JP2007212915A - 光電気複合基板及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】損失を低減して結合効率を向上させることができる光電気複合基板、及び当該光電気複合基板を備える電子機器を提供する。
【解決手段】光電気複合基板10は、内部に光導波路16が形成された基板11と、基板11の表面11a側に形成されたプリント配線12及び薄型光素子13とを備える。薄型光素子13は、表面に電極が形成されており、少なくとも裏面から光の入出力が可能であって、裏面を基板11の表面11aに密着させて基板11上に搭載されている。プリント配線12は、薄型光素子13の厚みと同程度の厚みの第1配線18と、第1配線18よりも厚みのある第2配線19とからなり、第1配線18と薄型光素子13の電極とが金属配線20により接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気配線、光電変換素子、及び光配線(光導波路)を備える光電気複合基板、及び当該光電気複合基板を備える電子機器に関する。
近年、光信号を用いて情報の送受信を行う光通信が多用されている。光通信は、電気信号を用いて情報の送受信を行う電気通信に比べて、信号の減衰が少ない、取り扱う情報量を増大させることができる、周囲への電磁波の放射を防止することができる等の利点がある。従来、光通信は数百キロメートル程度以上の中長距離の通信にほぼ限られていたが、近年においては数キロメートル程度の近距離の通信にも多用されてきており、更に、数メートル程度離間した電子機器間における情報の通信、或いは電子機器内部における情報の通信にも用いられつつある。
上記の電子機器として携帯電話機を例に挙げると、近年の携帯電話機は液晶表示装置等の表示装置が高精細化してきており、表示装置へ送信すべき情報量が膨大になっている。情報量が膨大になっても電気通信による通信は不可能ではないが、例えば折り畳み式の携帯電話機等においては、CPU(中央処理装置)が設けられる筐体部分と表示装置が設けられる筐体部分とがヒンジにより接続された構造であるため、筐体部分の接続部から電磁波が漏れやすい。このため、電磁波の漏れを抑えつつ通信容量を増大させるために、携帯電話機の内部においても光通信が用いられつつある。
上記の電子機器においては、電気信号と光信号とを相互に変換するために、電気信号に対する電気配線、光電変換素子、及び光信号に対する光配線(光導波路)を備える光電気複合基板が設けられる。以下の特許文献1には、基板内に形成された光導波路と、基板上に搭載されて電気配線に接続されたフリップチップの光電変換素子と、光導波路の端部に設けられて光導波路と光電変換素子とを光学的に結合する45°ミラーとを備える光電気複合基板が開示されている。
特開2004−205661号公報
ところで、上記の特許文献1では、光電気複合基板上に形成された電極端子にフリップチップ実装することで、光電変換素子の固定及び電気配線との間の電気的接続を行っている。このため、光電変換素子と光電気複合基板との間に隙間が生じ、光電気複合基板の表面での反射による光の損失が生じるという問題がある。また、導波路端部と光電気複合基板との間の距離が長くなるため、伝播中の光の広がりが大きくなって結合効率が低下するという問題がある。以上の問題を解決するためには、光電変換素子からの光の出力面又は光電変換素子への光の入力面(入出力面)を光電気複合基板の表面に貼り付ける方向が考えられる。しかしながら、従来の光電変換素子は、入出力面と電極端子とが同一面に形成されているため、入出力面を光電気複合面に貼り付けてしまうと光電気複合基板上に形成された電気配線との間の電気的接続をとることができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、損失を低減して結合効率を向上させることができる光電気複合基板、及び当該光電気複合基板を備える電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点による光電気複合基板は、基板の表面側に形成された電気配線と、前記基板の表面側に搭載されて前記電気配線と電気的に接続された光電変換素子と、前記基板の内部又は裏面側に形成された光導波路と、前記光導波路と前記光電変換素子とを光学的に結合する結合部とを備える光電気複合基板において、前記光電変換素子は、表面に電極が形成されて少なくとも裏面から光の入力及び出力の少なくとも一方が可能であって、前記基板の表面に前記光電変換素子の裏面を密着させた薄型光素子であり、前記基板と前記電気配線との間に、前記薄型光素子の厚みと同程度の厚みで前記薄型光素子の電極に電気的に接続された補助配線を備えることを特徴としている。
ここで、薄型光素子とは、例えば数百μm四方以下の面積であって、厚みが10μm以下の光素子をいう。この薄型光素子は、例えば半導体基板上に犠牲層を形成し、その上部に光電変換機能を有する部位を形成した後で、犠牲層をエッチングして光電変換機能を有する部位を半導体基板から切り離す所謂ELO法(エピタキシャル・リフト・オフ法)を用いて製造される。薄型光素子は、その裏面に半導体基板が設けられていないため裏面からの光の入出力が可能である。尚、薄型光素子は、裏面のみならず裏面と表面からの光の入出力も可能である。また、薄型光素子の裏面と基板の表面との「密着」は、薄型光素子の裏面と基板の表面とが直接接触している状態、及び、僅かな厚みを有する接着剤等を介して薄型光素子の裏面と基板の表面とが向き合っている状態の両状態が含まれる。
