しゃ断器がしゃ断さ
れる際には、FM<Fk1+Fk2 となるように設定
されていることが好ましい。
【0014】また、前記永久磁石は、前記可動部材と固
定部材のどちらか一方に設け、前記操作電磁石は前記可
動部材と固定部材のどちらか他方に設けるようにしても
良いし、前記永久磁石と操作電磁石を前記可動部材と固
定部材のどちらか一方に一体的に設け、前記可動部材と
固定部材のどちらか他方には前記一体的に設けられた永
久磁石及び操作電磁石の磁力を作用させるための磁性部
材が設けるようにしても良い。前者の場合、前記永久磁
石と操作電磁石は閉磁路を形成するように平行配置され
ていることが好ましい。
【0015】このような構成によれば、操作電磁石が無
励磁のとき、第1、第2の弾性部材の復元力と永久磁石
の永久吸引力とをバランスさせることができるので、操
作電磁石により小さな操作力を与えるだけでしゃ断器の
投入若しくはしゃ断が行なえる。
【0016】また、しゃ断器の投入時には、操作電磁石
と永久磁石との間の吸引力と第1、第2の弾性部材の復
元力は互いに逆方向であるから、しゃ断器はゆっくりと
投入される。そして、その後、操作電磁石の励磁を停止
させても投入状態が保たれ、かつ可動接触子は第1の弾
性部材の復元力により固定接触子側に押圧される。
【0017】一方、しゃ断器のしゃ断時には永久磁石と
操作電磁石との間の反発力は、第1、第2の弾性部材の
復元力と同方向であるから、爆発的なしゃ断力を発生さ
せることができ、しゃ断器を瞬時にしゃ断することがで
きる (2) さらに、前記第1の弾性部材は、初期復元力を
調整可能に設けられていることが好ましい。この場合、
前記第1の弾性部材は、一方の端部が、前記固定部材若
しくは可動部材に設けられこの可動部材の移動方向に取
り付け位置を調整可能に設けられた調整部材によって保
持され、この調整部材の取り付け位置を調整することで
初期復元力が調整可能に設けられていても良い。
【0018】このような構成によれば、第1の弾性部材
の復元力を永久磁石の特性に合わせて調整することが容
易になる。
【0019】(3) また、この操作装置が、複数のし
ゃ断器を操作する装置である場合には、少なくとも前記
操作ロッド及び第2の弾性部材はしゃ断器の数に応じて
設けるようにする。この場合、この操作装置は、さら
に、各しゃ断器に対応して設けられ、各しゃ断器に流れ
る電流の状態を検出する状態検出センサと、この状態検
出センサにより検出結果に基いて、前記しゃ断器のしゃ
断タイミングを前記電流が0となるタイミングに一致さ
せる同期制御回路とを有することが好ましい。
【0020】さらにこの場合、前記複数の操作ロッド
は、この操作ロッドの数と同じ数の可動部材に前記第2
の弾性部材を介して接続されていて良いし、少ない数の
可動部材に前記第2の弾性部材を介して接続されていて
良い。
【0021】このような構成によれば、複数のしゃ断装
置を操作することができ、かつ、相数に合わせて適切な
しゃ断が行なえる。
【0022】(4) この操作装置はさらに、前記操作
ロッドを手動で駆動でき、しゃ断器のしゃ断を行なえる
手動しゃ断機構を有することが好ましい。この場合、こ
の手動しゃ断機構は、前記可動部材をテコの原理で駆動
する駆動レバーを有するものであっても良いし、前記永
久磁石の磁路を手動で機械的に切断可能な磁路しゃ断機
構であっても良い。
【0023】このような構成によれば、操作電磁石が何
らかの理由で作動しない場合であっても、しゃ断が行な
えるから、装置の信頼性が向上する。
【0024】(5) また、この装置は、前記可動部材
の反動を防止する反動防止機構を有することが望まし
い。この場合、この反動防止機構は、前記可動部材の反
動を減衰する緩衝部材を有するものであっても良いし、
前記可動部材と係合してすることでこの可動部材の反動
を規制する爪部材を有するものであっても良い。
【0025】このような構成によれば、前記可動部材の
反動が有効に防止できるから、しゃ断装置のしゃ断若し
くは投入を確実に行なえる。
【0026】(6) この操作装置は、前記しゃ断器の
固定側接触子と可動側接触子とが離間している状態で、
前記可動ユニットを可動側接触子が固定側接触子に当接
する方向に付勢するための可動ユニット駆動ばねと、前
記しゃ断器の固定側接触子と可動側接触子とが離間して
いる状態で、前記可動ユニットを可動側接触子が固定側
接触子に当接する方向に付勢するための永久磁石とをさ
らに有するものであっても良い。
【0027】このような構成によれば、(1)と同様の
作用をえることができる。
【0028】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態を図面を
参照して説明する。
【0029】(第1の実施形態)図1は、この発明の第
1の実施形態に係るしゃ断器の操作機構を示す縦断面図
である。
【0030】図1において、符号1で示すのは、しゃ断
器及び操作機構を支持するための支持フレーム(固定部
材)である。この支持フレーム1には、固定接触子2a
及び可動接触子2bとを有するしゃ断器としての真空バ
ルブ2が取り付けられている。そして、この真空バルブ
2の前記可動接触子2bには、絶縁材からなる操作ロッ
ド3が同軸的に連結されている。この操作ロッド3は、
前記支持フレーム1に取付けられたリニアガイド4a,
4bにより軸方向に移動可能に支持されている。
【0031】したがって、この操作ロッド3が上方向に
駆動されることで前記可動接触子2bが固定接触子2a
から離間するから前記真空バルブ2のしゃ断がなされ、
この操作ロッド3が下方向に駆動されることで前記可動
接触子2bが固定接触子2aに接触するから前記真空バ
ルブ2の投入がなされるようになっている。
【0032】また、前記操作ロッド3には、図に5で示
す可動部材が移動自在に取着されている。この可動部材
5は、筒状部5aとこの筒状部5aの上端に接続された
円板部5bとからなるものであり、前記筒状部5aを前
記操作ロッド3に挿通させることでこの操作ロッド3に
対して相対移動自在に取り付けられている。また、前記
可動部材5の円板部5bには、周方向に所定の間隔で複
数個の孔5cが設けられている。そして、この可動部材
5は、この複数個の孔5cを前記支持フレーム1に立設
されたガイドピン6に挿通させた状態で、この支持フレ
ーム1に上下移動自在に取り付けられている。
【0033】前記操作ロッド3には、前記可動部材5を
挟む上下部分に、この可動部材5の可動範囲を規制する
ための上ストッパ8及び下ストッパ9が設けられてい
る。そして、この可動部材5と下ストッパ9との間に
