JP5228425B2 - 車載電子機器システム - Google Patents

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Description

本発明は、車載電子機器と、当該機器とハーネスを介して接続される記録媒体接続用端末とを備えてなる車載電子機器システムに関する。
現在、例えばフラッシュメモリなどの半導体メモリは飛躍的に大容量化している。従来、車両に搭載されるナビゲーション装置のような電子機器には、CD,MD,DVD等のメディアが用いられてきたが、ナビゲーション装置或いはカーオーディオ装置などにも、大容量の半導体メモリを利用したポータブル(オーディオ,ビデオ)プレーヤや、メモリカードが利用されるようになっている。そして、メモリが大容量化することに伴ってデータ伝送速度も高速化しており、例えば音楽データや動画データなどでは数100kbps〜数Mbps程度、それ以外のデータでは数10Mbps程度の速度が要求される。
また、車両の乗員がポータブルプレーヤやメモリカードなどを車載電子機器にセットする場合には、携帯性や操作性を考慮すると、乗員の座席位置から容易に手が届く範囲にセットするのが好ましい。しかしながら、車載電子機器の本体は、必ずしも乗員に近い位置に配置できるとは限らない。
現状では、メモリカード等のカードスロットを備えている車載機器の多くはナビゲーション装置やオーディオ装置であり、これらについては、カードスロットは、比較的乗員から容易に手が届く範囲に配置されている。すなわち、車載機器の基板上にコネクタやカードスロットを実装しても、車室内に開口部を臨ませて、乗員がポータブルプレーヤやメモリカードを容易にセット可能な配置にすることは困難ではない。
ところが、特に車室内の意匠的な要請から、例えば表示部のみを視認し易いレイアウトにして、車載機器本体は車両内で空きがあるスペースに配置される場合には、機器本体からコネクタやスロットまでハーネス(ケーブル)を引き回さなければならない。例えば図14に示すように、比較的普及率が高いSDカード101(登録商標)では、機器本体102に内蔵されるカードインターフェイス103からカードソケット104までの間に、VDD電源105,グランド106,コマンド107,データ108やその他図示しない制御信号線等計9本のラインを、所定の長さ(length)で引き回すことになる。このような場合、機器本体をシールドして不要輻射対策を行っても、ハーネス自体がアンテナとなり不要輻射の原因となる場合がある。また、同時に外部からの不要輻射の影響を受けやすくなり、車載機器側が誤動作するおそれもある。
民生品において、LAN,USB,IEEE1394などのようにデータ転送を高速で行う規格については、ハーネスにシールド被覆が施されていたり、フェライトコアを用いるなどの対策が講じられているため、ハーネスが比較的長い場合でも不要輻射が問題にはなり難い。また、ハーネスにシールド109を施したとしても、カードソケット104にカード101が挿入されていない場合には、図15に示すように、カードソケット104内の接続端子が開放端になることで疑似的なアンテナ110となり、このアンテナ110が不要輻射を発生させるおそれがある。
その他、これらに関連する技術としては、特許文献1のように導電性シールドボックスを用いたり、特許文献2のようにハーネスの引き出しループを小さくする技術などもあるが、このような対策を車載システムに適用するとコストが格段に上昇してしまう。
特開2003−309389号公報 特開2004−23598号公報
また、例えばポータブルプレーヤやメモリカードなどを利用するときだけ、機器本体側のコネクタやスロットにハーネス等を接続する方式も考えられるが、前述したように、乗員の手が容易に届く範囲内に接続ポイントが配置されていなければ、煩雑で実用性が低下することは明らかである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車載電子機器と記録媒体接続用端末との間を接続するハーネスの配線長が長くならざるを得ない場合でも、不要輻射の影響を極力低減できると共に、外部からの不要輻射の影響も受けにくくなる車載電子機器システムを提供することにある。
