JP5222115B2 - カメラ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ装置に関するものである。
例えば、監視カメラや画像処理装置などに用いられるカメラやセンサカメラでは、その用途から撮像範囲を広角にしたいという要求が高く、従来から撮像範囲を広角にした画像装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この画像装置では、暗視用の複数の赤外線LEDを撮像カメラ部の上部および左右両側部にそれぞれ直線的に配置しており、撮像範囲の広角化に伴い、赤外線LEDによる照射エリアを拡大したいと要求がある。
特開2006−50454号公報(段落[0017]−段落[0040]、及び、第1図−第10図)
ところで、撮像範囲の広角化に伴って赤外線LEDによる照射エリアを拡大する場合、指向角が干渉しないような形で各赤外線LEDを配置する必要があるが、例えば上記画像装置のように複数の赤外線LEDを直線的に配置したり、撮像カメラ部の左右両側部にも配置した場合には、幅寸法が大きくなって装置本体が大型化してしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、撮像範囲を広角にした小型のカメラ装置を提供することにある。
請求項1の発明は、撮像素子を具備し視野領域を撮像する撮像部と、複数の赤外線LEDからなる暗視用の光源部と、赤外光に対して透光性を有し少なくとも撮像部および光源部が収納されるケースと、施工状態における上側から見てV字状に配置されるLED取付部とを備え、複数の赤外線LEDは、撮像素子に対して施工状態における上側であって、撮像素子の中心軸に対して左右対称で且つ各赤外線LEDの光軸が左右方向における外側に向かって拡がるように斜めに且つLED取付部に沿ってV字状に配置され、水平面内において撮像素子の中心軸に対する光軸の開き角が相対的に大きいものが、開き角が相対的に小さいものよりも上下方向における外側となるように配置されることを特徴とする。
請求項2の発明は、撮像素子を具備し視野領域を撮像する撮像部と、複数の赤外線LEDからなる暗視用の光源部と、赤外光に対して透光性を有し少なくとも撮像部および光源部が収納されるケースと、人の存在を検出する人体検出部とを備え、複数の赤外線LEDは、撮像素子に対して施工状態における上側であって、撮像素子の中心軸に対して左右対称で且つ各赤外線LEDの光軸が左右方向における外側に向かって拡がるように斜めに配置され、人体検出部は、検出範囲の中心軸が撮像素子の中心軸に対して施工状態における下側となり、且つ、検出範囲の全体が撮像素子による撮像範囲の下側に設定されることを特徴とする。
請求項3の発明は、人の存在を検出する人体検出部を備え、人体検出部は、検出範囲の中心軸が撮像素子の中心軸に対して施工状態における下側となり、且つ、検出範囲の全体が撮像素子による撮像範囲の下側に設定されることを特徴とする。
請求項4の発明は、人体検出部は、ケース内において撮像部よりも後側に配置されることを特徴とする。
請求項の発明は、各赤外線LEDの光軸は、撮像素子の中心軸に対して施工状態における上側にそれぞれ配置されることを特徴とする。
請求項の発明は、ケースは、外形形状が球面状に形成されてなり、撮像部および光源部は、ケースの外形形状に合わせるようにしてケース内に収納されることを特徴とする。
請求項の発明は、複数の赤外線LEDが取り付けられるLED取付部と、少なくとも撮像素子が実装される基板が取り付けられる基板取付部と、ケースが取り付けられるケース取付部とが一体に形成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、施工状態において光源部を撮像部の上側に配置することによって、光源部からの光をより遠くまで照射することができ、また光源部を構成する各赤外線LEDをそれぞれ光軸が左右方向における外側に向かって拡がるように配置することによって、各赤外線LEDからの光をより外側に照射することができるので、撮像範囲を広角にすることができ、さらに各赤外線LEDをそれぞれ斜めに配置することによって、従来例のように撮像素子の上部や左右両側部において赤外線LEDを直線的に配置した場合に比べて、ケースの外形寸法を小さくすることができるという効果がある。また、複数の赤外線LEDが取り付けられるLED取付部をV字状に配置することによって、ケースの外形形状をさらに小さくすることが可能になり、その結果さらにコンパクトな広角のカメラ装置を提供することができるという効果がある。