JP5222362B2 - 脱臭大豆粉末の製造方法、及び食品 - Google Patents

脱臭大豆粉末の製造方法、及び食品 Download PDF

Info

Publication number
JP5222362B2
JP5222362B2 JP2010512884A JP2010512884A JP5222362B2 JP 5222362 B2 JP5222362 B2 JP 5222362B2 JP 2010512884 A JP2010512884 A JP 2010512884A JP 2010512884 A JP2010512884 A JP 2010512884A JP 5222362 B2 JP5222362 B2 JP 5222362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soybean
deodorized
soybeans
soybean powder
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010512884A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009141902A1 (ja
Inventor
和彦 上▲すぎ▼
晃朗 上▲すぎ▼
Original Assignee
和彦 上▲すぎ▼
晃朗 上▲すぎ▼
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 和彦 上▲すぎ▼, 晃朗 上▲すぎ▼ filed Critical 和彦 上▲すぎ▼
Publication of JPWO2009141902A1 publication Critical patent/JPWO2009141902A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5222362B2 publication Critical patent/JP5222362B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L11/00Pulses, i.e. fruits of leguminous plants, for production of food; Products from legumes; Preparation or treatment thereof
    • A23L11/30Removing undesirable substances, e.g. bitter substances
    • A23L11/31Removing undesirable substances, e.g. bitter substances by heating without chemical treatment, e.g. steam treatment, cooking
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L11/00Pulses, i.e. fruits of leguminous plants, for production of food; Products from legumes; Preparation or treatment thereof
    • A23L11/01Pulses or legumes in form of whole pieces or fragments thereof, without mashing or comminuting
    • A23L11/03Soya beans, e.g. full-fat soya bean flakes or grits

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

本発明は、生臭成分が除去された脱臭大豆粉末の製造方法、及び前記脱臭大豆粉末を含有する食品に関する。
大豆には、蛋白質のほか、脂質、糖質、イソフラボン、食物繊維、ビタミン、カルシウム等のミネラル、サポニン等の栄養成分が豊富に含まれているので、栄養源として重要である。大豆ペプチドは、筋肉づくりに最適である。筋肉が使用された場合に筋繊維が修復されるが、運動直後の30分後、又は就寝後の1〜3時間後の成長ホルモンが分泌されるタイミングに蛋白質が補給されると、効率的に筋肉が増強される。他の蛋白原と異なり、体内への吸収スピードが速いので、大豆ペプチドはこのタイミングに合わせて補給することができる。そして、大豆は低カロリーであるので、就寝前でも余分な脂肪及び糖質を摂取することなく、蛋白質を摂取することができる。
ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテイン等のイソフラボンは大豆イソフラボンと総称され、弱い女性ホルモン作用を示すことから骨粗鬆症、及び更年期障害の軽減等が期待されている。従って、大豆イソフラボンはサプリメントにも用いられている。
