JP7250565B2 - Icカードおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、レンチキュラーレンズを通じて画像が表示される、レンチキュラーレンズ付きICカードに関する。
近年は、課金システムやセキュリティ管理システム、物流管理システム等の様々な分野においてRFIDが活用され、また、これに用いられるリーダ/ライタ(外部装置)やRFIDタグ、非接触式ICカード等の非接触通信媒体に関する開発も活発に行われている。
なかでも非接触式ICカードは、そのICチップのメモリーに、個人情報、口座情報、入退室システム情報、電子マネー情報などの高いセキュリティが必要な機密情報が記憶されており、システムに設置されたリーダーライタと無線通信で、このような情報の読み取りや書き込みが行われる。
一方、IDカードやキャッシュカード、クレジットカードなどに用いられる非接触式ICカードにおいては、カードの所有者の本人確認を必要とするものがあり、所有者の顔画像やID番号等の個人情報をカード表面に表示することが行われている。この表示も偽造に対してセキュリティ性を高める手段として用いられ、例えば、カードの有する表示部表面にレンチキュラーレンズを設け、真贋判定や偽造防止を高めたものがある。
特許文献1には、レンチキュラーレンズと、レーザー感応層とを用い、カードの所有者と関連付けられたパーソナルアイデンティティの少なくとも2つの異なる可視画像を別の観察角度から見えるようにしたカードが開示されている。
特表2008-537244号公報
レンチキュラーレンズ付きICカードを製造する場合、一般にはレーザー発色層とレンチキュラーレンズが形成された透明フィルムを意匠印刷シート上に積層する構成となっていた(従来技術を示す図8参照)。
しかしレーザー発色層に形成された画像にレンチキュラーレンズの焦点距離を合わせる必要があるため、透明フィルムの厚みが通常のICカードに用いられる透明フィルム(オーバーシート)より厚くなってしまう。そのため、ICモジュールとアンテナを封入したコアシートに、意匠印刷シート、レーザー発色シート(層)、カバーシート(オーバーシート)を積層するとカード総厚は、1mm程度となり、JIS/ISO規格である総厚0.76±0.08mmを大きくオーバーしてしまう。このため、特許文献1のような従来技術では、カード厚みが大きくなりすぎる問題、ひいてはJIS/ISO規格を満足できるカードを作成できない問題があった。
上述した課題に鑑み、本発明では以下の態様を提供できる。
態様1
ICチップとアンテナを内包したコアシートと、
開口部を有する意匠印刷シートと、
複数のレンズが形成されたレンチキュラーレンズ領域を有する第二の透明樹脂層と
がこの順で積層されたものを含み、
前記意匠印刷シートの有する前記開口部の中に、レーザー発色層と第一の透明樹脂層とが積層された画像形成領域が少なくとも部分的に嵌め込まれて含まれる
ことを特徴とするICカード。
態様2
前記画像形成領域上に、前記レンチキュラーレンズ領域の少なくとも一部が重なることを特徴とする態様1に記載のICカード。
態様3
前記第一の透明樹脂層と前記第二の透明樹脂層が実質的に同一の材料からなることを特徴とする態様1または2に記載のICカード。
態様4
前記レーザー発色層に、前記レンチキュラーレンズ領域を透して観察したときに観察角度により少なくとも異なる2つの表示がされるように可視画像が形成されていることを特徴とする態様1~3のいずれかに記載のICカード。
態様5
前記ICカードの厚さ方向に垂直な面に関して、前記画像形成領域の面積が、前記意匠印刷シートの面積の半分以下である、態様1~4のいずれかに記載のICカード。
態様6
前記コアシートが、前記意匠印刷シートの有する前記開口部の少なくとも一部と重なる窪みまたは刳り貫きをさらに有し、
前記画像形成領域の一部が、前記コアシートの有する前記窪みまたは刳り貫きに嵌め込まれて含まれる
ことを特徴とする、態様1~5のいずれかに記載のICカード。
態様7
前記コアシートの、前記意匠印刷シートが在る側の面とは反対側の面の上にさらに、
裏面側意匠印刷シートと、
裏面側第二の透明樹脂層と
を含む、態様1~6のいずれかに記載のICカード。
態様8
前記裏面側意匠印刷シートが裏面側開口部を有し、
前記裏面側開口部の中に、裏面側レーザー発色層と裏面側第一の透明樹脂層とが積層された裏面側画像形成領域が少なくとも部分的に嵌め込まれて含まれ、
前記裏面側第二の透明樹脂層が、複数のレンズが形成された裏面側レンチキュラーレンズ領域を有する
