JP5220635B2 - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、駆動ローラと従動ローラで用紙を挟んで搬送経路に沿って搬送するとともに、その搬送経路の一部をジャム時等のために筐体の外部に引出して開放できるようにユニット化した用紙搬送装置に係り、特に該ユニットを筐体に対して出し入れする際の抵抗が少なく小さな力でユニットの出し入れができる用紙搬送装置に関するものである。また、本発明は、係る用紙搬送装置を有する画像形成装置に関するものである。従って、本発明の用紙搬送装置は、単体の用紙搬送装置としてはもちろん、例えば印刷装置などの画像形成装置の用紙搬送機構に適用することができる。
下記特許文献1には、異なる色のトナー像を形成する画像形成部に対向して転写ベルトが配置されており、転写ベルトで用紙を搬送しながら画像形成部で各色の画像を当該用紙に重ねて形成してフルカラー画像を形成する画像形成装置が記載されている。この画像形成装置では、フレームに回転自在に支持された複数のローラにベルトを張架した転写ベルトユニットを備えており、保守点検や交換等のために、ユニット全体を装置本体に対して出し入れ自在に構成している。そして、この画像形成装置では、装置本体内に転写ベルトユニットを収納する位置精度や脱着作業の容易化のために、転写ベルトユニットに樹脂製の位置決め部と結合部材としてのスナップフィットを設けている。
特開2005−189664号公報
本願発明者は、画像形成装置等の用紙搬送機構として利用可能な用紙搬送装置、特に駆動ローラと従動ローラで用紙を挟んで所定の搬送経路に沿って搬送する用紙搬送装置を鋭意研究している。このような用紙搬送装置では、搬送経路の一部に用紙が詰まってしまうことがあり、そのような場合には駆動ローラと従動ローラの間に挟まれた用紙を引き出す必要があるが、相応のニップ圧で接触している両ローラの間から用紙を引き出す作業は容易でなく、ちぎれた用紙の一部が搬送経路に残ってしまうこともあった。
上記特許文献1のように、駆動ローラと従動ローラで構成される搬送経路の一部をユニット化し、装置本体の外に引出せるようにすることを検討したが、その結果解決すべき課題を見出すに至った。それは、装置本体内で搬送を行なう場合には、上述したように用紙に所定のニップ圧を与えるため、駆動ローラと従動ローラを相応の保持力で当接した状態に固定しておく必要があるのに対し、これを装置本体外に引き出す場合には、前記保持力に抗してなるべく小さな力でユニットを本体外に引き出し、前記保持力を解除できるようにすることが必要になるという問題であり、さらに両ローラによる用紙の挟持を簡単な操作で解除する機構も必要になるという問題である。
上記特許文献1に記載の発明のように搬送手段としてベルトを用いている場合には、ベルト面と用紙の接触面積が広いことから、大きなニップ圧を加えなくとも用紙を安定的に搬送することができるので、装置内でベルトを対向する他の部材(例えばローラ)に大きな力で押し付けて保持固定しておく必要はなく、ベルトユニットを外に引き出す構造を採用した場合の上述したような構造上の問題は少ないが、そのような上記特許文献1の開示内容を、駆動ローラと従動ローラによる用紙搬送機構のユニット化に応用して上記問題解決することは困難である。
本発明は上述した課題を解決するものであり、駆動ローラと従動ローラで用紙を挟んで搬送経路に沿って搬送する用紙搬送装置において、又は係る用紙搬送装置を有する画像形成装置において、搬送経路の一部をジャム時等のために本体の外部に引出して開放できるようにユニット化するとともに、特に当該ユニットを本体に対して出し入れする際の抵抗が少なく、小さな力でユニットの出し入れができるようにすることを目的としている。
請求項1に記載された用紙搬送装置は、
装置本体に着脱可能に構成され、駆動ローラと従動ローラで用紙を挟んで所定の搬送経路に沿って搬送する用紙搬送装置であって、
前記駆動ローラと前記従動ローラの一方が設けられた第1ベース部材と、前記駆動ローラと前記従動ローラの他方が設けられた第2ベース部材とが、軸を介して開閉自在に連結されて、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材が閉止されて前記装置本体に収納された状態では、前記駆動ローラと前記従動ローラが所定のニップ圧で当接しており、前記装置本体から引き出した状態では、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放して前記駆動ローラと前記従動ローラの間にある前記搬送経路を開放できるように構成された搬送ユニットと、
前記装置本体と前記搬送ユニットの間に設けられ、前記装置本体に前記搬送ユニットが収納された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を前記ニップ圧に応じた力で閉止した状態で固定するとともに、前記装置本体から前記搬送ユニットが引き出された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放可能とするロック機構と、
を有する用紙搬送装置において、
