JP5220294B2 - フレキシブル歯科診療ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、歯科診療ユニットを移動して収納することにより多目的空間を形成するフレキシブル歯科診療ユニットに関する。
従来の歯科診療室では歯科診療ユニットが所定の位置に固定されて移動することができないために診療室を診療目的以外に使用することができなかった。また一般には移動可能な間仕切りなどで室内空間を多様に仕切って空間を有効に利用することが行われている。この例としては特許文献1から特許文献5に示される発明が公知である。
特許文献1の発明は、床面と天井との間に複数の可動間仕切りを設け、例えば間仕切りを移動してその相互間を適当な間隔にし、または全てを一方に寄せるなどにより所望の空間を形成して空間を有効に使用するものである。
特許文献2の発明は、前記特許文献1と同様な可動間仕切りの底部に移動手段として一定方向に移動させる無限軌道から成る走行機構を構成したものである。
特許文献3の発明は、突っ張り設置式などの可動間仕切りパネルを床面上にて自立させる手段を構成したものである。
特許文献4の発明は、壁面に沿って配置された家具などを可動間仕切りパネルにて覆うように構成したものである。
特許文献5の発明は、歯科診療椅子相互間を仕切るパーテーションを広範囲の空間を使用せずに移動できるように構成したものである。
特開2002−21414号公報 特開2004−84208号公報 特開2002−201745号公報 特開2002−349145号公報 特開2002−201742号公報
しかしながら、前記従来の歯科診療室には歯科診療ユニットが所定の位置に固定されていて移動することができないために診療室を診療目的以外に使用することができないという問題があった。また、特許文献1から5の場合は、空間を各種の可動間仕切りで仕切って有効利用することが記載されているが、これらの間仕切りを歯科診療室にそのまま適用することは困難であった。
よって、本願発明が解決しようとする問題点は、従来の歯科診療室では各歯科診療ユニットが室内各所に固定されていて移動できないために室内空間を診療目的以外に有効利用することができない点を解消し、歯科診療ユニットを移動して収納することにより多目的空間を形成することができるフレキシブル歯科診療ユニットを提供することを目的とするものである。
本発明は、歯科診療室内を診療目的以外にも有効利用できるように、歯科診療ユニットを移動可能に構成し、診療時には歯科診療ユニットを診療可能な位置に移動してその位置で配管、電気等を接続し、診療後は前記歯科診療ユニットを例えば間仕切り内に収納して間仕切りと共に移動し、あるいは壁面に沿った収納部に収納することにより多目的空間を形成することを特徴とする。
本発明のフレキシブル歯科診療ユニットは、診療室に配置された歯科診療ユニットを移動して収納し、間仕切りにて仕切るなどにより、室内空間を診療目的以外に有効利用することが可能になるという利点がある。
歯科診療室内を診療目的以外に有効利用するという目的を、歯科診療ユニットの移動及び収納を可能にして多目的空間を形成することで実現した。
図1から図5は本発明の実施例1を示し、図1は可動キャビネットと壁側の収納を示す上面図、図2は同正面図、図3はキャビネット移動手段の側面図、図4は同上面図、図5は歯科診療ユニット等を移動及び収納して形成した広い空間を示す斜視図である。
本実施例1に係る歯科診療ユニットは一般的に少なくとも歯科診療室に備える歯科診療椅子を含むドクターカート、ドクターテーブル、アシスタントハンガ及びスピットンそれぞれの単体、あるいは前記単体の何れかの組み合わせにて構成されており、これらにはキャスタ式あるいは回動式その他の移動手段が施されている。以下にこれらの手段が施された歯科診療ユニットについて説明する。
本実施例は、図1及び図2に示すように、診療室空間に床面から天井に至る長方形断面の収納部を有する複数の可動キャビネット1からなる間仕切りと、壁2側に歯科診療ユニット3を収納し得る収納部4を備えた例である。
まず図1及び図2の左側に示す可動キャビネット1について説明する。可動キャビネット1にはその底部に図3及び図4に示すようなキャビネット移動機構6が設けられている。このキャビネット移動機構6には4個のキャスタ5a,5b,5c,5dが設けられており、そのうち2個のキャスタ5a,5bをモータ7の駆動にてギア8を介して回転させ、更にベルト9を介して他の2個のキャスタ5c,5dを回転させることにより、壁2の裏面に沿って設けられた断面コの字形のガイドレール10をガイドにして移動することができる。いわゆるガイドレール式に構成されたものである。
