JP5229817B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、患者が看護師などの医療従事者を呼び出すだけではなく、患者の状態に応じて医療従事者を呼び出すことができるナースコールシステムに関する。
一般的に、ナースコールシステムは、呼出ボタンを有するナースコール子機を各病室内の各病床の近傍に設置するとともに、看護師などの医療従事者が常駐するナースセンタにナースコール親機を設置している。そして、患者がナースコール子機の呼出ボタンを操作した場合に、ナースコール子機からナースコール親機へ呼出信号を出力し、呼出信号を入力したナースコール親機にて呼び出しの発生を報知するように構成されている。ここで、ナースコールシステムは、病院だけではなく、介護施設などでも使用される。
ナースコール親機には、LED(light-emitting diode)などの表示灯と患者氏名を表示する表示欄とを備えた選局部を患者の数に応じて組み合わせたボード形のものが知られている。ボード形のナースコール親機は、ナースセンタの壁面などに取り付けられ、ナースセンタ内の医療従事者がボード形親機に表示された情報を閲覧することが可能である。ここで、ナースコール子機から出力された呼出信号を入力したナースコール親機では、呼出信号に含まれ、ナースコール子機を識別するための子機識別情報により呼び出しを行ったナースコール子機を特定する。そして、特定されたナースコール子機を使用している患者に対応する選局部の表示灯を点灯または点滅させることで呼び出しの発生の報知を行っている。
ナースコール親機にて呼び出しの発生が報知されると、これに気付いた医療従事者が応答する必要がある。そのため、ナースコール親機には、呼び出しの発生の報知に応答するためのハンドセットが設けられている。呼び出しの発生が報知されている場合に、医療従事者がハンドセットをオフフックすると、呼び出しの発生の報知が停止し、ナースコール親機とナースコール子機(またはナースコール子機が設置された病室)との間で通話路が形成される。ここで、ナースコール子機(または病室)には、通話用のスピーカやマイクが設けられているため、患者と医療従事者との間で通話が可能となる。
ところで、患者の状態によっては、呼出ボタンの操作により呼び出しを行うナースコール子機だけではなく、患者がベッドから転落または転倒したことを検出するマットセンサーや、患者に異常が生じたことを検出するためのセンサーまたは医療機器などが必要となるケースがある。そのため、各病床の近傍の壁面には、ナースコール子機を接続する接続端子だけではなく、患者に異常が生じたことを検出するための機器(以下、他機器と記載する)を接続するための接続端子を設ける必要がある。
このように、ナースコール子機とともに他機器をナースコールシステムに接続した場合、ナースコール子機からの呼び出しと他機器からの呼び出しとを区別する必要がある。そこで、ナースコール親機に種別灯を設け、点灯した種別灯によって呼び出しを行った機器を特定する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2など)。
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術によれば、何れも種別灯が一組しか存在しないため、ナースコール子機や他機器から同時に呼び出しがあった場合に、その種別を区別することができないという問題があった。また、他機器を接続するための接続端子を各病床の近傍に設けた場合でも、すべての患者が他機器を必要とするわけではないので、それぞれの患者が他機器を使用しているか否かを表示する必要がある。そのため、ボード形のナースコール親機の各選局部に設けられている表示灯(以下、通常表示灯と記載する)に加えて、他機器の使用状況を示す他機器用表示灯を各選局部に設けることが考えられる。これにより、ナースコール子機からの呼び出しについては通常表示灯を使用し、他機器からの呼び出しについては他機器用表示灯を使用することで、ナースコール子機や他機器から同時に呼び出しがあった場合でも、その種別を区別することができる。また、他機器を使用している患者の選局部の他機器用表示灯を常時点灯させるなどして、それぞれの患者が他機器を使用しているか否かを表示することができる。
特開2009−21967号公報 特開平11−290400号公報