前記ロック機構は、前記装置本体と前記搬送ユニットの一方に設けられた転動部材と、前記装置本体と前記搬送ユニットの他方に設けられて前記転動部材が離脱可能に係合する凹部を備えた係合部材とを有しており、前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記係合部材は、前記転動部材から力を受けて前記搬送ユニットが移動する方向に沿って揺動することにより前記転動部材と係合又は離脱することを特徴としている。
請求項に記載された用紙搬送装置は、請求項記載の用紙搬送装置において、
前記ロック機構は、前記装置本体に設けられた回転自在のころと、前記搬送ユニットに設けられて前記ころが離脱可能に係合する凹部を備えた押圧板と、前記押圧板に上下方向の付勢力を与えるばねとを有しており、
前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記押圧板は、前記ころから力を受けて前記搬送ユニットが移動する方向に沿って傾斜することにより前記ころと係合又は離脱し、
前記搬送ユニットを前記装置本体に収納した状態では、前記ころが前記押圧板の前記凹部に係合するとともに前記ばねが前記押圧板を前記ころに付勢して前記搬送ユニットと前記本体とをロックすることを特徴としている。
請求項に記載された用紙搬送装置は、請求項記載の用紙搬送装置において、
前記ロック機構は、前記装置本体に設けられた回転自在のころと、前記搬送ユニットに一体に設けられて前記ころが離脱可能に係合する凹部を備えた板ばね部とを有しており、
前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記板ばね部は、前記ころから力を受けて変形し前記搬送ユニットが移動する方向に沿って傾斜することにより前記ころと係合又は離脱し、
前記搬送ユニットを前記装置本体に収納した状態では、前記ころが前記板ばね部の前記凹部に係合するとともに前記板ばね部が前記ころを押圧して前記搬送ユニットと前記本体とをロックすることを特徴としている。
請求項に記載された画像形成装置は、
給紙部と、前記給紙部から供給された用紙を搬送する搬送経路と、前記搬送経路の途中に設けられて用紙に画像を形成する印刷ヘッドと、画像が形成された用紙を排出する排紙部と、駆動ローラと従動ローラで用紙を挟んで前記搬送経路に沿って搬送する用紙搬送装置が装置本体に設けられ、前記用紙搬送装置は前記装置本体に対して着脱可能に構成されている画像形成装置であって、
前記用紙搬送装置は、
前記駆動ローラと前記従動ローラの一方が設けられた第1ベース部材と、前記駆動ローラと前記従動ローラの他方が設けられた第2ベース部材とが、軸を介して開閉自在に連結されて、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材が閉止されて前記装置本体に収納された状態では、前記駆動ローラと前記従動ローラが所定のニップ圧で当接しており、前記装置本体から引き出した状態では、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放して前記駆動ローラと前記従動ローラの間にある前記搬送経路を開放できるように構成された搬送ユニットと、
前記装置本体と前記搬送ユニットの間に設けられ、前記装置本体に前記搬送ユニットが収納された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を前記ニップ圧に応じた力で閉止した状態で固定するとともに、前記装置本体から前記搬送ユニットが引き出された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放可能とするロック機構と、
を有する画像形成装置において、
前記ロック機構は、前記装置本体と前記搬送ユニットの一方に設けられた転動部材と、前記装置本体と前記搬送ユニットの他方に設けられて前記転動部材が離脱可能に係合する凹部を備えた係合部材とを有しており、前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記係合部材は、前記転動部材から力を受けて前記搬送ユニットが移動する方向に沿って揺動することにより前記転動部材と係合又は離脱することを特徴としている。
請求項1に記載された用紙搬送装置によれば、搬送ユニットを装置本体内から外に引き出すと、ロック機構が外れて搬送ユニットの第1ベース部材と第2ベース部材を開放可能とするので、装置本体の外において搬送ユニットの第1ベース部材と第2ベース部材を開放すれば、両ローラの間から用紙を取り出すことができる。装置本体の外にある搬送ユニットを装置本体内に挿入すると、搬送ユニットは第1ベース部材と第2ベース部材を閉じて装置本体内に収納されるが、この時固定機構は、搬送ユニットの第1ベース部材と第2ベース部材をニップ圧に応じた力で閉止した状態に固定する。そして、さらに、搬送ユニットを装置本体に対して出し入れする際には、係合部材は、転動部材から力を受けて搬送ユニットが移動する方向に沿って揺動することにより、転動部材と係合又は離脱することができるので、ニップ圧に対応した力で保持されている装置本体内と、保持が解除された装置本体外との間で出し入れする際の抵抗が少なく、小さな力でユニットの出し入れができる。
