JP2017111765A - 歯周病リスク判定装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

歯周病リスク判定装置、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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久一 鴨井
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久博 鴨井
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善 松原
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Abstract

【課題】歯科医の判定や特殊な器材などを必要とせずに、ユーザが数個の質問に回答するだけで、歯周病のリスクを高い精度で判定する。【解決手段】歯周病リスク判定装置は、対象ユーザに実行させる自己診断項目を表す質問画面(50)を生成する質問画面生成部と、質問画面(50)が提示された対象ユーザによる自己診断項目についての自己診断結果を示す自己診断結果データを取得するデータ取得部と、データ取得部が取得した自己診断結果データに基づいて、歯周病リスクの有無を判定するリスク判定部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、歯周病リスク判定装置、プログラムおよび記録媒体に関する。
歯周病とは、歯肉炎や歯周炎などを代表とする歯周組織に慢性炎症を引き起こす疾患の総称である。その罹患率は全世界でも90%以上と言われており、口腔衛生の状態を損なうこと、歯周病が進行して最終的には歯を失うこと、2型糖尿病や心筋梗塞などの全身疾患のリスクファクターであることが報告されていることから、早期に発見して治療を行なうべき疾患の一つである。
歯周病の診断には、プロービングデプスや歯の動揺度などが重要な検査項目として知られている。これらの検査項目は歯周病の専門知識を有する歯科医による判定や、プロービングなどの特殊な器材が必要になることから、専門知識の無い歯周病患者自身が歯周病の有無や重症度を正確に捉えることは困難である。
特許3368274号公報(2003年1月20日公開)
歯周病セルフチェック、[online]、[平成26年12月4日検索]、インターネット〈http://www.mmm.co.jp/hc/dental/consumer/periodontal_disease_preventive/selfcheck/index.html〉
上述したように、歯周病は早期に発見して治療を行なうべき疾患の一つであるにも拘わらず、自身が歯周病に罹患していることを認識していない人は多い。これは、歯周病の有無や重症度を正確に捉えるために、歯科医の判定や特殊な器材などが必要であることが一因であると考えられる。
そこで、本発明者らは、独自の発想に基づき、歯科医の判定や特殊な器材などを必要とせずに、被験者が質問に回答するだけで、歯周病のリスクを高い精度で判定することを可能にする技術を開発すべく鋭意検討している。なお、特許文献1には、ユーザが質問に回答することで被験者の体質を判定するシステムが記載されているが、当該システムは歯周病リスクを判定するものではない。また、非特許文献1は、歯周病のセルフチェックのためのウェブページであるが、多数の質問が列挙されているために、全ての質問に回答するのが煩雑であり、また、その結果がどの程度の精度を有しているのか不明であるため、不十分である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、歯科医の判定や特殊な器材などを必要とせずに、ユーザが数個の質問に回答するだけで、歯周病のリスクを高い精度で判定する技術を提供することを主たる目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、ユーザが数個の質問に回答するだけで、歯周病のリスクを高い精度で判定する技術であって、統計学的に妥当性が検証された技術を確立し、発明を完成させた。なお、本明細書において、「歯周病のリスク」または「歯周病リスク」は、ユーザが現在歯周病に罹患している可能性を指し、ユーザの将来の罹患可能性を指すものではない。
すなわち、本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置は、対象ユーザに実行させる自己診断項目を表す質問画面を生成する質問画面生成部と、該質問画面が提示された該対象ユーザによる該自己診断項目についての自己診断結果を示す自己診断結果データを取得する取得部と、該取得部が取得した該自己診断結果データに基づいて、歯周病リスクの有無を判定する判定部と、を備え、該自己診断項目は、下記(A)〜(E)のみからなる:(A)歯茎の乳頭部または歯茎全体に腫れが認められるか;(B)歯が動揺することがあるか;(C)起床時に歯垢または歯石が認められるか;(D)他人から口臭を指摘されたことがあるか;および(E)歯茎に掻痒感があるか。
