JP5228906B2 - 交通信号灯器 - Google Patents

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Description

本発明は、道路等に設置される交通信号灯器に関する。
近年、交通安全の促進や交通事故の防止を目的として、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)が提案されている。このITSでは、道路に路側通信装置(インフラ装置)が設置されていて、この路側通信装置から発せられた無線情報を、道路を走行する車両に搭載した車載通信装置が受信し、車載通信装置が無線情報に含まれている各種情報を活用することにより、車両の走行についての安全性を向上させることができる(特許文献1参照)。
このような路側通信装置と車載通信装置との間の通信(路車間通信)を無線によって行なう場合、無線通信の見通しを確保する観点から、歩道等に設置した支柱から車道側にアームを張り出し、このアーム上に路側通信装置のアンテナを取り付けている。また、前記アームを設けなくても見通しが確保できる場合、前記支柱に路側通信装置のアンテナを取り付けることができる。
特許第2806801号公報
路側通信装置のアンテナを道路に設置するために、アンテナ専用の支柱を新たに設けることは経済的でなく、また、道路の美観の点でも好ましくない。
そこで、道路には車両感知器や光ビーコンのヘッド等が設置されているため、これらを取り付けている支柱やアームにアンテナを併設することが考えられる。しかし、この場合においても、煩雑となり、美観の点で好ましくない。
そこで、アンテナ設置用の支柱を不要とでき、かつ、道路の美観を損なうことのない新たな技術的手段を提供することを目的とする。
(1)本発明の交通信号灯器は、発光体、及び、可視光透過性を有し前記発光体を前方で覆うカバー部材を有する光学ユニットと、前記光学ユニットに共に格納された第一パッチアンテナ及び第二パッチアンテナとを備え、前記第一パッチアンテナは第一パッチ素子を有し、前記第二パッチアンテナは前記第一パッチ素子よりも外形が大きい第二パッチ素子を有し、外形が大きい前記第二パッチ素子の一部に前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部が形成されており、外形が小さい前記第一パッチ素子が、前記欠損部に正面視重なるようにして配置され、外形が小さい前記第一パッチ素子の周囲を囲むようにして壁部材が設けられていることを特徴とする。
この交通信号灯器によれば、複数のアンテナ(第一パッチアンテナ及び第二パッチアンテナ)が交通信号灯器の光学ユニットに格納されているため、当該複数のアンテナを目立たなくすることができる。さらに、複数のアンテナを光学ユニットに組み込むことで、アンテナ設置用の専用の支柱を不要とできる。
(2)また、本発明の交通信号灯器は、発光体、及び、可視光透過性を有し前記発光体を前方で覆うカバー部材を有する光学ユニットと、前記光学ユニットに共に格納された第一パッチアンテナ及び第二パッチアンテナとを備え、前記第一パッチアンテナは第一パッチ素子を有し、前記第二パッチアンテナは前記第一パッチ素子よりも外形が大きい第二パッチ素子を有し、外形が小さい前記第一パッチ素子は、外形が大きい前記第二パッチ素子よりも前方に配置されていることを特徴とする。
この交通信号灯器によれば、複数のアンテナ(第一パッチアンテナ及び第二パッチアンテナ)が交通信号灯器の光学ユニットに格納されているため、当該複数のアンテナを目立たなくすることができる。さらに、複数のアンテナを光学ユニットに組み込むことで、アンテナ設置用の専用の支柱を不要とできる。
また、小さい第一アンテナが大きい第二アンテナよりも前方に配置されていることで、大きい第二アンテナが第一アンテナの前方に対する電波の送受信についてのアンテナ性能に与える影響を小さくすることができる。
(3)また、前記第一パッチアンテナ及び前記第二パッチアンテナは、共振周波数が相互で異なるように構成されているのが好ましい。
これにより、光学ユニットに格納された二つアンテナによって、異なる二つの周波数帯をカバーすることができる。
(4)さらに、外形が大きい前記第二パッチ素子の一部に前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部が形成され、外形が小さい前記第一パッチ素子は、少なくともその一部が前記欠損部に正面視重なるようにして配置されているのが好ましい
(5)また、前記第一パッチ素子の周囲を囲むようにして設けられている壁部材を更に備えているのが好ましい。
例えば、前記第一パッチ素子を囲むようにしてかつ当該第一パッチ素子からの電波の送出方向に軸方向を向けて設けられた筒部材を更に備えているのが好ましい。
例えば交通信号灯器の筐体が金属製である場合、この交通信号灯器の光学ユニットに格納されたアンテナから送出された電波が、前記筐体に反射することで、正面方向に送出される電波に対して影響を及ぼすことがある。しかし、前記筒部材によれば、このような影響を防ぐことができる。なお、前記筒部材の形状は、アンテナの形状に応じて適宜変更することができ、筒部材の断面形状を円形、四角形、多角形等とすることができる。
本発明によれば、複数のアンテナを備えているにも関わらず、これらアンテナは、交通信号灯器の光学ユニットに格納されているため、煩雑とならず道路の美観を損なうことがない。また、アンテナ設置用の専用の支柱を不要とできる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の交通信号灯器の実施の一形態を示す正面図である。図1の交通信号灯器1(以下、単に信号灯器1ともいう)は、道路に設置された車両用である。
信号灯器1の設置構造について説明すると、歩道等の路側に支柱40が設置され、この支柱40から車道側にアーム41が張り出されて設けられており、このアーム41に信号灯器1が取り付けられている。
なお、信号灯器1の設置構造は図示したもの以外であってもよい。例えば、図示しないが、前記支柱40及び前記アーム41の形態が異なっていてもよく、また、信号灯器1を歩道橋に架設してもよい。また、本発明の信号灯器1は図示しないが、歩行者用であってもよい。
信号灯器1は、複数(図例では三つ)の光学ユニット2と、これら光学ユニット2を組み込んでいる筐体3とを有している。三つの光学ユニット2は、赤、黄、青の灯光色を有している。各光学ユニット2の上側には庇30が取り付けられている。
前記支柱40には、制御装置5aが取り付けられていて、この制御装置5aは、信号灯器1の点灯を制御する。なお、制御装置5aは、信号灯器1の筐体3内に設けられていてもよい。
この制御装置5aの他に、後述する複数のアンテナを用いた無線通信の制御を行なう制御装置5bも設けられている。両制御装置5a,5bは別のものであってもよいが、一方の制御装置が他方の制御装置を兼ねていてもよい。また、両制御装置5a,5bが別々である場合であっても、両制御装置を同一の筐体に内蔵させることができる。又は、筐体をそれぞれ別々とし、無線通信用の制御装置5bを点灯用の制御装置5aの近傍(同一の支柱40)に設置してもよい。
