JP6210694B2 - 業務支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、業務支援システムに関し、特に、顧客となる訪問者の業務関連情報に対する関心度の高さを判定して業務提供者を支援する業務支援システムに関する。
近時、歯科診療等の医療の分野では、患者の要望をより的確に掌握して信頼感で結ばれたインフォームドコンセントが求められ、また、美容理容、化粧品販売、飲食店等の一般のサービス業でも、業務提供者には、顧客のニーズを的確に掌握して行き届いたサービスを提供することが求められている。
そして、顧客とのコミュニケーションの質を高めて的確に顧客の要望を掌握することで、多様な顧客の要望に応えて充実した顧客サービスを提供し、潜在的な顧客を幅広く掘り起こして開拓することができる。
従来、例えば歯科診療の分野では、歯科医院(業務提供者)は、歯科診療に訪れた患者等の利用者のプライバシーが保てるデンタルコミュニケーションブースを設置して広く開放し、このブースにコミュニケーションツールを設けて利用者とのコミュニケーションを図ることが提案されている(特許文献1)。
このデンタルコミュニケーションブースでは、利用者の要求に応じて、歯科情報の提供、歯磨き等の口腔衛生指導、歯科医院の予約を行うことができるため、利用者とのコミュニケーションの機会を増やして、早期発見、早期治療に寄与することができる。
特許第4625678号公報(請求項1、図1から図3)
しかしながら、従来のデンタルコミュニケーションブースでは、歯磨き等のために利用する利用者の要求に応じて歯科情報等を提供することができるが、新規顧客となり得る利用希望者層を幅広く集客して、このような潜在的な新規顧客とのコミュニケーションの質をより高めて充実した顧客サービスを提供し新規顧客を広範に開拓するにはまだ不十分であるという問題があった。
また、近時歯科診療の分野では、虫歯や歯周病予防のニーズも高く、予防を専門とした歯科医院を経営するケースも多いが、都市部では土地の坪単価も高いので、歯科医院では限られたスペースを有効に活用し、通勤通学途中の通勤通学者に予防診療の機会を与え、如何に効率よく潜在的な新規顧客を開拓し収益を得るかが課題となっている。
つまり、潜在的な新規顧客は、歯科医院等の業務提供場所に訪れる機会が少なく、自分でも認識していないような潜在的な多様な関心事項を有しているが、歯科医師等の業務提供者が重要な関心事項として抽出することができないため、新規顧客が保有する潜在的な関心事項に対する的確なアプローチや効果的な対応策を採りにくいということが考えられる。このような事情は、歯科医院に限らず、理容や美容、化粧品販売業、飲食提供業等の一般のサービス業でも同様であろうと推測される。
そして、このような新規顧客となり得るデンタルコミュニケーションブースの潜在的な利用希望者(顧客)は、漠然とした多様な関心事項を内在しているため、利用希望者の関心度のレベルを判定し、例えば関心度の高さに優先順位を設けて、関心度のレベルが高い関心事項に着目して優先的に対応することが顧客の満足度を高めることにつながり顧客の誘引に効果的である。
例えば、関心度が高い場合には、詳細で高度な情報を提供し、関心度が高くない場合には、簡潔でわかりやすい情報を提供することが潜在的な新規顧客のニーズに的確に応え顧客の満足度を高めることになると考えられる。
そこで、本発明は、前記した問題点を解決すべく、顧客となる訪問者の業務関連情報に対する関心度の高さを判定して顧客に有益な業務関連情報を提供して顧客サービスの向上を図るとともに、顧客誘引に好適に寄与する業務支援システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、コンピュータと、入力手段と、画像表示手段と、うがいや手洗いに使用できる鉢からなり訪問者に開放する洗面台と、を有し、前記訪問者に必要な業務関連情報を提供して業務を支援する業務支援システムであって、前記コンピュータは、前記訪問者に前記業務関連情報、およびこの業務関連情報に対する関心度を評価するための関心度抽出情報を選択的または階層的に前記画像表示手段に表示する関心度抽出情報提供手段と、前記関心度抽出情報に対して、前記入力手段により前記訪問者が応答した訪問者応答情報から当該訪問者の前記業務関連情報に対する関心度を判定する関心レベル判定手段と、を備え、前記関心レベル判定手段は、前記関心度を少なくとも低、中、および高の3段階で段階的に判定し、前記コンピュータは、前記洗面台に付設された洗面台側コンピュータを有し、前記洗面台側コンピュータは、前記関心レベル判定手段により取得した関心度の各段階に応じて予め準備した前記業務関連情報に対する所定の訪問者関心情報を前記画像表示手段に表示して前記訪問者に提供し、前記業務支援システムは、前記業務を提供するための業務用スペースと、前記訪問者に開放するプライベートスペースと、このプライベートスペースと前記業務用スペースとの境界に配設して両方のスペースを区画する仕切り部材と、を有し、前記仕切り部材に前記洗面台を配設して、当該洗面台を前記業務用スペースと前記プライベートスペースとの間で移動自在に切り替える切り替え手段を備え、前記切り替え手段によって前記洗面台を前記業務用スペース側に移動させて業務用スペースを構築するとともに、当該洗面台を前記プライベートスペース側に移動させて業務支援システムを構築すること、を特徴とする。
本発明に係る業務支援システムは、うがいや手洗いに使用できる鉢からなる洗面台を自由に訪問者に開放することで、訪問者が外出先でもうがいや手洗い、歯磨き等を自由にすることができるため、訪問者を効果的に誘引してコミュニケーションの機会を獲得しやすくする。
