JP5230209B2 - 臨床側と病理検査側で共通使用する収納容器の構築形成体(枠状基体)を介して臨床側と病理検査側間での患者試料データの確実な伝達・連結をする病理組織試料用固定移送容器と病理組織試料用カセット。 - Google Patents
臨床側と病理検査側で共通使用する収納容器の構築形成体(枠状基体)を介して臨床側と病理検査側間での患者試料データの確実な伝達・連結をする病理組織試料用固定移送容器と病理組織試料用カセット。 Download PDFInfo
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Description
それは、従来のカセットシステムでは、所謂カセット基体(標本処理容器)はカセット薬液処理籠と薄切用ブロック基台の二役のみを兼任し、包埋ブロック作製時には薬液処理に用いた薬液処理籠に使用したカセット基体を基台として使用されるが、試料の固定移送容器と包埋皿は予め独自に用意した器具として提案されている。
病理検査室等の標本作製現場で受領・受付して、該固定移送容器内の試料を薬液処理籠である病理組織試料用カセットに移し替えられる時点での該試料の紛失・混入やデータの入れ違いを防止するためには、
臨床試料採取側の記載・記録データと該試料を確実に該試料の病理組織試料用カセットである薬液処理籠に一緒に移すこと重要である。その為には、該試料の固定移送容器と病理組織試料用カセットの共通の嵌合・連結形成体である枠状基体(ユニット1)
を用いることが確実であるし 、固定移送容器の成形コストの倹約にもなる。
・ 上側から下側への開口部に連結した貫通孔部と上側開口部外周には開口部を囲む外壁の上端面を備えていて、更にデータ記載部やバーコード・二次元データコード・ICチップ等の記憶メディアの設置できるデータ記録部の設置部位を形成していて、他のユニット構成体やユニット間の嵌合・連結の中心的な機能を担った、このユニットシステム共通の掛け止め嵌合器具(共通・連結形成体ユニット)である枠状基体(ユニット1)と
・ 前記ユニット1である枠状基体とは独立したユニットである、少なくとも底部に多孔通液性底面を形成した容器状底部であり、前記枠状基体の上側から下側への開口部に連結した貫通孔部に脱着自在に挿入嵌合できて試料の収納移送が出来る、少なくとも底部に多孔通液性底面を形成した試料収納部と、該試料収納部の上側開口部外周を囲む水平方向に突設した鍔状平面を形成した多孔通液性容器状底部(ユニット2)と
・ 更にまた、ユニット1から独立した多孔通液性面を備え該多孔通液性面の外周裏面に前記ユニット2である多孔通液性容器状底部の試料収納部の上側開口部に挿入嵌合するリブが形成されている蓋体(ユニット3)と
・ 更にまた、ユニット1から独立した前記ユニット2と同形状の多孔通液孔が成形されていない否通液性の容器状底部(ユニット4)と
・ 更にまた、ユニット1から独立した前記ユニット3と同形状の多孔通液孔が成形されていない否通液性の蓋体(ユニット5)と
からなる5種類の構成体ユニットをユニット1である枠状基体を共通・連結形成体ユニットとして互に挿入・嵌合・掛け止めたユニットシステム複合構成体から構築される種々のバリエーションを持つバリ無しユニットシステム包埋枠状基体構成体であり、
・ 更にまた、前記5種類のユニットの構成体ユニットとはまた独立した別の機能性である構成体補助ユニット的な位置に在るが、試料データの伝達・連結体(メッセンジャー)である前記枠状基体(ユニット1)の確実なデータの保護の為には、該試料データの伝達・連結体(メッセンジャー)である枠状基体(ユニット1)の内部に設置位置を持たないで外壁外側面上に設置または記載・印字された前記データ記載部或いはデータ記録部をも保護する、前記(ユニット3及び5)の蓋体と一体的に成形されたデータ記録部保護板付き蓋体(ユニット3またはユニット5)或いはユニットとしては独立して成形されていて前記枠状基体(ユニット1)の外側面に設置されたデータ記載部・ICチップを含むデータ記録部を保護または該枠状基体(ユニット1)の周囲に付着する包埋剤のバリの付着防止或いは簡単除去する機能を持つ、前記5種ユニットの構成体ユニットとはまた独立した別の機能性の補助ユニット的存在である板状枠保護器具の存在が必要である。
・ 更にまた、前記5種類のユニットの構成体ユニットとはまた独立した機能性構成体補助ユニット的な位置に在るが、上側と下側とに開口部を有し、前記上側から下側への開口部に連結した貫通孔部を備え、上側から下側開口部に連結した前記貫通孔部の該上側開口部の周囲を囲む外壁最上部上端面、或いは該上側開口部に連なる貫通孔部内壁に内側に向けて突設された凸状平面を形成する枠状基体(ユニット1)と挿入嵌合掛け止めできる、前記5種類のユニットの構成体ユニットとはまた独立した別の機能性の補助ユニット的存在である包埋皿用ステンレス製底部は前記底部(ユニット4)と同形状の、液漏れのない閉鎖面で成形されている容器状底部であり、前記枠状基体(ユニット1)の上側から下側への開口部に連結した貫通孔部に脱着自在に挿入嵌合できて否通液性の閉鎖面で形成した試料収納部と、該試料収納部の上側開口部外周を囲む水平方向に突設した鍔状平面を形成した否通液性の閉鎖面で形成した容器状底部であり、該鍔状平面を前記枠状基体(ユニット1)の開口部外周の上端面上に或いは前記上側開口部に連なる貫通孔部内壁に内側に向けて突設された凸状平面上に掛け止め嵌合設置して、該否通液性金属製容器状底部が前記枠状基体(ユニット1)の下側開口部側に脱落しない防止機能を持つ皿状底部の2ユニットシステム複合構成体で構築されるバリ無し包埋皿である。
