JP2008046332A - レンズユニット及びデジタルカメラ - Google Patents

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徳雄 永井
Tadashi Kozuki
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Abstract

【課題】不要輻射の発生を抑える。
【解決手段】レンズユニット4を、レンズ鏡筒20、CCD24、CCD駆動回路26、第1〜第3プリント基板28,30,32などから構成する。CCD駆動回路26が実装された円環形状の第1プリント基板28をレンズ鏡筒20にネジ止めする。CCD24が実装された第2プリント基板30を、第1プリント基板28の基板貫通穴50内でレンズ鏡筒20にネジ止めする。両プリント基板28,30を、フレキシブル基板である第3プリント基板32を介してコネクタレスに電気的に接続する。第1プリント基板28をレンズ鏡筒20に接地させてGND強化を図りつつ、CCD24とCCD駆動回路26との間の配線長を短くすることができる。これにより、CCD駆動回路26から発生するクロック信号に起因する不要輻射の発生が抑えられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンズ及び撮像素子を鏡筒に内蔵したレンズユニット、及びこのレンズユニットを備えるデジタルカメラに関するものである。
CCDイメージセンサなどの撮像素子を用いて撮像した撮影画像をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードなどの記録媒体に記録するデジタルカメラが普及している。このデジタルカメラの中には、各種レンズをユーザの好みに応じて交換可能にしたレンズ交換式のデジタルカメラがある。
レンズ交換式のデジタルカメラは、カメラ本体と、カメラ本体に着脱自在のレンズユニットとから構成される。このデジタルカメラには、カメラ本体が撮像素子を備えるタイプと、レンズユニットが撮像素子を備えるタイプとがある。前者は、カメラ本体にレンズユニットを接続する際に、レンズユニットのレンズを撮像素子に対して高精度に位置合わせする必要があるため、取り扱いが難しいという問題がある。一方、後者は、レンズユニット内に撮像素子を備えているので、レンズユニット接続時における位置合わせは必要なく、レンズユニットの交換を簡単に行うことができるという利点がある。
このような後者のタイプのデジタルカメラのレンズユニットは、大別してレンズ鏡筒と、撮像素子と、撮像素子を駆動する駆動回路(タイミングジェネレータ)とから構成されている。撮像素子や駆動回路は、プリント基板に実装された状態でレンズ鏡筒内に固定されている。
この際に、駆動回路はクロック信号(タイミング信号)等の高周波信号を発生し、撮像素子は駆動回路から入力されるクロック信号によって駆動される。このため、高周波のクロック信号によって不要輻射(EMI)が発生し、周辺の電子機器に悪影響を与えてしまうおそれがある。これを防止するため、例えばプリント基板の実装面とは反対側の背面にアース電極などを当接させることで、不要輻射を遮蔽する方法が知られている(特許文献1参照)。
また、従来では、撮像素子と駆動回路とはそれぞれ別のプリント基板に実装されており、両基板はコネクタ付きフレキシブル基板等を介して電気的に接続された状態でレンズ鏡筒内に固定されていたので、レンズユニットの小型化を図る上で問題となっていた。そこで、略長方形状のフレキシブル基板の一端部側に撮像素子を実装するとともに、他端部側に駆動回路を実装した後、このプリント基板を実装面側が表面となるように折り曲げた状態でレンズ鏡筒内に固定することで、レンズユニットを小型化する方法が知られている(特許文献2参照)。
特開2004−128376号公報 特開2005−124099号公報
ところで、上記特許文献1に記載されているように、プリント基板の背面にアース電極を当接させることで不要輻射を遮蔽可能であるが、レンズユニットが小型化されている場合には、レンズ鏡筒内にアース電極を収めるスペースを確保できないおそれがある。
また、上記特許文献2に記載のように、フレキシブルプリント基板の一端部に撮像素子を実装するとともに、他端部側に駆動回路を実装すると、撮像素子と駆動回路との間の配線長が長くなってしまう。このように配線長が長くなると、不要輻射の発生を抑えることが難しくなってしまう。これを防止するため、例えば1枚のプリント基板の一面に撮像素子を実装し、他面に駆動回路を実装する方法が考えられるが、この場合には撮像素子と駆動回路との間の距離が短くなるため、駆動回路で発生した熱が撮像素子に伝わってしまう。その結果、熱による影響で良好な撮影画像が得られないおそれがある。
また、固体撮像素子や駆動回路が実装されたプリント基板をレンズ鏡筒内に固定する際には、レンズの光軸と撮像素子の中心とが一致するように、レンズに対して撮像素子を高精度に位置合わせする必要があるが、プリント基板の寸法(形状)や撮像素子の実装位置には若干の誤差が生じてしまう。このため、プリント基板固定時における高精度な位置合わせが難しいという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、レンズに対して撮像素子を高精度に位置合わせ可能で、且つ不要輻射の発生を抑制可能なレンズユニット、及びこのレンズユニットを備えるデジタルカメラを提供することを目的とする。
本発明は、レンズと、前記レンズにより結像された被写体像を撮影して撮像信号を出力する撮像素子とを鏡筒に内蔵したレンズユニットにおいて、前記鏡筒内に固定され、前記撮像素子を駆動する駆動回路が少なくとも実装された第1プリント基板と、前記撮像素子が実装され、前記撮像素子の中心と前記レンズの光軸とが一致するように前記第1プリント基板とは別に前記鏡筒内に固定されるとともに、前記撮像素子と前記駆動回路との間の配線長が短くなるように、前記第1プリント基板とコネクタレスに電気的に接続される第2プリント基板とを備えることを特徴とする。