そして、関心度抽出情報提供手段により、画面表示手段に業務関連情報に対する関心度を評価するための関心度抽出情報を選択的または階層的に表示して訪問者に提示することで、訪問者が応答した訪問者応答情報を取得することができる。
そして、関心レベル判定手段により、訪問者応答情報から訪問者が選択した選択肢の数や階層から訪問者の前記業務関連情報に対する関心度を判定することができる。
このため、訪問者の関心度に応じた有益で的確な業務関連情報を優先的に提供することができるため、訪問者とのコミュニケーションの質を高めて充実した顧客サービスを提供し、訪問者の満足度を高めることができる。
例えば、訪問者の関心度が高い業務関連情報に対しては、詳細で高度な情報を幅広く提供し、関心度が高くない業務関連情報に対しては、簡潔でわかりやすい情報を提供することが求められる。
訪問者は、業務提供者から有益で適切な業務関連情報の提供を受けることで、業務提供者とのコミュニケーションの質の向上により満足感が得られ、業務支援システムの利用の頻度が増大するとともに、業務提供者に対する安心感や信頼性が向上する。
このようにして、本発明に係る業務支援システムは、業務関連情報に対する潜在的な関心事項を有するような幅広い顧客層を開拓し、訪問者の業務関連情報に対する関心度を判定して優先的に有益な業務関連情報を提供することができるため、顧客サービスの向上を図るとともに、顧客誘引に好適に寄与することができる。
また本発明は、前記関心レベル判定手段により取得した関心度の高い前記業務関連情報に対する所定の訪問者関心情報を提供することで、訪問者の満足度を高めることができる。
また、前記洗面台を前記業務用スペースと前記プライベートスペースとの間で移動自在に切り替える切り替え手段を備えたことで、前記業務サービスを提供する就業時には前記洗面台を前記業務用スペースに配設し、前記業務サービスを提供しない非就業時には前記プライベートスペースに配設することができる。
このため、非就業時に洗面台を訪問者に開放して、洗面台を効率的に利用することができるため、新規顧客となり得る訪問者層をより幅広く拡大して開拓することができる。
請求項に係る発明は、請求項1に記載の業務支援システムであって、前記訪問者応答情報は、前記訪問者が使用した前記洗面台に備え付けの測定器により取得した訪問者測定情報、および前記業務を依頼する予約情報、会員情報、ID情報、前記訪問者の個人情報のうちのいずれかを含むこと、を特徴とする。
請求項に係る発明によれば、前記訪問者の個人情報を取得することで、訪問者を特定し訪問者の履歴等を時系列で管理することができるため、現在の訪問者に対してより適切で高度な業務関連情報を提供することが可能となる。また、訪問者測定情報を取得することで、前記関心レベル判定手段による関心度の判定の精度を向上させることができる。
請求項に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の業務支援システムであって、前記入力手段は、訪問者の身振りや動作を認識して情報信号として入力する形態認識画像処理装置であること、を特徴とする。
請求項に係る発明によれば、形態認識画像処理装置(キネクト)を備えたことで、訪問者の身振りや頭の動かし方等によりコンピュータとのコミュニケーションができるため、趣味性が高く訪問者の興味を引きやすく、また、キーボードや画面をタッチすることなく非接触で入力することが可能となるため衛生的であり、多様なアプリに対応できる可能性が広がるため訪問者層の拡大が期待される。
請求項に係る発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の業務支援システムであって、前記洗面台は、前記訪問者を映す鏡を有し、この鏡に併設して前記画像表示手段を備えたこと、を特徴とする。
請求項に係る発明によれば、前記画像表示手段を併設したことで、訪問者が鏡を見ながら画像表示手段を見ることができるため、歯科診療、理容美容、および化粧品販売等の鏡を有効に利用できる業務に対する業務関連情報をわかりやすく興味を引くように訪問者に提供することができる。
本発明に係る業務支援システムは、顧客となる訪問者の業務関連情報に対する関心度の高さを判定することで、業務関連情報に対する潜在的な関心事項を有するような幅広い顧客層を開拓し、有益な業務関連情報を提供して顧客サービスの向上を図るとともに、顧客誘引に好適に寄与することができる。
本発明の実施形態に係る業務支援システムの基本構成示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は業務支援システムを並べて配設した斜視図である。 本発明の実施形態に係る業務支援システムにおいてインターネット回線を適用した応用例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る業務支援システムにおける関心度抽出情報提供手段および関心レベル判定手段を説明するための歯磨きクイズアプリの流れ図である。 業務支援システムを歯科医院に応用した平面図であり、(a)は洗面台を業務用スペースに配設した業務提供時、(b)は洗面台をプライベートスペースに配設した非業務提供時を示す。 業務支援システムを美容院や理容院に応用した平面図であり、(a)は洗面台を業務用スペースに配設した業務提供時、(b)は洗面台をプライベートスペースに配設した非業務提供時を示す。 歯科医院に応用した業務支援システムの切り替え手段の動作を示す平面図であり、(a)は業務提供時、(b)は切り替え動作中、(c)は非業務提供時を示す。 回転テーブルを利用した他の切り替え手段を示す平面図であり、(a)は診療時、(b)は非診療時、(c)は(b)の側面図を示す。 美容院や理容院に応用した業務支援システムの切り替え手段の動作を示す平面図であり、(a)は業務提供時、(b)は非業務提供時を示す。 本発明の実施形態に係る業務支援システムをキッズルームに応用した例を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る業務支援システム1について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a),(b)は業務支援システム1を簡素化した基本的な構成を示す斜視図である。