しかしながら、上述したようにすべての患者が他機器を使用するわけではないので、各選局部に他機器用表示灯を設けてしまうと、全く使用されない他機器用表示灯が存在したり、他機器を使用しないナースコールシステムでは他機器用表示灯が全く使用されなくなったりしてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、他機器の使用状況を表示しつつ、ナースコール子機や他機器からの呼び出しを区別できるようにするとともに、他機器が使用されない場合でも他機器用表示灯を有効に活用できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、病室内の病床の近傍にナースコール子機を設置し、患者の特定の状態を検出する他機器を接続するための他機器用接続端子をナースコール子機とともに設ける。そして、病床にそれぞれ対応する選局部に通常表示灯および他機器用表示灯を設け、縦および横の少なくとも一つの方向に並べて一つの病室領域を形成する。この状態で、ナースコール子機からの呼び出しについては、対応する選局部の通常表示灯のみを点滅させ、他機器用接続端子に接続された他機器からの呼び出しについては、対応する選局部の通常表示灯および他機器用表示灯を点滅させて、同じ病室内のトイレや浴室などの特定のスペースに設置された専用のナースコール子機からの呼び出しについては、病室領域内のすべての選局部の他機器用表示灯を点滅させるようにしている。また、呼び出しが行われていない状態で、他機器用接続端子に他機器が接続されている場合には、対応する選局部の他機器用表示灯を点灯させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ナースコール子機からの呼び出し時には通常表示灯が点滅し、他機器からの呼び出し時には通常表示灯および他機器用表示灯が点滅して、他機器が接続されている場合には他機器用表示灯が点灯するので、他機器の使用状況を表示しつつ、ナースコール子機や他機器からの呼び出しを区別することができる。また、特定のスペースに設置された専用のナースコール子機からの呼び出し時には、専用のナースコール子機が設置された病室領域内のすべての選局部の他機器用表示灯が点滅するので、他機器が使用されない場合でも他機器用表示灯を有効に活用することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムのナースコール親機の選局部の第一の表示例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムのナースコール親機の選局部の第二の表示例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムのナースコール親機の選局部の状態の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すナースコールシステムは、患者の病床近傍に設置され、同じ病室内に居る複数の患者によってそれぞれ使用されるナースコール子機1と、ナースコール子機1とともに設置され、患者の特定の状態を検出する他機器Tを接続するための他機器用接続端子5と、ナースコール子機1が設置された病室内の特定のスペースに設置される専用のナースコール子機10と、医療従事者が常駐するナースセンタなどに設置され、医療従事者によって使用されるナースコール親機20とを備えて構成されている。
ここで、ナースコール子機1は、各病室内に病室内の病床数に応じて設置されている。また、他機器用接続端子5に接続される他機器Tは、マットセンサーや、患者に異常が生じたことを検出するためのセンサーまたは医療機器などであり、患者の状態などにより必要に応じて使用される。また、専用のナースコール子機10は、トイレや浴室などの特定のスペースが存在する病室に設置されており、病室内の患者によって適宜使用可能である。また、本実施形態では、複数のナースコール子機1および専用のナースコール子機10が設置されている病室が少なくとも一部屋以上存在していることを必須要件としている。
ナースコール子機1は、子機制御部2、子機呼出操作部3、子機インターフェース4を備えて構成されている。また、他機器用接続端子5は、制御部6、インターフェース7を備えて構成されている。また、専用のナースコール子機10は、専用子機制御部11、専用子機呼出操作部12、子機インターフェース13を備えて構成されている。また、ナースコール親機20は、親機制御部21、親機インターフェース22、記憶部23、スピーカ24、表示部25、選局部26、復旧操作部27を備えて構成されている。
まず、ナースコール子機1の各構成要素について説明する。子機制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。子機呼出操作部3は、患者が医療従事者を呼び出す際に操作するためのものであり、呼出ボタンなどにより構成されている。患者は、医療従事者を呼び出したい場合に、子機呼出操作部3を操作する。すると、子機制御部2は、子機呼出信号を生成する。ここで、子機呼出信号には、このナースコール子機1を他のナースコール子機1や他の専用のナースコール子機10と区別するための子機識別情報が含まれる。また、子機識別情報としては、ベッド番号などの情報を用いる。