さらに、大豆の胚芽に含まれるサポニンは、コレステロールの吸収を抑制し、血液の流れを正常に保ち、老化防止作用、抗ガン作用を有することが知られている。
レシチンは、善玉コレステロールの増加作用、脂質代謝の改善作用、記憶力・集中力の増加作用を有することが知られている。
また、大豆の1種である黒豆は、動脈硬化及び脳梗塞を防止するという抗酸化作用を有するポリフェノールを多く含有する。
以上のように、大豆が含有する蛋白質及び他の栄養素には、潜在的な健康効果があることが医療・及び保険専門家によって広く認められており、低カロリーであることもあって、近年の健康ブームにより、大豆を原料とした、豆腐,納豆,菓子等の加工食品や健康食品が広く製造されている。上述の作用から、大豆製品の中には特定保健用食品に指定されているものもある。
ところで、生大豆には独特の生臭みがあり、加工食品等の原料にする場合、この生臭みを除去することが必要不可欠である。
この独特の生臭みの原因は、生大豆に含まれている酸化酵素リポキシゲナーゼが不飽和脂肪酸に作用することにより生成されるヘキサナール、及びヘキサノール等にあり、これらの物質を除去する、又は発生を防止する必要がある。
この生臭成分を除去する方法として、蒸気加熱による脱臭方法等が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開昭53−29951号公報
しかしながら、上述の特許文献1等の蒸気加熱による脱臭方法によれば、長時間、水蒸気を直接大豆に当てるので、大豆が含有する蛋白質等の栄養成分が熱変化を受けて変質し、又は溶出して、大豆に潜在する健康効果が奏されなくなるという問題があった。
また、特許文献1に記載された方法においては、アルコール類を噴霧する脱臭過程も有しているが、大豆に含有する栄養成分に化学的変化を与え、大豆に潜在する健康効果の損失を生じさせ、ひいては大豆を原料とした加工食品等を食した者の人体に影響を与えることになり、好ましくない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、大豆が含有する蛋白質等の栄養成分が熱変化を受けて変質し、又は溶出することを抑制し、大豆が含有する蛋白質等の豊富な栄養成分を保有して、大豆に潜在する健康効果を奏する一方、大豆の生臭みが除去された脱臭大豆粉末を製造する方法、及び前記脱臭大豆粉末を含有する食品を提供することを目的とする。
発明に係る脱臭大豆粉末の製造方法は、大豆を容器へ投入する工程と、前記容器を回転させ、前記大豆を攪拌しつつ加熱し、略100℃で20〜30分、前記大豆の水分及び生臭成分を排気しつつ加熱を続ける加熱工程と、該加熱工程により加熱した大豆を急冷する急冷工程と、該工程により急冷した大豆の表皮を除去する工程と、該工程により表皮を除去した大豆を粉砕する工程とを有することを特徴とする。
本発明においては、直接、水蒸気を大豆に当てて大豆を加熱するのではなく、容器を加熱して間接的に大豆を加熱するので、大豆が含有する栄養成分が熱変化を受けて変質し、溶出することが抑制されている。そして、生臭成分は蒸発して大豆から除去される。加熱時に容器は回転させられるので、大豆は容器の内壁に焼き付くことがなく、均一に加熱され、大豆は効率良く脱臭される。
また、本発明においては、脱臭後に表皮を除去しており、脱臭の前処理として脱皮する場合と異なり、胚芽が除去されないので、胚芽に含まれるサポニン等の有用な栄養成分が最終製品に残留する。
発明に係る脱臭大豆粉末の製造方法は、第発明において、前記加熱工程は、前記容器を水蒸気により加熱する工程であることを特徴とする。
本発明においては、安価に生大豆を加熱することができる。
発明に係る脱臭大豆粉末の製造方法は、第又は第発明において、前記加熱工程は、前記容器を20〜30分かけて略100℃まで昇温して加熱する工程であることを特徴とする。
発明に係る脱臭大豆粉末の製造方法は、第1発明から第3発明までのいずれかにおいて、前記急冷工程は、大豆を10〜15℃まで急冷させる工程であることを特徴とする。
第5発明に係る食品は、第1発明から第4発明までのいずれかの脱臭大豆粉末の製造方法により得られた脱臭大豆粉末を含有してなることを特徴とする。
本発明によれば、大豆が含有する蛋白質等の栄養成分が熱変化を受けて変質し、又は溶出することが抑制され、大豆が含有する蛋白質等の豊富な栄養成分が保有されて、大豆に潜在する健康効果が奏され、しかも大豆の生臭みがない脱臭大豆、脱臭大豆粉末、及び食品が得られる。
本発明の実施の形態に係る脱臭大豆粉末製造装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る大豆脱臭装置を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態に係る大豆冷却装置を示す模式的断面図である。
