JP2016082261A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で撮像素子およびその駆動用電子部品の熱を効率よく外部に放熱でき、熱による影響を防止できる電子機器を提供する。【解決手段】撮像素子204と、撮像素子が配置される鏡筒ユニットと、鏡筒ユニットを取り付ける金属筐体を有するデジタルカメラにおいて、撮像素子は第1の回路基板に電気実装され、回路基板上の一方に伸びた、金属パターンで構成する第1の経路201b、201c、201dを経て、第2の回路基板100に、電気的に接続するとともに、撮像素子を中心にして第1の経路とは略反対側に伸びた、金属パターンで構成する第2の経路201e、201fを経て、金属筐体に熱的に接続する。【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ鏡筒で結像させ、CCDセンサ等の撮像素子で光電変換する撮像機能を有する電子機器、所謂デジタルカメラに関する。
CCD等の撮像素子を有するデジタルカメラとして、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、テレビカメラなどの電子機器がある。これらのデジタルカメラはレンズの透過光束を撮像素子面に結像し光電変換する。そして、その光電変換出力に基づいて静止画あるいは動画のデジタルデータを得る。近年では撮像素子の画素数の増大や、動画のフレームレートの増加に伴って動作クロックが上がり、撮像素子やその周辺回路の発熱量が増大する傾向にある。熱はカメラ内の回路動作に影響を与えるとともに、いわゆる熱ノイズによる画質の低下をもたらす。そのため、カメラには従来のカメラ以上の放熱構造が必要となる。
特許文献1に記載されたカメラは、CCD駆動用ICから発した熱を放熱部材によりカメラ本体に伝導させることで、放熱効果を向上させている。
実公平7−3673号公報
特許文献1の方法は、撮像素子駆動用のICのみを発熱体としてとらえており、CCD駆動用ICの放熱構造が示されている。しかし撮像素子そのものの放熱は考慮されていない。そして、最近のデジタルカメラは上述の如く画素数の増大や動画撮影時のフレームレートの増加に伴って撮像素子そのものの発熱量も無視できないほど大きくなっており、特許文献1の方法では放熱が不十分となる。
撮像素子と、前記撮像素子が配置される鏡筒ユニットと、前記鏡筒ユニットを取り付ける金属筐体を有するデジタルカメラにおいて、前記撮像素子は第1の回路基板に電気実装され、回路基板上の一方に伸びた、金属パターンで構成する第1の経路を経て、第2の回路基板に、電気的に接続するとともに、前記撮像素子を中心にして前記第1の経路とは略反対側に伸びた、金属パターンで構成する第2の経路を経て、前記金属筐体に熱的に接続することを特徴としている。
本発明によれば、簡単な構成で撮像素子およびその駆動用電子部品の熱を効率よく外部に放熱でき、熱による影響を防止できる。
本発明の電子機器の第1の実施形態であるデジタルカメラの外装カバーと、LCD等の表示部を外した状態を示す図であって、(a)は正面側から見た斜視図、(b)は背面側から見た斜視図 (a)は図1に示すデジタルカメラの要部断面図、(b)は断面図(a)の撮像素子周辺の拡大図 図1に示すデジタルカメラの制御ブロック図 図1に示すデジタルカメラのフレキシブルプリント基板を展開した図であって、(a)は正面図、(b)は背面図 図1に示すデジタルカメラのフレキシブルプリント基板のパターン図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は正面図(a)の撮像素子周辺の拡大図 本発明の電子機器の第2の実施形態であるデジタルカメラのフレキシブルプリント基板のパターン図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は(a)の撮像素子周辺の拡大図
図1は本発明の第1の実施形態であるデジタルカメラの外装カバーと、LCD等の表示部302を外した状態を示す図であり、図1(a)は正面側から見た斜視図、図1(b)は背面側から見た斜視図である。図2はデジタルカメラの断面図で図2(a)は図1に示すデジタルカメラの要部断面図であり、図2(b)は断面図、図2(a)の撮像素子周辺の拡大図である。図3は図1に示すデジタルカメラの制御ブロック図である。
図1(a)に示すように、本実施形態のデジタルカメラは、正面にレンズ鏡筒200が設けられている。レンズ鏡筒200には被写体で反射した光をCCDセンサ等の撮像素子204に集光し、結像させるレンズ203が有る。