請求項1記載の車載電子機器システムによれば、車載電子機器側に、記録媒体接続用端末との間を接続するハーネスとの配線接続の少なくとも一部を電気的に断続するスイッチ手段を配置し、そのスイッチ手段による断続を制御手段が制御する。したがって、記録媒体との間でデータの転送を行う必要がある場合にだけスイッチ手段を閉じるようにすれば、ハーネスを介して発生する不要輻射が、他の車載装置に影響を与えるような状況を極力回避できる。また、外部からの不要輻射の影響も受けにくくすることができる。
そして、スイッチ手段を、少なくともハーネスの電源ライン及びGNDラインに挿入する。すなわち、記録媒体との間でデータの転送を行う場合は、車載電子機器側から記録媒体接続用端末に電源を供給するので、その他のラインが常時接続されている状態となっても影響は比較的小さい。したがって、配置するスイッチ手段の数を最小限にしても、未使用時における不要輻射の抑制効果を十分に得ることができる。加えて、制御手段は、記録媒体接続用端末に記録媒体が接続されたことを検知すると、スイッチ手段を閉じる。
請求項記載の車載電子機器システムによれば、制御手段は、スイッチ手段を閉じる場合は、その他の車載装置の電源が車両の乗員によりOFFされたことを確認してから閉じるように制御する。すなわち、記録媒体との間でデータ転送を行う間は、不要輻射の発生を完全に抑圧することは困難であるから、予め他の車載装置の電源がOFFされたことを確認し、それらに影響が及ぶ可能性を排除してからスイッチ手段を閉じてデータ転送を実行すれば、他の装置の誤動作を防止できる。
請求項記載の車載電子機器システムによれば、制御手段は、記録媒体接続用端末を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受ける可能性がある車載装置の情報を車両の乗員に提示して、前記装置の電源が車両の乗員により選択的にOFFされたことを確認してからスイッチ手段を閉じるように制御する。したがって、車両の乗員の必要に応じて、以降の処理を選択的に実行できる。
請求項記載の車載電子機器システムによれば、制御手段は、その他の車載装置の電源をOFFしてからスイッチ手段を閉じるので、請求項と同様に、他の車載装置に対して不要輻射の影響が及ぶ可能性を排除してからデータ転送を実行することで、他の装置の誤動作を防止できる。
そして、制御手段は、記録媒体接続用端末を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受ける可能性がある車載装置の情報を車両の乗員に提示し、車載装置の電源を選択的にOFFしてからスイッチ手段を閉じる。したがって、車両の乗員に、特定の車載装置が使用できなくなることを報知してから当該装置の電源をOFFにして、データ転送を実行できる。
請求項記載の車載電子機器システムによれば、制御手段は、記録媒体接続用端末を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受けても実用上問題がない車載装置がある場合は、前記装置について影響がある旨のメッセージを報知し、車両の乗員により了承を示す操作入力があった場合にスイッチ手段を閉じるように制御する。すなわち、車載装置の種類によっては、不要輻射の影響を受けたとしても車両の乗員が「問題なし」と判断する余地が存在するものもある。したがって、この場合も車両の乗員の必要に応じて以降の処理を選択的に実行できる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図9を参照して説明する。図1は、車載ナビゲーション装置(車載電子機器)1の全体構成を示したブロック図である。ナビゲーション装置1は、マイコンを主体として構成された制御装置(制御手段)2、車両の現在位置を検出するための位置検出器3、地図データ入力器4、操作スイッチ群5、外部メモリカードスロット(記録媒体接続用端末)6、カラー液晶ディスプレイ等からなる表示装置(報知手段)7、スピーカ(報知手段)9が接続された音声コントローラ(報知手段)8、マイクロホン11から入力された音声を認識する音声認識装置10、リモコン13との間でコマンド等の送受信を行うリモコンセンサ12、車両外部のVICS(Vehicle Information & Communication System:VICSは登録商標)センタ19との間で無線通信によりデータの送受信を行うVICS受信機14から構成されている。