この発明によると、少なくとも裏面から光の入力及び出力の少なくとも一方が可能な薄型光素子を、その裏面が基板の表面に密着するように基板上に搭載している。このため、基板表面での反射を少なくすることができ、これにより光損失を低減することができるとともに、薄型光素子と光導波路との距離を短くすることができるため、薄型光素子と光導波路との結合効率を向上させることができる。また、薄型光素子の電極は薄型光素子の表面側に形成されており、基板と電気配線との間には厚みが薄型光素子の厚みと同程度の補助配線が形成されている。このため、補助配線を薄型光素子の電極と接続することで、電気配線と薄型光素子との厚みの差が大きくとも、補助配線を介して電気配線と薄型光素子とを電気的に接続することができる。
また、本発明の第1の観点による光電気複合基板は、少なくとも前記基板と前記薄型光素子との間に、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光の、前記基板の表面での反射を防止する反射防止膜を備えおり、前記薄型光素子の裏面は、前記反射防止膜に密着していることを特徴としている。
この発明によると、基板と薄型半導体素子との間に反射防止膜が形成されているため、基板表面での反射を極めて小さくすることができ、これにより光損失を極めて低減することができる。
また、本発明の第1の観点による光電気複合基板は、前記補助配線が、一部が前記電気配線の端部から前記薄型光素子に向けて延在する延在部を備えており、前記薄型光素子と前記補助配線の前記延在部とは、金属インク又は金属ペーストにより接続されていることが望ましい。
この発明によると、補助配線の延在部と薄型光素子とが金属インク又は金属ペーストにより接続されているため、補助配線と薄型光素子との間に多少の段差があっても、これらを確実に接続することができる。
また、本発明の第1の観点による光電気複合基板は、少なくとも前記薄型光素子、前記金属インク又は前記金属ペースト、及び前記延在部の一部を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴としている。
この発明によると、少なくとも薄型光素子及びその周囲(金属インク又は金属ペースト及び補助配線の延在部の一部)を覆う絶縁膜が形成されているため、薄型光素子が絶縁膜により封止された状態となって外部から遮断される。これにより、酸化等による薄型光素子の劣化を防止することができる。
尚、本発明の第1の観点による光電気複合基板は、前記薄型光素子及び前記補助配線の厚みが、10μm以下であることを特徴としている。
また、本発明の第1の観点による光電気複合基板は、前記電気配線の厚みが、30μm以上であることを特徴としている。
また、本発明の第1の観点による光電気複合基板は、前記基板が、可撓性を有することを特徴としている。
この発明によると、光電気複合基板の基板が可撓性を有しているため、光電気複合基板を実装する際の自由度が高くなる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、基板の表面側に形成された電気配線と、前記基板の表面側に搭載されて前記電気配線と電気的に接続された光電変換素子と、前記基板の内部又は裏面側に形成された光導波路と、前記光導波路と前記光電変換素子とを光学的に結合する結合部とを備える光電気複合基板において、前記基板と前記光電変換素子との間に、前記電気配線の厚みと同程度の厚みを有する平坦化膜を備えており、前記光電変換素子は、表面に電極が形成されて少なくとも裏面から光の入力及び出力の少なくとも一方が可能であって、前記平坦化膜に裏面を密着させた薄型光素子であることを特徴としている。
ここで、薄型光素子とは、前述した第1の観点による光電気複合基板に設けられるものと同様に、例えば数百μm四方以下の面積であって、厚みが10μm以下の光素子をいい、所謂ELO法(エピタキシャル・リフト・オフ法)を用いて製造される。また、裏面からの光の入出力、又は、裏面と表面からの光の入出力も可能である。
この発明によると、電気配線と同程度の厚みを有する平坦化膜を基板上に形成し、少なくとも裏面から光の入力及び出力の少なくとも一方が可能な薄型光素子をその裏面が平坦化膜の表面に密着するように基板上に搭載している。このため、基板と薄型光素子との間の屈折率差が小さくなって反射を少なくすることができ、光損失を低減することができる。また、平坦化膜は、厚みが基板上に形成された電気配線の厚みと同程度に形成されている。このため、薄型光素子の位置と電気配線の上面の位置とを同程度にすることができるため、薄型光素子と電気配線との厚みの差が大きくとも、電気配線と薄型光素子とを電気的に接続することができる。
また、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、前記平坦化膜が、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光を透過する材質で形成されているのが望ましい。ここで、平坦化膜による吸収を極力低減するために、薄型光素子と光導波路との間で入出力される光に対する平坦化膜の透過率は極力高いことが望ましい。
また、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、前記平坦化膜には、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光を集光する光学素子部が形成されていることを特徴としている。