図1(a),(b)に示すように、業務支援システム1は、仕切り部材を構成するパーティション11に配設された鏡12と、うがいや手洗いに使用できる鉢20からなる洗面台2と、訪問者Mを認識するために鏡12の裏側に配設されたカメラ13と、訪問者Mが撮影する口腔内カメラ14と、訪問者Mが口臭を測定する口臭測定器15と、コンピュータ3と、訪問者Mが身振りや手振りの動作で入力することができる入力手段である形態認識画像処理装置4と、画像表示手段であるモニタ9と、を備えている。
業務支援システム1は、歯科診療等の医療業、理容・美容室、飲食店等のサービス業、化粧品店、靴や服飾品店等小売業、その他種々の業務や商品を提供する業務提供者(不図示)を支援するシステムであり、鏡12や洗面台2を訪問者M(利用者)に開放して自由に利用してもらいながらモニタ9に訪問者Mとのやり取りができるアプリを表示して、訪問者Mがアプリを楽しみながら、業務提供者からの業務関連情報を受けることができるようになっている。そして、業務提供者は、アプリにおける訪問者Mとのやり取りの中で業務関連情報に対する訪問者Mの関心度のレベル(関心度)を判定して訪問者Mが要望する適切な業務関連情報を提供するコンピュータ処理による情報管理システムである。
パーティション11は、複数の用途に適用するための仕切りを構成する部材であり、図4(a)に示すように、例えば、1つの部屋を業務を提供するための業務用スペースBSと、訪問者Mに開放して洗面台2を自由に使用してもらうためのプライベートスペースPSと、に仕切って区画することができる。例えば、歯科医院の場合には、プライベートスペースPSを待合室やキッズルームKR(図9参照)として開放して洗面台2を自由に使用してもらうことができる。
業務支援システム1をキッズルームKRに配設することで、図9に示すように、子供の学習の場としたり、親の診療中に子供が利用したりする場として提供することができる。例えば、診療室などの一部をキッズルームKRに解放し、子供に歯磨きや手洗いの学習の場とすることができる。子ども用の歯磨きアプリなどで歯磨きの正しい磨き方の学習することが可能で、診療時には、診療情報として活用ができる。
図1(a)に示すように、鏡12は、化粧やヘアメイク等、訪問者Mに使用してもらうために配設されたものであるが、本実施形態においては、鏡面の中央部をモニタ9として使用するようになっている。かかる構成により、鏡12とモニタ9を同時に合わせて見ることができるため、後記する歯磨きアプリ等に好適に利用することができる。
洗面台2は、訪問者Mに開放して自由に使用してもらうために配設され、歯磨きや化粧、ヘアメイク等の種々の使用目的に応じて、コップ、歯ブラシ、石鹸等の種々の備品を備えるようにすることができる。
かかる構成により、鏡12や洗面台2を配設することで、訪問者Mの目に触れやすく、訪問者Mが外出先でもうがいや手洗い、歯磨き等を自由にすることができるため、訪問者Mを効果的に誘引してコミュニケーションの機会を獲得しやすくする。そして、訪問者Mに後記する歯磨きアプリ等のアプリを提供しながらコミュニケーションの質を高めることができる。
カメラ13は、洗面台2を使用するために訪問してきた訪問者Mを検出するための手段であり、訪問者Mを検出してコンピュータ3に通知すると、コンピュータ3は、例えば、図示しないスピーカからガイダンスを流したり、モニタ9にアプリ等のコンテンツを紹介するメニュー画面を表示したりして訪問者Mとのコミュニケーションを開始することができる。
口腔内カメラ14は、訪問者Mが口腔内を撮影して虫歯や歯茎の色や腫れについて診断を受けることができるようにした洗面台2に備え付けの測定器である。訪問者Mが撮影した口腔内の情報は、訪問者応答情報である訪問者測定情報としてコンピュータ3が認識できるようになっている。
口臭測定器15は、口臭が気になる訪問者Mが口臭の程度を測定することができるようにした洗面台2に備え付けの測定器である。訪問者Mが撮影した口腔内の情報は、訪問者応答情報である訪問者測定情報としてコンピュータ3が認識できるようになっている。
入力手段である形態認識画像処理装置4は、訪問者Mの動作を図示しないカラーカメラや赤外線カメラ(不図示)で認識して情報信号として入力することができる装置である。例えば、モニタ9に表示された選択肢(YES、NO)に対して、訪問者Mが頭をYESの方に傾ければYES、頭をNOの方に傾ければNOと入力することができる。
このように、訪問者Mが歯磨きアプリを利用して歯磨きをしながら頭を移動することで入力することで、キーボード(不図示)やモニタ9をタッチすることなく非接触で入力することができるため、衛生的でありキーボードやモニタ9に歯磨き等が付着することも防止できる。
なお、入力手段は、特に限定されるものではなく、業務提供者の業務の種類やアプリの内容に応じて、形態認識画像処理装置4に代えて、適宜タッチパネル入力や、マウス入力、音声入力を採用してもよい。