前記鏡筒が金属製であるとともに、前記第1プリント基板は金属製のネジにより前記鏡筒にネジ止めされており、前記第1プリント基板のGND配線は、前記ネジを介して前記鏡筒に接地されていることが好ましい。また、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板とは、コネクタレスの第3プリント基板を介して電気的に接続されていることが好ましい。
前記第1及び前記第2プリント基板はリジット基板であり、前記第3プリント基板はフレキシブル基板であることが好ましい。また、前記第1プリント基板はリジット基板であり、前記第2及び第3プリント基板はフレキシブル基板であることが好ましい。また、前記第1、第2、及び第3プリント基板はフレキシブル基板であることが好ましい。
前記第1プリント基板は、中央が厚み方向に貫通した略円環形状に形成されており、前記第2プリント基板は、前記第1プリント基板の貫通穴内で前記鏡筒に固定されていることが好ましい。
前記第1プリント基板は、前記第2プリント基板の前記撮像素子が実装される撮像素子実装面とは反対の背面側に固定されるとともに、前記第1プリント基板の前記第2プリント基板と対向する対向面側には、前記第2プリント基板の背面との間にスペースが形成されるように凹部が形成されており、前記スペースを間に挟むように、前記撮像素子が前記第2プリント基板の前記撮像素子実装面に実装されているとともに、前記駆動回路が前記第1プリント基板の前記対向面とは反対の背面に実装されていることが好ましい。
前記スペース内に断熱部材が設けられていることが好ましい。また、一端部が前記スペースを形成する前記凹部の底面に取り付けられ、他端部が前記鏡筒の外周に露呈されている熱伝導部材を備えることが好ましい。
前記第1及び前記第2プリント基板はリジット基板であり、コネクタレスのフレキシブル基板を介して電気的に接続されていることが好ましい。また、前記第1プリント基板はリジット基板であるとともに、前記第2プリント基板はフレキシブル基板であり、前記第2プリント基板は、前記第1プリント基板に直接電気的に接続されていることが好ましい。
本発明のデジタルカメラは、請求項1ないし12いずれか1項記載のレンズユニットと、前記レンズユニットが装着されるマウント部を有するカメラ本体とを備えることを特徴とする。
本発明のレンズユニットは、レンズを内蔵する鏡筒内に、撮像素子を駆動する駆動回路が実装された第1プリント基板と、前記撮像素子が実装された第2プリント基板とが別々に固定されるとともに、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板とがコネクタレスに電気的に接続されるようにしたので、第1プリント基板の固定位置のずれに関係なく、第2プリント基板の固定位置を精密に位置調整することができる。つまり、レンズに対して撮像素子を高精度に位置合わせすることができる。その結果、このレンズユニットを装着したデジタルカメラで撮影を行った際に良好な撮影画像が得られる。また、第1プリント基板と第2プリント基板をコネクタレスに電気的に接続することで、撮像素子と駆動回路との間の配線長を短くすることができる。これにより、駆動回路から発生するクロック信号に起因する不要輻射の発生が抑制される。
また、前記第1プリント基板を金属製の前記鏡筒にネジ止めして、前記第1プリント基板のGND配線をネジを介して鏡筒に接地させるようにしたので、第1プリント基板のGND強化を図ることができる。その結果、不要輻射の発生をより抑制することができる。
また、前記第1プリント基板を前記第2プリント基板の背面側に固定するとともに、前記第1プリント基板の前記第2プリント基板に対向する対向面側に凹部を形成して、この凹部により形成されるスペースを間に挟むように、前記撮像素子を前記第2プリント基板に実装するとともに、前記駆動回路を前記第1プリント基板の背面に実装するようにしたので、レンズユニットが小型化されて撮像素子と駆動回路との間の距離が短くなったとしても、駆動回路から撮像素子への熱の伝わりを抑えることができる。これにより、撮影画像の画質の劣化が抑えられる。
本発明のデジタルカメラは、請求項1ないし12いずれか1項記載のレンズユニットと、前記レンズユニットが装着されるマウント部を有するカメラ本体とを備えるので、同様に、レンズに対して撮像素子を高精度に位置合わせしつつ、不要輻射の発生を抑制することができる。
図1に示すように、レンズ交換式のデジタルカメラ2は、カメラ本体3とレンズユニット4とからなる。レンズユニット4は、カメラ本体3に着脱自在であり、装着時にはカメラ本体3と電気的に接続される。
レンズユニット4の後部には、レンズ側マウント部5が設けられている。レンズ側マウント部5には、バヨネット爪6が形成されており、このバヨネット爪6には接続端子7が設けられている。カメラ本体3の前部には、カメラ本体側マウント部8が設けられている。カメラ本体側マウント部8には、バヨネット溝9が形成されている。
レンズユニット4のカメラ本体3への装着は、バヨネット爪6をバヨネット溝9に合わせた状態で、レンズユニット4をカメラ本体3に対して押し込みながら回転させることでなされる。この際、カメラ本体側マウント部8のロックピン10がレンズ側マウント部5の図示しないピン孔と係合すると、レンズユニット4が位置決めされる。また、レンズユニット4の位置決めに伴って、レンズ側マウント部5の接続端子7がカメラ本体側マウント部8の図示しない接続端子に接続される。
カメラ本体側マウント部8には、前方向に向けてバネ付勢されたマウント蓋12が設けられている。このマウント蓋12は、レンズユニット4の装着時には、レンズ側マウント部5によって後方向に押し込まれる。マウント蓋12は、レンズユニット4の非装着時にカメラ本体3の内部へ塵埃が侵入することを防止している。
また、カメラ本体側マウント部8には、ロックピン10と連動するロック解除ボタン13が設けられている。ロック解除ボタン13は、レンズユニット4を取り外す際に操作されるものであり、押圧されると、ロックピン10を後方向に移動させてロックを解除する。