この発明によると、平坦化膜に形成された光学素子部によって薄型光素子と光導波路との間で入出力される光が集光されるため、基板と薄型光素子との間の平坦化膜によって基板と薄型光素子との間の距離を短くすることができなくとも、薄型光素子と光導波路との結合効率を向上させることができる。
また、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、少なくとも前記基板と前記平坦化膜との間に、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光の、前記平坦化膜の表面での反射を防止する反射防止膜を備えおり、前記薄型光素子の裏面は、前記反射防止膜に密着していることを特徴としている。
この発明によると、基板と平坦化膜との間に反射防止膜が形成されているため、平坦化膜表面での反射を極めて小さくすることができ、これにより光損失を極めて低減することができる。
また、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、前記平坦化膜が、一端が前記電気配線の端部に当接するように形成されており、前記薄型光素子と前記電気配線とは、前記平坦化膜及び前記電気配線上に形成された金属インク又は金属ペーストにより接続されていることを特徴としている。
この発明によると、電気配線と薄型光素子とが金属インク又は金属ペーストにより接続されているため、補電気配線と薄型光素子との間に多少の段差があっても、これらを確実に接続することができる。
また、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、少なくとも前記薄型光素子、前記金属インク又は前記金属ペースト、及び前記電気配線の一部を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴としている。
この発明によると、少なくとも薄型光素子及びその周囲(金属インク又は金属ペースト及び電気配線の一部)を覆う絶縁膜が形成されているため、薄型光素子が絶縁膜により封止された状態となって外部から遮断される。これにより、酸化等による薄型光素子の劣化を防止することができる。
尚、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、前記薄型光素子の厚みが、10μm以下であることを特徴としている。
また、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、前記電気配線の厚みが、30μm以上であることを特徴としている。
また、本発明の第2の観点による光電気複合基板は、前記基板が、可撓性を有することを特徴としている。
この発明によると、光電気複合基板の基板が可撓性を有しているため、光電気複合基板を実装する際の自由度が高くなる。
本発明の電子機器は、以上の第1の観点による光電気複合基板及び第2の観点による光電気複合基板の何れかを備えることを特徴としている。
この発明によると、以上の光電気複合基板を備えているため、通信容量を増大させることができるとともに、周囲への電磁波の放射を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による光電気複合基板及び電子機器について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態は、本発明の一部の態様を示すものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の説明で参照する各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態による光電気複合基板の要部を示す斜視図であり、図2(a)は図1中のA−A線に沿う断面図である。図1,図2に示す通り、本実施形態の光電気複合基板10は、基板11と、基板11の表面11a側に形成されたプリント配線12と、基板11の表面11a側に搭載された薄型光素子13とを含んで構成される。尚、本実施形態では、光電気複合基板10が可撓性を有するFPC(フレキシブルプリント配線基板)である場合を例に挙げて説明するが、可撓性が殆ど無いプリント配線基板であっても良い。
基板11は、第1ベースフィルム14と第2ベースフィルム15とを貼り合わせたものである。これら第1ベースフィルム14及び第2ベースフイルム15は、例えば絶縁特性及び耐熱性に優れ、可撓性を有するポリイミドフィルムである。この基板11の内部には、光導波路16が形成されている。この光導波路16は、第1ベースフィルム14の上面に線状の溝を形成し、その溝の内部に透明部材を埋め込み、第2ベースフィルム13を第1ベースフィルム14の上面に貼り合わせて形成される。尚、光導波路16を形成する透明部材は、第1ベースフィルム14及び第2ベースフィルム15の屈折率よりも高い屈折率を有し、薄型光素子13から入出力される光に対する吸収が少なく、可撓性を有する材質であるのが望ましい。
ここで、図2(a)に示す通り、光導波路16の端部は薄型光素子13の搭載位置の下方に位置しており、光導波路16が延びる方向に対して概ね45°の角度をなすように斜面状に形成されている。この斜面は反射鏡として作用する。これにより、薄型光素子13と光導波路16とを光学的に結合する結合部17が形成されている。つまり、薄型光素子13から下方(光導波路16の端部側)に出力される光は、結合部17によって光導波路16が延びる方向に偏向されて光導波路16中を伝播する。逆に、光導波路16を伝播する光は、結合部17によって上方(薄型光素子13側)に偏向されて薄型光素子13に入力される。