子機インターフェース4は、ナースコール子機1とナースコール親機20とを接続して通信を行うためのものである。ここで、子機インターフェース4は、子機制御部2により生成された子機呼出信号をナースコール親機20に出力する。また、ナースコール子機1とナースコール親機20との間で通話が可能である場合に、子機インターフェース4は、ナースコール親機20へ音声信号を送信し、ナースコール親機20から音声信号を受信する。また、ナースコール子機1とナースコール親機20との間の通信は、有線や無線によって行われる。
また、ナースコール子機1とナースコール親機20との間には、ナースコール子機1からの呼び出しを表示したり、病室内の患者の氏名などを表示したりする図示しない廊下灯が接続されている。また、ナースコール子機1とナースコール親機20との間には、ナースコール子機1およびナースコール親機20間の通話やデータの送受信に関する制御を行う図示しない制御機が接続されている。
次に、他機器用接続端子5の各構成要素について説明する。制御部6は、他機器用接続端子5の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。インターフェース7は、他機器Tを接続するためのものであり、他機器Tが患者の特定状態を検出した場合に出力される信号(例えば接点信号など)を入力する。また、インターフェース7は、他機器用接続端子5とナースコール親機20とを接続して通信を行うためのものである。他機器Tが他機器用接続端子5に接続されると、制御部6は、他機器接続信号を生成する。この状態で、インターフェース7が他機器Tから出力された信号を入力すると、制御部6は他機器呼出信号を生成する。
ここで、他機器呼出信号には、他機器用接続端子5に接続された他機器Tからの呼び出しとナースコール子機1の呼び出しとを区別し、かつ、他の他機器用接続端子5と区別するための識別情報が含まれる。また、識別情報としては、ベッド番号を加工した情報などを用いる。これにより、ナースコール子機1から出力された呼出信号と他機器用接続端子5から出力された他機器呼出信号とが明確に区別されるとともに、同じ病床の近傍に設置されていることが判別可能となる。また、他機器接続信号にも識別情報が含まれる。
インターフェース7は、制御部6により生成された他機器接続信号および他機器呼出信号をナースコール親機20に出力する。また、他機器用接続端子5に接続されていた他機器Tが取り外されると、制御部6は他機器接続信号の生成を停止する。ここで、他機器用接続端子5とナースコール親機20との間の通信は、有線や無線によって行われる。また、他機器用接続端子5とナースコール親機20との間には、ナースコール子機1と同様に図示しない廊下灯が接続されている。また、他機器用接続端子5とナースコール親機20との間には、ナースコール子機1と同様に図示しない制御機が接続されている。
なお、本実施形態では、他機器用接続端子5への他機器Tの接続の有無を自動的に検出しているが、これに限定されない。例えば、後述するナースコール親機10にて他機器Tが接続されている選局部26を設定するようにしても良い。また、本実施形態では、制御部6が他機器接続信号を生成しているかいないかに応じて他機器用接続端子5に他機器Tが接続されているかいないかを判定しているが、これに限定されない。例えば、制御部6により生成される他機器接続信号により他機器用接続端子5に他機器Tが接続されていることを判定し、制御部6により生成される他機器切断信号により他機器用接続端子5から他機器Tが取り外されたことを判定するようにしても良い。
次に、専用のナースコール子機10の各構成要素について説明する。専用子機制御部11は、専用のナースコール子機10の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。専用子機呼出操作部12は、トイレや浴室などの特定のスペースに居る患者が医療従事者を呼び出す際に操作するためのものであり、呼出ボタンなどにより構成されている。患者は、医療従事者を呼び出したい場合に、専用子機呼出操作部12を操作する。すると、専用子機制御部11は、専用子機呼出信号を生成する。ここで、専用子機呼出信号には、この専用のナースコール子機10を他のナースコール子機1や他の専用のナースコール子機10と区別するための専用子機識別情報が含まれる。また、専用子機識別情報としては、病室の部屋番号などの情報を用いる。