請求項に記載された用紙搬送装置によれば、請求項記載の用紙搬送装置における効果において、搬送ユニットを装置本体に対して出し入れする際には、押圧板は、ころから力を受けて搬送ユニットが移動する方向に沿って傾斜することにより、ころと係合又は離脱することができるので、ニップ圧に対応した力で保持されている装置本体内と、保持が解除された装置本体外との間で出し入れする際の抵抗が少なく、小さな力でユニットの出し入れができる。
請求項に記載された用紙搬送装置によれば、請求項記載の用紙搬送装置における効果において、搬送ユニットを装置本体に対して出し入れする際には、板ばね部は、ころから力を受けて搬送ユニットが移動する方向に沿って傾斜することにより、ころと係合又は離脱することができるので、ニップ圧に対応した力で保持されている装置本体内と、保持が解除された装置本体外との間で出し入れする際の抵抗が少なく、小さな力でユニットの出し入れができる。
請求項に記載された画像形成装置によれば、搬送ユニットを装置本体内から外に引き出すと、ロック機構が外れて搬送ユニットの第1ベース部材と第2ベース部材を開放可能とするので、装置本体の外において搬送ユニットの第1ベース部材と第2ベース部材を開放すれば、両ローラの間から用紙を取り出すことができる。装置本体の外にある搬送ユニットを装置本体内に挿入すると、搬送ユニットは第1ベース部材と第2ベース部材を閉じて装置本体内に収納されるが、この時固定機構は、搬送ユニットの第1ベース部材と第2ベース部材をニップ圧に応じた力で閉止した状態に固定する。そして、さらに、搬送ユニットを装置本体に対して出し入れする際には、係合部材は、転動部材から力を受けて搬送ユニットが移動する方向に沿って揺動することにより、転動部材と係合又は離脱することができるので、ニップ圧に対応した力で保持されている装置本体内と、保持が解除された装置本体外との間で出し入れする際の抵抗が少なく、小さな力でユニットの出し入れができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す模式的断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置において、装置本体の扉が開放され、搬送ユニットが収納された状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置において、装置本体の扉が開放され、搬送ユニットが引き出された状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体外に引き出され、搬送経路が開放された状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが閉止された状態を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納された状態を示す部分拡大側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納された状態を示す部分拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納された状態を一部を切り欠いて示す部分拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットに取り付けられたロック機構の一部をなす押圧板の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットの押圧板付近を示す部分拡大底面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納される状況を連続的に示す第1の部分拡大側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納される状況を連続的に示す第2の部分拡大側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納される状況を連続的に示す第3の部分拡大側面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納された状態を示す部分拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の搬送ユニットが装置本体内に収納された状態を示す部分拡大側面図である。
1.第1実施形態(図1〜図13)
(1)全体構成(図1)
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、装置本体2と、装置本体2に設けられて積載された用紙を一枚ずつ供給する給紙部3と、装置本体2の内部に設けられて給紙部3から供給された用紙を搬送する搬送経路4と、搬送経路4の途中に設けられて用紙に画像を形成する印刷ヘッド5と、画像が形成された用紙を排出する排紙部6を備えている。搬送経路4は概ね閉ループ状であるが、排紙部6の内部には搬送経路4に連続して略直線状の往復経路である反転部7が設けられている。用紙に両面印刷を施す場合は、給紙部3から搬送経路4に供給された用紙は、印刷ヘッド5においてインクの吐出を矢印で模式的に示すように、まず片面を印刷され、さらに搬送経路4を進んで反転部7に入って一端停止し、逆方向に移動して反転部7から搬送経路4に戻り、再び印刷ヘッド5に進んで反対側の面を印刷され、搬送経路4を進んで排紙部6に排出される。
