JP5225154B2 - ポンプ - Google Patents
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Description
第1のケーシング体の接合面と第2のケーシング体の接合面との間が弾性材からなる紐状のシール部材によってシールされ、
シール部材は、第1および第2のケーシング体の少なくともいずれか一方のケーシング体の接合面に形成されたシール溝に嵌め込まれ、且つ、他方のケーシング体の接合面に押圧されてシール溝の深さ方向に所定の圧縮率で圧縮され、
シール溝の長さ方向の所定部分に、シール部材の圧縮率が上記所定の圧縮率よりも高い高圧縮部が形成され、
高圧縮部はシール部材の内側を長さ方向に伝う液体を塞き止めるものである。
本第2発明におけるポンプは、ケーシングは主軸を含む平面で第1のケーシング体と第2のケーシング体とに分割され、
ケーシングに、主軸が貫通する軸貫通孔が設けられ、
軸貫通孔はケーシングの主軸軸心方向の端面に開口し、
シール溝の長さ方向における末端がケーシングの端面に開口し、
高圧縮部がシール溝の末端部分に形成されているものである。
本第5発明におけるポンプは、高圧縮部におけるシール溝の深さが高圧縮部以外の部分におけるシール溝の深さよりも浅いものである。
これによると、シール溝の隅部は、湾曲部として形成されているため、圧縮されて変形したシール部材によって容易に隙間無く埋められる。これにより、圧縮されて変形したシール部材とシール溝の隅部との間の隙間を無くすことができ、シール部材を長さ方向に伝う液体の流れのほとんどは高圧縮部において塞き止められる。
これによると、高圧縮部の上記充填率が100パーセントである部分において、シール溝は圧縮されたシール部材によって隙間無く埋められるため、シール部材の内側を長さ方向に伝う液体の流れは高圧縮部において十分に塞き止められる。
図1〜図3に示すように、11は両吸込み渦巻きポンプであり、ケーシング12には吸込口13と吐出口14とが形成されている。ケーシング12内には、吐出口14に連通する吐出側室15(渦形室)と、吐出側室15の左右両側に位置して吸込口13に連通する吸込側室16とが形成されている。
圧縮率C=(H1−H2)/H1
シール溝35は、幅方向において対向する一対の側面35a,35bと、両側面35a,35bの下端間に形成された底面35cとを有している。シール溝35の長さ方向における両末端がケーシング12の端面20に開口している。図3,図5,図6,図7(c)〜図7(f)に示すように、シール溝35の両末端部分(所定部分の一例)には、シール部材34の圧縮率が上記所定の圧縮率よりも高い(例えば圧縮率35〜40%)高圧縮部36が形成されている。
図5〜図7(e)に示した高圧縮部36(すなわち末端部36aと傾斜部36b)におけるシール溝35の幅W1と図5〜図7(a)に示した高圧縮部以外の部分37におけるシール溝35の幅W2とは同一である。また、高圧縮部36の末端部36aにおけるシール溝35の深さD1が高圧縮部以外の部分37におけるシール溝35の深さD2よりも浅い。これにより、高圧縮部36の末端部36aにおけるシール溝35の横断面積が高圧縮部以外の部分37におけるシール溝35の横断面積よりも小さくなる。
充填率F=A2/A1
また、図5〜図7(c)(d)に示すように、高圧縮部36の傾斜部36bは、末端部36aと高圧縮部以外の部分37との間に形成されている。傾斜部36bにおけるシール溝35の底面35cには、高圧縮部以外の部分37から高圧縮部36の末端部36aにかけて次第にシール溝35の深さD3が浅くなるように傾斜した傾斜面38が形成されている。
図7に示すようにシール部材34をシール溝35に嵌め込み、図1に示すように接合面31,33同士を接合して上部のケーシング体28と下部のケーシング体29とをボルト45で連結し、ケーシング12を組み立てる。これにより、シール部材34がシール溝35の深さ方向に所定の圧縮率で圧縮され、上部の接合面31と下部の接合面33との間がシール部材34によりシールされる。
また、高圧縮部36の末端部36aにおけるシール溝35の深さD1が高圧縮部以外の部分37におけるシール溝35の深さD2よりも浅いため、シール部材34は高圧縮部36においてより確実にシールができ、全ての領域の圧縮率が高圧縮部36と同等の圧縮率となるように構成した場合と比べて、ボルト45の本数又はサイズを低減することができる。
また、上記第1の実施の形態では、高圧縮部36においてシール部材34の圧縮率を高めるために、シール溝35の断面積を変えているが、シール溝35の断面積を変えずに、シール部材34の高圧縮部36に対応する部分の直径を太くするなどして、シール部材34の形状を変えることにより、高圧縮部36においてシール部材34の圧縮率を高めてもよい。
尚、シール部材34の材質や圧縮率は上記実施の形態に記載されたものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の形態とすることができる。
12 ケーシング
15 吐出側室
16 吸込側室
17 主軸
18 軸貫通孔
19 主軸軸心
20 端面
28 上部のケーシング体(第1のケーシング体,他方のケーシング体)
29 下部のケーシング体(第2のケーシング体,一方のケーシング体)
31 上部の接合面
33 下部の接合面
34 シール部材
35 シール溝
36 高圧縮部
36a 末端部(充填率が100パーセントである部分)
38 傾斜面
40 湾曲部
41 シール剤塗布部
35a,35b シール溝の側面
D1 高圧縮部におけるシール溝の深さ
D2 高圧縮部以外の部分におけるシール溝の深さ
D3 傾斜部におけるシール溝の深さ
Claims (8)
- 第1のケーシング体と第2のケーシング体とが接合面を介して接合されてなるケーシングと、ケーシング内に形成された吸込側室および吐出側室とを有するポンプであって、
第1のケーシング体の接合面と第2のケーシング体の接合面との間が弾性材からなる紐状のシール部材によってシールされ、
シール部材は、第1および第2のケーシング体の少なくともいずれか一方のケーシング体の接合面に形成されたシール溝に嵌め込まれ、且つ、他方のケーシング体の接合面に押圧されてシール溝の深さ方向に所定の圧縮率で圧縮され、
シール溝の長さ方向の所定部分に、シール部材の圧縮率が上記所定の圧縮率よりも高い高圧縮部が形成され、
高圧縮部はシール部材の内側を長さ方向に伝う液体を塞き止めることを特徴とするポンプ。 - ケーシングは主軸を含む平面で第1のケーシング体と第2のケーシング体とに分割され、
ケーシングに、主軸が貫通する軸貫通孔が設けられ、
軸貫通孔はケーシングの主軸軸心方向の端面に開口し、
シール溝の長さ方向における末端がケーシングの端面に開口し、
高圧縮部がシール溝の末端部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載のポンプ。 - 一方のケーシング体の接合面において、シール溝の末端部分と軸貫通孔の内周面との間に、液体状のシール剤を塗布したシール剤塗布部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のポンプ。
- 高圧縮部におけるシール溝の断面積が高圧縮部以外の部分におけるシール溝の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポンプ。
- 高圧縮部におけるシール溝の深さが高圧縮部以外の部分におけるシール溝の深さよりも浅いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のポンプ。
- 高圧縮部におけるシール溝の底面に、高圧縮部以外の部分よりも次第にシール溝の深さが浅くなるように傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項5記載のポンプ。
- シール溝の両側面と傾斜面とが交差する隅部に、滑らかに湾曲した湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項6記載のポンプ。
- 高圧縮部は、シール溝に対するシール部材の充填率が100パーセントである部分を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のポンプ。
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