上記構成によれば、歯科医の判定や特殊な器材などを必要とせずに、対象ユーザが数個の質問に回答するだけで、歯周病のリスクを高い精度で判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記判定部は、上記対象ユーザの年齢をさらに参照して、歯周病リスクの有無を判定してもよい。
上記構成によれば、より高い精度で歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記質問画面生成部は、上記対象ユーザの年齢を問い合わせる質問項目を含む上記質問画面を生成し、上記取得部は、上記対象ユーザによる該質問項目への回答を示す回答データをさらに取得し、上記判定部は、該回答データから上記対象ユーザの年齢を取得してもよい。
上記構成によれば、容易に対象ユーザの年齢を取得することができるため、より高い精度で歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記判定部は、(i)上記自己診断結果データから、上記(A)〜(E)の各々の自己診断項目についての二値化された結果値を夫々抽出し、(ii)該各結果値および上記対象ユーザの年齢の示数の和または重み付けの和から評価値を算出し、(iii)該評価値と閾値とを比較することにより、歯周病リスクの有無を判定してもよい。
上記構成によれば、好適に歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記判定部は、(i)上記自己診断結果データから、上記(A)〜(E)の各々の自己診断項目について、上記自己診断結果が肯定的な場合には1を、上記自己診断結果が否定的な場合には0を、上記結果値として夫々抽出し、(ii)上記各結果値および上記年齢を10で除して整数に丸めた値である上記示数の和、または、上記示数に掛ける係数に対する上記各結果値に掛ける係数の比が夫々0.1以上3.0以下の範囲である上記重み付けの和から上記評価値を算出し、(iii)上記評価値が上記閾値以上である場合には歯周病リスク有りと、上記評価値が上記閾値未満である場合には歯周病リスク無しと、夫々判定してもよい。
上記構成によれば、より好適に歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記判定部は、(i)上記自己診断結果データから、上記(A)〜(E)の各々の自己診断項目についての二値化された結果値を夫々抽出し、(ii)該各結果値の和または重み付けの和から評価値を算出し、(iii)該評価値と閾値とを比較することにより、歯周病リスクの有無を判定してもよい。
上記構成によれば、好適に歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記質問画面生成部は、上記(A)の自己診断項目に関連付けて、歯茎の腫れを示す写真が配置され、上記(C)の自己診断項目に関連付けて、歯垢および歯石を示す写真が配置されている上記質問画面を生成してもよい。
上記構成によれば、対象ユーザは自己診断項目の内容を容易に把握することができるため、より好適に歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記質問画面生成部は、上記自己診断項目の各々に関連付けて、二択の選択肢が配置された上記質問画面を生成し、上記自己診断結果データは、上記自己診断項目の各々についての該選択肢に対する上記対象ユーザの選択を示す選択データを含んでもよい。
上記構成によれば、選択肢を二択とすることで、高い精度で歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記質問画面生成部は、上記自己診断項目の少なくとも一部に関連付けて、三択以上の選択肢が配置された上記質問画面を生成し、上記自己診断結果データは、上記自己診断項目の各々についての該選択肢に対する上記対象ユーザの選択を示す選択データを含み、上記判定部は、該選択データを二値化することにより、歯周病リスクの有無を判定してもよい。
上記構成によれば、三択以上の選択肢を含む場合に、その結果を二値化して判定を行うことにより、高い精度で歯周病のリスクを判定することができる。
本発明の一態様に係る歯周病リスク判定装置では、上記判定部による歯周病リスクの判定結果を表す結果画面を生成する結果画面生成部をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、対象ユーザが、歯周病のリスクの判定結果を容易に理解することができる。
本発明の各態様に係る歯周病リスク判定装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報管理サーバが備える上記質問画面生成部、上記取得部および上記判定部として動作させることにより上記情報管理サーバをコンピュータにて実現させる情報管理サーバのプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、歯科医の判定や特殊な器材などを必要とせずに、対象ユーザが数個の質問に回答するだけで、歯周病のリスクを高い精度で判定することができる。