コンピュータ3は、情報処理装置や記憶装置からなり、モニタ9に業務関連情報等のコンテンツを表示して、訪問者Mに提示する。
また、コンピュータ3は、業務関連情報に対する関心度を評価するための関心度抽出情報を選択的または階層的にモニタ9に表示する関心度抽出情報提供手段31と、関心度抽出情報に対して、訪問者Mが応答した訪問者応答情報から訪問者Mの業務関連情報に対する関心度を判定する関心レベル判定手段32と、を備えている。
なお、本実施形態において、コンピュータ3は、洗面台2に付設された洗面台側コンピュータ30のみで構成することもできるが、図2に示すように、洗面台側コンピュータ30、およびこの洗面台側コンピュータ30とインターネット回線Tを介して通信可能な管理者側コンピュータ33と、インターネット回線T中に配設されたデータサーバNAと、を備えた業務支援システム1Aとして構成することもできる。
そして、管理者側コンピュータ33は、業務提供者や管理者が使用し、洗面台側コンピュータ30から管理者側コンピュータ33に訪問者Mから取得した訪問者応答情報を送信することで、管理者側コンピュータ33で訪問者応答情報や訪問者関心情報を集積管理することができる。このため、管理者側コンピュータ33から訪問者Mにより的確で高度な業務関連情報を提供することが可能となる。
また、インターネット回線Tを活用することにより、インターネット上に接続可能な端末機器MD(携帯電話、スマートフォン、その他のモバイルディバイス)との相互通信がリアルタイムに可能となり、訪問者Mが洗面台2から離れたどこの場所にいてもアクセスして継続して情報交換を行うことができる。このため、訪問者Mが会員登録を行った場合には、業務支援システム1による情報を訪問者Mの端末機器MD(モバイルディバイス)によって共有することができる。
また、データサーバNAを備えたことで、データサーバNAと洗面台2との間で、洗面台2のモニタ9に広告を表示したり、コンテンツ情報であるアプリの最新版を管理したり、画像データをアップロードしたり、アプリ使用量を決済したり、アプリゲームの個人データを管理したり、ポイント制度管理等の高度な情報管理を迅速に行うことが可能となる。
<業務関連情報>
業務関連情報とは、例えば、業務提供者が歯科医院の場合には、歯科医療の分野における診断や治療、疾患の予防等に関する情報をいい、特に限定されるものではないが、具体的には、正しい歯磨き方法に関する情報、歯のホワイトニングに関する情報、歯や歯茎の疾患に関する情報、歯の治療や診断に関する情報等が該当する。
また、業務提供者が理容室や美容室の場合には、ヘアスタイルや頭髪に関する情報であり、化粧品店の場合には、化粧方法や化粧品に関する情報であり、飲食店の場合には、料理や食品、健康に関する情報が該当する。
<関心度抽出情報>
関心度抽出情報とは、業務関連情報に対する訪問者Mの関心度を評価するために提示する選択的または階層的に表される情報であり、質問形式や種々の選択肢の中から選択的または階層的に提供することで、訪問者Mが応答することによって(訪問者応答情報)、予め設定された訪問者Mの関心度のランクを関心レベル判定手段が判定することができるようになっている。
<訪問者応答情報>
訪問者応答情報とは、関心度抽出情報に対して、形態認識画像処理装置4により訪問者Mが応答した種々の応答情報であり、質問に対する訪問者Mの回答、訪問者Mが選択した選択肢の数や内容(項目)、訪問者Mが到達した最終的な階層ないし項目等である。
関心度抽出情報について、業務提供者が歯科医院の場合における歯磨きクイズアプリを例として、主として図1と図3を参照しながら具体的に説明する。
業務支援システム1は、図1(a)に示すように、モニタ9には、歯科医院の宣伝映像や地域の広告等を表示して待機しているが、洗面台2を利用しようとして訪問者Mが洗面台2の前に立つとカメラ13が訪問者Mを検知して、コンピュータ3は業務支援システム1に誘導するためのガイダンスやコンテンツを表示する。ガイダンスでは、どのようなアプリがあって、どのようにして形態認識画像処理装置4から入力したり、どのようにしてアプリを操作したりするのかを説明する。
アプリは、訪問者Mとコミュニケーションを図りながら業務支援システム1に誘導して、訪問者Mの業務関連情報に対する関心度を抽出するために提供されるが、例えば、大人用の歯磨きクイズアプリ、子供用の歯磨きアプリ、スマイル指数アプリ、顎の体操アプリ等がある。訪問者Mが選択するアプリによって、訪問者Mの関心項目に応じて種々のアプリで対応することができる。
<歯磨きクイズアプリ>
歯磨きクイズアプリは、歯磨きの仕方を説明しながら正しい歯磨きができるように誘導するアプリであり、所定の時間をかけて所定の部位の歯磨きができるように考えられている。そして、訪問者Mがアプリを楽しみながら、歯周病や歯のホワイトニングに関する訪問者Mの関心度のランクを判定するように設定されている。
つまり、コンピュータ3は、クイズを出して歯磨き中の訪問者Mの退屈を解消したり、関心度抽出情報である質問をしたりしながら、訪問者Mがクイズや質問に応答することにより、所定の時間をかけて所定の部位の正しい歯磨きができるようにするとともに、訪問者Mの応答情報に応じて関心レベル判定手段32が歯周病や歯のホワイトニングに関する訪問者Mの関心度のランクを判定することができるように構成されている。
具体的な歯磨きクイズアプリの流れは、図3に示すように、以下のとおりである。
S1.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「歯磨きクイズアプリにようこそ!一緒に歯磨きタイムを楽しみましょう。」を表示する。