図2(b)の背面側に示すようにレンズ鏡筒200の背面部には、CCDセンサ、CMOSセンサ等の撮像素子204が設けられている。
撮像素子204はセンサープレート210に接着材で固定されレンズ鏡筒200に図示せぬバネを挟んで3本のビスで光軸方向の位置を調整しながら位置決めし、撮像素子204のセンサー面がレンズ鏡筒200の結像面と一致したところでセンサープレート210とレンズ鏡筒200を接着剤でしっかりと固定する。このとき撮像素子204のセンサー面とレンズ鏡筒200の結像面とを一致させる調整を面倒れ補正作業という。
撮像素子204は図1(b)に示すフレキシブルプリント基板201に実装されている。フレキシブルプリント基板201には撮像素子204を取り付けた撮像素子取付け部201aが有る。撮像素子取付け部201aの片側に鏡筒背面部201bが有る。撮像素子取付け部201aのもう一方の側に、第2の鏡筒背面部201eが有る。第2の鏡筒背面部201eは放熱部201fにつながっている。放熱部201fの裏面に後ほど記述するGNDの面パターン205fが形成されている。
GNDの面パターン205fは、後ほど述べる放熱部201fでカバーレイで覆われておらず伝熱性に優れた接触面を構成している。この接触面を、メインシャーシ600と面接合し電気的に接合されるとともに熱的にも接合される。メインシャーシ600はレンズ鏡筒200の両脇に拡がっており、図示せぬビスによりレンズ鏡筒200と機械的に結合している。メインシャーシ600はカメラの両脇まで伸びており、金属製のカバーを取りつけることでメインシャーシ600に伝わった熱をカバーに伝える導熱部材となっている。
図2(a)、図1(b)に示すように、レンズ鏡筒200の右側には、レンズ鏡筒200に隣接して、電池収納部500が設けられている。電池収納部500は電池502を出し入れ自在に収納する。電池収納部500は、図示せぬビス等によりメインシャーシ600に固定されている。電池収納部500及び撮像素子204の背面側は平坦で、図示せぬLCD等の表示部302が取り付けられる。
図1(a)の正面側から見た斜視図に示すように、電池収納部500の正面側(被写体側)には、プリント基板100が設けられている。プリント基板100の正面側には、撮像信号の処理やA/D変換を行うA/D変換部を有する撮像制御部106、レンズ鏡筒200のレンズ群203の駆動を制御するレンズ制御部202、及びカメラ全体の制御を司るCPU105が実装されている。プリント基板100のレンズ鏡筒200側の正面側端部には、フレキシブルプリント基板201の基板前部201dの陰になる部分に基板間接続用コネクタであるBtoBコネクタ103が実装されている。
また、プリント基板100には、CPU105と同一のパッケジ内に納められたメモリ110が実装されている。メモリ110には、ユーザによる設定情報や出荷時の調整値等、デジタルカメラの電源がOFFの間も保持すべきデータが格納されている。CPU105は、デジタルカメラに設けられた操作部108でのユーザ操作に応じて、撮影動作開始の指示を撮像制御部106やレンズ制御部202に与えたり、撮影と再生のモードの切り換え処理などの各種制御を行う。
プリント基板100の背面側には、デジタルカメラに対して着脱自在に装着されるメモリカード等の記録媒体の信号を読み書きするカードコネクタ102が実装されている。なお、着脱自在な記録媒体に代えて、内蔵メモリであってもよい。
図1(b)に示したようにフレキシブルプリント基板201の第1の鏡筒背面部201bの先に光軸方向の延出部201cが有る。光軸方向の延出部201cは鏡筒背面で直角に折り曲げられ、図1(a)に示したように電池収納部500とレンズ鏡筒200の間を通り前面に出てくる。前面に出て、プリント基板100の前で、再び直角に折れ曲がり基板前部201dとなる。基板前部201dはプリント基板100の前面にあり、プリント基板100とほぼ平行になっている。基板前部201dの背面には後ほど述べるBtoBコネクタ103が取り付けてあり、プリント基板100に設けてあるBtoBコネクタ104と結合することで、フレキシブルプリント基板201の配線パターンをプリント基板100の配線パターンに電気的に接続する。
図1(a)の正面側から見た斜視図に示すように、レンズ鏡筒200の右側(レンズ鏡筒をはさんでプリント基板100の反対側)には、レンズ鏡筒200に隣接して、ストロボ発光部700aを備えたストロボユニット700が設けられている。
ここで、プリント基板100は、本発明の配線基板の一例に相当し、ストロボユニット700は閃光照射ユニットの一例に相当する。図1(a)、あるいは図1(b)に示すようにカメラの上面には、カメラの操作部108を構成するレリーズボタン109やズームレバー110が設けられている。
