JP5223304B2 - インレイや情報媒体(完成品)の製造方法 - Google Patents

インレイや情報媒体(完成品)の製造方法 Download PDF

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本発明は、ICモジュール及びアンテナを実装したシートからなるインレットを埋め込んだ情報媒体、特に非接触ICカードや電子パスポートなどに内蔵されて使用されるインレイや情報媒体(完成品)の製造方法に関する。
近年、非接触型ICカードも接触型ICカードとの併用型となったり、磁気ストライプとかを備えたもの、或いはホログラム・サインパネル等のオプションを備えたカードとか、また、電子パスポートに内蔵するためのインレイの形態での納入が要望されたりしてきており、これらを製品とする場合には、インレイに二次加工が必要となるため、インレイの外形と内蔵されるICモジュール、或いはアンテナ基材の位置関係について、従来に無いような精度が要求されるようになってきた。
例えば、最終製品のある領域には顔写真を配置するため、この領域にはICモジュールを配置するのを禁止する、というようなケースである。ここで、インレイの外形と内蔵されるICモジュール、或いはアンテナ基材の位置関係の精度を確保する従来技術として、次のようなものがある。例えば、カードを製造する際に認識マークを基準としてカードを打ち抜くという技術として、カード製造用プラスチックシート及びその製造方法(例えば、特許文献1参照。)がある。
この特許文献1の場合は、外装シートのカード打抜き領域を挟んで互いに対角関係にある2箇所の領域には、それぞれカード打抜き用の認識マーク、およびカード打抜き領域を囲むように、打抜き形状に相似する位置評価用のマークが設けるとあるが、外装シート、外コアシート、内コアシートにカード基材を挟んで熱プレスした際にカード基材の位置が移動しやすいという欠点があり、打ち抜きされたカードの外形に対してアンテナ基材の位置が不安定になるという課題があった。
特に、この先行技術に見られるように多数個のカードを同一シート内に配置して、カードとして打ち抜くという場合には、シートの外縁側と中央側ではカード外形に対してアンテナ位置が不安定となるという問題があった。
また、他の先行技術として、複合ICカードと複合ICカード製造装置ならびに複合ICカード製造方法(例えば、特許文献2参照。)がある。
この特許文献2の場合は、カードの内部に収納されるアンテナ基板に基準位置マークを二点以上設け、アンテナ基板をカード外形寸法より大きなカード基材に収納して加熱加圧し一体化した後、マーク検出装置によってマーク位置情報を得て、カードの外形加工基準位置を少なくとも二点以上算出し、カード基材表面の外形加工基準位置に外形基準マークを印字し、その外形基準マークを認識して外形加工、或いは接触カード用のモジュール装着孔をこの外形基準マークを使用して実施するというものであるが、特に現在のカードの製造方法で一般化している多面付けという量産工法では、実施例にあるような外形基準マーク印字手段として、レーザーマーク印字、或いはインクジェット印字、等を適用しようとすると、その作業をするための設備コスト、工数を必要とし、非効率的なものとなっている。
また、カード外形加工等の外形基準マークはカード外形より外に印字されており、外形加工の認識マークとしての使用はできるが、接触カード用のモジュール装着孔をこの外形
基準マークを使用して実施しようとすると外形加工前にモジュール装着孔を加工するというのは現在の技術はカードの外形を基準としてモジュール装着孔を加工するというのが標準的であるため、加工設備も特殊なものとなり効率の悪いものとなっている。
以下に先行技術文献を示す。
特開2004−306164号公報 特開2000−207520号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、ICモジュール及びアンテナを実装したシートからなるインレットを埋め込んだ情報媒体、特に非接触ICカードや電子パスポートなどに内蔵されて使用されるインレイや情報媒体(完成品)の外形と内蔵されるICモジュール、或いはアンテナシートとの位置関係の精度を確保する製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、本発明の請求項1に係る発明は、非接触型ICカード等に内蔵されて使用されるインレイや情報媒体(完成品)の製造方法であって、ICモジュール及びアンテナを実装したアンテナシートからなるインレットを貼り込むコアシートに、当たり罫(インレットの貼られる位置を示す罫線)と、前記インレイや情報媒体(完成品)の外形サイズの略中央に十字形状の認識マークとを印刷し、該認識マークを基準にインレットの貼り込み及び多層化を含む全ての加工を行い、最終形態加工の打抜き加工も該認識マークを使用することを特徴とするインレイや情報媒体(完成品)の製造方法である。