本発明の一実施形態に係る歯周病リスク判定装置およびユーザ端末の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る歯周病リスク判定処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る歯周病リスク判定装置が生成する質問画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る歯周病リスク判定装置が生成する結果画面の一例を示す図である。 本発明の一変形例に係る歯周病リスク判定装置の概略構成を示すブロック図である。 歯周病患者および非歯周病患者に対してなされたアンケートの一部を示す図である。 歯周病患者および非歯周病患者に対してなされたアンケートの一部を示す図である。 歯周病患者および非歯周病患者に対してなされたアンケートの一部を示す図である。 歯周病患者および非歯周病患者に対してなされたアンケートの一部を示す図である。 歯周病患者および非歯周病患者に対してなされたアンケートの一部を示す図である。 歯周病患者および非歯周病患者に対してなされたアンケートの一部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の一実施形態に係る歯周病リスク判定装置100およびユーザ端末10の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、ユーザ端末10と歯周病リスク判定装置100とはネットワーク5を介して接続されている。以下では、歯周病リスク判定装置100がサーバの形態であり、対象ユーザは、歯周病リスク判定装置100に接続可能なユーザ端末10を用いて、歯周病リスク判定装置100にアクセスすることにより、歯周病リスクの判定を行う態様について説明する。
ユーザ端末10は、対象ユーザによって利用される端末であり、例えば、PC端末、タブレット端末、スマートフォン等であり得る。なお、ユーザ端末10は、必ずしも対象ユーザによって所有されている必要はない。
このような態様の例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない。
・歯周病リスク判定装置100が、対象ユーザに向けて、歯周病リスク判定を含むウェブサービスを提供しており、対象ユーザが、ユーザ端末10のブラウザまたはアプリを介して当該ウェブサービスを利用する場合。
・対象ユーザが利用するユーザ端末10の歯周病リスク判定機能を有するアプリが、歯周病リスク判定装置100と通信することにより機能する場合。
・歯周病リスク判定装置100が、一般に公開される、歯周病リスク判定を含むウェブサイトを提供しており、対象ユーザが、ユーザ端末10のブラウザを介して当該ウェブサイトにアクセスする場合。
・ドラッグストアまたは歯周病の啓発のためのスペース等において、訪れた人が歯周病リスク判定のために利用するユーザ端末10が、歯周病リスク判定装置100と通信することにより機能する場合。
(ユーザ端末)
図1に示すように、ユーザ端末10は、入力受付部11、主制御部12、表示部13および通信部14を備えている。
入力受付部11は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置によって構成され、対象ユーザからの入力を信号化して主制御部12に出力する。対象ユーザからの入力としては、例えば、自己診断項目についての自己診断結果および年齢の入力等であり得る。
主制御部12は、各部を統括して制御する。主制御部12は、例えば、通信部14を介して歯周病リスク判定装置100から受信した質問画面データに基づき、表示部13に質問画面を表示させ得る。また、主制御部12は、例えば、入力受付部11を介して対象ユーザから入力された自己診断結果およびその他の質問への回答をデータ化し、通信部14を介して歯周病リスク判定装置100に送信し得る。また、主制御部12は、例えば、歯周病リスク判定装置100から受信した結果画面データに基づき、表示部13に結果画面を表示させ得る。
表示部13は、例えば、LCD等のディスプレイ装置によって構成され、歯周病リスク判定装置100が生成した質問画面および結果画面を表示し得る。
通信部14は、ネットワーク5を介して歯周病リスク判定装置100との通信を行うものであり、例えば、歯周病リスク判定装置100から質問画面データおよび結果画面データを受信し、歯周病リスク判定装置100に対して自己診断結果データおよび回答データを送信し得る。
(歯周病リスク判定装置)
図1に示すように、歯周病リスク判定装置100は、主制御部110、通信部120および記憶部130を備えている。主制御部110は、各部を統括して制御するとともに、質問画面生成部111、データ取得部(取得部)112、リスク判定部(判定部)113および結果画面生成部114として機能する。