また、カメラ本体3の前面には、ストロボ14が設けられている。カメラ本体3の上面には、撮影時に押圧操作されるレリーズボタン15と、撮影/再生モードの切替え時に操作されるモード切替部16とが設けられている。カメラ本体3の後面には、図示は省略するが、撮影画像や各種設定条件が表示される液晶ディスプレイや、デジタルカメラ2の電源スイッチ等が設けられている。
図2に示すように、本発明の第1の実施形態のレンズユニット4は、レンズ鏡筒20、及びこのレンズ鏡筒20内に配置された撮影レンズ22、本発明の撮像素子に相当するCCDイメージセンサ(以下、単にCCDという)24、CCD駆動回路26(図3参照)、レンズユニット用CPU27(図3参照)、第1プリント基板28、第2プリント基板30、第3プリント基板32などを備えている。
レンズ鏡筒20は、金属製の円筒体であり、先端部には撮影レンズ22が配設されており、後端部には上述のレンズ側マウント部5が取り付けられている。このレンズ鏡筒20の内部には、第1及び第2プリント基板28,30が固定される金属製の基板固定部34がレンジ鏡筒20と一体に形成されている。基板固定部34には、撮影レンズ22を透過した光を、詳しくは後述する第2プリント基板30に実装されたCCD24の撮像面に入射させるための開口34aが形成されている。
CCD24は、第2プリント基板30に実装されており、撮影レンズ22を通過した被写体光を電気的な撮像信号に変換して出力する。このCCD24の駆動は、CCD駆動回路26(図3参照)により制御される。CCD駆動回路26は、詳しくは後述する第1プリント基板28に実装されており、同じく第1プリント基板28に実装されたレンズユニット用CPU27(図3参照)に接続されている。レンズユニット用CPU27は、カメラ本体3内のカメラ本体用CPU(図示せず)と交信しながらレンズユニット4内の各部を制御する。
CCD駆動回路26は、レンズユニット用CPU27の制御によって高周波信号であるクロック信号を発生させる。CCD24は、詳しくは後述する第3プリント基板32を介してCCD駆動回路26から入力されるクロック信号によって駆動される。
図2、図3、及び図4に示すように、第1プリント基板28は、周知のリジット基板製造工程で製造されたリジット基板であり、中央が厚み方向に貫通した円環形状(ドーナツ形状)に形成されている。本実施形態では、第1プリント基板28の外径は、レンズ鏡筒20の内径とほぼ等しくなるように形成されている。
第1プリント基板28の撮影レンズ22と対向する面(以下、単に表面という)には、部品実装用の配線パターン(図示せず)が形成されており、このパターン上に上述のCCD駆動回路26、及びレンズユニット用CPU27が半田付け等で実装されている。なお、図示は省略するが、第1プリント基板28の表面、または反対側の背面(図4参照)上には、CCD24から出力される撮像信号に相関二重サンプリングを行うとともに、適正ないゲイン増幅を行うアナログ信号処理回路と、アナログ信号処理回路で処理された撮像信号をデジタル変換して画像データ(CCD−RAWデータ)とするA/D変換回路と、接続端子7を介して画像データをカメラ本体3へ送信するためのデータ通信回路とが実装されている。
また、第1プリント基板28には、ネジ止め用の第1貫通穴40が複数形成されている。そして、上述の基板固定部34には、第1プリント基板28の各第1貫通穴40に対応する位置に第1ネジ穴42が形成されている(図2参照)。
第1プリント基板28を基板固定部34に固定する際には、上述のレンズ側マウント部5をレンズ鏡筒20に取り付ける前に、レンズ鏡筒20内に第1プリント基板28を挿入して、第1プリント基板28の各第1貫通穴40と、基板固定部34の第1ネジ穴42との位置合わせを行う。次いで、第1プリント基板28の背面側から、各第1貫通穴40内に金属製の第1ネジ44を挿入して、各第1ネジ44を対応する第1ネジ穴42に螺合させる。これにより、各第1ネジ44の頭によって第1プリント基板28が基板固定部34に押さえ付けられて固定(ネジ止め)される(図2参照)。なお、図示は省略するが、基板固定部34の背面には、CCD駆動回路26やレンズユニット用CPU27等が収まる凹部が形成されている。
また、本実施形態では、第1プリント基板28の背面に、各第1貫通穴40の開口部を囲うように円環状のGND配線パターン46が形成されている(図2及び図4参照)。各GND配線パターン46は、図示は省略するが、基板両面に形成された配線パターンと、基板両面の配線パターンを電気的に接続するめっき付きスルーホールとを介して、CCD駆動回路26やレンズユニット用CPU27等のGND端子に電気的に接続されている。
第1プリント基板28が基板固定部34にネジ止めされると、各GND配線パターン46は、金属製の第1ネジ44を介して、金属製の基板固定部34、つまり、レンズ鏡筒20に接地される(図2参照)。これにより、第1プリント基板28のGND強化を図ることができる。その結果、CCD駆動回路26から発生するクロック信号に起因する不要輻射の発生が抑制される。
本発明の第2プリント基板30は、第1プリント基板28と同様にリジット基板である。この第2プリント基板30は、上述の第1プリント基板28の基板貫通穴50の面積(開口面積)よりも小さく、且つCCD24が実装可能な面積を有している。
第2プリント基板30の表面には、CCD実装用の配線パターン(図示せず)が形成されており、この配線パターン上にCCD24が半田付け等で実装されている。この第2プリント基板30にも、ネジ止め用の第2貫通穴52が複数形成されている。また、基板固定部34には、第2プリント基板30の各第2貫通穴52に対応する位置に第2ネジ穴54が形成されている(図2参照)。
第2プリント基板30を基板固定部34にネジ止めする手順は、基本的には上述の第1プリント基板28の固定手順と同じである。具体的には、第1プリント基板28を固定した後に、第2プリント基板30を基板貫通穴50内で基板固定部34に当接させる。このとき、CCD24は基板固定部34の開口34a(図2参照)内に挿入される。次いで、CCD24の中心C(図3参照)と、撮影レンズ22の光軸OA(図2参照)とが一致するように、第2プリント基板30を基板貫通穴50内で光軸OAに垂直な方向に移動させて位置調整を行う。