は、この操作ロッド3及び可動接触子2bを前記固定接
触子2a側に付勢するためのワイプばね10(第2の弾
性部材)が挿入されている。
【0034】したがって、前記可動接触子2bと固定接
触子2aとが当接している状態で、この可動部材5がさ
らに下方向に駆動されることで、前記可動接触子2bは
固定接触子2aに対して前記ワイプばね10の復元力に
よって押し付けられることになる。また、前記可動部材
5が前記操作ロッド3の上ストッパ8に当接した状態
で、この可動部材5がさらに上方向に駆動されること
で、この操作ロッド3と可動部材5とが一体的に上方向
に駆動されることになる。
【0035】一方、前記可動部材5と前記支持フレーム
1との間には、この可動部材5を支持フレーム1に対し
て上方向に付勢するための可動部材駆動ばね7(第1の
弾性部材)が、前記ガイドピン6に外挿された状態で設
けられている。
【0036】また、可動部材5の筒状部5aには円筒状
の永久磁石11が上端面を円板部5bに固定した状態で
外挿され、前記支持フレーム1の、この永久磁石11の
下端部に対向する位置には操作電磁石12が設けられて
いる。この操作電磁石12は鉄心及び双方向ソレノイド
コイルを備え、図に13で示す直流電源回路により投入
時に前記永久磁石11を吸引励磁、しゃ断時に反発励磁
が可能になっている。また、前記永久磁石11と操作電
磁石12の鉄心の間には、この操作電磁石12が非励磁
の場合であっても、永久吸引力FMが生じており、前記
可動部材5を下方向に付勢しているものとする。
【0037】このような構成のしゃ断器の操作装置にお
いて、永久磁石11及び操作電磁石12の鉄心以外の部
品としては非磁性材料を原料とする部品を用いている。
例えば支持フレーム1、操作ロッド3及び可動部材5は
ステンレス鋼、可動部材駆動ばね7及び非線形ワイプば
ね10はステンレスばね鋼、操作電磁石12のソレノイ
ドコイル及びリニアガイド4a,4bは銅または銅合金
により構成している。
【0038】次に、この操作装置の動作を説明する。
【0039】図2(a)〜(c)は、この装置の動作を
示す工程図である。
【0040】図2(a)は、前記ワイプばね10が圧縮
され、前記可動接触子2bが固定接触子2aにこのワイ
プばね10の復元力により押し付けられている状態であ
る(投入状態)。この状態から前記可動部材5が上方向
に駆動され、操作ロッド3の上ストッパ8に当接した状
態を示すのが図2(b)である。これ以上可動部材5が
上方向に駆動されると、操作ロッド3も上方向に駆動さ
れ、前記可動接触子2bは固定接触子2aから離れる。
図2(c)は、前記可動接触子2bと固定接触子2aと
が完全に離れた状態を示すものである(しゃ断状態)。
【0041】ここで、図1に矢印で示すように、前記可
動部材駆動ばね7により前記支持フレーム1から前記可
動部材5に作用する上方向の反力をFk1、前記ワイプ
ばね10の復元力により前記固定接触子2aから操作ロ
ッド3に作用する上方向の反力をFk2、前記操作電磁
石12が非励磁の場合における永久磁石11の可動部材
5に対する下方向の駆動力をFMとする。
【0042】そして、前記可動部材5の操作ロッド3に
対する相対可動範囲は、前記上ストッパ8及び下ストッ
パ9によって可動部材5自身の絶対可動範囲よりも小さ
く設定されている。したがって、上方向の力を正とし
て、総合ばね力FK=Fk1+Fk2の変化を、図2
(a)の状態を原点とした可動部材5の移動量δを横軸
にとって表すと、図3に示すようになる。この図におい
て、(1)は図2(a)の状態に対応し、(2)は図2
(b)の状態に対応し、(3)は図2(c)の状態に対
応する。この図からわかるように、(1)〜(2)では
FK=Fk1+Fk2、(2)〜(3)ではFK=Fk
1となる。ここで、ワイプばね10の復元力Fk2は、
可動部材駆動ばね7の復元力Fk1に比べてかなり大き
いものであることが好ましい。
【0043】一方、前記永久磁石11の永久吸引力FM
の変化は、図3に示すように、前記FKと逆方向(符号
が逆)ではあるが、このFKの変化と略等しくなるよう
に設定されている。すなわち、ここでF=FM+(Fk
1+Fk2)とすると、このFは、図3に示すように0
付近で推移する。ただし、(1)〜(2)ではF<0
と、FMは(Fk1+Fk2)よりも若干大きく設定さ
れ、(2)〜(3)ではF>0と、FMは(Fk1+F
k2)よりも若干小さくなるように設定されている。
【0044】したがって、(3)の状態で、前記操作電
磁石12を吸引励磁し、前記永久磁石11との間にFK
より若干大きな吸引力FMaを発生させ作用させ、図4
に示すようにF=FMa+(Fk1+Fk2)<0とす
る。ここでFMaが(Fk1+Fk2)よりも少しでも
大きければ、図2(c)から図2(b)、図2(a)に
示す順で可動部材5を作動させ、前記真空バルブを投入
することができる。図2(a)の状態で前記操作電磁石
12の励磁を停止させても、永久吸引力FMがFM>F
k1+Fk2であるから、この投入状態は保たれ、前記
可動接触子2bは前記固定接触子2aに対してFk2の
力で押し付けられることになる。
【0045】一方、図2(a)にある状態で、操作電磁
石12を反発励磁し、前記永久磁石11との間に反発力
FMrを作用させる。このFMrは、(Fk1+Fk
2)と同様に上方向であるから、前記可動部材5に作用
する力は上方向のみとなる。したがって、前記FMrが
非常に小さいものであったとしても、可動部材5に作用
する力F=FMr+Fkは図5に示すように大きなもの
となり、前記可動部材5は、大きなしゃ断方向の力を受
けてノックピン抜きのような作用により瞬時に図2
(c)の状態に達することになる。そして、この図2
(c)の状態で操作電磁石12を無励磁にしても、前記
永久磁石11の永久吸引力がFM<Fkであるから、そ
のしゃ断状態が保持される。
【0046】すなわち、この実施形態によれば、前記可
動部材5に対して非常に小さい力を作用させるのみで真
空バルブ2のしゃ断操作及び投入操作が行なえ、しか
も、それらの操作を適切な速度で行なえることになる。
【0047】なお、この実施形態では、操作電磁石12
として双方向ソレノイドコイルを備え、前記直流電源回
路13よりその通電方向を切換えて吸引励磁、反発励磁
(逆励磁)するようにしたが、しゃ断コイルと投入コイ
ルを備えた操作電磁石であってもよい。
【0048】以下、しゃ断コイルと投入コイルを備えた
操作電磁石に適用される電源回路13’を図6により、
双方向ソレノイドコイルを備えた操作電磁石の電源回路