なおガイドレール10は断面コの字形であり、この断面コの字形内面には4個のガイドローラ11が両内側面に張り合うように設けられている。これにより移動機構6はぐらつかずにスムースに走行することができる。またベース12上にはキャビネット1を搭載する構成になっている。この構成の移動手段は壁側のみにガイドレール10を設けたいわゆる片持式であり、床面にガイドレールを設置する必要がないので床面に障害物が残らないという利点がある。
この構成にて複数の可動キャビネット1は、キャビネット移動機構6を介して移動し、図1及び図2に示すようにその相互間に適当な間隔を保たせ、あるいは図5に示すように一方に寄せるなどにより所望の空間を形成することができる。これにより形成した複数の空間は例えば洗濯機やキッチン等の設置スペース、あるいはロッカールーム、院長室、カウンセリング研修室などとして多目的に使用することができる。
また本実施例ではガイドレール10を床面の壁側に設置する例について説明したが、床面に限らずガイドレールを天井に設置する方式を用いてもよいし、識別された帯上を光学的に非接触で検知するガイド方式を用いてもよい。更に移動手段はキャスタに限らずリニアモータを使用してもよく、あるいは歯科診療ユニットに内蔵したコンプレッサエアにてキャビネットを床面から浮上させつつ移動する方式にしてもよい。
また、図1の右側には、歯科診療ユニット3が3箇所に配置された例を示している。この場合は、それぞれの歯科診療ユニット3相互間にパーテーション13を設けて仕切ることによりA,B,Cの診療室を形成している。そして診療室A,B,Cそれぞれの壁2側に収納部4を設け、診療室A,B,Cそれぞれに配置された歯科診療ユニット3は壁側に移動して収納することにより広い空間を形成することができる。またパーテーション13を屈折式に構成し、診療室Bで矢印にて示すようにパーテーション13を収納部4の前面側に回動し、診療室Cに示すように収納部4の前面と上面を覆うことにより図2及び図5に示すように収納物が外側から見えないようにすることができる。
上記において、歯科診療椅子14やドクターカート25は移動手段としてそれぞれの下面に図示しないキャスタ等が設けられており、歯科診療ユニット3の収納に際しては、例えば図1の診療室Aに示す使用状態の歯科診療椅子14を、診療室Bに示すようにバックレスト16を垂直上方に起し、レッグレスト17を垂直下方に下げ、診療室Cに示すように壁2側に移動して収納する。またドクターカート25及びアシスタントハンガ18は壁2側に設けられたテーブル19の下面に移動して収納し、スピットン20は壁側に回動して収納する。
以上に述べた構成のフレキシブル歯科診療ユニット3は、壁2側の収納部4に収納し、また可動キャビネット1には移動により形成した各部屋の備品を収納し、図5に示すように可動キャビネット1を一方に寄せるなどにより室内に広い空間に形成することができる。なお図2に示すように壁2の面に大型スクリーン21を設ければ診療時や研修時に便利である。また前記移動手段はキャスタに限らずレール式叉はレーザ光による誘導式あるいは移動ラックなどの各種手段を採用することもできる。また、これらを自動あるいは手動に構成し、更に可動キャビネットそれぞれの前端に開閉扉を設けて可動キャビネット相互間に形成する空間の前面を覆うことにより個室を形成することもできる。
なお、前記診療室A,B,Cそれぞれ前面に可動キャビネット1を配置することもできる。これにより歯科診療ユニット3を囲む個室を形成することができる。この場合は、診療に必要な備品をキャビネット1に収納することができ、更に歯科診療ユニット3を可動キャビネット1に収納すれば、可動キャビネット1と収納部4とで囲まれた個室の多目的空間を形成することができる。
図6及び図7は本発明の実施例2を示し、図6は壁側収納の変形例を示す図、図7は診療椅子の折り畳みを示す図である。
本実施例は図6に示すように診療室が屈折式パーテーション22にて仕切られ、収納部4は診療室の壁側に設けられている。また各診療室には歯科診療ユニット3が配置されており、歯科診療ユニット3の全てにキャスタ5等の移動手段が設けられ移動可能になっている。
前記歯科診療椅子14は、図7(a)に示す患者導入時の状態から(b)図に示すようにバックレスト16を座面側に折り畳み、レッグレスト17を上方に回動して座部23側に折り畳むことが可能である。なお、レッグレスト17を下方に倒す際にはレッグレスト17の長さに応じて台座24を上下動することにより折り畳みが可能になる。
