JP5224691B2 - 風況測定システム及び風況測定方法 - Google Patents

風況測定システム及び風況測定方法 Download PDF

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Description

本発明は風況測定システム及び風況測定方法に係り、特にバルーン等の浮遊体を用いたものに関する。
風力発電設備の建設に際しては、事前に建設予定地点の風況調査が行われる。非特許文献1には、このような風況調査に用いられる風況観測システムが開示されている。図12に非特許文献1に開示されている風況調査の観測システムの構成を示している。同図において、(a)は立面図、(b)は平面図である。この観測システムでは、所望の高さ(図の例では20m)の観測ポール102を地表面に垂直に設置し、設置した観測ポール102に風速計104及び風向計106等の観測システム100を据え付けて風速や風向を測定する。
新エネルギー・産業総合開発機構 新エネルギー導入促進部、「風況精査マニュアル(概要版)」、[online]、平成9年12月、p.17-20、[平成18年11月28日検索]、インターネットよりPDFファイルをダウンロード<http://www.nedo.go.jp/database/newlist/best100_h16.html>
上記観測システム100では、強風時等における観測ポール102の転倒を防止するために複数本のワイヤー108を観測ポール102と地表面との間に設ける必要があり、設置に多大な負担を要し、また設置のために広い用地を確保する必要もある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、設置負担が少なく、省スペースであり、かつ、精度良く風況を測定することが可能な風況測定システム及び風況測定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、風況測定システムであって、
一端が地表面に固定され、他端に浮遊体が接続されて鉛直上方に伸張される第1の索体と、
一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1の索体と所定角度をなすように伸張されてその他端が地表面に固定される第2の索体と、
一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1及び第2の索体と同一平面に配置するように、前記第1の索体に対して前記第2の索体が設けられる側とは逆側に伸張されてその他端が地表面に固定される第3の索体と、
前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力を測定する張力測定装置と、
前記第1の索体の鉛直方向に対する傾斜角を測定する傾斜角測定装置とを備えることを特徴とする。
本発明の風況測定システムによれば、図12で示したような観測ポール102や、観測ポール102を固定するためのワイヤー108等を設置する必要がなく、安価なコストで風況観測が実施できる。また、構成が簡素であるため設置作業を簡便かつ容易にできる。これにより、設置と移動を繰り返しながら観測することが可能となり、例えば、測定領域内における発電設備建設の最適地を短期間で調査することもできる。
また、本発明の風況測定システムによれば、第1〜第3の索体の地表面の固定位置が一直線上に位置することにより、図12で示したような観測ポール102を複数のワイヤー108で固定するための広い用地を確保する必要はなく、測定に必要な用地領域を省スペース化できる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の風況測定システムであって、前記張力測定装置によって測定された前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力と、前記傾斜角測定装置によって測定された前記第1の索体の鉛直方向に対する傾斜角とに基づいて、前記浮遊体に作用する風力を算出する算出装置を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の風況測定システムであって、
前記算出装置は、前記浮遊体の浮力Fと、前記浮遊体自身の重力mgと、前記第1の索体と前記第2の索体とのなす角θと、前記第1の索体と前記第3の索体とのなす角θとを入力する既知パラメータ入力手段と、