結合部17は、第1ベースフィルム14に上述した溝を形成するときに、光導波路16の端部となるべき部分を、第1ベースフィルム14の表面に対する角度が概ね45°である傾斜部とすることで形成することができる。尚、本実施形態では、基板11が可撓性を有する場合について説明しているが、可撓性がほとんど無い基板としては、例えばガラスエポキシ基板、セラミック、ガラス、プラスチック、半導体基板、シリコン等を使用することができる。かかる基板を用いる場合にも、上述した方法と同様の方法で光導波路16及び結合部17を形成することができる。
プリント配線12は、基板11の表面11a側に表面11aに沿って形成されており、薄型光素子13と電気的に接続されている。このプリント配線12は、補助配線としての第1配線18と、第1配線18上に形成された電気配線としての第2配線19とからなる。第1配線18は、厚みが薄型光素子13の厚みと同程度であり、例えば10μm以下である。これに対し、第2配線19の厚みは、通常のFPCに形成される配線の厚みと同程度であり、例えば30〜70μm程度である。第1配線18は、その一部が第2配線19の端部から薄型光素子13に向けて延在するよう形成されており、その延在する部分が延在部18aとされている。
尚、第1配線18は、薄型光素子13の近傍のみに形成されていても良く、第2配線19の下方に亘って、平面視において第2配線19と同じ形状に形成されていても良い。また、図1においては、薄型光素子13に2本のプリント配線12が接続されている例を図示しているが、薄型光素子13に接続されるプリント配線12の数は、これに限られる訳ではない。また、薄型光素子13に対するプリント配線12の配置も任意である。
薄型光素子13は、電気信号を光信号に変換し、又は光信号を電気信号に変換する光電変換素子である。この薄型光素子13は、例えば数百μm四方以下の面積であって、厚みが10μm以下の光素子であり、表面に電極(図示量略)が形成されて少なくとも裏面から光の入力及び出力の少なくとも一方が可能である光素子である。尚、薄型光素子13の裏面からの光の入力及び出力を総称する場合には光入出力という。光入出力といった場合には、光の入力のみ、光の出力のみ、又は光の入力と光の出力との双方が含まれる。また、薄型光素子13の表面とは薄型光素子13が基板11上に搭載された状態で上側を向く面であり、薄型光素子13の裏面とは薄型光素子13が基板11上に搭載された状態で下側(基板11側)を向く面である。
この薄型光素子13は、光の入出力が行われる裏面を基板11の表面に密着させた状態で基板11上に搭載される。かかる状態で搭載するのは、基板11の表面11aでの反射を低減するとともに、光導波路16(結合部17)との間の距離を極力短くして光導波路16との結合効率を高めるためである。尚、薄型光素子13の裏面と基板11の表面11aとの「密着」は、薄型光素子13の裏面と基板11の表面11aとが直接接触している状態、及び、僅かな厚みを有する接着剤等を介して薄型光素子13の裏面と基板11の表面11aとが向き合っている状態の両状態が含まれる。薄型光素子13は、例えば半導体基板上に犠牲層を形成し、その上部に光電変換機能を有する部位を形成した後で、犠牲層をエッチングして光電変換機能を有する部位を半導体基板から切り離す所謂ELO法(エピタキシャル・リフト・オフ法)を用いて製造される。
薄型光素子13は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:面発光レーザ)等の発光素子、PD(Photo Diode)等の受光素子である。発光素子として、LEDは最も構造が単純で作製が容易であるが、光信号の変調速度が数百Mbps程度と遅い。これに対してVCSELは、10Gbpsを超える極めて高速な変調が可能であるうえ、閾電流が小さく発光効率が高いため低消費電力で駆動できる。尚、受光素子としては、例えばGaAs系やInP系などの化合物半導体-フォトダイオードが挙げられる。フォトダイオードにはPIN型やMSM型などのバリエーションがある。また応答速度は劣るもののシリコン−フォトダイオード、シリコン−フォトトランジスタ等を用いることもできる。
前述の通り、プリント配線12は、薄型光素子13と電気的に接続されている。具体的には、プリント配線12の第1配線18の延在部18a及び薄型光素子13の上面に形成された電極の上部、並びにこれらの間に金属電極(金属インク又は金属ペースト)20が形成されることにより接続されている。ここで、薄型光素子13と第2配線19との厚みの差が大きいため、薄型光素子13の表面に電極が形成されているにも拘わらず、薄型光素子13の電極と第2配線19とを直接接続するのは困難である。第2電極19の厚みを薄くすれば接続が容易にはなるが、次の理由により問題になる。まず第1に配線自体の断線の可能性が高くなる。特にFPCでは屈曲時に断線しやすい。第2に半田接続が困難になる。通常プリント配線基板やFPC表面のプリント配線12には各種電子部品が半田接続を用いて表面実装されるが、プリント配線12が薄いと(半田リフローの際、俗にいう「配線材が半田にくわれる」という現象がおこり)半田接続が困難になる。本実施形態では、薄型光素子13と同程度の厚みを有する第1配線18と第2電極19とからなるプリント配線12を形成し、第1配線18と薄型光素子13の電極とを金属電極20により接続しているため、第2配線19と薄型光素子13との厚みの差が大きくとも、第1配線18を介して薄型光素子13の電極と第2配線19とを電気的に接続することができる。図2(a)の例では第1配線18が第2配線19の下部に形成されているが、図2(b)に示すように第1配線18を第2配線19の表面及び第2ベースフイルム15の表面に連続して形成することもできる。