さらに、ケースの外形形状が球面状の場合、外側に行くほど内部の配置スペースが小さくなるため、例えば水平面内において撮像素子の中心軸に対する光軸の開き角が相対的に小さい赤外線LEDを、上記開き角が相対的に大きい赤外線LEDよりも外側に配置した場合には、上記開き角が相対的に小さい赤外線LEDを配置するためにケースの外形寸法を大きくしなければならないが、請求項1の発明によれば、ケースの外形寸法を大きくすることなく外形形状に沿ってすべての赤外線LEDを配置することができ、その結果カメラ装置の小型化を図ることができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、施工状態において光源部を撮像部の上側に配置することによって、光源部からの光をより遠くまで照射することができ、また光源部を構成する各赤外線LEDをそれぞれ光軸が左右方向における外側に向かって拡がるように配置することによって、各赤外線LEDからの光をより外側に照射することができるので、撮像範囲を広角にすることができ、さらに各赤外線LEDをそれぞれ斜めに配置することによって、従来例のように撮像素子の上部や左右両側部において赤外線LEDを直線的に配置した場合に比べて、ケースの外形寸法を小さくすることができるという効果がある。また、人体を検出する検出範囲は撮像範囲全域を含む形で設定する必要はなく、請求項2の発明によれば、不要に遠距離まで検出対象とした場合に比べて誤動作を低減することができるという効果がある。
人体を検出する検出範囲は撮像範囲全域を含む形で設定する必要はなく、請求項3の発明によれば、不要に遠距離まで検出対象とした場合に比べて誤動作を低減することができるという効果がある。
請求項4の発明によれば、ケース内において人体検出部を撮像部よりも後側に配置することによって、例えばケースの外面から人体検出部が外側に突出している場合でも、人体検出部の出代を小さく抑えることができるという効果がある。
撮像範囲を広角にする場合、カメラ装置を上側に設置してカメラの中心軸を下向きとする用途が一般的であるが、請求項の発明によれば、光軸が撮像素子の中心軸に対して施工状態における上側となるように各赤外線LEDを配置しているので、各赤外線LEDからの光をより遠くまで照射することができ、また装置近傍では各赤外線LEDからの光量は少なくなるが、各赤外線LEDからの距離も短く且つ光の減衰率も小さいので、十分な明るさを確保することができるという効果がある。
請求項の発明によれば、ケースの外形形状を球面状にすることによって、コンパクトなカメラ装置を実現することができるという効果がある。
請求項の発明によれば、LED取付部、基板取付部およびケース取付部を一体部品で構成することによって、部品点数を削減することができるとともに、撮像部と光源部の光学的な位置関係を安定させることができるという効果がある。
以下に本発明に係るカメラ装置の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明に係るカメラ装置2は、図4に示すように、例えばドアホンシステムに接続されるセンサ付カメラ子器Aを構成し、玄関などの壁面上方に設置されて来訪者や侵入者などを撮像するために用いられる。なお、以下の説明では特に断りがない限り、図1(a)中の矢印a−bの方向を上下方向、矢印c−dの方向を左右方向、矢印e−fの方向を前後方向として説明を行う。
図5はセンサ付カメラ子器Aの概略ブロック図であり、制御装置1とカメラ装置2とで構成されている。制御装置1は、各回路の全般的な制御を行う制御回路11と、制御回路11から出力される所定の電気信号(例えば映像信号や音声信号など)を図示しない親機(上記のドアホンシステムに接続された親機)に伝送するための伝送回路12と、各回路に必要な動作電源を生成する電源回路13とを備え、カメラ装置2は、視野領域を撮像するためのイメージセンサ(例えばCCDなど)21と、人の存在を検出するための熱線センサ22と、後述する光源部7を構成する複数の赤外線LED23とを備えている。
ここにおいて、イメージセンサ21で撮像した映像や熱線センサ22の検出結果はそれぞれ制御回路11に取り込まれるようになっており、また赤外線LED23は制御回路11により点灯/消灯が制御されるようになっている。なお、図示は省略しているが、イメージセンサ21、熱線センサ22および赤外線LED23の動作電源も上記電源回路13から供給されるようになっている。
上述した制御回路11、伝送回路12および電源回路13は、図4に示すように半円筒状に形成された合成樹脂製の制御装置本体10内に収納され、一方イメージセンサ21、熱線センサ22および赤外線LED23は、外形形状が略球面状に形成された合成樹脂製のケース20内に収納されている。ケース20は、制御装置本体10に回転自在に取着されたU字状の支持具3により上下方向(図4(b)中のX方向)に回転自在に支持され、パン、チルト機能を有している。なお、上記センサ付カメラ子器Aは従来周知のものであり、詳細については説明を省略する。