図1に示す用紙の搬送経路4は、概ね線状に表現されているが、実際には、用紙を案内するガイド部材と、同図中にも部分的に示すように、ガイド部材に沿ってガイド部材の両側に所定間隔で配置された駆動ローラ8及び従動ローラ9を備えている。図1に示すように、この搬送経路4は、部分的にユニット化されており、ユニットごとに装置本体2の外に引き出せるように構成されている。すなわち、図1に示す例では、印刷ヘッド5よりも下流の搬送経路4に、上昇搬送ユニット10と、水平搬送ユニット11が設けられている。これら各搬送ユニット10,11は、それぞれ駆動ローラ8及び従動ローラ9ごと装置本体2の外にスライドして引き出すことができ、当該ユニット10,11で発生したジャムに対応し、またメンテナンス等を行なえるようになっている。
(2)搬送ユニット(図2〜図5)
本実施形態では、本発明に係る用紙搬送装置として、水平搬送ユニット11(以下、単に搬送ユニット11と称する。)について説明する。
図2及び図3は、本実施形態の画像形成装置1において、用紙搬送手段としての搬送ユニット11を分かりやすく図示し、説明するために、その他の構成(例えば印刷ヘッド5、給紙部3、排紙部6等)を省略して示したものである。これら図2及び図3に示すように、装置本体2の前面にはカバー12が開閉自在に設けられており、このカバー12を開くとことにより搬送ユニット11にアクセスすることができる。さらに、図3に示すように、カバー12を開けた状態では、搬送ユニット11は装置本体2に対して出し入れ自在であり、さらに装置本体2から引き出した状態では上下2つの第1ベース部材13及び第2ベース部材14を開いて搬送経路4を開放することができるようになっている。
図4乃至図5に示すように、この搬送ユニット11は、用紙のガイド部材を兼ねた矩形板状の部材である下側の第1ベース部材13と上側の第2ベース部材14が、回動軸15を介して開閉自在に連結された構成とされている。下側の第1ベース部材13の両側面には、一対の被案内部材16,16が互いに平行に設けられており、装置本体2の対応位置に設けられた図示しない一対の案内部材にスライド自在に係合しており、搬送ユニット11は装置本体2に対して出し入れ自在とされている。
図4及び図5に示すように、搬送ユニット11の下側の第1ベース部材13には、複数個(本実施形態では6個)の従動ローラ9が回動自在に設けられており、上側の第2ベース部材14には、複数個(本実施形態では6個)の駆動ローラ8が従動ローラ9と対応する位置にそれぞれ回転駆動自在に設けられている。
図5に示すように、第2ベース部材14には、搬送ユニット11の引出し方向と平行に、搬送方向に所定間隔をおいて3本の駆動軸17が配置されている。前記駆動ローラ8は、これら3本の駆動軸17に2個ずつ取り付けられている。各駆動軸17は、隣の駆動軸17と異なる端部間を連動ベルト18で連結されている。そして搬送ユニット11を装置本体2内に収納して、所定位置に固定すると、これらの駆動軸17は図示しない装置本体2内の駆動機構に連結され、用紙搬送時に同期して回転駆動されるようになっている。
また、第2ベース部材14の3本の駆動軸17のうち、一側部にある1本の駆動軸17には、その前側の端部に操作つまみ19が設けられており、手動で駆動軸17を回動させて駆動ローラ8と従動ローラ9の間に挟持されている用紙を所望の方向に手動搬送することができるようになっている。
また、詳細は図示しないが、搬送ユニット11において、下側の第1ベース部材13に設けられた従動ローラ9は、付勢手段としてのばねによって上下動自在に保持されている。このため、両ベース部材13,14を閉じて搬送ユニット11を装置本体2内に収納し、駆動ローラ8を従動ローラ9に押し付けた状態で後述するロック機構により所定位置で固定すると、駆動ローラ8と従動ローラ9の間には用紙の搬送に必要な所定のニップ圧が得られる。本実施形態では、例えば一つのばねのばね力を15(N)とすると、1本の駆動軸17に2個の従動ローラ9が並んでいるので、所定のニップ圧が得られるように搬送ユニット11を装置本体2内の所定位置で固定するには、15×2=30(N)を越える保持力で第1ベース部材13と第2ベース部材14を閉じる必要がある。しかしながら、この保持力を発生させるロック機構は、後述するように、第1ベース部材13と第2ベース部材14を回動自在に連結する回動軸15から見て、2個の従動ローラ9,9よりも遠方にあるので、30(N)よりも小さい力、例えば20(N)程度の小さい保持力で搬送ユニット11を保持できれば所定のニップ圧が得られる。
(3)ロック機構(図5乃至図10)