図2、図3及び図4は、一つの光学ユニット2の斜視図、正面図及び断面図である。図5は、光学ユニット2の内部の拡大断面図である。光学ユニット2は、発光体としての発光ダイオード7(以下、LEDという)と、複数のLED7が前面8aに実装されたLED基板8と、収容部材6と、カバー部材9とを有している。LED基板8は、その裏面に配線パターンが形成されていて、LED7のリード線(端子)7c,7dと繋がっている(図5参照)。LED基板8上には複数のLED7が面状に広がって配設されている。LED7はレンズ部(モールド部)7eを有し、このレンズ部7e内にLED素子7bが設けられている。
収容部材6は、底部(底壁)6aと、この底部6aの周縁から立設した側部(側壁)6bとを有している皿形状であり、前方に開口している。収容部材6は、鋼板、アルミ又は樹脂製である。その開口側である前部に、カバー部材9が取り付けられている。収容部材6とカバー部材9との間に収容空間部Sが形成されていて、この収容空間部SにLED7及びLED基板8が収容されている。LED基板8は例えば収容部材6に取り付けられる。
カバー部材9は可視光透過性を有しており(可視光に対して透明であり)複数のLED7を前方で覆っている。この光学ユニット2(信号灯器1)において、前方とはLED7の光の投光側であり(カバー部材9側であり)、後方とは収容部材6の底部6a側である。カバー部材9の後面(背面)9aは凹曲面であり、前面9bが凸曲面である。カバー部材9を凹凸の曲面としたが、信号灯器1がLED灯器であれば、平面とすることもできる。カバー部材9は、ガラス又は樹脂製である。
〔第一の実施形態〕
前記のように構成された単一の光学ユニット2に、複数の(図例では二つの)アンテナが共に格納されている。この実施形態の二つのアンテナは、共にパッチアンテナ4,104である。
このように光学ユニット2に格納されたアンテナ4,104、及び、前記制御装置5b(図1参照)を路側通信装置とすることで、当該路側通信装置と、車両に搭載した車載通信装置及び(又は)別の路側通信装置等との間で無線通信(路車間通信及び(又は)路路間通信)が行われ、交通安全の促進や交通事故の防止を目的とする高度道路交通システム(ITS)を実現することができる。このシステムで使用される無線周波数は、例えば、720MHz帯、2.4GHz帯がある。
そして、前記二つのパッチアンテナ4,104は、共振周波数が相互で異なるように構成されている。例えば、前記高度道路交通システムを実現するために、前記二つのパッチアンテナ4,104の内の一方である第一のパッチアンテナ4は、共振周波数が2.4GHz帯(第一の共振周波数)となるように設定されていて、他方である第二のパッチアンテナ104は、共振周波数が第一の共振周波数よりも低い720MHz帯(第二の共振周波数)となるように設定されている。なお、本発明において、周波数の値はこの実施形態に限定されるものではなく、任意に設定することができる。
図3と図4とにおいて、前記第一のパッチアンテナ4は、第一パッチ素子11と第一グランド素子12とを有している。すなわち、第一パッチ素子11と第一グランド素子12とが、光学ユニット2内に格納されている。
第一パッチ素子11は、矩形又は円形(図例では矩形)の平面状(平板状)に形成されている。第一パッチ素子11は、LED基板8から前方へ離れて設けられているが、LED7の前端39(レンズ部7eの前端39:図5参照)よりも後方に位置している。第一グランド素子12は、円形又は矩形の平面状(平板状)に形成されている。第一グランド素子12は、LED基板8の前方でかつパッチ素子11の後方に設けられている。第一パッチ素子11及び第一グランド素子12は、例えば、LED基板8から前方へ立設させた(不導体からなる)スペーサ(図示せず)によって支持される。
第一のパッチアンテナ4において、周波数を2.4GHz帯に設定することで、第一パッチ素子11と第一グランド素子12との前後方向の間隔E1(図4参照)は、3〜15mmに設定される。これは第一グランド素子12と第一パッチ素子11との間に、空気が介在している場合である。
また、この場合、第一パッチ素子11の一辺の長さは、30〜70mmに設定される。なお、図示しないがグランド素子12とパッチ素子11との間に誘電体を設けてもよい。
そして、収容部材6(底部6a)には、第一のパッチアンテナ4用の同軸ケーブル15を接続させる端子部19が取り付けられていて、この端子部19に、図1の制御装置5bから延びる同軸ケーブル15が接続されている。そして、この端子部19から前方へ延びる同軸ケーブル15aが、第一のパッチアンテナ4と接続される。この同軸ケーブル15aは、中心導体15b、絶縁体15c、外導体15d及び被覆部15eを有していて、中心導体15bがパッチ素子11に接続され、外導体15dがグランド素子12に接続される。これにより、制御装置5bから第一のパッチアンテナ4へ給電が行われる。
図3と図4とにおいて、前記第二のパッチアンテナ104は、第二パッチ素子111と第二グランド素子112とを有している。すなわち、第二パッチ素子111と第二グランド素子112とが、光学ユニット2内に格納されている。
この実施形態における第二パッチ素子111は、外周が矩形又は円形(図例では矩形)であり、中央部に開口孔111aが設けられているが、平面状(平板状)に形成されている。すなわち、第二パッチ素子111は環状に形成されている。前記開口孔111aは、前記第一パッチ素子11の外形よりも少し大きく形成されている。そして、前方から光学ユニット2を見ると(図3)、開口孔111aの位置と、第一パッチ素子11の位置とが一致している。なお、図4に示しているように、前後方向の位置についても、第二パッチ素子111(開口孔111a)と第一パッチ素子11とは、一致している。つまり、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とは、同一平面上に配置されている。
第二パッチ素子111は、LED基板8から前方へ離れて設けられているが、LED7の前端39(レンズ部7eの前端39:図5参照)よりも後方に位置している。第二グランド素子112は、円形又は矩形(図例では円形)の平面状(平板状)に形成されている。第二グランド素子112は、LED基板8の前方でかつパッチ素子11の後方に設けられている。第二パッチ素子111及び第二グランド素子112は、例えば、LED基板8から前方へ立設させた(不導体からなる)スペーサ(図示せず)によって支持される。
第二のパッチアンテナ104において、周波数を720MHz帯に設定することで、第二パッチ素子111と第二グランド素子112との前後方向の間隔E2が10〜45mmに設定される。これは第二グランド素子112と第二パッチ素子111との間に、空気が介在している場合である。
また、この場合、第二パッチ素子111の一辺の長さは、130〜210mmに設定される。なお、図示しないがグランド素子112とパッチ素子111との間に誘電体を設けてもよい。
そして、収容部材6(底部6a)には、第二のパッチアンテナ104用の同軸ケーブル115を接続させる端子部119が取り付けられていて、この端子部119に、図1の制御装置5bから延びる同軸ケーブル115が接続されている。そして、この端子部119から前方へ延びる同軸ケーブル115aが、第二のパッチアンテナ104と接続される。同軸ケーブル115aは、中心導体115b、絶縁体115c、外導体115d及び被覆部115eを有していて、中心導体115bがパッチ素子111に接続され、外導体115dがグランド素子112に接続される。これにより、制御装置5bから第二のパッチアンテナ104へ給電が行われる。