また、図3に示すように、デジタルカメラはCPU105によって制御される。CPU105は、レンズ制御部202によりレンズ鏡筒200のレンズ203を駆動する。レンズ203のピント位置を制御することで、レンズ203を通した被写体光を撮像素子204の撮像面に結像させる。さらに図示せぬ絞りやNDフィルタを制御して、結像した像を適正な明るさに保つ。結像した光は撮像素子204で光電変換される。
さらにCPU105は、撮像制御部106によりフレキシブルプリント基板201を介して撮像素子204を駆動する制御信号を出す。制御信号で制御されることで撮像素子204で光電変換された電気信号は画像情報を伝えるアナログ信号として取り出される。このアナログ信号はフレキシブルプリント基板201を介して、プリント基板100の撮像制御部106に伝送される。アナログ信号は撮像制御部106でA/D変換され、デジタル信号に処理される。
撮像制御部106で処理したデジタル信号はCPU105に伝わり、デジタル化された画像信号に対して信号処理を施し、画像データとしてメモリカードに出力する。撮影時あるいは再生時には、CPU105は、表示部302に画像データを出力し、これにより、表示部302の表示画面に画像データが表示される。
図4は図1に示すデジタルカメラのフレキシブルプリント基板を展開した図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は背面図である。図5は図1に示すデジタルカメラのフレキシブルプリント基板のパターン図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は背面図、図5(c)は正面図(a)の拡大図である。図1(b)の背面側から見た斜視図で、フレキシブルプリント基板201の裏側は、図4(a)の正面に当たる。
図4(a)に示すように、フレキシブルプリント基板201の正面には撮像素子204を取り付けた撮像素子取付け部201aが有る。撮像素子取付け部201aの左側には、レンズ鏡筒200の背面を通る第1の鏡筒背面部201bが有る。第1の鏡筒背面部201bの左側には、鏡筒200の背面の先で、直角に折れ曲がり、レンズ鏡筒200と電池収納部500との間を通りぬける光軸方向の延出部201cが有る。光軸方向の延出部201cの左側には、プリント基板100の正面側で再び直角に折れ曲がる基板前部201dが有る。カメラに組み込んだ状態では基板前部201dは撮像素子取付け部201aと平行に戻っている。図4(b)に示すように基板前部201dの背面にBtoBコネクタ103が設けてある。
先に述べたように、フレキシブルプリント基板201のBtoBコネクタ103をプリント基板100側のBtoBコネクタ104に挿入することにより、撮像素子204とプリント基板100とがフレキシブルプリント基板201の配線パターンを介して電気的に接続される。また図4(a)に示すように、フレキシブルプリント基板201は撮像素子取付け部201aの右側に、レンズ鏡筒200の背面に位置する第2の鏡筒背面部201eが有る。第2の鏡筒背面部201eの右側に、放熱部201fが有る。放熱部201fにおいて、GNDの面パターン205fを介してストロボユニット700の背面のメインシャーシ600に熱的に接続される。
フレキシブルプリント基板201の両面には銅箔よりなる金属パターンが形成されている。金属パターンをスルーホールメッキ等で適切に接続することで、フレキシブルプリント基板201は両面配線可能な回路基板として機能する。金属パターンが電気配線パターンとして機能することになる。
そこで金属パターンは撮像素子204により光電変換されたデータを転送する配線205aや、撮像制御部106を介して撮像素子204を制御する配線205bや、撮像素子204の電源ライン205cと、GNDライン205dなどを構成する。撮像素子204が実装されている第1の配線面201gの金属パターンのほとんどは第1の配線面201gからスルーホール205eを介して第2の配線面201hに移動し、その後第1の鏡筒背面部201b、光軸方向の延出部201c、基板前部201dを通りプリント基板100に接続するBtoBコネクタ103に電気的に接続配線される。これらの金属パターンで、フレキシブルプリント基板201に電気実装された撮像素子204をプリント基板100に電気的に接続する第1の経路(201b、201c、201d)が構成される。