前記張力測定装置によって測定される前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力T〜Tと、前記傾斜角測定装置によって測定される前記傾斜角αとを入力する測定パラメータ入力手段と、
前記既知パラメータ入力手段及び前記測定パラメータ入力手段により入力されたF、mg、θ、θ、T〜T、αを記録するパラメータ記録手段と、
鉛直上向きをZ軸方向とし、
前記Z軸方向と直交し、前記第1及び第2の索体を含む平面と並行である方向をX軸方向とし、
前記Z軸方向及び前記Y軸方向と直交する方向をY軸方向とし、
前記傾斜角測定装置によって測定される前記傾斜角αが、前記Y軸の正方向に傾くときは正の角度とし、前記Y軸の負方向に傾くときは負の角度とした場合に、
前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力T〜TのX〜Z座標成分であるT1X、T2X、T3X、T1Y、T2Y、T3Y、T1Z、T2Z、T3Zを、前記パラメータ記録手段に記録されたT〜T、θ、θ、αを用いて、
1X=0、T2X=−|T|sinθ、T3X=|T|sinθ
1Y=−|T|sinα、T2Y=−|T|cosθsinα、T3Y=−|T|cosθsinα、
1Z=−|T|cosα、T2Z=−|T|cosθcosα、T3Z=−|T|cosθcosα、
により求める張力直交座標成分演算手段と、
前記浮遊体に作用する風力FWの直交座標成分であるFWX、FWY、FWZを、前記張力直交座標成分演算手段により求められたT1X、T2X、T3X、T1Y、T2Y、T3Y、T1Z、T2Z、T3Zと、前記パラメータ記録手段に記録されたF、mgとを用いて、
WX=−(T1X+T2X+T3X)、
WY=−(T1Y+T2Y+T3Y)、
WZ=−(T1Z+T2Z+T3Z+F−mg)、
により求める風力直交座標成分演算手段とを備えることを特徴とする。
本発明の風況測定システムによれば、第1〜第3の索体のそれぞれに作用する張力と、第1の索体の鉛直方向に対する傾斜角αとを測定することにより、浮遊体に作用する風力、又は風速・風向を精度良く算出することができる。
本発明の請求項に記載の発明は、風況測定方法であって、一端が地表面に固定され、他端に浮遊体が接続されて鉛直上方に伸張される第1の索体と、一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1の索体と所定角度をなすように伸張されてその他端が地表面に固定される第2の索体と、一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1及び第2の索体と同一平面に配置するように、前記第1の索体に対して前記第2の索体が設けられる側とは逆側に伸張されてその他端が地表面に固定される第3の索体とを設け、前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力、及び前記第1の索体の鉛直方向に対する傾斜角を測定することにより風況を測定することを特徴とする。
本発明によれば、設置負担が少なく、省スペースであり、かつ、精度良く風況を測定することが可能な風況測定システム及び風況測定方法を提供できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る風況測定システム10の各構成部を示す斜視図である。なお、風況測定システム10が設置される地表面は水平であり、同図には、風況測定システム10の各構成部の立体的配置等を説明するために、X、Y及びZ軸による直交座標を記載しており、その直交座標系の原点Oは風況測定地点における地表面に位置する。方位と座標軸方向は、北がY軸の正方向、東がX軸の正方向、南がY軸の負方向、西がX軸の負方向となっている。また、本発明において風況とは、具体的にバルーン12に作用する風力、又はその風力に基づいて求められる風向・風速のことをいう。
図1に示すように、風況測定システム10は、バルーン12と、バルーン12と地表面とを接続する第1測定ロープ14、第2測定ロープ16及び第3測定ロープ18と、これら測定ロープのそれぞれに作用する張力を測定する圧力センサ20と、第1測定ロープ14の鉛直方向からの傾斜角を測定する傾斜角測定装置22と、圧力センサ20によって測定された第1〜第3の測定ロープのそれぞれに作用する張力と、傾斜角測定装置22によって測定された傾斜角とに基づいて、風況を算出する算出装置23とから構成される。なお、圧力センサ20が請求項に記載された張力測定装置に対応する。