ことを特徴とする、態様7に記載のICカード。
態様9
前記ICカードの厚さ方向に関し、前記コアシートを中心として対称な層構造を有する、態様7または8に記載のICカード。
態様10
総厚みが0.76mm±0.08mmである、態様1~9のいずれかに記載のICカード。
態様11
ICチップとアンテナを内包したコアシートを準備する工程と、
レーザー発色層と第一の透明樹脂層が積層されたレーザー発色シートを準備する工程と、
意匠印刷シートを準備する工程と、
第二の透明樹脂層からなる樹脂シートを準備する工程と、
前記レーザー発色シートを所定の形状に細分化する工程と、
前記意匠印刷シートに開口部を形成する工程と、
前記コアシートに開口部を形成した前記意匠印刷シートを重ね合わせ仮止めする工程と、
前記意匠印刷シートの開口部に細分化した前記レーザー発色シートを差し込み画像形成領域を形成する工程と、
前記意匠印刷シート上に前記樹脂シートを重ね合わせ仮止めする工程と、
前記コアシートと前記意匠印刷シートと前記樹脂シートを重ね合わせた積層体を熱プレスして一体化すると同時に前記樹脂シートの前記画像形成領域の少なくとも一部と重なる領域にレンチキュラーレンズ領域を形成する工程と
を含むことを特徴とするICカードの製造方法。
態様12
前記意匠印刷シートの有する開口部の輪郭の全長が、細分化した前記レーザー発色シートの外形の輪郭の全長よりも0.04mm~1.2mm大きいことを特徴とする態様11に記載のICカードの製造方法。
態様13
前記意匠印刷シートの有する開口部および細分化した前記レーザー発色シートの外形が共に方形であって、
前記意匠印刷シートの有する開口部の内寸の各辺の長さが、細分化した前記レーザー発色シートの外形の対応する各辺の長さよりも0.01mm~0.3mm大きいことを特徴とする態様12に記載のICカードの製造方法。
本発明の実施形態によれば、レンチキュラーレンズ付きICカードの総厚みを小さくすることができる。
本発明の或る実施形態に係るICカードの一例を示す断面図 図1のICカードのレンチキュラーレンズ領域を示す拡大断面図 (a)本発明の或る実施形態に係るICカードのコアシートの一例を示す断面図、(b)本発明の或る実施形態に係るICカードの意匠印刷シートの一例を示す断面図 本発明の或る実施形態に係るICカードの画像形成領域となるレーザー発色シートの製造工程例を示す断面図 本発明の或る実施形態に係るICカードの製造工程の一例を示す断面図 本発明の別の実施形態に係るICカードを示す断面図 本発明の別の実施形態に係るICカードを示す断面図 従来技術に係るICカードを示す断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。以下に示す説明においては便宜上、ICカードを構成する各層に関して、図面にて上方向にある面を「表面」と称し、その逆側にある面を「裏面」と称する。また表面のある側を「上」、裏面のある側を「下」と称することもある。
本発明の実施形態に係るICカードには、ICチップとアンテナを内包するコアシートと、開口部を有する意匠印刷シートと、レンチキュラーレンズ領域を有する第二の透明樹脂層とがこの順で積層されたものが含まれる。さらに、当該意匠印刷シートが有する開口部の中には、レーザー発色層と第一の透明樹脂層とが積層された画像形成領域が少なくとも部分的に嵌め込まれて含まれる。
図1には、本発明の或る実施形態に係るICカード10の断面図を示す。なお本明細書に示す図1その他の断面図では、あくまでわかりやすさのために、ICカードの厚さを極端に誇張して描写していることに留意されたい。
ICカード10は、図1の上から見た順に、第二の透明樹脂層61と、意匠印刷シート41と、コアシート20と、意匠印刷シート42と、第二の透明樹脂層62との積層構造を有している。ここで意匠印刷シート41は開口部43を有しており、当該開口部43の中には、図1の上から見た順に、第一の透明樹脂層32と、レーザー発色層31との積層構造が嵌め込まれている。
コアシート20は、ICチップ21とアンテナ22とを内包しており、ICカード10の通信機能を担う。ICチップ21は、モジュール形態(すなわち、ICチップを内蔵するモジュール形態の回路装置)であってもよい。アンテナ22は、典型的には導電性パターン(配線)を含む。一般的にはコアシート20は、樹脂シートを複数枚重ね合わせ、その中にICチップ21とアンテナ22とを内包するようにして作成できる。