図5(a)に示すように第1の配線面201gの金属パターンは撮像素子204の取付け用の半田付けランドとスルーホール用のランドと、それらを繋ぐ繋ぎ部という最小の面積での構成で、ほとんどの面積がGNDのベタの面パターン205fで構成されている。そしてそのベタ面は撮像素子取付け部201aと第2の鏡筒背面部201eと放熱部200fに限っており、第1の鏡筒背面部201bには伸びていない。このように構成することで、撮像素子204で発生した熱を第1の経路(201b、201c、201d)に伝えにくくしている。
・BGA(ボールグリッドアレイ)方式の半田付け端子を持つICパッケージの場合
さらにパターンの特徴を述べると、撮像素子204はBGA(ボールグリッドアレイ)方式の半田付け用の端子を有している。BGA方式の半田付け用の端子はICパッケージの裏側にあるので、フレキシブルプリント基板201の対応する半田付け用のランドは、ICパッケージの陰に隠れる位置に配置される。図5(c)に示すように半田付け用のランドは、ICパッケージの四辺の外周近くに並び、特にプリント基板100に電気的に接続する第1の経路(201b、201c、201d)の側204aに密に並び、その反対側204bでは粗である。この204b側では必ずしもすべてのランドが電気信号の伝達用には用いられておらず、GND端子に割り当てられているランドもある。そしてこの対向する2辺204a、204bでは電気信号を第2の配線面201hに伝えるスルーホール用のランドは半田付け用のランドの外側に配置している。
一方、他の2辺204c、204dの半田付け用のランドは、電気信号の伝達用のランドを第1の経路(201b、201c、201d)の側204aに寄せて、電気信号を第2の配線面201hに伝えるスルーホール用のランドは半田付け用のランドの内側に配置している。このように構成することで、撮像素子204で発生した熱をICパッケージの裏側のベタの銅箔部で拾い、まず204b側の電気信号の伝達用に用いていないランドの隙間L2を利用して設けたGND端子に繋がれている金属パターンを経由して第2の鏡筒背面部201eのGNDの面パターンである205fに熱を伝えている。
同様に、上下の辺(204c、204d)では、204a側に集中した電気信号の伝達用に用いていないランドの隙間L1を利用して設けたGNDに繋がれている金属パターンを経由して熱を撮像素子取付け部201aの上下のGNDパターンを経由してGNDの面パターン205fに伝えている。このL1に設定された上下の繋ぎ部のGNDパターンを経由して移動した熱もやはり、第2の鏡筒背面部201eのGNDの面パターン205fに熱を伝えている。このように電気信号の伝達用に用いていないランドを片側(204b)に寄せて配置することで熱の流れが片側に集中しやすくしている。
そして、上下の辺(204c、204d)のスルーホール用のランドを半田付け用のランドの内側に配置することで、撮像素子取付け部201aの上下の繋ぎ部のGNDパターンの幅L3を広くすることができ、撮像素子204の第1の経路(201b、201c、201d)の側に漏れた熱を、反対側の第2の鏡筒背面部201eのGNDの面パターン205fに伝えやすくしている。
図5(b)に示すように第2の配線面201hにおいても、電気信号を伝える第1の経路(201b、201c、201d)以外の部分はGNDの面パターンで構成しフレキシブルプリント基板201の背面に漏れた熱も、熱を伝えるベタの金属パターンで構成する第2の経路201eに伝え、ベタの金属パターン間に設けた図示せぬスルーホールで放熱部201fに熱を伝えている。ベタの金属パターンは第1の鏡筒背面部201bには伸びていないので第1の経路(201b、201c、201d)での伝熱は少なくなる。
さらに、第1の鏡筒背面部201bにつながる部分で、電気信号を通す金属パターンを上下に寄せて、中央に空白部を設けている。このように構成することで、電気信号を通す金属パターンを通る熱を上下に導いて、裏側の撮像素子取付け部201aの上下の繋ぎ部L1のGNDパターンを経由して、GNDの面パターン205fに熱が伝わりやすくしている。
そこで、第1の配線面201g、第2の配線面201hにおいて、撮像素子204から第2の鏡筒背面部201eを通って放熱部201fまでGNDの面パターン205fが形成されている。放熱部201fのGNDのベタの面のパターン205fとメインシャーシ600が熱結合することにより、撮像素子204で発生した熱を発熱量の少ないストロボユニット700側に効率よく放熱することが出来る。つまり電気的に接続する第1の経路(201b、201c、201d)と略反対側に伸びた、金属パターンで構成する第2の経路(201e、201f)は、撮像素子204とメインシャーシ600を熱的に接続するようになっている。