バルーン12は、例えば、ヘリウムや水素などの空気よりも軽いガスが封入されたもので、風が生じても第1〜第3の測定ロープ14〜18の全てを伸張させることが可能な浮力を有している。
第1測定ロープ14には、測定する高さと同程度の長さのものが用いられ、その一端は原点Oで固定され、他端はバルーン12に接続される。
第2測定ロープ16は、一端が第1測定ロープ14の上部近傍に接続され、第1測定ロープ14と角度θをなすように伸張されて、その他端が地表面のX軸上の点Wに固定される。
第3測定ロープ18は、一端が第1測定ロープ14の上部近傍に接続され、第1測定ロープ14及び第2測定ロープ16と同一平面であるXZ平面に配置するように、第1測定ロープ14に対して第2測定ロープ16が設けられる側とは逆側に、第1測定ロープ14と角度θをなすように伸張されて、その他端が地表面の点Eに固定される。したがって、点Eも点Wと同様にX軸上に配置する。
第1〜第3の測定ロープ14〜18をこのように配置することによって、例えば、西又は東から風が吹いた場合でも、バルーン12が東又は西方向へ移動するのを阻止するように第1〜第3の測定ロープ14〜18が作用することになる。一方、北又は南から風が吹いた場合には、バルーン12は原点Oを中心とし、YZ平面上を、半径を第1測定ロープ14の長さとする半円弧状の範囲で移動することができる。すなわち、バルーン12の移動はYZ平面上の円弧状範囲内に制約されることになる。
なお、第2測定ロープ16及び第3測定ロープ18の長さは、観測する高さ(第1測定ロープ14の長さ)に応じて適宜調整する。これら第1〜第3の測定ロープ14〜18には、アラミド系テクノーラ製の繊維等を使用することが好ましい。
圧力センサ20には、圧電効果を利用した半導体式圧力センサ等が用いられ、例えば、第1〜第3の測定ロープ14〜18と地表面との間にそれぞれ設置され、これら3本の測定ロープに作用する張力をそれぞれ測定する。これら圧力センサ20で測定された張力は、例えば電気信号で算出装置23に送信され、風況を算出するための入力データとして処理される。
傾斜角測定装置22は、第1測定ロープ14の鉛直方向に対する傾斜角を測定するための装置である。
図2は、図1の傾斜角測定装置22を拡大したものであり、同図(a)は西から眺めた時の立面図、同図(b)は平面図である。
図2に示すように、傾斜角測定装置22は、例えば、金属棒30と、半円弧状に形成された金属ガイド部品32と、金属ガイド部品32と同じ形状に形成され、金属ガイド部品32との間で金属棒30を挟むように設置される絶縁ガイド部品34と、電源36と、電流計38とから構成される。
金属棒30は、一端を原点Oに固定され、固定された一端を中心として他端が自由端として半円弧状の範囲を移動可能となるように設けられている。他端には第1測定ロープ14が接続され、第1測定ロープ14が傾くとそれに応じて、金属棒30は金属ガイド部品32と接触しながら一緒に傾くようになっている。
傾斜角測定装置22では、金属棒30の地表面側の端Oと、金属ガイド部品32の一端Pと間に電源36を接続して電圧Vを印加し、その時の金属棒30及び金属ガイド部品32の一部に流れる電流Iを電流計38により測定することによって、図中に示すような第1測定ロープ14と地表面とのなす角度βを求める。すなわち、電圧Vと電流Iとの間で次式(1)のようなオームの法則が成立する。
V=I(Z+Zβ) ・・・(1)
ただし、Zは金属棒30のインピーダンス(Ω)、Zは金属ガイド部品32の角度あたりのインピーダンス(Ω/度)である。
式(1)を変形することで角度βは、次式(2)で示される。
β=(1/Z)×(V/I−Z) ・・・(2)
ここで、電圧V、インピーダンスZ、角度あたりのインピーダンスZは既知パラメータであるので、電流Iを電流計38により測定すれば角度βは求まる。
そして、角度βを次式(3)に代入することにより、第1測定ロープ14の鉛直方向に対する傾斜角αが求められる。
α=β−90° ・・・(3)
ただし、傾斜角αは、第1測定ロープ14が北側に傾いた場合は正の角度、南側に傾いた場合は負の角度を示す。