13”を図7により説明する。
【0049】図6において、操作電磁石12’はしゃ断
コイル12aと投入コイル12bとを備えている。この
電源回路13’は、交流電源よりトランスTを介して入
力される交流を整流器D1により整流し抵抗R1を介し
てコンデンサC1を充電する。この充電電荷は、サイリ
スタ駆動回路16からの点弧により導通するサイリスタ
SCR1を通してしゃ断コイル12aに与えられ、この
しゃ断コイル12aを励磁する。
【0050】一方、これらの回路と並列回路を構成する
整流器D3により前記トランスTを介して入力される交
流を整流し、抵抗R3を介してコンデンサC2を充電す
る。この充電電荷は、前記サイリスタ駆動回路16から
の点弧により導通するサイリスタSCR2を通して投入
コイル12bに与えられ、この投入コイル12bを励磁
する。
【0051】なお、SW1,SW2はコンデンサC1,
C2に抵抗R2,R4を介してそれぞれ並列に接続され
た放電用スイッチである。また、D2,D4はコイルか
らの回り込みを防止するためのダイオードである。
【0052】図7において、前記操作電磁石12は、双
方向ソレノイドコイルを備えている。
【0053】この図に示される電源回路13”では、交
流電源よりトランスTを介して入力される交流を整流器
D1によって整流した後、抵抗R1を介してコンデンサ
C1を充電する。この充電電荷は、サイリスタ駆動回路
16からの点弧により導通するサイリスタSCR1を通
してスイッチング回路17に与えられ、このスイッチン
グ回路17のスイッチング動作により決まる通電方向
(しゃ断または投入)に双方向ソレノイドコイル12
(しゃ断及び投入コイル)を励磁する。
【0054】また、この電源回路13”では、前記回路
と並列にトランスTを介して入力される交流を整流器D
3により整流し、抵抗R3を介してコンデンサC2を充
電する。この充電電荷は、サイリスタ駆動回路16から
の点弧により導通するサイリスタSCR2を通してスイ
ッチング回路17に与えられる。これら2つの並列回路
は、通電をやり直す場合に使用することにより、迅速な
対応を可能としている。
【0055】さらに、この電源回路13”は、バックア
ップ回路を有する。このバックアップ回路は、上記2つ
の回路と並列にトランスTを介して入力される交流を整
流器D5により整流し抵抗R5を介して二次電池Eを充
電しておき、この二次電池Eの出力を交流電源の停電時
にサイリスタ駆動回路16からの点弧により導通するサ
イリスタSCR3を通してスイッチング回路17に与え
るように構成されている。
【0056】上述したような電源回路を操作電磁石12
の種類に応じて選択することにより、操作電磁石12を
無励磁、投入励磁、反発励磁等を適宜行うことができ
る。
【0057】なお、SW1,SW2,SW3はコンデン
サC1,C2、二次電池Eに抵抗R2,R4,R6を介
してそれぞれ並列に接続された放電用スイッチである。
【0058】また、この実施形態では、永久磁石11を
可動部材5に取付け、操作電磁石12を支持フレーム1
側に取付ける構成としたが、これとは逆に操作電磁石1
2を可動部材5側に取付け、永久磁石11を支持フレー
ム1側に取付ける構成としても、前述と同様の作用効果
を得ることができる。
【0059】さらに、上記第1の実施形態では、円筒状
の永久磁石11を用いたが、図8に示すようにコーン状
の永久磁石11’を用いてもよい。この場合、操作電磁
石12の構成としては、この図8に示すように、永久磁
石11’の磁極の対向面に合せてカップ状に形成するよ
うにしても良い。
【0060】このようなコーン状の永久磁石11’によ
れば、たわみ−荷重の特性は円筒状の永久磁石11に比
べて低下するが、可動部材駆動ばねによる調整が容易で
ある。
【0061】また、上記可動部材駆動ばね7及びワイプ
ばね10としては、図9(a)に示すように中央部側が
粗に、両端部側が密になるようにつる巻状に巻回したも
のや、図9(b)に示すようにうず巻き状にしたものを
使用することができ、そのばねたわみー荷重特性は図9
(c)に示すように非線形となる。
【0062】なお、上記可動部材駆動ばね7及びワイプ
ばね10に代えて、特性の異なる複数個のコイル状の線
形ばねを直列に接続した構成として非線形特性を得るよ
うにしてもよく、また半径の異なる複数個のコイル状の
線形ばねを同軸的に接続した構成として非線形特性を得
るようにしてもよい。
【0063】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を図10を参照して説明する。なお、第1の
実施形態と同様の構成要素には同一符号を付してその説
明は省略する。
【0064】この実施形態の操作装置は、円筒状の前記
永久磁石11を図に21で示す保持部材により保持し、
この保持部材21を可動部材5の円板部5bの上面側か
らねじ22により着脱可能に取付けた構成を有する。
【0065】また、前記可動部材5の円板部5bには、
図10に23で示すに調整ねじが螺挿されている。この
調整ねじ23は、前記ガイドピン6を上下スライド自在
に保持すると共に、その下端面で前記可動部材駆動ばね
7を支持する。
【0066】このような構成によれば、前記ねじ22を
外すことで前記永久磁石11を前記可動部材5から容易
に分離させることができるから、メンテナンス時に再着
磁等を行うことができる。
【0067】また、前記調整ねじ13により可動部材駆
動ばね7の復元力Fk2を調整することが可能なので、
前記総合ばね力F=(Fk1+Fk2)をこの装置の組
み立て後に再調整することが可能になる。
【0068】これにより、永久磁石11の初期磁力のバ
ラツキや経年劣化、若しくは前記ワイプばね10や可動
部材駆動ばね7の径時的特性変化等にも容易に対応する
ことができる。
【0069】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を図11(a)、(b)及び図12を参照し
て説明する。
【0070】この実施形態は、前記永久磁石と操作電磁
石とから構成される磁力発生部分の他の構成例を示すも
のである。すなわち、第1の実施形態において、より望
ましい動作特性を得るためにはこの磁力発生部分の形状
を工夫することが好ましい。
【0071】図11(a)、(b)は、図1に示した操
作装置のうち可動部材及びその周辺の構成のみを取り出
して示したもので、第1の実施形態と同様の構成要素に
は同一符号を付している。なお、この実施形態において
は、前記支持フレーム1は箱状に形成され、前記操作ロ
ッド3はこの箱状の支持フレーム1の上下開口1a、1