上記構成の歯科診療ユニット3の壁側収納を図6にて説明する。図6(a)に示す使用可能状態に配置された歯科診療ユニット3の歯科診療椅子14は、(b)図に示すように折り畳んで、(c)図に示すように収納部4側に移動して収納すると共にドクターカート25を壁側に設けられたテーブル19の下方に収納し、アシスタントハンガ18やスピットン20などを壁側に移動した後、蓋体22aはパーテーション22内に収納し、パーテーション22を矢印で示すようにキャスタ5を介して収納部4の前面に回動し、(d)図に示すように収納部4の前面を覆うと共に、壁側の蓋体26を下方に回動して収納部4の上面を覆うことによりユニット3が外側から見えないようにすることができる。なおパーテーション22内に設けられた蓋体22aを引き出して収納部4の上面を覆ってもよい。また蓋体26にスクリーン21を設けておけば診療に便利である。
以上により本実施例では歯科診療椅子を折り畳むことによりコンパクトに収納することができる。
図8から図17は本発明の実施例3を示し、図8は屈折式パーテーションにて空間を仕切り、歯科診療椅子を台板にて収納する図、図9は屈折式パーテーションにキャビネットを構成した図、図10は屈折式パーテーションに構成したキャビネットに歯科診療ユニットを設備した図、図11はパーテーションを伸縮式に構成した図、図12及び図13は多目的空間の使用例を示す図、図14及び15は移動手段を示す図,図16は歯科診療椅子を折り畳まないで収納した図,図17は収納の他の例を示す図である。
図8から図17は歯科診療椅子を折り畳まないで収納することと各種パーテーションを用いた例である。図8においては歯科診療椅子14、アシスタントハンガ18及びスピットン20が台板27を介して一体的に固定され、台板27には図14に示すように4個のキャスタ5a,5b,5c,5dが設けられている。更に台板27と収納部4の床面との間は屈折式アーム28にて連結されている。この構成にてキャスタの1個5aをモータ7にて駆動することによりアーム28を介して前記三者14,18,20を一体的に収納部4側に平行移動し収納部4に収納することができる。収納された状態は図15に示すようにアーム28が折り畳まれ、図16に示すように屈折式パーテーション22の屈折側22bを回動して収納部4の前面を覆うことにより収納物が見えなくなる。この場合、収納部4の上面は図17に示すように壁側に回動式蓋体26を設けて、この蓋体26を下方に回動することにより収納部4の上面を覆ってもよい。なお本実施例ではキャスタ5aをモータ駆動したが、これに代えてアームの屈折をモータ駆動してもよい。またアーム28の収納部側固定部28aの軸受け28bを水平回動自在にしてアーム28の回動範囲内を自由に移動できるようにしてもよい。
また、図9に示すように水平面内にて屈折可能な屈折式パーテーション22の屈折側22bをキャビネットに構成してその内部に診療用各種備品などの収納部を設け、台板27上に歯科診療椅子14とスピットン20アシスタントハンガ18を搭載して、これらを台板27と一体的に収納部4側に移動して収納するように構成することにより、診療時には屈折側22bを開いて歯科診療椅子14を収納部4からアーム28を介して引き出し、診療後は歯科診療椅子14を移動して収納部4に収納し、屈折側22bを回動して収納部4の前面を屈折側22bにて覆うことにより歯科診療ユニット3を収納して見えなくすることができる。なお屈折部22bは基端側22aから切り離した可動キャビネットとして移動自在にしてもよい。前記歯科診療椅子はバックレスト16を直立させた状態で収納する。また台板は複数設けてそれぞれの台板上に歯科診療椅子やスピットンなどを一対一で搭載してもよい。
また、図10に示すように、水平面内にて屈折可能な屈折式パーテーション22の屈折側22bに設けた収納部の中段にスピットン20を、中段の下方にアシスタントハンガ18などを収納し、キャスタ5を介して歯科診療椅子14を移動可能にすることにより、診療時には屈折側22bを開いた状態にして歯科診療椅子を収納部4から引き出し、ドクターカート25をテーブル19下方から引き出し、診療後は屈折式アーム28を介して歯科診療椅子14を壁側の収納部4に移動して収納し、ドクターカート25をテーブル19の下方に収納し、パーテーションの屈折側22bを回動して収納部4の前面を覆うことにより歯科診療ユニットを収納して見えなくすることができる。なお歯科診療椅子14は直立した状態で収納する。
また、図11に示すように、長さを伸縮自在に構成した多段式パーテーション40で基端側40aと先端側40b,40c,40dにて構成し、基端側40aの内部に先端側40b,40c,40dを収納することにより伸縮可能に構成している。この構成により診療時にはパーテーション40を伸張して診療室を形成し、歯科診療ユニット3を収納部4から引き出し、ドクターカート25をテーブル19の下方から引き出し、診療後はアーム28を介して歯科診療ユニット3を収納部4に移動して収納し、多段式パーテーション40の先端側40b,40c,40dを基端側40aに挿入して長さを短縮し、歯科診療ユニット3を収納する収納部4の側面に収納する。その後、二つ折れに形成された壁側の蓋体26aにて収納部4の上面を覆い、蓋体26bにて収納部4の前面を覆う。これにより収納した歯科診療ユニット3を見えなくすることができる。なおこの場合の歯科診療椅子14はバックレストを直立した状態で収納することが可能である。収納部の上面及び前面はシャッターなどを用いて覆ってもよい。また伸縮自在な多段式パーテーションはこれに替えて多段折り畳み式、あるいはスライド式にしてもよい。またバックレストを倒して収納する場合は歯科診療椅子14を前記実施例2図7のように構成すればよい。