S2.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「クイズを出すので2択のうち正しいと思う方へ頭を傾けてね。」を表示する。
S3.コンピュータ3は、モニタ9に歯磨きタイマーを表示して歯磨きの時間を計測する。
S4.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「歯磨きは4ブロックをそれぞれ30秒で磨き、トータル2分間で完了です。」を表示する。
S5.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「最初に歯磨きするのは右上です。では、始めます。」を表示する。
S6.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「スカイツリーの高さは828mである?」を表示する。
S7.訪問者Mがモニタに表示された「NO」の方に頭を傾けて「NO」を選択した場合には、コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「スカイツリーの高さは634m、武蔵(むさし)でした〜」を表示する。コンピュータ3は、同様に、歯磨きの他の3ブロックでもクイズや質問を繰り返しながら、所定の時間をかけて所定の部位の歯磨きができるように正しい歯磨きの仕方を誘導する。
S8.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「歯や歯茎に自信がありますか?」を表示して、訪問者Mが「NO」を選択した場合には、モニタ9に、メッセージ「歯磨き終了後に簡単な問診を行いましょう」を表示して、問診に誘導する。
S9.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「歯並びにコンプレックスはありますか?」を表示して、訪問者Mが「YES」を選択した場合には、モニタ9に、メッセージ「歯磨き終了後に簡単な問診を行いましょう」を表示して、この場合にも問診に誘導する。
S10.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「歯磨きお疲れ様でした。」を表示する。
S11.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「次は歯の問診になります。」を表示して、問診に誘導する。
S12.コンピュータ3の関心度抽出情報提供手段31は、モニタ9に、次のN[1]からN[12]の問診に関する選択肢のメッセージを表示する。
N[1]「虫歯は治療済みの歯を含み、三本以上ありますか?」、
N[2]「歯茎が滲みますか?」
N[3]「歯に食べ物が挟まりやすくなったと感じますか?」
N[4]「歯茎が腫れている、もしくは違和感がありますか?」
N[5]「歯茎の色はピンク色ですか?」
N[6]「口臭が気になりますか?」
N[7]「歯を白くしたいですか?」
N[8]「朝起きたときに、口の中がネバネバしますか?」
N[9]「歯みがきのときに出血しますか?」
N[10]「硬いものが噛みにくいですか?」
N[11]「歯がグラグラしますか?」
N[12]「喫煙者ですか?」
S13.コンピュータ3は、N[1]からN[12]の選択肢のうち、「YES」を選択した選択肢が2個以上ある場合には、「あなたのお口はお口の中に悩みがあるようですね。歯科医師に相談し早めの対応がお勧めです。」のメッセージを表示する。
また、N[1],N[4],N[5]の質問に対して「YES」を選択した場合には、「口腔内カメラ14(図1(a)参照)で口腔内の撮影をして診断を希望されますか」のメッセージを表示することもできる。また、N[6]の質問に対して「YES」を選択した場合には、「口臭測定器15(図1(a)参照)で口臭の測定を希望されますか」のメッセージを表示することもできる。
S14.コンピュータ3の関心レベル判定手段32は、訪問者MがN[12]の選択肢をYESで回答した場合には、関心レベルを関心度1(低)と判定する。また、訪問者Mが歯周病に関するN[2],N[3],N[4],N[5],N[6],N[8],N[9],N[10],N[11]の9個の選択肢のうち2個以上をYESで回答した場合には、歯周病に関する関心レベルを中程度の関心度2(中)と判定する。
なお、訪問者Mが口腔内カメラ14や口臭測定器15を使用したことをコンピュータ3が訪問者測定情報として認識した場合には、関心度をより高く判定するようにして判定の精度を上げることもできる。
このようにして、関心レベル判定手段32は、訪問者Mが選択した項目の数や内容に応じて予め設定された関心レベルに対して、関心度1(低)、関心度2(中)、関心度3(高)の3段階のうち、まず関心度1(低)と関心度2(中)を判定する。
なお、訪問者Mから問診を行った結果を関心度と合わせた問診データとすることで、歯科医師が対面して問診する場合よりも却って訪問者M(患者)の率直な要望やニーズを把握できることがあるため、有効に活用することができる。
S15.コンピュータ3は、関心度1(低)と関心度2(中)の訪問者Mに対して、歯磨きの仕方や詳細な歯石の除去方法、歯周病の検査方法、治療方法、およびその後のメンテナンス等の歯周病に関する関連情報を提供する。