bを閉塞するリニアガイド30a、30bによって上下
方向スライド移動自在に保持されている。また、図11
(a)は前記真空バルブ2の投入時の状態を示すもので
あり、図11(b)はしゃ断時の状態を示すものであ
る。
【0072】図12は、前記可動部材5に取り付けられ
た永久磁石31と、前記支持フレーム1’に取り付けら
れ前記永久磁石31に対して吸引力若しくは反発力を作
用させる操作電磁石32とを取り出して示したものであ
る。
【0073】まず永久磁石31は円筒状に形成されてお
り、その上端面には、円盤状のヨーク33が固定されて
いる。そして、前記永久磁石31は、このヨーク33に
固定された非磁性体カバー34によりその外周面が覆わ
れている。この場合、永久磁石31の磁極面は、この永
久磁石31の下端面を覆うカバー部分34aと、前記ヨ
ーク33の下面を覆うカバー部分34bとなる。
【0074】一方、操作電磁石32は、前記非磁性体カ
バー34の外周面に対向して設けられた円筒状のソレノ
イドコイル36と、このソレノイドコイル36を内周面
に保持するカップ型の鉄心37とからなる。この場合、
操作電磁石32の磁極面は、前記永久磁石31の下面に
対向する鉄心37の上面部37aと、前記ヨーク33の
下面に対向する鉄心37の上端面部37bである。
【0075】このような構成によれば、永久磁石31の
磁力線は操作電磁石32の鉄心37を通過するから、永
久磁石31は大きな磁力で鉄心37を吸引する。したが
って、前記第1の実施形態と同じ大きさ・特性の永久磁
石37であっても第1の実施形態の構成と比較して大き
な永久吸引力FMを発生することができる。したがっ
て、その分、前記可動部材駆動ばね7若しくはワイプば
ね10として復元力を大きいものを採用することができ
るから、しゃ断力若しくは投入力を大きくすることがで
きる。また、永久磁石31が多少減磁しても誤動作しな
いようにこれらのばね7、10の復元力に対する裕度を
確保できる。
【0076】さらに、操作電磁石32の磁力線は、ソレ
ノイドコイル36の外側ではその殆どが鉄心37内部を
通過し、ソレノイドコイル36の内側では軸方向にほぼ
均一な密度で通過するので、操作電磁石32を励磁した
際に、永久磁石31に対して長いストロークで吸引力ま
たは反発力を発生する。
【0077】したがって、その分可動部材5の絶対可動
範囲を大きくできるから、可動部材駆動ばね7の調整範
囲が広くなり、その調整が容易になる。
【0078】なお、図12に示したものは、前記永久磁
石31がソレノイドコイル36の内側に配設されている
ものであったが、図13に示すように、前記永久磁石3
1がソレノイドコイル36の外側に配設されているもの
であっても良い。
【0079】(第4の実施形態)次に、この発明の第4
の実施形態を図14を参照して説明する。
【0080】この実施形態は、前記ワイプばね、可動部
材駆動ばねの他の配置例に関するものである。なお、第
1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付しその
詳しい説明は省略する。
【0081】この実施形態の操作装置40は、符号41
で示す可動部材を有する。この可動部材40はロッド状
をなしており、支持フレーム42に設けられた図示しな
いリニアガイドによって上下移動可能に保持されてい
る。
【0082】この可動部材41の上端部には第1のスト
ッパ43が設けられ、この第1のストッパ43と支持フ
レーム42との間には可動部材駆動ばね44が挿入され
ている。したがって、この可動部材41は、この可動部
材駆動ばね44によって常時上方向に付勢されている。
【0083】また、この可動部材41の下端には、操作
ロッド3の上端部を上下移動自在に保持する操作ロッド
支持ケース45が、接続部材46を介して固定されてい
る。この接続部材46は、上端側に形成された雌ネジ部
46aで前記可動部材41の下端に螺着され、下端側に
形成された雄ネジ部46bで前記操作ロッド支持ケース
45に螺着されている。
【0084】また、この接続部材46の下端側には、前
記雌ネジ部46bと同軸にガイド孔47が形成されてお
り、このガイド孔47に前記操作ロッド3の上端部が突
没自在に挿入されている。そして、この操作ロッド3の
中途部には、この操作ロッド3の移動を規制するための
第2のストッパ48が設けられている。そして、この第
2のストッパ48の上面と前記接続部材46の下端面と
の間には、前記操作ロッド3を下方向に付勢するための
ワイプばね49が挿入されている。
【0085】一方、前記支持フレーム42内には、前記
可動部材41に固定された操作電磁石32と、支持フレ
ーム42に固定され前記操作電磁石に対向する永久磁石
31とが設けられている(図13に示す構成を参照)。
前記操作電磁石32は前述した電源回路13に接続され
ており、反発励磁若しくは吸引励磁されるようになって
いる。
【0086】このような構成によっても、前記可動部材
駆動ばね44、ワイプばね49及び永久磁石31の永久
吸引力(Fk1,Fk2,FM)を第1の実施形態と同
様に設定することで、前記第1の実施形態と略同様の効
果を得ることができる。
【0087】また、このような構成によれば、ワイプば
ね49を真空バルブ2側に近づけることができ、操作ロ
ッド3を短尺に形成することができるので、操作ロッド
3及び可動接触子2bの総質量を小さくし動作時の慣性
力を低減できる。これにより真空バルブ2のしゃ断を高
速でかつ確実に行なえる効果がある。
【0088】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
を図15を参照して説明する。
【0089】この実施形態の装置は、第4の実施形態の
操作装置40を、交流電源の相数(真空バルブ2の数)
に対応する数だけ並列に配設したものである。この実施
形態は、三相に対応するもので、前記操作装置40が3
組設けられている。
【0090】また、この実施形態は、前記固定側接触子
2aから延出された本線50a〜50cに巻き付けた光
ファイバ51a〜51cの偏光面を磁歪検出することで
各相の交流電流の状態を検出する状態検出センサ52a
〜52cと、この状態検出センサ52a〜52cからの
検出信号に基いて前記各操作装置40を制御する同期制
御装置53とを有する。
【0091】この同期制御装置53は、各状態検出セン
サ52a〜52cにより交流のゼロ点クロスタイミング
が検出されると、そのことに基いて、対応する操作装置
40の操作電磁石32を順次反発励磁し、前記真空バル
ブ2をしゃ断する機能を有する。各相の位相は120°