以下に、本発明に係るカメラ装置2について詳細に説明する。図1(a)はカメラ装置2の外観斜視図であり、半球面状に形成された合成樹脂製のケース片20A,20Bを組み合わせることで球状のケース20が構成される。一方(図1(a)中の前側)のケース片20Aの略中央部には、後述する撮像部6を構成するレンズカバー28を露出させるための矩形状の露出孔201が貫設され、さらに露出孔201の下部には、後述する人体検出部8を構成する熱線センサ22を露出させるための円形の露出孔202が貫設されている。ここにおいて、ケース20は赤外光に対して透光性を有しており、上記赤外線LED23からの赤外光がケース20を透過して外部に照射されるようになっている。なお、他方(図1(a)中の後側)のケース片20Bには、後述する各プリント基板24〜26に接続された複数の電線5を外部に引き出すための配線孔(図示せず)が貫設されている。このように本実施形態では、ケース20の外形形状を球面状にすることによって、カメラ装置2のコンパクト化を図ることができるのである。
図1(b)は、カメラ装置2から前側のケース片20Aを取り外した状態の斜視図であり、視野領域を撮像する撮像部6と、暗視用の光源部7と、人の存在を検出する人体検出部8とが取付ブロック4に取着された状態でケース20内に収納されている。なお、取付ブロック4については後述する。
撮像部6は、図1(b)、図2(a)および図5に示すように、プリント基板24に実装されるイメージセンサ(撮像素子)21(図1(b)および図2(a)では図示を省略)と、イメージセンサ21を前方から保持する形でプリント基板24に取着されるセンサホルダー29と、センサホルダー29の前方に配置されるレンズ27と、センサホルダー29の前側に取着されてレンズ27を保護する透光性のレンズカバー28とで構成されている。この撮像部6では、撮影対象物から発せられた光がレンズ27を介してイメージセンサ21の受光平面上に結像されることで、上記撮影対象物が撮像できるようになっている。
光源部7は、夜間においても撮像できるようにするための暗視用の光源であって、複数の赤外線LED23a,23bにより構成される。各赤外線LED23a,23bは、それぞれプリント基板26に実装され(図2(b)参照)、電線5を介して供給される電源により点灯するようになっている。なお、各赤外線LED23a,23bの配置については後述する。
人体検出部8は、プリント基板25に実装された人体検出用の熱線センサ(例えばパナソニック電工(株)製のNaPiOnなど)22を備えており、人体から発せられる赤外線をこの熱線センサ22により検出することで、人の存在を検出できるようになっている。なお、熱線センサ22の配置については後述する。
ここで、上述した撮像部6、光源部7および人体検出部8が取り付けられる取付ブロック4について図3に基づいて説明する。取付ブロック4は、例えば合成樹脂成形品であって、前側の略中央部にはイメージセンサ21が実装されたプリント基板24が取り付けられる基板取付部41が設けられており、この基板取付部41の左右両端部には、プリント基板24を当該基板取付部41に固定するための弾性固定片41a,41aがそれぞれ前方に向かって突設されている。
ここにおいて、プリント基板24を基板取付部41に取り付けるには、まずプリント基板24の左右両端縁を対応する弾性固定片41a,41aの先端部にそれぞれ当接させた状態から後方に押し込むと、プリント基板24からの押圧力により両弾性固定片41a,41aが左右方向における外側に押し拡げられる。この状態からプリント基板24をさらに後方に押し込み、プリント基板24が両弾性固定片41a,41aを通過すると、両弾性固定片41a,41aが反力により元の位置に戻ることになり、その結果プリント基板24が両弾性固定片41a,41aに保持され、基板取付部41に取り付けられる。
上述の基板取付部41の下側には、熱線センサ22が実装されたプリント基板25が取り付けられる基板取付部42が一体に設けられており、この基板取付部42の左右両端部には、プリント基板25を当該基板取付部42に固定するための弾性固定片42a,42aがそれぞれ前方に向かって突設されている。なお、プリント基板25の取付方法については、上述したプリント基板24の取付方法と同様であるから、ここでは説明を省略する。ここにおいて、上述したプリント基板24の下部には半円形状の切欠き24aが設けられており、施工状態において前方に突出する熱線センサ22が当該プリント基板24に干渉しないようになっている(図1(b)および図2(a)参照)。ここに、本実施形態では、イメージセンサ21が実装されたプリント基板24が取り付けられる基板取付部41と、熱線センサ22が実装されたプリント基板25が取り付けられる基板取付部42とで基板取付部が構成されている。