なお、訪問者Mの関心レベルに応じて、関心レベルが高い場合には、詳細で高度な情報を幅広く提供し、関心度が余り高くない場合には、簡潔でわかりやすい情報を提供することもできる。例えば、関心度2(中)の場合には、歯周病がある程度まで進行していることが予測されるため、歯磨きの仕方や詳細な歯石の除去方法、歯周病の検査方法、治療方法、およびその後のメンテナンス等の高度で詳細な情報を提供し、関心度1(低)の場合には、少し簡略化したわかりやすい内容として、歯周病の予防や検査、症状に関する知識を提供することもできる。
<予約手続き等>
S16.コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「当医院では、歯周病のチェックを行っています。検診の予約を希望されますか。」を表示する。
S17.訪問者Mが「YES」を選択した場合には、コンピュータ3の関心レベル判定手段32(図1(b)参照)は、関心度3(高)と判定する。
S18.コンピュータ3は、モニタ9に、予約受付の情報を表示して、予約手続きを受け付けて、歯周病の検査に関する具体的な情報を提供する。
S19.一方、訪問者Mが「NO」を選択した場合には、コンピュータ3は、モニタ9に、メッセージ「予約は希望しないが価格などもっと詳しい情報が知りたいですか?」を表示する。そして、訪問者Mが「YES」を選択した場合には、コンピュータ3の関心レベル判定手段32は、関心度2(中)と判定する。
そして、コンピュータ3は、この関心度2(中)の訪問者Mに対しては、モニタ9に、訪問者Mのメールアドレス等を入力できる案内情報を表示して、メールマガジン等の配信手続きを受け付ける。関心度1(低)の訪問者Mにはモニタ9にQRコード(登録商標)55(携帯などから読み取れるバーコード、図2参照)を表示可能にし、携帯電話やモバイルディバイス等の端末機器MD(図2参照)から当該歯科医院情報を提供する。また、任意の意志により空メールを送信することで、メールマガジンを送信することも可能である。
なお、関心レベル判定手段32(図1(b)参照)の構成は、関心レベルを段階的に判定できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、S12において、選択肢N[7]の「歯を白くしたいですか?」に対して「YES」を選択した場合には、コンピュータは、歯のホワイトニングに関する関心レベルを関心度1(低)に設定し、さらに「白くする価格や治療方法を知りたいですか?」という関心度抽出情報を配信し、訪問者Mから「知りたい」との回答があった場合は関心度2(中)を設定し、「ご相談の予約をされますか?」の問いに対しYESを回答した場合は関心度3(高)を設定することができる。
また、S9において、訪問者Mが「歯並びにコンプレックスはありますか?」に対して「YES」を選択した場合には、コンピュータ3は、歯のホワイトニングに関する関心レベルを関心度1(低)に設定し、歯の矯正に関する問診情報を提供し、さらに費用や、治療期間、保険の適用、どこまで矯正されるか等の詳細な情報を提供して、関心レベル判定手段32によりそれぞれの選択肢や階層に応じて関心レベルを判定することもできる。
<ヘアスタイルシミュレーションアプリ>
関心度抽出情報の他の例について、業務提供者が美容院や理容院(「美容院等」という。)の場合におけるヘアスタイルアプリを適用して説明する。
業務支援システム1は、モニタ9には、美容院等の宣伝映像等を表示して待機しているが、洗面台2を利用しようとして訪問者Mが洗面台2の前に立つとコンテンツ(アプリ)の配信画面に切り替わる。アプリには、美容シミュレーションアプリ、ヘアスタイルシミュレーションアプリ、髪染シミュレーションアプリなど多種のシミュレーションアプリの中から訪問者Mが自由に選択可能になっている。美容院等の業務関連情報に関心のない訪問者Mは、洗面台2を利用して化粧直しなどを行うがそのまま退出してしまうが、関心のある訪問者Mは、自分が関心のあるアプリを選択する。
訪問者Mは、入力手段である形態認識画像処理装置4により、手や頭の動きに応じてYESやNOの選択を行う。訪問者Mがヘアスタイルシミュレーションアプリを選択すると、何パターンかの髪型が表示され、訪問者Mがどのような髪型が似合うか関心を抱く。シミュレーションしてみますかと問いかけに対応し、カメラ13(図1参照)で本人の顔写真撮影を行って、何パターン化の髪型と合成写真を作成する。写真を確認し、気に入った髪型について更なる複数の選択肢からなる詳細情報からカットの仕方、色等を選択する。
何パターン化の選択肢からなる髪型のうち訪問者Mが選択した頻度の高い髪型やグループ分けされた同種の髪型グループの中から頻繁に選択された髪型について、関心レベル判定手段32により、予め設定した選択回数や選択内容等により関心レベルを関心度1(低)、関心度2(中)、関心度3(高)の3段階に分けて判定し、訪問者関心情報を配信する。
なお、関心レベル判定手段32の構成は、関心度のレベルを判定できるものであれば特に限定されるものではなく、業種や客層、提供する業務内容に応じて適宜設定することができる。
そして、関心度3(高)の訪問者Mに対しては、お試し特別料金にてご利用できる旨の案内に加え、美容院等の予約を受け付けの情報を提供する。関心度2(中)の訪問者Mには、メールマガジンやダイレクトメールなどを利用者に送信可能なように訪問者Mのメールアドレスなどを入力できる案内情報を提供する。関心度1(低)の訪問者Mにはモニタ9にバーコードやQRコード55(図2参照)を表示可能にし、携帯電話やモバイルディバイス等の端末機器MDのカメラで入力することで当該美容や理容に関する情報を提供する。さらに本人が希望すれば、空メールを送信することで、メールマガジンを送信することも可能である。