質問画面生成部111は、対象ユーザに実行させる自己診断項目を表す質問画面を生成する。自己診断項目は、(A)歯茎の乳頭部または歯茎全体に腫れが認められるか、(B)歯が動揺することがあるか、(C)起床時に歯垢または歯石が認められるか、(D)他人から口臭を指摘されたことがあるか、および(E)歯茎に掻痒感があるか、のみからなる。本実施形態において、質問画面には、さらに対象ユーザの年齢を問い合わせる質問項目を含む。なお、「質問画面を生成する」とは、質問画面を表示するための質問画面データを生成することを含む。質問画面データの形式は、ブラウザ、アプリ等が質問画面を表示するために参照可能な形式であり、例えば、HTML形式であり得る。
データ取得部112は、質問画面が提示された対象ユーザによる自己診断項目についての自己診断結果を示す自己診断結果データを取得する。本実施形態では、データ取得部112は、年齢を問い合わせる質問項目への対象ユーザによる回答を示す回答データをさらに取得する。
リスク判定部113は、データ取得部112が取得した自己診断結果データに基づいて、歯周病リスクの有無を判定する。本実施形態では、リスク判定部113は、対象ユーザの年齢をさらに参照して、歯周病リスクの有無を判定する。
通信部120は、ネットワーク5を介してユーザ端末10との通信を行うものであり、例えば、ユーザ端末10に対して質問画面データおよび結果画面データを送信し、ユーザ端末10から自己診断結果データおよび回答データを受信し得る。
記憶部130は、主制御部110が使用するデータを記憶するものであり、例えば、質問画面生成部111が質問画面を生成するために参照するデータ、および、リスク判定部113が歯周病リスクを判定するために参照するデータ等を記憶している。
(歯周病リスク判定処理)
図2は、本実施形態における歯周病リスク判定処理の流れを説明するフローチャートである。図2に示す歯周病リスク判定処理は、例えば、対象ユーザが、ユーザ端末10を介して、歯周病リスク判定装置100が提供するウェブサービスの利用を開始したこと、対象ユーザが、ユーザ端末10の歯周病リスク判定機能を有するアプリを起動したこと、対象ユーザが、ユーザ端末10のブラウザを介して歯周病リスク判定装置100が提供するウェブサイトにアクセスしたこと、ドラッグストアまたは歯周病の啓発のためのスペース等において、訪れた人が歯周病リスク判定のためのユーザ端末10の利用を開始したこと等をトリガーとして開始され得るが、これらに限定されない。
ステップS1において、歯周病リスク判定装置100の質問画面生成部111は、記憶部130に記憶されたデータを参照して、自己診断項目および質問項目を表す質問画面を生成する(質問画面データを生成する)。質問画面には、自己診断項目および質問項目に関連する選択肢および写真が含まれていてもよい。質問画面の詳細については後述する。質問画面生成部111が参照するデータには、各自己診断項目および質問項目を示すテキストデータ、選択肢を示すテキストデータ、写真を示す画像データ等が含まれ得る。
ステップS2において、歯周病リスク判定装置100の主制御部110は、質問画面生成部111が生成した質問画面データを、通信部120を介してユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10の主制御部12は、通信部14を介して受信した質問画面データに基づいて、表示部13に質問画面を表示し、対象ユーザに提示する。
ステップS3において、ユーザ端末10の入力受付部11は、質問画面に表された自己診断項目についての対象ユーザからの自己診断結果の入力、および、質問画面に表された質問項目(年齢を問い合わせる質問項目)に対する対象ユーザからの回答の入力を受け付ける。
ステップS4において、ユーザ端末10の主制御部14は、入力受付部11が受け付けた自己診断結果を示す自己診断結果データおよび入力受付部11が受け付けた回答を示す回答データを、通信部14を介して歯周病リスク判定装置100に送信する。歯周病リスク判定装置100のデータ取得部112は、通信部120を介して受信した自己診断結果データおよび回答データを取得して、リスク判定部113に提供する。
ステップS5において、歯周病リスク判定装置100のリスク判定部113は、データ取得部112から提供された自己診断結果データから、各自己診断項目についての結果値を抽出する。例えば、質問画面において、自己診断項目に関連付けて選択肢が配置されている場合には、リスク判定部113は、何れの選択肢が選択されたかに応じて結果値を抽出する。リスク判定部113は、また、データ取得部112から提供された回答データから、対象ユーザの年齢を抽出する。
ステップS6において、歯周病リスク判定装置100のリスク判定部113は、記憶部130に記憶されたデータを参照して、各自己診断項目についての結果値および対象ユーザの年齢からスコア(評価値)を算出する。リスク判定部113は、スコアを、各自己診断項目についての結果値および年齢の示数の和または重み付けの和から算出する。スコアの算出方法の詳細については後述する。リスク判定部113が参照するデータには、各自己診断項目についての結果値および年齢の示数に夫々掛けられる係数を含まれ得る。
ステップS7において、歯周病リスク判定装置100のリスク判定部113は、スコアと閾値とを比較し、スコアが閾値未満である場合には、ステップS8において歯周病リスクが低いと、スコアが閾値以上である場合には、ステップS9において歯周病リスクが高いと、それぞれ判定する。なお、本明細書において、歯周病リスクが低いことを、歯周病リスクが無いと、歯周病リスクが高いことを、歯周病リスクが有ると表現することもある。