位置検出器3は本発明の現在地検出手段に該当し、車両方位を検出するGセンサ15、車両の回転角速度を検出するジャイロスコープ16、車両の走行距離を検出する距離センサ17、人工衛星からの送信電波に基づいて車両(自車)の現在位置を検出(測位)するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機18を有している。各センサ15〜18は、それぞれ性質の異なる誤差を有している。このため、制御装置2は、各センサ15〜18の検出値を補間しながら用いることにより、車両の現在位置、進行方向、速度、走行距離、現在時刻等を高精度で検出するようになっている。なお、精度によっては、位置検出器3を上述したセンサ15〜18の一部のみで構成してもよい。また、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器4は、複数のメッシュにより2次元平面上を区分けされ、いくつものノードおよびノード同士をつなぐリンクにより形成された道路地図データ、誘導経路を形成する場合に使用できる地図データ中のメッシュと、その順序に関するメッシュデータのテーブル、目印データ、マップマッチング用データ、目的地データ(施設データベース)、交通情報を道路データに変換するためのテーブルデータなどの各種データを記録した地図データ記録メディアからデータを読み出すためのドライブ装置により構成されている。地図データ記録メディアには、DVD等の大容量記憶媒体を用いるのが一般的であるが、メモリカード、ハードディスク装置等の媒体を用いてもよい。
外部操作手段である操作スイッチ群5は本発明の目的地入力手段に該当し、表示装置7の画面の近傍に設けられたメカニカルスイッチや、表示装置7の画面上に設けられるタッチパネルを含んで構成されている。ユーザは、この操作スイッチ群5を用いて、車両の目的地、目的地の検索に必要な情報(目的地検索条件)、通過点などの入力、表示装置7の画面や表示態様の切り替え(地図縮尺変更、メニュー表示選択、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、音量調整等)を行う各種のコマンドの入力を行い、ナビゲーション装置1を作動させることができる。一方、リモコン13には複数の操作スイッチが設けられており、スイッチ操作によりリモコン13からリモコンセンサ12を介して各種の指令信号が制御装置2に送信される。なお、操作スイッチ群5とリモコン13は、何れの操作によっても制御装置2に同様の機能を実行させることができる。
外部メモリカードスロット(以下、単にカードスロットと称す)6は、フラッシュメモリカード等が挿入接続され、制御装置2を含むナビゲーション装置1の本体とは、ハーネス20を介して、車両の乗員の手が届く位置に配置されている。外部メモリには、例えば地図の更新データやナビゲーション装置1のアプリケーション更新プログラム,ナビゲーション装置1により再生される音楽データや画像データ、その他のデータ等が記憶される。
表示装置7の画面には、車両の位置周辺の地図が各種縮尺で表示されるとともに、その表示に重ね合わせて、車両の現在位置と進行方向とを示す現在地マーク(ポインタ)が表示される。また、目的地までの経路案内の実行時には経路案内用の画面が表示される。さらに、ユーザが目的地の検索に必要な情報等を入力したり、目的地の検索や設定を行うための入力用の画面や、各種のメッセージ等も表示される。
音声認識装置10は、マイクロホン11を介して入力した音声と内部に記憶する認識用の辞書データとを照合し、入力された音声を認識する。音声コントローラ8は、音声認識装置10を制御して音声認識結果を制御装置2に出力するとともに、認識された音声はスピーカ9を介してトークバック出力する。また、制御装置2からの音声出力指令に基づいて音声出力信号をスピーカ9に出力する。スピーカ9は、表示装置7とともに経路案内手段に該当し、これから出力される音声は、案内に関する音声、操作説明に関する音声、盗難防止機能の動作中であることを報知する音声、音声認識結果に応じたトークバック音声などである。
VICS受信機14は、VICSセンサユニットやFM多重放送受信機(何れも図示せず)などを備えたもので、例えばVICSセンサユニットがVICSセンタから受信した光/電波ビーコンなどによる道路交通情報やFM多重放送受信機が受信したFM多重放送からの道路交通情報を制御装置2に与える構成となっている。