専用子機インターフェース13は、専用のナースコール子機10とナースコール親機20とを接続して通信を行うためのものである。ここで、専用子機インターフェース13は、専用子機制御部11により生成された専用子機呼出信号をナースコール親機20に出力する。また、専用のナースコール子機10とナースコール親機20との間で通話が可能である場合に、専用子機インターフェース13は、ナースコール親機20へ音声信号を送信し、ナースコール親機20から音声信号を受信する。また、専用のナースコール子機10とナースコール親機20との間の通信は、有線や無線によって行われる。
また、専用のナースコール子機10とナースコール親機20との間には、ナースコール子機1と同様に図示しない廊下灯が接続されている。また、専用のナースコール子機10とナースコール親機20との間には、ナースコール子機1と同様に図示しない制御機が接続されている。
次に、ナースコール親機20の各構成要素について説明する。親機制御部21は、ナースコール親機20の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。親機インターフェース22は、ナースコール親機20とナースコール子機1、他機器用接続端子5および専用のナースコール子機10とを接続して通信を行うためのものである。ここで、親機インターフェース22は、ナースコール子機1から出力された子機呼出信号を入力したり、他機器用接続端子5から出力された他機器呼出信号を入力したり、他機器用接続端子5から出力された他機器接続信号を入力したり、専用のナースコール子機10から出力された専用子機呼出信号を入力したりする。また、ナースコール子機1および専用のナースコール子機10とナースコール親機10との間で通話が可能である場合に、親機インターフェース22は、ナースコール子機1や専用のナースコール子機10へ音声信号を送信し、ナースコール子機1や専用のナースコール子機10から音声信号を受信する。
記憶部23は、メモリやハードディスクドライブなどの記憶装置により構成されており、ナースコール親機20に接続されているナースコール子機1の子機識別情報(例えば、ベッド番号など)と患者を識別する患者識別情報(例えば、患者氏名など)とを関連付けて記憶している。また、記憶部23は、ナースコール親機20に接続されている他機器用接続端子5の識別情報(例えば、ベッド番号を加工した情報など)と他機器用接続端子5とともに設置されているナースコール子機1の子機識別情報とを関連付けて記憶している。また、記憶部23は、ナースコール親機20に接続されている専用のナースコール子機10の専用子機識別情報(例えば、部屋番号など)と専用のナースコール子機10が設置された病室に設置されているすべてのナースコール子機1の子機識別情報とを関連付けて記憶している。また、記憶部23は、表示部25に表示される画面の画像情報を記憶している。
スピーカ24は、ナースコール子機1や他機器用接続端子5に接続された他機器T、専用のナースコール子機10からの呼び出しを報知するためのものである。表示部25は、液晶ディスプレイなどの表示装置により構成されており、ナースコール親機20の近傍、または、ナースコール親機20と一体的に設置される。また、表示部25は、ナースコール子機1や他機器用接続端子5に接続された他機器T、専用のナースコール子機10からの呼び出しを報知する。
選局部26は、ベッド番号を表示するベッド番号表示欄Bと、LEDなどの呼出表示灯L1と、LEDなどの他機器用表示灯L2と、患者氏名を表示する氏名表示欄Nとを備えたものであり、複数の選局部26を患者の数に応じて縦横に組み合わせ、表示部25などを近傍に設置することによりボード形のナースコール親機20を形成する。ここで、呼出表示灯L1および他機器用表示灯L2は、スピーカ24の報知や表示部25の報知と同期して点滅することにより、呼び出しがあったことを報知する。また、他機器用表示灯L2は、点灯することにより他機器用接続端子5に他機器Tが接続されていることを示す。また、選局部26は、ベッド番号表示欄Bに記載されたベッド番号をナースコール子機1の子機識別情報に関連付けて設置されている。従って、一つの選局部26が一人の患者を示すことになる。また、同じ病室に対応する選局部26は、一つの病室領域として扱われ、枠線などで囲まれる。これにより、医療従事者は、同じ病室に対応する選局部26を容易に判別することができる。
ここで、親機インターフェース22が他機器用接続端子5から他機器接続信号を入力すると、親機制御部21は、他機器接続信号に含まれる識別情報を取得し、記憶部に記憶されている識別情報の中から一致する識別情報を特定して、識別情報に関連付けて記憶されている子機識別情報を記憶部23から読み出す。そして、親機制御部21は、子機識別情報に対応する選局部26の他機器用表示灯L2を点灯させる。これにより、他機器Tを接続している他機器用接続端子5を特定することができる。