また、図1の制御装置5aから延びるLED7用の電源ケーブル(図示せず)が、収容部材6の底部6aに取り付けた端子部(図示せず)を介して、LED基板8と接続されている。これにより、制御装置5aから複数のLED7へ給電が行われる。
前記のとおり、第一のパッチアンテナ4の前後方向の間隔E1と、第二のパッチアンテナ104の前後方向の間隔E2とは、相違しているので、図4に示しているように、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とを同一平面上に配置した場合、第一グランド素子12と第二グランド素子112とは、前後方向の位置が異なる。そこで、この実施形態では、第一グランド素子12と第二グランド素子112とを連結部材18によって前後繋いでいる。この連結部材18を導体とすることができ、第一グランド素子12と第二グランド素子112とが電気的に接続された状態として、第一グランド素子12と第二グランド素子112とから一つのグランド部材を構成してもよい。
二つのパッチアンテナ4,104それぞれにおいて、パッチ素子及びグランド素子は金属板から形成することができる。パッチ素子及びグランド素子の材質としては、導電性があり、導電率の高い材料が好ましく、例えば、銅、真鍮などの銅合金、アルミが好ましく、鉄、ニッケル又はその他の金属とすることもできる。また、高周波は表面に電流が流れることから、樹脂製等の不導体の板部材からなるアンテナ用基板に、金属蒸着したものや、金属メッキ(金や銀のメッキ)を施したものであってもよい。
さらに、パッチ素子とLEDとは前後方向の位置について重複していることから、例えば図5に示しているように、第一パッチ素子11には、LED7を挿通させる開口部として複数の孔11bが形成され、第二パッチ素子111には、LED7を挿通させる開口部として複数の孔111bが形成されている。
またグランド素子とLEDとも前後方向の位置について重複していることから、第一グランド素子12には、LED7(又はLED7のリード線7c、7d)を挿通させる開口部として複数の孔12bが形成され、第二グランド素子112には、LED7(又はLED7のリード線7c、7d)を挿通させる開口部として複数の孔112bが形成されている。これら孔11b,12b,111b,112bの配置は、LED7の配置と一致している。
したがって、パッチ素子及びグランド素子は網目構造となる。このため、LED7をパッチ素子の孔に挿し入れることで、パッチ素子がLED7に干渉することなく、パッチ素子を所定の位置に設置することができ、また、LED7をグランド素子の孔に挿し入れることで、グランド素子がLED7に干渉することなく、グランド素子を所定の位置に設置することができる。
また、後にも説明するが、パッチ素子、グランド素子を、導線(金属ワイヤ)によって(導線を編んで)形成したメッシュ構造としてもよい(パッチ素子をメッシュ構造とした点については、図15参照)。この場合、導線間を前記孔とし、この孔にLED7を位置させるように構成することができる(なお、図15では、このように構成されていない)。
以上より、第一パッチアンテナ4の第一パッチ素子11と第一グランド素子12とが、収容空間Sであって、LED基板8の前面8aからLED7の前端39までの範囲に設けられている。そして、第一パッチ素子11と第一グランド素子12とが、前後方向に対向した配置となり、この第一のパッチアンテナ4の指向性は、信号灯器1から前方へ向かう方向となる。
また、第二パッチアンテナ104の第二パッチ素子111と第二グランド素子112とが、収容空間Sであって、LED基板8の前面8aからLED7の前端39までの範囲に設けられている。そして、第二パッチ素子111と第二グランド素子112とが、前後方向に対向した配置となり、この第二のパッチアンテナ104の指向性は、第一のパッチアンテナ4と同じ、信号灯器1から前方へ向かう方向となる。
そして、外形が大きい第二パッチアンテナ104の第二パッチ素子111は、その一部である中央部に、前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部として、前記開口孔111aが形成されている。そこで、図3に示しているように、外形が小さい第一パッチアンテナ4の第一パッチ素子11は、その全体が開口孔111aに正面視重なるようにして配置されている。
これにより、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とが前後に重ならない構成となる。このため、第一のパッチアンテナ4が、第二のパッチアンテナ104の前方に対する電波の送受信のアンテナ性能に与える影響を抑えることができ、また、第二のパッチアンテナ104が、第一のパッチアンテナ4の前方に対する電波の送受信のアンテナ性能に与える影響を抑えることができる。
また、アンテナ4,104の配置の変形例を図6に示す。第一のパッチアンテナ4のパッチ素子11は、第二のパッチアンテナ104のパッチ素子111よりも前方に配置されている。この配置によれば、第一のパッチアンテナ4と第二のパッチアンテナ104とが一つの光学ユニット2に共に格納されていても、小さい第一パッチ素子11が大きい第二パッチ素子111よりも前方に配置されていることで、大きい第二のパッチアンテナ104が、第一のパッチアンテナ4による前方への電波の送受信についてのアンテナ性能に与える影響を小さくすることができる。つまり、大きい第二のパッチアンテナ104が、小さい第一のパッチアンテナ4よりも前方である場合、第二のパッチアンテナ104の影に第一のパッチアンテナ4が入ってしまうおそれがある。すなわち、第一のパッチアンテナ4のビーム幅の範囲に、第二のパッチアンテナ104(第二パッチ素子111)が存在しないのが好ましいためである。
そして、第一パッチ素子11は第二パッチ素子12に比べて十分に小さく、また、図4の実施形態と同様に、第一パッチ素子11のアンテナ素子部と第二パッチ素子111のアンテナ素子部とが前後に重ならない配置となっているため、つまり、第一パッチ素子11は、第二パッチ素子111の開口孔111aに正面視重なるようにして配置されているため、第一のパッチアンテナ4が、第二のパッチアンテナ104による前方に対する電波の送受信についてのアンテナ性能に与える影響を小さくすることができる。
なお、図6では、パッチ素子11は、LED7の前端39よりも前方であってもよいが、この場合、後に説明するが、パッチ素子11は可視光透過性を有している必要がある。
また、アンテナ4,104の配置の変形例を図7に示す。第一のパッチアンテナ4のパッチ素子11は、第二のパッチアンテナ104のパッチ素子111よりも後方に配置されている。この場合、第一のパッチアンテナ4の第一グランド素子12と、第二のパッチアンテナ104の第二グランド素子112とを、同一平面上に配置することができる。つまり、一枚の平板によって、第一グランド素子12と第二グランド素子112とを構成することができる。