上記構成において、プリント配線12を介して送られてきた電気信号は、薄型光素子13の表面に形成された電極を介して薄型光素子13に入力される。この電気信号は、薄型光素子13で光信号に変換され、薄型光素子13の裏面から出力される。尚、薄型光素子13の種類に応じて、薄型光素子13の表面及び裏面から共に光信号が出力されることもある。薄型光素子13の裏面から出力された光信号は、基板11の第2ベースフィルム15を透過して結合部17に入射し、光導波路16が延びる方向に偏向されて光導波路16中を伝播する。
これに対し、光導波路16を伝播してきた光信号は、結合部17によって上方に偏向される。この光信号は、基板11の第2ベースフィルム15を透過して薄型光素子13の裏面から薄型光素子13に入力され、薄型光素子13で電気信号に変換される。薄型光素子13で変換された電気信号は、薄型光素子13の表面に形成された不図示の電極からプリント配線12に出力され、プリント配線12を伝播する。
以上、説明した通り、本実施形態によれば、少なくとも裏面から光の光入出力が可能な薄型光素子13を、その裏面が基板の表面に密着するように基板11上に搭載している。このため、基板11の表面11aでの反射を少なくすることができ、これにより光損失を低減することができる。また、薄型光素子13と光導波路16(結合部17)との距離を短くすることができるため、薄型光素子13と光導波路16との結合効率を向上させることができる。
また、薄型光素子13の電極は薄型光素子13の表面側に形成されており、基板11と第2配線19との間には厚みが薄型光素子13の厚みと同程度の第1配線18が形成されている。このため、第1配線18を薄型光素子13の電極と接続することで、第2配線19と薄型光素子13との厚みの差が大きくとも、第1配線18を介して第2配線19と薄型光素子13とを電気的に接続することができる。更に、本実施形態の光電気複合基板10は、従来の光素子よりも寸法が小さい薄型光素子13を備えているため、実装スペースを少なくすることができる。また更に、薄型光素子13は厚みが薄いことから多少の柔軟性を有しているため、可撓性を有する基板11上に搭載しても、基板11の柔軟性を損なうことはない。
次に、本発明の第1実施形態による光電気複合基板の変形例について説明する。図3は、本発明の第1実施形態による光電気複合基板の変形例を示す断面図である。尚、図3は、図1中のA−A線に沿う断面図に相当する断面図であり、図1,図2を用いて説明した第1実施形態による光電気複合基板10が備える構成に相当する構成には同一の符号を付してある。本変形例の光電気複合基板30が図1,図2に示す光電気複合基板10と異なる点は、基板11の表面11aに反射防止膜31が形成されている点、及び、薄型光素子13、金属配線20、及び第1配線18の延在部18aの一部を覆う絶縁膜32が形成されている点の2点である。
反射防止膜31は、薄型光素子13から入出力される光に対する基板11の表面11aでの反射を防止する薄膜であり、例えばSiN(窒化シリコン)等の無機薄膜である。反射防止膜31の厚みdは、薄型光素子13から入出力される光の波長をλとし、反射防止膜31の屈折率をnとすると、d=λ/(4n)に設定されている。絶縁膜32は、薄型光素子13を外部から遮断し、酸化等による薄型光素子13の劣化を防止するために設けられている。この絶縁膜32は、例えばSiN(窒化シリコン)等の無機薄膜である。
以上説明した光電気複合基板30によれば、基板11と薄型半導体素子13との間に反射防止膜31が形成されているため、基板11の表面11aでの反射を極めて小さくすることができ、これにより光損失を極めて低減することができる。また、少なくとも薄型光素子13及びその周囲(金属配線20及び第1配線18の一部)を覆う絶縁膜32が形成されているため、薄型光素子13が絶縁膜32により封止された状態となって外部から遮断される。これにより、酸化等による薄型光素子13の劣化を防止することができる。尚、図3に示す例では、薄型光素子13は、その下部に形成された反射防止膜31と薄型光素子13を覆う絶縁膜32によって6方向全て封止された状態であるため、基板11だけでは不十分な湿度遮断効果をより高めることができる。
〔第2実施形態〕
図4は本発明の第2実施形態による光電気複合基板の要部を示す斜視図であり、図5は図4中のB−B線に沿う断面図である。尚、図1,図2を用いて説明した第1実施形態による光電気複合基板10が備える構成に相当する構成には同一の符号を付してある。本変形例の光電気複合基板40が図1,図2に示す光電気複合基板10と異なる点は、基板11と薄型光素子13との間に平坦化膜41が形成されている点、及び、図1,図2中の第1配線18が除かれて第2配線19に相当する配線からなるプリント配線42が形成されている点の2点である。
平坦化膜41は、薄型光素子13の厚みとプリント配線42の厚みとの差による段差を低減して平坦化するためのものである。また、平坦化膜41は、プリント配線42に当接するよう形成されている。平坦化膜41とプリント配線42との間に大きな段差があると、薄型光素子13とプリント配線42とを電気的に接続するのが困難なため、この段差を低減する平坦化膜41が設けられている。平坦化膜41の厚みは、プリント配線42の厚みと同程度であり、例えば30〜70μm程度である。