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法において、前記認識マーク(M)をカメラで画像認識してインレット(3)を当たり罫(7)内に貼り込むことを特徴とするインレイや情報媒体(完成品)の製造方法である。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法において、前記認識マーク(M)をカメラで画像認識して、コアシート(4)及び表裏のオーバーシート(1、2、5)を丁合いして多層化することを特徴とするインレイや情報媒体(完成品)の製造方法である。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法において、少なくとも、表裏2層以上のオーバーシート間にインレット(3)を挟んだ状態で熱ラミネート加工することを特徴とするインレイや情報媒体(完成品)の製造方法である。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法において、前記コアシート(4)上に印刷された認識マーク(M)を外側よりカメラで透視した画像を認識してインレイや情報媒体(完成品)の外形形状に打抜き加工することを特徴とするインレイや情報媒体(完成品)の製造方法である。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項5記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法において、前記インレイや情報媒体(完成品)を多面付けで外形形状に打抜き加工を行う際は複数のカメラで透視した画像を認識して位置補正することを特徴とするインレイや情報媒体(完成品)の製造方法である。
本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の製造方法は、ICモジュール及びアンテナを実装したアンテナシートからなるインレットを貼り込む、コアシートに当たり罫(インレットの貼られる位置を示す罫線)と、認識マークとを印刷することにより、インレイおよび情報媒体(完成品)の外形と内蔵されるICモジュール、或いはアンテナシートの位置関係の精度を確保することができ、量産性に優れたものである。
本発明の実施の形態を図1〜図13に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の層構成の1実施例を示す側断面図であり、図2は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の1実施例を示す平面透視図であり、図3は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)のコアシートに当たり罫と認識マークとを印刷した状態の1実施例を示す平面図であり、図4は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)のインレットの1実施例を示す平面図であり、図5は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)のコアシートに印刷する認識マークの1実施例を示す平面図であり、図6は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の多層化方法を説明する説明図であり、図7は本発明に係る非接触ICカードの多面付け状態の1実施例を示す平面透視図であり、図8は本発明に係る多面付け中間製品(インレイ)の多面付け状態の1実施例を示す平面透視図であり、図9は本発明に係る非接触ICカードの1実施例を示す平面透視図であり、図10は本発明に係る多面付け中間製品(インレイ)の1実施例を示す平面透視図であり、図11は本発明に係る非接触ICカードの打ち抜き加工のプロセスを説明する説明図であり、図12は本発明に係る多面付け中間製品(インレイ)の打抜き加工プロセスを説明する説明図であり、図13は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の位置制御及び打抜き装置の概略構成図である。
本発明に係る1実施例のインレイや情報媒体(完成品)の構成は、図1に示すように、ICモジュール(3a)及びアンテナ(3b)を実装したアンテナシート(3c)からなるインレット(3)がコアシート(4)に貼り込まれ、さらに該インレット(3)が表裏2層以上のオーバーシート(1、2、5)間に挟まれた状態で熱ラミネート加工により多層化されている。
このように多層シートの間にインレット(3)を挟み込み熱融着(ラミネート)で加工するインレイや情報媒体(完成品)は、熱収縮・熱変形が発生して多層間での熱収縮ズレもあるため、最終製品でのICモジュール(3a)の位置、或いはアンテナシート(3c)の位置、すなわち、インレット(3)の位置精度を要求される。