CCD24の中心Cと撮影レンズ22の光軸OAとが一致すると、第2プリント基板30の各第2貫通穴52と、基板固定部34の第2ネジ穴54との位置も一致する。この際に、第2貫通穴52の径を第2ネジ穴54(第2ネジ56)の径よりも十分に大きくしておく。これにより、CCD24の実装位置や、第2貫通穴52及び第2ネジ穴54の形成位置に多少の誤差があったとしても、CCD24の中心Cと撮影レンズ22の光軸OAとを一致させたときに、第2貫通穴52と第2ネジ穴54とを一致させることができる。
次いで、第2プリント基板30の背面側から、各第2貫通穴52内に第2ネジ56を挿入して、各第2ネジ56を対応する第2ネジ穴56に螺合させる。これにより、第2プリント基板30が基板固定部34にネジ止めされる(図2参照)。なお、CCD24の中心Cと、撮影レンズ22の光軸OAとの位置合わせを行ってからネジ止めを行う代わりに、第2ネジ56を軽く締めて第2プリント基板30を仮止めしてから位置合わせを行い、この後に第2ネジ56をきつく締めて第2プリント基板30をネジ止めするようにしてもよい。
このように、本実施形態では、CCD24が実装された第2プリント基板30と、CCD駆動回路26等が実装された第1リジットプリント基板28とを別々に基板固定部34にネジ止めしている。このため、第1プリント基板28の固定位置のずれが、精密な位置合わせを要求される第2プリント基板30の固定位置に影響を及ぼすおそれがなくなる。
図5に示すように、基板固定部34にネジ止めされた第1及び第2プリント基板28,30は、第3プリント基板32を介してコネクタレスに電気的に接続される。第3プリント基板32は、周知のフレキシブル基板製造工程で製造されたコネクタレスのフレキシブル基板である。
本実施形態の第3プリント基板32は、長方形状に形成されており、その長手方向の長さが第1プリント基板28の基板貫通穴50の径よりも長く形成されている。そして、第3プリント基板32の表面の長手方向両端部には、基板接続端子60がそれぞれ形成されているとともに、略中央部には、基板接続端子62が形成されている。これら第1及び基板接続端子60,62は、図示しない配線パターンを介して電気的に接続されている。
また、第1プリント基板28の背面には、基板接続端子60と接続される基板接続端子64が形成されているとともに、第2プリント基板30の背面には、基板接続端子62と接続される基板接続端子66が形成されている。基板接続端子64は、図示しない配線パターンやめっき付きスルーホールを介して、CCD駆動回路26や上述のアナログ信号処理回路(図示せず)に電気的に接続されている。また、基板接続端子66は、図示しない配線パターンやめっき付きスルーホールを介して、CCD24に電気的に接続されている。
第1及び第2プリント基板28,30が基板固定部34にネジ止めされたら、第3プリント基板32の基板接続端子60と、第1プリント基板28の基板接続端子64とが半田付け或いは導電性接着剤などにより電気的に接続される。また、第3プリント基板32の基板接続端子62と、第1プリント基板28の基板接続端子66とが同様に電気的に接続される。これにより、第1プリント基板28と第2プリント基板30とが、第3プリント基板32を介してコネクタレスに電気的に接続される。つまり、CCD24と、CCD駆動回路26及びアナログ信号処理回路(図示せず)とが電気的に接続される。
このように、第2プリント基板30を第1プリント基板28の基板貫通穴50内で基板固定部34(レンズ鏡筒20)に固定するとともに、第3プリント基板32を介してコネクタレスに第1プリント基板28と第2プリント基板30と接続することで、CCD24とCCD駆動回路26との間の配線長を短くすることができる。この配線長が短ければ短いほど、CCD駆動回路26から発生するクロック信号に起因する不要輻射の発生が抑制される。
第3プリント基板23を介して第1及び第2プリント基板28,30が電気的に接続されたら、レンズ鏡筒20にレンズ側マウント部5を取り付ける。この際に、第1プリント基板28のコネクタ端子(図示せず)と、レンズマウント部5のコネクタ端子(図示せず)とをコネクタケーブル(図示せず)を介して接続して、第1プリント基板28とレンズ側マウント部5の接続端子7とを電気的に接続する。以上で、レンズユニット4の組立作業が完了する。
レンズユニット4がカメラ本体3に装着され、撮影モード下でレリーズボタン15が押下されると、CCD24より出力される撮像信号に対して、図示しないアナログ信号処理回路、A/D変換回路等で各種処理が施される。そして、A/D変換回路より出力される画像データ(CCD−RAWデータ)は、データ通信回路(図示せず)により、接続端子7と、カメラ本体側マウント部8の接続端子(図示せず)とを介してカメラ本体3に送信される。カメラ本体3に送信された画像データは、各種画像処理・圧縮処理が施された後、メモリカード(図示せず)に記録される。
次に、本実施形態のレンズユニット4の組立手順について説明を行う。CCD駆動回路26、レンズユニット用CPU27等が実装された第1プリント基板28を、レンズ鏡筒20内の基板固定部34にネジ止めする(図2参照)。次いで、CCD24が実装された第2プリント基板30を、第1プリント基板28の基板貫通穴50内で基板固定部34にネジ止めする(図2参照)。この第2プリント基板30をネジ止めする際には、CCD24の中心Cと、撮影レンズ22の光軸OAとが一致するように位置調整を行う。
第1及び第2プリント基板28,30を基板固定部34にネジ止めしたら、第1プリント基板28と第2プリント基板30とを、第3プリント基板32を介してコネクタレスに電気的に接続する。これにより、第2プリント基板30に実装されたCCD24と、第1プリント基板28に実装されたCCD駆動回路26などとが電気的に接続される。次いで、レンズ鏡筒20にレンズ側マウント部5を取り付ける。以上でレンズユニット4の組立作業が完了する。