このようにして求められた傾斜角αの値は、例えば傾斜角測定装置22の内部に備える演算装置にて計算され、電気信号に変換されて算出装置23に送信され、風況を算出するための入力データとして処理される。
また、強風によってバルーン12が流されて、第1〜第3の測定ロープ14〜18が傾き過ぎて周辺物体と接触するおそれがある場合には、例えば、リール式補助ロープ収納器24を設置する(図1参照)。
リール式補助ロープ収納器24は、所定の長さの補助ロープ26と、補助ロープ26の出し入れを行うリール28とからなり、例えば、原点Oを中心とするY軸上の対称位置(例えば、地表面位置N及びS)にそれぞれ設けられる。
図3は、図1を西から眺めた時の立面図である。
図3に示すように、例えば、バルーン12の移動範囲を範囲G−G’内になるように制限する場合、地表面位置N及びSに設置されるリール式補助ロープ収納器24の補助ロープ26の長さをそれぞれ長さG’N及び長さGSに設定して、それぞれの補助ロープ26の一端を第1測定ロープ14の上部近傍に接続する。これにより、第1〜第3の測定ロープ14〜18がG−G’の範囲外に傾こうとすると、補助ロープ26が延長されなくなって、第1〜第3の測定ロープ14〜18がそれ以上傾くのを制止することになるので、周辺物体との接触から回避する。なお、リール式補助ロープ収納器24は、バルーン12の移動に影響を与えず、かつ補助ロープ26を弛ませない程度にロープの出し入れを行う。
次に、このような風況測定システム10で風況観測を実施する場合における、風向と各測定ロープに作用する張力との関係、又は風向と測定ロープの傾きとの関係について説明する。
図4は、風向分類を示す平面図である。
図4に示すように、風況測定システム10の各測定ロープに作用する張力、又は第1測定ロープ14の傾きは、北風、東風、南風、西風、領域1〜4の風向によって分類される。
図5は、風向と第1〜第3の測定ロープ14〜18に作用する張力との関係を説明するための図表であり、同図(a)は各測定ロープに作用する張力、同図(b)は図4の分類による風向と各測定ロープに作用する張力との関係を示す表である。
図5(a)に示すように、第1測定ロープ14、第2測定ロープ16、第3測定ロープ18に作用する張力をそれぞれF、F、Fとした場合、同図(b)に示すように、無風、北風又は南風の場合には、張力は第2測定ロープ16及び第3測定ロープ18には作用しないで第1測定ロープ14のみに作用し、領域1、領域2の風又は東風の場合には、張力は第1測定ロープ14及び第3測定ロープ18に作用して第2測定ロープ16には作用しない、また、領域3、領域4の風又は西風の場合には、張力は第1測定ロープ14及び第2測定ロープ16に作用して第3測定ロープ18には作用しない。
図6は、図4の分類による風向と第1測定ロープ14の傾くポジションとの関係を説明するための図表を示し、同図(a)は第1測定ロープ14のポジションの分類、同図(b)は図4の分類による風向とポジションとの関係を示す表である。
図6(a)に示すように、第1測定ロープ14が鉛直方向にある状態をポジションA、鉛直方向から南側に傾いた状態をポジションB、鉛直方向から北側に傾いた状態をポジションCとした場合、同図(b)に示すように、第1測定ロープ14は、無風、東風又は西風の場合にはポジションA、領域1、領域の風4又は北風の場合にはポジションB、領域2、領域の風3又は南風の場合にはポジションCとなる。
次に、算出装置23による風況(バルーン12に作用する風力、及び風速・風向)の算出手順について説明する。
図7は、風が吹いた時のバルーン12に作用する力のつりあいの関係を示し、同図(a)は南から眺めた時の立面図、同図(b)は西から眺めた時の立面図である。なお、傾斜角測定装置22及びリール式補助ロープ収納器24の記載は省略している。
図7に示すように、バルーン12に作用する力は、風力(以下、風力ベクトルという)Fと、バルーン12内のヘリウムによる浮力Fと、バルーン12自身の重力mgと、3本の測定ロープによる張力T〜Tとによってつりあっている。ただし、mはバルーン12の質量、gは重力加速度である。
図8は、算出装置23の構成図である。図8に示すように、算出装置23は、既知パラメータ入力部50と、測定パラメータ入力部52と、メモリ54と、中央演算部56と、出力部58とを備え、例えば、記憶されたプログラムを読み出して実行するコンピュータである。
