JP5223183B2 - 光電気複合配線部品及びこれを用いた電子機器 - Google Patents

光電気複合配線部品及びこれを用いた電子機器 Download PDF

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Description

本発明は光電気複合配線部品に係わり、特に伝送信号の伝送速度に応じて、伝送信号の伝送路を電気伝送系または光伝送系に切替えて伝送する伝送路切替え機構を有する光電気複合配線部品、及びこれを用いた電子機器に関するものである。
高画質な動画像伝送を行う電子機器の開発が急速に進展し、機器内配線における伝送容量の大容量化が強く求められている。また、電子機器の小型化に伴い、配線部材の幅を細くすることが課題となっている。このため配線1本あたりの伝送容量を増加することで配線数を減らし配線部材の幅を細くすることも検討されている。しかし、電気配線では伝送速度の向上には限界があるため、大容量化・高速化を実現する技術として光通信技術を用いた光電気複合配線が検討されている。
図8に従来の光電気複合配線部品の一例を示す。
電子機器に供給する電源用の電源線801、及び音声など伝送速度が低速(100Mbit/sec以下)の信号線802に関しては電気配線を使用している。一方、動画像信号などは高い伝送速度(例えば8B10B符号で1.25Gbit/sec以上)を必要とするため電気信号による伝送が難しい信号に関しては、光配線の一端に設けられた発光素子にて電気/光信号変換するE/O変換部803と、発光素子から出射された光信号を光伝送する光配線804と、光配線804の他端に設けられた受光素子にて光/電気変換するO/E変換部805とからなる光伝送系が用いられている。
なお、電気配線と光配線の使い分けは、信号線上を伝送される信号の伝送速度の最大値に依っている。
従来の先行技術としては、以下の特許文献がある。
特開平9−96746号公報 特許第2842388号公報 特開平11−352362号公報 特開2006−091241号公報
しかしながら、高い最大伝送速度を必要とする信号線において、常時その高い変調速度または伝送速度による大きな伝送容量が必要であるとは限らない。例えば、電子機器が能動時には動画の伝送といった大容量の伝送が必要となるが、待機時においては僅かなデータ伝送しか発生しないといったような電子機器がある。低い変調速度または伝送速度で足りるような待機時にも光伝送を用いていると、発光素子、受光素子、および発光・受光素子を駆動する電子デバイスなどから構成される光送受信部の消費電力が大きいため、特に電源容量の限られた携帯型機器などでは動作時間が短くなるという問題があった。
また、光伝送で双方向通信を行う場合には、電気配線及び光配線の数を双方向の分だけ用意する必要があり、配線数が増えてしまう問題があった。
上記目的を達成するため、本願発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明に係る光電気複合配線部品は、光信号を伝送するための光配線と、電気信号を伝送するための電気配線と、上記光配線の一端に設けられた発光素子と、上記光配線の他端に設けられた受光素子と、上記発光素子を駆動する発光素子駆動回路と、上記受光素子の受光電流を増幅する増幅器とからなる光電気複合配線部品において、伝送信号の変調速度または伝送速度をモニタし、モニタした上記伝送信号が低速である場合には上記伝送信号を電気信号のまま伝送する電気伝送系で伝送し、モニタした上記伝送信号が高速である場合には上記伝送信号は上記光配線を経由して光伝送系で伝送するように伝送信号の伝送経路を切替える伝送路切替え機構と、上記受光素子に流れる受光電流をモニタする光パワーモニタ回路とを有し、上記伝送路切替え機構は、上記光パワーモニタ回路によるモニタ結果に基づいて、上記増幅器を動作状態または非動作状態に切替える増幅起用制御素子を有する。
請求項の発明は、請求項1に記載の光電気複合配線部品において、上記伝送路切替え機構は、電気伝送路を電気的または機械的に導通状態または非導通状態に切替える伝送ゲート素子と、上記発光素子または上記発光素子駆動回路を動作状態または非動作状態若しくはほぼ非動作状態に切替える光送信器用制御素子とを有する。
請求項の発明は、請求項1または請求項2に記載の光電気複合配線部品において、上記伝送信号の変調速度または伝送速度が低速または高速であることを判別し、上記伝送信号の変調速度または伝送速度に応じて制御信号を出力する伝送速度モニタ部を有し、上記制御信号により伝送信号の伝送経路が切替えられる。
請求項の発明は、請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品において、上記伝送信号が低速である場合には上記伝送信号を電気信号のまま伝送する電気伝送系で伝送し、上記伝送信号が高速である場合には上記伝送信号は光送受信部を経由して光伝送系で伝送する光電気複合配線部品において、上記電気伝送系および上記光伝送系共に片方向の伝送構成であるものである。