例えば、図2(a)に示すように、ベッド番号101−1のナースコール子機1を「山田太郎」が使用しており、ベッド番号101−2のナースコール子機1を「田中一郎」が使用しており、ベッド番号101−3のナースコール子機1を「鈴木次郎」が使用しており、ベッド番号101−4のナースコール子機1を「佐藤三郎」が使用している場合に、ベッド番号101−1〜ベッド番号101−4のナースコール子機1が同じ病室に設置されているとする。そして、ベッド番号101−2の病床に設置されている他機器用接続端子5とベッド番号101−4の病床に設置されている他機器用接続端子5には、他機器Tが接続されているため、親機用制御部21は、「田中一郎」のベッド番号101−2に対応する選局部26の他機器用表示灯L2および「佐藤三郎」のベッド番号101−4に対応する選局部26の他機器用表示灯L2を点灯させる。ここで、図中の塗りつぶされた部分は点灯状態を示している。
また、図2(a)に示す状態で、ベッド番号101−3のナースコール子機1を使用している「鈴木次郎」が子機呼出操作部3を操作して、医療従事者を呼び出したとする。親機インターフェース22は、ナースコール子機1から子機呼出信号を入力し、親機制御部21は、子機呼出信号に含まれる子機識別情報を取得し、記憶部23に記憶されている子機識別情報の中から一致する子機識別情報を特定して、子機識別情報に関連付けて記憶されている患者識別情報を記憶部23から読み出す。そして、親機制御部21は、スピーカ24を動作させ、表示部25に呼び出しが行われていることおよび患者識別情報などを表示することで報知を行う。また、親機制御部21は、子機識別情報に対応する選局部26の呼出表示灯L1を点滅させることで報知を行う。従って、図2(b)に示すように、親機制御部21は、「鈴木次郎」のベッド番号101−3に対応する選局部26の呼出表示灯L1を点滅させる。ここで、図中の斜線部分は点滅状態を示している。
また、図2(a)に示す状態で、ベッド番号101−2のナースコール子機1とともに設置されている他機器用接続端子5に接続された他機器Tが患者の特定の状態を検出したとする。親機インターフェース22は、他機器用接続端子5から他機器呼出信号を入力すると、親機制御部21は、他機器呼出信号に含まれる識別情報を取得し、記憶部に記憶されている識別情報の中から一致する識別情報を特定して、識別情報に関連付けて記憶されている子機識別情報を記憶部23から読み出す。また、親機制御部21は、記憶部23に記憶されている子機識別情報の中から読み出した子機識別情報と一致する子機識別情報を特定して、子機識別情報に関連付けて記憶されている患者識別情報を記憶部23から読み出す。そして、親機制御部21は、スピーカ24を動作させ、表示部25に呼び出しが行われていることおよび患者識別情報などを表示することで報知を行う。また、親機制御部21は、読み出した子機識別情報に対応する選局部26の呼出表示灯L1および他機器用表示灯L2を点滅させることで報知を行う。従って、図3(a)に示すように、親機制御部21は、「田中一郎」のベッド番号101−2に対応する選局部26の呼出表示灯L1および他機器用表示灯L2を点滅させる。
また、図2(a)に示す状態で、親機インターフェース22が専用のナースコール子機10から専用子機呼出信号を入力すると、親機制御部21は、専用子機呼出信号に含まれる専用子機識別情報を取得し、記憶部23に記憶されている専用子機識別情報の中から一致する専用子機識別情報を特定して、専用子機識別情報に関連付けて記憶されているすべての子機識別情報を記憶部23から読み出す。そして、親機制御部21は、スピーカ24を動作させ、表示部25に呼び出しが行われていることおよび専用子機識別情報(部屋番号)などを表示することで報知を行う。また、親機制御部21は、記憶部23から読み出したすべての子機識別情報に対応する選局部26の他機器用表示灯L2を点滅させることで報知を行う。
例えば、図3(b)に示すように、ベッド番号101−1〜ベッド番号101−4のナースコール子機1が設置されている病室に設置されている専用のナースコール子機10の専用子機呼出操作部12を誰かが操作して医療従事者を呼び出した場合、親機制御部21は、ベッド番号101−1〜ベッド番号101−4に対応するすべての選局部26の他機器表示等L2を点滅させる。
復旧操作部27は、ナースコール親機20により呼び出しの発生が報知されている状態で(換言すると、スピーカ24や表示部25、選局部26の呼出表示灯L1、選局部26の他機器用表示灯L2により報知が行われている状態で)、呼び出しの発生の報知に気付いた医療従事者によって操作されるものであり、報知の動作を停止するためのものである。