図5〜図8に示すように、装置本体2と搬送ユニット11にはロック機構20が設けられている。このロック機構20は、装置本体2内に収納された搬送ユニット11を閉じた状態に保持するが、装置本体2から搬送ユニット11を引き出すとロックが外れて搬送経路4を開放できるようにする機構である。図5に示す第2ベース部材14の平面図から分かるように、ロック機構20は、回動軸15から見て、駆動ローラ8及びその下にある従動ローラ9よりも遠い搬送ユニット11の前端側の位置において、間隔をおいて2箇所に設けられている。2つのロック機構20の構造は同一なので、以下の説明では図示されている一方のロック機構20について説明する。
図6〜図8に示すように、前記ロック機構20は、装置本体2に設けられた回転自在のころ21を有している。ころ21の回動軸15は、搬送ユニット11の出し入れ方向と直交している。ころ21は、装置本体2に対して一定の位置に固定されており、当該位置において回転自在である。
図6〜図9に示すように、前記ロック機構20は、搬送ユニット11に設けられた押圧板22を有している。押圧板22は可撓性材料からなり、全体として一体に成形されている。
図9に拡大して示すように、押圧板22は、搬送ユニット11の移動方向を長手方向とし、ころ21が接触して転動する上板23を備えている。上板23の略中央には、搬送ユニット11の移動方向に沿って下方に向けて湾曲した凹部24が形成されている。凹部24の湾曲形状はころ21の形状に合致した円筒壁状である。
凹部24に関して上板23の前側は略平坦な基部25とされている。基部25の下面には、棒状の取り付け柱26が設けられている。取り付け柱26は第2ベース部材14の取り付けボス部27に移動可能に挿入され、押圧板22を第2ベース部材14に対して移動可能に取り付けている。
凹部24に関して上板23の後側は、凹部24の端部24aよりも低く、かつ凹部24の底部と略同じ高さの平坦部28と、凹部24の底部よりも低くなるように平坦部28に連続して形成された傾斜部29からなる導入部30とされている。導入部30は、搬送ユニット11を装置本体2に出し入れする際にころ21に接触し、ころ21を転動させて凹部24に導いて係合させるための部分である。
さらに、上板23の下面であって、前記凹部24の真下の位置には、3枚の板状の支持脚31〜33が設けられている。これら3枚の支持脚31〜33は、搬送ユニット11の移動方向に沿って所定間隔をおいて互いに平行となるように配置されており、第2ベース部材14の支持ボス部34に挿入される。中央の支持脚32を除く前後2枚の支持脚31,33には、その下端部に外側に開いた係止片35が設けられ、支持ボス部34に挿入された後に抜け止めとして機能するようになっている。
搬送ユニット11の出し入れ時に、これら3枚の支持脚31〜33のうち、主として前後2枚の支持脚31,33は、ころ21が凹部24から導入部30に出て転動し、又はころ21が導入部30を経て凹部24に係止される際に、ころ21から上板23に加わる力によって弾性変形し、搬送ユニット11が移動する方向に沿って上板23が傾斜するのを許容するようになっている。
図6、図8及び図10に示すように、押圧板22の支持脚31〜33を保持する支持ボス部34には、付勢手段としてのコイルばね36が外挿されており、押圧板22を持ち上げる方向に付勢している。このコイルばね36は、押圧板22が押し下げられてコイルばね36が縮退された場合に、第2ベース部材14を所定の力で第1ベース部材13に押圧する。そして、このコイルばね36の力は、前述した従動ローラ9のばねによるニップ力よりも大きい。従って、搬送ユニット11を装置本体2内の所定位置に収納すると、ころ21が凹部24に係合して押圧板22を押し下げるので、このコイルばね36の力に応じた保持力で第2ベース部材14が下方の第1ベース部材13に向けて押圧され、駆動ローラ8と従動ローラ9を所定のニップ力で当接した状態に保持することができる。
以上説明したロック機構20の構造によれば、装置本体2内に搬送ユニット11を収納した場合には、搬送ユニット11の第1ベース部材13と第2ベース部材14を従動ローラ9のばねの力に応じた保持力で閉止して固定することができ(図2、図6等に示す状態)、また装置本体2から搬送ユニット11を引き出した場合には、搬送ユニット11の第1ベース部材13と第2ベース部材14の固定が解除され、駆動ローラ8と従動ローラ9の間にある搬送経路4を開放することができる(図3、図4に示す状態)。
(4)搬送ユニット11を出し入れする際の作用(図11〜図13)
搬送ユニット11を装置本体2との間で出し入れする際の作用について説明する。まず、装置本体2の外に引き出した搬送ユニット11を、装置本体2に挿入する際の作用を説明する。
図3及び図4は、装置本体2のカバー12を開いて搬送ユニット11を装置本体2の外に引き出し、第2ベース部材14を上方に揺動して搬送経路4を開いた状態を示している。従って、図3では、第1ベース部材13の従動ローラ9が露出している。
この状態から、第2ベース部材14を閉じて第1ベース部材13の上に載せ、搬送ユニット11を装置本体2内に押し込んでいく。図11に示すように、搬送ユニット11の大部分が装置本体2内に入ったところで、装置本体2側のころ21が押圧板22の上板23の導入部30にさしかかる。まず、導入部30の傾斜部29がころ21に接触し、搬送ユニット11の押込みに伴ってころ21は相対的に傾斜部29の上を転動しながら平坦部28に入る。この段階では、コイルばね36はまだ撓んでいない。