コアシート20の材料となる樹脂シートとしては、熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。より具体的には、例えば、PETG(非結晶性PETコポリマー)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、発泡PET、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
図1に示した実施形態では、コアシート20は実質的に平滑な表面および裏面を有しており、その上にそれぞれ意匠印刷シート41、42が積層されている。別の実施形態では、後述するようにコアシート20の表面、裏面、またはその両方に窪みまたは刳り貫きが設けられていてもよい。
ICチップ21は、一般的には電源回路、制御回路、メモリー、及び送受信回路を含んで構成される回路装置である。電源回路は、アンテナ22を介して受信する電力を駆動電源として作動し、他の回路ブロックに対して電源を供給する。送受信回路は、アンテナ22を介して信号を送受信する回路である。制御回路は、送受信回路とメモリーに対して信号入出力可能に結合し、送受信回路とメモリー間でのデータ転送を介在する。例えば、制御回路は、送受信回路からの入力信号に応じてメモリーからデータリードして送受信回路へ転送し、若しくは送受信回路からの入力信号に応じてメモリーに対してデータライトする。上述した説明から明らかなように、ICチップ21は、アンテナ22を介して外部の通信装置(外部装置)、典型的にはリーダ/ライタと通信可能なものである。
アンテナ22は、ICチップ21が行う通信に用いられる搬送波の周波数に基づいて設定できる。図1に示す例では、コアシート20の内部に複数回にわたって周回する渦巻き状をなすパターンとしてアンテナ22を描いてある。アンテナ22は、銀ペースト等の導電性インキを用いた印刷や銅箔等の金属箔のエッチングによって形成できる。例えばアンテナ22を、一定の径を有する円形ワイヤ(すなわち断面が円形であるワイヤ)を、所定のパターンに描くように配置することで形成してもよい。
図1では、コアシート20の表裏面にそれぞれ意匠印刷シート41、42が積層されている。意匠印刷シート41、42は、ICカード10の審美的または機能的なデザインを担う文字、図形、商標などを印刷するための層である。例えば意匠印刷シート41、42には、ICカード10を使用する組織または個人の名称もしくは写真などを印刷してもよい。あるいは別の実施形態では、意匠印刷シート41、42が無地(単色で彩色されているのみ)であってもかまわないし、あるいは何も印刷されていないもの(原材料の風合いのままのもの)であったとしてもかまわない。
意匠印刷シート41、42を構成する樹脂材料としては例えば、PETG(非結晶性PETコポリマー)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、発泡PET、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)等の熱可塑性樹脂が好ましく挙げられるが、これらに限定はされない。
図1に示す実施形態では、ICカード10の表面側に位置する意匠印刷シート41が、開口部43を有している。開口部43の中には、図1の上から見た順(すなわち、ICカード10の表面から裏面へかけての方向に沿った順)に、第一の透明樹脂層32と、レーザー発色層31との積層構造が嵌め込まれており、当該積層構造のことをまとめて画像形成領域30とも称する。この画像形成領域30の上方向には、レンチキュラーレンズ領域50が画像形成領域30と少なくとも一部が重なるように設けられている。詳しくは後述するが、このように画像形成領域30とレンチキュラーレンズ領域50とを配置することで、ICカード10の厚みを抑えつつも、観察角度により異なる画像表示ができるようになっている。
なお別の実施形態では、表面側の意匠印刷シート41が開口部を有さずかつ裏面側の意匠印刷シート42が裏面側開口部を有していてもよく、その裏面側開口部に画像形成領域が嵌め込まれていてもよい。さらに別の実施形態では、意匠印刷シート41、42が共に開口部を有していて、各開口部にそれぞれ画像形成領域が嵌め込まれていてもかまわない。
画像形成領域30は、レーザー発色層31と第一の透明樹脂層32とを含んでいる。ICカード10の製造工程において、画像形成領域30は、レンチキュラーレンズ領域50を有する第二の透明樹脂層61で被覆された後、レンチキュラーレンズ領域50を介したレーザー印字加工を受けることで、画像(好ましくは人間にとって可視である「可視画像」)を表示できるようになる。また当該レーザー印字加工を二種以上の入射角を以って行えば、画像形成領域30が、観察角度によって異なる二種以上の画像を表示できるようになる。