・ 即ち、前記5種類の構成体ユニットに加えてその2種類の補助ユニットである枠状基体(ユニット1)に挿入・嵌合・掛け止め出来るユニットシステム複合構成体から構築される種々のバリエーションを持つバリ無しユニットシステム包埋枠状基体構成体であるからである。
ット的な位置に在るが、前記ユニットシステムにおいて中心的機能を担う枠状基体 (ユニット1) の上側から下側への開
口部に連結した貫通孔部に脱着自在に挿入嵌合で きて否通液性の 閉鎖面で形成 した試料収納部と 、該試料収納部の上側開口部外周を囲む水平方向に突設
した鍔状平面を形成 した否通液性の閉鎖面で形成した容器状底部であり、該鍔状平面を前記枠状基体(ユニット1)の開口部外周の上端面上に或いは前記上側開口部に連なる貫通孔部内壁に内側に向けて突設された凸状平面上に掛け止め嵌合設置して
、該否通液性金属製容器状底部が前記枠状基体 (ユニット1)の下側開口部側に脱落しない防止機能を持つ皿状底部の2ユニットシステム複合構成体で構築
されるバリ無し包埋皿を追加して5種類のユニット 複合構成体と2種類の補助ユニットから構築されるバ リ無しユニットシステム包埋枠状基体系の連結システムにすることである。
前記多孔通液性容器状底部(ユニット2)の深さや前記標本薄切用ミクロトームの従来の該カセット固定用アダプターの固定用係止爪に相当する幅手と異なる長手方向に変化させても、
前記多孔通液性容器状底部(ユニット2)と該多孔通液性容器状底部が掛け止め嵌合できる上側から下側への開口部に貫通孔部を備えた前記包埋枠状基体(ユニット1)とから構築されるカセット多孔通液性底部は前記カセット固定用アダプターの固定用掛け止め爪に一致する係止部が在り、
前記アダプターの固定用掛け止め爪に固定出来る深さと広さの大きな2ユニット構成体からなる所謂病理組織試料用カセットの多孔通液性底部が自由に成形できることである。
1)前記包埋枠状基体(ユニット1)と非通液性の容器状底部(ユニット4)と非通液
性の蓋体(ユニット5)との3ユニット複合構成体からなる試料の固定移送容器と
2)前記包埋枠状基体(ユニット1)と多孔通液性容器状底部(ユニット2)と多孔通
液性蓋体(ユニット3)との3ユニット複合構成体からなる従来の病理組織試料用カセット(薬液処理籠)の機能を担う包埋枠状基体籠と
3)前記包埋枠状基体(ユニット1)と多孔通液性容器状底部(ユニット2)との2ユニット複合構成体からなる前記病理組織試料用カセットの底部の機能を担う包埋支持剤の包埋ブロック試料の支持基台と
4)前記包埋枠状基体(ユニット1)の形状機能の一つである薄切時のアダプター掛
け止め係止部位の病理組織試料用カセット底部と一体化した独立機能と
5)前記包埋枠状基体(ユニット1)と多孔通液性容器状底部(ユニット2)との2ユニット複合構成体からなるブロック支持基台の薄切時のアダプター掛け止め係止部位の独立機能(ユニット1)によって可能になった、前記薬液処理籠である病理組織試料用カセットの試料収納スペースの拡大の機能と
6)前記包埋枠状基体(ユニット1)と容器状多孔通液性底部(ユニット2)との2ユニット複合構成体からなるブロック支持基台の薄切時のアダプター掛け止め係止部位の独立機能(ユニット1)によって可能になった、薄切完了後のブロック試料の小型化収納機能と
7)枠状基体(ユニット1)の独立によって可能になった包埋枠状基体からなる包埋
皿状器具の7形態を果たすユニットシステム複合構成体と成るが、更に、前記5種類の構成体ユニットのユニットシステム複合構成体で構築されるユニットシステム包埋枠状基体構成体の一つである前記包埋枠状基体籠(薬液処理籠)ともう一つのユニットシステム包埋枠状基体構成体である前記固定移送容器の共通の掛け止め嵌合器具(共通・連結形成体ユニット)でもある該包埋枠状基体(ユニット1)に、臨床側で試料採取され収納された患者試料の固定移送容器の記載・印字或いは挿入・設置された記載データ或いはデータ記録部を通して伝達されてきた患者試料データや臨床データを
8)標本作製時の包埋枠状基体籠(薬液処理籠)に確実に伝達・連結するデータ記
録部伝達体(メッセンジャー)としての機能形態を加えて8機能形態となるユニットシステム複合構成体系の各種機能の相乗効果による機能拡大で、それら病理試料の採取から標本作製と診断・報告と各種試料データ伝達から保管管理検索作業工程間での各種コストをより下げて、且つ患者試料データの確実な伝達・連結と作業現場の精度管理を保証して作業性を向上させることを目指すことができる。
1)前記5種類の構成体ユニットである他の4種類の構成体ユニットの各々を互い
に嵌合・連結させて1個の機能構成体容器を構築させる、例えば連結形成体の役目をなす、このユニットシステムで中心的機能を担っている。
2)その機能構成体容器の一つは、従来の病理組織試料用カセットの機能を持つ、
試料の薬液処理籠(包埋枠状基体籠)であり、このユニット構成体は包埋枠状基体(ユニット1)を介して互いに嵌合・連結する多孔通液性容器状底部(ユニット2)と多孔通液性蓋体(ユニット3)の3ユニット複合構成体容器である。
3)該病理組織試料用カセットの機能の重要機能であるブロック試料の薄切時の前