そして、第一パッチ素子11の周囲を囲むようにして壁部材20が設けられている。壁部材20は導体からなり、第一グランド素子12(第二グランド素子112)と電気的に接続されているが、パッチ素子11,111とは絶縁されている。実施形態の壁部材20は前後方向を軸方向とする筒形状である。つまり、この筒形状である壁部材20は、第一のパッチアンテナ4からの電波の送出方向に軸方向を向けて設けられている。
この壁部材20によれば、第一のパッチアンテナ4のアンテナパターンが、信号灯器1の筐体3(又は収容部材6の側部6b)の影響や、第二パッチ素子111の影響によって、正面方向(前方)で落ち込むのを防止することができる。
すなわち、筐体3(又は側部6b)が、金属製の大きな筒となっている場合、第一のパッチアンテナ4から送出された電波が、その脇に存在することとなる筐体3(側部6b)に反射するおそれがある。これにより、筐体3(側部6b)による反射電波が、第一のパッチアンテナ4から正面方向に送出される電波に対して影響を及ぼすことがあり、正面方向の電波のゲインが低下することがある。なお、外形が小さいアンテナになるほど(筐体3(側部6b)の筒形状よりも所定の比以上に外形が小さいアンテナになるほど)、このような影響は大きくなる傾向がある。
そこで、このような筐体3(側部6b)による電波の反射を防止するために、第一のパッチアンテナ4(パッチ素子11)の外形よりも、少し大きな内形を有する導電性の筒部材(前記筒形状の壁部材20)を設ける。この筒部材によって筐体3方向に放射される電波を遮断することで、正面方向の電波のゲインの低下を防止することができる。なお、この筒部材は、グランドされている(グランド素子と接続されている)のが望ましい。
また、このような、アンテナの外形よりも大きな形状であって導電性を有する筒部材(壁部材20)を設ける構成は、金属製の筐体3(収容部材6)にアンテナを格納する際に、非常に有効であり、前記二つのパッチアンテナ4,104の双方に筒部材(壁部材20)を設けてもよい。
さらに、特に、筐体3(収容部材6)に比べて、所定の比以上に小さい外形のアンテナの場合に、特に有効となる。
この筒部材(壁部材20)は、図4の形態、図6の形態、さらには、後に説明する他の形態においても、適用することができる。
また、このような筒部材は、筐体3(収容部材6)にアンテナが一つだけ格納される場合であっても有効である。
なお、筒部材は円筒や角筒とすることができ、筒部材の形状は、その内側に配置されるアンテナの形状に応じて適宜変更され、筒部材の断面形状を、円形、四角形、多角形等とすることができる。
以上の図4、図6及び図7の各形態において、大きい第二パッチ素子111に形成された開口孔111aの領域に、小さい第一パッチ素子11を配置することで、単一の光学ユニット2内の狭い範囲に二つのパッチアンテナ4,104を収納することができ、さらに、二つのパッチアンテナ4,104とも、それぞれが所望のアンテナ性能を発揮することができる。
そして、二つのパッチアンテナ4,104は前方への指向性を有していることから、この指向性と、光学ユニット2の投光方向とを一致させることができる。これにより、信号灯器1は、当該信号灯器1が設置されている道路を走行する車両に対して、及び、当該信号灯器1が設置されている前方の道路に対して、見通しが良い位置に設置されることから、このアンテナ4,104の指向性によって、前記車両に搭載した車載通信装置(図示せず)、及び、前記前方の道路に設置された別の(本発明の構成を備えた)信号灯器の光学ユニットに格納したアンテナとの間で、良好な通信状態が得られる。
なお、二つのパッチアンテナ4,104それぞれにおいて、パッチ素子とグランド素子との前後方向の間隔を所定の値とする必要がある。このために、LED基板8の前面8aからLED7の前端39までの間に、大きな前後方向の範囲(距離)が必要となる場合がある。このために、図示しないが、通常よりも、LED7の発光部(レンズ部7e)を長くしたり、リード線7c、7dを長くしたり、リード線7c、7dにコネクタ(図示せず)を付け足したりすればよい。
また、二つのパッチアンテナ4,104それぞれにおいて、パッチ素子及びグランド素子は、LED基板8と平行になるように配置されている。信号灯器1はドライバへの視認性に鑑みて、通常、LED基板8自体を少し下方に傾けて設置してある。このため、パッチ素子及びグランド素子をLED基板8に平行に取り付けることによって、アンテナの指向性も自然に下方に向く。
なお、無線通信の領域を限定的としたり確実性を増したりすることを目的として、二つのパッチアンテナ4,104の一方又は双方を、LED基板8に対して上下方向又は左右方向に傾けるようにしてもよい。
また、パッチアンテナ4,104が光学ユニット2に格納されていても、パッチ素子及びその後方にあるグランド素子は、LED7の前端39よりも後方に設けられているため、パッチ素子及びグランド素子が、LED7による前方への発光(灯光)の妨げになることを防止することができる。また、パッチ素子及びグランド素子はLED基板8の前方に設けられていることから、LED基板8がパッチアンテナ4,104による電波の送受信の妨げになるのを防止することができる。
なお、パッチ素子及びグランド素子が、前方への発光(灯光)の妨げになることを防止するために、パッチ素子をLED7の前端39よりも後方に設けているが、この「前端39よりも後方」には、パッチ素子の前面とLED7の前端39との前後方向の位置が、略一致している場合を含む。なお、この略一致とは、LED7の前端39の前後方向の位置が、パッチ素子11の厚さ方向の範囲内に存在している場合である。
本発明の信号灯器1は、屋外に設置されていることから、LED基板8やLED7に照りつけた西日や朝日が地上へ反射し、その反射光によって、灯器が見づらくなったり、点灯していない灯器が点灯しているように見える「擬似点灯」が生じたりする。
そこで、図8に示しているように、本発明の信号灯器1の光学ユニット2は、反射防止部材10を更に備えていてもよい。この反射防止部材10は、光学ユニット2の外部から入射する光(太陽光)がLED基板8及びLED7の少なくとも一方により反射するのを防止する機能を有している。これにより、信号灯器1が見づらくなったり擬似点灯が生じたりするのを防止することができる。
反射防止部材10は収容部材6に取り付けられている。そして、図8に示しているように、この反射防止部材10を用いてパッチ素子11,111、グランド素子12,112及びLED基板8を支持することができ、部品の兼用による構造の簡素化や、製造コストの低減を図ることができる。
反射防止部材10は、絶縁部材である合成樹脂材により形成され、LED基板8よりも前方に配置されている。反射防止部材10は、円形の板状(面状)に形成された板状部10aを備え、この板状部10aは、LED7の前端39よりも後方に配置されている。板状部10aには、LED7の配置に対応して、LED7を挿通させるための複数の挿通孔10bが形成されている。
そして、図8では、パッチ素子11,111及びグランド素子12,112は、反射防止部材10の後方に設けられているため、反射防止部材10は、パッチ素子11,111及びグランド素子12,112を隠すことができ、前方から見えなくすることができる。