ステップS10において、歯周病リスク判定装置100の結果画面生成部114は、リスク判定部113の判定結果を表す結果画面を生成する(結果画面データを生成する)。結果画面の詳細については後述する。
ステップS11において、歯周病リスク判定装置100の主制御部110は、結果画面生成部114が生成した結果画面データを、通信部120を介してユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10の主制御部12は、通信部14を介して受信した結果画面データに基づいて、表示部13に結果画面を表示し、対象ユーザに提示する。
(質問画面)
図3は、歯周病リスク判定装置100が生成する質問画面の一例である質問画面50を示す図である。
図3に示すように、質問画面50には、年齢を問い合わせる質問項目51、歯茎の乳頭部または歯茎全体に腫れが認められるかの自己診断項目53、歯が動揺することがあるかの自己診断項目56、起床時に歯垢または歯石が認められるかの自己診断項目58、他人から口臭を指摘されたことがあるかの自己診断項目62、および歯茎に掻痒感があるかの自己診断項目64が配置されている。
また、質問画面50には、質問項目51に関連付けられた入力欄52、自己診断項目53に関連付けられた選択肢54、自己診断項目56に関連付けられた選択肢57、自己診断項目58に関連付けられた選択肢59、自己診断項目62に関連付けられた選択肢63、および自己診断項目64に関連付けられた選択肢65が配置されている。
また、質問画面50には、歯茎の乳頭部または歯茎全体に腫れが認められるかの自己診断項目53に関連付けて、歯茎の腫れを示す写真55が、起床時に歯垢または歯石が認められるかの自己診断項目58に関連付けて、歯垢を示す写真60および歯石を示す写真61が夫々配置されている。
このように、質問画面50には、(A)歯茎の乳頭部または歯茎全体に腫れが認められるか、(B)歯が動揺することがあるか、(C)起床時に歯垢または歯石が認められるか、(D)他人から口臭を指摘されたことがあるか、および(E)歯茎に掻痒感があるか、のみからなる自己診断項目を表され、対象ユーザがこれらの自己診断項目についての自己診断結果を回答するだけで、歯周病リスク判定装置100は、歯周病のリスクを高い精度で判定することができる。
また、質問画面50には、対象ユーザの年齢を問い合わせる質問項目を含んでいるため、歯周病リスク判定装置100は、容易に対象ユーザの年齢を取得することができる。実施例において示すように、自己診断結果に加えて対象ユーザの年齢を参照することにより、歯周病のリスクをより高い精度で判定することができる。
また、質問画面50に、写真55、写真60および写真61を配置することで、対象ユーザが自己診断項目の内容を容易に把握することができるため、より好適に歯周病のリスクを判定することができる。
また、本実施形態において、質問画面50において各自己診断項目に関連付けて配置された選択肢54、選択肢57、選択肢59、選択肢63および選択肢65は、全て二択の選択肢である。これにより、リスク判定部113は、対象ユーザが選択した選択肢から直接、二値化された結果値を抽出することができる。実施例において示すように、自己診断結果を二値化した値を用いることにより、歯周病のリスクをより高い精度で判定することができる。
なお、質問画面生成部114が生成する質問画面は、図3に示す質問画面50に限定されず、質問項目51、自己診断項目53、自己診断項目56、自己診断項目58、自己診断項目62および自己診断項目64の文面は、要旨を変更しない範囲において適宜変更することができる。また、質問項目51、自己診断項目53、自己診断項目56、自己診断項目58、自己診断項目62および自己診断項目64の順序、選択肢54、選択肢57、選択肢59、選択肢63および選択肢65の各々の選択肢の順序は、適否変更することができる。また、写真55、写真60および写真61は配置しなくともよい。また、選択肢の替わりに入力欄を設けてもよい。
また、対象ユーザは、自己診断結果および回答の入力を完了した後に、図3の最下部に示されているボタン(「判定する」)を操作することにより、入力が完了したことを入力受付部11に通知するようにしてもよい。
(リスク判定)
リスク判定部113は、(i)自己診断結果データから、各自己診断項目についての二値化された結果値を夫々抽出し、(ii)各結果値および対象ユーザの年齢の示数の和または重み付けの和からスコアを算出し、(iii)スコアと閾値とを比較することにより、歯周病リスクの有無を判定する。
リスク判定部113は、例えば、選択肢のうち、否定的な選択肢が選択された場合には結果値として0を、肯定的な選択肢が選択された場合には結果値として1を夫々選択することにより、各自己診断項目についての二値化された結果値を抽出することができる。
また、年齢の示数としては、年齢の大きさを示す数であれば特に限定されないが、リスク判定部113は、例えば、年齢を10で除して整数に丸めた値、特に、年齢を10で除して四捨五入した値を年齢の示数として抽出することができる。