画像形成領域30の面積は、ICカード10の厚さ方向に垂直な面(すなわち「表面」)の面積未満であれば特に限定されないが、製造のしやすさに鑑みて半分以下であるのが好ましく、1/3以下、1/5以下、1/10以下であってもかまわない。また或る実施形態では画像形成領域30の面積が、意匠印刷シート41の面積の半分以下、1/3以下、1/5以下、または1/10以下であってもよい。画像形成領域30の面積の下限は特に限定されず、ICカード10のユーザーにとって見やすい程度の面積、または何らかの他の手段が画像を認識できる程度の面積が確保されていればよい。
レーザー発色層31は、レーザー光を照射されると発色する材料であれば特に限定されず、発泡、凝縮、炭化、化学変化などを利用する材料が使用できるが、炭化を利用したものが発色コントラスト、耐久性がよく好ましい。具体的には、レーザー発色層31の材料として、主剤である樹脂に発色剤を添加した物質を使用できる。このような樹脂としては、発色剤の発熱により炭化するものであれよい。また発色剤としては、ビスマス酸化物、ネオジム酸化物、銅・モリブデン複合酸化物、アンチモンドープ酸化錫被覆マイカ、アンチモンドープ酸化錫/酸化チタン/二酸化珪素被覆マイカなどを好ましく挙げられるが、これらに限定はされない。好ましくはレーザー発色層31は、レーザー光を吸収することにより発熱し、発色剤の周辺の樹脂が黒色に炭化する物質であってよい。
第一の透明樹脂層32は、第二の透明樹脂層61上に形成されるレンチキュラーレンズ領域50の焦点距離を調整する役割を担う。この第一の透明樹脂層32の存在によって、第二の透明樹脂層61の厚みを薄くしても、レーザー発色層31に形成される画像に対するレンチキュラーレンズ領域50の焦点距離を適切に確保できる。
第一の透明樹脂層32は、透明性があり、レンチキュラーレンズ領域50のレンズ効果が得られるものであれば特に限定されない。第一の透明樹脂層32の材料としては例えば、PETG(非結晶性PETコポリマー)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、発泡PET、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)等の熱可塑性樹脂を好ましく挙げることができるが、これらに限定はされない。
図1に示す実施形態ではさらに、ICカードの表面の最上層および裏面の最下層として、第二の透明樹脂層61、62がそれぞれ設けられている。第二の透明樹脂層61、62は、ICカード10を保護するいわゆるオーバーシートとしての役割をも担う。第二の透明樹脂層61はさらに、画像形成領域30と少なくとも一部が重なるような配置を以ってレンチキュラーレンズ領域50を有する。第二の透明樹脂層61、62の材料は、第一の透明樹脂層32と同様のものが使用できる。レンチキュラーレンズ領域50の焦点距離の調整しやすさや、ICカード10の反りを抑える観点からは、第一の透明樹脂層32が、第二の透明樹脂層61および/もしくは第二の透明樹脂層62と実質的に同一の材料からなることが好ましい。
図1に示す実施形態では、表面側の第二の透明樹脂層61のみがレンチキュラーレンズ領域50を有しているが、別の実施形態では、表面側の第二の透明樹脂層61はレンチキュラーレンズ領域を有さずかつ裏面側の第二の透明樹脂層62が裏面側レンチキュラーレンズ領域を有していてもよい。さらに別の実施形態では、第二の透明樹脂層61、62が共にレンチキュラーレンズ領域を有していてもよい。なおも別の実施形態では、第二の透明樹脂層61、62の一方もしくは両方が、複数のレンチキュラーレンズ領域を有していてもかまわない。また例えば一つの画像形成領域に対して、複数のレンチキュラーレンズ領域がその一部を重ねるようにして存在していてもかまわない。言い換えると、レンチキュラーレンズ領域の個数と画像形成領域の個数とは、必ずしも一致していなくてもよいということである。
ICカード10が有する各層の厚みは任意に設定できるが、好ましくは以下のように設定できる。すなわち観察角度に依り複数種の画像を表示できるようにする観点からは、第二の透明樹脂層61の厚さは0.10mm以上が好ましい。なお、レンチキュラーレンズ領域50が有する僅かな厚みについては、実用上無視できる程度であることに留意されたい。裏面側の第二の透明樹脂層62の厚さは、ICカード10の反りを抑制する観点からは、第二の透明樹脂層61と同程度であるのが好ましい。