そこで本発明のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法においては、組立て基準部材となるコアシート(4)に認識マーク(M)を印刷し、そのマークを基準に全ての加工を行うものとし、最終形態加工の打抜き加工も該認識マーク(M)を使用するので、インレット(3)の位置精度に優れたインレイや情報媒体(完成品)とすることが可能となるものである。
次に、本発明のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法について、詳細に説明すると、まず、図4に示す、ICモジュール(3a)及びアンテナ(3b)を実装したアンテナシート(3c)からなるインレット(3)を正確に貼り込むためにコアシート(4)に、図3に示すように、予め、当たり罫(インレットの貼られる位置を示す罫線)(7)と認識マーク(M)とを事前に印刷する。
前記コアシートは、光透過性に優れる材料が好ましく、厚さ0.05〜0.3mmの塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート−G(PET−G)等の絶縁シートを
用いる。
前記認識マーク(M)は、例えば、図5に示すように、十字等の形状をしているもので、その形状は、特に制約されるものではない。また、前記当たり罫(7)は、点線等の線状が用いられるが、認識マーク(M)と同様に特に制約されるものではない。
該認識マーク(M)は、公知の印刷方式で印刷できる。例えば、シルクスクリーン印刷方式、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式、フレキソ印刷方式等を用いることができる。尚、印刷色はカメラ認識が容易となるように黒色が好ましい。また、当たり罫についても、前記認識マーク(M)と同様の公知の印刷方式を用いることができる。さらに、印刷色も黒色でよい。
前記コアシート(4)の認識マーク(M)をカメラで画像認識して、当たり罫(7)内に貼り込む。ここで当たり罫(7)はインレット(3)の貼り込み位置が正しいか否かを検査するために使用され、目視による検査、或いは自動検査としても使用できる。また、インレット(3)の貼り込みに当たっては、位置ズレを防止するための瞬間接着剤をコアシート(4)の所定の位置に少量塗布しておきインレット(3)をコアシートに仮止めしておく。
この認識マーク(M)を基準に全ての加工を行う。すなわち、前述と同様に認識マーク(M)をカメラで画像認識して、前記インレット(3)を有するコアシート(4)及び表裏のオーバーシート(1、2、5)を丁合いして、少なくとも、表裏2層以上のオーバーシート間にインレット(3)を挟んだ状態で熱ラミネート加工して多層化し、図2に示すように、所定の外形サイズ(A1)に打抜きして、本発明のインレイや情報媒体(完成品)に製品化する。
前記オーバーシート(1、2、5)は、厚さ0.05〜0.3mmの塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート−G(PET−G)等を用いることができる。ここで使用されるオーバーシート(1、2、5)の厚さは、必要とされる製品の厚さを満足する厚さのものとなるように構成される。
この多層化する際は、図6に示すように、例えば、コアシート(4)やオーバーシート(2)のそれぞれのシートに基準孔(8)を設けて、該基準孔(8)に位置決め用の基準ピン(9)を立てて積層していく。そして、積層した後、複数のシートを超音波溶着、或いは熱溶着等で固定する。
その後、多層化されたシートを130〜170℃の温度で熱ラミネート加工して完全に一体化させる。
このようにして一体化した多層化シートのコアシート(4)上の認識マーク(M)を外側よりカメラで画像認識して、図7に示す、非接触ICカード(A2)や、図8に示す、多面付け中間製品(インレイ)(A3)等の情報媒体の形状に打抜き加工を行う。
次に、量産においては、図9及び図10に示すように、多面付けシートの形態がとられ、前記非接触ICカード(A2)や多面付け中間製品(インレイ)(A3)等の情報媒体を複数のカメラで透視した画像を認識して位置補正を行い、外形の打抜き加工を行う。
ここで前記非接触ICカード(A2)や多面付け中間製品(インレイ)(A3)等の情報媒体を製造するための打抜き加工における具体的なマーク認識方法について、図11〜12及び図13に基づいて詳細に説明する。
図13は本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の位置制御及び打抜き装置の概略構成図であるが、ユニット2は、赤外線カメラ、CCDカメラ(XC−EI50 ソニー製)、レンズ(RLI614MP モリテックス製)、赤外LED照明(NBRL/CIR4848−52 モリテックス製)を使用している。尚、ユニット1〜4は、1台の装置の中に配置されている。