また、リスク判定部113は、各結果値および年齢の示数の重み付けの和からスコアを算出する場合、年齢の示数に掛ける係数に対する各結果値に掛ける係数の比が夫々0.1以上3.0以下の範囲とすることができる。これにより、リスク判定部113は、高い精度で歯周病リスクの有無を判定することができる。なお、当該範囲の下限値は、より好ましくは、0.3または0.5である。また、当該範囲の上限値は、より好ましくは、2.5または2.0である。
より具体的には、リスク判定部113は、例えば、下記の式に従ってスコアを算出することができる。
スコア=係数1×年齢の示数+係数2×(A)の自己診断項目の結果値+係数3×(B)の自己診断項目の結果値+係数4×(C)の自己診断項目の結果値+係数5×(D)の自己診断項目の結果値+係数6×(E)の自己診断項目の結果値−定数
そして、閾値としては、例えば、ROC(Receiver Operating Characteristic)解析を行って得られた最適値を用いることができる。例えば、係数1〜6を全て1とし、定数を0とした場合には、閾値として7を用いることができる。なお、この場合の歯周病リスク判定の精度はAUC=0.9036という非常に高い精度である。また、例えば、係数1を1.3とし、係数2を2.3とし、係数3を1.4とし、係数4を1.3とし、係数5を1.4とし、係数6を1.6とし、定数を10.3とした場合には、閾値として0.2を用いることができる。この場合の歯周病リスク判定の精度もAUC=0.8962という非常に高い精度である。その他の係数を用いた場合であっても、本実施形態における自己診断結果に基づいてスコアを算出した場合、実施例において示すように、高い精度(AUC)を得ることができる。
なお、リスク判定部113は、一実施形態において、プロセッサの計算資源を使用して、スコアの算出を行う。その際、リスク判定部113は、記憶部113に記憶されている各係数および定数を参照して、スコアの算出を行ってもよい。
(結果画面)
図4は、歯周病リスク判定装置100が生成する結果画面の一例である結果画面70を示す図である。図4に示すように、結果画面50には、スコア71および判定結果72が含まれている。これにより、対象ユーザが、歯周病のリスクの判定結果を容易に理解することができる。
<変形例1>
以上では、質問画面生成部111が生成する質問画面に年齢を問い合わせる質問事項が含まれる構成について説明したが、質問画面生成部111は、生成する質問画面に年齢を問い合わせる質問事項を含めなくともよい。その場合、リスク判定部113は、記憶部113または外部のデータベースから対象ユーザの年齢を取得するように構成されていればよい。
<変形例2>
以上では、リスク判定部113が、対象ユーザの年齢を参照して、歯周病リスクの判定を行う構成について説明したが、リスク判定部113は、対象ユーザの年齢を参照せずに、歯周病リスクの判定を行ってもよい。実施例において示すように、対象ユーザの年齢を参照しなくとも、本実施形態に係る(A)〜(E)の自己診断結果に基づけば、高い精度で歯周病リスクの判定を行うことができる。
すなわち、本変形例において、リスク判定部113は、(i)自己診断結果データから、(A)〜(E)の各々の自己診断項目についての二値化された結果値を夫々抽出し、(ii)各結果値の和または重み付けの和を算出することによりスコアを算出し、(iii)スコアと閾値とを比較することにより、歯周病リスクの有無を判定してもよい。このように判定しても、好適に歯周病のリスクを判定することができる。
<変形例3>
上述したように、質問画面生成部111が生成する質問画面において、各自己診断項目に関連付けて配置する選択肢には、三択以上の選択肢が含まれていてもよい。この場合、歯周病リスク判定装置100の質問画面生成部111は、自己診断項目の少なくとも一部に関連付けて、三択以上の選択肢が配置された質問画面を生成し、ユーザ端末10の主制御部12は、自己診断項目の各々についての選択肢に対する対象ユーザの選択を示す選択データを含む自己診断結果データを、通信部14を介して歯周病リスク判定装置100に送信する。そして、歯周病リスク判定装置100のリスク判定部113は、自己診断結果データに含まれる選択データを二値化することにより、各自己診断項目についての二値化された結果値を得て、歯周病リスクの有無を判定することができる。このように、質問画面が三択以上の選択肢を含む場合であっても、リスク判定部113がその結果を二値化して判定を行うことにより、高い精度で歯周病のリスクを判定することができる。
<変形例4>
以上では、サーバの形態である歯周病リスク判定装置100について説明したが、本発明はこれに限定されない。一変形例において、本発明に係る歯周病リスク判定装置はスタンドアロン型であってもよい。
