JP5228756B2 - 車両用シートのスパイラルスプリングの取付構造 - Google Patents
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Description
第1の発明は、車両用シートに備えられ、相対的に回動変位可能に配設された2部材間に、該2部材に対し相対回動方向のバネ力を付勢するように配設される帯板状のスパイラルスプリングの前記2部材への取付構造であって、前記スパイラルスプリングの内側端部は前記2部材の一方の部材の掛止部位に取付けられ、前記スパイラルスプリングの外側端部は前記2部材の他方の部材の掛止部位に取付けられ、前記スパイラルスプリングの外側端部には径方向外方へ折り曲げ形成された係止巻き部が設けられており、前記他方の部材の掛止部位には前記係止巻き部を前記スパイラルスプリングのバネ作用方向から受け入れて帯幅方向の位置決めを行う係止凹部が帯板状のスパイラルスプリングの帯幅方向に沿って形成されており、前記スパイラルスプリングの外側端部は、前記係止巻き部を前記他方の部材の掛止部位に沿って帯幅方向に移動させて前記係止凹部へ案内するガイド構造により前記他の部材の掛止部位に取付けられ、該ガイド構造は、前記スパイラルスプリングの外側端部に形成された係止巻き部と、前記他方の部材の掛止部位における前記係止巻き部が前記係止凹部の位置まで摺動する摺動経路との少なくとも一方が、前記係止巻き部の前記係止凹部への帯幅方向の移動の際に前記スパイラルスプリングが巻き上げ方向となる傾斜形状に形成されていることを特徴とする。
上記第2の発明によれば、他方の部材の掛止部位の先端部の強度を確保しやすい。
上記第3の発明によれば、比較的大きな初期トルクを要するリクライニング機構においてもスパイラルスプリングの取付け易さを向上させることが可能である。
先ず、スパイラルスプリング20の内側端部22の係止部22aをクッションフレーム12に備えられた第1のブラケット24の切欠部26に係合させる。次いで、図2に二点鎖線で示すように、スパイラルスプリング20を帯幅方向Wに撓ませるとともに、適宜バネ力に抗して巻き上げ方向へ変位させて外側端部30の係止巻き部30aをバックフレーム14に備えられた第2のブラケット32の掛止部位34の先端部34aに係合させる。次いで、係止巻き部30aを掛止部位34に沿わせて移動させるべく帯幅方向Wの操作力Xを加える。図3に模式的に示されるように、係止巻き部30aは掛止部位34の先端部34aに係り合った状態(P1)で前記操作力Xを受けると湾曲面38に沿って摺動して帯幅方向Wへ移動しながらバネ力に抗して巻き上げ方向Bへも変位する(P2)。そして、係止凹部36の位置まで移動されると、スパイラルスプリング20自体のバネ力により自ずと係止凹部36に嵌り込む(P3)。それにより、係止巻き部30aは係止凹部36に係止される。係止巻き部30aは係止凹部36に嵌ることにより帯幅方向Wの位置が決定され、横滑りして掛止部位34から脱落するのが防止される。以上の手順を経てスパイラルスプリング20を取付けることができる。
なお、第2のブラケット32の掛止部位34において係止巻き部30aが係止凹部36の位置まで摺動移動する摺動経路は湾曲面38であり、該湾曲面38が本発明のガイド構造に相当する。
外側端部30の係止巻き部30aを掛止部位34に沿わせて帯幅方向Wに移動させる一方向の操作力Xが加えられることにより、係止巻き部30aは湾曲面38を摺動して帯幅方向Wへ移動させられながら、同時にバネ力に抗して巻き上げ方向Bへも変位させられて係止凹部36の位置へ案内され、スパイラルスプリング20自体のバネ力により係止凹部36に嵌り込む。したがって、クッションフレーム12に対するバックフレーム14の相対回動角度が比較的大きいリクライニング機構16においても初期トルクを付与してスパイラルスプリング20を取付けるのが容易である。また、外側端部30の係止巻き部30aを掛止部位34に沿わせれば一方向の操作力Xを加えるだけで取付可能であるため、例えば、係止巻き部30aを指で押す簡単な操作によって取付可能とすることもできる。