づつずれているから、前記操作装置40は、一定の時間
間隔で順次作動することになる。
【0092】このような構成によれば、真空バルブ2の
しゃ断を、各相毎に、交流のゼロ点をクロスするタイミ
ングに合わせて行なうことができるから、電流がほとん
ど流れていない状態でしゃ断が行なえる。したがって、
真空バルブ2のしゃ断容量の軽減を図ることができる。
【0093】また、小能力の操作電磁石32を用いるも
のであっても、瞬時にかつ確実にしゃ断を行なうことが
できる。
【0094】(第6の実施形態)以下、この発明の第6
の実施形態を図16を参照して説明する。
【0095】この実施形態の操作装置60は、前記第5
の実施形態と同様に3つの真空バルブ2を操作するもの
であるが、第5の実施形態と異なり前記3つの真空バル
ブ2を1つの可動部材41で同時に駆動するものであ
る。なお、前記第4、第5の実施形態と同様の構成要素
には同一符号を付してその説明は省略する。
【0096】3つの真空バルブ2を1つの可動部材41
で同時に駆動するため、前記可動部材41には、図16
に61で示す駆動クランクが接続され、3本の操作ロッ
ド3を同じく3本のワイプばね49を介して同時に駆動
できるように構成されている。そして、この可動部材4
1及びその周辺の構成は、前記第4の実施形態とは上下
逆さまに配設されており、前記駆動クランク61は可動
部材41の上端部に取着されている。
【0097】また、この図に62で示すのは、前記真空
バルブ2のしゃ断を手動で行なうための手動しゃ断機構
である。この手動しゃ断機構62は、てこの原理で前記
可動部材41を押し下げるためのレバー63とこのレバ
ー63を揺動自在に支持する支持部材64とを有する。
前記レバー63の先端部は、進退駆動されることで前記
可動部材41の上端部に設けられた支軸と組み合わせら
れるように構成されている。そして、これらを組み合わ
せた後、前記レバー63を前記支持部材64の支持点を
中心に上方向に駆動することで前記操作ロッド3を上方
向に駆動でき、前記真空バルブ2のしゃ断が行なえるよ
うになっている。
【0098】また、前記支持フレーム42の上端部に
は、前記永久磁石31の磁路をしゃ断して永久吸引力F
Mの発生を阻止するための磁路しゃ断機構66が設けら
れている。すなわち、この真空バルブ2の投入中(図1
6に示す状態)に、この磁路しゃ断機構66を作動させ
前記永久磁石の吸引力を停止させれば、前記操作ロッド
3は前記ワイプばね49及び駆動ばね44の復元力によ
りしゃ断方向に移動するから、前記真空バルブ2のしゃ
断が行なえる。
【0099】一方、この装置は図に68で示すキャッチ
機構を有する。このキャッチ機構68は、投入又はしゃ
断を動作が行われた際、前記可動部材41が動作時の反
動で跳ね返り、逆方向に移動することを防止するもので
ある。
【0100】このため、このキャッチ機構68は、水平
方向に移動自在に設けられた移動台69と、この移動台
69に設けられた緩衝材70と、前記移動台69に設け
られストッパ43の下方向の移動は許容するが上方向の
移動は規制する第1の爪部材72と、前記ストッパ43
の上方向の移動は許容するが下方向の移動は規制する第
2の爪部材73とからなる。
【0101】前記第1、第2の爪部材72、73は、両
方が同時に作用することがないように、前記ストッパ4
3の幅寸法以上離間して配設されており、前記移動台6
9が水平方向に駆動されることで切替えられるようにな
っている。そして、この移動台69は、駆動シリンダ装
置74と、ばね75とによって所望のポジションに切替
えられるようになっている。
【0102】このような構成によれば、1つの可動部材
41で複数の真空バルブ2の投入及びしゃ断が行なえる
ため、装置構成が簡易になる。また、ワイプばね49自
体は、真空バルブ2毎に設けられているので、固定接触
子2aおよび可動接触子2bの変形・摩耗状態が異なっ
ていても、それぞれ独立に必要な押圧力を確保できる。
【0103】また、この装置では、種々の手動しゃ断手
段(62、66)を設けているから、電源不良または断
線などで操作電磁石32を駆動できない故障状態でも、
真空バルブ2のしゃ断が行なえる。従って装置の信頼性
が向上する。
【0104】さらに、前記キャッチ機構69を設けたか
ら、前記可動部材41が動作時の反動で逆方向に動作す
ることを防止できる。したがって、投入時のチャタリン
グおよびしゃ断時の再投入などの不健全な動作は生じな
い。
【0105】(第7の実施形態)以下、この発明の第7
の実施形態を図17を参照して説明する。
【0106】この図17は、一点鎖線で仕切られた紙面
右半分が真空バルブしゃ断時の状態、左半分が投入時の
状態を示すものである。なお、すでに説明した第4〜第
6の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0107】この実施形態の操作装置は、第6の実施形
態と同様に、一つの可動部材41で3つの真空バルブ2
の投入・しゃ断を行なうものであるが、第6の実施形態
のような駆動クランク61を用いず、単なる接続梁76
を用いるものである。
【0108】また、この実施形態の操作装置では、永久
磁石77と操作電磁石78が、前記支持フレーム42に
設けられた同一の保持部材79に取り付けられている。
そして、可動部材41側には、単なる磁路を構成するた
めの磁性体80が取り付けられている。
【0109】前記保持部材79には、支持フレーム42
と可動部材41との間の空隙、すなわち磁路の隙間とな
る部分に侵入しうる薄肉嵌合部79aが突設されてい
る。また、この保持部材79の上面と、これに対向する
磁性体80の下面は、互いに組み合わせうる形状を有す
る凹凸部79b,80aに形成されている。この凹凸部
79b、80aの高さ(凹部の深さ)は、前記ワイプば
ね49が伸縮できるストロークδと略等しく設定されて
いる。
【0110】また、前記磁性体80の下端部の外周面に
は、図に80bで示す凹部が形成されている。この凹部
80bは、支持フレーム42との間の嵌合隙間を寸法g
の範囲で変化させ、磁性体80と保持部材79との間に
形成される磁路を変化させるようにしたものである。
【0111】このような構成によれば、前記操作電磁石
78が非励磁の場合には、前記永久磁石77と磁性体8
0との間に生じる永久吸引力によって前記可動部材41
は下方向に付勢される。そして、前記真空バルブ2の投
入時には、操作電磁石78を励磁することで前記永久磁
石77の磁力を増加させる。このことで、前記磁性体8
0との間の吸引力が増大し、可動部材41を下方向に駆