図12は上記構成の多段式パーテーション40と可動式キャビネットを併用して形成した広い多目的空間を歯科研修用として利用した例である。この例では可動キャビネット1を一方に寄せ、多段式パーテーション40を短縮して収納部4の側面に収納して広い空間を形成し、壁側の各収納部から歯科診療椅子14とドクターカート25を引き出し、広い空間の中で余裕をもって講義や実習の研修をすることが可能になる。
図13は可動キャビネット1と多段式パーテーション40を用いて個室の空間を形成し、診療室として使用する例である。図の上段に示すように診療時には可動キャビネット1を各パーテーション40の側方に移動して配置し、各パーテーション40を伸張して空間を仕切ることにより歯科診療椅子14を囲む個室A,B,Cを形成し、可動キャビネット1に収納された歯科診療ユニットを用いて診療をすることができる。診療後は下段の図に示すように可動キャビネット1を一方に寄せ、歯科診療椅子14を収納部4に移動して収納することにより広い多目的空間を形成することができる。
以上により本実施例では台板上に複数の歯科診療ユニットを搭載して一体的に移動することにより収納部に対する出し入れが容易になる
図18は本発明の実施例4を示し、回動アームによる歯科診療ユニットの回動移動を示す図である。
本実施例は回動手段を用いた収納例である。(a)図に示すように収納部4の前面に回転軸38を有する回動アーム39の先端に歯科診療ユニットを搭載する台板27を固定し、アーム39の回動により台板27上に搭載した歯科診療ユニット3を収納部5内に収納するものである。収納後は収納部の前面に屈折式パーテーション22を回動して覆い、(b)図に示すように収納物が見えないようにする。なお、台板27の下面には図示しないキャスタ等の移動手段が設けられている。
なお、台板27上に搭載する歯科診療ユニットは、歯科診療椅子、ドクターテーブル、アシスタントテーブル、スピットン、それぞれの単体、あるいは単体のいずれかを組み合わせでもよい。また屈折式パーテーション22をキャビネットに構成することもでき、アシスタント用の収納スペースとして活用することもできるという利点がある。更に前記キャビネットにアシスタントハンガ及びスピットンを搭載することも可能であり、この場合は台板27に歯科診療椅子だけを搭載すればよいことになる。
以上により本実施例では歯科診療ユニットを搭載した台板を回動することにより前記実施例3と同様に収納部に対する出し入れが容易である。
図19から図21は本発明の実施例5を示し、図19は収納可能な可動キャビネットを示す斜視図、図20(a)(b)は歯科診療ユニットを可動キャビネット内に収納することを示す図、図21(a)(b)は歯科診療ユニットを移動して使用状態にすることを示す図である。
本実施例は、前記実施例1において収納可能な可動キャビネット1と壁側収納部4 にて収納することに替えて、図19に示すように可動キャビネット1だけを使用して診療室の空間を仕切る例である。本実施例の収納可能な可動キャビネット1は、キャスタ5の移動手段にて移動し、相互間に適当な間隔を保たせることにより所望の空間を形成する。そして形成したそれぞれの空間は、例えば消毒室や研修室あるいはスタッフルーム、院長室、カウンセリング室、診療室などとして使用することができる。なお可動キャビネット1の可動範囲内には安全のために人や物の有無を検知する図示しない障害物センサ、例えば赤外線やレーザ光を用いたセンサ、あるいはカメラによる画像認識等による障害物センサが設けられている。
また、歯科診療ユニット3を可動キャビネット1に収納する場合は、図20(a)(b)に示すように歯科診療椅子に屈折式アーム29を介して回動自在に設けられたドクターテーブル15を回動して可動キャビネット1の幅内に収め、バックレスト16を垂直上方に起し、レッグレスト17を垂直下方に倒し、アシスタントハンガ18や無影灯30は回動して可動キャビネット1内に収納する。そして歯科診療ユニット3の使用時には図21(a)(b)に示すように可動キャビネット1内から移動して所定の位置に配置する。
また、診療室を可動キャビネット1で仕切って形成した空間を、一例として図19に示すように診療室以外にカウンセリング室31として使用することができる。そしてカウンセリングに必要なテーブル32や椅子33などの全てが可動キャビネット1内に収納することができるように構成されている。