制御装置2を構成するマイコンはCPU、メモリ(RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等)、I/Oなどを備えており、経路探索手段および経路案内手段にも該当している。制御装置2は、走行経路に沿って移動可能なように、表示装置7の画面に現在地周辺の道路地図を表示するとともに、車両の現在位置と進行方向を示す現在地マークを道路地図に重ね合わせて表示する機能である。この場合、車両の走行に伴って現在地の表示は地図上を移動し、地図は車両の位置に応じてスクロール表示される。このとき、車両の現在地を道路上にのせるマップマッチングが行われる。
図2は、一端がカードスロット6に接続されているハーネス20の他端側、すなわちナビゲーション装置1の装置本体(筐体)1a内部側における接続構成を示す。尚、ハーネス20内部の信号線等は、図14で示したSDカード101に対応するものを流用する。装置本体1a内には、メモリカードと通信を行うためのカードインターフェイス(I/F)21があり、このカードインターフェイス21並びに本体1a内の電源VDD,GNDとハーネス20との間には、制御スイッチ(スイッチ手段)22(1〜4)が挿入されている。
制御スイッチ22(1〜4)は、例えば4個のリレースイッチなどで構成されており、それらの開閉は制御装置2により個別に制御される。制御スイッチ22(1)は電源VDDと電源ライン105との間,制御スイッチ22(2)並びに22(3)はカードインターフェイス21とコマンドライン107並びに破線で示すデータライン108との間,制御スイッチ22(4)はGNDとGNDライン106及びシールド109との間を開閉する。
次に、本実施例の作用について図3乃至図8も参照して説明する。図3は、メモリカード操作に関する処理内容を本発明の要旨に係る部分について示すフローチャートであり、図4乃至図8は、図3の処理に付随して表示装置7に表示されるGUI(グラフィック・ユーザ・インターフェイス)画面の例である。尚、初期状態で制御スイッチ22はOFFになっているものとする。
車両の乗員であるユーザが、操作スイッチ群5若しくはリモコン13を操作することでメニュー画面より「メモリカード操作」を選択すると、図4に示す操作メニューが表示される(ステップS1)。操作メニューの内容は、「地図書き換え」,「アプリ書き変え」,「データ転送」,「MUSIC(再生)」,「MOVIE,VIDEO(再生)」などである。
そして、操作メニューより上記の何れかが選択されると(ステップS2:YES)、図5,図6に示す操作ガイドが表示される(ステップS3)。図5では、メモリカードからのデータ転送を行うと、その際に発生するノイズの影響を他の装置が受けることを未然に回避するため、他の装置の電源をOFFにすることを了承させるためユーザに報知すると共に、メモリカードをカードスロット6に挿入した後に、表示装置7に表示されている「挿入完了ボタン」にタッチ操作することを促すメッセージを表示させる。尚、音声により同様のメッセージを出力しても良い。ユーザが「挿入完了ボタン」にタッチ操作すると、図6の画面においてキースイッチを「ACCオフ」に操作することをユーザに促す。
ユーザによるメモリカードの挿入と「ACCオフ」操作を確認すると(ステップS4:YES)、データ転送を行うために必要な装置部分、すなわち、制御装置2及びカードインターフェイス21には通電を継続した状態で(ステップS5:これらの電源ON/OFFは、制御装置2自身で制御可能となるよう構成されている)、制御装置2は、制御スイッチ22をONにする(ステップS6)。そして、対応するメモリカード操作を実行し(ステップS7)、その実行中には(ステップS8:NO)、図7に示す操作中であることを示すメッセージを表示させる(「地図データ更新中」の例)。
メモリカード操作が終了すると(ステップS8:YES)、制御装置2は、制御スイッチ22をOFFにして(ステップS9)、図8に示す操作が終了したことを示すメッセージを表示させる。それから、カードインターフェイス21及び自身に対する通電を、ユーザにOFFさせるメッセージを表示させ、ユーザが「操作終了」を選択するとそれらの電源を落として(ステップS10)メモリカード操作を終了する。
図9は、ステップS6で制御スイッチ22をONする場合と、ステップS9でOFFする場合の詳細を示すタイミングチャートである。ユーザによるメモリカードの挿入が確認されると、制御装置2は、先ず制御スイッチ22(4)をONにしてGNDライン106を接続してGNDレベルを安定させる(図9(d)参照)。それから、例えばPCカードにおけるCD1,CD2のように、カードが接続されるとGNDに落ちるように設定されている端子のレベルを検出すると(図9(a)参照)、十分な遅延時間を確保してから制御スイッチ22(1)をONにして、電源VDDをカード側に投入する(図9(b)参照)。