また、業務支援システム1のアプリ利用回数の多い訪問者Mには、関心度1(低)を設定し、特別会員としてポイントや割引特典が得られるID情報を提供し、特別サイトへの入場を許可し、特別サイトからサービス情報を提供しても良い。また、地域の商店街と連携し、画像表示装置から商店の広告を提供したり、サービスクーポンを発行したりしてもよい。
続いて、本発明の実施形態に係る業務支援システム1の応用例について、主として図4から図8を参照しながら説明する。
図4に示す業務支援システム1Bは歯科医院に応用した例、図5に示す業務支援システム1Cは美容院等に応用した例である。業務支援システム1B,1Cは、業務を提供するための業務用スペースBSと、訪問者Mに開放するプライベートスペースPSとの間で洗面台2を移動自在に切り替える切り替え手段5,6を備えて構成したものである。業務支援システム1B,1Cの基本構成は、前記した業務支援システム1と同様であるため、主として切り替え手段5,6による業務用スペースBSとプライベートスペースPSとの切り替えについて説明し、他の構成の詳細な説明は省略する。
図4は、歯科医院用の業務支援システム1Bを示す平面図であり、(a)は、切り替え手段5(図6参照)により、鉢20Bを業務用スペースBS(診療室)に配設して歯科医療に使用する業務提供時、(b)は鉢20BをプライベートスペースPSに配設して訪問者Mに開放する非業務提供時を示す。
なお、図4は6台の業務支援システム1Bと業務支援システム1を並べて構成し、左から2台が業務支援システム1B、残りの4台が前記した業務支援システム1としたものである。右側の4台の業務支援システム1は、業務提供時には、図4(a)に示すように、歯科医院のプライベートスペースPS(待合室)で利用され、非業務提供時(休診日)には、図4(b)に示すように、自由に出入口E1,E2から出入りできるように開放されている。
図6は、業務支援システム1Bにおける切り替え手段5の動作を示す平面図であり、(a)は業務提供時、(b)は切り替え動作中、(c)は非業務提供時を示す。
歯科医院用の業務支援システム1Bは、図6に示すように、パーティション11Bに配設された鉢であるスピットン20Bと、診療椅子71と、診療テーブル72と、スツール73と、切り替え手段5と、収納庫74と、を備えている。そして、切り替え手段5は、一端51aがパーティション11Bに回転自在に軸支され他端51bが収納庫74の端部に回転自在に軸支されたリンク部材51を備えている。リンク部材51は、他端51bを中心として一端51aが回転自在に連結されている。
このようにして、パーティション11Bは、リンク部材51の一端51aを中心として回転自在に連結されているため、図6(a)に示す業務提供時の状態からリンク部材51を反時計回りに90度回転R1させながらパーティション11Bを時計回りに90度回転R2させることで(図6(b)参照)、図6(c)に示す非業務提供時の状態まで切り替えることができる。
図6(c)に示す非業務提供時の状態では、スピットン20Bを外側にして収納庫74の開口部74aをパーティション11Bで蓋をするようになっている。そして、診療椅子71と、診療テーブル72と、スツール73は、収納庫74の中に移動して収納することができる。
このようにして、歯科医院における診療日には、図4(a)に示すように、業務用スペースBSである診療室にスピットン20B,20Bを配設し、休診日には、図4(b)に示すように、スピットン20B,20BをプライベートスペースPSに配設して、訪問者Mに解放して業務支援システム1Bとして利用することができる。
なお、切り替え手段5は、特に限定されるものではなく、図7に示すように、回転テーブル52を利用することもできる。図7は回転テーブル52を利用した切り替え手段5Aを示す平面図であり、(a)は業務提供時、(b)は非業務提供時、(c)は(b)の側面図を示す。
回転テーブル52を利用した切り替え手段5Aは、回転テーブル52と、回転テーブル52の中央部に立設されたパーティション53と、を備えている。パーティション53の一方側に業務提供時(診療時)のスピットン20B1、他方側に非業務提供時のスピットン20B2を配設し、回転テーブル52の上に診療椅子71を配設している。かかる構成により、図7(a)に示す診療時の状態から回転テーブル52を180度回転させると(符号R3参照)、診療椅子71が収納庫74に収納された図7(b)に示す非診療時の状態まで切り替えることができるようになっている。
なお、本実施形態においては、回転式の切り替え手段5,5Aを採用したが、回転式に限定されるものではなく、鉢がパーティションの一方側から他方側までスライド移動して切り替えるようにしたものでもよい。
図5は、美容院等用の業務支援システム1Cを示す平面図であり、(a)は、切り替え手段6(図8参照)により、鉢20Cを業務用スペースBSに配設した業務提供時、(b)は鉢20CをプライベートスペースPSに配設して訪問者Mに開放する非業務提供時を示す。図8は、切り替え手段6の動作を示す平面図であり、(a)は業務提供時、(b)は非業務提供時を示す。
業務支援システム1Cは、図8に示すように、パーティション11Cに配設された鉢20Cと、椅子81と、回転中心6aを有する切り替え手段6と、を備えている。かかる構成により図8(a)に示す業務提供時の状態から回転中心6aの回りにパーティション11Cを180度回転させることで(符号R4参照)、図8(b)に示す非業務提供時の状態まで切り替えることができる。
以上のように構成した業務支援システム1,1B,1Cは、以下のような作用効果を奏する。すなわち、洗面台2を自由に訪問者Mに開放することで、訪問者Mが外出先でもうがいや手洗い、歯磨き等を自由にすることができるため、訪問者Mを効果的に誘引してコミュニケーションの機会を獲得しやすくする。