レーザー発色層31(および存在するのであれば他のレーザー発色層)の厚みは、発色濃度を確保する観点からは、0.5mm~0.10mm程度が好ましい。
意匠印刷シート41、42の厚みは、ICカード10に封入される部品を隠蔽する観点や、オフセット印刷機での位置決め精度を得る観点からは、0.05mm~0.20mm程度であるのが好ましい。
コアシート20の厚みは、ICカード10に封入される部品を収める必要がある都合上、0.30mm~0.60mm程度であるのが好ましい。
ICカード10の総厚みは、JIS X6301:2005(またはこれに対応するISO/IEC 7810:2003)の規定に鑑みて、0.76mm±0.08mmであるのが好ましい。またICカード10が、図1に示した以外の層をさらに有していてもかまわない。
或る実施形態においては、ICカード10の反り(変形)を軽減するために、ICカード10の層構造がコアシート20を中心としてICカード10の厚さ方向に関して対称であることが好ましい。なおここで言う「対称」とは、上から第二の透明樹脂層61、意匠印刷シート41、コアシート20、意匠印刷シート42、第二の透明樹脂層62の順に積層しているような状態のことを指す語であって、便宜上画像形成領域30とレンチキュラーレンズ領域50は考慮していないことに留意されたい。
図2は、図1のICカード10が有する第二の透明樹脂層61の上に設けられるレンチキュラーレンズ領域50の拡大図である。レンチキュラーレンズ領域50は、複数のレンズを含む。レンズに関するパラメータは下記式で定義される。
Figure 0007250565000001
t = 1.5R
ここでPはレンズピッチ、Rはレンズ半径、Dはレンズ深さ、tは透明樹脂層の厚みである。
透明樹脂層の厚みtとは、本実施形態においては第一の透明樹脂層32と第二の透明樹脂層61を合わせた厚みとなる。このため、第二の透明樹脂層61の厚みを薄くできる。例えば、レンズピッチP=103μm、レンズ半径R=65μm、レンズ深さD=25μmとすると、厚みt=98μmが必要になる。すると第一の透明樹脂層32の厚みを50μmにすることで、第二の透明樹脂層61の厚みは48μmにできる。したがって従来技術に係るICカードでは実現できなかった程度(図8に示す従来技術のおよそ75%程度)にまで、レンチキュラーレンズの機能を損わずにICカード10の厚みを薄くできる。
レンチキュラーレンズ領域50は第二の透明樹脂層61の一部(すなわち、同じ材料)としてできていてもよいし、または異なる材料であってもかまわない。レンチキュラーレンズ領域50を通して、レーザー発色層31に形成された画像が観察でき、好ましくは観察角度に応じて二種以上の異なる画像が観察できる。
レンチキュラーレンズ領域50の面積は、画像形成領域30の面積に応じて任意に設定できるが、コストとデザインの観点からはICカード10の表面の5~8%程度であるのが好ましい。これは、レンチキュラーレンズ領域50を形成するためのプレスプレートや、画像を形成するためのレーザー印字加工にもコストが掛かるため、あまりに面積が大きいとコスト負担が嵩むことが理由である。また、あまりにレンチキュラーレンズ領域50が大きいと、ICカード10自体の表示性・意匠性が損われてしまうことも理由となる。
以下、図3~5を参照しつつICカード10の製造方法の例をさらに説明していく。
図3(a)は、ICカード10のコアシート20の一例を示す断面図である。ここに示すコアシート20の製造にあたっては例えば、まず支持基板となる樹脂シートに、貫通穴状もしくは窪み状の空所を設ける。そして当該空所内に、ICチップ21(回路装置)を配置する。また支持基板の表面にアンテナ22となる導電性パターンを配線する。配線方法としては例えば、超音波融着の原理を活用して支持基板の表面に埋め込む態様にてワイヤを所定の形状に配置する方法が使用できる。この場合は超音波融着により支持基板の表面が溶融し、ワイヤが支持基板の表面に埋め込まれる。超音波融着に際しては、ワイヤを繰り出しながら、ワイヤを支持基板の表面に埋め込むことが可能な配線描画装置を用いることが好適である。次いで、空所内にて導電性パターンのワイヤ端部と回路装置を電気的に接続する。その接続には例えば、導電性材料の典型例である半田を使用でき、半田を介してワイヤ端部と回路装置の接続端子部間を短絡させることができる。そしてその後、必要に応じて支持基板の表裏に別の樹脂シート、例えば熱可塑性樹脂材料からなるラミネートフィルムを積層し、加熱プレスにより密着させることで、ICチップ21とアンテナ22とを内包したコアシート20を作製できる。