また、掛止部位34は、ガイド構造を設けるために先細り形状とされているが、湾曲面38により先細り形状とされているため先端の強度を確保しやすい。
例えば、掛止部位34の湾曲面38は、直線的な傾斜形状、あるいは多段階に屈曲する傾斜形状としてもよい。
また、図4に示されるように、第2のブラケット50は、掛止部位52がバックフレーム14の側方に突出するピン状であってもよい。この第2のブラケット50の掛止部位52は、バックフレーム14に固定された基端側は相対的に大径の円柱状の大径円柱部54を備え、大径円柱部54に比して小径の円柱状の小径円柱部56を挟んで先端側には小径円柱部56に比して大径の略円錐形の円錐部58が同軸で一体的に設けられて先細り形状とされている。この第2のブラケット50では、軸方向中間の相対的に小径の小径円柱部56が係止凹部に相当し、先端側の円錐部58がガイド構造に相当する。図4に二点鎖線で示されるように、係止巻き部30aを円錐部58の先端部54aに係合させ、係止巻き部30aを掛止部位52に沿わせて移動させるべく帯幅方向Wの操作力Xを加えると、係止巻き部30aは円錐部58の周面に沿って摺動して帯幅方向Wへ移動しながらバネ力に抗して巻き上げ方向Bへも変位する。係止巻き部30aが係合凹部56の位置まで達するとバネ力で係合凹部56に嵌り込み、該係合凹部56と係合する。
14 バックフレーム
16 リクライニング機構
18 スパイラルスプリングの取付構造
20 スパイラルスプリング
22 内側端部
22a 係止部
24 第1のブラケット
25 掛止部位
26 切欠部
30 外側端部
30a 係止巻き部
32 第2のブラケット
34 掛止部位
34a 先端部
36 係止凹部
38 湾曲面(ガイド構造)
50 第2のブラケット
52 掛止部位
54a 先端部
54 大径円柱部
56 係合凹部(小径円柱部)
58 円錐部(ガイド構造)
A バネ作用方向
B 巻き上げ方向
W 帯幅方向
X 操作力
Claims (2)
- 車両用シートに備えられ、相対的に回動変位可能に配設された2部材間に、該2部材に対し相対回動方向のバネ力を付勢するように配設される帯板状のスパイラルスプリングの前記2部材への取付構造であって、
前記スパイラルスプリングの内側端部は前記2部材の一方の部材の掛止部位に取付けられ、
前記スパイラルスプリングの外側端部は前記2部材の他方の部材の掛止部位に取付けられ、前記スパイラルスプリングの外側端部には径方向外方へ折り曲げ形成された係止巻き部が設けられており、前記他方の部材の掛止部位には前記係止巻き部を前記スパイラルスプリングのバネ作用方向から受け入れて帯幅方向の位置決めを行う係止凹部が帯板状のスパイラルスプリングの帯幅方向に沿って形成されており、前記スパイラルスプリングの外側端部は、前記係止巻き部を前記他方の部材の掛止部位に沿って帯幅方向に移動させて前記係止凹部へ案内するガイド構造により前記他方の部材の掛止部位に取付けられ、
該ガイド構造は、前記他方の部材の掛止部位における前記係止巻き部が前記係止凹部の位置まで摺動する摺動経路が、前記係止巻き部の前記係止凹部への帯幅方向の移動の際に前記スパイラルスプリングが巻き上げ方向となる傾斜形状に形成されており、該傾斜形状は操作力に対して反対方向に突出する湾曲形状として形成されていることを特徴とする車両用シートのスパイラルスプリングの取付構造。 - 請求項1に記載の車両用シートのスパイラルスプリングの取付構造であって、
前記2部材はシートクッションとシートバックとであり、前記スパイラルスプリングのバネ力は前記シートバックのリクライニング機構を構成することを特徴とする車両用シートのスパイラルスプリングの取付構造。
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