次に、上述の基板取付部41の上側には、複数の赤外線LED23a,23bが取り付けられるLED取付部43が一体に設けられている。このLED取付部43は、図3(b)に示すように、施工状態における上側から見て略V字状に配置された上下2段のLED取付台43a,43bを備え、各LED取付台43a,43bには、片側3個ずつの赤外線LED23a(または赤外線LED23b)が取り付けられるように、各赤外線LED23a(または赤外線LED23b)が備える2個1組の端子23c,23c(図2(b)参照)が挿通される2個1組の挿通孔43e,43eが横並びに3組ずつ設けられている。このように、赤外線LED23a,23bが取り付けられるLED取付台43a,43bをV字状に配置することによって、ケース20の中心位置から各赤外線LED23a,23bの先端までの距離が、赤外線LED23a,23bを左右方向に並べて配置した場合に比べて短くでき、その結果ケース20の外形形状をさらに小さくすることが可能になり、さらにコンパクトな広角のカメラ装置2を提供することができるのである。
ここにおいて、上記のLED取付台43a,43bは、図3(a)に示すようにLED取付台43aが上側、LED取付台43bが下側となるように2段に配置され、さらに図3(b)に示す水平面内において、イメージセンサ21の中心軸に対するLED取付台43aの傾斜角が、同軸に対するLED取付台43bの傾斜角よりも小さな角度に設定されている。すなわち、施工状態では、LED取付台43aに取り付けられる赤外線LED23aの上記中心軸に対する光軸の傾斜角が、LED取付台43bに取り付けられる赤外線LED23bの同軸に対する光軸の傾斜角よりも大きな角度に設定されることになる。なお、上記LED取付台43a,43bの傾斜角度については、ケース20の外形形状を考慮した上で設定することを要する。つまり、上記傾斜角度を小さく設定すると、LED取付部43に取り付けられる2枚のプリント基板26,26が干渉したり、赤外線LED23a,23bの実装が困難になったりする可能性があり、逆に上記傾斜角度を大きく設定すると、ケース20が大きくなってカメラ装置2の小型化が実現できなくなってしまうので、ケース20の外形形状に合わせる形で角度設定する必要がある。
また、LED取付部43の裏面側には、図3(c)に示すように後方に向かって延出する保持片43c,43dが上下両端側にそれぞれ突設されており、赤外線LED23a,23bが実装されるプリント基板26が、両保持片43c,43dの間で保持されるようになっている。
ここにおいて、赤外線LED23a,23bをLED取付部43に取り付けるには、まず裏面側から各プリント基板26,26(図2(b)参照)をそれぞれ対応する保持片43c,43d間に保持させた後、前方から赤外線LED23a,23bの端子23c,23cを対応する挿通孔43e,43eに挿通させるとともに、各プリント基板26に形成されたスルーホールに挿通させ、最後に裏面側からはんだ付けを行うと赤外線LED23a,23bがLED取付部43に取り付けられる。
なお、上述したLED取付部43と基板取付部41の間、および、基板取付部41と基板取付部42の間には、それぞれ矩形状の開口部45,46が設けられており、開口部45には上述した両プリント基板26,26間を電気的に接続する電線(図示せず)が挿通され、また開口部46には上述した各プリント基板24〜26に電気的に接続された複数の電線5が挿通されるようになっている。
さらに、上述の基板取付部41の左右両端部には、ケース20(ケース片20A,20B)が取り付けられる円形のケース取付部44,44が一体に設けられている。そして、ケース片20Bの左右両端縁をそれぞれ対応するケース取付部44の溝44a内に後方から差し込み(図1(b)参照)、さらにケース片20Aの左右両端縁をそれぞれ対応するケース取付部44の溝44a内に前方から差し込んだ後、図示しない固定ねじを用いて両ケース片20A,20Bをねじ固定すると、カメラ装置2が組み立てられる(図1(a)参照)。なお、本実施形態では、イメージセンサ21が実装されるプリント基板24に面取りを施してハーネスとの干渉を避けるように構成しているが、この面取りをケース20との干渉を避けるための逃げとして兼用することで、最適な形状を実現している。
而して、本実施形態によれば、LED取付部43、基板取付部(基板取付部41および基板取付部42)およびケース取付部44を一体部品(つまり取付ブロック4)で構成することによって、部品点数を削減することができるとともに、撮像部6と光源部7と人体検出部8の光学的な位置関係を安定させることができる。