図3(b)は、意匠印刷シート41、42の一例を示す断面図である。意匠印刷シート41、42には必要に応じて印刷が施され、画像形成領域30を形成する意匠印刷シート41には開口部43を打ち抜く。この開口部43には、追って画像形成領域30となるレーザー発色シートが差し込まれる。作業性やラミネート後の仕上がりを良好にする観点からは、打ち抜きサイズ(すなわち、開口部43の輪郭の全長)を、後から差し込まれるレーザー発色シートの外形の輪郭の全長よりも0.04mm~1.2mm大きくするのが好ましい。或る実施形態では、開口部43とレーザー発色シートの外形が共に方形であってよく、その際の開口部の内寸の各辺の長さが、レーザー発色シートの外形の対応する各辺の長さよりも0.01mm~0.3mm大きくするのが好ましい。
図4(a)は、画像形成領域30の元となるレーザー発色シート70の一例を示す断面図である。レーザー発色シート70は第一の透明樹脂層32となる樹脂シート72と、レーザー発色層71とを積層して形成できる。レーザー発色層71は塗布形成してもよく、シート状であればラミネートにより熱融着させてもよい。こうして得られたレーザー発色シート70を、図4(b)に示したようにビク刃などで所定の形状に打ち抜き、図4(c)に示すような細分化したレーザー発色シート73が得られる。細分化したレーザー発色シート73の形状は、開口部43の形状に合わせ、上述したようにサイズを調整するのが好ましい。
図5は、ICカード10の製造工程の一例を示す断面図である。上述したようにコアシート20、意匠印刷シート41、42、細分化したレーザー発色シート73を準備した後、開口部43を形成した意匠印刷シート41を、コアシート20に重ね合わせて仮止めする。そして開口部43に、細分化したレーザー発色シート73を差し込み、画像形成領域30を形成する。次いで、意匠印刷シート41上に第二の透明樹脂層61を重ね合わせて仮止めし、コアシート20と意匠印刷シート41と第二の透明樹脂層61を重ね合わせた積層体を熱プレスして一体化する。これと同時に、第二の透明樹脂層61の画像形成領域30と重なる領域において、レンチキュラーレンズ領域50を形成する。この例では、レンチキュラーレンズ領域50の形成は、レーザー切削によって形成されたレンズ形状となる凹部を有したプレスプレートを用いて行える。このようにICカード10では必要な部分のみレーザー発色層を形成するため、高価なレーザー発色シートの使用量を抑えることができ、大幅なコストダウン効果も得られる。
図6は、別の実施形態に係るICカード100を示す断面図である。ICカード100は図1のICカード10と同様であるが、コアシート20が窪みを有し、その窪みの中にも画像形成領域30が嵌め込まれていることが異なっている。このような構成によれば、レンチキュラーレンズ領域50のための焦点距離の調整の自由度をさらに上げることができる。
図7は、さらに別の実施形態に係るICカード200を示す断面図である。ICカード200は図1のICカード10と同様であるが、コアシート20が刳り貫きを有し、その刳り貫きを埋めるように、コアシート20を貫通する画像形成領域30が設けられていることが異なっている。またさらに、裏面側の意匠印刷シート42も開口部を有しかつ裏面側の第二の透明樹脂層62にもレンチキュラーレンズ領域50を有しており、画像形成領域30が、表面側の第一の透明樹脂層32、レーザー発色層31、および裏面側の第一の透明樹脂層32を有していることも異なっている。このような構成によれば、レンチキュラーレンズ領域50のための焦点距離の調整の自由度をさらに上げられるだけでなく、表裏面ともに画像表示を行うこともできる。
(実施例1)
[コアシートの作製]
厚さ0.15mmの三菱ケミカル社製PETG(製品名PG-WHI-FG)を3枚貼り合わせ、その中にICモジュールとアンテナを封入して厚さ0.45mmのコアシートを作製した。ICモジュールにはNXP社製のMOA4モジュール(製品名Mifare1k)を使用し、アンテナ線にはエレクトリゾーラ社製の自己融着被覆銅線AB15(φ0.115mm)を使用した。アンテナ線は、配線描画装置を用いて超音波でPETGシートへ埋め込みながら形成し、アンテナ線とICモジュールの接続には半田を用いた。シートの貼り合わせは、ビュルクレ社製多段熱冷プレス機を使用し、温度135℃、圧力50N/cm2、時間20分の加工条件で一体化成形した。