既知パラメータ入力部50には、バルーン12の浮力Fと、バルーン12自体の重力mgと、第1測定ロープ14と第2測定ロープ16とのなす角、又は第1測定ロープ14と第3測定ロープ18とのなす角であるθと、定数Dとが入力される。ただし、定数Dは、風力ベクトルFの大きさ|F|の1/2乗と風速との比例定数である。
これらFf、mg、θ、Dの値は、既知であるので測定前に予め既知パラメータ入力部50から入力しておく。入力は、例えばコンピュータに備えるキーボード等から行う。入力された既知パラメータは、中央演算部56を介してメモリ54に記録される。
測定パラメータ入力部52には、圧力センサ20によって測定された第1〜第3の測定ロープ14〜18のそれぞれに作用する張力F〜Fと、傾斜角測定装置22によって測定された傾斜角αとが、観測中おいて随時入力される。入力された測定パラメータは、所定時間毎に中央演算部56を介してメモリ54に記録される。
ここで、圧力センサ20によって測定する張力F〜Fは、第1〜第3の測定ロープ14〜18のバルーン12側に作用する張力T〜Tと、次式(4)に示すとおり、作用反作用の法則によりその大きさが同じである(図7参照)。
=−F、T=−F、T=−F ・・・(4)
したがって、圧力センサ20によって測定される張力F〜Fは常に正の値なので、バルーン12側に作用する張力の絶対値|T|、|T|、|T|としてメモリ54に記録される。
このように、風力ベクトルFを算出時には、メモリ54にはF、mg、θ、D、|T|〜|T|、αが記録されていることになる。
図9は、算出装置23による風力ベクトルF及び風速・風向の算出手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、算出装置23による算出手順は、風力ベクトルFを求めるステップS10及びS20と、風向・風速を求めるステップS30とからなる。
ステップS10では、先ず、メモリ54に記録されたパラメータのうち、|T|〜|T|、θ、αを、中央演算部56に読み出して、第1〜第3の測定ロープ14〜18に作用する張力T〜TのX成分、Y成分、Z成分であるT1X、T2X、T3X、T1Y、T2Y、T3Y、T1Z、T2Z、T3Z(以下、張力直交成分パラメータという)を求める。
ここで、張力直交成分パラメータは、次式(5)〜(7)のようにして求められる。
1X=0、T2X=−|T|sinθ、T3X=|T|sinθ ・・・(5)
1Y=−|T|sinα、T2Y=−|T|cosθsinα、T3Y=−|T|cosθsinα ・・・(6)
1Z=−|T|cosα、T2Z=−|T|cosθcosα、T3Z=−|T|cosθcosα ・・・(7)
こうして求められた張力直交成分パラメータはメモリ54に記録される(図8参照)。
ステップS20では、メモリ54に記録された張力直交成分パラメータと、先に既知パラメータとして記録されたF、mgとを、中央演算部56に読み出して、風力ベクトルFのX方向、Y方向及びZ方向の成分であるFWX、FWY、FWZを求める。
ここで、図7に示したバルーン12に作用する力のつりあいの関係を、FWX、FWY、FWZを用いてX方向、Y方向及びZ方向の成分毎に整理すると次式(8)〜(10)にように示される。
1X+T2X+T3X+FWX=0 ・・・(8)
1Y+T2Y+T3Y+FWY=0 ・・・(9)
1Z+T2Z+T3Z+FWZ+F−mg=0 ・・・(10)
したがって、FWX、FWY、FWZは、式(8)〜(10)を変形することにより次式(11)〜(13)にようにして求められる。
WX=−(T1X+T2X+T3X) ・・・(11)
WY=−(T1Y+T2Y+T3Y) ・・・(12)
WZ=−(T1Z+T2Z+T3Z+F−mg) ・・・(13)
こうして求められたFWX、FWY、FWZはメモリ54に記録される(図8参照)。
ステップS30では、求められた風力ベクトルF(FWX、FWY、FWZ)に基づいて風速と風向を求める。
具体的には、メモリ54に記録されたFWX、FWX、FWXと、先に既知パラメータとして記録された定数Dとを、メモリ54から中央演算部56に読み出し、次式(14)にようにして風速FLを求める。
FL=D|F1/2=D(FWX +FWY +FWZ 1/4 ・・・(14)
また、風向は、風力ベクトルFの方向に相当する。