記カセットの固定用アダプターの掛け止め爪の係止部位を担う機能も持っている。
4)故に、底部の深さを自由に変化させても、前記病理組織試料用カセットのブロッ
ク試料の薄切時の前記カセットの固定用アダプターの掛け止め爪の係止部位の係止位置は同じである。
5)機能構成体容器のもう一つは、試料の固定移送用容器としての機能構成体容
器である。このユニット複合構成体は包埋枠状基体(ユニット1)を介して互いに嵌合・連結するユニット2と同形状の多孔通液孔の無い容器状底部(ユニット4)とユニット3と同形状の多孔通液孔の無い蓋部(ユニット5)の3ユニット複合構成体容器で、その内容積は前記多孔通液孔の無い容器状底部(ユニット4)の深さを替えるのみで変化するのである。
6)前記二つの機能構成体容器の各底部と蓋部は、前記バリ無しユニットシステム
包埋枠状基体系の連結システムの中心的機能を担うユニット1である包埋枠状基体を介して互いに嵌合・連結しており、該機能構成体容器は前記固定移送用容器と従来の病理組織試料用カセットの機能を持つ試料の薬液処理籠(包埋枠状基体籠)である。互いの機能構成体容器の共通の連結形成体である包埋枠状基体には、例えば臨床側での採取試料の患者試料データの記載部やICチップやバーコードや二次元データコード等のデータ記録部設置部位が成形されている。
7)前記二つの機能構成体容器共通の連結形成体である包埋枠状基体は、臨床
側での採取試料の固定移送容器の構成ユニットに使用され、該連結形成体である包埋枠状基体のデータ記載部やデータ記録部に臨床側患者試料データが記録されて、検体(前記試料の固定移送容器とその検査依頼書データ)として移送されてきて、更に病理標本作製・検査側の受付・切り出し時には検査側データが該嵌合・連結形成体(オルガナイザー)であり情報伝達・連結体(メッセンジャー)である包埋枠状基体のデータ記載部やデータ記録部に伝達・連結結合記録されて、前記固定移送容器のユニット複合構成体の一部である容器状底部内から取り出された試料は、同じ前記固定移送容器のユニット複合構成体の一部であり、嵌合・連結形成体である包埋枠状基体を介して新しく構築された従来の病理組織試料用カセットの機能を持つ試料の薬液処理籠(包埋枠状基体籠)に収納移されて標本作製される。故に、従来のカセットを使用して生検試料を運ぶ時点での前記カセットの固定液による汚染を防ぎ、別途用意されていた容器の必要性を無くして、時間的・器材的なコストの削減と医療廃棄物の削減を実現した。
8)更に、臨床側で患者から採取されて固定移送容器で移送されてきた固定試料
の患者試料データは、前記二つの機能構成体容器共通の嵌合・連結形成体でありデータの伝達・連結体ある包埋枠状基体(ユニット1)のデータ記載部やデータ記録部を介して確実に連結結合記録されて、試料の入れ違いや紛失を防止できる。
9)更にまた、前記二つの機能構成体容器共通の嵌合・連結形成体である包埋枠
状基体を介して構築された包埋枠状基体籠の薄切ブロック用支持基台でもある多孔通液性容器状底部(ユニット2)の底部を浅く成形すれば、薄切完了後のブロック試料の該薄切ブロック用支持基台でもある多孔通液性容器状底部(ユニット2)の底部を表裏逆にして試料側を前記包埋枠状基体内部側に収納して、更に使用済みの多孔通液性蓋部(ユニット3)で前記病理組織試料用カセット(包埋枠状基体籠)の開口部を閉じれば、その患者試料の保管は完璧になり且つ保存ブロック試料の厚さは従来のブロック試料の半分近くに小型化されて、ブロック試料の保存倉庫の省スペース化を実現させ、現在廃棄している蓋部の重要な機能性が見直されて医療廃棄物の削減につながる。
10)更にまた、前記包埋枠状基体(ユニット1)は、前記包埋枠状基体籠(病理組織
試料用カセット)の薄切ブロック用支持基台でもあり、前記多孔通液性容器状底部(ユニット2)の多孔通液性試料収納底部を挿入嵌合できる、上側開口部から下側開口部に抜ける貫通孔部を成形していて、前記多孔通液性蓋体(ユニット3)と嵌合・連結して3ユニット複合構成体容器である前記病理組織試料用カセットを構築する、独立した3つの構成ユニットの中の中心的なユニットであり、ユニットシステム共通の嵌合・連結形成体(オルガナイザー)である。
また、該病理組織試料用カセット内に収納された試料の固定・脱水・脱脂・透徹・包埋剤浸透等の薬液処理籠の機能を担う工程で液状包埋剤が周囲に付着している前記包埋枠状基体籠(病理組織試料用カセット)の試料の包埋作業では、前記包埋枠状基体の薄切ブロック用支持基台でもある前記多孔通液性容器状底部(ユニット2)を包埋枠状基体の前記貫通孔部に合わせまたは先端の一部を嵌合挿入するか、または包埋皿用ステンレス製底部と嵌合・連結する合成樹脂製の上部包埋枠状基体の上端面を鋭角に成形して、且つ前記包埋枠状基体籠(病理組織試料用カセット)の底部と水密嵌合する形状に成形して、該包埋枠状基体の内壁と前記包埋皿用ステンレス製底部の鍔状平面で構成される凹状2角面で前記包埋枠状基体籠(病理組織試料用カセット)の外側壁と底部で構成される凸状2角面を覆い抑える様に嵌め込み包埋すると、本発明者が既に発明出願している全体が金属一体性の包埋皿より水密嵌合性がより良くなり、包埋皿の底部からのカセット周囲への浸出がなく、またカセット周囲の液状包埋剤は前記包埋枠状基体籠(病理組織試料用カセット)の外周側面から流れ落ちて、よりバリのない包埋作業ができる。この時、合成樹脂での一体成形では熱の伝導性が悪く奨められない。