図12に示すように、さらに搬送ユニット11を装置本体2内に押込むと、ころ21は凹部24の突起状の端部24aを乗り越えようとし、コイルばね36を撓ませていく。この時、押圧板22を第2ベース部材14上に保持している3枚の支持脚31〜33のうち、主として前後2枚の支持脚31,33は、ころ21が導入部30から端部24aを乗り越えて凹部24に係止される際にころ21から上板23に加わる力によって弾性変形する。このため、図示のように押圧板22の上板23は、搬送ユニット11が移動する方向(図中左右方向)に沿って揺動し、搬送ユニット11の移動方向の先方(図中、右側の装置本体2内側)にあたる導入部30が下がるように傾斜する。
図13に示すように、さらに搬送ユニット11を装置本体2内に押込むと、ころ21は凹部24の突起状の端部24aを相対的に乗り越えて凹部24内に係合し、コイルばね36は所定のたわみ状態となり、搬送ユニット11は装置本体2内の所定位置に固定される。所定のたわみ状態となったコイルばね36の保持力により、搬送ユニット11の第1ベース部材13と第2ベース部材14は確実に閉止状態に保持される。第1ベース部材13の従動ローラ9と第2ベース部材14の駆動ローラ8は、従動ローラ9を支持するばねを所定の状態にたわませた状態で当接し、その状態に保持される。従って、従動ローラ9と駆動ローラ8は所定のニップ圧で当接している状態となる。
このように、本実施形態では、搬送ユニット11を大きな力で押し込むことによって、ころ21に大きな段差を強制的に乗り越えさせ、係合部分に落とし込むというような操作抵抗の大きい構造は採用していない。すなわち本例では、搬送ユニット11を挿入する際に、まず導入部30の傾斜部29にころ21が導入され、ころ21を円滑に転動させて平坦部28に移動させ、さらに押圧板22を全体的にころ21に向けて傾斜させることでころ21に凹部24の端部24aを容易に乗り越えさせるようにしている。従って、第1ベース部材13と第2ベース部材14を閉止状態にロックするコイルばね36のばね力が、従動ローラ9と駆動ローラ8間のニップ圧に耐えうるような相当の値に設定されていても、搬送ユニット11を押し込んでコイルばね36が効いた状態にロックする操作力は小さくて済む。
次に、装置本体2内に挿入されている搬送ユニット11を、装置本体2外に引き出す場合の作用を説明する。
図13に示すように、搬送ユニット11が装置本体2内の所定位置でロック機構20によってロックされた状態から、装置本体2のカバー12を開いて搬送ユニット11を装置本体2外に引き出す。図12に示すように、押圧板22の凹部24内に係合していたころ21は凹部24の端部24aを乗り越え、図11に示すように押圧板22の導入部30に移動し、その後押圧板22から離れる。このように搬送ユニット11を引き出す際に、ころ21が押圧板22の凹部24の端部24aを乗り越える際においても、押圧板22が傾斜して上述した押込み時と同等の作用効果が得られるので、コイルばね36が効いた状態でロックされている搬送ユニット11を引っ張ってロックを解除する操作力は小さくて済む。
なお、ロックを解除した後は、搬送ユニット11を装置本体2の外に引き出せば、図3に示すように第2ベース部材14を上方に開いて搬送経路4を開放することができる。
このように、本実施形態によれば、搬送ユニット11を装置本体2に対して出し入れする際には、押圧板22は、ころ21から力を受けて搬送ユニット11が移動する方向に沿って傾斜することにより、容易にころ21と係合又は離脱することができる。従って、第1及び第2ベース部材13,14をニップ圧に対応した力で保持している装置本体2内と、保持が解除された装置本体2外との間で出し入れする際の抵抗が少なく、小さな力でユニットの出し入れができるので、オペレータが搬送ユニット11を出し入れ操作するために必要な力を軽減することができる。
2.第2実施形態(図14〜図15)
本発明の第1実施形態を図14及び図15を参照して説明する。
本実施形態は、第1実施形態とロック機構20の搬送ユニット11側の構造が異なるだけであり、その他の構成は同一であるので、搬送ユニット11のロック機構40を中心として説明し、その他の部分は第1実施形態における説明を援用するものとする。
図14及び図15に示すように、第1実施形態の押圧板22が設けられていた部分には、板ばね部41が設けられている。この板ばね部41は、第2ベース部材14と一体に形成されたものであり、第2ベース部材14に一体に形成された湾曲アーム部42と、湾曲アーム部42に連続して形成された凹部43と、凹部43に連続して下方に傾斜して形成された傾斜部44とからなる。なお、前述し、図14及び図15にも示すように、装置本体2側のロック機構40は、装置本体2に設けられた回転自在のころ21である。