次に、図11〜12に示す、非接触ICカード(A2)や多面付け中間製品(インレイ)(A3)の多面付けシートを用いて打抜き加工における具体的なマーク認識の動作フローを説明する。(1)ユニット1にシートをセットする。(2)ユニット2にシートが移動する。「Y方向・θ方向 移動ユニット」。(3)カメラA・BでY方向・θ方向の位置を調整する。(4)カメラB・Cで1抜き目、X方向の位置を調整する。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」(ラミネート工程でのゆがみ発生時に平均化)。(5)1ピッチ移動で2抜き目、X方向の位置を調整する。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」。(6)1ピッチ移動で3抜き目、X方向の位置を調整する。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」。(7)1ピッチ移動で4抜き目、X方向の位置を調整する。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」。(8)上記位置データにより、ユニット3で打抜き加工を行う。(9)ユニット4で製品を排出する。
以上の製造方法により、インレイや情報媒体(完成品)の外形と内蔵されるICモジュール、或いはアンテナシートとの位置関係の精度を確保することができ、量産性に優れたものである。例えば、外形に対するインレイの位置を設計基準に対して±0.5mmを確保できるようなものとすることが可能になる。
ところで、前記インレット(3)を構成するアンテナ(3b)は、導電性のインキをアンテナシート(3c)に、例えば、公知のスクリーン印刷方式、フレキソ印刷方式、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式などの印刷方法で印刷して形成することができる。また、導電性のインキをプリンタでプリントすることも可能である。
また、前記ICモジュール(3a)を構成するICチップは、正方形状に形成されており、その辺部の長さ寸法が0.5mm、高さ寸法が0.1mmとされている。なお、辺部の長さ寸法は、0.5mmに代えて、適宜変更可能である。この場合、辺部の長さ寸法を、0.05mmから0.5mmの範囲とすることが好ましい。下限である0.05mmは、物理的に回路形成可能な最小サイズである。また、ICチップの形状は、例えば長方形状などのように、適宜変更可能である。この場合も、辺部(長辺部)の長さ寸法を0.05mmから0.5mmの範囲とすることが好ましい。なお、このような寸法のチップは、例えば、幅0.4mm、奥行き0.4mm、高さ0.1mm程度という寸法にて、(株)日立製作所のミューチップ(TM)で既に実現されており、技術的にそのようなICチップを量産製造できることは周知となっている。
前記アンテナ(3b)とICモジュール(3a)とは、電気的な接合部を介して接続している。電気的な接合部としては、異方性導電ペースト(ACP)などのような金属粒子と接着剤バインダーから構成され、熱・圧力条件下における接着剤バインダーの硬化により電気的接続が実現されるものなどが使用される。
例えば、前記アンテナ(3b)の所定の位置に異方性導電ペースト(ACP)、異方性導電性フィルム(ACF)、非導電性ペースト(NCP)、超音波(USB)を用いてICチップを接合して設けることが好ましい。
本発明を、具体的な実施例をあげて詳細に説明する。
<実施例1>
先ず、0.4mm角のICチップを有するICモジュール及び異方性導電ペースト(ACP)からなるアンテナを実装したポリエチレンテレフタレート製のアンテナシートで構成されたインレットを作製した。一方、別工程で、厚さ0.2mmのポリエチレンテレフタレート−G(PET−G)からなるコアシートに前記インレットを貼り込むための点線状の当たり罫と十字状の認識マークとをシルクスクリーン印刷方式(350メッシュ)で黒色インキを用いて印刷した。
前記インレットは、前記認識マーク(M)をカメラで画像認識して、コアシートに正確に貼り込んだ。尚、貼り込みに当たっては、位置ズレを防止するために瞬間接着剤をコアシートの所定の位置に少量塗布してインレットをコアシートに仮止めしておいた。
次に、前記認識マークをカメラで画像認識して、前記インレットを有するコアシート及び厚さ0.1mmのポリエチレンテレフタレート−G(PET−G)からなる表裏のオーバーシートを丁合いして、それぞれのシートに基準孔を設け、該基準孔に位置決め用の基準ピンを立てて積層した。積層した後、170℃の温度で熱ラミネート加工して完全に一体化させた。
このようにして一体化させた多層化シートのコアシート上の認識マークを外側よりカメラで画像認識して、所定のサイズに打抜き加工を行って、実施例1の非接触ICカードを製造した。
<実施例2>