請求項の発明は、請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品において、上記伝送信号が低速である場合には上記伝送信号を電気信号のまま伝送する電気伝送系で伝送し、上記伝送信号が高速である場合には上記伝送信号は上記光送受信部を経由して光伝送系で伝送する光電気複合配線部品において、上記電気伝送系は半2重通信による双方向伝送構成であり、上記光伝送系は片方向の伝送構成であるものである。
請求項の発明は、請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品において、上記発光素子駆動回路および上記増幅器の入力インピーダンスは、非動作時には電気的に絶縁とみなされる程度のインピーダンスを有し、動作時には入力される信号線のインピーダンスとほぼ整合がとられているものである。
請求項の発明は、請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品において、少なくとも上記電気配線と上記光配線は可撓性を有する基板に実装または配置されているものである。
請求項の発明は、複数の電子デバイスを搭載した電子機器内で、上記電子デバイスと他の上記電子デバイス間の信号伝送を行う伝送部品として請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品を用いた電子機器に関するものである。
本願発明によれば、伝送信号の変調速度または伝送速度に応じて伝送路を自動的に、電気配線系または光配線系に選択・切替えることにより、電気配線による伝送の低消費電力性と、光配線による光伝送の大伝送容量の両者の特性を併せ持った、伝送容量に対して電力効率の高い電気光複合配線部材を提供することができる。一例として1.8V電源動作系で、光伝送時は20mW程度の消費電力が想定されるが、電気伝送時は5mW以下程度になると想定されるため、低速伝送時に光伝送から電気伝送に切替えることにより15mW程度電力を低減する効果が期待できる。
以下、本願発明の第一の実施例を図1〜図7の実施形態に基づいて説明する。図1は本発明の光電気複合配線部品の構成図である。信号の伝送方向はマスタ側(フリップ式の携帯電話を例にすると本体側(キーボードのある側))118から、スレーブ側(フリップ式の携帯電話を例にするとディスプレイ側)119への片方向のデータ伝送の構成である。
先ず伝送経路について説明する。
発光素子駆動回路106は、送信信号線103の信号レベルに応じて発光素子107の発光を制御し、電気信号を光信号に変換するための駆動回路である。更に光伝送路109の他端には受光素子111が光学的に結合されており、光伝送路109を伝送してきた光信号を電気信号に変換する。そして受光素子111で光電変換された電気信号は増幅器112で増幅されて送信信号線116を介してスレーブ側119へ伝送される。この発光素子駆動回路106、発光素子107、光伝送路109、受光素子111、および増幅器112は電気信号を光信号に変換して伝送した後、再び光信号を電気信号に変換して伝送する構成であり、光伝送系を構成している。光伝送系は数100Mbit/sec以上の高速・大容量の信号を伝送することが出来るため、動画像などの大容量の信号を伝送するのに適している。
一方、伝送ゲート素子105、電気伝送路110、および伝送ゲート素子115で構成される伝送系は電気信号のまま伝送する電気伝送系を構成している。電気伝送系は光伝送系と比べ伝送速度・容量は劣るため、音声信号など低速度の信号を伝送する場合に用いる。
なお、光伝送系または電気伝送系どちらの伝送系を用いるか切替えを決める伝送速度は、伝送路の長さ等に依存する電気伝送の限界に応じて適宜設定される。
次に本発明の光電気複合配線部品の各構成の機能および動作を説明する。
電源線100は電子機器に供給される電源であり、マスタ側からスレーブ側に供給されている。
伝送速度モニタ部101は、送信信号線103に流れている信号の伝送速度をモニタする構成を有している。
図7に伝送速度モニタ部101の内部構成の一例を示す。この構成は、高速な伝送信号(例えば1Gbit/sec以上)は8B10B符号を用いた2値のNRZ(Non−Return to Zero)信号のようなDCバランスが取れた符号で符号化されている場合を想定している。
そして、伝送信号の伝送速度が1Gbit/secのとき、8B10B符号を用いた2値のNRZ信号を用いた場合には、変調速度は1.25Gbaud/secとなる。また4値のNRZ信号を用いた場合には、変調速度は625Mbaud/secとなる。
次に伝送速度モニタ部101を構成する各構成を説明する。
緩衝増幅器700は、入力信号線701(送信信号線103に相当)への緩衝増幅器700後段の回路(低域通過フィルタ702、ピークホールド回路703など)による影響を無視できる程度の、高い入力インピーダンス(例えば数MΩ以上)を持っている。入力された信号は事前に定めた振幅にリミット増幅して出力する。