符号の説明
1 大豆脱臭装置
2、8 内釜
21 排気口
22、82 レール
23、83 撹拌羽根
3、9 外釜
31、91 導入管
32、92 排出管
4、10 ローラ
5、11 脚部
6 ボイラ
7、13 連結管
12 冷却機
14 大豆冷却装置
15 表皮分離装置
16 粉砕装置
20 脱臭大豆粉末製造装置
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る脱臭大豆粉末製造装置20の構成を示すブロック図である。
脱臭大豆粉末製造装置20は、生大豆から水分及び生臭成分を蒸発させて脱臭する大豆脱臭装置1と、脱臭された大豆を冷却する大豆冷却装置14と、冷却された大豆から表皮を除去する表皮分離装置15と、表皮が除去された大豆を粉砕する装置16とを備えている。
図2は、本発明の実施の形態に係る大豆脱臭装置1を示す模式的断面図である。
大豆脱臭装置1は、ステンレス製であり、ドラム状をなし、生大豆が投入される内釜2と、ステンレス製であり、内釜2を被包するように構成された外釜3と、外釜3の側面の軸方向の両端部側に設けられ、外釜3を支持する脚部5,5とを備えている。
外釜3の一端面には、ボイラ6から連結管7を介し水蒸気が導入される導入管31が設けられており、他端面には、前記外釜3と内釜2との間を通流された水蒸気が排出される排出管32が設けられている。
内釜2には、排出管32に対向させて、生大豆を加熱したときに生じる水分及び生臭成分を排気するための排気口21が設けられている。内釜2には、軸方向に2箇所、各1対のレール22,22が並設されており、各レール22,22内を一対のローラ4,4が回転するように構成されている。内釜2は、モータ(図示せず)により、前記レール22,22内をローラ4,4が回転して、軸周りに回転されるように構成されている。内釜2の内面には、生大豆を掻き回すための複数の撹拌羽根23,23,…が設けられている。
図3は、本発明の実施の形態に係る大豆冷却装置14を示す模式的断面図である。
大豆冷却装置14は、ステンレス製であり、ドラム状をなし、大豆脱臭装置1により脱臭された大豆が投入される内釜8と、ステンレス製であり、内釜8を被包するように構成された外釜9と、外釜9の側面の軸方向の両端部側に設けられ、外釜9を支持する脚部11,11とを備えている。
外釜9の一端面には、冷却機12から連結管13を介し冷却風が導入される導入管91が設けられており、他端面には、外釜9と内釜8との間を通流された冷却風が排出される排出管92が設けられている。
内釜8には、軸方向に2箇所、各1対のレール82,82が並設されており、各レール82,82内を一対のローラ10,10が回転するように構成されている。内釜8は、モータ(図示せず)により、前記レール82,82内をローラ10,10が回転して、軸周りに回転されるように構成されている。内釜8の内面には、大豆脱臭装置1により脱臭された大豆を掻き回すための複数の撹拌羽根83,83,…が設けられている。
以下に、上述の脱臭大豆粉末製造装置20を用いて、本発明の脱臭大豆粉末を製造する方法について説明する。
まず、生大豆を大豆脱臭装置1の内釜2に投入する。大豆として、黒豆(黒大豆)、赤豆、青大豆、白大豆等を用いることも可能である。
そして、内釜2を回転させて、生大豆を攪拌しつつ、温度100℃以上の水蒸気をボイラ6から導入管31に導入し、内釜2と外釜3との間を通流させて、内釜2を加熱する。略20〜30分かけて内釜2を室温から略100℃まで昇温させる。
内釜2を略100℃まで昇温した後、生大豆を略20〜30分加熱し続け、生大豆に含まれていた水分と、ヘキサナール及びヘキサノール等の生臭成分とを蒸発させ、排気口21から排出させ、水蒸気とともに排出管32から外部へ排出させる。
次に、大豆脱臭装置1により脱臭された大豆を大豆冷却装置14の内釜8に移す。
そして、内釜8を回転させて、大豆を攪拌しつつ、冷却風を冷却機12から導入管91に導入し、内釜8と外釜9との間を通流させて、内釜8を冷却する。これにより、大豆を10〜15℃まで急冷させる。
大豆冷却装置14により冷却した脱臭大豆は、表皮分離装置15へ送り、送風により、表皮を吹き飛ばして、脱臭大豆から分離する。
その後、例えば高速スイングハンマー微粉機等の粉砕装置16により粉砕して500メッシュ程度の大きさの脱臭大豆粉末を得る。
得られた脱臭大豆粉末は、生臭みがなく、ほぼ無臭であることが確認されている。
なお、上述の脱臭大豆粉末製造装置20の大豆脱臭装置1においては、内釜2を水蒸気により加熱する場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、電熱によって加熱するものであってもよい。