次に、カードに対するリセット信号線に対応する制御スイッチ(図示せず)22をONにすると、リセットON(アサート)→OFF(ネゲート)処理を行う(図9(c)では省略)。そして、リセットOFF後のセットアップ時間内に、制御スイッチ22(2),22(3)をONにして、ハイインピーダンス(Hi−Z)状態からネゲート→アサートに制御する(図9(d)参照)。
一方、ステップS9のOFF時(切断時)には、制御装置2は、カード側のステータスレジスタを読み出してコマンド待ち状態であることを確認すると、カード側をリセットする(図9(c)参照)。そして、リセットのセットアップ時間が経過した後、制御スイッチ22(2),22(3)をOFFにしてから、制御スイッチ22(1),22(4)の順でOFFにする。
以上のように本実施例によれば、ナビゲーション装置1側に、カードスロット6との間を接続するハーネス20との配線接続を電気的に断続する制御スイッチ22を配置し、その制御スイッチ22による断続を制御装置2が制御するようにした。したがって、メモリカードとの間でデータの転送を行う必要がある場合にだけ制御スイッチ22を閉じるようにすれば、ハーネス20を介して発生する不要輻射が、他の車載装置に影響を与えるような状況を極力回避できる。また、ナビゲーション装置1側が、ハーネス20を介して外部からの不要輻射の影響を受けることも防止できる。
そして、制御装置2は、その他の車載装置の電源がOFFされたことを確認してから制御スイッチ22を閉じるように制御する。すなわち、メモリカードとの間でデータの転送を行う間は不要輻射の発生を完全に抑圧することは困難であるから、予め他の車載装置の電源がOFFされて、それらに影響が及ぶ可能性を排除してから制御スイッチ22を閉じてデータ転送を実行すれば、他の装置の誤動作を防止できる。
(第2実施例)
図10及び図11は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例は、制御装置2がメモリカードからのデータ転送を行う際に発生するノイズの影響を受けることが避けられない電子機器(被影響装置)が存在する場合は、その電子機器の電源をOFFにすることを事前にユーザに促した上で、データ転送を実行するケースを示す(電源OFFする対象を第1実施例よりも限定している)。被影響装置としては、例えばカーエアコンのような空調類,照明類,エンジン(イグニッション),ワイパー,ミラー,ウインドウ等が想定される。
図10に示すように、制御装置2は、ステップS1と同様に操作メニューを表示すると(ステップS11)、上記のような電子機器が車両に搭載されているか否かを判断し(ステップS12)、搭載されている場合は(有)、図11に示すようなメッセージを「操作ガイド1」として表示装置7に表示させる(ステップS13)。例えば、「安定した操作を行うため、××の電源を落とす必要があります。」,「操作完了画面に切り替わるまで、カードは抜かず、××の電源は入れないで下さい。」,「操作を継続する場合には、××の電源を落とし、操作継続ボタンをタッチください」といった内容を表示する。
上記に対応して、ユーザが被影響装置の電源をOFFにして「操作継続」ボタンにタッチすると(ステップS14:YES)、「操作ガイド2」として、例えば「これよりデータ転送を実行します。操作完了画面に切り替わるまで、カードは抜かず、××の電源は入れないで下さい。」等を表示する(ステップS15)。尚、ステップS12において被影響装置が存在しない場合は(無)ステップS15に移行するが、その際、上記メッセージのうち電源のON/OFF操作に係る部分は不要である。それから、第1実施例のステップS6〜S9と同様の処理を実行した後(ステップS16〜S19)、「操作ガイド3」として、第1実施例の図8と同様のメッセージと共に「××の電源を入れることができます。」等を表示する(ステップS20)。
以上のように第2実施例によれば、制御装置2は、カードスロット6を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受ける可能性がある車載装置の情報を車両の乗員に提示して、前記装置の電源が選択的にOFFされたことを確認してから、制御スイッチ22を閉じるので、車両の乗員の必要に応じて、以降の処理を選択的に実行できる。
(第3実施例)