ここで、図7は本実施形態の赤外線LED23a、23bの配置例であり、赤外線LED23a,23bは正面方向軸(水平面内におけるイメージセンサ21の中心軸)H2に対して左右対称に配置されるとともに、施工状態における下側に配置される赤外線LED23bは、正面方向軸H2に対する光軸C1の開き角が角度Bに設定され、上側に配置される赤外線LED23aは、正面方向軸H2に対する光軸C1の開き角が角度C(C>B)に設定されている。すなわち、本実施形態では、上下方向における外側に配置される赤外線LED23aの光軸C1の開き角が、内側に配置される赤外線LED23bの光軸C1の開き角よりも大きく設定されている。而して、ケースの外形形状が球面状の場合、外側に行くほど内部の配置スペースが小さくなるため、例えば正面方向軸に対する光軸の開き角が相対的に小さい赤外線LEDを、上記開き角が相対的に大きい赤外線LEDよりも外側に配置した場合には、上記開き角が相対的に小さい赤外線LEDを配置するためにケースの外形寸法を大きくしなければならないが、本実施形態によれば、ケース20の外形寸法を大きくすることなく外形形状に沿ってすべての赤外線LED23a,23bを配置することができ、その結果カメラ装置2の小型化を図ることができる。
次に、図8は本実施形態の赤外線LED23a,23b、イメージセンサ21および熱線センサ22の配置例であり、本実施形態では上から赤外線LED23a,23b、イメージセンサ21、熱線センサ22の順に配置される(具体的な配置状態は図1(b)参照)。イメージセンサ21は、水平方向軸H3に対する中心軸C2の傾斜角が下向きに角度Dに設定され、赤外線LED23a,23bは、水平方向軸H3に対する光軸C1の傾斜角が下向きに角度A(A<D)に設定され、さらに熱線センサ22は、水平方向軸H3に対する中心軸C3の傾斜角が下向きに角度E(E>D)に設定されている。
ここで、図6(a)はイメージセンサ21による撮像範囲と赤外線LED23a,23bによる赤外光の半値角(光度が半減する角度)領域の関係を示し、図6(b)は上記撮像範囲と熱線センサ22による検出範囲の関係を示している。図6(a)を見ると、イメージセンサ21による撮像範囲は領域a(図中の斜線部分)となっており、広範囲に渡って撮像が可能になっている。これは、赤外線LED23a,23bの光軸C1を、イメージセンサ21の中心軸C2に対して施工状態における上側に配置したことによるものであり、通常、撮像範囲を広角にする場合、カメラ装置を上側に設置してカメラの中心軸を下向きとする用途が一般的であるので、上述のように角度設定を行うことによって、各赤外線LED23a,23bからの赤外光をより遠くまで照射することができ、またカメラ装置2近傍では各赤外線LED23a,23bからの光量は少なくなるが、各赤外線LED23a,23bからの距離も短く且つ光の減衰率も小さいので、十分な明るさを確保することができるのである。なお、図6(a)中の領域b(図中のドット部分)は、各赤外線LED23a,23bの半値角領域を示している。
一方、図6(b)を見ると、熱線センサ22による検出範囲は領域c(図中のドット部分)となっており、イメージセンサ21による撮像範囲a(図中の斜線部分)の下側に設定されている。すなわち、熱線センサ22の検出範囲c全体がイメージセンサ21の撮像範囲a内に含まれているのである。これは、熱線センサ22の中心軸C3を、イメージセンサ21の中心軸C2に対して施工状態における下側に配置したことによるものであり、人体を検出する検出範囲は撮像範囲全域を含む形で設定する必要はなく、上述のように角度設定を行うことによって、不要に遠距離まで検出対象とした場合に比べて誤動作を低減することができるのである。
また、本実施形態では、図1(b)および図2(a)に示すようにケース20内において人体検出部8を撮像部6よりも後側に配置しているが、このように配置することによって、例えばケース20の外面から人体検出部8が外側に突出する場合でも、人体検出部8の出代を小さく抑えることができるのである。
而して、本実施形態によれば、施工状態において光源部7を撮像部6の上側に配置することによって、光源部7からの赤外光をより遠くまで照射することができ、また光源部7を構成する各赤外線LED23a,23bをそれぞれ光軸C1が左右方向における外側に向かって拡がるように配置することによって、各赤外線LED23a,23bからの光をより外側に照射することができるので、撮像範囲を広角にすることができ、さらに各赤外線LED23a,23bをそれぞれ斜めに配置することによって、従来例のように撮像素子の上部や左右両側部において赤外線LEDを直線的に配置した場合に比べて、ケース20の外形寸法を小さくすることができる。