このように電気信号を伝える第一の経路を構成するパターンと、グランド以外の電気信号がなく熱を伝える第二の経路を構成するパターンとを撮像素子204取付け部を挟んで対称に配置することで、電気信号の流れと、発熱による熱の流れを分離することができ、効率よく撮像素子204の昇熱を緩和することが可能となっている。放熱部201fには小さな突出部201iが有りメインシャーシ600に設けた図示せぬスリット状の穴に差し込んで使用する。
フレキシブルプリント基板201は撮像素子204がレンズ鏡筒200に固定されているため撮像素子取付け部201aが固定されている状態となっている。したがって片持ちの梁のような形でレンズ鏡筒200やメインシャーシ600に対して、固定されないでフラフラするように取り付けられている。
そこで、鏡筒を取り付けると同時に小さな突出部201iをメインシャーシ600に設けた図示せぬスリット状の穴に差し込んで固定して使用する。こうすることで以後の工程での組み立てで、銅箔でできたベタ面のGNDパターン205fが作業者に接触されたり、工具で汚されたりして錆び、酸化膜を作ることで伝熱特性が劣化するのを防止している。
またこのように構成することでフレキシブルプリント基板201は、光軸方向の延出部201cが直角に曲がった位置から平面に戻ろうとする力と、第2の鏡筒背面部201eが平面に戻ろうとする力がお互いバランスを保つ方向に働く。その為フレキシブルプリント基板201に光軸方向の延出部201cの曲がり角で片側だけ負荷がかかるのを防ぎ、面倒れ補正作業において、センサープレート210を三本のビスで締め付けて調整する時のフレキシブルプリント基板201の負荷を均一にすることができる。片側のみで配線されているときに比べて撮像素子の面倒れ補正作業を妨げる偏った負荷が少なくなり調整にかかる時間も短縮される。
・リードタイプの半田付け端子を持つICパッケージの場合
図6はリードタイプの半田付け端子を持つICパッケージが搭載されたデジタルカメラのフレキシブルプリント基板のパターン図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は背面図、図6(c)は正面図(a)の拡大図である。
本発明の実施例では、撮像素子204のICパッケージはBGA(ボールグリッドアレイ)方式の半田付け端子を持ち、フレキシブルプリント基板201にもそれに対応する半田付け用ランドを設けて構成した。BGA方式では、ICパッケージの投影面の中に半田付け用ランドを設けることができるため、リードタイプの半田付け端子を持つICパッケージに比べて狭い投影面積の中で半田付け処理をすることができる。
しかし4辺に同じピッチで半田付け端子を持つ場合、隣り合った2辺のランド間が接近するためICパッケージの裏側の、半田付け端子に囲まれた中心部の金属パターンをできるだけ広いパターンで引き出すことに課題を生じた。
そこで本発明のBGA方式の実施例では図5の(c)に示すように4辺(204a、204b、204c、204d)のうち隣り合った2辺でスルーホールに繋ぐ方向を変えたり、電気信号の伝達用に使用する金属パターン(201b、201c、201d)を1つの辺(204a)とその辺に接する2辺(204c、204d)の集中した1辺側(204a側)に寄せて、204aとは反対側の204b側に熱を伝える引き出し用のパターン(L1、L2)を構成した。
図6の(c)に示すように、リードタイプの半田付け端子を持つICパッケージの場合もBGA方式の場合と同様に、電気信号の伝達用に使用する金属パターン(201b、201c、201d)を一つの辺204aとその辺に接する2辺(204c、204d)の集中した一辺側(204a側)に寄せて、熱を伝える引き出し用のパターン(L1、L2)を構成すると、L1のパターンは204b側の半田付けの位置が撮像素子204のランドの外側にくる分だけ辺204bと辺204c、204dの間の隙間L1が広くなり、撮像素子204で発生した熱を効率よく放熱することが出来る。
そして撮像素子204の隣り合った2辺でスルーホール205eに繋ぐパターンの引き出し方向を変えることは、204c、204dの側においてフレキシブルプリント基板201の幅を狭くすることに有効となる。
一方スルーホール205eをすべて半田付けランドの外側に持ってくると、半田付けランドで囲まれたベタの金属パターンはほぼICパッケージの投影面と重なる。そのため、この部分のベタの金属パターンは確実にICパッケージの裏側に放出される熱を捕まえていた。リードタイプの半田付け端子を持つICパッケージを用い、スルーホールを半田付けランドの内側に持ってくることは、このせっかくのメリットを減じることとなる。したがって、リードタイプの半田付け端子を持つICパッケージの場合隣り合った2辺でスルーホールの引き出し位置を変えることは、その時その時の設計条件での選択になる。