また、大豆脱臭装置1,大豆冷却装置14の内釜2,8の内面に、複数の攪拌羽根23,83が設けられている場合につき説明しているがこれに限定されず、複数の羽根が設けられた攪拌軸を内釜2,8に挿入することにしてもよい。
上述のようにして得られた脱臭大豆粉末は、例えば蒲鉾、天ぷら、コンニャク、素麺、うどん、パン、菓子等の食品に用いることができる。脱臭大豆粉末を、前記食品の他の原料と配合し、練り込んだ状態で蒸す、揚げる、茹でる、焼く等することにより前記食品が得られる。なお、脱臭大豆は粉末のものに限定されるものではなく、大豆脱臭装置1により脱臭された後、粉砕化しなかったものを前記食品の他の原料と配合して製造することにしてもよい。
また、脱臭大豆粉末は、豆乳にも用いることができる。豆乳は、脱臭大豆粉末、水、及び例えば牛脂エステル等の消泡剤を混合し、これらの混合物を、温度略95〜100℃で、略20〜30分間、加熱することにより得られる。
そして、脱臭大豆粉末は、デンプン、デキストリン、及びシクロデキストリンからなる群から選択される少なくとも1種と配合してサプリメントを構成することができる。一例として、脱臭大豆粉末とシクロデキストリンとを、質量比で略6:4配合して製造するものが挙げられる。
さらに、脱臭大豆粉末を、デンプン、デキストリン、及びシクロデキストリンからなる群から選択される少なくとも1種、及び野菜粉末等と配合して、顆粒状のスープを構成することができる。また、凍結乾燥してスープを構成することにしてもよい。さらに、味噌も含有して味噌汁を構成することにしてもよい。脱臭大豆粉末のスープ全質量に対する含有量は10質量%以上25質量%以下であるのが好ましく、豆乳換算体積%で10%以下であるのがより好ましい。
そして、脱臭大豆粉末は、穀類、及び調味液と配合して、粥、雑炊、又はリゾットを構成することができる。粥、雑炊、又はリゾットは、卵、野菜類、肉・魚介類、きのこ、クリーム及びごまからなる群から選択される少なくとも1種を含有することにしてもよい。リゾットの例としては、きのこリゾット、クリームリゾット、野菜リゾット、及び海鮮リゾット等が挙げられる。
粥、雑炊、又はリゾットは、レトルトパウチ食品、缶詰、及びフリーズドライ品のいずれであってもよい。中でもフリーズドライ品の場合、乾燥による収縮、亀裂等の形態の変化が少ない、栄養成分、及び風味の変化が少ない、多孔質で水及び熱湯が侵入しやすいので、復元性及び溶解性が良い、常温で長期保存ができる、低水分であるため軽く、輸送性が良好であるという観点から好ましい。また、脱臭大豆粉末の粥、雑炊、又はリゾットの全質量に対する含有量は、2質量%以上7質量%以下であるのが好ましい。
粥、雑炊、又はリゾットには、脱臭大豆粉末に代えて豆乳を用いることができる。この粥、雑炊、又はリゾットは、上述した観点からフリーズドライ品とするのが好ましい。また、豆乳は、上述した脱臭大豆粉末を含有して製造したものを用いるのが好ましい。これにより粥、雑炊、又はリゾットも生臭みを有しないことになる。
[実施例]
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明するが、本発明は、本実施例により、何ら限定されるものではなく、その主旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができる。
[実施例1]
精白米20.0質量部と、本発明の脱臭大豆粉末5.0質量部と、調味液115.0質量部とを混合し、加熱処理した後、真空凍結乾燥して実施例1の粥を製造した。
[実施例2]
精白米に代えて発芽玄米20.0質量部を配合したこと以外は、実施例1と同様にして実施例2の玄米粥を製造した。
[実施例3]
実施例1の配合物に、さらに卵7.0質量部を配合したこと以外は、実施例1と同様にして実施例3の卵粥を製造した。
[実施例4]
精白米20.0質量部と、前記脱臭大豆粉末5.0質量部と、調味液124.7質量部と、鮭3.0質量部と、三つ葉2.0質量部と、ごま0.3質量部とを混合し、加熱処理した後、真空凍結乾燥して実施例4の雑炊を製造した。
下記の表1に、実施例1乃至4の粥、又は雑炊の組成を示す。
Figure 0005222362
[実施例5]
下記の表2に示す配合に従って配合したものを圧延成形した後、粉末化して、実施例5のニンジンスープを製造した。
Figure 0005222362
[実施例6]
下記の表3に示す配合に従って配合したものを圧延成形した後、粉末化して、実施例5のポテトスープを製造した。
Figure 0005222362
[実施例7]
前記表3に示す配合のうち、ポテトパウダーに代えてカボチャパウダーを20.00質量%配合したこと以外は、実施例6と同様にして、実施例7のカボチャスープを製造した。
[実施例8]
前記表3に示す配合のうち、ポテトパウダーに代えてコーンパウダーを20.00質量%配合したこと以外は、実施例6と同様にして、実施例8のコーンスープを製造した。
上述した実施例1乃至8の食品を食したところ、大豆特有の生臭みがなく、ほぼ無臭であることが確認された。