図5は、本変形例に係る歯周病リスク判定装置200の概略構成を示すブロック図である。図5に示すように、歯周病リスク判定装置200は、歯周病リスク判定装置100の各部と同等の主制御部210および記憶部230を備えている。主制御部210は、各部を統括して制御するとともに、質問画面生成部211、データ取得部(取得部)212、リスク判定部(判定部)213および結果画面生成部214として機能する。また、歯周病リスク判定装置200は、ユーザ端末10の各部と同等の入力受付部240および表示部250を備えている。これにより、歯周病リスク判定装置200は、スタンドアロンの形態でも、図2に示すような歯周病リスク判定処理を実行することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
歯周病リスク判定装置100の制御ブロック(特に、主制御部110)、および、歯周病リスク判定装置200の制御ブロック(特に、主制御部210)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、歯周病リスク判定装置100および歯周病リスク判定装置200は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
歯科医によって歯周病の診断がなされ、歯周病患者であることが判明している歯周病患者50名と、非歯周病患者であることが判明している非歯周病患者50名とに対し、図6〜図11に示す23問からなるアンケートを実施し、回答を得た。アンケートには、性別および年齢を問い合わせる質問項目(問1〜2)と、自己診断項目(問3〜23)とが含まれている。アンケートは2回実施し、再現性を担保した。
次いで、得られた回答データに基づき、高い精度で歯周病リスクを判定するためのスコアの算出方法について、以下のような検討を行った。
(1)スコアを算出するために、何れの項目に対する回答を用いるか。
(2)回答をどのように数値化するか。
(3)回答を数値化した値から、どのようにスコアを算出するか。
具体的には、(1)〜(3)の条件を様々に変化させて、ROC(Receiver Operating Characteristic)解析を行い、AUC(Area Under the Curve)を指標に評価した。一般的な評価基準に基づき、AUCが0.8以上のものを十分に高い精度であると判断した。
これにより、以下のような結果が得られた。
(1)(A)歯茎の乳頭部または歯茎全体に腫れが認められるか(問5)、(B)歯が動揺することがあるか(問16)、(C)起床時に歯垢または歯石が認められるか(問9および問10)、(D)他人から口臭を指摘されたことがあるか(問4)、(E)歯茎に掻痒感があるか(問12)の5項目に対する回答に基づいてスコアを算出することにより、高いAUCを得ることができた。また、当該5項目および年齢を問い合わせる質問項目の計6項目に対する回答に基づいてスコアを算出することにより、さらに高いAUCを得ることができた。他の項目に対する回答を用いた場合には、高いAUCを得ることができなかった。
(2)選択肢が三択以上の項目(例えば、問5、問9、問10、問12)に対する回答について、選択肢毎に別の数値を割り当てた場合(例えば、問5であれば、「1.」を選択した場合は1とし、「2.」を選択した場合は2とし、「3.」を選択した場合は3とした場合)よりも、二値化した場合(例えば、問5であれば、腫れが認められない旨の「1.」を選択した場合は0とし、腫れが認められる旨の「2.」「3.」を選択した場合は1とした場合)に、より高いAUCを得ることができた。
(3)スコアを算出する式として、下記式において下記表1に示す様々な係数を検討したが、いずれも以下に示すような非常に高いAUCを得ることができた。なお、各自己診断項目の結果値としては、選択された選択肢を二値化した値(否定的な選択肢は0、肯定的な選択肢は1)を用いた。また、年齢の示数としては、年齢を十で除して四捨五入した値を用いた。
スコア=係数1×年齢の示数+係数2×(A)の自己診断項目の結果値+係数3×(B)の自己診断項目の結果値+係数4×(C)の自己診断項目の結果値+係数5×(D)の自己診断項目の結果値+係数6×(E)の自己診断項目の結果値−定数
なお、条件1は、年齢を参照せずにスコアを算出している。また、条件1におけるスコアは、各自己診断結果の結果値の和である。また、条件2におけるスコアは、年齢の示数および各自己診断結果の結果値の和である。
また、条件2について、さらにROC解析を行い、スコアと比較することにより歯周病リスクを判定するための閾値の最適値が7であることを見出した。また、条件8についても、同様にROC解析を行い、閾値の最適値が0.2であることを見出した。
10 ユーザ端末
11 入力受付部
12 主制御部
13 表示部
14 通信部
50 質問画面
51 質問項目
52 入力欄
53、56、58、62、64 自己診断項目
54、57、59、63、65 選択肢
55、60、61 写真
70 結果画面
71 スコア(評価値)
72 判定結果
100 歯周病リスク判定装置
110 主制御部
111 質問画面生成部
112 データ取得部(取得部)
113 リスク判定部(判定部)
114 結果画面生成部
120 通信部
130 記憶部
200 歯周病リスク判定装置
210 主制御部
211 質問画面生成部
212 データ取得部(取得部)
213 リスク判定部(判定部)
214 結果画面生成部
230 記憶部
240 入力受付部
250 表示部