この平坦化膜41は、薄型光素子13と光導波路16との間で入出力される光を透過する材質で形成されているのが望ましい。具体的には、ポリイミド等の有機材料、或いは紫外線硬化樹脂である。ここで、平坦化膜41による吸収を極力低減するために、薄型光素子13と光導波路との間で入出力される光に対する平坦化膜41の透過率は、極力高いことが望ましい。尚、基板11が可撓性を有する場合には、基板11の柔軟性を損なわないために、平坦化膜41をポリイミドで形成するのが好ましい。尚、本実施形態においては、薄型光素子13は、その裏面を平坦化膜41に密着させて平坦化膜41上に搭載されている。
プリント配線42は、基板11の表面11a側に表面11aに沿って形成されており、薄型光素子13と電気的に接続されている。プリント配線42の厚みは、平坦化膜41の厚みと同程度であり、例えば30〜70μm程度である。前述の通り、プリント配線42は、薄型光素子13に向く端部が平坦化膜41に当接しているため、多少の段差があることはあるものの、平坦化膜41の表面とプリント配線42の表面とはほぼ連続している。尚、本実施形態においても、図4において薄型光素子13に2本のプリント配線42が接続されている例を図示しているが、薄型光素子13に接続されるプリント配線42の数は、これに限られる訳ではない。また、薄型光素子13に対するプリント配線42の配置も任意である。
プリント配線42の端部及び薄型光素子13の上面に形成された電極の上部には、金属電極(金属インク又は金属ペースト)43が形成されており、これによりプリント配線42と薄型光素子13とが電気的に接続されている。本実施形態では、プリント配線42と厚みが同程度である平坦化膜41が薄型光素子13の下方に形成されているため、薄型光素子13の厚みとプリント配線42の厚みの差とが大きくても、薄型光素子13の電極とプリント配線42とを電気的に接続することができる。
上記構成において、プリント配線42を介して送られてきた電気信号は、表面に形成された電極を介して薄型光素子13に入力される。この電気信号は、薄型光素子13で光信号に変換され、薄型光素子13の裏面から出力される。尚、薄型光素子13の種類に応じて、薄型光素子13の表面及び裏面から共に光信号が出力されることもある。薄型光素子13の裏面から出力された光信号は、平坦化膜41及び基板11の第2ベースフィルム15を順に透過して結合部17に入射し、光導波路16が延びる方向に偏向されて光導波路16中を伝播する。
これに対し、光導波路16を伝播してきた光信号は、結合部17によって上方に偏向される。この光信号は、基板11の第2ベースフィルム15及び平坦化膜41を順に透過して薄型光素子13の裏面から薄型光素子13に入力され、薄型光素子13で電気信号に変換される。薄型光素子13で変換された電気信号は、薄型光素子13の表面に形成された不図示の電極からプリント配線42に出力され、プリント配線42を伝播する。
以上、説明した通り、本実施形態によれば、プリント配線42と同程度の厚みを有する平坦化膜41を基板11上に形成し、この平坦化膜41上に薄型光素子13を、その裏面が平坦化膜41に密着するように搭載している。このため、基板11の表面11aでの反射を少なくすることができ、これにより光損失を低減することができる。また、基板11と薄型光素子13との間に平坦化膜41が形成されているため、薄型光素子13とプリント配線42との厚みの差が大きくても、これらを電気的に接続することができる。更に、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、従来の光素子よりも寸法が小さい薄型光素子13を備えているため、実装スペースを少なくすることができる。また更に、薄型光素子13は厚みが薄いことから多少の柔軟性を有し、可撓性を有する基板11上に搭載した場合には、基板11の柔軟性を損なうことはない。
次に、本発明の第2実施形態による光電気複合基板の変形例について説明する。図6は、本発明の第2実施形態による光電気複合基板の第1変形例を示す断面図である。尚、図6は、図4中のB−B線に沿う断面図に相当する断面図であり、図4,図5を用いて説明した第2実施形態による光電気複合基板40が備える構成に相当する構成には同一の符号を付してある。本変形例の光電気複合基板50が図4,図5に示す光電気複合基板40と異なる点は、薄型光素子13と光導波路16との間で入出力される光を集光する光学素子部51が形成されている点である。
この光学素子部51は、例えば、平坦化膜11上に薄型光素子13が搭載されていない状態で、平坦化膜11の表面からイオンを注入して形成され、イオンが注入されていない部分よりも屈折率が高くなっている。このため、薄型光素子13と光導波路16との間で入出力される光が光学素子部51を通過する際に集光される。本発明の第2実施形態では、基板11と薄型光素子13との間に平坦化膜41が形成されており、これらの間の距離が長くなるため、光の拡散によって薄型光素子13と光導波路16との結合効率が低下する虞がある。本変形例では、平坦化膜11に光学素子部51を設けて薄型光素子13と光導波路16との間で入出力される光を集光しているため、結合効率を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態による光電気複合基板の他の変形例について説明する。図7は、本発明の第2実施形態による光電気複合基板の第2変形例を示す断面図である。尚、図7も、図4中のB−B線に沿う断面図に相当する断面図であり、図4,図5を用いて説明した第2実施形態による光電気複合基板40が備える構成に相当する構成には同一の符号を付してある。本変形例の光電気複合基板60が図4,図5に示す光電気複合基板40と異なる点は、平坦化膜41の上面に反射防止膜61が形成されている点、及び、薄型光素子13、金属配線43、及びプリント配線42の一部を覆う絶縁膜62が形成されている点の2点である。