以上のように、本発明の脱臭大豆粉末は生臭みがなく、しかも大豆が含有する蛋白質等の栄養成分が熱変化を受けて変質し、又は溶出することが抑制されているので、食品の原料として用いた場合に、生臭みがなく、しかも大豆が含有する蛋白質等の豊富な栄養成分を保有して、該栄養成分に起因する健康効果が奏される食品が得られる。
本発明の脱臭大豆粉末は、蒲鉾、天ぷら、コンニャク、素麺、うどん、パン、菓子、豆乳、スープ、粥、雑炊、リゾット、サプリメント等の健康食品等、各種の食品に用いることが可能である。

Claims (5)

  1. 大豆を容器へ投入する工程と、
    前記容器を回転させ、前記大豆を攪拌しつつ加熱し、略100℃で20〜30分、前記大豆の水分及び生臭成分を排気しつつ加熱を続ける加熱工程と、
    該加熱工程により加熱した大豆を急冷する急冷工程と、
    該工程により急冷した大豆の表皮を除去する工程と、
    該工程により表皮を除去した大豆を粉砕する工程と
    を有することを特徴とする脱臭大豆粉末の製造方法。
  2. 前記加熱工程は、前記容器を水蒸気により加熱する工程である請求項に記載の脱臭大豆粉末の製造方法。
  3. 前記加熱工程は、前記容器を20〜30分かけて略100℃まで昇温して加熱する工程である請求項又はに記載の脱臭大豆粉末の製造方法。
  4. 前記急冷工程は、大豆を10〜15℃まで急冷させる工程である請求項1から3までのいずれか1項に記載の脱臭大豆粉末の製造方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の脱臭大豆粉末の製造方法により得られた脱臭大豆粉末を含有してなることを特徴とする食品。
JP2010512884A 2008-05-21 2008-05-21 脱臭大豆粉末の製造方法、及び食品 Active JP5222362B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/059336 WO2009141902A1 (ja) 2008-05-21 2008-05-21 脱臭大豆、脱臭大豆粉末、大豆脱臭装置、脱臭大豆粉末製造装置、脱臭大豆粉末の製造方法、及び食品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009141902A1 JPWO2009141902A1 (ja) 2011-09-29
JP5222362B2 true JP5222362B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=41339851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010512884A Active JP5222362B2 (ja) 2008-05-21 2008-05-21 脱臭大豆粉末の製造方法、及び食品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5222362B2 (ja)
WO (1) WO2009141902A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200061730A (ko) * 2018-11-26 2020-06-03 전남대학교산학협력단 두류가루를 포함하는 글루텐 프리 머핀 제조용 조성물 및 그 제조방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5759596B2 (ja) * 2013-06-27 2015-08-05 節夫 新開 粉砕大豆の皮分離装置及びそれを使用した豆乳の製造方法
JP7236796B2 (ja) * 2017-02-20 2023-03-10 昭和産業株式会社 風味が改善された脱脂植物蛋白およびその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623754A (ja) * 1985-06-30 1987-01-09 Shinwa:Kk 脱臭大豆粉の製造装置
JPS626648A (ja) * 1985-07-04 1987-01-13 Kyowa Shokuhin:Kk 大豆粉末の製造方法
JPH06323728A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Tokyo Gas Co Ltd 蒸気加熱乾燥装置
JP2005124406A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Iguchi Shokuhin Kk 即席粥の素