この包埋枠状基体籠 1 は、従来の病理組織試料用カセ ッ ト 1 の機能を持つ試料の薬液処 理籠であ り 、その構築構成外形状は図1 Aからも理解されるように従来のカセ ッ ト の形状を同形状に保つことが出来る。
更に、この構成ユニットは枠状基体 9 (ユニット1)を介して互いに嵌合・連結する多孔通液性容器状底部7 (ユニット2)
と多孔通液性面7c を備え該多孔通液性面の外周裏面に前記ユニ ット2 である多孔通液性容器状底部7の試料収納部7aの上側開口部7fに挿入嵌合するリブ 3e
が形成されている多孔通液性蓋体3(ユニット3)の通液性3ユニ ッ ト複合構成体容器である。
もう一つの中心機能構成体容器である試料の固定移送容器 2 も、やはり 前記枠状基体9 (ユニット1)を介して互いに嵌合・連結するユニット2と同形状の多孔通液孔の無い否通液性容器状底部8(ユニット4)
とユニット3 と同形状の多孔通液孔の無い否通液性蓋体5(ユニット5) の否通液性3ユニット複合構成体容器である。
ら下に傾斜したデータ記載面・データ記録部9d を備 え、該データ記載部・デー タ記録部9d 側の前記上端面9b 上には前記枠状基体9の下側底部に通じる3つの連結孔 9g ・ 9f ・ 9g が開口している。ま
た、図 2 A ・ Bと図12、13と図17から図19 と図21、22、図24と図30、31に図示している前記枠状基体9(ユニット1)
の上側から下側に傾斜したデータ記載部・データ記録部9d の下側で前記枠状基体9(ユニット1) 底面に接して、データ記載部・デー
タ 記録部の保護板付き蓋体3 or 5 の保護板3b or 5b の下部に形成された係止爪 3c o r 5c と掛け止め係合する係止部 9c が成形されていて 、前記枠状基体
9(ユニット1 ) の後壁外側 に は 該保護板付き蓋 3 or 5 の後部係止爪3d が掛け止め嵌合する 掛け止め部9 j (図8 から図12と図14から図25)が成形されている。 但し、前記図15 、16 と図18 の掛け止め部9 j は並列して2カ所に成形した実施例である。 更に、図8 ・ 図9 には前記病理組織試料用カセ ッ ト1 の前部の上から下に傾斜したデータ記載面・デー
タ記録部9d の記載・印字面積を広げる為にデータ記載部・データ記録部上部突設形成面9kを成形しているが、この部位は図12 に示す様に成形しない場合にはその代わり 、前記データ記載部・データ記録部である傾斜面の上部形状を図15
、16 と 図19 、22 に示すよ う に、 このユニットシステム複合構成体の別の構成ユニットである前記容器状底部
(ユニット2 及びユニット4 ) の鍔状外周凸状面 (7bと 8b)の前部を傾斜状先端に成形
する こ とが好ましい。
また、 説明図7に示した斜面図は前記2ユニット複合構成体容器の構成ユニットである 枠状基体9(ユニット1)
と多孔通液孔の無い否通液性容器状底部8(ユニット4)の2つの構成ユニッ トの説明図であるが、
図7のA、C、Eは前記枠状基体9(ユニット1) の上側開口部か ら下側開口部に抜ける貫通孔部に脱着自在に挿入嵌合 し、該否通液性容器状底部8(ユニット4) の開口部外周面に成形された前記鍔状外周凸状面8b を 、前記枠状基体9
(ユニット1) の上側開口部9 l に連なる貫通孔部9a 内壁の内側に向けて突設された凸状面
9h に 掛け止め設置して、前記枠状基体 (ユニット1) の下側に該試料収納部が抜け落ちない構造である鍔状外周凸状面8b を形成したユニットシステムの他の実施例の形状説明図である 。
は共に共通の嵌合・連結形成体である前記枠状基体(ユニット1)9を介して互いに嵌合・連結する同じ形状の容器状底部(ユニット2)7と容器状底部(ユニット
4)8と同形状の蓋体(ユニット3)3と蓋体(ユニット5)5との3ユニット複合構成体容器であるので、その違いは多孔通液性容器であるか、底面が多孔通液性でない密閉容器であるかの違いのみであり、それ以外の部分形状や嵌合・連結構成体の形状は全て同一であり、従来の病理組織試料用カセットの外形形状を保持することが出来ている。
よって以下の説明は多孔通液性ユニット構成体の説明記号を用いて説明する。否通液性ユニット構成体の記号は説明図の中に並列して記載している。
従来の病理組織試料用カセットは画一化された形状でその機能も試料の薬液処理とブロック基台の二機能であり、ある程度の試料の混入を抑えて合理的な標本作製作業を促進して来た。しかし、患者試料の採取・移送中から検体の受付・標本作製中の試料紛失や患者データの取り間違え事故に対する防止や責任確認システムの提案はされていない。
この発明は、この作業者のデータ転記や試料混入・紛失等のイージーミスを防止して自動化・省力化を主眼にした発明であり、その対策上今回のユニットシステム複合構成体から構築されるバリ無しユニットシステム包埋枠状基体構造体からなるユニットシステムカセット系の中心機能を担う構成ユニットが前記包埋枠状基体9(ユニット1)で、該包埋枠状基体9(ユニット1)が臨床側での採取試料の移送・薬液処理・薄切標本作製・ブロック試料等のデータ保管管理・検索作業工程において、その工程に係わる容器器具の共通な嵌合・連結形成体(オルガナイザーユニット)であり、患者試料データのデータ記録部伝達・連結体(メッセンジャー)器具であるならば、そのデータ記載部やデータ記録部の設置方法と設置部位は重要課題である。