このように本実施形態では、CCD24が実装された第2プリント基板30を、CCD駆動回路26等が実装された第1プリント基板28とは別にレンズ鏡筒20(基板固定部34)に固定するようにしたので、第1プリント基板28の固定位置のずれに関係なく、第2プリント基板30の固定位置を精密に位置調整することができる。その結果、良好な撮影画像が得られる。
また、本実施形態では、第1プリント基板28を基板固定部34にネジ止めすることで、第1プリント基板28を金属製の第1ネジ44を介してレンズ鏡筒20に接地させている。これにより、第1プリント基板28のGND強化を図ることができるので、CCD駆動回路26から発生するクロック信号に起因する不要輻射の発生が抑制される。
さらに、本実施形態では、第1プリント基板28と第2プリント基板30とを、第3プリント基板32を介してコネクタレスに電気的に接続しているので、CCD24とCCD駆動回路26との間の配線長を短くすることができる。その結果、CCD駆動回路26から発生するクロック信号に起因する不要輻射の発生が抑制される。
なお、上記実施形態では、第1プリント基板28を基板固定部34にネジ止めした後に、第2プリント基板30を基板固定部34にネジ止めしているが、本発明がこれに限定されるものではなく、第2プリント基板30を先に基板固定部34にネジ止めするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1プリント基板28の表面にCCD駆動回路26やレンズユニット用CPU27が実装されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらが第1プリント基板28の背面に実装されていてもよい。
なお、上記実施形態では、第3プリント基板32が長方形状に形成されており、その長手方向の長さが基板貫通穴50の径よりも長く形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。第1プリント基板28と第2プリント基板30とを電気的に接続可能であれば、第3プリント基板32の形状は特に限定はされない。また、各接続端子60,62、64,66の数や配置も必要に応じて変えてよい。
また、上記実施形態では、第1プリント基板28がレンズ鏡筒20の形状に合わせて円環状に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1プリント基板28の外周形状及び内周形状(基板貫通穴50の形状)が、例えば四角形等の多角形状に形成されていてもよい。
なお、上記実施形態では、第1プリント基板28と第2プリント基板30とを、フレキシブル基板である第3プリント基板32を介して電気的に接続するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3プリント基板32として厚みの薄いリジット基板を用いてもよい。
次に、図6を用いて本発明の第2の実施形態のレンズユニット70について説明を行う。ここで、上記第1の実施形態で説明した部材と同じものについては、同一符号を付してその説明は省略する(以下、第3の実施形態以降も同様)。
レンズユニット70は、基本的には上述の第1の実施形態のレンズユニット4と同じ構成である。ただし、レンズユニット70では、CCD24が実装されるプリント基板として、リジット基板である第2プリント基板30(図2〜図5参照)の代わりに、フレキシブル基板である第2プリント基板72が用いられている。この第2プリント基板72は、周知のフレキシブル基板製造工程で製造され、上述の第2プリント基板30と同じ形状に形成されている。
第2プリント基板72の表面にはCCD24が実装されており、背面には基板接続端子66が設けられている。また、図示は省略するが、第2プリント基板72には、上述の第2プリント基板30と同じ位置に、ネジ止め用の第2貫通穴52(図3参照)が形成されている。従って、第2プリント基板72も、上述の第1の実施形態で説明したのと同じ手順で基板固定部34(図2参照)にネジ止めされる。
また、第2プリント基板72には、予めフレキシブル基板である第3プリント基板32が基板接続端子62,66を介して電気的に接続されており、両プリント基板72,32は一体化されている。そして、第2プリント基板72は、基板固定部34にネジ止めされた後、一体化された第3のプリント基板32を介して、第1プリント基板28とコネクタレスに電気的に接続される。
このように、第2の実施形態のレンズユニット70においても、第2プリント基板72を第1プリント基板28とは別にレンズ鏡筒20(基板固定部34)にネジ止めすることができる。また、第3プリント基板32を介して、第1プリント基板28と第2プリント基板72とをコネクタレスに電気的に接続することができる。その結果、上述の第1の実施形態で説明した効果と同様の効果が得られる。
また、リジット基板である上述の第2プリント基板30(図2〜図5参照)よりも、フレキシブル基板である本実施形態の第2プリント基板72の方が薄く形成されており、さらに、柔軟性を有している。このため、第2プリント基板72の方が上述の第2プリント基板30よりも固定位置をより精密に位置調整することができる。
なお、上述の第2の実施形態では、予め第2プリント基板72と第3プリント基板32とが電気的に接続されて両者が一体化されているが、本発明はこれに限定されるものではない。上述の第1の実施形態と同様に、第1及び第2プリント基板28,72を順にネジ止めした後に、第3プリント基板32を介して両者を電気的に接続するようにしてもよい。
次に、図7を用いて本発明の第3の実施形態のレンズユニット76について説明を行う。このレンズユニット76は、基本的には上述の第2実施形態のレンズユニット70(図6参照)と同じ構成である。ただし、レンズユニット76では、CCD駆動回路26等が実装される第1プリント基板として、リジット基板である第1プリント基板28(図2〜図6参照)の代わりに、フレキシブル基板である第1プリント基板78が用いられている。つまり、レンズユニット76では、第1〜第3プリント基板78,72,32が全てフレキシブル基板で形成されている。