低域通過フィルタ702は、伝送速度が低速時の信号のみを通過させるフィルタである。その通過特性は低速な伝送信号(例えば100Mbit/sec以下)を通し、高速な伝送信号(例えば100Mbit/secを超える)を通さない範囲に定められている。この低域通過フィルタ702は、緩衝増幅器700に同様の周波数特性を持たせることによって省略することもできる。
ピークホールド回路703は、低域通過フィルタ702を通過してきた低速信号のピーク電圧値を保持する回路であり、その保持期間は低速信号における符号変化の間隔時間の最大値以上に設定する。
基準電圧源704は緩衝増幅器700の出力の最大値と中央値の間に設定された電圧を出力するよう設定されている。
比較器705はピークホールド回路703の出力と基準電圧源704の出力を比較する回路であり、基準電圧よりもピーク電圧値が高ければ高電位(例えば電源電圧程度)を出力し、低ければ低電位(例えばグランドレベル程度)を出力する。
出力信号線706は比較器705の出力に接続されており、信号線701に入力された信号の伝送速度が低速な時には高電位、高速な時には低電位を出力する。
次に、伝送信号の変調速度または伝送速度に応じて伝送速度モニタ部101が出力する制御信号について説明する。
伝送速度モニタ部101に入力信号線701から低速の信号が入力された場合には、入力された信号は緩衝増幅器700にて事前に定められた振幅まで増幅され、低域通過フィルタ702に入力される。低速の信号はそのまま通過し、ピークホールド回路703に入力され、緩衝増幅器700の出力振幅電圧の最大値がホールドされる。この電圧は基準電圧源704の出力電圧よりも高いため、比較器705の出力は高電位となり、出力信号線706を介して入力信号線701の伝送信号は低速であることを示す高電位の制御信号が出力される。
次に、伝送速度モニタ部101に、入力信号線701から高速の信号が入力された場合には、入力された信号は緩衝増幅器700にて決められた振幅に増幅され、低域通過フィルタ702に入力される。この低域通過フィルタ702を高速の信号は通過できないため、低域通過フィルタ702の出力電圧は緩衝増幅器700の出力信号の平均電圧となる。緩衝増幅器700に入力される信号はDCバランスが取れるように符号化(例えば8B10B符号)されているため、平均電圧は緩衝増幅器700の出力振幅の中央値となる。この平均電圧がピークホールド回路703に入力されるため、振幅電圧の中央値がホールドされる。この電圧は基準電圧源704の出力電圧よりも低いため、比較器705の出力は低電位となり、出力信号線706を介して入力信号線701の伝送信号は高速であることを示す低電位の制御信号が出力される。
一方、光伝送−電気伝送切り替え信号102は、伝送信号の変調速度または伝送速度によらずマスタ側118から光伝送経路と電気伝送経路を切り替えるために用いる信号線であり、伝送速度モニタ部101と光パワーモニタ回路113に接続されている。マスタ側118にて意図的に伝送路を選択する必要が無い場合には、光伝送−電気伝送切り替え信号102は無くても良い。
光送信器用電源制御素子108はバイポーラ、またはFETトランジスタなどで構成され、レーザダイオードなどの発光素子107および発光素子駆動回路106に供給する電源を制御し、発光素子107および発光素子駆動回路106を動作状態、または非動作状態に切替える制御素子である。
動作メカニズムを以下に説明する。
伝送速度モニタ部101の比較器705の出力が低電位(高速な伝送信号)のときは、光送信器用電源制御素子108(本実施例ではPチャネルMOS素子)は、ゲートがLowレベルとなりソースとドレイン間が導通状態となる。これにより発光素子107に電源が供給され、発光素子107は動作状態となる。
一方、伝送速度モニタ部101の比較器705の出力が高電位(低速な伝送信号)のときは、光送信器用電源制御素子108(本実施例ではPチャネルMOS素子)は、ゲートがHighレベルとなりソースとドレイン間が遮断状態となる。これにより発光素子107に電源が供給されなくなり、発光素子107は非動作状態となる。
光パワーモニタ回路113は、フォトダイオードなどの受光素子111に電源を供給すると共に、受光素子111に流れる受光電流をモニタし、流れる受光電流の有無、または光伝送−電気伝送切り替え信号102に応じて、増幅器用電源制御素子114および伝送ゲート素子115を動作状態、または非動作状態に切替える信号を出力するものである。
光パワーモニタ回路113の内部構造は、例えば抵抗を設け、その抵抗に流れる受光電流によって生じる電位の変化を検出するものである。受光素子111によって受光電流が発生している場合には、光パワーモニタ回路113は低電位を出力し、受光電流が発生してない場合には光パワーモニタ回路113は高電位を出力する構造となっている。
増幅器用電源制御素子114はバイポーラ、またはFETトランジスタなどで構成され、光パワーモニタ回路113の出力に応じて増幅器112に供給される電源を制御し、増幅器112を動作状態、または非動作状態に切替える制御素子である。
動作メカニズムを以下に説明する。