そこで、例えばこの医療行為の中での病理学的組織検査工程で現在使用されまたは将来活用されると思われるデータの伝達方法には、(1)人間による手書きデータと(2)バーコードや二次元データコードと(3)ICチップが当面主流と考えられる。
故に本願発明者はまた、病理組織試料用カセットの形状を保持した3ユニット複合構成体容器で構築された包埋枠状基体籠1の形状に嵌合・連結して、前記蓋体(ユニット3または5)とは独立した図1から図6と図25から図29と図32に示した板状枠保護器具4を嵌合掛け止め部9eを使用して掛け止めて、前記ラベル表面を抑え保護して薬液等の浸透浸襲や物理的力による剥離を防止して、且つ、ラベル表面の汚れを防止することをも提案発明している。
特に、図4Bと図5,6に図示した前記保護板付き蓋体でない従来の形状の保護板を成形していない蓋体(ユニット3)3の前部舌状突起嵌合部3eを包埋枠状基体(ユニット1)9と多孔通液性容器状底部(ユニット2)7を互いに嵌合・連結した2ユニット複合構成体から構築された病理組織試料用カセットである前記枠状基体(ユニット1)9の連結孔9fと前記多孔通液性容器状底部(ユニット2)7の切り欠け部7dで構成された掛け止め孔に、前記保護板を成形していない蓋体の前部舌状突起嵌合部3eを挿入して、嵌合・連結して構築された3ユニット複合構成体容器からなる病理組織試料用カセットには該病理組織試料用カセットの外壁である前記包埋枠状基体(ユニット1)9の全外側周面を保護する図25と図27、28に図示した前記板状枠保護器具4が有用である。図32Aは前記病理組織試料用カセットの傾斜部以外のデータ記載部・データ記録部である側面を保護する板状枠保護器具4であり、図32のB、Cはデータ記載部・データ記録部の傾斜データ面のみを保護する補助器具であり、この図32Cの4eは前記板状枠保護器具4を不透明な素材で成形した場合の目視データ用窓口である。また、図33の保護板を形成いていない蓋体3と嵌合・連結する連結部4j を形成した前記板状枠保護器具4を示していて、図25C、Dは前記病理組織試料用カセットの外壁である前記包埋枠状基体(ユニット1)9の外側側面に成形されたICチップ設置部位を兼ねた、前記板状枠保護器具4の前部両側掛け止め固定部4bを掛け止め嵌合する、係止嵌合凹部9eを説明しており、4aは前記包埋枠状基体(ユニット1)9のユニット構成体をその中に含む前記病理組織試料用カセットの外壁の厚さより前記蓋体(ユニット3)3の分だけ高く出ている、前記板状枠保護器具4の脱着時の指掛け部4aで(図示された板状枠保護器具4は病理組織試料用カセットの外壁外側と係止嵌合凹部9e の設置部位に設置されたICチップとの関係を示すために透明体として図示して)ある。また、図26から図27と図28のB、C は前記病理組織試料用カセット1の底部の後壁面の係止嵌合凹部9eと前記板状枠保護器具4の後部板4fの掛け止め固定部4gの嵌合・掛け止め関係と前記板状枠保護器具4の弾力を利用して脱着自在にするための板状枠保護器具4の分離切断部4hとその種々の基本形状を示し、図28Aと図29は前記病理組織試料用カセット1の底部の側壁面前部係止嵌合凹部9e と前記板状枠保護器具4の前部掛け止め固定部4bの嵌合・掛け止め関係とその種々な形状を側面側から示した図である。
その他のユニットシステム構成体では図1B、図2B、図5B、図6B、図7B・D・Fに示すように多孔通液孔の無い容器状底部(ユニット4)やユニット3と同形状の多孔通液孔の無い蓋体(ユニット5)の外側にデータ記載・バーコードや二次元データコード印字ラベル6を貼るのも有用と思われる。この場合患者属性5fや患者ID番号4cの手書きデータ5e・でも有用である。
この説明図での多孔通液性蓋体17(ユニット3)の箱型包埋枠状基体19(ユニット1)と嵌合・連結する係止爪17c は、説明図1、2と同様に、今回の発明の基本機能形態である多孔通液性容器状底部20(ユニット2)を挿入・連結形成体である前記包埋枠状基体19(ユニット1)装着した2ユニットシステム複合構成体である所謂病理組織試料用カセット底部の外壁を構成する前記包埋枠状基体19(ユニット1)の掛け止め係止部19j する機能形態であり、その設置部位は3カ所に係止爪17c を成形している。
前記多孔通液性蓋体17(ユニット3)は図40のA、B、C からも理解されるように図39の基本形ではなく、係止部が2種類(17bと17c)各々3カ所で6カ所に成形されている。これは、前記「0043」「0044」で説明した図34から図38の前記共通の嵌合・連結形成体である包埋枠状基体19(ユニット1)を介さないでも、ユニット2である容器状底部20とユニット3である蓋体17同士でも互いに軽く嵌合・連結できる機能である前記多孔通液性容器状底部20(ユニット2)に対応した前記係止爪17b (3カ所)とこの2ユニットシステム複合構成体を前記包埋枠状基体19(ユニット1)に嵌合・連結する前記包埋枠状基体19(ユニット1)に形成された係止部19j と係合する前記係止爪17c を備えている形状である。その他の形状機能は、前記「0045」の図39の構成ユニットと同じであるが、図39のFとIとに示すようにICチップの設置部位11が成形されている。
面図であ る。