なお、本実施形態ではケース20の外形形状が球面状の場合について説明したが、ケースの外形形状は球面状のものに限定されるものではなく、小型化することができ且つ撮像範囲の広角化が可能なものであれば他の形状であってもよい。
また、本実施形態では人体検出部8を備えたカメラ装置2を例に説明したが、撮像部6と光源部7を備えたものであれば人体検出部8を備えていなくてもよい。
さらに、本実施形態では、本発明に係るカメラ装置2をセンサ付カメラ子器Aの撮像手段として用いた場合について説明したが、本カメラ装置2の用途はセンサ付カメラ子器Aに限定されるものではなく、撮像を目的とする機器であれば他のものであってもよい。
本実施形態のカメラ装置を示し、(a)は外観斜視図、(b)は前側のケース片を取り外した状態の斜視図である。 同上からケースを取り外した状態を示し、(a)は斜視図、(b)は上面図である。 同上に用いられる取付ブロックを示し、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は背面図である。 同上が用いられるセンサ付カメラ子器を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。 同上が用いられるセンサ付カメラ子器の概略ブロック図である。 (a)は同上の撮像範囲と赤外線LEDの照射エリアの関係図、(b)は同上の撮像範囲と熱線センサの検出範囲の関係図である。 同上に用いられる赤外線LEDの配置例である。 同上に用いられる赤外線LED、イメージセンサ、および熱線センサの配置例である。
符号の説明
2 カメラ装置
6 撮像部
7 光源部
20 ケース
21 イメージセンサ(撮像素子)
23a,23b 赤外線LED

Claims (7)

  1. 撮像素子を具備し視野領域を撮像する撮像部と、複数の赤外線LEDからなる暗視用の光源部と、赤外光に対して透光性を有し少なくとも前記撮像部および前記光源部が収納されるケースと、施工状態における上側から見てV字状に配置されるLED取付部とを備え、
    前記複数の赤外線LEDは、前記撮像素子に対して施工状態における上側であって、前記撮像素子の中心軸に対して左右対称で且つ各赤外線LEDの光軸が左右方向における外側に向かって拡がるように斜めに且つ前記LED取付部に沿ってV字状に配置され、水平面内において前記撮像素子の中心軸に対する光軸の開き角が相対的に大きいものが、前記開き角が相対的に小さいものよりも上下方向における外側となるように配置されることを特徴とするカメラ装置。
  2. 撮像素子を具備し視野領域を撮像する撮像部と、複数の赤外線LEDからなる暗視用の光源部と、赤外光に対して透光性を有し少なくとも前記撮像部および前記光源部が収納されるケースと、人の存在を検出する人体検出部とを備え、
    前記複数の赤外線LEDは、前記撮像素子に対して施工状態における上側であって、前記撮像素子の中心軸に対して左右対称で且つ各赤外線LEDの光軸が左右方向における外側に向かって拡がるように斜めに配置され、
    前記人体検出部は、検出範囲の中心軸が前記撮像素子の中心軸に対して施工状態における下側となり、且つ、検出範囲の全体が前記撮像素子による撮像範囲の下側に設定されることを特徴とするカメラ装置。
  3. 人の存在を検出する人体検出部を備え、前記人体検出部は、検出範囲の中心軸が前記撮像素子の中心軸に対して施工状態における下側となり、且つ、検出範囲の全体が前記撮像素子による撮像範囲の下側に設定されることを特徴とする請求項記載のカメラ装置。
  4. 前記人体検出部は、前記ケース内において前記撮像部よりも後側に配置されることを特徴とする請求項2又は3記載のカメラ装置。
  5. 前記各赤外線LEDの光軸は、前記撮像素子の中心軸に対して施工状態における上側にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のカメラ装置。
  6. 前記ケースは、外形形状が球面状に形成されてなり、前記撮像部および前記光源部は、前記ケースの外形形状に合わせるようにして前記ケース内に収納されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のカメラ装置。
  7. 前記複数の赤外線LEDが取り付けられるLED取付部と、少なくとも前記撮像素子が実装される基板が取り付けられる基板取付部と、前記ケースが取り付けられるケース取付部とが一体に形成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のカメラ装置
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