光パワーモニタ回路113の出力が低電位(高速な伝送信号)のときは、増幅器用電源制御素子114(本実施例ではPチャネルMOS素子)は、ゲートがLowレベルとなりソースとドレイン間が導通状態となる。これにより増幅器112に電源が供給され、増幅器112は動作状態となる。
一方、光パワーモニタ回路113の出力が高電位(低速な伝送信号)のときは、増幅器用電源制御素子114(本実施例ではPチャネルMOS素子)は、ゲートがHighレベルとなりソースとドレイン間が遮断状態となる。これにより増幅器112に電源が供給されなくなり、増幅器112は非動作状態となる。
発光素子107は光伝送路109の一端に光学的に結合されており、発光素子駆動回路106により駆動されて発光し、電気信号を光信号に変換する素子である。
光伝送路109は、光信号が伝送するコア層と、そのコア層の周囲をコア層よりも低屈折率であるクラッド層で覆われた構造をしており、可撓性の材料を用いて製造されている。コア層は直径50から200ミクロン程度のマルチモードコアである。勿論、光配線として、マルチモードまたはシングルモード光ファイバを用いても良い。
伝送ゲート素子105は伝送速度モニタ部101からの制御信号に応じて、送信信号線103と電気伝送路110の間を電気的に導通、あるいは絶縁する素子である。
図4に伝送ゲート素子105の構成の一例を示す。入出力信号線400、401と制御入力402、その入力を反転する論理反転素子403、NチャネルMOS素子404とPチャネルMOS素子405から構成される。
伝送ゲート素子105の動作は以下の通りである。
制御入力402(伝送速度モニタ部101の出力信号線706に相当)が高電位になると、NチャネルMOS素子404のゲート端子は高電位となり、PチャネルMOS素子405のゲート端子は論理反転素子403のために低電位となる。これによりNチャネルMOS素子404とPチャネルMOS素子405の双方がオン状態となり、入出力信号線400と401との間が電気的に導通される。
一方、制御入力402が低電位になると、NチャネルMOS素子404のゲート端子は低電位となり、PチャネルMOS素子405のゲート端子は論理反転素子403のために高電位となる。これによりNチャネルMOS素子404とPチャネルMOS素子405の双方がオフ状態となり、入出力信号線400と401との間が電気的に遮断される。
なお、伝送ゲート素子105をNチャネルMOS素子404とPチャネルMOS素子405とを組合わせて構成したのは、伝送信号が低レベルの場合にはPチャネルMOS素子405が動作し、伝送信号のDCレベルが高レベルの場合にはNチャネルMOS素子404が動作するようにすることで、伝送信号の電位レベルが低レベルまたは高レベルのどちらでも伝送ゲート素子105が動作するようにするためである。
そして、発光素子駆動回路106の電源が投入されている時は、送信信号線103の特性インピーダンスと電気信号の反射が無視できる程度に合致した入力インピーダンスを持つように終端される。
また、電源が供給されていない時には電気的に絶縁されているとみなせる程度(数MΩ以上)の非常に高い入力インピーダンスを持つように設計されている。
図5に発光素子駆動回路106の入力部の内部構成の一例を示す。高速な伝送信号は8B10B符号のようなDCバランスが取れた符号で符号化されているものとする。
信号線500は電源(図示せず)に接続される。
信号線502は発光素子駆動回路106への伝送信号の入力線である。
抵抗503と504は終端用の抵抗素子であり、所望の入力インピーダンスとなるように抵抗値が選ばれる。
PチャネルMOS素子505、NチャネルMOS素子506、507であり、終端抵抗503、504と電源、グラウンド501の間の電気的な接続を制御する素子である。
抵抗508とNチャネルMOS素子507は、入力信号を緩衝増幅するための素子である。
信号線509は緩衝増幅された信号の出力である。
コンデンサ510は信号線502と終端抵抗503,504、NチャネルMOS素子507との間を交流結合とするためのコンデンサである。
信号線509は発光素子駆動回路後段への出力信号線である。
各MOS素子におけるオン状態となるゲートソース間電圧は、信号線502上を流れる信号の振幅よりも十分に大きくなるように設定されている。
電源が印加されている場合、PチャネルMOS素子505のゲート端子は低電位、ソース端子は高電位となるためPチャネルMOS素子505はオン状態となる。またNチャネルMOS素子506も同様にゲート端子が高電位、ソース端子は低電位となるため、オン状態となり、終端抵抗503が電源、終端抵抗504がグラウンド501と導通状態となり、信号線502が終端される。
信号線500に電源が印加されていない場合、PチャネルMOS素子505のゲート端子はグラウンドと同電位、ソース端子はグラウンドを中心とし信号線502の振幅によって定まる電位となる。PチャネルMOS素子505は、オン状態となるゲートソース端子間電圧が信号線502の振幅よりも大きいため、PチャネルMOS素子505はオフ状態となる。