図12及び図13は本発明の第3実施例を示すものである。第3実施例は、第2実施例と同様に、メモリカードからのデータ転送を行う際に発生するノイズの影響を受けることが避けられない電子機器(被影響装置)が存在する場合でも、その影響が比較的小さいもの、若しくはたとえ誤動作が発生しても支障がないものである場合には、そのことを事前にユーザに通知した上で、データ転送を実行するケースを示す。上記のような被影響装置としては、オーディオやビデオの再生装置等、所謂エンターメント系の装置などが想定される。
図12に示すように、制御装置2は、ステップS1と同様に操作メニューを表示すると(ステップS21)、上記のような電子機器が車両に搭載されているか否かを判断し(ステップS22)、搭載されている場合は(有)、図13に示すようなメッセージを「操作ガイド1」として表示装置7に表示させる(ステップS23)。例えば、「運転状況や環境によって、画面又は音声にノイズが発生する場合があります。」,「××を動作させますと、画面又は音声にノイズが発生する場合があります。」,「ご了解いただけましたら、操作継続ボタンをタッチください」といった内容を表示する。
上記に対応して、ユーザが「操作継続」ボタンにタッチすると(ステップS24:YES)、「操作ガイド2」として、例えば「これよりデータ転送を実行します。操作完了画面に切り替わるまで、カードは抜かないで下さい。」等を表示する(ステップS25)。それから、第1実施例のステップS6〜S9と同様の処理を実行した後(ステップS26〜S29)、「操作ガイド3」として、第1実施例の図8と同様のメッセージを表示する(ステップS30)。
以上のように第3実施例によれば、制御装置2は、カードスロット6を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受けても実用上問題がない車載装置がある場合は、前記装置について影響がある旨のメッセージを報知し、車両の乗員により了承を示す操作入力があった場合に制御スイッチ22を閉じるようにした。したがって、この場合も車両の乗員の必要に応じて以降の処理を選択的に実行できる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
第1,第2実施例では、制御装置2は、車両の乗員によって車載装置の電源をOFFする操作が行われたことを確認してから制御スイッチ22を閉じてデータ転送を行うようにしたが、乗員の操作を待つことなく自発的に電源をOFFにしても良い。
制御スイッチ22を、少なくともハーネス20の電源ライン105,GNDライン106のみに挿入しても良い。すなわち、メモリカードとの間でデータの転送を行う場合は、ナビゲーション装置1側からカードスロット6側に電源を供給するので、その他のラインが常時接続されている状態となっても影響は比較的小さい。したがって、配置する制御スイッチ22の数を最小限にしても、未使用時における不要輻射の抑制効果を十分に得ることができる。
図9(a)に示す端子レベルの検出は、各メモリカードの規格について対応する端子レベルを検出すれば良い。また、必ずしも行う必要はない。
記録媒体はメモリカードに限ることなく、内蔵したハードディスクやフラッシュメモリ等の記録媒体に圧縮した音声データを記憶させ、それらを読み出して音声を再生するポータブルプレーヤなどでも良い。したがって、記録媒体接続用端末は、カードスロット6に限ることなく、使用する記録媒体の種類に対応したものであれば良い。
その他の装置の電源OFF制御は、必要に応じて行えば良い。
スイッチ手段は、トランジスタで構成しても良い。
車載電子機器は、ナビゲーション装置1に限ることなく、カーオーディオ装置などでも良い。
本発明の第1実施例であり、車載ナビゲーション装置の全体構成を示したブロック図 ハーネスのナビゲーション装置本体の内部側における接続構成を示す図 メモリカード操作に関する処理内容を示すフローチャート 図3の処理に付随して表示装置に表示されるGUI画面の例(その1) 図4相当図(その2) 図4相当図(その3) 図4相当図(その4) 図4相当図(その5) 制御スイッチをON,OFFする場合の詳細を示すタイミングチャート 本発明の第2実施例を示す図3相当図 図4相当図 本発明の第3実施例を示す図3相当図 図4相当図 従来技術を説明する図(その1) 従来技術を説明する図(その2)
符号の説明
図面中、1は車載ナビゲーション装置(車載電子機器)、1aは装置本体、2は制御装置(制御手段)、6はカードスロット(記録媒体接続用端末)、22は制御スイッチ(スイッチ手段)、101はSDカード(メモリカード,記録媒体)、105は電源ライン、106はGNDラインを示す。