また、図9に示しているように、パッチ素子11,111は反射防止部材10の前方であってもよい。このために、パッチ素子11,111を反射防止部材10の前面に貼り付けたり、止めネジによって取り付けたりすることができる。この場合、パッチ素子11,111を反射防止部材10と同一色(黒色)に塗装するのが好ましい。これにより、パッチ素子11,111が目立たなくなる。さらに、反射防止部材10の前面には、太陽光を乱反射させるため(太陽光を鏡のように一定の方向へ反射させないため)、梨地処理等の微細な凹凸を付けた表面処理を施している。そこで、パッチ素子11,111にも、同じ表面処理(粗さが同じ処理)を施すのが好ましく、これにより、パッチ素子11,111をより一層目立たなくすることができる。
〔第二の実施形態〕
図10は、第二の実施形態の信号灯器1の光学ユニット2の斜視図であり、図11及び図12は、その正面図及び断面図である。光学ユニット2については、第一の実施形態とは同じであり、その説明を省略する。
また、この第二の実施形態においても、単一の光学ユニット2に、二つのアンテナが格納されている。この実施形態の二つのアンテナは、共にパッチアンテナ4,104であり、これら二つのパッチアンテナ4,104は、共振周波数が相互で異なるように構成されている。
第一の実施形態と同様に、二つのパッチアンテナ4,104の内の一方である第一のパッチアンテナ4は、共振周波数が2.4GHz帯(第一の共振周波数)となるように設定されていて、他方である第二のパッチアンテナ104は、共振周波数が第一の共振周波数よりも低い720MHz帯(第二の共振周波数)となるように設定されている。
第一のパッチアンテナ4は、第一パッチ素子11と第一グランド素子12とを有していて、第二のパッチアンテナ104は、第二パッチ素子111と第二グランド素子112とを有している。これら第一パッチ素子11、第一グランド素子12、第二パッチ素子111及び第二グランド素子112が、光学ユニット2内に格納されている。第一グランド素子12及び第二グランド素子112は、前記第一の実施形態と同じであり、説明を省略する。
第一パッチ素子11及び第二パッチ素子111に関して、第二の実施形態が第一の実施形態と異なる点は、光学ユニット2内における前後方向の取り付け位置、LED7を挿通させる孔11b,111b(図5参照)が形成されていない点、可視光透過性を有している点であり、これら異なる点を主に説明する。
第一パッチ素子11及び第二パッチ素子111の前後方向の取り付け位置は、カバー部材9からLED7の前端39までの範囲となっている(図12参照)。つまり、第一パッチ素子11及び第二パッチ素子111は、カバー部材9の後面9aから後方に離れて設けられていて、かつ、LED7の前端39より前方に設けられている。このため、第一パッチ素子11及び第二パッチ素子111は、LED7と干渉しないので、LED7挿通用の前記孔11b,111bが不要となる。
第一パッチ素子11及び第二パッチ素子111は、平面状(平板状)に形成されており、反射防止部材10から前方へ立設されたスペーサ22によって支持され、固定されている。なお、図示しないが、反射防止部材10を省略する場合、LED基板8にスペーサを介して取り付けられる。
この実施形態においても、第一のパッチアンテナ4及び第二のパッチアンテナ104のそれぞれにおいて、パッチ素子とグランド素子とが、前後方向に対向した配置となり、パッチアンテナ4,104の指向性は、信号灯器1から前方へ向かう方向となる。したがって、光学ユニット2による投光方向とパッチアンテナ4,104の指向性とを略一致させることができる。
また、図11に示しているように、外形が大きい第二パッチ素子111は、その一部である中央部に、前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部として、開口孔111aが形成されている。そして、外形が小さい第一パッチ素子11は、その全体が前記開口孔111aに正面視重なるようにして配置されている。
そして、図12に示しているように、この実施形態では、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とが、同一平面上に配置されている。
なお、この第二の実施形態においても、図示しないが(図6と同様に)第一パッチ素子11が第二パッチ素子111よりも前方に配置されていてもよく、又は、(図7と同様に)第一パッチ素子11が第二パッチ素子111よりも後方に配置されていてもよい。そして、図7の形態と同様に、第一パッチ素子11の周囲を囲むようにして壁部材20が設けられていてもよい。
そして、この第二の実施形態においても、大きい第二パッチ素子111に形成された開口孔111aの領域に、小さい第一パッチ素子11を配置することで、単一の光学ユニット2内の狭い範囲に二つのパッチアンテナ4,104を収納することができる。
また、この第二の実施形態では、LED基板8の前面8aからLED7の前端39までの距離が小さくても(つまり、LED7が短くても)、第一のパッチアンテナ4及び第二のパッチアンテナ104のそれぞれにおいて、パッチ素子をLED7の前端39よりも前方に配置していることで、グランド素子とパッチ素子との前後方向の間隔E1,E2を所望の値に設定しやすくなる。
そして、第一のパッチアンテナ4及び第二のパッチアンテナ104のそれぞれにおいて、LED7の前端39よりも前方にあるパッチ素子は、このLED7の前方への投光を阻害しないように、パッチ素子の厚さ方向(前後方向)に、可視光透過性を有している(可視光に対して透明である)。なお、ここにいうパッチ素子における可視光透過性とは、パッチ素子の導電体部分(導体部分)が透明又は半透明である場合のみならず、パッチ素子11を構成する導電体部分は可視光を遮断するが、パッチ素子の導電体部分が設けられていない部分を可視光がすり抜けて、パッチ素子の後方において発光された可視光がパッチ素子の前方に到達する状態をも含む。
第一のパッチアンテナ4及び第二のパッチアンテナ104のそれぞれにおいて、パッチ素子に可視光透過性を備えさせるために、パッチ素子11を、可視光透過性を有する薄膜導電体(透明導電体)から形成すればよい。この場合、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)等からなる透明導電体を、ガラス等の板部材(誘電体)からなるアンテナ用基板16(図12参照)の表面又は裏面に形成すればよい。この場合、パッチ素子を薄く、しかも、所定の形状に形成することができる。なお、前記アンテナ用基板16は、透明であり可視光透過性を備えている。
なお、透明導電体としては、金属薄膜(Au,Ag,Pt,Cu,Rh,Pd,Al,Cr)、酸化物半導体薄膜(In23、SnO2、ZnO、CdO、TiO2、CdIn24、Cd2SnO4、Zn2SnO4、In23−ZnO系)、スピネル形化合物(MgInO4、CaGaO4)、導電性窒化物薄膜(TiN、ZrN、HfN)、導電性ホウ化物薄膜(LaB6)、導電性高分子膜等を採用することができる。この透明導電体は、アンテナ用基板16にスパッタリングや真空蒸着等を行なうことにより得られる。