またNチャネルMOS素子506も同様にゲート端子がグラウンド電位、ソース端子はグラウンドを中心とした信号線502の振幅によって定まる電位となるためオン状態となり、終端抵抗503と電源がグラウンド501と絶縁状態となり、伝送信号線502が終端抵抗503,504で終端されない状態となる。また、NチャネルMOS素子507のゲート端子は高い入力インピーダンスを持つ。そのため、電源が投入されていない場合には、発光素子駆動回路106は高入力インピーダンスとなる。
増幅器112は、電源が供給されている時には、出力インピーダンスが送信信号線116の特性インピーダンスと電気信号の反射が無視できる程度に合致するように出力端にて終端され、電源が供給されていない時には電気的に絶縁されているとみなせる程度(数MΩ以上)の非常に高い出力インピーダンスを持つように設計されている。
図6に増幅器出力部の内部構成の一例を示す。高速な伝送信号は8B10B符号のようなDCバランスが取れた符号で符号化されているものとする。
信号線600は電源(図示せず)に接続される。
抵抗602は終端用の抵抗素子であり、所望の出力インピーダンスとなるように抵抗値が選ばれる。
PチャネルMOS素子603は、終端抵抗と電源間の電気的な接続を制御する素子である。
抵抗605とNチャネルMOS素子606は緩衝増幅するための素子である。その出力はNチャネルMOS604に入力される。
入力された信号は抵抗602と607の比で定まる電圧利得で増幅され、出力信号線609に出力される。
コンデンサ608は出力信号線609と出力回路部との間を交流結合とする。
各MOS素子がオン状態となるゲートとソース間の電圧は、出力信号線609上を流れる信号の振幅よりも十分に大きくなるよう選ぶ。
信号線600に電源が印加されている場合、PチャネルMOS素子603のゲート端子は低電位、ソース端子は高電位となるためPチャネルMOS素子603はオン状態となり、終端抵抗602が電源と導通状態となり、出力信号線609が終端される。
一方、電源が印加されていない場合、PチャネルMOS素子603のゲート端子はグラウンド601と同電位、ソース端子はグラウンドを中心とし、外部から出力信号線609に印加される信号の振幅によって定まる電位となる。PチャネルMOS素子603は、オン状態となるゲートソース端子間電圧が出力信号線609に外部から印加される信号の振幅よりも大きいため、PチャネルMOS素子603はオフ状態となる。そのため、終端抵抗602と電源間が絶縁状態となり、出力信号線609が終端抵抗602で終端されない状態となる。また、その時NチャネルMOS素子604のゲート端子はグラウンド電位となるため、NチャネルMOS素子604もオフ状態となる。そのため、電源が投入されていない場合には、増幅器112の出力は高インピーダンスとなる。
伝送ゲート素子115は光パワーモニタ回路113からの制御信号により、送信信号線116と電気伝送路110の間を電気的に導通あるいは絶縁する素子である。なお、
構成および電気的遮断のメカニズムは伝送ゲート素子105と同様である。
送信信号線116はマスタ側118からスレーブ側119へ向かうデータの信号線であり、光電気複合配線部材120からスレーブ側119へ出力される。出力される信号は、増幅器112からの信号、あるいは伝送ゲート素子115を介して接続された電気伝送路110からの信号である。
一方、電子デバイスである伝送ゲート素子105、115、または制御素子108,114に替えて、機械要素部品、アクチュエータ、電子回路などを集積化したMEMS(Micro Electro Mechanical System)を用いて、機械的に伝送路を遮断または接続することで、電気的遮断または電気的導通を行うことも可能である。
MEMSを用いることで機械的に伝送路遮断するため、電気的絶縁特性を高めることが出来る。また、他の回路の影響を遮断できるため、高周波特性に優れる。
次に、本願発明である光電気複合配線部品の光伝送系の実装構造例を以下説明する。
図3は本願発明の光電気複合配線部品の実装形態の断面図を示す。
可撓性の基板300の裏面側に光伝送路309が形成されている。基板300は伝送信号波長において光学的に透明であり、低損失で光信号を透過することが出来る。光伝送路は信号光が伝搬するコア330と、コア330を覆うクラッド331からなる。コア330およびクラッド331の材料としては、可撓性と伝送波長での光透明性に優れたポリマ材料が望ましく、ポリイミド、エポキシ、シリコーン、アクリル系ポリマなどが良い。基板300の材料も可撓性及び光透過性を有するポリマ材料が望ましく、ポリイミド、エポキシ、シリコーン、アクリル系ポリマなどが良い。
基板300の表面側には、伝送速度モニタ部101、送信部を構成する発光素子107、発光素子駆動回路(図示せず)、光送信器用電源制御素子108、および受信部を構成する受光素子111、増幅器112、増幅器用電源制御素子114が実装されている。
発光素子107は面発光レーザ(VCSEL)であり、基板300上の電極335にはんだ336によりフリップチップ実装され、発光素子107から出射した光信号は、基板300を透過した後、基板300の下方に設けられたコア330に入射する。コア330は直径が50から200ミクロン程度あるため、発光素子107との光結合が容易である。