そして、関心レベル判定手段32により、訪問者Mの業務関連情報に対する関心度を判定することで、訪問者Mの関心度に応じた有益で的確な業務関連情報を優先的に提供することができるため、訪問者Mとのコミュニケーションの質を高めて充実した顧客サービスおよびニーズの高い商品を提供して訪問者Mの満足度を高めることができる。
訪問者Mは、業務提供者から有益で適切な業務関連情報の提供を受けることで、業務支援システム1の利用の頻度が増大するとともに、業務提供者に対する安心感や信頼性が向上する。
このようにして、業務支援システム1は、業務関連情報に対する潜在的な関心事項を有するような幅広い顧客層を開拓し、訪問者Mの業務関連情報に対する関心度を判定して優先的に有益な業務関連情報やニーズの高い商品やサービスを的確に提供することができるため、顧客サービスの向上を図るとともに、顧客誘引に好適に寄与することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、訪問者Mが会員登録を行った場合には、訪問者応答情報として、訪問者Mの氏名、現住所、電話番号、携帯電話やパソコンのメールアドレス等の個人情報を含めることができる。訪問者Mが会員登録をすることで、業務支援システム1は、会員割引を行ったり、会員情報として最新のヘアスタイルや最新診療情報などのメールマガジンをモバイルディバイスなどに配信したり、アプリ会員として、ゲームなどの個人データの蓄積管理、履歴管理、ポイント制度への加入、最新アプリの提供などの特典を与えることができる。また、訪問者Mは、有料アプリなどの電子マネー決済、個人情報の提供開示等が可能になり、個人の時系列な蓄積情報が利用できるようになる。
1,1A,1B,1C 業務支援システム
2 洗面台
3 コンピュータ
4 形態認識画像処理装置(入力手段)
5,5A, 切り替え手段
6 切り替え手段
6a 回転中心
9 モニタ(画像表示手段)
11,11B,11C パーティション
12 鏡
13 カメラ
14 口腔内カメラ(備え付けの測定器)
15 口臭測定器(備え付けの測定器)
20 鉢
20B,20B1,20B2,20C スピットン(鉢)
20C 鉢
30 洗面台側コンピュータ
31 関心度抽出情報提供手段
32 関心レベル判定手段
33 管理者側コンピュータ
51 リンク部材
52 回転テーブル
53 パーティション
71 診療椅子
72 診療テーブル
73 スツール
74 収納庫
74a 開口部
81 椅子
BS 業務用スペース
KR キッズルーム
M 訪問者
MD 端末機器
N 選択肢
PS プライベートスペース
T インターネット回線

Claims (4)

  1. コンピュータと、入力手段と、画像表示手段と、うがいや手洗いに使用できる鉢からなり訪問者に開放する洗面台と、を有し、前記訪問者に必要な業務関連情報を提供して業務を支援する業務支援システムであって、
    前記コンピュータは、
    前記訪問者に前記業務関連情報、およびこの業務関連情報に対する関心度を評価するための関心度抽出情報を選択的または階層的に前記画像表示手段に表示する関心度抽出情報提供手段と、
    前記関心度抽出情報に対して、前記入力手段により前記訪問者が応答した訪問者応答情報から当該訪問者の前記業務関連情報に対する関心度を判定する関心レベル判定手段と、を備え、
    前記関心レベル判定手段は、前記関心度を少なくとも低、中、および高の3段階で段階的に判定し、
    前記コンピュータは、前記洗面台に付設された洗面台側コンピュータを有し、
    前記洗面台側コンピュータは、前記関心レベル判定手段により取得した関心度の各段階に応じて予め準備した前記業務関連情報に対する所定の訪問者関心情報を前記画像表示手段に表示して前記訪問者に提供し、
    前記業務支援システムは、
    前記業務を提供するための業務用スペースと、前記訪問者に開放するプライベートスペースと、このプライベートスペースと前記業務用スペースとの境界に配設して両方のスペースを区画する仕切り部材と、を有し、
    前記仕切り部材に前記洗面台を配設して、当該洗面台を前記業務用スペースと前記プライベートスペースとの間で移動自在に切り替える切り替え手段を備え、
    前記切り替え手段によって前記洗面台を前記業務用スペース側に移動させて業務用スペースを構築するともに、当該洗面台を前記プライベートスペース側に移動させて業務支援システムを構築すること
    を特徴とする業務支援システム。
  2. 前記訪問者応答情報は、前記訪問者が使用した前記洗面台に備え付けの測定器により取得した訪問者測定情報、および前記業務を依頼する予約情報、会員情報、ID情報、前記訪問者の個人情報のうちのいずれかを含むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の業務支援システム。
  3. 前記入力手段は、訪問者の身振りや動作を認識して情報信号として入力する形態認識画像処理装置であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の業務支援システム。
  4. 前記画像表示手段の表示面が前記訪問者を映す鏡面になっていること、を特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の業務支援システム。
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