第一のパッチアンテナ4及び第二のパッチアンテナ104のそれぞれにおいて、パッチ素子を、アンテナ用基板16上に例えば透明導電体によって形成する場合、一枚のアンテナ用基板16に、第一のパッチアンテナ4のパッチ素子11と、第二のパッチアンテナ104のパッチ素子111とを形成してもよく、又は、アンテナ用基板を別々としてもよい。
又は、パッチ素子に可視光透過性を備えさせるために、パッチ素子を、可視光透過用の開口が形成された導電体から形成してもよい。つまり、後にも説明するが、パッチ素子をメッシュ構造(図15参照)による導電体とすることにより、パッチ素子は可視光透過性を有する。パッチ素子をメッシュ構造とするために、パッチ素子を導線によって(導線を編んで)形成すればよい。
可視光透過性を備えさせるために、メッシュ構造とするパッチ素子についてさらに説明すると、パッチ素子を、例えば、径(幅)が1mmである導線を編み目状に配置してメッシュ構造とする。すなわち、導線のピッチ(メッシュの間隔)を所定の値として、導線を上下方向及び左右方向に編み、網目状金属素子とする。なお、パッチ素子のメッシュ数(メッシュ粗さ)は変更自在であり、一面を四分割した網目状金属素子としたり、一面を二分割したもの、三分割したもの等であってもよい。
又は、パッチ素子をメッシュ構造とするため、前記のような導線を利用する以外に、可視光透過性のあるガラス等のアンテナ用基板16に金属膜(金属薄膜)によって網目を形成してもよい。つまり、アンテナ用基板16の表面又は裏面に網目状の金属層を設け、メッシュ構造とする。そして、この金属メッシュ層が形成されたアンテナ用基板16が、図12で示しているように、カバー部材9とLED7の前端39との間に設けられ、パッチ素子を構成する。
以上の構成によれば、第一のパッチアンテナ4及び第二のパッチアンテナ104のそれぞれにおいて、グランド素子からパッチ素子までの前後方向の距離が所定の値となるようにして、パッチ素子をLED7よりも前方に配置することができる。そして、パッチ素子はLED7の前端39よりも前方に設けられているが、パッチ素子は可視光透過性を有しているため、LED7による前方への発光(灯光)の妨げになることを防止することができる。
〔第三の実施形態〕
図13は、複数のアンテナが格納された信号灯器1の光学ユニット2を正面から見た説明図ある。図13は、複数のパッチアンテナの配置を主に説明するものであり、LED7等を簡略化している。
この実施形態は、第一と第二の実施形態と同様に、単一の光学ユニット2に、二つのアンテナが格納されていて、二つのアンテナは、共にパッチアンテナ4,104である。これら二つのパッチアンテナ4,104は、共振周波数が相互で異なるように構成されている。
一方の第一のパッチアンテナ4は、共振周波数が第一の共振周波数(2.4GHz)となるように設定されていて、他方の第二のパッチアンテナ104は、共振周波数が第一の共振周波数よりも低い第二の共振周波数(720MHz)となるように設定されている。
第一のパッチアンテナ4のパッチ素子11と、第二のパッチアンテナ104のパッチ素子111とは、正面視において異なる位置に配置されていて、相互が重ならないように離れて配置されている。
二つのパッチアンテナ4,104それぞれの具体的な構成は、前記第一の実施形態、又は、第二の実施形態と同じとすることができる。
また、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とが、同一平面上に配置されていてもよいが、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とが、前後方向に異なる配置であってもよい。
また、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とは、LED7の前端よりも後方であってもよく、又は、可視光透過性を備えさせることによりLED7の前端よりも前方であってもよい。
〔第四の実施形態〕
図14は、前記第三の実施形態(図13)の変形例を示している。
図14の実施形態では、第一のパッチアンテナ4のパッチ素子11と、第二のパッチアンテナ104のパッチ素子111とは、正面視において一部が相互で重なるように配置されている。
このように重なる配置となるために、外形が大きい第二パッチアンテナ104の第二パッチ素子111は、その一部である縁部(図14では下部)に、前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部として、切り欠き部(切り欠き凹部)111cが形成されている。そして、外形が小さい第一パッチアンテナ4の第一パッチ素子11は、その一部(図14では、ほぼ上半分)が前記切り欠き部111cに正面視重なるようにして配置されている。
〔第五の実施形態〕
図15は、複数のアンテナが格納された信号灯器1の光学ユニット2を正面から見た説明図ある。
この第五の実施形態では、単一の光学ユニット2に、二つのアンテナが格納されていて、二つのアンテナは、共にパッチアンテナ4,104であり、これら二つのパッチアンテナ4,104は、共振周波数が相互で異なるように構成されている。
そして、共振周波数が小さく設定されている第二のパッチアンテナ104、つまり、外形が大きくなる第二のパッチアンテナ104の第二パッチ素子111がメッシュ構造となっている。メッシュ構造とするための具体的な構成は、前記のとおり、導線を編み目状に配置してもよく、又は、可視光透過性のあるガラス等のアンテナ用基板16に金属膜(金属薄膜)によって網目を形成してもよい。
そして、共振周波数が大きく設定されている第一のパッチアンテナ4の第一パッチ素子11は外形が小さく、当該第一パッチ素子11は、第二パッチ素子111のメッシュ間(導線部の間)に配置されている。
なお、二つのパッチアンテナ4,104のうちの少なくとも大きいアンテナをメッシュ構造とすればよく、全てのパッチアンテナ4,104をメッシュ構造としてもよい。
この第五の実施形態では、第一パッチ素子11と、第二パッチ素子111とは、正面視において相互で重なるように配置されている。さらに説明すると、外形が大きい第二パッチ素子111は、その一部(図例では9カ所)に、前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部として、開口孔(編み目)111dが形成されている。そして、外形が小さい第一パッチ素子11は、その全部が前記開口孔(編み目)111dに正面視重なるようにして配置されている。
また、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とが、同一平面上に配置されていてもよいが、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とが、前後方向に異なる配置であってもよい。
また、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とは、LED7の前端よりも後方であってもよく、又は、可視光透過性を備えさせることによりLED7の前端よりも前方であってもよい。
〔第六の実施形態〕
図16は、前記第五の実施形態(図15)の変形例を示している。
メッシュ構造であるパッチ素子に関して、縦格子(縦方向の導線部)及び横格子(横方向の導線部)の数は、変更可能である。そこで、メッシュ構造である第二パッチ素子111において、前記第五の実施形態では、開口孔111dとなる編み目が、第一パッチ素子11よりも大きい場合であったが、この第六の実施形態では、編み目が、第一パッチ素子11よりも小さい。