JP2005318850A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Kazuhiko Uesugi 脱臭大豆粉末の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623754A (ja) * 1985-06-30 1987-01-09 Shinwa:Kk 脱臭大豆粉の製造装置
JPS626648A (ja) * 1985-07-04 1987-01-13 Kyowa Shokuhin:Kk 大豆粉末の製造方法
JPH06323728A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Tokyo Gas Co Ltd 蒸気加熱乾燥装置
JP2005124406A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Iguchi Shokuhin Kk 即席粥の素
JP2005318850A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Kazuhiko Uesugi 脱臭大豆粉末の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200061730A (ko) * 2018-11-26 2020-06-03 전남대학교산학협력단 두류가루를 포함하는 글루텐 프리 머핀 제조용 조성물 및 그 제조방법
KR102163547B1 (ko) * 2018-11-26 2020-10-08 전남대학교산학협력단 두류가루를 포함하는 글루텐 프리 머핀 제조용 조성물 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009141902A1 (ja) 2009-11-26
JPWO2009141902A1 (ja) 2011-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100892651B1 (ko) 식품용 반죽 혼합물
WO2001010242A1 (fr) Procede de traitement de soja utilisant une enzyme, soja traite ainsi obtenu et aliment contenant le soja ainsi traite
JP5222362B2 (ja) 脱臭大豆粉末の製造方法、及び食品
EP1629723A1 (en) A functional food and use thereof
Kant THE THESIS
KR100821613B1 (ko) 깨국수 및 그 제조방법
KR20120124964A (ko) 두부를 분무건조하여 두부분말을 제조하는 방법
KR102333231B1 (ko) 산수유 쌀쿠키 및 이의 제조방법
JP6016628B2 (ja) ウレアーゼ含量を低減させた加工大豆、及びその製造方法
KR20200050605A (ko) 영양성분이 균형있게 조합된 식사대용 선식 제조방법 및 그로부터 제조된 식사대용 선식
CN102342410B (zh) 一种黄色杂粮保健产品及其制备方法
KR20090007000A (ko) 이취 없는 해조분말 제조방법, 그 방법으로 제조된 해조분말이 함유된 쿠키조성물
KR101759250B1 (ko) 닭가슴살 및 자색고구마를 함유한 떡볶이떡의 제법
KR101823087B1 (ko) 콩 유산균을 이용한 빵의 제조방법
KR102397969B1 (ko) 귀리국수와 이의 제조방법
EP2358219B1 (en) Soya bean food product and compositions comprising thereof
JP2007325503A (ja) 大豆ペプチドペースト、およびその製造方法
KR101323615B1 (ko) 청국장 과자 제조방법
JPH11266774A (ja) 豆乳、おから入りパン類の製造方法
WO2012038977A2 (en) Novel soya products, composition and process for preparation there of
JP5744089B2 (ja) 脱臭米糠の製造方法及びそれを配合した食品
KR101405538B1 (ko) 상황버섯을 이용한 두유의 제조방법
KR100977066B1 (ko) 홍삼청국장의 제조방법
KR101853425B1 (ko) 홍삼 현미 즉석면과 그 제조방법
KR101796504B1 (ko) 조리 후의 맛이 우수한 저당 고추장의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5222362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250