実施例1において、多面付けシートを用いて、(1)ユニット1にシートをセットした。(2)ユニット2にシートを移動させた。「Y方向・θ方向 移動ユニット」。(3)カメラA・BでY方向・θ方向の位置を調整した。(4)カメラB・Cで1抜き目、X方向の位置を調整した。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」(ラミネート工程でのゆがみ発生時に平均化)。(5)1ピッチ移動で2抜き目、X方向の位置を調整した。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」。(6)1ピッチ移動で3抜き目、X方向の位置を調整した。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」。(7)1ピッチ移動で4抜き目、X方向の位置を調整した。「2台のカメラで上下インレットのX方向の位置の平均で抜き」。(8)上記位置データにより、ユニット3で打抜き加工を行った以外は、実施例1と同様にして実施例2の非接触ICカードを製造した。
<評価>
実施例1及び2の非接触ICカードの外形と内蔵されたICモジュール、或いはアンテナシートとの位置関係の精度を測定したところ、外形に対するインレイの位置が設計基準に対して±0.5mmを確保できた。
本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の1実施例を示す側断面図である。 本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の1実施例を示す平面透視図である。 本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)のコアシートに当たり罫と認識マークとを印刷した状態の1実施例を示す平面図である。 本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)のインレットの1実施例を示す平面図である。 本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)のコアシートに印刷する認識マークの1実施例を示す平面図である。 本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の多層化方法を説明する説明図である。 本発明に係る非接触ICカードの多面付け状態の1実施例を示す平面透視図である。 本発明に係る多面付け中間製品(インレイ)の多面付け状態の1実施例を示す平面透視図である。 本発明に係る非接触ICカードの1実施例を示す平面透視図である。 本発明に係る多面付け中間製品(インレイ)の1実施例を示す平面透視図である。 本発明に係る非接触ICカードの打ち抜き加工のプロセスを説明する説明図である。 本発明に係る多面付け中間製品(インレイ)の打抜き加工プロセスを説明する説明図である。 本発明に係るインレイや情報媒体(完成品)の位置制御及び打抜き装置の概略構成図である。
符号の説明
M・・・認識マーク
A1・・・インレイや非接触型ICカード等の情報媒体の外形サイズ
A2・・・非接触型ICカード
A3・・・多面付け中間製品(インレイ)
1・・・オーバーシート
2・・・オーバーシート
3・・・インレット
3a・・・ICモジュール
3b・・・アンテナ
3c・・・アンテナシート
4・・・コアシート
5・・・オーバーシート
7・・・当たり罫
8・・・基準孔
9・・・基準ピン

Claims (6)

  1. 非接触型ICカード等に内蔵されて使用されるインレイや情報媒体(完成品)の製造方法であって、ICモジュール及びアンテナを実装したアンテナシートからなるインレットを貼り込むコアシートに、当たり罫(インレットの貼られる位置を示す罫線)と、前記インレイや情報媒体(完成品)の外形サイズの略中央に十字形状の認識マークとを印刷し、該認識マークを基準にインレットの貼り込み及び多層化を含む全ての加工を行い、最終形態加工の打抜き加工も該認識マークを使用することを特徴とするインレイや情報媒体(完成品)の製造方法。
  2. 前記認識マークをカメラで画像認識して前記インレットを当たり罫内に貼り込むことを特徴とする請求項1記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法。
  3. 前記認識マークをカメラで画像認識して、コアシート及び表裏のオーバーシートを丁合いして多層化することを特徴とする請求項1又は2記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法。
  4. 少なくとも、表裏2層以上のオーバーシート間にインレットを挟んだ状態で熱ラミネート加工することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法。
  5. 前記コアシート上に印刷された認識マークを外側よりカメラで透視した画像を認識してインレイや情報媒体(完成品)の外形形状に打抜き加工することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法。
  6. 前記インレイや情報媒体(完成品)を多面付けで外形形状に打抜き加工を行う際は複数のカメラで透視した画像を認識して位置補正することを特徴とする請求項5記載のインレイや情報媒体(完成品)の製造方法。
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