このようにして風力、風速及び風向は、所定時間毎に記録される測定パラメータに対応して算出され、それら算出結果はメモリ54に記憶されるとともに、出力部58に渡され、その値が出力される(図8参照)。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。下記に示す説明において、第一実施形態と同様の構成を用いたものと対応する部分は、その説明を省略する。
第二の実施形態は、風況測定システム10の設置する場所を斜面とする場合である。
図10は、第二の実施形態に係る、風況測定システム10を斜面に設置した場合における各測定ロープの配置を示し、同図(a)は南から眺めた時の立面図、同図(b)は西から眺めた時の立面図である。なお、第二の実施形態における斜面は、第一の実施形態における地表面の東側を斜度γとして上方へ傾けたものである。また、バルーン12、第1〜第3の測定ロープ14〜18、及び圧力センサ20以外の各構成部は、その記載を省略する。
この場合おける第1〜第3の測定ロープ14〜18の配置は以下のようになる。
第1測定ロープ14は、第一の実施形態と同様に、測定する高さと同程度の長さのものを用い、その一端は原点Oで固定される。他端も同様にバルーン12に接続される。
第2測定ロープ16は、一端が第1測定ロープ14の上部近傍に接続され、第1測定ロープ14と角度θをなすように伸張されて、その他端が地表面のX’軸上の点W’に固定される。
第3測定ロープ18は、一端が第1測定ロープ14の上部近傍に接続され、第1測定ロープ14及び第2測定ロープ16と同一平面であるX’Z平面(XZ平面と同様)に配置するように、第1測定ロープ14に対して第2測定ロープ16が設けられる側とは逆側に、第1測定ロープ14と角度θをなすように伸張されて、その他端が地表面の点E’に固定される。したがって、点E’も点W’と同様にX’軸上に配置する。
このように各測定ロープを配置すると、第一の実施形態と同様にバルーン12の移動範囲はYZ平面内に制限されるようになる。この場合、第一の実施形態のような平地に設置する場合と比べて、第2測定ロープ16と第3測定ロープ18とが同じ長さではなくなるが、バルーン12に作用する第1〜第3の測定ロープ14〜18の張力T〜Tの直交成分パラメータの値は変わらない。したがって、算出装置23で計算される風力ベクトルF及び風速・風向を求めるための式(5)〜(7)、式(11)〜(14)は、そのまま変更することなく用いることができる。
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。下記に示す説明において、第一実施形態と同様の構成を用いたものと対応する部分は、その説明を省略する。
第三の実施形態は、水平地表面への風況測定システム10の設置に関し、第2測定ロープ16と第1測定ロープ14とのなす角と、第3測定ロープ18と第1測定ロープ14とのなす角とが、異なる角度になるように配置した場合である。
図11は、第三の実施形態に係る、風況測定システム10の設置図であり、同図(a)は南から眺めた時の立面図、同図(b)は西から眺めた時の立面図である。なお、バルーン12、第1〜第3の測定ロープ14〜18、及び圧力センサ20以外の各構成部はその記載を省略する。
この場合おける第1〜第3の測定ロープ14〜18の配置は以下のようになる。
第1測定ロープ14は、第一の実施形態と同様に、測定する高さと同程度の長さのものを用い、その一端は原点Oで固定される。他端も同様にバルーン12に接続される。
第2測定ロープ16は、一端が第1測定ロープ14の上部近傍に接続され、第1測定ロープ14と角度θをなすように伸張されて、その他端が地表面のX軸上の点W’’に固定される。
第3測定ロープ18は、一端が第1測定ロープ14の上部近傍に接続され、第1測定ロープ14及び第2測定ロープ16と同一平面であるXZ平面に配置するように、第1測定ロープ14に対して第2測定ロープ16が設けられる側とは逆側に、第1測定ロープ14と角度θをなすように伸張されて、その他端が地表面の点E’’に固定される。したがって、点E’’も点W’’と同様にX軸上に配置する。
この場合においても、第一の実施形態の場合と同様にバルーン12の移動範囲はYZ平面内に制限されるようになる。一方、バルーン12に作用する第1〜第3のロープ14〜18の張力T〜Tの直交成分パラメータは、第一の実施形態と異なる。この場合における算出装置23にて風力ベクトルF及び風速・風向を算出するために張力直交成分パラメータを求めるための式は、式(5)〜(7)から次式(15)〜(17)に変更する。
1X=0、T2X=−|T|sinθ、T3X=|T|sinθ ・・・(15)