一方、コア330の端面332は光の進行方向に対し略45度に斜め加工されており、斜め加工面はコア330とは屈折率の異なる層333(ここでは空気層)に接しているため、光信号は45度の傾斜面332で反射されコア330内に沿って伝播し、更にコア330の他方の端面334も略45度に斜め加工されているため再び光信号は略45度の傾斜面334で反射されて、第3図のY方向に伝播方向を変える。基板300を透過した光信号は、基板300の上面に設けられた受光素子111に入射し電気信号に変換された後、増幅器(図示せず)によって電気信号の増幅が行なわれる。
なお、発光素子107、受光素子111は信頼性を高めるため、シリコンなどの樹脂を用いてポッティング(図示せず)して光素子及び接合部を保護することが望ましい。
また、端面332には反射性を高めるために金、アルミニウムなどの金属を蒸着などにより形成しておいても良い。
次に、伝送速度が高速で電気伝送では伝送できないため、光伝送が必要な場合の伝送経路の切替え動作を説明する。
まず送信信号線103に接続された伝送速度モニタ部101にて、伝送速度が高速であることが検知される。
伝送速度モニタ部101は光送信器用電源制御素子108を制御(本実施例では動作状態に)して、発光素子駆動回路106と発光素子107に電源が供給されるようにし、発光素子107を発光させる。また同時に、伝送ゲート素子105は伝送速度モニタ部101からの制御信号(比較器705出力)は低電位となっているため、電気的に絶縁状態になるよう制御される。これにより、送信信号線103と電気伝送路110間が電気的に遮断される。これにより、送信信号線103を通る高速の電気信号は、電気伝送系と電気的に遮断されるため、電気伝送路110に起因する負荷容量や反射信号等の影響が遮断され、伝送信号の伝送速度が高速であってもマスタ側118と発光素子駆動回路106間の伝送信号の品質が劣化することはない。
発光素子107の発光により、光伝送路109を通して接続された受光素子111に信号光が入射され、受光素子111に受光電流が流れる。この受光電流により、光パワーモニタ回路113にて受光素子111に光信号が入射したことが検出され、増幅器用電源制御素子114を操作し、増幅器112に電源を供給する。また同時に伝送ゲート素子115は、伝送速度モニタ部101により電気的に絶縁状態になるよう制御されるため、電気伝送路110と送信信号線116間が電気的に遮断される。これにより、電気伝送路110に起因する負荷容量や反射信号等の影響が遮断され、伝送速度が高速であっても、増幅器112とスレーブ側119間のデータ伝送の伝送品質が劣化することはない。以上述べたとおり、伝送速度が高速である場合には、マスタ側118からのデータ信号は、送信信号線103から発光素子駆動回路106、発光素子107、光伝送路109、受光素子111、および増幅器112から構成される光伝送系を介し、送信信号線116によりスレーブ側119に至るため、光伝送により高品質かつ大容量の伝送経路が形成される。
次に、送信信号線103から電気伝送系でも伝送可能な、低速な伝送信号が送られてきた場合の伝送経路の切替え動作を説明する。
まず送信信号線103は、マスタ側118からスレーブ側119へ向かう伝送信号用の信号線であり、光電気複合配線部材部120へ入力される。入力された伝送信号は、光伝送系の発光素子駆動回路106と、電気伝送系の伝送ゲート素子105に送られる。
送信信号線103に接続された伝送速度モニタ部101において、伝送速度が低速であることが検知される。伝送速度モニタ部101は光送信器用電源制御素子108を制御(本実施例では非動作状態に)して、発光素子駆動回路106と発光素子107への電源を遮断し、発光素子107の発光を止める。
また同時に、伝送ゲート素子105は伝送速度モニタ部101からの制御信号(比較器705出力)は高電位となっているため、電気的に導通状態になるよう制御される。これにより、送信信号線103と電気伝送路110間が電気的に導通される。
一方、発光素子107の発光が止まることにより、光伝送路109を通して光学的に接続された受光素子111に光信号が入射されなくなり、受光素子111は受光電流を発生しなくなる。光パワーモニタ回路113は受光素子111において受光電流が発生していないことを検出すると、光パワーモニタ回路113は増幅器用電源制御素子114を制御(本実施例では非動作状態に)し、増幅器112に供給される電源を遮断する。また同時に、光パワーモニタ回路113は伝送ゲート素子115を制御(本実施例では動作状態に)し、伝送ゲート素子115を導通状態にする。これにより、電気伝送路110と送信信号線116が電気的に接続される。
以上述べたとおり、マスタ側118からの送信信号が、送信信号線103から伝送ゲート素子105、電気伝送路110、および伝送ゲート素子115から構成される電気伝送系を介し、送信信号線116によりスレーブ側119に至る電気伝送経路が確立する。