第1プリント基板78は、上述の第1プリント基板28(図2〜図6参照)と同様に円環形状に形成されている。この第1プリント基板78の表面には、CCD駆動回路26やレンズユニット用CPU27(図3参照)等が実装され、背面には基板接続端子64が設けられている。また、図示は省略するが、第1プリント基板78には、上述の第1プリント基板28と同じ位置に第1貫通穴40(図3参照)が形成されている。従って、第1プリント基板78も、上述の第1の実施形態で説明したのと同じ手順で基板固定部34(図2〜図5参照)にネジ止めされる。
第1プリント基板78が基板固定部34(図2参照)にネジ止めされたら、第2プリント基板72も上述の第1の実施形態で説明したのと同じ手順で基板固定部34にネジ止めされる。次いで、第1プリント基板78と第2プリント基板72とが、第3プリント基板32を介してコネクタレスに電気的に接続される。
このように、第3の実施形態のレンズユニット76においても、第2プリント基板72を第1プリント基板78とは別にレンズ鏡筒20(基板固定部34)にネジ止めすることができる。また、第3プリント基板32を介して、第1プリント基板78と第2プリント基板72とをコネクタレスに電気的に接続することができる。その結果、上述の第1及び第2の実施形態で説明した効果と同様の効果が得られる。
なお、上述の第3の実施形態のように、フレキシブル基板である第1プリント基板78を用いると、リジット基板である第1プリント基板28(図2〜図6参照)を用いた場合と同じレベルでGND強化を図ることができないという問題がある。このため、リジット基板を用いた場合と同じレベルでGND強化を行う必要がなく、且つCCD24とCCD駆動回路26との間の配線長を短くすることで不要輻射の発生が十分に抑制可能である場合にのみ、第1プリント基板としてフレキシブル基板を用いることが好ましい。
また、上記第1〜第3の実施形態では、第1プリント基板28(78)と、第2プリント基板30(72)とを、第3プリント基板32を介してコネクタレスに電気的に接続するようにしているが、本発明はこれに限定されるものはない。例えば、第2プリント基板を、第3プリント基板32と同様に長方形状に形成する。そして、第2プリント基板の表面の略中央部にCCD24を実装し、基板表面或いは裏面の長手方向両端部に基板接続端子(図示せず)を設ける。これにより、第3プリント基板32を介さずに、第1プリント基板と第2プリント基板とを直接コネクタレスに電気的に接続することができる。その結果、レンズユニットの部品数を減らすことができるので、レンズユニットのコストダウンが可能となる。
次に、図8〜図10を用いて本発明の第4の実施形態のレンズユニット80について説明を行う。レンズユニット80は、第1〜第3の実施形態のレンズユニット4,70,76よりも小型化可能に構成されている。このレンズユニット80は、基本的には上述の第1〜第3の実施形態の各レンズユニット4,70、76と同じ構成であり、レンズ鏡筒20、撮影レンズ22(図2参照)、CCD24、CCD駆動回路26、レンズユニット用CPU27、第1プリント基板82、第2プリント基板84、第3プリント基板86などから構成される。
第1プリント基板82は、第2プリント基板84よりも広い面積を有する円板状に形成されている。この第1プリント基板82にも、上述の第1プリント基板28と同様にネジ止め用の第1貫通穴40が形成されている。
第1プリント基板82の表面には、第2プリント基板84との間にスペース86(図10参照)を設けるために、円環状の壁部材87が設けられている。つまり、第1プリント基板82の表面側には、壁部材87により凹部88が形成されている。この凹部88内には、詳しくは後述するが板状の断熱部材90が設けられている。なお、本実施形態では、凹部88の開口面積は第2プリント基板84よりも広い面積に形成されている。また、本実施形態では、壁部材87の上面に基板接続端子64が設けられている。
第1プリント基板82の裏面には、上述のCCD駆動回路26やレンズユニット用CPU27等が実装されている。また、基板裏面には、上述の第1プリント基板28と同様に、各第1貫通穴40の開口部を囲うようにGND配線パターン46が形成されている(図9参照)。
第2プリント基板84は、基本的には上述の第2プリント基板30(図2〜図5参照)と同じものであり、その表面にはCCD24が実装されている。この第2プリント基板84にも、上述の第1プリント基板30と同様にネジ止め用の第2貫通穴52が形成されている。また、第2プリント基板84の背面には、基板接続端子66が設けられている。
第3プリント基板86は、上述の第3プリント基板32(図2〜図5参照)と同様の長形状のフレキシブル基板であり、その長手方向の長さは第1プリント基板82の凹部88の開口の径よりも長く形成されている。この第3プリント基板86にも、上述の第3プリント基板32と同様に基板接続端子60,62が形成されている。本実施形態では、基板接続端子60は裏面の長手方向両端部にそれぞれ形成され、基板接続端子62は表面の略中央部に形成されている。
レンズ鏡筒20内の基板固定部92(図10参照)には、図示は省略するが、上述の基板固定部34と同様に、第1及び第2ネジ穴42,54(図2参照)が形成されている。この基板固定部92には、最初に、CCD24の中心Cと、撮影レンズ22の光軸OAとが一致するように位置調整された第2プリント基板84がネジ止めされる。この後、第2プリント基板84の背面に第3プリント基板86が重ね合わされて、第2プリント基板84の基板接続端子66と第3プリント基板86の基板接続端子62とが導電性接着剤等で電気的に接続される。
次いで、第1プリント基板82が、第3プリント基板86の背面に重ね合わされるように基板固定部92にネジ止めされる。また、これと同時に、第1プリント基板82の基板接続端子64と、第3プリント基板86の基板接続端子60とが導電性接着剤等を用いて電気的に接続される。これにより、第1プリント基板82と第2プリント基板84とが、第3プリント基板86を介してコネクタレスに電気的に接続される。そして、上述したように、レンズ鏡筒20にレンズ側マウント部5(図2参照)が取り付けられて、レンズユニット80の組立作業が完了する。