1Y=−|T|sinα、T2Y=−|T|cosθsinα、T3Y=−|T|cosθsinα ・・・(16)
1Z=−|T|cosα、T2Z=−|T|cosθcosα、T3Z=−|T|cosθcosα ・・・(17)
以上説明したように、第一〜第三の実施形態による風況測定システム10によれば、バルーン12、第1〜第3の測定ロープ14〜18、圧力センサ20、及び傾斜角測定装置22からなる簡素な構成であることにより、図12で示した通常の風況観測を実施する際に設置される観測ポール102や、観測ポール102を固定するためのワイヤー108等が必要なく、安価なコストで実施できる。また、その構成が簡素であるため設置作業を簡便かつ容易にできる。これにより、設置と移動を繰り返しながら観測することが可能となり、例えば、測定領域内における発電設備建設の最適地を短期間で調査することもできる。
また、第一〜第三の実施形態による風況測定システム10によれば、第1〜第3の測定ロープ14〜18の地表面の固定位置は一直線上に位置することにより、図12で示したような観測ポール102を複数のワイヤー108で固定するための広い用地を確保する必要はなく、測定に必要な用地領域を省スペース化できる。
また、第一〜第三の実施形態による風況測定システム10によれば、第1〜第3の測定ロープ14〜18に作用する張力と、第1測定ロープ14の鉛直方向に対する傾斜角αとを測定することにより、バルーン12に作用する風力、又は風速・風向を精度良く算出することができる。
また、第一〜第三の実施形態による風況測定システム10によれば、第1〜第3の測定ロープ14〜18にアラミド系テクノーラ製の繊維等を使用することにより、各測定ロープにかかる張力を正確に圧力センサ20に伝達することができるので、測定精度を向上させることができる。
第一の実施形態に係る、風況測定システム10の各構成部を示す斜視図である。 第一の実施形態に係る、図1の傾斜角測定装置22を拡大したものであり、同図(a)は西から眺めた時の立面図、同図(b)は平面図である。 第一の実施形態に係る、図1を西から眺めた時の立面図である。 第一の実施形態に係る、風向分類を示す平面図である。 第一の実施形態に係る、風向と第1〜第3の測定ロープ14〜18に作用する張力との関係を説明するための図表であり、同図(a)は各測定ロープに作用する張力、同図(b)は図4の分類による風向と各測定ロープに作用する張力との関係を示す表である。 第一の実施形態に係る、図4の分類による風向と第1測定ロープ14の傾くポジションとの関係を説明するための図表を示し、同図(a)は第1測定ロープ14のポジションの分類、同図(b)は図4の分類による風向とポジションとの関係を示す表である。 第一の実施形態に係る、風が吹いた時のバルーン12に作用する力のつりあいの関係を示し、同図(a)は南から眺めた時の立面図、同図(b)は西から眺めた時の立面図である。 第一の実施形態に係る、算出装置23の構成図である。 第一の実施形態に係る、算出装置23による風力ベクトルF及び風速・風向の算出手順を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る、風況測定システム10を斜面に設置した場合における各測定ロープの配置を示し、同図(a)は南から眺めた時の立面図、同図(b)は西から眺めた時の立面図である。 第三の実施形態に係る、風況測定システム10の設置図であり、同図(a)は南から眺めた時の立面図、同図(b)は西から眺めた時の立面図である。 非特許文献1に開示されている風況調査の観測システムの構成を示し、同図において、(a)は立面図、(b)は平面図である。
符号の説明
10 風況測定システム
12 バルーン
14 第1測定ロープ
16 第2測定ロープ
18 第3測定ロープ
20 圧力センサ
22 傾斜角測定装置
23 算出装置
50 既知パラメータ入力部
52 測定パラメータ入力部
54 メモリ
56 中央演算部
、F、F、T、T、T 張力
浮力
風力ベクトル

Claims (4)

  1. 風況測定システムであって、
    一端が地表面に固定され、他端に浮遊体が接続されて鉛直上方に伸張される第1の索体と、
    一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1の索体と所定角度をなすように伸張されてその他端が地表面に固定される第2の索体と、