このように伝送速度が低速である場合には、消費電力の大きな発光素子駆動回路106や増幅器112の電源が遮断され、ほぼ電気伝送系のみが動作状態となる。このように、データ信号の伝送速度に応じて伝送方式を光伝送系または電気伝送系に切替え、特に伝送速度が低速である場合には、光伝送系を遮断状態にすることで光伝送系の消費電力を無視できるレベルにまで低減することができるため、従来の電気伝送のみの配線部材を用いた場合と同程度の消費電力でデータ伝送を行うことができ、電子機器の長時間動作が可能となる。
なお、光伝送系を完全に遮断せずに、わずかな電源(例えば素子が動作状態と非動作状態の境界付近)を供給しておいても良い。わずかな電源を供給しておくことで、発光素子、受光素子、または電子デバイスの動作時間が早くなり、高速に起動することが出来るからである。例えば、半導体レーザなどの発光素子であれば、しきい値電流未満で同近傍の僅かな電流を供給しておくことで、消光状態から発光状態までの時間を短縮したり、光信号波形の乱れを低減できる。
また、光配線は大容量の信号伝送が可能であるため、従来の電気配線のみの配線部材と比べ、配線数を少なくしても同程度またはそれ以上の信号量を伝送をすることが出来る。従って従来の電気配線と比べ、少ない信号配線数で配線部材を形成できるため、小型化に有利である。
次に、本願発明の第二の実施形態を図2に示す。なお、図1と同じ構成・部品には同じ符号を付記してある。また、光伝送系または電気伝送系のどちらの伝送系を用いるか切替える構成・動作は上述した第一の実施例と同じであるので説明は割愛する。ここでは、双方向伝送の動作説明を以下行う。
図2はマスタ側118とスレーブ側119間の双方向のデータ伝送の例である。マスタ側118からスレーブ側119の方向へは高い伝送速度が必要な場合がある。一方、スレーブ側119からマスタ側118の方向へは比較的低い伝送速度で良く、機能待機時といった双方向共に低い伝送速度で良い場合には、1本の電気伝送路にて半2重通信による双方向伝送を行う場合の構成である。
送信信号線116はマスタ側118からスレーブ側119へ向かうデータの信号線であり、光電気複合配線部材部120からスレーブ側119へ出力される。
受信信号線201はスレーブ側119からマスタ側118へ向かうデータの信号線であり、光電気複合配線部材部120へ入力される。
スレーブ側119からマスタ側118に向かう低速度の電気信号は、受信信号線201より電気伝送路110を介し、受信信号線200へ至る電気伝送による伝送線が形成される。伝送ゲート素子105、115によりスタブを廃したインピーダンス整合ラインが形成可能なため、比較的高い伝送速度まで対応可能である。
以上の構成により、マスタ側118からの送信信号線103と受信信号線200、及びスレーブ側119の送信信号線116と受信信号線201が電気伝送路110を介し全て接続され、マスタ側118とスレーブ側119間に半2重通信による双方向伝送が可能な電気伝送経路を形成することができる。
例えば利用の形態としては、背面に液晶の付いた携帯電話にてフリップを閉じた状態(待機時)を例にすると、マスタ側からスレーブ側方向へは背面液晶に表示するデータの通信、スレーブ側からマスタ側方向へはそのデータ送信の終了後に続いてその送信内容が正しく受信されたことの確認信号の通信をすることができる。
また伝送速度が低速である場合には、消費電力の大きな発光素子駆動回路106や増幅器112の電源が遮断され、電気伝送系の経路で信号伝送されるため、従来の電気伝送のみの配線部材を用いた場合と同程度の消費電力で伝送させることができる。
本光電気複合配線部品は、携帯電話、パーソナルコンピュータ、モバイル端末などの電子機器に適用することができる。特に電気配線と光配線とがポリマ材料などの可撓性の部材を用いて一体的に形成されていると、折り曲げることが容易であり、フレキシブル性に優れている。このため、携帯電話、モバイル端末などの本体側に実装されている電子デバイスと、ディスプレイ部に実装されている電子デバイスとを本光電気複合配線部品を用いて電気的に接続することができる。
本願発明は本実施例に限定されず、マスタ側118とスレーブ側119は同一の筐体内であっても良い。同一の筐体内で、一方の電子デバイスから他方の電子デバイスへ伝送信号を伝送することも、勿論可能である。
また、光伝送路309を基板300の表面では無く、基板300内に設けても良い。
本願発明の光電気複合配線部品の実施例を示す概略図である。 本願発明の光電気複合配線部品の他の実施例を示す概略図である。 本願発明の光電気複合配線部品の実装形態の断面図である。 本願発明の伝送ゲート素子の構成図である。 本願発明の発光素子駆動回路の入力部の回路図である。 本願発明の増幅器出力部の回路図である。 本願発明の伝送速度モニタ部の内部構成図である。 従来の光電気複合配線部品の実施例を示す概略図である。
符号の説明
100 電源線
101 伝送速度モニタ部
102 光伝送−電気伝送切り替え信号
103 送信信号線
105 伝送ゲート素子
106 発光素子駆動回路
107 発光素子