このレンズユニット80では、第2プリント基板84の背面側に第1プリント基板82を固定するとともに、この第1プリント基板82の背面にCCD駆動回路26やレンズユニット用CPU27を実装するようにしたので、第1プリント基板82の外径を、上述の第1〜第3実施形態の円環形状の第1プリント基板28,78(図2〜図7参照)の外径よりも小さくすることができる。その結果、レンズ鏡筒20を小型化することができるので、レンズユニット80を上述の第1〜第3実施形態のレンズユニット4,70,76よりも小型化することができる。
レンズユニット80が小型化すると、CCD24とCCD駆動回路26との距離が短くなってしまう。このため、上述したようにCCD駆動回路26で発生する熱がCCD24に伝わると、撮影画像の画質が劣化してしまうおそれがある。従って、本実施形態では、第1プリント基板82の表面に凹部88を形成し、この凹部88により形成されるスペース86を間に挟むように、CCD24とCCD駆動回路26とがそれぞれ実装されている。このように、CCD24とCCD駆動回路26との間にスペース86を設けることで、両者を1枚のプリント基板の両面に実装した場合と比較して、CCD駆動回路26からCCD24への熱の伝わりを抑えることができる。これにより、撮影画像の画質の劣化が抑えられる。
また、上述したように凹部88(スペース86)内には、各種の断熱材料で形成された断熱部材90が設けられている。このように、CCD24とCCD駆動回路26との間に断熱部材90を設けることで、CCD駆動回路26からCCD24への熱の伝わりをより抑えることができる。なお、この断熱部材90は、少なくともCCD24よりも広い面積を有していることが好ましい。
また、第4の実施形態のレンズユニット80においても、第2プリント基板84を第1プリント基板82とは別にレンズ鏡筒20にネジ止めすることができるので、第2プリント基板84の固定位置を精密に位置調整することができるとともに、第1プリント基板82のGND強化を図ることができる。また、第1プリント基板82と第2プリント基板84とを、第3プリント基板86を介してコネクタレスに電気的に接続することができるので、CCD24とCCD駆動回路26との間の配線長を短くすることができる。その結果、上述の第1の実施形態で説明した効果と同様の効果が得られる。
なお、上述の第4の実施形態では、第1プリント基板82の表面に円環状の壁部材87を設けることにより、第1プリント基板82の表面側に凹部88を形成しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ザグリ加工などの各種加工法を用いて第1プリント基板82の表面に凹部88を形成するようにしてもよい。
次に、図11を用いて本発明の第5の実施形態のレンズユニット100について説明を行う。このレンズユニット100は、基本的には上述の第4の実施形態のレンズユニット80と同じ構成である。ただし、レンズユニット100では、リジット基板である第2プリント基板84の代わりに、フレキシブル基板である第2プリント基板102にCCD24が実装されている。
第2プリント基板102は、本実施形態では略長方形状に形成されており、その長手方向の長さは上述の第3プリント基板86と同様に、第1プリント基板82の凹部88の開口の径よりも長く形成されている。また、第2プリント基板102には、上述の第2プリント基板84と同様に、ネジ止め用の第2貫通穴52(図8参照)が形成されている。
第2プリント基板102の表面には、CCD24が実装される。また、基板裏面の長手方向両端部には、上述の第1プリント基板82の基板接続端子64と電気的に接続される基板接続端子104が設けられている。そして、この第2プリント基板102も、上述の第2プリント基板84と同様に位置合わせされた後、基板固定部105にネジ止めされる。
第2プリント基板102のネジ止めが完了したら、第1プリント基板82を第2プリント基板102の背面に重ね合わせた後、基板固定部105にネジ止めする。また、これにと同時に、第1プリント基板82の基板接続端子64と、第2プリント基板102の基板接続端子104とを導電性接着剤等を用いて電気的に接続する。これにより、第1プリント基板82と第2プリント基板102とが、直接コネクタレスに電気的に接続される。
このように第5の実施形態のレンズユニット100においても、上述の第4の実施形態と同様に、第2プリント基板102を第1プリント基板82とは別にレンズ鏡筒20にネジ止めすることができる。また、第1プリント基板82と第2プリント基板102とをコネクタレスに電気的に接続することができる。その結果、上述の第1の実施形態で説明した効果と同様の効果が得られる。また、上記第4の実施形態で用いられている第3プリント基板86(図8〜図10参照)が不要になるため、レンズユニット100の製造コストを低く抑えることができる。
さらに、第5の実施形態のレンズユニット100においても、CCD24とCCD駆動回路26との間に凹部88(スペース86)が設けられているとともに、この凹部88内に断熱部材90が設けられているので、CCD駆動回路26からCCD24への熱の伝わりをより抑えることができる。これにより、同様に撮影画像の画質の劣化が抑えられる。
なお、上述の第4及び第5の実施形態のレンズユニット80,100では、CCD駆動回路26からCCD24への熱の伝わりをより抑えるために、第1プリント基板82の凹部88内に断熱部材90を設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図12に示す第6の実施形態のレンズユニット106、及び図13に示す第7の実施形態のレンズユニット108のように、断熱部材90の代わりに熱伝導部材110を用いてもよい。ここで、熱伝導部材110が設けられている以外は、レンズユニット106は上述の第4の実施形態レンズユニット80と同じ構成であり、レンズユニット108は上述の第5の実施形態のレンズユニット100と同じ構成である。