[意匠印刷シートの作製]
厚さ0.10mmの三菱ケミカル社製PETG(製品名PG-WHI-FG)を表面用と裏面用に2つ準備し、オフセット印刷で意匠デザインを印刷した。表用の意匠印刷シートの画像形成領域部分には、サイズが12.1mm×17.1mm、コーナーがR1.5のビク刃で打ち抜き加工を行い、貫通穴(開口部)を形成した。
[レーザー発色シートの作製]
厚さ0.05mmの三菱ケミカル社製PETG(製品名PG-MCT)と厚さ0.06mmの三菱ケミカル社製レーザー発色フィルム(製品名DPI-TR)をラミネートして一体化させ、1枚のシートにした。そのシートをサイズが12.0mm×17.0mm、コーナーがR1.5のビク刃で打ち抜き加工を行い、細分化したレーザー発色シートを作製した。
[画像形成領域の作製]
コアシートの表裏に意匠印刷シートを超音波シーラーで仮止めした。貫通穴を形成した意匠印刷シートの貫通穴にレーザー発色シートを挿入し、コアシートに超音波シーラーで固定した。
[レンチキュラーレンズ領域の作製]
コアシートの表裏に意匠印刷シートを仮止めしたシートの表裏に、カードの最表層となる厚さ0.05mmのオーバーシートを仮止めした。オーバーシートには三菱ケミカル社製の透明PETG(製品名PG-MCT)を用いた。
次に、丁合(仮止めによる位置合わせ)済みのシートを名機製作所製の真空ラミネーターMP600でラミネートし、貼り合わせしたシートを熱と圧力で一体化成形した。温度135℃、圧力7.5MPa、時間5分の条件で加工した。レンチキュラーレンズを形成するために4PLATE社製の特殊なプレス板を使用した。レンチキュラーレンズ部分は、プレスプレートをレーザー切削によって形成された凹部を有し、この部分に樹脂が押され、レンズ形状が形成されるようにした。凹部はレンズピッチP=103μm、レンズ半径R=65μm、レンズ深さD=25μmとした。
以上の各工程は、複数のICカードをまとめて製造可能なシートに対して行った。各工程を経た後にシートを所定の形状に切断しICカードを得た。ICカードの総厚みは0.05+0.10+0.45+0.10+0.05=0.75mmであった。
[レーザー印字による検証]
作製したICカードのレンチキュラーレンズ領域に、ルーラマット社製卓上レーザー発行機POWRE PERSO DLEを使用して垂直方向から左右に15度ずつずらして二種類の画像を記録した。その結果、二種類の画像は、それぞれ違う角度からのみ視認することができる良好な可変印字画像であることが確認できた。
(比較例1)
実施例1と同様に各層を形成し、ICカードを得た。ただし、オーバーシートの厚みを0.10mmとし、意匠印刷シートにはいずれも開口部は設けなかった。また表面側オーバーシートと表面側意匠印刷シートの間に厚さ0.06mmのレーザー発色層を、裏面側オーバーシートと裏面側意匠印刷シートの間に厚さ0.06mmの別の意匠印刷シートを、それぞれ挟んだ。ICカードの総厚みは0.10+0.06+0.10+0.45+0.10+0.06+0.10=0.97mmであった。
(比較例2)
比較例1と同様に各層を形成し、ICカードを得た。ただし、裏面側オーバーシートの厚みを0.05mmとし、裏面側オーバーシートと裏面側意匠印刷シートの間には意匠印刷シートは挟まないようにして、非対称な層構成とした。ICカードの総厚みは0.10+0.06+0.10+0.45+0.10+0.05=0.86mmであった。
実施例1、比較例1、および比較例2に係るICカードをそれぞれ24枚ずつ用意し、JIS X6301:2005に則って反りを測定して平均値を算出した。結果を下記表に示す。
Figure 0007250565000002
実施例1は厚みを小さくできただけでなく、反りをJIS/ISO規格で定める範囲内に収めることができた。一方比較例1は、レンチキュラーレンズの焦点距離を確保するためには大きな厚さを必要としてしまった。また比較例2では、反りがJIS/ISO規格で定める範囲を逸脱してしまった。
10 ICカード
20 コアシート
21 ICチップ
22 アンテナ
30 画像形成領域
31 レーザー発色層
32 第一の透明樹脂層
41、42 意匠印刷シート
43 開口部
50 レンチキュラーレンズ領域
61、62 第二の透明樹脂層
70 レーザー発色シート
71 レーザー発色層
72 樹脂シート
73 細分化したレーザー発色シート
100 ICカード
200 ICカード