このような構成において、搬送ユニット11を装置本体2外の位置から装置本体2内に挿入すると、ころ21は、傾斜部44を円滑な作用で相対的に登りながら、板ばね部41の全体を撓ませ、搬送ユニット11が移動する方向に沿って傾斜部44が下がるように板ばね部41を全体として傾斜させる。これによって、図15に示すように、ころ21は凹部43の端部43aを容易に乗り越えて凹部43に落ち込み、湾曲アーム部42には所定の撓みが生じる。すなわち、所定のたわみ状態となった板ばね部41の保持力により、搬送ユニット11の第1ベース部材13と第2ベース部材14は確実に閉止状態に保持され、搬送ユニット11は装置本体2内の所定位置に固定される。この状態で、第1ベース部材13の従動ローラ9と第2ベース部材14の駆動ローラ8は、従動ローラ9を支持するばねを所定の状態にたわませた状態で当接しており、その状態に保持されている。従って、従動ローラ9と駆動ローラ8は所定のニップ圧で当接している状態となる。
このように、本実施形態によれば、搬送ユニット11を挿入する際に、まず傾斜部44にころ21が導入されて円滑に転動し、さらに板ばね部41を全体的にころ21に向けて傾斜させることでころ21に凹部43の端部43aを容易に乗り越えさせるようにしている。従って、第1ベース部材13と第2ベース部材14を閉止状態にロックする板ばね部41のばね力が、従動ローラ9と駆動ローラ8間のニップ圧に耐えうるような相当の値に設定されていても、搬送ユニット11を押し込んで板ばね部41が効いた状態にロックする操作力は小さくて済む。
次に、装置本体2内に挿入されている搬送ユニット11を、装置本体2外に引き出す場合の作用を説明する。
図15に示すように、搬送ユニット11が装置本体2内の所定位置でロック機構40によってロックされた状態から、装置本体2のカバー12を開いて搬送ユニット11を装置本体2外に引き出す。板ばね部41の凹部43内に係合していたころ21は凹部43の端部43aを乗り越え、板ばね部41の傾斜部44に移動し、その後傾斜部44から離れる。このように搬送ユニット11を引き出す際に、ころ21が板ばね部41の凹部43の端部43aを乗り越える際においても、板ばね部41が全体的に傾斜して上述した押込み時と同等の作用効果が得られるので、板ばね部41が効いた状態でロックされている搬送ユニット11を引っ張ってロックを解除する操作力は小さくて済む。
このように、本実施形態によれば、搬送ユニット11を装置本体2に対して出し入れする際には、板ばね部41は、ころ21から力を受けて搬送ユニット11が移動する方向に沿って傾斜することにより、容易にころ21と係合又は離脱することができる。従って、第1及び第2ベース部材13,14をニップ圧に対応した力で保持している装置本体2内と、保持が解除された装置本体2外との間で出し入れする際の抵抗が少なく、小さな力でユニットの出し入れができるので、オペレータが搬送ユニット11を出し入れ操作するために必要な力を軽減することができる。
以上説明した実施形態では、搬送ユニット11を構成する第1及び第2ベース部材13,14の上側に駆動ローラ8があり、下側に従動ローラ9があったが、この関係は逆であっても第1実施形態と同様の効果が得られる。また、駆動ローラ8と従動ローラ9の間にニップ圧を生じさせるばねは従動ローラ9側に設けることとしたが、駆動ローラ8側にあっても第1実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、ロック機構20,40において、ころ21を装置本体2に設け、その他の構成(押圧板22又は板ばね部41)を搬送ユニット11側に設けることとしたが、この関係は逆であってもよい。
さらに、本実施形態は図1に例示したような画像形成装置1の水平搬送ユニット11に係るものであったが、動画像形成装置1の上昇搬送ユニット10において同様のロック機構20,40を設けるように構成することもできる。
さらに、本実施形態は図1に例示したような画像形成装置1の水平搬送ユニット11に係るものであり、従って画像形成装置1の装置本体2は、当該画像形成装置1に一構成部分として設けられている搬送ユニット11の装置本体ともなっている。また、本発明の用紙搬送装置は、例えば用紙を取り扱う画像形成装置等から独立した単独の装置であって、画像形成装置等に付設されて用紙搬送手段として機能するような用紙搬送装置として構成することもできる。その場合には、用紙搬送装置の装置本体は画像形成装置とは別体となる。
1…画像形成装置
2…用紙搬送装置の装置本体としての画像形成装置の装置本体
4…搬送経路
8…駆動ローラ
9…従動ローラ
11…用紙搬送装置としての搬送ユニット(水平搬送ユニット)
20,40…ロック機構
21…転動部材としてのころ
22…ロック機構の係合部材としての押圧板
24…凹部
36…コイルばね
41…ロック機構の係合部材としての板ばね部
43…凹部

Claims (4)

  1. 装置本体に着脱可能に構成され、駆動ローラと従動ローラで用紙を挟んで所定の搬送経路に沿って搬送する用紙搬送装置であって、
    前記駆動ローラと前記従動ローラの一方が設けられた第1ベース部材と、前記駆動ローラと前記従動ローラの他方が設けられた第2ベース部材とが、軸を介して開閉自在に連結されて、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材が閉止されて前記装置本体に収納された状態では、前記駆動ローラと前記従動ローラが所定のニップ圧で当接しており、前記装置本体から引き出した状態では、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放して前記駆動ローラと前記従動ローラの間にある前記搬送経路を開放できるように構成された搬送ユニットと、