以上により本実施例では室内に配置された全てのものを可動キャビネットに収納して移動することにより、可動キャビネット相互間に所望な間隔に保った部屋を形成することができ、また一方に寄せることにより広い多目的空間の形成が容易になる。
図22及び図23は本発明の実施例6を示し、図22はキューブ形状の収納を示す斜視図、図23はキューブ形状に収納した歯科診療ユニットの配管や電気の接続を示す図である。
図22に示すように歯科診療ユニットを収納するキューブ形状の収納体34はA,B,Cの3分割が可能に構成されている。そして中央の分割体Aには(b)図に示す歯科診療椅子14が折り畳んで収納されており、収納された歯科診療椅子14はバックレスト16を回動して使用位置に起し,バックレスト16の両サイドを開くことにより使用可能状態になる。また分割体Bには(c)図に示すドクターテーブル15が収納されており、これを前方に引き出し、モニタ35を上方に引き出せば使用可能な状態になる。分割体Cには(d)図に示すアシスタントハンガ18やスピットン20が収納されており、スピットン20の上面の蓋体36を開き、アシスタントハンガ18を側方に開くことにより使用可能な状態になる。またキューブ形状に収納された歯科診療ユニット3の配管や電気等の接続は、図23(a)(b)に示すように床面の各所に設けられた接続口37に対してワンタッチ接続が可能に構成されている。
以上により本実施例はキューブ形状の収納体に構成したことにより、収納体を室外に搬出することもできるので室内を最も広い空間を形成することができる。
以上、実施例1から6における移動可能な歯科診療ユニット3の配管や電気等の接続口37は、歯科診療ユニット3を任意の位置に移動して診療できるように移動範囲における床面や壁面の複数箇所に設けることが望ましい。なお配管や電気等は予め配管元や電気元と歯科診療ユニット3とを接続した状態で移動してもよい。この場合、電線やホース類をまとめるために蛇腹やケーブルベア(登録商標)(ホースやケーブルなどの保護チェーン)を使用することが望ましい。それから上記構成のキューブ形状の収納体34は室外に移動することができるので出張診療などに使用することもできる。
以上に説明した本発明のフレキシブル歯科診療ユニットの構成により室内空間を多目的使用する方式は歯科診療室に限らず一般の室内空間にも適用することができる。
実施例1に係る可動キャビネットと壁側の収納を示す図である。 同正面図である。 キャビネット移動手段の側面図である。 同上面図である。 歯科診療ユニット等を移動及び収納して形成した広い空間を示す斜視図である。 実施例2に係る壁側収納の変形例を示す図である。 歯科診療椅子の折り畳みを示す図である。 実施例3に係る屈折式パーテーションにて空間を仕切り、歯科診療椅子を台板にて収納する図である。 屈折式パーテーションにキャビネットを構成した図である。 屈折式パーテーションに構成したキャビネットに歯科診療ユニットを設備した図である。 パーテーションを伸縮式に構成した図である。 多目的空間の使用例を示す図である。 多目的空間の使用例を示す図である。 移動手段を示す図である。 移動手段を示す図である。 歯科診療椅子を折り畳まないで収納した図である。 収納の他の例を示す図である。 実施例4に係る回動アームによる歯科診療ユニットの回動移動を示す図である。 実施例5に係る収納可能な可動キャビネを示す斜視図である。 歯科診療ユニットを可動キャビネット内に収納することを示す図である。 歯科診療ユニットを移動して使用状態にすることを示す図である 実施例6に係るキューブ形状の収納を示す斜視図である。 キューブ形状に収納した歯科診療ユニットの配管や電気の接続を示す図である。
符号の説明
1 可動キャビネット
2 壁
3 歯科診療ユニット
4 収納部
5 キャスタ
6 キャビネット移動機構
7 モータ
8 ギア
9 ベルト
10 ガイドレール
11 ガイドローラ
12 ベース
13, 40 パーテーション
14 歯科診療椅子
15 ドクターテーブル
16 バックレスト
17 レッグレスト
18 アシスタントハンガ
19 テーブル
20 スピットン
21 スクリーン
22 屈折式パーテーション
23 座部
24 台座
25 ドクターカート
26,36 蓋体
27 台板
28,29 屈折式アーム
30 無影灯
31 カウンセリング室
32 テーブル
33 椅子
35 モニタ
37 接続口
38 回転軸
39 回動アーム

Claims (12)