動することができる。
【0112】真空バルブ2のしゃ断時には、操作電磁石
78を励磁することで前記永久磁石77の磁力を減少さ
せ、前記ワイプばね49及び可動部材駆動ばね44の復
元力により可動部材41を上方向に移動させることがで
きる。
【0113】また、支持フレームに設けられた保持部材
79と可動部材41に設けられた磁性体80は、上下ス
トロークの途中で薄肉嵌合部79aの作用によって局所
的な磁力の増加を起こす。
【0114】図19は、この薄肉嵌合部79aによる磁
力変化への影響を示したグラフである。この図中、鎖線
で示すのは、前記薄肉嵌合部79aが形成されていない
場合の磁力変化の例である。なお、薄肉嵌合部79aに
よる漏れ磁束は制限されるので、嵌合が進んでも磁力が
極端に減ることはない。
【0115】さらに、保持部材79と可動部材41はス
トロークの途中で前記凹部80bにより形成される嵌合
間隔gの変化によりに磁力に変化を起こす。図20は、
この構成による磁力変化への影響を示したグラフであ
る。この図中、鎖線で示すのは、前記凹部80bが形成
されていない場合の磁力変化の例である。
【0116】また、保持部材79と磁性体80との間に
設けられた前記凹凸部79b,80aの作用により、こ
れらが対向状態にあるストロークδ間では、磁力線の変
化は少ない。図18は、この状態を示したグラフであ
る。この図中、点線で示すのは前記凹凸部79b,80
aが設けられていない場合である。このグラフからも明
らかなように、ストロークδの範囲ではほぼ一定の吸引
力を発生させることができる。したがって、ワイプばね
49としてばね定数が低くかつ略一定のばねを用いても
釣合いがとれるようになる。図21は、ワイプばね49
としてばね定数が低くかつ略一定のばねを用いた場合の
荷重−たわみ特性を示すものである。
【0117】これにより、固定接触子および可動接触子
の変形・摩耗が進んでも、接触子の押圧する力の変化を
少なくできるから、装置の信頼性が向上する。
【0118】次に、前記薄肉嵌合部79a、凹部80b
及び凹凸部79b,80aによる効果を説明する。
【0119】第1の実施形態でも説明したように、この
発明では、小さな駆動力でしゃ断及び投入が行なえるよ
うに、前記ワイプばね49及び可動部材駆動ばね44に
よる復元力を、永久磁石77の永久吸引力に略一致させ
るようにしている。
【0120】しかし、ワイプばね49の特性Fk2は真
空バルブ2に応じて決定されてしまうので、主に可動部
材駆動ばね44の特性Fk1を設計することで永久磁石
の磁力特性FMに近づけなければならず、設計裕度が少
ないということがある。
【0121】これに対して、この実施形態では、前記薄
肉嵌合部79a、凹部80b及び凹凸部79b,80a
を設けることで、永久磁石の永久吸引力特性FMを調整
するようにした。これにより、前記ワイプばね49及び
可動部材駆動ばね44の設計裕度が向上するので、FM
と(Fk1+Fk2)を略等しくすることが容易にな
る。
【0122】また、この実施形態の構成によれば、永久
磁石77と操作電磁石78は一体的に固定され動かない
ので、永久磁石77が欠けたり、操作電磁石78に接続
された電線に衝撃が加わり破損するなどの恐れが小さ
い。したがって、装置の信頼性が向上する効果がある。
【0123】(第8の実施形態)以下、この発明の第8
の実施形態を図22を参照して説明する。
【0124】この図22は、一点鎖線で仕切られた紙面
右半分が真空バルブ2のしゃ断時の状態、左半分が投入
時の状態を示すものである。なお、すでに説明した第4
の実施形態と同様の構成には同一符号を付してその詳し
い説明は省略する。
【0125】この実施形態の操作装置では、可動部材4
1側に操作電磁石81が固定され、支持フレーム42側
に永久磁石82が固定されている。この操作電磁石81
と永久磁石82の寸法及び位置関係は、前記永久磁石8
2から前記操作電磁石81(鉄心81a)に作用する永
久吸引力が、前記可動部材41を常に投入方向若しくは
しゃ断方向に作用するように定められている。すなわ
ち、前記可動部材41は、中間位置を挟んでしゃ断側に
ある場合には、前記永久磁石82によって遮断方向に付
勢され、投入側にある場合には、投入方向に付勢される
ようになっている。
【0126】また、この実施形態では、前記支持フレー
ム42の上面には、前記可動部材41の上端部を覆うカ
バー84が固定されていて、このカバー84内には、前
記可動部材41の上端に設けられたストッパ43を下方
向に付勢するための可動部材駆動ばね85が設けられて
いる。ここで、前記可動部材41を上方向に付勢するた
めの前記ばね44を第1の可動部材駆動ばねとし、下方
向に付勢するための前記ばね85を第2の可動部材駆動
ばね85と称することとする。そして、第1の可動部材
駆動ばね44の復元力をFk2,第3の可動部材駆動ば
ね85の復元力をFk3とする。
【0127】ここで、これらFk2,Fk3と、ワイプ
ばね49の復元力Fk1,及び前記永久磁石82の永久
吸引力FMの関係は、図23に示すように設定されてい
る。この図において、(1)で示すのが投入時の力状態
であり、(3)はしゃ断時の力状態である。そして、
(2)は中間状態である。
【0128】ここで、第1の可動部材駆動ばね44の最
大ばね長は、(1)〜(2)間の可動部材41の移動量
に等しく設定され、第2の可動部材駆動ばね85の最大
ばね長は、(2)〜(3)間の可動部材41の移動量に
等しく設定されている。
【0129】そして、図23にFで示すのはそれらの合
力F=FM+(Fk1+Fk2+Fk3)であり、この
合力が0付近で推移するように、すなわち、FMと(F
k1+Fk2+Fk3)の変化特性が略等しくなるよう
に設定されている。
【0130】このような構成によっても第1の実施形態
と略同様の効果を得ることができる。
【0131】さらに、この実施形態の構成によれば、し
ゃ断側、投入側いずれの方向にも大きな駆動力を得るこ
とができるので、それらの動作を高速に行なえる効果が
ある。また、図示しないが、スペーサを挟む等してばね
座面高さを変えることで、第1の可動部材駆動ばね及び
第2の可動部材駆動ばねの復元力を調整することが可能
であるので、経年劣化により永久磁石の磁力が低下した
場合に必要な調整が容易に行なえる。
【0132】なお、この実施形態では、単一の永久磁石
82を用いているが、投入・しゃ断に必要な力に合わせ
て、投入用永久磁石としゃ断用永久磁石に分割して設け
ても良い。
【0133】なお、本発明は以上説明した第1〜第8の