反射防止膜61は、薄型光素子13から入出力される光に対する基板11の表面11aでの反射を防止する薄膜であり、例えばSiN(窒化シリコン)等の無機薄膜である。反射防止膜61の厚みdは、薄型光素子13から入出力される光の波長をλとし、反射防止膜61の屈折率をnとすると、d=λ/(4n)に設定されている。尚、図7においては、プリント配線42上にも反射防止膜61が設けられている状態を図示しているが、金属配線43による薄型光素子13とプリント配線42との電気的を妨げなければ、反射防止膜61をプリント配線42上に形成しても良い。絶縁膜62は、薄型光素子13を外部から遮断し、酸化等による薄型光素子13の劣化を防止するために設けられている。この絶縁膜62は、例えばSiN(窒化シリコン)等の無機薄膜である。
以上説明した光電気複合基板60によれば、前述した第2実施形態と同様に、光損失の低減等を図ることができるとともに、平坦化膜41と薄型半導体素子13との間に反射防止膜61が形成されているため、平坦化膜41の表面での反射を極めて小さくすることができ、これにより光損失を極めて低減することができる。また、少なくとも薄型光素子13及びその周囲(金属配線43及びプリント配線42の一部)を覆う絶縁膜62が形成されているため、薄型光素子13が絶縁膜62により封止された状態となって外部から遮断される。これにより、酸化等による薄型光素子13の劣化を防止することができる。尚、図7に示す例では、薄型光素子13は、その下部に形成された反射防止膜61と薄型光素子13を覆う絶縁膜62によって6方向全て封止された状態であるため、平坦化膜41だけでは不十分な湿度遮断効果をより高めることができる。
〔電子機器〕
次に、本発明の電子機器について説明する。本発明の電子機器は、上述した光電気複合基板を備えるものであり、具体的には図8に示すものが挙げられる。図8は、本発明の電子機器の例を示す図である。図8(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図8(a)において、携帯電話1000は、上述した光電気複合基板の何れかを備える。携帯電話1000の光電気複合基板は、例えばCPUから表示データを表示部1001に送信するために設けられる。
図8(b)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図8(b)において、時計1100は、上述した光電気複合基板を備える。この時計1100においても、表示部1101に対して表示データを送信するために光電気複合基板が設けられる。図8(c)は、ワープロ、パソコン等の携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図8(c)において、情報処理装置1200は、キーボードなどの入力部1202、上述した光電気複合基板の何れかにより表示データが送信される表示部1206、情報処理装置本体(筐体)1204を備える。図8(a)〜(c)に示すそれぞれの電子機器は、上述した光電気複合基板の何れかによる表示データが送信される表示部1001,1101,1206を備えているので、良好な表示特性を有する電子機器が提供される。
尚、本実施形態の光電気複合基板は、上記の電子機器以外に、ビューワ、ゲーム機等の携帯情報端末、電子書籍、電子ペーパ等種々の電子機器に適応できる。また、光電気複合基板の何れかは、ビデオカメラ、デジタルカメラ、カーナビゲーション、カーステレオ、運転操作パネル、パーソナルコンピュータ、プリンタ、スキャナ、テレビ、ビデオプレーヤー等種々の電子機器にも適応できる。また、ロボット、自動車、航空機などの制御部にも適応できる。
本発明の第1実施形態による光電気複合基板の要部を示す斜視図である。 図1中のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態による光電気複合基板の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による光電気複合基板の要部を示す斜視図である。 図4中のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態による光電気複合基板の第1変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による光電気複合基板の第2変形例を示す断面図である。 本発明の電子機器の例を示す図である。
符号の説明
10……光電気複合基板
11……基板
12……プリント配線
13……薄型光素子
16……光導波路
17……結合部
18……第1配線
18a……延在部
19……第2配線
20……金属配線
30……光電気複合基板
31……反射防止膜
32……絶縁膜
40……光電気複合基板
41……平坦化膜
42……プリント配線
43……金属配線
50……光電気複合基板
51……光学素子部