Claims (12)

  1. 対象ユーザに実行させる自己診断項目を表す質問画面を生成する質問画面生成部と、
    該質問画面が提示された該対象ユーザによる該自己診断項目についての自己診断結果を示す自己診断結果データを取得する取得部と、
    該取得部が取得した該自己診断結果データに基づいて、歯周病リスクの有無を判定する判定部と、を備え、
    該自己診断項目は、下記(A)〜(E)のみからなることを特徴とする歯周病リスク判定装置:
    (A)歯茎の乳頭部または歯茎全体に腫れが認められるか;
    (B)歯が動揺することがあるか;
    (C)起床時に歯垢または歯石が認められるか;
    (D)他人から口臭を指摘されたことがあるか;および
    (E)歯茎に掻痒感があるか。
  2. 上記判定部は、上記対象ユーザの年齢をさらに参照して、歯周病リスクの有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の歯周病リスク判定装置。
  3. 上記質問画面生成部は、上記対象ユーザの年齢を問い合わせる質問項目を含む上記質問画面を生成し、
    上記取得部は、上記対象ユーザによる該質問項目への回答を示す回答データをさらに取得し、
    上記判定部は、該回答データから上記対象ユーザの年齢を取得することを特徴とする請求項2に記載の歯周病リスク判定装置。
  4. 上記判定部は、(i)上記自己診断結果データから、上記(A)〜(E)の各々の自己診断項目についての二値化された結果値を夫々抽出し、(ii)該各結果値および上記対象ユーザの年齢の示数の和または重み付けの和から評価値を算出し、(iii)該評価値と閾値とを比較することにより、歯周病リスクの有無を判定することを特徴とする請求項2または3に記載の歯周病リスク判定装置。
  5. 上記判定部は、(i)上記自己診断結果データから、上記(A)〜(E)の各々の自己診断項目について、上記自己診断結果が肯定的な場合には1を、上記自己診断結果が否定的な場合には0を、上記結果値として夫々抽出し、(ii)上記各結果値および上記年齢を10で除して整数に丸めた値である上記示数の和、または、上記示数に掛ける係数に対する上記各結果値に掛ける係数の比が夫々0.1以上3.0以下の範囲である上記重み付けの和から上記評価値を算出し、(iii)上記評価値が上記閾値以上である場合には歯周病リスク有りと、上記評価値が上記閾値未満である場合には歯周病リスク無しと、夫々判定することを特徴とする請求項4に記載の歯周病リスク判定装置。
  6. 上記判定部は、(i)上記自己診断結果データから、上記(A)〜(E)の各々の自己診断項目についての二値化された結果値を夫々抽出し、(ii)該各結果値の和または重み付けの和から評価値を算出し、(iii)該評価値と閾値とを比較することにより、歯周病リスクの有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の歯周病リスク判定装置。
  7. 上記質問画面生成部は、上記(A)の自己診断項目に関連付けて、歯茎の腫れを示す写真が配置され、上記(C)の自己診断項目に関連付けて、歯垢および歯石を示す写真が配置されている上記質問画面を生成することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の歯周病リスク判定装置。
  8. 上記質問画面生成部は、上記自己診断項目の各々に関連付けて、二択の選択肢が配置された上記質問画面を生成し、
    上記自己診断結果データは、上記自己診断項目の各々についての該選択肢に対する上記対象ユーザの選択を示す選択データを含むことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の歯周病リスク判定装置。
  9. 上記質問画面生成部は、上記自己診断項目の少なくとも一部に関連付けて、三択以上の選択肢が配置された上記質問画面を生成し、
    上記自己診断結果データは、上記自己診断項目の各々についての該選択肢に対する上記対象ユーザの選択を示す選択データを含み、
    上記判定部は、該選択データを二値化することにより、歯周病リスクの有無を判定することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の歯周病リスク判定装置。
  10. 上記判定部による歯周病リスクの判定結果を表す結果画面を生成する結果画面生成部をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の歯周病リスク判定装置。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の歯周病リスク判定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、上記質問画面生成部、上記取得部および上記判定部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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