Claims (5)

  1. 車載電子機器と、当該機器とハーネスを介して接続される記録媒体接続用端末とを備え、前記記録媒体接続用端末に記録媒体が接続されると、前記車載電子機器が前記記録媒体に記録されているデータを読み出す車載電子機器システムにおいて、
    前記車載電子機器側に配置され、前記ハーネスとの配線接続の少なくとも一部を電気的に断続するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段による断続を制御する制御手段とを備え、
    前記スイッチ手段は、少なくとも前記ハーネスにおいて前記車載電子機器より前記記録媒体接続用端末に電源を供給する電源ライン及びGNDラインに挿入され、
    前記制御手段は、前記記録媒体接続用端末に前記記録媒体が接続されていなければ前記スイッチ手段を開き、前記記録媒体接続用端末に前記記録媒体が接続されたことを検知すると、前記スイッチ手段を閉じることを特徴とする車載電子機器システム。
  2. 車載電子機器と、当該機器とハーネスを介して接続される記録媒体接続用端末とを備え、前記記録媒体接続用端末に記録媒体が接続されると、前記車載電子機器が前記記録媒体に記録されているデータを読み出す車載電子機器システムにおいて、
    前記車載電子機器側に配置され、前記ハーネスとの配線接続の少なくとも一部を電気的に断続するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段による断続を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、その他の車載装置の電源が車両の乗員によりOFFされたことを確認してから、前記スイッチ手段を閉じることを特徴とする車載電子機器システム。
  3. 前記制御手段は、前記記録媒体接続用端末を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受ける可能性がある車載装置の情報を車両の乗員に提示し、前記車載装置の電源が車両の乗員により選択的にOFFされたことを確認してから、前記スイッチ手段を閉じることを特徴とする請求項2記載の車載電子機器システム。
  4. 車載電子機器と、当該機器とハーネスを介して接続される記録媒体接続用端末とを備え、前記記録媒体接続用端末に記録媒体が接続されると、前記車載電子機器が前記記録媒体に記録されているデータを読み出す車載電子機器システムにおいて、
    前記車載電子機器側に配置され、前記ハーネスとの配線接続の少なくとも一部を電気的に断続するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段による断続を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、その他の車載装置の電源をOFFしてから、前記スイッチ手段を閉じるように制御し、
    前記記録媒体接続用端末を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受ける可能性がある車載装置の情報を車両の乗員に提示し、前記車載装置の電源選択的にOFFしてから、前記スイッチ手段を閉じることを特徴とする車載電子機器システム。
  5. 車載電子機器と、当該機器とハーネスを介して接続される記録媒体接続用端末とを備え、前記記録媒体接続用端末に記録媒体が接続されると、前記車載電子機器が前記記録媒体に記録されているデータを読み出す車載電子機器システムにおいて、
    前記車載電子機器側に配置され、前記ハーネスとの配線接続の少なくとも一部を電気的に断続するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段による断続を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記記録媒体接続用端末を介してデータの読み出しを行う場合に、その影響を受けても実用上問題がない車載装置がある場合は、前記車載装置について影響がある旨のメッセージを報知し、車両の乗員により了承を示す操作入力があった場合に、前記スイッチ手段を閉じることを特徴とする車載電子機器システム。
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