108 光送信器用電源制御素子
109 光伝送路
110 電気伝送路
111 受光素子
112 増幅器
113 光パワーモニタ回路
114 増幅器用電源制御素子
115 伝送ゲート素子
116 送信信号線
118 マスタ側
119 スレーブ側
120 光電気複合配線部材部
200 受信信号線
201 受信信号線
300 基板
309 光伝送路
330 コア
331 クラッド
332、334 端面
333 空気層
400 入出力信号
401 入出力信号
402 制御入力
403 論理反転素子
404 NチャネルMOS素子
405 PチャネルMOS素子
500 信号線
501 グラウンド
502 信号線
503 終端抵抗
504 終端抵抗
505 PチャネルMOS素子
506 NチャネルMOS素子
507 NチャネルMOS素子
508 抵抗
509 信号線
510 コンデンサ
600 信号線
601 グラウンド
602 終端抵抗
603 PチャネルMOS素子
604 NチャネルMOS素子
605 抵抗
606 NチャネルMOS素子
607 抵抗
608 コンデンサ
609 出力信号線
700 緩衝増幅器
701 入力信号線
702 低域通過フィルタ
703 ピークホールド回路
704 基準電圧源
705 比較器
706 出力信号線

Claims (8)

  1. 光信号を伝送するための光配線と、電気信号を伝送するための電気配線と、上記光配線の一端に設けられた発光素子と、上記光配線の他端に設けられた受光素子と、上記発光素子を駆動する発光素子駆動回路と、上記受光素子の受光電流を増幅する増幅器とからなる光電気複合配線部品において、
    伝送信号の変調速度または伝送速度をモニタし、モニタした上記伝送信号が低速である場合には上記伝送信号を電気信号のまま伝送する電気伝送系で伝送し、モニタした上記伝送信号が高速である場合には上記伝送信号は上記光配線を経由して光伝送系で伝送するように伝送信号の伝送経路を切替える伝送路切替え機構と、
    上記受光素子に流れる受光電流をモニタする光パワーモニタ回路とを有し、
    上記伝送路切替え機構は、上記光パワーモニタ回路によるモニタ結果に基づいて、上記増幅器を動作状態または非動作状態に切替える増幅器用制御素子を有することを特徴とする光電気複合配線部品。
  2. 上記伝送路切替え機構は、電気伝送路を電気的または機械的に導通状態または非導通状態に切替える伝送ゲート素子と、上記発光素子または上記発光素子駆動回路を動作状態または非動作状態若しくはほぼ非動作状態に切替える光送信器用制御素子とを有することを特徴とする請求項1に記載の光電気複合配線部品。
  3. 上記伝送信号の変調速度または伝送速度が低速または高速であることを判別し、上記伝送信号の変調速度または伝送速度に応じて制御信号を出力する伝送速度モニタ部を有し、上記制御信号により伝送信号の伝送経路が切替えられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光電気複合配線部品。
  4. 上記伝送信号が低速である場合には上記伝送信号を電気信号のまま伝送する電気伝送系で伝送し、上記伝送信号が高速である場合には上記伝送信号は光送受信部を経由して光伝送系で伝送する光電気複合配線部品において、上記電気伝送系および上記光伝送系共にマスタ側からスレーブ側への片方向の伝送構成であることを特徴とする請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品。
  5. 上記伝送信号が低速である場合には上記伝送信号を電気信号のまま伝送する電気伝送系で伝送し、上記伝送信号が高速である場合には上記伝送信号は上記光送受信部を経由して光伝送系で伝送する光電気複合配線部品において、上記電気伝送系は半2重通信によるマスタ側とスレーブ側との双方向伝送構成であり、上記光伝送系はマスタ側からスレーブ側への片方向の伝送構成であることを特徴とする請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品。
  6. 上記発光素子駆動回路および上記増幅器の入力インピーダンスは、非動作時には電気的に絶縁とみなされる程度のインピーダンスを有し、動作時には入力される信号線のインピーダンスとほぼ整合がとられていることを特徴とする請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品。
  7. 請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品において、少なくとも上記電気配線と上記光配線は可撓性を有する基板に実装または配置されていることを特徴とする光電気複合配線部品。
  8. 複数の電子デバイスを搭載した電子機器内で、上記電子デバイスと他の上記電子デバイス間の信号伝送を行う伝送部品として請求項1から請求項いずれかに記載の光電気複合配線部品を用いたことを特徴とする電子機器。
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