    前記装置本体と前記搬送ユニットの間に設けられ、前記装置本体に前記搬送ユニットが収納された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を前記ニップ圧に応じた力で閉止した状態で固定するとともに、前記装置本体から前記搬送ユニットが引き出された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放可能とするロック機構と、
    を有する用紙搬送装置において、
    前記ロック機構は、前記装置本体と前記搬送ユニットの一方に設けられた転動部材と、前記装置本体と前記搬送ユニットの他方に設けられて前記転動部材が離脱可能に係合する凹部を備えた係合部材とを有しており、前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記係合部材は、前記転動部材から力を受けて前記搬送ユニットが移動する方向に沿って揺動することにより前記転動部材と係合又は離脱することを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記ロック機構は、前記装置本体に設けられた回転自在のころと、前記搬送ユニットに設けられて前記ころが離脱可能に係合する凹部を備えた押圧板と、前記押圧板に上下方向の付勢力を与えるばねとを有しており、
    前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記押圧板は、前記ころから力を受けて前記搬送ユニットが移動する方向に沿って傾斜することにより前記ころと係合又は離脱し、
    前記搬送ユニットを前記装置本体に収納した状態では、前記ころが前記押圧板の前記凹部に係合するとともに前記ばねが前記押圧板を前記ころに付勢して前記搬送ユニットと前記装置本体とをロックすることを特徴とする請求項記載の用紙搬送装置。
  3. 前記ロック機構は、前記装置本体に設けられた回転自在のころと、前記搬送ユニットに一体に設けられて前記ころが離脱可能に係合する凹部を備えた板ばね部とを有しており、
    前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記板ばね部は、前記ころから力を受けて変形し前記搬送ユニットが移動する方向に沿って傾斜することにより前記ころと係合又は離脱し、
    前記搬送ユニットを前記装置本体に収納した状態では、前記ころが前記板ばね部の前記凹部に係合するとともに前記板ばね部が前記ころを押圧して前記搬送ユニットと前記装置装置本体とをロックすることを特徴とする請求項記載の用紙搬送装置。
  4. 給紙部と、前記給紙部から供給された用紙を搬送する搬送経路と、前記搬送経路の途中に設けられて用紙に画像を形成する印刷ヘッドと、画像が形成された用紙を排出する排紙部と、駆動ローラと従動ローラで用紙を挟んで前記搬送経路に沿って搬送する用紙搬送装置が装置本体に設けられ、前記用紙搬送装置は前記装置本体に対して着脱可能に構成されている画像形成装置であって、
    前記用紙搬送装置は、
    前記駆動ローラと前記従動ローラの一方が設けられた第1ベース部材と、前記駆動ローラと前記従動ローラの他方が設けられた第2ベース部材とが、軸を介して開閉自在に連結されて、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材が閉止されて前記装置本体に収納された状態では、前記駆動ローラと前記従動ローラが所定のニップ圧で当接しており、前記装置本体から引き出した状態では、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放して前記駆動ローラと前記従動ローラの間にある前記搬送経路を開放できるように構成された搬送ユニットと、
    前記装置本体と前記搬送ユニットの間に設けられ、前記装置本体に前記搬送ユニットが収納された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を前記ニップ圧に応じた力で閉止した状態で固定するとともに、前記装置本体から前記搬送ユニットが引き出された場合には、前記搬送ユニットの前記第1ベース部材と前記第2ベース部材を開放可能とするロック機構と、
    を有する画像形成装置において、
    前記ロック機構は、前記装置本体と前記搬送ユニットの一方に設けられた転動部材と、前記装置本体と前記搬送ユニットの他方に設けられて前記転動部材が離脱可能に係合する凹部を備えた係合部材とを有しており、前記搬送ユニットを前記装置本体に対して出し入れする際に、前記係合部材は、前記転動部材から力を受けて前記搬送ユニットが移動する方向に沿って揺動することにより前記転動部材と係合又は離脱することを特徴とする画像形成装置。
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