このように、本実施形態によるナースコールシステムでは、ナースコール子機1からの呼び出し、他機器Tからの呼び出し、専用のナースコール子機10からの呼び出しを、選局部26に設けた呼出表示灯L1および他機器用表示灯L2の組み合わせにより表示している。また、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されているか否かを選局部26に設けた他機器用表示灯L2により表示している。この組み合わせを図4に示す。
第1のケースとして、ナースコール子機1からの呼び出しが「なし」、他機器Tからの呼び出しも「なし」、専用のナースコール子機10からの呼び出しも「なし」であり、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されていない場合には、呼出表示灯L1および他機器用表示灯L2はともに消灯状態である。
第2のケースとして、ナースコール子機1からの呼び出しが「なし」、他機器Tからの呼び出しも「なし」、専用のナースコール子機10からの呼び出しも「なし」であり、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されている場合には、呼出表示灯L1が消灯状態となり、他機器用表示灯L2が点灯状態となる。
第3のケースとして、ナースコール子機1からの呼び出しが「あり」、他機器Tからの呼び出しが「なし」、専用のナースコール子機10からの呼び出しも「なし」であり、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されていない場合には、呼出表示灯L1が点滅状態となり、他機器用表示灯L2が点灯状態となる。
第4のケースとして、ナースコール子機1からの呼び出しが「あり」、他機器Tからの呼び出しが「なし」、専用のナースコール子機10からの呼び出しも「なし」であり、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されている場合には、呼出表示灯L1が点滅状態となり、他機器用表示灯L2が消灯状態となる。
第5のケースとして、ナースコール子機1からの呼び出しが「なし」、他機器Tからの呼び出しが「あり」、専用のナースコール子機10からの呼び出しが「なし」であり、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されている場合には(他機器Tからの呼び出しがあるので、当然、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されていると考えられる)、呼出表示灯L1および他機器用表示灯L2がともに点滅状態となる。
第6のケースとして、ナースコール子機1からの呼び出しが「なし」、他機器Tからの呼び出しも「なし」、専用のナースコール子機10からの呼び出しが「あり」の場合には、接続端子5に他機器Tが接続されているかいないかによらず、呼出表示灯L1が消灯状態となり、同じ病室に設置されているナースコール子機1に対応するすべての選局部26の他機器用表示灯L2が点滅状態となる。
なお、本実施形態では、同じ選局部26において、ナースコール子機1からの呼び出しと、他機器Tからの呼び出しと、専用のナースコール子機10からの呼び出しとの何れかが重複したケースが存在していないが、各呼び出しが重複した場合には、優先度の高い呼び出しにより呼出表示灯L1や他機器用表示灯L2を点滅させるようにすれば良い。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、病室内の病床の近傍にナースコール子機1を設置し、患者の特定の状態を検出する他機器Tを接続するための他機器用接続端子5をナースコール子機1とともに設ける。そして、病床にそれぞれ対応する選局部26に通常表示灯L1および他機器用表示灯L2を設け、縦および横の少なくとも一つの方向に並べて一つの病室領域を形成する。この状態で、ナースコール子機1からの呼び出しについては、対応する選局部26の通常表示灯L1のみを点滅させ、他機器用接続端子5に接続された他機器Tからの呼び出しについては、対応する選局部26の通常表示灯L1および他機器用表示灯L2を点滅させて、同じ病室内のトイレや浴室などの特定のスペースに設置された専用のナースコール子機10からの呼び出しについては、病室領域内のすべての選局部26の他機器用表示灯L2を点滅させるようにしている。また、呼び出しが行われていない状態で、他機器用接続端子5に他機器Tが接続されている場合には、対応する選局部26の他機器用表示灯L2を点灯させるようにしている。