即ち、図53のA、B、C に示すようにこのユニットシステム複合構成体で構築された病理組織試料用カセットの外形形状は従来の一体型底部の病理組織試料用カセットの外形形状を同形にも成形出来ることを図面で証明している。
図57は既に今回の発明者が出願している汎用包埋皿31上に、別途同じ形状の3ユニットシステム複合構成体の構成ユニットである包埋枠状基体9(ユニット1)である包埋専用に使用されている包埋枠状基体9を設置して、前記汎用包埋皿31とその上に設置された包埋専用の包埋皿用器具として使用された前記包埋枠状基体9とから構成された包埋皿状底部である試料収納底部に、「0056」で構築されて薬液処理籠として使用された前記病理組織試料用カセット内の薬液処理が既に完了している試料14をピンセット29で収納設置して、その上部開口部から前記試料14の薬液処理作業で使用された該試料14の試料データがデータ記載部・データ記録部が書き込まれている包埋枠状基体9(ユニット1)が構成ユニットとして構築されている前記病理組織試料用カセットの底部から若干下側 開口部の下に凸状出ている多孔通液性容器状底部7(ユニット2)の試料収納部7aの多孔通液面7cを収納・嵌合してコールドプレート28で包埋剤27を冷却固化すると前記液状の包埋剤27は包埋する前記病理組織試料用カセットの底部外周のから流れ落ち、前記病理組織試料用カセットの底部外周には余分の包埋支持剤の溜まる所が無いので包埋剤バリが殆ど付着発生しない。図58は包埋剤の倹約と包埋底部面積を変える包埋底面積調製内枠30を用いての包埋方法であり、図59はその包埋ブロック試料である。
30の両方の機能形態を備えている外部設置型包埋皿用底部50を使用している。 該外部設置型包埋皿用底部50は前記底部(ユニット4)と似ているが、液漏れのない閉鎖面で成形されている容器状底部であり、前記枠状基体(ユニット1)の上側から下側への開口部に連結した貫通孔部に脱着自在に挿入嵌合できて否通液性の閉鎖面で形成した試料収納部50aと、該試料収納部50aの上側開口部50f
外周を 囲む水平方向に突設した鍔状平面50b を形成した否通液性の閉鎖面で形成した容器状底部であり、該鍔状平面50b を前記枠状基体(ユニット1)の開口部外周 の上端面上9b に掛け止め嵌合設置して、該容器状底部が前記枠状基体(ユニ
ッ ト1)の下側開口部側に脱落しない防止機能を持つ皿状底部の2ユニットシステム複合構成体で構築されることを特徴とする包埋皿での包埋作業と包埋器具を説明している。この場合外部設置型包埋皿用底部50はステンレス等の金属製が良好である。
本願の図46Aに示すように、箱型多孔通液性容器状底部20の深さを浅くして、該箱型多孔通液性容器状底部の嵌合・連結している箱型包埋枠状基体19で包埋するとバリ無し包埋ブロック試料成形は確実に出来、また前記包埋ブロック試料の薄切後のブロック試料の保管・管理も図76のように確実にカセット包埋枠状基体内に試料ブロック側を収納・小型化して保管できる。しかし、本願発明の包埋枠状基体に掛け止め嵌合する順序は、通常は前記包埋枠状基体を中心にして蓋体が一番上でありその次が容器状底部であり包埋枠状基体を介して嵌合・連結するが、本願発明者が前出願している(特願2006−197702)は包埋枠状基体を挟んで上下に上側蓋体と下側底部蓋体の嵌合・連結順序である故に、図46Aの形状では試料の収納スペースが非常に減少する。それに対して、前出願の考え方では機能性に多様化がなく蓋体の嵌合・掛け止め方法は本願発明の方法を用いるべきである。但し前出願の実施例では固定移送容器様使用法は期待しにくい。
病理組織試料用カセットをユニットシステム複合構成体としてその機能性を高めることは、試料データの紛失や混入等の事故防止と精度管理に役立つだけではなく、 試料データの移送・標本作製からデータの保管管理・検索の全工程に於いての合理化・自動化・省スペース化・省力化が期待できる。
理組織試料用カセ ッ ト
2 バリ無しユニットシステム包埋枠状基体容器からなる試料データ伝達連結機能付
き 固定移送容器
3 多孔通液性蓋体
3a 多孔通液性面
3b 蓋体の保護板
4
板状枠保護器具
5 否通液性蓋体
6 データ
ラベル
7 多孔通液性容器状底部
8 否通液性容器状底
部
9 枠状基体
10 ICチップ等データ記憶メディア
1 1 IC
チ ッ プの設置部位
1 7 箱型多孔通液性蓋体
1 8 箱型否通液性蓋体
1 9 箱型包埋枠状基体
2 0
箱型多孔通液性容器状底部
2 1
箱型否通液性容器状底部
2 2 箱型板状枠保護器具
2 4 ミクロトームアダプター
固定部
2 4 a アダプター
2 7 包埋剤
3 1
汎用包埋皿底部
3 3 包埋枠状基体籠底部蓋
3 4 箱型包埋枠状基体籠底部蓋
3 5 汎用
水密包埋枠状基体
5 0 外部設置型包埋皿用底部
5 1 内部設置型包埋皿用底部
Claims (12)
- 病理組織試料用固定移送容器と病理組織試料用カセットとが共通の該枠状基体(ユニット1)で嵌合・連結形成される3ユニットシステム複合構成体であって、
該病理組織試料用固定移送容器を液漏れのない否通液性の蓋体(ユニット5)と液漏れのない閉鎖面で成形されている否通液性の容器状底部(ユニット4)と該蓋体と容器状底部の嵌合・連結形成体(ユニット4・5)である該枠状基体(ユニット1)とで形成して、