実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更
しない範囲内で種々変形して実施することができること
は言うまでもない。例えば上記各実施形態では操作対象
が真空バルブの場合について述べたが、操作対象として
ガスしゃ断器であっても良い。
【0134】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、小さ
な操作力で、しかも簡単な機構で大きな接触荷重を得る
ことができるしゃ断器の操作装置を備えた開閉装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す概略構成図。
【図2】(a)〜(c)は、同実施例に関し、動作を説
明するための工程図。
【図3】同実施例に関し、可動部材に作用する力と可動
ユニットの移動ストロークとの関係を示すグラフ。
【図4】同実施例に関し、しゃ断器の投入時に可動部材
に作用する力と可動ユニットの移動ストロークとの関係
を示すグラフ。
【図5】同実施例に関し、しゃ断器のしゃ断時に可動部
材に作用する力と可動ユニットの移動ストロークとの関
係を示すグラフ。
【図6】同実施例に関し、しゃ断コイルと投入コイルを
備えた操作電磁石を用いた場合の電源回路図。
【図7】同実施例に関し、双方向ソレノイドコイルを備
えた操作電磁石の電源回路図。
【図8】同実施例に関し、永久磁石の形状の他の例を示
す図。
【図9】(a)〜(c)は、同実施例に関し、可動部材
駆動ばね及び非線形ワイプばねの具体例とその荷重特性
を示す図。
【図10】この発明の第2の実施形態を示す概略構成
図。
【図11】(a)、(b)は、この発明の第3の実施形
態を示す概略構成図。
【図12】同実施例に関し、永久磁石と操作電磁石の構
成例を示す縦断面図。
【図13】同実施例に関し、永久磁石と操作電磁石の他
の構成例を示す縦断面図。
【図14】この発明の第4の実施形態を示す概略構成
図。
【図15】この発明の第5の実施形態を示す概略構成
図。
【図16】この発明の第6の実施形態を示す概略構成
図。
【図17】この発明の第7の実施形態を示す概略構成
図。
【図18】同実施例に関し、磁性体の形状による磁力変
化を示すグラフ。
【図19】同実施例に関し、磁性体の形状による磁力変
化を示すグラフ。
【図20】同実施例に関し、磁性体の形状による磁力変
化を示すグラフ。
【図21】同実施例に関し、磁性体の形状による磁力変
化を示すグラフ。
【図22】この発明の第8の実施形態を示す概略構成
図。
【図23】同実施例に関し、可動部材に作用する力と可
動ユニットの移動ストロークとの関係を示すグラフ。
【図24】従来のしゃ断器の操作装置の一例を示す構成
説明図。
【符号の説明】
1…支持フレーム(固定部材) 2…真空バルブ(しゃ断器) 3…操作ロッド 5…可動部材 7…可動部材駆動ばね(第1の弾性部材) 10…ワイプばね(第2の弾性部材) 11…永久磁石 12…操作電磁石 13…調整ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 康晴 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 谷口 誠 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 渡辺 憲治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 仕入 英武 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 5G028 AA05 AA08 AA17 DB02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接離可能に設けられた可動接触子と固定
    接触子とを有するしゃ断器を操作するしゃ断器の操作装
    置を備えた開閉装置であって、 前記可動接触子に固定され、この可動接触子を固定接触
    子に対して接離させる方向に移動可能に保持された操作
    ロッドと、 この操作ロッドに移動可能に接続され、かつこの操作ロ
    ッドに対する相対移動量は所定の可動範囲に規制された
    可動部材と、 前記可動部材を移動可能に保持する固定部材と、 前記可動部材を、この固定部材に対して前記可動接触子
    を固定端子から離す方向に付勢する第1の弾性部材と、 前記可動部材を、固定部材に対して前記可動接触子を固
    定接触子に押し付ける方向に駆動するための永久磁石
    と、 前記永久磁石に対し、前記可動部材を駆動するための磁
    力を作用させるための操作電磁石と、 前記操作電磁石を励磁するための電源回路とを有するこ
    とを特徴とする開閉装置。
  2. 【請求項2】 接離可能に設けられた可動接触子と固定
    接触子とを有するしゃ断器を操作するしゃ断器の操作装
    置であって、 前記可動接触子に固定され、この可動接触子を固定接触
    子に対して接離させる方向に移動可能に保持された操作
    ロッドと、 この操作ロッドに相対的に移動可能に接続され、かつこ
    の操作ロッドに対する相対移動量は所定の可動範囲に規
    制された可動部材と、 この可動部材を移動可能に保持する固定部材と、 前記可動部材を、この固定部材に対して前記可動接触子
    を固定端子から離す方向に付勢する第1の弾性部材と、 前記操作ロッドを、可動部材に対して前記可動接触子を
    固定接触子に押し付ける方向に付勢する第2の弾性部材
    と、 前記可動部材を、固定部材に対して前記可動接触子を固
    定接触子に押し付ける方向に駆動するための永久磁石
    と、 前記永久磁石に対し、前記可動部材を駆動するための磁
    力を作用させるための操作電磁石と、 前記操作電磁石を励磁するための電源回路とを有するこ
    とを特徴とする開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の開閉装置におい
    て、 前記第1、第2の弾性部材は、非線形ばね部材から構成
    されることを特徴とする開閉装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の開閉装置におい
    て、 前記永久磁石及び操作電磁石以外の構成部品として非磁
    性材料を用いたことを特徴とする開閉装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の開閉装置におい