60……光電気複合基板
61……反射防止膜
62……絶縁膜

Claims (17)

  1. 基板の表面側に形成された電気配線と、前記基板の表面側に搭載されて前記電気配線と電気的に接続された光電変換素子と、前記基板の内部又は裏面側に形成された光導波路と、前記光導波路と前記光電変換素子とを光学的に結合する結合部とを備える光電気複合基板において、
    前記光電変換素子は、表面に電極が形成されて少なくとも裏面から光の入力及び出力の少なくとも一方が可能であって、前記基板の表面に前記光電変換素子の裏面を密着させた薄型光素子であり、
    前記基板と前記電気配線との間に、前記薄型光素子の厚みと同程度の厚みで前記薄型光素子の電極に電気的に接続された補助配線を備える
    ことを特徴とする光電気複合基板。
  2. 少なくとも前記基板と前記薄型光素子との間に、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光の、前記基板の表面での反射を防止する反射防止膜を備えおり、
    前記薄型光素子の裏面は、前記反射防止膜に密着していることを特徴とする請求項1記載の光電気複合基板。
  3. 前記補助配線は、一部が前記電気配線の端部から前記薄型光素子に向けて延在する延在部を備えており、
    前記薄型光素子と前記補助配線の前記延在部とは、金属インク又は金属ペーストにより接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光電気複合基板。
  4. 少なくとも前記薄型光素子、前記金属インク又は前記金属ペースト、及び前記延在部の一部を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項3記載の光電気複合基板。
  5. 前記薄型光素子及び前記補助配線の厚みは、10μm以下であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  6. 前記電気配線の厚みは、30μm以上であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  7. 前記基板は、可撓性を有することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  8. 基板の表面側に形成された電気配線と、前記基板の表面側に搭載されて前記電気配線と電気的に接続された光電変換素子と、前記基板の内部又は裏面側に形成された光導波路と、前記光導波路と前記光電変換素子とを光学的に結合する結合部とを備える光電気複合基板において、
    前記基板と前記光電変換素子との間に、前記電気配線の厚みと同程度の厚みを有する平坦化膜を備えており、
    前記光電変換素子は、表面に電極が形成されて少なくとも裏面から光の入力及び出力の少なくとも一方が可能であって、前記平坦化膜に裏面を密着させた薄型光素子である
    ことを特徴とする光電気複合基板。
  9. 前記平坦化膜は、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光を透過する材質で形成されていることを特徴とする請求項8記載の光電気複合基板。
  10. 前記平坦化膜には、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光を集光する光学素子部が形成されていることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の光電気複合基板。
  11. 少なくとも前記基板と前記平坦化膜との間に、前記薄型光素子と前記光導波路との間で入出力される光の、前記平坦化膜の表面での反射を防止する反射防止膜を備えおり、
    前記薄型光素子の裏面は、前記反射防止膜に密着していることを特徴とする請求項8から請求項10の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  12. 前記平坦化膜は、一端が前記電気配線の端部に当接するように形成されており、
    前記薄型光素子と前記電気配線とは、前記平坦化膜及び前記電気配線上に形成された金属インク又は金属ペーストにより接続されていることを特徴とする請求項8から請求項11の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  13. 少なくとも前記薄型光素子、前記金属インク又は前記金属ペースト、及び前記電気配線の一部を覆う絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項12記載の光電気複合基板。
  14. 前記薄型光素子の厚みは、10μm以下であることを特徴とする請求項8から請求項13の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  15. 前記電気配線の厚みは、30μm以上であることを特徴とする請求項8から請求項14の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  16. 前記基板は、可撓性を有することを特徴とする請求項8から請求項15の何れか一項に記載の光電気複合基板。
  17. 請求項1から請求項16の何れか一項に記載の光電気複合基板を備えることを特徴とする電子機器。
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