熱伝導部材105は、例えば銅材などの熱伝導性の高い金属材料で形成された金属板が用いられる。この熱伝導部材110の一端部110aは、第1プリント基板82の凹部88の底面に貼り付けられている。また、熱伝導部材110の他端部110bは、折り曲げられてレンズ鏡筒20の外周に露呈されている。これにより、CCD駆動回路26で発生した熱を、熱導電部材110によりレンズ鏡筒20の外部に放熱することができる。その結果、CCD駆動回路26からCCD24への熱の伝わりをより抑えることができる。
なお、上記第6及び第7の実施形態のように熱伝導部材を用いる代わりに、例えば第1プリント基板82の凹部88内に、ペルチェ素子などの冷却部材を設けて、CCD24及びCCD駆動回路26を冷却するようにしてもよい。
デジタルカメラの外観斜視図である。 レンズユニットの断面図である。 レンズ鏡筒内に固定された第1及び第2プリント基板の正面図である。 レンズ鏡筒内に固定された第1及び第2プリント基板の背面図である。 図3中のV−V線に沿う断面図である。 第2の実施形態を実施したレンズユニットの断面図である。 第3の実施形態を実施したレンズユニットの断面図である。 第4の実施形態を実施したレンズユニットのレンズ鏡筒内に固定された第1及び第2プリント基板の正面図である。 第4の実施形態を実施したレンズユニットのレンズ鏡筒内に固定された第1及び第2プリント基板の背面図である。 図8中のX−X線に沿う断面図である。 第5の実施形態を実施したレンズユニットの断面図である。 第6の実施形態を実施したレンズユニットの断面図である。 第7の実施形態を実施したレンズユニットの断面図である。
符号の説明
2 デジタルカメラ
3 カメラ本体
4,70,76,80、100,106,108 レンズユニット
20 レンズ鏡筒
24 CCDイメージセンサ
26 CCD駆動回路
27 レンズユニット用CPU
28,78,82 第1プリント基板
30,72,84 第2プリント基板
32,86 第3プリント基板
34 基板固定部
86 スペース
88 凹部
90 断熱部材
110 熱伝導部材

Claims (13)

  1. レンズと、前記レンズにより結像された被写体像を撮影して撮像信号を出力する撮像素子とを鏡筒に内蔵したレンズユニットにおいて、
    前記鏡筒内に固定され、前記撮像素子を駆動する駆動回路が少なくとも実装された第1プリント基板と、
    前記撮像素子が実装され、前記撮像素子の中心と前記レンズの光軸とが一致するように前記第1プリント基板とは別に前記鏡筒内に固定されるとともに、前記撮像素子と前記駆動回路との間の配線長が短くなるように、前記第1プリント基板とコネクタレスに電気的に接続される第2プリント基板とを備えることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記鏡筒が金属製であるとともに、前記第1プリント基板は金属製のネジにより前記鏡筒にネジ止めされており、
    前記第1プリント基板のGND配線は、前記ネジを介して前記鏡筒に接地されていることを特徴とする請求項1記載のレンズユニット。
  3. 前記第1プリント基板と前記第2プリント基板とは、コネクタレスの第3プリント基板を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載のレンズユニット。
  4. 前記第1及び前記第2プリント基板はリジット基板であり、前記第3プリント基板はフレキシブル基板であることを特徴とする請求項3記載のレンズユニット。
  5. 前記第1プリント基板はリジット基板であり、前記第2及び第3プリント基板はフレキシブル基板であることを特徴とする請求項3記載のレンズユニット。
  6. 前記第1、第2、及び第3プリント基板はフレキシブル基板であることを特徴とする請求項3記載のレンズユニット。
  7. 前記第1プリント基板は、中央が厚み方向に貫通した略円環形状に形成されており、
    前記第2プリント基板は、前記第1プリント基板の貫通穴内で前記鏡筒に固定されていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載のレンズユニット。
  8. 前記第1プリント基板は、前記第2プリント基板の前記撮像素子が実装される撮像素子実装面とは反対の背面側に固定されるとともに、前記第1プリント基板の前記第2プリント基板と対向する対向面側には、前記第2プリント基板の背面との間にスペースが形成されるように凹部が形成されており、
    前記スペースを間に挟むように、前記撮像素子が前記第2プリント基板の前記撮像素子実装面に実装されているとともに、前記駆動回路が前記第1プリント基板の前記対向面とは反対の背面に実装されていることを特徴とする請求項1または2記載のレンズユニット。
  9. 前記スペース内に断熱部材が設けられていることを特徴とする請求項8記載のレンズユニット。
  10. 一端部が前記スペースを形成する前記凹部の底面に取り付けられ、他端部が前記鏡筒の外周に露呈されている熱伝導部材を備えることを特徴とする請求項8記載のレンズユニット。
  11. 前記第1及び前記第2プリント基板はリジット基板であり、コネクタレスのフレキシブル基板を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項8ないし10いずれか1項記載のレンズユニット。
  12. 前記第1プリント基板はリジット基板であるとともに、前記第2プリント基板はフレキシブル基板であり、
    前記第2プリント基板は、前記第1プリント基板に直接電気的に接続されていることを特徴とする請求項8ないし10いずれか1項記載のレンズユニット。
  13. 請求項1ないし12いずれか1項記載のレンズユニットと、前記レンズユニットが装着されるマウント部を有するカメラ本体とを備えることを特徴とするデジタルカメラ。
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