以上説明したように、本実施形態では、簡単な構成で撮像素子およびその駆動用電子部品の熱を効率よく外部に放熱でき、熱による影響を防止できる。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
100 プリント基板、200 レンズ鏡筒、201 フレキシブルプリント基板、
201a 撮像素子取付け部、201b 第1の鏡筒背面部、
201c 光軸方向の延出部、201d 基板前部、201e 第2の鏡筒背面部、
201f 放熱部、204 撮像素子、302 表示部、500 電池収納部、
600 メインシャーシ、700 ストロボユニット

Claims (7)

  1. 撮像素子(204)と、
    前記撮像素子(204)が配置される鏡筒ユニット(200)と、
    前記鏡筒ユニット(200)を取り付ける金属筐体(600)を有するデジタルカメラにおいて、
    前記撮像素子(204)は第1の回路基板(201)に電気実装され、回路基板(201)上の一方に伸びた、金属パターンで構成する第1の経路(201b、201c、201d)を経て、第2の回路基板(100)に、電気的に接続するとともに、
    前記撮像素子(204)を中心にして前記第1の経路(201b、201c、201d)とは反対側に伸びた、金属パターンで構成する第2の経路(201e、201f)を経て、前記金属筐体(600)に熱的に接続することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記第2の経路(201e、201f)は金属パターンで構成するGNDパターン(205f)で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記第2の経路(201e、201f)を構成しているGNDパターン(205f)は前記撮像素子が実装されている面(201g)から配線されていることを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記金属筐体(600)の、前記撮像素子(204)を中心にして前記第2の回路基板(100)と反対側の部分の前面側に閃光照射ユニット(700)が配置され、
    前記第1の回路基板(201)は前記金属筐体(600)の前記閃光照射ユニット(700)が取り付けられている箇所の背面側で前記金属筐体(600)と熱的に接続することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のデジタルカメラ。
  5. 前記撮像素子(204)からの電気信号は、前記撮像素子(204)を搭載するICパッケージの4辺から出ていて、ICパッケージの第1の経路(201b、201c、201d)の側が第2の経路(201e、201f)の側より多く出ていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記撮像素子(204)からの電気信号は、前記撮像素子(204)を搭載するICパッケージの4辺から出ていて、ICパッケージの第1の経路(201b、201c、201d)及び第2の経路(201e、201f)に平行な辺においてICパッケージの第1の経路(201b、201c、201d)の側に寄せて接続していることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のデジタルカメラ。
  7. 前記撮像素子(204)からの電気信号は、前記撮像素子(204)を搭載するICパッケージの四辺から出ていて、ICパッケージの第1の経路(201b、201c、201d)及び第2の経路(201e、201f)の側の信号は前記撮像素子(204)取付けの半田部の外側にスルーホールを設けて第1の回路基板(201)の裏側に信号を伝え、ICパッケージの第1の経路(201b、201c、201d)及び第2の経路(201e、201f)に平行な辺では前記撮像素子(204)取付けの半田部の内側にスルーホールを設けて第1の回路基板(201)の裏側に信号を伝えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のデジタルカメラ。
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