  1. 少なくとも歯科診療椅子を含み、ドクターテーブル、ドクターカート、アシスタントハンガ、スピットンそれぞれの単体、あるいは前記単体の何れかの組み合わせにて構成される歯科診療ユニットを歯科診療ユニットごと診療のために任意の位置に移動する移動手段と、診療後に前記歯科診療ユニットを歯科診療ユニットごと移動して収納する収納手段とを有し、歯科診療ユニットを移動することにより多目的空間を形成することを特徴とするフレキシブル歯科診療ユニット。
  2. 前記移動手段が、キャビネットを搭載し、壁面に沿って設けられたガイドレールをガイドにして走行する移動機構から成り、さらに該移動機構には複数のキャスタが設けられていることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  3. 前記移動機構が、モータ駆動にて前記複数のキャスタのうち2個のキャスタを回転することを特徴とする請求項2記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  4. 前記移動機構が、ガイドレールを断面コの字形に形成すると共に、コの字形内の長手方向における複数箇所に、コの字形両内側面に張り合う複数のガイドローラを設けて走行をスムースにすると同時に走行中のぶれを防止して成ることを特徴とする請求項2又は3記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  5. 前記歯科診療ユニットの移動手段が、移動可能な台板上に歯科診療ユニットを搭載して収納部に移動し収納することを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  6. 前記歯科診療ユニットを搭載した移動可能な台板と収納部との間を屈折及び回動自在なアームにて連結し、該アームを介して歯科診療ユニットを平行移動あるいは回動自在に収納部に移動して収納することを特徴とする請求項5記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  7. 前記収納手段が、歯科診療椅子のバックレストやレッグレストを折り畳んで収納部に移動し収納することを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  8. 前記歯科診療ユニットの移動手段が、移動可能な台板上に歯科診療ユニットを搭載して収納部に移動し収納することを特徴とするか、または前記歯科診療ユニットを搭載した移動可能な台板と収納部との間を屈折及び回動自在なアームにて連結し、該アームを介して歯科診療ユニットを平行移動あるいは回動自在に収納部に移動して収納することを特徴とするとともに、
    前記収納手段が、水平面内にて屈折可能な屈折式パーテーションを屈折し回動し、回動したパーテーションにて収納部の前面を覆うことを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  9. 前記歯科診療ユニットの移動手段が、移動可能な台板上に歯科診療ユニットを搭載して収納部に移動し収納することを特徴とするか、または前記歯科診療ユニットを搭載した移動可能な台板と収納部との間を屈折及び回動自在なアームにて連結し、該アームを介して歯科診療ユニットを平行移動あるいは回動自在に収納部に移動して収納することを特徴とするとともに、
    前記収納手段が、水平面内にて屈折可能な屈折式パーテーションの内側に収納部を設け、該屈折式パーテーションの屈折により収納部を壁側に回動することを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  10. 前記歯科診療ユニットの移動手段が、移動可能な台板上に歯科診療ユニットを搭載して収納部に移動し収納することを特徴とするか、または前記歯科診療ユニットを搭載した移動可能な台板と収納部との間を屈折及び回動自在なアームにて連結し、該アームを介して歯科診療ユニットを平行移動あるいは回動自在に収納部に移動して収納することを特徴とするとともに、
    前記収納手段が、水平面内にて屈折可能な屈折式パーテーションの内側に歯科診療ユニットを搭載し、診療時には該屈折式パーテーションを開き、診療終了後は該屈折式パーテーションを屈折し回動して壁側に収納することを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  11. 前記収納手段がキャビネット形状に形成して成ることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
  12. 前記収納手段がキューブ形状に形成して成ることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル歯科診療ユニット。
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