Claims (12)

  1. ICチップとアンテナを内包したコアシートと、
    開口部を有する意匠印刷シートと、
    複数のレンズが形成されたレンチキュラーレンズ領域を有する第二の透明樹脂層と
    がこの順で積層されたものを含み、
    前記意匠印刷シートの有する前記開口部の中に、レーザー発色層と第一の透明樹脂層とが積層された画像形成領域が少なくとも部分的に嵌め込まれて含まれ、かつ、
    前記画像形成領域上に、前記レンチキュラーレンズ領域の少なくとも一部が重なる
    ことを特徴とするICカード。
  2. 前記第一の透明樹脂層と前記第二の透明樹脂層が実質的に同一の材料からなることを特徴とする請求項1に記載のICカード。
  3. 前記レーザー発色層に、前記レンチキュラーレンズ領域を透して観察したときに観察角度により少なくとも異なる2つの表示がされるように可視画像が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のICカード。
  4. 前記ICカードの厚さ方向に垂直な面に関して、前記画像形成領域の面積が、前記意匠印刷シートの面積の半分以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のICカード。
  5. 前記コアシートが、前記意匠印刷シートの有する前記開口部の少なくとも一部と重なる窪みまたは刳り貫きをさらに有し、
    前記画像形成領域の一部が、前記コアシートの有する前記窪みまたは刳り貫きに嵌め込まれて含まれる
    ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のICカード。
  6. 前記コアシートの、前記意匠印刷シートが在る側の面とは反対側の面の上にさらに、
    裏面側意匠印刷シートと、
    裏面側第二の透明樹脂層と
    を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のICカード。
  7. 前記裏面側意匠印刷シートが裏面側開口部を有し、
    前記裏面側開口部の中に、裏面側レーザー発色層と裏面側第一の透明樹脂層とが積層された裏面側画像形成領域が少なくとも部分的に嵌め込まれて含まれ、
    前記裏面側第二の透明樹脂層が、複数のレンズが形成された裏面側レンチキュラーレンズ領域を有する
    ことを特徴とする、請求項6に記載のICカード。
  8. 前記ICカードの厚さ方向に関し、前記コアシートを中心として対称な層構造を有する、請求項6または7に記載のICカード。
  9. 総厚みが0.76mm±0.08mmである、請求項1~8のいずれか一項に記載のICカード。
  10. ICチップとアンテナを内包したコアシートを準備する工程と、
    レーザー発色層と第一の透明樹脂層が積層されたレーザー発色シートを準備する工程と、
    意匠印刷シートを準備する工程と、
    第二の透明樹脂層からなる樹脂シートを準備する工程と、
    前記レーザー発色シートを所定の形状に細分化する工程と、
    前記意匠印刷シートに開口部を形成する工程と、
    前記コアシートに開口部を形成した前記意匠印刷シートを重ね合わせ仮止めする工程と、
    前記意匠印刷シートの開口部に細分化した前記レーザー発色シートを差し込み画像形成領域を形成する工程と、
    前記意匠印刷シート上に前記樹脂シートを重ね合わせ仮止めする工程と、
    前記コアシートと前記意匠印刷シートと前記樹脂シートを重ね合わせた積層体を熱プレスして一体化すると同時に前記樹脂シートの前記画像形成領域の少なくとも一部と重なる領域にレンチキュラーレンズ領域を形成する工程と
    を含むことを特徴とするICカードの製造方法。
  11. 前記意匠印刷シートの有する開口部の輪郭の全長が、細分化した前記レーザー発色シートの外形の輪郭の全長よりも0.04mm~1.2mm大きいことを特徴とする請求項10に記載のICカードの製造方法。
  12. 前記意匠印刷シートの有する開口部および細分化した前記レーザー発色シートの外形が共に方形であって、
    前記意匠印刷シートの有する開口部の内寸の各辺の長さが、細分化した前記レーザー発色シートの外形の対応する各辺の長さよりも0.01mm~0.3mm大きいことを特徴とする請求項11に記載のICカードの製造方法。
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