これにより、ナースコール子機1からの呼び出し時には通常表示灯L1が点滅し、他機器Tからの呼び出し時には通常表示灯L1および他機器用表示灯L2が点滅して、他機器Tが他機器用接続端子5に接続されている場合には他機器用表示灯L2が点灯するので、他機器Tの使用状況を表示しつつ、ナースコール子機1からの呼び出しと他機器Tからの呼び出しとを区別することができる。また、特定のスペースに設置された専用のナースコール子機1からの呼び出し時には、専用のナースコール子機10が設置された病室領域内のすべての選局部26の他機器用表示灯L2が点滅するので、他機器Tが使用されない場合でも他機器用表示灯L2を有効に活用することができる。
なお、前述した実施形態では、選局部26を縦方向に並べて病室領域を形成しているが、これに限定されない。例えば、選局部26を横方向に並べて病室領域を形成しても良いし、選局部26を縦横に並べて病室領域を形成しても良い。
また、前述した実施形態では、選局部26の呼出表示灯L1や他機器用表示灯L2、スピーカ24、表示部25により呼び出しの発生を報知しているが、これに限定されない。少なくとも、選局部26の呼出表示灯L1および他機器用表示灯L2を用いて呼び出しの発生を報知すれば良い。
また、前述した実施形態では、専用のナースコール子機10の専用子機制御部11により生成される専用子機呼出信号に含まれる子機識別情報は部屋番号であるが、これに限定されない。例えば、専用子機呼出信号に含まれる子機識別情報は、専用のナースコール子機10が設置されている部屋に設置されているすべてのナースコール子機1の子機識別情報(ベッド番号)であっても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール子機
2 子機制御部
3 子機呼出操作部
4 子機インターフェース
5 他機器用接続端子
6 制御部
7 インターフェース
T 他機器
10 専用のナースコール子機
11 専用子機制御部
12 専用子機呼出操作部
13 専用子機インターフェース
20 ナースコール親機
21 親機制御部
22 親機インターフェース
23 記憶部
24 スピーカ
25 表示部
26 選局部
27 復旧操作部

Claims (1)

  1. 病床の近傍に設置され、同じ病室内に居る複数の患者がそれぞれ使用するナースコール子機と、前記ナースコール子機とともに設置され、前記患者の特定の状態を検出するための他機器を接続するための他機器用接続端子と、前記病室内の特定のスペースに設置される専用のナースコール子機と、前記ナースコール子機、前記他機器、および、前記専用のナースコール子機からの呼び出しの発生を報知するナースコール親機とを備えたナースコールシステムであって、
    前記ナースコール子機は、前記患者による呼び出しを検出する子機呼出操作部と、前記ナースコール親機との間で通信を行う子機インターフェースと、前記呼出操作部が前記呼び出しを検出することにより子機呼出信号を生成して前記子機インターフェースにより前記ナースコール親機へ出力する子機制御部とを備え、
    前記他機器用接続端子は、前記ナースコール親機との間で通信を行うインターフェースと、接続された前記他機器が前記患者の特定の状態を検出することにより他機器呼出信号を生成して前記インターフェースにより前記ナースコール親機へ出力する制御部とを備え、
    前記専用のナースコール子機は、前記患者による呼び出しを検出する専用子機呼出操作部と、前記ナースコール親機との間で通信を行う専用子機インターフェースと、前記専用子機呼出操作部が前記呼び出しを検出することにより専用子機呼出信号を生成して前記専用子機インターフェースにより前記ナースコール親機へ出力する専用子機制御部とを備え、
    前記ナースコール親機は、前記病室内に設置されたナースコール子機にそれぞれ対応し、縦および横の少なくとも一つの方向に並べて一つの病室領域を形成して、前記呼び出しを報知するために点滅する通常表示灯および他機器用表示灯を有する選局部と、前記ナースコール子機、前記他機器、および、前記専用のナースコール子機との間で通信を行う親機インターフェースと、前記親機インターフェースが前記子機呼出信号を入力した場合に、前記子機呼出信号を出力したナースコール子機に対応する選局部の通常表示灯を点滅させ、前記親機インターフェースが前記他機器呼出信号を入力した場合に、対応する選局部の通常表示灯および他機器用表示灯を点滅させて、前記親機インターフェースが前記専用子機呼出信号を入力した場合に、前記専用子機呼出信号を出力した専用のナースコール子機が設置された病室に設置されているすべてのナースコール子機に対応する選局部の他機器用表示灯を点滅させるとともに、呼び出しが行われていない状態では、前記他機器が接続されている他機器用接続端子に対応する選局部の他機器用表示灯を点灯させる親機制御部とを備えたことを特徴とするナースコールシステム。
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