病理検査側での患者試料の病理標本作製時に使用される病理組織試料用カセットを多孔通液性の蓋体(ユニット3)と多孔通液性の容器状底部(ユニット2)と該蓋体と容器状底部の嵌合・連結形成体(ユニット2・3)である該枠状基体(ユニット1)とで形成して、
臨床側での患者試料採取時に患者試料を病理検査側に固定移送する病理組織試料用固定移送容器に付される患者属性や臨床データを上側と下側とに開口部を有する枠状基体(ユニット1)のデータ記載部・記録部に付して、
臨床側で使用する患者試料の病理組織試料用固定移送容器と病理側で使用する病理組織試料用カセットの該枠状基体を共有することで、該枠状基体(ユニット1)に付された臨床側患者試料データを病理検査側患者試料データに確実に伝達・連結する伝達・連結体として該枠状基体(ユニット1)を使用することを特徴とする3ユニットシステム複合構成体。 - 前記病理組織試料用カセットは、
分離独立した多孔通液性底部(ユニット2)と多孔通液性蓋体(ユニット3)と蓋体と容器状底部(ユニット2・3)の嵌合・連結形成体である該枠状基体(ユニット1)とで形成して、
該構成体ユニットの嵌合・連結で形成されることを特徴とする請求項1記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 前記病理組織試料用固定移送容器は、
分離独立した否通液性の容器状底部(ユニット4)と否通液性の蓋体(ユニット5)と蓋体と容器状底部(ユニット4・5)の嵌合・連結形成体である枠状基体(ユニット1)との構成体ユニットとして形成して、
該構成体ユニットの嵌合・連結で構築されることを特徴とする請求項1記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 前記分離独立した枠状基体(ユニット1)を、臨床側での患者試料採取時に該患者試料を収納して病理検査側に固定移送する病理組織試料用固定移送容器の蓋体(ユニット5)と容器状底部(ユニット4)の嵌合・連結部であり臨床側の患者属性や臨床データ記載・記録部として形成して、
該枠状基体(ユニット1)を病理標本作製時の病理組織試料用カセットの多孔通液性蓋体(ユニット3)と多孔通液性容器状底部(ユニット2)の嵌合・連結部であり病理検体番号と既往データ記載・記録部として共有して、
臨床側データと病理検査側データとを確実に伝達・連結させる機能を担うことができるデータ記載部或いはデータ記録部の設置部位を形成してデータ伝達・連結体として使用することを特徴とする請求項1乃至3記載の何れかに記載の3ユニットシステム複合構成体を用いた情報データの伝達・連結方法。 - 前記分離独立した枠状基体(ユニット1)は上側と下側とに開口部を有し、該上側から下側への開口部に連結した貫通孔部を備え、上側から下側開口部に連結した前記貫通孔部の上側開口部の周囲を囲む外壁上部上端面、或いは該上側開口部に連なる貫通孔部内壁に内側に向けて水平に突設された凸状平面を形成することを特徴とする請求項1乃至3記載の何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。
- 前記多孔通液性の容器状底部又は前記否通液性の容器状底部は、前記枠状基体(ユニット1)とは分離独立した容器状底部(ユニット2又は4)であり、前記枠状基体(ユニット1)の上側から下側への開口部に連結した貫通孔部に脱着自在に挿入嵌合できて試料の収納移送が出来る底面を形成した試料収納部と、該試料収納部の上側開口部外周を囲む水平方向に突設した鍔状平面を形成した容器状底部であり、
該鍔状平面を前記枠状基体(ユニット1)の開口部外周の上端面上に或いは前記上側開口部に連なる貫通孔部内壁に内側に向けて水平に突設された凸状平面上に掛け止め嵌合設置して、
該容器状底部が前記枠状基体(ユニット1)の下側開口部側に脱落しない防止機能を持ち、該容器状底部は前記枠状基体(ユニット1)と互いに嵌合・連結して2ユニットシステム複合構成体で構築される病理組織試料収納が出来る底面を形成した試料収納部の形状・形態である枠状基体(ユニット1)に嵌合した容器状底部を構成した2ユニットシステム複合構成体で形成された病理組織試料用収納底部であり、
少なくとも底部に多孔通液性底面を形成した容器状底部(ユニット2)と多孔通液性面を形成せず液漏れのない否通液性の閉鎖面で成形されている容器状底部(ユニット4)があることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 前記蓋体は、容器状底部が枠状基体(ユニット1)と互いに嵌合・連結する2ユニットシステム複合構成体で構築されるユニットシステム枠状基体容器底部の形状・形態である病理組織試料用収納底部の上側開口部に脱着自在に嵌合・連結する蓋体であり、
多孔通液孔を有する蓋体(ユニット3)と多孔通液性面を形成せず液漏れのない否通液性の閉鎖面で成形されている蓋体(ユニット5)があることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 更に、枠状基体の外周壁面を保護する板状枠保護器具を備え、該板状枠保護器具は前記データ記載部・データ記録部が処理薬液の浸襲や物理的力によっての剥離防止と病理組織試料用カセットでの包埋時の枠状基体側壁の包埋剤の余分なバリ付着防止と簡単除去の機能を有する前記蓋体に一体的に形成されるかまたは蓋体から分離独立していて、