この場合、図16(a)(b)に示しているように、メッシュ構造である第二パッチ素子111には、前後方向にアンテナ素子部(縦格子、横格子)が存在していない欠損部として、開口孔111dが形成されている。そして、外形が小さい第一パッチ素子11は、その全部が前記開口孔111dに正面視重なるようにして配置されている。すなわち、第二パッチ素子111には、第一パッチ素子11の外形よりも大きい内周形状を有する内枠部111eを有していて、当該内枠部111eの内側が前記開口孔111dとなる。
また、図16(b)では、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とは、前後方向に位置ずれして配置されていて、メッシュ構造である第二パッチ素子111を、他方の第一パッチ素子11よりも前方としているが、第一パッチ素子11と第二パッチ素子111とを、前後方向で同じ位置としてもよく、または、第一パッチ素子11を第二パッチ素子111よりも前としてもよい。
〔第七の実施形態〕
図17は、複数のアンテナが格納された信号灯器1の光学ユニット2の斜視図ある。
この第七の実施形態では、単一の光学ユニット2に、二つのアンテナが格納されていて、この内の一つのアンテナはパッチアンテナ4であり、他のアンテナはダイポールアンテナ204である。そして、これら二つのアンテナ4,204は、共振周波数が相互で異なるように構成されている。
前記パッチアンテナ4は、前記第二の実施形態(図10)の第一のパッチアンテナ4と同じ構成であり、パッチ素子11とグランド素子12とを有している。パッチ素子11が、光学ユニット2のカバー部材9からLED7の前端までの範囲に配置されていて、グランド素子12はLED基板8とLED7の前端までの範囲に配置されている。
前記ダイポールアンテナ204も、カバー部材9からLED7の前端までの範囲に設けられている。パッチ素子11及びダイポールアンテナ204は、LED7の前端39よりも前方に設けられていることから、共に可視光透過性を有している。このため、LED7による前方への発光(灯光)の妨げになることを防止することができる。なお、図17では、前記反射防止部材を省略しているが、反射防止部材が設けられていてもよい。
具体的な構成を説明する。光学ユニット2内には、ガラス等の可視光透過性を有しているアンテナ用基板16が、カバー部材9とLED7の前端との間に設けられている。この実施形態では、アンテナ用基板16は、LED基板8と平行となる配置である。そして、このアンテナ用基板16の一面側に、パッチ素子11が形成されている。さらに、このアンテナ用基板16の一面側には、アンテナ素子25a,25bを有しているダイポール部25、一対の平衡給電線部27a,27b及び一対の平衡給電線部27a,27bを短絡している短絡部28とが形成されている。そして、アンテナ用基板16の他面側には、ストリップ線路26が形成されている。
ダイポール部25、平衡給電線部27a,27b及び短絡部28は、アンテナ用基板16の一面側に薄膜導電体としてパターン形成された線路からなる。また、ストリップ線路26は、アンテナ用基板16の他面側に薄膜導電体としてパターン形成された線路からなる。
ストリップ線路26は、アンテナ用基板16の他面側であって給電線部27bの裏側となる位置で直線的に延びて形成され、ダイポール部25のアンテナ素子25a,25b間の中央部においてU字状に方向を反転し、アンテナ用基板16の他面側であって給電線部27aの裏側となる位置で直線的に延びて形成されている。このストリップ線路26、平衡給電線部27a,27b及び短絡部28によって、バルン(平衡不平衡変換部)が構成されている。このダイポールアンテナ204は、ダイポールアンテナ204及びバルンが一つのアンテナ用基板16に形成されたバルン一体型のアンテナである。
ダイポールアンテナ204に可視光透過性を備えさせるために、一面側及び他面側の前記薄膜導電体は、可視光透過性を有する透明導電体であり、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)等からなる。そして、パッチ素子11についても、前記実施形態と同様に、可視光透過性を有する透明導電体からなる。
透明導電体としては、前記のとおり、金属薄膜や酸化物半導体薄膜等がある。この透明導電体は、アンテナ用基板16にスパッタリングや真空蒸着等を行なうことにより得られる。
又は、パッチ素子11、及び、一面側及び他面側の前記薄膜導電体は、可視光透過用の微細な開口を有するように、微細なメッシュとしてもよい。
パッチアンテナ4への給電のための構成は、第一の実施形態(図4参照)と同様である。ダイポールアンテナ204は平衡型であり、平衡二線で給電される。
また、ダイポールアンテナ204の変形例としては、図示しないが、バルンがアンテナ用基板16とは別の部分に設けられていてもよく、バルン別体型であってもよい。
なお、図17では、一枚のアンテナ用基板16に、パッチ素子11及びダイポールアンテナ204を形成した場合を説明したが、基板を分けてもよい。
また、パッチ素子11とダイポールアンテナ204とが、同一平面上に配置されていてもよいが、パッチ素子11とダイポールアンテナ204とが、前後方向に異なる配置であってもよい。
また、第一パッチ素子11(ダイポールアンテナ204)は、LED7の前端よりも後方であってもよく、又は、可視光透過性を備えさせることによりLED7の前端よりも前方であってもよい。
〔第八の実施形態〕
図18は、複数のアンテナが格納された信号灯器1の光学ユニット2の断面図ある。この実施形態は、第七の実施形態の変形例であり、反射防止部材10が設けられている点、パッチアンテナ4のパッチ素子11がLED7の前端よりも後方に設けられている点、及び、ダイポールアンテナ204の形態に関する点が異なるが、その他は同様である。
パッチ素子11の前後方向についての配置は、第一の実施形態の図8と同様である。
図18の実施形態では、グランド素子12がLED基板8に平行となる配置として設けられていて、このグランド素子12にアンテナ用基板16が直立した状態で取り付けられている。
そして、このアンテナ用基板16に、アンテナ素子25a,25b、平衡給電線部27a,27b、及びストリップ線路26が形成されている。すなわち、アンテナ素子25a,25b、平衡給電線部27a,27b、及びストリップ線路26が、アンテナ用基板16の板面と同様に、前後方向に沿うように(前後方向に沿った面(仮想面)と平行に)配置された構成となる。
そして、このダイポールアンテナ204は、複数のLED7間に対応して配置されている。これにより、LED7とダイポール部25とが前方(正面)から見て重複しない状態が得られ、LED7の光がアンテナ素子25a,25bによって遮られるのを防止することができる。
さらに、ダイポール部25は、LED7の前端39よりも前方に位置しているため、LED7が障害となることなく所望のアンテナ性能を発揮させることができる。