    一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1及び第2の索体と同一平面に配置するように、前記第1の索体に対して前記第2の索体が設けられる側とは逆側に伸張されてその他端が地表面に固定される第3の索体と、
    前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力を測定する張力測定装置と、
    前記第1の索体の鉛直方向に対する傾斜角を測定する傾斜角測定装置とを備えることを特徴とする風況測定システム。
  2. 請求項1に記載の風況測定システムであって、
    前記張力測定装置によって測定された前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力と、前記傾斜角測定装置によって測定された前記第1の索体の鉛直方向に対する傾斜角とに基づいて、前記浮遊体に作用する風力を算出する算出装置を備えることを特徴とする風況測定システム。
  3. 請求項2に記載の風況測定システムであって、
    前記算出装置は、前記浮遊体の浮力Fと、前記浮遊体自身の重力mgと、前記第1の索体と前記第2の索体とのなす角θと、前記第1の索体と前記第3の索体とのなす角θとを入力する既知パラメータ入力手段と、
    前記張力測定装置によって測定される前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力T〜Tと、前記傾斜角測定装置によって測定される前記傾斜角αとを入力する測定パラメータ入力手段と、
    前記既知パラメータ入力手段及び前記測定パラメータ入力手段により入力されたF、mg、θ、θ、T〜T、αを記録するパラメータ記録手段と、
    鉛直上向きをZ軸方向とし、
    前記Z軸方向と直交し、前記第1及び第2の索体を含む平面と並行である方向をX軸方向とし、
    前記Z軸方向及び前記Y軸方向と直交する方向をY軸方向とし、
    前記傾斜角測定装置によって測定される前記傾斜角αが、前記Y軸の正方向に傾くときは正の角度とし、前記Y軸の負方向に傾くときは負の角度とした場合に、
    前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力T〜TのX〜Z座標成分であるT1X、T2X、T3X、T1Y、T2Y、T3Y、T1Z、T2Z、T3Zを、前記パラメータ記録手段に記録されたT〜T、θ、θ、αを用いて、
    1X=0、T2X=−|T|sinθ、T3X=|T|sinθ
    1Y=−|T|sinα、T2Y=−|T|cosθsinα、T3Y=−|T|cosθsinα、
    1Z=−|T|cosα、T2Z=−|T|cosθcosα、T3Z=−|T|cosθcosα、
    により求める張力直交座標成分演算手段と、
    前記浮遊体に作用する風力FWの直交座標成分であるFWX、FWY、FWZを、前記張力直交座標成分演算手段により求められたT1X、T2X、T3X、T1Y、T2Y、T3Y、T1Z、T2Z、T3Zと、前記パラメータ記録手段に記録されたF、mgとを用いて、
    WX=−(T1X+T2X+T3X)、
    WY=−(T1Y+T2Y+T3Y)、
    WZ=−(T1Z+T2Z+T3Z+F−mg)、
    により求める風力直交座標成分演算手段とを備えることを特徴とする風況測定システム。
  4. 風況測定方法であって、
    一端が地表面に固定され、他端に浮遊体が接続されて鉛直上方に伸張される第1の索体と、
    一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1の索体と所定角度をなすように伸張されてその他端が地表面に固定される第2の索体と、
    一端が前記第1の索体の上部近傍に接続され、前記第1及び第2の索体と同一平面に配置するように、前記第1の索体に対して前記第2の索体が設けられる側とは逆側に伸張されてその他端が地表面に固定される第3の索体と、
    を設け、
    前記第1乃至第3の索体のそれぞれに作用する張力、及び前記第1の索体の鉛直方向に対する傾斜角を測定することにより風況を測定することを特徴とする風況測定方法。
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