前記患者試料の病理組織試料用固定移送容器(ユニット1・4・5の3ユニット複合構成体)と病理組織試料の薬液処理籠でありブロック試料の固定用支持基台にもなる病理組織試料用カセット(ユニット1・2・3の3ユニット複合構成体)を形成する該病理組織試料用固定移送容器と病理組織試料用カセットの共通の嵌合・連結形成体である枠状基体(ユニット1)が、
臨床側と病理検査側とのデータ伝達・連結体として使用するにおいて前記枠状基体を介して形成される病理組織試料用固定移送容器と病理組織試料の薬液処理籠機能容器である病理組織試料用カセットの枠状基体(ユニット1)の外壁外側に成形設置されたデータ記載部またはデータ記録部を保護する為に、
該病理組織試料用固定移送容器と病理組織試料用カセットの枠状基体(ユニット1)の全側面或いは一部の側面を抑え覆い、
該枠状基体の外周側面上の掛け止め部で嵌合・連結することを特徴とする請求項1、2、3、5記載の何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 前記蓋体は、上側に開口部を形成し、その下側に底部を形成した病理組織試料用固定移送容器底部(ユニット1・4の2ユニット複合構成体)と上側に開口部を形成し、その下側に底部を形成した病理組織試料用カセット底部(ユニット1・2の2ユニット複合構成体)とが共通される枠状基体(ユニット1)の外周側面に形成設置されたデータ記載部・データ記録部を保護して抑え覆う為の保護板を一体的に成形した病理組織試料用固定移送容器(ユニット1・4・5の3ユニット複合構成体)と病理組織試料用カセット(ユニット1・2・3の3ユニット複合構成体)の保護板付き蓋体であり、
該保護板付き蓋体と底部との嵌合・係止部を蓋体後部と前記蓋体と一体に成形された保護板の下側に形成して、
前記底部を形成した枠状基体を含む病理組織試料用固定移送容器底部と病理組織試料用カセット底部の該枠状基体(ユニット1)後壁と、該枠状基体外壁外側データ記載部・データ記録部面と該枠状基体(ユニット1)下側底部との交差部とに成形して互いに嵌合連結して、病理組織試料用固定移送容器底部と病理組織試料用カセット底部の上側開口部に脱着自在に嵌合・連結することを特徴とする請求項1、2、3、7、8の何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 前記蓋体は、上側に開口部を形成しその下側に底部を形成した枠状基体を含む病理組織試料用固定移送容器底部(ユニット1・4の2ユニット複合構成体)と病理組織試料用カセット底部(ユニット1・2の2ユニット複合構成体)の上側開口部に脱着自在に嵌合・連結する病理組織試料用固定移送容器底部と病理組織試料用カセット底部の前記枠状基体(ユニット1)の外周側面に形成設置されたデータ記載部・データ記録部を抑え覆う保護板を一体的に成形した蓋体から成る病理組織試料用固定移送容器(ユニット1・4・5の3ユニット複合構成体)と病理組織試料用カセット(ユニット1・2・3の3ユニット複合構成体)の保護板付き蓋体であり、
前記保護板付き蓋体の前記枠状基体(ユニット1)との嵌合部係止部を、蓋体後部と前記蓋体の前部両側に対称的に底部側に突設して両内側に突設した係止嵌合凸部を成形して、
前記枠状基体(ユニット1)を含む病理組織試料用固定移送容器或いは病理組織試料用カセットの該枠状基体(ユニット1)の両側壁外側に成形された係止嵌合凹部との間で挟持して、
該枠状基体の後部と前部両側壁外側に成形された係止嵌合凹部との間で前記枠状基体の上側開口部に前記容器状底部(ユニット2・4)を脱着自在に挿入嵌合して形成した病理組織試料用固定移送容器底部(ユニット1・4の2ユニット複合構成体)と病理組織試料用カセット底部(ユニット1・2の2ユニット複合構成体)の上側開口部に脱着自在に嵌合・連結することを特徴とする請求項1、2、3、7、8何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 臨床側から病理検査側への患者試料の固定移送容器と病理検査側標本作製時の薬液処理籠である病理組織試料用カセットの嵌合・連結形成体であり、患者試料データ伝達・連結体でもある枠状基体(ユニット1)を共有する患者試料の病理組織試料用固定移送容器と病理組織試料用カセットからなる3ユニットシステム複合構成体に於いて;
該枠状基体(ユニット1)のデータ記載部・データ記録部傾斜面の後側の上側から下側の貫通孔内にデータ記録メディア・ICチップの設置部位を形成したことを特徴とする請求項1、2、3、5何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。 - 前記枠状基体(ユニット1)と、該枠状基体(ユニット1)の挿入嵌合掛け止めできる多孔通液性面を形成せず液漏れのない閉鎖面で成形されている否通液性の前記容器状底部(ユニット4)とで2ユニットシステム複合構成体として構築される病理組織試料用収納底部からなる複合体に於いて;
枠状基体(ユニット1)と多孔通液性面を形成せず液漏れのない閉鎖面で成形されている否通液性の容器状底部(ユニット4)とで2ユニットシステム複合構成体として構築される該病理組織試料用収納底部を病理試料の包埋作業時に包埋皿として使用することを特徴とする請求項1、3、5の何れか記載の3ユニットシステム複合構成体。
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