    て、 前記操作ロッドの前記可動部材に対する可動範囲は、 前記可動部材の固定部材に対する可動範囲よりも小さく
    構成されていることを特徴とする開閉装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の開閉装置において、 前記第1の弾性部材の作用により前記固定部材から前記
    可動部材に作用する反力をFk1、 前記第2の弾性部材の作用により前記操作ロッドから前
    記可動部材に作用する反力をFk2、 前記操作電磁石が無励磁のとき、前記永久磁石による固
    定部材への可動部材の吸引力をFMとしたとき、 前記可動部材の可動範囲内において、FK1+FK2の
    変化特性とFMの変化特性が略等しくなるように設定さ
    れていることを特徴とする開閉装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の開閉装置において、 前記Fk1,Fk2,FMは、 前記可動接触子が固定接触子に押し付けられ、しゃ断器
    が投入がされる際には、FM>Fk1 +Fk2 、前記
    可動接触子が固定接触子から離れ、しゃ断器がしゃ断さ
    れる際には、FM<Fk1 +Fk2 となるように設定
    されていることを特徴とする開閉装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の開閉装置におい
    て、 前記永久磁石は、前記可動部材と固定部材のどちらか一
    方に設けられ、 前記操作電磁石は、前記可動部材と固定部材のどちらか
    他方に設けられていることを特徴とする開閉装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の開閉装置において、 前記永久磁石と操作電磁石は閉磁路を形成するように平
    行配置されていることを特徴とする開閉装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または2記載の開閉装置にお
    いて、 前記永久磁石と操作電磁石は、前記可動部材と固定部材
    のどちらか一方に一体的に設けられ、 前記可動部材と固定部材のどちらか他方には、前記永久
    磁石及び操作電磁石の磁力を作用させるための磁性部材
    が設けられていることを特徴とする開閉装置。
  11. 【請求項11】 請求項1または2記載の開閉装置にお
    いて、 前記第1の弾性部材は、初期復元力を調整可能に設けら
    れていることを特徴とする開閉装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の開閉装置において、 前記第1の弾性部材は、一方の端部が、前記固定部材若
    しくは可動部材に設けられこの可動部材の移動方向に取
    り付け位置を調整可能に設けられた調整部材によって保
    持され、 この調整部材の取り付け位置を調整することで初期復元
    力が調整可能に設けられていることを特徴とする開閉装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項2記載の開閉装置において、 この開閉装置は、複数のしゃ断器を操作する操作装置を
    備え、 少なくとも前記操作ロッド及び第2の弾性部材はしゃ断
    器の数に応じて設けられていることを特徴とする開閉装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13の開閉装置において、 この開閉装置は、さらに、 各しゃ断器に対応して操作装置が設けられ、各しゃ断器
    に流れる電流の状態を検出する状態検出センサと、 この状態検出センサにより検出結果に基いて、前記しゃ
    断器のしゃ断タイミングを前記電流が0となるタイミン
    グに一致させる同期制御回路とを有することを特徴とす
    る開閉装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の開閉装置において、 前記複数の操作ロッドは、この操作ロッドの数よりも少
    ない数の可動部材に前記第2の弾性部材を介して接続さ
    れていることを特徴とする開閉装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の開閉装置において、 前記操作装置はさらに、 前記操作ロッドを手動で駆動でき、しゃ断器のしゃ断を
    行なえる手動しゃ断機構を有することを特徴とする開閉
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の開閉装置において、 前記手動しゃ断機構は、 前記可動部材をテコの原理で駆動する駆動レバーを有す
    ることを特徴とする開閉装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の開閉装置において、 前記手動しゃ断機構は、 前記永久磁石の磁路を手動で機械的に切断可能な磁路し
    ゃ断機構であることを特徴とする開閉装置。
  19. 【請求項19】 請求項1または2記載の開閉装置にお
    いて、 前記可動部材の反動を防止する反動防止機構を有するこ
    とを特徴とする開閉装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の開閉装置において、 前記反動防止機構は、 前記可動部材の反動を減衰する緩衝部材を有することを
    特徴とする開閉装置。
  21. 【請求項21】 請求項19記載の開閉装置において、 前記可動部材と係合してすることで、この可動部材の反
    動を規制する爪部材を有することを特徴とする開閉装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項1または2記載の開閉装置にお
    いて、 この操作装置はさらに、 前記しゃ断器の固定側接触子と可動側接触子とが離間し
    ている状態で、前記可動ユニットを可動側接触子が固定
    側接触子に当接する方向に付勢するための可動ユニット
    駆動ばねと、 前記しゃ断器の固定側接触子と可動側接触子とが離間し
    ている状態で、前記可動ユニットを可動側接触子が固定
    側接触子に当接する方向に付勢するための永久磁石とを
    有することを特徴とする開閉装置。
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