この実施形態では、ダイポールアンテナ204の近傍にあるLED7それぞれから斜め前方へ投光される光が、当該ダイポールアンテナ204によって、妨げられるおそれがあるので、ダイポールアンテナ204は、光透過性を有しているのが好ましいが、真正面に投光される光は妨げられないので、光透過性を有していなくてもよい。ダイポール部25、平衡給電線部27a,27b、及びストリップ線路26の材質としては、導電性があり、導電率の高い材料が好ましく、例えば、銅、真鍮などの銅合金、アルミ等による金属箔が好ましく、鉄、ニッケル又はその他の金属箔とすることもできる。
以上の前記各実施形態によれば、複数のアンテナが光学ユニット2に格納されている。これにより、複数のアンテナを目立たなくして信号灯器1に設置することができ、道路の美観を損なうことがない。なお、図1の信号灯器1は三つの光学ユニット2を有していて、それぞれの光学ユニット2に複数のアンテナ4が格納されている。
また、アンテナが信号灯器1の光学ユニット2内に組み込まれていることから、アンテナ設置用の専用の支柱を不要とすることができる。さらに、アンテナが露出した状態(突出した状態)にないため、信号灯器1を取り付けるための支柱40及びアーム41(図1)の設計において、アンテナ4が受ける風荷重を追加的に考慮する必要がない。また、アンテナ4に対する防錆、防塵についても追加的に考慮する必要がない。
さらに、交通用の信号灯器1は、車両のドライバによる視認性を考慮して道路に設置されているため、各実施形態のアンテナを格納させた信号灯器1を道路の所定位置に設置すれば、当該アンテナと車両の車載通信装置との間で無線通信を行なう上で、見通しが良好な状態を自然と得ることができる。これにより、信号灯器1の光学ユニット2に組み込んだアンテナ4を、路車通信を行なう高度道路交通システム(ITS)に活用することができ、良好な通信状態が得られる。
また、光学ユニット2に格納する複数のアンテナの共振周波数は、相互で同じとしてもよいが、異ならせることにより、異なる複数の周波数帯をカバーすることができる。例えば、光学ユニット2内の一つのアンテナを、道路を走行している車両に搭載した車載通信装置と無線通信を行なうためのもの(路車間通信用)とし、他のアンテナを、当該光学ユニット2の前方に設置された他の信号灯器の光学ユニットに格納させたアンテナを含む路側通信装置と無線通信を行なうためのもの(路路間通信用)とすることができる。
また、本発明の信号灯器1は、赤、黄、青の灯光色を有する光学ユニット2以外に、車両等の進行可能を意味する矢印を点灯させる光学ユニットを更に備えた矢印式信号灯器であってもよい。この矢印式信号灯器の光学ユニットも、赤、黄、青の光学ユニット2と同様に、内部に発光体(LED)及びカバー部材等を有していて、この光学ユニットに複数のアンテナが格納されていてもよい。
また、本発明に関して、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、前記実施形態では、複数のアンテナに関して、共振周波数が相互で異なる場合を説明したが、光学ユニット2に格納する複数のアンテナは、共振周波数が同一であってもよい。
この場合、複数のアンテナは、高周波数帯のアンテナであるのが望ましい。これは、アンテナを高周波数帯とすることで、図19に示しているように、アンテナ4,104の大きさを小さくできることから、複数のアンテナ4,104を光学ユニット2に、アンテナ相互の距離をできるだけ離隔して配置することが可能となるためである。そして、このように、複数のアンテナ4,104同士を離して配置することで、当該複数のアンテナ4,104によってダイバシティ制御を実施することが可能となる。
また、例えば、本発明の信号灯器1は、車両用以外にも、歩行者用の信号灯器であってもよい。この歩行者用信号灯器も、車両用と同様に、LEDを有する光学ユニットを有していて、この光学ユニットに複数のアンテナが格納されている。この場合、複数のアンテナのうちの少なくとも一つのアンテナを用いた無線通信の相手は、車両に搭載された車載機以外に、歩行者が携帯している携帯通信端末であってもよい。
また、信号灯器が有する発光体はLED以外に電球であってもよい。
本発明の交通信号灯器の実施の一形態を示す正面図である。 一つの光学ユニットの斜視図である。 光学ユニットの正面図である。 光学ユニットの断面図である。 光学ユニットの内部の拡大断面図である。 アンテナの配置の変形例を示している断面図である。 アンテナの配置のさらに別の変形例を示している断面図である。 反射防止部材を備えている場合の光学ユニットの断面図である。 反射防止部材を備えている場合の光学ユニットの断面図である。 第二の実施形態の光学ユニットの斜視図である。 光学ユニットの正面図である。 光学ユニットの断面図である。 第三の実施形態の光学ユニットの正面図である。 第四の実施形態の光学ユニットの正面図である。 第五の実施形態の光学ユニットの正面図である。 第六の実施形態の光学ユニットの正面図である。 第七の実施形態の光学ユニットの斜視図である。 第八の実施形態の光学ユニットの断面図である。 光学ユニットの正面図である。
符号の説明
1 交通信号灯器(灯器)
2 光学ユニット
4 アンテナ
104 アンテナ
7 発光ダイオード(LED)
9 カバー部材
111a 開口孔(欠損部)
111c 切り欠き部(欠損部)
111d 開口孔(欠損部)

Claims (5)

  1. 発光体、及び、可視光透過性を有し前記発光体を前方で覆うカバー部材を有する光学ユニットと、
    前記光学ユニットに共に格納された第一パッチアンテナ及び第二パッチアンテナと、を備え
    前記第一パッチアンテナは第一パッチ素子を有し、前記第二パッチアンテナは前記第一パッチ素子よりも外形が大きい第二パッチ素子を有し、
    外形が大きい前記第二パッチ素子の一部に前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部が形成されており、
    外形が小さい前記第一パッチ素子が、前記欠損部に正面視重なるようにして配置され、
    外形が小さい前記第一パッチ素子の周囲を囲むようにして壁部材が設けられていることを特徴とする交通信号灯器。
  2. 発光体、及び、可視光透過性を有し前記発光体を前方で覆うカバー部材を有する光学ユニットと、
    前記光学ユニットに共に格納された第一パッチアンテナ及び第二パッチアンテナと、を備え、
    前記第一パッチアンテナは第一パッチ素子を有し、前記第二パッチアンテナは前記第一パッチ素子よりも外形が大きい第二パッチ素子を有し、
    外形が小さい前記第一パッチ素子は、外形が大きい前記第二パッチ素子よりも前方に配置されていることを特徴とする交通信号灯器。
  3. 前記第一パッチアンテナ及び前記第二パッチアンテナは、共振周波数が相互で異なるように構成されている請求項1又は2に記載の交通信号灯器。
  4. 外形が大きい前記第二パッチ素子の一部に前後方向にアンテナ素子部が存在していない欠損部が形成され、外形が小さい前記第一パッチ素子は、少なくともその一部が前記欠損部に正面視重なるようにして配置されている請求項2に記載の交通信号灯器。
  5. 前記第一パッチ素子の周囲を囲むようにして設けられている壁部材を更に備えている請求項2又は4に記載の交通信号灯器。
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